JP2019019941A - パイプ接続具 - Google Patents

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Abstract

【課題】配設スペースを有効に利用することができ、すっきりとした見た目を実現できるパイプ接続具を提供する。
【解決手段】接続金具11は、内側においてパイプ50の外周に当接可能な円弧状の抱持部15と、前記抱持部15に連続して外周方向に突出して形成され、内側に連結部材51を挿入するための挿入溝26を形成した挟持部20と、開口部11aの両側に互いに対向するように設けられた一対の被固定部30と、を備え、固定部材40によって前記一対の被固定部30を閉じ方向に接近させたときに、前記抱持部15がパイプ50を締め付けるとともに、前記挟持部20が連結部材51を挟み込むように構成した。
【選択図】図4

Description

この発明は、パイプの中途部に別部材(別のパイプなど)を接続するためのパイプ接続具に関する。
従来、仮設足場や棚などを構成するために、クランプを使用してパイプの中途部に別のパイプを接続することが行われている。例えば特許文献1の図10等に示すように、2つのクランプを備えた金具が知られている。このような金具を使用すれば、一方のクランプでパイプを狭持し、他方のクランプでもう1つのパイプを狭持することで、2本のパイプを接続することができる。
特開2009−121614号公報
しかし、上記した従来の構造では、接続する2本のパイプを交差するように配置しなければならず、一方のパイプが他方のパイプよりも外側に配置される。よって、一方のパイプが他方のパイプよりも出っ張るので、配設スペースを広く確保しなければならないという問題や、すっきりとした見た目にならないという問題があった。
なお、こうした継手構造は、従来は主に工事現場などで使用されていたため、配設スペースの問題や見た目の問題は重要視されていなかった。しかしながら、近年はあえて工業的で武骨なデザインをインテリアに取り入れたいという消費者の要望がある。こうした要望に応えてパイプの継手構造をインテリアに取り入れるためには、上記したような配設スペースの問題や見た目の問題を解決する必要がある。
そこで、本発明は、配設スペースを有効に利用することができ、すっきりとした見た目を実現できるパイプ接続具を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の発明は、パイプの中途部に連結部材を接続するためのパイプ接続具であって、開口部を有しパイプの外周に取り付けられる接続金具と、前記接続金具の開口部を閉じるために取り付けられる固定部材と、を備え、前記接続金具は、内側においてパイプの外周に当接可能な円弧状の抱持部と、前記抱持部に連続して外周方向に突出して形成され、内側に連結部材を挿入するための挿入溝を形成した挟持部と、前記開口部の両側に互いに対向するように設けられた一対の被固定部と、を備え、前記固定部材によって前記一対の被固定部を閉じ方向に接近させたときに、前記抱持部がパイプを締め付けるとともに、前記挟持部が連結部材を挟み込むように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、前記一対の被固定部は、前記固定部材で固定したときに、開放端部が互いに接近する方向に傾きが変化することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2に記載の発明の特徴点に加え、前記挟持部は、両側部が接近する方向に曲がりやすくするための脆弱部を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記挟持部は、前記被固定部から遠い側の側部を前記抱持部に対して曲がりにくくするための補強部を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記固定部材は、前記一対の被固定部をネジ締結するネジ部材であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5記載の発明の特徴点に加え、前記被固定部には、前記ネジ部材の頭部の裏側に当接するように凸曲面が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、上記した請求項1〜6のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記接続金具は、複数の前記挟持部を備え、特定の前記挟持部と他の前記挟持部とが、パイプの周方向に見て90度の位置に配置されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記接続金具は、複数の前記挟持部を備え、特定の前記挟持部と他の前記挟持部とが、パイプの周方向に見て180度の位置に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、接続金具は、内側においてパイプの外周に当接可能な円弧状の抱持部と、内側に連結部材を挿入するための挿入溝を形成した挟持部と、開口部の両側に互いに対向するように設けられた一対の被固定部と、を備え、固定部材によって一対の被固定部を閉じ方向に接近させたときに、抱持部がパイプを締め付けるとともに、挟持部が連結部材を挟み込むように構成している。このような構成によれば、パイプの外周方向に連結部材を連結することができるので、接続する2本のパイプが交差しない。すなわち、2本のパイプの軸を同一平面上に配置した状態でパイプを連結できるので、配設スペースを有効に利用することができ、すっきりとした見た目を実現することができる。
しかも、固定部材で固定するだけで、抱持部と挟持部とが同時に連結対象に作用する。すなわち、パイプと連結部材とを一気に固定することができるので、組み立て作業の負担を小さくすることができる。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、一対の被固定部は、固定部材で固定したときに、開放端部が互いに接近する方向に傾きが変化する。このような構成によれば、固定部材によって一対の被固定部を閉じ方向に接近させたときに、被固定部が内側に倒れ込みつつ引きつけられることになる。このため、被固定部が倒れ込む動きによって、挟持部による挟み込みの作用が十分に発揮されるとともに、被固定部が引きつけられる動きによって、抱持部による抱え込みの作用が十分に発揮される。よって、1つの操作によって強固にパイプと連結部材とを固定することができる。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、挟持部は、両側部が接近する方向に曲がりやすくするための脆弱部を備える。このような構成によれば、固定部材によって一対の被固定部を閉じ方向に接近させたときに、挟持部による挟み込みの作用が十分に発揮されるので、強固に連結部材を保持することができる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、挟持部は、被固定部から遠い側の側部を抱持部に対して曲がりにくくするための補強部を備える。このような構成によれば、固定部材によって一対の被固定部を閉じ方向に接近させたときに、被固定部から遠い側の側部が倒れ込まず、被固定部から近い側の側部だけが倒れ込むようにすることができる。このような作用により、挟持部による挟み込みの作用が十分に発揮されるので、強固に連結部材を保持することができる。
また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、固定部材は、一対の被固定部をネジ締結するネジ部材である。このような構成によれば、ネジ締結により容易に固定ができるので、作業性が良い。また、固定の解除も容易である。
また、請求項6に記載の発明は上記の通りであり、被固定部には、ネジ部材の頭部の裏側に当接するように凸曲面が設けられている。このような構成によれば、一対の被固定部が平行でなくても(被固定部に対してネジ部材が傾いていても)、ネジ部材の頭部を被固定部に干渉させずに締結することができる。また、ネジ部材を締結していくことで、被固定部に対するネジ部材の傾きが変化しても、ネジ部材の頭部が凸曲面に沿って移動するので、引っ掛かりなくスムーズに締結を行うことができる。
また、請求項7に記載の発明は上記の通りであり、接続金具は、複数の挟持部を備え、特定の挟持部と他の挟持部とが、パイプの周方向に見て90度の位置に配置されている。このような構成によれば、パイプに対して2つの連結部材を固定することができ、かつ、2つの連結部材が90度の角を成すように固定することができる。
また、請求項8に記載の発明は上記の通りであり、接続金具は、複数の挟持部を備え、特定の挟持部と他の挟持部とが、パイプの周方向に見て180度の位置に配置されている。このような構成によれば、パイプに対して2つの連結部材を固定することができ、かつ、2つの連結部材を直線的に固定することができる。
パイプ接続具の(a)平面図、(b)A方向から見た図、(c)B方向から見た図、(c)C方向から見た図である。 (a)パイプ接続具に連結部材を挿入する前の図、(b)パイプ接続具に連結部材を挿入した後の図である。 パイプ接続具でパイプを抱え込む前の図である。 パイプ接続具でパイプを抱え込んだ後の図(固定部材で固定する前の状態の図)である。 固定部材で固定した後の状態の図である。 変形例に係る接続金具の図であって、固定部材で固定した後の状態の図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係るパイプ接続具10は、パイプ50の中途部に連結部材51を接続するためのものである。例えば、垂直に設置されたパイプ50に対して、水平な連結パイプ55を接続し、棚や足場などを構築するためのものである。このパイプ接続具10は、図1に示すように、接続金具11と、固定部材40と、を備えて構成される。
接続金具11は、内周面がパイプ50に当接するように、パイプ50の外周に取り付けられる金具である。この接続金具11は、内周面が円弧状に形成されるとともに、周方向の一部に開口部11aを有している。
この接続金具11は、金属板を曲折加工して形成された一対の分割片12によって構成されている。この一対の分割片12は、ヒンジ13を形成して互いに開閉可能に接続されている。接続金具11は、このヒンジ13を開閉することでパイプ50を外側から抱え込めるように形成されている。なお、図4等に示すように、この接続金具11でパイプ50を抱え込んだときに、一対の分割片12の先端は互いに接触せず、間隙が生じるようになっており、この間隙によって上記した開口部11aが形成されている。
上記した一対の分割片12は、ヒンジ13や後述する膨出部32および筒部33を除き、互いに対称となるように形成されている。そして、この一対の分割片12は、それぞれ、抱持部15と、挟持部20と、被固定部30と、延設部35と、を備える。
抱持部15は、内側においてパイプ50の外周に当接可能な円弧状の部位である。一対の分割片12にそれぞれ設けられた抱持部15は、ヒンジ13を挟んで連続するように形成されている。これらの抱持部15の内周面は、連続する1つの円弧を形成しており、この円弧の内径がパイプ50の外径と等しくなるように形成されている。
挟持部20は、抱持部15に連続して外周方向に突出して形成された部位である。この挟持部20は、平面視コ字形に形成されており、抱持部15に連続する第1側壁21と、第1側壁21に連続する頂上部24と、頂上部24に連続する第2側壁23と、を備える。この3つの壁の内側には、連結部材51を挿入するための挿入溝26が形成されている。
なお、第1側壁21と第2側壁23とは、互いにほぼ平行に形成されている。また、頂上部24は、第1側壁21および第2側壁23に対してほぼ直角に接続されている。
この挟持部20は、被固定部30から遠い側の側部(すなわち第1側壁21)に、抱持部15に対して曲がりにくくするための補強部22を備えている。本実施形態に係る補強部22は、第1側壁21と抱持部15とを接続する角部に、プレスによるリブ出し加工を施すことで形成されている。この補強部22を設けることで、後述する固定部材40を締結したとしても、第1側壁21と抱持部15との相対角度が変化しにくくなっており、第1側壁21が倒れ込みにくくなっている。
また、この挟持部20は、両側部(第1側壁21および第2側壁23)が接近する方向に曲がりやすくするための脆弱部25を備える。本実施形態に係る脆弱部25は、頂上部24を穴あけ加工することで形成されている。具体的には、図1(b)〜(d)に示すように、頂上部24の中間部を肉抜きして脆弱部25を形成している。これにより、接続金具11を締め付けたときに、脆弱部25に応力が集中し、頂上部24での屈折が促される(すなわち、第1側壁21および第2側壁23が接近する方向に曲がりやすくなる)ようになっている。
被固定部30は、開口部11aにおいて互いに対向するように設けられた部位である。この被固定部30は、一対の分割片12の端部に形成されている。言い換えると、一対の分割片12は、一方の端部にヒンジ13が形成されて互いに係合しており、他方の端部に対向する一対の被固定部30が形成されている。
この一対の被固定部30には、後述する固定部材40を貫通させる挿通孔が穿設されている。そして、一方の被固定部30には、外側に膨らんで形成された膨出部32が設けられ、他方の被固定部30には、外側に突出する筒部33が設けられている。
膨出部32は、図1(a)等に示すように、凸曲面を形成しており、この凸曲面の頂上に挿通孔が設けられている。このため、挿通孔に固定部材40を挿通したときに、凸曲面が固定部材40の頭部41の裏側に当接するようになっている。
また、筒部33は、図1(a)等に示すように、外側に突出して形成されている。本実施形態に係る筒部33は、バーリング加工で形成され、内周面にめねじが切られている。このめねじは、固定部材40の軸部42に切られたおねじと螺合するように形成されている。
延設部35は、挟持部20と被固定部30との間に設けられた部位である。この延設部35は、一対の抱持部15の内周面をパイプ50に当接させたときに、パイプ50の外周に沿うように形成されている。しかしながら、固定部材40で固定する前の状態においては、パイプ50に密接せず、パイプ50との間にわずかなクリアランスが生じるように形成されている。
固定部材40は、接続金具11の開口部11aを閉じるために被固定部30に取り付けられる部材である。本実施形態に係る固定部材40は、一対の被固定部30をネジ締結するネジ部材であり、例えば図1(a)に示すようなボルトである。この固定部材40は、頭部41と軸部42とを備える。この固定部材40は、膨出部32が設けられた被固定部30の側から挿入され、もう一方の被固定部30に設けられた筒部33の内周に螺合する。この固定部材40を締結すると、一対の被固定部30が互いに閉じ方向に接近するようになっている。
次に、このパイプ接続具10の使用方法について説明する。なお、以下の説明は一例に過ぎず、取り付けの順序は適宜変更可能である。
パイプ接続具10を使用して部材を接続する場合には、まず、図2に示すように、挟持部20の挿入溝26に、連結部材51を取り付ける。
なお、本実施形態に係る連結部材51は、金属板で形成されたフック52と、フック52に固定された短筒状のパイプ接続部53と、を備える。フック52は、挿入溝26に掛止可能に形成されており、先端に板状の挿入端部52aを備える。この挿入端部52aは、挿入溝26に挿入できるように短冊状に形成され、挿入溝26にすきまばめで係合するようになっている。また、パイプ接続部53は、フック52の反対側に、連結パイプ55の内部に挿入可能な小径の筒部を備えている。この筒部を連結パイプ55に挿入して固定すると、図2(a)に示すように、連結パイプ55の先端にフック52が突出した状態となる。
挿入溝26に連結部材51を取り付けたら、次に、接続金具11でパイプ50を挟み込む。すなわち、図3に示すように、ヒンジ13を開き方向に回動させて大きくした開口部11aからパイプ50を挿し込む。そして、図4に示すように、ヒンジ13を閉じ方向に回動させてパイプ50を抱え込む。
このとき、図4に示すように固定部材40で完全に固定する前の状態においては、一対の被固定部30は、開放端部31側に行くに従って互いに離反する方向に拡開している。また、延設部35は、パイプ50の周面に当接しておらず、パイプ50との間にクリアランスを有している。
この状態から固定部材40を締結すると、図5に示すように、固定部材40によって一対の被固定部30が閉じ方向に接近する。一対の被固定部30が閉じ方向に接近すると、接続金具11の内径が縮むので、抱持部15を含む接続金具11の内周によってパイプ50が締め付けられる。これにより、パイプ接続具10がパイプ50をしっかりと保持することができる。
また、固定部材40を締結すると、一対の被固定部30は、閉じ方向に接近するだけではなく、平行となるように傾きが変化する。言い換えると、一対の被固定部30は、固定部材40を締結したときに、開放端部31が互いに接近する方向に傾きが変化する(一対の被固定部30は、図4の状態では外向きに広がったハ字形であるが、図5の状態では平行となっている)。このように被固定部30の傾きが変化することで、第2側壁23が挿入端部52aに押し付けられるように作用する。特に、本実施形態においては、脆弱部25が設けられているために頂上部24で弾性変形が起こりやすくなっており、補強部22が設けられているために第1側壁21の傾きは変化しにくくなっている。このため、固定部材40が締結されて挟持部20を引き倒すような力が発生したときに、第2側壁23が頂上部24を支点に第1側壁21の方向へ倒れ込むような変位が発生する。これにより、第1側壁21と第2側壁23とによって連結部材51の挿入端部52aが挟み込まれ、パイプ接続具10が連結部材51をしっかりと保持することができる。
このように、本実施形態に係るパイプ接続具10によれば、図5に示すように、パイプ50の外周方向に連結部材51および連結パイプ55を連結することができるので、パイプ50の軸と連結パイプ55の軸とを同一平面上に配置して連結することができる。すなわち、接続する2本のパイプ50,55を交差させて配置する必要がないので、無駄な出っ張りが発生しない。よって、省スペースを実現でき、すっきりとした見た目を実現できる。
しかも、固定部材40を締結するだけで、抱持部15と挟持部20とが同時に連結対象に作用する。すなわち、ワンアクションでパイプ50と連結部材51とを同時に固定することができるので、組み立て作業の負担を小さくすることができる。
また、一対の被固定部30は、固定部材40で固定したときに、開放端部31が互いに接近する方向に傾きが変化する。このため、固定部材40によって一対の被固定部30を閉じ方向に接近させたときに、被固定部30が内側に倒れ込みつつ引きつけられることになる。このため、被固定部30が倒れ込む動きによって、挟持部20による挟み込みの作用が十分に発揮されるとともに、被固定部30が引きつけられる動きによって、抱持部15による抱え込みの作用が十分に発揮される。よって、1つの操作によって強固にパイプ50と連結部材51とを固定することができる。
また、挟持部20は、両側部が接近する方向に曲がりやすくするための脆弱部25を備える。このため、固定部材40によって一対の被固定部30を閉じ方向に接近させたときに、第2側壁23が第1側壁21の方向へ倒れやすくなっている。すなわち、挟持部20による挟み込みの作用が十分に発揮されるので、強固に連結部材51を保持することができる。
また、挟持部20は、第1側壁21を抱持部15に対して曲がりにくくするための補強部22を備える。このため、第2側壁23が倒れた場合でも、第1側壁21は変位しにくくなっている。このような作用により、挟持部20による挟み込みの作用が十分に発揮されるので、強固に連結部材51を保持することができる。
また、固定部材40は、一対の被固定部30をネジ締結するネジ部材である。このような構成によれば、ネジ締結により容易に固定ができるので、作業性が良い。また、固定の解除も容易である。
また、被固定部30には、固定部材40の頭部41の裏側に当接するように凸曲面(膨出部32)が設けられている。このような構成によれば、一対の被固定部30が平行でなくても(被固定部30に対して固定部材40が傾いていても)、固定部材40の頭部41を被固定部30に干渉させずに締結することができる。すなわち、図4に示すように、一対の被固定部30がハ字形に開いている場合でも、固定部材40の頭部41が被固定部30に干渉しないので、固定部材40を回転させて締結することができる。
また、固定部材40を締結していくことで、被固定部30に対する固定部材40の傾きが変化しても、固定部材40の頭部41が凸曲面に沿って移動するので、引っ掛かりなくスムーズに締結を行うことができる。すなわち、固定部材40を締結することで、図4に示す状態から図5に示す状態へと固定部材40の傾きが変化しても、固定部材40の頭部41が被固定部30に干渉しないようになっている。
なお、上記した実施形態に係る接続金具11は、複数の挟持部20を備えている。具体的には、パイプ50の周方向に見て互いに90度の位置に配置された2つの挟持部20を備えている。このような構成によれば、図5に示すように、パイプ50に対して2つの連結部材51を固定することができ、かつ、2つの連結部材51が90度の角を成すように固定することができる。
しかしながら、挟持部20の数や位置は上記した実施形態に限らず、適宜変更することができる。
例えば、図6に示すように、パイプ50の周方向に見て互いに180度の位置に配置された2つの挟持部20を備えるようにしてもよい。このような構成によれば、2つの連結部材51を直線的に固定することができる。
また、挟持部20を3つ設けて、3つの挟持部20をT字形に固定するようにしてもよい。また、挟持部20を1つだけ設けるようにしてもよい。
10 パイプ接続具
11 接続金具
11a 開口部
12 分割片
13 ヒンジ
15 抱持部
20 挟持部
21 第1側壁
22 補強部
23 第2側壁
24 頂上部
25 脆弱部
26 挿入溝
30 被固定部
31 開放端部
32 膨出部
33 筒部
35 延設部
40 固定部材
41 頭部
42 軸部
50 パイプ
51 連結部材
52 フック
52a 挿入端部
53 パイプ接続部
55 連結パイプ

Claims (8)

  1. パイプの中途部に連結部材を接続するためのパイプ接続具であって、
    開口部を有しパイプの外周に取り付けられる接続金具と、前記接続金具の開口部を閉じるために取り付けられる固定部材と、を備え、
    前記接続金具は、
    内側においてパイプの外周に当接可能な円弧状の抱持部と、
    前記抱持部に連続して外周方向に突出して形成され、内側に連結部材を挿入するための挿入溝を形成した挟持部と、
    前記開口部の両側に互いに対向するように設けられた一対の被固定部と、
    を備え、
    前記固定部材によって前記一対の被固定部を閉じ方向に接近させたときに、前記抱持部がパイプを締め付けるとともに、前記挟持部が連結部材を挟み込むように構成したことを特徴とする、パイプ接続具。
  2. 前記一対の被固定部は、前記固定部材で固定したときに、開放端部が互いに接近する方向に傾きが変化することを特徴とする、請求項1記載のパイプ接続具。
  3. 前記挟持部は、両側部が接近する方向に曲がりやすくするための脆弱部を備えることを特徴とする、請求項1または2記載のパイプ接続具。
  4. 前記挟持部は、前記被固定部から遠い側の側部を前記抱持部に対して曲がりにくくするための補強部を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパイプ接続具。
  5. 前記固定部材は、前記一対の被固定部をネジ締結するネジ部材であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のパイプ接続具。
  6. 前記被固定部には、前記ネジ部材の頭部の裏側に当接するように凸曲面が設けられていることを特徴とする、請求項5記載のパイプ接続具。
  7. 前記接続金具は、複数の前記挟持部を備え、特定の前記挟持部と他の前記挟持部とが、パイプの周方向に見て90度の位置に配置されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパイプ接続具。
  8. 前記接続金具は、複数の前記挟持部を備え、特定の前記挟持部と他の前記挟持部とが、パイプの周方向に見て180度の位置に配置されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のパイプ接続具。
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JP2016121772A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 株式会社アカギ 配管吊下支持具

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