JP2024022819A - クランプ - Google Patents

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一弘 池田
Kazuhiro Ikeda
直 藤田
Sunao Fujita
久範 金子
Hisanori Kaneko
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Toyota Auto Body Co Ltd
Yazaki Corp
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Toyota Auto Body Co Ltd
Yazaki Corp
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Abstract

【課題】径の異なる電線又は電線束への組み付けを可能にすること。【解決手段】一端部同士をリビングヒンジ30で連結させた第1挟持体10及び第2挟持体20と、第1挟持体の他端部の第1結合体41及び第2挟持体の他端部の第2結合体42を嵌合させる結合構造40と、を有し、リビングヒンジは、最大直径の電線We1を第1挟持体及び第2挟持体で挟持して保持させる最大電線保持位置と、最小直径の電線We2を内部空間1a内に収容させる最小電線保持位置と、に第1挟持体及び第2挟持体を回動させ、第1挟持体は、最小電線保持位置のときに内部空間内で第2挟持体との間に最小直径の電線を挟持させる可撓部14を有し、結合構造は、第1結合体及び第2結合体を第1嵌合位置で嵌合させることによって最大電線保持位置で結合させる一方、第1結合体及び第2結合体を第2嵌合位置で嵌合させることによって最小電線保持位置で結合させること。【選択図】図1

Description

本発明は、クランプに関する。
従来、電線又は電線束の経路規制や電線又は電線束の周辺部品との干渉対策に用いられるクランプが知られている。このクランプは、その内方の空間に配置した電線又は電線束を挟み込んで保持し、かつ、クランプ固定対象部に取り付けられる。この種のクランプについては、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。特許文献1のクランプは、電線を内方の空間に挟み込むクランプ本体と、このクランプ本体の内方の空間に設けた弾性変形可能なスタビライザーと、クランプ本体に組み付けた位置決め部材と、を用いることによって、その空間の容積を電線径に応じて変更させる。また、特許文献2のクランプは、電線を挟み込む2つの部材の位置関係を電線径に応じて変更させる。
特開平8-256417号公報 特開2002-142339号公報
ところで、従来のクランプは、径の異なる電線に組み付けて当該電線を保持することができるので、電線径毎の専用品を不要にする。しかしながら、この従来のクランプは、径の異なる電線に対応させるために、複数の部材が必要で、かつ、この複数の部材を組み付ける必要がある。これ故、従来のクランプには、改善の余地が残されている。
そこで、本発明は、径の異なる電線又は電線束への組み付けが可能なクランプを提供することを、その目的とする。
本発明は、第1挟持体と、第2挟持体と、前記第1挟持体及び前記第2挟持体の一端部同士を連結させたリビングヒンジと、前記第1挟持体の他端部に設けた第1結合体及び前記第2挟持体の他端部に設けた第2結合体を嵌合させることで前記第1挟持体及び前記第2挟持体の前記他端部同士を結合させる結合構造と、を有し、前記リビングヒンジは、保持対象物が最大直径の電線又は電線束のときに当該電線又は当該電線束を前記第1挟持体及び前記第2挟持体で挟持して保持させる当該第1挟持体及び当該第2挟持体の最大電線保持位置と、保持対象物が最小直径の電線又は電線束のときに当該電線又は当該電線束を前記第1挟持体及び前記第2挟持体から成る内部空間内に収容させる当該第1挟持体及び当該第2挟持体の最小電線保持位置と、に前記第1挟持体及び前記第2挟持体をその相互間で回動させ得るものとして形成され、前記第1挟持体は、前記内部空間内への出入りが可能な可撓性を持ち、かつ、前記最小電線保持位置のときに前記内部空間内で前記第2挟持体との間に最小直径の前記電線又は前記電線束を挟持させる可撓部を有し、前記結合構造は、前記第1結合体及び前記第2結合体を第1嵌合位置で嵌合させることによって前記第1挟持体及び前記第2挟持体の前記他端部同士を前記最大電線保持位置で結合させる一方、前記第1結合体及び前記第2結合体を第2嵌合位置で嵌合させることによって前記第1挟持体及び前記第2挟持体の前記他端部同士を前記最小電線保持位置で結合させることを特徴する。
本発明に係るクランプは、径の異なる電線又は電線束への組み付けを行うことができる。
図1は、実施形態のクランプを示す斜視図であり、最大電線保持位置の状態を表している。 図2は、実施形態のクランプを示す平面図であり、最大電線保持位置の状態を表している。 図3は、実施形態のクランプを示す斜視図であり、最小電線保持位置の状態を表している。 図4は、実施形態のクランプを示す平面図であり、最小電線保持位置の状態を表している。 図5は、実施形態のクランプを示す斜視図である。 図6は、実施形態のクランプの別の使用形態について説明する説明図である。 図7は、実施形態のクランプの別の使用形態について説明する説明図である。
以下に、本発明に係るクランプの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るクランプの実施形態の1つを図1から図7に基づいて説明する。
図1から図5の符号1は、本実施形態のクランプを示す。このクランプ1は、電線We又は複数本の電線が一纏めに束ねられた電線束Webを保持し、クランプ固定対象部(車体の構造物等)に取り付けることで、その電線We又は電線束Webの経路規制や周辺部品との干渉対策を図る。
クランプ1は、第1挟持体10と、第2挟持体20と、この第1挟持体10及び第2挟持体20の一端部同士を連結させたリビングヒンジ30と、を有する(図1から図5)。このクランプ1は、リビングヒンジ30を介した開状態の第1挟持体10と第2挟持体20の間に電線We又は電線束Webを配置し、このリビングヒンジ30を介して第1挟持体10と第2挟持体20を閉状態まで回動させることによって、その第1挟持体10と第2挟持体20との間に電線We又は電線束Webを挟み込ませる。このクランプ1においては、閉状態の第1挟持体10と第2挟持体20によって閉塞された内部空間1aが形成され、この内部空間1a内で電線We又は電線束Webが第1挟持体10と第2挟持体20との間に挟み込まれた状態で保持される(図1から図4)。
第1挟持体10は、弧状の内壁面(以下、「第1弧状面」という。)11aを有する第1弧状部11と、その第1弧状面11aにおける周方向の一端に連接させた平滑な内壁面(以下、「第1平面」という。)12aを有する第1連接部12と、その第1弧状面11aにおける周方向の他端に連接させた平滑な内壁面(以下、「第2平面」という。)13aを有する第2連接部13と、を有する(図1から図5)。ここで示す第1挟持体10は、中心角が90度の円弧状の第1弧状面11aと、この第1弧状面11aの一端で接線方向に延在させた第1平面12aと、その第1弧状面11aの他端で接線方向に延在させた第2平面13aと、を有している。
第2挟持体20は、弧状の内壁面(以下、「第2弧状面」という。)21aを有する第2弧状部21と、その第2弧状面21aにおける周方向の一端に連接させた平滑な内壁面(以下、「第3平面」という。)22aを有する第3連接部22と、その第2弧状面21aにおける周方向の他端に連接させた平滑な内壁面(以下、「第4平面」という。)23aを有する第4連接部23と、を有する(図1から図5)。ここで示す第2挟持体20は、中心角が90度の円弧状の第2弧状面21aと、この第2弧状面21aの一端で接線方向に延在させた第3平面22aと、その第2弧状面21aの他端で接線方向に延在させた第4平面23aと、を有している。
このクランプ1においては、第1挟持体10と第2挟持体20が閉状態のときに、第1挟持体10の第1平面12aと第2挟持体20の第4平面23aとを平行に配置させ、かつ、第1挟持体10の第2平面13aと第2挟持体20の第3平面22aとを平行に配置させる(図2及び図4)。
また、このクランプ1においては、第1連接部12における第1弧状部11側とは逆側の端部が第1挟持体10の一端部となり、かつ、第3連接部22における第2弧状部21側とは逆側の端部が第2挟持体20の一端部となる。このため、このクランプ1においては、その第1連接部12と第3連接部22の端部同士をリビングヒンジ30で連結させる(図1から図5)。
このクランプ1には、少なくとも最大直径の電線We1又は電線束Web1と最小直径の電線We2又は電線束Web2を保持させる(図1から図4)。このクランプ1は、リビングヒンジ30と第1挟持体10を次のように形成することによって、その少なくとも2種類の直径の電線We又は電線束Webに対応させる。但し、ここで示すクランプ1には、その最大直径と最小直径との間の直径の電線We又は電線束Webについても保持させる。例えば、ここでは、その最大直径と最小直径との間の直径の電線We又は電線束Webとして、電線We3若しくは電線束Web3又は電線We4若しくは電線束Web4を保持させる(図6及び図7)。ここでは、電線We3又は電線束Web3の直径よりも電線We4又は電線束Web4の直径の方が小さい。
リビングヒンジ30は、クランプ1の保持対象物が最大直径の電線We1又は電線束Web1のときに当該電線We1又は当該電線束Web1を第1挟持体10及び第2挟持体20で挟持して保持させる当該第1挟持体10及び当該第2挟持体20の最大電線保持位置(図1及び図2)と、保持対象物が最小直径の電線We2又は電線束Web2のときに当該電線We2又は当該電線束Web2を第1挟持体10及び第2挟持体20から成る内部空間1a内に収容させる当該第1挟持体10及び当該第2挟持体20の最小電線保持位置(図3及び図4)と、に第1挟持体10及び第2挟持体20をその相互間で回動させ得るものとして形成されている。
ここで、このクランプ1においては、第1挟持体10と第2挟持体20が閉状態の最大電線保持位置のときに、第1挟持体10の内壁面と第2挟持体20の内壁面の間の最小の間隔が最大直径の電線We1又は電線束Web1の直径よりも僅かに小さくなっている。また、このクランプ1においては、第1挟持体10と第2挟持体20が閉状態の最小電線保持位置のときに、第1挟持体10の内壁面と第2挟持体20の内壁面の間の最小の間隔が最小直径の電線We2又は電線束Web2の直径よりも僅かに小さくなっている。
更に、第1挟持体10は、内部空間1a内への出入りが可能な可撓性を持ち、かつ、最小電線保持位置のときに内部空間1a内で第2挟持体20との間に最小直径の電線We2又は電線束Web2を挟持させる可撓部14を有している(図4及び図5)。
ここで、この第1挟持体10は、内部空間1a内と外方とを連通させる貫通孔15を有している(図5)。可撓部14は、その貫通孔15の中に収容しておく。例えば、この可撓部14は、第1挟持体10における貫通孔15の周縁部に連結させた両持ちの片体として形成される。そして、この可撓部14は、その貫通孔15の中に配置された第1変形位置(図5)と内部空間1a内に入り込んだ第2変形位置(図4)との間で変形させ得るものとして形成される。ここでは、第1弧状部11に貫通孔15が形成され、この第1弧状部11の貫通孔15の周縁部における周方向の一端と他端に可撓部14を連結させている。そして、この可撓部14は、第1変形位置で第1弧状部11の第1弧状面11aに沿う弧状を成し、かつ、第2変形位置で第1変形位置とは逆向きに凸となる弧状を成すものとして形成されている。例えば、この可撓部14は、第1変形位置で外方から内部空間1a側に押動することによって、第2変形位置の弧状へと変形させる。
このクランプ1は、第1挟持体10と第2挟持体20を最大電線保持位置の閉状態に配置し、かつ、可撓部14を貫通孔15の中の第1変形位置に配置することによって、最大直径の電線We1又は電線束Web1を第1挟持体10と第2挟持体20との間に挟み込んだ状態で保持させる(図1及び図2)。ここで示すクランプ1においては、第1挟持体10の第1弧状面11aと第2挟持体20の第2弧状面21aとの間で最大直径の電線We1又は電線束Web1を挟持させる。このため、その第1弧状面11aと第2弧状面21aは、最大直径の電線We1又は電線束Web1と同等以上の曲率半径の円弧状に形成されている。
また、このクランプ1は、第1挟持体10と第2挟持体20を最小電線保持位置の閉状態に配置し、かつ、可撓部14を内部空間1a内の第2変形位置に配置することによって、最小直径の電線We2又は電線束Web2を第1挟持体10の可撓部14と第2挟持体20との間に挟み込んだ状態で保持させる(図3及び図4)。ここで示すクランプ1においては、第1挟持体10の可撓部14と第1挟持体10の第2平面13aと第2挟持体20の第2弧状面21aとの間で最小直径の電線We2又は電線束Web2を挟持させる。
また、このクランプ1は、第1挟持体10と第2挟持体20を最大電線保持位置の閉状態に配置し、かつ、可撓部14を内部空間1a内の第2変形位置に配置することによって、電線We3又は電線束Web3を例えば第1挟持体10の可撓部14と第2挟持体20の第2弧状面21aとの間に挟み込んだ状態で保持させる(図6)。
また、このクランプ1は、第1挟持体10と第2挟持体20を最小電線保持位置の閉状態に配置し、かつ、可撓部14を貫通孔15の中の第1変形位置に配置することによって、電線We4又は電線束Web4を例えば第1挟持体10の第1弧状面11aと第2挟持体20の第3平面22aとの間に挟み込んだ状態で保持させる(図7)。
このクランプ1は、第1挟持体10と第2挟持体20を最大電線保持位置と最小電線保持位置に保つべく、この第1挟持体10と第2挟持体20の他端部同士を最大電線保持位置と最小電線保持位置のそれぞれの閉状態で結合させる結合構造40を有している(図1から図5)。
この結合構造40は、第1挟持体10の他端部に設けた第1結合体41と、第2挟持体20の他端部に設けた第2結合体42と、を備える(図1から図5)。そして、この結合構造40は、その第1結合体41と第2結合体42を嵌合させることで第1挟持体10及び第2挟持体20の他端部同士を結合させる。このクランプ1においては、第2連接部13における第1弧状部11側とは逆側の端部が第1挟持体10の他端部となり、かつ、第4連接部23における第2弧状部21側とは逆側の端部が第2挟持体20の他端部となる。このため、このクランプ1においては、その第2連接部13の端部に第1結合体41を設け、かつ、第4連接部23の端部に第2結合体42を設けて、その端部同士を結合構造40で結合させる。
この結合構造40は、第1結合体41及び第2結合体42を第1嵌合位置で嵌合させることによって第1挟持体10及び第2挟持体20の他端部同士を最大電線保持位置で結合させる一方(図1及び図2)、第1結合体41及び第2結合体42を第2嵌合位置で嵌合させることによって第1挟持体10及び第2挟持体20の他端部同士を最小電線保持位置で結合させる(図3及び図4)。
具体的に、この結合構造40は、第1結合体41と第2結合体42の内の一方に設けた嵌合突起43を備える(図1、図3及び図5)。第1結合体41と第2結合体42は、それぞれの平滑な結合面41a,42a同士を面接触させた状態で結合させる(図2、図4及び図5)。このため、嵌合突起43は、第1結合体41の結合面41aと第2結合体42の結合面42aの内の一方から垂設させる。
更に、この結合構造40は、第1結合体41と第2結合体42の内の他方に設け、嵌合突起43を嵌入させることで第1挟持体10及び第2挟持体20を最大電線保持位置で結合させる第1嵌入部44と、第1結合体41と第2結合体42の内の他方に設け、嵌合突起43を嵌入させることで第1挟持体10及び第2挟持体20を最小電線保持位置で結合させる第2嵌入部45と、を備える(図1、図3及び図5)。第1嵌入部44と第2嵌入部45は、第1結合体41の結合面41aと第2結合体42の結合面42aの内の他方に設けた貫通孔又は溝である。
この結合構造40は、第1挟持体10及び第2挟持体20の他端部同士を最大電線保持位置で結合させる場合、嵌合突起43と第1嵌入部44を嵌合させる(図1)。一方、この結合構造40は、第1挟持体10及び第2挟持体20の他端部同士を最小電線保持位置で結合させる場合、嵌合突起43と第2嵌入部45を嵌合させる(図3)。
ここでは、第1結合体41に嵌合突起43を設け、第2結合体42に第1嵌入部44と第2嵌入部45を設けている(図5)。
ここで示す第1結合体41は、その結合面41aを第2平面13aに直交させた状態で第2連接部13の端部から突出させている(図5)。この第1結合体41においては、その結合面41aから2つの嵌合突起43を突出させている。この2つの嵌合突起43は、自身の突出方向と第1結合体41の突出方向とに直交する方向で互いに間隔を空けて配置されている。ここでは、2つの嵌合突起43をそれぞれに同形の円柱状の突起として形成している。
また、ここで示す第2結合体42は、その結合面42aを第4平面23aと同一平面上に配置させた状態で第4連接部23の端部から突出させている(図5)。この第2結合体42においては、その結合面42aに直交する貫通孔状の第1嵌入部44と第2嵌入部45を2つずつ設けている。この第2結合体42においては、その2つの第2嵌入部45を第4連接部23側に設け、2つの第1嵌入部44を第2結合体42の突出方向で2つの第2嵌入部45よりも第4連接部23から離した場所に設けている。2つの第1嵌入部44と2つの第2嵌入部45は、各々、自身の孔軸方向と第2結合体42の突出方向とに直交する方向で互いに間隔を空けて配置されている。ここで、2つの第1嵌入部44と2つの第2嵌入部45をそれぞれに同形の円柱状の貫通孔として形成している。
このクランプ1は、クランプ固定対象部に螺子止め固定して、電線We又は電線束Webの経路規制や周辺部品との干渉対策を図る。このクランプ1においては、結合構造40の第1結合体41と第2結合体42をクランプ固定対象部に螺子止め固定することによって、そのクランプ固定対象部への取り付けの目的を果たすだけでなく、第1結合体41と第2結合体42の嵌合状態を維持させる。
具体的に、第1結合体41は、第1貫通孔51を有している(図5)。そして、第2結合体42は、第2貫通孔52を有している(図1、図3及び図5)。この第1貫通孔51と第2貫通孔52の内の一方は、雄螺子部61(図1から図4)を挿通させる円形の貫通孔として形成される。また、第1貫通孔51と第2貫通孔52の内の他方は、第1結合体41及び第2結合体42における第1嵌合位置と第2嵌合位置の双方で雄螺子部61を挿通させる長円形の貫通孔として形成される。第1結合体41と第2結合体42は、第1嵌合位置又は第2嵌合位置で雄螺子部61を利用してクランプ固定対象部に螺子止め固定させる。
ここで示す第1貫通孔51は、円形の貫通孔であり、2つの嵌合突起43の間に配置する(図5)。また、ここで示す第2貫通孔52は、第2結合体42の突出方向を長手方向とする長円形の貫通孔であり、2つの第1嵌入部44の間から2つの第2嵌入部45の間に亘って配置する(図1から図5)。
このクランプ1は、雄螺子部材60の雄螺子部61を第1貫通孔51と第2貫通孔52に挿通させ、クランプ固定対象部の雌螺子部に螺合させる。これにより、このクランプ1は、第1結合体41及び第2結合体42が第1嵌合位置(つまり、第1挟持体10及び第2挟持体20が最大電線保持位置)のときに、クランプ固定対象部に固定されると共に、第1挟持体10及び第2挟持体20が最大電線保持位置のままに保たれる(図1、図2及び図6)。このときのクランプ1においては、可撓部14を貫通孔15の中の第1変形位置に配置していれば、最大直径の電線We1又は電線束Web1の保持状態を維持することができ(図1及び図2)、可撓部14を内部空間1a内の第2変形位置に配置していれば、電線We3又は電線束Web3の保持状態を維持することができる(図6)。また、このクランプ1は、第1結合体41及び第2結合体42が第2嵌合位置(つまり、第1挟持体10及び第2挟持体20が最小電線保持位置)のときに、クランプ固定対象部に固定されると共に、第1挟持体10及び第2挟持体20が最小電線保持位置のままに保たれる(図3、図4及び図7)。このときのクランプ1においては、可撓部14を内部空間1a内の第2変形位置に配置していれば、最小直径の電線We2又は電線束Web2の保持状態を維持することができ(図3及び図4)、可撓部14を貫通孔15の中の第1変形位置に配置していれば、電線We4又は電線束Web4の保持状態を維持することができる(図7)。
尚、このクランプ1は、その周囲に共通の電線We又は電線束Webを保持する別のクランプが存在する場合、そのクランプのクランプ固定対象部への取付形態に応じて、このクランプをクランプ固定対象部に取り付けた後で当該クランプ固定対象部に螺子止め固定してもよく、このクランプをクランプ固定対象部に取り付ける前に当該クランプ固定対象部に螺子止め固定してもよい。
以上示したように、本実施形態のクランプ1は、径の異なる電線We又は電線束Webへの組み付けを行うことができる。そして、このクランプ1は、径の異なる電線We毎又は電線束Web毎に内部空間1a内での電線We又は電線束Webのガタ付きを抑えることができる。このため、このクランプ1は、径の異なる電線We又は電線束Webであっても、その経路規制や周辺部品との干渉対策を簡便な組付け作業で実現させることができる。
1 クランプ
1a 内部空間
10 第1挟持体
14 可撓部
15 貫通孔
20 第2挟持体
30 リビングヒンジ
40 結合構造
41 第1結合体
42 第2結合体
43 嵌合突起
44 第1嵌入部
45 第2嵌入部
51 第1貫通孔
52 第2貫通孔
61 雄螺子部
We,We1,We2 電線
Web,Web1,Web2 電線束

Claims (5)

  1. 第1挟持体と、
    第2挟持体と、
    前記第1挟持体及び前記第2挟持体の一端部同士を連結させたリビングヒンジと、
    前記第1挟持体の他端部に設けた第1結合体及び前記第2挟持体の他端部に設けた第2結合体を嵌合させることで前記第1挟持体及び前記第2挟持体の前記他端部同士を結合させる結合構造と、
    を有し、
    前記リビングヒンジは、保持対象物が最大直径の電線又は電線束のときに当該電線又は当該電線束を前記第1挟持体及び前記第2挟持体で挟持して保持させる当該第1挟持体及び当該第2挟持体の最大電線保持位置と、保持対象物が最小直径の電線又は電線束のときに当該電線又は当該電線束を前記第1挟持体及び前記第2挟持体から成る内部空間内に収容させる当該第1挟持体及び当該第2挟持体の最小電線保持位置と、に前記第1挟持体及び前記第2挟持体をその相互間で回動させ得るものとして形成され、
    前記第1挟持体は、前記内部空間内への出入りが可能な可撓性を持ち、かつ、前記最小電線保持位置のときに前記内部空間内で前記第2挟持体との間に最小直径の前記電線又は前記電線束を挟持させる可撓部を有し、
    前記結合構造は、前記第1結合体及び前記第2結合体を第1嵌合位置で嵌合させることによって前記第1挟持体及び前記第2挟持体の前記他端部同士を前記最大電線保持位置で結合させる一方、前記第1結合体及び前記第2結合体を第2嵌合位置で嵌合させることによって前記第1挟持体及び前記第2挟持体の前記他端部同士を前記最小電線保持位置で結合させることを特徴としたクランプ。
  2. 前記結合構造は、前記第1結合体と前記第2結合体の内の一方に設けた嵌合突起と、前記第1結合体と前記第2結合体の内の他方に設け、前記嵌合突起を嵌入させることで前記第1挟持体及び前記第2挟持体を前記最大電線保持位置で結合させる第1嵌入部と、前記第1結合体と前記第2結合体の内の前記他方に設け、前記嵌合突起を嵌入させることで前記第1挟持体及び前記第2挟持体を前記最小電線保持位置で結合させる第2嵌入部と、を備えることを特徴とした請求項1に記載のクランプ。
  3. 前記第1挟持体は、前記内部空間内と外方とを連通させる貫通孔を有し、
    前記可撓部は、前記第1挟持体における前記貫通孔の周縁部に連結させた両持ちで、かつ、前記貫通孔の中に配置された第1変形位置と前記内部空間内に入り込んだ第2変形位置との間で変形させる片体として形成されることを特徴とした請求項1又は2に記載のクランプ。
  4. 前記第1結合体は、第1貫通孔を有し、
    前記第2結合体は、第2貫通孔を有し、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔の内の一方は、雄螺子部を挿通させる円形の貫通孔として形成され、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔の内の他方は、前記第1嵌合位置と前記第2嵌合位置の双方で前記雄螺子部を挿通させる長円形の貫通孔として形成され、
    前記第1結合体と前記第2結合体は、前記第1嵌合位置又は前記第2嵌合位置で前記雄螺子部を利用してクランプ固定対象部に螺子止め固定させることを特徴とした請求項1又は2に記載のクランプ。
  5. 前記第1結合体は、第1貫通孔を有し、
    前記第2結合体は、第2貫通孔を有し、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔の内の一方は、雄螺子部を挿通させる円形の貫通孔として形成され、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔の内の他方は、前記第1嵌合位置と前記第2嵌合位置の双方で前記雄螺子部を挿通させる長円形の貫通孔として形成され、
    前記第1結合体と前記第2結合体は、前記第1嵌合位置又は前記第2嵌合位置で前記雄螺子部を利用してクランプ固定対象部に螺子止め固定させることを特徴とした請求項3に記載のクランプ。
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