JP2019019563A - 横引きゲート - Google Patents

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Abstract

【課題】ラック棒を備えた扉体が昇降方向、さらには扉体の厚さ方向に移動するのに追従して駆動ピニオンギアも移動することができ、ラック棒と駆動ピニオンギアとを適切に常時安定して噛合させた状態を維持できる横引きゲートを提供する。【解決手段】横引きゲートAの開閉装置3は、扉体1の上面1aに設けられたラック棒30と、回転軸が水平方向に延びラック棒30に噛合する駆動スプロケット31と、扉体の外部に設けられて駆動スプロケット31を回転駆動する駆動源32と、駆動スプロケット31を搖動移動可能に支持する搖動アーム34と、駆動源32の回転出力を駆動スプロケット31に伝動する動力伝動機構35とを備えている。ラック棒30と駆動スプロケット31は、常時噛合される。【選択図】図3

Description

本発明は、扉体をその面と平行に横方向移動させる横引きゲートに関する。
横引きゲートは一般に、扉体が、走行車輪と、扉体を昇降移動させる昇降機構と、扉体をその面と平行に横方向移動させる開閉装置とを備えている。このような横引きゲートに関する従来の技術として、たとえば特許文献1記載のものが知られている。
特許文献1には、扉体を移動駆動する駆動機構と、扉体が備える走行ローラーを昇降移動可能に支持するローラー昇降機構とを備えた横引きゲートが開示されている。そして特許文献1には、駆動機構として、扉体の上面に駆動ラックギアがその移動方向に延設されると共に、開口部を有するゲート本体を構成する堤体に駆動ピニオンギアを回転駆動するギアモーターが設けられ、扉体が格納機械室から突出した走行ローラーによって支持される上下方向の位置で、駆動ピニオンギアが駆動ラックギアと噛合し、ギアモーターの駆動によって扉体を移動駆動する構成が記載されている(段落0022)。
特開2003−301442号公報
上記特許文献1記載のものにあっては、ローラー昇降機構によって扉体と共に昇降移動する駆動ラックギアに対して、駆動機構の駆動ピニオンギアを回転駆動するギアモーターが堤体に固定され、扉体の駆動ラックギアと駆動機構の駆動ピニオンギアとが常時噛合されておらず、扉体を開閉する際に扉体を昇降させることにより、扉体の駆動ラックギアが駆動機構の駆動ピニオンギアに対して噛合したり噛合を解除したりする構造であった。このように、特許文献1記載のものにあっては、駆動機構の駆動ピニオンギアが上下方向に固定された構造であるため、次のような問題がある。
特許文献1記載のものでは、ローラー昇降機構による扉体の上昇高さのバラつきや走行ローラーを支持する床面の起伏などによって、扉体の駆動ラックギアのピッチ線と駆動機構の駆動ピニオンギアのピッチ円とが安定して一致するよう互いに適切に噛合させることが困難である。また、扉体を上昇移動させて扉体の駆動ラックギアを駆動機構の駆動ピニオンギアと噛合させるときに、扉体の上昇が設定された高さよりもわずかに高いと、駆動機構の駆動ピニオンギアを回転駆動するギヤモータの出力軸が破損するおそれがあるといった問題がある。
さらに、特許文献1記載のものでは、扉体が傾くなどして駆動ラックギアが歯幅方向にズレた場合に、かかる歯幅方向のズレに駆動機構の駆動ピニオンギアが追従して移動することができないので、駆動ピニオンギアに対して駆動ラックギアが噛合状態から外れて扉体を横方向に移動させることができなくなる可能性があるという問題もあった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、ラック棒を備えた扉体が昇降方向、さらには扉体の厚さ方向に移動するのに追従して駆動ピニオンも移動することができ、ラック棒と駆動ピニオンとを適切に常時安定して噛合させた状態を維持できる横引きゲートを提供することを目的とする。
請求項1の横引きゲートに係る発明は、上記目的を達成するため、開口部を有するゲート本体と、前記開口部を開閉する扉体と、該扉体の下部に突出および格納可能に設けられて前記扉体の下部から突出することにより前記扉体を横方向に移動可能に支持する走行車輪と、前記走行車輪を突出及び格納する昇降機構と、前記扉体の上部に設けられたラック棒、回転軸が水平方向に延びて前記ラック棒に噛合する駆動ピニオン、前記ゲート本体に設けられて前記駆動ピニオンを駆動する駆動源を有する開閉装置とを備え、前記扉体の下部から前記走行車輪を突出させて該走行車輪で前記扉体を移動可能に支持した状態で、前記駆動源によって前記駆動ピニオンを前記回転軸周りに回転駆動して前記扉体を移動させる横引きゲートであって、前記駆動ピニオンを上下方向に移動可能に支持する支持手段を備え、前記ラック棒と前記駆動ピニオンが常時噛合されることを特徴とする。
請求項1の発明では、ゲート本体の開口部を開閉する際に扉体が昇降するのに伴って、ラック棒も昇降する。このとき、ラック棒に噛合して扉体を横方向に移動させる駆動ピニオンが支持手段によって上下方向に移動可能に支持されているので、昇降するラック棒に対して駆動ピニオンが常時噛合された状態を維持する。
請求項2の横引きゲートに係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、前記支持手段は、前記駆動ピニオンを支持する搖動アームと、前記駆動ピニオンに前記駆動源の回転出力を伝動する動力伝動機構とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1に記載の発明において、駆動ピニオンは、搖動アームにより上下方向に移動可能に支持される。そして、この上下方向に移動可能に支持された駆動ピニオンに対して、動力伝動機構により駆動源の回転出力を伝動する。
請求項3の横引きゲートに係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1または2に記載の発明において、前記ラック棒と前記駆動ピニオンとを噛合させた状態に保持するガイド手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または2に記載の発明において、ガイド手段によりラック棒と駆動ピニオンとを噛合された状態を確実に保持する。
請求項4の横引きゲートに係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記駆動ピニオンは、前記ラック棒の幅方向に移動可能に支持されていることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、扉体がその厚さ方向に傾くなどしてラック棒が幅方向にズレた場合であっても、その幅方向のズレに伴って駆動ピニオンもラック棒の幅方向に移動できるので、ラック棒に対して駆動ピニオンが常時噛合された状態を維持する。
本発明によれば、ラック棒を備えた扉体が昇降方向、さらには扉体の厚さ方向に移動するのに追従して駆動ピニオンも移動することができ、ラック棒と駆動ピニオンとを適切に常時安定して噛合させた状態を維持できる横引きゲートを提供することができる。
本発明の横引きゲートの実施の一形態全体を概略で示した正面図である。 図1の平面図である。 本発明における開閉装置の実施の一形態を示した平面図である。 図3の一部側面図である。 扉体の昇降移動に追従して、駆動スプロケットが下降した状態(a)と、上昇した状態(b)とを説明するために示した図3の正面図である。
本発明の横引きゲートの実施の一形態を、図に基づいて詳細に説明する。
最初に、横引きゲートの全体の構成を図1および図2に基づいて説明する。横引きゲートAは、例えば防潮堤などに設けられるもので、開口部10aを有するゲート本体としての堤体10と、開口部10aを開閉する扉体1と、扉体1の下部から突出して扉体1を横方向に移動可能に支持するとともに、扉体1の下部よりも上方に格納可能に設けられた走行車輪11と、走行車輪11を扉体1に対して突出および格納させる昇降機構12と、昇降機構12によって扉体1の下面から走行車輪11を突出させて扉体1を支持した状態で扉体1をその面と平行に横方向に移動させる開閉装置3とを備えている。なお、本実施の形態では、図2において、堤体10に対して扉体1が配置されている側(図の下方)を海側、扉体1が配置されていない側(図の上方)を陸側とする。堤体10には扉体1を格納する格納部10bが、開口部10aに隣接して形成されている
備えている。
扉体1は、両面をそれぞれ構成するスキンプレート15の間に桁部材16を有する箱状のもので、両スキンプレート15、15の上縁の間には上面1aが形成されている。走行車輪11は、その回転軸がスキンプレート15の面と直交する方向に配設されている。横引きゲートAを設置する床面(底面)14には、扉体1に設けられた走行車輪11を受けるためのレール17が敷設されている。堤体10の上面における開口部10aの近傍には、開閉装置3を設置する台18が設けられている。
昇降機構12は、扉体1の下面から走行車輪11を突出させて、走行車輪11に扉体1を支持させて走行車輪11がレール17上を転動することにより扉体1をその面と平行に横方向に移動可能とし、また、扉体1の下面よりも走行車輪11を上方に退避させて、扉体1を床面14に密着させて水密を確保するものである。昇降機構12の構成は特に限定されることはなく、扉体1を上昇および下降させることができるものであれば、たとえば油圧シリンダや電動モータ等のアクチュエータ、リンク機構などにより構成することができる。なお、扉体1には、手動で扉体1を開閉させるための手動開閉装置20を備えることもできる。また、堤体10の開口部10aと扉体1との間に水密部材(図示は省略する)を、堤体10の開口部10aには、扉体1の転倒防止金物21や、開口部10aを閉塞した状態の扉体1を休止させるための休止装置22を、必要に応じて設けることもできる。また、必要に応じて扉体のラック棒30(後述する)の両側部を挟むようにローラが配設されたガイド装置23を開閉装置3の駆動源32に隣接させて設けることもできる。
次に、開閉装置3の実施の一形態を図3〜図5に基づいて詳細に説明する。
開閉装置3は、扉体1の上面1aに設けられたラック棒30と、回転軸が水平方向に延びてラック棒30に噛合する駆動ピニオン31と、堤体10の台18に設けられ駆動ピニオン31を回転駆動する駆動源32と、駆動ピニオン31を上下方向に移動可能に支持するための支持手段を構成する搖動アーム34と、駆動源32の回転出力を駆動ピニオン31に伝動する動力伝動機構35と、ラック棒30を摺動可能に支持して駆動ピニオン31に噛合させるガイド手段36とを備えている。
扉体1の上面1aには、扉体1の幅方向(図1および図2の左右方向)に沿って延びるフランジ40が設けられており、ラック棒30は、フランジ40に支持されて扉体1の上面1aから上方に離間させて配設されている。本実施の形態におけるラック棒30は、図4に示すように、扉体1の幅方向(図1および2の左右方向)に延びる断面L字型の一対のサイドフレーム41、41の間に複数のピン42が扉体1の厚さ方向(図1の紙面に対する垂直方向、および図2の上下方向)に延びるよう配列されたピンラック(以下の説明では、ピンラックをラック棒30と称する)により構成されている。そして、本実施の形態における駆動ピニオン31は、ピンラック30の各ピン42に噛合する歯を有するスプロケット(以下の説明では、駆動ピニオン31を駆動スプロケット31と称する)により構成されている。しかしながら、ラック棒30と駆動ピニオン31は、この実施の形態に限定されることはなく、たとえば通常のインボリュート歯形を有するラックとピニオンギアや、カムラックと回転軸に平行な複数のローラを有するローラピニオンなどにより構成することもできる。
図3に示すように、駆動源32は、電動モータ32Aと減速機構32Bとを備えている。減速機構32Bの出力軸33は、その回転中心軸線が略水平で扉体1の面と直交する方向に延びており、先端部が堤体10から扉体1側(海側)に突出するよう配設されている。出力軸33の先端部は、台18上に設けられた一対の軸受45に軸支されている。出力軸33における減速機構32Bとこれに対面する側の軸受45との間には、一対の出力スプロケット46、46が設けられている。
搖動アーム34は、出力軸33の先端部であって、一対の軸受45、45の間に設けられた軸受ユニット47を備えている。軸受ユニット47は、減速機構32Bの出力軸33に相対的に回転可能に支持される基端側軸受部材48と、揺動回転軸51(後述する)を回転可能に支持する揺動側軸受部材49と、基端側軸受部材48と揺動側軸受部材49とを連結する連結部材50とを備えている。基端側軸受部材48は、その回転中心軸が出力軸33の回転中心軸と一致しており、出力軸33の回転中心軸を中心として搖動する搖動アーム34の基端部を構成する。また、揺動側軸受部材49は、搖動アーム34の先端部を構成する。
揺動側軸受部材49の内部には、揺動回転軸51が挿通され軸支されている。揺動回転軸51の出力スプロケット46と対応する側の端部には、一対の従動スプロケット52、52が設けられており、その反対側には、外スプライン54が所定の軸方向長さで形成されている。各出力スプロケット46、46と従動スプロケット52、52との間には、チェーン53、53(図3の一点鎖線を参照)がそれぞれ巻き掛けられている。出力スプロケット46と、従動スプロケット52と、チェーン53は、動力伝動機構35に含まれる。揺動回転軸51の外スプライン54には、内スプライン(図示は省略する)を有する駆動部材56が軸方向に移動可能に嵌挿されており、駆動部材56には、駆動スプロケット31が取り付けられている。すなわち、揺動回転軸51と駆動部材56に取り付けられた駆動スプロケット31とは、スプライン結合されている。出力軸33に設けられた出力スプロケット46、チェーン53、従動スプロケット52、従動スプロケット52が設けられた揺動回転軸51とスプライン結合され駆動スプロケット31が取り付けられる駆動部材56は、動力伝動機構35を構成する。
駆動部材56の両端には、それぞれピニオンホルダ(以下の説明では、スプロケットホルダ57、57と称する)が一対で、駆動部材56に対して相対的に回転可能に設けられている。両スプロケットホルダ57、57の互いに対向する面の下方には、ラック棒ガイド58、58がそれぞれ取り付けられている。両スプロケットホルダ57、57は、ラック棒30の断面L字形のサイドレール41の水平部分における両側面を挟むように摺接し、ラック棒30の歯幅方向のズレに応じて、揺動回転軸51に対してスプライン結合された駆動部材56を軸方向に移動させる。また、ラック棒ガイド58は、ラック棒30の断面L字形のサイドレール41の水平部分における下面の両側縁を摺動可能に支持する。スプロケットホルダ57、ラック棒ガイド58によってガイド手段36が構成される。なお、特に扉体1を設置する環境がラック棒30の歯幅方向にズレを生じないような場合には、必ずしもラック棒30の両側に配設されてその両側面を挟み摺接させるようにスプロケットホルダ57を設けたり、揺動回転軸51と駆動部材56とをスプライン結合する必要はない。
さらに、駆動部材56に取り付けられた駆動スプロケット31には、ラック棒30の断面L字形のサイドレール41の垂直部分における上端縁を転動し、サイドレール41をラック棒ガイド58との間で挟み込み支持する円盤状のラック棒挟みガイド59が取り付けられている。
次に、以上のように構成された横引きゲートAの作動を説明する。
扉体1は、堤体10の開口部10aを開放している通常の状態では、堤体10の格納部10bに位置している。このとき、昇降機構12は走行車輪11を扉体1の下面よりも上方に退避させることにより扉体1を下降させて、格納部10bの床面に接地させている。そして、スプロケットホルダ57のラック棒ガイド58がラック棒30の下面における側縁を支持しており、しかも、ガイド手段36を構成するラック棒ガイド58とラック棒挟みガイド59との間でラック棒30を挟み込み支持しているため、ラック棒30と駆動スプロケット31とが確実に常時噛合した状態に維持されている。したがって、図5の(a)に示したように、駆動スプロケット31が設けられた揺動回転軸51は、出力軸33よりもわずかに低い位置にある。
この状態から、堤体10の開放部10aを閉鎖するために扉体1を横方向移動させる際には、昇降機構12により走行車輪11を扉体1の下面から下方に突出させ、扉体1を床面14から離すように上昇させる。これにより、扉体1に設けられたラック棒30の位置も上昇する。このとき、スプロケットホルダ57のラック棒ガイド58とラック棒挟みガイド59との間でラック棒30を挟み込み支持しているので、図5の(b)に示すように、軸受ユニット47が出力軸33の回転中心軸を中心として搖動し、駆動スプロケット31が設けられた揺動回転軸51は、出力軸33よりもわずかに高く位置するよう移動することとなる。そして、軸受ユニット47は、揺動側軸受部材49と基端側軸受部材48とが連結部材50により連結されているので、出力スプロケット48が設けられた出力軸33と従動スプロケット49が設けられた揺動回転軸51との間の距離が変化することはない。
そのため、駆動源32の電動モータ32Aを駆動し、減速機構32Bの出力軸33に設けられた出力スプロケット46を回転させると、出力スプロケット46と従動スプロケット52との間に巻き掛けられたチェーン53により、出力軸33の回転を、出力スプロケット46から従動スプロケット52に伝動し、さらに揺動回転軸51、駆動部材56を介して駆動スプロケット31に伝動することができる。駆動スプロケット31が回転すると、駆動スプロケット31と噛合されたラック棒30が送られて、扉体1の下面から突出した走行車輪11がレール17上を転動して、扉体1が横方向移動して堤体10の開口部10aを閉鎖する。
そして、扉体1が横方向移動するとき、例えばレール17上に付着したゴミに走行車輪11が乗り上げたり、昇降機構12が設定された高さよりも扉体1を高く上昇させた場合などの場合であっても、駆動スプロケット31が軸受ユニット47に支持されており、しかも、ラック棒ガイド58と円盤状のラック棒挟みガイド59との間でラック棒30を挟み込み支持しているため、ラック棒30の高さ変化に追従して軸受ユニット47が出力軸33の回転中心軸を中心として搖動し、駆動スプロケット31も高さ方向に移動することができる。したがって、上記従来の技術のように減速機構32Bの出力軸33を破損することがない。
また、扉体1が横方向移動するとき、例えばレール17上に付着したゴミに走行車輪11が乗り上げて扉体1がその厚さ方向に傾くなどしてラック棒30がその歯幅方向にズレた場合であっても、駆動スプロケット31が取り付けられた駆動部材56が揺動回転軸51とスプライン結合されており、駆動部材56の両端に設けられた一対のスプロケットホルダ57の間でラック棒30が保持されているため、ラック棒30の歯幅方向のズレに追従して駆動スプロケット31もラック棒30の幅方向に移動しつつ、ラック棒30と駆動スプロケット31の噛合した状態を維持し、揺動回転軸51の回転に伴って駆動スプロケット31も回転させることができる。
扉体1が堤体10の開口部10aを閉鎖した時点でその横方向移動を停止させるよう駆動源32の電動モータ32Aの回転駆動を停止させると、昇降機構12により走行車輪11を扉体1の下面よりも上方に退避させ、扉体1を下降させて開口部10aの床面17に接地させる。このとき、扉体1の下降に伴ってラック棒30も下降するが、図5の(a)に示したように、駆動スプロケット31が軸受ユニット47に支持されており、しかも、ラック棒ガイド58と円盤状のラック棒挟みガイド59との間でラック棒30を挟み込み支持しているため、ラック棒30の下降に追従して軸受ユニット47が出力軸33の回転中心軸を中心として搖動し、駆動スプロケット31も下降することができる。そのため、ラック棒30と駆動スプロケット31が常時噛合した状態を確実に維持することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されることはない。図示は省略するが、例えば、動力伝動機構35は、出力スプロケット46、チェーン53、従動スプロケット52に代えて、ギアにより構成することもできる。
また、搖動アーム34の基端部を出力軸33に軸支することなく、出力軸33とは別の軸により搖動可能に軸支することもできる。この場合の動力伝動機構35は、図3に参照されるように、駆動源32の出力軸33に設けられた出力スプロケット46と、搖動アーム34の先端部に支持された駆動スプロケット31の搖動回転軸に設けられた従動スプロケットとの間に巻き掛けられるチェーン53に適切な遊び(たるみ)を必要に応じて付与することが望ましい。
さらにまた、支持手段は、搖動アーム34に限定されることなく、駆動スプロケット31の回転軸を垂直方向に案内するガイドにより構成することもできる。この場合、動力伝動機構35は、駆動スプロケット31の回転軸にスプロケットを設け、この駆動スプロケット31の回転軸のスプロケットと駆動源32の出力軸33に設けられたスプロケットとの間にチェーンを巻き掛けることにより構成することができる。
A:横引きゲート、 1:扉体、 1a:上面、 3:開閉装置、 10:堤体(ゲート本体)、 10a:開口部、 11:走行車輪、 12:昇降機構、 30:ラック棒、31:駆動スプロケット(駆動ピニオン)、 32:駆動源、 34:搖動アーム(支持手段)、 35:動力伝動機構、 36:ガイド手段

Claims (4)

  1. 開口部を有するゲート本体と、前記開口部を開閉する扉体と、該扉体の下部に突出および格納可能に設けられて前記扉体の下部から突出することにより前記扉体を横方向に移動可能に支持する走行車輪と、前記走行車輪を突出及び格納する昇降機構と、前記扉体の上部に設けられたラック棒、回転軸が水平方向に延びて前記ラック棒に噛合する駆動ピニオン、前記ゲート本体に設けられて前記駆動ピニオンを駆動する駆動源を有する開閉装置とを備え、前記扉体の下部から前記走行車輪を突出させて該走行車輪で前記扉体を移動可能に支持した状態で、前記駆動源によって前記駆動ピニオンを前記回転軸周りに回転駆動して前記扉体を移動させる横引きゲートであって、
    前記駆動ピニオンを上下方向に移動可能に支持する支持手段を備え、前記ラック棒と前記駆動ピニオンが常時噛合されることを特徴とする横引きゲート。
  2. 前記支持手段は、前記駆動ピニオンを支持する搖動アームと、前記駆動ピニオンに前記駆動源の回転出力を伝動する動力伝動機構とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の横引きゲート。
  3. 前記ラック棒と前記駆動ピニオンとを噛合させた状態に保持するガイド手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の横引きゲート。
  4. 前記駆動ピニオンは、前記ラック棒の幅方向に移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の横引きゲート。
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