JP2019019489A - 防護ネット - Google Patents

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【課題】受衝時の目開きを防止しつつ優れた衝撃吸収性能を発揮できる防護ネットを提供すること。【解決手段】本発明の防護ネットは、第一方向に沿って並列する複数の第一ロープと、第二方向に沿って並列し、複数の第一ロープと交差する複数の第二ロープと、を有するロープユニットと、複数の網目に第一ロープと第二ロープをそれぞれ連通しているガイドネットと、を備え、ロープユニットの交点において、ガイドネットが第一ロープと第二ロープを相互に摺動自在に保持していることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は防護ネットに関し、特に受衝時の目開きを防止しつつ優れた衝撃吸収性能を発揮できる防護ネットに関する。
落石や台風飛来物の防護柵に係る防護ネットに関する従来技術として、例えば特許文献1〜3の技術が存在する。特許文献1および2には、ロープの編み目を割って、その中にこれと交差するロープを挿通して直接結合する、貫通型の無結節ネットが開示されている。また、特許文献3には、交差するロープの交点を挟持金具で固定したロープネットが開示されている。
特開2003−261910号公報 特開2005−307572号公報 特開平10−196740号公報
従来技術には、次のような課題がある。
<1>ロープの交点が固結されているため荷重が交点に集中しやすく破損しやすい。
<2>全ての交点を個別に加工するため製造に手間がかかり製造コストが高い。
<3>製造工程が複雑なため寸法精度が出にくい。
<4>一部が破損した場合でもネット全体を交換する必要があるため補修コストが高い。
<5>貫通型のネットは三つ打ちロープなどロープの打ち方に制限があり、樹脂等を被覆したロープを使用できないため、適用性が低い。
<6>貫通型のネットは交点でロープを割って接合しているためロープの強度が低い。
<7>金具固定ネットは受衝によって金具のずれや破損が生じるため受衝後継続して使用できない。
以上の課題を解決する、本発明の防護ネットは、第一方向に沿って並列する複数の第一ロープと、第二方向に沿って並列し、複数の第一ロープと交差する複数の第二ロープと、を有するロープユニットと、複数の網目に第一ロープと第二ロープをそれぞれ連通しているガイドネットと、を備え、ロープユニットの交点において、ガイドネットが第一ロープと第二ロープを相互に摺動自在に保持していることを特徴とする。
本発明の防護ネットは、隣り合う第一ロープがそれぞれガイドネットの異なった網目に挿通しており、隣り合う第二ロープがそれぞれガイドネットの異なった網目に挿通していてもよい。
本発明の防護ネットは、第一ロープまたは第二ロープが、アラミド繊維ロープ、ワイヤロープ、またはPC鋼より線のいずれかであってもよい。
本発明の防護ネットは、ガイドネットが、ラッセル網、有結節網、または無結節網のいずれかであってもよい。
本発明は以上の構成より、次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>ロープユニットとガイドネットの組合せによる二段階の衝撃吸収機能によって、飛来物の衝突によるエネルギーを防護ネット全体に効率的に分散することができる。また、部材の引張抵抗だけでなく部材間の摺動抵抗も利用して衝撃を吸収することができる。このため、衝撃吸収性能が非常に高い。
<2>大型の飛来物をロープユニットが受け止め、ロープユニットの隙間を抜けた小型の飛来物をガイドネットが受け止める。このため、様々な大きさの飛来物を漏れなく捕捉することができる。
<3>ロープの交点が相互に摺動自在に保持されるため、受衝時に交点に荷重が集中せず破損しにくい。
<4>製造が容易で製造コストが安い。
<5>ロープの打ち方や加工に関わらず使用可能であり適用性が高い。
<6>ロープが相互に独立しているため、破損したロープのみを抜き出して交換することができる。このため、補修が容易で補修コストが非常に安い。
<7>受衝によって残留変形しないため繰り返し使用できる。
本発明に係る防護ネットの説明図。 防護ネットが受衝した状態の説明図。 防護ネットが受衝した状態の説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の防護ネットについて詳細に説明する。
本例では、防護ネットの第一方向を水平方向、第二方向を垂直方向とし、両者が直交して角目のロープ網目を構成する例について説明する。
[全体の構成]
<1>全体の構成(図1)。
本発明の防護ネット1は、第一ロープ11と第二ロープ12を交差してなるロープユニット10と、ロープユニット10の交点Aを摺動自在に保持するガイドネット20とを備え、ガイドネット20の複数のガイド網目Cに、ロープユニット10の第一ロープ11と第二ロープ12を縦横に連通してなる、複合構造の防護網である。
隣り合う第一ロープ11は異なったガイド網目Cに挿通され、隣り合う第二ロープ12は異なったガイド網目Cに挿通される。
防護ネット1は、ロープユニット10の外端部を縁ロープやフレームなど(不図示)に固定して展張する。
本例では、第一ロープ11を第一方向Xに、第二ロープ12を第二方向Yに、一目ごとにガイド網目Cに連通する。ただし、これに限らず任意の数ガイド網目Cを飛ばして連通してもよい。
第一ロープ11と第二ロープ12の交点Aにおいて、ガイドネット20が第一ロープ11と第二ロープ12を相互に摺動自在に保持する。
ロープユニット10とガイドネット20の目合い及びロープピッチは、対象となる飛来物Zの大きさに合わせて適宜設計することができる。
<2>ロープユニット。
ロープユニット10は、飛来物Zの衝突による衝撃を吸収して通過を防止する部材である。
ロープユニット10は、第一方向Xに沿って並列する複数の第一ロープ11と、第二方向Yに沿って並列し、複数の第一ロープ11と交差する複数の第二ロープ12と、を備える。
第一ロープ11と第二ロープ12の交点は固定されず、複数の第一ロープ11と複数の第二ロープ12は相互に独立する。
隣り合う2本の第一ロープ11と隣り合う2本の第二ロープ12の間にロープ網目Bが形成される。
本例では、第一ロープ11および第二ロープ12として、高強度アラミド繊維を樹脂被覆したロープを採用する。アラミド繊維は軽量でありながら、引張強度、弾性係数に優れ、衝撃吸収性に優れる。
このほか、アラミド繊維以外の合成繊維ロープ、ワイヤロープ、PC鋼より線等の公知のロープを採用してもよい。
ロープの打ち方は、六つ打ち、八つ打ち、十六打ちなど、各種を採用できるが、強度利用率を確保するため、三つ打ちより多くすることが望ましい。
<3>ガイドネット。
ガイドネット20は、ロープユニット10の交点Aを摺動自在に保持する部材である。ガイドネット20は、ロープユニット10を連通するためのガイド網目Cを備える。
ガイドネット20は、ガイド網目C内にロープユニット10を縦横に連通することで、ロープユニット10と一体に連結する。
本例では、ガイドネット20として、菱目ラッセル編みのポリエチレン製ネットを採用する。ラッセル編みネットは軽量でありながら多軸方向への強度を備え、伸縮性と荷重分散力に優れる。
ただし、素材や編み方はこれに限らず、ナイロン製、ポリエステル製、ビニロン製等の素材や、角目ラッセル編み、角目または菱目の無結節、角目または菱目の有結節等の編み方でもよい。
<3.1>ガイドネットの機能。
ガイドネット20は、ガイド網目C内に挿通された第一ロープ11の第二方向Yへの移動、および第二ロープ12の第一方向Xへの移動を規制することで、複数のガイド網目Cによって交点Aを保持する(交点保持機能)(図2)。
また、ガイドネット20は、ガイド網目Cで第一ロープ11と第二ロープ12の移動を規制することによって、ロープ網目Bの目開きを一定範囲内に規制する。これによって、飛来物Zの受衝時、ロープユニット10の目開きを防止し、飛来物Zがロープ網目Bを貫通することを防ぐことができる(目開き防止機能)。
さらに、隣り合う第一ロープ11および第二ロープ12が異なったガイド網目Cに挿通されるため、ガイドネット20のガイド網目Cがロープ網目Bより小さくなる。これにより、ロープ網目Bを通過した小さな飛来物Zをガイドネット20によって捕捉し、透過を防止することができる(透過防止機能)。
<4>防護ネットによる衝撃の吸収(図2、3)。
防護ネット1の衝撃吸収機能について説明する。
防護ネット1に飛来物Zが衝突すると、衝突部分を中心に防護ネット1が背面側に変形し、ガイドネット20のガイド網目C内において、第一ロープ11が第二方向Yに沿って外側に移動するとともに、第二ロープ12が第一方向Xに沿って外側に移動する(図2)。これによって、衝突前の交点Aが外側の交点A’へと移動し、ロープ網目Bが拡大する。
続いて、第一ロープ11および第二ロープ12が、ガイドネット20のガイド網目Cを内側から外縁方向に押し開くことで、交点A’が交点A’’へと移動する(図3)。
本発明の防護ネット1は、以上のようにロープユニット10とガイドネット20の組合せによる二段階の衝撃吸収機能によって、飛来物Zの衝突によるエネルギーを防護ネット1全体に分散して効率的に吸収することができる。
また、本発明の防護ネット1は、ロープユニット10とガイドネット20の引張抵抗だけでなく、第一ロープ11と第二ロープ12が相互に摺動する際の摺動抵抗、および第一ロープ11と第二ロープ12がガイドネット20のガイド網目Cに沿って摺動する際の摺動抵抗も利用して衝撃を吸収することができる。
以上のように、公知の素材を利用しながら、従来技術より高い衝撃吸収機能を奏することができる。
実施例1では、防護ネット1のロープ網目を角目としたが、第一方向Xと第二方向Yを所定の角度で交差させて菱目のロープ網目としてもよい。
1 防護ネット
10 ロープユニット
11 第一ロープ
12 第二ロープ
20 ガイドネット
A 交点
B ロープ網目
C ガイド網目
X 第一方向
Y 第二方向
Z 飛来物

Claims (4)

  1. 第一方向に沿って並列する複数の第一ロープと、第二方向に沿って並列し、前記複数の第一ロープと交差する複数の第二ロープと、を有するロープユニットと、
    複数の網目に前記第一ロープと前記第二ロープをそれぞれ連通しているガイドネットと、を備え、
    前記ロープユニットの交点において、前記ガイドネットが前記第一ロープと前記第二ロープを相互に摺動自在に保持していることを特徴とする、
    防護ネット。
  2. 隣り合う前記第一ロープがそれぞれ前記ガイドネットの異なった網目に挿通しており、隣り合う前記第二ロープがそれぞれ前記ガイドネットの異なった網目に挿通していることを特徴とする、請求項1に記載の防護ネット。
  3. 前記第一ロープまたは前記第二ロープが、アラミド繊維ロープ、ワイヤロープ、またはPC鋼より線のいずれかであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の防護ネット。
  4. 前記ガイドネットが、ラッセル網、有結節網、または無結節網のいずれかであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の防護ネット。
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