JP2019019129A - コラーゲン産生促進剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よくコラーゲン産生を促進することができるコラーゲン産生促進剤を提供することを目的とする。【解決手段】一般式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を有効成分として含有するコラーゲン産生促進剤。【選択図】なし

Description

本発明は、コラーゲン産生促進剤、並びに当該コラーゲン産生促進剤を含有する化粧用組成物、飲食品組成物、細胞培養用組成物、創傷治癒用医薬組成物、骨形成促進用組成物に関する。
コラーゲンはすべての多細胞動物に存在し、脊椎動物ではもっとも多いタンパクとして、細胞外に存在している。そして、コラーゲンは、骨、歯、軟骨、腱、靱帯、皮膚や血管の繊維構造など結合組織において、張力に対し非常に強い不溶性繊維を形成しているため、ひずみ力に抵抗する主成分として働くことが知られている。
さらに、コラーゲンは3本のポリペプチド鎖からなり、各ペプチド鎖が3−ヒドロキシピリジニウム構造を有する化合物で架橋されていることも知られているが、その分解物である3−ヒドロキシピリジニウム誘導体が、受容体を介して生理作用を示すといったような報告は全くなされていない。
また、コラーゲンは皮膚の弾力性、保湿機能などに重要な成分であり、コラーゲン量の減少は皮膚の張りや弾力性の低下、および肌荒れや、皺などの老化様症状の顕現をひきおこすことが知られている。このため、皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制等を目的として、皮膚のコラーゲン量を増大させる食品素材や化粧品素材、あるいは医薬用組成物の研究がなされてきた。
一方、骨は通常古い骨を分解する破骨細胞と、新しい骨を作る骨芽細胞の働きのバランスによって代謝が保たれており、骨芽細胞が分泌したI型コラーゲン線維のまわりにリン酸カルシウムが沈着しヒドロキシアパタイトとなり骨が形成されることが知られている。
近年高齢化、あるいは糖尿病等の基礎的疾患の増加に伴い、骨折・骨粗鬆症など骨量・骨質の低下に起因する各種骨疾患患者が増加する傾向にある。骨量および骨質は、上記したように健常時には骨吸収(骨分解)と骨形成のバランスによって維持されているが、加齢や閉経などによるホルモン分泌量低下などに起因して骨吸収が優勢となることにより、骨が脆くなることが知られている。これに対して、経口用カルシウム製剤、ビタミンD3製剤、副甲状腺ホルモン製剤などを投与し、破骨細胞の働きを抑制させる等の治療法が一般的に実施されている。
コラーゲン産生促進剤について、例えば、特許文献1には、1−アセトキシ−1−(2,4−ジアセトキシフェニル)−2−プロペンに代表される化合物が記載されている。特許文献2には、アミノ酸が3個から8個で構成される合成ペプチド又はその誘導体と、分子量が500から5000の範囲にある加水分解コラーゲン又はその誘導体とを含有することを特徴とする抗老化用皮膚外用剤が記載されている。
また、本願化合物の代表であるピリジノリンは、非特許文献1に記載されているように、公知のコラーゲン分解成分であり、特許文献3、4に記載されているように、骨粗鬆症の診断薬として用いられている。
特開2009−79004号公報 特開2011−042613号公報 特表平05−502942号公報 特開平05−209870号公報
Daisaburo Fujimoto, Takahiko Moriguchi, Torao Ishida, and Hiroshi Hayashi:‘The structure of pyridinoline, a collagen crosslink.’Biochem. Biophysics. Res. Commun. 84, 52-57 (1978).
骨折・骨粗鬆症などの骨疾患の治療法として、一般的に行われている経口用カルシウム製剤、ビタミンD3製剤、副甲状腺ホルモン製剤等の投与治療法は、食欲不振や全身倦怠感、顎骨壊死等の副作用の問題等が存在しており、骨疾患の治療法として骨芽細胞に直接作用してコラーゲン合成を増大させ、骨形成を促進させる治療法が求められていた。また、一般に販売されているコラーゲンペプチドを摂取する場合も、その効果を実感するためには、大量に摂取する必要があり、効率的にコラーゲン産生を促進できる成分が求められていた。
本発明は、効率的にコラーゲン産生を促進できる新規コラーゲン産生促進剤を提供することを目的としている。さらに当該コラーゲン産生促進剤を含有する化粧用組成物、飲食品組成物、細胞培養用組成物、創傷治癒用医薬組成物、骨形成促進用組成物を提供することを主な目的としている。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、3−ヒドロキシピリジニウム誘導体が、コラーゲン産生促進能を有することを見いだし、本発明を完成した。
すなわち本発明は、以下のコラーゲン産生促進剤、当該コラーゲン産生促進剤を含有する化粧用組成物、飲食品組成物、細胞培養用組成物、創傷治癒用医薬組成物、骨形成促進用組成物、及び、コラーゲン分解物である。
上記課題を解決するための、本発明のコラーゲン産生促進剤は、下記一般式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を有効成分として含有することを特徴としている。
Figure 2019019129
(式(1)中、Aはそれぞれ独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aはそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rはそれぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して単結合、又は水酸基、アミノ基(−NR )及びオキサ基(−O−)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは水素原子、下記式(2)で表される構造、又は水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは炭素原子数1〜10の炭化水素基を、m及びnはそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。但し、m及びnは、m+nが0〜4の整数となる数値である。)
Figure 2019019129
(式(2)中、Aは式(1)中のAに独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aは式(1)中のAに独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rは式(1)中のRに独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立してそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは単結合、又は水酸基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を表す。)
この特徴によれば、簡便、簡単にコラーゲン産生を促進することができる。
更に、本発明のコラーゲン産生促進剤の一実施態様によれば、3−ヒドロキシピリジニウム誘導体の含有量は、0.00001重量%以上含有することを特徴とするものである。
この特徴によれば、効率的にコラーゲン産生を促すことができるという効果を発揮することができる。
更に、本発明のコラーゲン産生促進剤は天然物由来の3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を含有することを特徴とするものである。
この特徴によれば、天然物から3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を得ることができるため、触媒等の不純物除去の必要が無く、純粋な材料を簡便に得ることができるという効果を発揮することができる。
更に、本発明のコラーゲン産生促進剤の一実施態様によれば、化粧料用組成物であることを特徴とする。
この特徴によれば、コラーゲン量の減少により皮膚の張りや弾力性が低下した皮膚等のコラーゲン産生を促進することができ、皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制等に寄与することができるという本発明の効果をより発揮することができる。
更に、本発明のコラーゲン産生促進剤の一実施態様によれば、飲食品組成物であることを特徴とする
この特徴によれば、経口投与により簡便にコラーゲン産生を促進することができ、皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制、骨粗鬆症予防等に寄与することができ、また、ペット等動物の寿命向上に寄与できるという本発明の効果をより発揮することができる。
更に、本発明のコラーゲン産生促進剤の一実施態様によれば、細胞培養用組成物であることを特徴とする。
この特徴によれば、再生医療等において、簡便にコラーゲン産生を促進することができ、また、動物実験等の代替試験に寄与することができるという本発明の効果をより発揮することができる。
更に、本発明のコラーゲン産生促進剤の一実施態様によれば、創傷治癒用医薬組成物であることを特徴とする。
この特徴によれば、再生医療等において、簡便にコラーゲン産生を促進することができ、裂傷や火傷治療等の皮膚再生に寄与することができるという本発明の効果をより発揮することができる。
更に、本発明のコラーゲン産生促進剤の一実施態様によれば、骨形成促進用組成物であることを特徴とする。
この特徴によれば、骨粗鬆症等の治療において、簡便にコラーゲン産生を促進することができ、骨形成の促進に寄与することができるという本発明の効果をより発揮することができる。
また、本発明は下記一般式(3)で表される3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を、0.015重量%以上含有することを特徴とするコラーゲン分解物である。
Figure 2019019129
この特徴によれば、効率的にコラーゲン産生を促すことができるという効果を発揮することができる。
更に、本発明は下記一般式(4)で表される3−ヒドロキシピリジノリンを、0.07重量%以上含有することを特徴とするコラーゲン分解物である。
Figure 2019019129
この特徴によれば、効率的にコラーゲン産生を促すことができるという効果を発揮することができる。
本発明によれば、簡便、簡単に効率良くコラーゲン産生を促進することができ、皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制や、骨粗鬆症等の治療に用いることができる。
逆相HPLCによる精製PYRの純度検定 マススペクトル解析によるPYRの構造特定 ヒト尿細管上皮細胞のI型コラーゲンタイプAのRNA発現量解析結果 TGFβ1のI型コラーゲンタイプAのRNA発現量解析結果 CHHPによる骨芽細胞分化促進作用を示すデータ CHHPによる骨芽細胞コラーゲン産生促進作用RT−PCRデータ
本発明の詳細を説明するに当たり、具体例を挙げて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
[コラーゲン産生促進剤]
本発明のコラーゲン産生促進剤は、下記一般式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を有効成分として含有することを特徴としている。
Figure 2019019129
(式(1)中、Aはそれぞれ独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aはそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rはそれぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して単結合、又は水酸基、アミノ基(−NR )及びオキサ基(−O−)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは水素原子、下記式(2)で表される構造、又は水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは炭素原子数1〜10の炭化水素基を、m及びnはそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。但し、m及びnは、m+nが0〜4の整数となる数値である。)
Figure 2019019129
(式(2)中、Aは式(1)中のAに独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aは式(1)中のAに独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rは式(1)中のRに独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立してそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは単結合、又は水酸基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を表す。)
このコラーゲン産生促進剤によれば、簡便、簡単に効率良くコラーゲン産生を促進することができる。
[コラーゲン産生メカニズム]
本発明のコラーゲン産生のメカニズムは具体的に解明されていないが、終末糖化産物受容体(Receptor for Advantage Glycation End Product:RAGE)に、本発明の3−ヒドロキシピリジニウム誘導体が認識されることで、コラーゲン産生が促進されるものと考えられる。
終末糖化産物受容体(RAGE)は、平滑筋細胞、肝細胞、神経細胞、血管内皮細胞、単球など幅広い細胞に発現しているタンパク質である。
Fischerの鍵と鍵穴モデルに代表されるように、タンパクのリガンド結合部位はリガンドに対して確固たる相補的構造を持つと考えられ、リガンドとして3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を有するものであれば、その置換基等の立体障害に影響されず、終末糖化産物受容体(RAGE)に選択的に認識されるものであると考えられる。
[3−ヒドロキシピリジニウム誘導体]
本発明で使用される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体は下記式(1)で表されるものである。
Figure 2019019129
(式(1)中、Aはそれぞれ独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aはそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rはそれぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して単結合、又は水酸基、アミノ基(−NR )及びオキサ基(−O−)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは水素原子、下記式(2)で表される構造、又は水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは炭素原子数1〜10の炭化水素基を、m及びnはそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。但し、m及びnは、m+nが0〜4の整数となる数値である。)
Figure 2019019129
(式(2)中、Aは式(1)中のAに独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aは式(1)中のAに独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rは式(1)中のRに独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立してそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは単結合、又は水酸基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を表す。)
本発明において、一般式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体は、その化合物自体のみならず、その異性体、その混合物、その薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、プロドラッグも包含されうることは技術常識の範囲である。ここでプロドラッグとしては、例えば特表2016−519659号に記載されているものが挙げられる。水酸基に関するプロドラッグ構造は、特に限定されないが、アシルオキシアルキル(例えば、アシルオキシメチル、アシルオキシエチル)エステル、アルコキシカルボニルオキシアルキルエステル、アルキルエステル、アリールエステル、リン酸エステル、スルホン酸エステル、硫酸エステル、及びエステルを含むジスルフィドなどのエステル、エーテル(例えばアルキルエーテル)、アミド、カルバマート、ヘミスクシナート、ジメチルアミノアセタート、及びホスホリルメチルカルボニルを含む。
式(1)及び式(2)の中のAの「炭素原子数1〜10のアルコキシ基」は、アルコキシ基中の炭化水素基が分岐構造、環状構造、及び炭素−炭素不飽和結合(炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合)のそれぞれを有していてもよく、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基等の何れであってもよいことを意味する。アルコキシ基の炭素原子数は、アルコキシ基の炭化水素基が芳香族炭化水素基である場合、通常6以上である。一方、アルコキシ基の炭化水素基が芳香族炭化水素基以外である場合、好ましくは8以下、より好ましくは6以下、また3以下であってもよい。
「炭素原子数1〜10のアルコキシ基」の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、2,2−ジメチルプロポキシ基、シクロペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基、フェニルオキシ基、ビニルオキシ基等が挙げられる。
式(1)及び式(2)の中のA、A、R、R、Rの「炭素数1〜10の炭化水素基」は、分岐構造、環状構造、及び炭素−炭素不飽和結合(炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合)のそれぞれを有していてもよく、飽和炭化水素基、不飽和炭化水素基、芳香族炭化水素基等の何れであってもよいことを意味する。炭化水素基の炭素原子数は、炭化水素基が芳香族炭化水素基である場合、通常6以上である。一方、炭化水素基が芳香族炭化水素基以外である場合、好ましくは8以下、より好ましくは6以下、また3以下であってもよい。
「炭素数1〜10の炭化水素基」の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、2,2−ジメチル−1−プロピル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、2−メチルペンチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、フェニル基、ビニル基等が挙げられる。
式(1)中のRの「水酸基、アミノ基(−NR )及びオキサ基(−O−)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基」の「2価の炭化水素基」とは、2つの結合部位を有する炭化水素基であることを意味する。また、「水酸基、アミノ基(−NR )及びオキサ基(−O−)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい」とは、炭化水素基の水素原子が水酸基やアミノ基で置換されていてもよいこと、さらに炭化水素基の炭素骨格内部にオキサ基が導入されていてもよいことを意味する。炭化水素は、好ましくは8以下、より好ましくは6以下、また3以下であってもよい
「水酸基、アミノ基及びオキサ基(−O−)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基」の具体例としては、メチレン基、オキシメチレン基、エチレン基、ジメチルエーテル基、プロピレン基、ブチレン基、ヒドロキシメチレン基、ヒドロキシエチレン基、1−ヒドロキシプロパニレン基、2−ヒドロキシプロパニレン基、ヒドロキシブレン基、アミノメチレン基、アミノエチレン基、1−アミノプロパニル基、2−アミノプロパニル基、アミノブチレン基、ビニレン基等が挙げられる。
式(2)の中のRの「水酸基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基」の「水酸基及びアミノ基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい」と「炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基」は、前述のものと同義である。
「水酸基及びアミノ基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基」の具体例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヒドロキシメチレン基、ヒドロキシエチレン基、1−ヒドロキシプロパニレン基、2−ヒドロキシプロパニレン基、ヒドロキシブレン基、アミノメチレン基、アミノエチレン基、1−アミノプロパニル基、2−アミノプロパニル基、アミノブチレン基、ビニレン基等が挙げられる。
式(1)及び式(2)の中のAの「N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造」は、2以上のアミノ酸から構成されるペプチド構造のみならず、1つのアミノ酸からなるアミノ酸構造も含まれることを意味する。また、「N末端で結合する」とは、Aが結合するカルボニル基(>C=O)に対して、ペプチド構造のN末端又はアミノ酸構造のアミノ基で結合していることを意味する。
1つのアミノ酸構造の具体例としては、グリシン構造、アラニン構造、バリン構造、ロイシン構造、イソロイシン構造、メチオニン構造、プロリン構造、フェニルアラニン構造、トリプトファン構造、セリン構造、トレオニン構造、アスパラギン構造、グルタミン構造、チロシン構造、システイン構造、リジン構造、アルギニン構造、ヒスチジン構造、アスパラギン酸構造、グルタミン酸構造等の必須アミノ酸構造、ヒドロキシリジン構造、アリシン構造、ヒドロキシアリシン構造、ヒドロキシプロリン構造等の変性されたアミノ酸構造、コラーゲンの構造に含まれるアミノ酸構造が挙げられ、特に好ましくは、グリシン構造、プロリン構造、ヒドロキシプロリン構造、リジン、ヒドロキシリジン構造、アリシン構造、ヒドロキシアリシン構造である。
「N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造」が2以上のアミノ酸から構成されるペプチド構造である場合のアミノ酸数は、好ましくは50以下、より好ましくは20以下、さらに好ましくは10以下、最も好ましくは3以下である。
2以上のアミノ酸から構成されるペプチド構造のアミノ酸の種類としては、同様にグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、プロリン、フェニルアラニン、トリプトファン、セリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミン、チロシン、システイン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸等の必須アミノ酸、ヒドロキシリジン、アリシン、ヒドロキシアリシン、ヒドロキシプロリン等の変性されたアミノ酸、コラーゲンの構造に含まれるアミノ酸等が挙げられる。
式(1)及び式(2)の中のAの「C末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造」は、2以上のアミノ酸から構成されるペプチド構造のみならず、1つのアミノ酸からなるアミノ酸構造も含まれることを意味する。また、「C末端で結合する」とは、Aが結合するアミノ基(>NR)に対して、ペプチド構造のC末端又はアミノ酸構造のカルボニル基で結合していることを意味する。
1つのアミノ酸構造の具体例としては、グリシン構造、アラニン構造、バリン構造、ロイシン構造、イソロイシン構造、メチオニン構造、プロリン構造、フェニルアラニン構造、トリプトファン構造、セリン構造、トレオニン構造、アスパラギン構造、グルタミン構造、チロシン構造、システイン構造、リジン構造、アルギニン構造、ヒスチジン構造、アスパラギン酸構造、グルタミン酸構造等の必須アミノ酸構造、ヒドロキシリジン構造、アリシン構造、ヒドロキシアリシン構造、ヒドロキシプロリン構造等の変性されたアミノ酸構造、コラーゲンの構造に含まれるアミノ酸構造が挙げられ、特に好ましくは、グリシン構造、プロリン構造、ヒドロキシプロリン構造、リジン、ヒドロキシリジン構造、アリシン構造、ヒドロキシアリシン構造である。
「N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造」が2以上のアミノ酸から構成されるペプチド構造である場合のアミノ酸数は、好ましくは50以下、より好ましくは20以下、さらに好ましくは10以下、最も好ましくは3以下である。
2以上のアミノ酸から構成されるペプチド構造のアミノ酸の種類としては、同様にグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、プロリン、フェニルアラニン、トリプトファン、セリン、トレオニン、アスパラギン、グルタミン、チロシン、システイン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸等の必須アミノ酸、ヒドロキシリジン、アリシン、ヒドロキシアリシン、ヒドロキシプロリン等の変性されたアミノ酸、コラーゲンの構造に含まれるアミノ酸等が挙げられる。
式(1)中のR及びRの「水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基」の「水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい」と「炭化水素基」は、前述のものと同義である。
炭化水素基の炭素原子数は、炭化水素基が芳香族炭化水素基である場合、通常6以上である。一方、炭化水素基が芳香族炭化水素基以外である場合、好ましくは8以下、より好ましくは6以下、また3以下であってもよい。
「水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基」の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、2,2−ジメチル−1−プロピル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、2−メチルペンチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、フェニル基、ビニル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−カルボキシルエチル基、4−カルボキシルブチル基、5−カルボキシペンチル基、2−ヒドロキシ−4−アミノ−5−カルボキシペンチル基、2−アミノ−2−カルボキシエチル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピル基等が挙げられ、好ましくは、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−カルボキシルエチル基、4−カルボキシルブチル基、5−カルボキシペンチル基、2−ヒドロキシ−4−アミノ−5−カルボキシペンチル基、2−アミノ−2−カルボキシエチル基、3−アミノ−3−カルボキシプロピル基が挙げられる。
さらに、式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体は対アニオンを有する。対アニオンとして、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲンイオン、酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン等が挙げられる。
前記式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体の分子量は10000以下であり、5000以下であってもよく、さらに1000以下であってもよく、特に700以下であってもよく、500以下であってもよく、さらに500未満、480以下、450以下であってもよい。
前記式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体の具体例としては、下記式(1a)〜(1e)で表される構造を有する化合物が挙げられる。
Figure 2019019129
式中iはそれぞれ独立に1〜10の整数であり、好ましくは1〜5の整数を示す。さらに、jはそれぞれ1〜10の整数であり、好ましくは1〜5の整数を示す。
本発明のコラーゲン産生促進剤は、前記式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体に該当する1種類の化合物のみからなるものでもあっても、前記式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体に該当する2種類以上の化合物を含有するものであってもよい。前記式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を有効成分として0.00001重量%以上含有することを特徴とし(前記式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体に該当する2種類以上の化合物を含有する場合は、化合物の層含有量として)、好ましくは0.0001重量%以上、さらに好ましくは0.001重量%、特に好ましくは0.01重量%以上、最も好ましくは0.1重量%以上である。さらに好ましくは1重量%以上であり、より好ましくは5重量%以上である。コラーゲン産生促進剤の含有量について上限は特に限定されないが、好ましくは50重量%以下であり、より好ましくは80重量%以下であり、最も好ましくは100重量%である。コラーゲン産生促進能については、3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を有する誘導体であれば発揮されるが、3−ヒドロキシピリジニウム部分構造の含有量が多くなることでRAGEに認識される分子の数が増加し、コラーゲン産生効果をより効果的に発揮することができる。
3−ヒドロキシピリジニウム部分構造とは、下記式(3)で表される構造で示される。
Figure 2019019129
本発明のコラーゲン産生促進剤は、他の成分を含んでいても良いが、前記式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体が、コラーゲン産生促進剤に含まれる全ての成分のうち0.05重量%以上含まれるのが好ましい。さらに、好ましくは0.01重量%以上、特に好ましくは0.1重量%以上、さらに好ましくは1重量%以上、特に好ましくは10重量%以上である。
コラーゲン促進剤に含まれる他の成分としては、アミノ酸、タンパク質、3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を含まないコラーゲン由来の成分、ビタミンC等が挙げられる。
コラーゲン産生促進剤の形態は特に限定されず、適用される製剤、製品の剤型、形態、用途等に応じて設定することができる。例えば、水溶液、ブドウ糖溶液、緩衝液含有溶液、生体適合液、液状、乳液状、クリーム状、粉末状、顆粒、丸剤、軟膏等に調製することができる。
対象となる細胞は、本発明の効果が奏される範囲であれば限定されないが、ヒト近位尿細管上皮細胞、骨芽細胞、表皮の上皮細胞、及び、線維芽細胞に作用してコラーゲン産生を顕著に促進することができる。
[3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を製造する方法]
本発明における、3−ヒドロキシピリジニウム誘導体は、有機合成によって製造してもよく、又は、天然物を精製して製造することもできる。天然物を精製して製造する方法としては、例えば、コラーゲンを分解することで得ることができる。
(有機合成によって製造する方法)
有機合成によって製造する方法としては、例えば、グリセルアルデヒド及び6−アミノヘキサン酸を反応させる方法、特開平10―195052号公報に記載されているような、Nα保護−O保護−リシンと、5,6−エポキシ−2−N保護−O保護−(2S)−2−アミノヘキサン酸エステルを反応させる方法が挙げられる。
また、市販の3−ヒドロキシピリジン誘導体に対して、各種置換基を付加させる方法等によっても得ることが可能であり、例えば、3−ヒドロキシピリジンに対して6−ブロモヘキサン酸を反応させることで、3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を簡単に得ることができる。
(コラーゲン分解によって製造する方法)
コラーゲンを分解する方法としては、酸、アルカリ、酵素等で処理することによって分解することができる。
前記コラーゲンとしては、特に限定されず、例えば、牛や豚などの哺乳類由来のコラーゲン、サメなどの魚類由来のコラーゲン、鶏やダチョウなどの鳥類由来のコラーゲンなどが挙げられる。コラーゲンは、前記哺乳類、魚類、鳥類などの骨、皮、鱗などに多く含まれており、これらの各種材料に対して、脱脂・脱灰処理、抽出処理等の従来公知の処理を施すことによって得ることができる。
・加水分解条件
加水分解反応の条件としては、特に限定されないが、例えば、pH2.5〜8.0であることが好ましい。より好ましくはpH2.5〜5.5である。
分解温度については、特に限定されないが、例えば、10℃〜100℃であり、好ましくは、20℃〜50℃であり、特に好ましくは25℃〜30℃である。
加水分解反応の時間として、特に限定されないが、例えば、1分〜200時間とすることができ、好ましくは60分〜100時間であり、特に好ましくは120分〜24時間である。
・酵素による分解
トリプシンによる酵素消化条件
トリプシンによる酵素消化温度は、特に限定されないが、例えば、10℃〜100℃で行うのが通常である。更に、30℃〜70℃であれば、コラーゲンが良好に分解されるためより好ましい。
加水分解処理後、通常行われるように、酵素を失活させる必要がある。具体的には、特に限定されないが、例えば、70〜100℃で1秒〜3時間加熱することにより、酵素を失活させることができる
・分解物の精製
加水分解して得られた分解物は、カラムクロマトグラフィー、陽イオン交換クロマトグラフィー、固相抽出、逆相HPLC等の精製操作を経由して精製することができる。
・精製物の同定
得られた精製物は、蛍光スペクトル、NMR、GPC、及び質量分析装置等により同定される。
[コラーゲン分解物]
本発明は、前記式(3)で表される3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を0.015重量%以上含有するコラーゲン分解物である。また、本発明のコラーゲン分解物は、3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を0.02重量%以上含有してもよく、さらに0.03重量%以上含有してもよく、0.05重量%以上含有してもよく、さらに0.1重量%以上含有してもよく、さらに0.2重量%以上含有してもよく、さらに0.5重量%以上含有してもよい。
本発明のコラーゲン分解物は、一般的なコラーゲン分解物に比べて、高濃度の3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を含有するものである。
本発明の3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を0.015重量%以上含有するコラーゲン分解物は、コラーゲンを分解することで製造することができ、コラーゲンの架橋部分として存在する3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を分取、分画して得られるものである。
分取、分画の方法については限定されないが、例えば、カラムクロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、HPLC、電気泳動、遠心分離、固液抽出、分液、濾過、電気透析、GPC、蒸留、再結晶、再沈殿、蒸留等の操作を行うことで3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を0.015重量%以上含有するコラーゲン分解物を得ることができる。
更に、本発明は、前記式(4)で表される3−ヒドロキシピリジノリンを0.07重量%以上含有するコラーゲン分解物である。また、本発明のコラーゲン分解物は、3−ヒドロキシピリジノリンを0.08重量%以上含有してもよく、さらに0.1重量%以上含有してもよく、0.3重量%以上含有してもよく、さらに0.5重量%以上含有してもよく、さらに1.0重量%以上含有してもよく、さらに2.0重量%以上含有してもよい。
本発明のコラーゲン分解物は、一般的なコラーゲン分解物に比べて、高濃度の3−ヒドロキシピリジノリンを含有するものである。
本発明の3−ヒドロキシピリジノリンを0.07重量%以上含有するコラーゲン分解物は、コラーゲンを分解することで製造することができ、コラーゲンの架橋部分として存在する3−ヒドロキシピリジノリンを分取、分画して得られるものである。
分取、分画の方法については限定されないが、例えば、カラムクロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、HPLC、電気泳動、遠心分離、固液抽出、分液、濾過、電気透析、GPC、蒸留、再結晶、再沈殿、蒸留等の操作を行うことで3−ヒドロキシピリジノリンを0.07重量%以上含有するコラーゲン分解物を得ることができる。
[コラーゲン分解物の分析方法]
コラーゲン分解物中の3−ヒドロキシピリジニウム部分構造、及び、3−ヒドロキシピリジノリンの濃度を測定する方法としては、例えば、コラーゲン、または、コラーゲン分解物を、架橋成分である3-ヒドロキシピリジノリンが単離できる程度まで分解または再分解させる。
分解または再分解の方法は、コラーゲンまたはコラーゲン分解物に対して、6M 塩酸を加え、窒素置換下110℃で24時間加水分解を行うことで、3-ヒドロキシピリジノリンが単離できる程度に分解することができる。
そして、3−ヒドロキシピリジノリンの特異的吸収波長295nmに対する吸光度を有する画分の面積を測定することで、3−ヒドロキシピリジノリンの濃度を測定することができる。
さらに、3−ヒドロキシピリジノリンの濃度を求めた後に、3−ヒドロキシピリジニウム部分構造の分子量と3−ヒドロキシピリジノリンの分子量との比を計算することでコラーゲン分解物中の3−ヒドロキシピリジニウム部分構造の濃度を算出することができる。
例えば、3−ヒドロキシピリジノリン(PYR)がコラーゲン分解物100重量部中1重量部含まれているとするなら、3−ヒドロキシピリジニウム部分構造は0.212重量部含まれていることがわかる。
3−ヒドロキシピリジニウム部分構造の分子量(91g/mol)
3−ヒドロキシピリジノリン(PYR)の分子量(429g/mol)
[一般的なコラーゲン分解物]
一般的なコラーゲン分解物において、3−ヒドロキシピリジノリンの含有量は0.07重量%未満である。また、3−ヒドロキシピリジニウム部分構造の含有量は0.0148重量%未満である。
なぜなら、コラーゲン1本あたり、3−ヒドロキシピリジノリンが0.16個含まれることが知られており、それらを踏まえて計算することにより導き出すことができる。
例えば、コラーゲン1本あたりの分子量(約10万)、3−ヒドロキシピリジノリンの分子量(229g/mol)、3−ヒドロキシピリジノリウム部分構造の分子量(91g/mol)から算出することができる(Fujimoto et al J. Biochem. 83, 863-867 (1978)を参照)。
[コラーゲン促進剤の用途]
コラーゲン促進剤の適用用途も、特に限定されず、目的に応じて設定することができる。例えば、化粧料組成物や食品組成物として使用可能である。さらに、生体に適用して、皮膚状態の改善や創傷治癒の促進のために用いることができる。また、培地や培養液に添加して、人工組織や足場材料等のコラーゲン含有組織や骨組織の形成促進のために用いることができる。
産生促進可能なコラーゲンとしては、特に限定されず、I型コラーゲン、II型コラーゲン等のコラーゲン類が挙げられるが、特に、骨や皮膚に多く存在するI型コラーゲンの産生に用いることができる。
・I型コラーゲン
I型コラーゲンは、2本のa1鎖と1本のa2鎖からなり、上記したように骨や皮膚に多く存在することが知られている。
そして、I型コラーゲンa1鎖をコードする遺伝子(Col1a1)の発現を増大させることで、コラーゲンの産生を促進させることが可能であり、I型コラーゲンの産生を促進させてI型コラーゲン量を維持することが、しわ・たるみの予防・改善に有効であることが知られている。さらにI型コラーゲンの産生促進は皮膚の創傷治癒の改善にも有効である。
また、骨では有機質の80%がI型コラーゲンからできており、骨芽細胞が分泌したI型コラーゲン線維のまわりに、リン酸カルシウムが沈着しヒドロキシアパタイトとなり骨が形成されることが知られている。
このことから、I型コラーゲンの産生を促進させることで、骨が再生され、骨粗鬆症の治療等に応用することが可能である。
(化粧料組成物)
本発明の化粧料組成物は、上記コラーゲン産生促進剤を含有することを特徴とする。
本発明の化粧料組成物は、皮膚の表皮や真皮のコラーゲンの産生を促進することができ皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制等に寄与することができる。
本発明の化粧料組成物は、上記コラーゲン産生促進剤を、適当な媒体又は担体と共に調製することにより、作製することができる。
コラーゲン産生促進剤の配合量は限定されないが、化合物の構造や適用部位、適用対象の年齢や特性、化粧料組成物の形態等によって異なるため、厳格に定義することはできないが、コラーゲン産生促進剤の配合量は特に限定されるものではなく、例えば、組成物中0.001重量%以上含有することが好ましく、さらに好ましくは、0.01重量%以上、特に好ましくは0.1重量%以上であり、最も好ましくは1重量%以上であり、より好ましくは3重量%以上である。
本発明の化粧料組成物は、他のコラーゲン由来の成分(特にペプチド)を含んでいても良いが、本願発明の化粧料組成物に含まれる全てのコラーゲン由来の成分(特にペプチド)のうち、10重量%以上、好ましくは20重量%以上、特に好ましくは50重量%以上、本願式(1)で表される化合物及びその誘導体が占めることが好ましい。
本発明の化粧料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、他の成分を配合することができる。他の成分として、例えば、美白剤、肌荒れ防止剤、保湿剤、老化防止剤、育毛剤、皮脂ケア・にきびケア剤、殺菌・抗菌剤、収斂剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。また、ビタミンCなどのコラーゲン産生能を向上させ得る化合物を配合することもできる。
また、本発明の化粧料組成物は、所望に応じて、適当な形態、例えば、液状、乳液状、クリーム状、粉末状、顆粒状、マイクロカプセル化等に適宜調製することができる。
また、本発明の化粧料組成物を用いて、洗顔、石鹸、クレンジング、美容液、ファンデーション、オールインワンジェル、日焼け止め、ボディソープ、制汗剤、化粧水、ローション、トニック、クリーム、乳液、軟膏、パック、マスク、口紅、入浴剤、整髪料等の各種化粧品や化粧料を、常法に従って製造することもできる。
化粧料組成物の適用部位も、本発明の効果が奏される範囲内であれば特に限定されず、顔面用、ボディ用、頭髪用等、種々の部位に利用できる。また、頭皮毛包幹細胞のコラーゲン生成と毛髪の関係が知られるようになったことから、頭皮に適用することで、薄毛予防にも効果が期待できる。
本発明の化粧用組成物は、皮膚の線維芽細胞におけるコラーゲン産生を顕著に促進させる作用を有し、皮膚の健康維持用あるいは皮膚の老化抑制用等に利用可能である。
(飲食品組成物)
本発明の飲食用組成物は、上記コラーゲン産生促進剤を含有することを特徴とする。
本発明の飲食用組成物は、経口投与により簡便にコラーゲン産生を促進することができ、皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制、骨粗鬆症予防、ペットの病気予防等に効果的である。
本発明における飲食用組成物とは、食料品、飲料品、嗜好品、サプリメント、ペットフード等、経口で摂取するものを指す。これらに、本発明のコラーゲン産生促進剤を含有させることができるが、その形態は特に限定されるものではなく、パン類、麺類等主菜となりうるもの、チーズ、ウインナー、ハム、魚介加工品等副菜となりうるもの、果汁飲料、乳飲料、炭酸飲料等の飲料、ケーキ、クッキー、ゼリー、キャンディー、プリン、ヨーグルト等の嗜好品等とすることができる。また、サプリメントとしての形態も特に限定されるものではなく、錠剤、カプセル、ソフトカプセル、栄養ドリンク状の形態をとることもできる。
飲食品組成物における、コラーゲン産生促進剤の配合量は特に限定されるものではなく、例えば、組成物中0.001重量%以上含有することが好ましく、さらに好ましくは、0.01重量%以上、特に好ましくは0.1重量%以上であり、最も好ましくは1重量%以上であり、より好ましくは3重量%以上である。
(細胞培養用組成物)
本発明の細胞培養用組成物は、上記コラーゲン産生促進剤を含有することを特徴とする。
本発明の細胞培養用組成物は、簡便にコラーゲン膜を生成することができ、再生医療や動物実験代替などに寄与することができる
細胞培養用組成物の作製方法は、特に限定されないが、例えば、一般的な培養液等に、上記コラーゲン産生促進剤を添加することで製造することができる。また、上記コラーゲン産生促進剤を、培地又は培養液の組成成分として調製することにより作製することができる。
細胞培養用組成物におけるコラーゲン産生促進剤の割合は、細胞や培地、培養液の種類等によって異なり一律に特定することはできないが、例えば、組成物中0.001重量%以上含有することが好ましく、さらに好ましくは0.01重量%以上、特に好ましくは0.1重量%以上であり、最も好ましくは1重量%以上であり、より好ましくは3重量%以上である。
本願発明の細胞培養組成物は、他のコラーゲン由来の成分(特にペプチド)を含んでいても良いが、本願発明の細胞培養組成物に含まれる全てのコラーゲン由来の成分(特にペプチド)のうち、10重量%以上、好ましくは20重量%以上、特に好ましくは50重量%以上、本願式(1)で表される化合物及びその誘導体が占めることが好ましい。
本発明の細胞培養用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、他の成分を配合することができる。他の成分としては、例えば、無機塩類、炭素源、各種ビタミン、緩衝剤、細胞増殖因子、アミノ酸、血清を挙げることができる。また、DTPA、TPEN、又はACAなどのコラーゲン産生能を向上させ得る化合物、或いはビタミンC又はその誘導体などのコラーゲン産生を増強させる化合物などを配合することもできる。
本発明の細胞培養用組成物は、培養細胞のコラーゲン産生を顕著に促進させる作用を有し、例えば、人工皮膚の培養用として用いて、人工組織の形成促進等のために利用することができる。また、再生医療用の足場材料の調製用として用いて、コラーゲン含有組織の形成促進等のために利用することができる。
(創傷治癒用医薬組成物)
本発明の創傷治癒用医薬組成物は、上記コラーゲン産生促進剤を含有することを特徴とする。本発明の創傷治癒用医薬組成物は、裂傷や火傷治療等の皮膚再生等、創傷の治癒を促進するために利用される。
本発明の創傷治癒用医薬組成物は、常法に従って、作製することができる。例えば、上記コラーゲン産生促進剤を、薬学的に許容できる担体と共に調製することにより、作製することができる。
本発明の創傷治癒用医薬組成物には、本発明の効果を奏する範囲であれば、薬学的に許容可能な担体や、公知の添加剤、或いは他の薬学的活性成分などを含有することもできる。また、ビタミンC又はその誘導体などのコラーゲン産生を増強させる化合物などを配合することもできる。
本発明の創傷治癒用医薬組成物における、コラーゲン産生促進剤配合割合は、適用部位、適用対象の年齢、医薬組成物の形態等によって異なり、一律に特定することはできないが、例えば、組成物中0.001重量%以上含有することが好ましく、さらに好ましくは0.01重量%以上、特に好ましくは0.1重量%以上であり、最も好ましくは1重量%以上であり、より好ましくは3重量%以上である。
本発明の創傷治癒用医薬組成物は、他のコラーゲン由来の成分(特にペプチド)を含んでいても良いが、本願発明の創傷治癒用医薬組成物に含まれる全てのコラーゲン由来の成分(特にペプチド)のうち、10重量%以上、好ましくは20重量%以上、特に好ましくは50重量%以上、本願式(1)で表される化合物及びその誘導体が占めることが好ましい。
本発明の創傷治癒用医薬組成物は、所望に応じて、適当な形態に設定することができる。例えば、乾燥粉末、ゲル、クリーム、軟膏、懸濁液、溶液又は生体適合性がある合成もしくは天然の固体マトリックスの形態とすることができる。
さらにフィルム等の基材上に塗布して、皮膚等に付着させて使用することも可能である。
(骨形成促進用組成物)
本発明の骨形成促進用組成物は、上記コラーゲン産生促進剤を含有することを特徴とする。本発明の骨形成促進用組成物は、骨粗鬆症の予防及び治療に用いることができる。
本発明の骨形成促進用組成物は、サプリメントとして経口投与可能な製剤とすることや、直接幹部に注入して使用することも可能である。このような製剤としては例えば、口腔内崩壊錠、チュアブル錠、分散錠等の錠剤や、カプセル剤、顆粒剤、散剤、経口液剤、シロップ剤、または経口ゼリー剤、水溶液、ブドウ糖液等を挙げることができる。
本発明の骨形成促進用組成物では、製剤化、薬剤化に際して、薬学的に許容される賦形剤、結合剤、滑沢剤、等張剤、安定剤、保存剤、矯味剤、溶解補助剤、または乳化剤等をさらに加えることができる。
本発明の骨形成促進用組成物は、従来公知の方法にて製造することができる。例えば錠剤の場合、次のような工程で製剤化できる。すなわち、秤量、一次混合(有効成分、賦形剤、結合剤、崩壊剤等を均一に混合)、造粒、篩過、二次混合(滑沢剤等を混合)、コーティング(必要に応じ)、包装等の工程を経る製造方法である。
本発明の骨形成促進用組成物は、骨芽細胞を活性化することから、患者の骨欠損に局所送達することにより骨を修復し又は骨密度を増加させることができる。その際に用いる、薬物担体混合物は、例えばリン酸カルシウムセメント粉末などと混合することにより調製される。詳細な実施形態に応じて、薬物担体混合物を好適な骨基質材料と組み合わせることにより、本発明の骨組成物を形成し得る。或いは、骨修復組成物はコラーゲンスポンジを含んでもよい。次に骨組成物が治療部位に、例えば骨欠損部位に植え込むか又は注入によるなどして適用され得る。また、インプラントにも適用し得る。
本発明の骨形成促進用組成物のコラーゲン産生促進剤含量は特に限定されないが、例えば、組成物中0.001重量%以上含有することが好ましく、さらに好ましくは、0.01重量%以上、特に好ましくは0.1重量%以上であり、最も好ましくは1重量%以上であり、より好ましくは3重量%以上である。
本発明の骨形成促進用組成物は、他のコラーゲン由来の成分(特にペプチド)を含んでいても良いが、本願発明の骨形成促進用組成物に含まれる全てのコラーゲン由来の成分(特にペプチド)のうち、10重量%以上、好ましくは20重量%以上、特に好ましくは50重量%以上、本願式(1)で表される化合物及びその誘導体が占めることが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
(1)3−ヒドロキシピリジノリン(PYR)の調製
Figure 2019019129
PYRを以下に示す方法に従って調製した。
ウシアキレス腱コラーゲン1g(Sigma)に6M 塩酸(アミノ酸自動分析用)を10ml加え、加水分解装置(Waters,Pico・Tag)を用いて窒素置換下、110℃で24時間加水分解を行った。加水分解物を孔径0.2μmのフィルター(ADVANTEC,DISMIC−25CS)で濾過したのち、ロータリーエバポレーター(EYELA,N−1100,SB―1100,A1000S)により塩酸を除去・乾燥させることによりコラーゲン加水分解物を得た。コラーゲン加水分解物を10mM酢酸ナトリウムバッファーに溶解したのち、10M水酸化ナトリウム水溶液を加えpH4.0に調整した。これを陽イオン交換クロマトグラフィー(FPC3500)に供し、0.5M NaClを含有する10mM 酢酸ナトリウムバッファーにより目的の画分を溶出させた。溶出画分をロータリーエバポレーターにより濃縮したのち、0.1%HFBAに溶解し、Sep−PakC18・35cc Vac Cartridge(Waters,WAT043345)を用いた固相抽出に供した。0.1%HFBAにより非吸着画分および塩を溶出させたのち、20%アセトニトリルにより目的画分を溶出させた。溶出画分をロータリーエバポレーターにより濃縮したのち、少量の0.1%HFBAに溶解させた。これを孔径0.45μmのフィルター(ADVANTEC,DISMIC−03CP)を用いて濾過した後、逆相HPLC(Inertsil ODS−4、GL Science)に供し、0.1%HFBAを含有する50%アセトニトリルにより分離した。PYRの特異的吸収波長295nmに対する吸光度を有する画分を単離し、さらにこれを逆相HPLC(Inertsil ODS−3、GL Science)に供して0.1%HFBAを含有する50%アセトニトリルにより分離することにより精製し、PYR(上記一般式(4))を得た。
得られた化合物の蛍光スペクトルを図1に示す。またマススペクトル結果を図2に示す。
特異的蛍光及びマススペクトル解析から、得られた化合物はPYRであることを確認できる。
(2)コラーゲン産生促進作用の評価
以下の手法で、化合物のコラーゲン産生促進作用を評価した。
(2−1)試料の作製
ヒト近位尿細管上皮細胞株(HK−2、理研細胞バンク)を、細胞数が1×10個となるよう細胞培養ディッシュに播種し、10%FBSを含有するDMEM培地で72時間培養した。培養細胞に被験化合物としてPYRを添加し、24時間培養した。また比較例として、PYRを添加しない系についても試料を作成した。
サンプル群
サンプル1)コントロール(PYR無添加)
サンプル2)PYR 10μM 添加
サンプル3)PYR 50μM 添加
(2−2)コラーゲン産生量の測定
上記(2−1)で調製したサンプル群について、次の手順により、コラーゲンの産生量をRT(逆転写)−PCR法により解析した。
培養ディッシュから培地を除去し、PBS溶液で5分間、2回洗浄した後、1mlのTRIzol(ambion)を加えて細胞を溶解してマイクロチューブ(WATSON)に回収した。これにクロロホルムを400µl加えて撹拌したのち、遠心分離により水層を得た。得られた水層画分に500µlのイソプロパノールを加え、RNAを沈澱させた。遠心分離により上清を除去し、得られたRNAを75%エタノールで洗浄したのちに水に溶解させた。2µgのRNAを鋳型とし、(dT)18プライマー、AMV Reverse transcriptase(宝酒造)を用いた逆転写反応によってcDNAを合成した。各サンプル群から得たcDNAを鋳型とし、I型コラーゲンa1(Col1a1)に特異的なプライマー、Hybripol DNA Polymeraseを用いてPCR測定を行った。反応後の増幅産物をアガロース電気泳動に供し、バンド強度を測定、評価した。恒常的に発現が見られるGAPDHの発現強度を対照とし、数値を補正した。
PYR(サンプル2及びサンプル3)について、得られたヒト尿細管上皮細胞のI型コラーゲンタイプAのmRNA発現量解析結果を図3に示す。図中の強度の値は、コントロールを100としたときに各サンプルの発現強度の割合として表したものである。また、染色強度の解析結果を表1に示す。表中の強度の値は、コントロールを100としたときの各サンプルの染色強度の割合として表したものである。
I型コラーゲンa1(Col1a1)の発現量(平均値)
Figure 2019019129
図3及び表1より、PYR(サンプル2及び3)はコントロール(サンプル1)と比較するとコラーゲンの産生量が顕著に向上していることが確認され、コラーゲン産生能亢進作用活性を有することが示唆された。
(3)コラーゲン産生に関わるTGFβ発現促進作用の評価
以下の手法で、化合物のTGFβ発現促進作用を評価した。
(3−1)試料の作製
ラット近位尿細管上皮細胞株(NRK52E、理研細胞バンク)を、細胞数が1×10個となるよう細胞培養ディッシュに播種し、10%FBSを含むDMEM培地で72時間培養した。培養細胞に被験化合物としてPYRを添加し、24時間培養した。また比較例として、PYRを添加しない系についても試料を作成した。
サンプル群
サンプル4)コントロール(PYR無添加)
サンプル5)PYR 10μM 添加
サンプル6)PYR 50μM 添加
(3−2)コラーゲン産生量の測定
上記(3−1)で調製したサンプル群について、次の手順により、コラーゲンの産生量をRT(逆転写)−PCR法により解析した。
培養ディッシュから培地を除去し、PBS溶液で5分間、2回洗浄した後、1mlのTRIzol(ambion)を加えて細胞を溶解してマイクロチューブ(WATSON)に回収した。これにクロロホルムを400µl加えて撹拌したのち、遠心分離により水層を得た。得られた水層画分に500µlのイソプロパノールを加え、RNAを沈澱させた。遠心分離により上清を除去し、得られたRNAを75%エタノールで洗浄したのちに水に溶解させた。2µgのRNAを鋳型とし、(dT)18プライマー、AMV Reverse transcriptase(宝酒造)を用いた逆転写反応によってcDNAを合成した。各サンプル群から得たcDNAを鋳型とし、TGFβ1に特異的なプライマー、Hybripol DNA Polymeraseを用いてPCR測定を行った。反応後の増幅産物をアガロース電気泳動に供し、バンド強度を測定、評価した。恒常的に発現が見られるGAPDHの発現強度を対照とし、数値を補正した。
PYR(サンプル5及びサンプル6)について、得られたラット尿細管上皮細胞のTGFβ1のmRNA発現量解析結果を図4に示す。図中の強度の値は、コントロールを100としたときに各サンプルの発現強度の割合として表したものである。また、染色強度の解析結果を表1に示す。表中の強度の値は、コントロールを100としたときの各サンプルの染色強度の割合として表したものである。
TGFβ1の発現量(平均値)
Figure 2019019129
図4及び表2より、PYR(サンプル5及び6)はコントロール(サンプル4)と比較するとTGFβ1の発現量が顕著に向上していることが確認され、コラーゲン産生能亢進作用活性を有しているから、化粧料組成物、飲食用組成物として有用であることがわかる。
非特許文献(Jeon et al. J. Phys. Ther. Sci. 27, 1485−1490 2015)に記載されているとおり、TGF−β発現の増大、およびI型コラーゲン産生の増大は、創傷治癒に効果的であることは公知の事実である。TGF−βの発現を増大させ、I型コラーゲン発現を増大させる本発明のコラーゲン促進剤は創傷治癒用医薬組成物として有用である。
<実施例2>
(1)1−(5−カルボキシペンチル)−3−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチルピリジニウム(CHHP)の調製
Figure 2019019129
2Mグリセルアルデヒドおよび0.1M 6−アミノヘキサン酸を0.2M リン酸緩衝液(pH7.4)中、50℃で72時間反応させた。反応溶液をSep−PakC18 35cc Vac Cartridge(Waters, WAT043345)を用いた固相抽出に供した。水によって溶出される非吸着画分を得て、これをロータリーエバポレーターにより濃縮したのち、少量の水に溶解させ、さらにトリフルオロ酢酸(TFA)を加えてpHを2.0に調整した。この溶液を再度Sep−Pak C18 35cc Vac Cartridgeに供し、20%アセトニトリル水溶液にて溶出させた画分を濃縮した。濃縮後の溶液を逆相HPLC(Inertsil ODS−3、GL Science)に供し、0.05%TFAを含有する50%アセトニトリルにより分離した。CHHPの特異的吸収波長291nmに対する吸光度を有する画分を単離することにより、精製CHHP(上記一般式(5)を得た。
(2)骨形成促進作用の評価
(2−1)マウス頭蓋骨由来細胞株(MC3T3−E1、理研バイオリソースセンター)を、細胞数が1×10個となるよう細胞培養ディッシュ(NUNC)に播種し、10%FBS、25µg/mlアスコルビン酸、5mMβグリセロリン酸を含有するαMEM培地で培養し、骨芽細胞様に分化させた。これに被験化合物としCHHPを添加し、24時間培養した。
骨形成促進作用は骨芽細胞の分化促進作用、あるいは骨基質コラーゲンの産生促進作用により評価した。
骨芽細胞の分化をアルカリフォスファターゼの発現度を酵素活性によって評価した。MC3T3−E1細胞を分化培地で14日間培養した後、CHHPを加えた分化培地でさらに7日間培養した。培養後に培地を除去し、ディッシュを洗浄した後、界面活性剤(0.1% NP−40)およびプロテアーゼ阻害剤を含有するバッファー(20mM Tris、pH7.5)により細胞を回収し、超音波処理によって細胞を破砕し、細胞抽出液を得た。アルカリフォスファターゼの基質を含有するバッファー(pH10.0)に細胞抽出液を加え、37℃で1時間反応させた。反応後に基質より生じた生成物(p−ニトロフェノール)を405nmの吸光度増大により評価した。
CHHPによるアルカリフォスファターゼの活性増大作用、すなわち骨芽細胞分化促進作用を示すデータ(無添加のコントロールに対する相対値)を図4に示した。
(2−2)さらに、ヒト尿細管上皮細胞と同様に、CHHPによる骨芽細胞コラーゲン産生促進作用をRT−PCRにより評価し、その結果を図5に示した。
サンプル群
サンプル7)コントロール(CHHP無添加)
サンプル8)CHHP 1μM 添加
サンプル9)CHHP 10μM 添加
I型コラーゲンa1(Col1a1)の発現量(平均値)
Figure 2019019129
図5、図6及び表3より、CHHP(サンプル8及び9)はコントロール(サンプル7)と比較するとコラーゲンの産生量が顕著に向上していることが確認され、骨芽細胞分化促進作用を有することも示唆された。
非特許文献(孔令群、出山義昭、工藤智也、吉村善隆、鈴木邦明:「骨芽細胞様MC3T3−E1細胞の各種ATPaseに対するエストロゲンの作用」 北海道歯学雑誌 33, 175−184 (2013)(http://hdl.handle.net/2115/52456))に記載されているように、骨は骨芽細胞が産生するコラーゲン基質にリン酸カルシウムなどが蓄積される過程を経て形成される。したがって骨芽細胞のコラーゲン産生や分化を促進する化合物は骨量を増大させ、骨粗鬆症の治療薬および予防薬となりえることは周知の事実である。また同非特許文献に述べられているように、骨芽細胞においては、その分化にともなってアルカリホスファターゼ(ALP)の発現が増大する。このことからALP活性を増大させる化合物は骨芽細胞分化促進作用を有し、したがって骨粗鬆症の治療薬および予防薬となりえることも周知の事実である。
同非特許文献に述べられているように、マウスMC3T3−E1細胞はヒト骨芽細胞に近い特徴を有しており、骨芽細胞の機能解析に汎用される細胞株である。したがってMC3T3−E1細胞のコラーゲン産生促進やALP発現増大は、骨形成促進の指標となりうるといえる。
・終末糖化産物受容体(RAGE)と3−ヒドロキシピリジニウム誘導体との相互作用の検討
(1)Biacoreシステムを用いたRAGEリガンドの解析
大腸菌により可溶型RAGEを組換えタンパク質として発現させ、アフィニティーカラムクロマトグラフィーを用いて精製した。精製した組換えRAGEタンパク質をセンサーチップに固定化し、ピリジノリン、CHHPをアナライトとして添加したところ、濃度依存的な結合レスポンスが検出された。Kinetics解析を行ったところ、解離定数Kは179μM(PYR)、393μM(CHHP)であった。さらにペプチド構造を有するピリジノリンペプチドについても解析を行ったところ、特異的な相互作用が確認された。
これらの結果から、3−ヒドロキシピリジニウム誘導体が終末糖化産物受容体(RAGE)に対して特異的に親和性を示すことが実証された。
これらの結果より、本発明の3−ヒドロキシピリジニウム誘導体が、終末糖化産物受容体(RAGE)に特異的に認識されることが確認され、コラーゲン産生が促進されることが示唆された。
(3−ヒドロキシピリジノリン(PYR)含有コラーゲン分解物の調製)
フィッシュコラーゲン1kgに6M 塩酸を10L加え、110℃で24時間加水分解を行った。加水分解物を孔径0.2μmのフィルター(ADVANTEC社製)で濾過したのち、10M水酸化ナトリウム水溶液で中和した。次いで、これを乾燥し、コラーゲン加水分解物を得た。
コラーゲン加水分解物を10mM酢酸ナトリウムバッファーに溶解したのち、10M水酸化ナトリウム水溶液を加えpH4.0に調整した。これを陽イオン交換クロマトグラフィーに供し、0.5M NaClを含有する10mM 酢酸ナトリウムバッファーにより目的の画分を溶出させた。溶出画分を乾燥し、PYR含有コラーゲン分解物を得た。
[処方例]
次に、本発明のPYR含有コラーゲン分解物を、洗浄料、スキンケア化粧品、メークアップ化粧品、ヘアケア化粧品、日焼け止め・UVケア化粧品、食品、飲料に適用した配合処方の例を示す。但し、これらの処方例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。
(処方例1)
下記処方でセッケンを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ヤシ脂肪酸 20.00
パーム油脂肪酸 20.00
グリセリン 6.00
水酸化Na(85%) 15.75
EDTA−2Na 0.20
クエン酸Na 0.50
水 残部
(処方例2)
下記処方でボディソープ(透明タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 10.00
ヤシ脂肪酸 5.00
クエン酸 1.00
グリセリン 3.00
水酸化K 5.68
EDTA−4Na 0.20
グルコン酸Na 1.00
ジオレイン酸PEG−120メチルグルコース 2.00
水 残部
(処方例3)
下記処方でボディソープ(パールタイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 10.00
ココイルメチルタウリンNa、水 10.00
(NIKKOL CMT−30)
ラウレス硫酸Na、水(27%水溶液) 22.20
ジステアリン酸PEG−150 3.00
(NIKKOL CDS−6000P)
ラウレス−5カルボン酸Na、水 20.00
(NIKKOL AKYPO RLM 45NV)
ラウリルベタイン、水 10.00
(NIKKOL AM−301)
BG 5.00
ジステアリン酸グリコール 2.00
(NIKKOL エステパール15V)
クエン酸 適量
EDTA−2Na 0.10
防腐剤 適量
水 残部
(処方例4)
下記処方でボディソープ(アミノ酸界面活性剤を使用した低刺激性のボディソープ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 10.00
ココイルグルタミンサンTEA、水(30%水溶液 30.00
トリデセス−4カルボン酸ナトリウム 5.00
(NIKKOL ECTD−3NEX)
ココアンホ酢酸Na、水() 10.00
(NIKKOL AM−101)
PEG−50水添ヒマシ油 0.50
(NIKKOL HCO−50)
BG 5.00
EDTA−2Na 0.10
防腐剤 適量
水 残部
(処方例5)
下記処方でボディソープ(セッケンとアニオン界面活性剤を併用したボディソープ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 10.00
ヤシ油脂肪酸K・ミリスチン酸K配合液 40.00
ラウロイルメチルアラニンNa、水 20.00
(NIKKOL アラニネートLN30)
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 5.00
(NIKKOL TMGCO−7)
コカミドDEA 3.00
グリセリン 15.00
BG 5.00
EDTA−3Na 0.05
防腐剤 適量
水 残部
(処方例6)
下記処方で洗顔フォームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ラウリン酸 10.00
パルミチン酸 12.00
ステアリン酸 10.00
ラウリロイルメチルタウリンNa 5.00
(NIKKOL LMT)
ステアリン酸グリセリル(SE) 2.00
(NIKKOL MGS−BSEV)
PEG−6、PEG32 10.00
グリセリン 10.00
ソルビトール(70%水溶液) 5.00
オリーブ果実油 1.00
(NIKKOL オリーブ油)
防腐剤 適量
水酸化K 7.00
水 残部
(処方例7)
下記処方で洗顔フォーム(アミノ酸系界面活性剤配合)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
クエン酸 0.15
EDTA−2Na 0.05
BG 15.00
グリセリン 10.00
コカミドDEA 3.00
ココイルメチルタウリンNa、水 4.00
(NIKKOL CMT−30)
ラウロイルメチルアラニンNa、水 8.00
(NIKKOL アラニネート LN−30)
コカミドプロピルベタイン、水 8.00
(NIKKOL AM−3130N)
防腐剤 適量
エタノール 3.00
水 残部
(処方例8)
下記処方で洗顔フォーム(リン酸界面活性剤配合)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ラウレス−1リン酸、水 7.50
(NIKKOL ホステン HLP−1)
アルギニン 4.40
DPG 4.00
防腐剤 適量
ココイルメチルタウリンNa、水 5.00
(NIKKOL CMT−30)
トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル 4.00
(NIKKOL TGI−20)
ペンチレングリコール 2.00
カプリル酸グリセリル 1.00
グリセリン 1.00
キレート剤 適量
クエン酸 0.25
水 残部
(処方例9)
下記処方でクレンジングオイル(バイコンティニュアス型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ペンタイソステアリン酸ポリグリセリル−10 6.30
(NIKKOL Decaglyn 5−ISV)
ラウリン酸ポリグリセリル−6 11.70
(NIKKOL Hexaglyn 1−L)
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10 2.00
(NIKKOL Decaglyn 2−ISV)
ラウリン酸メチルヘプチル 58.30
(NIKKOL GS−MHL)
ミリスチン酸 0.80
混合植物油 3.00
(NIKKOL NATURAL OILS−1)
シクロペンタシロキサン 10.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
エタノール 1.50
防腐剤 適量
水 残部
(処方例10)
下記処方でクレンジングクリーム(O/W型、洗い流しおよびふき取り両用タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ステアリン酸PEG−6ソルビタン 2.00
(NIKKOL TS−106V)
ポリソルベート 60 0.80
(NIKKOL TS−10V)
ステアリン酸グリセリル 1.20
(NIKKOL MGS―BV2)
セテアリルアルコール 3.50
スクワラン 45.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
ラウリン酸メチルヘプチル 5.00
(NIKKOL GS−MHL)
ジメチコン(350mPa・s) 0.20
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 10.00
グリセリン 2.00
カルボキシビニルポリマー(2%水溶液) 5.00
(NTC−CARBOMER 380)
防腐剤 適量
ステアリルメチルタウリンNa 0.30
(NIKKOL SMT)
水酸化K 0.035
水 残部
(処方例11)
下記処方でクレンジングミルク(O/W型、洗い流しおよびふき取り両用タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
シクロペンタシロキサン 5.00
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 5.00
ラウリン酸メチルヘプチル 5.00
(NIKKOL GS−MHL)
スクワラン 3.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 10.00
(NIKKOL TMGCO−7)
トリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリルセテアリルアルコール
0.50
イソステアリン酸ソルビタン 1.00
(NIKKOL SI−10RV)
テトラオレイン酸ソルベス−30 1.00
(NIKKOL GO−430 NV)
ポリソルベート60 1.00
(NIKKOL TS−10V)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
グリセリン 10.00
BG 3.00
カルボキシビニルポリマー(2%水溶液) 10.00
(NTC−CARBOMER 381)
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30)クロスポリマー(高粘度用)(2%水溶液)) 5.00
EDTA−2Na 0.05
防腐剤 適量
水酸化K 0.07
水 残部
(処方例12)
下記処方でクレンジングジェル(油性タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
PPG−6デシルテトラデセス−30 12.00
(NIKKOL PEN−4630)
オクチルドデセス−25 4.00
スクワラン 2.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
エチルヘキサン酸セチル 6.40
(NIKKOL CIO)
トリエチルヘキサノイン 40.00
(NIKKOL Trifat S−308)
グリセリン 12.00
メチルグルセス−10 3.00
(NIKKOL BMG−10)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ソルビトール(70%水溶液) 8.00
DPG 4.00
水 残部
(処方例13)
下記処方でクレンジングジェル(液晶タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
PEG−40水添ヒマシ油 8.00
(NIKKOL HCO−40)
PEG−50水添ヒマシ油 8.00
(NIKKOL HCO−50)
トリエチルヘキサノイン 60.00
(NIKKOL Trifat S−308)
グリセリン 16.80
水 残部
(処方例14)
下記処方でクレンジングジェル(O/W型 洗い流しタイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
イソドデカン 20.00
エチルヘキサン酸セチル 10.00
(NIKKOL CIO)
シクロペンタシロキサン 10.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
複合乳化剤 4.50
(NIKKOL ニコムルス SE W)
BG 5.00
防腐剤 適量
水酸化K 0.05
水 残部
(処方例15)
下記処方でクレンジングジェル(水性タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 10.00
(NIKKOL TMGCO−7)
トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル 4.50
(NIKKOL TGI−20)
イソステアリン酸PEG−20ソルビタン 3.50
(NIKKOL TI−10V)
ステアリン酸PEG−45 2.00
(NIKKOL MYS−45V)
DPG 20.00
防腐剤 適量
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
メチルグルセス−10 5.00
(NIKKOL BMG−10)
カルボキシビニルポリマー 0.40
(NTC−CARBOMER 380)
水酸化K 0.14
EDTA−2Na 0.10
水 残部
(処方例16)
下記処方でクレンジングローション(拭き取りタイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 4.00
(NIKKOL TMGCO−7)
ラウリン酸PEG−10 4.00
(NIKKOL MYL−10)
PEG−50水添ヒマシ油 2.00
(NIKKOL HCO−50)
防腐剤 適量
水酸化レシチン、グリセリン 0.50
(NIKKOL レシチノールSH50)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ココイルアルギニンエチルPCA 0.10
クエン酸 0.005
クエン酸Na 0.03
EDTA−2Na 0.03
水 残部
(処方例17)
下記処方でメークアップリムーバー(2層式)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
シクロペンタシロキサン 20.00
ラウリン酸メチルヘプチル 20.00
(NIKKOL GS−MHL)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
エタノール 3.00
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 0.20
(NIKKOL TMGCO−7)
PPG−4セテス−10 0.10
(NIKKOL PBC−33)
PEG−400 0.05
塩化Na 0.50
EDTA−3Na 0.02
ココイルアルギニンエチルPCA 0.05
水 残部
(処方例18)
下記処方でバニシングクリーム(石油系界面活性剤フリー)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ステアリン酸 15.00
パルミチン酸イソプロピル 2.00
(NIKKOL IPP)
ラノリン 1.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ソルビトール(70%水溶液) 8.00
水酸化K 1.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例19)
下記処方でバニシングクリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ポリソルベート60 2.00
(NIKKOL TS−10V)
テトラオレイン酸ソルベス−30 0.50
(NIKKOL GO−430NV)
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG−10
0.50
(NIKKOL MGS―DEXV)
ステアリン酸 7.00
セタノール 3.00
パルミチン酸セチル 3.00
(NIKKOL N−SPV)
パラフィン(135°F) 3.00
ホホバ種子油 7.00
(NIKKOL ホホバ油S)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 7.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例20)
下記処方でエモリエントクリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ステアリン酸PEG−40 2.00
(NIKKOL MYS−40V)
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG−10
5.00
(NIKKOL MGS―DEXV)
ステアリン酸 2.00
セタノール 2.00
スクワラン 12.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
マカデミア種子油 4.00
(NIKKOL マカデミアナッツ油)
ジメチコン(300mPa・s) 0.20
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 7.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例21)
下記処方でモイスチュアクリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
機能性脂質複合体 3.00
(NIKKOL ニコリピッド81S)
セタノール 2.00
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 4.00
(NIKKOL トリエスターF−810)
低融点ワックス 4.00
(NIKKOL ニコワックスLM)
トリヘキシルデカン酸ピリドキシン 1.00
(NIKKOL VB6−IP)
エチルヘキシルグリセリン、カプリン酸グリセリル 0.40
(NIKKOL ニコガード88)
ジメチコン(高重合) 1.00
ジフェニルシキシフェニルトリメチコン 2.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 5.00
グリセリン 5.00
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
カルボマー 0.30
(NTC−CARBOMER 380)
ベタイン 2.00
アルギニン 0.30
水 残部
(処方例22)
下記処方でモイスチュアクリーム(レシチン乳化)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
水添レシチン 2.00
(NIKKOL レシノールS−10)
ミリスチルアルコール 2.00
ベヘニルアルコール 3.00
(NIKKOL ベヘニルアルコール80)
パルミチン酸セチル 2.00
(NIKKOL N−SPV)
トリエチルヘキサノイン 10.00
(NIKKOL Trifat S−308)
スクワラン 8.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
ホホバ種子油 1.00
(NIKKOL ホホバ油S)
ジメチコン(350mPa・s) 1.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 5.00
グリセリン 8.00
キサンタンガム 0.10
水 残部
(処方例23)
下記処方でアンチエイジングクリーム(液晶タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
複合乳化剤 5.00
(NIKKOL ニコムルスLC)
セテアリルアルコール 3.00
低融点ワックス 0.20
(NIKKOL ニコワックスLM)
スクワラン 5.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
トリエチルヘキサノイン 5.00
(NIKKOL Trifat S−308)
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 5.00
シクロペンタシロキサン 3.00
ジメチコン(350mPa・s) 0.20
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
グリセリン 10.00
ペンチレングリコール 2.00
BG 8.00
カルボマー 0.20
(NTC−CARBOMER 380)
キサンタンガム 0.10
防腐剤 適量
水酸化K 0.05
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 1.00
多糖体水溶液 5.00
(FUCOGEL1.5P)
水 残部
(処方例24)
下記処方でライトクリーム(レシチン、高分子乳化)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
バチルアルコール 0.20
(NIKKOL バチルアルコールEX)
水添レシチン 0.30
(NIKKOL レシノールS−10)
ステアリン酸グリセリル 1.50
(NIKKOL MGS−BV2)
エチルヘキサン酸セチル 1.00
(NIKKOL CIO)
ジフェニルジメチコン 3.00
ジメチコン(6mPa・s) 4.00
ジメチコン(350mPa・s) 1.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
複合乳化剤 5.00
(NIKKOL ニコムルスLH)
ペンチレングリコール 2.00
BG 4.00
グリセリン 5.00
グリチルリチン酸2K 0.10
防腐剤 適量
水 残部
(処方例25)
下記処方でアンチアクネクリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 10.00
(NIKKOL VC−IP)
水添レシチン 0.10
(NIKKOL レシノールS−10)
バチルアルコール 1.00
(NIKKOL バチルアルコールEX)
ベヘニルアルコール 2.00
(NIKKOL ベヘニルアルコール65)
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG−60グリセリル 2.00
(NIKKOL MGS−150V)
パルミチン酸セチル 3.00
(NIKKOL N−SPV)
ジメチコン(100mPa・s) 0.20
水添パーム油、パーム核油、パーム油 4.00
(NIKKOL Trifat PS−45H)
オレフィンオリゴマー 4.00
(NIKKOL シンセラン4SP)
トコフェロール 0.10
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 5.00
グリセリン 3.00
キサンタンガム 0.04
ヒドロキシエチルセルロース 0.04
クエン酸 0.02
クエン酸Na 0.03
防腐剤 適量
水 残部
(処方例26)
下記処方で目元用クリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、レチノイン酸トコフェリル 2.00
(NIKKOL トコレチノエート−10)
水添レシチン 0.50
(NIKKOL レシノールS−10)
ミリスチン酸ポリグリセリル−10 3.00
(NIKKOL Decaglyn 1−M)
オレイルグリセリル 2.00
(NIKKOL セラキルアルコール)
パルミチン酸セチル 4.00
(NIKKOL N−SPV)
スクワラン 10.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
トリエチルヘキサノイン 8.00
(NIKKOL Trifat S−308)
セタノール 6.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
グリセリン 3.00
キサンタンガム 0.20
防腐剤 適量
水 残部
(処方例27)
下記処方でマッサージクリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
セテス−20 2.00
(NIKKOL BC−20)
ステアリン酸グリセリル 4.00
(NIKKOL MGS―BV2)
セタノール 2.00
パルミチン酸セチル 2.00
(NIKKOL N−SPV)
ワセリン 6.00
スクワラン 30.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
トリエチルヘキサノイン 5.00
(NIKKOL Trifat S−308)
メドウフォーム油 3.00
(NIKKOL メドウフォーム油)
ジメチコン(300mPa・s) 0.20
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
カルボマー 0.20
(NTC−CARBOMER380)
グリセリン 15.00
防腐剤 適量
TEA 0.10
水 残部
(処方例28)
下記処方でマッサージクリーム(ミツロウ・ホウ砂による乳化)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
PEG−20 ソルビタンココエート 3.00
(NIKKOL TL−10)
ステアリン酸グリセリル(SE) 2.70
(NIKKOL MGS−ASEV)
ミネラルオイル(#70) 25.00
パルミチン酸エチルヘキシル 22.00
(NIKKOL IOP)
ミツロウ 3.00
ステアリン酸 1.30
セタノール 1.00
ジメチコン(350mPa・s) 0.10
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
カルボマー 0.20
(NTC−CARBOMER381)
BG 5.00
防腐剤 適量
TEA 0.50
ホウ酸Na 0.50
水 残部
(処方例29)
下記処方でハンドクリーム(W/O型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
イソステアリン酸ポリグリセリル−2 2.50
(NIKKOL DGMIS)
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル 1.50
(NIKKOL Hexaglyn PR−15)
スクワラン 4.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
ジフェニルシロキシフェノキシトリメチコン 5.00
グリセリン 10.00
酢酸トコフェロール 0.10
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
アルギン酸Na 0.10
BG 5.00
硫酸Mg 0.10
防腐剤 適量
水 残部
(処方例30)
下記処方でエモリエントクリーム(アミノ酸ゲル乳化、W/O型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6 1.50
(NIKKOL Hexaglyn PR−15)
オレイン酸ポリグリセリル−2 0.50
(NIKKOL DGMO−CV)
ミネラルオイル(#70) 8.00
トリエチルヘキサノイン 5.00
(NIKKOL Trifat S−308)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
グルタミン酸Na 1.00
グリセリン 5.00
塩化Na 2.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例31)
下記処方でエモリエントクリーム(有機変性粘土鉱物ゲル乳化、W/Si型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
W/O複合乳化剤 4.00
(NIKKOL ニコムルス WO)
シクロペンタシロキサン 7.00
シリコーン配合品 5.00
(NIKKOL SILBLEND−91)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 5.00
グリセリン 25.00
防腐剤 適量
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 1.00
多糖体水溶液(FUCOGEL1.5P) 1.00
アセチルヒドロキシプロリン(AHYP) 0.10
塩化Na 0.50
EDTA−2Na 0.10
水 残部
(処方例32)
下記処方でハンドクリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ミリスチン酸ポリグリセリル−10 1.20
(NIKKOL Decaglyn 1−M)
水添レシチン 0.50
(NIKKOL レシノールS−10)
ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG−10
1.00
(NIKKOL MGS―DEXV)
ステアリン酸 4.00
セタノール 4.00
パルミチン酸セチル 2.00
(NIKKOL N−SPV)
スクワラン 4.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
イソステアリン酸ヘキシルデシル 2.00
(NIKKOL ICIS)
ミリスチン酸オクチルドデシル 4.00
(NIKKOL ODM−100)
ジメチコン(300mPa・s) 0.20
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
DPG 5.00
防腐剤 適量
FOMBLIN(フッ素油)配合エマルションベース 3.00
(NIKKOL NET−HC−R)
シリコーン配合エマルションベース 3.00
(NIKKOL NET−SG−60 A)
水 残部
(処方例33)
下記処方でハンドクリーム(ナチュラルハンドクリーム)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ステアリン酸ポリグリセリル−10 2.20
(NIKKOL Decaglyn 1−SV)
水添ナタネ油アルコール 3.00
マカデミア種子油 2.00
(NIKKOL マカデミアナッツ油)
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 5.00
(NIKKOL トリエスターF−810)
シア脂(Star Shea Butter Refined)
15.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
キサンタンガム 0.10
グリセリン 10.00
BG 10.00
防腐剤 適量
エタノール 3.00
水 残部
(処方例34)
下記処方で保湿乳液(レシチン乳化)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
水添レシチン 0.80
(NIKKOL レシノールS−10)
フィトステローズ 0.20
ステアリルアルコール 0.40
ベヘニルアルコール 0.40
(NIKKOL ベヘニルアルコール80)
パルミチン酸セチル 0.80
(NIKKOL N−SPV)
トリエチルヘキサノイン 4.00
(NIKKOL Trifat S−308)
スクワラン 3.20
(NIKKOL シュガースクワラン)
ホホバ種子油 0.40
(NIKKOL ホホバ油S)
ジメチコン(350mPa・s) 0.40
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
キサンタンガム 0.10
グリセリン 3.20
BG 5.00
カルボマー 0.06
(NTC−CARBOMER381)
防腐剤 適量
アルギニン 0.07
水 残部
(処方例35)
下記処方で乳液(液晶タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
複合乳化剤 4.00
(NIKKOL ニコムルス LC)
セテアリルアルコール 1.00
オレフィンオリゴマー 4.00
(NIKKOL シンセラン4SP)
メドウフォーム油 1.00
(NIKKOL メドウフォーム油)
ジメチコン(350mPa・s) 0.50
エチルヘキシルグリセリン、カプリン酸グリセリル 0.50
(NIKKOL ニコガード88)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 4.00
グリセリン 1.00
PEG−6、PEG−32 1.00
レシチン、リゾフォスファチジン酸、リゾレシチン 0.10
カルボマー 0.15
(NTC−CARBOMER381)
アルギニン 0.11
EDTA−2Na 0.10
エタノール 5.00
スイカ果実エキス、リンゴ果実エキス、ヒラマメ果実エキス(Aqua−Speed)
3.00
水 残部
(処方例36)
下記処方で保湿乳液(天然物由来原料のみ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ステアリン酸ポリグリセリル−10 2.00
(NIKKOL Decaglyn 1−SV)
セスキステアリン酸ソルビタン 1.00
(NIKKOL SS−15V)
水添ナタネ油アルコール 1.80
シア脂(Star Shea Butter Refined)
2.00
イソステアリン酸メチルヘプチル 3.00
(NIKKOL GS−MHIS)
ラウリン酸メチルヘプチル 3.00
(NIKKOL GS−MHL)
スクワラン 5.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
混合植物油 1.00
(NIKKOL NATURAL OILS−1)
ラベンダー油 0.20
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
キサンタンガム 0.10
BG 1.00
グリセリン 5.00
防腐剤 適量
多糖体水溶液(FUCOGEL1.5P) 1.00
水 残部
(処方例37)
下記処方で美白乳液を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ペンタステアリン酸ポリグリセリル−10 1.00
(NIKKOL Decaglyn 5−SV)
ステアリン酸PEG−40 1.00
(NIKKOL MYS−40V)
ベヘニルアルコール 1.70
(NIKKOL ベヘニルアルコール65)
ステアリン酸グリセリル 1.00
(NIKKOL MGS−BV2)
トリエチルヘキサノイン 5.50
(NIKKOL Trifat S−308)
スクワラン 3.50
(NIKKOL シュガースクワラン)
ホホバ種子油 1.00
(NIKKOL ホホバ油S)
シクロペンタシロキサン 5.00
ジフェニルジメチコン 3.50
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
キサンタンガム 0.30
ステアロイルメチルタウリンNa 0.60
(NIKKOL SMT)
DPG 2.00
BG 3.00
防腐剤 適量
リン酸アスコルビンMg 3.00
(NIKKOL VC−PMG)
多糖体水溶液(FUCOGEL1.5P) 0.50
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 0.50
グルタミン酸Na 0.50
EDTA−4Na 0.10
ピロ亜硫酸Na 0.20
水 残部
(処方例38)
下記処方で乳液(αゲル乳液)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
リン酸セチル 0.70
(NIKKOL ピュアフォスα)
バチルアルコール 0.50
(NIKKOL バチルアルコールEX)
セタノール 1.50
スクワラン 2.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
ジメチコン(6mPa・s) 3.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
アルギニン 0.50
グリセリン 10.00
BG 5.00
ベタイン 0.50
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 1.00
カルボマー 0.15
(NTC−CARBOMER381)
防腐剤 適量
スイカ果実エキス、リンゴ果実エキス、ヒラマメ果実エキス(Aqua−Speed)
1.00
水 残部
(処方例39)
下記処方でボディミルクを調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
ミリスチン酸ポリグリセリル−10 2.10
(NIKKOL Decaglyn1−M)
水添レシチン 0.60
(NIKKOL レシノールS−10)
ステアリン酸 0.50
ベヘニルアルコール 1.60
(NIKKOL ベヘニルアルコール65)
パルミチン酸セチル 0.60
(NIKKOL N−SPV)
水添ポリデセン 6.00
エチルヘキサン酸セチル 6.00
(NIKKOL CIO)
トリエチルヘキサノイン 6.00
(NIKKOL Trifat S−308)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
カルボマー 0.10
(NTC−CARBOMER380)
グリセリン 5.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例40)
下記処方で柔軟化粧水を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
グリセリン 5.00
DPG 4.00
PEG−20 0.50
キサンタンガム 0.05
クエン酸 0.02
クエン酸Na 0.10
EDTA−2Na 0.05
BG 4.00
PEG−60水添ヒマシ油 0.50
(NIKKOL HCO−60)
防腐剤 適量
多糖体水溶液(FUCOGEL 1.5P) 2.00
スイカ果実エキス、リンゴ果実エキス、ヒラマメ果実エキス(Aqua−Speed)
3.00
水 残部
(処方例41)
下記処方でモイスチュアローションを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
グリセリン 3.00
ソルビトール(70%水溶液) 2.00
DPG 4.00
キサンタンガム 0.05
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
アセチルヒドロキシプロリン 5.00
アルギニン 5.00
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 1.00
クエン酸 0.05
クエン酸Na 0.01
PCA−Na(50%水溶液) 1.00
BG 5.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例42)
下記処方で収れん化粧水を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
PEG−60水添ヒマシ油 1.00
(NIKKOL HCO−60)
エタノール 15.00
防腐剤 適量
PEG−8 1.00
BG 5.00
パラフェノールスルホン酸亜鉛 0.20
クエン酸 0.10
pH緩衝剤 適量
香料 適量
色素 適量
水 残部
(処方例43)
下記処方でクレンジングローションを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 4.00
(NIKKOL TMGCO−7)
ラウリン酸PEG−10 4.00
(NIKKOL MYL−10)
PEG−50水添ヒマシ油 2.00
(NIKKOL HCO−50)
防腐剤 適量
水酸化レシチン、グリセリン 0.50
(NIKKOL レシノールSH−50)
ココイルアルギニンエチルPCA 0.10
クエン酸 0.005
クエン酸Na 0.03
EDTA−2Na 0.03
水 残部
(処方例44)
下記処方でカーマインローションを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
グリチルリチン酸2K 0.10
PCA−Na 2.50
EDTA−2Na 0.10
BG 6.00
防腐剤 適量
セイヨウオトギリソウエキス、ゴボウ根エキス、サボンソウ葉エキス、セージ葉エキス、トウキンセンカ花エキス、ホップ球果エキス、レモン果実エキス,BG、水
4.00
(フィテレンEGX―252(BG))
酸化鉄 0.15
酸化亜鉛 0.50
カオリン 1.00
水 残部
(処方例45)
下記処方で化粧水(ナノエマルションタイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ヒドロキシプロリン(L−ヒドロキシプロリン) 0.10
BG 1.00
DPG 1.00
PEG−32 0.30
PEG−150 0.20
ペンチレングリコール 2.50
クエン酸 0.03
クエン酸Na 0.04
EDTA−2Na 0.10
防腐剤 適量
脂溶性ビタミンC誘導体含有ナノエマルションベース 5.00
(NIKKOL ソルブル VCIP)
水 残部
(処方例46)
下記処方でモイスチュアジェル(レシチン乳化)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
水添レシチン 1.00
(NIKKOL レシノールS−10PLUS)
グリセリン 15.00
BG 6.00
PEG−32 2.00
キサンタンガム 0.08
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(高粘度用)
0.30
ヒドロキシエチルセルロース 0.08
ジメチロールプロピオン酸ヘキシル 0.50
(NIKKOL ニコガード6)
ジフェニルジメチコン 1.00
シクロペンタシロキサン 4.00
アルギニン 0.30
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 1.00
多糖体水溶液(FUCOGEL1.5P) 3.00
シソ葉エキス、エタノール 0.30
(シソエキスNA FREE)
水 残部
(処方例47)
下記処方でオールインワンジェルを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル−6 0.50
(NIKKOL Hexaglyn PR−15)
ジメチコン(10mPa・s) 1.40
ジメチコン(350mPa・s) 0.60
シクロペンタシロキサン 0.20
カルボマー 0.20
(NTC−CARBOMER380)
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(高粘度用)
0.10
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
グリセリン 15.00
BG 6.00
ソルビトール(70%水溶液) 3.00
エタノール 3.00
ジメチロールプロピオン酸ヘキシル 0.70
(NIKKOL ニコガード6)
水酸化K 0.10
ビタミン類などを含有するナノエマルションベース 1.00
(NIKKOL ニコソーム ビタミンABCE)
プセウドジマツクバエンシス/(オリーブ油/グリセリン/ダイズタンパク)発酵物などを含有するナノエマルションベース 5.00
(NIKKOL ニコソーム SML)
(処方例48)
下記処方でアンチエイジング美容液を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 2.00
DPG 3.00
ペンチレングリコール 4.00
グリセリン 7.00
キサンタンガム 0.02
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(高粘度用)
0.10
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(低粘度用)
0.20
防腐剤 適量
アルギニン 0.10
テトラヘキシルデカン酸アスコルビン 1.00
(NIKKOL VC−IP)
ジフェニルジメチコン 3.00
シクロペンタシロキサン 7.00
トコフェロール 0.10
EDTA−2Na 0.10
水 残部
(処方例49)
下記処方でアンチエイジング美容液(リポソーム配合)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
カルボマー 0.54
(NTC−CARBOMER380)
BG 4.00
ジグリセリン 4.00
PEG−20 1.00
マルチトール(75%水溶液) 1.00
水酸化K 0.18
ヒドロキシプロリン(L−ヒドロキシプロリン) 0.50
シリコーン配合エマルションベース 1.00
(NIKKOL NET−813−1)
多価アルコール配合リポソーム 1.00
(NIKKOL アクアソームBH)
多糖体水溶液(FUCOGEL1.5P) 3.00
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 3.00
エタノール 3.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例50)
下記処方で美白美容液(透明タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
キサンタンガム 0.40
ヒドロキシエチルセルロース 0.40
BG 3.00
グリセリン 3.00
ヒアルロン酸(1%水溶液) 5.00
防腐剤 適量
リン酸アスコルビン酸Mg 3.00
(NIKKOL VC−PMG)
クエン酸Na 0.50
EDTA−4Na 0.10
水 残部
(処方例51)
下記処方で保湿美容液(半透明タイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
水添レシチン 0.60
(NIKKOL レシノールS−10)
BG 6.00
PEG−32 1.00
グリセリン 15.00
ヒドロキシエチルセルロース 0.08
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー(高粘度用)
0.20
防腐剤 適量
アルギニン 0.20
EDTA−2Na 0.10
トリヘキシルデカン酸ピリドキシン 1.00
(NIKKOL VB6−IP)
シクロペンタシロキサン 5.00
バチルアルコール 0.10
(NIKKOL バチルアルコールEX)
トコフェロール 0.10
水 残部
(処方例52)
下記処方でピールオフパック(ジェルタイプ)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ポリビニルアルコール 15.00
カルボキシメチルセルロース 5.00
BG 5.00
緩衝剤 適量
エタノール 12.00
オレス−20 0.50
(NIKKOL BO−20V)
香料 適量
防腐剤 適量
水 残部
(処方例53)
下記処方でクレイパックを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 25.00
ベントナイト 12.00
カオリン 13.00
酸化チタン 2.00
セテス−20 1.00
(NIKKOL BC−20V)
BG 10.00
グリセリン 10.00
防腐剤 適量
ポリビニルアルコール 1.00
水 残部
(処方例54)
下記処方でクリームパックを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 25.00
スクワラン 10.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 5.00
(NIKKOL トリエスターF−810)
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 2.00
(NIKKOL VC−IP)
ワセリン 3.00
ステアリルアルコール 3.00
ステアリン酸PEG−55 0.80
(NIKKOL MYS−55V)
ステアリン酸グリセリル 2.20
(NIKKOL MGS―BV2)
パルミチン酸セチル 2.00
(NIKKOL N−SPV)
ジメチコン(350mPa・s) 0.50
トコフェロール 0.10
ヒドロキシエチルセルロース 0.10
BG 5.00
グリセリン 7.00
防腐剤 適量
酸化チタン、水酸化Al 2.00
ステアロイルメチルタウリンNa 0.05
(NIKKOL SMT)
クエン酸 0.01
EDTA−2Na 0.05
エチルゴチオネイン、水(THIOTAINE) 1.00
水 残部
(処方例55)
下記処方で化粧下地を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
複合乳化剤 4.00
(NIKKOL ニコムルス LC)
セテアリルアルコール 1.00
スクワラン 5.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
フェニルトリメチコン 5.00
ポリプロピルシルセスキオキサン(アクリル酸アルキル/ジメチコ)コポリマー、シクロペンタシロキサン 1.00
カルボマー 0.15
(NTC−CARBOMER381)
アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
0.30
EDTA−2Na 0.10
防腐剤 適量
アルギニン 0.05
BG 4.00
グリセリン 1.00
顔料級酸化チタン 適量
赤酸化鉄 適量
(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、シリカ、ポリメタクリル酸メチル、マイカ、酸化チタン 3.00
スイカ果実エキス、リンゴ果実エキス、ヒラマメ果実エキス(Aqua−Speed)
3.00
エタノール 5.00
水 残部
(処方例56)
下記処方で油性ファンデーションを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
タルク 残部
カオリン 15.00
顔料級酸化チタン 15.00
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
黒酸化鉄 適量
固形パラフィン 3.00
マイクロクリスタリンワックス 6.00
ミツロウ 2.00
ワセリン 12.00
酢酸ラノリン 1.00
スクワラン 6.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
パルミチン酸イソプロピル 18.00
(NIKKOL IPP)
防腐剤 適量
(処方例57)
下記処方でファンデーション(O/W型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
複合乳化剤 2.50
(NIKKOL ニコムルス41)
ステアリン酸グリセリル 1.00
(NIKKOL MGS−BV2)
バチルアルコール 0.30
(NIKKOL バチルアルコール100)
セテアリルアルコール 1.00
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル2.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 10.00
イソノナン酸イソノニル 2.00
シクロペンタシロキサン 7.00
ジメチコン(10mPa・s) 3.00
顔料級酸化チタン 6.00
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
黒酸化鉄 適量
グリセリン 5.00
ジプロピレングリコール 5.00
ケイ酸(Al/Mg) 0.50
ステアロイルメチルタウリンNa 0.50
(NIKKOL SMT)
EDTA−2Na 0.05
防腐剤 適量
キサンタンガム 0.30
水 残部
(処方例58)
下記処方でファンデーション(W/O型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
複合乳化剤 5.00
(NIKKOL ニコムルスWO)
シリコーン配合品 2.50
(NIKKOL SILBLEND−91)
シクロペンタシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 2.00
シクロペンタシロキサン 20.00
ジメチコン(6mPa・s) 2.50
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 2.50
(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー、シクロペンタシロキサン 1.00
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 2.00
リンゴ酸ジイソステアリル 1.00
(NIKKOL DISM)
(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、シリカ、 3.00
シリコーン処理顔料級酸化チタン 7.00
シリコーン処理ベンガラ 適量
シリコーン処理黄酸化鉄 適量
シリコーン処理黒酸化鉄 適量
グリセリン 8.00
BG 3.00
塩化Na 0.50
EDTA−2Na 0.05
エタノール 3.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例59)
下記処方で両用ファンデーションを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
シリコーン処理タルク 残部
シリコーン処理マイカ 40.00
シリコーン処理微粒子酸化チタン 5.00
シリコーン処理顔料級酸化チタン 15.00
シリコーン処理ベンガラ 適量
シリコーン処理黄酸化鉄 適量
シリコーン処理黒酸化鉄 適量
ステアリン酸亜鉛 0.10
ナイロンパウダー 0.20
スクワラン 4.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
固形パラフィン 0.50
ジメチコン(10mPa・s) 4.00
トリエチルヘキサノイン 5.00
(NIKKOL Trifat S−308)
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 1.00
防腐剤 適量
(処方例60)
下記処方でパウダーファンデーションを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
セリサイト 残部
タルク 5.00
マイカ 10.00
微粒子酸化チタン 5.00
顔料級酸化チタン 10.00
ベンガラ 適量
黄酸化鉄 適量
黒酸化鉄 適量
スクワラン 1.50
(NIKKOL シュガースクワラン)
トリエチルヘキサノイン 5.00
(NIKKOL Trifat S−308)
エチルヘキシルグリセリン、カプリン酸グリセリル 0.40
(NIKKOL ニコガード88)
(処方例61)
下記処方で口紅を調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
着色剤 適量
リンゴ酸ジイソステアリル 残部
ポリエチレン 5.00
セレシン 6.00
マイクロクリスタリンワックス 3.00
トリエチルヘキサノイン 20.00
(NIKKOL Trifat S−308)
エチルヘキサン酸セチル 7.00
(NIKKOL CIO)
水添ポリイソブテン 2.00
酸化防止剤 適量
(処方例62)
下記処方で透明リップグロスを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
パルミチン酸デキストリン 4.50
ミネラルオイル 25.00
リンゴ酸ジイソステアリル 残部
(NIKKOL DISM)
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 5.50
(NIKKOL DGTIS)
酸化防止剤 適量
水添ポリイソブテン 40.00
(処方例63)
下記処方でネイルエナメルを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ニトロセルロース 14.00
(無水フタル酸/無水トリメリット酸/グリコールズ)コポリマー 16.00
クエン酸アセチルトリブチル 5.00
酢酸エチル 20.00
酢酸ブチル 残部
エタノール 適量
イソプロパノール 適量
顔料 適量
ステアラルコニウムヘクトライト 適量
(処方例64)
下記処方でシャンプーを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
コカドプロピルベタイン 10.00
(NIKKOL AM−3130 N)
ラウレス硫酸Na、水 20.00
ラウレス硫酸TEA、水 10.00
コカミドDEA 3.00
ジステアリン酸グリコール 2.00
(NIKKOL エステパール 10V)
ポリクオタニウム10、塩化Na(1.5%水溶液)10.00
BG 3.00
クエン酸(10%水溶液) 1.50
EDTA−2Na 0.10
防腐剤 適量
水 残部
(処方例65)
下記処方で低刺激性シャンプーを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ココイルメチルタウリンNa、水 25.00
(NIKKOL CMT−30)
ラウロイルメチルアラニンNa、水 15.00
(NIKKOL アラニネート LN−30)
ラウリルベタイン、水 20.00
(NIKKOL AM−301)
ラウラミドDEA 5.00
PEG−60水添ヒマシ油 1.00
(NIKKOL HCO−60)
ジステアリン酸グリコール 2.00
(NIKKOL エステパール15V)
ポリクオタニウム10、塩化Na(1.5%水溶液)10.00
BG 3.00
クエン酸(10%水溶液) 0.40
EDTA−2Na 0.10
防腐剤 適量
水 残部
(処方例66)
下記処方でノンシリコンシャンプーを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
BG 4.00
ソルビトール、水 2.00
ポリクオタニウム10 0.50
クエン酸(10%水溶液) 0.65
EDTA−2Na 0.10
防腐剤 適量
ココイルメチルタウリンNa、水 20.00
(NIKKOL CMT−30)
ラウロイルメチルアラニンNa、水 15.00
(NIKKOL アラニネート LN−30)
コカミドプロピルベタイン、水 15.00
(NIKKOL AM−3130N)
コカミドDEA 2.00
ラウレス−2 1.00
(NIKKOL BL−2)
デシルグルコシド、水 10.00
ヤシ油脂肪酸PEG−7グリセリル 1.00
(NIKKOL TMGCO−7)
ステアラミドプロピルジメチルアミン 0.50
(NIKKOL アミドアミン MPS)
シソ葉エキス、エタノール、水 0.30
(シソエキスNA FREE)
植物エキス混合物 0.10
(フィテレンEGX―232(BG))
水 残部
(処方例67)
下記処方でドライシャンプーを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
機能性配合原料 2.00
(NIKKOL APP−CLEV)
グリセリン脂肪酸エステル混合物 0.50
(NIKKOL ニコガード DL)
エタノール 30.00
水 残部
(処方例68)
下記処方でスカルプオイルシャンプーを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
(カプリリル/カプリル)グルコシド、水 10.00
(GreenAPG PC 0810)
BG 4.00
ソルビトール、水 2.00
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 1.00
防腐剤 適量
クエン酸 0.65
EDTA−2Na 0.10
ココイルメチルタウリンNa、水 20.00
(NIKKOL CMT−30)
ラウロイルメチルアラニンNa、水 15.00
(NIKKOL アラニネート LN−30)
コカミドプロピルベタイン、水 15.00
(NIKKOL AM−3130N)
ラウリン酸PG 2.00
ラウリン酸ポリグリセリル−10 3.00
(NIKKOL Decaglyn 1−L)
スクワラン 0.30
(NIKKOL シュガースクワラン)
ラウリン酸メチルヘプチル 0.30
(NIKKOL GS−MHL)
アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル) 0.30
植物・海藻エキス混合物 1.00
(フィテレン EGX−771BG)
(処方例69)
下記処方でコンディショナーを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ベヘントリモニウムクロリド、エタノール 2.40
(NIKKOL CA−2580)
ジステアリルジモニウムクロリド、イソプロパノール、水
0.80
(NIKKOL CA−3475V)
セタノール 5.00
オレイルアルコール 1.00
ステアリン酸グリセリル 1.00
(NIKKOL MGS−BV2)
低融点ワックス 1.00
(NIKKOL ニコワックスLM)
オリーブ果実油 2.00
(NIKKOL オリーブ油)
ワセリン 8.00
ジメチコン(100mPa・s) 1.00
ジメチコン(1000mPa・s) 0.50
トコフェロール 0.05
グリセリン 6.00
防腐剤 適量
水 残部
(処方例70)
下記処方でノンシリコーントリートメントを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
ステアラミドプロピルジメチルアミン 3.25
(NIKKOL アミドアミン MPS)
ステアリン酸グリセリル 0.50
(NIKKOL MGS−BV2)
ステアリルアルコール 7.00
ビャクダンエキス、キハダ樹皮エキス、オオムギエキス1.00
(BOIS II)
ラウリン酸メチルヘプチル 2.00
(NIKKOL GS−MHL)
イソステアリン酸フィトステアリル 3.00
オクチルドデカノール 3.00
ワセリン 4.00
PG 5.00
グルタミン酸 1.05
ポリオクタニウム−47、水 2.40
防腐剤 適量
シソ葉エキス、エタノール、水 0.30
(シソエキスNA FREE)
植物エキス混合物 0.10
(フィテレンEGX―232(BG))
多糖体水溶液(FUCOGEL1.5P) 3.00
水 残部
(処方例71)
下記処方でヘアワックスを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
複合乳化剤 7.00
(NIKKOL ニコムルス LC)
セテアリルアルコール 5.00
ベヘニルアルコール 2.00
(NIKKOL ベヘニルアルコール65)
低融点ワックス 1.00
(NIKKOL ニコワックスLM)
ミツロウ 10.00
スクワラン 1.00
(NIKKOL シュガースクワラン)
オレフィンオリゴマー 5.00
(NIKKOL シンセラン4SP)
トリエチルヘキサノイン 5.00
(NIKKOL Trifat S−308)
ワセリン 5.00
シクロペンタシロキサン 2.00
ジメチコン(6mPa・s) 2.00
防腐剤 適量
BG 5.00
グリセリン 3.00
EDTA−2Na 0.10
PEG−115M 0.10
カルボマー 10.00
(NTC−CARBOMER 380)
アルギニン 0.20
(VP/VA)コポリマー、エタノールポリクタニウム−11、水 1.00
水 残部
(処方例72)
下記処方でヘアジェルクリームを調製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 1.00
複合乳化剤 4.50
(NIKKOL ニコムルス SE W)
BG 8.00
防腐剤 適量
水酸化K 0.05
EDTA−2Na 0.03
グリセリン 5.00
スクワラン 2.50
(NIKKOL シュガースクワラン)
シクロペンタシロキサン 8.00
ジメチコン(10mPa・s) 1.50
アモジメチコン 1.00
シクロペンタシロキサン、ジメチコノール 1.00
PEG/PPG−19/19ジメチコン、シクロペンタシロキサン
1.00
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 1.50
トコフェロール 0.10
水 残部
(処方例73)
下記処方でサンスクリーンミルク(ノンケミカル、W/O型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
微粒子酸化チタン分散物 30.00
(CM3K40VMJ)
微粒子酸化亜鉛分散物 35.00
(CM3K50XZ4J)
イソドデカン 11.50
トリメチルシロキシケイ酸,シクロペンタシロキサン 3.00
(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、シリカ 3.00
パルミチン酸エチルヘキシル 0.50
(NIKKOL IOP)
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 2.00
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 5.00
グリセリン 5.00
防腐剤 適量
クエン酸Na 0.20
EDTA−3Na 0.05
水 残部
(処方例74)
下記処方でサンスクリーンクリーム(ノンケミカル、W/O型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
微粒子酸化チタン分散物 35.00
(CM3K40T4J)
微粒子酸化亜鉛分散物 34.00
(CM3KG60XZ4)
シクロペンタシロキサン 9.55
トリメチルシロキシケイ酸,シクロペンタシロキサン 3.00
(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、シリカ 3.00
パルミチン酸エチルヘキシル 0.50
(NIKKOL IOP)
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 2.00
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 5.00
BG 3.00
防腐剤 適量
クエン酸Na 0.20
EDTA−3Na 0.05
水 残部
(処方例75)
下記処方でサンスクリーンクリーム(O/W型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
微粒子酸化チタン分散物 15.00
(CMIP40VMJ)
微粒子酸化亜鉛分散物 15.00
(CMIP50XZ4J)
ステアリン酸ソルビタン 2.00
(NIKKOL SS−10V)
ミリスチン酸ポリグリセリル−10 0.50
(NIKKOL Decaglyn1−M)
トコフェロール 0.10
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 10.00
ジメチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル3.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 5.00
BG 7.00
ステアロイルメチルタウリンNa 0.50
(NIKKOL SMT)
(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、シリカ 2.00
キサンタンガム(2%水溶液) 5.00
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 5.00
多糖体水溶液(FUCOGEL1.5P) 1.00
防腐剤 適量
複合乳化剤 3.00
(NIKKOL ニコムルスLH)
エタノール 5.00
水 残部
(処方例76)
下記処方でサンスクリーンジェルクリーム(O/W型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
微粒子酸化チタン分散物 22.50
(MCP55ZSJ)
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル2.80
オクトクリレン 1.00
オレイン酸ソルビタン 0.25
(NIKKOL SO−10V)
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10 0.75
(NIKKOL Decaglyn2−ISV)
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、イソヘキサデカン,ポリソルベート80,オレイン酸ソルビタン,水 2.00
混合植物油 2.50
(NIKKOL NATURAL OILS−1)
トリメチルシロキシケイ酸,ジメチコン 3.00
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 5.00
グリセリン 1.00
BG 1.00
メタクリル酸メチルクロスポリマー 2.00
キサンタンガム(2%水溶液) 5.00
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 5.00
エタノール 5.00
水 残部
(処方例77)
下記処方でBBクリーム(ノンケミカル,W/O型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
微粒子酸化チタン分散物 10.00
(CM3K40T4J)
微粒子酸化亜鉛分散物 25.00
(CM3K50XZ4J)
シクロペンタシロキサン 12.50
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1.00
シクロペンタシロキサン,(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
2.00
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 3.00
トリメチルシロキシケイ酸,シクロペンタシロキサン 3.00
(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、シリカ 4.00
酸化鉄のシリコーン分散物 15.00
(NIKKOL フレッシュカラーベース)
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 8.00
グリセリン 5.00
BG 2.00
防腐剤 適量
EDTA−2Na 0.05
L−ヒドロキシプロリン 0.10
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 1.00
塩化Na 1.00
水 残部
(処方例78)
下記処方でCCクリーム(ノンケミカル,O/W型)を調製した。
成分名 配合量(質量%)
油性成分:
微粒子酸化チタン分散物 27.50
(IOPP40VMJ)
ステアリン酸ソルビタン 2.00
(NIKKOL SS−10V)
トリエチルヘキサノイン 2.00
(NIKKOL Trifat S−308)
セテアリルアルコール 0.50
PEG−60水添ヒマシ油 0.50
(NIKKOL HCO−60)
ポリソルベート80 0.20
(NIKKOL TO−10V)
トコフェロール 0.20
水性成分:
PYR含有コラーゲン分解物 8.00
BG 4.00
ペンチレングリコール 3.00
メタクリル酸メチルクリスポリマー 2.00
グリセリン 1.00
ステアロイルメチルタウリンNa 0.50
(NIKKOL SMT)
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.10
キサンタンガム(2%水溶液) 5.00
ヒアルロン酸Na(1%水溶液) 2.00
防腐剤 適量
グリチルリチン酸2K 0.50
クエン酸 0.20
クエン酸Na 0.03
酸化鉄のシリコーン分散物 10.00
(NIKKOL フレッシュカラーベース AQUA)
水 残部
(処方例79)錠剤
公知の流動層造粒機を用いて、上記のPYR含有コラーゲン分解物を1質量%澱粉水溶液で造粒コーティングし、PYR含有コラーゲン分解物顆粒を得た。得られたPYR含有コラーゲン分解物顆粒を、以下の配合にて他の粉末と混合したのち、打錠機を用いて錠剤(10mmφ、300mg)を作製した。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物顆粒 50.0
乳糖 10.0
澱粉(造粒用) 0.5
澱粉(粉末混合用) 12.0
マルチトール 10.0
微結晶セルロース 15.0
二酸化ケイ素 0.5
ステアリン酸マグネシウム 2.0
PYR含有コラーゲン分解物を澱粉で造粒コーティングすることにより、スティッキングなどの打錠障害を抑制することができた。
(処方例80)顆粒スティック
上記のPYR含有コラーゲン分解物を、以下の配合にて混合したのち、公知の流動層造粒機を用いて造粒した。なお、造粒用のデキストリンは、1質量%デキストリン水溶液を用いた。得られた造粒物をスティックに充填し、顆粒スティックを得た(1.2g/包)。
成分名 配合量(質量%)
PYR含有コラーゲン分解物 90.0
デキストリン(造粒用) 1.0
ビタミンB1 0.09
ビタミンB2 0.1
ビタミンB6 0.13
ビタミンB12 0.0002
ナイアシン 1.4
パントテン酸 0.42
葉酸 0.017
油脂被覆ビタミンC(VC80%) 4.0
パイン粉末香料 0.1
ショ糖 2.7328
ステビア 0.01
油脂被覆ビタミンC(日油(株)製)を使用することにより、酸味が抑制され、食べやすい顆粒を得ることができた。また、ビタミンCとPYR含有コラーゲン分解物の接触が防止され、長期保存における褐変を防止することができた。さらに、ビタミンB2を配合することにより、黄色に着色されるため、長期保存における変色の差が小さくなるという効果がある。
(処方例81)飲料
成分名 配合量
PYR含有コラーゲン分解物 5000mg
ヒアルロン酸 10mg
プラセンタ 10mg
セラミド 200μg
コエンザイムQ10 1mg
ビタミンC 100mg
甘味料(スクラロース、アセスルファムK) 適量
酸味料(クエン酸) 適量
水 50mL
本発明のコラーゲン産生促進剤は、簡便、簡単に効率良くコラーゲン産生を促進することができ、皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制や、骨粗鬆症等の治療に有用である

Claims (10)

  1. 下記一般式(1)で表される3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を有効成分として含有するコラーゲン産生促進剤。
    Figure 2019019129
    (式(1)中、Aはそれぞれ独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aはそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rはそれぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して単結合、又は水酸基、アミノ基(−NR )及びオキサ基(−O−)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは水素原子、下記式(2)で表される構造、又は水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは炭素原子数1〜10の炭化水素基を、m及びnはそれぞれ独立して0〜4の整数を表す。但し、m及びnは、m+nが0〜4の整数となる数値である。)
    Figure 2019019129
    (式(2)中、Aは式(1)中のAに独立して水酸基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(−NR )、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Aは式(1)中のAに独立して水素原子、炭素原子数1〜10の炭化水素基、アシル基(−COR)、又はC末端で結合するアミノ酸数1〜100のペプチド構造を、Rは式(1)中のRに独立して水素原子、又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立してそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは式(1)中のRに独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基を、Rは単結合、又は水酸基及びアミノ基(−NR )からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1〜10の2価の炭化水素基を表す。)
  2. 前記3−ヒドロキシピリジニウム誘導体を、有効成分として0.00001重量%以上含有することを特徴とする請求項1に記載のコラーゲン産生促進剤。
  3. 前記3−ヒドロキシピリジニウム誘導体が、天然物由来であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコラーゲン産生促進剤。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる化粧料組成物。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる飲食品組成物。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる細胞培養用組成物。
  7. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる創傷治癒用医薬組成物。
  8. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる骨形成促進用組成物。
  9. 下記一般式(3)で表される3−ヒドロキシピリジニウム部分構造を、0.015重量%以上含有することを特徴とするコラーゲン分解物。
    Figure 2019019129
  10. 下記一般式(4)で表される3−ヒドロキシピリジノリンを、0.07重量%以上含有することを特徴とするコラーゲン分解物。
    Figure 2019019129
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