JP2019018813A - 車両及びその駐車方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造の複雑化を回避しつつ駐車場の省スペース化を図ることが可能な車両及びその駐車方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の車両は、乗員が搭乗するコックピットと、前記コックピットの左右前方側にそれぞれ設けられた前輪と、前記コックピットの左右後方側であって、車両前方側から見たとき、前記前輪と重なる車幅方向位置にそれぞれ設けられた後輪と、前記前輪のトレッド部を部分的に覆うと共に、前記前輪の車軸よりも車両前方側の領域で、車両前方向かつ下方向に傾斜する第1スロープと、前記前輪の車軸よりも車両後方側の領域で、車両後方向かつ下方向に傾斜する第2スロープと、を有するスロープ部材と、前記コックピットよりも下方に設けられ、前記後輪が他の前記車両の前方から接近して前記カバー部材に乗り上げて前記第2スロープに位置したときに、前記第1スロープと当接し前記車両の車両後方側への移動を規制するストッパ部と、を備えた。
【選択図】 図8

Description

本発明は、駐車場の省スペース化を図りうる車両及びその駐車方法に関する。
特許文献1には、小型のパーソナルモビリティが開示されている。このパーソナルモビリティは、一人乗りの小型車両であり、例えば自転車のように気軽に使用することを想定している。使用態様としては、家族の個人個人がそれぞれ所有する態様や、カーシェアリングのように公共交通機関と連携し、例えば駅等でパーソナルモビリティをレンタルするような態様が提案されている。パーソナルモビリティは、小型とはいえ車両であるため、通常の車両と同様に駐車すると、大きな駐車スペースが必要となる。そこで、特許文献1では、ドライバシートを折り畳み可能とし、ショッピングカートのように重ね合わせて駐車することで、駐車場の省スペース化を図っている。
また、特許文献2には、車両前方が開口するV字型のシャシーを有する車両が開示されている。V字型シャシーは、車両後方側にV字の結合点を有する。また、車両後方側に、二つの車輪が車幅方向に離間して配置された腕部を有する可動式バンパーを有する。可動式バンパーは、腕部がドライバシートの背面において回動可能に取り付けられている。走行時には、可動式バンパーを車両下方に向けて回動し、二つの車輪を路面と設置させて走行する。一方、駐車時には、可動式バンパーを車両上方に向けて回動し、V字型シャシーの結合点部分を露出させる(以下、駐車中の車両を駐車車両と記載する。)。そして、後方から同型の車両(以下、駐車実行車両と記載する。)が駐車を行う際は、駐車車両の後方から侵入する。そして、駐車実行車両のV字型シャシーの開口が駐車車両の結合点部分を受け入れつつ前進する。これにより、駐車車両と駐車実行車両とは、車幅方向から見たとき、それぞれのV字型シャシーが所定範囲で重なるように駐車され、駐車場の省スペース化を図っている。
特開2012−218654号公報 米国特許公報5417300
しかしながら、特許文献1では、可動式のドライバシートとするため、可動部の耐久性を確保するために重量やコストが増大するという問題がある。また、ドライバシートが露出したオープンボディタイプの車両として構成する必要があり、多少の荷物等を車内に置いて車両から離れることができず、防犯上の問題がある。また、オープンタイプボディは、雨天や強風時にも運転が困難となる。また、特許文献2では、車室内を区画したクローズドボディを採用しているものの、可動式バンパーのように可動部分の構造が複雑化し、耐久性を確保するために重量やコストが増大するという問題がある。また、クローズドボディよりも前後に大幅に拡大したV字型シャシーを採用しているため、車両自体が大型化しやすいという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、構造の複雑化を回避しつつ駐車場の省スペース化を図ることが可能な車両及びその駐車方法を提供することを目的とする。
本発明の車両は、乗員が搭乗するコックピットと、前記コックピットの左右前方側にそれぞれ設けられた前輪と、前記コックピットの左右後方側であって、車両前方側から見たとき、前記前輪と重なる車幅方向位置にそれぞれ設けられた後輪と、前記前輪のトレッド部を部分的に覆うと共に、前記前輪の車軸よりも車両前方側の領域で、車両前方向かつ下方向に傾斜する第1スロープと、前記前輪の車軸よりも車両後方側の領域で、車両後方向かつ下方向に傾斜する第2スロープと、を有するスロープ部材と、前記コックピットよりも下方に設けられ、前記後輪が他の前記車両の前方から接近して前記カバー部材に乗り上げて前記第2スロープに位置したときに、前記第1スロープと当接し前記車両の車両後方側への移動を規制するストッパ部と、を備えた。
よって、クローズドボディであるコックピットでありながら、スロープ部材のような単純な構造により駐車場の省スペース化を図ることができる。
実施例1のパーソナルモビリティの概略斜視図である。 実施例1のパーソナルモビリティの左側面図である。 実施例1のパーソナルモビリティの正面図である。 実施例1のパーソナルモビリティの背面図である。 実施例1のパーソナルモビリティの平面図である。 実施例1のパーソナルモビリティの下方斜視図である。 実施例1のアシストスロープ部材を表す斜視図である。 実施例1のパーソナルモビリティの駐車時の作用を表す概略図である。 実施例2のパーソナルモビリティの概略斜視図である。 実施例2のパーソナルモビリティの右側面図である。 実施例2のアシストスロープ部材展開時におけるパーソナルモビリティの右側面図である。
[実施例1]
図1は、実施例1のパーソナルモビリティの概略斜視図、図2は、実施例1のパーソナルモビリティの左側面図、図3は、実施例1のパーソナルモビリティの正面図、図4は、実施例1のパーソナルモビリティの背面図、図5は、実施例1のパーソナルモビリティの平面図、図6は、実施例1のパーソナルモビリティの下方斜視図である。尚、図6は、説明のため、各種メンバが露出した状態を示す。パーソナルモビリティ1(以下、PM1と記載する。)は、4つの車輪(FL,FR,RL,RR)を備えた一人乗り電動自動車である。以下、車輪FL,FRを単に前輪、車輪RL,RRを単に後輪とも記載する。実施例1のPM1は、前輪駆動車両である。
PM1は、金属製のフレームで構成されたシャシーに、クローズドボディのコックピット2を有する。コックピット2は、車両前後方向に湾曲して延びる右側ルーフメンバ21L及び左側ルーフメンバ21R(以下、単にルーフメンバ21とも記載する。)と、車両前後方向に延びる右側サイドメンバ24R及び左側サイドメンバ24L(以下、単にサイドメンバ24とも記載する。)と、を有する。また、コックピット2は、車両後方において左右のルーフメンバ21を連結するリアクロスメンバ51と、車両中央のフロアにおいて左右のサイドメンバ24を連結するセンタクロスメンバ53と、車両前方のフロアにおいて左右のサイドメンバ24を連結するフロントクロスメンバ54と、を有する(図6参照)。左右ルーフメンバ21の間は、樹脂で形成されたルーフシェル22で覆われている。ルーフメンバ21とサイドメンバ24との間は、樹脂で形成されたサイドシェル23で覆われている。左右サイドメンバ24の間は、フロアパネル25で覆われている。これにより、コックピット2はクローズドボディとして構成される。コックピット2の内部には、一人用シートと、ステアリングホイールと、アクセルペダルやブレーキペダル、操作レバー等を有する。
コックピット2の前方には、駆動源を収容する駆動源収容部4と、駆動源収容部4の両サイドに設けられ、内側に前輪FR,FLを収容するフロントハウジング41と、を有する。フロントハウジング41の内部には、前輪を上方から覆うように湾曲した2本のハウジングフレーム421,422(図6参照)と、前輪の車両後方側であって車両下方に張り出したストッパフレーム423,424(図6参照)と、を有する。ハウジングフレーム421,422は、その一方が、車両前方のフロントバンパ42と接続され、他方が、センタクロスメンバ53のうち、コックピット2よりも車幅方向外側に張り出した部分と接続されている。尚、フロントバンパ42のうち、ハウジングフレーム421とハウジングフレーム422との間の部分が、後述するアシストスロープ部材6の連結部43R,43Lとして機能する。
また、サイドメンバ24の、フロントクロスメンバ54とセンタクロスメンバ53との間には、車幅方向外側に張り出したストッパ用メンバ55を有する。そして、後述するストッパ部7の骨格となる2本のストッパフレーム423,424は、その一方が、センタクロスメンバ53のうち、コックピット2よりも車幅方向外側に張り出した部分と接続され、他方がストッパ用メンバ55と接続されている。フロントハウジング41は、ハウジングフレーム421,422及びストッパフレーム423,424を外側から覆うように取り付けられている。
フロントハウジング41の表面側には、前輪のトレッドをフロントハウジング41の外側から覆うスロープ部材3と、前輪よりも車両後方側において車両下方側を覆うストッパ部7R,7L(以下、単にストッパ部7とも記載する。)を有する。スロープ部材3は、前輪の車軸よりも車両前方側の領域で、車両前方向かつ下方向に傾斜する第1スロープ31FL,31FR(以下、単に第1スロープ31とも記載する。)と、前輪の車軸よりも車両後方側の領域で、車両後方向かつ下方向に傾斜する第2スロープ32FL,FR(以下、単に第2スロープ32とも記載する。)と、を有する。第1スロープ31と第2スロープ32とは、滑らかな曲線で接続されている。
フロントハウジング41は、車両前方から見たとき(図3参照)、コックピット2よりも車幅方向外側に張り出した位置に形成されている。また、フロントハウジング41は、車幅方向から見たとき(図2参照)、第2スロープ32の車両後方の一部及びストッパ部7がコックピット2の前方端より後方側に位置し、それ以外は、車両前方側に張り出した位置に形成されている。言い換えると、第1スロープ31と第2スロープ32とは、フロントハウジング41の頂点で接続され、その頂点は、コックピット2よりも車両前方側に形成されている。また、ストッパ部7は、車幅方向から見たとき(図2参照)、コックピット2よりも車両下方側に張り出した位置に形成されている。
コックピット2の後方には、リアクロスメンバ51の下方に延び、サイドメンバ24と接続する右側リアメンバ52R及び左側リアメンバ52L(以下、単にリアメンバ52とも記載する。)を有する。リアメンバ52の下端及びサイドメンバ24の後端との接続部は、後輪RR,RLのサスペンション装置の取り付け点として機能する(図6参照)。また、コックピット2の後方には、内側に後輪RR,RLを収容するリアハウジング5を有する。リアハウジング5は、車両後方から見たとき(図4参照)、コックピット2よりも車幅方向外側に張り出した位置に形成されている。リアハウジング5の車幅方向位置と、フロントハウジング41の車幅方向位置とは略同一である。リアハウジング5の車両上方側は、後輪のトレッドをリアハウジング5の外側から覆うアシストスロープ部材6R,6L(以下、単にアシストスロープ部材6とも記載する。)を固定する固定部として機能する。
図7は、実施例1のアシストスロープ部材を表す斜視図である。図7(A)は、アシストスロープ部材6を下方斜めから見た斜視図であり、図7(B)は、アシストスロープ部材6を上方斜めから見た斜視図である。アシストスロープ部材6は、路面に設置する側となるアプローチ部61と、アプローチ部61と第1スロープ31とを接続するアシスト部62とを有する。アプローチ部61とアシスト部62とは、滑らかな曲線で接続されている。アシスト部62の裏面側には、フロントバンパ42の連結部43における円筒外形に沿った溝形状が形成されたアシスト時組み付け溝65と、リアクロスメンバ51の円筒外径に沿った溝形状が形成された走行時組み付け溝63(図6参照)と、を有する。また、アシスト部62の上端には、ハウジングフレーム421,422との干渉を回避しつつ、アシストスロープ部材6を連結部43に取り付けた際の、左右の位置決めを行う切り欠き64を有する。
図8は、実施例1のパーソナルモビリティの駐車時の作用を表す概略図である。図8(A)が、アシストスロープ部材6を取り外す前の状態を表し、図8(B)が、アシストスロープ部材6を取り外して設置した状態を表す。図8中の右端の駐車状態にあるパーソナルモビリティをPM1(n−1)、PM1(n−1)に乗り上げた駐車状態にあるパーソナルモビリティをPM1(n)、これから駐車を希望しているパーソナルモビリティをPM1(n+1)とする。PM1(n+1)に示すように、駐車前の通常走行時において、アシストスロープ部材6は、リアハウジング5の上方に載置されている。
そして、駐車時には、PM1(n+1)のアシストスロープ部材6をリアハウジング5から取り外し、PM1(n)の連結部43にアシスト時組み付け溝65を組み付けると共に、切り欠き64をハウジングフレーム421,422にはめ込む。これにより、アシストスロープ部材6を上下方向及び左右方向に位置決めすることで、アシストスロープ部材6に負荷が作用した際の位置ずれを防止する。そして、PM1(n+1)を後退させ、後輪がアプローチ部61→アシスト部62→第1スロープ31→第2スロープ32へと乗り上げる。このとき、PM1(n+1)は、前輪の車軸を中心に回動して傾斜状態となる。PM1(n−1)とPM1(n)との駐車状態に示すように、後輪が第2スロープ32まで移動すると共に、ストッパ部7が第1スロープ31と当接する位置まで移動し、駐車が完了する。このとき、PM1(n)の後輪からPM1(n−1)のアシストスロープ部材6に作用する力と、ストッパ部7からPM1(n−1)のアシストスロープ部材6に入力される力とは、第1スロープ31と第2スロープ32とを接続する頂点を跨いで作用するため、PM1(n)が前後方向に移動することなく安定的に傾斜状態を維持する。
ここで、PM1(n)のコックピット2は、車幅方向から見て、PM1(n)の後輪とは重ならないように設計されているため、駐車状態では、PM1(n)の後輪は、PM1(n−1)のコックピット2の前方と重なるように設計されている。これにより、PM1を複数駐車する際には、それぞれのPM1が車両の上方から見て部分的に重なるように駐車することができ、駐車場の省スペース化を図ることができる。また、コックピット2というクローズドボディを採用しつつ、可動部を設けることなく、既に駐車しているPM1の上に乗り上げる方式を採用したため、防犯上の安全性を向上し、雨天や強風時にも運転性の低下を抑制できる。また、複雑な構成の可動部分を持っていないため、耐久性を確保すると共に、重量やコストの増大を抑制できる。
尚、駐車状態のPM1を乗り出す際には、PM1(n)を例に説明すると、傾斜して駐車されたPM1(n)を前進させて、PM1(n)の後輪を、PM1(n−1)の第2スロープ32→第1スロープ31へと移動させ、PM1(n−1)に取り付けられたアシストスロープ部材6のアシスト部62→アプローチ部61へと移動させる。そして、PM1(n)の後輪がPM1(n−1)に取り付けられたアシストスロープ部材6から離れた位置まで移動させる。そして、PM1(n−1)に取り付けられたアシストスロープ部材6を取り外し、PM1(n)のリアハウジング5の上方に載置し、通常走行状態へと移行する。
以上説明したように、実施例1にあっては、下記の作用効果が得られる。
(1)乗員が搭乗するコックピット2を有するパーソナルモビリティ1(車両)であって、コックピット2の左右前方側にそれぞれ設けられた前輪と、コックピット2の左右後方側であって、車両前方側から見たとき、前輪と重なる車幅方向位置にそれぞれ設けられた後輪と、前輪のトレッド部を部分的に覆うと共に、前輪の車軸よりも車両前方側の領域で、車両前方向かつ下方向に傾斜する第1スロープ31と、前輪の車軸よりも車両後方側の領域で、車両後方向かつ下方向に傾斜する第2スロープ32と、を有するスロープ部材3と、コックピット2よりも下方に設けられ、後輪が他のパーソナルモビリティ1の前方から接近してスロープ部材3に乗り上げて第2スロープ32に位置したときに、第1スロープ31と当接しパーソナルモビリティ1の車両後方側への移動を規制するストッパ部7と、を備えた。
よって、クローズドボディであるコックピット2でありながら、スロープ部材3のような単純な構造により駐車場の省スペース化を図ることができる。
(2)第1スロープ31の車両前方向端部に、第1スロープ31と路面との間を接続し後輪の第1スロープ31への乗り上げをアシストするアシストスロープ部材6と連結する連結部43を有する。よって、簡単な構成でありながら、後輪をアシストスロープ部材6に容易に乗り上げることができる。
(3)後輪の上方に、アシストスロープ部材6を着脱可能に固定する固定部であるリアハウジング5を有する。よって、アシストスロープ部材6を簡単に収容することができる。
(4)コックピット2は、車幅方向から見たとき、後輪と重ならず、かつ、第1スロープ31と重ならない形状である。よって、車両上方から見たとき、PM1(n+1)の駐車時に、駐車済みのパーソナルモビリティ1であるPM1(n)のコックピット2の前方部分と重なる領域を増大させることができ、より駐車場の省スペース化を図ることができる。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。基本的な構成は実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。図9は、実施例2のパーソナルモビリティの概略斜視図、図10は、実施例2のパーソナルモビリティの右側面図、図11は、実施例2のアシストスロープ部材展開時におけるパーソナルモビリティの右側面図である。実施例1では、アシストスロープ部材6を取り外し可能とし、通常走行時にはリアハウジング5の上部に固定し、駐車時には、リアハウジング5の上部からアシストスロープ部材6を取り外し、車両前方の連結部43に取り付けた。これに対し、実施例2では、常時、フロントハウジング41の車両前方に、右側アシストスロープ部材6RX及び左側アシストスロープ部材6LX(以下、単にアシストスロープ部材6Xとも記載する。)を設置した点が異なる。アシストスロープ部材6Xは、フロントハウジング41の前方に設けられたヒンジ部430と回動可能に連結されている。アシストスロープ部材6Xは、路面に設置する側となるアプローチ部61Xと、アプローチ部61Xと第1スロープ31とを接続するアシスト部62Xとを有する。アプローチ部61Xとアシスト部62Xとは、滑らかな曲線で接続され、その曲線形状は、フロントハウジング41の外側に設けられたスロープ部材3の湾曲形状と略同一形状とされている。
通常走行時は、図10に示すように、アシストスロープ部材6Xを、ヒンジ部430を中心に回動させてフロントハウジング41の上方に折り畳む。このとき、スロープ部材3の湾曲形状に沿ってアシストスロープ部材6Xが重なるため、走行に影響することなくアシストスロープ部材6Xを載置できる。また、駐車時には、図11に示すように、アシストスロープ部材6Xを、ヒンジ部430を中心に回動させて路面と設置させる。尚、実施例1では、駐車中のPM1(n)に、駐車を希望しているPM1(n+1)が搭載しているアシストスロープ部材6を取り付けて駐車したが、実施例2では、駐車中のPM1(n)が搭載しているアシストスロープ部材6Xを用いて、PM1(n+1)を駐車する点が異なる。これにより、実施例1と同様の作用効果に加え、アシストスロープ部材6Xを回動するのみで設定することができるため、より簡単に駐車することができる。
以上説明したように、実施例2にあっては、下記の作用効果が得られる。
(5)連結部は、アシストスロープ部材6Xを回動可能に支持するヒンジ部430であり、アシストスロープ部材6Xは、非駐車時は、ヒンジ部430を中心に回動させてスロープ部材3の上方に載置し、駐車時は、ヒンジ部430を中心に回動させてアシストスロープ部材6Xの端部を路面上に設置する。
よって、簡単な操作で駐車することができる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例1の車両は電動車両としたが、電動に限らずエンジンとモータとのハイブリッド自動車でもよいし、エンジンのみの自動車でもよい。また、一人乗りとしたが、二人以上が搭乗可能な車両でもよい。また、実施例1では前輪駆動車両としたが、後輪駆動車両や四輪駆動車両でもよい。また、実施例1では、コックピット2を全て樹脂製の部材で覆う例を示したが、部分的に覆うこととしてもよく、例えば、サイドシェル23を取り外した状態で使用してもよい。
1 パーソナルモビリティ(PM)
2 コックピット
3 スロープ部材
4 駆動源収容部
5 リアハウジング
6 アシストスロープ部材
6X アシストスロープ部材
7 ストッパ部
31 第1スロープ
32 第2スロープ
43 連結部
61 アプローチ部
61X アプローチ部
62 アシスト部
62X アシスト部
430 ヒンジ部

Claims (6)

  1. 乗員が搭乗するコックピットを有する車両であって、
    前記コックピットの左右前方側にそれぞれ設けられた前輪と、
    前記コックピットの左右後方側であって、車両前方側から見たとき、前記前輪と重なる車幅方向位置にそれぞれ設けられた後輪と、
    前記前輪のトレッド部を部分的に覆うと共に、前記前輪の車軸よりも車両前方側の領域で、車両前方向かつ下方向に傾斜する第1スロープと、前記前輪の車軸よりも車両後方側の領域で、車両後方向かつ下方向に傾斜する第2スロープと、を有するスロープ部材と、
    前記コックピットよりも下方に設けられ、前記後輪が他の前記車両の前方から接近して前記スロープ部材に乗り上げて前記第2スロープに位置したときに、前記第1スロープと当接し前記車両の車両後方側への移動を規制するストッパ部と、
    を備えたことを特徴とする車両。
  2. 請求項1に記載の車両において、
    前記第1スロープの車両前方向端部に、前記第1スロープと路面との間を接続し前記後輪の前記第1スロープへの乗り上げをアシストするアシストスロープ部材と連結する連結部を有することを特徴とする車両。
  3. 請求項2に記載の車両において、
    前記後輪の上方に、前記アシストスロープ部材を着脱可能に固定する固定部を有することを特徴とする車両。
  4. 請求項2に記載の車両において、
    前記連結部は、前記アシストスロープ部材を回動可能に支持するヒンジ部であり、
    前記アシストスロープ部材は、非駐車時は、前記連結部を中心に回動させて前記スロープ部材の上方に載置し、駐車時は、前記連結部を中心に回動させて前記アシストスロープ部材の端部を路面上に設置することを特徴とする車両。
  5. 請求項1ないし4いずれか一つに記載の車両において、
    前記コックピットは、車幅方向から見たとき、前記後輪と重ならず、かつ、前記第1スロープと重ならない形状であることを特徴とする車両。
  6. 請求項1に記載の車両を駐車する方法であって、
    駐車中の第1の前記車両の前方に、第2の前記車両を駐車するときは、
    前記第1の車両の前方から前記第2の車両を後輪側から接近させ、
    前記第2の車両の後輪を前記第1の車両の前記第1スロープに乗り上げさせて前記第1の車両の前記第2スロープまで移動させ、
    前記第2の車両の前記ストッパ部と前記第1の車両の前記第1スロープとを当接させ、
    車両上方から見たときに、前記第1の車両の前方と前記第2の車両の後方とが重なるように駐車することを特徴とする車両の駐車方法。
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