JP2019017482A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
前記当選種別抽選で決定した当選種別に含まれる小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、遊技利益を得る容易性を段階的に示した設定値を設定する設定値設定手段と、前記設定値を変更する設定変更の実行有無を保持する設定変更保持手段と、設定変更の実行有無を示唆する演出または設定値を示唆する演出を実行させる示唆権利を保持する示唆権利保持手段と、前記示唆権利保持手段が前記示唆権利を保持していることを条件に、遊技者の操作入力に応じて、前記設定変更の実行有無を示唆する演出または前記設定値を示唆する演出を実行する示唆演出制御手段と、を備える。
図1および図2の外観図に示すように、遊技機としてのスロットマシン100は、前面が開口した筐体102と、筐体102の前面一端に回動可能に上下に並んで配置される前面上扉104および前面下扉106とが設けられている。前面上扉104の下部略中央には、ガラス板や透明樹脂板等で構成された無色透明の図柄表示窓108が設けられており、筐体102内の図柄表示窓108に対応する位置には、3つのリール110(左リール110a、中リール110b、右リール110c)が、それぞれ独立して回動可能に設けられている。左リール110a、中リール110b、右リール110cには、図3(a)の図柄配列に示すように、20に等分された各領域に複数種類の図柄がそれぞれ配列されており、遊技者は、図柄表示窓108を通じて、上段、中段、下段に位置する、左リール110a、中リール110b、右リール110cそれぞれの3つの連続する合計9個の図柄を視認することができる。
図4は、スロットマシン100の概略的な電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、スロットマシン100は、遊技の進行を制御する主制御基板200と、遊技の進行に応じた演出を制御する副制御基板202とを含む制御基板が設けられている。また、主制御基板200と副制御基板202との間の電気的な信号の伝達は、不正防止等の観点から、主制御基板200から副制御基板202への一方向のみに制限される。
主制御基板200は、中央処理装置であるメインCPU200a、プログラム等が格納されたメインROM200b、ワークエリアとして機能するメインRAM200c等を含む半導体集積回路を有し、スロットマシン100全体を統括的に制御する。なお、メインRAM200cは、電源が切断された場合においても、設定変更が行われてRAMクリアが実行されない限り、データが消去されることなく保持される。
また、副制御基板202は、主制御基板200と同様に、中央処理装置であるサブCPU202a、プログラム等が格納されたサブROM202b、ワークエリアとして機能するサブRAM202c等を含む各種半導体集積回路を有し、主制御基板200からのコマンドに基づき、特に演出を制御する。また、サブRAM202cにもメインRAM200c同様、不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、データが消去されることなく保持される。なお、副制御基板202にも、主制御基板200同様、乱数発生器202dが設けられており、乱数発生器202dによって生成される乱数(以下、演出抽選乱数という)は、主に演出の態様を決定するために用いられる。
図5は、当選役を説明するための説明図であり、図6および図7は、当選種別抽選テーブルを説明するための説明図である。
ここで、図8を用い、上記ボーナス遊技状態を含む遊技状態の遷移について説明する。ここでは、RT0遊技状態、RT1遊技状態、RT2遊技状態(後述するART遊技状態となる場合あり)、RT3遊技状態、RT4遊技状態、内部中遊技状態、ボーナス遊技状態といった複数の遊技状態が準備されている。RT0遊技状態、RT1遊技状態、RT2遊技状態、RT3遊技状態、RT4遊技状態は、それぞれリプレイ役の当選確率が設定された(RT0遊技状態=1/7.3、RT1遊技状態=1/1.4、RT2遊技状態=1/1.4、RT3遊技状態=1/7.3、RT4遊技状態=1/7.3)、所謂、RT遊技状態であり、後述するように、所定の当選役が有効ラインA上に表示されることで、あるいは、ボーナス役の当選に関連してRT遊技状態が遷移する。ここでは、RT1遊技状態およびRT2遊技状態のリプレイ役の当選確率が比較的高く設定されており、遊技者はRT1遊技状態やRT2遊技状態に移行することで、遊技を有利に進行することができる。
図9は、主制御基板200における演出状態の遷移を説明するための説明図である。以下、主制御基板200において演出状態制御手段314により遷移される演出状態(非AT演出状態、AT演出状態)について詳述する。
非AT演出状態は、通常演出状態とチャンス演出状態(チャンスゾーン)とが設けられている。非AT演出状態が実行される際、補助演出の実行頻度がAT演出状態より極めて低く、補助演出がほぼ行われないので、獲得できるメダルの枚数が制限される。通常演出状態は、副制御基板202で管理される複数の演出状態のうち、初期状態に相当する遊技状態である。
AT演出状態では、補助演出によって正解操作態様が報知されることで、メダルの消費を抑えつつ、多くのメダルを獲得することが可能となる。したがって、遊技者は、AT演出状態において、非AT演出状態と比べ、遊技を有利に進行することができる。
上述したように、当該スロットマシン100では、遊技利益を得る容易性を段階的に示した設定値が用いられる。かかる設定値は、前面上扉104および前面下扉106を開放した状態で、設定値設定手段として機能する初期化手段300によって設定されるが、設定値の設定が完了すると、前面上扉104および前面下扉106が閉じられるので、その後、遊技者が、正当かつ画一的な手段では設定値を確認することはできないようになっている。ただし、内部的には、主制御基板200において初期化手段300が設定値を有し、副制御基板202は、主制御基板200から受信するコマンドに基づいて設定値を把握することができる。このような、遊技者から設定値を確認できない状況下でも、遊技者にメダルを獲得することの期待感を維持させ、遊技意欲を向上させるため、スロットマシン100では、例えば液晶表示部124を通じて、設定値がいずれであるかを示唆する演出が実行されている。したがって、遊技者は、設定値が低く設定されているスロットマシンより、設定値が高く設定されているスロットマシンで遊技することを望み、設定値が高いことを把握すると、遊技を継続すればするほど多くのメダルを獲得する可能性が高くなると考え、そのスロットマシンで可能な限り遊技を継続しようとする。一方、設定値が低いことを把握すると、メダルの消費を最小限に抑えるため、早期に遊技を終了することができる。なお、上記の設定値を示唆する演出や後述する設定変更の実行有無を示唆する演出の具体的な実行態様については後程詳述する。
また、設定値を把握する判断材料の一つとして、設定変更がなされているか否かを把握することを望む場合がある。例えば、同一スロットマシン100の前日の挙動が高設定値を示している場合に、設定変更の実行有無に応じて、高設定値が維持されているか、低設定値に変更されているか予測することができる。同様に、同一スロットマシン100の前日の挙動が低設定値を示している場合に、設定変更の実行有無に応じて、低設定値が維持されているか、高設定値に変更されているか予測することができる。なお、このような設定値の把握のみならず、設定変更自体が遊技者に遊技利益をもたらす場合がある。例えば、設定変更によりスロットマシン100の内部状態がリセットされると、AT演出状態の継続率が異なる等、遊技利益を得る容易性が異なる複数のモードのうち、より遊技者に有利なモードが選ばれ易くなったり、遊技者の嵌り救済としての所謂天井に到達するまでに必要な遊技数が短縮されたりする場合がある。このように、遊技者は、遊技しているスロットマシン100の設定値のみならず、設定変更の実行有無についても把握したいと望む場合がある。上述したように、設定変更の実行有無の情報は、スロットマシン100の電源が投入された後、設定変更が実行されたか否かに応じ、設定変更保持手段として機能する初期化手段300で保持され、電源が切断されることにより、その情報が消去される。したがって、初期化手段300を参照することで設定変更の実行有無を確認することができる。
図10は、遊技の進行状況に応じた設定変更の実行有無および設定値の示唆の比率を示した説明図である。ここでは、遊技の進行状況として、特に、総消化遊技数を挙げている。示唆演出制御手段として機能する演出制御手段334は、総消化遊技数に応じて、設定変更の実行有無を示唆する演出と、設定値を示唆する演出との実行比率を変化させる。具体的に、演出制御手段334は、総消化遊技数の増加に応じて、設定変更の実行有無を示唆する演出に対する設定値を示唆する演出を実行する比率(実行比率)を高める。
図11は、設定変更の実行有無の示唆の具体的な演出態様を説明した説明図である。図11(a)に示すように、示唆演出制御手段としての演出制御手段334は、設定値に関する示唆を行う契機が到来すると、液晶表示部124に円形状の画像を表示し、図10を用いて説明した抽選により設定変更の実行有無を示唆する演出の実行を決定すると、その画像を、示唆態様A〜Fのいずれかに変化させる。遊技者は、変化した示唆態様(アイコン)を通じて設定変更の実行有無を把握すること(推測すること)が可能となる。
図12は、設定値の示唆の具体的な演出態様を説明した説明図である。図12(a)に示すように、示唆演出制御手段としての演出制御手段334は、設定値に関する示唆を行う契機が到来すると、液晶表示部124に円形状の画像を表示し、図10を用いて説明した抽選により設定値を示唆する演出の実行を決定すると、その画像を、示唆態様G〜Oのいずれかに変化させる。遊技者は、変化した示唆態様を通じて設定値を把握すること(推定すること)が可能となる。
上述したように、演出制御手段334は、設定値に関する示唆を行う契機が到来すると、設定変更の実行有無を示唆する演出および設定値を示唆する演出のいずれか一方を選択的に実行する。本実施形態では、このような設定値に関する示唆を、遊技者が所望するタイミングで受けることができる。
図14は、主制御基板200のメイン処理を示したフローチャートである。ここでは、まず、主制御基板200のメイン処理に沿って、初期化後の1遊技の概略を説明し、その後、各処理の詳細について説明する。また、ここでは、本実施形態の特徴に関係する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。また、詳細な説明は省略するが、各処理が遂行される際、各処理において用いられるスイッチ(ベットスイッチ116、スタートスイッチ118、ストップスイッチ120a、120b、120c)は、処理の開始時に有効化され、処理の終了時に無効化される。
電源スイッチ144を介してスロットマシン100の電源が投入され、通電状態になると、初期化手段300は、遊技開始に備え初期化処理を実行する。初期化手段300は、電源が投入されている間、随時バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをメインRAM200cに保持している。したがって、不意の電断が生じたとしても、この初期化処理において、保持されたバックアップデータを用い電断前の状態に復帰させることができる。例えば、リール110の回転中に不意の電断が起きたとしても、復帰動作後に再度各リール110が回転している状態から開始される。したがって、初期化処理では、基本的に、メインRAM200cの初期化(RAMクリア)は行われない。
続いて、遊技者によるベットスイッチ116の操作、または、メダル投入部114へのメダルの投入を通じ、ベット手段302がメダルをベットする。また、コマンド送信手段316は、その操作がなされたことを示す投入コマンドを生成し、生成された投入コマンドを副制御基板202に送信する。
次に、当選種別抽選手段304は、スタートスイッチ118に対する遊技開始操作を有効化し、スタートスイッチ118の操作待ち状態に移行する。ここで、当選種別抽選手段304は、遊技者によるスタートスイッチ118の操作に応じて、主制御基板200の乱数発生器200dによって更新された当選種別抽選乱数から、スタートスイッチ118が操作された時点における1の当選種別抽選乱数を取得する。そして、当選種別抽選手段304は、図6、図7に示した当選種別抽選テーブルから、現在設定されている遊技状態に対応する1の当選種別抽選テーブルを決定するとともに、取得した当選種別抽選乱数が、決定した当選種別抽選テーブルにおけるいずれの当選領域に対応するか判定し、判定された当選領域の当選種別または不当選を抽選結果として決定する。
スタートスイッチ118が操作されると、リール制御手段306は、ステッピングモータ152を駆動して左リール110a、中リール110b、右リール110cを回転させる。このリール回転処理においては、前回の1遊技における左リール110a、中リール110b、右リール110cの回転開始時点から所定の時間(例えば4.1秒)が経過すると(ウェイト)、当該遊技における左リール110a、中リール110b、右リール110cの回転を開始し、左リール110a、中リール110b、右リール110cの全てが定速回転となったところで、ステップS500に処理を移す。
続いて、リール制御手段306は、ストップスイッチ120a、120b、120cを有効化し、遊技者によるストップスイッチ120a、120b、120cの操作を受け付けると、その操作に対応する左リール110a、中リール110b、右リール110cのいずれかを停止制御する。
次に、判定手段308は、図3(b)に示した有効ラインA上に表示された図柄組み合わせが予め定められたどの組み合わせに相当するかを判定し、その図柄組み合わせに応じて遊技状態の変更やリプレイに際して要求される種々の処理を実行する。また、コマンド送信手段316は、有効ラインA上に表示された図柄組み合わせや、有効ラインA上に小役に対応する図柄組み合わせが表示された場合におけるメダルの払出枚数等を含む入賞コマンドを生成し、生成された入賞コマンドを副制御基板202に送信する。
続いて、払出制御手段310は、ステップS600における判定結果に基づき、例えば、有効ラインA上に小役に対応する図柄組み合わせが表示されると、当該小役に対応するメダルの払出処理を実行し、有効ラインA上にリプレイ役に対応する図柄組み合わせが表示されると、自動的に次遊技のベットを行うための処理を実行する。また、遊技状態制御手段312は、ボーナス遊技状態においてメダルの所定枚数の払い出しが実行されると、遊技状態をボーナス遊技状態からRT4遊技状態に移行する。このように、払出制御手段310は、有効ラインA上に表示された図柄組み合わせに対応して種々の処理を遂行し、当該1遊技を終了する。また、コマンド送信手段316は、メダルの払出処理がなされた場合、払出処理がなされたことを示す払出コマンドを生成し、生成された払出コマンドを副制御基板202に送信する。
図15は、副制御基板202のサブ処理を示したフローチャートである。
電源スイッチ144を介してスロットマシン100の電源が投入され、通電状態になると、初期化決定手段330は、遊技開始に備え初期化処理を実行する。初期化決定手段330は、電源が投入されている間、随時バックアップデータを生成し、そのバックアップデータをサブRAM202cに保持している。
コマンド受信手段332は、主制御基板200からのコマンドが受信されているか否か判定する。その結果、コマンドが受信されていれば、ステップS1300に処理を移し、コマンドが受信されていなければ、ステップS1400に処理を移す。
上記ステップS1200においてコマンドが受信されていると判定されれば、コマンド受信手段332は、当該受信されたコマンドに基づいて種々の処理を実行する。かかるコマンド受信処理S1300は後程詳述する。
次に、演出制御手段334は、演出スイッチ122の検出信号を解析し、その解析結果に基づいて種々の処理を行う。かかる検出信号解析処理S1400は後程詳述する。
演出制御手段334は、実行が決定された各種演出の実行情報(タイムテーブル)を参照して、当該タイムテーブルに記憶された該当時間に対応する処理を実行するタイムスケジュール管理処理を行い、ステップS1200からの処理を繰り返す。この処理では、液晶表示部124の表示画像を挿入したり切り換えたりし、また、各種のコマンドを各デバイスに送信する。これにより各種演出が実行されることとなる。
図16は、上記ステップS1300のコマンド受信処理を示したフローチャートである。
まず、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが投入コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが投入コマンドであれば、ステップS1302に処理を移し、受信したコマンドが投入コマンドでなければ、ステップS1303に処理を移す。
上記ステップS1301において受信したコマンドが投入コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、次の遊技のための遊技開始準備が行われたとして、それまで実行されていた演出を所定条件下で切り換えたり、終了させる。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが当選種別コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが当選種別コマンドであれば、1遊技が開始されたとし、ステップS1304に処理を移し、受信したコマンドが当選種別コマンドでなければ、ステップS1306に処理を移す。
上記ステップS1303において受信したコマンドが当選種別コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、当選種別コマンドに基づいて遊技の演出を決定する。かかる演出決定処理S1304については後程詳述する。
次に、演出制御手段334は、決定した演出を実行開始する。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが停止コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが停止コマンドであれば、ステップS1307に処理を移し、受信したコマンドが停止コマンドでなければ、ステップS1308に処理を移す。
上記ステップS1306において受信したコマンドが停止コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、その停止コマンドが、第1停止コマンド、第2停止コマンド、第3停止コマンドのいずれであるか、また、その停止操作は、ストップスイッチ120a、120b、120cのいずれになされた停止操作かを判定し、その判定結果と演出の内容に基づいて、種々の処理を行うとともに、演出態様を変動させる。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが入賞コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが入賞コマンドであれば、ステップS1309に処理を移し、受信したコマンドが入賞コマンドでなければ、ステップS1310に処理を移す。
上記ステップS1308において受信したコマンドが入賞コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、当該入賞コマンドに基づく演出をタイムテーブルに設定する。
続いて、コマンド受信手段332は、受信したコマンドが払出コマンドであるか否か判定する。その結果、受信したコマンドが払出コマンドであれば、ステップS1311に処理を移し、受信したコマンドが払出コマンドでなければ、当該コマンド受信処理S1300を終了する。
上記ステップS1310において受信したコマンドが払出コマンドであると判定されれば、演出制御手段334は、当該払出コマンドに基づく演出をタイムテーブルに設定し、当該コマンド受信処理S1300を終了する。そうすると、メダルの払出に応じて、サブクレジット表示部134およびサブ払出表示部136の数値が更新される。
図17は、上記ステップS1304の演出決定処理を示したフローチャートである。ここでは、本実施形態の特徴に関係する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
まず、演出制御手段334は、毎遊技、抽選により示唆権利を付与するか否か決定する。なお、示唆権利の決定確率は、例えば、電源の投入後は1/100であり、電源の投入後に示唆権利が決定された後は1/500とする。
次に、示唆権利保持手段として機能する演出制御手段334は、抽選により示唆権利が決定されたか否か判定する。その結果、示唆権利が決定されていれば、ステップS1304−3に処理を移し、示唆権利が決定されていなければ、当該演出決定処理S1304を終了する。
上記ステップS1304−2において示唆権利が決定されたと判定されれば、演出制御手段334は、現在保持している示唆権利の数を1だけインクリメントし、示唆権利の数を更新する。そして、演出制御手段334は、その更新した数を液晶表示部124に表示し、当該演出決定処理S1304を終了する。
図18は、上記ステップS1400の検出信号解析処理を示したフローチャートである。ここでは、本実施形態の特徴に関係する処理について詳細に説明し、本実施形態の特徴と無関係の構成については説明を省略する。
演出制御手段334は、演出スイッチ122の検出信号を解析し、その解析結果が示唆権利を消化する旨の操作入力であるか否か判定する。その結果、示唆権利消化の操作入力であれば、ステップS1402に処理を移し、示唆権利消化の操作入力でなければ、当該検出信号解析処理S1400を終了する。
上記ステップS1401において解析結果が示唆権利消化の操作入力であると判定されれば、演出制御手段334は、示唆権利を1以上保持しているか否か判定する。その結果、示唆権利を1以上保持していれば、ステップS1403に処理を移し、示唆権利が0であれば、当該検出信号解析処理S1400を終了する。
上記ステップS1402において演出制御手段334が示唆権利を1以上保持していると判定されれば、演出制御手段334は、図10のテーブルを参照し、現在の総消化遊技数に応じて、設定変更の実行有無を示唆するか、設定値を示唆するか、いずれの種別(示唆種別)を行うかを抽選により決定する。
そして、示唆種別として、設定変更の実行有無を示唆することが決定されると、演出制御手段334は、図11のテーブルを参照し、現在の総消化遊技数に応じて、示唆態様A〜Fのいずれかを抽選により決定する。また、示唆種別として、設定値を示唆することが決定されると、演出制御手段334は、図12のテーブルを参照し、現在の総消化遊技数に応じて、示唆態様G〜Oのいずれかを抽選により決定する。
次に、演出制御手段334は、現在保持している示唆権利の数を1だけデクリメントし、示唆権利の数を更新する。そして、演出制御手段334は、その更新した数を液晶表示部124に表示し、当該検出信号解析処理S1400を終了する。
また、上述した実施形態では、スロットマシン100単独で示唆権利を付与する例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、スロットマシン100を含む遊技システムS全体で示唆権利を付与することもできる。
118 スタートスイッチ
120 ストップスイッチ
110a、110b、110c リール
200 主制御基板
300 初期化手段(設定値設定手段、設定変更保持手段)
302 ベット手段
304 当選種別抽選手段
306 リール制御手段
308 判定手段
310 払出制御手段
312 遊技状態制御手段
314 演出状態制御手段
334 演出制御手段(示唆演出制御手段、示唆権利保持手段)
Claims (6)
- スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選種別のいずれかを当選種別抽選により決定する当選種別抽選手段と、
前記スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数のリールを回転制御し、回転しているリールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選種別抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応するリールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
前記当選種別抽選で決定した当選種別に含まれる小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
遊技利益を得る容易性を段階的に示した設定値を設定する設定値設定手段と、
前記設定値を変更する設定変更の実行有無を保持する設定変更保持手段と、
所定の契機に、設定変更の実行有無を示唆する演出および設定値を示唆する演出のいずれか一方を選択的に実行する示唆演出制御手段と、
を備え、
前記示唆演出制御手段は、電源が投入されてから消化された遊技の総数である総消化遊技数に応じて、前記設定変更の実行有無を示唆する演出と、前記設定値を示唆する演出との実行比率を変化させる遊技機。 - 前記示唆演出制御手段は、前記総消化遊技数の増加に応じて、前記設定変更の実行有無を示唆する演出に対する前記設定値を示唆する演出の実行比率を高める請求項1に記載の遊技機。
- 前記示唆演出制御手段は、前記総消化遊技数の増加に応じて、前記設定変更の実行有無または前記設定値の特定精度を高める請求項1または2に記載の遊技機。
- 前記示唆演出制御手段に、前記設定変更の実行有無を示唆する演出または前記設定値を示唆する演出を実行させる示唆権利を保持する示唆権利保持手段を備え、
前記示唆演出制御手段は、前記示唆権利保持手段が前記示唆権利を保持していることを条件に、遊技者の操作入力に応じて、前記設定変更の実行有無を示唆する演出および前記設定値を示唆する演出のいずれか一方を選択的に実行する請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機。 - スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選種別のいずれかを当選種別抽選により決定する当選種別抽選手段と、
前記スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数のリールを回転制御し、回転しているリールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選種別抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応するリールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
前記当選種別抽選で決定した当選種別に含まれる小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
遊技利益を得る容易性を段階的に示した設定値を設定する設定値設定手段と、
前記設定値を変更する設定変更の実行有無を保持する設定変更保持手段と、
設定変更の実行有無を示唆する演出または設定値を示唆する演出を実行させる示唆権利を保持する示唆権利保持手段と、
前記示唆権利保持手段が前記示唆権利を保持していることを条件に、遊技者の操作入力に応じて、前記設定変更の実行有無を示唆する演出または前記設定値を示唆する演出を実行する示唆演出制御手段と、
を備える遊技機。 - スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選種別のいずれかを当選種別抽選により決定する当選種別抽選手段と、
前記スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数のリールを回転制御し、回転しているリールに対応するストップスイッチの操作に応じ、前記当選種別抽選手段の抽選結果に基づいて、操作された前記ストップスイッチに対応するリールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、
前記当選種別抽選で決定した当選種別に含まれる小役の入賞に基づいて、前記小役に対応する遊技媒体を払い出す払出制御手段と、
遊技利益を得る容易性を段階的に示した設定値を設定する設定値設定手段と、
所定の契機に、設定値を示唆する演出を実行する示唆演出制御手段と、
を備え、
前記示唆演出制御手段は、電源が投入されてから消化された遊技の総数である総消化遊技数の増加に応じて、前記設定値の特定精度を高める遊技機。
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