JP2019017294A - 搬送装置、食材処理装置および食材処理方法 - Google Patents

搬送装置、食材処理装置および食材処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】狭小なスペースであっても、衛生的に食材の搬送が可能な搬送装置などを提供する。【解決手段】排出バケットを含む洗浄槽を有し、該洗浄槽内で洗浄液によって洗浄された食材を該排出バケットによって排出する洗浄装置と、前記排出バケットによって排出された洗浄後の食材を脱水する、蓋体を有する脱水装置と、の間に配設され、前記排出バケットから排出された食材を、予め定める搬送方向に搬送して前記脱水装置に供給する搬送装置であって、基台と、前記基台に支持された弾性変形可能な連結部であって、前記搬送方向の振動を該連結部に付与する起振部を有する連結部と、前記連結部に支持され、前記起振部の振動が前記連結部を介して伝達されるトラフであって、前記排出バケットから排出された食材を、該振動によって前記搬送方向に搬送する搬送面を有するトラフと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、食材の処理に係る搬送装置、食材処理装置および食材処理方法に関する。
従来、ベルトコンベアによってカット野菜などの食材を搬送し、洗浄槽内の洗浄水中に発生させた泡の勢いを利用したり、高圧の水を噴射したりすることによって、食材の表面に付着した虫や細かい野菜屑などの異物を分離したりする洗浄装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。また、洗浄後の食材の水分を除去するための遠心脱水機の提案もなされている(例えば、特許文献2参照)。さらに、ベルトコンベアに載置した食材の水切りを行った後に冷却を行うなど、連続して複数の処理を可能とする装置の提案もなされている(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−19415号公報 特開2007−315674号公報 特開2011−254758号公報
しかしながら、食材を洗浄する洗浄装置とその脱水を行う脱水装置との間をベルトコンベアによって食材を搬送する場合、洗浄装置における排出バケットの幅と、脱水装置における開口径とが異なるときは、排出バケットの幅に見合った広幅コンベアと、脱水装置の開口径に見合った細幅コンベアが必要となり、さらに、広幅コンベアから細幅コンベアに搬送する中間コンベアが必要になるので、ベルトコンベアの構成が長大化、複雑化し、設備導入コストが増えてしまうという問題がある。また、ベルトコンベアは、ローラとベルトとの間などに食材の砕片などが残着し易く、衛生上好ましくなく、メンテナンスにも手間を要するという問題もある。
本発明の目的は、狭小なスペースであっても衛生的に食材の搬送が可能な搬送装置、食材処理装置および食材処理方法を提供することである。
本発明の搬送装置は、排出バケットを含む洗浄槽を有し、該洗浄槽内で洗浄液によって洗浄された食材を該排出バケットによって排出する洗浄装置と、前記排出バケットによって排出された洗浄後の食材を脱水する脱水装置と、の間に配設され、前記排出バケットから排出された食材を、予め定める搬送方向に搬送して前記脱水装置に供給する搬送装置であって、
基台と、
前記基台に支持された弾性変形可能な連結部であって、前記搬送方向の振動を該連結部に付与する起振部を有する連結部と、
前記連結部に支持され、前記起振部によって付与された該連結部の振動が伝達されるトラフであって、前記排出バケットから排出された食材を、該振動によって前記搬送方向に搬送する搬送面を有するトラフと、を備えたことを特徴とするものである。
さらに、本発明の食品処理装置は、洗浄液が貯留され、食材を該洗浄液に浸漬して洗浄する洗浄槽と、該洗浄槽内に、前記食材を該洗浄槽外に排出するように駆動される排出バケットと、を有する洗浄装置と、
上記の搬送装置と、
開口部が設けられた脱水装置であって、前記搬送装置の前記トラフの下流側の端部下方に近接して配設された、該開口部を介して供給された食材を脱水する脱水装置と、を備えることを特徴とするものである。
さらにまた、本発明の食品処理方法は、洗浄装置において、洗浄液を貯留する洗浄槽であって、食材を該洗浄液に浸漬して洗浄する洗浄槽内に配されている排出バケットから、食材を上記の搬送装置に移載する工程と、
前記搬送装置において、移載を受けた前記食材を脱水装置まで搬送する工程と、
前記脱水装置において、前記食材について脱水する脱水工程と、を含むことを特徴とするものである。
本発明の搬送装置によれば、洗浄装置および脱水装置の寸法などに対応したトラフを用いて食材の搬送を行うので、ベルトコンベアの敷設が困難な狭小なスペースであっても、設置距離を短くし、かつ、衛生的に食材を搬送することができる。
さらに、本発明の食材処理装置によれば、上記の搬送装置を採用して食材処理装置を実現したので、ベルトコンベアの敷設が困難な狭小なスペースであっても、設置距離を短くし、かつ、衛生的に食材の搬送が可能な食材処理装置を提供することができる。
さらに、本発明の食品処理方法によれば、上記の搬送装置を採用した食材処理装置において、ベルトコンベアの敷設が困難な狭小なスペースであっても、設置距離を短くし、かつ、衛生的に食材の搬送が可能な食材処理方法を提供することができる。
実施形態に係る食材処理装置の主要部を示す正面図である。 実施形態に係る食材処理装置の主要部を示す平面図である。 実施形態に係る搬送装置の正面図である。 実施形態に係る搬送装置の平面図である。 実施形態に係る搬送装置の右側面図である。 変形例に係る搬送装置の平面図である。 他の実施形態に係る食材処理装置の主要部を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る搬送装置および搬送装置を備えた食材処理装置について、図面を用いて説明する。なお、以下で参照する各図には、本実施形態に係る搬送装置および食材処理装置の構成部材のうち、本実施形態の特徴を説明するために必要な主要な構成部材を示している。従って、本実施形態に係る搬送装置および食材処理装置は、各図に示されていない公知の構成部材を備えていてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る食材処理装置1の主要部における正面図であり、図2は、食材処理装置1の主要部を示す平面図である。食材処理装置1は、主に、カット野菜などの食材(図示せず)を、後述の水道水などの洗浄液によって洗浄し、その水分の除去を行うものであり、少なくとも洗浄装置50、搬送装置100および脱水装置150を備える。なお、図1において、洗浄装置50に食材を供給するベルトコンベア(以下、単に「コンベア」とも称する)など、上流側(図1の右側)の装置については省略する。
食材処理装置1は、コンベアなどによって上流側から供給される食材を洗浄装置50の洗浄槽60で洗浄し、洗浄後の食材を排出バケット70で搬送装置100のトラフ140に移し替える。搬送装置100は、いわゆる“振動フィーダ”であり、並列に配設された2台の起振部としての電動機M1,M2(これらの電動機の総称を「M」と称する)によって生成された振動を利用して、トラフ140内の食材を下流側(図1の左側)の脱水装置150の脱水籠160まで搬送する。脱水籠160まで搬送された食材は、脱水装置150において遠心脱水によって水分が除去される。なお、図1において、食材の搬送方向を矢符「A」で示す。
洗浄装置50は、従来用いられている洗浄装置であり、主に洗浄槽60と排出バケット70とを備える。洗浄槽60は、洗浄液を貯留可能な上方に開放した直方体状の容器であり、排出バケット70が洗浄槽60内に格納されている状態で食材を洗浄する。排出バケット70は、例えばステンレス鋼板に多数の小孔が形成されたパンチングメタルなどの多孔板であり、洗浄を終えた食材を、搬送装置100のトラフ140に移し替えるために使用される。
ここで、洗浄液は、例えば水道水であり、より洗浄効果を高めるための洗浄成分や殺菌成分などを含んでいてもよい。また、洗浄装置50は、洗浄槽60内に洗浄液を噴射する噴射ノズル149、および噴射ノズル149に洗浄液を加圧して送出するポンプなどを備えていてもよい。なお、洗浄装置50に洗浄槽60を複数設け、複数回に分けて食材を洗浄することとしてもよい。
図2に示されるように、排出バケット70は、平面視をした場合の開口部71は矩形状(長さL1,幅B1)を成し、水平面上において搬送方向Aに垂直な方向(以下、「幅方向」と称する)における排出バケット70の幅B1は、搬送装置100のトラフ140の上流側の幅B2より小さい。これは、洗浄装置50の排出バケット70からトラフ140に食材を移し替える際の食材の拡散による幅方向の広がりを考慮して、食材を的確にトラフ140内に収容させるために、排出バケット70の幅B1およびトラフ140の上流側の幅B2が設定されている。
搬送装置100は、洗浄装置50から供給された食材を、電動機Mによって発生された振動を利用して脱水装置150まで搬送するための装置であり、主に基台110、防振部材120、連結部130、電動機Mおよびトラフ140を備える。
基台110は、搬送装置100全体を支える土台となる部材であり、例えばステンレス鋼によって構成され、工場などの略水平な床に設置される。基台110の上には、防振部材120を介して連結部130、電動機Mおよびトラフ140が載置される。さらに、基台110は、上記の防振部材120、連結部130、電動機Mおよびトラフ140などで構成される振動構造体を、搬送方向Aおよびその逆方向に移動させるための摺動部115を備えていてもよい。詳細は後述するが、摺動部115は、食材の搬送開始直前に、上記の振動構造体を搬送方向Aに距離Sだけ移動させ、食材の搬送が終了すると元の位置まで戻すための機構である。さらに、摺動部115は、脱水装置150における後述の蓋体153の開閉動作時に、この蓋体153とトラフ140との接触を回避するために、上記の振動構造体を移動させるように構成してもよい。なお、基台110は、図1に示すように、複数の脚部119を有していてもよい。
防振部材120は、例えばαゲルと称されるαGEL(登録商標)であり、電動機Mによって生成された振動における、搬送に寄与しない不要な振動成分を減衰させる部材である。なお、防振部材120として、特定の振動成分について減衰を抑える(または増幅させる)材料を採用してもよい。なお、防振部材120としては、他の具体例として天然ゴムなどがあるが、スプリングまたはその他のショックアブソーバーと称されるものであってもよい。
連結部130は、防振部材120の上に配設される部材であり、主に電動機Mによって生成された振動をトラフ140に伝える役割を担う。ここで、連結部130は、防振部材120、電動機Mおよびトラフ140のそれぞれと、例えばボルトを用いて固定される。
トラフ140は、食材の搬送に用いる、搬送方向Aに略垂直な断面がU字状の構造体であり、例えばステンレス鋼板を用いてプレス成形などによって形成された複数の部材をボルト締めまたは溶接などによって形成されてもよい。
図1および図2に示されるように、トラフ140は、台形状の搬送面を有する底板部とその両側に一対の側板部を備えており、上流側開口部の幅B2より下流側開口部の幅B3の方が小さくなっている。
上述したように、トラフ140においては、洗浄装置50から移し替えられる食材の量などに応じて、トラフ140の上流側の幅および側板部の高さが決定される。さらに、脱水装置150の直径に応じて、トラフ140の下流側の幅および側板部の高さなどが決定される。
図2に示されるように、搬送装置100は、上方から見ると略台形状をしており、上流側に、幅B2で長さL2の矩形部分が付加されている。つまり、洗浄装置50の排出バケット70の幅B1を考慮し、洗浄後の食材を的確にトラフ140内に載置させるべく、幅B2の値を決定する。
脱水装置150は、従来用いられている脱水装置であり、搬送装置100から搬送されてきた食材の水分を取り除く。脱水装置150は、例えば、内蔵するモータによって脱水籠160を鉛直軸線まわりに回転させ、その遠心力によって食材の水分を分離する。
脱水装置150は、基台151と、基台151に支持され、脱水籠160が収容される、上方に開口した有底円筒状の本体152と、本体152の開口を塞ぐ閉鎖位置と、閉鎖位置から搬送方向Aに平行な軸線mまわりに上方へ角変位した開放位置とにわたって開閉動作される蓋体153と、を備える。
蓋体153は、脱水籠160の本体152への出入れ時、およびトラフ140からの食材の投入時に開放され、脱水時は閉鎖される。このような蓋体153の開閉動作時には、蓋体153とトラフ140との干渉を避けるために、トラフ140は、後述の摺動部115によって、連結部130とともに、蓋体153の移動経路から搬送方向Aとは逆方向に退避し、蓋体153が開放される食材の投入時には、トラフ140の搬送方向Aの下流側端部が本体152内の脱水籠160の直上に位置するように、搬送方向Aに前進するように構成されている。
脱水を終えると、図2に仮想線で示されるように、脱水を終えると、脱水装置150の脱水籠160が反転され、食材が他の容器などに移し替えられる。
図3は本実施形態に係る搬送装置100の正面図であり、図4は搬送装置100の平面図であり、図5は搬送装置100の右側面図である。なお、図3に示されるように、搬送装置100は、食材の搬送をよりスムーズに行うために、トラフ140内に水道水などを噴射する噴射ノズル149などを備えていてもよい。なお、図3〜図5において、各部材同士を締結するためのボルト等の図示については省略する。
搬送装置100は、主に基台110、防振部材120、連結部130、電動機Mおよびトラフ140を備えており、より好ましくは、摺動部115および昇降駆動部145を備える。なお、電動機Mは、具体的には、電動機M1と電動機M2とが、搬送方向Aと直交する方向(図3の手前と奥方向)に水平に、連結部130に並設されている。なお、電動機M1,M2は、いずれも垂直方向に対して、θ0=30〜40°の角度(θ0:電動機の取り付け角度)を有している。
基台110は、搬送装置100全体を支えるため、複数(例えば、6本)の脚部119を有しており、その上部にベースプレート111、スペーサ112および防振部材120を支持している。さらに、基台110の一部に、摺動部115が組み込まれている。
摺動部115は、上記の連結部130およびトラフ140などを摺動させる機構の総称であり、例えば、圧搾空気を供給(図示せず)することによってシリンダ116内のロッド117をその軸線方向に移動させる複動空気圧シリンダによって実現されてもよい。ロッド117には、ガイドプレート118を介してベースプレート111が固定されており、基台110内には、ベースプレート111を摺動させるLMガイド(図示せず)が形成されている。これによって、圧搾空気の印加などを制御することによって、ベースプレート111に載置されている防振部材120、連結部130、電動機Mおよびトラフ140などを一体で、搬送方向Aに前進させ、または後退させることを可能とする。
なお、上記の摺動部115による摺動制御は、上記のエアシリンダ方式に限らず、他の方式を用いて実現してもよい。例えば、ガイドレール上に上記の防振部材120、連結部130およびトラフ140等を載置し、これらをパルスモータによってねじ軸を回転させるボールねじ機構などを用いてスライドさせるように構成してもよい。
防振部材120は、食材に適した振動が得られるように、上記のαゲルのほか、スプリングや空気バネを用いて、電動機Mで発生された振動を減衰させ、または特定の振動成分について減衰を抑えたり、増幅させたりしてもよい。
連結部130は、防振部材120を介して基台110の上に、後述する電動機M1,M2を保持するとともに、トラフ140と基台110とを連結するための部材である。連結部130は、防振部材120と連結される第1プレート133、トラフ140と連結される第2プレート134、第1プレート133と第2プレート134とを連結する複数の連結プレート131、各連結プレート131における連結強度を補強するために締結される、複数のブラケット132a,132bを含む。
ここで、連結プレート131は、例えば弾性変形可能な積層エポキシ樹脂またはバネ鋼などの板バネであり、その形状は平板状で長方形をしている。これによって、電動機Mで生成された振動の減衰を抑えて(または振動を増幅させて)トラフ140に伝えることができる。
電動機M1,M2(図3などにおいて、電動機M2については省略している)は、起振部の一例であり、上流から下流に向かう搬送方向Aに対して斜め上方向の振動成分を含む振動を生成するための機構であり、回転方向を除き、基本的に同一仕様の電動モータである。上記の電動機M1,M2は、互いに回転方向が逆であるため、搬送方向Aと直交する方向の振動成分が打ち消され、搬送方向Aに対して斜め上方向の振動成分のみをトラフ140に伝えることができる。
電動機M1,M2は、一般的なモータであり、例えば、3相200V(50/60Hz)の商用電源を用いて駆動され、その振動数は、20Hz前後、出力130Wである。ここで、電動機M1の回転方向と電動機M2の回転方向とは逆にするが、これ以外の仕様(特に発生する振動の振幅)は、基本的に同一とする。
トラフ140は、例えばステンレス鋼によって形成され、電動機M1,M2によって生成された振動を利用して食材を搬送する。トラフ140内に載置された食材は、電動機M1,M2において生成された振動によって、斜め上方に跳ね上げられ落下するという動作を繰り返えす。これによって、食材を搬送方向Aに搬送することができる。ここで、トラフ140を、搬送方向Aに対して下方向に傾斜させて配設した場合は、搬送速度をより大きくすることができる。なお、トラフ140は、ステンレス鋼に限らず、鋼板、アルミニウム板またはチタンを用いて形成することもできる。
トラフ140の外形の一例を図3〜図5に示す。トラフ140は、平面視において、台形状をしており、上流側トラフ140a、中間トラフ140bおよび下流側トラフ140cの3つのブロックから構成される。上流側トラフ140aから中間トラフ140bの上流側付近には、洗浄装置50の排出バケット70によって、洗浄後の食材が載置される。
さらに、トラフ140は、底板部141と、搬送方向Aに沿って一対の右側側板部142aおよび左側側板部142bを備えている。上流側トラフ140aにおける各側板部の高さhは、例えば100〜150mm程度であり、下流側トラフ140cにおける各側板部の高さhは、例えば100〜200mm程度である。
図3に示すトラフ140は、やや下方に傾斜して設置されており、上流側トラフ140aおよび中間トラフ140bにおける傾斜角度θ1は、例えば、0<θ1<10°である。また、下流側トラフ140cにおける傾斜角度θ2は、例えば、0<θ2<20°である。
さらに、下流側トラフ140cは、下流工程の脱水装置150における脱水籠160に的確に食材を供給する必要がある。したがって、この下流側トラフ140cにおける曲率半径R1は、脱水籠160の直径に応じて調整され、決定される。
(変形例)
図6は、変形例に係る搬送装置の平面図である。図6に示される搬送装置101は、2台の脱水装置に対して食材の搬送を可能とするものである。このため、搬送装置101のトラフ240の形状は、下流側が二股に分かれている。
さらに、搬送装置101における上流側の幅B2、並びに下流側の幅B3および曲率半径R1は、上記の搬送装置100における上流側トラフ140aの幅B2、並びに下流側トラフの幅B3および曲率半径R1と同一である。
図7は、本発明の他の実施形態に係る食材処理装置1aの主要部を示す正面図である。なお、前述の実施形態における構成と同一の構成については同一の参照符を付す。本実施形態の食材処理装置1aは、少なくとも洗浄装置50、搬送装置100aおよび脱水装置150aを備える。
脱水装置150aは、基台151と、基台151に支持され、脱水籠160が収容される上方に開口した有底円筒状の本体152と、本体152の開口を塞ぐ閉鎖位置と、閉鎖位置から仮想一水平面上で搬送方向Aに垂直な軸線m1まわりに上方へ角変位した開放位置とにわたって矢符E1,E2方向に開閉動作される蓋体153aと、を備える。
搬送装置100aは、洗浄装置50から供給された食材を、電動機Mによって発生された振動を利用して脱水装置150aまで搬送するための装置であり、主に基台110、防振部材120、電動機M、昇降駆動部145およびトラフ140を備える。
昇降駆動部145は、たとえば複動空気圧シリンダによって実現され、搬送方向Aへの食材の搬送時に、トラフ140の搬送面における搬送方向上流側の端部を搬送面の搬送方向下流側の端部の高さ位置よりも上昇させ、食材の搬送終了後は、トラフ140の搬送面における搬送方向上流側の端部を搬送面の搬送方向下流側の端部の高さ位置よりも下降させる。昇降駆動部145のピストン棒が仮想線で示されるように縮退すると、トラフ140は、可動基台146とともに軸147の軸線まわりに下方へ角変位しながらシリンダ116によって洗浄装置50側に後退し、昇降駆動部145のピストン棒が伸長すると、トラフ140は、可動基台146とともに軸147の軸線まわりに上方へ角変位しながらシリンダ116によって脱水装置150a側に前進する。このような食材処理装置1aによってもまた、前述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記の実施の形態においては、搬送装置における搬送対象として、食材を挙げて説明したが、搬送対象は食材に限らず、薬品または機械部品など、トラフなどに振動を与えることによって搬送が可能な物体を搬送する場合にも、本発明の適用が可能である。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、改良および上記実施形態の組み合わせ等が可能である。
1,1a 食材処理装置
50 洗浄装置
60 洗浄槽
70 排出バケット
71 開口部
100,101 搬送装置
110 基台
111 ベースプレート
112 スペーサ
115 摺動部
116 シリンダ
117 ロッド
118 リンクプレート
119 脚部
120 防振部材
130 連結部
131 連結プレート
132a,132b ブラケット
133 第1プレート
134 第2プレート
140,240 トラフ
140a 上流側トラフ
140b 中間トラフ
140c 下流側トラフ
141 底板部
142a 右側側板部
142b 左側側板部
145 昇降駆動部
146 可動基台
147 軸
150 脱水装置
153 蓋体
160 脱水籠
A 搬送方向
B1 排出バケットの幅
B2,B3 トラフの幅
h1,h2 側板部の高さ
S 移動距離
M,M1,M2 電動機
θ0 電動機の取り付け角度
θ1,θ2 トラフの傾斜角度

Claims (9)

  1. 排出バケットを含む洗浄槽を有し、該洗浄槽内で洗浄液によって洗浄された食材を該排出バケットによって排出する洗浄装置と、前記排出バケットによって排出された洗浄後の食材を脱水する、蓋体を有する脱水装置と、の間に配設され、前記排出バケットから排出された食材を、予め定める搬送方向に搬送して前記脱水装置に供給する搬送装置であって、
    基台と、
    前記基台に支持された弾性変形可能な連結部であって、前記搬送方向の振動を該連結部に付与する起振部を有する連結部と、
    前記連結部に支持され、前記起振部によって付与された該連結部の振動が伝達されるトラフであって、前記排出バケットから排出された食材を、該振動によって前記搬送方向に搬送する搬送面を有するトラフと、を備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記起振部は、一方向に回転する電動機と、該一方向と逆方向に回転し、前記振動の振幅が該一方向に回転する電動機と同一である電動機とから成り、これらの電動機は、前記搬送方向の斜め上方向に直交する水平方向に並設されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記トラフの幅は、平面視において、前記搬送方向に沿って徐々に減少していることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記トラフの搬送面は、前記搬送方向の下流側になるにつれて下方に傾斜しており、当該傾斜は、0度を超えて20度未満であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記搬送方向への前記食材の搬送時に、前記トラフの前記搬送面における搬送方向上流側の端部を該搬送面の搬送方向下流側の端部の高さ位置よりも上昇させ、前記食材の搬送終了後は、前記トラフの前記搬送面における搬送方向上流側の端部を該搬送面の搬送方向下流側の端部の高さ位置よりも下降させる昇降駆動部をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記基台は、前記連結部を摺動可能に載置させる摺動部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 前記摺動部は、前記蓋体の開閉動作時には、前記トラフを該蓋体の移動経路から退避させ、前記蓋体の開放時には、前記トラフを、該トラフの搬送方向下流側の端部が前記脱水籠の直上に位置するまで移動させることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8. 洗浄液が貯留され、食材を該洗浄液に浸漬して洗浄する洗浄槽と、該洗浄槽内に、前記食材を該洗浄槽外に排出するように駆動される排出バケットと、を有する洗浄装置と、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送装置と、
    開口部が設けられた脱水装置であって、前記搬送装置の前記トラフの下流側の端部下方に近接して配設された、該開口部を介して供給された食材を脱水する脱水装置と、を備えることを特徴とする食材処理装置。
  9. 洗浄装置において、洗浄液を貯留する洗浄槽であって、食材を該洗浄液に浸漬して洗浄する洗浄槽内に配されている排出バケットから、食材を請求項1〜7のいずれか1項に記載の搬送装置に移載する工程と、
    前記搬送装置において、移載を受けた前記食材を脱水装置まで搬送する工程と、
    前記脱水装置において、前記食材について脱水する脱水工程と、を含むことを特徴とする食材処理方法。
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