JP2019016730A - 切削装置及び被加工物の分割方法 - Google Patents

切削装置及び被加工物の分割方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019016730A
JP2019016730A JP2017134526A JP2017134526A JP2019016730A JP 2019016730 A JP2019016730 A JP 2019016730A JP 2017134526 A JP2017134526 A JP 2017134526A JP 2017134526 A JP2017134526 A JP 2017134526A JP 2019016730 A JP2019016730 A JP 2019016730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
negative pressure
unit
cutting
suction holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017134526A
Other languages
English (en)
Inventor
敦嗣 久保
Atsushi Kubo
敦嗣 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2017134526A priority Critical patent/JP2019016730A/ja
Publication of JP2019016730A publication Critical patent/JP2019016730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

【課題】粘着テープを介して環状フレームに支持された被加工物をチップに分割する際、被加工物に発生する欠けを抑制することのできる切削装置及び被加工物の分割方法を提供する。【解決手段】被加工物を粘着テープT越しに吸引保持部50の保持面50aで吸引保持するチャックテーブル10と、被加工物をスピンドルに装着された切削ブレードで切削する切削ユニットと、チャックテーブルの吸引保持部に負圧を発生させるバキュームユニット55と、制御ユニットとを備えた切削装置であって、チャックテーブルは、吸引保持部を囲繞する枠体52と、枠体の外周で保持面より下方に環状フレームFを引き落としつつ固定するクランプ10aとを含む。バキュームユニットは、負圧を測定する負圧測定器58を含む。制御ユニットは、負圧が閾値より大きい負圧になった後に、クランプで環状フレームをクランプして引き落としつつ固定する。【選択図】図5

Description

本発明は、切削装置及び該切削装置を使用した被加工物の分割方法に関する。
半導体デバイスや発光ダイオード(LED)等の光デバイスが表面に形成されたウェーハを、個々のデバイスチップに分割する装置として切削装置(ダイシングソー)が一般的に使用される。
ウェーハを通してダイシングテープに切り込んでウェーハをチップに完全に分割するため及びチップのハンドリングが容易なように、被加工物は外周部が環状フレームに装着されたダイシングテープ(粘着テープ)に貼着され、フレームユニットの形態で一般的に扱われる。これにより、分割後のチップはばらばらになることなく環状フレームに固定された状態で切削装置から取り外され、以降の工程に回される。
切削装置で分割される際は、被加工物はダイシングテープを介してチャックテーブルの吸引保持部にバキューム固定され、被加工物を支持する環状フレームが切削ブレードと接触しないよう、環状フレームは吸引保持部の保持面より下方に引き落とされた状態でクランプにより固定される。
特開平8−069985号公報
しかし、環状フレームを引き落として固定する際、ダイシングテープは主に半径方向に引き伸ばされる。特に、環状フレームに近い領域は伸び量が大きく、被加工物を貼着した部分のダイシングテープにも被加工物の外周付近で僅かながらも張力が働いている。
張力がダイシングテープに働いている部分の被加工物を切削ブレードで分割すると、被加工物をチップに分離する直前にチップが横方向に動いて、欠け(チッピング)が発生しやすいという課題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粘着テープを介して環状フレームに支持された被加工物をチップに分割する際、被加工物に発生する欠けを抑制することのできる切削装置及び被加工物の分割方法を提供することである。
請求項1記載の発明によると、粘着テープを介して環状フレームの開口に支持された被加工物を該粘着テープ越しに吸引保持部の保持面で吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物をスピンドルに装着された切削ブレードで切削する切削ユニットと、該チャックテーブルの該吸引保持部に負圧を発生させるバキュームユニットと、少なくとも該チャックテーブル、該切削ユニット及び該バキュームユニットを制御する制御ユニットと、を備えた切削装置であって、該チャックテーブルは、該吸引保持部を囲繞する枠体と、該枠体の外周で該吸引保持部の該保持面より下方に該環状フレームを引き落としつつ固定するクランプと、を含み、該バキュームユニットは、該チャックテーブルの該吸引保持部に作用させる負圧を測定する負圧測定器を含み、該制御ユニットは、該吸引保持部が被加工物を吸引保持した際に該負圧測定器で測定される負圧が閾値より大きい負圧になった後に、該クランプで該環状フレームをクランプして引き落としつつ固定することを特徴とする切削装置が提供される。
請求項2記載の発明によると、板状の被加工物を切削して個々のチップに分割する被加工物の分割方法であって、粘着テープを介して環状フレームの開口に被加工物を支持するフレーム固定ステップと、該環状フレームに固定した被加工物を該粘着テープを介してチャックテーブルの吸引保持部で吸引保持する吸引保持ステップと、該吸引保持部で被加工物の吸引保持を開始した後、該吸引保持部に作用させる負圧が閾値より大きい負圧になったか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップで該吸引保持部に作用させる負圧が該閾値より大きい負圧になったと判定した後、該環状フレームを該保持面より下方に引き落としつつ固定するフレーム固定ステップと、該フレーム固定ステップを実施した後、切削ブレードを該粘着テープに切り込ませつつ被加工物を切削して被加工物を個々のチップに分割する分割ステップと、を備えたことを特徴とする被加工物の分割方法が提供される。
本発明によると、切削ブレードで粘着テープを介して環状フレームに支持された被加工物を分割する際、チャックテーブルに十分に負圧を発生させた状態で被加工物を吸引保持した後、環状フレームを引き落とす。
そのため、環状フレームを保持面より下方に引き落とし、粘着テープを引き伸ばしたとしても、吸引保持部で十分にバキューム固定された部分に発生する張力は低いか又はほぼないため、被加工物をチップに分割する際に発生する欠けを抑制することができる。
本発明実施形態にかかる切削装置の斜視図である。 半導体ウェーハの表面側斜視図である。 フレームユニットの斜視図である。 図4(A)はフレームユニットをチャックテーブルに載置する様子を示す断面図、図4(B)は吸引保持ステップを示す断面図である。 フレーム固定ステップを示す断面図である。 切削ステップを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明実施形態に係る切削装置2の斜視図が示されている。切削装置2は、各構成要素を支持する装置基台4を備えている。装置基台4の上面には、X軸方向(加工送り方向)に長い矩形状の開口4aが形成されている。
この開口4a内には、X軸移動テーブル6と、該X軸移動テーブル6をX軸方向に移動させるX軸移動機構(不図示)と、X軸移動機構を覆う防塵防滴カバー8と、が設けられている。該X軸移動機構は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール(不図示)を備えており、X軸ガイドレールには、X軸移動テーブル6がスライド可能に取り付けられている。
X軸移動テーブル6の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレールに平行なX軸ボールねじ(不図示)が螺合されている。X軸ボールねじの一端部には、X軸パルスモータ(不図示)が連結されている。X軸パルスモータでX軸ボールねじを回転させると、移動テーブル6はX軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル6上には、被加工物を吸引、保持するためのチャックテーブル10が設けられている。チャックテーブル10は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向(鉛直方向)に概ね平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル10は、上述したX軸移動機構でX軸方向に加工送りされる。
チャックテーブル10の表面(上面)は、被加工物を吸引保持する吸引保持部50の保持面50aとなっている。吸引保持部50は、チャックテーブル10の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源46に接続されている。チャックテーブル10の周囲には、被加工物を固定するための複数のクランプ10aが設けられている。
被加工物は、例えば、半導体ウェーハであり、環状フレームに保持されたテープ上に貼着され、環状フレームと一体で取り扱われる。環状フレームとテープとを用いて被加工物を取り扱うと、搬送する際に生じる衝撃等から該被加工物を保護できる。さらに、該テープを拡張すると、切削加工された被加工物を分割したり、分割後のチップの間隔を広げたりできる。なお、環状フレームとテープとを使用せずに、被加工物を単体で切削加工してもよい。
開口4aから離れた装置基台4の前方の角部には、装置基台4から側方に突き出た突出部12が設けられている。突出部12の内部には空間が形成されており、この空間には、昇降可能なカセットエレベータ16が設置されている。カセットエレベータ16の上面には、複数の被加工物を収容可能なカセット18が載せられる。
開口4aに近接する位置には、上述した被加工物をチャックテーブル10へと搬送する搬送ユニット(不図示)が設けられている。搬送ユニットでカセット18から引き出された被加工物は、チャックテーブル10の保持面10aに載置される。
装置基台4の上面には、被加工物を切削する切削ユニット14を支持する支持構造20が、開口4aの上方に張り出すように配置されている。支持構造20の前面上部には、切削ユニット14をY軸方向(割り出し送り方向)及びZ軸方向に移動させる切削ユニット移動機構22が設けられている。
切削ユニット移動機構22は、支持構造20の前面に配置されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール24を備えている。Y軸ガイドレール24には、切削ユニット移動機構22を構成するY軸移動プレート26がスライド可能に取り付けられている。Y軸移動プレート26の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール24に平行なY軸ボールねじ28が螺合されている。
Y軸ボールねじ28の一端部には、Y軸パルスモータ(不図示)が連結されている。Y軸パルスモータでY軸ボールねじ28を回転させると、Y軸移動プレート26は、Y軸ガイドレール24に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動プレート26の表面(前面)には、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール30が設けられている。Z軸ガイドレール30には、Z軸移動プレート32がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート32の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール30に平行なZ軸ボールねじ34が螺合されている。Z軸ボールねじ34の一端部には、Z軸パルスモータ36が連結されている。Z軸パルスモータ36でZ軸ボールねじ34を回転させれば、Z軸移動プレート32が、Z軸ガイドレール30に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート32の下部には、被加工物を加工する切削ユニット14と、撮像ユニット38が固定されている。切削ユニット移動機構22で、Y軸移動プレート26をY軸方向に移動させれば、切削ユニット14及び撮像ユニット38は割り出し送りされ、Z軸移動プレート32をZ軸方向に移動させれば、切削ユニット14及び撮像ユニット38は昇降する。
40は洗浄ユニットであり、切削ユニット14により切削加工の施された被加工物は、搬送機構(不図示)によってチャックテーブル10から洗浄ユニット40へと搬送される。洗浄ユニット40は、筒状の洗浄空間内で被加工物を吸引保持するスピンナーテーブル42を備えている。スピンナーテーブル42の下部には、スピンナーテーブル42を所定の速さで回転させるモータ等の回転駆動源が連結されている。
スピンナーテーブル42の上方には、被加工物に向けて洗浄用の流体(代表的には、水とエアーとを混合した二流体)を噴射する噴射ノズル44が配設されている。被加工物を保持したスピンナーテーブル42を回転させながら噴射ノズル44から洗浄用の流体を噴射すると、切削加工後の被加工物を洗浄できる。洗浄ユニット40で洗浄された被加工物は、搬送機構(不図示)でカセット18内に収容される。
切削装置2には制御ユニット(コントローラ)48が内蔵されており、チャックテーブル10、チャックテーブル10の移動機構、切削ユニット14、切削ユニット移動機構22、撮像ユニット38、洗浄ユニット40の制御を含む各構成要素の制御は制御ユニット48で達成される。
図2を参照すると、板状の被加工物の一種である半導体ウェーハ(以下、単にウェーハと略称することがある)11の表面側斜視図が示されている。ウェーハ11の表面11aには複数の分割予定ライン(ストリート)13が格子状に形成されていると共に、分割予定ライン13に区画された各領域にIC、LSI等のデバイス15が形成されている。11bはウェーハ11の裏面である。
板状の被加工物は半導体ウェーハ11に限定されるものではなく、表面にLED等の光デバイスが形成された光デバイスウェーハ、セラミックス基板、樹脂基板、ガラスプレート等も本発明の分割方法の分割対象となる。
ウェーハ11を表面にデバイス13を備えた個々のデバイスチップに分割する際に、図3に示すように、外周部が環状フレームFに貼着されたダイシングテープ(粘着テープ)Tにウェーハ11の裏面が貼着されてフレームユニット17の形態とされ、フレームユニット17の形態でカセット18中に収容される。フレームユニット17の形態では、ウェーハ11はダイシングテープTを介して環状フレームFの開口に支持される。
図4(A)を参照すると、フレームユニット17をチャックテーブル10の吸引保持部50に載置する様子を示す断面図が示されている。チャックテーブル10のポーラスセラミックス等から形成された吸引保持部50は、吸引路54、電磁切換え弁56を介して吸引源46に選択的に接続されている。吸引路54には、チャックテーブル10の吸引保持部50に作用させる負圧を測定する負圧測定器58が介装されている。
チャックテーブル10の吸引保持部50は、SUS等の金属から形成された枠体52で囲繞されており、吸引保持部50の上面である保持面50aと枠体52の上面は面一に形成されている。
チャックテーブル10の枠体52の周囲には、フレームユニット17の環状フレームFをクランプして保持面50aより下方に環状フレームFを引き落とす複数のクランプ(本実施形態では4個)10aが配設されている。吸引源46、電磁切換え弁56及び負圧測定器58でバキュームユニット55を構成する。
図4(B)に示すように、電磁切換え弁56を連通位置に切り替えてチャックテーブル10の吸引保持部50に吸引源46の負圧を作用させると、フレームユニット17のウェーハ11がダイシングテープTを介して吸引保持部50の保持面50aに吸引保持される。
従来のチャックテーブル10では、電磁切換え弁56を連通位置に切り替えて吸引保持部50に負圧を作用させるのと同時に、フレームユニット17の環状フレームFをクランプ10aでクランプして環状フレームFを下方に引き落とすように制御していた。
しかし、このような制御では、吸引保持部50に作用させる負圧が十分大きくないため、環状フレームFの引き落としに伴ってダイシングテープTは半径方向に引き伸ばされる。特に、環状フレームFに近い領域ではダイシングテープTの伸び量が大きく、ウェーハ11を貼着したダイシングテープTの部分も外周付近等で僅かながらも張力が働いている。
張力がダイシングテープTに働いた部分のウェーハ11を切削ブレードで切削すると、ウェーハ11をチップに分離する直前にチップが横方向に動いて、チップに欠け(チッピング)が発生し易いという課題があった。
本発明の切削装置2では、吸引路54に負圧測定器58を介装して、吸引保持部50に作用する負圧の大きさを測定し、負圧が所定値以上になった場合に、図5に示すように、フレームユニット17の環状フレームFをクランプ10aでクランプして固定し、保持面50aより下方に環状フレームFを引き落とすように制御した。
バキュームON、即ち電磁切換え弁56を連通位置に切り替えてからの経過時間及び負圧測定器58で測定した吸引路54中の負圧を測定して、ウェーハ11を個々のチップに分割した後の裏面チッピングの状態を判定して、表1に示す結果を得た。
表1の結果から、裏面チッピングの状態が良好であるのは、即ち、裏面チッピングがほとんど発生しないのは、Vac ONから1.5秒後、負圧測定器58で測定した吸引路54内の負圧が−82kPaより大きい負圧の場合であることが判明した。VaC ONから2.5秒以上経過しても負圧の大きさはほとんど変わらなかった。
従って、負圧判定ステップでの負圧の大きさが−82kPa以上になったVac ONから1.5秒後にクランプ10aでフレームFを引き落として固定するのが好ましい。より好ましくは、Vac ONから2.0秒後、負圧の大きさが−85kPa以上になった時にクランプ10aでフレームユニット17の環状フレームFを引き落として固定する。
このように吸引保持部50に作用させる負圧が所定の閾値より大きい負圧になってから、図5に示すフレーム固定ステップを実施する。フレーム固定ステップを実施した後、撮像ユニット38を使用してのよく知られたアライメントを実施する。
アライメント実施後、図6に示すように、切削ユニット14の高速回転するスピンドル60の先端に装着された切削ブレード62をウェーハ11の表面11a側からダイシングテープTに至るまで切り込ませ、図1でチャックテーブル10をX軸方向に加工送りすることにより、ウェーハ11を分割予定ライン10に沿って完全切断する。
切削ユニット14を分割予定ライン13のピッチずつY軸方向に割り出し送りしながら、第1の方向に伸長する全ての分割予定ライン13を切削してから、チャックテーブル10を90°回転し、第1の方向に直交する第2の方向に伸長する全ての分割予定ライン13に沿って同様な切削を繰り返して、ウェーハ11を個々のチップに分割する。
上述した実施形態の分割方法では、チャックテーブル10の吸引保持部50に十分負圧を発生させた状態でウェーハ11をダイシングテープTを介して吸引保持部50で吸引保持した後、フレームユニット17の環状フレームFを引き落とす。
そのため、環状フレームFを保持面50aより下方に引き落とし、ダイシングテープTを引き伸ばしたとしても、吸引保持部50で十分にバキューム固定されたダイシングテープTの部分に発生する張力は低いか又はほぼないため、ウェーハ11を分割する際に発生するチッピング(欠け)を抑制することができる。
10 チャックテーブル
10a クランプ
11 半導体ウェーハ
13 分割予定ライン
14 切削ユニット
15 デバイス
17 フレームユニット
46 吸引源
50 吸引保持部
50a 保持面
54 吸引路
55 バキュームユニット
56 電磁切換え弁
58 負圧測定器

Claims (2)

  1. 粘着テープを介して環状フレームの開口に支持された被加工物を該粘着テープ越しに吸引保持部の保持面で吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物をスピンドルに装着された切削ブレードで切削する切削ユニットと、該チャックテーブルの該吸引保持部に負圧を発生させるバキュームユニットと、少なくとも該チャックテーブル、該切削ユニット及び該バキュームユニットを制御する制御ユニットと、を備えた切削装置であって、
    該チャックテーブルは、
    該吸引保持部を囲繞する枠体と、
    該枠体の外周で該吸引保持部の該保持面より下方に該環状フレームを引き落としつつ固定するクランプと、を含み、
    該バキュームユニットは、
    該チャックテーブルの該吸引保持部に作用させる負圧を測定する負圧測定器を含み、
    該制御ユニットは、
    該吸引保持部が被加工物を吸引保持した際に該負圧測定器で測定される負圧が閾値より大きい負圧になった後に、該クランプで該環状フレームをクランプして引き落としつつ固定することを特徴とする切削装置。
  2. 板状の被加工物を切削して個々のチップに分割する被加工物の分割方法であって、
    粘着テープを介して環状フレームの開口に被加工物を支持するフレーム固定ステップと、
    該環状フレームに固定した被加工物を該粘着テープを介してチャックテーブルの吸引保持部で吸引保持する吸引保持ステップと、
    該吸引保持部で被加工物の吸引保持を開始した後、該吸引保持部に作用させる負圧が閾値より大きい負圧になったか否かを判定する判定ステップと、
    該判定ステップで該吸引保持部に作用させる負圧が該閾値より大きい負圧になったと判定した後、該環状フレームを該保持面より下方に引き落としつつ固定するフレーム固定ステップと、
    該フレーム固定ステップを実施した後、切削ブレードを該粘着テープに切り込ませつつ被加工物を切削して被加工物を個々のチップに分割する分割ステップと、
    を備えたことを特徴とする被加工物の分割方法。
JP2017134526A 2017-07-10 2017-07-10 切削装置及び被加工物の分割方法 Pending JP2019016730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017134526A JP2019016730A (ja) 2017-07-10 2017-07-10 切削装置及び被加工物の分割方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017134526A JP2019016730A (ja) 2017-07-10 2017-07-10 切削装置及び被加工物の分割方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019016730A true JP2019016730A (ja) 2019-01-31

Family

ID=65357984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017134526A Pending JP2019016730A (ja) 2017-07-10 2017-07-10 切削装置及び被加工物の分割方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019016730A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112318337A (zh) * 2019-12-20 2021-02-05 沈阳和研科技有限公司 一种砂轮划片机切割有翘曲变形玻璃的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130625A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Tokyo Seimitsu Co Ltd 真空チャック装置及び吸着圧力制御方法
JP2014225555A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 株式会社ディスコ 切削溝の検出方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130625A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Tokyo Seimitsu Co Ltd 真空チャック装置及び吸着圧力制御方法
JP2014225555A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 株式会社ディスコ 切削溝の検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112318337A (zh) * 2019-12-20 2021-02-05 沈阳和研科技有限公司 一种砂轮划片机切割有翘曲变形玻璃的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5436917B2 (ja) レーザー加工装置
JP4874602B2 (ja) ウエーハの加工方法およびウエーハの加工方法に用いる粘着テープ
KR101911962B1 (ko) 유지 테이블
JP2010021464A (ja) 加工装置のチャックテーブル
JP6498020B2 (ja) チャックテーブルの洗浄方法
JP2011159823A (ja) 切削装置
JP6137798B2 (ja) レーザー加工装置及び保護膜被覆方法
TWI789474B (zh) 工件的切割方法以及切割裝置的卡盤台
CN109986461B (zh) 切削装置
KR20190110440A (ko) 절삭 장치
JP5192999B2 (ja) イオン化エア供給プログラム
CN110076917B (zh) 切削装置的设置方法
JP2019016730A (ja) 切削装置及び被加工物の分割方法
JP2007059802A (ja) ウエーハの加工方法およびウエーハの加工方法に用いる粘着テープ
JP7166709B2 (ja) 切削装置
JP6043595B2 (ja) 切削装置
JP5422176B2 (ja) 保持テーブルおよび切削装置
CN112297257B (zh) 切削单元的位置检测方法和切削装置
JP7164970B2 (ja) 加工装置
CN106997864B (zh) 卡盘工作台
JP6821254B2 (ja) 切削装置
JP7039134B2 (ja) 切削装置
JP2019093465A (ja) 切削装置
JP6084115B2 (ja) 加工装置
JP6987450B2 (ja) 切削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220301