JP2019015786A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パターン画像から色ずれ量を決定するための閾値を適切なタイミングで切り替える。【解決手段】CPU70は、色ずれ量算出においては、中間転写ベルト8に形成したパターン画像PT1を読み取ったセンサ40からの各色のパターンに対応する出力信号を、各色のパターン用の閾値thを用いて2値化した2値信号に基づき、色ずれ量を決定する。CPU70は、パターン画像PT1における各色のパターンに対応する2値信号のレベルの切り替わりタイミング(後端エッジ)に基づいて、後続するパターンに対応する閾値への切替タイミングを決定する。そして、CPU70は、後続するパターンに対応する出力信号を2値化するに際し、決定された切替タイミングで、後続するパターン用の閾値へ切り替える。【選択図】図7

Description

本発明は、複数色の画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、複数色の画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色について、それぞれ、帯電、露光、現像、転写という電子写真プロセスを経て画像を形成し、それぞれの色を重ね合わせてカラー画像を得るタンデム方式の装置がある。この種の装置では、色ずれを抑制するために、紙送りと画像形成のタイミングを正確に制御する必要がある。そのため、中間転写体に、色ずれを検知するためのパターン画像を形成し、このパターン画像を光学式のセンサで検知し、その結果に基づき各色間の色ずれ量を算出し、色ずれを補正することが一般に行われている。
図12(a)(b)、(c)(d)、(e)(f)は、パターン画像、パターン検知用のセンサの出力、2値信号を示す図である。図12(a)、(d)は、中間転写ベルト等の像担持体に形成された色ずれ検知用のパターン画像を水平方向から見た図であり、パターン画像を構成するトナー画像が中間転写ベルト上に積載されている。図12(b)、(e)は、色ずれ検知用のセンサの出力信号(センサ出力)を示す。図12(c)、(f)は、センサ出力を閾値a、b、cで2値化した2値信号a、b、cを示している。センサ出力の波形から各色の測定用画像(パターンと称する)の位置情報(パターン位置)を取得する場合、センサ出力を2値化し、その2値信号波形の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの中間点をパターン位置として取得するのが一般的である。図12(a)のように濃度(トナー載り量)が均一な画像を読み取った場合のセンサ出力は、図12(b)に示すように左右対称の波形となる。この波形を2値化するための閾値を、センサ出力の信号振幅に対して75%(閾値a)、50%(閾値b)、25%(閾値b)のように異ならせると、2値化波形はそれぞれ、2値信号a、b、cとなる(図12(c))。これら2値信号a、b、cからパターンの位置として、reg_a、reg_b、reg_cが求められる(図12(c))。reg_a、reg_b、reg_cはほぼ同じ値となる。このように、センサ出力の波形が理想的な対称である場合は、閾値が変更されても算出されるパターン位置は変わらない。
一方、図12(d)のように、パターン画像の濃度(トナー載り量)が不均一だった場合、図12(e)に示すように、センサ出力は非対称な波形となる。すると、閾値a、b、cで2値化した2値信号a、b、cから、パターン位置として、reg_a、reg_b、reg_cが求められる(図12(f))。reg_a、reg_b、reg_cは互いに異なる値となり得る。このように、センサ出力の波形が非対称である場合は、閾値が変更されると算出されるパターンの位置が変動する。つまり、センサ出力波形に対して2値化に用いる閾値の値によって、パターン位置の検知結果に差異が生じる。
このような課題に対して特許文献1では、センサ出力の振幅が変動して波形が非対称となったとしても、閾値の変更等によってパターンの検知幅を一致させ、検知誤差を抑える技術が提案されている。すなわち特許文献1は、隣接するパターンに対応するセンサ出力の信号振幅が大きく変動したとしても、振幅に対する閾値レベルの割合が一律の割合(例えば50%)となるように制御する。これにより波形非対称による検知誤差を抑えることができる。
特開2013−25184号公報
しかしながら、特許文献1のように、信号振幅に応じて閾値レベルを変える方法を用いる場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、それぞれのカラーのパターンの間で、2値化用の閾値レベルを各色用の閾値に切り替える必要がある。
図4(a)、(b)に、色ずれ検知用のパターン画像PT1の一例と、それを読み取った色ずれセンサの検知信号(2値化後)とを示す。図4(c)に、閾値の切替タイミングの一例を示す。パターン画像PT1はイエローのパターン801、811、マゼンダのパターン802、812、シアンのパターン803、813、ブラックのパターン804、814から構成される。パターン画像PT1の移動方向を副走査方向とする。パターン画像PT1が中間転写ベルトに形成される場合、中間転写ベルトの移動方向が副走査方向である。副走査方向に直交する方向(ベルト幅方向)が主走査方向である。各色のパターンは、主走査方向に対して45°傾いて形成されており、パターン801〜804とパターン811〜814とで傾き方向が逆になっている。
図4(b)に示す破線は、2値信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの中央位置を示している。時間情報ym_1、yc_1、yk_1は、基準色であるイエローのパターン801の中央位置から他色のパターン802、803、804の中央位置までの距離を時間に換算した値である。同様に、時間情報ym_2、yc_2、yk_2は、イエローのパターン811の中央位置から他色のパターン812、813、814の中央位置までの距離を時間に換算した値である。これらの時間情報から色ずれ量が算出される。
図4(c)に示すように、パターン形成信号に基づく画像形成開始からセンサがパターンを検知するまでの時間(所定時間A)は、画像形成開始位置である露光箇所からセンサ位置までの画像搬送域の距離と搬送速度から予め求めることができる。また、隣接するパターンの形成間隔に相当する時間(所定時間B、C)も、設計仕様から予め求めることができる。各色パターン用への閾値の切り替えは、画像形成開始から所定時間Aが経過すると実施され、その後、所定時間B、Cが経過すると順次実施される。
通常、ケースAのように、隣接するパターンの間にセンサによる検知位置が位置する期間に閾値の切替タイミングが到来することが想定される。しかし、ケースBのように、隣接するパターンの間にセンサによる検知位置が位置する期間に閾値の切替タイミング必ずしも到来しない場合がある。例えば、昇温に伴う露光位置のずれによってパターンの形成位置がずれたり、搬送速度のムラにより、形成されたパターンがセンサの検知位置まで搬送されてくるタイミングが変動したりする。すると、後続のパターン用の閾値への切り替えが遅延したり、あるいは早すぎたりすることが生じ得る。パターンが搬送されてくるタイミングが閾値の切替タイミングより前や後にずれると、適切な閾値を用いて2値化できなくなり、パターンの位置検知が不正確になる。
色ずれを算出するための時間はユーザにとってダウンタイムとなるため、可能な限り短い方が良い。そのため、副操作方向におけるパターン画像PT1の長さは短い方が良く、各色のパターンの間隔は可能な限り短く設計される傾向にある。このような状況において、パターン形成位置や搬送速度の変動に応じて、閾値の切替タイミングを正しく調整することが一層重要となる。
本発明は、パターン画像から色ずれ量を決定するための閾値を適切なタイミングで切り替えることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、異なる色の画像を形成する画像形成手段と、所定方向に回転し、色ずれを検知するためのパターン画像が転写される中間転写体と、前記中間転写体上の前記パターン画像からの反射光を測定し、測定結果に基づく出力値を出力する出力手段と、前記出力手段の出力値と前記パターン画像の色に対応する閾値とを比較する比較手段と、前記画像形成手段を制御して前記異なる色のパターン画像からなる複数のパターン画像を形成させ、前記出力手段を制御して前記複数のパターン画像を測定させ、前記比較手段に前記複数のパターン画像の測定結果に対応する出力値と前記閾値とを比較させ、前記異なる色の中の基準色のパターン画像と前記異なる色の中の前記基準色と異なる他の色のパターン画像との相対的な位置に関する色ずれ量を比較結果に基づいて決定する決定手段と、前記画像形成手段により形成される前記他の色の画像の画像形成位置を前記色ずれ量に基づいて調整する調整手段と、前記複数のパターン画像に含まれる第1色のパターン画像の出力値と比較するための第1閾値から前記所定方向において前記第1色のパターン画像の後続の第2色のパターン画像の出力値と比較するための第2閾値へ変更するタイミングを制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、パターン画像から色ずれ量を決定するための閾値を適切なタイミングで切り替えることができる。
画像形成装置の概略断面図である。 センサの構成を示す図である。 画像形成装置の制御機構のブロック図である。 色ずれ検知用のパターン画像、2値化後の信号、閾値の切替タイミングの一例を示す図である。 閾値設定用のパターン画像、センサの出力例を示す図である。 閾値設定処理のフローチャートである。 センサ出力と2値信号との関係の例を示す図である。 色ずれ量取得処理のフローチャートである。 閾値設定用のパターン画像の例、センサ出力と2値信号の例を示す図である。 閾値設定処理のフローチャートである。 色ずれ量取得処理のフローチャートの一部である。 パターン画像、センサの出力、2値信号を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。この画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の複数色(4色)の画像を形成するための画像形成手段として4つのステーションIMG(IMG−Y、IMG−M、IMG−C、IMG−K)を有する。各ステーションIMGの構成要素は共通であるので、以降、ステーションIMGごとに各構成要素を区別しないときは同じ符号を用い、区別するときは符号の後にa、b、c、dを付す。画像形成装置1は、感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)を有する。感光ドラム2の周りに帯電器3(3a、3b、3c、3d)、レーザ走査ユニット5(5a、5b、5c、5d)、一次転写部6(6a、6b、6c、6d)、現像器7(7a、7b、7c、7d)、クリーナ4(4a、4b、4c、4d)が配置される。
各色の画像形成動作は共通であるので、代表してイエローについて説明する。帯電器3aは、感光ドラム2aに所定の電圧を印加して帯電させる。レーザ走査ユニット5aは半導体レーザを光源として有し、画像信号に従ってレーザ光を感光ドラム2aの表面に照射して静電潜像を形成する。感光ドラム2aの静電潜像は現像器7aにより現像されてトナー画像となる。クリーナ4aは、感光ドラム2aの表面に残留するトナーを除去する。各色の感光ドラム2上のトナー画像は、一次転写部6a〜6dで中間転写体である中間転写ベルト8に順次重ね合わせられる。
中間転写ベルト8は、ローラ10、11、21にかけ回されており、図1の時計方向(所定方向)に回転する。中間転写ベルト8に重ね合わせられた各色のトナー画像は、二次転写部22まで搬送され、二次転写部22に搬送されてくるシートSに一括転写される。クリーナ12は、中間転写ベルト8に残留するトナーを除去する。二次転写部22で4色のトナー画像が一括転写されたシートSは、定着器23に搬送されて未定着のトナー画像を熱定着され、その後、排紙ローラ24を介して排紙トレイ25に排出される。
シートSは、給紙カセット17または手差しトレイ13から搬送路に給紙され、静電搬送部30で横位置を補正されて、レジストローラ16でタイミングをとりつつ二次転写部22へ搬送される。その際、給紙カセット17からシートSを搬送路へ給紙するためのピックアップローラ18、19、縦パスローラ20、レジストローラ16は、高速で安定した搬送動作を実現するため、各々独立したステッピングモータにより駆動される。また、手差しトレイ13からシートを搬送路へ給紙するためのピックアップローラ14、15も同様に、各々独立したステッピングモータにより駆動される。
また、両面印刷時には、定着器23を通過したシートSは、排紙ローラ24から両面反転パス27に導かれた後、逆方向に反転搬送されて両面パス28へ搬送される。両面パス28を通過したシートSは再び縦パスローラ20を通って上記と同様にして二次転写部22に搬送される。二次転写部22に搬送されたシートSの裏面には、中間転写ベルト8から各色のトナー画像が一括転写され、転写後のシートSは定着器23及び排紙ローラ24を介して排紙トレイ25に排出される。
画像形成装置1は、色ずれ検知用のセンサ40(出力手段)を有する。センサ40は、中間転写ベルト8の画像が形成される面である外周面に対向し、感光ドラム2dとローラ10との間の位置に配置される。センサ40は、各感光ドラム2から中間転写ベルト8に転写された(中間転写体上の)色ずれ検知用のパターン画像PT1(図4(a))や、閾値設定用の(他の)パターン画像PT2(図5(a))を検出(検知)するためのものである。センサ40は、不図示の同期部により駆動タイミングが制御される。各パターン画像PTは、各色のトナー像のパターン(測定用画像)を含み、中間転写ベルト8に転写される。
図2は、センサ40の構成を示す図である。センサ40は、発光部51及び受光部52を有する。発光部51からの光を受けた対象物の正反射光を受光部52が検出する。発光部51からの照射光は、中間転写ベルト8の表面(パターン画像PTが形成されている場合はパターン画像PT)で反射し、反射光はレンズ53で集光されて受光部52に入射する。受光部52は、受光結果に基づいて出力信号を出力し、具体的には受光光量に応じた振幅の電気信号(出力信号)を出力する。受光部52の出力電圧は、反射光の光量が少なければ低く、光量が多ければ高い。つまり、センサ40はパターン画像からの反射光を測定し、測定結果に基づいて出力値を出力する。また、一般に、トナー画像に比べ中間転写ベルト8の表面の方が反射率は高いため、パターン画像を読み取った際の検出結果である出力電圧は中間転写ベルト8の読み取り時より低くなる。図12で説明したように、センサ40の出力波形を2値化することでパターン画像PTの各色のパターン位置を導出できる。
図3は、画像形成装置1の制御機構のブロック図である。画像形成装置1は、画像形成装置1全体の制御を司るCPU70を有し、CPU70には、RAM78、ROM73、レーザ制御部75、画像制御部74が接続されている。ROM73には、CPU70により実行される制御プログラムが格納され、RAM78は一時的なデータ保存領域として用いられる。センサ40の出力信号(センサ出力値)はコンパレータ72に入力され、CPU70によって予め設定された閾値thで2値化される。閾値thは色ごとに設定される(図6で後述)。閾値を示す信号は、CPU70から出力されるPWM信号がRC回路77で平滑されることで生成される。コンパレータ72で2値化された信号(以下、2値信号と呼ぶ)は、CPU70に入力される。コンパレータ72は、センサ出力値と閾値thとを比較し、比較結果に基づいて2値信号を取得する比較手段である。
CPU70は、閾値調整部711、読取部712、算出部713、発光制御部714、A/Dコンバータ715、パターン形成部716及びタイミング生成部717を備える。閾値調整部711は、コンパレータ72で用いられる閾値を生成するPWM信号のDUTY比を調整する。読取部712は、2値信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとを検出し、それらのタイミングを算出する。算出部713は、読取部712が算出した立ち上がり・立ち下がりタイミングから色ずれ量を算出する決定手段である。ボトムホールド回路76は、後述する閾値設定処理(図6)でセンサ出力の値をCPU70がサンプリングする際に用いられる。
タイミング生成部717は、後述する色ずれ取得処理(図8)において、閾値の切り替え制御で用いられる。CPU70はROM73から切替時間Tの元となる所定時間の情報を読み出し、それを切替時間Tとしてタイミング生成部717に設定する。タイミング生成部717は、設定された切替時間Tと、各色のパターンに対応する2値信号のレベルの切り替わりタイミングとに基づいて、後続するパターンに対応する閾値(次の色用の閾値)へ切り替えるための切替タイミング信号を生成する。すなわち、タイミング生成部717は、2値信号の立ち下がりタイミング(検出幅の後端エッジの検出)からの時間をカウントし、切替時間Tの経過した時点を、後続するパターンに対応する閾値への「切替タイミング」として決定する。
発光制御部714は、センサ40の発光部51の発光を制御する。A/Dコンバータ715は、センサ40の出力レベルを変換して記録する。パターン形成部716はパターン画像PTを形成する。パターン形成部716は、色ずれ検知用のパターン画像PT1、閾値設定用のパターン画像PT2のそれぞれを形成するためのパターン画像データを記憶している。パターン形成部716は、パターン画像データをレーザ制御部75に送る。ROM73には、コンパレータ72に設定する閾値th、算出部713で算出した色ずれ量、所定時間ta、切替時間T等が記憶される。
次に、算出部713による色ずれ算出方法を説明する。図4(b)で示したように、時間情報ym_1、yc_1、yk_1、及び時間情報ym_2、yc_2、yk_2から色ずれ量が算出される。例えばマゼンダの色ずれ量算出に関して説明する。中間転写ベルト8の移動方向を副走査方向とし、副走査方向に直交する方向(ベルト幅方向)を主走査方向とする。マゼンダのパターン802、812が副走査方向の(+)方向に色ずれした場合、ym_1値とym_2値は色ずれ量に比例して同じ量だけ大きくなる。パターン802、812が副走査方向の(−)側にずれた場合もym_1値とym_2値は同じ量だけ変化する(小さくなる)。一方、パターン802、812が主走査方向の(+)方向に色ずれした場合、ym_1値は色ずれ量に比例して大きくなるがym_2値はそれと同じ量だけ小さくなる。パターン802、812が主走査方向の(−)側にずれた場合、ym_1値は小さくなり、それと同じ量だけym_2値は大きくなる。よって色ずれ量(副走査色ずれ、主走査色ずれ)は下記の式1、2から算出される。
副走査色ずれ=X−(ym_1+ym_2)/2×搬送速度・・・・(1)
主走査色ずれ=(ym_1−ym_2)/2×搬送速度・・・・(2)
式1で、Xは色ずれが生じていない場合のイエローパターンとマゼンダパターンの副走査方向の距離間隔情報(距離を時間に換算した値)である。ym_1値、ym_2値は時間情報(sec)であるので、ずれ量を算出する際、パターン画像PT2が形成される中間転写ベルト8の搬送速度(mm/sec)を用いて距離情報に変換される。式1、2はマゼンダの色ずれを例にした式であるが、他の色の色ずれ量に関しても同様に、イエローのパターン801、811を基準とした時間情報を用いることで導出できる。なお、基準色をイエロー以外の色としてもよい。
図5(a)は、閾値設定用のパターン画像PT2の例を示す図である。図5(b)は、パターン画像PT2を読み取ったセンサ40の出力例を示す図である。パターン画像PT2は、パターン画像PT1と同様に、イエローのパターン901、マゼンダのパターン902、シアンのパターン903、ブラックのパターン904から構成される。各色のパターンは、主走査方向に対して45°傾いて形成されている。パターン画像PT2における各色のパターン間の間隔(副走査方向長さ)は、パターン画像PT1における各色のパターン間の間隔よりも長くなっている。これは、センサ出力(図5(b))のサンプル値をボトムホールド回路76によりサンプルホールドする必要があるからである。
次に、パターン画像PT2を用いて色ごとの閾値thを決定する処理について図6を用いて説明する。図6は、閾値設定処理のフローチャートである。このフローチャートの処理は、ROM73に格納されたプログラムをCPU70が読み出して実行することにより実現される。
まず、CPU70は、中間転写ベルト8の回転を開始させ(ステップS101)、センサ40の発光部51を発光(点灯)させる(ステップS102)。そしてCPU70は、トナー画像を形成していない状態の中間転写ベルト8からの反射光を受光したセンサ40の出力信号を、中間転写ベルト8の1周分、サンプリングする(ステップS103)。このときのサンプリング間隔は例えば100msec間隔とする。次にCPU70は、取得した1周分のサンプリングデータの平均レベルBase_aveを算出し、その値をROM73に記憶させておく(ステップS104)。次にCPU70は、ステーションIMGを制御して、中間転写ベルト8上にパターン画像PT2を形成する(ステップS105)。
そしてCPU70は、パターン画像PT2における各色のパターンのセンサ40によるセンサ出力のボトムレベルを、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックそれぞれにつきサンプリングする(ステップS106)。CPU70は、このサンプリングにおいては、ボトムホールド回路76によってボトムホールドされた出力信号を図5(b)に示す期間Vhold内に5msec間隔で3回ずつ各色サンプリングしていく。そしてCPU70は、3回の平均値を各色のセンサ出力のボトムレベルとしてROM73に記憶させる。図5(b)に示すように、各色のボトムレベルは、イエローがボトムレベルVh_y、マゼンダがボトムレベルVh_m、シアンがボトムレベルVh_c、ブラックがボトムレベルVh_kである。ホールドされている出力信号はタイミングTrstの到来時にホールドリセットされる。なお、ボトムホールドされた出力信号のサンプリング回数は3回に限定されず、1回以上であればよい。
次にCPU70は、ステップS107で、サンプリングされたボトムレベルと先に取得された平均レベルBase_aveとを比較し、サンプリングされたボトムレベルが適切なレベルであるか否かを判別する。具体的には、CPU70は、ボトムレベルと平均レベルBase_aveとの差分量が所定値を超えたか否かを判別する。この所定値は予め設定されROM73に保存されている。上記差分量が所定値以下だった場合、トナーパターンが形成されていないか、あるいは読み取った中間転写ベルト8の位置にキズがあった等の理由でボトムレベルを正確に検出できなかった可能があると判断できる。この場合、CPU70はボトムレベルが適切なレベルでないと判別し、リトライ済みか否かを判別する(ステップS110)。そしてCPU70は、リトライ済みでない場合は、処理をステップS105に戻す一方、リトライ済みである場合は、リトライはせずにエラー通知し(ステップS111)、処理をステップS109に進める。
ステップS107で、サンプリングされたボトムレベルが適切なレベルであると判別した場合は、CPU70は、取得した各色パターンのボトムレベルと平均レベルBase_aveとに基づいて、各色用の閾値thを決定する(ステップS108)。ここでは、CPU70の閾値調整部711が、閾値thを色ごとに決定し、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック用にそれぞれ、閾値thY、thM、thC、thKを算出する。代表してイエロー用の閾値thYの算出式を式3に示すが、他の色も同様にして算出される。
閾値thY=(Base_ave−Vh_y)×α+Vh_y・・(3)
ここでαの値は例えば0.5とするが0.5に限定されない。α=0.5だとすると、式3により、ボトムレベルVh_yと平均レベルBase_aveとの中間(50%)位置の値が閾値thYとして算出される。その後、CPU70は、ステップS109で、センサ40の発光部51を消灯し、中間転写ベルト8の回転を停止させて(ステップS112)、図6の処理を終了させる。
次に、パターン画像PT1の各色のパターンをセンサ40で検出する際の閾値thを各色のパターンごとに切り替える切替タイミングの例を図7で説明する。図7は、センサ出力と2値信号との関係の例を示す図である。パターン画像PT1を検出する際に、各色のパターン間で閾値が切り替わるように切替タイミング信号を生成し、切替タイミング信号に従って閾値の切り替えを行う必要がある。CPU70は、タイミング生成部717で生成した切替タイミング信号を基に、閾値レベルを切り替える。
一例として、CPU70は、予めROM73に格納されている所定時間taを読み出し、それをタイミング生成部717に切替時間Tとして設定する。そしてCPU70は、センサ出力が2値化の対象となるパターンの直前のパターンに対応する2値信号の立ち下がり(後端エッジ)から切替時間Tが経過した時点を切替タイミングと決定し、決定した切替タイミングで閾値レベルを切り替える。なお、所定時間taは、理想的な対称であるセンサ出力波形を、信号振幅に対して50%の閾値で2値化したとき、隣接する2値化した矩形波形のローレベル期間より短い値とし、例えば、ローレベル期間の半分以下の値としている。ここでいうローレベル期間は、2値信号の立ち下がり(後端エッジ)から立ち上がり(前端エッジ)までの期間である。
図7の例で説明すると、CPU70は、マゼンダ用の閾値thMをコンパレータ72に設定し、マゼンダパターンのセンサ出力を閾値thMで2値化した2値信号を取得する。そしてタイミング生成部717は、マゼンダパターンに対応する2値信号の立ち下がり(時点t1)から切替時間Tが経過した時点t2で切替タイミング信号を生成する。CPU70は、時点t2で次のシアン用の閾値thCへの切り替えを開始し、閾値thCでシアンパターンのセンサ出力を2値化した2値信号を取得する。時点t2が切替タイミングに該当する。なお、パターン画像PT1は複数(例えば、10セット)形成され、検出される。1番目に検出されるパターン画像PT1の中のイエローパターンに関しては、1番目のパターン画像PT1の形成開始時に、用いる閾値が閾値thYに設定される。2番目以降のパターン画像PT1の中のイエローパターンに関しては、直前のパターン画像PT1の中のブラックパターンに対応する2値信号の立ち下がりを基準として閾値thYに切り替えてもよい。あるいは1番目のパターン画像PT1の形成開始時に閾値thYに切り替えてもよい。
なお、CPU70は、このようにして生成された2値信号から、式1、2を用いて色ずれ量を算出する。その後、CPU70は、算出した色ずれ量に基づいて画像形成条件を変更することで色ずれを補正する。例えば、CPU70は、各色の画像の相対的な位置のズレを補正するため、各色の露光タイミングを色ずれ量に基づいて調整する調整手段である。これによって、色毎の画像の画像形成位置が調整される。なお、色ずれを補正する方法は周知の技術であるので、その詳細な説明は省略する。色ずれ量取得の詳細な処理を図8で説明する。
図8は、色ずれ量取得処理のフローチャートである。このフローチャートの処理は、ROM73に格納されたプログラムをCPU70が読み出して実行することにより実現される。この処理は、画像形成装置1の主電源がオンにされたとき、または色ずれ量取得処理が前回実行されてから規定枚数以上の画像を画像形成装置1が形成したとき、開始される。なお、図6に示す閾値設定処理の開始条件もこれと同様である。例えば、CPU70は、主電源がオンにされると図6に示す閾値設定処理を先行して実行し、その後、図8に示す色ずれ量取得処理に移行する。
CPU70は、まず、ROM73から切替時間taを読み出し(ステップS201)、切替時間taをタイミング生成部717に切替時間Tとして設定する(ステップS202)。次に、CPU70は、閾値設定処理(図6)で取得した各閾値thのうち、パターン画像PT1における最初の検出対象となるイエローパターン用の閾値thYを、2値化に用いる閾値として設定する(ステップS203)。その後、CPU70は、中間転写ベルト8の回転を開始させ(ステップS204)、センサ40の発光部51を発光(点灯)させる(ステップS205)。次にCPU70は、ステーションIMGを制御して、中間転写ベルト8上にパターン画像PT1を形成し(ステップS206)、各色のパターン順を把握するためのカウンタNを初期値である1に設定する(ステップS207)。
次に、CPU70は、2値信号のエッジ、すなわちセンサ40の出力がコンパレータ72で2値化された信号の立ち上がり(前端エッジ)と立ち下がり(後端エッジ)の検出を開始する(ステップS208)。ここで、センサ出力が2値化の対象となるパターンをパターンNと記す。最初のパターンNはイエローパターンである。CPU70は、パターンNの前端エッジを検出するまで待ち(ステップS209)、前端エッジを検出するとパターンNの後端エッジを検出するまで待つ(ステップS210)。パターンNの後端エッジを検出すると、CPU70は、エッジ検出開始からの前端エッジ及び後端エッジの検出回数の総数であるエッジ検出回数が所定数に達したか否かを判別する(ステップS211)。ここで、所定数は、全てのパターン画像PT1の各色のパターンを正しく検出できた場合に検出されるエッジの総数である。例えば、1つのパターン画像PT1で16個のエッジが生じるから、パターン画像PT1を10セット形成するとした場合、所定数は160である。
ステップS211の判別の結果、エッジ検出回数が所定数に達していない場合は、CPU70は、直前のステップS210で後端エッジを検出した時点からの経過時間を示すタイマのカウントを開始する(ステップS212)。そして、CPU70は、経過時間を示すタイマのカウント値が切替時間Tに到達するまで待ち(ステップS213)、カウント値が切替時間Tに到達すると、処理をステップS214に進める。ステップS214では、CPU70(タイミング生成部717)が、切替タイミング信号を生成し、CPU70は、切替タイミング信号を基に、次のパターン(パターンN+1)の検出のために、現在の閾値から次のパターン用の閾値に切り替える。例えば、色ずれ取得のシーケンス開始時には先頭パターンのイエロー用の閾値thYが設定されているが、そこから前端エッジと後端エッジを1つずつ検出すると、後端エッジの検出から切替時間Tの経過時点が、閾値の切替タイミングとなる。CPU70は、切替タイミングで、閾値thYから、次の対象であるマゼンダパターン用の閾値thMに切り替える。ここで、パターン画像に含まれる第1色のパターン画像の出力値と比較するための閾値を第1閾値とする。中間転写ベルト8の回転方向において第1色のパターン画像の後続の第2色のパターン画像の出力値と比較するための閾値を第2閾値とする。CPU70は、本発明における、第1閾値から第2閾値へ変更するタイミングを制御する制御手段に該当する。
その後、CPU70は、カウンタNをインクリメントし(ステップS215)、処理をステップS210に戻して、エッジの検出を継続する。一方、ステップS211の判別の結果、エッジ検出回数が所定数に達した場合は、全てのパターン画像PT1の全てのパターンを検出したので、CPU70は、式(1)、(2)を用いて色ずれ量を算出する(ステップS216)。なお、パターン画像PT1を複数形成するとしたので、CPU70は、各パターン画像PT1から導出される色ずれ量を平均化した値を、最終的な色ずれ量として取得(決定)する。これにより精度が高まる。なお構成簡略化の観点からは、形成するパターン画像PT1の数は1個以上であればよい。その後、CPU70は、センサ40の発光部51を消灯し(ステップS217)、中間転写ベルト8の回転を停止させて(ステップS218)、図8の処理を終了させる。
本実施の形態によれば、CPU70は、パターン画像PT1における各色のパターンに対応する2値信号のレベルの切り替わりタイミング(後端エッジ)に基づいて、後続するパターンに対応する閾値への切替タイミングを決定する。そして、CPU70は、後続するパターンに対応する出力信号が2値化されるに際し、決定された切替タイミングで、後続するパターン用の閾値へ切り替える。これにより、パターン画像における各色のパターンの2値化に用いる閾値、すなわちパターン画像から色ずれ量を決定するための閾値を、適切なタイミングで切り替えることができる。従って、後続のパターン用の閾値への切り替えが遅延したり早すぎたりすることがなくなり、適切な閾値を用いて2値化できるようになって、各色のパターンの位置検出が正確になる。ひいては、色ずれ量を適切に取得し、色ずれ補正精度の低下を抑制することができる。
また、切り替わりタイミングを決定する基準を、2値信号のレベルの立ち下がりタイミング(後端エッジ)とし、しかも切替時間Tは所定時間Taから決定される。これらにより、隣接するパターンに対応する2値信号のローレベル期間に確実に切替タイミングが生じるようにすることができる。なお、切り替わりタイミングを決定する基準を、2値信号のレベルの立ち上がりタイミング(前端エッジ)としてもよく、その場合、2値信号の矩形波形の想定されるハイレベル期間(検出幅)を考慮して所定時間Taを設定してもよい。
また、閾値の設定には、色ずれ検知に用いるパターン画像PT1よりもパターン間隔の広いパターン画像PT2を用いるので、各色のパターン用の閾値を高い精度で設定することができる。なお、閾値の設定(図6)においても、色ずれ検知に用いるパターン画像PT1を用いてもよい。
なお、所定時間Taは各色用に共通としたが、それに限らず、色ごとに異なる値としてROM73に格納しておいてもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、2値信号のレベルの立ち下がりタイミング(後端エッジ)から固定の切替時間Tの経過時を切替タイミングとした。これに対し、本発明の第2の実施の形態では、切替時間Tを色ごとに決定する。図6に代えて図10を用い、さらに図9、図11を加えて本実施の形態を説明する。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図9(a)は、閾値設定用のパターン画像PT2の例を示す図である。図9(b)は、パターン画像PT2を読み取ったセンサ40の出力と2値信号の例を示す図である。センサ40の出力は所定の閾値THによって2値化される。図9(b)に示すように、イエローパターンに対応する2値信号の立ち下がりエッジのタイミングをYedg2とする。マゼンタパターンに対応する2値信号の立ち下がり、立ち上がりエッジのタイミングをそれぞれ、Medg1、2とする。シアン、ブラックに対応する2値信号の立ち下がり、立ち上がりエッジのタイミングをそれぞれ、Cedg1、2、Kedg1、2とする。
CPU70は、各エッジのタイミングを取得し、ローレベルの2値信号を挟んで隣接するエッジ間のタイミングを、切替設定値として求める。すなわちCPU70は、タイミングYedg2を起点とし、タイミングYedg2とタイミングMedg1との中間点までの期間を、式4により切替設定値tmとして求める。同様に、CPU70は、タイミングMedg2を起点とし、タイミングMedg2とタイミングCedg1との中間点までの期間を、式5により切替設定値tcとして求める。CPU70は、タイミングCedg2を起点とし、タイミングCedg2とタイミングKedg1との中間点までの期間を、式6により切替設定値tkとして求める。
tm=(Medg1−Yedg2)/2・・・式4
tc=(Cedg1−Medg2)/2・・・式5
tk=(Kedg1−Cedg2)/2・・・式6
CPU70は、色ずれ検知の際には、各色に対応する切替設定値を切替時間Tに設定する。なお、2番目に検出されるパターン画像PT1の中のイエローパターン用の切替時間Tは、所定値(例えば、第1の実施の形態で説明したta値)に設定してもよいし、tm値、tc値、tk値のいずれかに設定してもよい。なお、1番目に検出されるパターン画像PT1の中のイエローパターンに関しては、第1の実施の形態と同様に、1番目のパターン画像PT1の形成開始時に閾値thYに設定されるので、切替設定値を求める必要はない。式4〜6では、2値信号のハイレベル期間を2で割っているので、切替設定値はハイレベル期間の半分の長さに相当する。なお、CPU70は、100%より少ない範囲でハイレベル期間の所定割合を切替設定値と決定してもよい。
図10は、閾値設定処理のフローチャートである。このフローチャートの処理は、ROM73に格納されたプログラムをCPU70が読み出して実行することにより実現される。図10において、ステップS301、S302以外のステップは図6で説明したのと同様である。ステップS106の後、CPU70は、ステップS301で、各色のパターンに対応する2値信号の立ち下がりエッジ及び立ち下がりエッジを取得し、処理をステップS107に進める。ステップS108の後、CPU70は、ステップS302で、式4〜6を用いて切替設定値tm、tc、tkを算出し、処理をステップS109に進める。
図11は、色ずれ量取得処理のフローチャートの一部である。ステップS211以前、ステップS212移行のステップは図8に示した通りであるので図示を省略する。ステップS211の判別の結果、エッジ検出回数が所定数に達していない場合は、CPU70は、ステップS401で、次の対象となるパターンに対応する切替設定値を切替時間Tとして設定する。例えば、次に検出する対象がマゼンダパターンである場合は、切替時間Tに切替設定値tmが設定される。その後CPU70は、処理をステップS212に進める。これにより、ステップS213では、色ごとに設定された切替時間Tが経過した時点が切替タイミングと決定される。
本実施の形態によれば、パターン画像から色ずれ量を決定するための閾値を適切なタイミングで切り替えることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
またCPU70は、パターン画像PT2における各色のパターンに対応する2値信号のレベルの立ち下がりと後続するパターンに対応する2値信号のレベルの立ち上がりとの時間間隔(ハイレベル期間)の所定割合に相当する時間を切替時間Tと決定する。従って、各色により適したタイミングで閾値を切り替えることができる。
また、図10の閾値設定処理により、パターン画像PT2を用いて色ごとの閾値の設定と色ごとの切替設定値の取得とを併せて行えるので、処理が迅速である。
なお、上記各実施の形態において、色ごとに各色のパターン用の閾値を設定する手法は例示した手法に限らない。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
8 中間転写ベルト
40 センサ
70 CPU
72 コンパレータ
711 閾値調整部
713 算出部
717 タイミング生成部

Claims (6)

  1. 異なる色の画像を形成する画像形成手段と、
    所定方向に回転し、色ずれを検知するためのパターン画像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体上の前記パターン画像からの反射光を測定し、測定結果に基づく出力値を出力する出力手段と、
    前記出力手段の出力値と前記パターン画像の色に対応する閾値とを比較する比較手段と、
    前記画像形成手段を制御して前記異なる色のパターン画像からなる複数のパターン画像を形成させ、前記出力手段を制御して前記複数のパターン画像を測定させ、前記比較手段に前記複数のパターン画像の測定結果に対応する出力値と前記閾値とを比較させ、前記異なる色の中の基準色のパターン画像と前記異なる色の中の前記基準色と異なる他の色のパターン画像との相対的な位置に関する色ずれ量を比較結果に基づいて決定する決定手段と、
    前記画像形成手段により形成される前記他の色の画像の画像形成位置を前記色ずれ量に基づいて調整する調整手段と、
    前記複数のパターン画像に含まれる第1色のパターン画像の出力値と比較するための第1閾値から前記所定方向において前記第1色のパターン画像の後続の第2色のパターン画像の出力値と比較するための第2閾値へ変更するタイミングを制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記比較手段は、前記出力値と前記閾値との比較結果に基づいて2値信号を出力し、
    前記制御手段は、前記第1閾値から前記第2閾値へ変更する前記タイミングを、前記第1色のパターン画像の前記出力値と前記第1閾値との比較結果の変化に対応する前記2値信号の値が変化したタイミングに基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2値信号は第1の値又は第2の値に変化し、
    前記制御手段は、前記第1閾値から前記第2閾値へ変更する前記タイミングを、前記2値信号が前記第1の値から前記第2の値に変化したタイミングに基づいて制御し、
    前記出力手段が前記パターン画像の転写されていない前記中間転写体を測定する場合、前記2値信号は前記第2の値であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記2値信号が前記第1の値から前記第2の値に変化したタイミングから所定の切替時間が経過した後に、前記第1閾値から前記第2閾値へ変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1色のパターン画像の前記出力値と前記第1閾値との比較結果の変化に対応する前記2値信号の値が変化した前記タイミングから所定の切替時間が経過した後に、前記第1閾値から前記第2閾値へ変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記画像形成手段を制御して前記異なる色のパターン画像からなる他の複数のパターン画像を形成させ、前記出力手段を制御して前記他の複数のパターン画像を測定させ、前記第1閾値から前記第2閾値へ変更する前記タイミングを、前記他の複数のパターン画像の測定結果に対応する出力値に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

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