JP2019014556A - 気送子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の解決すべき課題は、気送管設備における気送管内を移動する気送子であって、気送管内における気送子の位置を容易に確認することができる気送子を提供することにある。【解決手段】本発明によれば、送信ステーション120から受信ステーション120まで配設された気送管101内を移動する気送子10であって、気送子10は、円筒状のカプセル11と、カプセル11の両端に配設され気送管101の内壁に接触して摺動する摺動体(リング体12)とから構成され、カプセル11は、通過する気送管101のコーナーC1〜C4の数をカウントするための加速度センサー(3軸加速度センサー21)を備えた気送子10が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、送信ステーションから受信ステーションまで配設された気送管内を移動し、気送管内部を撮像するカメラを備えた気送子に関する。
送信ステーションから受信ステーションまで配設された気送管に、物品(カルテ、伝票、部品等)を収容したカプセル状の気送子を挿入し、該気送子の上流側と下流側の気圧差によって移送する気送管設備が知られており、病院、工場等で利用されている。
上述した気送子は、物品を収容する筒状の本体(カプセル)と、本体の前後に固設され気送管内に接触して摺動可能にシールするガイドリング(リング体)とから構成されていて、高速で気送管内を移動することができる(例えば、特許文献1を参照。)。
特許第3423838号公報
上記した気送管設備では、一般的に、気送管が直線部と曲線部とを組み合わせて構成されることから、気送管内を移動する気送子の本体部分が、該曲線部の内壁に接触して曲がりきれずに詰まったり、気送管内の内壁と気送子との接触により気送管内が汚染され、蓄積された汚染物に起因して気送子が気送管内で停止してしまったりする場合があり、該停止した気送子の位置が分からないと効率よく取り出すことができないという問題がある。この問題に対処すべく、気送管の各所に近接センサー等の検出手段を配設して気送子の通過を常に監視してその位置を推測することも考えられる。しかし、気送管の所定間隔毎にセンサーを配置し、各センサーから情報を得るための通信手段、報知手段等を配設する必要があり、気送管の延長距離が伸びると、それに合わせてセンサーも増設せねばならず不経済となることから、気送子の位置を容易に確認する手段の開発が望まれている。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、その主たる技術課題は、気送管設備における気送管内を移動する気送子であって、気送管内における気送子の位置を容易に確認することができる気送子を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、送信ステーションから受信ステーションまで配設された気送管内を移動する気送子であって、該気送子は、円筒状のカプセルと、該カプセルの両端に配設され該気送管の内壁に接触して摺動する摺動体とから構成され、該カプセルは、通過する気送管のコーナーの数をカウントするための加速度センサーを備えた気送子が提供される。
本発明の気送子は、円筒状のカプセルと、カプセルの両端に配設され該気送管の内壁に接触して摺動する摺動体とから構成され、該カプセルは、通過する気送管のコーナーの数をカウントするための加速度センサーを備えたので、加速度センサーにより検出される加速度によって、通過するコーナーの数をカウントすることができ、気送子が停止した位置を容易に確認することが可能になる。
本発明に基づき構成された気送子の全体斜視図(a)、及び概略断面図(b)である。 本発明の気送子が適用される気送管設備の全体概略図である。
以下、本発明に基づいて構成された気送子の実施形態について添付図面を参照して、詳細に説明する。
図1(a)には、本発明に基づいて構成された気送子10の全体斜視図が示されている。図に示すように、気送子10は、円筒状のカプセル11と、カプセル11の上下両端に配設される摺動体としてのリング体12、12、及びリング体12、12をカプセル11の端面に対して支持するための円形の第一の固定板13a、第二の固定板13bとから構成される。カプセル11には、移送する物品をカプセル11内に出し入れするための開口部が設けられるが、図では省略している。第一の固定板13a、第二の固定板13bは、カプセル11の上端、及び下端に対してそれぞれ4つの固定ボルト15で固定されるものであり、第一の固定板13aの中央には、後述するコーナーカウント手段20の3軸加速度センサー21が配設されている。
図1(b)に、本実施形態の気送子10の構造を更に詳細に説明すべく、気送子10を縦方向に切断した概略断面図を示す。
リング体12は、気送管の内壁と接するフェルトリング12aと、フェルトリング12aを支持する支持リング12bとから構成される。フェルトリング12aは、例えば、羊毛などの獣毛に蒸気・熱・圧力を加えて縮絨させ、布状にしたものから構成することができる。本発明のフェルトリング12aはこれに限定されず、化学繊維から構成したフェルト状の不織布を使用してもよいが、フェルトリング12aは気送管の内壁と摺動することから、静電気が発生しづらいフェルト素材を選択することが好ましい。
支持リング12bは、上記したカプセル11の上端11aと第一の固定板13a、下端11bと第二の固定板13bとで囲まれる溝部に対し、微少な隙間ができるように寸法が設定されて遊嵌され、気送管内を移送される際に該溝部において滑らかに摺動するようにフッ素系樹脂により構成されることが好ましい。
本発明の気送子10のカプセル11の内部には、気送子10が通過する気送管のコーナーの数をカウントするコーナーカウント手段20が搭載される。コーナーカウント手段20は、図中の矢印X、Y、Zで示す方向の加速度を電圧値で出力する3軸加速度センサー21と、該3軸加速度センサー21が検出した加速度情報からコーナー数をカウントするカウント手段、該カウントしたコーナー数及び該コーナー数から推定される気送子の推定位置を演算して外部に発信する発信器、及び電源等とを含む制御器22と、を備え、コーナーカウント手段20は、カプセル11の上端部と、第一の固定板13aに形成された開口13cに固定される。なお、上記したX方向、Y方向、Z方向は、3軸加速度センサー21の配置により特定されるものであり、本実施形態では、図に示すように、気送子10の長手方向をZ方向とし、該Z方向に直交すると共に直角に交わる2つの方向が、X方向、Y方向となるように規定される。コーナーカウント手段20をカプセル11内のいずれに配設するかは特に限定されないが、気送子10が搬送する物品を収容する際に邪魔にならないように適宜配設位置が設定される。
上記したコーナーカウント手段20に基づくコーナー数のカウント方法、気送子の位置推定方法の一例について説明する。後述する気送管設備における気送管を進行する気送子10がコーナー部を通過する際には、X方向、Y方向で規定される平面上で、外方向に遠心力が働く。この外方向に働く遠心力は、気送子10に配設された3軸加速度センサー21のX方向、Y方向に働く加速度として検出され、該加速度に対応する電圧値で出力され、コーナー部を通過する際は該遠心力に起因する出力値の変化として表れる。また、気送子10がコーナー部を通過する際には、気送管の内壁に気送子10のリング体12が押し付けられるようにして進行するため進行方向に対して減速する方向に加速度が働き、Z方向に働く加速度の出力値も変化する。そして、3軸加速度センサー21によりX方向、Y方向、Z方向に働く加速度の単位時間当たりの変化の合成値が、所定の閾値と比較して大きいと判定された場合は、コーナーを通過したものと判定し、通過コーナー数に1を加算する。なお、該閾値は、気送子10が進行する速度や、3軸加速度センサー21の出力値等を考慮して実験等により適宜設定される。また、加速度センサーを用いた通過コーナー数の具体的なカウント方法については、上記した方法に限定されず、適宜改変することが可能である。
図2に、本実施形態の気送子10が適用される気送管設備100の全体概略図を示す。気送管設備100には、送信ステーション110と、受信ステーション120と、送信ステーション110及び受信ステーション120の間に配管される気送管101と、表示装置150が設けられる。気送管101には、気送子10を移送する目的地の位置や経路に応じて適宜コーナー部が形成されるが、本実施形態では、送信ステーション110から受信ステーション120までの間に、直線部S1〜S5、及び各直線部S1〜S5を接続するコーナーC1〜C4が順に設定されているものとし、図2では、途中の直線部S2と直線部S3の間に配設されるコーナーC2、及び直線部部S3と直線部S4との間に配設されるコーナーC3は説明の都合上省略されている。
図に示すように、気送管101には、気送管101の内部を減圧するための吸引手段130と、気送管101に空気を圧送する圧送手段140が連結されている。吸引手段130は、吸引ポンプ131と、バルブ132を備えた吸気管133とにより構成され、圧送手段140は、圧送ポンプ141と、バルブ142を備えた圧送管143とにより構成される。吸気管133と圧送管143は、送信ステーション110と受信ステーション120とに配設される気送管101の略中間位置であって、気送管101のコーナーC2と、コーナーC3の間の直線部S3に接続される。
送信ステーション110は、気送管101の一端部側に設けられ、送信テーブル114を気送管101の該一端部に対して近接(実線で示す)、離反(2点鎖線で示す)させるように駆動する昇降手段112を備えている。昇降手段112は、モータ111の回転運動を、昇降手段112に内蔵されたボールねじ113を介して直線運動に変換して送信テーブル114の係合部114aに伝達する構成を備え、送信テーブル114を該一端部に対して進退させ、所望の位置に位置付ける機能を有する。送信テーブル114には、連通孔115が配設され、配管116を介して大気開放弁117が接続されている。送信テーブル114が気送管101の一端部に最も近接された状態(実線で示す。)では、送信テーブル114が気送管101の一端部を閉塞し、特に大気開放弁117を閉じた状態では、気送管101の一端部側における空気の出入りが制限される。
受信ステーション120も、送信ステーション120と略同様の構成を備えており、受信テーブル124を気送管101の他端部に対して近接(実線で示す)、離反(2点鎖線で示す)させるように駆動する昇降手段122を備えている。昇降手段122は、上記した昇降手段112と同様の構成からなり、モータ121の回転運動を、昇降手段122に内蔵された図示しないボールねじを介して直線運動に変換して受信テーブル124の図示しない係合部に伝達する構成を備え、受信テーブル124を該他端部に対して進退させる機能を有する。受信テーブル124には、連通孔125が配設され、配管126を介して大気開放弁127が接続されている。受信テーブル124が気送管101の他端部に最も近接された実線で示す状態では、受信テーブル124が気送管101の他端部を閉塞し、さらに大気開放弁127を閉じた状態では、気送管101の他端部側における空気の出入りが制限される。以上のような構成を備えていることにより、気送管101の一端部、他端部を閉塞することが可能であり、気送管101の内部を全体にわたり気密状態とすることができる。また、気送管101の内径は、気送子10のリング体12の外径寸法に対応して設定されるものであり、リング体12の外形寸法よりも僅かに大きい寸法で設定される。
気送管設備100は、さらに、気送子10のコーナーカウント手段20から発信される通過した気送管101のコーナー数の情報を受信する受信機能を備えた表示装置150を備えている。表示装置150は、一般的に使用されるコンピュータによって構成されてよく、気送子10のコーナーカウント手段20から発信された通過コーナー数、気送子10の推定位置情報を表示装置150のモニターに表示すると共に、表示装置150に備えられた外部記憶手段(図示は省略する。)に適宜記憶することができる。なお、上記したモータ111、121、バルブ132、142、大気開放弁117、127は、図示しない制御手段に接続され、該制御手段からの指示により適宜制御されるが、表示装置150が該制御手段を含むように構成することも可能である。
本発明の気送子10が適用される気送管設備100は概ね以上のように構成されており、本発明の気送子10の作用について以下に説明する。
気送管101による移送を開始する際には、まず、表示装置150を起動する。次いで、送信ステーション110において駆動手段112を作動し、送信テーブル114を114’で示す位置に移動させる。送信テーブル114を114’で示す位置に移動させたならば、カプセル11内のコーナーカウント手段20が起動された気送子10を送信テーブル114上にセットし、送信テーブル114を上昇させて、気送子10を気送管101の一端部に挿入し、送信テーブル114で気送管101の一端部を閉塞する状態として大気開放弁117を閉じる。また、受信テーブル124も気送管101の他端部を閉塞する位置に位置付け、大気開放弁127を閉じて、気送管101の内部を気密状態とする。なお、コーナーカウント手段20が起動された場合は、通過コーナー数はリセットされて0になっており、コーナーカウント手段20は、表示装置150に対して、通過コーナー数が0であること、発進前であることから気送子10が送信ステーション120にあることを発信し、表示が開始され、この状態では、例えば、
「通過コーナー数 0 推定位置 送信ステーション」
等と表示される。
上記したように、気送子10をセットしたならば、吸引源130のバルブ132を開放して吸引ポンプ131を作動し、気送管101の内部を減圧する。気送管101の内部が十分に減圧された状態になったならば、送信ステーション110の大気開放弁117を開放する。大気開放弁117が開放されると、気送子10の気送管101側と、大気開放弁117側との間で気圧差が生じ、この気圧差があることにより、図中(a)で示す位置にある気送子10が減圧された気送管101内の負圧によって吸引され、大気開放弁117から大気が導入されつつ、送信ステーション110から気送子10が発進する。その際、表示装置150には、「通過コーナー数 0 推定位置 S1」であることが表示される。
なお、当該「発進」のタイミングは、大気開放弁117の作動により特定することが可能であるが、上記した3軸加速度センサー21のZ方向の検出値にも表れるため、気送子10の制御器22の演算により発進のタイミングを特定してもよい。
送信ステーション110から発進した気送子10は、上記した気圧差によって気送管101の床面に垂直な最初の直線部S1を進み、その後、図中(b)で示す最初のコーナーC1に差し掛かる。上記したように、コーナーカウント手段20の制御器22は、X方向、Y方向、Z方向の加速度を検出して、加速度の単位時間当たりの変化量の合成値が閾値を超えたか否かを判定する。該値が該閾値を超えた時点で、気送子10がコーナーC1を通過中であることが判定され、表示装置150には、
「通過コーナー数 1 推定位置 C1」
と表示される。該加速度の単位時間当たりの変化量が低下して該閾値を下回ると、気送子10がコーナーC1を完全に通過したと判定されるため、表示装置150のモニターには、
「通過コーナー数 1 推定位置 S2」
と表示される。
該コーナーC1を通過した気送子10は、水平方向に延びる直線部S2を進み、図示しないコーナーC2を通過して直線部S3に進入する。コーナーC2を通過する際にも、上述したコーナーC1を通過する場合と同様にコーナーカウント手段20によりその通過が検出され、表示装置150には、
「通過コーナー数 2 推定位置 C2」
「通過コーナー数 2 推定位置 S3」
と順に表示される。次いで、気送子10が圧送手段140の圧送管143が接続された直線部S3の接続部を通過し、図中(c)で示す位置に到達する。気送子10が圧送管143と気送管101との接続部を通過し、気送子10が図中(c)の位置に到達すると、圧送手段140のバルブ142を開放すると共に圧送ポンプ141を作動し、吸引手段130のバルブ132を閉弁すると共に吸引ポンプ131を停止する。さらに、送信ステーション110の大気開放弁117を閉弁し、受信ステーション120の大気開放弁127を開放する。このようにすることで、気送子10は、気送管101内において引き続き後方から圧送された空気により推進力を得て、さらに気送管101を進行することができる。なお、気送子10が圧送管143の接続部を通過するタイミングは、圧送管143の接続部近傍に配設される近接センサー等を用いて検出すればよい。
上記したように、圧送手段140が作動して、吸引手段130が停止されることにより気送子10がさらに移送されて、図示しないコーナーC3、直線部S4、コーナーC4(図2(d)を参照。)、直線部S5を経て、受信ステーション120の受信テーブル124に到達する(図2(e)を参照。)。コーナーC3、コーナーC4を通過する毎に、コーナー数がカウントアップされ、表示装置150に表示されるコーナー数、推定位置が更新される。なお、気送子10が受信テーブル124に到達する前に、大気開放弁127を閉弁することで気送子10と受信テーブル124との間にエアークッションを生成して、受信テーブル124に気送子10が到達する際の衝撃を和らげるようにすることが好ましい。受信テーブル124に気送子10が到達したならば、圧送手段140の作動を停止し、昇降手段122を作動して、受信テーブル124を124’で示す位置に下降させて気送子10を取り出すことができる。
上記したように、気送子10が送信ステーション110から受信ステーション120に移送されるまでの間、気送子10に搭載されたコーナーカウント手段20は、気送管101のコーナーC1〜C4の通過をカウントし続け、表示装置150にカウント数及び推定位置情報を送り続ける。表示装置150にて受信された該カウント数、推定位置情報は適宜表示装置150のモニターに表示されると共に、表示装置150の記憶手段に記憶される。
次に、気送子10が、気送管101内のいずれかの位置になんらかの理由で停止する場合について説明する。気送子10が気送管101内に停止した場合は、表示装置150に表示される推定位置が更新されなくなり、更新されなくなった状態の表示装置150の表示を参照することにより気送子10の停止位置を確認することができる。なお、上記したコーナーカウント手段20によりコーナー部の通過を検出する方法では、コーナー部の途中で停止してしまった場合、コーナー部を通過して直線部に進入した直後に停止した場合、いずれにおいても、加速度の時間当たりの変化量が低下して閾値を下回ってしまうため、X方向、Y方向の加速度変化のみでは、コーナー部、または直線部のいずれに停止しているのか検知することが困難であるが、気送子10が停止する際には、停止に伴ってZ方向における加速度が大きく変化することから、停止のタイミングを検出することが可能であり、コーナー部に進入したことを検出したタイミングと、気送子10が停止したタイミングと、を合わせて、停止している位置が、コーナーの途中であるのか、直線部に入ってから停止したのかを判別することができる。
本発明の気送子は、上記した実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の変形例が想定される。例えば、上記した実施形態では、気送子10のカプセル11内に、コーナーカウント手段20を配設し、コーナーカウント手段20には、3軸加速度センサー21を設け、検出した加速度情報からコーナー数をカウントするカウント手段、該コーナー数から推定される気送子の現在の推定位置を演算して外部に発信する発信器、及び電源と、を含む制御器22と、を備えるように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば、3軸加速度センサー21によって検出される加速度信号のみを表示装置150に発信し、表示装置150側に搭載された演算装置によって受信された加速度情報に基づいてコーナー数のカウント、及び気送子の推定位置の特定を行って、表示装置150のモニターに表示させてもよい。
本実施形態のコーナーカウント手段20では、3軸加速度センサー21を搭載してコーナー数のカウントを実施したが、本発明はこれに限定されず、他の加速度センサーを採用することも可能である。3軸よりも検出する軸数が少ないセンサーであっても、設定する方向を調整し、判定プログラムを工夫することで気送子10が通過するコーナー数のカウントを簡易的に実行することが可能である。例えば、1方向のみの加速度を検出する1軸加速度センサーであっても、Z方向の加速度を検出できるように設定し、コーナー数のカウントを実行することができる。ただし、検出できる加速度の方向、すなわち加速度センサーの軸数が多い程、正確なコーナー数のカウント、位置の推定が可能であり、少なくとも3軸加速度センサーであることが好ましい。
上記した実施形態の気送管設備100は単なる一例にすぎず、本発明の気送子10は、他のあらゆる気送管設備に使用することができ、例えば、上記した特許文献1に記載された気送管設備に適用することももちろん可能である。
10:気送子
11:カプセル
12:リング体
12a:フェルトリング
12b:支持リング
12c:開口
12d:ねじ
13a:第一の固定板
13b:第二の固定板
13c:開口
15:固定ボルト
20:コーナーカウント手段
21:3軸加速度センサー
22:制御器
100:気送管設備
101:気送管
110:送信ステーション
111:モータ
112:昇降手段
113:ボールねじ
114:送信テーブル
120:受信ステーション
121:モータ
122:昇降手段
124:受信テーブル
130:吸引手段
131:吸引ポンプ
132:バルブ
133:吸気管
140:圧送手段
141:圧送ポンプ
142:バルブ
143:圧送管
150:表示装置
S1〜S5:直線部
C1〜C4:コーナー

Claims (1)

  1. 送信ステーションから受信ステーションまで配設された気送管内を移動する気送子であって、
    該気送子は、円筒状のカプセルと、該カプセルの両端に配設され該気送管の内壁に接触して摺動する摺動体とから構成され、
    該カプセルは、通過する気送管のコーナーの数をカウントするための加速度センサーを備えた気送子。
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