JP2019014022A - ワーク移動装置 - Google Patents

ワーク移動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019014022A
JP2019014022A JP2017134063A JP2017134063A JP2019014022A JP 2019014022 A JP2019014022 A JP 2019014022A JP 2017134063 A JP2017134063 A JP 2017134063A JP 2017134063 A JP2017134063 A JP 2017134063A JP 2019014022 A JP2019014022 A JP 2019014022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
table member
moving device
damper
workpiece
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017134063A
Other languages
English (en)
Inventor
賢二 堂山
Kenji Doyama
賢二 堂山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2017134063A priority Critical patent/JP2019014022A/ja
Publication of JP2019014022A publication Critical patent/JP2019014022A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

【課題】構造を簡素化でき且つワークを載せるテーブル部材が操作し易いワーク移動装置を提供する。【解決手段】ワークWの移動に用いるワーク移動装置1は、ベース部材10と、ベース部材10の上方に設けられワークWを載せるためのテーブル面20aを有するテーブル部材20と、ベース部材10とテーブル部材20との間に回転自在に設けられテーブル部材20をベース部材10に対して水平面動作可能に支持する複数の支持球体33と、テーブル部材20にその水平面動作に抵抗する負荷を付与する負荷付与部40と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、ワークの移動に用いるワーク移動装置に関する。
下記の特許文献1には、この種のワーク移動装置としての重量物搭載装置(以下、単に「装置」という。)が開示されている。この装置は、自動車の車体にワークとしてのエンジンを組み付けるのに使用されるものであり、昇降動作可能なベーステーブル上に、左右方向に移動可能な左右移動テーブルと、前後方向に移動可能な前後移動テーブルと、回転可能な回転テーブルが重ね合わされて配置されている。即ち、前後移動テーブルの上方に左右移動テーブルが配置され、更にこの左右移動テーブルの上方に回転テーブルが配置されている。
この装置によれば、車体にエンジンを組み付ける際に、このエンジンを回転テーブルに載せた状態でベーステーブルを上昇させて、左右移動テーブルと前後移動テーブルと回転テーブルとのそれぞれを適宜に移動させることができる。これら3つのテーブル部材を移動させることによって、自動車の車体に対するエンジンの位置合わせや位置補正を円滑に行うことが可能である。
実開昭62−63291号公報
ところが、上記の装置の場合、左右移動テーブル部材を左右方向に移動させるための構造と、前後移動テーブル部材を前後方向に移動させるための構造と、回転テーブル部材を回転させるための構造が必要である。即ち、3つのテーブル部材のそれぞれにその動作をガイドする構造を設ける必要であり、構造が複雑になる。
そこで、上記の装置において、エンジンが置かれるテーブル部材をいずれも回転自在に構成された複数の球体を介して支持する支持構造を採用することができる。この支持構造を採用すれば、複数の球体がテーブル部材との係合面を自在に転がることによって、テーブル部材を水平面に沿った全方向に自在に水平面動作させることができる。このため、水平面に沿った複数の方向のそれぞれについてテーブル部材の動作をガイドする構造を必要とせず、テーブル部材の水平面動作のための構造を簡素化できる。
しかしながら、上記の支持構造では、テーブル部材と球体との間に生じる転がり摩擦は、回転しない部材との間に生じるような滑り摩擦を大きく下回る。このため、テーブル部材はその動き始めは動きやすいものの、一旦動き始めるとワーク及びテーブル部材の重量による慣性力を受けるため止まり難い。従って、上記の支持構造を用いた場合、作業者はテーブル部材にワークを載せて操作するときにこのテーブル部材の動きを調整するのが難しい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、構造を簡素化でき且つワークを載せるテーブル部材が操作し易いワーク移動装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
ワークの移動に用いるワーク移動装置であって、
ベース部材と、
上記ベース部材の上方に設けられ、上記ワークを載せるためのテーブル面を有するテーブル部材と、
上記ベース部材と上記テーブル部材との間に回転自在に設けられ、上記テーブル部材を上記ベース部材に対して水平面動作可能に支持する複数の支持球体と、
上記テーブル部材にその水平面動作に抵抗する負荷を付与する負荷付与部と、
を備える、ワーク移動装置、
にある。
上記の態様によれば、ワーク移動装置のテーブル部材は、ベース部材との間に複数の支持球体を備えているため、水平面に沿った全方向に自在に水平面動作することができる。ここでいう「水平面動作」には、テーブル部材の水平面に沿った種々の方向の動作、例えば前後方向のスライド動作、左右方向のスライド動作、斜め方向のスライド動作、水平面での回転動作が包含される。このため、水平面に沿った複数の方向のそれぞれについてテーブル部材の動作をガイドする構造を必要とせず、テーブル部材の水平面動作のための構造を簡素化できる。
また、このワーク移動装置において、テーブル部材が水平面動作するときには、このテーブル部材が負荷付与部からその水平面動作に抵抗する負荷を受ける。このため、テーブル部材は、水平面動作を始めた後でも負荷付与部から受ける抵抗によって止まり易い。従って、作業者はテーブル部材を操作するときにこのテーブル部材の動きを調整し易い。
以上のごとく、上記の態様によれば、構造を簡素化でき且つワークを載せるテーブル部材が操作し易いワーク移動装置を提供することができる。
実施形態1にかかる部品搭載設備の側面図。 実施形態1のワーク移動装置を斜め上方から視た斜視図。 図2のワーク移動装置を上下方向に分解した斜視図。 図2のIV-IV線断面矢視図。 図3のV-V線断面矢視図。 図2のVI-VI線断面矢視図。 図6中の負荷付与部の断面図。 実施形態1のワーク移動装置についてテーブル部材が基準位置にあるときの平面図。 実施形態1のワーク移動装置についてテーブル部材が基準位置から前後方向にスライド動作したときの平面図。 実施形態1のワーク移動装置についてテーブル部材が基準位置から左右方向にスライド動作したときの平面図。 実施形態1のワーク移動装置についてテーブル部材が基準位置から水平面で回転動作したときの平面図。 実施形態2のワーク移動装置の図4に対応した断面図。 実施形態3のワーク移動装置の図4に対応した断面図。 実施形態4のワーク移動装置の図4に対応した断面図。 実施形態5のワーク移動装置の図8に対応した平面図。
上述の態様の好ましい実施形態について説明する。
上記のワーク移動装置において、上記負荷付与部は、上記ベース部材と上記テーブル部材との間に介装された弾性体を有し、上記テーブル部材が水平面動作するときの上記弾性体の弾性変形時の応力を上記負荷として上記テーブル部材に付与するように構成されているのが好ましい。
このワーク移動装置によれば、負荷付与部における弾性体の弾性変形時の応力を利用してテーブル部材に負荷を付与することができる。
上記のワーク移動装置において、上記負荷付与部は、上記ベース部材及び上記テーブル部材のうちの一方の部材に固定された固定部材と、上記弾性体としてのばね部材と、上記固定部材に上記ばね部材を介して相対移動可能に連結されており且つ上記ベース部材及び上記テーブル部材のうちの他方の部材に係合する可動部材と、を含むダンパーによって構成されているのが好ましい。
このワーク移動装置によれば、負荷付与部の構造をダンパーの構造を利用して簡素化することができる。
上記のワーク移動装置において、上記他方の部材は、互いに前後方向に離れて対向配置され且つ左右方向及び上下方向の二方向によって定まる第1対向面を有する2つの第1当接板と、互いに左右方向に離れて対向配置され且つ前後方向及び上下方向の二方向によって定まる第2対向面を有する2つの第2当接板と、を備え、
上記2つの第1当接板のそれぞれに対して上記ダンパーが設けられこのダンパーの上記可動部材が上記第1対向面に係合しており、上記2つの第2当接板のそれぞれに対して上記ダンパーが設けられこのダンパーの上記可動部材が上記第2対向面に係合しているのが好ましい。
このワーク移動装置によれば、前後2つのダンパーと左右2つのダンパーを用いることによって、テーブル部材を少なくとも前後方向及び左右方向にスライド動作可能に保持することができる。
上記のワーク移動装置において、上記2つの第1当接板のそれぞれに対して設けられた上記ダンパーは、このダンパーの上記可動部材に回転自在に設けられた係合球体を介して上記第1対向面に転がり動作可能に係合しており、上記2つの第2当接板のそれぞれに対して設けられた上記ダンパーは、このダンパーの上記可動部材に回転自在に設けられた係合球体を介して上記第2対向面に転がり動作可能に係合しているのが好ましい。
このワーク移動装置によれば、テーブル部材の水平面動作時に係合球体が転がり動作することによって、ダンパーの可動部材が受ける抵抗を小さく抑えることができる。これにより、テーブル部材の水平面動作として、前後方向や左右方向のスライド動作のみならず、水平面での回転動作も可能となる。
上記のワーク移動装置は、上記テーブル部材が水平面動作するときの動作範囲を制限する動作範囲制限部を備えるのが好ましい。
このワーク移動装置によれば、テーブル部材が予め想定された範囲を外れて動くのを動作範囲制限部によって防ぐことができる。
上記のワーク移動装置において、上記動作範囲制限部は、上記ベース部材及び上記テーブル部材のうちの一方の部材にストッパーを備え、且つ他方の部材に上記ストッパーを囲む枠体を備え、上記テーブル部材の水平面動作時に上記ストッパーが上記枠体の内周壁に当接することによってこのテーブル部材の動作範囲を制限するように構成されているのが好ましい。
このワーク移動装置によれば、ストッパー及び枠体を用いた簡単な構造によって動作範囲制限部を構築できる。
以下、本実施形態のワーク移動装置について、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書の説明で使用する図面では、特に断わらない限り、ワーク移動装置の前後方向を矢印Xで示し、前後方向Xに直交する左右方向(「幅方向」ともいう。)を矢印Yで示し、前後方向X及び左右方向Yのいずれに対しても直交する上下方向(「高さ方向」ともいう。)を矢印Zで示すものとする。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1のワーク移動装置1(以下、単に「移動装置1」という。)は、搬送設備3によって搬送される自動車の車体Bに対してワークWを組付けるときに用いる。
ワークWとして、典型的には、エンジンや足廻り部品(フロントサスペンション、リヤサスペンションなど)等の搭載部品が挙げられる。このような搭載部品は重量物であるため、その移動のために移動装置1を用いるのが好ましい。これにより、搭載部品を車体Bに向けて移動させるときの作業者の操作を補助することができる。
移動装置1は、昇降装置2によって下方から支持される一方で、ワークWを下方から支持するように構成されている。具体的な説明は省略するが、昇降装置2は、移動装置1を上昇させたり下降させたりするように制御される。
本構成によれば、ワークWを車体Bに組付けるときには、このワークWを初期位置にある組付装置1の上面に載せた後で、この組付装置1を上昇させるように昇降装置2を制御する。これにより、組付装置1に支持されたワークWを車体Bの下部に近づけることができる。一方で、ワークWを車体Bに組付けた後、組付装置1を初期位置に向けて下降させるように昇降装置2を制御する。これにより、次のワークWの組み付けに備えて組付装置1を初期位置へ復帰させることができる。
図2及び図3に示されるように、移動装置1は、昇降装置2に固定されたベース部材10と、このベース部材10の上方に設けられたテーブル部材20と、支持部30と、負荷付与部40と、動作範囲制限部50と、を備えている。
なお、図2では、負荷付与部40を明確にあらわすために実線で示しているが、この負荷付与部40は実際にはベース部材10とテーブル部材20との間に介装されている。
ベース部材10は、移動装置1のベースを構成する平面視が方形の平板部材である。このベース部材10の上面10aには、支持部30及び負荷付与部40がそれぞれ4つずつ設けられている。支持部30は、ベース部材10の上面10aの4つの角部周辺の計四箇所に設けられている。
負荷付与部40は、ベース部材10の上面10aのうち前後方向Xに互いに離間した二箇所と左右方向Yに互いに離間した二箇所の計四箇所に設けられている。この場合、4つの負荷付与部40は同一の構造を有するが、配置箇所の違いによって4つの負荷付与部40A,40B,40C,40Dに分類できる。
2つの負荷付与部40A,40Bは、仮想線L1(図2参照)上に間隔を隔てて配置されている。また、2つの負荷付与部40C,40Dは、仮想線L2(図2参照)上に間隔を隔てて配置されている。ここで、仮想線L1は、テーブル部材20の左右方向Yの中間位置を通って前後方向Xに延在する直線である。仮想線L2は、テーブル部材20の前後方向Xの中間位置を通って左右方向Yに延在する直線である。
また、このベース部材10の一辺の側面には、この側面から側方へ突出する平板状の突出片11が設けられている。この突出片11に、動作範囲制限部50を構成する円柱状のストッパー51が立設している。
テーブル部材20は、ベース部材10の上方に設けられた平面視が方形の平板部材である。これにより、ベース部材10とテーブル部材20が上下に重ねて配置された上下二段構造となる。このテーブル部材20の上面は、ワークWを載せるためのテーブル面20aとして構成されている。このテーブル部材20の下面20bには、負荷付与部40との係合のための2つの第1当接板21と2つの第2当接板22が設けられている。
2つの第1当接板21は、互いに前後方向Xに離れて対向配置されている。2つの第1当接板21はいずれも、左右方向Y及び上下方向Zの二方向によって定まる第1対向面21aを有する。この場合、2つの第1対向面21aは、互いに前後方向Xに離間した状態で平行に延在している。
2つの第2当接板22は、互いに前後方向Yに離れて対向配置されている。2つの第2当接板22はいずれも、前後方向X及び上下方向Zの二方向によって定まる第2対向面22aを有する。この場合、2つの第2対向面22aは、互いに左右方向Yに離間した状態で平行に延在している。
また、このテーブル部材20の一辺の側面には、動作範囲制限部50を構成する忰体52が設けられている。忰体52は、挿入空間52aを有しており、この挿入空間52aに挿入されたベース部材10側のストッパー51を囲むように構成されている。この動作範囲制限部50によれば、テーブル部材20の水平面動作時にストッパー51が枠体52の内周壁52bに当接することによってこのテーブル部材20の動作範囲が制限されるようになっている。
図4に示されるように、支持部30は、テーブル部材20の下面20bを下方から支持するために、ベース部材10の上面10aに固定されている。
図5に示されるように、この支持部30は、上面に半球状の凹面31aを有する本体部31と、1つの支持球体32と、本体部31の凹面31aと支持球体32との間に介装された複数の補助球体33と、キャップ34と、を備えている。
支持球体32は、複数の補助球体33によって回転自在に保持されるように構成されている。この支持球体32は、その直径が補助球体33の直径を上回る。従って、この支持球体32を「大ボール」といい、補助球体33を「小ボール」ということもできる。
本実施形態では、4つの支持部30があるため、ベース部材10とテーブル部材20との間に4つの支持球体32が回転自在に介装されている。このため、これら4つの支持球体32は、テーブル部材20の下面20bに当接することによって、テーブル部材20をベース部材10に対して水平面動作可能に支持するように構成されている。
キャップ34は、本体部31にその凹面31aを覆うように取付けられている。このキャップ34は、支持球体32の直径を下回るような円形の開口34aを備えている。このため、キャップ34は、支持球体32と複数の補助球体33の飛び出しを防ぐとともに、開口34aを通じて支持球体32の頂部32aを露出させる機能を有する。
支持部30によれば、テーブル部材20が例えば前後方向Xのうちの一方の方向X1にスライドするとき、支持球体32は、テーブル部材20の下面20bとの間に生じる転がり摩擦によって回転方向Rに回転する。
図6に示されるように、2つの負荷付与部40A,40Bはいずれも、一端側がベース部材10の上面10aに固定され、且つ他端側の係合球体48が対応する第1当接板21の第1対向面21aに係合するように構成されている。また、特に図示しないものの、2つの負荷付与部40C,40Dはいずれも、一端側がベース部材10の上面10aに固定され、且つ他端側の係合球体48が対応する第2当接板22の第2対向面22aに係合するように構成されている。
4つの負荷付与部40A,40B,40C,40Dはいずれも、テーブル部材20が支持部30の支持球体32によって支持された状態でこのテーブル部材20にその水平面動作に抵抗(「対抗」ともいう。)する負荷を付与する機能を有する。
ここで、図7を参照しながら、負荷付与部40Aの構造について説明する。なお、残りの3つの負荷付与部40B,40C,40Dの構造は、負荷付与部40Aの構造と同一であるため、それらの構造についての説明を省略する。
図7に示されるように、負荷付与部40Aは、ベース部材10に固定された固定部材41と、弾性体としてのコイル状のばね部材49と、固定部材41にばね部材49を介して相対移動可能に連結されており且つテーブル部材20の第1当接板21に係合する可動部材45と、を含むダンパーによって構成されている。従って、以下の説明では、負荷付与部40,40A,40B,40C,40Dを、ダンパー40,40A,40B,40C,40Dともいう。
固定部材41は、ブラケット42と、受け部材43と、シリンダ44と、によって構成されている。ブラケット42は、ベース部材10の上面10aに固定具41aによって固定されている。受け部材43は、ばね部材49の一端部を受けるためのものであり、ボルト部材4bによってシリンダ44とともにブラケット42に締結固定されている。シリンダ44は、挿入空間44aを有する円筒状の部材である。
可動部材45は、ロッド46と、係合部47と、によって構成されている。ロッド46は、シリンダ44の挿入空間44aに挿入された円柱状の軸部材である。係合部47は、ロッド46の両端のうち固定部材41から離れた側である先端側に設けられている。この係合部47は、ばね部材49の他端部を受けるとともに、前述の支持部30の構造(図5参照)と同様の構造を有する。即ち、詳細な説明は省略するが、この係合部47は、支持部30の支持球体32と同様に、回転自在に構成された係合球体48を備えている。
上記のダンパー40Aにおいて、テーブル部材20が図7中の右方へスライド動作して第1当接板21に対する固定部材41の前後方向Xの距離が縮まると、係合部材45はばね部材49の弾性付勢力に抗して固定部材41に近づく。このとき、ばね部材49は、そのばね長さが初期状態よりも短くなるように弾性変形するため、テーブル部材20がばね部材49から受ける応力はこの弾性変形分が増加する。
一方で、テーブル部材20が図7中の左方へスライド動作して第1当接板21に対する固定部材41の前後方向Xの距離が増えると、係合部材45はばね部材49の弾性付勢力を受けながら固定部材41から遠ざかる。このとき、ばね部材49は、そのばね長さが初期状態よりも長くなるように弾性変形するため、テーブル部材20がばね部材49から受ける応力はこの弾性変形分が減少する。
また、上記のダンパー40Aにおいて、テーブル部材20が左右方向Yにスライド動作する場合は、第1当接板21に対する固定部材41の前後方向Xの距離が変わらないため、テーブル部材20がこのダンパー40Aのばね部材49から受ける応力は殆ど変化しない。
図8に示されるように、この移動装置1では、前後方向Xに離間した2つの第1当接板21の一方に対してダンパー40Aが設けられている。このダンパー40Aは、その可動部材45に回転自在に設けられた係合球体48を介して当該第1当接板21の第1対向面21aに転がり動作可能に係合している。
このダンパー40Aと同様に、前後方向Xに離間した2つの第1当接板21の他方に対してダンパー40Bが設けられている。このダンパー40Bは、その可動部材45に回転自在に設けられた係合球体48を介して当該第1当接板21の第1対向面21aに転がり動作可能に係合している。
また、この移動装置1では、左右方向Yに離間した2つの第2当接板22の一方に対してダンパー40Cが設けられている。このダンパー40Cは、その可動部材45に回転自在に設けられた係合球体48を介して当該第2当接板22の第2対向面22aに転がり動作可能に係合している。
このダンパー40Cと同様に、左右方向Yに離間した2つの第2当接板22の他方に対してダンパー40Dが設けられている。このダンパー40Dは、その可動部材45に回転自在に設けられた係合球体48を介して当該第2当接板22の第2対向面22aに転がり動作可能に係合している。
次に、図8〜図11を参照しながら、上記の移動装置1において、車体Bに対するワークWの位置合わせや位置補正のための操作を行うときのテーブル部材20の動きについて説明する。
図8に示されるように、テーブル部材20が基準位置にあるとき、前後方向Xについてはこのテーブル部材20がダンパー40Aのばね部材49から受ける応力Faとダンパー40Bのばね部材49から受ける応力Fbとが釣り合っている。また、左右方向Yについてはテーブル部材20がダンパー40Cのばね部材49から受ける応力Fcとダンパー40Dのばね部材49から受ける応力Fdとが釣り合っている。これにより、テーブル部材20は基準位置に保持される。
そして、作業者は、上記の操作を行う場合、図8中のテーブル部材20のテーブル面20aにワークWを載せて、このテーブル部材20に対して水平面に沿った所望の方向に手指で荷重を加える。
図9に示されるように、テーブル部材20を水平面で例えば第1方向D1にスライド動作させたい場合、作業者はテーブル部材20にこの第1方向D1の荷重を加える。これにより、4つの支持球体32はいずれも、テーブル部材20の下面20bを下方から支持した状態でこの下面20bを転がり動作する。また、ダンパー40Aのばね部材49が初期状態よりも押し縮められ、且つダンパー40Bのばね部材49が初期状態よりも引き伸ばされる。
このとき、テーブル部材20が基準位置にあるときに比べて、応力Faが大きくなり且つ応力Fbが小さくなる。一方で、応力Fc及び応力Fdはいずれも、テーブル部材20が基準位置にあるときから殆ど変化しない。このため、テーブル部材20は、応力Faから応力Fbを差し引いた応力をこのスライド動作に抵抗する負荷として受ける。このように、2つのダンパー40A,40Bは、テーブル部材20が第1方向D1にスライド動作するときのばね部材49の弾性変形時の応力を、このスライド動作に抵抗する負荷としてテーブル部材20に付与する。
そこで、作業者は、応力Faと応力Fbとの差に相当する負荷よりも強い荷重をテーブル部材20の第1方向D1に加えることによって、このテーブル部材20を第1方向D1にスライド動作させることができる。このとき、テーブル部材20は4つの支持球体32によって支持された浮動的な状態でスライド動作する。従って、このテーブル部材20を「フローティングテーブル」ということもできる。
これに対して、作業者は、テーブル部材20に加える荷重を、応力Faと応力Fbとの差に相当する負荷よりも弱めることによって、このテーブル部材20を第1方向D1の逆方向にスライド動作させることができる。
また、テーブル部材20が第1方向D1にスライド動作するとき、2つの第1当接板21が左右方向Yには動かないため、2つのダンパー40A,40Bのそれぞれの係合球体48は回転しない。
これに対して、テーブル部材20が第1方向D1にスライド動作するとき、2つの第2当接板22も第1方向D1に動くため、2つのダンパー40C,40Dのそれぞれの係合球体48は、対応する第2当接板22の第2対向面22aを図9中の矢印方向に転がり動作する。このとき、テーブル部材20は2つのダンパー40C,40Dからそのスライド動作に抵抗する負荷を受けるが、この負荷の影響は、2つのダンパー40A,40Bから受ける負荷の影響を下回る。
そして、ストッパー51が枠体52の内周壁52bに当接するまでテーブル部材20を第1方向D1にスライド動作させると、このテーブル部材20の第1方向D1のそれ以上のスライド動作は阻止される。
図10に示されるように、テーブル部材20を水平面で例えば第2方向D2にスライド動作させたい場合、作業者はテーブル部材20にこの第2方向D2の荷重を加える。これにより、これにより、4つの支持球体32はいずれも、テーブル部材20の下面20bを下方から支持した状態でこの下面20bを転がり動作する。また、ダンパー40Dのばね部材49が初期状態よりも押し縮められ、且つダンパー40Cのばね部材49が初期状態よりも引き伸ばされる。
このとき、テーブル部材20が基準位置(図8参照)にあるときに比べて、応力Fdが大きくなり且つ応力Fcが小さくなる。また、応力Fa及び応力Fbはいずれも、テーブル部材20が基準位置にあるときから殆ど変化しない。このため、テーブル部材20は、応力Fdから応力Fcを差し引いた応力をこのスライド動作に抵抗する負荷として受ける。このように、2つのダンパー40C,40Dは、テーブル部材20が第2方向D2にスライド動作するときのばね部材49の弾性変形時の応力を、このスライド動作に抵抗する負荷としてテーブル部材20に付与する。
そこで、作業者は、応力Fcと応力Fdとの差に相当する負荷よりも強い荷重をテーブル部材20の第2方向D2に加えることによって、このテーブル部材20を第2方向D2にスライド動作させることができる。これに対して、作業者は、テーブル部材20に加える荷重を、応力Fcと応力Fdとの差に相当する負荷よりも弱めることによって、このテーブル部材20を第2方向D2の逆方向にスライド動作させることができる。
また、テーブル部材20が第2方向D2にスライド動作するとき、2つの第2当接板22が前後方向Xには動かないため、2つのダンパー40C,40Dのそれぞれの係合球体48は回転しない。
これに対して、テーブル部材20が第2方向D2にスライド動作するとき、2つの第1当接板21も第2方向D1に動くため、2つのダンパー40A,40Bのそれぞれの係合球体48は、対応する第1当接板21の第1対向面21aを図10中の矢印方向に転がり動作する。このとき、テーブル部材20は2つのダンパー40A,40Bからそのスライド動作に抵抗する負荷を受けるが、この負荷の影響は、2つのダンパー40C,40Dから受ける負荷の影響を下回る。
そして、ストッパー51が枠体52の内周壁52bに当接するまでテーブル部材20を第2方向D2にスライド動作させると、このテーブル部材20の第2方向D2のそれ以上のスライド動作は阻止される。
図11に示されるように、テーブル部材20を水平面で例えば第3方向D3に回転動作させたい場合、作業者はテーブル部材20にこの第3方向D3の荷重を加える。これにより、4つの支持球体32はいずれも、テーブル部材20の下面20bを下方から支持した状態でこの下面20bを転がり動作する。
このとき、4つのダンパー40A,40B,40C,40Dのばね部材49はいずれも、ばね長さが初期状態から殆ど変化しない。このため、応力Fa,Fb,Fc,Fdはいずれも、テーブル部材20が基準位置にあるときから殆ど変化しない。
一方で、テーブル部材20が水平面で第3方向D3に回転動作するとき、2つのダンパー40A,40Bの係合球体48はいずれも、対応する第1当接板21の第1対向面21aを図11中の矢印方向に転がり動作する。同様に、2つのダンパー40A,40Bの係合球体48はいずれも、対応する第2当接板22の第2対向面22aを図11中の矢印方向に転がり動作する。このとき、テーブル部材20は4つのダンパー40A,40B,40C,40Dからそのスライド動作に抵抗する負荷を受ける。
そこで、作業者は、この負荷よりも強い荷重をテーブル部材20の第3方向D3に加えることによって、このテーブル部材20を第3方向D3に回転動作させることができる。
そして、ストッパー51が枠体52の内周壁52bに当接するまでテーブル部材20を第3方向D3に回転動作させると、このテーブル部材20の第3方向D3のそれ以上の回転動作は阻止される。
また、実施形態1の移動装置1の場合には、テーブル部材20は、上述のような前後方向Xのスライド動作、左右方向Yのスライド動作、水平面での回転動作以外の水平面動作も可能である。テーブル部材20は、作業者から荷重の入力方向に応じて、例えば斜め方向のスライド動作や、曲線的な動作なども可能である。
次に、上記の実施形態1の作用効果について説明する。
実施形態1によれば、移動装置1のテーブル部材20は、ベース部材10との間に複数の支持球体32を備えているため、水平面に沿った全方向に自在に水平面動作することができる。このため、水平面に沿った複数の方向のそれぞれについてテーブル部材20の動作をガイドする構造を必要とせず、テーブル部材20の水平面動作のための構造を簡素化できる。
また、この移動装置1において、テーブル部材20が水平面動作するときには、このテーブル部材20が負荷付与部40からその水平面動作に抵抗する負荷を受ける。このため、テーブル部材20は、水平面動作を始めた後でもダンパー30から受ける抵抗によって止まり易い。従って、作業者はテーブル部材20を操作するときにこのテーブル部材20の動きを調整し易い。
その結果、構造を簡素化でき且つワークWを載せるテーブル部材20が操作し易い移動装置1を提供することができる。
また、実施形態1によれば、テーブル部材20が水平面動作するときに、荷付与部40におけるバネ部材49の弾性変形時の応力を利用してテーブル部材20に負荷を付与することができる。
また、実施形態1によれば、負荷付与部40の構造をダンパーの構造を利用して簡素化することができる。
また、実施形態1によれば、前後2つのダンパー40A,40Bと左右2つのダンパー40C,40Dを用いることによって、テーブル部材20を少なくとも前後方向X及び左右方向Yにスライド動作可能に保持することができる。
また、実施形態1によれば、テーブル部材20の水平面動作時にダンパー40の可動部材45が受ける抵抗を係合球体48によって小さく抑えることができる。これにより、テーブル部材20の水平面動作として、前後方向Xや左右方向Yのスライド動作のみならず、水平面での回転動作も可能となる。
また、実施形態1によれば、テーブル部材20が予め想定された範囲を外れて動くのを動作範囲制限部50によって防ぐことができる。特に、ストッパー51及び枠体52を用いた簡単な構造によって動作範囲制限部50を構築できる。
また、実施形態1によれば、ベース部材10とテーブル部材20を上下に重ねて配置した上下二段構造であるため、移動装置1の上下方向Xの高さ寸法を小さく抑えることができ、テーブル部材20の低床化が可能になる。
上述の実施形態1に関連する変更例として、支持部30の数を5つ以上に増やすこともできる。また、ダンパー40の数は4つに限定されるものではなく、1つ又は複数のダンパー40を使用することができる。
例えば、テーブル部材20の形状に応じてダンパー40の数を定めることができる。テーブル部材20の前後方向Xの寸法が左右方向Yの寸法を上回る場合には、ダンパー40C,40Dの数をダンパー40A,40Bの数よりも増やすのが好ましい。この場合、図8において、ダンパー40A,40Bの数は変更しないで、例えば1つのダンパー40Cを増やして前後に2つ配置し、且つ1つのダンパー40Dを増やして前後に2つ配置することができる。これにより、テーブル部材20の形状に適したダンパー40の配置が可能になる。
また、上述の実施形態1に関連する別の変更例として、支持部30における支持球体32の数を2つ以上に増やしたり、ダンパー40における係合球体48の数を2つ以上に増やしたりすることもできる。
以下、実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図12に示されるように、実施形態2の移動装置101は、支持部30がテーブル部材20の下面20bに固定されている点で、実施形態1の移動装置1と相違している。この場合、支持部30の支持球体32は、ベース部材10の上面10aに当接することによって、テーブル部材20をベース部材10に対して水平面動作可能に支持するように構成されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態2の移動装置101によれば、テーブル部材20が水平面動作するとき、支持部30の支持球体32は、ベース部材10の上面10aとの間に生じる転がり摩擦によって回転する。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施形態3)
図13に示されるように、実施形態3の移動装置201は、テーブル部材20の下面20bにダンパー40D(ダンパー40A,40B,40Cについても同様)が設けられ、且つベース部材10の上面10aにこのダンパー40Dに対応した第2当接板22(第1当接板21についても同様)が設けられている点で、実施形態1の移動装置1と相違している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態3の移動装置201によれば、テーブル部材20にダンパー40が設けられた構造を実現できる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施形態4)
図14に示されるように、実施形態4の移動装置301は、支持部30がテーブル部材20の下面20bに固定されている点で、実施形態3の移動装置201と相違している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態4の移動装置301によれば、テーブル部材20が水平面動作するとき、支持部30の支持球体32は、ベース部材10の上面10aとの間に生じる転がり摩擦によって回転する。
その他、実施形態3と同様の作用効果を奏する。
(実施形態5)
図15に示されるように、実施形態5の移動装置401は、負荷付与部140の構造が、実施形態1の負荷付与部40の構造と相違している。
この移動装置401において、4つの負荷付与部140A,140B,140C,140Dはいずれも、弾性体としてのコイル状のばね部材143を備えている。ばね部材143は、ベース部材10に固定されたブラケット141に一端部が連結され、且つテーブル部材20に固定されたブラケット142に他端部が連結されるように構成されている。要するに、ベース部材10とテーブル部材20は、4つのばね部材143を介して互いに連結されている。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
移動装置401において、テーブル部材20が水平面動作するとき、このテーブル部材20が4つのばね部材143からこの水平面動作に抵抗する負荷を受ける。従って、作業者はテーブル部材20を操作するときにこのテーブル部材20の動きを調整し易い。
実施形態5の移動装置401によれば、実施形態1の移動装置1に比べて、負荷付与部140の構成要素の数を少なく抑えて構造を簡素化できる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態では、ばね部材49,143の弾性変形時の応力を用いてテーブル部材20にその水平面動作に抵抗する負荷を付与する場合について例示したが、このばね部材49,143に代えて或いは加えて、ゴム材料からなる弾性体を用いることもできる。
また、弾性体を使用する代わりに、ベース部材10側の部材とテーブル部材20側の部材との間の摺動抵抗を利用して、このテーブル部材20に負荷を付与するようにしてもよい。
上記の実施形態では、ダンパー40に回転自在に構成された係合球体48を設ける場合について例示したが、この係合球体48に代えて、回転不能に構成された係合球体を使用することもできる。
上記の実施形態では、ストッパー51と枠体52によって構成される動作範囲制限部50によってテーブル部材20の動作範囲を制限する場合について例示したが、この動作範囲制限部50とは別の構造を用いて、テーブル部材20の動作範囲を制限するようにしてもよい。また、必要に応じてこの動作範囲制限部50を省略することもできる。
上記の実施形態では、ワークWとして自動車の車体Bに組付けられる搭載部品を移動対象としたが、ワークWは車体Bの搭載部品に限定されるものではなく、この搭載部品以外の部材を移動対象にできることは勿論である。
1,101,201,301,401 ワーク移動装置(移動装置)
10 ベース部材
20 テーブル部材
20a テーブル面
21 第1当接板
21a 第1対向面
22 第2当接板
22a 第2対向面
32 支持球体
40,40A,40B,40C,40D 負荷付与部(ダンパー)
41 固定部材
42 ブラケット
43 受け部材
44 シリンダ
45 可動部材
46 ロッド
47 係合部
48 係合球体
49 ばね部材(弾性体)
50 動作範囲制限部
51 ストッパー
52 枠体
52b 内周壁
140,140A,140B,140C,140D 負荷付与部
143 ばね部材(弾性体)
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向
W ワーク

Claims (7)

  1. ワークの移動に用いるワーク移動装置であって、
    ベース部材と、
    上記ベース部材の上方に設けられ、上記ワークを載せるためのテーブル面を有するテーブル部材と、
    上記ベース部材と上記テーブル部材との間に回転自在に設けられ、上記テーブル部材を上記ベース部材に対して水平面動作可能に支持する複数の支持球体と、
    上記テーブル部材にその水平面動作に抵抗する負荷を付与する負荷付与部と、
    を備える、ワーク移動装置。
  2. 上記負荷付与部は、上記ベース部材と上記テーブル部材との間に介装された弾性体を有し、上記テーブル部材が水平面動作するときの上記弾性体の弾性変形時の応力を上記負荷として上記テーブル部材に付与するように構成されている、請求項1に記載のワーク移動装置。
  3. 上記負荷付与部は、上記ベース部材及び上記テーブル部材のうちの一方の部材に固定された固定部材と、上記弾性体としてのばね部材と、上記固定部材に上記ばね部材を介して相対移動可能に連結されており且つ上記ベース部材及び上記テーブル部材のうちの他方の部材に係合する可動部材と、を含むダンパーによって構成されている、請求項2に記載のワーク移動装置。
  4. 上記他方の部材は、互いに前後方向に離れて対向配置され且つ左右方向及び上下方向の二方向によって定まる第1対向面を有する2つの第1当接板と、互いに左右方向に離れて対向配置され且つ前後方向及び上下方向の二方向によって定まる第2対向面を有する2つの第2当接板と、を備え、
    上記2つの第1当接板のそれぞれに対して上記ダンパーが設けられこのダンパーの上記可動部材が上記第1対向面に係合しており、上記2つの第2当接板のそれぞれに対して上記ダンパーが設けられこのダンパーの上記可動部材が上記第2対向面に係合している、請求項3に記載のワーク移動装置。
  5. 上記2つの第1当接板のそれぞれに対して設けられた上記ダンパーは、このダンパーの上記可動部材に回転自在に設けられた係合球体を介して上記第1対向面に転がり動作可能に係合しており、上記2つの第2当接板のそれぞれに対して設けられた上記ダンパーは、このダンパーの上記可動部材に回転自在に設けられた係合球体を介して上記第2対向面に転がり動作可能に係合している、請求項4に記載のワーク移動装置。
  6. 上記テーブル部材が水平面動作するときの動作範囲を制限する動作範囲制限部を備える、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のワーク移動装置。
  7. 上記動作範囲制限部は、上記ベース部材及び上記テーブル部材のうちの一方の部材にストッパーを備え、且つ他方の部材に上記ストッパーを囲む枠体を備え、上記テーブル部材の水平面動作時に上記ストッパーが上記枠体の内周壁に当接することによってこのテーブル部材の動作範囲を制限するように構成されている、請求項6に記載のワーク移動装置。
JP2017134063A 2017-07-07 2017-07-07 ワーク移動装置 Pending JP2019014022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017134063A JP2019014022A (ja) 2017-07-07 2017-07-07 ワーク移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017134063A JP2019014022A (ja) 2017-07-07 2017-07-07 ワーク移動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019014022A true JP2019014022A (ja) 2019-01-31

Family

ID=65356664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017134063A Pending JP2019014022A (ja) 2017-07-07 2017-07-07 ワーク移動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019014022A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113799381A (zh) * 2021-08-13 2021-12-17 深圳市沃尔核材股份有限公司 移动装置和移动加热系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113799381A (zh) * 2021-08-13 2021-12-17 深圳市沃尔核材股份有限公司 移动装置和移动加热系统
CN113799381B (zh) * 2021-08-13 2023-08-29 深圳市沃尔核材股份有限公司 移动装置和移动加热系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5916893B2 (ja) 試験装置
US10814473B2 (en) Mechanism for alleviating the effects of joint misalignment between users and wearable robots
KR100861953B1 (ko) 컴플라이언트 조인트
JP2017040366A (ja) 上下免震装置
CN106963160B (zh) 一种四自由度混联运动平台及动感模拟装置
JP5958887B2 (ja) ステアリング装置
KR101384140B1 (ko) 영구자석을 이용한 진동저감장치
WO2016056291A1 (ja) 防振装置
US10613574B2 (en) Control stick of motion simulator
KR101262863B1 (ko) 6자유도 병렬 기구
JP2013181366A (ja) 制振装置
JP2019014022A (ja) ワーク移動装置
KR20150137029A (ko) 사용자 조정 위치에 물체를 위치설정시키는 장치
CN102410338B (zh) 旋转轴弯曲振动衰减装置
Kilikevicius et al. Dynamic analysis of vibratory insertion process
JPWO2014199657A1 (ja) 加工ツール及びヘミング加工装置
JP5423198B2 (ja) 制振装置
JP4997511B2 (ja) 振動絶縁装置
CN114905543B (zh) 用于机器人辅助设备的平衡机构
JP6845361B2 (ja) ロボットおよび産業機械
JP6640565B2 (ja) 3次元防振装置
CN114343852A (zh) 操纵装置、方法及存储介质、医疗装置及手术机器人
JP2005034965A (ja) 操作力発生装置
WO2017033707A1 (ja) 上下免震装置
JP2017013189A (ja) ロボットアーム用バランサ機構