JP2005034965A - 操作力発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットが外部に加える操作力として、広帯域に渡り所望の操作力を精度良く発生させることにある。
【解決手段】ロボットが外部に加える操作力の反力によって互いの間隔が変化する方向に変位する一対の相対する基板の間に、前記操作力の反力によって線形に変位作動する低剛性機構を少なくとも一つ介設し、前記低剛性機構の変位作動を制御することにより所望の操作力を発生させることを特徴とする操作力発生装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットが外部に加える操作力を適切に発生させる装置に関するものであり、特には、脚式ロボットの姿勢の安定制御を行なうために、この脚式ロボットの足部が床面に対して加える力(この力も操作力に含まれる)を適切に発生させる場合等に用いて好適な操作力発生装置に関するものである。
ロボットが外部に加える操作力、例えばロボットマニピュレータが外部に加える力や脚式ロボットが床に加える力を発生させるため、従来から、力やトルクを直接発生させ得るアクチュエータ、例えばDCモータをロボットの各関節に配置し、各関節の力やトルクを制御することにより、ロボットの操作力を発生させる方法が用いられてきた。この方法は、アクチュエータに加える指令により簡便に力やトルクを発生させ得ることから、簡易な方法として行われてきた。
しかしながら、上述した従来の技術は、関節駆動部に存在する摩擦や、各関節リンク間の干渉力により、精度良く操作力を発生できないという問題があった。特に、関節駆動部に存在する摩擦には、駆動の瞬間と駆動後とで変化するクーロン摩擦や、駆動速度や環境温度で変化する粘性摩擦があるため、予め測定した値を用いて補償したとしても、開ループ制御により所望の操作力を発生させることは難しかった。
所望の操作力を発生させることの難しさを解決するため、ロボットマニピュレータの手首部や脚式ロボットの足首部に力またはトルクを検出するセンサを取付け、この力やトルクのセンサの出力のフィードバックにより閉ループ制御を構成して、操作力を制御する方法も行われている。例えば、特許文献1に記載されたものでは、把持力検出手段を用いて、多指ハンドの把持力の制御を行なっている。
しかしながら、力やトルクのセンサの出力をフィードバックすることによる閉ループ制御の手法においては、高精度に力やトルクを制御するためにフィードバックゲインを高めると、力やトルクのセンサの測定帯域に限りがあるため測定不能な高周波帯域で制御系が振動的になるとともに、力やトルクのセンサ出力に含まれるノイズによっても制御系は振動的になり、またロボットが外部に接触した際に発生する衝撃力によっても制御系が振動的になり、安定して操作力を制御することが難しくなるという問題があった。そして逆に、操作力を安定して制御するために、フィードバックゲインを下げると、高精度に操作力を制御できないという問題があった。
一方で、関節や手先の位置制御の場合には、測定帯域が広帯域である位置や関節角度のセンサを用いて閉ループ制御を行なうことにより、高精度な力やトルクの制御を阻害する摩擦や干渉力を効果的に補償することが可能であり、高精度な位置制御が構成されてきた。そのため、現在の産業用ロボットの大半は、この高精度な位置制御をベースにした作業、例えば所定の位置に置かれた組立部品を掴んで所定の組立位置に挿入するようなピックアンドプレース作業や、スプレーノズルの軌道を位置制御してムラ無く塗装する作業等を行っている。
この高精度な位置制御をベースに、ロボットマニピュレータの操作対象物に過大な力やトルクが作用しないように制御するコンプライアンス制御(例えば特許文献2参照)や、脚式ロボットが足部を床面に対して倣わせつつ着地させるように制御するコンプライアンス制御(例えば特許文献3参照)も従来から行われている。しかしながら、コンプライアンス制御は、力やトルクを陽に制御する力制御やトルク制御と異なり、加わった力やトルクに見合った量の仮想的なバネ変位を位置制御するものであり、力やトルクを陽に制御していない。また、これらコンプライアンス制御においても、力やトルクのセンサの測定不能な高周波帯域において制御系が振動的になるとともに、力やトルクのセンサの出力に含まれるノイズによっても制御系が振動的になり、さらにロボットが外部に接触した際に発生する衝撃力によっても制御系が振動的になるという問題があった。
ところで、ロボットが外部に接触した際に発生する衝撃力を緩和する方法、特に脚式ロボットの着地時の衝撃力を緩和するものとして、特許文献4に記載された衝撃緩衝機構があり、有望な衝撃緩衝機構となりつつある。加えて、その特許文献4に記載された衝撃緩衝機構を発展させ、着地衝撃力の影響を低減させて検出精度を向上させた脚式ロボットの床反力検出器も、特許文献5で提案されている。しかしながら、これら衝撃緩衝機構と床反力検出器を組み合わせて、操作力を高精度に制御するために力またはトルクのセンサフィードバック系を構成したとしても、力またはトルクのセンサの測定不能な高周波帯域において制御系が振動的になるとともに、力またはトルクのセンサの出力に含まれるノイズによっても制御系は振動的になるという問題がある。
特開平10−100089号公報 特開平6−246673号公報 特許第2819323号公報 特許第3118777号公報 特開2003−71776号公報
本発明の技術的課題は、ロボットの構造の一部に低剛性機構を介設し、その低剛性機構の変位を広帯域に渡り精度良く位置制御することにより、ロボットが外部に加える操作力を精度良く発生させるための技術・装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の第一の発明によれば、ロボットが外部に加える操作力の反力によって互いの間隔が変化する方向に変位する一対の相対する基板の間に、前記操作力の反力によって線形に変位作動する低剛性機構を少なくとも一つ介設し、前記低剛性機構の変位作動を制御することにより所望の操作力を発生させることを特徴とする操作力発生装置が提供される。
このような第一の発明によれば、低剛性機構の変位作動量と操作力の反力とが線形の関係にある低剛性機構を介設しており、また広帯域に渡り高精度な制御が可能な位置制御をベースにロボットの構造の一部に介設した低剛性機構の変位作動を制御しているので、広帯域に渡り所望の(設計上所定の)操作力を精度良く発生させることができる。
本発明の第一の発明に関する一実施形態では、前記操作力によって線形に変位作動する低剛性機構が機械バネを有し、この機械バネの変形量を変位作動量として制御することにより、所望の操作力を発生させる。
本発明の第一の発明に関する他の一実施形態では、前記操作力によって線形に変位する低剛性機構が柱状のゴム状弾性部材を有し、このゴム状弾性部材の変形量を変位作動量として制御することにより、所望の操作力を発生させる。
また、上記課題を解決するための本発明の第二の発明によれば、ロボットが外部に加える操作力の反力によって互いの間隔が変化する方向に変位する一対の相対する基板と、これらの基板間に介設された少なくとも一つの低剛性機構とを具え、この低剛性機構の変位作動量とその変位作動によって発生する力との間の関係を予め測定した変位−操作力特性から、所望の操作力を発生させるために必要な低剛性機構の変位作動量を求め、その変位作動量となるように低剛性機構の変位作動を制御することにより所望の操作力を発生させることを特徴とする操作力発生装置が提供される。
このような本発明の第二の発明によれば、低剛性機構の変位作動とその変位作動によって発生する力との間の関係を予め測定した変位−操作力特性から所望の操作力に必要な低剛性機構の変位作動量を求め、広帯域に渡り高精度な制御が可能な位置制御をベースにロボットの構造の一部に介設した低剛性機構の変位を制御しているので、広帯域に渡り精度良く操作力を発生させることができる。
本発明の第二の発明に関する一実施形態では、前記低剛性機構が機械バネを有し、予め測定した変位−操作力特性から、所望の操作力を発生させるに必要な変位作動量としての、前記機械バネの変形量を求め、その変形量となるように前記機械バネの変形を制御することにより、所望の操作力を発生させる。
本発明の第二の発明に関する他の一実施形態では、前記低剛性機構が柱状のゴム状弾性部材を有し、予め測定した変位−操作力特性から、所望とする操作力を発生させるに必要な変位作動量としての、前記ゴム状弾性部材の変形量を求め、その変形量となるように前記ゴム状弾性部材の変形を制御することにより、所望の操作力を発生させる。
そして、上記課題を解決するための本発明の第三の発明によれば、前記ロボットが外部に加える操作力の反力およびそのロボットに外部から加わる衝撃力の少なくとも一方によって互いの間隔が変化する方向に変位する一対の相対する基板の間に、それら両基板間の振動を減衰させる高減衰機構を少なくとも一つ介設したことを特徴とする操作力発生装置が提供される。
このような本発明の第三の発明によれば、両基板間に介設した高減衰機構により、ロボットが外部に接触した際に発生する衝撃力を効果的に緩衝するだけでなく、同時に、両基板間に介設した高減衰機構により更に広帯域に渡り高精度な位置制御を安定して構築できるので、操作力発生の安定性と衝撃力の緩衝性とを向上させることができる。
本発明の第三の発明に関する一実施形態では、前記高減衰機構が作動流体を用いた緩衝器であって、この作動流体を用いた緩衝器の減衰作用により操作力発生の安定性と衝撃力の緩衝性とを向上させる。
本発明の第三の発明に関する他の一実施形態では、前記高減衰機構が変形するとともにばね定数が変化する特性を有する非線形ゴム状弾性部材であって、この非線形ゴム状弾性部材の減衰作用により操作力発生の安定性と衝撃力の緩衝性とを向上させる。
以下に、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、本発明の操作力発生装置の第1実施例の構成を模式的に示すもので、この実施例の操作力発生装置1Aは、相対する一対の基板2a,2bと、これらの基板2a,2b間に介設された低剛性機構3と、基板2aを駆動するアクチュエータ4と、アクチュエータ4を制御する制御装置13とを具えている。
上記両基板2a,2bは、実質的に互いに平行を保ったまま相互の間隔が変化する方向に変位自在になるように配設されている。換言すれば、これら基板2a,2bはそれらと直行するZ軸方向への互いの相対的な変位は自在であるが、その他の方向即ち、基板2a,2bと平行で互いに直行するX軸方向及びY軸方向への相対的な並進方向変位と、X軸,Y軸及びZ軸の各軸周りの回転方向変位とに対しては、図示しないストッパー等の手段で規制されることによって剛性が高められている。しかしながら、Z軸方向への並進方向変位以外の変位については、若干の自由度を持っていても良い。
図2Aおよび図2Bは、本発明の操作力発生装置の第1実施例である操作力発生装置1Aが対象物に操作力を加える作動原理を概念的に示すものである。この実施例の操作力発生装置1Aでは、図2Aに示すように上記基板2aが上記アクチュエータ4により駆動され、図2Bに示すように基板2bが対象物OBに接触すると、その対象物OBからの反力より低剛性機構3のみが弾性的に変位作動し、その変位作動によって発生する力が、対象物OBに加わる操作力AFとして対象物OBに働く。
上記低剛性機構3は、長さ方向の弾性変形とその弾性変形により発生する力とが線形性を持つ例えば図示の機械バネのような低剛性部材10によって構成されていて、この低剛性部材10が上記両基板2a,2b間に取付けられている。また、その低剛性部材10の直進方向の変位作動量としての変形量を計測できる変位センサ11が低剛性部材10の内部に収容され、その変位センサ11の両端がボールジョイント12,12を介して上記両基板2a,2bに連結されて、この変位センサ11で上記低剛性部材10の長さ方向の弾性変形量を検出できるように構成されている。なお、この低剛性機構3は複数設けることができる。
また、アクチュエータ4を制御する制御装置13は、例えば図3にブロック線図で示す第1制御回路例により構成されている。すなわち、低剛性部材10の実際の弾性変位(弾性変形量)を上記変位センサ11により検出して、目標とする操作力に見合った目標弾性変位(弾性変形量)に、上記変位センサ11で検出された実際の弾性変位が追従するように、上記アクチュエータ4により広帯域に渡り基板2aの動きひいては低剛性部材10の弾性変位(弾性変形量)を高精度に制御している。なお低剛性部材10の長さ方向の弾性変形とその弾性変形により発生する力との間の関係には線形性があるため、目標弾性変位(弾性変形量)は線形な剛性モデルを用いて目標操作力から換算することが可能である。
このような構成を有する操作力発生装置1Aによれば、測定帯域が広帯域である変位センサを用いて低剛性部位の変位作動量が制御されるため、言い換えれば、目標とする操作力に見合った目標弾性変位が高精度な位置制御により広帯域に渡り実現されるため、高精度に操作力を発生させることができる。
なお、上記低剛性部材10は、その長さ方向の弾性変形とその弾性変形により発生する力との間の関係に線形性があるものであれば、その素材や形状あるいは中空か非中空かといったようなことは任意である。一方、変位センサ11も、リニアポテンショメーターやリニアエンコーダあるいはレーザ変位センサなど、直線的な変位(変形量)を検出できるものであればどのようなものでも良く、また、この変位センサ11は必ずしも低剛性部材10の内部に設ける必要はなく、その外部に配置することもできる。
また、予め操作力を加える対象物の位置が分かっている場合、特に脚式ロボットの支持脚のように操作力を加える対象物としての床に常に接触している場合には、上記の変位センサ11の代わりに、上記アクチュエータ4の作動位置を検出する図1では図示しない位置センサを使用し、例えば図4にブロック線図で示す第2制御回路例から構成される制御装置13Bのように、対象物の想定位置とアクチュエータ4の実際の作動位置とから上記低剛性部材10の弾性変位(弾性変形量)を推定して、上記低剛性部材10の目標弾性変位を制御することが可能であり、このようにしても、所望の操作力を発生させることができる。
図5は、本発明の第2実施例を模式的に示すもので、この第2実施例の操作力発生装置1Bが上記第1実施例の操作力発生装置1Aと相違するのは、低剛性機構3の低剛性部材10が、ゴム状弾性を有する柱状(図では中空円柱状)のゴム状弾性部材によって形成される点である。長さ方向の弾性変形とその弾性変形による発生する力との間の関係が線形性を持つゴム状弾性部材を採用することにより、この操作力発生装置1Bは実質的に第1実施例と同様の原理で操作力を発生させる。
図6は、本発明の第3実施例の構成を模式的に示すもので、この第3実施例の操作力発生装置1Cは、回転方向の操作力を対象物に加えるように構成されている点で、上記第1実施例及び第2実施例と相違している。即ち、二つの基板2a,2bは、X軸を中心として相互間の角度が変わることで間隔が変わる方向に相対的に変位自在になるように配設され、これら基板2a,2bの間に、低剛性機構3が少なくとも一つ介設されている。また、アクチュエータ4は、X軸を中心軸として上記基板2aをそのX軸周りに回転方向に駆動するように構成されている。なお、上記基板2a,2bが互いに連結されている位置及び、上記アクチュエータ4が上記基板2aを回転駆動する中心軸は、X軸には限られない。
上記低剛性機構3は、この実施例では低剛性部材20によって構成され、この低剛性部材20は、ゴム状弾性を有する中空円柱状のゴム状弾性部材からなっていて、その両端が両基板2a,2bの傾斜に合わせて斜めに形成されている。また、上記低剛性部材20の内部には変位センサ21が収容され、その変位センサ21の両端がボールジョイント22,22を介して上記両基板2a,2bに連結され、この変位センサ21で上記基板2aの回転方向の上記低剛性部材20の弾性変位(弾性変形量)を検出できるように構成されている。これらの点以外は実質的に第2実施例と同様である。
なお、この第3実施例においても、上記低剛性部材20は、上記回転方向の弾性変形とその弾性変形により発生する回転力(トルク)との間の関係に線形性があるものであれば、その素材や形状あるいは中空か非中空かといったようなことは任意である。また、変位センサ21も、ロータリーポテンショメーターやロータリーエンコーダ等、回転方向変位を検出できるものであればどのようなものでも良く、また、この変位センサ21は必ずしも低剛性部材20の内部に設ける必要はなく、その外部に配置することもできる。
また、予め操作力を加える対象物の位置が分かっている場合、特に脚式ロボットの支持脚のように操作力を加える床に常に接触している場合には、上記の変位センサ21の代わりに上記アクチュエータ4の作動位置を検出する図6では図示しない回転角センサを使用し、上記回転方向の上記低剛性部材20の弾性変位(弾性変形量)を推定して、上記回転方向のその低剛性部材20の目標弾性変位(弾性変形量)を制御することが可能であり、これにより所望の操作力を発生させることができる。
図7は、本発明の第4実施例の構成を模式的に示すもので、この操作力発生装置1Dは、第1及び第2の二つの基板2a,2bの間に介設する低剛性機構3を複数の低剛性部材10により構成したものである。この低剛性機構3は、第1実施例のように機械バネによる低剛性部材10でも、第2実施例のようにゴム状弾性部材による低剛性部材10でも、第3実施例のように基板の回転方向に変形するゴム状弾性部材による低剛性部材20でもよく、これらを併用しても良い。図7に示す例では、低剛性機構3を、Z軸に沿う並進方向並びにX軸及びY軸周りの回転方向には線形性をもって大きな弾性変形を生じ、X軸及びY軸に沿う並進方向並びにZ軸周りの回転方向には線形性をもって小さな弾性変形を生じるような異方性を持つ低剛性部材10を3組使用して構成している。そしてその3組の低剛性部材10の配置は、両基板2a,2bの間で3組の低剛性部材10が正3角形の3隅に位置するような位置関係としている。さらに、上記基板2aは、ロボットの胴体14の下に設けられた脚15の動作を全体でもたらす、各々回動駆動型の6個のアクチュエータ4により駆動される構成となっている。
上記構成を有する操作力発生装置1Dは、例えばロボットマニピュレータの手首の機構や、脚式ロボットの足部の機構に使用するのに適している。線形特性を有する低剛性部材10を上記のように構成することにより、低剛性機構3の弾性変位作動(並進3自由度と回転3自由度の6自由度)とその弾性変位作動により発生する力(3軸並進力と3軸回転トルクの6自由度)との間の関係に線形性を持たすことができると同時に、本発明の第1実施例の操作力発生装置の作動原理と実質的に同様に、両基板2a,2bの相対変位(並進3自由度と回転3自由度の計6自由度)、すなわち低剛性機構3の弾性変位作動を、6個のアクチュエータ4によって高精度に制御することにより、適切な操作力(3軸並進力と3軸回転トルクの6自由度)を発生させることができる。
図8Aは、上記第4実施例の操作力発生装置1Dを脚式ロボットの足部の機構に使用した場合に、その操作力発生装置1Dによって床面に対し所望の操作力(回転モーメント)を加える際の作動原理を概念的に示すものであり、図8Bおよび図8Cは、図8AのA部を拡大して互いに異なる作動状態で示すものである。この実施例では図示のように、脚式ロボットの片方の脚15を構成する6個のアクチュエータ4により上記基板2aが駆動され、低剛性機構3のみが弾性変位作動を生じ、その弾性変位作動によって発生する力が、床に加わる操作力として床に働くように構成されている。
図9は、本発明の操作力発生装置の第5実施例の構成を模式的に示すもので、この第5実施例の操作力発生装置1Eが上記第1実施例の操作力発生装置1Aと相違するのは、低剛性機構3を構成する低剛性部材10の弾性変位(弾性変形)とその弾性変位により発生する力との間の関係に線形性がある必要が無い点と、制御装置23内で、低剛性部材10の変位量(変形量)とその変位によって発生する力との間の関係を予め測定した変位−操作力特性6から、低剛性部材10の所望の目標弾性変位(弾性変形)を求めている点である。
上記制御装置23には、例えば図10にブロック線図で示す第3制御回路例から構成される制御装置23Aを用いることができる。この制御装置23Aが制御装置13と相違しているのは、目標操作力から低剛性部材10の目標弾性変位を求める際に、予め測定した変位−操作力特性6を用いている点である。従って、この第3制御回路例による操作力発生装置の作動原理は実質的に第1制御回路例と同様で、低剛性部材10の弾性変位を高精度に制御することにより、目標とする操作力を適切に発生させることができる。
また、予め操作力を加える対象物の位置が分かっている場合、特に脚式ロボットの支持脚のように操作力を加える床に常に接触している場合には、例えば図11にブロック線図で示す第4制御回路例から構成される制御装置23Bを用いることにより、所望の操作力を発生させることができる。この第4制御回路例と図4に示す第2制御回路例との相違点は、目標操作力から低剛性部材10の目標弾性変位を求める際に、予め測定した変位−操作力特性6を用いている点であり、その操作力発生原理は、図4の第2制御回路例と同様である。
図12は、本発明の第6実施例の構成を模式的に示すもので、この第6実施例の操作力発生装置1Fが上記第5実施例の操作力発生装置1Eと相違する点は、低剛性機構3の低剛性部材10が、ゴム状弾性を有する柱状のゴム状弾性部材により形成される点である。この第6実施例の操作力発生装置1Fによれば、上記第5実施例と同様に、ゴム状弾性部材の長さ方向の弾性変位(弾性変形)とその弾性変位により発生する力との間の関係に線形性がなくても、制御装置23内で、低剛性部材10の変位量とその変位によって発生する力との間の関係を予め測定した変位−操作力特性6から、低剛性部材10の所望の目標弾性変位(弾性変形)を求め、アクチュエータ4によってその目標弾性変位を高精度に制御することにより、所望の操作力を適切に発生させることができる。
図13は、本発明の第7実施例の構成を模式的に示すもので、この第7実施例の操作力発生装置1Gは、回転方向の操作力を対象物に加えるように構成されている点で、上記第5実施例及び第6実施例と相違している。即ち、二つの基板2a,2bは、X軸を中心として相互間の角度が変わることで間隔が変わる方向に相対的に変位自在なるように配設され、これら基板2a,2bの間に、低剛性機構3が少なくとも一つ介設されている。また、アクチュエータ4は、X軸を中心軸として上記基板2aをそのX軸周りに回転方向に駆動するように構成されている。なお、上記基板2a,2bが互いに連結されている位置及び、上記アクチュエータ4が上記基板2aを回転駆動する中心軸は、X軸には限られない。
この実施例の装置によれば、上記第5実施例及び第6実施例と同様に、低剛性部材20を構成し且つ両基板2a,2bの傾斜に合わせて両端を斜めに形成されているゴム状弾性部材の上記回転方向の弾性変位(弾性変形)とその回転弾性変位によって発生する回転力(トルク)との間の関係に線形性がなくても、制御装置23内で、低剛性部材20の上記回転方向の弾性変位量(弾性変形量)とその回転弾性変位によって発生する回転力(トルク)との間の関係を予め測定した変位−操作力特性6から低剛性部材20の所望の回転方向目標弾性変位(弾性変形)を求め、アクチュエータ4によってその回転方向目標弾性変位を高精度に制御することにより、所望の操作力(トルク)を適切に発生させることができる。
図14は、本発明の第8実施例の構成を模式的に示すもので、この第8実施例の操作力発生装置1Hが先の第4実施例の操作力発生装置1Dと相違するのは、低剛性機構3の弾性変位作動とその弾性変位作動により発生する力との間の関係に線形性がある必要が無い点と、制御装置23内で低剛性機構3の変位作動量とその変位作動によって発生する力との間の関係を予め測定した変位−操作力特性6から低剛性機構3の所望の目標弾性変位を求めている点である。これにより、上記第7実施例と同様の作動原理によって、所望の操作力を適切に発生させることができる。
図15は、本発明の第9実施例の構成を模式的に示すもので、この第9実施例の操作力発生装置1Iは、相対する一対の基板2a,2bと、これらの基板2a,2b間に介設された低剛性機構3と、上記両基板2a,2b間の振動を減衰させる高減衰機構7と、上記基板2aを駆動するアクチュエータ4と、アクチュエータ4を制御する制御装置33とを有している。
上記低剛性機構3と制御装置33との組み合わせは、第1実施例及び第2実施例におけるような線形特性を有する低剛性部材10と制御装置13との組み合わせでも、第5実施例及び第6実施例におけるような線形特性である必要がない低剛性部材20と変位−操作力特性6を有する制御装置23との組み合わせでも良い。
上記両基板2a,2bは、第1実施例、第2実施例、第5実施例、第6実施例と同様に、実質的に互いに平行を保ったまま相互の間隔が変化する方向に変位自在になるように配設されている。換言すれば、これら基板2a,2bは、それらと直行するZ軸方向への相対的な変位は自在であるが、その他の方向即ち、基板2a,2bと平行で互いに直行するX軸方向及びY軸方向への相対的な並進方向変位と、X軸,Y軸及びZ軸の各軸周りの回転方向変位とに対しては、図示しないストッパー等の手段で規制されることによって剛性が高められている。しかしながら、Z軸方向への並進方向変位以外の変位については、若干の自由度を持っていても良い。この第9実施例の操作力発生装置1Iでも、上記基板2aが上記アクチュエータ4により駆動され、これにより上記基板2bが図示しない対象物に接触すると、その対象物からの反力により低剛性機構3が弾性的に変位作動し(低剛性部材10が弾性変位即ち弾性変形し)、その弾性変位作動によって発生する力が、対象物に加わる操作力として対象物に働くように構成されている。
一方、上記高減衰機構7は、低剛性機構3の長さ方向の変位作動の速度に対抗する力を発生させる作用を持つ作動流体を用いた緩衝器のような高減衰部材40により形成されていて、この高減衰部材40が上記両基板2a,2b間に取付けられている。図16は、この作動流体を用いた緩衝器44の構成例を模式的に示し、この緩衝器44は、ピストンロッド7aと、本体内に固設されたインナーチューブ7bと、インナーチューブ7b内のピストンロッド7aの端部に設けられたピストン7cと、インナーチューブ7bに開けられた多数の孔状のオリフィス7dと、本体内に封入された作動流体7eとを有しており、かかる緩衝器44は、市販の油圧式緩衝器でも、空気圧式緩衝器でも、調整型緩衝器でも良く、またそれらを併用しても良い。
上記高減衰機構7は、低剛性機構3の長さ方向の弾性変位作動の速度に対抗する力を発生させる作用を持つため、その作動は、上記アクチュエータ4により低剛性機構3の低剛性部材10の弾性変位(弾性変形)を高精度に制御する際に減衰作用として働く。そのため、所望の操作力を発生させる制御装置33で抑えきれないような、上記両基板2a,2b間に発生する振動を抑制することができるとともに、基板2bが対象物に接触した際に発生する衝撃力も抑制することができる。従って、上記第9実施例の操作力発生装置1Iは、衝撃力を緩衝しつつ安定した操作力を発生させることができる。
なお、上記第9実施例の操作力発生装置1Iでは、並進方向の低剛性部材10と並進方向の高減衰部材40を用いていたが、回転方向の低剛性部材20と回転方向の高減衰機構50を用いるようにすれば、第3実施例及び第7実施例の操作力発生装置の操作力を安定して発生させることができる。
図17は、本発明の第10実施例の構成を模式的に示すもので、この第10実施例の操作力発生装置1Jが上記第9実施例の操作力発生装置1Iと相違するのは、高減衰機構7の高減衰部材40が、変位(変形)とともにばね定数が変化する特性を有する非線形ゴム状弾性部材45を用いて形成されている点である。
上記非線形ゴム状弾性部材45は、図18にその特性を示すように、変位(変形)とともにばね定数が変化(図では増加)する特性を有する部材であれば、その素材や形状は任意である。
上記非線形ゴム状弾性部材45は、変位とともにばね定数が変化(増加)する特性を持つため、その弾性力は、上記アクチュエータ4により低剛性部材10の弾性変位(弾性変形)を高精度に制御する際に減衰作用として働く。そのため、所望の操作力を発生させる制御装置33で抑えきれないような、上記両基板2a,2b間に発生する振動を抑制することができるとともに、基板2bが対象物に接触した際に発生する衝撃力も抑制することができる。従って、上記第10実施例の操作力発生装置1Jは、衝撃力を緩衝しつつ安定した操作力を発生させることができる。
図19は、本発明の第11実施例の構成を模式的に示すもので、この第11実施例の操作力発生装置1Kは、第1及び第2の二つの基板2a,2bの間に介設する低剛性機構3を複数の低剛性部材10により構成するとともに、同じく第1及び第2の二つの基板2a,2bの間に介設する高減衰機構7を複数の高減衰部材40により構成したものである。ここにおける低剛性機構3は、第1実施例におけるような機械バネによる低剛性部材10でも、第2実施例におけるようなゴム状弾性部材による低剛性部材10でも、第3実施例におけるような回転方向に変位(変形)するゴム状弾性部材による低剛性部材20でも良く、これらを併用しても良い。また、ここにおける高減衰機構7は、第9実施例におけるような作動流体を用いた緩衝器44による高減衰部材40でも、第10実施例におけるような変位とともにばね定数が変化する特性を有する非線形ゴム状弾性部材45による高減衰部材40でも良く、これらを併用しても良い。
上記第11実施例の操作力発生装置1Kでは、低剛性機構3を、第4実施例及び第8実施例と同様に、Z軸に沿う並進方向並びにX軸及びY軸周りの回転方向には線形性をもって大きな弾性変形を生じ、X軸及びY軸に沿う並進方向並びにZ軸周りの回転方向には線形性をもって小さな弾性変形を生じるような異方性を持つ低剛性部材10を3組使用して構成している。そしてその3組の低剛性部材10の配置は、両基板2a,2bの間で3組の低剛性部材10が正3角形の3隅に位置するような位置関係としている。一方、高減衰機構7は、6組の高減衰部材40、図19の例では作動流体を用いた緩衝器44を使用し、互いに隣接する2つの低剛性部材10の間にそれぞれV字型をなす2組の高減衰部材40が位置するような位置関係に配置して構成している。ここにおける上記低剛性機構3と制御装置33との組み合わせは、第4実施例におけるような線形特性を有する低剛性部材10と制御装置13の組み合わせでも、第8実施例におけるような線形特性である必要がない低剛性部材20と変位−操作力特性6を有する制御装置23との組み合わせでも良く、それらを併用しても良い。それ以外の構成は、第4実施例及び第8実施例と同様であり、上記基板2aは、ロボットの胴体14の下に設けられた脚15の動作を全体でもたらす、各々回動駆動型の6個のアクチュエータ4により駆動される構成となっている。
上記高減衰機構7は、図19に示すように構成することにより、6次元(並進3自由度と回転3自由度の計6自由度)の弾性変位の速度に対抗する力を発生させる作用を持つので、その作動は、6個の上記アクチュエータ4により低剛性部材10の弾性変位(弾性変形)を6次元に高精度に制御する際に、減衰作用として働く。そのため、所望の操作力(3軸並進力と3軸回転トルク)を発生させる制御装置33で抑えきれない、上記両基板2a,2b間に発生する6次元の振動を抑制することができるとともに、基板2bが対象物に接触した際に発生する6次元の衝撃力も抑制することができる。従って、上記第11実施例の操作力発生装置1Kは、6次元の衝撃力を緩衝しつつ安定した6次元の操作力を発生させることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、ロボットの構造の一部に低剛性機構を介設し、その低剛性機構の変位を、測定帯域が広帯域である変位センサを用いて、広帯域に渡り精度良く位置制御することにより、ロボットが外部に加える操作力を精度良く発生させることができる。
本発明の操作力発生装置の第1実施例の構成を模式的に示す構成図である。 図2Aは、本発明の操作力発生装置の第1実施例が対象物に操作力を加える作動原理を概念的に示す説明図である。図2Bは、上記第1実施例の操作力発生装置が対象物に操作力を加える作動原理を概念的に示す説明図である。 上記第1実施例の操作力発生装置の制御装置を構成し得る第1制御回路例を示すブロック線図である。 上記第1実施例の操作力発生装置の制御装置を構成し得る第2制御回路例を示すブロック線図である。 本発明の操作力発生装置の第2実施例の構成を模式的に示す構成図である。 本発明の操作力発生装置の第3実施例の構成を模式的に示す構成図である。 本発明の操作力発生装置の第4実施例の構成を模式的に示す構成図である。 図8Aは、上記第4実施例の操作力発生装置を脚式ロボットの足部の機構に使用した場合の作動原理を概念的に示す説明図である。図8Bは、図8AのA部を拡大して示す説明図である。図8Cは、図8AのA部を拡大して図8Bと異なる状態で示す説明図である。 本発明の操作力発生装置の第5実施例の構成を模式的に示す構成図である。 上記第5実施例の操作力発生装置の制御装置を構成し得る第3制御回路例を示すブロック線図である。 上記第5実施例の操作力発生装置の制御装置を構成し得る第4制御回路例を示すブロック線図である。 本発明の操作力発生装置の第6実施例の構成を模式的に示す構成図である。 本発明の操作力発生装置の第7実施例の構成を模式的に示す構成図である。 本発明の操作力発生装置の第8実施例の構成を模式的に示す構成図である。 本発明の操作力発生装置の第9実施例の構成を模式的に示す構成図である。 上記第9実施例の操作力発生装置の緩衝器の構成例を模式的に示す構成図である。 本発明の操作力発生装置の第10実施例の構成を模式的に示す構成図である。 上記第10実施例の操作力発生装置の非線形ゴム状弾性部材の特性例を示す特性図である。 本発明の操作力発生装置の第11実施例の構成を模式的に示す構成図である。
符号の説明
1A〜1K 操作力発生装置
2a,2b 基板
3 低剛性機構
4 アクチュエータ
6 変位−操作力特性
7 高減衰機構
10,20 低剛性部材
11,21 変位センサ
12,22 ボールジョイント
13,23,33 制御装置
14 ロボットの胴体
15 脚
40,50 高減衰部材
44 緩衝器
45 非線形ゴム状弾性部材

Claims (9)

  1. ロボットが外部に加える操作力の反力によって互いの間隔が変化する方向に変位する一対の相対する基板の間に、前記操作力の反力によって線形に変位作動する低剛性機構を少なくとも一つ介設し、前記低剛性機構の変位作動を制御することにより所望の操作力を発生させることを特徴とする、操作力発生装置。
  2. 前記操作力によって線形に変位作動する低剛性機構が機械バネを有し、この機械バネの変形量を変位作動量として制御することを特徴とする、請求項1記載の操作力発生装置。
  3. 前記操作力によって線形に変位する低剛性機構が柱状のゴム状弾性部材を有し、このゴム状弾性部材の変形量を変位作動量として制御することを特徴とする、請求項1記載の操作力発生装置。
  4. ロボットが外部に加える操作力の反力によって互いの間隔が変化する方向に変位する一対の相対する基板と、
    これらの基板間に介設された少なくとも一つの低剛性機構とを具え、
    この低剛性機構の変位作動量とその変位作動によって発生する力との間の関係を予め測定した変位−操作力特性から、所望の操作力を発生させるために必要な低剛性機構の変位作動量を求め、その変位作動量となるように低剛性機構の変位作動を制御することにより所望の操作力を発生させることを特徴とする、操作力発生装置。
  5. 前記低剛性機構が機械バネを有し、
    予め測定した変位−操作力特性から、所望の操作力を発生させるに必要な変位作動量としての、前記機械バネの変形量を求め、その変形量となるように前記機械バネの変形を制御することを特徴とする、請求項4記載の操作力発生装置。
  6. 前記低剛性機構が柱状のゴム状弾性部材を有し、
    予め測定した変位−操作力特性から、所望とする操作力を発生させるに必要な変位作動量としての、前記ゴム状弾性部材の変形量を求め、その変形量となるように前記ゴム状弾性部材の変形を制御することを特徴とする、請求項4記載の操作力発生装置。
  7. 前記ロボットが外部に加える操作力の反力およびそのロボットに外部から加わる衝撃力の少なくとも一方によって互いの間隔が変化する方向に変位する一対の相対する基板の間に、それら両基板間の振動を減衰させる高減衰機構を少なくとも一つ介設したことを特徴とする、請求項1または請求項4記載の操作力発生装置。
  8. 前記高減衰機構が作動流体を用いた緩衝器であることを特徴とする、請求項7記載の操作力発生装置。
  9. 前記高減衰機構が変形するとともにばね定数が変化する特性を有する非線形ゴム状弾性部材であることを特徴とする、請求項7記載の操作力発生装置。
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