JP2004066385A - 機器操作用パラレル機構及びその設計方法 - Google Patents

機器操作用パラレル機構及びその設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パラレル機構のマニピュレータは、比較的高剛性の機構を軽量で形成することができるが、より高精度、高速、高剛性のパラレル機構にするには、ベアリングを含む機構全体の適切な剛性解析手法の開発が必要となる。
【解決手段】複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部42に回転自在に固定し、他端部を操作部44に回転自在に固定したシリアル機構43を複数備え、前記各シリアル機構43の前記一端部を同一の基部42に、前記他端部を同一の操作部44に固定し、前記各シリアル機構43を独立して駆動して、前記操作部材を操作する機器操作用パラレル機構において、前記パラレル機構を構成するt本のシリアル機構のコンプライアンス行列をそれぞれCsi(i=1,・・・,t)とするとき、 前記パラレル機構について、コンプライアンス行列Cpを、C −1=Cs1 −1+Cs2 −1+・・・Cst −1  の式により求める。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種機器を操作するハプティックインタフェース等に用いるパラレル機構に関し、特にベアリングを備えたパラレル機構の剛性を正確に解析した結果に基づいて、そのパラレル機構を用いた操作機構の剛性を高めることができるようにした高剛性のパラレル機構及びその設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば宇宙ステーションのような大型の構造物の組み立てを行うためには、ランデブーやドッキング、或いは物体の捕捉等の作業が必要であり、その作業には各種機器を正確に遠隔操作することにより作業を行う必要性があり、その研究開発が行われている。多くなる。その他各種医療機器、実験装置においても、それらの各種機器を遠隔操作することが多く、その操作には従来よりマニピュレータが用いられており、特にオペレータの触覚によってこれらを適切に操作することができるハプティックインタフェースの研究開発が進められている。
【0003】
このような分野に用いられる遠隔操作用マニピュレータのアームやロッドの機構部分には、例えば図1に示すような複数のリンクL、L・・・Lを互いに関節B、B・・・Bで直列に連結してマニピュレータを構成するシリアルマニピュレータ40が使用されることがある。しかしながら、この方式は位置誤差の累積による精度の低下、片持支持機構による強度保持のための重量増大等の問題を有するため、より剛性の高い機構として、例えば図2に示すように、ベース42から前記のようなシリアルマニピュレータ43、43・・を複数延出させ、それらの先端に被操作物体としての移動板44を支持させたパラレル機構のマニピュレータが用いられることがある。このマニピュレータはその高速、高精度、高負荷、高剛性且つ軽量化が可能であり、その特長を生かして様々な分野に用いられることが期待されている。
【0004】
このようなパラレル機構のマニピュレータは、比較的高剛性の機構を軽量で形成することができるが、このようなパラレル機構を用いた際においても、オペレータに対してより直接的な触覚を提示するためには、より高精度、高速、高剛性のパラレル機構とすることが求められる。特にマニピュレータの自由度を大きくするためにアームやロッドを複数連結する必要がある場合が多いが、その連結部としての関節部分にはベアリングを設ける必要があり、このベアリング部分の弾性変形も遠隔操作用マニピュレータ全体としての剛性に大きな影響を与える。
【0005】
一方、上記パラレル機構は更に小型軽量化にすることも要求されるため、構造的な面で剛性を高めることは困難である。その対策として、予め使用するパラレル機構についての剛性に関する特性を正確に求めておき、オペレータの操作量に対してその特性を加味した値を補正して出力することにより、ハプティックインタフェースとしてきわめて高剛性のパラレル機構と実質的に同一の機構とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、上記のようなパラレル機構に関する弾性変形をモデル化して構造解析を行う研究が進められている。しかしながらその構造解析は未だ十分なものではなく、その解析データに基づいて実際のパラレル機構を用いたマニピュレータの剛性を高める手法の開発にまでは至っていない。特に、パラレル機構の多くのものは上記のように関節部に相当する部分にベアリングを用いており、このようなベアリングの弾性変形も含んでこれらを全体として直接モデル化し、剛性解析を行う必要があるのに対して、未だこのような剛性解析を実用化レベルまで高めた手法は提案されておらず、したがって個々のベアリングの弾性変形を考慮した適切な剛性解析手法が求められているとともに、そのような剛性解析手法を利用した機器操作用パラレル機構の開発が望まれていた。
【0007】
したがって本発明は、各種機器を操作する装置に用いるパラレル機構において、正確な解析データ手法を得ることにより剛性の高い機器操作用パラレル機構の設計方法を提供し、また、その解析データにより実質的に高剛性の機器操作用パラレル機構を提供することを主たる目的とし、更にパラレル機構を構成するベアリングを含む各部材の弾性変形を個別にモデル化し、これらのモデルに基づいた構造剛性解析手法を得ることにより剛性の高いベアリングを含む機器操作用のパラレル機構の設計方法を提供し、また、その解析データによりハプティックインタフェースとして実質的に高剛性の機器操作用のベアリングを含むパラレル機構を得ることを主たる目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作する機器操作用パラレル機構において、前記パラレル機構を構成するt本のシリアル機構の手先コンプライアンス行列をそれぞれCsi(i=1,・・・,t)とするとき、前記パラレル機構は、手先コンプライアンス行列Cを、
【数7】
Figure 2004066385
の式により求めたものであることを特徴とする機器操作用パラレル機構としたものである。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とし、前記シリアル機構には、該シリアル機構における複数の部材を回転自在に連結する回転軸を、互いに間隔を有して配置したベアリングで支持する回転連結部材を備えた機器操作用パラレル機構において、x軸方向の弾性係数をk、y,z軸方向の弾性係数をk、x軸周りの弾性係数を1/Φ、y,z軸周りの弾性係数をk、回転軸はx軸方向と一致、前記回転軸を支持するベアリングの間隔をaとするとき、前記パラレル機構は、前記各回転連結部材iのコンプライアンス行列Ceiを、
【数8】
Figure 2004066385
の式により求めたものであることを特徴とする機器操作用パラレル機構としたものである。
【0010】
また、請求項3に係る発明は、基部にアームを回転自在に固定し、前記アームに対して平行四辺形をなすリンク機構の第1の構成部材を第1ベアリングにより回転自在に連結し、前記リンク機構を構成する第2の部材及び該第2の部材に平行な第3の部材を前記第1の構成部材に対して各々第2ベアリングにより回転自在に連結し、前記第2の部材及び第3の部材を、前記リンク機構を構成する第4の部材に対して各々第3ベアリングにより回転自在に連結し、前記第4の部材を操作部に対して第4ベアリングにより回転自在に連結してなるシリアル機構を複数備え、前記複数のシリアル機構を前記基部と前記操作部との間に複数並列配置して、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とした機器操作用パラレル機構において、前記第1ベアリング、第2ベアリング、第3ベアリング、第4ベアリングにおけるコンプライアンス行列を各々Cb1、Cb2、Cb3、Cb4、回転軸はx軸方向と一致、x軸周りの弾性係数を1/Φとするとき、各ベアリングのコンプライアンス行列を、
【数9】
Figure 2004066385
の式に実際のベアリングの値を入れることにより求め、且つ、全てのベアリングの前記Φの値を、1×10−2<Φ<1×10の領域に選定したことを特徴とする機器操作用パラレル機構としたものである。
【0011】
また、請求項4に係る発明は、前記Φの値を1×10にしたことを特徴とする請求項3に記載の機器操作用パラレル機構としたものである。
【0012】
また、請求項5に係る発明は、複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部材を操作する機器操作用パラレル機構の設計方法において、前記パラレル機構を構成するt本のシリアル機構の手先コンプライアンス行列をそれぞれCsi(i=1,・・・,t)とするとき、前記パラレル機構について、手先コンプライアンス行列Cを、
【数10】
Figure 2004066385
の式により求めることを特徴とする機器操作用パラレル機構の設計方法としたものである。
【0013】
また、請求項6に係る発明は、複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部材に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とし、前記シリアル機構には、該シリアル機構における複数の部材を回転自在に連結する回転軸を、互いに間隔を有して配置したベアリングで支持する回転連結部材を備えた機器操作用パラレル機構の設計方法において、x軸方向の弾性係数をk、y,z軸方向の弾性係数をk、x軸周りの弾性係数を1/Φ、y,z軸周りの弾性係数をk、回転軸はx軸方向と一致、前記回転軸を支持するベアリングの間隔をaとするとき、前記パラレル機構について、前記各回転連結部材iのコンプライアンス行列Ceiを、
【数11】
Figure 2004066385
の式により求めることを特徴とする機器操作用パラレル機構の設計方法としたものである。
【0014】
また、請求項7に係る発明は、基部にアームを回転自在に固定し、前記アームに対して平行四辺形をなすリンク機構の第1の構成部材を第1ベアリングにより回転自在に連結し、前記リンク機構を構成する第2の部材及び該第2の部材に平行な第3の部材を前記第1の構成部材に対して各々第2ベアリングにより回転自在に連結し、前記第2の部材及び第3の部材を前記リンク機構を構成する第4の部材に対して各々第3ベアリングにより回転自在に連結し、前記第4の部材を操作部に対して第4ベアリングにより回転自在に連結してなるシリアル機構を複数備え、前記複数のシリアル機構を前記基部と前記操作部との間に複数並列配置して、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とした機器操作用パラレル機構の設計方法において、前記第1ベアリング、第2ベアリング、第3ベアリング、第4ベアリングにおけるコンプライアンス行列を各々Cb1、Cb2、Cb3、Cb4、回転軸はx軸方向と一致、x軸周りの弾性係数を1/Φとするとき、各ベアリングのコンプライアンス行列を、
【数12】
Figure 2004066385
の式に実際のベアリングの値を入れることにより求め、且つ、全てのベアリングのΦを、1×10−2<Φ<1×10の領域に選定することを特徴とする機器操作用パラレル機構の設計方法としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は上記のような従来技術の課題を解決するため、最初、パラレル機構の基本構成をなす図2に示すモデルについて検討を行う。このモデルについては、基部としてのベース42と操作部としての移動板44の間に、複数のリンクとベアリングで構成されるシリアルマニピュレータ43を複数本パラレルに設けることにより、移動板44をベースに対して移動可能に支持した構成をなし、図中においてはこのシリアルマニピュレータ43を、1、2・・・、tのt本用いた例を示している。
【0016】
このモデルを解析するに際して、最初、ここで用いられるシリアルマニピュレータ43の単体について解析を行い、その結果に基づいてこれを統合し、上記パラレルモデルの剛性について検討を行う。一般にシリアルマニピュレータ43は図1においてシリアルマニピュレータ40として示すように、m個の弾性変形する要素L,L,・・・Lと、n個の関節B1,B2・・・Bnから構成され、その基部をベースに回転自在に固定し、先端に操作部41を設けている。なお、以下の解析に際して、個々に弾性変形する要素を各弾性体、弾性変形する全ての要素をまとめて全弾性体と呼ぶ。
【0017】
各弾性体は、力、モーメントが作用することにより位置、姿勢が弾性変形するため、各弾性体iの弾性変位ベクトルをそれぞれe(i=1,・・・,m)とすると、
=[δxi δyi δzi Φxi Φyi Φzi    (1)
となる。ここで、δxi、δyi、δziはそれぞれ各弾性体iの各軸方向の弾性変位である。また、Φxi、Φyi、Φziはそれぞれ各弾性体iの各軸周りの弾性変位である。したがって、全弾性体の弾性変位ベクトルeは、
e=[e  e  ・・・ e            (2)
と表すことができる。
【0018】
各弾性体iに力・モーメントベクトルfliが加わるときの全弾性体の弾性変位ベクトルは次のように表される。
e=C[fl1  fl2  ・・・ flm        (3)
=diag[Ce1 Ce2 ・・・ Cem]          (4)
ここで、Cは各弾性体の構造的性質によって決定される全弾性体のコンプライアンス行列であり、Ceiは各弾性体のローカルなコンプライアンス行列である。
【0019】
各弾性体が接続されている各関節角度ベクトルをθとして、eに関するヤコビ行列をJ(θ,e)とすると、全ての弾性体を含むシリアルマニピュレータのコンプライアンス行列Cは、
=J(θ,0)C (θ,0)            (5)
と導出される。また、コンプライアンス行列Cの左上3×3小行列から、手先の力に対する位置のコンプライアンス楕円体、即ち単位力ベクトルが作用した際の手先弾性変位ベクトルの軌跡が得られる。
【0020】
上記のように導出したシリアルマニピュレータのコンプライアンス行列を用いて、パラレル機構のコンプライアンス行列を導出する。
【0021】
図2にパラレル機構のモデルを示す。このパラレル機構は図1に示すシリアルマニピュレータt本から構成される。したがって、t本のシリアルマニピュレータの手先コンプライアンス行列をそれぞれCsi(i=1・・・,t)とすると、パラレル機構の手先コンプライアンス行列Cは、
【数13】
Figure 2004066385
・・・(6)
と導出される。ここで、ベース、移動板は弾性変形しないと仮定している。この式により前記のような構造のパラレル機構における剛性を求めることができ、この剛性を考慮してパラレル機構の適切な設計を行うことができる。また、適切な剛性を有するパラレル機構とすることができる。
【0022】
次に、リンクのモデル化、特に、リンクのコンプライアンス行列について検討する。図3に示すリンクiの先端に力Fxi、Fyi、Fzi、モーメントMxi、Myi、Mziが作用すると、手先の変位は、
【数14】
Figure 2004066385
となる。ここで、Lはリンクの長さ、Eは縦弾性係数、Gは横弾性係数である。また、I、I、Iはそれぞれx,y,z軸に対する断面2次モーメント、Iは極断面2次モーメントである。したがって、各弾性体(リンク)iのコンプライアンス行列Ceiは、
【数15】
Figure 2004066385
となる。
【0023】
次にベアリングのモデル化、特に、ベアリングのコンプライアンス行列について検討する。
ベアリングiのコンプライアンス行列Ceiは、
【数16】
Figure 2004066385
となる。ここで、kはx軸方向の弾性係数、kはy、z軸方向の弾性係数、1/Φはx軸周りの弾性係数、kはy,z軸周りの弾性係数である。また、回転軸はx軸と平行としている。
【0024】
受動軸にベアリングが使用される場合、ベアリングの回転軸は受動軸と一致し、回転軸の弾性係数は零、Φは無限大の値となる。しかし、数値計算を行うためにはΦをある定数と仮定しなければならない。そこで、ここではΦをコンプライアンス行列の他の要素より十分に大きい値と仮定し、数値計算で使用している。実際に採用する値については、後に詳述する。
【0025】
次に改良型デルタ機構のコンプライアンス行列について検討する。ここでは、先に述べたパラレル機構の剛性解析手法を、以前より本発明者等が研究開発してきた小型6自由度ハプテックインタフェースの並進部である改良型デルタ機構に適用した例を示す。この改良型デルタ機構については、図4に示すようなシリアル機構を3個用い、図5に示すようなパラレル機構を構成したものである。
【0026】
図4において、基部としての基板10に固定される基板側取付部材11は1対のベアリング12,12により第1回転軸13を支持しており、この第1回転軸13はその端部に設けたモータ14によって回転駆動される。第1回転軸13にはアーム15の図中下端部が固定され、その上端部には第1ベアリングとしての1対のベアリング16,16により、リンク機構の第1の構成部材としての第2回転軸17が回転自在に支持されている。第2回転軸17の両端部にはこの第2回転軸17の軸線と直角に第1連結支軸18と第2連結支軸19とを突出固定し、第1連結支軸18にはリンク機構を構成する第2の部材としての第1リンクロッド20の図中下端部を、また第2連結支軸19にはリンク機構を構成する第3の部材としての第2リンクロッド21の下端部を、各々第2ベアリングとしての1対のベアリング22,22、23,23により回転自在に支持している。
【0027】
第1リンクロッド20の図中上端部は第3連結支軸24に、また第2リンクロッド21の上端部は第4連結支軸25に、各々第3ベアリングとしての1対のベアリング26,26、27,27により回転自在に支持されている。更に、前記第3連結支軸24及び第4連結支軸25はリンク機構を構成する第4の部材としての第3回転軸28に対して、その軸線と直角に固定され、前記第3回転軸28は移動板30に固定されている移動板側固定部材29に対して、第4ベアリングとしての1対のベアリング31,31により回転自在に支持されている。
【0028】
上記のような第1リンクロッド20、第2リンクロッド21、第1連結支軸18と第2連結支軸19を固定した第2回転軸17、第3連結支軸24と第4連結支軸25を固定した第3回転軸28によって平行リンク機構32を構成している。また、基板10に固定される基板側取り付け部材11に回転自在に支持されたアーム15と、操作部としての移動板30に固定された前記平行リンク機構32を互いに揺動自在に結合することによりシリアル機構33を構成している。
【0029】
上記構成により、モータ14を回転するとアーム15が回転し、第1連結支軸18と第2連結支軸19が固定された第2回転軸17が第1回転軸13と平行に上下動する。それにより、もしも移動板30が全く自由に移動するときには平行リンク機構32は一体的に上下動し、移動板を上下動することとなるが、移動板30が何らかの拘束を受けているときには、その拘束の状態に応じて平行リンク機構32の第1リンクロッド20と第2リンクロッド21が平行に揺動し、平行リンク機構32の変形作動が行われる。
【0030】
図5に示す改良型デルタ機構は上記のような構造のシリアル機構をなすシリアル機構33を3個並列に設けたものであり、図4においては同一の基板10に固定された第1シリアル機構34、第2シリアル機構35、第3シリアル機構36の図中上端部は、各々同一の移動板30に固定され、それにより各シリアル機構のモータを外部の制御装置により独立して駆動することによって、移動板20に固定された作動部37を任意の態様で移動することができるようにしている。
【0031】
したがって、この装置をパラレルマニピュレータとして用いるときには、この装置から離れた場所にあるマニュアル操作部材を利用者が操作することにより、制御装置がその操作信号によって前記各モータを駆動し、操作部材の操作に対応して作動部37を任意の位置に移動させることができるようになる。
【0032】
上記のように、本発明者等が研究開発を行っている改良型デルタ機構においては、2本のロッド20,21、1対の第2ベアリング22,23、1対の第3ベアリング26,27から構成されるロッド部は平面パラレル機構となっており、また、全ての回転軸にはベアリングがペアで設置されている。
【0033】
上記のような機構の剛性の解析に際して、この機構において1対で使用されるベアリングのモデル化を検討する。図6に示すような平行に配置された二つのベアリング(Bearing A, Bearing B)の中間点Oでのコンプライアンス行列を考える。ベアリング間距離をaとする。x、y、z軸方向の弾性係数は、前記図1及び図2のモデルにおいて採用している一つのベアリングに対するコンプライアンス行列の2倍となり、x軸周りの弾性係数も2倍となる。しかし、y、z軸周りの弾性係数は少し複雑となる。図7には点Oにモーメントが作用した場合のモデルを示す。Mとθの関係は、
【数17】
Figure 2004066385
となる。以上より、点Oにおいて二つのベアリングから構成される各弾性体(ベアリング)iのコンプライアンス行列は、
【数18】
Figure 2004066385
となる。但し回転軸はx軸方向と一致するものとする。したがって、特にパラレル機構で用いられる各シリアル機構において1対のベアリングが使用されるとき、この式に基づいてベアリング部分の剛性を求めることができ、この剛性を考慮してパラレル機構の適切な設計を行うことができる。また、適切な剛性を有するパラレル機構とすることができる。
【0034】
次に、上記のようにして求めた本発明による剛性解析手法が、パラレル機構の設計指標として使用できるかを評価するための実験を行ったのでその結果について述べる。本実験で使用する改良型デルタ機構は前記図4、図5に示すものと同様の機構を用いた。
【0035】
本実験における座標系の原点は図5における点Oとする。まず、点Aにx軸に平行な力(9.8[N])を付加し、点Bにおける変位を測定し、次いで、実機の測定結果と剛性解析手法に基づく計算結果を比較する。また、本実験は表1に示すような2種類のパラメータ(Type I, Type II)で行った。なお、本実験では、アームを固定して行うため、図4の第1ベアリング12,12に相当する部分及びアームによる弾性変形は考慮しない。
【表1】
Figure 2004066385
【0036】
二つのパラメータ(Type I, Type II)での実機による結果と数値解析に基づく計算結果を図8、図9に示す。同図から明らかなように、実機による結果と計算結果の傾向はほぼ一致している。誤差の原因は、実機に存在するガタの影響、実機を構成している各要素の弾性係数は荷重により変化するが数値解析では一定と仮定したことなどが考えられる。以上の結果から、本発明による剛性解析手法は、パラレル機構の設計指標としては十分に使用可能であるといえる。
【0037】
次に、上記のようなベアリングの回転軸に関する弾性係数のモデル化について検討する。ベアリングが受動軸に使用される場合、Φは無限大となる。しかし、数値計算を行うためには、Φを無限大として取り扱うことはできない。そこで、ここでは、Φをコンプライアンス行列の他の要素より十分に大きい値と仮定する。以下このΦについて考察する。
【0038】
ハプティクインタフェースの前記改良型デルタ機構で採用したベアリング1、2、3、4におけるコンプライアンス行列の各要素は、
【数19】
Figure 2004066385
【数20】
Figure 2004066385
である。ここで、並進に対する要素の単位は[mm/N]、回転に対する要素の単位は[rad/Nmm]である。また、図4における第1ベアリング12,12はモータの駆動軸と連結されているため、Φの値はゼロと仮定する。
【0039】
図10にΦの値を変化させることにより、前記Type IIでの手先コンプライアンス行列を構成する各要素の変化を示す。図中の記号は、
【数21】
Figure 2004066385
で示される各要素に対応する。
【0040】
全ての各要素は、Φ<1×10−7と1×10−2<Φ<1×10の領域で安定した値となっている。Φ<1×10−7は回転軸が固定された状態1×10−2<Φ<1×10は回転軸が固定されていない状態と等価であると考えられる。ここで、Φの値を1×10とすると、この値は、他の要素より十分に大きく受動軸の弾性係数を表しているといえる。
【0041】
上記のように、パラレル機構は、一般に高精度、高速、高剛性の特徴を有している。しかし、各部材やベアリングなどの弾性変形による微少な変形が、手先の剛性に大きな影響を与える。また、手先の剛性は各部材及びベアリングのサイズや配置場所によっても大きく影響を受ける。
【0042】
そのため、本発明はパラレル機構を構成するベアリングを含む各部材の弾性変形を個別にモデル化し、これらのモデルに基づいた構造剛性解析手法を提案したものである。この剛性解析の特徴は、ベアリングを含む機構の構成要素を個別にモデル化した後、構成要素を統合してパラレル機構のモデル化を行う手法であるため、個々の機構に依存したものとなっていない。そのため、シリアルマニピュレータ、パラレルマニピュレータを問わず、弾性変形する多くの機構に適用することができ、汎用性に優れたものとすることができ、特に剛性に関する解析手法が定まっていないパラレルマニピュレータにとってきわめて有効である。
【0043】
更に本発明をパラレル機構の一つである改良型デルタ機構を、前記小型6自由度ハプティックインタフェースの並進部として用いた実機に対して、本発明による剛性解析に基づく計算を行った結果と実際との比較評価実験を行った結果、本解析手法が十分に設計指標として使用できることが検証された。
【0044】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、各種機器を操作する装置に用いるパラレル機構において、正確な解析データ手法を得ることにより剛性の高い機器操作用パラレル機構の設計方法を提供することができる。また、その解析データによりハプティックインタフェースとして実質的に高剛性の機器操作用パラレル機構を得ることができる。特に、パラレル機構を構成するベアリングを含む各部材の弾性変形を個別にモデル化し、これらのモデルに基づいた構造剛性解析手法を得ることにより剛性の高いベアリングを含む機器操作用のパラレル機構の汎用性の高い設計方法を提供し、また、その解析データにより実質的に高剛性の機器操作用のベアリングを含むパラレル機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリアル機構の模式図である。
【図2】パラレル機構の模式図である。
【図3】リンクの先端に力とモーメントが作用したときの説明図である。
【図4】本発明によるパラレルインターフェースにおける改良型デルタ機構に用いるシリアル機構の斜視図である。
【図5】本発明によるパラレルインターフェースにおける改良型デルタ機構の斜視図である。
【図6】本発明におけるパラレル機構に用いられる1対のベアリングの剛性解析用平面図である。
【図7】同、1対のベアリングの剛性解析用模式図である。
【図8】本発明を改良型デルタ機構に適用することにより得られた値と、実際の値との比較実験において、TypeIの条件における結果を示すグラフである。
【図9】本発明を改良型デルタ機構に適用することにより得られた値と、実際の値との比較実験において、TypeIIの条件における結果を示すグラフである。
【図10】回転方向の弾性係数を変化させたときの手先コンプライアンス行列を構成する各要素の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
10 基板
11 基板側取付部材
12 ベアリング
13 第1回転軸
14 モータ
15 アーム
16 ベアリング
17 第2回転軸
18 第1連結支軸
19 第2連結支軸
20 第1リンクロッド
21 第2リンクロッド
22、23 ベアリング
24 第3連結支軸
25 第4連結支軸
26、27 ベアリング
28 第3回転軸
29 移動板側固定部材
30 移動板
31 ベアリング
32 平行リンク機構
33 アーム・ロッド結合体

Claims (7)

  1. 複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、
    前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作する機器操作用パラレル機構において、
    前記パラレル機構を構成するt本のシリアル機構の手先コンプライアンス行列をそれぞれCsi(i=1,・・・,t)とするとき、
    前記パラレル機構は、手先コンプライアンス行列Cを、
    Figure 2004066385
    の式により求めたものであることを特徴とする機器操作用パラレル機構。
  2. 複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、
    前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とし、
    前記シリアル機構には、該シリアル機構における複数の部材を回転自在に連結する回転軸を、互いに間隔を有して配置したベアリングで支持する回転連結部材を備えた機器操作用パラレル機構において、
    x軸方向の弾性係数をk、y,z軸方向の弾性係数をk、x軸周りの弾性係数を1/Φ、y,z軸周りの弾性係数をk、回転軸はx軸方向と一致、前記回転軸を支持するベアリングの間隔をaとするとき、
    前記パラレル機構は、前記各回転連結部材iのコンプライアンス行列Ceiを、
    Figure 2004066385
    の式により求めたものであることを特徴とする機器操作用パラレル機構。
  3. 基部にアームを回転自在に固定し、
    前記アームに対して平行四辺形をなすリンク機構の第1の構成部材を第1ベアリングにより回転自在に連結し、
    前記リンク機構を構成する第2の部材及び該第2の部材に平行な第3の部材を前記第1の構成部材に対して各々第2ベアリングにより回転自在に連結し、
    前記第2の部材及び第3の部材を、前記リンク機構を構成する第4の部材に対して各々第3ベアリングにより回転自在に連結し、
    前記第4の部材を操作部に対して第4ベアリングにより回転自在に連結してなるシリアル機構を複数備え、
    前記複数のシリアル機構を前記基部と前記操作部との間に複数並列配置して、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とした機器操作用パラレル機構において、
    前記第1ベアリング、第2ベアリング、第3ベアリング、第4ベアリングにおけるコンプライアンス行列を各々Cb1、Cb2、Cb3、Cb4、回転軸はx軸と一致、x軸周りの弾性係数を1/Φとするとき、
    各ベアリングのコンプライアンス行列を、
    Figure 2004066385
    の式に実際のベアリングの値を入れることにより求め、
    且つ、全てのベアリングの前記Φの値を、
    1×10−2<Φ<1×10
    の領域に選定したことを特徴とする機器操作用パラレル機構。
  4. 前記Φの値を1×10にしたことを特徴とする請求項3記載の機器操作用パラレル機構。
  5. 複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、
    前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作する機器操作用パラレル機構の設計方法において、
    前記パラレル機構を構成するt本のシリアル機構の手先コンプライアンス行列をそれぞれCsi(i=1,・・・,t)とするとき、
    前記パラレル機構について、手先コンプライアンス行列Cを、
    Figure 2004066385
    の式により求めることを特徴とする機器操作用パラレル機構の設計方法。
  6. 複数の部材を互いに回転自在に連結した機構の一端部を基部に回転自在に固定し、他端部を操作部に回転自在に固定したシリアル機構を複数備え、
    前記各シリアル機構の前記一端部を同一の基部に、前記他端部を同一の操作部に固定し、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とし、
    前記シリアル機構には、該シリアル機構における複数の部材を回転自在に連結する回転軸を、互いに間隔を有して配置したベアリングで支持する回転連結部材を備えた機器操作用パラレル機構の設計方法において、
    x軸方向の弾性係数をk、y,z軸方向の弾性係数をk、x軸周りの弾性係数を1/Φ、y,z軸周りの弾性係数をk、回転軸はx軸方向と一致、前記回転軸を支持するベアリングの間隔をaとするとき、
    前記パラレル機構について、前記各回転連結部材iのコンプライアンス行列Ceiを、
    Figure 2004066385
    の式により求めることを特徴とする機器操作用パラレル機構の設計方法。
  7. 基部にアームを回転自在に固定し、
    前記アームに対して平行四辺形をなすリンク機構の第1の構成部材を第1ベアリングにより回転自在に連結し、
    前記リンク機構を構成する第2の部材及び該第2の部材に平行な第3の部材を前記第1の構成部材に対して各々第2ベアリングにより回転自在に連結し、
    前記第2の部材及び第3の部材を、前記リンク機構を構成する第4の部材に対して各々第3ベアリングにより回転自在に連結し、
    前記第4の部材を操作部に対して第4ベアリングにより回転自在に連結してなるシリアル機構を複数備え、
    前記複数のシリアル機構を前記基部と前記操作部との間に複数並列配置して、前記各シリアル機構を独立して駆動することにより前記操作部を操作可能とした機器操作用パラレル機構の設計方法において、
    前記第1ベアリング、第2ベアリング、第3ベアリング、第4ベアリングにおけるコンプライアンス行列を各々Cb1、Cb2、Cb3、Cb4、回転軸はx軸方向と一致、x軸周りの弾性係数を1/Φとするとき、
    各ベアリングのコンプライアンス行列を、
    Figure 2004066385
    の式に実際のベアリングの値を入れることにより求め、
    且つ、全てのベアリングのΦを、
    1×10−2<Φ<1×10
    の領域に選定することを特徴とする機器操作用パラレル機構の設計方法。
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