JP2019013690A - マットレス装置及びベッド - Google Patents

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石川 隆史
Takashi Ishikawa
隆史 石川
浩 堀口
Hiroshi Horiguchi
浩 堀口
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Abstract

【課題】より便利なマットレス装置及びベッドを提供する。【解決手段】マットレス装置210は、使用者の状態を検出する検出器62を着脱取り付け可能な取り付け部65を含むマットレス60を含む。【選択図】図1

Description

実施形態は、マットレス装置及びベッドに関する。
例えば、ベッドのマットレスにベッドの使用者の生体情報を検出する検出装置を設ける技術がある。マットレス及びベッドにおいて、より便利であることが望まれる。
特開2009−72396号公報
本発明の実施形態は、より便利なマットレス装置及びベッドを提供する。
実施形態によれば、マットレス装置は、使用者の状態を検出する検出器を着脱取り付け可能な取り付け部を含むマットレスを含む。
別の実施形態によれば、マットレス装置は、マットレスと、使用者の状態を検出する検出器を前記マットレスに着脱取り付け可能な取り付け部と、を含む。
別の実施形態によれば、ベッドは、上記のいずれかのマットレス装置と、ボトムと、を含む。
本発明の実施形態は、より便利なマットレス装置及びベッドを提供できる。
図1(a)〜図1(d)は、第1実施形態に係るマットレス及びベッドを例示する模式図である。 図2は、第1実施形態に係るマットレス及びベッドで用いられる検出器を例示する模式的斜視図である。 図3(a)〜図3(c)は、第1実施形態に係るマットレス及びベッドの状態を例示する模式的側面図である。 図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図9は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図11は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的斜視図である。 図12(a)及び図12(b)は、第2実施形態に係るマットレスを例示する模式的断面図である。 図13は、第2実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。 図14は、第4実施形態に係るベッドシステムを例示する模式図である。 図15は、第4実施形態に係るベッドシステムの動作を例示する模式図である。 図16は、第4実施形態に係るベッドシステムの使用状態を例示する模式的側面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1(a)〜図1(d)は、第1実施形態に係るマットレス及びベッドを例示する模式図である。
図1(a)は、斜視図である。図1(b)は、図1(a)のA1−A2線断面図である。図1(c)は、図1(b)のB1−B2線断面図である。図1(d)は、図1(b)のB3−B4線断面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係るマットレス装置210は、ベッド70のボトム71の上に置くことができる。ベッド70は、例えば、マットレス装置210、ボトム71及びベッド脚部74を含む。ベッド脚部74により、ボトム71が支持される。
ボトム71は、例えば、背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cなどを含む。背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cにおいて、互いの角度は変更可能である。背ボトム70aの動作により、使用者の背の角度が変更可能である。膝ボトム70bと脚ボトム70cとの間の角度の変更により、膝の角度が変更可能である。これらの角度は、連動して変化しても良い。ベッド面の全体の傾斜が変更可能でも良い。これらのボトム71の動作は、例えば後述する駆動部(例えばアクチュエータ)などにより行われる。ベッド70において、「背上げ」、「膝上げ」、「高さ調整」及び「傾斜」などの少なくともいずれかが可能である。「傾斜」は、ローリング及びチルトの少なくともいずれかを含む。
図1(a)においては、図を見やすくするために、ボトム71とマットレス装置210との間の距離が大きく離されて描かれている。マットレス装置210を使用するときには、マットレス装置210は、ボトム71の上に置かれる。
マットレス装置210は、マットレス60を含む。マットレス60は、ボトム71の上に置かれる。マットレス60の上に、ベッド70の使用者81が横たわることができる。
マットレス60は、第1面61a〜第6面61fを有する。第2面61bは、第1面61aの反対側の面である。例えば、第1面61aの上に使用者81が横たわることができる。または、第2面61bの上に使用者81が横たわることができる。マットレス60の上面(例えば表面)及び下面(例えば裏面)は、使用時に互いに入れ替えられても良い。このように、使用者81は、第1面61a及び第2面61bのいずれかに横たわることが可能である。
例えば、第1面61aから第2面61bに向かう第1方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。第1方向(Z軸方向)は、例えば、マットレス60の厚さ方向である。
マットレス60において、第3面61cから第4面61dに向かう方向は、第2方向に沿う。第2方向は、例えば、X軸方向である。第2方向は、例えば、マットレス60の左右方向である。
マットレス60において、第5面61eから第6面61fに向かう方向は、第3方向に沿う。第3方向は、第1方向及び第2方向を含む平面(例えば、Z−X平面)と交差する。第3方向は、例えば、Y軸方向である。第3方向は、例えば、マットレス60の上下方向である。上下方向は、マットレス60(ベッド70)の使用者の頭と足とを結ぶ方向に対応する。
例えば、マットレス60の平面形状は、略長方形である。この例では、第5面61eと第6面61fとの間の第3方向(Y軸方向)に沿う長さは、第3面61cと第4面61dとの間の第2方向(X軸方向)に沿う長さよりも長い。実施形態において、マットレス60の平面形状は、任意である。マットレス60の平面形状は、例えば、略正方形等であってもよい。
第1面61a及び第2面61bは、例えば、マットレス60の主面に対応する。第3面61cは、例えば、側面(例えば右側の側面)に対応する。第4面61dは、例えば、側面(例えば左側の側面)に対応する。第5面61eは、例えば、側面(例えば足側の側面)に対応する。第6面61fは、例えば、側面(例えば頭側の側面)に対応する。
実施形態に係るマットレス装置210は、取り付け部65を含む。取り付け部65は、検出器62をマットレス60に取り付け可能である。
検出器62は、マットレス60とボトム71との間に置かれることが可能である。検出器62は、例えば、使用者81の状態を検出する。使用者81の状態は、例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位の少なくとも1つを含む。例えば、検出器62は、使用者81の生体情報を検出する。検出器62は、例えば、使用者81の活動状態を検出しても良い。検出器62の例については、後述する。
検出器62は、必要に応じて用いられる。例えば、使用者81及びその介護者等が検出器62を必要としたときに、検出器62は、ボトム71とマットレス60との間に挿入される。例えば、使用者81及びその介護者等が検出器62を必要としていないときには、検出器62は、用いられない。例えば、使用者81が健常者である場合には、検出器62を必要としない。使用者81が高齢者または病人である場合がある。この場合には、検出器62により使用者81の状態を検出することで、適切な医療または介護を使用者81に提供できる。
実施形態において、取り付け部65は、検出器62をマットレス60に取り付けることができる。使用者81は、必要に応じて、検出器62を取り付け部65から取りはずすことができる。このように取り付け部65は、検出器62をマットレスに着脱取り付け可能(Removable and Attachable)である。すなわち、1つの状態(第1状態)においては、検出器62はマットレス60に取り付けられていない。別の状態(第2状態)においては、取り付け部65により、検出器62がマットレス60に取り付けられる。
例えば、使用者81が健常者である場合が、上記の第1状態に対応する。使用者81が高齢者または病人である場合が、上記の第2状態に対応する。例えば、健常者が高齢者になる場合がある。健常者が病人になる場合がある。このようなときに、必要に応じてマットレス60に検出器62を取り付けることが可能である。
これにより、健常者が高齢者や病人になった場合に、マットレス60を変更することなく、検出器62を取り付けることができる。これにより、より適切な医療または介護を提供できる。今まで使っていたマットレス60を交換することなく、そのまま使い続けることができる。実施形態によれば、より便利なマットレス装置及びベッドを提供できる。
マットレス60のサイズは大きいため、新たなマットレスに交換すると、粗大ごみが著しくなる。実施形態によれば、環境を良好に保つことができる。
図1(b)に示すように、この例では、取り付け部65は、第1凹部60dを含む。第1凹部60dは、マットレス60の第1面61aに設けられる。第1面61aと第2面61bとは互いに入れ替えが可能であるため、凹部は、第2面61bに設けられても良い。
検出器62の少なくとも一部は、この第1凹部60dの内部の空間に位置することが可能である。これにより、例えば、検出器62の位置が固定されやすくなる。例えば、第1凹部60dの側壁により、検出器62のマットレス60に対する相対的な位置が実質的に固定される。検出器62の位置が実質的に固定されることにより、検出器62と使用者81との間の相対的な位置関係が実質的に固定される。これにより、使用者81の状態をより高い精度で検出することができる。
例えば、使用者81のベッド70の使用状態により、検出器62の位置が所望の位置からずれる場合がある。後述するように、ボトム71の角度が傾斜する場合がある。これにより、例えば、重力や振動などの影響により、検出器62の位置がずれる場合がある。このような場合において、取り付け部65(この場合は、第1凹部60d)により検出器62の位置のずれが抑制できる。より高い精度での検出が可能なる。
例えば、第1凹部60dの形状は、検出器62の外形に沿った形状を有していても良い。例えば、第1凹部60dの縁は、検出器62の外縁よりも大きい。
図1(c)に示すように、第1凹部60dは、深さが異なる複数の凹状部分を含んでも良い。たとえば、第1凹部60dは、第1凹状部分61da〜第3凹状部分61dcを含む。例えば、X軸方向において、第1凹状部分61daと第2凹状部分61dbと間に第3凹状部分61dcが位置する。第1凹状部分61da及び第2凹状部分61dbの少なくともいずれかの深さは、第3凹状部分61dcの深さよりも深くても良い。
例えば、検出器62において、厚さが互いに異なる複数の部分が設けられる場合がある。例えば、検出器62のうちの厚さが厚い部分が、第1凹状部分61daまたは第2凹状部分61dbに収容可能である。これにより、マットレス60の上に横たわる使用者81において、凹凸に起因する違和感がより抑制される。例えば、検出器62が、電気素子または配線などを含む回路部を有する場合がある。このような場合に、回路部が第1凹状部分61daまたは第2凹状部分61dbに収容可能である。
図1(d)に示すように、第1凹部60dが設けられない部分において、マットレス60の厚さは、実質的に均一でも良い。
図1(a)に示すように、この例では、検出器62は、シート状(またはプレート状)である。
実施形態において、マットレス60は、例えば、ポリウレタン及びポリエステルの少なくともいずれかを含む。マットレス60は、例えば、ウレタンフォームを含んでも良い。後述するように、マットレス60は、コイルを含んでも良い。マットレス60は、例えば、エアセルを含んでも良い。
図2は、第1実施形態に係るマットレス及びベッドで用いられる検出器を例示する模式的斜視図である。
図2に示すように、検出器62は、回路部62a及びセンサ部62bを含む。回路部62aは、通信部62cを含む。通信部62cは、データの送受信を行う。送受信は、有線及び無線の少なくともいずれかを含む任意の方法により行われる。
センサ部62bは、例えば、センサ装置62dを含む。センサ部62bは、センサ部62bが受ける力(または力に対応した特性)を検出する。力は、例えば、圧力及び音波の少なくともいずれかを含む。センサ部62bは、例えば、圧力センサを含む。センサ部62bは、例えば、マイクロフォンを含む。
センサ部62bに、マットレス60を介して、使用者81による力(圧力及び音波の少なくともいずれか)が加わる。例えば、センサ部62bで検出された力に基づく信号が、回路部62aから出力される。出力された信号が、制御部(図示しない)に供給される。制御部において、信号(力)の大きさ及び信号(力)の大きさの時間的な変化の少なくともいずれかに基づいて、使用者81の状態(例えば、離床、睡眠、または覚醒など)が推定される。例えば、回路部62aにおいて、センサ部62bで検出された力及び力の時間的な変化の少なくともいずれかに基づいて、使用者81の状態(離床、睡眠、または覚醒など)が推定されても良い。使用者81の状態は、起き上がり、端座位(例えば離床準備状態)、離床、入眠、睡眠、または覚醒を含んでも良い。
例えば、使用者81の状態に応じた振動が、センサ部62bに加わる。振動は、例えば、使用者81の体動に応じている。振動がセンサ部62bにおいて検出される。振動は、音を含んでも良い。
例えば、回路部62aの厚さは、センサ部62bの厚さよりも厚い場合がある。このような場合において、回路部62aが、第1凹部60dのうちのより深い部分(例えば、第1凹状部分61daまたは第2凹状部分61dbなど)に収容されても良い。
図3(a)〜図3(c)は、第1実施形態に係るマットレス及びベッドの状態を例示する模式的側面図である。
図3(a)に示すように、1つの状態において、ボトム71(背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cなど)は、フラットである。図3(b)に示すように、別の状態において、背ボトム70aが傾斜しても良い。図3(c)に示すように、別の状態において、背ボトム70a及び膝ボトム70bが傾斜しても良い。
このように、ボトム71は、種々の傾斜状態を有することができる。例えば、図3(b)及び第3(c)に示すように、ボトム71の一部(この例では背ボトム70a)が傾斜すると、検出器62の位置が、所望の位置からずれ易くなる。ずれの方向は、例えば、ベッド70の頭方向から足方向に向かう方向に沿う。使用者81の体動きなどによる振動により、位置のずれは、より容易に生じる。
取り付け部65として、上記の第1凹部60dを用いることで、検出器62の位置のずれが抑制し易くできる。より高い精度での検出が可能になる。
ボトム71の上記の傾斜は、例えば、駆動部75(例えばアクチュエータ)の動作により制御される。
図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
図4(a)は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。図4(b)は、図4(a)のB1−B2線断面図である。
図4(a)に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置210aにおいては、第1面61aは、複数の溝60tを有する。マットレス装置210aにおけるこれ以外の構成は、マットレス装置210と同様である。
複数の溝60tは、第2方向に沿う。第2方向は、例えば、第1面61aから第2面61bに向かう第1方向(Z軸方向)と交差する方向であり、例えば、X軸方向である。複数の溝60tにより、マットレス60は曲がりやすくなる。例えば、図3(b)及び図3(c)に例示したように、背ボトム70aが傾斜する場合がある。このとき、複数の溝60tが設けられることにより、マットレス60がボトム71に沿って曲がりやすくなる。曲がりやすくなることで検出器62に加わる力(ずれを生じさせる力)が抑制される。ボトム71が傾斜した場合にも、検出器62の位置のずれが抑制できる。複数の溝60tは、例えば、マットレス60の屈曲部に対応する。
第1凹部60dの位置は、複数の溝60tの位置とは異なる。例えば、第1凹部60dの少なくとも一部は、第1方向(Z軸方向)において、複数の溝60tの少なくとも一部と重ならない。例えば、第1凹部60dは、第1方向(Z軸方向)において、複数の溝60tと重ならない。第1凹部60dは、例えば、マットレス60の屈曲部とは異なる位置に設けられる。これにより、ボトム71の傾斜に伴ってマットレス60が曲がったときに、不要な応力が検出器62に加わることが、より抑制できる。
図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
図5(a)は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。図5(b)は、図5(a)のB1−B2線断面図である。
図5(a)に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置210bにおいては、取り付け部65は、第1凹部60dに加えて、カバー部60jをさらに含む。マットレス装置210bにおけるこれ以外の構成は、マットレス装置210と同様である。
カバー部60jの一端は、例えば、第1面61aの一部に固定されている。カバー部60jの他端は、例えば、第1面61aの別の一部に固定可能である。固定は、例えば、面ファスナーなどにより行われても良い。固定は、着脱可能な固定を含む。
例えば、検出器62の少なくとも一部は、カバー部60jと第1凹部60dとの間に位置することが可能である。例えば、第1凹部60dの少なくとも一部に検出器62が収容される。そして、カバー部60jにより、検出器62の少なくとも一部がカバーされる。これにより、検出器62の位置の移動がより抑制できる。
カバー部60jは、面状でも良い。カバー部60jは、紐状でも良い。カバー部60jには、例えば、布、樹脂フィルム、または、樹脂シートなどの任意の材料が用いられる。
図6(a)及び図6(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
図6(a)は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。図6(b)は、図6(a)のB1−B2線断面図である。
図6(a)に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置210cにおいては、取り付け部65の第1凹部60dの深さが実質的に一定である。マットレス装置210cにおけるこれ以外の構成は、マットレス装置210と同様である。実施形態において、第1凹部60dの深さは任意である。マットレス装置210cにおいて、カバー部60jが設けられても良い。
図7(a)及び図7(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
これらの図は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。図7(a)及び図7(b)は、マットレス60における互いに異なる状態を例示している。
図7(a)に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置210dは、上記のマットレス60に加えて、第1部材63をさらに含む。この場合も、取り付け部65として、第1凹部60dが設けられている。マットレス装置210dにおけるこれ以外の構成は、マットレス装置210aと同様である。
第1部材63の少なくとも一部は、第1凹部60dに収容可能である。例えば、上記のように、必要なときに、検出器62が取り付け部65によりマットレス60に取り付けられる。この例では、必要なときに、検出器62の少なくとも一部が第1凹部60dに収容される。このときは、第1部材63は用いられない。
一方、検出器62が必要ではないときには、第1凹部60dの中には、検出器62は設けられない。このとき、図7(b)に示すように、第1部材63の少なくとも一部が第1凹部60dに収容される。例えば、第1部材63の少なくとも一部が第1凹部60dに収容されないときに比べて、第1凹部60dによる凹凸に起因した違和感が抑制できる。
例えば、第1部材63の材料は、マットレス60の少なくとも一部の材料と同じでも良い。第1部材63は、例えば、マットレス60の付属品である。
図7(a)に示すように、第1部材63の形状(例えば外縁の形状)は、例えば、第1凹部60dの形状(外縁の形状)に沿っている。
図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
図8(a)は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。図8(b)は、図8(a)のB1−B2線断面図である。
これらの図に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置210eにおいては、マットレス60は、複数のコイル(コイル68a及び68bなど)を含む。マットレス装置210eにおけるこれ以外の構成は、マットレス装置210と同様である。
コイル68a及び68bは、第1面61aと第2面61bとの間に設けられる。これらのコイルの伸縮方向は、Z軸方向に沿う。Z軸方向において、コイル68bは、第1凹部60dと重なる。Z軸方向において、コイル68aは、第1凹部60dと重ならない。
例えば、コイル68bのZ軸方向に沿う長さは、コイル68aのZ軸方向に沿う長さよりも短くても良い。コイルを設けることで、使用者81において、より快適なマットレス60の使用感を提供できる。
図9は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
図9は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。
図9に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置210fにおいては、取り付け部65は、上記の第1凹部60dに加えて、第2凹部60fをさらに含む。マットレス装置210fにおけるこれ以外の構成は、マットレス装置210と同様とすることができる。
第2凹部60fは、マットレス60の第2面61bに設けられる。このように、マットレス装置210fにおいては、マットレス60の2つの主面のそれぞれに凹部が設けられる。
例えば、マットレス60において、第1面61aの硬さが、第2面61bの硬さとは異なる場合がある。例えば、使用者81は、自分の好みに応じて、第1面61aまたは第2面61bを上面として用いる。このとき、第1面61aと第2面61bのそれぞれに凹部(取り付け部65)を設けることにより、使用者81の好みに応じた、マットレス60の使用状態が得られる。その好みに応じた使用状態において、検出器62をマットレス60とボトム71との間に設けることができる。マットレス装置210fによれば、より便利なマットレス装置及びベッドが提供できる。
例えば、第2凹部60fの少なくとも一部は、第1方向(第1面61aから第2面61bに向かう方向であり、Z軸方向)において、第1凹部60dと重ならない。例えば、第2凹部60fの位置(X−Y平面内における位置)は、第1凹部60dの位置(X−Y平面内における位置)とは異なる。例えば、2つの凹部の位置が互いに同じ場合は、それらの凹部により、マットレス60の一部の厚さが他の部分よりも過度に薄くなる。これにより、違和感が生じやすくなる。2つの凹部の位置が互いに異なることで、違和感が抑制できる。
この例では、第1面61aに複数の第1凹部60dが設けられている。一方、第2面61bに複数の第2凹部60fが設けられている。複数の第2凹部60fは、Z軸方向において、複数の第1凹部60dと重なっていない。違和感が抑制できる。
第1面61aに複数の第1凹部60dが設けられることで、所望の位置に検出器62を設けることができる。より便利なマットレス装置及びベッドが提供できる。
図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
図10(a)は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。図10(b)は、図10(a)のB1−B2線断面図である。
図10(a)に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置211においては、取り付け部65は、第1孔64aを含む。マットレス装置211においては、取り付け部65として、上記の第1凹部60dの代わりに、第1孔64aが用いられる。マットレス装置211におけるこれ以外の構成は、マットレス装置210aと同様とすることができる。
この例でも、マットレス60は、第1面61aと、第1面61aの反対側の第2面61bと、を有している。取り付け部65に含まれる第1孔64aは、第1面61aと第2面61bとの間において、マットレス60に設けられている。
第1孔64aは、例えば、第2方向(第1面61aから第2面61bに向かう第1方向(Z軸方向)と交差する方向であり、例えば、X軸方向)に沿って延びる。例えば、第1孔64aに、検出器62が挿入される。
既に説明したように、マットレス60は、第3面61c〜第6面61fを有する。例えば、第3面61c(例えば、右側の側面)から第4面61d(例えば左側の側面)に向かう方向に沿って、第1孔64aが延びる。
図10(b)に示すように、第3面61cに第1開口部60pが設けられる。第4面61dに第2開口部60qが設けられる。第1孔64aは、これらの開口部の少なくとも1つ(第3面61c及び第4面61dの少なくとも一部に設けられた開口部)と繋がっても良い。これらの開口部を介して、第1孔64aに検出器62が挿入され、または、取り出されても良い。例えば、検出器62が電池などを含む場合に、検出器62の電池の交換が容易になる。例えば、検出器62が配線などを含む場合に、配線がこれらの開口部を通過できる。
マットレス装置211によっても、より便利なマットレス装置及びベッドが提供できる。
マットレス装置211において、第1面61aは、複数の溝60tを有しても良い。既に説明したように、複数の溝60tは、第1方向(Z軸方向)と交差する第2方向(X軸方向)に沿っている。第1孔64aの少なくとも一部は、第1方向(Z軸方向)において、複数の溝60tの少なくとも一部と重ならない。第1孔64aが複数の溝60t(例えばマットレス60の屈曲部)とは異なる位置に設けられる。これにより、ボトム71の傾斜に伴ってマットレス60が曲がったときに、不要な応力が検出器62に加わることが抑制できる。
マットレス装置211において、例えば、第1孔64aと第1面61aとの間の距離は、第1孔64aと第2面61bとの間の距離よりも短い。これにより、例えば、使用者81から遠い位置に、検出器62を設けることができる。
マットレス60に複数の第1孔64aが設けられてもよい。例えば、複数の第1孔64aの1つのZ軸方向における位置は、複数の第1孔64aの別の1つのZ軸方向における位置と異なっても良い。例えば、複数の第1孔64aの1つから、複数の第1孔64aの別の1つに向かう方向は、Z軸方向に沿っても良い。例えば、厚さ方向に、2つ以上の第1孔64aが並んで設けられても良い。
既に説明したように、例えば、使用者81の好みなどに応じて、第2面61bが上側で使用される状態と、第1面61aが上側で使用される状態と、があっても良い。このとき、厚さ方向に、2つの第1孔64aが並んで設けられることにより、使用者81から遠い位置に検出器62を設けることができる。さらに便利なマットレス装置及びベッドを提供できる。
図11は、第1実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的斜視図である。
図11に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置211aにおいては、取り付け部65は、第1孔64aに加えて、第2孔64bを含む。マットレス装置211aにおけるこれ以外の構成は、マットレス装置211と同様とすることができる。
第2孔64bも、第1面61aと第2面61bとの間において、マットレス60に設けられる。
第1孔64aから第2孔64bに向かう方向は、例えば、第3方向に沿う。第3方向は、第1方向(Z軸方向)及び第2方向(例えばX軸方向)を含む平面(Z−X平面)と交差する方向(例えばY軸方向)に対応する。
例えば、マットレス60の頭側に1つの孔(例えば第1孔64a)が設けられる。マットレス60の足側に別の1つの孔(例えば第2孔64b)が設けられる。複数の孔のいずれかに、検出器62を挿入できる。使用者81の状態をより精度良く検出できる。使用者81においてより違和感が少ない位置に検出器62を設けることもできる。
例えば、第3面61cに第3開口部60rが設けられる。第4面61dに第4開口部60sが設けられる。第2孔64bは、これらの開口部の少なくとも1つ(第3面61c及び第4面61dの少なくとも一部に設けられた開口部)と繋がっても良い。これらの開口部を介して、第2孔64bに検出器62が挿入され、または、取り出されても良い。例えば、検出器62が配線などを含む場合に、配線がこれらの開口部を通過できる。
(第2実施形態)
図12(a)及び図12(b)は、第2実施形態に係るマットレスを例示する模式的断面図である。
図12(a)は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。図12(b)は、図12(a)のB1−B2線断面図である。
図12(a)に示すように、実施形態に係るマットレス装置212は、マットレス60及び取り付け部65を含む。取り付け部65は、検出器62をマットレス60に着脱取り付け可能である。この例でも、検出器62は、使用者81の状態を検出する。マットレス装置212においては、取り付け部65が、マットレス60とは別に設けられる。マットレス装置212におけるこれ以外の構成は、例えば、マットレス装置210と同様とすることができる。マットレス装置212においては、凹部(例えば、第1凹部60dなど)、または、孔(例えば第1孔64a)などは設けられなくても良い。
マットレス装置212において、取り付け部65は、例えば、シート状、プレート状、紐状またはテープ状でも良い。
例えば、取り付け部65は、テープ状部材66を含む。例えば、取り付け部65(テープ状部材66)の少なくとも一部は、マットレス60に固定される。取り付け部65(テープ状部材66)の一端は、マットレス60に固定される。取り付け部65(テープ状部材66)の他端は、マットレス60に固定可能である。これらの固定は、着脱可能な固定を含む。固定は、例えば、面ファスナーなどにより行われても良い。
検出器62の少なくとも一部は、マットレス60と取り付け部65(例えば、テープ状部材66など)との間に位置することが可能である。マットレス60と取り付け部65との間に、検出器62が挿入される。
取り付け部65により、検出器62の位置のずれが抑制できる。より高い精度の検出が可能になる。
この例では、複数の取り付け部65が設けられている。取り付け部65の数は任意である。
この例においても、マットレス60は、第1面61aと、第1面61aの反対側の第2面61bと、を有する。使用者81は、第1面61a及び第2面61bのいずれかに横たわることが可能である。取り付け部65(例えば、テープ状部材66など)は、第1面61aに固定される。例えば、第1面61aは、複数の溝60tを有する。複数の溝60tは、第2方向(例えば、第1面61aから第2面61bに向かう第1方向(Z軸方向)と交差するX軸方向)に沿う。取り付け部65(例えば、テープ状部材66など)の少なくとも一部は、第1方向(Z軸方向)において複数の溝60tの少なくとも一部と重ならない。ボトム71の傾斜に伴ってマットレス60が曲がったときに、不要な応力が検出器62に加わることが抑制できる。
マットレス装置212において、取り付け部65は、例えば、樹脂フィルム(または樹脂シート)などを含んでも良い。樹脂フィルムまたは樹脂シートは、例えばシリコーン樹脂などを含む。樹脂フィルム(または樹脂シート)と、検出器62(例えば、センサ部62b)と、の間の密着性が高い。この場合、樹脂フィルム(または樹脂シート)の表面に、検出器62(例えば、センサ部62b)が、着脱可能の状態で貼り付けられる。この場合、マットレス60とボトム71との間に、取り付け部65(樹脂フィルムまたは樹脂シート)が位置する。取り付け部65(樹脂フィルムまたは樹脂シート)と、ボトム71と、の間に検出器62が位置する。取り付け部65(樹脂フィルムまたは樹脂シート)は、粘着性または接着性を有しても良い。
図13は、第2実施形態に係る別のマットレスを例示する模式的断面図である。
図13は、図1(a)のA1−A2線に対応する断面図である。
図13に示すように、実施形態に係る別のマットレス装置212aも、マットレス60及び取り付け部65を含む。この例では、複数の取り付け部65が設けられる。例えば、第1面61aにテープ状部材66が設けられる。第2面61bに、別のテープ状部材66が設けられる。第1面61aに複数のテープ状部材66が設けられても良い。第2面61bに、複数の別のテープ状部材66が設けられても良い。
この場合も、複数の取り付け部65(テープ状部材66など)は、Z軸方向において、複数の溝60tと重ならない。マットレス装置212aにおいても、より便利なマットレス装置及びベッドが提供できる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、ベッド70(図1(a)参照)に係る。ベッド70は、上記の第1及び第2実施形態に係る任意のマットレス装置及びその変形と、ボトム71(図1(a))参照と、を含む。
ベッド70において、例えば、取り付け部65は、マットレス60のボトム71側に位置する。ボトム71は、例えば、背ボトム70a及び膝ボトム70bを含む(図1(a)参照)。取り付け部65は、例えば、背ボトム70aに対向する。実施形態に係るベッド70は、検出器62をさらに含んでも良い。
(第4実施形態)
以下、実施形態に係るベッド70に適用できる検出器62の例、及び、検出器62を用いたベッドシステムの例について説明する。
図14は、第4実施形態に係るベッドシステムを例示する模式図である。
図14に示すように、ベッドシステム450は、第1検出器410と、第2検出器420と、制御装置430と、を含む。制御装置430は、例えば、第1検出器410及び第2検出器420と電気的に接続されても良い。制御装置430は、例えば、無線などの方法により、第1検出器410及び第2検出器420とデータの授受が可能でも良い。第1検出器410は、検出器62の1つの例である。この例では、複数の検出器が設けられる。第2検出器420は、検出器62の別の例である。制御装置430は、例えば、スマートフォン、またはタブレット型コンピュータでも良い。制御装置430は、第1検出器410及び第2検出器420と有線または無線による通信が可能である。制御装置430は、任意である。
この例では、第1検出器410は、通信部411、生体センサ412、角度センサ413、重量センサ414、メモリ415、及び制御部416を含む。これらの要素は、例えば、電気回路を含む。生体センサ412は、使用者81の状態を検出する、使用者81の状態は、例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、体温、体重、睡眠、覚醒、離床、起上り及び端座位の少なくとも1つを含む。角度センサ413は、例えば、ボトム71の角度などを検出する。重量センサ414は、第1検出器410に加わる重量を検出する。メモリ415は、例えば、検出条件、及び、検出結果の少なくともいずれかを記憶する。制御部416は、例えば、生体センサ412、角度センサ413及び重量センサ414で検出した情報を、メモリ415に保存するように制御する。制御部416は、例えば時刻ごとに情報を保存する。通信部411は、生体センサ412、角度センサ413、重量センサ414及びメモリ415の少なくともいずれかと、外部(例えば、制御装置430)と、の間における通信を行う。制御部416は、通信部411を制御し、この通信を行う。
第2検出器420は、通信部421、生体センサ422、角度センサ423、重量センサ424、メモリ425、及び制御部426を含む。これらの要素は、例えば、電気回路を含む。通信部421、生体センサ422、角度センサ423、重量センサ424、メモリ425及び制御部426の機能は、通信部411、生体センサ412、角度センサ413、重量センサ414、メモリ415及び制御部426のそれぞれの機能と同様である。生体センサ422は、省略されても良い。
制御装置430は、例えば、通信部431、表示部432及び制御部436を含む。これらの要素は、例えば、電気回路を含む。制御装置430はメモリ(図示しない)を含む。このメモリは、例えば、第1検出器410及び第2検出器420から受け取った情報を一時的に保存する。
制御装置430は、第1検出器410及び第2検出器420の動作を制御する。
図15は、第4実施形態に係るベッドシステムの動作を例示する模式図である。
図15は、制御装置430の具体的な動作例を示している。説明の便宜上、第1検出器410及び第2検出器420で検出した結果から、使用者の状態を表示する例を説明する。電源から電力が供給されているときに、第1検出器410及び第2検出器420は、例えば、これらの検出器に含まれる各センサを起動させて、使用者の生体情報等を、例えば、常に(連続的に、または、断続的に、1つの期間の間において)、取得している。
制御装置430は、第1検出器410及び第2検出器420から得られた検出結果(データ)を受け取る。例えば、検出結果(データ)を取得したいときに、制御装置430は、第1検出器410及び第2検出器420にデータの取得要求(例えばコマンドCMD1、またはアドレスADD1−10等)を送信する(ステップS1)。
取得要求を受けた第1検出器410は、該当するアドレスADD1−10のデータDATA1を読み出す(ステップS2)。第1検出器410は、通信部411を介してデータDATA1を制御装置430へ送信する。
同様に、取得要求を受けた第2検出器420は、該当するアドレスADD100−110のデータDATA2を読み出す(ステップS3)。第2検出器420は、通信部421を介してデータを制御装置430へ送信する。
制御装置430は、これらのデータを例えば一時的にメモリに保持する(ステップS4)。
制御装置430は、検出結果(データDATA1及びDATA2)に基づいて、警告などを含む情報(出力情報)を出力する。出力情報は、例えば、視覚情報及び聴覚情報の少なくともいずれかを含んでも良い。出力情報は、例えば、表示部432に表示されても良い。
ステップS5において、制御装置430はベッド70の状態を推定する。制御部436は、角度センサ413及び422に関する情報からベッドの状態を推定する。
例えば、以下に示す図16のようなベッドの使用状態であることを仮定する。
図16は、第4実施形態に係るベッドシステムの使用状態を例示する模式的側面図である。
図16では、図示の便宜上、制御装置430は省略されている。
図16に示すように、例えば、ボトム71の上にマットレス装置210fが置かれる。マットレス60に複数の取り付け部65(第1凹部60d)が設けられている。1つの取り付け部65(第1凹部60d)に、第1検出器410が設けられる。別の取り付け部65(第1凹部60d)に、第2検出器420が設けられる。第1検出器410及び第2検出器420から、種々の検出結果(データ)が出力される。
この場合、角度センサ413は、重力方向に対して傾いていることを検出し、生体センサ422は第2検出器420が水平方向に置かれていることを検出する。
ステップS6(図15参照)で、制御部436は平面方向における使用者81とベッド70との位置関係を推定する。例えば、制御部436は、重量センサ414及び424に関する情報から推定する。その結果、制御部436は、例えば、使用者81の頭部や胸部の位置を推定する。
ステップS7(図15参照)で、制御部436は、データDATA1とデータDATA2とのいずれが信頼性の高いデータであるかを評価する。例えば、センサの位置が胸部に近いときに取得しやすい生体情報がある場合、制御部436は、胸部に近いセンサを、ステップS5及びステップS6から推定する。例えば、第1検出器410の方が他の検出器(例えば第2検出器420)と比べて胸部に近い場合、制御部436は、データDATA1を信頼性の高いデータとして選択する。
信頼性が高いデータか否かは、生体情報の種類(例えば、脈拍または血圧等)によって異なる場合がある。例えば、制御部436は、生体情報の種類ごとに、いずれのデータがよいかを判断する。
ステップS8(図15参照)で、制御部436は、信頼性の高いデータを表示部432に表示する。
上記の例では、ステップS5からステップS8までを経て、制御装置430が警告などを含む情報(出力情報)を出力している。実施形態は、この例に限定されない。実施形態において、例えば、制御装置430は、信頼性の高いデータか否かを、例えば、第1検出器410から得られた信号等と、第2検出器420から得られた信号等と、の大小(強弱)の比較の結果により、判断してもよい。
例えば、制御装置430は、第1検出器410から得られる第1出力信号(例えば振幅)が第2検出器420から得られる第2出力信号(例えば振幅)以上であるとき、第1出力信号を用いた処理を行う。例えば、制御装置430は、第2検出器410から得られる第2出力信号(例えば振幅)が第1検出器410から得られる第1出力信号(例えば振幅)よりも大きい場合、第2出力信号を用いた処理を行う。
例えば、第1検出器410で検出される重力が、第2検出器420で検出される重力以上である場合がある。このとき、制御装置430は、第1検出器410から得られる第1出力信号を用いた処理を行う。第2検出器420で検出される重力が、第1検出器410で検出される重力よりも大きい場合がある。このとき、制御装置430は、第2検出器420から得られる第2出力信号を用いた処理を行う。
例えば、第1検出器410または第2検出器420によって生体信号を検出する場合がある。例えば、使用者81の上体(例えば胸部など)の近くに検出器が設けられたときに、高い検出精度が得やすい。例えば、使用者81の上体は、背ボトム70aの動きにより、下肢部よりも大きな角度で傾斜する場合が多い。このため、傾斜角度が大きい場合に、検出器が使用者81の上体の近くに位置する、と推定できる。
例えば、第1検出器410で検出される角度が、第2検出器420で検出される角度以上である場合がある。このとき、制御装置430は、第1検出器410から得られる第1出力信号を用いた処理を行う。第2検出器420で検出される角度が、第1検出器410で検出される角度よりも大きい場合がある。このとき、制御装置430は、第2検出器420から得られる第2出力信号を用いた処理を行う。
このような処理を行うことで、より高い精度での検出が可能になる。
実施形態において、ベッドシステム450の使用者は、例えば、ベッドの使用者81の、介護者、看護者または医者などである。ベッドシステム450の使用者は、例えば、検出器62(第1検出器410など)から得られる使用者81の状態に基づいて、適切な医療または介護を使用者81に提供できる。
実施形態において、複数の検出器62(第1検出器410及び第2検出器420など)が設けられる場合、制御装置430は、優先的な検出器62から得られた出力データを用いて、処理を行っても良い。
実施形態によれば、より便利なマットレス装置及びベッドが提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、マットレス装置に含まれるマットレス及び取り付け部、並びに、検出器などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施形態として上述したマットレス装置及びベッドを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのマットレス装置及びベッドも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
60…マットレス、 60d…第1凹部、 60f…第2凹部、 60j…カバー部、 60p〜60s…第1〜第4開口部、 60t…溝、 61a〜61f…第1〜第6面、 61da〜61dc…第1〜第3凹状部分、 62…検出器、 62a…回路部、 62b…センサ部、 62c…通信部、 62d…センサ装置、 63…第1部材、 64a、64b…第1、第2孔、 65…取り付け部、 66…テープ状部材、 68a、68b…コイル、 70…ベッド、 70a…背ボトム、 70b…膝ボトム、 70c…脚ボトム、 71…ボトム、 74…ベッド脚部、 75…駆動部、 81…使用者、 210、210a〜210f、211、211a、212、212a…マットレス装置、 410、420…第1、第2検出器、 411、412…通信部、 412、422…生体センサ、 413、423…角度センサ、 414、424…重量センサ、 415、425…メモリ、 416、426…制御部、 430…制御装置、 431…通信部、 432…表示部、 436…制御部、 450…ベッドシステム、 ADD1〜ADD10、ADD100〜ADD110…アドレス、 CMD1、CMD2…コマンド
DATA1、DATA2…データ、 S1〜S8…ステップ

Claims (5)

  1. 使用者の状態を検出する検出器を着脱取り付け可能な取り付け部を含むマットレスを備えたマットレス装置。
  2. 前記マットレスは、第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、を有し、
    前記使用者は、前記第1面及び前記第2面のいずれかに横たわることが可能であり、
    前記取り付け部は、前記第1面に設けられた第1凹部を含む、請求項1記載のマットレス装置。
  3. 前記マットレスは、第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、を有し、
    前記使用者は、前記第1面及び前記第2面のいずれかに横たわることが可能であり、
    前記取り付け部は、前記第1面と前記第2面との間において前記マットレスに設けられた第1孔を含む、請求項1記載のマットレス装置。
  4. マットレスと、
    使用者の状態を検出する検出器を前記マットレスに着脱取り付け可能な取り付け部と、
    を備えたマットレス装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のマットレス装置と、
    ボトムと、
    を備えたベッド。
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