JPWO2019245055A1 - 生体情報検出用マット、生体情報検出装置及び生体情報通信システム - Google Patents

生体情報検出用マット、生体情報検出装置及び生体情報通信システム Download PDF

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Abstract

生体情報検出用マットは、長尺状に形成され、生体からの圧力に応じた空気を出力する空気袋と、前記空気袋と略同じ大きさの凹部が中央部に形成され、前記凹部に前記空気袋がはめ込まれ、前記空気袋の厚さと略同じ厚さを有する板状クッション部材と、前記板状クッション部材と略同じ大きさで、全体的に湾曲可能に形成され、前記板状クッション部材を挟むように設けられた一対の合成樹脂板状部材と、を備えている。

Description

本発明は、生体情報検出用マット、生体情報検出装置及び生体情報通信システムに関する。
従来、人体に電極やリード線等を取り付けることなく人体の生体情報を収集する生体情報収集装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1の技術は、板形状部材の上のどの位置に人体が乗った状態においても、空気袋の中の空気圧を無指向性マイクロホン又は圧力センサにより検出することにより、呼吸、心拍数などを計測することができる。
特許第3419732号公報
特許文献1の技術では、人体が乗ることができる十分な広さを有する板形状部材が必要である。しかし、人体が乗ることができるサイズの板形状部材を用意するのは簡単ではなく、持ち運びも不便である。
一方、板形状部材のサイズを小さくすると、板形状部材と人体との間にマットレス等の敷物が介在している場合には、人体の生体情報を精度よく検出できない問題がある。
本発明は、このような実情を鑑みて提案されたものであり、対象者の周期的な生体情報を高精度に検出することができる生体情報検出用マット、生体情報検出装置及び生体情報通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る生体情報検出用マットは、長尺状に形成され、生体からの圧力に応じた空気を出力する空気袋と、前記空気袋と略同じ大きさの凹部が中央部に形成され、前記凹部に前記空気袋がはめ込まれ、前記空気袋の厚さと略同じ厚さを有する板状クッション部材と、前記板状クッション部材と略同じ大きさで、全体的に湾曲可能に形成され、前記板状クッション部材を挟むように設けられた一対の合成樹脂板状部材と、を備えている。
本発明に係る生体情報検出装置は、対象者の下に配置される前記生体情報検出用マットと、前記生体情報検出用マットからの空気圧に基づいて、前記対象者の周期的な生体情報を検出する生体情報検出部と、を備えている。
本発明は、対象者の周期的な生体情報を高精度に検出することができる。
第1実施形態に係る生体情報検出装置の模式的な構成を示す正面図である。 生体情報検出装置のセンサマットの構成を示す図である。 センサボードの構成を示す分解斜視図である。 本体部の機能的な構成を示すブロック図である。 測定対象の重量が2kgの場合において、敷物の下にエアパッド単体を配置したときの呼吸信号の波形図である。 測定対象の重量が2kgの場合において、敷物の下にセンサマットを配置したときの呼吸信号の波形図である。 測定対象の重量が6kgの場合において、敷物の下にエアパッド単体を配置したときの呼吸信号の波形図である。 測定対象の重量が6kgの場合において、敷物の下にセンサマットを配置したときの呼吸信号の波形図である。 敷物の下にエアパッド単体を配置した場合の心拍信号の波形図である。 敷物の下にセンサマットを配置した場合の心拍信号の波形図である。 第2実施形態に係る生体情報通信システムの構成を示す図である。 センサマットカバーを示す正面図である。 センサマットカバーを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る生体情報検出装置1の模式的な構成を示す正面図である。生体情報検出装置1は、生体情報の検出対象者(以下「対象者」という。)から心拍数や呼吸数などの生体情報を検出して、外部機器とデータ通信を行う。本実施形態では、生体情報検出装置1は、例えば睡眠中の対象者100(乳児・幼児など)の1分間当たりの呼吸数を検出する。
生体情報検出装置1は、睡眠中の対象者100の下に配置されるセンサマット10と、センサマット10から出力される空気圧に基づいて対象者100の呼吸数を演算する本体部50と、センサマット10から出力された空気を本体部50に供給するシリコンチューブ70と、を備えている。なお、図示されていないが、対象者100とセンサマット10との間には、マットレス等の敷物が置かれる。
図2は、センサマット10の構成を示す図である。
センサマット10は、センサマットカバー20と、センサマットカバー20に収納される2つのセンサボード30と、を備えている。なお、シリコンチューブ70の端部(センサマット10側)には、Y字状の管であるY字コネクタ71が接合されている。
一方、各センサボード30の空気口は、それぞれシリコンチューブ72を介して、Y字コネクタ71の残り2箇所の接合部に接合されている。このため、各センサボード30から排出される空気は、各シリコンチューブ72を介してY字コネクタで合流して、シリコンチューブ70を経由して図1に示す本体部50へ供給される。
センサマットカバー20は、長方形状に構成されたカバーであり、2つのセンサボード30がそれぞれ収納される2つの袋部21と、センサボード30が袋部21の外部にでないように機能する蓋部22と、を備えている。
各袋部21は、1つのセンサボード30を完全に収納できる程度の形状及び大きさに構成されている。そして、各袋部21は、センサマットカバー20の長手方向の中心部で直交する中心軸に対して対称になるように配置されている。このため、センサマットカバー20は、各袋部21にセンサボード30が収納された状態において、上述の中心軸で2つに折りたたみ可能になっている。
センサボード30は、対象者100のいる敷物の下に配置される。センサボード30は、対象者100の呼吸運動や脈動などの動きに応じた空気を出力して、シリコンチューブ70等を経由して本体部50に供給する
図3は、センサボード30の構成を示す分解斜視図である。センサボード30は、略正方形状の板状部材であり、対象者100の呼吸運動や脈動などの動き(圧力)に応じた空気を出力する。センサボード30は、第1のポリ塩化ビニル板31と、第2のポリ塩化ビニル板32と、クッション部材33と、エアパッド34と、を備える。
第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32は、例えば略正方形の板状に形成されたポリ塩化ビニルである。第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32は、硬質な面を有しており、全体的に湾曲可能に形成されている。第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32の厚さは、例えば1mmである。第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32の角は、例えば5mmのアール加工が施されている。
なお、第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32の代わりに、アクリル板又はベニア板を用いることも考えられる。しかし、ベニア板は、湾曲可能ではないので、第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32の代用には不向きである。一方、アクリル板は、湾曲可能な厚さに形成されていれば、第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32の代用となり得る。つまり、第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32の代用として、全体的に湾曲可能に形成された合成樹脂素材の板状部材であればよい。このような合成樹脂素材としては、上述したものの他に、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などが該当する。
クッション部材33は、例えば5mmの厚さを有するポリウレタン素材で形成されたものである。クッション部材33は、第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32と略同じ大きさの正方形の板状に形成されている。
クッション部材33の対称軸に沿った中央部には、エアパッド34がすっぽり入る程の大きさの凹部33aが形成されている。エアパッド34がクッション部材33の凹部33aにはめ込まれると、エアパッド34の表面はクッション部材33の表面とほぼ同じ位置になる。
エアパッド34は、長尺状に形成された空気袋である。エアパッド34の空気口には、所定の長さの空気管34aが設けられている。空気管34aの一方側は、エアパッド34の内部にある。空気管34aの他方側は、エアパッド34の外部に露出して、シリコンチューブ72に接合されている。
また、エアパッド34の内部には、ポリウレタン素材のクッション部材が入っている。このため、エアパッド34は、通常(外圧がない状態)においても、所定の厚さ(本実施形態では10mm)があり、内部に空気を有している。エアパッド34に対象者100からの外圧が加えられると、その外圧に応じてエアパッド34から空気が出力される。エアパッド34から出力された空気は、シリコンチューブ70を介して、本体部50に供給される。
図4は、本体部50の機能的な構成を示すブロック図である。
本体部50は、圧電素子51と、フィルタ回路52と、最大値検出器53と、カウンタ54と、生体情報検出部55と、送信部56と、を備えている。
圧電素子51は、シリコンチューブ70から供給される空気の振動に応じた信号を出力する。フィルタ回路52は、圧電素子51から供給される信号のうち所定帯域成分を除去する。なお、フィルタ回路52のフィルタ特性は、圧電素子51から出力される信号から人体の呼吸成分を抽出するのに適した特性に設定されている。このため、フィルタ回路52は、ノイズ成分を除去して、呼吸信号を出力する。なお、検出したい生体情報に応じて、フィルタ回路52の周波数特性を変更することが可能である。例えば、フィルタ回路52がハイパスフィルタ(例えば3Hz以下の帯域成分を除去)の場合、呼吸信号の代わりに、他の生体情報の信号、例えば、心拍信号が得られる。
最大値検出器53は、フィルタ回路52から供給される呼吸信号の最大値(ピーク値)を検出する毎に正極性パルスを出力する。カウンタ54は、タイマ機能を有しており、最大値検出器53から供給される正極性パルスをカウントすると共に、所定時間(例えば10秒間)毎にリセットする。そして、カウンタ54は、リセットする毎にその時点のカウント値を生体情報検出部55へ供給する。
生体情報検出部55は、カウンタ54から供給される呼吸数を6倍した値を演算し、その演算値を1分間当たりの呼吸数として送信部56へ供給する。送信部56は、生体情報検出部55から供給された呼吸数をオペレータの情報端末装置へ送信する。これにより、オペレータは、対象者100の呼吸数をリアルタイムで確認することができる。
なお、情報端末装置は、対象者100の呼吸数が連続して所定時間以上閾値を下回った場合に、警報を発してもよい。これにより、オペレータは、対象者100の呼吸数が検出されなくなった状態をすぐに把握することができる。
以上のように、本実施形態に係る生体情報検出装置1は、センサマット10の上にいる対象者100についてリアルタイムで呼吸数を検出して、その呼吸数をオペレータの情報端末装置へ送信する。これにより、オペレータは、対象者100の呼吸数をリアルタイムで把握することができる。
また、生体情報検出装置1は、対象者100がマットレス等の敷物の上にいる場合であっても、その敷物の下に図3に示すセンサマット10を配置することにより、対象者100の呼吸数を精度よく検出することができる。
[比較測定1]
敷物の下にエアパッド単体を配置した場合の呼吸信号(フィルタ回路52の出力信号)と、敷物の下に図3に示すセンサマット10を配置した場合の呼吸信号と、をそれぞれ測定した。測定条件は次の通りである。
・エアパット単体、センサマット10はそれぞれ個別に測定する。
・エアパッド単体は、センサマット10内のエアパッド34と同じ個体とする。
・センサマット10の第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32のサイズは40cm×40cm、厚さ1mmとする。
・センサマット10のクッション部材33(ポリウレタン素材)の厚さは5mmとする。
・エアパット単体、センサマット10の上にそれぞれ厚さ2.5cmの敷物を載せる。
・敷物の上でエアパットの中心から20cmの位置に呼吸シミュレータを設置する。
・呼吸シミュレータの平均呼吸数は30[回/分]とする。
・測定対象の重量として2kgと6kgの2種類を使用する。
図5は、測定対象の重量が2kgの場合において、敷物の下にエアパッド単体を配置したときの呼吸信号(フィルタ回路52の出力信号)の波形図である。図6は、測定対象の重量が2kgの場合において、敷物の下に図3に示すセンサマット10を配置したときの呼吸信号の波形図である。
図7は、測定対象の重量が6kgの場合において、敷物の下にエアパッド単体を配置したときの呼吸信号の波形図である。図8は、測定対象の重量が6kgの場合において、敷物の下に図3に示すセンサマット10を配置したときの呼吸信号の波形図である。図5から図8において、縦軸方向は信号の大きさ、横軸方向は時間を表す。
図5から図8によると、測定対象の重量が2kgと6kgの両方のケースにおいて、エアパット単体から得られた呼吸信号よりも、センサマット10から得られた呼吸信号の方が、振幅が大きくなった。すなわち、エアパッド単体よりもセンサマット10の方が、呼吸の検出感度が高かった。
以上のように、本発明の実施形態に係る生体情報検出装置1は、図3に示す構成のセンサマット10を使用することにより、対象者100の全長をカバーできるサイズの板形状部材を用いることなく、対象者100の呼吸数を検出することができる。
また、生体情報検出装置1は、対象者100とセンサマット10との間にマットレス等の敷物が介在している場合であっても、対象者100の呼吸数を高精度に検出することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で設計変更されたものにも適用可能である。例えば、第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32、及びクッション部材33のサイズ及び厚さは、上述した例に限定されるものではない。
また、図4に示すカウンタ54は、10秒毎にカウント値をリセットしたが、その他の周期でカウント値をリセットしてもよい。具体的には、カウンタ54は、20秒毎又は30秒毎にカウント値をリセットしてもよい。この場合、生体情報検出部55は、カウンタ54からのカウント値を3倍又は2倍にして、1分間の呼吸数を求めればよい。
さらに、生体情報検出装置1は、対象者100の呼吸数を検出するだけでなく、対象者100の心拍数を検出することも可能である。この場合、フィルタ回路52のフィルタ特性は、圧電素子51から出力される信号から人体の心拍成分を抽出するのに適した特性に設定される。
[比較測定2]
敷物の下にエアパッド単体を配置した場合の心拍(脈動)信号(フィルタ回路52の出力信号)と、敷物の下に図3に示すセンサマット10を配置した場合の心拍信号と、をそれぞれ測定した。測定条件は次の通りである。
・エアパット単体、センサマット10はそれぞれ個別に測定する。
・エアパッド単体は、センサマット10内のエアパッド34と同じ個体とする。
・センサマット10の第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32のサイズは40cm×40cm、厚さ1mmとする。
・センサマット10のクッション部材33(ポリウレタン素材)の厚さは5mmとする。
・エアパット単体、センサマット10の上にそれぞれ厚さ2.5cmの敷物を載せる。
・敷物の上でエアパットの中心から20cmの位置に擬似心拍信号発生装置を設置する。なお、擬似心拍信号発生装置は、ファンクションジェネレータにアンプとスピーカーを接続してスピーカーを任意の周期で振動させる装置であり、心拍周期を設定することで疑似的な心拍性体動を発生する。
・擬似心拍信号発生装置の平均心拍数は84[回/分]とする。
・測定対象の重量は580g(1種類)を使用する。(擬似心拍信号発生装置の制限により重量を変更することが困難であるため)
図9は、敷物の下にエアパッド単体を配置した場合の心拍信号(フィルタ回路52の出力信号)の波形図である。図10は、敷物の下に図3に示すセンサマット10を配置した場合の心拍信号の波形図である。図9及び図10において、縦軸方向は信号の大きさ、横軸方向は時間を表す。
図9及び図10によると、エアパット単体から得られた心拍信号よりも、センサマット10から得られた心拍信号の方が、振幅が大きくなった。すなわち、エアパッド単体よりもセンサマット10の方が、心拍の検出感度が高かった。
以上のように、本発明の実施形態に係る生体情報検出装置1は、対象者100の全長の半分以下のサイズのセンサマット10を使用することにより、対象者100の全長をカバーするサイズの板形状部材を用いることなく、対象者100の心拍数を検出することができる。
生体情報検出装置1は、対象者100とセンサマット10との間にマットレス等の敷物が介在している場合であっても、対象者100の心拍数を高精度に検出することができる。また、生体情報検出装置1は、呼吸数と心拍数を同時に検出することもできる。この場合、生体情報検出装置1は、呼吸数を検出するための図4に示す各ブロックと、心拍数を検出するための図4に示す各ブロックと、を備えればよい。
[第2実施形態]
図11は、第2実施形態に係る生体情報通信システム200の構成を示す図である。
生体情報通信システム200は、図1に示す生体情報検出装置1と、データ通信が可能な情報端末装置220と、生体情報を管理して人体に関する情報を情報端末装置220へ配信する生体情報管理サーバ230と、を備えている。
図1では、生体情報検出装置1及び情報端末装置220がそれぞれ3つ、生体情報管理サーバ230が1つ図示されている。但し、生体情報検出装置1及び情報端末装置220の数は、特に限定されるものではなく、生体情報を検出すべき対象者の数に応じて設けられている。また、生体情報管理サーバ230は、1つであってもよいし、負荷分散のために複数設けられてもよい。
生体情報検出装置1は、寝ている状態の対象者から、心拍・呼吸数などの生体情報を検出する。さらに、生体情報検出装置1は、環境情報として、温度、湿度、部屋の明るさ、騒音、臭い、気圧等も検出する。生体情報検出装置1は、検出した生体情報や環境情報を内部のメモリに自動的に記録すると共に、リアルタイム又は所定のタイミングで、インターネットを介して、図1に示す生体情報管理サーバ230に送信する。
また、生体情報検出装置1は、予め対象者の個人情報(年齢、性別、居住地域(位置情報)、要介護レベル等)を記憶しておき、この個人情報を生体情報管理サーバ230に送信する。なお、生体情報検出装置1は、無線通信又は赤外線通信などによって、生体情報検出サーバ30を経由することなく、直接情報端末装置220と直接データ通信することも可能である。
情報端末装置220は、有線又は無線によりインターネット回線に接続可能な端末である。情報端末装置220は、例えば、いわゆるスマートフォン、タブレット端末、携帯電話、小型パーソナルコンピュータなどが該当する。情報端末装置220は、医者、看護婦、介護者、対象者の親族等の対象者の状態を確認したい者に所有される。
情報端末装置220は、生体情報管理サーバ230から送信された生体情報、警告情報(例えば、対象者100の呼吸数が連続して所定時間以上閾値を下回った旨の警告情報、離床した旨の警告情報)、その他の情報を表示する。これにより、ユーザは、対象者から離れた場所にいる場合でも、対象者の生体情報・その他の情報を確認したり、対象者の心拍数・離床の有無を把握したりすることができる。さらに、情報端末装置220は、生体情報管理サーバ230を経由して、生体情報検出装置1とテキスト文書、画像、音声の各情報を送受信することも可能である。
なお、情報端末装置220は、生体情報管理サーバ230を経由することなく、生体情報検出装置1と直接通信することもできる。この場合、情報端末装置220は、生体情報検出装置1からの生体情報に基づいて、上述した警告情報をユーザに提示する。
生体情報管理サーバ230は、生体情報検出装置1から送信された生体情報を、予め決められた情報端末装置220へ送信する。また、生体情報管理サーバ230は、生体情報検出装置1から送信された生体情報に基づいて、対象者の呼吸数が正常か、離床したか否かを判定することもできる。
例えば、生体情報管理サーバ230は、生体情報検出装置1から送信された生体情報が所定時間(例えば20秒間)途切れると、対象者が離床したと判定し、離床したことを示す警告情報を情報端末装置220へ送信する。また、生体情報管理サーバ230は、生体情報検出装置1から送信された心拍数が所定時間(例えば2分間)連続して、30以下になった場合又は170以上になった場合に、異常であることを示す警告情報を情報端末装置220へ送信してもよい。
さらに、生体情報管理サーバ230は、ネットワーク上に接続されている全対象者から生体情報及び個人情報を集計して、対象者の居住地域、季節、要介護レベル、環境情報にそれぞれ応じた統計データ(ビックデータ)を作成することもできる。この統計データによれば、任意の条件を満たすそれぞれの対象者(例えば、60代男性、居住地域:北海道、要介護レベル3など)について、環境情報がどのような状態であれば、生体情報が安定するかが把握可能になる。
この場合、生体情報管理サーバ230は、任意の生体情報検出装置1からの生体情報及び環境情報を受信すると、受信した情報と統計データとを比較する。そして、生体情報管理サーバ230は、対象者の生体情報の異常(心拍、呼吸数の大きな変化など)を検出した場合には、統計データに基づいて、生体情報が安定しているときの環境に促すための警告情報を生体情報検出装置1及び情報端末装置220に送信する。これにより、生体情報検出装置1や情報端末装置220のユーザは、警告情報を確認して、対象者の環境(室温、湿度など)を最適な状態に調整することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で設計変更されたものにも適用可能である。本発明は、例えば、介護サービス付きのスマートハウスにも適用可能である。
このスマートハウス内(屋内)のLED照明装置には、空間/人感センサ、赤外線センサが組み込まれている。このような構成の複数のLED照明装置が、ネットワークにそれぞれつながった状態で、屋内の各場所(廊下、風呂、トイレ、寝室など)に設けられ、患者の屋内の位置情報を検出する。
なお、LED照明装置は、患者の腕に付けられる腕時計タイプの通信機器と通信してもよい。この通信機器は、患者の腕に付けられた状態で、例えばBluetooth(登録商標)により、LED照明装置と通信する。LED照明装置は、上記の通信機器と通信することで、患者の屋内の位置情報を検出する。位置情報は、インターネットを介して図10に示す生体情報管理サーバ230に送信された後、例えばユーザの情報端末装置220に送信される。
この結果、情報端末装置220は、LED照明装置から送信された患者の位置情報に基づき、常時、患者の位置情報を出力する。これにより、ユーザは、寝室での患者の健康状態だけでなく、患者の屋内の居場所、患者が屋外へ出たか(徘徊したか)も把握することが可能になる。
生体情報管理サーバ230は、情報端末装置220がスマートハウス内の冷暖房装置、加湿器、除湿器(以下「冷暖房装置等」という。)を制御できる場合、次の制御を行うこともできる。例えば、生体情報管理サーバ230は、統計データに基づいて生体情報が安定しているときの環境になるように、情報端末装置220を介して、冷暖房装置等を直接制御する。これにより、生体情報管理サーバ230は、対象者の環境が自動的に最適な状態になるように、スマートハウス内の冷暖房装置等を遠隔操作することができる。
また、図2に示したセンサマットカバー20の代わりに、次のセンサマットカバーも使用可能である。図12は、センサマットカバー20Aを示す正面図である。図13は、センサマットカバー20Aを示す斜視図である。
センサマットカバー20Aは、長方形状に構成されたカバーであり、2つのセンサボード30がそれぞれ収納される2つの袋部21と、袋部21の開口部を開閉するためのファスナー25と、袋部21とファスナー25との間の空間であってチューブを収納して保護するためのチューブ保護袋26と、センサマットカバー20Aの長手方向の両側にそれぞれ設けられた取手27と、を備えている。なお、図示されていないが、袋部21とチューブ保護袋26との間には、センサボード30を固定するためのセンサ用ファスナーが設けられている。
各袋部21は、1つのセンサボード30を完全に収納できる程度の形状及び大きさに構成されている。そして、各袋部21は、センサマットカバー20の長手方向の中心部にある中心軸に対して対称になるように配置されている。このため、センサマットカバー20は、各袋部21にセンサボード30が収納された状態において、上述の中心軸で2つに折りたたみ可能になっている。
各袋部21には、センサボード30と共に、当該センサボード30の一方の面(表面)上に配置されたスポンジ80が収納される。そして、センサ用ファスナーが閉じられると、各袋部21の内部でセンサボード30とスポンジ80の位置が固定される。
以上のように構成された生体情報検出装置1は、成人だけでなく、一般には検出するのが難しい体重(3〜10kg)の乳幼児であっても、呼吸数等の生体情報を高精度に検出することができる。
また、生体情報検出装置1は、エアパッド34(図3参照)のサイズを変更しなくても、センサボード30(第1及び第2のポリ塩化ビニル板31,32)のサイズを拡大すれば、そのサイズに比例して対象者の生体情報の検出可能範囲を拡大することができる。
さらに、センサボード30は、内部にスポンジ80を有しているので、マットレス単体として使用可能であり、また、マットや布団の下に敷かれた場合でも使用可能である。
1 生体情報検出装置
10 センサマット
20,20A センサマットカバー
30 センサボード
31 第1のポリ塩化ビニル板
32 第2のポリ塩化ビニル板
33 クッション部材
34 エアパッド
50 本体部
55 生体情報検出部
56 送信部
200 生体情報通信システム
220 情報端末装置
230 生体情報管理サーバ


Claims (8)

  1. 長尺状に形成され、生体からの圧力に応じた空気を出力する空気袋と、
    前記空気袋と略同じ大きさの凹部が中央部に形成され、前記凹部に前記空気袋がはめ込まれ、前記空気袋の厚さと略同じ厚さを有する板状クッション部材と、
    前記板状クッション部材と略同じ大きさで、全体的に湾曲可能に形成され、前記板状クッション部材を挟むように設けられた一対の合成樹脂板状部材と、
    を備えた生体情報検出用マット。
  2. 前記空気袋は、その内部に、所定の厚さがあるクッション素材を有する
    請求項1に記載の生体情報検出用マット。
  3. 対象者の下に配置される請求項1又は請求項2に記載の生体情報検出用マットと、
    前記生体情報検出用マットからの空気圧に基づいて、前記対象者の周期的な生体情報を検出する生体情報検出部と、
    を備えた生体情報検出装置。
  4. 前記生体情報検出用マットは、前記生体から伝えられる動きに応じた空気を出力する
    請求項3に記載の生体情報検出装置。
  5. 前記生体情報検出部は、前記生体情報として、前記対象者の呼吸数又は心拍数を検出する
    請求項4に記載の生体情報検出装置。
  6. 前記生体情報検出手段により検出された生体情報を情報端末装置へ送信する送信部を更に備えた
    請求項5に記載の生体情報検出装置。
  7. 前記情報端末装置は、前記送信部から送信された生体情報に基づく情報を出力する出力部を有する
    請求項6に記載の生体情報検出装置。
  8. 請求項7に記載の生体情報検出装置と、
    通信可能な情報端末装置と、
    前記生体情報検出装置から送信された生体情報を受信し、前記生体情報、及び前記生体情報に基づく前記検出対象者の状態の少なくとも一方の情報を、前記情報端末装置へ送信するサーバ装置と、
    を備えた生体情報通信システム。




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