JP5887676B2 - 生体情報検出用のエアパッド、生体情報検出装置及び生体情報配信システム - Google Patents

生体情報検出用のエアパッド、生体情報検出装置及び生体情報配信システム Download PDF

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Description

本発明は、生体情報検出用のエアパッド、生体情報検出装置及び生体情報配信システムに関する。
従来、気密性を有する内部容積の変動可能な空気袋に微小ピンホールを設けると共に、空気袋の内部に空隙を保つためのバネ材を配置した生体情報収集装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の生体情報収集装置は、空気袋に空気の残留がある状態で人体が乗った状態における空気圧の変化を無指向性マイクロフォン又は圧力センサにより検出する。これにより、人体の呼吸、心拍数(心拍周期)、セキやイビキを含む体動等の生体情報が計測される。
特許第3242631号公報
本発明は、従来技術の問題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る生体情報検出用のエアパッドは、生体情報の検出対象者の下に、当該検出対象者の身長方向に交差するように配置される空気袋と、前記空気袋の長手方向の一端側に共に設けられ、両端が前記空気袋の外部と内部にそれぞれ配置された第1及び第2の空気管と、前記空気袋の内部に設けられ、前記第2の空気管の前記空気袋の内部に配置された側の端部に接合されると共に、当該第2の空気管から前記空気袋の長手方向の他端側に延びた内部空気管と、を備えている。
本発明に係る生体情報検出装置は、前記生体情報検出用のエアパッドと、前記第1及び第2の空気管からの空気を合流する空気合流部と、前記空気合流部で合流された空気の振動に基づいて、前記検出対象者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、を備えている。
本発明に係る生体情報配信システムは、前記生体情報検出装置と、通信可能な情報端末装置と、前記生体情報検出装置から送信された生体情報を受信し、当該生体情報及び当該生体情報に基づく前記検出対象者の状態の少なくとも一方を、前記情報端末装置へ送信するサーバ装置と、を備えている。
本発明は、コストをかけることなく、検出対象者の位置に影響されずに、高精度に検出対象者の生体情報を検出することができる。
生体情報配信システムの構成を示す図である。 生体情報配信システムのサービス内容を示す概念図である。 生体情報検出装置の詳細な構成を示す正面図である。 生体情報検出装置の本体部の外観斜視図である。 本体部の機能的な構成を示すブロック図である。 対象者がエアパッドの端部(空気管の反対側)近傍に寝ている場合であって、本実施形態の生体情報の検出結果を得るための実験状況を示す図である。 対象者がエアパッドの端部(空気管の反対側)近傍に寝ている場合であって、従来の生体情報の検出結果を得るための実験状況を示す図である。 本実施形態の生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。 従来の生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。 エアパッドセンサが布団の下に敷かれたときの生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。 エアパッドセンサが布団の下に敷かれていない(対象者が直接載っている)とき生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。 本実施形態の生体情報配信システムが用いられた介護サービス付き住宅のスマートハウスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、生体情報配信システム1の構成を示す図である。
生体情報配信システム1は、生体情報の検出対象者(以下「対象者」という。)から心拍数や呼吸数などの生体情報を検出し、かつデータ通信が可能な生体情報検出装置10と、データ通信が可能な情報端末装置20と、生体情報を管理して人体に関する情報を情報端末装置20へ配信する生体情報管理サーバ30と、を備えている。
図1では、生体情報検出装置10及び情報端末装置20がそれぞれ3つ、生体情報管理サーバ30が1つのみ図示されている。但し、生体情報配信システム1において、生体情報検出装置10及び情報端末装置20の数は限定されるものではなく、生体情報を検出すべき対象者の数に応じて設けられている。また、生体情報管理サーバ30は、1つであってもよいし、負荷分散のために複数設けられてもよい。
図2は、生体情報配信システム1のサービス内容を示す概念図である。
生体情報検出装置(エアパッドセンサ)10は、対象者のベッドパッド又はベッドマットの下に配置され、対象者が寝ている状態で、心拍・呼吸数などの生体情報を検出する。さらに、生体情報検出装置10は、環境情報として、温度、湿度、部屋の明るさ、騒音、臭い、気圧等を検出する。生体情報検出装置10は、検出した生体情報や環境情報を内部のメモリに自動的に記録すると共に、リアルタイム又は所定のタイミングで、インターネットを介して、図1に示す生体情報管理サーバ30に送信する。また、生体情報検出装置10は、予め対象者の個人情報(年齢、性別、居住地域(位置情報)、要介護レベル等)を記憶しておき、この個人情報を生体情報管理サーバ30に送信する。
情報端末装置20は、有線又は無線によりインターネット回線に接続可能な端末であればよく、例えば、いわゆるスマートフォン、タブレット端末、携帯電話、小型パーソナルコンピュータなどが該当する。情報端末装置20は、例えば、医者、看護婦、介護者、対象者の親族等の対象者の状態を確認したい者に所有される。
情報端末装置20は、生体情報管理サーバ30から送信された生体情報、警告情報(例えば離床した旨の情報)、その他の情報を表示する。これにより、ユーザは、対象者から離れた場所にいる場合でも、対象者の生体情報・その他の情報を確認したり、対象者が離床したか否かを把握したりすることができる。また、情報端末装置20は、生体情報管理サーバ30を経由して、生体情報検出装置10との間で、テキスト文書、画像、音声の各情報を送受信することも可能である。
生体情報管理サーバ30は、生体情報検出装置10から送信された生体情報を、予め決められた情報端末装置20へ送信する。また、生体情報管理サーバ30は、生体情報検出装置10から送信された生体情報に基づいて、対象者が離床したか否かを判定することもできる。
例えば、生体情報管理サーバ30は、生体情報検出装置10から送信された生体情報が所定時間(例えば20秒間)途切れると、対象者が離床したと判定し、離床したことを示す警告情報を情報端末装置20へ送信する。また、生体情報管理サーバ30は、生体情報検出装置10から送信された心拍数が所定時間(例えば2分間)連続して、30以下になった場合又は170以上になった場合に、異常であることを示す警告情報を情報端末装置20へ送信してもよい。
さらに、生体情報管理サーバ30は、ネットワーク上に接続されている全対象者から生体情報及び個人情報を集計して、対象者の居住地域、季節、要介護レベル、環境情報にそれぞれ応じた統計データ(ビックデータ)を作成することもできる。この統計データによれば、任意の条件を満たすそれぞれの対象者(例えば、60代男性、居住地域:北海道、要介護レベル3など)について、環境情報がどのような状態であれば、生体情報が安定するかが把握可能になる。
この場合、生体情報管理サーバ30は、任意の生体情報検出装置10からの生体情報及び環境情報を受信すると、受信した情報と統計データとを比較する。そして、生体情報管理サーバ30は、対象者の生体情報の異常(心拍、呼吸数の大きな変化など)を検出した場合には、統計データに基づいて、生体情報が安定しているときの環境に促すための警告情報を生体情報検出装置10及び情報端末装置20に送信する。これにより、生体情報検出装置10や情報端末装置20のユーザは、警告情報を確認して、対象者の環境(室温、湿度など)を最適な状態に調整することができる。
図3は、生体情報検出装置10の詳細な構成を示す正面図である。
生体情報検出装置10は、対象者のベッドパット又はベッドマットの下に敷かれるエアパッドセンサ50と、エアパッドセンサ50からの空気を合流する空気合流部60と、空気合流部60からの空気の振動(音圧)に基づいて生体情報を検出する本体部70と、を備えている。
エアパッドセンサ50は、内部に空気が入るエアパッド51と、両端がエアパッド51の外部と内部に配置された短い管状の2本の空気管52a,52bと、エアパッド51内に設けられた内部空気管53と、を備えている。
エアパッド51は、気密性を有するシート状の空気袋(内部容量が可変の気密性を有する密閉キャビネットを含む。)である。エアパッド51は、長尺状に形成されており、生体情報の検出の際には、ベッドマットレス又は敷布団の下に配置され、さらに対象者の身長方向に対して交差するように(略垂直方向に)配置される。
エアパッド51は、その内部に空隙を設けるための弾性機能を有するクッション部材(例えば、発砲スポンジ)を有している。このため、エアパッド51が外部から押圧されると、エアパッド51が変形すると共に、その変形に応じてクッション部材も変形する。一方、エアパッド51が押圧されなくなると、クッション部材がその弾性機能により元の形状に復元し、エアパッド51内に空隙が設けられる。
空気管52a,52bは、共にエアパッド51の長手方向の一端(一方の短辺)側に設けられている。
内部空気管53は、例えばシリコンチューブであり、エアパッド51の内部に、エアパッド51の長手方向に沿って設けられている。内部空気管53は、空気管52bの端部(外部に露出されていない側)に接合され、当該端部からエアパッド51の内部反対側(空気管52b側の短辺に向かい合う短辺)まで延びている。
このため、空気管52aからは、エアパッド51の内部であって当該空気管52a付近にある空気が排出される。一方、空気管52bからは、エアパッド51の内部であって、空気管52bから最遠の位置にある空気が排出される。
ここで、内部空気管53が、ゴムチューブや他の素材チューブの場合、経年劣化しやすく、それによって空気の振動を伝達しにくくなる傾向がある。これに対して、内部空気管53は、シリコンチューブであるので、経年劣化しにくく、長期間、空気の振動を伝達しやすいという効果がある。
エアパッド51は、対面する所定の領域が互いに接着する接着部54,55を有している。接着部54は、エアパッド51の長手方向に沿った対称軸上に、所定間隔ごとに、所定の長さ(対称軸に沿った細長形状)に形成されている。接着部55は、隣り合う接着部55の間に、エアパッド51の幅方向に沿った細長形状に形成されている。このため、エアパッド51は、それぞれの接着部55において、屈曲可能になっている。
なお、エアパッド51内に設けられたクッション部材は、接着部54,55に囲まれたそれぞれの領域に配置され、囲まれた接着部54,55によって動かないように位置決めされている。
図3に示すように、空気合流部60は、空気管52a,52bにそれぞれ接合されているゴムチューブ61a,61bと、ゴムチューブ61a,61bからそれぞれ排出された空気を合流して1つの出口から排出する空気合流部材62と、空気合流部材62から排出された空気を本体部70へ送るゴムチューブ63と、を有している。
ゴムチューブ61aは空気管52aに接合され、ゴムチューブ61bは空気管52bに接合されている。
空気合流部材62は、例えばT字型に成形されたパイプである。空気合流部材62は、ゴムチューブ61aからの空気と、ゴムチューブ61bからの空気と、を合流して出力する。ゴムチューブ63は、空気合流部材62から出力された空気を本体部70へ送る。
本体部70は、ゴムチューブ63から送られる空気の振動に基づいて、エアパッドセンサ50上の対象者の生体情報を検出する。
図4は、生体情報検出装置10の本体部70の外観斜視図である。本体部70は、対象者の生体情報を検出しないときは、図3に示す空気流通部60と切り離された状態で使用可能である。
図5は、本体部70の機能的な構成を示すブロック図である。
本体部70は、ゴムチューブ63からの空気の振動に応じて信号を発生する圧電素子71と、圧電素子71により発生された生体信号にフィルタ処理を施すフィルタ処理部72と、フィルタ処理された生体信号に基づいて呼吸数や心拍数などの生体情報を検出する信号処理部73と、を有している。
さらに、本体部70は、検出した生体情報を記録するためのメモリ74と、外部と情報の送受信を行うための通信部75と、生体情報等を表示するモニタ76と、入力操作するためのタッチパネル77と、全体制御を行う中央演算処理ユニット(CPU)78と、環境情報を検出する環境センサ79と、を有している。
フィルタ処理部72は、圧電素子71からの信号に対して、ローパスフィルタ(LPF)処理及びハイパスフィルタ(HPF)処理を並行して行う。具体的には、フィルタ処理部72は、呼吸数検出用として、例えば1.0Hz以下のLPF処理を行い、心拍数検出用として、例えば2.0Hz以上のHPF処理を行う。このとき、フィルタ処理部72は、ノイズ除去のために、2〜15Hzのバンドパスフィルタ処理を行うとよい。
信号処理部73は、フィルタ処理部72でLPF処理された信号を監視して、当該信号がゼロレベルを超えたタイミングで呼吸数パルスを発生して、呼吸数パルスをカウントすることで、人体の呼吸数を検出する。
さらに、信号処理部73は、上記の処理と並行して、フィルタ処理部72でHPF処理された信号の絶対値を検出し、当該絶対値を増幅する。そして、信号処理部73は、増幅した絶対値が所定の閾値を超えたタイミングで心拍数パルスを発生し、心拍数パルスをカウントすることで、人体の心拍数を検出する。
なお、信号処理部73は、上述した処理に限らず、他の処理を実行することで、人体の呼吸数及び心拍数等の生体情報を検出してもよい。
メモリ74には、信号処理部73で検出された生体情報が記録される。メモリ74に記録された生体情報は、本体部70が空気合流部60から切り離された状態(図4)において、モニタ76に表示されたり、通信部75を介して生体情報管理サーバ30に送信されたりする。
通信部75は、信号処理部73で検出された情報をリアルタイムで、又は、メモリ74に記録された生体情報を所定のタイミングで、生体情報管理サーバ30へ送信する。また、通信部75は、生体情報管理サーバ30から送信された情報を受信する。
モニタ76は、信号処理部73で検出された生体情報、又は、メモリ74から読み出された生体情報を表示する。また、モニタ76は、生体情報管理サーバ30から送信された情報を表示する。これにより、例えば、モニタ76には、医師、看護婦、介護士等が情報端末装置20を使って発信した情報が表示される。さらに、モニタ76は、インターネットを介して送信された電子メール、SNS(Social Networking Service)の情報を表示することも可能である。
SNSの情報は、インターネット上のすべての人に公開されるものではなく、限定公開となる。例えば、SNSの情報管理を行う管理者(例えば担当医師)が、その管理者権限で、SNSの情報を閲覧できる人(例えば家族、看護士、介護士、ヘルパーなど)を選定する。選定された者には、ID及びパスワードが発行される。
そして、情報端末装置20は、選定された者のID及びパスワードを生体情報管理サーバ30に入力してログインして、生体情報管理サーバ30から患者(対象者)の生体情報を閲覧することができる。また、情報端末装置20は、患者の容態に急激な変化があった場合には、生体情報管理サーバ30から緊急アラート情報を受信する。
なお、医師、看護士、介護士等が情報端末装置20を使って発信した情報が、テキスト文書や画像の場合は、上記のようにモニタ76に表示されるが、音声情報(医師、看護師、介護士等の声)の場合は、図示されていないスピーカから出力されてもよい。
一方、対象者は、自身の体調・状態を図示されていないマイクに発話してもよい。この場合、マイクに入力された音声情報は、通信部75を介して、生体情報管理サーバ30へ送信される。そして、医師、看護師、介護士は、それぞれが保有する情報端末装置20を使って、対象者の発話を聞くことができる。
タッチパネル77は、操作情報が入力されると、その操作情報をCPU78へ出力する。CPU78は、タッチパネル77からの操作情報に基づいて、信号処理、メモリ74への情報の書き込み/読み出し、モニタ76の表示内容、通信部75による情報の送受信等を制御する。
環境センサ79は、環境情報として、温度、湿度、部屋の明るさ、騒音、臭い、気圧等をそれぞれ検出するセンサである。検出された環境情報は、メモリ74に、生体情報と共にログ情報として記録される。ログ情報は、例えば1年間連続してメモリ74に記録される。この結果、月、時間、季節、場所(ログ情報が記録される場所(緯度・経度))、田舎又は都会などの条件によって、どのように生体情報が変化するか予測可能になる。
以上のように、本実施形態に係る生体情報検出装置10は、エアパッドセンサ50のエアパッド51内に、空気管52bの端部(外部に露出されていない側)からエアパッド51の長手方向の反対側まで延びた内部空気管53を備えている。
このため、対象者がエアパッド51の端部(空気管52a,52bの反対側)近傍に寝ている場合に、対象者の心拍や呼吸によってエアパッド51が変形すると、その変形による空気振動は、ほとんど減衰することなく、内部空気管53を伝達して空気管52bから出力される。さらに、上記変形による空気振動は、空気管52aからもある程度出力される。そして、空気管52a,52bから出力された空気振動は、空気合流部60で合流され、本体部70へ出力される。
したがって、生体情報検出装置10は、対象者がエアパッド51の端部(空気管52a,52bの反対側)近傍に寝ている場合であっても、エアパッド51の非常にゆっくりとした微小な変化に応じた空気振動を得ることができ、その空気振動に基づく生体情報を検出することができる。
つぎに、本実施形態に係る生体情報検出装置10により検出される生体情報と、従来の生体情報検出装置により検出される生体情報と、を比較する。
図6Aは、対象者がエアパッドの端部(空気管の反対側)近傍に寝ている場合であって、本実施形態の生体情報の検出結果を得るための実験状況を示す図である。図6Bは、従来の生体情報の検出結果を得るための実験状況を示す図である。
従来、エアパッドの空気管は1つのみである。そこで、従来の生体情報の検出結果を得るためには、空気管52bから空気が排出されないようにして、空気管52aから排出される空気のみに基づいて生体情報を検出すればよい。
図7は、本実施形態の生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。図8は、従来の生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。
図7と図8を比較すると、本実施形態に係る生体情報検出装置10によって得られる呼吸数及び心拍数の信号波形は、従来に比べて、振幅レベルが大きくなっている。このため、従来に比べて、呼吸数及び心拍数が検出されやすくなっていることが分かる。
図9は、エアパッドセンサが布団の下に敷かれたときの生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。図10は、エアパッドセンサが布団の下に敷かれていない(対象者が直接載っている)とき生体情報である呼吸数(上段)及び心拍数(下段)の信号波形を示す図である。
図9と図10を比較すると、エアパッドセンサ50が布団の下に敷かれることによって、精度よく生体情報が検出される。また、エアパッドセンサ50は、特別な部材ではなく、通常使用されるベッドマットレス又は布団の下に敷かれる。このため、対象者は、違和感なく、寝ることができる。
ところで、エアパッド51内には、その内部に空隙を形成するためのクッション部材が設けられている。このため、エアパッド51の端部(空気管52a,52bの反対側)近傍が変形された場合、その変形による空気振動は、空気管52a,52b側に到達するまでに、クッション部材によって減衰される傾向がある。
これに対して、本実施形態に係る生体情報検出装置10は、エアパッド51内に上述した内部空気管53を備えているので、エアパッド51の変形による空気振動を、クッション部材によって減衰させることなく、内部空気管53を経由して本体部70の圧電素子71に伝達できる。この結果、生体情報検出装置10は、対象者がエアパッド51上のどの位置に寝ている場合でも、対象者の生体情報を高精度に検出することができる。
また、生体情報検出装置10は、1つの圧電素子71のみで高精度に生体情報を検出できるので、コストを抑制することも可能になる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で設計変更されたものにも適用可能である。本発明は、将来的には、例えば次のような介護サービス付き住宅のスマートハウスにも適用可能である。
図11は、上記実施形態の生体情報配信システムが用いられた介護サービス付き住宅のスマートハウスを示す図である。この住宅内のLED照明装置には、空間/人感センサ、赤外線センサが組み込まれている。このような構成の複数のLED照明装置が、ネットワークにそれぞれつながった状態で屋内の各場所(廊下、風呂、トイレ、寝室など)に設けられ、患者の屋内の位置情報を検出する。なお、LED照明装置は、患者の腕に付けられるものであってBluetooth(登録商標)通信機能付き腕時計タイプの機器と通信を行って、患者の屋内の位置情報を検出してもよい。位置情報は、インターネットを介して図1に示す生体情報管理サーバ30に送信された後、生体情報検出装置10や情報端末装置20に送信される。
この結果、生体情報検出装置(介護モニター)10及び情報端末装置20は、LED照明装置から送信された患者の位置情報に基づき、常時、患者の位置情報を出力する。これにより、ユーザは、寝室での患者の健康状態だけでなく、患者の屋内の居場所、患者が屋外へ出たか(徘徊したか)も把握することが可能になる。
また、生体情報管理サーバ30は、生体情報検出装置10又は情報端末装置20がスマートハウス内の冷暖房装置、加湿器、除湿器(以下「冷暖房装置等」という。)を制御できる場合、次の制御を行うこともできる。例えば、生体情報管理サーバ30は、統計データに基づいて生体情報が安定しているときの環境になるように、生体情報検出装置10や情報端末装置20を介して、冷暖房装置等を直接制御してもよい。これにより、生体情報管理サーバ30は、対象者の環境が自動的に最適な状態になるように、スマートハウス内の冷暖房装置等を遠隔操作することができる。
図3に示したエアパッド51の形状は、長尺状であるが、これに限定されるものではない。例えば、エアパッド51の形状は、正方形、長方形、円、楕円などでもよい。また、赤ちゃんの生体情報を検出する場合は、エアパッド51を、おむつの中に入るサイズにして、おむつに入れてもよい。
1 生体情報配信システム
10 生体情報検出装置
20 情報端末装置
30 生体情報管理サーバ
50 エアパッドセンサ
51 エアパッド
52a,52b 空気排出口
53 内部空気管
60 空気合流部
70 本体部
71 圧電素子
72 フィルタ処理部
73 信号処理部


Claims (7)

  1. 生体情報の検出対象者の下に、当該検出対象者の身長方向に交差するように配置される空気袋と、
    前記空気袋の長手方向の一端側に共に設けられ、両端が前記空気袋の外部と内部にそれぞれ配置された第1及び第2の空気管と、
    前記空気袋の内部に設けられ、前記第2の空気管の前記空気袋の内部に配置された側の端部に接合されると共に、当該第2の空気管から前記空気袋の長手方向の他端側に延びた内部空気管と、
    を備えた生体情報検出用のエアパッド。
  2. 前記空気袋の内部に設けられ、当該空気袋に外部からの圧力がないときに内部に空隙を形成するためのクッション部材を更に備えた
    請求項1に記載の生体情報検出用のエアパッド。
  3. 前記内部空気管は、シリコンチューブである
    請求項1又は請求項2に記載の生体情報検出用のエアパッド。
  4. 生体情報の検出対象者の下に、当該検出対象者の身長方向に交差するように配置される空気袋と、前記空気袋の長手方向の一端側に共に設けられ、両端が前記空気袋の外部と内部にそれぞれ配置された第1及び第2の空気管と、前記空気袋の内部に設けられ、前記第2の空気管の前記空気袋の内部に配置された側の端部に接合されると共に、当該第2の空気管から前記空気袋の長手方向の他端側に延びた内部空気管と、を有する生体情報検出用のエアパッドと、
    前記第1及び第2の空気管からの空気を合流する空気合流部と、
    前記空気合流部で合流された空気の振動に基づいて、前記検出対象者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、
    を備えた生体情報検出装置。
  5. 前記生体情報検出手段により検出された生体情報及びその他の情報を送信し、外部からの情報を受信するための通信部と、
    前記通信部により受信されたテキスト情報、画像情報、及び音声情報の少なくとも1つを出力する情報出力部と、を更に備えた
    請求項4に記載の生体情報検出装置。
  6. 生体情報の検出対象者の下に、当該検出対象者の身長方向に交差するように配置される空気袋と、前記空気袋の長手方向の一端側に共に設けられ、両端が前記空気袋の外部と内部にそれぞれ配置された第1及び第2の空気管と、前記空気袋の内部に設けられ、前記第2の空気管の前記空気袋の内部に配置された側の端部に接合されると共に、当該第2の空気管から前記空気袋の長手方向の他端側に延びた内部空気管と、を有する生体情報検出用のエアパッドと、前記第1及び第2の空気管からの空気を合流する空気合流部と、前記空気合流部で合流された空気の振動に基づいて、前記検出対象者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、を含む生体情報検出装置と、
    通信可能な情報端末装置と、
    前記生体情報検出装置から送信された生体情報を受信し、当該生体情報及び当該生体情報に基づく前記検出対象者の状態の少なくとも一方を、前記情報端末装置へ送信するサーバ装置と、
    を備えた生体情報配信システム。
  7. 前記サーバ装置は、前記検出対象者の状態として、前記検出対象者が離床した旨の情報を前記情報端末装置へ送信する
    請求項6に記載の生体情報配信システム。
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