JP2019013064A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンデンサの選択の自由度が小さくなることを抑制することが可能な電力変換装置を提供する。【解決手段】この電力変換装置100は、冷却体3と、冷却体3にそれぞれ取り付けられた第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5と、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5にそれぞれ接続された第1導体6および第2導体7と、第1導体6と第2導体7とを接続する第3導体8と、第3導体8に接続された平滑用のコンデンサ回路9と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、冷却体と、冷却体に取り付けられた半導体電力変換モジュールを備える電力変換装置に関する。
従来、冷却体と、冷却体に取り付けられた半導体電力変換モジュールを備える電力変換装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、冷却体と、冷却体の対向する両面にそれぞれ取り付けられたIGBTモジュール(半導体電力変換モジュール)とを備える電力変換装置が開示されている。この電力変換装置では、一方のIGBTモジュールおよび他方のIGBTモジュールは、互いに異なる導体に接続されている。また、一方のIGBTモジュールが接続された導体と、他方のIGBTモジュールが接続された導体とは、これらの導体とは別個に設けられた導体により接続されている。また、この電力変換装置では、平滑用のコンデンサが、一方のIGBTモジュールが接続された導体、または、他方のIGBTモジュールが接続された導体に接続されている。この電力変換装置では、一方のIGBTモジュール、他方のIGBTモジュールおよび平滑用のコンデンサの同電位同士が、3つの導体により電気的に接続されている。
特開2014−11819号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された電力変換装置では、コンデンサが、一方のIGBTモジュールが接続された導体、または、他方のIGBTモジュールが接続された導体に接続されているため、一方のIGBTモジュールからコンデンサまでの距離と、他方のIGBTモジュールからコンデンサまでの距離とが大きく異なる。この場合、一方のIGBTモジュールとコンデンサとの間の配線インダクタンスと、他方のIGBTモジュールとコンデンサとの間の配線インダクタンスとが大きく異なるため、一方のIGBTモジュールを動作させた場合にコンデンサに流れるリプル電流と、他方のIGBTモジュールを動作させた場合にコンデンサに流れるリプル電流とが大きく異なる。
通常、コンデンサには、リプル電流の上限値が定められているため、上記特許文献1に記載された電力変換装置では、一方のIGBTモジュールを動作させた場合にコンデンサに流れるリプル電流と、他方のIGBTモジュールを動作させた場合にコンデンサに流れるリプル電流とのうち、いずれか大きい方のリプル電流に合わせて、コンデンサを選択しなければならず、コンデンサの選択の自由度が小さくなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、コンデンサの選択の自由度が小さくなることを抑制することが可能な電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による電力変換装置は、冷却体と、冷却体にそれぞれ取り付けられた第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールと、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールにそれぞれ接続された第1導体および第2導体と、第1導体と第2導体とを接続する第3導体と、第3導体に接続された平滑用のコンデンサ回路と、を備える。
この発明の一の局面による電力変換装置では、上記のように、平滑用のコンデンサ回路を、第1導体と第2導体とを接続する第3導体に接続する。これにより、第1半導体電力変換モジュールからコンデンサ回路までの距離と、第2半導体電力変換モジュールからコンデンサ回路までの距離とが大きく異なることを抑制することができるので、第1半導体電力変換モジュールとコンデンサ回路との間の配線インダクタンスと、第2半導体電力変換モジュールとコンデンサ回路との間の配線インダクタンスとが大きく異なることを抑制することができる。その結果、第1半導体電力変換モジュールを動作させた場合にコンデンサ回路に流れるリプル電流と、第2半導体電力変換モジュールを動作させた場合にコンデンサ回路に流れるリプル電流とが大きく異なることを抑制することができるので、リプル電流に起因して、コンデンサ回路のコンデンサの選択の自由度が小さくなることを抑制することができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールは、冷却体の対向する両面にそれぞれ取り付けられている。このように構成すれば、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールを、冷却体に容易に取り付けることができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、コンデンサ回路は、第1半導体電力変換モジュールからの配線インダクタンスおよび第2半導体電力変換モジュールからの配線インダクタンスが、略等しい位置で、第3導体に接続されている。このように構成すれば、各半導体電力変換モジュールを動作させた場合にコンデンサ回路に流れるリプル電流を略均一にすることができるので、リプル電流に起因して、コンデンサ回路のコンデンサの選択の自由度が小さくなることをより抑制することができる。
この場合、好ましくは、コンデンサ回路は、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールから、略等距離の位置で、第3導体に接続されている。このように構成すれば、各半導体電力変換モジュールからコンデンサ回路までの距離を略等距離にすることができるので、より簡易に各半導体電力変換モジュールとコンデンサ回路との間の配線インダクタンスを略均一にすることができる。その結果、各半導体電力変換モジュールを動作させた場合にコンデンサ回路に流れるリプル電流を略均一にすることができるので、リプル電流に起因して、コンデンサ回路のコンデンサの選択の自由度が小さくなることをより簡易に抑制することができる。
上記コンデンサ回路が各半導体電力変換モジュールから略等距離の位置で第3導体に接続されている構成において、好ましくは、コンデンサ回路は、複数のコンデンサを含み、複数のコンデンサが偶数個である場合には、複数のコンデンサは、第1半導体電力変換モジュールと第2半導体電力変換モジュールとの中央線に対して略線対称の位置で、第3導体に接続されており、複数のコンデンサが奇数個である場合には、複数のコンデンサは、中央線に対して略線対称の位置および中央線に重なる位置で、第3導体に接続されている。このように構成すれば、コンデンサ回路が複数のコンデンサを含む場合にも、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールから略等距離の位置に、コンデンサ回路を容易に配置することができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、メンテナンス用開口部が設けられた筐体をさらに備え、コンデンサ回路は、メンテナンス用開口部側から取り外し可能なように、メンテナンス用開口部側に配置されている。このように構成すれば、メンテナンス用開口部側からコンデンサ回路を取り外して、コンデンサ回路を容易に交換することができる。
この場合、好ましくは、メンテナンス用開口部は、コンデンサ回路および第3導体に対して設置面に略平行な方向側に配置されており、第3導体は、設置面に略平行になるように、第1導体と第2導体とに接続されており、コンデンサ回路は、設置面に略垂直になるように、第3導体に接続されている。このように構成すれば、第3導体を第1導体および第2導体に接続したまま、コンデンサ回路を第3導体から取り外して、設置面に略平行にコンデンサ回路を引き出すことができるので、コンデンサ回路をより容易に交換することができる。
上記コンデンサ回路および第3導体がメンテナンス用開口部側に配置されている構成において、好ましくは、メンテナンス用開口部は、コンデンサ回路および第3導体に対して設置面に略平行な方向側に配置されており、第3導体は、設置面に略垂直になるように、第1導体と第2導体とに接続されており、コンデンサ回路は、設置面に略平行になるように、第3導体に接続されている。このように構成すれば、第3導体を第1導体および第2導体から取り外すことにより、第3導体とともに第3導体に接続されたコンデンサ回路を取り外して、コンデンサ回路を交換することができる。
上記一の局面による電力変換装置において、好ましくは、冷却体と、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールと、第1導体および第2導体と、第3導体と、コンデンサ回路と、をそれぞれ含む、第1電力変換ユニットおよび第2電力変換ユニット、を備え、第1電力変換ユニットの第3導体と、第2電力変換ユニットの第3導体とは、第4導体により接続されている。このように構成すれば、単一の電力変換ユニット内だけでなく、複数の電力変換ユニット間においても、コンデンサ回路に流れるリプル電流が大きく異なる値になることを抑制することができる。その結果、複数の電力変換ユニットを接続して使用する場合にも、リプル電流に起因して、コンデンサ回路のコンデンサの選択の自由度が小さくなることを抑制することができる。
この場合、好ましくは、第1電力変換ユニットおよび第2電力変換ユニットでは、コンデンサ回路は、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールから、略等距離の位置で、第3導体に接続されており、第4導体は、第1電力変換ユニットの第3導体の略中央位置と、第2電力変換ユニットの第3導体の略中央位置とを接続している。このように構成すれば、複数の電力変換ユニット間においても、各半導体電力変換モジュールを動作させた場合に各コンデンサ回路に流れるリプル電流を略均一にすることができる。その結果、複数の電力変換ユニットを接続して使用する場合に、リプル電流に起因して、コンデンサ回路のコンデンサの選択の自由度が小さくなることをより抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、コンデンサの選択の自由度が小さくなることを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による電力変換装置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による電力変換装置の電気的接続関係を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による電力変換装置の第3導体をY2方向側から見た模式図である。 比較例による電力変換装置およびこの電力変換装置の等価回路を示す図である。 本発明の第1実施形態による電力変換装置およびこの電力変換装置の等価回路を示す図である。 本発明の第2実施形態による電力変換装置を示す模式図である。 比較例による電力変換装置およびこの電力変換装置の等価回路を示す図である。 本発明の第2実施形態による電力変換装置およびこの電力変換装置の等価回路を示す図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例による電力変換装置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例による電力変換装置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例による電力変換装置を示す模式図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3を参照して、第1実施形態による電力変換装置100の構成について説明する。
(電力変換装置の構成)
電力変換装置100は、直流電力を交流電力に変換する装置である。電力変換装置100は、設置面としての地面に設置されている。
図1および図2に示すように、電力変換装置100は、筐体1と、筐体1内に収容される電力変換ユニット2とを備えている。筐体1には、電力変換ユニット2のメンテナンスを行うためのメンテナンス用開口部1aが設けられている。メンテナンス用開口部1aには、メンテナンス用開口部1aを開閉するための扉1bが設けられている。作業者は、扉1bを開いて、筐体1内で電力変換ユニット2のメンテナンスを行う。
電力変換ユニット2は、冷却体3と、第1半導体電力変換モジュール4と、第2半導体電力変換モジュール5と、第1導体6と、第2導体7と、第3導体8と、コンデンサ回路9とを含んでいる。
冷却体3は、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5を冷却するために設けられている。冷却体3には、空気などの冷却用流体Fの流通方向(Y方向)に沿って延びる複数の放熱フィン(図示せず)が設けられている。冷却用流体Fは、ファン(図示せず)により流通される。
第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5は、共に、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体電力変換素子を含む電力変換モジュールである。第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5は、それぞれ、冷却体3の対向する両面に取り付けられている。具体的には、第1半導体電力変換モジュール4は、冷却体3のX2方向側の面に、端子4aが外側(X2方向側)を向くように取り付けられている。端子4aは、正極用の正極端子P1(図2参照)と、負極用の負極端子N1と、交流出力用の交流出力端子CE1とを含んでいる。また、第2半導体電力変換モジュール5は、冷却体3のX1方向側の面に、端子5aが外側(X1方向側)を向くように取り付けられている。端子5aは、正極用の正極端子P2(図2参照)と、負極用の負極端子N2と、交流出力用の交流出力端子CE2とを含んでいる。第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5は、それぞれの端子4aおよび5aが互いに反対方向を向くように、冷却体3に取り付けられている。また、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5は、冷却体3を挟んで、互いに対向する位置に配置されている。
また、第1半導体電力変換モジュール4の端子4aおよび第2半導体電力変換モジュール5の端子5aは、それぞれ、第1導体6および第2導体7に電気的に接続されている。第1導体6および第2導体7は、アルミや銅などの金属を含む金属基板であり、基板面が設置面(地面)に略垂直(Z方向(鉛直方向)の向き)になるように、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5に電気的に接続されている。
第1導体6は、第1半導体電力変換モジュール4に対して外側(X2方向側)において、第1半導体電力変換モジュール4の端子4aに電気的に接続されている。具体的には、第1導体6は、第1半導体電力変換モジュール4の正極端子P1が電気的に接続される正極側導体部分6a(図2参照)と、第1半導体電力変換モジュール4の負極端子N1が電気的に接続される負極側導体部分6bとを含んでいる。また、第1導体6は、金属製の正極側導体部分6aと金属製の負極側導体部分6bとの間に絶縁物により形成された絶縁層を設けたラミネート構造を有している。
第2導体7は、第2半導体電力変換モジュール5に対して外側(X2方向側)において、第2半導体電力変換モジュール5の端子5aに電気的に接続されている。具体的には、第2導体7は、第2半導体電力変換モジュール5の正極端子P2が電気的に接続される正極側導体部分7a(図2参照)と、第2半導体電力変換モジュール5の負極端子N2が電気的に接続される負極側導体部分7bとを含んでいる。また、第2導体7は、金属製の正極側導体部分7aと金属製の負極側導体部分7bとの間に絶縁物により形成された絶縁層を設けたラミネート構造を有している。
電力変換装置100では、第1導体6および第2導体7は、第1半導体電力変換モジュール4、冷却体3および第2半導体電力変換モジュール5を第1導体6側(X2方向側)からこの順に挟んで、互いに対向する位置に配置されている。
また、第1導体6および第2導体7は、第3導体8に電気的に接続されている。第3導体8は、アルミや銅などの金属を含む金属基板であり、基板面が設置面(地面)に略垂直(Z方向(鉛直方向)の向き)になるように、第1導体6と第2導体7とに電気的に接続されている。また、図3に示すように、第3導体8には、冷却用流体F(図1参照)を流通させるための複数(2つ)の開口部81が設けられている。これにより、第3導体8の基板面が冷却用流体Fの流通方向(Y方向)と交差する場合にも、第3導体8により冷却用流体Fの流通が阻害されることを抑制することが可能である。
また、図1および図2に示すように、第3導体8は、第1導体6および第2導体7のメンテナンス用開口部1a側(Y2方向側)端部において、第1導体6および第2導体7に電気的に接続されている。なお、冷却体3、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5は、第3導体8に対してメンテナンス用開口部1a側とは反対側(Y1方向側)に配置されている。
また、第3導体8は、第1導体6の正極側導体部分6aおよび第2導体7の正極側導体部分7aが電気的に接続される正極側導体部分8a(図2参照)と、第1導体6の負極側導体部分6bおよび第2導体7の負極側導体部分7bが電気的に接続される負極側導体部分8bとを含んでいる。また、第3導体8は、金属製の正極側導体部分8aと金属製の負極側導体部分8bとの間に絶縁物により形成された絶縁層を設けたラミネート構造を有している。電力変換装置100では、第1導体6、第2導体7および第3導体8がラミネート構造を有することによって、配線インダクタンスが効果的に低減されている。
また、第3導体8は、ボルトなどの締結部材8cにより、第1導体6および第2導体7に対してメンテナンス用開口部1a側(Y2方向側)から、第1導体6および第2導体7に取り付けられている。
ここで、第1実施形態では、第3導体8には、平滑用のコンデンサ回路9が電気的に接続されている。コンデンサ回路9は、複数(2つ)のコンデンサ9aおよび9bを含んでいる。コンデンサ回路9のコンデンサ9a(9b)は、設置面(地面)に略平行(Y方向の向き)になるように、第3導体8に電気的に接続されている。また、コンデンサ9a(9b)は、端子9c(9d)が設置面(地面)に略平行な方向側(Y2方向側)でかつ冷却体3側とは反対側(Y2方向側)を向くように、第3導体8に電気的に接続されている。
コンデンサ9a(9b)は、正極用の正極端子p1(p2)と、負極用の負極端子n1(n2)とを有している。コンデンサ9aの正極端子p1およびコンデンサ9bの正極端子p2は、第3導体8の正極側導体部分8aに電気的に接続されている。また、コンデンサ9aの負極端子n1およびコンデンサ9bの負極端子n2は、第3導体8の負極側導体部分8bに電気的に接続されている。
また、第1実施形態では、コンデンサ回路9は、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5から、略等距離の位置で、第3導体8に電気的に接続されている。つまり、コンデンサ回路9は、第1半導体電力変換モジュール4からコンデンサ回路9までの配線インダクタンスL3(図5参照)と、第2半導体電力変換モジュール5からコンデンサ回路9までの配線インダクタンスL4(図5参照)とが略等しくなる位置で、第3導体8に電気的に接続されている。具体的には、コンデンサ回路9の複数(2つ)のコンデンサ9aおよび9bは、第1半導体電力変換モジュール4と第2半導体電力変換モジュール5との中央線10に対して略線対称の位置で、第3導体8に電気的に接続されている。
また、第1実施形態では、第3導体8およびコンデンサ回路9は、メンテナンス用開口部1a側(Y2方向側)から取り外し可能なように、冷却体3、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5に対してメンテナンス用開口部1a側(Y2方向側)に配置されている。メンテナンス用開口部1aは、第3導体8およびコンデンサ回路9に対して設置面(地面)に略平行な方向側(Y2方向側)でかつ第3導体8およびコンデンサ回路9に対して冷却体3側とは反対側(Y2方向側)に配置されている。また、第3導体8およびコンデンサ回路9は、メンテナンス用開口部1a側(Y2方向側)に露出している。作業者は、メンテナンスを行う場合に、締結部材8cを取り外すことにより、第3導体8とともに第3導体8に接続されたコンデンサ回路9を取り外して、コンデンサ回路9のコンデンサ9aおよび9bを交換することが可能である。あるいは、作業者は、メンテナンスを行う場合に、第3導体8を締結部材8cにより第1導体6および第2導体7に取り付けた状態で、コンデンサ回路9のコンデンサ9aおよび9bだけを取り外して交換することが可能である。
次に、図4および図5を参照して、第1実施形態の電力変換装置100の作用を説明する。まず、図4を参照して、比較例の電力変換装置100aにおける配線インダクタンスについて説明する。その後、図5を参照して、第1実施形態の電力変換装置100における配線インダクタンスについて説明する。
図4に示すように、比較例の電力変換装置100aは、コンデンサ回路11が第2導体7に設けられた電力変換ユニット2aを備える点で、第1実施形態の電力変換装置100と相違する。
比較例の電力変換装置100aでは、第1半導体電力変換モジュール4からコンデンサ回路11までの距離は、第2半導体電力変換モジュール5からコンデンサ回路11までの距離よりも大きい。このため、第1半導体電力変換モジュール4とコンデンサ回路11との間の配線インダクタンスL1は、第2半導体電力変換モジュール5とコンデンサ回路11との間の配線インダクタンスL2よりも大きくなる。この結果、第1半導体電力変換モジュール4を動作させた場合にコンデンサ回路11に流れるリプル電流は、第2半導体電力変換モジュール5を動作させた場合にコンデンサ回路11に流れるリプル電流よりも大きくなる。したがって、第1半導体電力変換モジュール4を動作させた場合にコンデンサ回路11に流れるリプル電流(大きい方のリプル電流)に合わせて、コンデンサ回路11のコンデンサ11aを選択しなければならず、コンデンサ11aの選択の自由度が小さくなる。
一方、図5に示すように、第1実施形態の電力変換装置100では、第1半導体電力変換モジュール4からコンデンサ回路9までの距離は、第2半導体電力変換モジュール5からコンデンサ回路9までの距離と略同じである。このため、第1半導体電力変換モジュール4とコンデンサ回路9との間の配線インダクタンスL3は、第2半導体電力変換モジュール5とコンデンサ回路9との間の配線インダクタンスL4と略同じである。この結果、第1半導体電力変換モジュール4を動作させた場合にコンデンサ回路9に流れるリプル電流は、第2半導体電力変換モジュール5を動作させた場合にコンデンサ回路9に流れるリプル電流と略同じになる。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、平滑用のコンデンサ回路9を、第1導体6と第2導体7とを接続する第3導体8に接続する。これにより、第1半導体電力変換モジュール4からコンデンサ回路9までの距離と、第2半導体電力変換モジュール5からコンデンサ回路9までの距離とが大きく異なることを抑制することができるので、第1半導体電力変換モジュール4とコンデンサ回路9との間の配線インダクタンスと、第2半導体電力変換モジュール5とコンデンサ回路9との間の配線インダクタンスとが大きく異なることを抑制することができる。その結果、第1半導体電力変換モジュール4を動作させた場合にコンデンサ回路9に流れるリプル電流と、第2半導体電力変換モジュール5を動作させた場合にコンデンサ回路9に流れるリプル電流とが大きく異なることを抑制することができるので、リプル電流に起因して、コンデンサ回路9のコンデンサ9aおよび9bの選択の自由度が小さくなることを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5を、冷却体3の対向する両面にそれぞれ取り付ける。これにより、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5を、冷却体3に容易に取り付けることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、コンデンサ回路9を、第1半導体電力変換モジュール4からの配線インダクタンスおよび第2半導体電力変換モジュール5からの配線インダクタンスが、略等しい位置で、第3導体8に接続する。これにより、各半導体電力変換モジュールを動作させた場合にコンデンサ回路9に流れるリプル電流を略均一にすることができるので、リプル電流に起因して、コンデンサ回路9のコンデンサ9aおよび9bの選択の自由度が小さくなることをより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、コンデンサ回路9を、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5から、略等距離の位置で、第3導体8に接続する。これにより、各半導体電力変換モジュールからコンデンサ回路9までの距離を略等距離にすることができるので、より簡易に各半導体電力変換モジュールとコンデンサ回路9との間の配線インダクタンスを略均一にすることができる。その結果、各半導体電力変換モジュールを動作させた場合にコンデンサ回路9に流れるリプル電流を略均一にすることができるので、リプル電流に起因して、コンデンサ回路9のコンデンサ9aおよび9bの選択の自由度が小さくなることをより簡易に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、コンデンサ回路9は、複数のコンデンサ9aおよび9bを含んでいる。そして、複数のコンデンサ9aおよび9bを、第1半導体電力変換モジュール4と第2半導体電力変換モジュール5との中央線に対して略線対称の位置で、第3導体8に接続する。これにより、コンデンサ回路9が複数のコンデンサ9aおよび9bを含む場合にも、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5から略等距離の位置に、コンデンサ回路9を容易に配置することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、コンデンサ回路9を、メンテナンス用開口部1a側から取り外し可能なように、メンテナンス用開口部1a側に配置する。これにより、メンテナンス用開口部1a側からコンデンサ回路9を取り外して、コンデンサ回路9を容易に交換することができる。
ここで、図4に示す比較例の電力変換装置100aのように、第2導体7(あるいは、第1導体6)にコンデンサ回路11が接続されている場合、たとえば後述する第2実施形態の電力変換装置200のように、第2導体7(あるいは、第1導体6)の外側に他の電力変換ユニットなどの物体が近接して配置されることがあるため、第2導体7(あるいは、第1導体6)の外側に、コンデンサ回路11を取り外すための工具を挿入する空間が無い場合がある。この場合、コンデンサ回路11を取り外して交換するためには、電力変換ユニット2自体を取り外す必要があり、コンデンサ回路11を交換する作業が煩雑になる。したがって、第1実施形態の電力変換装置100のように、メンテナンス用開口部1a側からコンデンサ回路9を取り外して、コンデンサ回路9を容易に交換することができることは、非常に効果的である。
また、第1実施形態では、上記のように、メンテナンス用開口部1aを、コンデンサ回路9および第3導体8に対して設置面に略平行な方向側に配置する。そして、第3導体8を、設置面に略垂直になるように、第1導体6と第2導体7とに接続する。そして、コンデンサ回路9を、設置面に略平行になるように、第3導体8に接続する。これにより、第3導体8を第1導体6および第2導体7から取り外すことにより、第3導体8とともに第3導体8に接続されたコンデンサ回路9を取り外して、コンデンサ回路9を交換することができる。
[第2実施形態]
次に、図6〜図8を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、電力変換装置に単一の電力変換ユニットが設けられた上記第1実施形態と異なり、電力変換装置に複数(2つ)の電力変換ユニットが設けられる例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
(電力変換装置の構成)
本発明の第2実施形態による電力変換装置200は、図6に示すように、第1電力変換ユニット102aと第2電力変換ユニット102bとの2つの電力変換ユニットを備える点で、上記第1実施形態の電力変換装置100と相違する。電力変換装置200では、容量を増加させるために、第1電力変換ユニット102aと第2電力変換ユニット102bとの2つの電力変換ユニットを用いている。
第1電力変換ユニット102aおよび第2電力変換ユニット102bは、それぞれ、冷却体3と、第1半導体電力変換モジュール4と、第2半導体電力変換モジュール5と、第1導体6と、第2導体7と、第3導体8と、コンデンサ回路9とを含んでいる。つまり、第1電力変換ユニット102aおよび第2電力変換ユニット102bは、上記第1実施形態の電力変換ユニット2と実質的に同様の構成を有している。また、第1電力変換ユニット102aおよび第2電力変換ユニット102bは、半導体電力変換モジュール4および5が対向する方向(X方向)に並んで配置されている。
ここで、第2実施形態では、第1電力変換ユニット102aの第3導体8と、第2電力変換ユニット102bの第3導体8とは、金属製の第4導体112により電気的に接続されている。具体的には、第1電力変換ユニット102a(第2電力変換ユニット102b)の第3導体8には、第3導体8のX方向の略中央位置に、第4導体112の端部をボルトなどの締結部材113により取り付けるための取付部108dが設けられている。第4導体112は、取付部108dに取り付けられることにより、第1電力変換ユニット102aの第3導体8のX方向の略中央位置と、第2電力変換ユニット102bの第3導体8のX方向の略中央位置とを電気的に接続している。
次に、図7および図8を参照して、第2実施形態の電力変換装置200の作用を説明する。まず、図7を参照して、比較例の電力変換装置200aにおける配線インダクタンスについて説明する。その後、図8を参照して、第2実施形態の電力変換装置200における配線インダクタンスについて説明する。
図7に示すように、比較例の電力変換装置200aは、上記第1実施形態の比較例の電力変換ユニット2aを2つ電気的に接続した構造を有している。比較例の電力変換装置200aでは、一の電力変換ユニット2aの第2導体7と、他の電力変換ユニット2aの第1導体6とが、導体114により電気的に接続されている。
比較例の電力変換装置200aでは、他の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11から見ると、4つの半導体電力変換モジュールから他の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11までの距離のうち、一の電力変換ユニット2aの第1半導体電力変換モジュール4から他の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11までの距離が最も大きい。このため、一の電力変換ユニット2aの第1半導体電力変換モジュール4と他の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11との間の配線インダクタンスL11が最も大きくなる。この結果、2つの第1半導体電力変換モジュール4を動作させた場合に他の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11に流れるリプル電流が最も大きくなる。したがって、最も大きいリプル電流に合わせて、他の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11のコンデンサ11aを選択しなければならず、他の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11のコンデンサ11aの選択の自由度が小さくなる。
同様に、比較例の電力変換装置200aでは、一の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11から見ると、4つの半導体電力変換モジュールから一の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11までの距離のうち、他の電力変換ユニット2aの第2半導体電力変換モジュール5から一の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11までの距離が最も大きい。このため、他の電力変換ユニット2aの第2半導体電力変換モジュール5と一の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11との間の配線インダクタンスL12が最も大きくなる。この結果、2つの第2半導体電力変換モジュール5を動作させた場合に一の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11に流れるリプル電流が最も大きくなる。したがって、最も大きいリプル電流に合わせて、一の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11のコンデンサ11aを選択しなければならず、一の電力変換ユニット2aのコンデンサ回路11のコンデンサ11aの選択の自由度が小さくなる。
一方、図8に示すように、第2実施形態の電力変換装置200では、第1電力変換ユニット102aの2つの半導体電力変換モジュールから第2電力変換ユニット102bのコンデンサ回路9までの距離と、第2電力変換ユニット102bの2つの半導体電力変換モジュールから第1電力変換ユニット102aのコンデンサ回路9までの距離とは、略同じである。このため、第1電力変換ユニット102aの2つの半導体電力変換モジュールと第2電力変換ユニット102bのコンデンサ回路9との間の配線インダクタンスL13およびL14と、第2電力変換ユニット102bの2つの半導体電力変換モジュールと第1電力変換ユニット102aのコンデンサ回路9との間の配線インダクタンスL15およびL16とは、略同じである。この結果、2つの第1半導体電力変換モジュール4を動作させた場合に2つのコンデンサ回路9に流れるリプル電流は、2つの第2半導体電力変換モジュール5を動作させた場合に2つのコンデンサ回路9に流れるリプル電流と略同じになる。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、電力変換装置200は、冷却体3と、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5と、第1導体6および第2導体7と、第3導体8と、コンデンサ回路9と、をそれぞれ含む、第1電力変換ユニット102aおよび第2電力変換ユニット102b、を備える。そして、第1電力変換ユニット102aの第3導体8と、第2電力変換ユニット102bの第3導体8とを、第4導体112により接続する。これにより、単一の電力変換ユニット内だけでなく、複数の電力変換ユニット間においても、コンデンサ回路9に流れるリプル電流が大きく異なる値になることを抑制することができる。その結果、複数の電力変換ユニットを接続して使用する場合にも、リプル電流に起因して、コンデンサ回路9のコンデンサの選択の自由度が小さくなることを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、第4導体112により、第1電力変換ユニット102aの第3導体8の略中央位置と、第2電力変換ユニット102bの第3導体8の略中央位置とを接続する。これにより、複数の電力変換ユニット間においても、各半導体電力変換モジュールを動作させた場合に各コンデンサ回路9に流れるリプル電流を略均一にすることができる。その結果、複数の電力変換ユニットを接続して使用する場合に、リプル電流に起因して、コンデンサ回路9のコンデンサの選択の自由度が小さくなることをより抑制することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、第3導体が、設置面(地面)に略垂直になるように、第1導体と第2導体とに接続されているとともに、コンデンサ回路が、設置面に略平行になるように、第3導体に接続されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第3導体にコンデンサ回路が接続されていれば、第3導体が第1導体と第2導体とにどのように接続されていてもよいし、コンデンサ回路が第3導体にどのように接続されていてもよい。
たとえば、図9に示す第1変形例では、第3導体208は、基板面が設置面(地面)に略平行(Y方向またはX方向の向き)になるように、第1導体6と第2導体7とに電気的に接続されている。また、第3導体208は、ボルトなどの締結部材208cにより、第1導体6および第2導体7に対して鉛直上側(Z1方向側)から、第1導体6および第2導体7に取り付けられている。また、第1変形例では、コンデンサ回路209は、複数(2つ)のコンデンサ209aおよび209bを含んでいる。コンデンサ回路209のコンデンサ209a(209b)は、設置面(地面)に略垂直(Z方向の向き)になるように、第3導体208に電気的に接続されている。また、コンデンサ209a(209b)は、端子209c(209d)が設置面(地面)に略垂直な鉛直上側(Z1方向側)を向くように、第3導体208に電気的に接続されている。つまり、コンデンサ209a(209b)は、鉛直下向き(Z2方向の向き)になるように、第3導体208に電気的に接続されている。第1変形例では、上記のように構成することにより、第3導体208を第1導体6および第2導体7に接続したまま、コンデンサ回路209を第3導体208から取り外して、設置面に略平行にコンデンサ回路209を引き出すことができるので、コンデンサ回路209をより容易に交換することができる。
また、上記第1および第2実施形態では、コンデンサ回路が2つのコンデンサを含んでいる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、コンデンサ回路が、1つのコンデンサのみを含んでいてもよいし、3つ以上のコンデンサを含んでいてもよい。
たとえば、図10に示す第2変形例では、コンデンサ回路309は、単一のコンデンサ309aを含んでいる。コンデンサ回路309のコンデンサ309aは、第1半導体電力変換モジュール4と第2半導体電力変換モジュール5との中央線10に重なる位置で、第3導体8に電気的に接続されている。これにより、コンデンサ回路309は、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5から、略等距離の位置で、第3導体8に電気的に接続されている。
また、図11に示す第3変形例では、コンデンサ回路409は、3つのコンデンサ409a〜409cを含んでいる。コンデンサ回路409のコンデンサ409aおよび409bは、第1半導体電力変換モジュール4と第2半導体電力変換モジュール5との中央線10に対して略線対称の位置で、第3導体8に電気的に接続されている。また、コンデンサ回路409のコンデンサ409cは、第1半導体電力変換モジュール4と第2半導体電力変換モジュール5との中央線10に重なる位置で、第3導体8に電気的に接続されている。これらにより、コンデンサ回路409は、第1半導体電力変換モジュール4および第2半導体電力変換モジュール5から、略等距離の位置で、第3導体8に電気的に接続されている。
また、上記第1および第2実施形態では、コンデンサ回路が、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールから、略等距離の位置で、第3導体に接続されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第3導体にコンデンサ回路が電気的に接続されていれば、コンデンサ回路が、第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールから、略等距離の位置からずれた位置で、第3導体に接続されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1導体、第2導体および第3導体が、金属基板である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1導体、第2導体および第3導体が、金属基板以外の導体であってもよい。
また、上記第2実施形態では、2つの電力変換ユニットが電気的に接続される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、3つ以上の電力変換ユニットが電気的に接続されてもよい。
また、上記第2実施形態では、第4導体が、第1電力変換ユニットの第3導体の略中央位置と、第2電力変換ユニットの第3導体の略中央位置とを接続する例を示したが、本発明はこれに限られない。第4導体が、第1電力変換ユニットの第3導体の略中央位置からずれた位置と、第2電力変換ユニットの第3導体の略中央位置からずれた位置とを接続してもよい。
1a メンテナンス用開口部
3 冷却体
4 第1半導体電力変換モジュール
5 第2半導体電力変換モジュール
6 第1導体
7 第2導体
8、208 第3導体
9、209、309、409 コンデンサ回路
9a、9b、209a、209b、309a、409a〜409c コンデンサ
10 中央線
102a 第1電力変換ユニット
102b 第2電力変換ユニット
100、200 電力変換装置

Claims (10)

  1. 冷却体と、
    前記冷却体にそれぞれ取り付けられた第1半導体電力変換モジュールおよび第2半導体電力変換モジュールと、
    前記第1半導体電力変換モジュールおよび前記第2半導体電力変換モジュールにそれぞれ接続された第1導体および第2導体と、
    前記第1導体と前記第2導体とを接続する第3導体と、
    前記第3導体に接続された平滑用のコンデンサ回路と、を備える、電力変換装置。
  2. 前記第1半導体電力変換モジュールおよび前記第2半導体電力変換モジュールは、前記冷却体の対向する両面にそれぞれ取り付けられている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記コンデンサ回路は、前記第1半導体電力変換モジュールからの配線インダクタンスおよび前記第2半導体電力変換モジュールからの配線インダクタンスが、略等しい位置で、前記第3導体に接続されている、請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記コンデンサ回路は、前記第1半導体電力変換モジュールおよび前記第2半導体電力変換モジュールから、略等距離の位置で、前記第3導体に接続されている、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記コンデンサ回路は、複数のコンデンサを含み、
    前記複数のコンデンサが偶数個である場合には、前記複数のコンデンサは、前記第1半導体電力変換モジュールと前記第2半導体電力変換モジュールとの中央線に対して略線対称の位置で、前記第3導体に接続されており、
    前記複数のコンデンサが奇数個である場合には、前記複数のコンデンサは、前記中央線に対して略線対称の位置および前記中央線に重なる位置で、前記第3導体に接続されている、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. メンテナンス用開口部が設けられた筐体をさらに備え、
    前記コンデンサ回路は、前記メンテナンス用開口部側から取り外し可能なように、前記メンテナンス用開口部側に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記メンテナンス用開口部は、前記コンデンサ回路および前記第3導体に対して設置面に略平行な方向側に配置されており、
    前記第3導体は、設置面に略平行になるように、前記第1導体と前記第2導体とに接続されており、
    前記コンデンサ回路は、設置面に略垂直になるように、前記第3導体に接続されている、請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記メンテナンス用開口部は、前記コンデンサ回路および前記第3導体に対して設置面に略平行な方向側に配置されており、
    前記第3導体は、設置面に略垂直になるように、前記第1導体と前記第2導体とに接続されており、
    前記コンデンサ回路は、設置面に略平行になるように、前記第3導体に接続されている、請求項6に記載の電力変換装置。
  9. 前記冷却体と、前記第1半導体電力変換モジュールおよび前記第2半導体電力変換モジュールと、前記第1導体および前記第2導体と、前記第3導体と、前記コンデンサ回路と、をそれぞれ含む、第1電力変換ユニットおよび第2電力変換ユニット、を備え、
    前記第1電力変換ユニットの前記第3導体と、前記第2電力変換ユニットの前記第3導体とは、第4導体により接続されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 前記第1電力変換ユニットおよび前記第2電力変換ユニットでは、前記コンデンサ回路は、前記第1半導体電力変換モジュールおよび前記第2半導体電力変換モジュールから、略等距離の位置で、前記第3導体に接続されており、
    前記第4導体は、前記第1電力変換ユニットの前記第3導体の略中央位置と、前記第2電力変換ユニットの前記第3導体の略中央位置とを接続している、請求項9に記載の電力変換装置。
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