JP2019011070A - 収容箱 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、この収容箱は、正面視矩形状の収容箱本体10と、その上端に設けられたヘッダー部20と、を備えている。そして、この収容箱は、紙、樹脂材料などの一枚の薄板状の材料を折り曲げたり、接着することで組み立てられる。以下では、まず、この収容箱の展開図について説明し、その後、収容箱の組立及び使用方法について説明する。
次に、収容箱の組立について、図3〜図7を参照しつつ説明する。まず、図3に示すように、底板8を背面板2の第1面と重なるように折り曲げ、さらに、底板8の第1部位81に第2部位82が重なるように(第2部位82の第1面が見えるように)両部位81,82の連結部分を折り曲げる。また、第1糊代部3を背面板2の第1面と重なるように折り曲げ、さらに第2糊代部6を正面板1の第1面と重なるように折り曲げる。この状態で、折り曲げた第1及び第2糊代部3,6に接着剤を塗布した後、正面板1が背面板2に重なるように両者の連結部分を折り曲げる。これにより、図4に示すように、第1糊代部3が正面板1に接着するとともに、第2糊代部6が底板8の第2部位82に接着される。
続いて、収容箱の使用方法について、図7〜図9を参照しつつ説明する。まず、物品を取り出すには、図7の状態から、蓋板4において、破断線91,92に囲まれた取出部47を押圧する。これにより、破断線91,92が破断し、図8及び図9に示すように、取出部47が収容箱本体10の内部空間に入り込む。これにより、破断線91,92に囲まれた部分が取出口48を形成し、内部空間に収容された物品を取り出すことができる。
以上のように、本実施形態によれば、次の特徴を有している。
この構成によれば、図10(a)に示すように、蓋板4の前側辺41を正面板1に連結し、蓋板4の後側辺42に支持板5が連結されている。そして、この支持板5は、背面板2から突出する突出部23と、その前面を覆うカバー板7との間に配置されている。そのため、例えば、蓋板4を押圧すると、蓋板4が収容箱本体10の内部に押し込まれるのに伴って、支持板5も内部に入り込んでいく。これにより、図10(b)に示すように、蓋板4と背面板2との間が支持板5によって塞がれるため、この間に指などが挿入されるのを防止することができる。すなわち、蓋板4を押圧して、背面板2との隙間から指を挿入し、収容箱本体10に収容される物品が抜き取られるのを防止することができる。
支持板5の本体部52は、連結部51よりも左右方向の幅が大きいため、図11に示すように、本体部52と蓋板4との間には隙間Dが生じている。しかし、蓋板4は湾曲し、両側にいくにしたがって上方に延びているため、蓋板4を押圧し、支持板5が下方に下がると、図12に示すように、隙間Dは狭くなるように構成されている。したがって、蓋板4の両側からも指が挿入されるのを防止することができる。
支持板5には、第1及び第2貫通孔24,71に一致する切欠き部523が上下方向に延びるように形成されているため、例えば、図11の状態から蓋板4を押圧したとき、図12に示すように、支持板5が両貫通孔24,71に対して下方に移動しても、両貫通孔24,71は切欠き部523内に配置される。したがって、支持板5によって両貫通孔24,71が塞がれるのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
上記実施形態では、第1及び第2貫通孔71,24が設けられていたが、貫通孔は必ずしも設けなくてもよい。この場合、切欠き部523を設ける必要もない。
支持板5の形状は特には限定されず、突出部23とカバー板7との間に挿入可能であれば、種々の形状にすることができる。したがって、上記実施形態のように、連結部51と本体部52とを組み合わせた形状以外でもよい。また、第1及び第2貫通孔71,24を設ける場合でも、切欠き部523の形状は特に限定されず、上述したように、第1及び第2貫通孔71,24を塞がないように形成されていれば、例えば、切り欠きではなく、貫通孔とすることもできる。
上記実施形態では、カバー板7の先端部を突出部23と蓋板4との隙間に係合することで、カバー板7の折り畳み状態を保持しているが、その他の方法で保持されていてもよい。例えば、突出部23とカバー板7とを係合させたり、あるいは接着剤で両者を固定するなど、種々の方法で保持することができる。
上記実施形態では、一枚の板材を折り曲げたり、接着したりすることで収容箱を組立てているが、複数の板材を組み合わせて収容箱を構成することもできる。また、各部位を板材ではなく、厚みを有する部材で形成することもできる。
取出口48の位置は特には限定されず、蓋板4のほか、正面板1、背面板2に設けることもできる。また、蓋板4、正面板1、または背面板2の少なくとも1つに内部空間を視認可能な窓を設けることもできる。窓は透明のフィルムなどで形成することができる。
収容箱本体10の形状は特には限定されず、角筒状、多角形状、円筒状など、種々の形状に形成することもできる。また、底面の形成方法についても特には限定されない。
23 突出部
4 蓋板(蓋部)
5 支持板(支持部)
7 カバー板(カバー部)
Claims (7)
- 上部に開口を有し、当該開口が対向する第1縁部及び第2縁部を有するとともに、前記開口に通じる内部空間を有し、当該内部空間に物品を収容可能な収容箱本体と、
前記開口の第1縁部に連結され、当該開口を塞ぐ蓋部と、
前記開口の第2縁部から突出する突出部と、
前記突出部の先端部に折り曲げ可能に連結され、前記突出部を覆うカバー部と、
前記蓋部において、前記第2縁部側の縁部に折り曲げ可能に連結されるとともに、折り曲げられた前記カバー部と前記突出部との間に配置される支持部と、
を備え、
前記カバー部は、前記突出部を覆う折り曲げ状態を保持するように構成されている、収容箱。 - 前記支持部は、前記蓋部の前記縁部の一部に連結されており、
折り曲げられた前記カバー部の先端部が、前記蓋部の前記縁部において前記支持部が連結されていない部分と、前記開口の第2縁部と、の間に係合可能となっている、請求項1に記載の収容箱。 - 前記支持部は、前記蓋部に連結される第1部位と、当該第1部位に連結される第2部位とを備え、
前記第2縁部の延びる方向において、前記第2部位の長さが、前記第1部位よりも長く形成されている、請求項2に記載の収容箱。 - 前記第2部位は、前記第2縁部の延びる方向の中央付近において、前記蓋部に連結されており、
折り曲げられた前記カバー部の先端部が、前記蓋部の前記縁部における前記第2部位の両側と、前記開口の第2縁部と、の間に係合可能となっている、請求項3に記載の収容箱。 - 前記蓋部に、破断可能な破断線によって囲まれた取出部が形成されており、
前記取出部が前記支持部に連結されている、請求項3または4に記載の収容箱。 - 前記開口において、前記第1縁部の両側と、前記第2縁部の両側とが互いに連結されており、
前記第1縁部及び前記第2縁部は円弧状に形成され、両側にいくにしたがって、上方に延びるように形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の収容箱。 - 前記突出部に第1貫通孔が形成され、
前記カバー部には、前記第1貫通孔と一致する第2貫通孔が形成され、
前記支持部には、上下方向に延び、前記第1及び第2貫通孔と対応する通路が形成されている、請求項1から6のいずれかに記載の収容箱。
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