JP6856982B2 - 包装用箱 - Google Patents

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Description

この発明は、PTPシートに台紙を取り付け、さらに箱体の内側に包装する包装用箱に関する。
従来、PTP(プレススルーパッケージ)シートに紙製等の台紙を取り付けて、取り扱いを容易にするとともに、台紙に薬剤についての情報を印刷して多くの情報を消費者に伝えるものがある。また、PTPシートを、箱体や筒体で包装するものもある。
例えば、特許文献1に開示されているプレススルーパック包装体のシート収容ケースは、PTPシートを箱体で包装するものであり、PTPシートを収納するケースの底部へ所定の形状の抜脱あるいはミシン目線又はカット線をPTP包装体の凹設の開口部領域周縁下へ施し、ケースから容易に錠剤等を取り出すことができる。
特開2003−221067号公報
上記背景技術の場合、シート収容ケースには、天板が設けられ、収容したPTPシートを覆うため、外から錠剤の種類や残りの数等を視認することができないものである。またシート収容ケースから取り出した錠剤は、紛失しやすく、取り扱いに注意が必要である。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、PTPシートを外から視認可能に収納保持することができ、PTPシートを台紙付きの状態で取り出して確実に保管することができる包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、薬剤等の収容物を内側に収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部を有するプラスチック成形体に、破断可能な蓋材シートが貼り付けられて前記突出部の開口部が閉鎖されたPTPシートを取り付ける台紙と、前記台紙を収容する箱体が別体で設けられ、前記箱体は、四角形の筒体に組み立てられる互いに平行に連接する4つの側面と、前記筒体の開口を閉鎖する一対の端面と、連接する前記側面のうち一方の端部に位置する一側面に設けられ他方の端部に位置する他の側面に糊付けされる、蓋面または糊付片が設けられ、前記4つの側面の内の一つの側面又は前記蓋には、前記PTPシートの前記収容物が視認可能な透孔と、開封用の切断線が設けられ、前記切断線は、破断して開封させると収容された前記台紙の一部が露出する位置に設けられ、前記切断線を破断して開封する部分に前記透孔が含まれ、前記台紙には、その台紙を前記箱体以外の部材に吊り下げる挿通孔、又は前記箱体以外の部材に自立させる支持体が設けられている包装用箱である。
また本発明は、収容物を内側に収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部を有するプラスチック成形体に、破断可能な蓋材シートが貼り付けられて前記突出部の開口部が閉鎖されたPTPシートを取り付ける台紙と、前記台紙を収容する箱体が別体で設けられ、前記箱体には、前記PTPシートの前記収容物が視認可能な透孔と、開封用の切断線が設けられ、前記切断線は、破断して開封させると収容された前記台紙の一部が露出する位置に、前記透孔に連続して設けられ、前記台紙には、その台紙を前記箱体以外の部材に吊り下げる挿通孔、又は前記箱体以外の部材に自立させる支持体が設けられている包装用箱である
また、前記台紙は、前記PTPシートを挟第1側面と第2側面が折罫線を介して設けられ、前記第1側面と第2側面は互いに同形状であり、前記第1側面には、前記PTPシートの突出部が差し込まれる透孔が中心に設けられ、前記折罫線に交差する一方の端部近傍には前記挿通孔が設けられ、前記第2側面には、前記折罫線で前記第1側面に折り重ねた時に前記透孔と前記挿通孔に対向する位置に、同形状の透孔と挿通孔が設けられている。
また、前記台紙には、前記PTPシートを挟第1側面と第2側面が折罫線を介して設けられ、前記第1側面には、前記PTPシートの突出部が差し込まれる透孔が中心に設けられ、前記折罫線に交差する一方の端部近傍には前記折罫線に対して略直角に位置する折り曲げ線が設けられ、前記第2側面には、前記折罫線で前記第1側面に折り重ねた時に前記透孔と前記折り曲げ線に対向する位置に、同形状の透孔と折り曲げ線が設けられ、前記第1側面と前記第2側面の前記折り曲げ線を所定の角度で折って開き、前記第1側面と前記第2側面の端部側を前記支持体とする。
前記台紙の側縁部には、前記側縁部から側方に突出する保持片が、折罫線を介して設けられている。
本発明の簡単な構造で、PTPシートを安全に箱体で収納保持することができ、誤飲を防ぐとともに、目につきやすい状態で置いておくことができるので飲み忘れも防止することができる。箱体の外から、収容しているPTPシートを視認することができ、収容物を目視で確認することができ便利である。また、簡単な操作により、PTPシートを台紙付きの状態で取り出すことができ、取り扱いやすいものであり、箱体から取り出した後に、確実に保管し、また台紙に印刷された情報を確認することができる。
この発明の第一実施形態の包装用箱の開封した状態を示す斜視図である。 この発明の第一実施形態の包装用箱の斜視図である。 この発明の第一実施形態の包装用箱の展開図である。 この発明の第二実施形態の包装用箱の開封した状態を示す斜視図である。 この発明の第二実施形態の包装用箱の斜視図である。 この発明の第二実施形態の包装用箱の展開図である。 この発明の第二実施形態の包装用箱の台紙が自立して保管された状態を示す斜視図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の包装用箱10は、箱体12の内側に、収容物である錠剤82等が入れられた後述のPTPシート78を収容する台紙14が設けられている。
箱体12は、紙製等の一枚のブランクシートで形成された箱体形成片16を組み立てて設けられている。図3は、箱体形成片16を表面から見た展開図であり、箱体形成片16は、側面18,20,22,24が、互いに平行に連接して形成されている。側面18,20,22,24は、連接方向と直交する幅方向の長さは互いに同じ長さであり、それと直交する長さは側面20,24が短くて互いにほぼ等しく、側面18,22が長くて互いにほぼ等しい。側面24の側縁部には、箱体12の組立状態で側面18の表面に糊付けされる蓋面26が設けられている。側面18,20,22,24、蓋面26は、各々折罫線28,30,32,34で区切られている。
側面18の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の両端部には、矩形の外側端面36が折罫線38で区切られて各々設けられている。外側端面36の、折罫線38と反対側の端部には、小さい差込片40が折罫線42で区切られて各々設けられている。側面18には、折罫線28と反対側の側縁部が大きく台形状に切り欠かれて取出口44が形成されている。
側面22の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の両端部には、矩形の内側端面46が折罫線48で区切られて各々設けられている。折罫線48の中心には、切込線50が各々設けられている。切込線50は、差込片40が差し込まれて係止されるものであり、差込片40の幅よりも少し長く形成され、途中で二か所折り曲げられて中央部分が切込線50の中央に向かって突出する凸型に形成されている。
蓋面26には、折罫線34と反対側の側縁部26aに達する一対の切断線52が、設けられている。切断線52は、側縁部26aの中心付近と、側縁部26aに交差する端部26bの折罫線34から少し離れた位置とを連通する直線である。つまり一対の切断線52は、側縁部26aには側縁部26aの中心の両側で少し離れた位置に連通し、側縁部26aから離れるにつれて互いの間隔が広くなる傾斜に設けられている。切断線52は、途中の数か所に切り残された連結部が設けられている。なお切断線52は、破線に小さい切断線が所定角度で各々設けられたジッパー線やミシン線でもよい。蓋面26の中心で、後述するPTPシート78の突出部80aに一致する位置には、透孔54が設けられている。透孔54は、折罫線34に近い部分は折罫線34に対して平行な直線で形成され、側縁部26aに近い部分は側縁部26aに向かって膨出する円弧で形成され、半円形状になっている。
次に台紙14について説明する。台紙14は、後述するPTPシート78を挟む第1側面56と第2側面58が折罫線59を介して設けられている。第1側面56と第2側面58は互いに同形状で折罫線59に対して平行な方向が長い矩形である。第1側面56の中心には、PTPシート78の突出部80aが差し込まれる透孔60が設けられている。透孔60は、折罫線59に対して平行な方向を長径とする長丸形状である。折罫線59に交差する一方の端部近傍には、吊り下げ用の挿通孔62が設けられている。挿通孔62は、正円形状である。第2側面58にも、折罫線59で第1側面56に折り重ねた時に透孔60と挿通孔62に対向する位置に、同形状の透孔64と挿通孔66が設けられている。
各折罫線には、折りやすくするために切断線が設けられてもよい。また、各側面と外側端面36と、台紙14の第1側面68と第2側面72の表面には、PTPシート78に収容する錠剤82についての情報が印刷されている。
ここで、包装用箱10に収容するPTPシート78について説明する。PTPシート78は、プラスチック成形体80が設けられ、プラスチック成形体80には、収容物である錠剤82を収容する突出部80aと、突出部80aの周縁部のフランジ部80bが設けられている。ここでは、1個の突出部80aがプラスチック成形体80の中心に設けられたものである。プラスチック成形体80のフランジ部80bには、突出部80aの突出方向と反対の面に薄いアルミ製の蓋材シート84が貼り付けられ、突出部80aが閉鎖されている。
次に、包装用箱10の組立方法について説明する。ここでは図3が箱体形成片16と台紙14の表面を見たものであり、表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。まず、PTPシート78と台紙14の取り付けについて説明する。第1側面56に、PTPシート78のプラスチック成形体80側の面を重ねて取り付ける。このとき、透孔60にPTPシート78の突出部80aを差し込む。そして、第2側面58の裏面に糊67を塗布する。糊67は、透孔64の両脇で、いずれも折罫線59に対して略平行な直線形状に塗布する。そして、折罫線59を正折りして、第1側面56の裏面にPTPシート78を挟みながら第2側面58を糊付けする。このようにして台紙14は畳み状態となり、PTPシート78を保持した状態となる。PTPシート78の、プラスチック成形体80の突出部80aの裏面には透孔64が位置し、挿通孔62と挿通孔66は互いに連通する。これでPTPシート78の、台紙14の取り付けが完了する。
次に、箱体12の組み立てについて説明する。箱体形成片16の蓋面26の、側縁部26a、端部26b、切断線52で囲まれた三角形の部分の、2か所の裏面に各々糊68を塗布する。折罫線30を正折りし、その後折罫線34を正折りし、側面18の表面に蓋面26を糊付けする。
次に、折罫線28,30,32,34を各々90°に正折りして四角形の筒体にする。開口する端部からPTPシート78を取り付けた台紙14を内側に入れる。台紙14の第1側面56が蓋面26に重なるように入れ、蓋面26の透孔54からPTPシート78の突出部80aが視認される。そして、筒体の両端部に位置する内側端面46を折罫線48で正折りし、その外側に外側端面36を折罫線38で正折りして重ね、差込片40を折罫線42で正折りして切込線50に差し込み、両端部を閉鎖する。これで包装用箱10の組み立てが完了し、図2に示す状態となる。なお、組み立てる順番は上記以外でもよい。
包装用箱10から錠剤82を取り出す時は、蓋面26の側縁部26aの中心を保持して引き上げて、一対の切断線52を切断する。蓋面26は一対の切断線52で3分割され、一対の切断線52で挟まれた中央部分が開き、開封される。開封した部分には、側面18の取出口44が位置し、台紙14が露出する。露出する台紙14を引き出し、図1に示すように台紙14を取り出すことができる。
台紙14には挿通孔62,66が設けられ、すぐに服用しない場合等には、錠剤82を服用するまでフック等に吊り下げて保管することができる。錠剤82を服用する時は、台紙14の第1側面56の透孔60から突出するPTPシート78の突出部80aを押す。錠剤82がPTPシート78の蓋材シート84に押し付けられて蓋材シート84は破断し、錠剤82がPTPシート78から出て、第2側面58の透孔64を通過して取り出される。
この実施形態の包装用箱10によれば、PTPシート78を安全に箱体12で収納保持することができ、誤飲や誤って錠剤が落下してしまうこと等を防ぐことができる。箱体12の透孔54から、収容しているPTPシート78の錠剤82を確認することができ、目につきやすい状態で置いておくこともできるので、飲み忘れも防止することができる。さらに、台紙14の挿通孔62,66により、フック等に吊り下げて保管することができるので、より目につきやすくして確実に飲み忘れを防止することができる。また、簡単な操作により、PTPシート78を台紙14に取り付けた状態で取り出すことができ、取り扱いやすいものであり、箱体12から取り出した後に、台紙14に印刷された情報を確認することができる。さらに、箱体12はシンプルな形状であり、包装作業を簡易なものとすることができる。
次にこの発明の第二実施形態について図4〜図7に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の包装用箱86は、箱体12の内側に、収容物である錠剤82等が入れられた後述のPTPシート78を収容する台紙14が設けられている。
箱体12は、紙製等の一枚のブランクシートで形成された箱体形成片16を組み立てて設けられている。図6は、箱体形成片16を表面から見た展開図であり、箱体形成片16は、側面18,20,22,24が、互いに平行に連接して形成されている。側面24の側縁部には、箱体12の組立状態で側面18の裏面に糊付けされる糊付片88が設けられている。側面18,20,22,24、糊付片88は、各々折罫線28,30,32,34で区切られている。
糊付片88は、側面24との連接方向の幅が側面24よりも少し長く設けられ、側面24との連接方向に交差する長さは側面24とほぼ同じである。糊付片88には、側面24との連接方向に対して略平行な折罫線90が設けられ、折罫線90は、糊付片88の、側面24との連接方向に対して略平行な一方の端部88aの近傍に設けられている。
側面24の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の両端部には、矩形のフラップ92が折罫線94で区切られて各々設けられている。側面24には、糊付片88の折罫線90に連続する切断線96が設けられている。切断線96は、途中の一か所で切り残され、連結部が設けられている。切断線96は、折罫線34に交差する位置よりも、折罫線32に交差する位置が、端部88aに隣接する折罫線94から離れる方向に傾斜している。
側面22の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の両端部には、矩形の端面97が折罫線98で区切られて各々設けられている。端面97の、折罫線98と反対側の端部には、差込片100が折罫線102で区切られて各々設けられている。側面22には、側面24の切断線96に連続する切断線104が設けられ、切断線104は中心が折罫線98から離れるように膨出する円弧形状であり、切断線104は、途中の数か所で切り残され、連結部が設けられている。側面22の中心で、PTPシート78の突出部80aに一致する位置には、透孔106が設けられている。透孔106は、折罫線32に対して平行な方向を長径とする長丸形状であり、切断線104側の端部は切断線104に連結し、切断線104に沿う直線となり、切断線104と反対側の端部は曲線で形成され、長丸が半分に切断されたような形状となっている。
側面20の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の両端部には、矩形のフラップ108が折罫線110で区切られて各々設けられている。側面20には、側面22の切断線104に連続する切断線112が設けられている。切断線112は、途中の一か所で切り残され、連結部が設けられている。切断線112は、折罫線30に交差する位置よりも、折罫線28に交差する位置が、端部88aの延長線上に位置する折罫線110に近づく方向に傾斜している。
側面18の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の両端部には、何も設けられていない。側面18には、側面20の切断線112に連続する折罫線114が設けられている。折罫線114は、側面同士の連接方向に対して平行である。
次に台紙14について説明する。台紙14は、第1側面56と第2側面58が折罫線59を介して設けられている。第1側面56の中心には透孔60が設けられている。折罫線59に交差する一方の端部56b近傍には、折罫線59に対して直角に位置する折り曲げ線116が設けられている。第1側面56の、折罫線59に対して平行な側縁部56aには、保持片118が折罫線119で区切られて設けられている。保持片118は、側縁部56aから外側に円弧状に突出する半円形状であり、折り曲げ線116とは反対側の端部56cの近傍に位置している。第2側面58にも、折罫線59で第1側面56に折り重ねた時に透孔60と折り曲げ線116に対向する位置に、同形状の透孔64と折り曲げ線120が設けられている。
各折罫線には、折りやすくするために切断線が設けられてもよい。また、各側面と端面97と、台紙14の第1側面68と第2側面72の表面には、錠剤82についての情報が印刷されている。保持片118には、錠剤82を服用する時間等の情報が印刷されている。
次に、包装用箱86の組み立て方法について説明する。ここでは図6が箱体形成片16と台紙14の表面を見たものであり、表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。まず、PTPシート78と台紙14の取り付けについて説明する。第1側面56に、PTPシート78のプラスチック成形体80側の面を重ねて取り付ける。このとき、透孔60にPTPシート78の突出部80aを差し込む。そして、第2側面58の裏面に糊67を塗布する。糊67は、透孔64の両脇で、いずれも折罫線59に対して略平行な直線形状で、折り曲げ線120に達しない長さに塗布する。そして、折罫線59を正折りして、第1側面56の裏面にPTPシート78を挟みながら第2側面58を糊付けする。このようにして台紙14は畳み状態となり、PTPシート78を保持した状態となる。これでPTPシート78の、台紙14の取り付けが完了する。
次に、箱体12の組み立てについて説明する。箱体形成片16の糊付片88の表面に、糊122を塗布する。糊122は、折罫線34に対して平行な直線に塗布する。折罫線32を正折りし、その後折罫線28を正折りし、側面18の裏面に糊付片88を糊付けする。
次に、折罫線28,30,32,34を各々90°に正折りして四角形の筒体にする。開口する端部からPTPシート78を取り付けた台紙14を内側に入れる。台紙14の第1側面56が側面22に重なるように入れ、側面22の透孔106からPTPシート78の突出部80aが視認される。このとき、第1側面56の端部56cが、側面22の切断線104に近い方の折罫線98に向くようにセットする。保持片118は、折罫線119で正折りし、第1側面56の表面に折り畳み、邪魔にならない。そして、筒体の両端部に位置するフラップ92,108を折罫線94,110で正折りして、端面97を折罫線98で正折りし、差込片100を折罫線102で正折りして側面18の裏面に差し込み、両端部を閉鎖する。これで箱体12の組み立てが完了する。なお、組み立てる順番は上記以外でもよい。
包装用箱86から錠剤82を取り出す時は、側面22の透孔106に指をかけて切断線104側の端部を引き上げ、一対の切断線104を切断する。側面22は一対の切断線104と透孔106で2分割され、押し広げると側面20の切断線112と、側面24の切断線96も連続して連結部が破断して分割され、箱体12の一部が側面18の折罫線114を中心に回転し、図4に示すように開封する。露出する台紙14を引き、台紙14を取り出すことができる。
台紙14には折り曲げ線116,120が設けられ、図7に示すように、折り曲げ線116,120を、適宜90°までの角度で開いて逆折りし、第1側面56と第2側面58の端部56b側を支持体とし、自立させる。その他、折罫線59を下にして、横置きにすることもできる。そして、錠剤82を服用するまで、机や棚に自立させて保管する。折罫線119は、折罫線119の折り曲げを復元して第1側面56とほぼ面一に、側縁部56aの外側へ伸ばす。保持片118が突出することで視認性が向上し、保持片118に印刷された情報が見やすくなる。また、台紙14を持ち上げるため保持片118を保持してもよい。錠剤82を服用する時は、台紙14の第1側面56の透孔60から突出するPTPシート78の突出部80aを押す。錠剤82がPTPシート78の蓋材シート84に押し付けられて蓋材シート84は破断し、錠剤82がPTPシート78から出て、第2側面58の透孔64を通過して取り出される。
この実施形態の包装用箱86によれば、上記実施の形態と同様の効果を有するものである。錠剤82を確認する透孔106を、開封のきっかけとして使用することができ、開封する位置がわかり易い。また、台紙14を自立させて目立つようにすることができ、使用者の近くの机等に自立させて置いておくことで、飲み忘れを防止することができる。縦置きでも横置きでも自立することができ、周囲の状況に合わせて表示することができる。自立させる操作は、折り曲げ線116,120を90°近くに逆折りして開くだけであり、誰にでも容易に操作することができる。台紙14には保持片118が設けられ、保持片118に錠剤82を服用する時間等が印刷されているため、使用者の注意を引き、飲む時間を間違えたり、飲み忘れたりすること等を防ぐことができる。
なお、この発明の包装用箱は、上記実施の形態に限定されるものではなく、収容する錠剤の数は適宜変更可能であり、また収容されるものは、錠剤やカプセル等の薬剤に限らず、他の商品でもよい。箱体の各部材の形状は自由に変更可能であり、端面や差込片、蓋面、開封を形成する切断線の、位置や形状等、適宜変更可能である。第一実施形態と、第二実施形態の、箱体と台紙の組み合わせは、交換してもよい。なお、吊り下げ用の透孔の位置や形状は自由に変更可能であり、第1側面と第2側面に互いに一致する位置に設けられたもの以外に、一方の側面のみに設けられ他方の側面の外側に突出する係止片等に設けられてもよい。なお、自立用の一対の折り曲げ線の位置や角度、長さも、自由に変更可能であり、第1側面と第2側面の一方のみに設けられても横置きであれば自立可能であり、その他に台紙がバランスをとって自立するものであれば自由に変更可能である。台紙の設置手段は、吊り下げ用の挿通孔や自立用の折り曲げ線の他のものでもよい。
10,86 包装用箱
12 箱体
14 台紙
52,104 切断線
54,106 透孔
56 第1側面
58 第2側面
59,119 折罫線
62,66 挿通孔
78 PTPシート
80 プラスチック成形体
80a 突出部
80b フランジ部
82 錠剤
84 蓋材シート
116,120 折り曲げ線
118 保持片

Claims (5)

  1. 収容物を内側に収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部を有するプラスチック成形体に、破断可能な蓋材シートが貼り付けられて前記突出部の開口部が閉鎖されたPTPシートを取り付ける台紙と、前記台紙を収容する箱体が別体で設けられ、
    前記箱体は、四角形の筒体に組み立てられる互いに平行に連接する4つの側面と、前記筒体の開口を閉鎖する一対の端面と、連接する前記側面のうち一方の端部に位置する一側面に設けられ他方の端部に位置する他の側面に糊付けされる、蓋面または糊付片が設けられ、
    前記4つの側面の内の一つの側面又は前記蓋には、前記PTPシートの前記収容物が視認可能な透孔と、開封用の切断線が設けられ、
    前記切断線は、破断して開封させると収容された前記台紙の一部が露出する位置に設けられ、前記切断線を破断して開封する部分に前記透孔が含まれ、
    前記台紙には、その台紙を前記箱体以外の部材に吊り下げる挿通孔、又は前記箱体以外の部材に自立させる支持体が設けられていることを特徴とする包装用箱。
  2. 収容物を内側に収容した突出部と前記突出部の周囲に設けられたフランジ部を有するプラスチック成形体に、破断可能な蓋材シートが貼り付けられて前記突出部の開口部が閉鎖されたPTPシートを取り付ける台紙と、前記台紙を収容する箱体が別体で設けられ、
    前記箱体には、前記PTPシートの前記収容物が視認可能な透孔と、開封用の切断線が設けられ、
    前記切断線は、破断して開封させると収容された前記台紙の一部が露出する位置に、前記透孔に連続して設けられ、
    前記台紙には、その台紙を前記箱体以外の部材に吊り下げる挿通孔、又は前記箱体以外の部材に自立させる支持体が設けられていることを特徴とする包装用箱。
  3. 前記台紙には、前記PTPシートを挟む第1側面と第2側面が折罫線を介して設けられ、前記第1側面と第2側面は互いに同形状であり、
    前記第1側面には、前記PTPシートの突出部が差し込まれる透孔が中心に設けられ、前記折罫線に交差する一方の端部近傍には前記挿通孔が設けられ、
    前記第2側面には、前記折罫線で前記第1側面に折り重ねた時に前記透孔と前記挿通孔に対向する位置に、同形状の透孔と挿通孔が設けられている請求項1又は2記載の包装用箱。
  4. 前記台紙には、前記PTPシートを挟む第1側面と第2側面が折罫線を介して設けられ、
    前記第1側面には、前記PTPシートの突出部が差し込まれる透孔が中心に設けられ、前記折罫線に交差する一方の端部近傍には前記折罫線に対して略直角に位置する折り曲げ線が設けられ、
    前記第2側面には、前記折罫線で前記第1側面に折り重ねた時に前記透孔と前記折り曲げ線に対向する位置に、同形状の透孔と折り曲げ線が設けられ、
    前記第1側面と前記第2側面の前記折り曲げ線を所定の角度で折って開き、前記第1側面と前記第2側面の端部側を前記支持体とする請求項1又は2記載の包装用箱。
  5. 前記台紙の側縁部には、前記側縁部から側方に突出する保持片が、折罫線を介して設けられている請求項1又は2記載の包装用箱。
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