JP2018002180A - 中箱付き包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】外箱と中箱が別体で使いやすく、中箱は中箱形成片を組み立てて簡単に作られ、確実に収容物を保護し、収容物を覆った状態で外箱から収容物とともに簡単に取り出して使用することができる中箱付き包装用箱を提供する。【解決手段】外箱12と中箱14が別体であり、外箱12は上方が開口する有底筒状である。中箱14は中箱形成片16からなり、収容物11を保持して外箱14の開口から入れられて収容される。中箱14は、外箱12の開口を閉鎖する蓋片28を一体に備える。中箱形成片16は、透明な合成樹脂から成る。【選択図】図1

Description

この発明は、外箱と、外箱の中に入れられて収容物を保持する中箱が設けられた中箱付き包装用箱に関する。
従来、ブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片を折り曲げて糊付けして形成する包装用箱には、箱体の内側にガラス瓶等の衝撃に弱い収容物を保持するための緩衝用の仕切り片が設けられているものがある。例えば、特許文献1の包装用箱の場合、箱体の組み立て状態で底部分から立ち上がる立上片と、立上片に連続する上面片と、上面片に連続する側面に糊付けされる仕切り用糊付片が、互いに折罫線で区切られて設けられている。立上片と上面片の間の折罫線上には、収容物が嵌合される嵌合部が形成されている。
特開2010−208646号公報
上記背景技術の場合、箱体と仕切り片が一体となっているものであり、仕切り片を箱体から取り出すものではない。一方、抗がん剤等の薬液の包装について、薬剤の暴露を防ぎ、薬剤を扱う作業者の安全面を考慮した包装材が考えられている。例えば、薬剤を入れたバイアルを収容する樹脂製の成形品を設け、成形品とともにバイアルを箱体に収容して包装し、薬剤を使用する時は、バイアルに直接触れずに成形品を保持して箱体から取り出すものである。取り出した後は、成形品が作業台の上に自立し、バイアルを立たせておき、成形品を保持しながらバイアルの中の薬液を注射器に移す作業をすることができる。これにより、作業者に薬剤が付くことを防ぎ、安全性を高めることができる。しかし、成形品では金型代のコストがかかるという問題がある。従って、暴露をできるだけ防いで安全性を高め、取り扱い性が良く、コストも抑えることができる包装形態が求められている。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、外箱と中箱が別体で使いやすいものであり、中箱は中箱形成片を組み立てて簡単に作られ、確実に収容物を保護し、収容物を覆った状態で外箱から収容物とともに簡単に取り出して使用することができる中箱付き包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、外箱と中箱が別体であり、前記外箱は上方が開口する有底筒状であり、前記中箱は中箱形成片からなり、収容物を保持して前記外箱の開口から入れられて収容され、前記中箱には、前記外箱の前記開口を閉鎖する蓋片が一体に設けられている中箱付き包装用箱である。前記中箱付き包装用箱を開封した後は前記蓋片を保持して引き出し、前記外箱から前記中箱を取り出すものである。前記中箱形成片は、例えばPP等の透明な合成樹脂で作られている。又は、前記中箱形成片は、厚紙で作られていても良い。
また、前記中箱形成片は、外箱の一側面の内側に沿って入れられる内側面と、前記内側面の下端部に連続して交差する底面が設けられ、前記底面の前記内側面と反対側の端部には、立上片と上面片、糊付片、及び下面片が、互いに折罫線で区切られて一方向に連接して設けられている。前記立上片と前記上面片、前記糊付片、及び前記下面片は、前記中箱の組立状態で四角筒体に形成され、前記糊付片が前記内側面に糊付けされて四角筒体が保形されている。前記上面片は前記内側面に対して交差して設けられ、前記上面片には前記収容物が嵌合されて保持される嵌合部が設けられている。
また、前記上面片の連接方向に対して平行な側縁部には折罫線で区切られて上閉鎖片が設けられ、前記下面片の連接方向に対して平行な側縁部には折罫線で区切られて下閉鎖片が設けられ、前記内側面の連接方向に対して平行な側縁部には折罫線で区切られて差込閉鎖片が設けられている。前記中箱の組み立て状態で、前記上閉鎖片と前記下閉鎖片、前記差込閉鎖片は前記各折罫線で折り曲げられて、前記立上片と前記上面片、前記糊付片、前記下面片で形成される四角筒の端部を閉鎖する1つの平面上に位置し、互いに連結して高い保形性を有するものである。
また、前記蓋片は、前記内側面の上方に位置する端部に設けられ、前記内側面の、前記蓋片が設けられた端部に交差する一対の側縁部には前記内側面に対して略直角に折り曲げられる側方片が設けられ、前記差込閉鎖片は前記側方片に設けられている。
また、前記蓋片には差込片が設けられ、前記外箱の開口縁部にはフラップが設けられている。前記開口部を前記フラップで覆い、前記フラップの表面を前記蓋片が覆い、前記差込片を前記外箱の一側面の内側に差し込んで係止し、閉鎖するものである。
また、前記上面片の前記嵌合部は円形であり、円周には前記嵌合部の内側に突出するフラップが設けられ、前記フラップの基端部には、前記嵌合部の円周に沿う折罫線が設けられている。
本発明の中箱付き包装用箱は、外箱と中箱が別体で使いやすいものであり、中箱は中箱形成片を組み立てて簡単に作られ、収容物を覆った状態で、外箱から収容物とともに中箱を簡単に取り出すことができる。中箱の蓋片により外箱が閉鎖されているため、中箱が外箱に組み付けられて、確実に収容される。また、蓋片を開封した時に蓋片を保持して引き上げるだけで、中箱を外箱から取り出すことができ、操作が簡単である。取り出した後は、中箱を保持して収容物を扱うことが可能である。このため、作業者が収容物に接触することなく、収容物が、身体に接触すると影響を与えるような薬液が入れられたバイアル等でも比較的安全に操作することができる。収容物についての情報を印刷することもでき、薬剤の取り扱い時における注意喚起等に役立つ。また、中箱は緩衝機能を有し、確実に収容物を保護して収容物の破損を防ぎ、高価な薬液が入れられたバイアル等を安全に輸送し保管することができる。
この発明の一実施形態の中箱付き包装用箱の斜視図である。 この中箱付き包装用箱の包装が完了した状態を示す斜視図である。 この中箱付き包装用箱の中箱の展開図である。 この中箱付き包装用箱の外箱の展開図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の中箱付き包装用箱10は、厚紙等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された外箱形成片82を組み立てて作られた外箱12と、外箱12の中に入れられて収容物11を保持する中箱14が設けられている。
ここで、中箱14について説明する。中箱14は、適度な柔軟性を有する透明な合成樹脂シートを打ち抜いて形成された中箱形成片16を組み立てて形成されている。合成樹脂シートは、例えばPPである。図3は、中箱形成片16を表面から見た展開図であり、中箱形成片16は、外箱12の後述する側面84の裏面に重ねられる内側面18が設けられている。内側面18は、一方向に長い矩形に形成されている。
内側面18の長い一対の側縁部には、側方片22が各々折罫線24で区切られて各々設けられている。一対の側方片22は、互いに同形状であり、折罫線24に対して平行な長さは内側面18とほぼ等しく、折罫線24に対して直角な長さは、内側面18よりも細い矩形であり、折罫線24と反対側は折罫線24に対して平行な直線の側縁部22aで形成されている。側方片22の、折罫線24に交差する一方の端部22bは、外側に膨出する曲線で形成されている。端部22aと反対側の端部22cには、側縁部22aの外側に突出する差込閉鎖片26が設けられている。差込閉鎖片26は、側縁部22aの長手方向の途中で側縁部22aに対して直角に位置する端部26aと、端部26aに直角に連続する端部26bと、側縁部22aの延長線で所定長さに形成された切込線26cが設けられて、側縁部22aの側方に位置する矩形が形成されている。端部26bの、端部26aと反対側は、端部22cに連続し、端部22cは、折罫線24に対して傾斜して折罫線24の端部に達している。
内側面18の、側方片22の端部22b側に位置する端部には、矩形の蓋片28が折罫線30で区切られて設けられている。蓋片28は、折罫線30に対して平行な長さが内側面18より少し長く、折罫線30に対して直角は長さがそれよりも少し長い矩形である。蓋片28の、折罫線30と反対側の端部には、差込片32が折罫線34で区切られて設けられている。
内側面18の、折罫線30と反対側の端部には、矩形の底面36が折罫線38で区切られて設けられている。底面36は、折罫線38と平行な長さが内側面18と同じであり、折罫線38に対して直角方向はそれより少し短い矩形に形成されている。後述する外箱12の底部よりも少し小さい形状である。
底面36の、折罫線38と反対側の端部には、矩形の立上片40が折罫線42で区切られて設けられている。立上片40は、折罫線42に対して平行な長さが底面36と同じであり、折罫線42に対して直交する長さが底面36よりも少し長い矩形である。
立上片40の、折罫線42と反対側の端部には、矩形の上面片44が折罫線46で区切られて設けられている。上面片44は底面36とほぼ同じ大きさの矩形であり、中箱形成片16の組立状態で底面36に対して、立上片40の長さを開けて平行に位置するものである。上面片44の中心には、後述する収容物11が嵌合される嵌合部48が設けられている。嵌合部48は円形であり、円周上の3箇所に、内側に突出する半円形のフラップ50が設けられている。フラップ50の基端部には、嵌合部48の円周に沿う折罫線52が各々設けられている。上面片44の、折罫線46に対して直交する一対の側縁部には、上閉鎖片54が折罫線56で区切られて各々設けられている。上閉鎖片54は、折罫線56と平行な長さが上面片44と同じであり、折罫線56と直角な長さが上面片44より短い矩形である。上閉鎖片54の、折罫線56と反対側の側縁部54aの中心には矩形の切欠部58が設けられている。
上面片44の、折罫線46と反対側の端部には、矩形の糊付片60が折罫線62で区切られて設けられている。糊付片60は、中箱形成片16の組立状態で内側面18の裏面に糊付けされるものであり、組立状態で立上片40に対して平行で、上面片44に対して直角に位置するものである。糊付片60は、折罫線62と平行な長さが上面片44と同じであり、折罫線42に対して直交する長さが上面片44より短い矩形である。なお、折罫線42に対して直交する長さは立上片40よりも短い。
糊付片60の、折罫線62と反対側の端部には、矩形の下面片64が折罫線66で区切られて設けられている。下面片64は、中箱形成片16の組立状態で上面片44に対して糊付片60の長さを開けて平行に位置し、底面36にも立上片40と糊付片60の長さの差を開けて平行に位置するものである。下面片64の、折罫線66に対して直交する一対の側縁部には、下閉鎖片68が折罫線70で区切られて各々設けられている。下閉鎖片68は、折罫線70と平行な長さが下面片64と同じであり、折罫線70に対して直交する長さが下面片64より短い矩形である。下閉鎖片68の、折罫線70と反対側の側縁部68aの中心には矩形の突出部72が設けられている。
下面片64の、折罫線66と反対側の端部には、矩形の糊付片74が折罫線76で区切られて設けられている。糊付片74は、立上片40の裏面に糊付けされるものである。
なお、各折罫線は、折り曲げやすいように破断線で設けられてもよい。
次に、この実施形態の中箱14の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは図3が中箱14の中箱形成片16の表面を見たものであり、中箱形成片16の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、糊付片74の裏面に糊78を塗布し、折罫線62を正折りして、糊付片74の裏面を立上片40の裏面に糊付けする。次に糊付片60の表面に糊80を塗布し、折罫線42を正折りして、糊付片60の表面を内側面18の裏面に糊付けする。中箱形成片16は、折り畳み状態となり、中箱14はこの折り畳み状態で出荷される。
次に、収容物11を収容し包装する工場等において、折罫線38,42,46,62,66を各々90°で正折りし、立上片40、上面片44、糊付片60、下面片64を四角形の筒体にする。なお、折罫線76は逆折りされる。次に、筒体の両端部で、上閉鎖片54を折罫線56で90°に正折りし、下閉鎖片68を折罫線70で90°に正折りする。この時、下閉鎖片68が上閉鎖片54の表面側にくるように重ね、下閉鎖片68の突出部72を上閉鎖片54の切欠部58に差し込み、係止して、筒体の端部を閉鎖する。次に、内側面18の両側で側方片22を折罫線24で90°に正折りし、差込閉鎖片26を、上閉鎖片54と下閉鎖片68に重ね、差込閉鎖片26の端部26aを、上閉鎖片54の切欠部58に差し込み、係止する。これにより、立上片40と上面片44、糊付片60、下面片64で形成される四角筒の端部を閉鎖する1つの平面上に位置し、互いに連結して高い保形性を有して中箱14は立体的に組み立てられ、底面36で自立可能となる。次に、組み立てられた中箱14に、収容物11を入れる。収容物11は、例えば液体の薬剤が入れられたバイアルである。収容物11を上面片44の嵌合部48に入れる。嵌合部48のフラップ50は、収容物11の側面に押されて折罫線52で下向きに弾性変形し、収容物11を両側から付勢して挟持する。収容物11の底部は、下面片64に当接して底面36から離間して緩衝的に保持される。
収容物11を入れた中箱14は、外箱12に入れて包装する。ここで、外箱12について説明する。外箱12は、厚紙等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された外箱形成片82を組み立てて作られたものであり、図4は中箱形成片82を表面から見た展開図である。外箱12は、4つの側面84,86,88,90が互いに平行に連接されて設けられ、糊付片91で糊付けされて四角筒状に組み立てられる。筒体の下方の開口端部は、一対の底蓋片92と一対のフラップ94が組み立てられ閉鎖され、箱体として保形性を維持している。側面84の上方の端部には、側面84に折り返される折り返し片96が折罫線98で区切られて設けられている。側面86,90の上方の端部には、互いに同形の矩形のフラップ100が折罫線102で各々区切られて設けられている。側面88の上方の端部には、開封用の凹部104が円弧状に切り欠かれて設けられている。外箱12は、中箱14を中に入れた時にがたつきが生じることがない大きさに設けられている。また、収容物11の取扱説明書を収容する空隙を有する大きさでもよい。
図1に示すように、側面84,86,88,90と、底蓋片92、フラップ94を組み立てた外箱12の中に、収容物11を保持した中箱14を入れる。この時、外箱12の折り返し片96は折罫線98で正折りされて側面84の裏面に重ね、中箱14の内側面18が、外箱12の側面84と折り返し片96に対面するように入れる。中箱14の蓋片28は、外箱12の折罫線98の外側に突出する。
次に、外箱12の一対の折罫線102でフラップ100を正折りし、その後、中箱14の折罫線30で蓋片28を正折りし、さらに折罫線34を正折りして差込片32を外箱12の側面88の内側に差し込み、閉鎖して、図2に示すように中箱付き包装用箱10の包装が完了する。収容物11は、外箱12の側面84,86,88,90と、底蓋片92から離れて緩衝的に保持され、外箱12に安全に収容される。
中箱付き包装用箱10に収容された収容物11の薬剤を使用する時は、中箱14の蓋片28を、中箱14の側面88の凹部104に指を入れて引き上げ、開封する。蓋片28を開き、さらに一対のフラップ100を開き、蓋片28を保持して上方に引き上げる。収容物11に触れずに、外箱12から取り出して、机や作業台等、任意の場所に置く。中箱14は、自立し、転倒しづらい。そして、収容物11に入れられた薬剤を注射器等に注入する作業を、内側面18や側方片22、立上片40等を保持しながら行い、収容物11に触れずに中の薬液を注射器等に移して使用する。中箱14は、透明な合成樹脂シートで作られているため、収容物11に貼られている商品名等を記載したラベルを視認することができ、薬液を確認して作業を行う。
この実施形態の中箱付き包装用箱10によれば、外箱12と中箱14が別体で使いやすいものであり、中箱14はブランクシートを打ち抜いて形成した中箱形成片16を組み立てて簡単に作られ、製造効率が良好で、コストが安価である。中箱14は、収容物11を、上面片44の嵌合部48で保持して内側面18、立上片40、側方片22から離間し、また下面片64で保持して底面36から離間しているため、緩衝効果が高く収容物11を保護することができる。収容物11の破損を防ぎ、高価な薬液を安全に輸送し保管することができる。外箱12に入れた状態でも、外箱12から出した状態でも、高い緩衝機能を有し、安全である。
また、中箱付き包装用箱10は、中箱14の蓋片28により外箱12が閉鎖され蓋片28は差込片32が外箱12の側面88の裏面に差し込まれているため、中箱14が外箱12に組み付けられて、確実に収容され、がたつきが無く、運送中等の振動で中箱14が外箱12の中で揺れることがない。また、蓋片28を開封した時に蓋片28を保持して引き上げるだけで、中箱14を外箱12から取り出すことができる。中箱14を持ち替える必要がなく、簡単な操作で取り出すことができる。
中箱14は、収容物11を覆った状態で外箱12から収容物11とともに取り出して使用することができる。このため、作業者が収容物11に接触することなく中箱14を保持して収容物11を扱うことが可能であり、身体に接触すると影響を与えるような薬液が入れられたバイアル等を、安全に操作することができる。中箱14はPP等で作られ、製造や組立が容易であり、しかも透明であるため収容物11のラベルなどを視認しやすく、誤認することがなく、作業も容易となる。中箱14に、収容物11についての情報を印刷することもでき、薬剤の取り扱い時における注意喚起等に役立つものである。
なお、この発明の中箱付き包装用箱は、上記実施形態に限定されるものではなく、中箱の立上片や上面片、糊付片、下面片等の配置や連接する順番は自由に変更可能であり、組み立てる順番も適宜変更可能である。上閉鎖片と、下閉鎖片、差込閉鎖片を互いに連結して保形性を有する構造はこれ以外でもよい。中箱の大きさや、上面片、嵌合部等の形状は、収容物に合わせて適宜変更可能である。外箱も、各部材の形状や、底部、上方の端部の構造等、自由に設計することができる。折り返し片はなくてもよい。フラップの形状も自由に変更可能であり、外側から異物が混入しない構造であれば良い。中箱の蓋片や差込片の形状も自由に変更可能であり、簡単に外箱の開口を閉鎖し、容易に保持して中箱を外箱から引き出して移動させることができるものであればよい。中箱の差込片が外箱の側面に糊付けされていてもよく、その際は側面に、糊付された部分を切断する開封用破断線が設けられてもよい。中箱の材料は、PP以外に厚紙でもよく、自由に変更可能であるが、樹脂シートなどの素材が比較的適している。
10 中箱付き包装用箱
12 外箱
11 収容物
14 中箱
16 中箱形成片
18 内側面
22 側方片
26 差込閉鎖片
28 蓋片
32 差込片
36 底面
40 立上片
44 上面片
48 嵌合部
54 上閉鎖片
60 糊付片
64 下面片
68 下閉鎖片
84 側面
100 フラップ

Claims (7)

  1. 外箱と中箱が別体であり、前記外箱は上方が開口する有底筒状であり、前記中箱は中箱形成片からなり、収容物を保持して前記外箱の開口から入れられて収容され、前記中箱には、前記外箱の前記開口を閉鎖する蓋片が一体に設けられていることを特徴とする中箱付き包装用箱。
  2. 前記中箱形成片は、透明な合成樹脂で作られている請求項1記載の中箱付き包装用箱。
  3. 前記中箱形成片は、厚紙で作られている請求項1記載の中箱付き包装用箱。
  4. 前記中箱形成片は、外箱の一側面の内側に沿って入れられる内側面と、前記内側面の下端部に連続して交差する底面が設けられ、前記底面の前記内側面と反対側の端部には、立上片と上面片、糊付片、及び下面片が、互いに折罫線で区切られて一方向に連接して設けられ、前記立上片と前記上面片、前記糊付片、及び前記下面片は、前記中箱の組立状態で前記底面から離間する四角筒体に形成され、前記糊付片が前記内側面に糊付けされて前記上面片は前記内側面に対して交差して設けられ、前記上面片には前記収容物が嵌合されて保持される嵌合部が設けられている請求項1、2又は3記載の中箱付き包装用箱。
  5. 前記上面片の連接方向に対して平行な側縁部には折罫線で区切られて上閉鎖片が設けられ、前記下面片の連接方向に対して平行な側縁部には折罫線で区切られて下閉鎖片が設けられ、前記内側面の連接方向に対して平行な側縁部には折罫線で区切られて差込閉鎖片が設けられ、前記中箱の組み立て状態で、前記上閉鎖片と前記下閉鎖片、前記差込閉鎖片は前記各折罫線で折り曲げられて、前記立上片と前記上面片、前記糊付片、前記下面片で形成される四角筒の端部を閉鎖する1つの平面上に位置し、互いに連結して保形性を有する請求項1又は4記載の中箱付き包装用箱
  6. 前記蓋片は、前記内側面の上方に位置する端部に設けられ、前記内側面の、前記蓋片が設けられた端部に交差する一対の側縁部には前記内側面に対して略直角に折り曲げられる側方片が設けられ、前記差込閉鎖片は前記側方片に設けられている請求項1又は5記載の中箱付き包装用箱。
  7. 前記蓋片には差込片が設けられ、前記外箱の開口縁部にはフラップが設けられ、前記開口部を前記フラップで覆い、前記フラップの表面を前記蓋片が覆い、前記差込片を前記外箱の一側面の内側に差し込んで係止し、閉鎖する請求項1記載の中箱付き包装用箱。
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