JP2019011049A - 電車線路における吊架線の振動吸収支持部材及びこれを用いた支持構造 - Google Patents

電車線路における吊架線の振動吸収支持部材及びこれを用いた支持構造 Download PDF

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【課題】メンテナンスの手間が省け、かつ吊架線上に直接の固定点を作らず、架線のばね定数の平準化を図れる吊架線の支持構造を提供する。【解決手段】可動ブラケットBのような支持物の下方に架設される吊架線Mを振動吸収支持部材1を介して支持物に支持する。振動吸収支持部材1は、ばね剛性を有する部材からなり、吊架線Mに沿って支持物Bの両側に延びるように中央部において支持物Bに支持され、両側が上下方向にたわむように両端において吊架線Mに接続される。【選択図】 図1

Description

本発明は、電車線路においてハンガを介してトロリ線を吊る吊架線の振動吸収支持部材と吊架線の支持構造に関する。
電車のパンタグラフによる集電の安定性を得るために、トロリ線の押し上げ量が、トロリ線全体で均一になっていること、すなわち、架線のばね定数が均一であることが理想的である。シンプルカテナリと称される架線方式では、吊架線の下方に、ハンガを介してトロリ線を固定することにより、トロリ線の押し上げ量の変化を小さく抑えている。しかし、吊架線は、延線途上の所定の径間毎の支持点において可動ブラケットなどの支持物に固定されているため、支持点付近では架線のばね定数が大きくなり、トロリ線の押し上げ量が極端に小さくなる傾向がある。
この変化を軽減するため、変形Y形シンプルカテナリと称される架線方式が提案されている(非特許文献1参照)。この架線方式においては、図12に示すように、吊架線Mの支持点S付近におけるトロリ線Tの押上量が大きくなるように、支持点S付近にY線と呼ばれる補助吊架線M2を設け、この補助吊架線M2からハンガHによってトロリ線Tを吊っている。これにより、吊架線Mの支持点Sからトロリ線Tまでを構造的に遠ざけることでばねの効果を高め、トロリ線Tが押し上がりやすくしている。
また、特許文献1には、可動ブラケットによる吊架線の支持点の両側所定長さにわたって吊架線の外周に密着するように設けられ、中央部において吊架線と共に可動ブラケットに固定される吊架線用制振装置が記載されている。この制振装置は、吊架線に密着して固定される内側固定部材と、内側固定部材に重合して設けられる外側スライド部材と、これら両部材間に接着される粘弾性体とを具備する。内側固定部材は、吊架線の挙動に一体的に追従するように吊架線の支持点の両側所定長さにわたって吊架線に密着して固定される。外側スライド部材は、吊架線の振動に伴って内側固定部材に対して吊架線の延線方向に相対変位可能に内側固定部材の外側に重合して設けられる。この制振装置は、吊架線の支持点は固定点としながら、支持点の延線方向両側において吊架線自体に制振機能を持たせて振動を抑制する。
Trolley Watching、平成29年5月25日検索、インターネット(URL:http://blog.kaz-ic.net/post/141673090232/)
特開2016-179775号公報
上記非特許文献1に記載の架線方式においては、架線の張力が、補助吊架線M2の接続箇所において吊架線Mと補助吊架線M2とに2分割されるため、温度変化に等に伴う両線の移動による補助架線M2のカテナリ(懸垂曲線)が変化する。このため、補助吊架線M2とトロリ線架線Tとを接続しているハンガHの長さや取り付け位置の調整等のメンテナンスが必要になる。
特許文献1に記載の制振装置を用いた架線方式においては、吊架線の支持点は固定点としながら、支持点の延線方向両側において吊架線自体に制振機能を持たせようとするものであるから、架線の支持点でのばね定数低減による平準化効果は必ずしも十分でない。
したがって、本発明は、メンテナンスの手間が省け、かつ吊架線上に直接の固定点を作ることなく、架線のばね定数の平準化を図ることができる吊架線の支持構造を提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明の吊架線Mの振動吸収支持部材は、可動ブラケットBのような支持物の下方に架設される吊架線Mを支持物に支持する。振動吸収支持部材1は、吊架線Mに沿って支持物Bの両側に延びるように中央部において支持物Bに支持され、両側が延長方向と直交する方向にたわむばね剛性を有する部材からなり、両端において吊架線Mに接続される。
本発明の吊架線Mの振動吸収支持部材1においては、吊架線Mが直接支持物Bに支持されることなく、吊架線Mの支持点がばね定数の小さな振動吸収支持部材1の両端の2箇所に分散されるため、架線の支持点付近のばね定数が低減され、それによりパンタグラフの離線率が低減される。ハンガHは、振動吸収支持部材1に支持されることなく、吊架線Mにのみ支持されるので、ハンガHの設置箇所において温度変化に等による吊架線の移動に伴うカテナリの変化が無い。したがって、ハンガHの調整等は不要である。
本発明に係る第1の実施形態の吊架線の支持構造の正面図である。 図1の吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大正面図である。 図1のIII−III断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図1のV部の拡大図である。 本発明の第2の実施形態係る吊架線の支持構造の正面図である。 図6の吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大正面図である。 図6の吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大平面図である。 図6のIX−IX断面図である。 図6のX−X断面図である。 図6のV部の拡大図である。 本発明の第3の実施形態に係る吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大正面図である。 図12のXIII−XIII断面図である。 図12のXIV−XIV断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大正面図である。 図15の吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大平面図である。 図15のXVII−XVII断面図である。 図15のXVIII−XVIII断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大正面図である。 図19の吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大平面図である。 本発明の第5の実施形態の変形例に係る吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大正面図である。 図20の吊架線の支持構造の一部を切欠した拡大平面図である。 変形Y形シンプルカテナリ架線方式の説明図である。
図面を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1において、吊架線Mは、その延線方向の所定径間毎に、軌道の側方の支柱から軌道の上方へ直交方向に延出する可動ブラケットBの水平主パイプ等に振動吸収支持部材1を介して支持される。吊架線Mは、延線方向の所定間隔毎に、ハンガHにより、トロリ線Tを吊支する。
振動吸収支持部材1は、中央付近の支持部1aにおいて支持金具7を介して可動ブラケットBに固定され、吊架線Mに沿って延線方向の両側へ延び、両端において吊架線Mに接続される。したがって、吊架線Mは、可動ブラケットBに直接固定されることなく、可動ブラケットBの下方を通過している。ハンガHは、振動吸収支持部材1の両端より内側に設けられず、その外側において吊架線Mとトロリ線Tとの間に設けられる。
振動吸収支持部材1は、両側が延長方向と直交する方向にたわむばね剛性を有し、両端において吊架線Mを弾性的に吊り止めている。したがって、振動吸収支持部材1は、その先端に吊架線Mを接続しても架線重量に耐えるばね性、剛性を持ち、また架線張力に耐える引張強度を有する。振動吸収支持部材1は、吊架線Mが可動ブラケットBに直接固定される時に可動ブラケットBの両側に形成される吊架線Mのカテナリと同等のカテナリに沿う形状であり、中央の水平の支持部1aと、その両側において所定の角度で屈折して斜め下方へ延びるばね部1bとを備える。
図1ないし図5に示す実施形態は、電車線路の曲線部における採用に好適である。曲線部では、吊架線Mが側方へ引かれていたり、電車線路の路面が傾斜していたりするため、上下方向及び左右方向の複合的な振動を受け、吊架線は上下方向のみならず延線直交方向に振動する。吊架線曲線部の個々の曲がりに対応可能な形状を考慮する場合、本実施形態の振動吸収支持部材1の構造が有効である。振動吸収支持部材1は、丸棒状の心材2の外周を粘弾性体3を介して多数の細長い抑制材4で被覆してなる(図3)。粘弾性体3は、心材2と抑制材4に強固に接着される。心材2と抑制材4は、いずれも、所定のばね剛性を有する鋼材等の金属材で構成され、全体として水平の支持部1aと、傾斜したばね部1bを形成するように屈折している。心材2は、丸棒状をなすため長さ方向と直交する方向にたわむばね性を有する。心材2は、両端部において露出しており、締め付け金具8によって吊架線Mに接続される。抑制材4は、心材2周りに環状に複数並んで接着され、ばね部1bに撓みが生じた際の隣接する相互の干渉を避けるために相互間に僅かな隙間が形成される。
図4に示すように、振動吸収支持部材1の水平の支持部1aにおいては、心材2の外周が粘弾性体3で被覆されておらず、これに代わる筒状のスペーサ金具5が嵌め込まれる。
図5に示すように、抑制材4は、両端部付近において結束バンド6で心材2の周りに結束される。抑制材4の両端部には、環状に連なる溝4aが形成され、この溝4a内に結束バンド6が配置される。溝4aの溝幅は、結束バンド6の幅より大きく、したがって、抑制材4はそれぞれ個別に心材2に対してその軸線方向に相対変位自在である。
振動吸収支持部材1が、吊架線Mの振動を受けて、その両側において長さ方向と直交する方向に振動するとき、抑制材4はそれぞれ粘弾性体3を伸縮させて、心材2との間で軸線方向に相対変位する。このとき、粘弾性体3により振動吸収支持部材1の振動が減衰される。
支持金具7は、可動ブラケットBの下部に固定される。支持金具7の水平の支持板7a上に振動吸収支持部材1の水平の支持部1aが乗せられ、Uボルト7bで固定される。図示しないが、支持金具7は可動ブラケットBの上部に固定する構造とすることができ、振動吸収支持部材1を可動ブラケットBの上部に支持する構造とすることもできる。
吊架線Mは、振動吸収支持部材1の両端において可動ブラケットBに吊られるため、支持点が2箇所に分散され、振動吸収支持部材1のばね定数を小さく設定することと相俟って、支持点付近の架線のばね定数の低減を図ることができ、これによってパンタグラフの離線率を低減できる。また、振動吸収支持部材1が振動吸収機能を有するので、パンタグラフの通過に伴い架線に伝わる進行方向の振動や支持点で反射する振動を減衰させることができ、これによってもトロリ線Tの離線率の低減効果がある。さらに、地震時に地上側の可動ブラケットB等から伝わる振動を振動吸収支持部材1により、架線に対して遮断し、あるいはこれを減衰させることも期待できる。
図6ないし図11に本発明の第2の実施形態を示す。以下において、既出の構成部分と同等部分には図面上、同一の符号を付して説明を省略する。
振動吸収支持部材1は、帯板状の主板材12とその上に重なる抑制板材14との間に粘弾性体13を介設してなる。粘弾性体13は、主板材12と抑制板材14に強固に接着される。主板材12と抑制板材14は、いずれも、上下の厚み方向に所定のばね剛性を有する鋼材等の金属材で構成され、全体として振動吸収支持部材1の水平の支持部1aと傾斜したばね部1bを形成するように屈折している。主板12は、帯板状をなすため上下の厚み方向にたわむばね性を有する。主板12は、両端部において露出しており、締め付け金具18によって吊架線Mに接続される。
振動吸収支持部材1は、先の実施形態と同様、その先端に吊架線Mを接続しても架線重量に耐えるばね性、剛性をもち、また架線張力に耐える引張強度を有する。
図7に示すように、振動吸収支持部材1の水平の支持部1aでは、主板材12と抑制板材14との間に粘弾性体3が介在しておらず、これに代わるスペーサ板15が挿入され、三者が一体に固着される。
図8に示すように、抑制板材14は、両端部付近において結束バンド16で主板材12と共に結束される。主板材12と抑制板材14の結束部の両縁には、凹部12a、14aが形成され、この凹部12a、14a内に結束バンド16が配置される。凹部12a、14aの幅は、結束バンド16の幅より大きく、したがって、抑制板材14は、主板材12に対してその長軸方向に相対変位自在である。
振動吸収支持部材1がその両側において上下方向に振動してたわむとき、抑制板材14は粘弾性体13を伸縮させて、主板材12との間で長軸方向に相対変位する。このとき、粘弾性体13により振動吸収支持部材1の振動が減衰される。
支持金具17は、可動ブラケットBの下部に固定される。支持金具17の水平の支持板17a上に振動吸収支持部材1の水平の支持部1aが乗せられ、その上に押さえ板17cが重ねられ、コ字状のボルト17bで固定される。図示しないが、支持金具17は可動ブラケットBの上部に固定する構造とすることができ、振動吸収支持部材1を可動ブラケットBの上部に支持する構造とすることができる。
図12ないし図14に本発明の第3の実施形態を示す。
振動吸収支持部材1は、第1の実施形態と同様にして、丸棒状の心材22の外周を粘弾性体23を介して多数の細長い抑制材24で被覆してなる。振動吸収支持部材1は、水平の支持部1aから屈折し下方へ傾斜して伸びる両端部のばね部1bが基部の直径R1に対して先端部の直径R2が小さな先細りのテーパ状に形成される。すなわち、心材22はばね部1bに対応する部分が先端に向かうに従って径が小さくなる。粘弾性体23は、心材22上に均一の厚さで接着される。抑制材24は均一の厚さで先端に向かうに従って幅が狭くなり、心材22周りに環状に複数並び相互間に僅かな隙間おいて接着される。
この実施形態における振動吸収支持部材1は、ばね部1bが先細りのテーパ状をなし、長さ方向と直交する方向にたわむばね性が高まり、粘弾性体23による振動減衰効果が向上する。
図15ないし図17に本発明の第4の実施形態を示す。
振動吸収支持部材1は、第2の実施形態と同様にして、帯板状の主板材32とその上に重なる抑制板材34との間に粘弾性体33を介設してなる。粘弾性体33は、主板材32と抑制板材34に強固に接着される。振動吸収支持部材1は、水平の支持部1aから屈折して下方へ傾斜して伸びる両端部のばね部1bが基部の上下の厚み及び左右の幅に対して先端部のこれらが小さく先細りのテーパ状に形成される。すなわち、主板材32は、基部側の上下の厚みT1及び左右の幅W1に対して先端側のこれらT2,W2が小さく、基部から先端に向かうに従って先細りになっている。粘弾性体33及び抑制板材34は均一な厚みであるが、主板材32に対応して基部側の左右の幅W1に対して先端側のそれW2が徐々に小さくなっている。
この振動吸収支持部材1は、ばね部1bが先細りのテーパ状を成すため、上下,左右方向のばね性が高まり、粘弾性体23による振動減衰効果が向上する。
図18及び図19に本発明の第5の実施形態を示す。
振動吸収支持部材1は、第2の実施形態と同様にして、帯板状の主板材12とその上に重なる抑制板材14との間に強固に接着される粘弾性体13を介設してなり、さらに主板材12の下面に重合部材35が固定されて、ばね部1bの先端側の厚みが基端側より薄くなっている。すなわち、重合部材35は、支持部1a及びばね部1bのほぼ中間部に渡り、所定のばね剛性を有する鋼材等の金属板材で構成され、支持部1aにおいて主板材12の下面に固定される。
この振動吸収支持部材1は、ばね部1bが重合部材35により基端側より先端側の厚みが小さいため、上下の厚み方向のばね剛性が高まり、粘弾性体23による振動減衰効果が向上する。
なお、先の実施形態における重合部材35は、図21及び図22に示すように、長手方向に順次短い複数の重合板35a,35b,35cを重ねて支持部1aにおいて固定する構成でもよい。この振動吸収支持部材1においても、ばね部1bが重合部材35により基端側より先端側の厚みが順次小さくなるため、上下の厚み方向のばね剛性がより高まる。
1 振動吸収支持部材
1a 水平の支持部
2 心材
3 粘弾性体
4 抑制材
4a 溝
5 スペーサ金具
6 結束バンド
7 支持金具
7a 支持板
8 締め付け金具
12 主板材
13 粘弾性体
14 抑制板材
14a 凹部
15 スペーサ板
16 結束バンド
17 支持金具
17a 支持板
17b コ字状のボルト
17c 押さえ板
18 締め付け金具
22 心材
23 粘弾性体
24 抑制材
32 主板材
33 粘弾性体
34 抑制板材
35 重合部材
35a 重合板
35b 重合板
35c 重合板
B 可動ブラケット
H ハンガ
M 吊架線
T トロリ線

Claims (8)

  1. 支持物の下方に架設される吊架線を前記支持物に支持する振動吸収支持部材であって、
    前記吊架線に沿って前記支持物の両側に延びるように中央部において前記支持物に支持され、両側が延長方向と直交する方向にたわむばね剛性を有する部材からなり、
    両端において前記吊架線に接続されることを特徴とする電車線路における吊架線の振動吸収支持部材。
  2. 支持物の下方に架設される吊架線を前記支持物に支持する振動吸収支持部材であって、
    前記吊架線に沿って前記支持物の両側に延びるように中央部において前記支持物に支持され、両側が上下方向にたわむばね剛性を有する部材からなり、
    両端において前記吊架線に接続されることを特徴とする電車線路における吊架線の振動吸収支持部材。
  3. ばね剛性を有する2つの部材間に粘弾性体を接着してなる制振構造を両側に含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電車線路における吊架線の振動吸収支持部材。
  4. 前記支持物に支持される中央部から両端側に向かうにしたがって縦断面積が小さく構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電車線路における吊架線の振動吸収支持部材。
  5. 前記支持物の両側に延びる帯板状の主板材を具備し、前記支持物に支持される中央部から両端側に向かうにしたがって主板材の上下方向の厚みまたは左右方向の幅が小さく構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電車線路における吊架線の振動吸収支持部材。
  6. 前記振動吸収支持部材は、両端側の縦断面積を相対的に減らすために、前記支持物に支持される中央部から両端に向かう途上にわたる重合部材を具備することを特徴とする請求項4または5に記載の電車線路における吊架線の振動吸収支持部材。
  7. 前記支持物の下方に前記振動吸収支持部材を介して前記吊架線を支持することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の電車線路における吊架線の振動吸収支持部材を用いた支持構造。
  8. 前記振動吸収支持部材の両端間の外側において前記吊架線の下方にハンガを介してトロリ線が支持されることを特徴とする請求項7に記載の電車線路における吊架線の支持構造。
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