JP2019010986A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1動力部と第2動力部とを持つ鞍乗り型車両において、車両の小型化を図る。【解決手段】自動二輪車は、駆動輪4と、駆動輪4の左側に配置された第1動力部30と、駆動輪4の右側に配置された第2動力部40と、第1動力部30から得られる第1動力と第2動力部40から得られる第2動力とを合成する後輪車軸4aと、を備え、後輪車軸4aで合成した合成動力で駆動輪4を駆動可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは、単一のインバータ装置に接続され、電動車両の走行動力を発生する2つの電動機を備えたものである。
国際公開第2012/059962号
しかし、鞍乗り型車両において複数の電動機を配置しようとすると、スペースを確保することができず、車両が大型化してしまう可能性があった。
そこで本発明は、第1動力部と第2動力部とを持つ鞍乗り型車両において、車両の小型化を図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、駆動輪(4)と、前記駆動輪(4)の左側に配置された第1動力部(30)と、前記駆動輪(4)の右側に配置された第2動力部(40)と、前記第1動力部(30)から得られる第1動力と前記第2動力部(40)から得られる第2動力とを合成する前記駆動輪(4)の最終駆動軸(4a)と、を備え、前記最終駆動軸(4a)で合成した合成動力で前記駆動輪(4)を駆動可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)のうち少なくとも一方は、前記駆動輪(4)の最終駆動軸(4a)から脱着可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)のうち前記最終駆動軸(4a)から脱着可能に構成されている側には、前記最終駆動軸(4a)の端部にある締結部(51)を覆い、全体カバー(27b)から脱着可能に構成されている部分カバー(50)が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)のうち少なくとも前記第2動力部(40)は、前記最終駆動軸(4a)から脱着可能に構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記第1動力部(30)または前記第2動力部(40)のうち何れか一方は前記駆動輪(4)の駆動専用であり、他方は前記駆動輪(4)を駆動可能かつ回生可能に構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記第1動力部(30)の駆動軸(31)と、前記第2動力部(41)の駆動軸(41)とは、同軸に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)の双方は、回転電機であることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記鞍乗り型車両(1)は、スクータ型車両であって、前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)の双方は、スイングフレーム(20)に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、駆動輪の左側に配置された第1動力部と、駆動輪の右側に配置された第2動力部とを備えることで、第1動力部および第2動力部が左右一側にのみ片寄って配置される場合と比較して、車両の小型化を図ることができる。例えば、エンジン車の場合には後輪の側方にマフラが位置するが、このマフラの配置スペースに動力部を配置することで、車両の小型化を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、第1動力部および第2動力部のうち少なくとも一方が駆動輪の最終駆動軸から脱着可能に構成されていることで、第1動力部および第2動力部の少なくとも一方を取り外すことによって、駆動輪を取り外すことができる。
請求項3に記載した発明によれば、第1動力部および第2動力部のうち最終駆動軸から脱着可能に構成されている側には、最終駆動軸の端部にある締結部を覆い、全体カバーから脱着可能に構成されている部分カバーが設けられていることで、以下の効果を奏する。全体カバーを取り外すことなく、部分カバーのみを取り外すことによって、動力部を取り外すことができる。したがって、駆動輪を容易に取り外すことができ、メンテナンス性が向上する。
請求項4に記載した発明によれば、第1動力部および第2動力部のうち少なくとも第2動力部が最終駆動軸から脱着可能に構成されていることで、以下の効果を奏する。一般的な鞍乗り型車両は、右側にマフラが配置されており、右側から駆動輪を取り外すことが多い。そのため、駆動輪の右側に配置された第2動力部が最終駆動軸から脱着可能に構成されていれば、従来通りのメンテナンス作業が可能となる。
請求項5に記載した発明によれば、第1動力部または第2動力部のうち何れか一方は駆動輪の駆動専用であり、他方は駆動輪を駆動可能かつ回生可能に構成されていることで、第1動力部および第2動力部の双方が駆動輪の駆動専用である場合と比較して、低消費電力化を図ることができる。
請求項6に記載した発明によれば、第1動力部の駆動軸と第2動力部の駆動軸とが同軸に配置されていることで、左右の動力部の軸線が揃うため、左右のバランスを向上させることができる。
請求項7に記載した発明によれば、第1動力部および第2動力部の双方が回転電機であることで、第1動力部および第2動力部の部品を共通化することができる。
請求項8に記載した発明によれば、鞍乗り型車両はスクータ型車両であって、第1動力部および第2動力部の双方はスイングフレームに配置されていることで、第1動力部および第2動力部がスイングフレームに集約されるため、スクータ型車両の小型化を図ることができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 図1のII−II断面を含む図である。 上記自動二輪車のパワーユニットの左側面図である。 上記パワーユニットの右側面図である。 図2の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、及び車両上方を示す矢印UPが示されている。
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例としてのユニットスイング式の自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、ハンドル2によって操向される前輪3と、動力源を含むパワーユニット10によって駆動される後輪4(駆動輪)とを備えている。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。実施形態の自動二輪車1は、シート8に着座した乗員が足を載せるステップフロア9を有するスクータ型の車両である。
ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム11の前端のヘッドパイプ12に操向可能に枢支されている。車体フレーム11の外周は車体カバー5で覆われている。図1において、符号6はフロントフォークを示す。
車体フレーム11は、複数種の鋼材を溶接等により一体に接合して形成されている。車体フレーム11は、その前端部に位置するヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から斜め後下方へ延びるダウンフレーム13と、ダウンフレーム13の下端から後方へ向けて実質的に水平に延びる左右一対のロアフレーム14と、左右ロアフレーム14の後端から斜め後上方へ延びる左右一対のシートフレーム15と、左右ロアフレーム14の後端の車幅方向間を渡すクロスメンバ16と、を備えている。
<パワーユニット>
図2に示すように、パワーユニット10は、後輪4の左側に配置された第1動力部30と、後輪4の右側に配置された第2動力部40と、第1動力部30から得られる第1動力で後輪4を駆動可能な第1動力伝達機構35と、第2動力部40から得られる第2動力で後輪4を駆動可能な第2動力伝達機構45と、第1動力伝達機構35と第2導力伝達機構とを支持するスイングフレーム20と、を一体化したスイング式動力ユニットである。実施形態の車両は、第1動力と第2動力とを合成した合成動力で後輪4を駆動可能に構成されている。
パワーユニット10の後端部には、後輪4の車軸(以下「後輪車軸4a」ともいう。)が設けられている。第1動力部30から得られる第1動力が第1動力伝達機構35を介して後輪車軸4aに伝達されることで、後輪車軸4aに支持された後輪4が駆動して車両が走行する。第2動力部40から得られる第2動力が第2動力伝達機構45を介して後輪車軸4aに伝達されることで、後輪車軸4aに支持された後輪4の駆動をアシストする。例えば、第2動力部40は、車両の始動時および高速走行時に第1動力部30をアシストする。なお、図中符号CRは、車幅方向と平行な軸線である後輪車軸4aの中心軸線(後輪軸線)を示す。図中符号18a〜18cは、後輪車軸4aを回転可能に支持する軸受を示す。
図3に示すように、パワーユニット10の前下部には、車体側に支持される支持ボス10aが設けられている。支持ボス10aは、不図示のリンク機構を介して車体フレーム11(図1参照)の下部後側に上下揺動可能に支持されている。
図1に示すように、パワーユニット10の後端とシートフレーム15との間には、パワーユニット10の揺動を減衰するリヤクッション7が掛け渡されている。図3において符号10bは、リヤクッション7(図1参照)の下部が接続される懸架ボスを示す。
<スイングフレーム>
図2に示すように、スイングフレーム20は、支持ボス10aから後輪4の左側方に向けて延びるL字状をなすメインアーム21と、メインアーム21の前右側部から後輪4の右側方に向けて車幅方向内側に湾曲しつつ延びるサブアーム22と、を備える。図中符号CLは、車体左右中心線を示す。
<メインアーム>
図3に示すように、メインアーム21には、第1動力部30(図2参照)を収容する第1動力収容部23と、第1動力伝達機構35(図2参照)を収容する第1伝達収容部24と、が設けられている。
図2に示すように、第1動力収容部23は、左側に開放する箱状をなしている。第1動力収容部23には、第1動力部30を左側から覆う左カバー部材25が取り付けられている。
第1伝達収容部24は、後輪4の左側において車幅方向内側に配置された左側内ケース24aと、左側内ケース24aを左側から覆う左側外ケース24bと、を備えている。例えば、左側外ケース24bと第1動力収容部23とは、同一の部材で一体に形成されている。
<サブアーム>
図4に示すように、サブアーム22には、第2動力部40(図2参照)を収容する第2動力収容部26と、第2動力伝達機構45(図2参照)を収容する第2伝達収容部27と、が設けられている。
図2に示すように、第2動力収容部26は、右側に開放する箱状をなしている。第2動力収容部26には、第2動力部40を右側から覆う右カバー部材28が取り付けられている。
第2伝達収容部27は、後輪4の右側において車幅方向内側に配置された右側内ケース27aと、右側内ケース27aを右側から覆う右側外ケース27b(全体カバー)と、を備えている。例えば、右側外ケース27bと第2動力収容部26とは、同一の部材で一体に形成されている。
<第1動力部>
図2に示すように、第1動力部30は、後輪4の左側に配置されている。実施形態において、第1動力部30は、回転電機である。第1動力部30は、後輪4の駆動専用である。
図5に示すように、第1動力部30は、インナーロータ形式のモータである。第1動力部30は、第1モータ出力軸31(駆動軸)と、インナーロータ32と、ステータ33と、を備えている。
第1モータ出力軸31は、車幅方向を指向してメインアーム21に軸支されている。第1モータ出力軸31は、後輪軸線CRと平行な軸線Cm1(以下「第1モータ軸線Cm1」ともいう。)を持つ。図中符号34a〜34cは、第1モータ出力軸31を回転可能に支持する軸受を示す。
インナーロータ32は、筒状をなすインナーロータ本体32aと、インナーロータ本体32aの外周面に設けられたマグネット32bと、を備えている。インナーロータ本体32aの径方向中央部は、第1モータ出力軸31とスプライン結合されている。インナーロータ本体32aの車幅方向内端部の外周面には、被検知体32cが取り付けられている。
ステータ33は、第1動力収容部23の外周壁に固定された環状のステータヨーク33aと、ステータヨーク33aに接合され且つ第1モータ軸線Cm1に対して放射状に設けられた複数のティース33bと、ティース33bに導線を巻き掛けたコイル33cと、を備えている。ステータヨーク33aには、被検知体32cを検知する不図示のロータセンサが取り付けられている。
第1動力部30には、不図示のバッテリが接続されている。バッテリは、第1動力部30が後輪4を駆動するときに、第1動力部30に電力を供給する。なお、第1動力部30の制御は、不図示の制御ユニットにより行われる。
<第1動力伝達機構>
第1動力伝達機構35は、後輪4の左側に配置されている。第1動力伝達機構35は、第1動力収容部23に連なる第1伝達収容部24内に設けられている。
第1動力伝達機構35は、第1モータ出力軸31および後輪車軸4aと平行に軸支された第1伝達軸36と、第1モータ出力軸31の車幅方向内端部および第1伝達軸36の車幅方向内側部にそれぞれ形成された第1の左側ギア対37a,37bと、第1伝達軸36の車幅方向外側部および後輪車軸4aの左端部にそれぞれ形成された第2の左側ギア対38a,38bと、を備えている。
第1伝達軸36は、第1モータ軸線Cm1と平行な軸線Ct1(以下「第1伝達軸線Ct1」ともいう。)を持つ。図中符号39a,39bは、第1伝達軸36を回転可能に支持する軸受を示す。
かかる構成により、第1モータ出力軸31の回転は所定の減速比にて減速され、後輪車軸4aに伝達される。
<メインアーム側の軸の配置>
図3の側面視で、第1モータ出力軸31は、後輪車軸4aと異なる位置に配置されている。図3の側面視で、第1モータ出力軸31、第1伝達軸36および後輪車軸4aは、前側から順に前後に間隔をあけて配置されている。具体的に、図3の側面視で、第1モータ出力軸31は、後輪車軸4aよりも僅かに下方に位置するとともに、第1伝達軸36よりも前方に配置されている。
<第2動力部>
図2に示すように、第2動力部40は、後輪4の右側に配置されている。実施形態において、第2動力部40は、回転電機である。第2動力部40は、後輪4を駆動可能かつ回生可能に構成されている。
図5に示すように、第2動力部40は、アウターロータ形式のモータである。第2動力部40は、第2モータ出力軸41(駆動軸)と、アウターロータ42と、ステータ43と、を備えている。
第2モータ出力軸41は、車幅方向を指向してサブアーム22に軸支されている。第2モータ出力軸41は、後輪軸線CRと平行な軸線Cm2(以下「第2モータ軸線Cm2」ともいう。)を持つ。実施形態において、第2モータ出力軸41は、第1モータ出力軸31と同軸である。図中符号44a,44bは、第2モータ出力軸41を回転可能に支持する軸受を示す。
アウターロータ42は、第2モータ出力軸41に固定されている。アウターロータ42は、ステータ43の外周を覆う円筒状をなしている。アウターロータ42の内周面には、マグネット42aが設けられている。
ステータ43は、第2動力収容部26の内周壁に固定されている。ステータ43は、第2モータ軸線Cm2に対して放射状に設けられた複数のティース43aと、ティース43aに導線を巻き掛けたコイル43bと、を備えている。
第2動力部40には、不図示のバッテリが接続されている。バッテリは、第2動力部40が車両の始動時および高速走行時に第1動力部30をアシストするときに、第2動力部40に電力を供給する。第2動力部40は、第1動力部30をアシストする際に発電機として機能する。第2動力部40は、第2モータ出力軸41の回転を電気エネルギーに変換し、バッテリに回生充電する発電機(ジェネレータ)としても機能する。すなわち、バッテリは、第2動力部40が発電機として機能するときに、第2動力部40の回生電力が充電されるようになっている。また、第1動力部30が回転しているときは、第2動力部40は従動回転し、回生するようになっている。なお、第2動力部40の制御は、不図示の制御ユニットにより行われる。
<第2動力伝達機構>
第2動力伝達機構45は、後輪4の右側に配置されている。第2動力伝達機構45は、第2動力収容部26に連なる第2伝達収容部27内に設けられている。
第2動力伝達機構45は、第2モータ出力軸41および後輪車軸4aと平行に軸支された第2伝達軸46と、第2モータ出力軸41の車幅方向内端部および第2伝達軸46の車幅方向外側部にそれぞれ形成された第1の右側ギア対47a,47bと、第2伝達軸46の車幅方向内側部および後輪車軸4aの右端部にそれぞれ形成された第2の右側ギア対48a,48bと、を備えている。
第2伝達軸46は、第2モータ軸線Cm2と平行な軸線Ct2(以下「第2伝達軸線Ct2」ともいう。)を持つ。実施形態において、第2伝達軸46は、第1伝達軸36と同軸である。図中符号49a,49bは、第2伝達軸46を回転可能に支持する軸受を示す。
かかる構成により、第2モータ出力軸41の回転は所定の減速比にて減速され、後輪車軸4aに伝達される。
<制御ユニット>
図示はしないが、制御ユニットは、第1動力部30および第2動力部40を統括制御する。例えば、制御ユニットは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えている。
制御ユニットは、不図示のスロットル開度センサ等からの情報を受けて、第1動力部30および第2動力部40の各ドライバに所定の制御信号を出力する。
<第2動力部の脱着構造>
実施形態において、第2動力部40は、後輪車軸4aから脱着可能に構成されている。具体的に、図5に示すように、第2動力部40の側には、後輪車軸4aの右端部にあるナット51(締結部)を覆い、右側外ケース27bから脱着可能に構成されている部分カバー50が設けられている。
部分カバー50は、右側外ケース27bを車幅方向に開口する開口部27hを右側から塞ぐ蓋部材である。開口部27hは、ナット51が通過可能な大きさを有する。
実施形態において、サブアーム22は、メインアーム21から脱着可能に構成されている。例えば、サブアーム22は、不図示のボルトによって、サブアーム22の前端部の複数(例えば実施形態では3つ)の貫通孔22h(図4参照)を介してメインアーム21の前右側部に連結されている。
実施形態において、第2動力部40の側には、後輪車軸4aにスプライン嵌合された嵌合ギア48bと、後輪車軸4aとは別の駆動軸である第2伝達軸46に圧入された圧入ギア47bと、が設けられている。嵌合ギア48bは、第2の右側ギア対48a,48bを構成するギアである。圧入ギア47bは、第1の右側ギア対47a,47bを構成するギアである。
例えば、右側外ケース27bから部分カバー50を取り外し、後輪車軸4aの右端部からナット51を取り外す。嵌合ギア48bは後輪車軸4aにスプライン嵌合されているため、ナット51の取り外し後、嵌合ギア48bは、後輪軸線CRに沿って外方に移動可能である。また、不図示のボルトをメインアーム21の前右端部から取り外す。このように、ナット51とボルトとを取り外すことによって、第2動力部40をサブアーム22と一体に取り外すことができる。
図5を参照し、より詳細には、ボールベアリング18cはサブアーム22側に圧入されており、カラー61もシール材62を介してサブアーム22側に固定されているため、ナット51を外すことによって、嵌合ギア48bを取り外すことができる。したがって、嵌合ギア48bを含めて、第2動力部40をサブアーム22と一体に取り外すことができる。
以上説明したように、上記実施形態は、駆動輪としての後輪4と、後輪4の左側に配置された第1動力部30と、後輪4の右側に配置された第2動力部40と、第1動力部30から得られる第1動力と第2動力部40から得られる第2動力とを合成する後輪車軸4aと、を備え、後輪車軸4aで合成した合成動力で後輪4を駆動可能に構成されている。
この構成によれば、後輪4の左側に配置された第1動力部30と、後輪4の右側に配置された第2動力部40とを備えることで、第1動力部30および第2動力部40が左右一側にのみ片寄って配置される場合と比較して、車両の小型化を図ることができる。例えば、エンジン車の場合には後輪の側方にマフラが位置するが、このマフラの配置スペースに動力部30,40を配置することで、車両の小型化を図ることができる。
また、上記実施形態では、第2動力部40が後輪車軸4aから脱着可能に構成されていることで、以下の効果を奏する。一般的な自動二輪車は、右側にマフラが配置されており、右側から後輪4を取り外すことが多い。そのため、後輪4の右側に配置された第2動力部40が後輪車軸4aから脱着可能に構成されていれば、従来通りのメンテナンス作業が可能となる。
また、上記実施形態では、後輪車軸4aから脱着可能に構成されている第2動力部40の側には、後輪車軸4aの端部にあるナット51を覆い、右側外ケース27bから脱着可能に構成されている部分カバー50が設けられていることで、以下の効果を奏する。右側外ケース27bを取り外すことなく、部分カバー50のみを取り外すことによって、第2動力部40を取り外すことができる。したがって、後輪4を容易に取り外すことができ、メンテナンス性が向上する。
また、上記実施形態では、第1動力部30は後輪4の駆動専用であり、第2動力部40は後輪4を駆動可能かつ回生可能に構成されていることで、第1動力部30および第2動力部40の双方が後輪4の駆動専用である場合と比較して、低消費電力化を図ることができる。
また、上記実施形態では、第1モータ出力軸31と第2モータ出力軸41とが同軸に配置されていることで、左右の動力部30,40の軸線が揃うため、左右のバランスを向上させることができる。
また、上記実施形態では、第1動力部30および第2動力部40の双方が回転電機であることで、第1動力部30および第2動力部40の部品を共通化することができる。
また、上記実施形態では、車両はスクータ型車両であって、第1動力部30および第2動力部40の双方はスイングフレーム20に配置されていることで、第1動力部30および第2動力部40がスイングフレーム20に集約されるため、スクータ型車両の小型化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、第2動力部40が後輪車軸4aから脱着可能に構成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第1動力部30が後輪車軸4aから脱着可能に構成されていてもよい。すなわち、第1動力部30および第2動力部40のうち少なくとも一方が駆動輪の最終駆動軸から脱着可能に構成されていればよい。これにより、第1動力部30および第2動力部40の少なくとも一方を取り外すことによって、駆動輪を取り外すことができる。
また、上記実施形態では、第1動力部30および第2動力部40の双方が回転電機である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第1動力部30および第2動力部40の双方がエンジン(内燃機関)であってもよい。また、第1動力部30および第2動力部40のうち何れか一方は回転電機であり、他方はエンジンであってもよい。
また、上記実施形態では、ユニットスイング式の自動二輪車1を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ユニットスイング式以外の自動二輪車(例えば、車体側に駆動部を搭載した自動二輪車)であってもよい。
また、上記実施形態では、動力伝達機構は、モータ出力軸31,41および後輪車軸4aと平行に軸支された伝達軸36,43と、複数のギア対と、を備えている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、動力伝達機構が、ベルト伝達及びチェーン伝達等の他の動力伝達を可能とする部材を備えていてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車1(鞍乗り型車両)
4 後輪(駆動輪)
4a 後輪車軸(最終駆動軸)
20 スイングフレーム
27b 右側外ケース(全体カバー)
30 第1動力部
31 第1モータ出力軸(第1動力部の駆動軸)
40 第2動力部
41 第2モータ出力軸(第2動力部の駆動軸)
46 第2伝達軸(別の駆動軸)
50 部分カバー
51 ナット(締結部)

Claims (8)

  1. 駆動輪(4)と、
    前記駆動輪(4)の左側に配置された第1動力部(30)と、
    前記駆動輪(4)の右側に配置された第2動力部(40)と、
    前記第1動力部(30)から得られる第1動力と前記第2動力部(40)から得られる第2動力とを合成する前記駆動輪(4)の最終駆動軸(4a)と、を備え、
    前記最終駆動軸(4a)で合成した合成動力で前記駆動輪(4)を駆動可能に構成されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)のうち少なくとも一方は、前記駆動輪(4)の最終駆動軸(4a)から脱着可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)のうち前記最終駆動軸(4a)から脱着可能に構成されている側には、前記最終駆動軸(4a)の端部にある締結部(51)を覆い、全体カバー(27b)から脱着可能に構成されている部分カバー(50)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)のうち少なくとも前記第2動力部(40)は、前記最終駆動軸(4a)から脱着可能に構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記第1動力部(30)または前記第2動力部(40)のうち何れか一方は前記駆動輪(4)の駆動専用であり、他方は前記駆動輪(4)を駆動可能かつ回生可能に構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記第1動力部(30)の駆動軸(31)と、前記第2動力部(41)の駆動軸(41)とは、同軸に配置されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)の双方は、回転電機であることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記鞍乗り型車両(1)は、スクータ型車両であって、
    前記第1動力部(30)および前記第2動力部(40)の双方は、スイングフレーム(20)に配置されていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
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