JP2019010978A - 車両用衝撃吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突直前に伸縮体を膨張させてバンパを衝突に対向する方向へ突出させ、衝突後は伸縮体を収縮させながら衝突エネルギを吸収する車両用衝撃吸収装置において、衝突後の収縮時における伸縮体の強度を高めることにより、伸縮体内のガス圧制御に依存することなく伸縮体の衝突エネルギの吸収量を確保する。【解決手段】伸縮体11の変形部位11aは、インフレータ12が発生する熱を受けて硬化される素材を含んで構成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、車両において衝突荷重を受ける部位に設けられる車両用衝撃吸収装置に関する。
車両用衝撃吸収装置として、車両前端部に設置されたバンパの如き衝突荷重受部材を、衝突物体との衝突直前に前方へ突出させるものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、衝突荷重受部材と車両構造体との間に伸縮自在の伸縮体を設け、この伸縮体内にガスを供給するインフレータを設けている。常時は、伸縮体が収縮されていて衝突荷重受部材は車両構造体の前端部に位置しているが、衝突直前にインフレータが作動して、インフレータから発生するガスにより伸縮体が膨張して伸長され、衝突荷重受部材は車両構造体から離れて前方へ突出される。衝突時は、衝突荷重を受けて膨張されていた伸縮体からガスが徐々に抜けて伸縮体が収縮され、衝突エネルギが吸収される。
特開2010−241240号公報
衝突時の衝突エネルギを望ましい形で吸収するためには、伸縮体を衝突後の時間経過と共に徐々に収縮させる必要がある。そのため、伸縮体内の圧力に係わらず伸縮体自体を徐々に収縮変形させるか、伸縮体内のガス圧を徐々に低下させる必要がある。しかし、伸縮体自体を徐々に収縮変形させることは難しい。なぜなら、伸縮体は、最初の収縮状態から衝突前に伸長され、衝突後に再び収縮される。そのため、衝突後の収縮変形はバウシンガー効果により比較的小さな荷重で容易に行われてしまい、衝突エネルギを充分に吸収することができない。一方、伸縮体内のガス圧を徐々に低下させることは、制御を高精度に行う必要があり、伸縮体から余分なガス漏れがない状態で行わなければならず、そのためのコストが高くなる問題がある。
このような問題に鑑み本発明の課題は、衝突直前に伸縮体を膨張させて衝突荷重受部材を衝突に対向する方向へ突出させ、衝突後は伸縮体を収縮させながら衝突エネルギを吸収する車両用衝撃吸収装置において、衝突後の収縮時における伸縮体の強度を高めることにより、伸縮体内のガス圧制御に依存することなく伸縮体の衝突エネルギの吸収量を確保することにある。
本発明の第1発明は、車体の被衝突部の車両構造体で衝突荷重を受け止めるように設けられ、衝突物体からの衝突荷重を受けて車両構造体に伝達する衝突荷重受部材と、前記衝突荷重受部材及び前記車両構造体の間に一つの空間を形成して設けられ、前記衝突荷重受部材が衝突荷重を受ける方向に伸縮可能な変形部位を有する伸縮体と、衝突前に前記伸縮体内の前記空間にガスを供給して前記空間の容積を拡大し、前記伸縮体を伸長させるインフレータとを備え、前記衝突荷重受部材が衝突荷重を受けると、前記伸縮体の変形部位が収縮しながら衝突エネルギを吸収する車両用衝撃吸収装置である。そして、前記伸縮体の変形部位は、インフレータが発生する熱を受けて硬化される素材を含んで構成されている。
第1発明において、被衝突部は、車体の前、後、側部、屋根等いずれでもよい。なお、第1発明は、伸縮体内のガス圧制御の実施を妨げるものではない。
インフレータが発生するガスは高温とされる。第1発明によれば、伸縮体の変形部位は、そのガスの熱を受けて硬化される。そのため、衝突後の収縮時における伸縮体の強度が高められ、伸縮体内のガス圧制御に依存することなく伸縮体の衝突エネルギの吸収量を確保することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記伸縮体の変形部位は、インフレータが発生する熱を受けて焼入れされる金属を含んで構成されている。
第2発明によれば、伸縮体の変形部位は、インフレータが発生するガスの熱を受けて焼入れされ硬化される。そのため、衝突後の収縮時における伸縮体の強度が高められ、伸縮体の衝突エネルギの吸収量を確保することができる。
本発明の第3発明は、上記第1発明において、前記伸縮体の変形部位は、インフレータが発生する熱を受けて硬化される樹脂を含んで構成されている。
第3発明によれば、伸縮体の変形部位は、インフレータが発生するガスの熱を受けて樹脂が熱硬化される。そのため、衝突後の収縮時における伸縮体の強度が高められ、伸縮体の衝突エネルギの吸収量を確保することができる。
本発明の第4発明は、上記第2発明において、前記伸縮体は、該伸縮体の空間内圧力が所定圧以上となると大気開放される排気弁を備える。
第4発明によれば、伸縮体は膨張完了後にガス圧が高くなると排気弁が開かれてガス圧が低下されると同時に、ガス圧の低下に伴って伸縮体の温度も急冷される。そのため伸縮体の変形部位が焼入れされ硬化され易くなる。そのため、衝突後の収縮時における伸縮体の強度が高められ、伸縮体の衝突エネルギの吸収量を確保することができる。
本発明の第5発明は、上記第1〜第4発明のいずれかにおいて、前記伸縮体を、前記車両構造体への固定部位側と前記衝突荷重受部材側とに区分して、前記固定部位側は前記衝突荷重受部材側に対して強度、又は硬度が高くされている。
第5発明によれば、固定部位側の強度、又は硬度が高くされている。そのため、衝突荷重を受けて伸縮体の固定部位側が座屈変形する可能性が抑制される。従って、伸縮体は、衝突エネルギを安定して吸収することができる。
本発明の車両用衝撃吸収装置の第1実施形態が適用された車両前部のバンパ構造を示す平面図である。 第1実施形態における衝撃吸収ユニットの一部透視拡大斜視図である。 図1のIII−III線断面矢視拡大図である。 図3と同様の断面図であり、インフレータよりガスが供給され、バンパが前方に移動した状態を示す。 図3と同様の断面図であり、排気弁が大気開放された状態を示す。 図3と同様の断面図であり、バンパが衝突荷重を受けて後方に移動されている途中状態を示す。 第1実施形態における排気弁の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態の伸縮体を示す図5と同様の断面図である。 本発明の第3実施形態の伸縮体を示す図5と同様の断面図である。
<第1実施形態の全体構成>
図1〜3は、本発明の第1実施形態の構成を示す。第1実施形態は、自動車用フロントバンパ部分に本発明の衝撃吸収装置を適用した例である。各図中、矢印により自動車に搭載した状態における装置の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1のように、衝突荷重受部材であるフロントバンパのバンパリインフォースメント1は、車体の被衝突部の車両構造体として、車体左右に配置されたフロントメンバ2L、2Rの前端に固定されている。従って、車両前突時にフロントバンパに加えられる衝突荷重は、バンパリインフォースメント1を介してフロントメンバ2L、2Rで受け止められる。
図2、3のように、フロントメンバ2Lの前端部には、本発明の特徴部分である衝撃吸収ユニット10が備えられている。ここではフロントメンバ2Lのみを図示し、フロントメンバ2Rの図示を省略しているが、フロントメンバ2L、2Rは同一構造の衝撃吸収ユニット10を備えている。
<衝撃吸収ユニット10の構成>
衝撃吸収ユニット10は、有底円筒体(以下、容器形状ともいう)であるカバー体13と、カバー体13の内部に固定され、衝突荷重を受けて前後方向(衝突荷重を受ける方向)に伸縮可能とされた蛇腹形状の変形部位11aを持った容器形状の伸縮体11と、伸縮体11の内部に固定されたインフレータ12と、インフレータ12と共に伸縮体11内に設けられた排気弁15とを備える。
カバー体13は、容器形状の容器部13aと、容器部13aの開口側の全周に渡って形成されたフランジ13bとを一体に備える。カバー体13は鋼板製である。容器部13aは、閉断面構造のフロントメンバ2Lの前端内部に挿入され、フランジ13bは、リング形状の円板であるトップメンバ21を介してフロントメンバ2Lの前端に固定されている。
<伸縮体11の構成>
伸縮体11は、容器形状の開口側の全周に渡ってフランジ13bが形成されている。伸縮体11は、カバー体13の容器部13aと重なる容器となるように配置され、フランジ11bは、カバー体13のフランジ13bの前側に重ねて配置されている。伸縮体11は、カバー体13に比べて板厚が薄い鋼板製であり、インフレータが発生するガスの熱により焼入れされる鋼板とされている。具体的には、伸縮体11は、加熱してプレス成形されたホットスタンプ材が使用されている。また、伸縮体11の底部11cは、カバー体13の底部に適宜の手段により接合されている。
伸縮体11の開口側には蓋体14が被せられている。蓋体14は、その後側が伸縮体11のフランジ11bの前側に重ねて固定されている。従って、伸縮体11は、その開口を蓋体14により閉塞されて、内部に一つの空間を形成している。また、蓋体14には、その前側にバンパリインフォースメント1が固定されている。
このように伸縮体11はカバー体13内に収容されてフロントメンバ2Lの前端に固定されている。しかも、カバー体13はフロントメンバ2Lの閉空間内に収容されている。そのため、図3のように、伸縮体11が収縮状態にあるとき、伸縮体11は、カバー体13内にあってフロントメンバ2Lから突出しない。従って、フロントメンバ2L及びバンパリインフォースメント1の部分のデザインを、伸縮体11を備えない場合と共通化することができる。
<インフレータ12の構成>
インフレータ12は、乗員保護用エアバッグ装置に用いられるインフレータと同様の公知もので、通電されることにより点火されてガスを発生するように構成されている。インフレータ12は、伸縮体11の底部11cに適宜手段により固定されている。インフレータ12は、公知の衝突予知手段(図示略)が車両の前突を予知したとき、電源(図示略)に接続されて作動するように電気接続されている。従って、インフレータ12は、作動されるとガスを発生し、そのガスを伸縮体11内に供給する。
<排気弁15の構成>
排気弁15は、伸縮体11の空間内でインフレータ12が発生するガス圧を受けて、そのガス圧が予め設定した所定圧以上となると大気開放となるように構成されている。具体的には、図7のように、排気弁15は、伸縮体11の底部11cに固定された中空の箱体であり、伸縮体11の底部11cに当接する面には貫通孔15bが穿設され、その反対側の面には一対の脆弱部15aが形成されている。脆弱部15aは、伸縮体11の空間内圧力が所定圧以上となると破断されるように形成されている。また、貫通孔15bに対応して伸縮体11の底部11c及びカバー体13の底部には、貫通孔11d、13cがそれぞれ形成されており、脆弱部15aが破断されたとき、これらの貫通孔15b、11d、13cを介して伸縮体11の空間内に大気圧が供給される。
<第1実施形態の作用>
車両の衝突が予知されてインフレータ12が作動され、インフレータ12がガスを発生すると、図4のように、伸縮体11は膨張(伸長)して、変形部位11aの蛇腹が伸びてバンパリインフォースメント1が前方に突出される。このとき、インフレータ12が発生するガスの温度は600℃程度であるが、伸縮体11内での圧力を高める構成とすることにより700〜800℃程度まで温度を高めている。
図5のように、伸縮体11の膨張が完了して、伸縮体11の空間内の圧力が高まって所定圧以上となり、排気弁15を介してガスが大気に放出されると、伸縮体11の空間内の圧力及び温度が急速に低下する。このような温度の急激な変化により伸縮体11の変形部位11aを成す鋼板が焼入れされる。そのため、伸縮体11の変形部位11aは、硬度及び強度が高められる。
その後、バンパに衝突物体が衝突して、図6のように、バンパリインフォースメント1が後方に押されると、伸縮体11が収縮しながら衝突エネルギを吸収する。
<第1実施形態の効果>
このように、伸縮体11が収縮しながら衝突エネルギを吸収するとき、伸縮体11の変形部位11aは、焼入れにより硬度及び強度が高められていて変形時の荷重が大きくされている。そのため、衝突エネルギを吸収するのに必要なエネルギ吸収量を確保することができる。
<第2実施形態の構成・作用>
図8は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、伸縮体11を構成する鋼板の板圧を部位によって変化させた点である。その他の構成は、両者全く同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図8のように、第2実施形態では、伸縮体11を前後方向(衝突荷重を受ける方向)で2つの領域に分けている。2つの領域のうち、車両構造体への固定部位側(後側)11eは、それとは反対の衝突荷重受部材側(前側)11fより、その板厚を厚くしている。例えば、衝突荷重受部材側11fの板厚が2mmであるのに対し、固定部位側11eの板厚は2.6mmとされている。固定部位側11eと衝突荷重受部材側11fは、一つの素材により一体に形成しても、別素材を接合して形成してもいずれでもよい。前者の形成方法の場合は、テーラードロールドブランク鋼板を使用することができる。また、後者の形成方法の場合は、テーラードブランク接合鋼板を使用することができる。この場合の溶接接合としては、レーザー溶接、プラズマ・アーク溶接を使用することができる。
そのため、固定部位側11eは、衝突荷重受部材側11fに比べて座屈強度が高められ、衝突荷重を受けたとき、固定部位側11eが座屈する可能性が抑制される。特に、伸縮体11に入力される衝突荷重が前後方向の正面から上下、又は左右方向に傾斜した場合に、固定部位側11eに応力が集中して座屈変形し易いが、固定部位側11eの座屈強度が高められているため、そのような座屈変形が抑制される。従って、伸縮体11は、衝突エネルギを安定して吸収することができる。
<第3実施形態の構成・作用>
図9は、本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、伸縮体11を構成する鋼板の材質を部位によって変化させた点である。その他の構成は、両者全く同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図9のように、第3実施形態では、伸縮体11の2つの領域のうち、固定部位側11eは、衝突荷重受部材側11fより座屈強度の高い材料が使用されている。例えば、衝突荷重受部材側11fの焼入れ後の強度が1.5ギガニュートンの鋼板であるのに対し、固定部位側11eの焼入れ後の強度は1.8ギガニュートンの鋼板とされている。固定部位側11eと衝突荷重受部材側11fは、テーラードブランク接合鋼板を使用して構成することができる。この場合の溶接接合としては、レーザー溶接、プラズマ・アーク溶接を使用することができる。
そのため、固定部位側11eは、衝突荷重受部材側11fに比べて座屈強度が高められ、衝突荷重を受けたとき、固定部位側11eが座屈する可能性が抑制される。特に、伸縮体11に入力される衝突荷重が前後方向の正面から上下、又は左右方向に傾斜した場合に、固定部位側11eに応力が集中して座屈変形し易いが、固定部位側11eの強度が高められているため、そのような座屈変形が抑制される。従って、伸縮体11は、衝突エネルギを安定して吸収することができる。
<その他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、伸縮体の変形部位を焼入れ可能な鋼板により構成したが、焼入れ可能なアルミニウム材、若しくは熱硬化性樹脂により構成してもよい。また、上記実施形態では、排気弁として一例を示したが、公知の各種圧力弁により置き換えることができる。更にまた、上記実施形態では、本発明を自動車に適用したが、自動車以外の各種車両に適用することができる。
1 バンパリインフォースメント(衝突荷重受部材)
2L、2R フロントメンバ(被衝突部の車両構造体)
21 トップメンバ
10 衝撃吸収ユニット
11 伸縮体
11a 変形部位
11b フランジ
11c 底部
11d 貫通孔
11e 固定部位側
11f 衝突荷重受部材側
12 インフレータ
13 カバー体
13a 容器部
13b フランジ
13c 貫通孔
14 蓋体
15 排気弁
15a 脆弱部
15b 貫通孔

Claims (5)

  1. 車体の被衝突部の車両構造体で衝突荷重を受け止めるように設けられ、衝突物体からの衝突荷重を受けて車両構造体に伝達する衝突荷重受部材と、
    前記衝突荷重受部材及び前記車両構造体の間に一つの空間を形成して設けられ、前記衝突荷重受部材が衝突荷重を受ける方向に伸縮可能な変形部位を有する伸縮体と、
    衝突前に前記伸縮体内の前記空間にガスを供給して前記空間の容積を拡大し、前記伸縮体を伸長させるインフレータとを備え、
    前記衝突荷重受部材が衝突荷重を受けると、前記伸縮体の変形部位が収縮しながら衝突エネルギを吸収する車両用衝撃吸収装置であって、
    前記伸縮体の変形部位は、インフレータが発生する熱を受けて硬化される素材を含んで構成されている車両用衝撃吸収装置。
  2. 請求項1において、
    前記伸縮体の変形部位は、インフレータが発生する熱を受けて焼入れされる金属を含んで構成されている車両用衝撃吸収装置。
  3. 請求項1において、
    前記伸縮体の変形部位は、インフレータが発生する熱を受けて硬化される樹脂を含んで構成されている車両用衝撃吸収装置。
  4. 請求項2において、
    前記伸縮体は、該伸縮体の空間内圧力が所定圧以上となると大気開放される排気弁を備える車両用衝撃吸収装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記伸縮体を、前記車両構造体への固定部位側と前記衝突荷重受部材側とに区分して、前記固定部位側は前記衝突荷重受部材側に対して強度、又は硬度が高くされている車両用衝撃吸収装置。
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