JP2019010792A - メッシュシート積層体及びコンクリート剥落防止材 - Google Patents

メッシュシート積層体及びコンクリート剥落防止材 Download PDF

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Abstract

【課題】下地処理をする必要がなく、剥落防止材や補強材としてコンクリート構造物に容易に適用することを可能とする、メッシュシート積層体を提供する。【解決手段】本発明のメッシュシート積層体1は、対向する第1の主面2a及び第2の主面2bを有する、メッシュシート2と、メッシュシート2の前記第1の主面2a側に設けられている、樹脂フィルム4と、を備えることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、メッシュシート積層体及び該メッシュシート積層体を備えるコンクリート剥落防止材に関する。
従来、建築物やトンネルなどのコンクリート構造物における剥落防止対策として、コンクリート構造物の表面に補強材を貼り付ける方法が知られている。上記補強材としては、鋼板、繊維強化プラスチック、セメントモルタル、樹脂等に、ガラス繊維や合成樹脂等のメッシュシートが埋め込まれてなる構造体が用いられている。
例えば、下記の特許文献1には、コンクリート構造物の補強材に用いられるメッシュシートが開示されている。上記メッシュシートは、複数のストランドからなる主繊維束と、該主繊維束に絡ませた補助繊維束とを有している。上記主繊維束は、ガラス繊維により構成されている。
特開2007−291590号公報
特許文献1のようなメッシュシートは、通常、樹脂やモルタルを用いて、コンクリート構造物に貼り付けられる。この際、樹脂やモルタルは、コンクリート構造物の全面に均一に塗布することが望ましい。しかしながら、トンネルの目地や、壁伝いの雨水路、あるいはコンクリートパネル間の継ぎ目などの意図的に溝部が設けられている部分には、メッシュシートが入り込まないように下地処理をする必要があった。
本発明の目的は、下地処理をする必要がなく、剥落防止材や補強材としてコンクリート構造物に容易に適用することを可能とする、メッシュシート積層体及び該メッシュシート積層体を用いたコンクリート剥落防止材を提供することにある。
本発明のメッシュシート積層体は、対向する第1の主面及び第2の主面を有する、メッシュシートと、前記メッシュシートの前記第1の主面側に設けられている、樹脂フィルムと、を備えることを特徴としている。
本発明のメッシュシート積層体は、前記メッシュシートが、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、及びスチール繊維からなる群から選択された少なくとも1種の繊維束により構成されていることが好ましい。
本発明のメッシュシート積層体は、前記メッシュシートが、ガラス組成として、ZrOを12質量%以上、及びRO(Rは、Li、Na及びKからなる群から選択される少なくとも1種)を10質量%以上含有する、ガラス繊維束により構成されていることが好ましい。
本発明のメッシュシート積層体は、前記樹脂フィルムが、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリエチレンテレフタレートからなる群から選択される少なくとも1種の樹脂により構成されていることが好ましい。
本発明のメッシュシート積層体は、前記メッシュシートの前記第2の主面側に設けられている、第1の不織布をさらに備えることが好ましい。
本発明のメッシュシート積層体は、前記第1の不織布の目付が、5g/m以上、60g/m以下の範囲内にあることが好ましい。
本発明のメッシュシート積層体は、前記メッシュシートと前記樹脂フィルムとの間に第2の不織布が設けられていることが好ましい。
本発明のメッシュシート積層体は、前記第2の不織布の目付が、5g/m以上、60g/m以下の範囲内にあることが好ましい。
本発明のメッシュシート積層体は、コンクリート剥落防止に用いられることが好ましい。
本発明のコンクリート剥落防止材は、マトリックスと、前記メッシュシート積層体と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、下地処理をする必要がなく、剥落防止材や補強材としてコンクリート構造物に容易に適用することを可能とする、メッシュシート積層体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体を構成するメッシュシートを示す模式的平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体を樹脂フィルム側から視たときの模式的平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体を樹脂フィルム側から視たときの第1の変形例を示す模式的平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体を樹脂フィルム側から視たときの第2の変形例を示す模式的平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るメッシュシート積層体を示す模式的断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るメッシュシート積層体を示す模式的断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るメッシュシート積層体を示す模式的断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るメッシュシート積層体を示す模式的断面図である。 本発明の第6の実施形態に係るメッシュシート積層体を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るコンクリート剥落防止材を示す模式的断面図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
[メッシュシート積層体]
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体1を示す模式的断面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体1を構成するメッシュシート2を示す模式的平面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体1を樹脂フィルム4側から視たときの模式的平面図である。
図1に示すように、メッシュシート積層体1は、メッシュシート2と、メッシュシート2の第1の主面2a側に設けられている樹脂フィルム4と、メッシュシート2の第2の主面側2bに設けられている第1の不織布3を備える。
図2に平面図で示すように、メッシュシート2は、複数本のたて糸2A・2A・・・及び複数本のよこ糸2B・2B・・・により構成されている。また、メッシュシート2は、複数の開口2Cを有している。開口2Cは、隣り合うたて糸2A,2Aと、隣り合うよこ糸2B,2Bにより形成されている。本実施形態においては、たて糸2A及びよこ糸2Bが、ガラス繊維束である。上記ガラス繊維束は、ガラス組成として、ZrOを12質量%以上、及びRO(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)を10質量%以上含有している。これにより、メッシュシート2の耐アルカリ性をより一層高めることができるため、例えばコンクリート剥落防止の補強部材として用いるときに、コンクリート構造物と直接接触した場合においても、コンクリート中のアルカリ成分によるメッシュシート2の劣化を抑制することができる。
なお、メッシュシート2は、他の材料により構成されていてもよい。メッシュシート2は、例えば、炭素繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、又はスチール繊維の繊維束により構成されていてもよい。これらの繊維束は、単独で用いてもよく、複数を併用してもよい。
メッシュシート2と樹脂フィルム4との貼り合わせ方法は、特に限定されない。例えば、メッシュシート2と樹脂フィルム4との間に、熱可塑性樹脂ののり布を配置した状態で、ホットプレスすることにより、貼り合わせることができる。
樹脂フィルム4を構成する樹脂としては、特に限定されないが、耐水性や耐薬品性に優れる樹脂であることが望ましい。また、樹脂フィルム4に高い耐熱性を有する樹脂を用いることにより、樹脂フィルム4をより一層変形し難くすることができる。このような樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリエチレンテレフタレートなどが挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いてもよく、複数を併用してもよい。
図3に平面図で示すように、第1の実施形態では、樹脂フィルム4は、メッシュシート2の第1の主面2a上に部分的に設けられている。もっとも、本発明においては、メッシュシート2の少なくとも一部を覆うように樹脂フィルム4が設けられていればよい。
メッシュシート2の第2の主面2b上に、第1の不織布3が設けられている。本実施形態では、メッシュシート2のたて糸2A及び/又はよこ糸2Bは、図示しない被覆樹脂によって覆われており、被覆樹脂によりメッシュシート2と第1の不織布3とが接着されている。なお、本発明において、メッシュシート2と第1の不織布3の貼り合わせ方法は、特に限定されない。
上述したように、メッシュシート積層体1においては、メッシュシート2上に樹脂フィルム4が部分的に設けられている。そのため、後述するように、コンクリートパネル間の継ぎ目などの間隔を置いて配置される部分の溝部を、樹脂フィルム4により塞ぐことができる。同様に、トンネルの目地や、壁伝いの雨水路、あるいは収縮によるクラック防止の床板などの目地などの意図的に溝部が設けられている部分を、樹脂フィルム4により塞ぐことができる。
このように、メッシュシート積層体1は、コンクリート構造物において意図的に溝部が設けられている部分を樹脂フィルム4により塞ぐことができるので、下地処理をせずとも、容易にコンクリート構造物に適用することができる。そのためメッシュシート積層体1は、コンクリートの剥落防止材や部分補強材に好適に用いることができる。
なお、樹脂フィルム4は、コンクリート構造物の溝部の形状などに合わせた形状にすることが好ましい。例えば、図4に第1の変形例で示すように、矩形状の樹脂フィルム4Aを複数設けてもよい。また、図5に第2の変形例で示すように、円状の樹脂フィルム4Bを複数設けてもよい。また、メッシュシート積層体1を連続的に巻き取り加工する場合には、樹脂フィルム4をメッシュシート2の幅方向の一部分に連続的に貼り付けてもよいし、メッシュシート2の任意の一部分又は全面に貼り付けてもよい。
さらに、メッシュシート積層体1では、メッシュシート2の第2の主面2b上に第1の不織布3が積層されているので、例えば、メッシュシート積層体1をマトリックス樹脂を用いてコンクリート構造物に貼り付けるときに、液状のマトリックス樹脂を第1の不織布3により吸収固定させることができ、樹脂垂れを抑制することができる。
メッシュシート積層体1の厚みは、10μm以上、1000μm以下の範囲内にあることが好ましい。メッシュシート積層体1の厚みが下限値以上である場合、メッシュシート積層体1の機械的強度(引張強度)及び押し抜き特性をより一層高めることができ、コンクリート構造物への補強効果をより一層高めることができる。他方、メッシュシート積層体1の厚みが上限値以下である場合、保管のためにメッシュシート積層体1をロール状に巻取ることがより一層容易となる。
本発明において、メッシュシート2の目間隔は、1mm以上、20mm以下の範囲内にあることが好ましい。メッシュシート2の目間隔が下限値以上である場合、コンクリート構造物の表面状態をより一層確認しやすくなる。他方、メッシュシート2の目間隔が上限値以下である場合、メッシュシート積層体1の機械的強度(引張強度)及び押し抜き特性をより一層向上させることができ、コンクリート構造物への補強効果をより一層高めることができる。
なお、本明細書において、目間隔とは、一方の繊維束の断面の中心から、他方の繊維束の断面の中心までの寸法のことをいう。目間隔は、メッシュシート2を構成する隣り合う繊維束間の空隙の目間隔の平均値を示すものとする。本実施形態においては、隣り合うたて糸2A,2A間において、一方のたて糸2Aの断面の中心から、他方のたて糸2Aの断面の中心までの寸法のことをいう。また、互いに隣り合うよこ糸2B,2B間において、一方のよこ糸2Bの断面の中心から、他方のよこ糸2Bの断面の中心までの寸法のことをいう。本実施形態のように、たて糸2A及びよこ糸2Bの双方がガラス繊維束である場合、たて糸2A及びよこ糸2B双方の目間隔が上記範囲内にあることが好ましい。
本発明において、メッシュシート2の目付は、70g/m以上、300g/m以下の範囲内にあることが好ましい。また、メッシュシート2の目付は、120g/m以上、250g/m以下の範囲内にあることがより好ましい。メッシュシート2の目付が70g/m以上である場合、メッシュシート積層体1の機械的強度(引張強度)及び押し抜き特性をより一層高めることができ、コンクリート構造物への補強効果をより一層高めることができる。他方、メッシュシート2の目付が300g/m以下である場合、コンクリート構造物の表面状態をより一層確認しやすくなる。
本発明において、第1の不織布3の目付は、好ましくは5g/m以上、より好ましくは8g/m以上、好ましくは60g/m以下、より好ましくは50g/m以下である。第1の不織布3の目付が5g/m以上である場合、樹脂垂れをより一層抑制することができる。他方、第1の不織布3の目付が60g/m以下である場合、コンクリート構造物の表面状態をより一層確認しやすくなる。
また、本発明においては、第1の不織布3における複数の開口の開口径の平均値が、メッシュシート2における複数の開口2Cの開口径の平均値よりも小さいことが好ましい。この場合、樹脂垂れをより一層抑制することができる。なお、開口径とは、各々の開口の面積を求め、当該開口を円と想定した際における直径のことをいう。
以下、メッシュシート積層体1などの本発明のメッシュシート積層体を構成する各材料の詳細について説明する。
(メッシュシート)
本発明において、メッシュシート2は、複数の方向に延伸している繊維束により構成される。メッシュシート2は、例えば、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、又はスチール繊維の繊維束により構成することができる。好ましくは、メッシュシート2の繊維束が、ガラス組成として、ZrOを12質量%以上、及びRO(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)を10質量%以上含有するガラス繊維束からなる。メッシュシート2の繊維束がガラス繊維束である場合、繊維物性、不燃性、耐アルカリ性、耐溶剤性、加熱時の加工性等の特性をより一層向上させることができる。なお、上述の第1の実施形態においては、たて糸2A及びよこ糸2Bが、いずれもガラス繊維束からなる。
このようなガラス繊維束としては、例えば、ガラス組成として、質量%で、SiO 54〜65%、ZrO 12〜25%、LiO 0〜5%、NaO 10〜17%、KO 0〜8%、R’O(ただし、R’は、Mg、Ca、Sr、Ba、Znを表す)0〜10%、TiO 0〜7%、Al 0〜2%を含み、好ましくは、質量%で、SiO 57〜64%、ZrO 14〜24%、LiO 0.5〜3%、NaO 11〜15%、KO 1〜5%、R’O(ただし、R’は、Mg、Ca、Sr、Ba、Znを表す)0.2〜8%、TiO 0.5〜5%、Al 0〜1%を含むものを用いることができる。
このように、メッシュシート2が、ガラス組成として、ZrOを12質量%以上含有しているガラス繊維束を有する場合、耐アルカリ性を高めることができる。そのため、セメント中などに存在するアルカリ成分や、コンクリート表面から析出するアルカリ成分によりメッシュシート2が劣化し難い。
もっとも、ZrOを12質量%以上含有しているガラスは、溶融し難いが、さらにROを10質量%以上含有するので、ZrOを12質量%以上含有していても溶融性に優れている。なお、ROが10質量%以上とは、ガラス繊維束中におけるLiO、NaO及びKOの含有量の総和が、10質量%以上であることをいう。
ガラス繊維束は、例えば、数十本から数百本程度のガラス繊維を束ねたものとすることができる。ガラス繊維束は、上記ガラス繊維の表面にサイジング剤を塗布し、集束させ、サイジング剤を乾燥させることにより得られる。
サイジング剤は、水等の溶媒、樹脂を含むことが好ましい。これら樹脂はエマルジョン状態であることが望ましい。
このようなサイジング剤を構成する樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂が挙げられる。ポリエステル樹脂は、飽和ポリエステル樹脂であってもよく、不飽和ポリエステル樹脂であってもよい。また、酢酸ビニル系樹脂や、ウレタン系樹脂であってもよい。
また、サイジング剤は、それ以外に、例えばシランカップリング剤を含んでいてもよい。上記シランカップリング剤としては、具体的には、アミノシラン、エポキシシラン、ビニルシラン、アクリルシラン、クロルシラン、メルカプトシラン又はウレイドシランなどが使用できる。なお、シランカップリング剤を添加することで、ガラス繊維束の表面を保護する効果が生まれ、引張強度等の機械的強度をさらに一層向上させることができる。樹脂を含浸させる場合、ビニルシランあるいはアミノシランが好ましい。
また、上記サイジング剤は、上述のシランカップリング剤以外に、潤滑剤、ノニオン系の界面活性剤又は帯電防止剤、澱粉等の各成分を含むことができる。
また、ガラス繊維束の番手は、特に限定されないが、100tex〜3000texであることが好ましい。ガラス繊維束の番手が上記の範囲内にある場合、製織可能範囲であり、メッシュシート積層体1の押し抜き特性をより一層高めることができ、コンクリート構造物への補強効果をより一層高めることができる。
(樹脂フィルム)
樹脂フィルム4を構成する樹脂は、特に限定されない。例えば、コンクリート構造物に適用する場合には、セメント硬化体に直接接触することとなるため、耐アルカリ性を有する樹脂であることが好ましい。また、モルタルや樹脂が浸入することを防止したい部分に用いる場合には、耐水性や耐薬品性を有する樹脂であることが好ましい。このような樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリエチレンテレフタレートなどが挙げられる。なかでも、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。樹脂フィルム4を第1の不織布3などに貼り付ける際には、後述するようにホットプレスなどにより加熱処理がなされる場合が多いが、高い耐熱性を有するポリエチレンテレフタレートを用いることにより、樹脂フィルム4をより一層変形し難くすることができる。なお、上記の樹脂は、単独で用いてもよく、複数を併用してもよい。
(第1の不織布)
第1の不織布3の材料は、特に限定されないが、柔軟性を有していることから、有機繊維であることが好ましい。第1の不織布3に有機繊維を用いる場合、第1の不織布3における樹脂の吸収性をより一層高めることができ、樹脂垂れをより一層抑制することができる。もっとも、第1の不織布3は、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものであればよく、例えば、綿、羊毛、麻、パルプ、絹などの植物繊維、ガラスなどの鉱物繊維、レーヨン、ナイロン、有機繊維からなる不織布、これらの繊維からなる繊維ペーパーなどであってもよい。
有機繊維の材料は、特に限定されず、例えば、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ビニロン樹脂、アラミド樹脂が挙げられる。なかでも、有機繊維は、ポリエステル樹脂により構成されていることが好ましい。この場合、第1の不織布における樹脂の吸収性をより一層高めることができ、樹脂垂れをさらに一層抑制することができる。
以下、メッシュシート積層体1の製造方法の一例について説明する。
(メッシュシート積層体の製造方法)
メッシュシート積層体1の製造方法においては、まず、以下に示す方法でメッシュシート2を用意する。なお、本製造方法の一例においては、ガラス繊維束からなるメッシュシート2を用意するものとする。
初めに、ガラス溶融炉内に投入されたガラス原料を溶融して溶融ガラスとし、溶融ガラスを均質な状態とした後に、ブッシングに付設された耐熱性を有するノズルから溶融ガラスを引き出す。その後、引き出された溶融ガラスを冷却してガラス繊維モノフィラメント(ガラス繊維)とする。
次に、このガラス繊維の表面に、サイジング剤を塗布する。サイジング剤が均等に塗布された状態で、そのガラス繊維を数百から数千本引き揃えて集束し、乾燥させてガラス繊維束とする。
次に、得られた複数のガラス繊維束(例えばよこ糸2B)を一方向に等間隔で並べた状態で、熱可塑性樹脂を、例えば遠心スプレー法により塗布する。このように一方向に走行するガラス繊維束に溶融した熱可塑性樹脂をスプレーするため、熱可塑性樹脂がガラス繊維束全体にわたってめぐらされる。その後、常温に冷却されることにより、熱可塑性樹脂は固化される。続いて、上記熱可塑性樹脂が塗布された複数のガラス繊維束(例えばよこ糸2B)に、異なる方向において等間隔で並べられた他の複数のガラス繊維束(例えばたて糸2A)を、上記熱可塑性樹脂を介して貼り合わせる。貼り合わせ後、ホットプレスにより、再加熱し、熱可塑性樹脂を再溶融した状態で、上記方向の異なるガラス繊維束同士であるたて糸2A及びよこ糸2Bの交差部を接着し、それによって、メッシュシート2を得る。この場合、メッシュシート2は、熱可塑性樹脂により完全に覆われていなくてもよく、少なくとも一部が被覆樹脂により覆われていればよい。
なお、熱可塑性樹脂の塗布量は、5g/m以上、100g/m以下であることが好ましく、10g/m以上、50g/m以下であることがより好ましい。熱可塑性樹脂の塗布量が5g/m以上である場合、上記方向の異なるガラス繊維束同士の交差部における接着性をより一層高めることができる。熱可塑性樹脂の塗布量が100g/m以下である場合、メッシュシート2を、保管のために巻物としたときのブロッキングの発生をより一層確実に抑えることができる。
なお、熱可塑性樹脂は、浸漬法などの他の方法により塗布してもよい。また、熱可塑性樹脂は、特に限定されないが、溶融温度(融点)が、10℃以上、150℃以下の範囲内にある樹脂を用いることが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂などを用いることができる。また、熱可塑性樹脂を浸漬法で塗布する場合、熱可塑性樹脂をエマルジョン化した後に塗布することが好ましい。これにより、メッシュシート2に熱可塑性樹脂をより一層効率的に塗布することができる。
次に、熱可塑性樹脂により覆われたメッシュシート2の第2の主面2bに、第1の不織布3を貼り合わせる。また、メッシュシート2の第1の主面2aに、樹脂フィルム4を貼り合わせる。第1の不織布3や樹脂フィルム4を貼り合わせる際には、例えば、熱可塑性樹脂ののり布を介して貼り合わせてもよいし、予め熱可塑性樹脂をメッシュシート2に塗布又は噴霧し、第1の不織布3や樹脂フィルム4を貼り合わせてもよい。また、上記のメッシュシート2と同様の方法で、熱可塑性樹脂により覆われた第1の不織布3を得てもよい。なお、熱可塑性樹脂ののり布としては、例えば、連続繊維に遠心スプレー法により熱可塑性樹脂を噴霧したのり布を用いることができる。この場合、のり布の連続繊維としては特にガラス繊維束である必要はなく、ポリエステルや、レーヨン、あるいはポリアミドなどの合成繊維であってもよい。これらの合成繊維に、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂を噴霧し、熱可塑性樹脂ののり布とすることができる。
上記のようにして、第1の不織布3、メッシュシート2、及び樹脂フィルム4を重ね合わせた状態で、ホットローラーによりプレスする。ホットローラーでプレスすることにより、熱可塑性樹脂を溶融させ、第1の不織布3、メッシュシート2、及び樹脂フィルム4を接着させる。それによって、メッシュシート積層体1を得ることができる。なお、ホットローラーによるプレスの温度は、例えば、130℃〜150℃とすることができる。この場合、他の不織布をメッシュシート2の反対側に配置して、メッシュシート2を不織布によって挟み込んでもよい。この場合、メッシュシート2と他の不織布の間に上記のような熱可塑性樹脂ののり布を配置した状態で、ホットプレスすることにより、メッシュシート2と他の不織布を貼り合わせてもよい。
(第2〜第6の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るメッシュシート積層体21を示す模式的断面図である。図6に示すように、メッシュシート積層体21では、メッシュシート2の第1の主面2a上に、第2の不織布22を介して、樹脂フィルム4が設けられている。第2の不織布22は、上述した図1の第1の不織布3と同じ材料により構成することができるが、異なる材料により構成されていてもよい。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るメッシュシート積層体31を示す模式的断面図である。図7に示すように、メッシュシート積層体31では、不織布が設けられていない。すなわち、メッシュシート2の第1の主面2a上に、樹脂フィルム4のみが設けられている。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
このように、本発明においては、メッシュシート2の第2の主面2b上に、第1の不織布3が設けられていてもよいし、設けられていなくてもよい。
図8は、本発明の第4の実施形態に係るメッシュシート積層体41を示す模式的断面図である。図8に示すように、メッシュシート積層体41では、メッシュシート2の第1の主面2a上に、第2の不織布22を介して、樹脂フィルム4が設けられている。さらに、メッシュシート2の第2の主面2b上にも第1の不織布3が設けられている。
第2の不織布22は、上述した第1の不織布3と同じ材料により構成することができるが、異なる材料により構成されていてもよい。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
メッシュシート積層体41のようにメッシュシート2の両側に不織布が接着されている場合、不織布によってより一層樹脂を吸収することができ、より一層樹脂垂れを抑制することができる。
図9は、本発明の第5の実施形態に係るメッシュシート積層体51を示す模式的断面図である。図9に示すように、メッシュシート積層体51では、樹脂フィルム4上に、さらに第3の不織布52が設けられている。
第3の不織布52は、上述した第1の不織布3と同じ材料により構成することができるが、異なる材料により構成されていてもよい。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
このように、本発明においては、樹脂フィルム4の一方側の主面にのみ不織布が貼り合わされていてもよいし、樹脂フィルム4の両側の主面に不織布が貼り合わされていてもよい。樹脂フィルム4の両側の主面に不織布が貼り合されることで、樹脂垂れをより一層抑制することができる。
図10は、本発明の第6の実施形態に係るメッシュシート積層体61を示す模式的断面図である。図10に示すように、メッシュシート積層体61では、メッシュシート2の第1の主面2a上に、第2の不織布22を介して、樹脂フィルム4(第1の樹脂フィルム)が設けられている。一方、メッシュシート2の第2の主面2b上には、第2の樹脂フィルム62が設けられている。
第2の樹脂フィルム62には、第2の樹脂フィルム62の一方側の主面62aから他方側の主面62bに至る貫通孔63が設けられている。例えば、メッシュシート積層体61を、樹脂を用いてコンクリート構造物に貼り合わせるときに、貫通孔63により、樹脂をメッシュシート2側に通過させることができる。従って、貫通孔63は、複数設けられていてもよい。
また、第2の樹脂フィルム62は、上述した樹脂フィルム4(第1の樹脂フィルム)と同じ材料により構成することができる。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
なお、メッシュシート積層体61では、樹脂フィルム4(第1の樹脂フィルム)及び第2の樹脂フィルム62の双方が設けられているが、樹脂フィルム4(第1の樹脂フィルム)が設けられておらず、第2の樹脂フィルム62のみが設けられていてもよい。
このように、さらに第2の樹脂フィルム62を設けることにより、機械的強度(引張強度)及び押し抜き特性を高めることができ、コンクリート構造物への補強効果を効果的に高めることができる。なお、第2の樹脂フィルム62を大きくすることにより、機械的強度及び押し抜き特性を高める効果が大きくなるため、第2の樹脂フィルム62は、メッシュシート2全体に設けることが好ましい。
また、第2〜第6の実施形態においても、メッシュシート2上に部分的に樹脂フィルム4が設けられている。そのため、コンクリート構造物において意図的に溝部が設けられている部分を樹脂フィルム4により塞ぐことができ、煩雑な下地処理をせずとも、容易にコンクリート構造物に適用することができる。従って、第2〜第6の実施形態のメッシュシート積層体も、コンクリートの剥落防止材や部分補強材に好適に用いることができる。
[コンクリート剥落防止材]
図11は、本発明の一実施形態に係るコンクリート剥落防止材を示す模式的断面図である。図11に示すように、コンクリート剥落防止材71は、コンクリート躯体13上に設けられている。コンクリート剥落防止材71は、メッシュシート積層体1と、マトリックス樹脂12とを備え、メッシュシート積層体1が、マトリックス樹脂12に埋め込まれている。なお、メッシュシート積層体1は、上述の第1の実施形態に係るメッシュシート積層体1である。
コンクリート躯体13は、第1のコンクリートパネル13A及び第2のコンクリート13Bを備える。第1のコンクリートパネル13A及び第2のコンクリートパネル13Bの継ぎ目には、溝部14が設けられている。
メッシュシート積層体1は、この溝部14を覆うように、コンクリート躯体13に貼り付けられている。より具体的に、メッシュシート積層体1は、樹脂フィルム4側からコンクリート躯体13に貼り付けられており、樹脂フィルム4が溝部14を覆っている。樹脂フィルム4は、溝部14を覆っている部分と、第1のコンクリートパネル13A及び第2のコンクリート13Bと接している部分とを有している。
マトリックス樹脂12は、特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂又はシリコン樹脂が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、複数を併用してもよい。なお、本発明においては、マトリックス樹脂12の代わりにセメントからなるマトリックスを用いてもよい。
コンクリート剥落防止材71は、例えば、コンクリート躯体13上にメッシュシート積層体1を貼り合わせた後、さらに上塗り樹脂を塗布することにより形成することができる。そのため、上塗り樹脂を塗布した場合においても、上塗り樹脂が溝部14まで至り難くなる。よって、メッシュシート積層体1を用いた場合、下地処理をする必要がない。
また、メッシュシート積層体1のうち樹脂フィルム4が設けられていない部分は、メッシュシート2及び第1の不織布3により構成されることから、上塗り樹脂がメッシュシート2及び第1の不織布3内に含浸し、コンクリート躯体13まで至ることとなる。そのため、コンクリート躯体13に予めプライマーや下塗り樹脂を塗布しなくてもよい。もっとも、コンクリート躯体13に予めプライマーや下塗り樹脂を塗布してもよいが、工程をより一層簡素化する観点から、プライマリー及び下塗り樹脂は塗布しないことが好ましい。
このように、本実施形態においては、コンクリート躯体13上にメッシュシート積層体1を貼り合わせた後、さらに上塗り樹脂を塗布するだけで、容易にコンクリート剥落防止材71を形成することができる。
このように、コンクリート剥落防止材71においては、溝部14に煩雑な下地処理をすることなく、メッシュシート積層体1をコンクリート躯体13のようなコンクリート構造物に容易に適用することができる。
また、コンクリート剥落防止材71においては、メッシュシート積層体1が、マトリックス樹脂12の内部に埋め込まれているので、メッシュシート積層体1の第1の不織布3により樹脂が保持され、樹脂垂れを生じ難くすることもできる。
1,21,31,41,51,61…メッシュシート積層体
2…メッシュシート
2a,2b…第1,第2の主面
2A…たて糸
2B…よこ糸
2C…開口
3,22,52…第1,第2,第3の不織布
4,4A,4B…樹脂フィルム
12…マトリックス樹脂
13…コンクリート躯体
13A,13B…第1,第2のコンクリートパネル
14…溝部
62…第2の樹脂フィルム
62a,62b…主面
63…貫通孔
71…コンクリート剥落防止材

Claims (10)

  1. 対向する第1の主面及び第2の主面を有する、メッシュシートと、
    前記メッシュシートの前記第1の主面側に設けられている、樹脂フィルムと、
    を備える、メッシュシート積層体。
  2. 前記メッシュシートが、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維、及びスチール繊維からなる群から選択された少なくとも1種の繊維束により構成されている、請求項1に記載のメッシュシート積層体。
  3. 前記メッシュシートが、ガラス組成として、ZrOを12質量%以上、及びRO(Rは、Li、Na及びKからなる群から選択される少なくとも1種)を10質量%以上含有する、ガラス繊維束により構成されている、請求項1又は2に記載のメッシュシート積層体。
  4. 前記樹脂フィルムが、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリエチレンテレフタレートからなる群から選択される少なくとも1種の樹脂により構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のメッシュシート積層体。
  5. 前記メッシュシートの前記第2の主面側に設けられている、第1の不織布をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載のメッシュシート積層体。
  6. 前記第1の不織布の目付が、5g/m以上、60g/m以下の範囲内にある、請求項5に記載のメッシュシート積層体。
  7. 前記メッシュシートと前記樹脂フィルムとの間に第2の不織布が設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のメッシュシート積層体。
  8. 前記第2の不織布の目付が、5g/m以上、60g/m以下の範囲内にある、請求項7に記載のメッシュシート積層体。
  9. コンクリート剥落防止に用いられる、請求項1〜8のいずれか1項に記載のメッシュシート積層体。
  10. マトリックスと、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載のメッシュシート積層体と、
    を備える、コンクリート剥落防止材。
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