JP2019010748A - インクジェット記録装置及び動作異常検出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
インクを吐出するノズルと、
印加電圧に応じて変形し、前記ノズルに供給されるインクに対して圧力変化を与える圧電素子と、
前記圧電素子への駆動電圧の印加に係る電力を供給する電力供給部と、
前記圧電素子に対して所定の駆動電圧パターンにより周期的に駆動電圧を印加させ、当該駆動電圧の印加に係る前記電力供給部による供給電力のうち所定の低周波数帯の変動成分に応じた代表値を取得し、当該代表値に応じて求められる前記圧電素子の容量の異常を検出する異常検出部と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置である。
前記所定の駆動電圧パターンは、インクを前記ノズルから吐出させない非吐出波形であることを特徴としている。
前記電力供給部は、
電力供給を受けて所定の駆動電圧を出力する駆動電圧出力部と、
前記駆動電圧出力部が出力する前記所定の駆動電圧に基づいて、当該所定の駆動電圧に応じた電力を前記圧電素子に対して供給可能に蓄えるキャパシターと、
を備え、
当該インクジェット記録装置は、
前記キャパシターと前記圧電素子との間の接続の状態を切り替える接続切替部を備え、
前記異常検出部による前記容量の異常の検出時において、前記接続切替部により前記接続が切断されている場合における前記駆動電圧出力部による前記キャパシターの充電に係る時定数は、前記接続切替部により前記接続がなされている場合における前記圧電素子の充電に係る時定数よりも大きい
ことを特徴とする。
前記電力供給部は、
前記駆動電圧出力部からの出力電流を所定の抵抗値の抵抗素子による降下電圧に基づいて前記代表値として計測する電流計測部を備え、
前記キャパシターの一端が前記抵抗素子の一端と前記接続切替部との間に接続され、
前記電流計測部は、前記抵抗素子の抵抗値及び前記キャパシターの電気容量に応じた前記所定の低周波数帯の電圧変動を計測する
ことを特徴としている。
前記電力供給部は、
前記駆動電圧出力部への入力電流を所定の抵抗値の抵抗素子による降下電圧に基づいて前記代表値として計測する電流計測部を備え、
前記キャパシターの一端が前記抵抗素子と前記駆動電圧出力部との間に接続され、
前記電流計測部は、前記抵抗素子の抵抗値及び前記キャパシターの電気容量に応じた前記所定の低周波数帯の電圧変動を計測する
ことを特徴としている。
前記電力供給部は、
前記抵抗素子に対して並列に設けられた短絡回路と、
前記電流計測部を経由する計測回路と、前記短絡回路との間で切替を行う回路切替部と、
を備え、
前記回路切替部は、前記容量の異常を検出しない場合には、前記短絡回路に切り替えられる
ことを特徴としている。
前記電力供給部は、
電力供給を受けて所定の駆動電圧を各々出力する第1の駆動電圧出力部及び第2の駆動電圧出力部と、
前記第1の駆動電圧出力部からの出力電流を所定の抵抗値の抵抗素子による降下電圧に基づいて前記代表値として計測する電流計測部と、
前記第1の駆動電圧出力部の出力する駆動電圧と、前記第2の駆動電圧出力部の出力する駆動電圧とのいずれかを選択して出力させる入力切替部と、
前記入力切替部により出力される前記所定の駆動電圧に基づいて、当該所定の駆動電圧に応じた電力を前記圧電素子に対して供給可能に蓄えるキャパシターと、
を備え、
前記抵抗素子の抵抗値及び前記キャパシターの電気容量に応じた前記所定の低周波数帯の電圧変動を計測する
ことを特徴としている。
2以上の所定グループ数の圧電素子群に区分される複数の圧電素子及び複数のノズルと、
前記抵抗素子に対して並列に設けられた短絡回路と、
前記電流計測部を経由する計測回路と、前記短絡回路との間で切替を行う回路切替部と、
を備え、
前記電力供給部は、前記駆動電圧出力部を前記所定グループ数備えて、各々異なる前記圧電素子群に係る前記所定の駆動電圧を出力し、
前記回路切替部は、前記所定グループ数の前記駆動電圧出力部の各々について、前記計測回路と前記短絡回路とのうちいずれから電力を供給させるかを切り替える
ことを特徴としている。
2以上の所定グループ数の圧電素子群に区分される複数の圧電素子及び複数のノズルと、
前記抵抗素子に対して並列に設けられた短絡回路と、
前記電流計測部を経由する計測回路と、前記短絡回路との間で切替を行う回路切替部と、
を備え、
前記電力供給部は、前記駆動電圧出力部を前記所定グループ数備えて、各々異なる前記圧電素子群に係る前記所定の駆動電圧を出力し、
前記所定グループ数の前記駆動電圧出力部は、各々前記圧電素子群に係る前記所定の駆動電圧の出力有無を切り替え可能である
ことを特徴としている。
前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、所定の待機時間が経過した以後に、前記代表値を取得する
ことを特徴としている。
前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記キャパシターの容量と前記電流計測部の抵抗素子の抵抗値に基づいて定められる所定の待機時間が経過した以後に、前記代表値を取得することを特徴としている。
所定の初期設定時において、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記電流計測部の計測値の変動が所定の基準範囲内となるまでの時間を計測して所定の待機時間として定める初期設定部を備え、
前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記所定の待機時間が経過した以後に、前記代表値を取得する
ことを特徴としている。
前記待機時間のデータを記憶する記憶部を備え、
前記異常検出部は、前記容量の異常の検出動作時に前記待機時間のデータを参照する
ことを特徴としている。
前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記電流計測部の計測値の変動が所定の基準範囲内となった当該計測値に基づいて前記代表値を取得することを特徴としている。
インクを吐出するノズルと、印加電圧に応じて変形し、前記ノズルに供給されるインクに対して圧力変化を与える圧電素子と、前記圧電素子への駆動電圧の印加に係る電力を供給する電力供給部と、を備えるインクジェット記録装置の動作異常検出方法であって、
前記圧電素子に対して所定の駆動電圧パターンにより周期的に駆動電圧を印加させ、当該駆動電圧の印加に係る前記電力供給部の供給電力のうち所定の低周波数帯の変動成分に応じた代表値を取得し、当該代表値に応じて求められる前記圧電素子の容量の異常を検出する異常検出ステップを含む
ことを特徴としている。
図1は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置1を示す全体斜視図である。
記録媒体Pとしては、特には限られないが、ここでは搬送方向に連続した布帛などが用いられ、記録媒体P上に適宜な間隔で記録された複数の画像は、図示略の後処理装置で乾燥され、また、巻取り若しくは振り落としがなされ、及び/又は各々裁断される。
剥がしローラー16は、搬送ベルト12に吸着された状態で搬送されてきた記録媒体Pを所定の圧力で引っ張ることで、記録媒体Pを搬送面から引き剥がして後処理装置へ送る。
なお、ヘッドユニット21C、21M、21Yも同一の構成を有するので、これらについては説明を省略する。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置1における電力供給部90及び画像記録部20の電力供給回路を説明する概略図である。ここでは、一つのノズル27に対応する圧電素子26及びヘッド駆動部25への電力供給に係る構成を示すが、複数のノズル27に対応する複数の圧電素子26及びヘッド駆動部25に対して共通に電力供給を行い、各ヘッド駆動部25において各々個別に圧電素子26への供給電圧を切り替えることが可能である。
なお、ここでは、定性的な説明のために電流及び電圧の過渡的状況を誇張して示しており、定量的に特定の代表的な値に応じた波形を意図していない。
すなわち、第1スイッチ251は、第1安定化キャパシター93と圧電素子26との間の接続状態を切り替える。この第1スイッチ251のオンオフに応じて第1安定化キャパシター93の充放電が切り替えられることによる直流電源変換部95の供給電力の変動成分(直流成分を含む)のうち、第1安定化キャパシター93の電気容量と電流検出部91の抵抗素子の抵抗値とに応じて定まる所定の低周波数帯(直流成分を含む)が電流検出部91により検出されることになる。
動作不良ノズルには、圧電素子26の劣化や駆動回路の断線など、ノズル27からのインク吐出を個別に回復不能なものと、ノズル27の詰まりやインク流路への気泡や異物の混入など、クリーニング動作や回復動作によってインク吐出を各々回復可能なものとがある。
図6は、画像記録動作の実行中に行われる場合の記録媒体P上の画像記録位置について説明する図である。
本実施形態のインクジェット記録装置1における動作異常検出方法であるこの動作異常検出処理は、例えば、インクジェット記録装置1の起動時、所定の間隔で、画像の記録時に記録動作の間に、及び/又は画像の記録に係るプリントジョブが完了して待機状態などに移行した場合などに実行される。また、この動作異常検出処理は、上述の吐出不良ノズルの検出に係る処理と組み合わされて呼び出され、実行されてもよい。
次に、インクジェット記録装置1の電力供給部90の変形例について説明する。
図8〜図10は、電力供給部90の変形例について説明する図である。
このように、周期的な検査用駆動電圧パターンを印加し、圧電素子26自体の印加電圧や電流の変化を計測せずに、電力供給部90の供給電力の代表値を取得することで、検出精度の要求水準を低下させることができる。したがって、高性能な構成を必要としたり、高度及び/又は複雑な手間をかけたりする必要なく、ノズルからのインク吐出に係る駆動動作の異常を容易に同定することができる。
すなわち、圧電素子26の充電時の充電速度よりも、第1安定化キャパシター93の充電時の充電速度のほうがゆっくりなので、電力供給部90において当該第1安定化キャパシター93の充電に係る直流電源変換部95からの電力供給を計測することで、容易に計測精度を向上することができる。また、このときに、周期的に電力供給がなされているので、平均的な供給電力を取得しやすい。特に、複数の圧電素子26に対して駆動電圧を印加可能な(印加しても当該第1安定化キャパシター93の電圧低下が非常に小さい)第1安定化キャパシター93の充電に係る時定数は、圧電素子26の充電に係る時定数よりはるかに大きくなるので、適切な周波数で駆動電圧波形を出力することで、直流電源変換部95の出力電流がほぼ定常電流に近くなるので、一度から数度程度の代表値(出力電流Ib)の計測で容易に容量Cpを見積もることが可能になる。
通常の電流検出部91は、抵抗素子における電圧降下を計測するが、この抵抗素子が回路中に挿入されることで、当該抵抗素子の抵抗値と第1安定化キャパシター93の電気容量との組み合わせにより、当該第1安定化キャパシター93の充電に係る時定数が更に大幅に増加するので、変動がより平滑化された低周波数の電圧変動が計測されることになり、容易かつより高い精度で平均電流値Irが取得可能となる。すなわち、インクジェット記録装置1では、圧電素子26の異常を容易かつより確実に検出することが可能になる。
このように、直流電源変換部95への入力電流を検出する場合でも、当該電流検出部91により圧電素子26への供給電力に応じた平均電流値Irが容易に取得可能であり、したがって、上記実施形態と同様に圧電素子26の異常を容易かつ適切に検出することができる。
このように、容量Cpの検査時と通常の駆動時とで異なる直流電源変換部を用いて適宜切り替え出力を行うことで各々の動作に適切な負荷に対応可能として、より適切に動作させることができる。また、特に、複数(多数)の圧電素子26に対して通常の駆動動作を行うために複数の直流電源変換部を用いる場合に、検査用に各圧電素子26に対して共通に用いられる直流電源変換部と組み合わせることで、より効率的な駆動動作と検査との両立が可能になる。
このように、複数の圧電素子群に対応して複数の直流電源変換部が用いられる場合に、短絡回路と計測回路を並列に設けて、切替素子92a、92bにより、各々いずれかから直流電源変換部に電力供給が可能とすることで、いずれかの直流電源変換部から電力供給される圧電素子26の容量Cpの検査を行う場合に、容易に検査対象の圧電素子26に応じた直流電源変換部とそれ以外の直流電源変換部とに適切な電力を供給することができる。また、電流検出部91における発熱量を必要以上に増加させない。よって、不要な電力消費や発熱を避けつつ各圧電素子26に適切な電圧を印加して、検査対象の圧電素子26の検査を行うことが容易に可能となる。
このように、複数の圧電素子群に対し、短絡回路と計測回路のいずれを経由して供給された電力を供給するかが切替素子92により一括して切り替えられるので制御信号の配線や出力が容易になる。一方で、一度に検査される圧電素子26の数は、一又は少数に限られ、また、全ての直流電源変換部95a、95bに対して同時供給される電力(電流)を電流検出部91により検出するメリットはあまりない。したがって、検査対象の圧電素子26に電力供給を行う直流電源変換部以外からの駆動電圧の出力をオフ可能とすることで、不要な電力供給を抑えることができる。また、制御信号により接続元(電力供給元)を切り替える配線と比較して、単純に出力のオンオフを切り替える配線のほうが容易であり、制御信号も単純であるから、電力供給部90の構成、構造を容易化することができる。
上述のように、周期的な駆動電圧の印加による駆動電圧自体の変化は微々たるものであるが、これにより、特に、第1安定化キャパシター93への充電速度、すなわち、出力電流Ibが相対的に大きく変化し得る。したがって、この充電速度が第1安定化キャパシター93から圧電素子26への放電速度とバランスするまで待機することで、出力電流Ibを容易により正確に取得することが可能になり、容量Cpの異常の精度を向上させることができる。
このような動作異常検出方法により、容量Cpの異常の検出に係る検出精度の要求水準を低下させることができる。したがって、高性能な構成を必要としたり、高度及び/又は複雑案手間をかけたりする必要なく、ノズルからのインク吐出に係る駆動動作の異常を容易に同定することができる。
例えば、上記実施の形態では、電流検出部91により直流電源変換部95への入出力電流の計測を行ったが、供給電力の算出が可能であれば、電圧値を計測してもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、回路配置、処理内容やその手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 搬送部
11 駆動ローラー
12 搬送ベルト
13 従動ローラー
14 搬送モーター
15 押圧ローラー
16 剥がしローラー
20 画像記録部
21、21C、21M、21Y、21K ヘッドユニット
25 ヘッド駆動部
26 圧電素子
27 ノズル
27a ノズル開口
30 クリーニング部
40 制御部
41 CPU
42 RAM
50 記憶部
51 検出プログラム
52 不良ノズルリスト
53 欠補完設定
54 容量履歴データ
60 読取部
70 通信部
80 操作表示部
90 電力供給部
91 電流検出部
92、92a、92b 切替素子
93 第1安定化キャパシター
93a、93b キャパシター
94 第2安定化キャパシター
95、95a、95b、95c 直流電源変換部
210 ノズル面
211 吐出ヘッド
251 第1スイッチ
252 第2スイッチ
253 第3スイッチ
254 ドライバー回路
Cp 容量
f 切替周波数
Ib 出力電流
Ir 平均電流値
P 記録媒体
trms 待機時間
Vb、VH2 電圧
Claims (15)
- インクを吐出するノズルと、
印加電圧に応じて変形し、前記ノズルに供給されるインクに対して圧力変化を与える圧電素子と、
前記圧電素子への駆動電圧の印加に係る電力を供給する電力供給部と、
前記圧電素子に対して所定の駆動電圧パターンにより周期的に駆動電圧を印加させ、当該駆動電圧の印加に係る前記電力供給部による供給電力のうち所定の低周波数帯の変動成分に応じた代表値を取得し、当該代表値に応じて求められる前記圧電素子の容量の異常を検出する異常検出部と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記所定の駆動電圧パターンは、インクを前記ノズルから吐出させない非吐出波形であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
- 前記電力供給部は、
電力供給を受けて所定の駆動電圧を出力する駆動電圧出力部と、
前記駆動電圧出力部が出力する前記所定の駆動電圧に基づいて、当該所定の駆動電圧に応じた電力を前記圧電素子に対して供給可能に蓄えるキャパシターと、
を備え、
当該インクジェット記録装置は、
前記キャパシターと前記圧電素子との間の接続の状態を切り替える接続切替部を備え、
前記異常検出部による前記容量の異常の検出時において、前記接続切替部により前記接続が切断されている場合における前記駆動電圧出力部による前記キャパシターの充電に係る時定数は、前記接続切替部により前記接続がなされている場合における前記圧電素子の充電に係る時定数よりも大きい
ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。 - 前記電力供給部は、
前記駆動電圧出力部からの出力電流を所定の抵抗値の抵抗素子による降下電圧に基づいて前記代表値として計測する電流計測部を備え、
前記キャパシターの一端が前記抵抗素子の一端と前記接続切替部との間に接続され、
前記電流計測部は、前記抵抗素子の抵抗値及び前記キャパシターの電気容量に応じた前記所定の低周波数帯の電圧変動を計測する
ことを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。 - 前記電力供給部は、
前記駆動電圧出力部への入力電流を所定の抵抗値の抵抗素子による降下電圧に基づいて前記代表値として計測する電流計測部を備え、
前記キャパシターの一端が前記抵抗素子と前記駆動電圧出力部との間に接続され、
前記電流計測部は、前記抵抗素子の抵抗値及び前記キャパシターの電気容量に応じた前記所定の低周波数帯の電圧変動を計測する
ことを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。 - 前記電力供給部は、
前記抵抗素子に対して並列に設けられた短絡回路と、
前記電流計測部を経由する計測回路と、前記短絡回路との間で切替を行う回路切替部と、
を備え、
前記回路切替部は、前記容量の異常を検出しない場合には、前記短絡回路に切り替えられる
ことを特徴とする請求項4又は5記載のインクジェット記録装置。 - 前記電力供給部は、
電力供給を受けて所定の駆動電圧を各々出力する第1の駆動電圧出力部及び第2の駆動電圧出力部と、
前記第1の駆動電圧出力部からの出力電流を所定の抵抗値の抵抗素子による降下電圧に基づいて前記代表値として計測する電流計測部と、
前記第1の駆動電圧出力部の出力する駆動電圧と、前記第2の駆動電圧出力部の出力する駆動電圧とのいずれかを選択して出力させる入力切替部と、
前記入力切替部により出力される前記所定の駆動電圧に基づいて、当該所定の駆動電圧に応じた電力を前記圧電素子に対して供給可能に蓄えるキャパシターと、
を備え、
前記抵抗素子の抵抗値及び前記キャパシターの電気容量に応じた前記所定の低周波数帯の電圧変動を計測する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。 - 2以上の所定グループ数の圧電素子群に区分される複数の圧電素子及び複数のノズルと、
前記抵抗素子に対して並列に設けられた短絡回路と、
前記電流計測部を経由する計測回路と、前記短絡回路との間で切替を行う回路切替部と、
を備え、
前記電力供給部は、前記駆動電圧出力部を前記所定グループ数備えて、各々異なる前記圧電素子群に係る前記所定の駆動電圧を出力し、
前記回路切替部は、前記所定グループ数の前記駆動電圧出力部の各々について、前記計測回路と前記短絡回路とのうちいずれから電力を供給させるかを切り替える
ことを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。 - 2以上の所定グループ数の圧電素子群に区分される複数の圧電素子及び複数のノズルと、
前記抵抗素子に対して並列に設けられた短絡回路と、
前記電流計測部を経由する計測回路と、前記短絡回路との間で切替を行う回路切替部と、
を備え、
前記電力供給部は、前記駆動電圧出力部を前記所定グループ数備えて、各々異なる前記圧電素子群に係る前記所定の駆動電圧を出力し、
前記所定グループ数の前記駆動電圧出力部は、各々前記圧電素子群に係る前記所定の駆動電圧の出力有無を切り替え可能である
ことを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。 - 前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、所定の待機時間が経過した以後に、前記代表値を取得する
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記キャパシターの容量と前記電流計測部の抵抗素子の抵抗値に基づいて定められる所定の待機時間が経過した以後に、前記代表値を取得することを特徴とする請求項4〜6、8、9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- 所定の初期設定時において、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記電流計測部の計測値の変動が所定の基準範囲内となるまでの時間を計測して所定の待機時間として定める初期設定部を備え、
前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記所定の待機時間が経過した以後に、前記代表値を取得する
ことを特徴とする請求項4〜6、8、9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記待機時間のデータを記憶する記憶部を備え、
前記異常検出部は、前記容量の異常の検出動作時に前記待機時間のデータを参照する
ことを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記異常検出部は、前記周期的な前記駆動電圧の印加を開始した後、前記電流計測部の計測値の変動が所定の基準範囲内となった当該計測値に基づいて前記代表値を取得することを特徴とする請求項4〜6、8、9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
- インクを吐出するノズルと、印加電圧に応じて変形し、前記ノズルに供給されるインクに対して圧力変化を与える圧電素子と、前記圧電素子への駆動電圧の印加に係る電力を供給する電力供給部と、を備えるインクジェット記録装置の動作異常検出方法であって、
前記圧電素子に対して所定の駆動電圧パターンにより周期的に駆動電圧を印加させ、当該駆動電圧の印加に係る前記電力供給部の供給電力のうち所定の低周波数帯の変動成分に応じた代表値を取得し、当該代表値に応じて求められる前記圧電素子の容量の異常を検出する異常検出ステップを含む
ことを特徴とする動作異常検出方法。
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