JP2007030327A - 液滴吐出ヘッド、長尺型ヘッド及び液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高精度で、あるいは各種の条件の下で圧電素子の特性変化を知ることが可能な液滴吐出ヘッドと、この液滴吐出ヘッドが複数つなぎ合わせて構成された長尺型ヘッド、及び、この液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置を得る。
【解決手段】 インク滴を吐出する印字用ノズル群の外側には、測定用イジェクタが設けられ、測定用イジェクタには、印字用ノズルの吐出用圧電素子172Aと同一構成の圧電素子が測定用圧電素子172Bとして備えられる。圧電素子特性測定回路180は記録ヘッド制御手段158からは独立しており、その影響を受けないので、測定用圧電素子172Bの特性を高精度で測定できる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、液滴吐出ヘッド、長尺型ヘッド及び液滴吐出装置に関し、さらに詳しくは、圧電素子の駆動によって印字用ノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、この液滴吐出ヘッドが複数つなぎ合わせて構成された長尺型ヘッド、及び、この液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置に関する。
圧電素子の駆動によって印字用ノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドでは、圧電素子の電気的な特性(静電容量、誘電損失、抵抗値及びこれらの周波数特性)を、各印字用ノズルの吐出特性の代用特性とすることができる。
たとえば、特許文献1には、電歪振動子のインピーダンス変化による入力パルスの周波数より高い所定周波数の振動分を振動分検出手段で検出し、整流回路で振動分検出手段の出力を整流するようにしたインク滴噴射装置が記載されている。
しかし、実際の液滴吐出ヘッドの使用状況では、より高精度で、あるいは各種の条件の下で圧電素子の特性変化を知ることが好ましい。
実公昭59−5570号公報
本発明は上記事実を考慮し、高精度で、あるいは各種の条件の下で圧電素子の特性変化を知ることが可能な液滴吐出ヘッドと、この液滴吐出ヘッドが複数つなぎ合わせて構成された長尺型ヘッド、及び、この液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、液滴を吐出するための印字用ノズルと、前記印字用ノズルに対応して備えられ印字用ノズルから液滴を吐出するために液体に圧力を作用させる吐出用圧電素子と、前記吐出用圧電素子を駆動する吐出用駆動回路と、液滴を吐出しない非印字ノズルと、前記非印字ノズルに対応して備えられた測定用圧電素子と、前記測定用圧電素子の特性を測定可能な特性測定回路と、を有することを特徴とする。
この液滴吐出ヘッドでは、吐出用駆動回路によって吐出用圧電素子を駆動することで、液体に圧力を作用させて印字用ノズルから液滴を吐出することができるが、さらに、印字用ノズルや吐出用圧電素子とは別に、液滴を吐出しない非印字ノズル及び、この非印字ノズルに対応した測定用圧電素子が備えられており、この測定用圧電素子の特性を特性測定回路で測定することができる。このように、吐出用圧電素子とは別に設けられた測定用圧電素子の特性を測定することで、吐出用圧電素子の特性変化をより高精度で、あるいは各種の条件の下で、知ることが可能となる。
たとえば、請求項2に記載のように、前記測定用圧電素子が、前記吐出用駆動回路と非接続とされていれば、吐出用駆動回路の影響を受けることなく、高精度で測定用圧電素子の特性変化を知ることができる。たとえば、吐出用圧電素子の特性の製造バラツキを測定用圧電素子の特性によって代表させ、これを基に印字用ノズルからの液滴の吐出特性を補正することも可能となる。
また、請求項3に記載のように、前記測定用圧電素子が、前記吐出用駆動回路と接続されていれば、測定用圧電素子吐出用駆動回路で駆動された条件の下(液滴吐出の特性が経時的に、あるいは液滴吐出ヘッドの使用により変化してしまうような場合)での特性変化を知ることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記吐出用駆動回路が、前記吐出用圧電素子の駆動波形を調整する駆動波形調整回路、を有していることを特徴とする。
したがって、印字用ノズルの液滴吐出特性のバラツキを、駆動波形調整回路による駆動波形の調整で補正することができる。たとえば、請求項5に記載のように、複数の印字用ノズルでノズルユニットが構成されている場合には、このノズルユニットごとに駆動波形を調整可能とする構成にできる。また、請求項6に記載のように、印字用ノズルのそれぞれに対し駆動波形を調整可能とする構成としてもよい。
請求項7に記載の発明では、請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記駆動波形調整回路が、前記測定用圧電素子の特性に基づいて推定された温度によって前記駆動波形を調整可能とされていることを特徴とする。
一般に、圧電素子の静電容量は温度で変化し、圧電素子の温度が高くなれば、対応する印字用ノズルでの液滴の吐出特性も変化する。したがって、測定用圧電素子の特性に基づいて推定された温度によって駆動波形を調整することで、液滴の吐出特性のバラツキを補正することが可能となる。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドであって、前記非印字ノズル及び前記測定用圧電素子が、この液滴吐出ヘッドの製造ばらつきを低減させるためのダミーパターンを兼ねていることを特徴とする。
一般に、液滴吐出ヘッドでは、製造ばらつきを低減するためのダミーパターンがあらかじめ備えられているものがある。したがって、ダミーパターンが非印字ノズル及び測定用圧電素子をかねるようにすれば、これらをあらためて設ける必要がなく、低コストで構成できる。
請求項9に記載の発明では、請求項3に記載の液滴吐出ヘッドであって、複数の前記印字用ノズルによって印字用ノズル群が構成され、前記非印字ノズルが、前記印字用ノズル群の周囲の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする。
したがって、非印字ノズルに影響されることなく、印字用ノズルを印字用ノズル群のなかで所望の位置やピッチで配置できる。
請求項10に記載の発明では、請求項3に記載の液滴吐出ヘッドであって、前記非印字ノズルから液滴が不吐出とされ、前記吐出用駆動回路が吐出用圧電素子よりも高い負荷を測定用圧電素子に作用させることが可能とされていることを特徴とする。
このように、測定用圧電素子に吐出用圧電素子よりも高い負荷を作用させた状態での特性変化を特性測定回路で測定することで、吐出用圧電素子の劣化を事前に予測可能となる。
なお、非印字ノズルから液滴を不吐出とする具体的構成としては、たとえば、非印字ノズルの開口部分(印字用ノズルでは実際に液滴が吐出される部分)を閉塞してしまう方法や、非印字ノズルに液体を供給しない方法、あるいは、液滴が吐出不能な駆動波形を測定用圧電素子に印加する方法等を挙げることができる。
また、ここでいう「高い負荷」を測定用圧電素子に作用させる具体的方法としては、測定用圧電素子に、吐出用圧電素子よりも多くのパルス数を有する駆動電圧を印加したり、高電圧で駆動したり、あるいは、急峻なパルスの立ち上がりを有する駆動電圧で駆動したりする方法を挙げることができる。
請求項11に記載の発明では、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドを複数つなぎ合わせて構成された長尺型ヘッドであって、隣接する液滴吐出ヘッドの隣接部分近傍では、測定用圧電素子の特性がより近くなる方向でそれぞれの液滴吐出ヘッドが配置されていることを特徴とする。
これにより、全体として長手方向になだらかな吐出特性の変化を有する長尺型ヘッドを構成できる。たとえば、液滴吐出ヘッドの隣接部分での急激な吐出特性の変化を少なくすることが可能となる。
請求項12に記載の発明では、請求項9に記載の液滴吐出ヘッドと、少なくとも前記液滴吐出ヘッドの印字用ノズルの目詰まりを回復する目詰まり回復手段と、前記非印字ノズルで生じた目詰まりが前記目詰まり回復手段で回復不能の場合に報知する報知手段と、を有することを特徴とする。
一般に、ノズル(印字用ノズルと非印字ノズルとを特に区別しない)の目詰まりは、液滴吐出ヘッド内での周辺のノズルから発生することが多い。本発明では、非印字ノズルが印字用ノズル群の周囲に配置されており、報知手段は、非印字ノズルで生じた目詰まりが前記目詰まり回復手段で回復不能の場合に報知する。このため、印字用ノズルで生じた目詰まりが目詰まり回復手段で回復不能になる前に報知することができる。
請求項13に記載の発明では、請求項3に記載の液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの印字用ノズル及び非印字ノズルにメンテナンス処理を施すことが可能なメンテナンス手段と、を有することを特徴とする。
この液滴吐出装置を構成する請求項3に記載の液滴吐出ヘッドでは、非印字ノズルに液体が供給されると増粘する可能性があり、しかも、実際には非印字ノズルからは液滴は吐出されないため、印字用ノズルと比較して、より増粘しやすい。そして、液体が増粘した状態や、液滴を吐出不能になった状態では、液体に振動周期が変わるので、圧電素子の振動特性も変化する。これを利用し、測定用圧電素子の振動特性の変化を知ることで、液体の増粘を検知できる。そして、増粘が検知されれば、メンテナンス手段によって印字用ノズル及び非印字ノズルにメンテナンス処理を施したり、メンテナンス時期を報知したりすることが可能となる。
本発明は上記構成としたので、高精度で、あるいは各種の条件の下で圧電素子の特性変化を知ることが可能となる。
図1には、本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置112が示されている。インクジェット記録装置112の筐体114内の下部には給紙トレイ116が備えられており、給紙トレイ116内に積層された用紙Pをピックアップロール118で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路122を構成する複数の搬送ローラ対120で搬送される。以下、単に「搬送方向」というときは、記録媒体である用紙Pの搬送方向をいい、「上流」、「下流」というときはそれぞれ、搬送方向の上流及び下流を意味するものとする。
給紙トレイ116の上方には、駆動ロール124及び従動ロール126に張架された無端状の搬送ベルト128が配置されている。搬送ベルト128の上方には記録ヘッドアレイ130が配置されており、搬送ベルト128の平坦部分128Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路122を搬送された用紙Pは、搬送ベルト128で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ130に対向した状態で、記録ヘッドアレイ130から画像情報に応じたインク滴が付着される。
そして、用紙Pを搬送ベルト128で保持した状態で周回させることで、吐出領域SE内に複数回通過させて、いわゆるマルチパスによる画像記録を行うことも可能となっている。もちろん、用紙Pを吐出領域SE内に1回のみ通過させて、いわゆる1パスで画像記録を行っても良い。
記録ヘッドアレイ130は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状(いわゆるFWA(Full Width Array))の長尺型ヘッド140が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応して搬送方向に並べて配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
それぞれの長尺型ヘッド140は、図2及び図3に示すように搬送方向と直交する幅方向に隣接配置された複数のインクジェット記録ヘッド132を有している。インクジェット記録ヘッド132においてインク滴を吐出する方法は後述するように圧電方式とされており、図2に示すフレキシブル配線板156によって、画像情報に応じた電気信号が各インクジェット記録ヘッド132に送られる。
各インクジェット記録ヘッド132は、図6に示す記録ヘッド制御手段158によって制御されるようになっている。記録ヘッド制御手段158は、たとえば、必要に応じて補正された画像データを基に、インク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を選択し、駆動信号をインクジェット記録ヘッド132の吐出用圧電素子172Aに送る。
また、記録ヘッドアレイ130は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、インクジェット記録ヘッド132の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ130の上流側には、図示しない電源が接続された帯電ロール136が配置されている。帯電ロール136は、従動ロール126との間で搬送ベルト128及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト128に押圧する押圧位置と、搬送ベルト128から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール126との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト128に静電吸着させることができる。
また、電源は、用紙Pを所定電位に帯電させることが可能であれば、直流電源でも交流電源でもよい。
なお、帯電ロール136よりもさらに上流側には、図示しないレジロールが設けられており、用紙Pが搬送ベルト128と帯電ロール136との間に至る前に位置合わせされる。
記録ヘッドアレイ130の下流側には、剥離プレート138が配置されており、用紙Pを搬送ベルト128から剥離することができる。
剥離された用紙Pは、剥離プレート138の下流側で排出経路144を構成する複数の排出ローラ対142で搬送され、筐体114の上部に設けられた排紙トレイ146に排出される。
剥離プレート138の下方には、駆動ロール124との間で搬送ベルト128を挟持可能なクリーニングロール148が配置されており、搬送ベルト128の表面をクリーニングするようになっている。
給紙トレイ116と搬送ベルト128の間には、複数の反転用ローラ対150で構成された反転経路152が設けられており、片面に画像記録された用紙Pを反転させて搬送ベルト128に保持させることで、用紙Pの両面への画像記録を容易に行えるようになっている。
搬送ベルト128と排紙トレイ146の間には、4色の各インクをそれぞれ貯留するインクタンク154が設けられている。インクタンク154のインクは、図示しないインク供給配管によって、記録ヘッドアレイ130に供給される。さらにこのインクは、インク供給系155によって、それぞれのインクジェット記録ヘッド132へと送られる。なお、インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、公知の各種インクを使用できる。
インクジェット記録ヘッド132は、図4に示すように、複数の吐出用イジェクタ160Aを有しており、それぞれの吐出用イジェクタ160Aに対応する印字用ノズル162Aからインク滴を吐出可能とされている。吐出用イジェクタ160A及び印字用ノズル162Aは、本実施形態ではマトリクス状に配置されており、全体として印字用ノズル群162Gが構成されている。
図5(A)及び(B)に示すように、インクジェット記録ヘッド132は、積層された複数枚のプレート163と1枚の振動板164によって構成されており、内部にインク供給路166、インク供給口168、圧力室170、印字用ノズル162Aが設けられている。圧力室170の一方の端面は振動板164によって構成され、圧力室170に対応した位置には、吐出用圧電素子172Aが貼着されている。通常は、インク供給路166及びインク供給口168によってインクが圧力室170及び印字用ノズル162Aに供給されて充填されている。ここで、画像情報に応じた駆動電圧が配線177を介して吐出用圧電素子172Aに印加されると、吐出用圧電素子172Aに歪みが生じて振動板164が振動する。この振動による圧力室170の拡縮(容積変化)で、印字用ノズル162Aからインク滴を吐出させたり、圧力室170にインクを再充填させたりすることができる。
印字用ノズル群162Gの外側には、測定用イジェクタ160B、160Cが1列ずつ設けられている。測定用イジェクタ160B、160Cは、吐出用イジェクタ160Aと略同一構成とされているが、吐出用圧電素子172Aと同一構成の圧電素子が測定用圧電素子172Bとして、振動板164に貼着されている。
測定用イジェクタ160Bに対応した非印字ノズル162Bは、たとえば図5(A)及び(B)に示すように、対応する測定用イジェクタ160Bのインク供給口168を塞ぐ等によって圧力室170にインクが供給されないようにすることで、測定用圧電素子172Bに駆動電圧が印加されても、インク滴を吐出しないように構成されている。
また、測定用イジェクタ160Cに対しては、図4から分かるように、対応するノズルが形成されていない。したがって、測定用イジェクタ160Cも、インク滴を吐出しないように構成されている。
なお、インク滴を吐出しない構成としてはこの他に、たとえば、測定用圧電素子172B、172Cに印加する駆動電圧の駆動波形を、インク滴が吐出しないものにする、等の方法が挙げられる。
ここで、一般的なインクジェット記録ヘッドでは、インク滴を吐出するための複数のノズルをたとえばマトリクス状に配置する場合に、このマトリックス形状の周囲に、製造バラツキを低減させる等の目的のために、実際のインク滴吐出には使用されないダミーパターンが形成されることが多い。上記の測定用イジェクタ160B、160C及び非印字ノズル162Bがこのダミーパターンを兼ねるようにすると、実質的に測定用イジェクタ160B、160C及び非印字ノズル162Bをあらためて形成する必要がなくなり、製造工程を簡略化できるので好ましい。
図6に示すように、記録ヘッド制御手段158は所定波形の電圧を生成する波形生成回路174を有しており、生成された電圧を波形アンプ176で調整あるいは増幅等して、個別素子選択回路178に送る。個別素子選択回路178では、補正済みの画像データから、駆動すべき吐出用圧電素子172Aを選択して駆動電圧を印加する。
また、測定用圧電素子172Bは個別素子選択回路178Bを介して圧電素子特性測定回路180に接続され、その特性を測定できるようになっている。圧電素子特性測定回路180は記録ヘッド制御手段158からは独立しており、その影響を受けることなく測定用圧電素子172Bの特性を測定できる。個別素子選択回路178Bに接続されている測定用圧電素子172Bは、吐出用圧電素子172Aに比べ、その数が少なく測定精度に対する影響は少ない。
なお、圧電素子特性測定回路180は、インクジェット記録ヘッド132内に設けられている必要はなく、配線等を介して、駆動回路等が実装される基板上に設けられていてもよい。また、測定用圧電素子172Bのそれぞれに対応して圧電素子特性測定回路180を設けてもよいが、このように測定用圧電素子172Bのそれぞれに対応して圧電素子特性測定回路180を設けることは必須ではなく、上記のようには個別素子選択回路178Bを介して接続しても良い。
図1に示すように、記録ヘッドアレイ130の近傍(本実施形態では搬送方向の両側)には、それぞれのインクジェット記録ヘッド132に対応した4つのメンテナンスユニット134が配置されている。インクジェット記録ヘッド132に対してメンテナンスを行う場合には、図2に示すように、記録ヘッドアレイ130が上方へ移動し、搬送ベルト128との間に構成された間隙にメンテナンスユニット134が移動して入り込む。そして、ノズル面(図3参照)に対向した状態で、キャップ部材によるキャッピング、ワイパーブレードによるワイピング、等の処理を施すことができる。さらに、キャッピングした状態で、吸引ポンプ133を駆動することで、印字用ノズル162Aの目詰まりを解消することができる。したがって、メンテナンスユニット134と吸引ポンプ133とで、本発明に係る目詰まり回復手段135が構成されている。
なお、本実施形態では、4つのメンテナンスユニット134を2つずつの2組に分割し、記録ヘッドアレイ130、画像記録時には記録ヘッドアレイ130の上流側及び下流側にそれぞれ配置されるようにしている。
このような構成とされた本実施形態のインクジェット記録装置112では、上記したように、給紙トレイ116から取り出された用紙Pが搬送され、搬送ベルト128に至る。そして、帯電ロール136によって搬送ベルト128に押し付けられると共に、帯電ロール136からの印加電圧によって搬送ベルト128に吸着(密着)して保持される。この状態で、搬送ベルトの循環によって用紙Pが吐出領域SEを通過しつつ、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出されて、用紙P上に画像が記録される。1パスのみで画像記録する場合には、剥離プレート138で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。これに対し、マルチパスで画像記録を行う場合には、必要な回数に達するまで用紙Pを周回させて吐出領域SEを通過させた後、剥離プレート138で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。
ここで、本実施形態のインクジェット記録ヘッド132では、印字用ノズル群162Gの外側には、測定用イジェクタ160B、160Cと非印字ノズル162Bが設けられており、測定用イジェクタ160B、160Cの測定用圧電素子172Bの特性を圧電素子特性測定回路180で測定できる。図6に示すように、圧電素子特性測定回路180は記録ヘッド制御手段158からは独立しており、その影響を受けないので、測定用圧電素子172Bの特性を高精度で測定できる。そして、波形生成回路174で生成された駆動電圧を、この測定結果に基づいて波形アンプ176で調整することで、高精度でのインク滴吐出が可能となる。
これに対し、たとえば図7に示すように、測定用圧電素子172Bを設けることなく、波形アンプ176と圧電素子特性測定回路180とを切り替えスイッチ182で切り替えて吐出用圧電素子172Aの特性を測定するようにした構成では、圧電素子特性測定回路180が切り替えスイッチ182を介して波形アンプ176につながっているので、その影響を受ける。このため、図6に示す構成のような高精度での測定が難しくなる。特に、本実施形態のようなインクジェット記録ヘッド132に実装可能な切り替えスイッチ182としては、コストや大きさ等点から半導体スイッチに限定されてしまうことが多いが、半導体スイッチは、わずかな漏れ電流やいわゆるオン抵抗があるため、吐出用圧電素子172Aのみの特性を測定しようとしても、記録ヘッド制御手段158の影響も受けてしまう。
また、図7に示した構成では、記録ヘッド制御手段158も、圧電素子特性測定回路180の影響を受ける。すなわち、上記の半導体スイッチの漏れ電流やオン抵抗により、高精度でのインク滴吐出が困難になることがある。
しかし、本実施形態では、記録ヘッド制御手段158が圧電素子特性測定回路180の影響を受けることもないので、より高精度でのインク滴吐出が可能となる。
実際に測定用圧電素子172Bの特性を測定する場合には、図8に示すように、一般的な圧電素子において静電容量と温度との間に一対一の対応関係があることを利用し、測定用圧電素子172Bの静電容量から、圧力室170内のインクの温度を知ることができる。そして、このインクの温度から粘度等を推定することもできる。このようにして得られたインク粘度に基づいて、波形アンプ176で生成される駆動波形を調整すれば、インク滴の吐出特性のバラツキを補正できる。
なお、このように、圧電素子特性測定回路180及び測定用圧電素子172Bが記録ヘッド制御手段158から独立していれば上記の効果を奏するので、かかる観点からは、測定用イジェクタ160B、160Cと、非印字ノズル162B、162Cを印字用ノズル群162Gの外側に設ける必要はない。しかしながら、一般的には、単一のインクジェット記録ヘッド132のそれぞれで、吐出用圧電素子172Aの特性の全体的な傾向が分かれば十分であることが多い。たとえば、インクジェット記録ヘッド132の製造バラツキを測定し、吐出用圧電素子172Aのそれぞれでの駆動条件を変えることで、インク滴の吐出特性を均一にする制御等がある。ここで、図9には、ノズルがマトリクス配置された一般的なインクジェット記録ヘッドの製造バラツキを、ノズル毎の圧電素子の固有振動数のバラツキとして測定した結果が、設計目標値からのズレ量で示されている。この図における1つの四角形が1つのノズルに対応している。この図から、上記のズレ量は概ね対角線上に略一定の割合で変化していることが分かる。したがって、図4及び図5に示すように、印字用ノズル群162Gの周囲に配置された測定用圧電素子172Bの特性を知ることができれば、インクジェット記録ヘッド132の全体での吐出用圧電素子172Aの特性の全体的な傾向を知ることができる。
また、それぞれのインクジェット記録ヘッド132の製造バラツキは人間の視認性よりも大きいため、本実施形態のように複数のインクジェット記録ヘッド132を並べて長尺型ヘッド140を構成した場合(図2(B)及び図3参照)には、吐出特性の似通ったインクジェット記録ヘッド132を隣接配置して、インクジェット記録ヘッド132どうしの隣接部分近傍での吐出特性に急激な変化がないようにすることが好ましい。そして、図4に示すように、印字用ノズル群162Gの周囲に配置された測定用圧電素子172Bの特性を知ることができれば、吐出特性の似通ったインクジェット記録ヘッド132を隣接配置して、隣接部分近傍での吐出特性の急激な変化を少なくすることが可能になる。
インクジェット記録装置112の使用途中では、インクジェット記録ヘッド132に対し不具合が発生することがある。たとえば、使用環境中の異物がノズル内にから侵入してインクと反応し、ノズル詰まりを発生すること等が考えられる。そして、このような不具合は、1つのインクジェット記録ヘッド132において、周囲部のノズルから発生し始めることが多い。これは、たとえばワイパーブレードによってインクジェット記録ヘッド132をワイピングする場合に、周辺部のノズルにはワイパーブレードが最初に当たるので、ワイパーブレード上の異物がノズルに侵入しやすいためとか考えられる。また、周辺部のノズルは使用頻度が低い場合があり、異物の滞留やインクの増粘を助長しやすいことも原因のひとつと考えられる。
本実施形態では、このように不具合が生じやすい周辺部のノズルの一部が、実質的に非印字ノズル162Bとなっている。したがって、この非印字ノズル162Bに対応する測定用圧電素子172Bの特性を測定することで、上記した不具合を効果的に発見可能となる。
図10には、本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置212の全体構成が示されている。また、図11には、このインクジェット記録装置212のインクジェット記録ヘッド232のブロック構成が示されている。以下では、第2実施形態において第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図11に示すように、第2実施形態のインクジェット記録ヘッド232では、測定用圧電素子172Bに対して、圧電素子特性測定回路180と波形生成回路274及び波形アンプ276とが切り替えスイッチ282によって選択的に接続されている。波形生成回路274及び波形アンプ276は、吐出用圧電素子172Aに対応した記録ヘッド制御手段158とは独立しており、その影響を受けないようになっている。
また、この波形アンプ276は、測定用圧電素子172Bを、波形アンプ176とは異なる各種の駆動条件(電圧波形)で駆動することができる。
図10に示すように、第2実施形態のインクジェット記録装置212では、メンテナンスユニット134のそれぞれに目詰まりセンサ284が取り付けられており、印字用ノズル162A(図4及び図5参照)の目詰まりが、目詰まり回復手段135で回復可能であるか否かを検出できるようになっている。検出の結果、回復可能であると判断された場合には、目詰まり回復手段135によって目詰まり回復の処理が行われる。回復不能であると判断された場合には、筐体114に設けられた報知部286によってその旨が報知される。なお、報知部286による報知の具体的方法は特に限定されないが、たとえば、表示パネルによる表示や表示ランプの点灯(あるいは点滅)、さらに、音声や報知音による報知を挙げることができる。
このような構成とされた第2実施形態のインクジェット記録装置212においても、第1実施形態と全く同様に、用紙Pに所望の画像を記録することができる。また、測定用圧電素子172Bの特性を高精度で測定し、波形生成回路174で生成された駆動電圧を、この測定結果に基づいて波形アンプ176で調整することで、高精度でのインク滴吐出が可能となる。
ここで、第2実施形態のインクジェット記録装置212では、測定用圧電素子172Bに対し、波形アンプ276で各種の駆動波形を設定して電圧印加することで、たとえばインク滴吐出の特性が経時的に、あるいはインクジェット記録装置211の使用に伴って変化してしまうような各種条件下での特性変化を知ることができる。
また、第2実施形態のインクジェット記録装置212では、吐出用圧電素子172Aが寿命を迎える前、すなわち、吐出特性の変化によって記録画像に影響を与える前に、インクジェット記録ヘッド232を交換することも可能となる。すなわち、一般に圧電素子の寿命による劣化を高精度で予測することは困難であり、圧電素子による寿命のバラつきも大きい、しかも、インクジェット記録ヘッド232に搭載された吐出用圧電素子172Aに対しては破壊検査を行うこともできないため、その劣化を高精度で知ることは難しい。しかし、第2実施形態では、測定用圧電素子172Bに駆動電圧を印加することにより、その状態(劣化の程度)を高精度で知ることができる。
しかも、波形アンプ276からの駆動電圧として、高い負荷をかけることで劣化を促進するような条件(加速条件)で測定用圧電素子172Bを駆動すれば、使用頻度が最も高い吐出用圧電素子172Aよりも早期に劣化させることができるので、記録画像に影響が出ないようにすることが可能となる。
また、第2実施形態のインクジェット記録装置212では、印字用ノズル162Aのノズル詰まりを効率的に(無駄な動作を少なくして)解消することもできる。すなわち、一般的には、最もノズル詰まりが進行した印字用ノズル162Aについて、このノズル詰まりが回復不能となる直前で目詰まり解消の動作(ダミージェットやバキューム等)を行うことが好ましい。そして、本実施形態では、使用頻度が低く、目詰まりが発生しやすい部分に配置された非印字ノズル162Bにおいて、対応する測定用圧電素子172Bの特性から目詰まりを検知するので、従来のように余裕を見て早期にノズル詰まり解消の動作を行う必要がなく、効率的にノズル詰まりを解消できる。
しかも、印字用ノズル162Aの目詰まりが、目詰まり回復手段135による目詰まり解消動作でも回復不能な場合には、筐体114に設けられた報知部286によってその旨が報知される。
なお、本発明の上記各実施形態において、波形アンプ176での駆動電圧の調整(測定用圧電素子172Bでの測定結果に基づく波形の調整)は、印字用ノズル162Aのそれぞれに対応して行ってもよいし、複数の印字用ノズル162Aをグループ化して印字用ノズルユニットを構成し、このユニットごとに行ってもよい。前者の構成では、より精密な調整が可能となる。後者の構成では、波形アンプ176の構造やシーケンスを簡略化できる。なお、この印字用ノズル162Aのグループは、印字用ノズル群162Gと一致していてもよいが、印字用ノズル群162Gとは別に、駆動電圧を調整するための単位として印字用ノズル162Aのユニットが構成されていてもよい。
また、上記各実施形態では、本発明の液滴吐出装置として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を挙げたが、本発明の液滴吐出装置は、用紙P上へ画像(文字を含む)を記録するものに限定されない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、インク処理液を併用したり、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりする等、工業用に用いられる液滴吐出装置全般が広く含まれる。
本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 (A)は本発明のインクジェット記録ヘッドを示す斜視図であり、(B)はこのインクジェット記録ヘッドで構成された長尺型ヘッドを示す斜視図である。 本発明に係る長尺型ヘッドのノズル配列を示す部分拡大図である。 本発明に係るインクジェット記録ヘッドのイジェクタ及びノズルを示す説明図である。 本発明に係るインクジェット記録ヘッドのイジェクタ及びノズルを拡大して示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの内部構成を示す概略ブロック図である。 比較例のインクジェット記録ヘッドの内部構成を示す概略ブロック図である。 圧電素子の静電容量と温度との一般的な関係を定性的に示すグラフである。 ノズルがマトリクス配置されたインクジェット記録ヘッドでのノズル毎の圧電素子の固有振動数のバラツキを、設計目標値からのズレ量で示す説明図である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの内部構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
112 インクジェット記録装置
114 筐体
116 給紙トレイ
118 ピックアップロール
120 搬送ローラ対
122 搬送経路
124 駆動ロール
126 従動ロール
128 搬送ベルト
128F 平坦部分
130 記録ヘッドアレイ
132 インクジェット記録ヘッド
133 吸引ポンプ(目詰まり回復手段)
134 メンテナンスユニット(メンテナンス手段、目詰まり回復手段)
135 回復手段
136 帯電ロール
138 剥離プレート
140 長尺型ヘッド
142 排出ローラ対
144 排出経路
146 排紙トレイ
148 クリーニングロール
150 反転用ローラ対
152 反転経路
154 インクタンク
155 インク供給系
156 フレキシブル配線板
158 記録ヘッド制御手段(吐出用駆動回路)
160A 吐出用イジェクタ
160B 測定用イジェクタ
162A 印字用ノズル
162G 印字用ノズル群
162B 非印字ノズル
162C 非印字ノズル
164 振動板
166 インク供給路
168 インク供給口
170 圧力室
172A 吐出用圧電素子
172B 測定用圧電素子
174 波形生成回路
176 波形アンプ(駆動波形調整回路)
178 個別素子選択回路
178B 個別素子選択回路
180 圧電素子特性測定回路
182 切り替えスイッチ
212 インクジェット記録装置
232 インクジェット記録ヘッド
274 波形生成回路
276 波形アンプ(駆動波形調整回路)
282 切り替えスイッチ
284 目詰まりセンサ
286 報知部(報知手段)
P 用紙
SE 吐出領域

Claims (13)

  1. 液滴を吐出するための印字用ノズルと、
    前記印字用ノズルに対応して備えられ印字用ノズルから液滴を吐出するために液体に圧力を作用させる吐出用圧電素子と、
    前記吐出用圧電素子を駆動する吐出用駆動回路と、
    液滴を吐出しない非印字ノズルと、
    前記非印字ノズルに対応して備えられた測定用圧電素子と、
    前記測定用圧電素子の特性を測定可能な特性測定回路と、
    を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記測定用圧電素子が、前記吐出用駆動回路と非接続とされていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記測定用圧電素子が、前記吐出用駆動回路と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記吐出用駆動回路が、前記吐出用圧電素子の駆動波形を調整する駆動波形調整回路、
    を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記駆動波形調整回路が、複数の前記印字用ノズルで構成されるノズルユニットごとに前記駆動波形を調整可能とされていることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記駆動波形調整回路が、前記印字用ノズルのそれぞれに対し前記駆動波形を調整可能とされていることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記駆動波形調整回路が、前記測定用圧電素子の特性に基づいて推定された温度によって前記駆動波形を調整可能とされていることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドであって、
    前記非印字ノズル及び前記測定用圧電素子が、この液滴吐出ヘッドの製造ばらつきを低減させるためのダミーパターンを兼ねていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  9. 請求項3に記載の液滴吐出ヘッドであって、
    複数の前記印字用ノズルによって印字用ノズル群が構成され、
    前記非印字ノズルが、前記印字用ノズル群の周囲の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  10. 請求項3に記載の液滴吐出ヘッドであって、
    前記非印字ノズルから液滴が不吐出とされ、
    前記吐出用駆動回路が吐出用圧電素子よりも高い負荷を測定用圧電素子に作用させることが可能とされていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドを複数つなぎ合わせて構成された長尺型ヘッドであって、隣接する液滴吐出ヘッドの隣接部分近傍では、測定用圧電素子の特性がより近くなる方向でそれぞれの液滴吐出ヘッドが配置されていることを特徴とする長尺型ヘッド。
  12. 請求項9に記載の液滴吐出ヘッドと、
    少なくとも前記液滴吐出ヘッドの印字用ノズルの目詰まりを回復する目詰まり回復手段と、
    前記非印字ノズルで生じた目詰まりが前記目詰まり回復手段で回復不能の場合に報知する報知手段と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  13. 請求項3に記載の液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドの印字用ノズル及び非印字ノズルにメンテナンス処理を施すことが可能なメンテナンス手段と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014151508A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Konica Minolta Inc インクジェットヘッドおよびそれを備えたインクジェットプリンタ
JP2014151509A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Konica Minolta Inc インクジェットヘッドおよびそれを備えたインクジェットプリンタ
JP2017113914A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、液体吐出装置に設けられるヘッドユニット、及び、液体吐出装置の制御方法

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