JP2019009391A - 薄膜コンデンサ及び電子部品内蔵基板 - Google Patents

薄膜コンデンサ及び電子部品内蔵基板 Download PDF

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Abstract

【課題】低ESL化を実現しながら再配線層からの電界放出を抑制する。【解決手段】薄膜コンデンサ1は、グランド電位が与えられる第1電極層としての電極層11,13,15,17と、前記グランド電位とは異なる電位が与えられる第2電極層としての電極層12,14,16,18と、第1電極層及び第2電極層に挟まれた誘電体層20と、を含む容量部10と、容量部10に対して積層され、第1電極層に対してビア導体を介して接続される第1導体61と、第2電極層に対してビア導体を介して接続される第2導体62と、を含む複数の再配線層としての第1配線層31及び第2配線層32と、を有し、複数の再配線層に含まれる各配線層において、第2導体62は、第1導体61に囲まれる。【選択図】図3

Description

本発明は、薄膜コンデンサ及び電子部品内蔵基板に関する。
電子部品等に用いられる薄膜コンデンサについては、ESL(等価直列インダクタンス)を低くすることが求められている。特許文献1では、再配線層に相当する中間電極層の導体部の形状及び配置を変更することで、ESLを低減することが検討されている。
国際公開第2016/136411号
しかしながら、特許文献1記載の薄膜コンデンサの場合、電流が流れた際に再配線層からの電界放出が発生し、他の電子部品に対するノイズ源となってしまう可能性が考えられる。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、低ESL化を実現しながら再配線層からの電界放出が抑制される薄膜コンデンサ及び電子部品内蔵基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る薄膜コンデンサは、グランド電位が与えられる第1電極層と、前記グランド電位とは異なる電位が与えられる第2電極層と、前記第1電極層及び前記第2電極層に挟まれた誘電体層と、を含む容量部と、前記容量部に対して積層され、前記第1電極層に対してビア導体を介して接続される第1導体と、前記第2電極層に対してビア導体を介して接続される第2導体と、を含む複数の再配線層と、を有し、前記複数の再配線層に含まれる各再配線層において、前記第2導体は、前記第1導体に囲まれる。
上記の薄膜コンデンサによれば、複数の再配線層において、グランド電位とは異なる電位が与えられる第2導体が、グランド電位が与えられる第1導体に囲まれる。したがって、第2導体からの電界放出が抑制される。また、薄膜コンデンサに対して電流を流した場合、第1導体と第1電極層とを接続するビア導体と、第2導体と第2電極層とを接続するビア導体とに対して流れる電流の方向が逆方向となるため、電流が流れることによるESLの上昇を打ち消し合うことができる。したがって、低ESL化を実現しながら再配線層からの電界放出が抑制される薄膜コンデンサを得ることができる。
前記第1電極層は、前記第2電極層よりも前記再配線層から離間する位置に設けられる態様とすることができる。
上記のように、第1電極層が第2電極層よりも再配線層から離間する位置に設けられることで、第2導体又は容量部の第2電極層からの電界放出がある場合でも、グランド電位が与えられた第1電極層により再配線層から離間する側への電界放出を抑制することができる。
前記第2導体は、外周が全て前記第1導体により囲われている態様とすることができる。
上記のように、第2導体の外周全てが第1導体により囲われている場合、第2導体からの電界放出、特に配線層の延在方向に沿った放出を効果的に抑制することができる。
前記第1導体の端部に対して前記第2導体の端部が外方に突出していない態様とすることができる。
上記のように、第2導体の端部が第1導体の端部に対して外方に突出していない構成であっても、第1導体が第2導体からの電界放出を抑制することができる。
また、本発明の一形態に係る電子部品内蔵基板は、上記の薄膜コンデンサと、前記薄膜コンデンサの周囲に設けられ、前記薄膜コンデンサにおける積層方向に沿って延びると共に前記グランド電位が与えられるビア導体と、前記容量部に対して前記再配線層とは逆側に設けられて、導体材料からなり、前記グランド電位が与えられるグランド配線層と、を有する。
上記の電子部品内蔵基板によれば、第1導体によって電界放出が抑制されている薄膜コンデンサの周囲に、グランド電位が与えられるビア導体が設けられる。また容量部に対して再配線とは逆側にもグランド電位が与えられるグランド配線層が設けられる。このような構成とすることで、低ESL化を達成しながら、グランド電位が与えられるビア導体及びグランド配線層が、第2導体又は第2電極層からの電界放出を効果的に抑制することができる。
本発明によれば、低ESL化を実現しながら再配線層からの電界放出が抑制される薄膜コンデンサ及び電子部品内蔵基板が提供される。
本発明の一形態に係る薄膜コンデンサの概略構成図である。 電極層の平面図である。 第1配線層、第2配線層及び外部端子の平面図である。 薄膜コンデンサ及び比較例に係る薄膜コンデンサに対して電流を流して電場を発生させた場合の電界放出のシミュレーション結果を示す図である。 第1配線層における導体の配置の変形例を示す図である。 第1配線層におけるスリットの幅を変化させた薄膜コンデンサについて、電場を発生させた場合の電界放出のシミュレーション結果を示す図である。 第1配線層における第2導体の突出量を変化させた薄膜コンデンサについて、電場を発生させた場合の電界放出のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の一形態に係る電子部品内蔵基板の概略構成図である。 本発明の他の形態に係る電子部品内蔵基板の概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一形態に係る薄膜コンデンサの概略構成図である。図1に示すように、薄膜コンデンサ1は、基材2と、基材2上に積層された容量部10と、容量部10上に積層された第1配線層31及び第2配線層32と、外部端子50(50A,50B)と、を含む。容量部10と第1配線層31との間、第1配線層31と第2配線層32との間、第2配線層32と外部端子50との間には、絶縁層40が介在している。
なお、本明細書中において「積層方向」とは、基材2、容量部、第1配線層31、第2配線層32というように、基材2から外部端子50に向けて各層が順次重なる方向である。また、以下の説明では、積層方向に沿って外部端子50側を「上」、積層方向に沿って基材2側を「下」として説明する場合がある。
容量部10は、基材2上に、電極層11,12,13,14,15,16,17,18が順次積層されていて、隣接する電極層の間には、基材2側から順に誘電体層20(20a〜20g)が順次積層されている。
容量部10の各電極層(電極層11〜18)は、導電性を有する材料によって形成される。具体的には、主成分としてニッケル(Ni)や銅(Cu)を含有する材料が電極層として好適に用いられ、Niが特に好適に用いられる。なお、「主成分」であるとは、当該成分の占める割合が50質量%以上であることをいう。また、各電極層の主成分がNiである場合、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、レニウム(Re)、タングステン(W)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、及び銀(Ag)からなる群より選ばれる少なくとも一種(以下、「添加元素」と記す。)を更に含有してもよい。
また、各電極層の厚さは、例えば、10nm〜1000nm程度である。なお、薄膜コンデンサ1は、基材2を省略した構成としてもよい。その場合、最下層の電極層である電極層11を他の電極層と比べて厚くして剛性を高める構成とすることができる。その場合、電極層11を例えば、300nm〜100μm程度とすることができる。
電極層11〜18のうち、電極層11,13,15,17は、外部端子50A等を介して外部のグランド配線に接続されるため、グランド電位が与えられる第1電極層として機能する。また、電極層12,14,16,18は、グランド電位とは異なる電位が与えられる第2電極層として機能する。
誘電体層20(20a〜20g)は、ペロブスカイト系の誘電体材料によって構成される。本実施形態におけるペロブスカイト系の誘電体材料としては、BaTiO(チタン酸バリウム)、(Ba1−XSr)TiO(チタン酸バリウムストロンチウム)、(Ba1−XCa)TiO、PbTiO、Pb(ZrTi1−X)O等のペロブスカイト構造を持った(強)誘電体材料や、Pb(Mg1/3Nb2/3)O等に代表される複合ペロブスカイトリラクサー型強誘電体材料や、BiTi12、SrBiTa等に代表されるビスマス層状化合物、(Sr1−XBa)Nb、PbNb等に代表されるタングステンブロンズ型強誘電体材料等から構成される。ここで、ペロブスカイト構造、ペロブスカイトリラクサー型強誘電体材料、ビスマス層状化合物、タングステンブロンズ型強誘電体材料において、AサイトとBサイト比は、通常整数比であるが、特性向上のため、意図的に整数比からずらしてもよい。なお、誘電体層20の特性制御のため、誘電体層20に適宜、副成分として添加物質が含有されていてもよい。なお、誘電体層20の特性制御のため、誘電体層20に適宜、副成分として添加物質が含有されていてもよい。誘電体層20の厚さは、例えば、10nm〜1000nmである。
第1配線層31及び第2配線層32は、容量部10に含まれる各電極層と外部端子50とを接続するための再配線層として機能する。すなわち、薄膜コンデンサ1は、2層の再配線層を有する。第1配線層31及び第2配線層32は、導体パターンにより形成される。なお、本実施形態では、第1配線層31及び第2配線層32のそれぞれが、与えられる電位が互いに異なる2種類の導体である第1導体61と第2導体62とから構成される。第1導体61は、グランド電位が与えられる電極層11,13,15,17とビア導体を介して接続されると共に、一方側の外部端子50Aとも接続される導体である。また、第2導体62は、グランド電位とは異なる電位が与えられる電極層12,14,16,18とビア導体を介して接続されると共に、一方側の外部端子50Bと接続される導体である。
第1配線層31及び第2配線層32を構成する第1導体61及び第2導体62は、それぞれ導電性を有する材料によって形成される。具体的には、主成分としてニッケル(Ni)や銅(Cu)を含有する材料が第1導体61及び第2導体62として好適に用いられ、Cuが特に好適に用いられる。また、第1配線層31及び第2配線層32の厚さは、例えば、1μm〜5μm程度である。
容量部10の各電極層と第1配線層31との間、第1配線層31と第2配線層32との間には、複数のビア導体70(70a〜70h、及び、70s、70t)が設けられる。ビア導体70の配置の詳細については後述するが、ビア導体70が設けられることで、容量部10の各電極層と外部端子50A、50Bとがそれぞれ接続される。ビア導体70は、それぞれ導電性を有する材料によって形成される。具体的には、主成分としてニッケル(Ni)や銅(Cu)を含有する材料がビア導体70として好適に用いられる。
絶縁層40は、容量部10と第1配線層31との間、第1配線層31と第2配線層32との間、第2配線層32と外部端子50との間を埋めるように設けられる。また、絶縁層40は、ビア導体70を周囲にも設けられる。絶縁層40の材料は、絶縁性を有する材料であれば特に限定されないが、例えば、ポリイミド等の非導電性樹脂、ガラス(SiO)、アルミナ(Al)、シリコンナイトライド(SiN)等の無機材料、あるいはこれらを混合又は積層させた絶縁材料等を用いることができるが、樹脂材料が好適に用いられる。絶縁層40の厚さ(容量部と第1配線層31との間、第1配線層31と第2配線層32との間、第2配線層32と外部端子50の取り付けられる表面との間、等の長さ)は、例えば、0.5μm以上10μm以下である。なお、絶縁層40は、複数の絶縁層を積層して形成されていてもよい。
次に、図2及び図3を参照しながら、薄膜コンデンサ1における各電極層、第1配線層31、第2配線層32、及び外部端子50の配置について説明する。図2(A)〜(H)は、電極層11〜電極層18の平面図である。また、図3(A)は第1配線層31の平面図であり、図3(B)は第2配線層32の平面図であり、図3(C)は外部端子50の配置例を示す平面図である。
図2(A)に示すように、電極層11は平面形状が四角形であり、8個のビア導体70aが延びている。
図2(B)に示すように、電極層12の平面形状は四角形であり、下から延びてきた対8つのビア導体70aを通す8個の貫通孔を備える。また、ビア導体70aの貫通孔に並列して8個のビア導体70bが上方に延びている。
図2(C)に示すように、電極層13の平面形状は四角形であり、下から延びてきた前述のビア導体70a,70bを通す16個の貫通孔を備え、これに並列して並ぶ8つのビア導体70cが上方に延びている。
図2(D)に示すように、電極層14の平面形状は四角形であり、下から延びてきた前述のビア導体70a〜70cを通す24個の貫通孔を備え、これに並列して並ぶ8つのビア導体70dが上方に延びている。
図2(E)に示すように、電極層15の平面形状は四角形であり、下から延びてきた前述のビア導体70a〜70dを通す32個の貫通孔を備え、これに並列して並ぶ8つのビア導体70eが上方に延びている。
図2(F)に示すように、電極層16の平面形状は四角形であり、下から延びてきた前述のビア導体70a〜70eを通す40個の貫通孔を備え、これに並列して並ぶ8つのビア導体70fが上方に延びている。
図2(G)に示すように、電極層17の平面形状は四角形であり、下から延びてきた前述のビア導体70a〜70fを通す48個の貫通孔を備え、これに並列して並ぶ8つのビア導体70gが上方に延びている。
図2(H)に示すように、電極層18の平面形状は四角形であり、下から延びてきた前述のビア導体70a〜70gを通す56個の貫通孔を備え、これに並列して並ぶ8つのビア導体70hが上方に延びている。
上記のように、8つの電極層からそれぞれビア導体70a〜70hが8つずつ上方に延びている。そして、これらのビア導体が貫通する電極層では、ビア導体の周囲に貫通孔が設けられる。したがって、上方の電極層に向かうにつれて貫通するビア導体及び貫通孔の数が増加している。
なお、図2(A)〜(H)では、電極層11,13,15,17と、電極層12,14,16,18と、は、色を区別して示している。これは、グランド電位が与えられる電極層11,13,15,17を、他の電極層と区別して示しているものである。なお、各層から上方に延びるビア導体は、各層と同じ電位を有する。したがって、ビア導体70a,70c,70e,70gは、グランド電位が与えられ、ビア導体70b,70d,70f,70hは、グランド電位とは異なる電位が与えられる。
次に、図3(A)に示すように、第1配線層31の平面形状は四角形状である。第1配線層31は、下から延びてきたグランド電位とは異なる電位が与えられるビア導体70b,70d,70f,70hのうち、隣接するビア導体同士をまとめて(本例では4つずつ)接続する第2導体62を有する。第2導体62は、第1配線層31において複数(本例では8つ)分散配置されると共に、複数の第2導体62の周囲を覆いながら、下から延びてきたグランド電位が与えられるビア導体70a,70c,70e,70gをまとめて接続する第1導体61と、を有している。図3(A)に示すように、第1配線層31では、外形が四角形状の第1導体61に対して、複数の第2導体62が島状に配置された状態となっている。複数の第2導体62は、それぞれ外周が第1導体61に全て囲われた状態となっている。
また、第1配線層31は、第1導体61から上方延びる13個のビア導体70sと、第2導体62から上方延びる12個のビア導体70tと、を有している。これらのビア導体70s、70tは、上面の第2配線層32との間を接続するものである。
図3(B)に示すように、第2配線層32の平面形状は四角形状である。第2配線層32は、下から延びてきた12個のビア導体70tに接続する第2導体62が複数(本例では12個)分散配置されると共に、複数の第2導体62の周囲を覆いながら、下から延びるビア導体70sをまとめて接続する第1導体61と、を有している。図3(B)に示すように、第2配線層32では、外形が四角形状の第1導体61に対して、複数の第2導体62が島状に配置された状態となっている。複数の第2導体62は、それぞれ外周が第1導体61に全て囲われた状態となっている。
図3(C)に示すように、第2配線層32に対して接続される外部端子50A,50B)は、第2配線層32における第1導体61及び第2導体62の配置に対応して配置される。外部端子50Aは、第1導体61の上方付近に配置される。また、外部端子50Bは、第2導体62の上方付近に配置される。そして、各外部端子50が有するビア導体部51(図1参照)により、第2配線層32の導体と各外部端子50とが接続される。
上記の薄膜コンデンサ1は、例えば以下の方法で製造することができる。まず、基材2上に各電極層(電極層11〜電極層18)と誘電体層20(20a〜20g)とを交互に積層すると共に各層のパターニングを行って容量部10を形成する。各電極層の積層方法としては、例えばDCスパッタリング等が挙げられる。また、誘電体層20の積層方法としては、溶液法、スパッタリング等のPVD(Physical Vapor Deposition)法、又はCVD(Chemical Vapor Deposition)法等の成膜技術を用いることができる。ただし、積層方法は特に限定されない。また、誘電体層の形成時に焼成を行ってもよい。
その後、基材2上に形成された容量部10上に溶液法、スパッタリング等のPVD法を用いて絶縁層を形成した後、レーザ加工等によりビア導体を形成するための開口を形成し、開口内にビア導体を充填する。その後、配線層の形成、絶縁層の積層、ビア導体の形成を繰り返すことで第1配線層31及び第2配線層32を含む領域を形成し、最後に外部端子50を取り付けることで、図1に示す薄膜コンデンサが得られる。
ここで、本実施形態に係る薄膜コンデンサ1では、再配線層となる第1配線層31及び第2配線層32のそれぞれにおいて、グランド電位が与えられる第1導体61が、グランド電位とは異なる電位が与えられる第2導体62の周囲を囲うように設けられることを特徴とする。このような構成とすることで、薄膜コンデンサ1の使用時に電流が流れることでグランド電位とは異なる電位が与えられる第2導体62において電界放出が発生した場合でも、第2導体62の周囲に設けられたグランド電位が与えられる第1導体61により緩和することができる。したがって、第2導体62がアンテナとして機能して他の電子部品等に対するノイズ源となることを防ぐことができる。
また、薄膜コンデンサ1では、再配線層として複数の配線層(第1配線層31及び第2配線層32)が設けられているが、複数の配線層のそれぞれにおいて、第2導体62が第1導体61により囲われている構造となっている。複数の配線層の一部において、第2導体62が第1導体61に囲われていない状態となっている場合、その配線層において外部への電界放出が発生する可能性がある。これに対して、複数の配線層のそれぞれにおいて第1導体61により第2導体62を囲い電界放出を抑制する構成とすることで、外部への電界放出を効果的に抑制することができる。
特に、薄膜コンデンサ1では、第1配線層31及び第2配線層32のそれぞれにおいて、複数の第2導体62の外周の全てが第1導体61に囲われた状態となっている。このような場合、第2導体62からの電界放出、特に配線層の延在方向に沿った放出を効果的に抑制することができる。
また、薄膜コンデンサ1では、図2及び図3に示すように、グランド電位が与えられるビア導体70a,70c,70e,70gと、グランド電位とは異なる電位が与えられるビア導体70b,70d,70f,70hと、が混在した状態となっている。これらのビア導体70a,70c,70e,70gと、ビア導体70b,70d,70f,70hと、では、電流の流れる方向が互いに逆となり、電流が流れることによるESL(等価直列インダクタンス)及びESR(等価直列抵抗)の上昇を打ち消し合うことができる。したがって、絶縁層40内における電流経路における電流の流れる方向の偏りが抑制され、低ESL化及び低ESR化が実現される。なお、与えられる電位が互いに異なるビア導体同士(例えば、ビア導体70aとビア導体70b)の距離は、0.20μm〜100μm程度であることが好ましい。このような構成である場合に、ビア導体間でのESLの上昇の打ち消しによる上記のESL,ESRの低減効果がさらに高められる。
また、薄膜コンデンサ1では、容量部10における最下層の電極層11に対してグランド電位が与えられる構成となっている。すなわち、容量部10においては、グランド電位が与えられる電極層11(第1電極層)が、グランド電位とは異なる電位が与えられる電極層12,14,16,18(第2電極層)よりも、下方、すなわち再配線層から離間する位置に設けられている。したがって、第2導体62又は容量部10における電極層12,14,16,18からの電界放出がある場合でも、グランド電位が与えられた電極層11が下方側(基材2側)への電界放出を抑制することができる。薄膜コンデンサ1のように、容量部10の下方に十分な厚さの基材2が設けられている場合には、基材2が電界放出を抑制することができるが、例えば、最下層の電極層11が基材としての機能を有している場合には、電極層11に対してグランド電位を与えることで、容量部10又はその上方からの電界放出を電極層11により抑制することが可能となる。
第1導体61により第2導体62を囲うことで、電界放出が抑制されることについて確認した結果、及びESR及びESLを評価した結果について説明する。
図4は、本実施形態に係る薄膜コンデンサ1及び比較例に係る薄膜コンデンサに対して電流を流して電場を発生させた場合の電界放出のシミュレーションをHFSS(High-Frequency Structure Simulator:ANSYS社製、電磁界シミュレーションソフトウェア)を用いて行った結果を示す図である。図4(A)は、本実施形態に係る薄膜コンデンサ1をモデルとして設定した場合(ただし容量部10の電極層の数は8層となっている)に、当該モデルに対して製品端子入出力間に1Wのパワーを周波数300MHzで発生させた場合の電界放出をシミュレートした結果を示している。また、図4(B)は、図4(A)のシミュレーションに用いた本実施形態に係る薄膜コンデンサ1に対応するモデルと比較して、第1配線層31の第1導体61と第2導体62とを入れ替えた薄膜コンデンサをモデルとして設定し、同一の条件でシミュレートした結果を示している。図4(A)及び図4(B)のいずれにおいても、実線L1は、モデルとなる薄膜コンデンサの外形を示していて、破線L2は、基材表面を示している。すなわち、容量部及び再配線層は破線L2よりも上部に配置されている。
図4(A)に示す結果では、薄膜コンデンサの内部では電界放出が発生しているが、外部(実線L1の外側)へは電界放出されていない。一方、図4(B)に示す結果では、薄膜コンデンサの外部(実線L1の外側)においても電界放出が発生していることがわかる。このように、再配線層における第1導体61と第2導体62との配置によって、外部への電解放出には差異が生じることが確認された。
(変形例)
上記実施形態では、薄膜コンデンサ1の再配線層である第1配線層31及び第2配線層32において、第2導体62の外周が全て第1導体61により覆われている状態について説明した。ただし、第2導体62が第1導体61により「囲われている」状態とは、第2導体62の周囲全てが第1導体61により覆われている状態に限定されず、第2導体62の外周の一部が第1導体61には覆われておらず、外方に露出している状態も含まれる。例えば、第1配線層31のように、第2導体62の外周が長辺(ビア導体70b,70d,70e,70hの延在方向に延びる領域)と、短辺(ビア導体70b,70d,70e,70hの延在方向に対して交差する方向に延びる領域)とを有している場合、第2導体62の外周のうち長辺側の領域は第1導体61に囲われている、すなわち、第2導体62の長辺側の端部に対して第1導体61が近接配置していて、長辺側の端部は外方に露出していないことが好ましい。一方、第2導体62の短辺側の端部は、外方に露出していない場合でも、第1導体61の配置によっては、第2導体62からの電界放出を抑制することができる。
図5(A)は、再配線層である第1配線層31における第1導体61及び第2導体62の配置の変更例を示す図である。図5(A)に示す例では、8つの第2導体62それぞれにおいて、外周のうち第1配線層31の端部と近接する位置の第1導体61にスリットSが設けられている。薄膜コンデンサとしては、スリットSに対応する領域には上下の絶縁層40を形成する絶縁材料が入り込む状態となる。すなわち、スリットSのある位置では、第2導体62の外周と第1配線層31外部との間に第1導体61が介在しない状態となる。このような場合でも、スリットSの幅に依存せずスリットSの周囲の第1導体61によって第2導体62からの電界放出を抑制することができる。
図6は、第1配線層31におけるスリットSの幅を変化させた薄膜コンデンサについて、電場を発生させた場合の電界放出のシミュレーションをHFSS(High-Frequency Structure Simulator)を用いて行った結果を示す図である。図6は、本実施形態に係る薄膜コンデンサ1(ただし容量部10の電極層の数は8層となっている)について、第1配線層31の第1導体61に図5(A)に示すようなスリットSを設けたモデルを設定し、当該モデルに対して製品端子入出力間に1Wのパワーを周波数300MHzで発生させた場合の電界放出をシミュレートした結果を示している。図6(A)は、スリット幅W1が30μmである場合のシミュレーション結果を示す図であり、図6(B)は、スリット幅W1が60μmである場合のシミュレーション結果を示す図であり、図6(C)は、スリット幅W1が120μmである場合のシミュレーション結果を示す図である。なお、スリットSの長さW2(すなわち、第1導体61の端部(第1配線層31の端部)から第2導体62の端部までの距離)は、それぞれ75μmとし、第2導体62の幅W3は、それぞれ60μmとした。また、図6(A)〜(C)における実線L1及び破線L2は、図4と同様である。すなわち、実線L1は、モデルとなる薄膜コンデンサの外形を示していて、破線L2は、基材表面を示している。
図6(A)〜(C)に示す結果では、薄膜コンデンサの内部では電界放出が発生していて、その分布は各モデルにおいて互いに異なっているが、外部(実線L1の外側)へは電界放出されていない。このように、第2導体62を囲む第1導体61の一部にスリットSが形成されている場合であっても、第1導体61により、外部への電解放出が抑制されることが確認された。
なお、第1配線層31のように第2導体62の外形が長辺/短辺を有する形状ではない場合もある。この場合、第2導体62の外周のうちの75%以上が第1導体61により囲われている状態であると、第2導体62が外部に露出されている場合と比較して、第2導体62による外部への電界放出を抑制することができると考えられる。ただし、第1導体61の端部に対して第2導体62の端部が外方(配線層の外側)に突出している場合には、当該領域において外部への電界放出が発生する可能性があると考えられる。したがって、第1導体61の端部に対して第2導体62の端部が突出していない構成とすることが好ましい。
図5(B)は、再配線層である第1配線層31における第1導体61及び第2導体62の配置の変更例を示す図である。図5(B)に示す例では、8つの第2導体62それぞれにおいて、一方の短辺側の端部が第1導体61のスリットS等を介さずに外部(第1配線層31の端部)に露出している例を示している。この場合、第2導体62の四辺のうち三辺の周囲は第1導体61に囲われているが、短辺側の一方の周囲は第1導体61に囲われていない状態となっている。このような構造とした場合でも、第1導体61に囲われていない側の第2導体62の端部が、第1導体61の端部と同じ位置もしくはそれよりも内側である場合には、第1導体61によって外部への電界放出が抑制される。一方、第1導体61に囲われていない側の第2導体62の端部が、第1導体61の端部よりも外側である場合には、外部への電界放出が発生する。ただし、第2導体62の突出量によって外部への電界放出の量は変化すると考えられる。
図7は、第1配線層31における第1導体61に対する第2導体62の突出量を変化させた薄膜コンデンサについて、電場を発生させた場合の電界放出のシミュレーションをHFSS(High-Frequency Structure Simulator)を用いて行った結果を示す図である。図6は、本実施形態に係る薄膜コンデンサ1(ただし容量部10の電極層の数は8層となっている)について、第1配線層31の第2導体62が図5(B)に示すように外部に露出した状態のモデルを設定し、当該モデルに対して製品端子入出力間に1Wのパワーを周波数300MHzで発生させた場合の電界放出をシミュレートした結果を示している。図7(A)は、第1導体61の端部A1(図5(B)参照)に対する第2導体62の端部A2(図5(B))の突出量を0μmとした場合のシミュレーション結果を示す図である。なお、図5(B)に示す例では、端部A1よりも端部A2が内側にあるため、突出量はマイナスとなっている。図7(B)は、第1導体61の端部A1に対する第2導体62の端部A2の突出量を10μmとした場合(すなわち、第2導体62の端部が10μm突出している場合)のシミュレーション結果を示す図であり、図7(C)は、第1導体61の端部A1に対する第2導体62の端部A2の突出量を25μmとした場合(すなわち、第2導体62の端部が25μm突出している場合)のシミュレーション結果を示す図であり、図7(D)は、第1導体61の端部A1に対する第2導体62の端部A2の突出量を40μmとした場合(すなわち、第2導体62の端部が40μm突出している場合)のシミュレーション結果を示す図である。なお、第2導体62の幅W3(図5(A)参照)は、それぞれ60μmとした。また、図7(A)〜(D)における実線L1及び破線L2は、図4及び図6と同様である。すなわち、実線L1は、モデルとなる薄膜コンデンサの外形を示していて、破線L2は、基材表面を示している。
図7(A)に示す結果では、薄膜コンデンサの内部では電界放出が発生しているが、外部(実線L1の外側)へは電界放出されていない。一方、図7(B)〜(D)に示す結果では、薄膜コンデンサの外部(実線L1の外側)においても電界放出が発生していることがわかる。さらに、外部への第2導体62の突出量が増加するにつれて、電界放出の広がり及び強度が大きくなっている。このように、第2導体62の端部が第1導体61の端部よりも突出していると、外部への電界放出が発生することが確認された。
このように、第1導体61により第2導体62をどのように囲むかによって、電界放出の抑制効果は大きく変わる。少なくとも、第2導体62の外周の75%以上が第1導体61によって囲われている場合には、第2導体62が外側(再配線層の端部側)に設けられている場合と比較して、外部への電界放出を好適に抑制することができる。さらに、第2導体62の端部が第1導体61の端部と同じ位置または内側となるように第2導体62の配置を制御することで、第1導体61により第2導体62からの電界放出をゼロまたはそれに近い状態を実現することができる。
また、第2導体62と、第2導体62を囲む第1導体61の距離が離間している場合、第1導体61による電界放出の抑制効果は低くなる可能性がある。第2導体62からの電界放出をその周囲の第1導体61により抑制する場合、第2導体62と隣接する第1導体61との距離(端部同士の距離)は、第2導体62の最少幅以下であることが好ましい。電界放出の抑制効果は、再配線部における導体層間の距離によっても変動する。この値は第2導体62と隣接する第1導体61との距離(端部同士の距離)以下となる場合に電界放出の抑制効果がさらに高くなる。このような関係を満たす場合に、第1導体61によって第2導体62からの電界放出を効果的に抑制することができる。
さらに、上記実施形態の薄膜コンデンサ1では、容量部10及び再配線層(第1配線層31及び第2配線層32)が薄膜コンデンサ1の外周周辺まで延在している場合について説明したが、再配線層の第2導体62からの電界放出をさらに抑制する構成として、薄膜コンデンサの周縁に第1導体61と同じくグランド電位が与えられるビア導体を別途設けた電子部品内蔵基板の構成とすることができる。
図8では、上記の構成を有する電子部品内蔵基板3として、薄膜コンデンサ1がグランド配線層2A上の中央付近に配置されて、薄膜コンデンサ1の周囲に第1配線層33、第2配線層34、及びグランド配線層2Bを貫通して上下方向にグランド配線層2Aまで延びるビア導体75が設けられた例を示している。電子部品内蔵基板3では、グランド配線層2Aがニッケル(Ni)や銅(Cu)等の導体材料から構成されていて、容量部10との間には絶縁層40が設けられることで、グランド配線層2Aと薄膜コンデンサ1の間は絶縁される。また、グランド配線層2Bがニッケル(Ni)や銅(Cu)等の導体材料から構成されていて、薄膜コンデンサ1上であって、第1配線層33及び第2配線層34の下方に設けられる。電子部品内蔵基板3では、グランド配線層2Aは、ビア導体75により、グランド配線層2B等と同じグランド電位が与えられる。したがって、電子部品内蔵基板3では、薄膜コンデンサ1の周囲と、再配線層における第2導体62の周囲と、が、グランド電位が与えられる導体材料により囲われた状態となる。このような構成とすることで、電子部品内蔵基板3に対して電流を流して電場を発生させた場合の第2導体62からの電界放出をさらに抑制することが可能となる。また、電子部品内蔵基板3では、薄膜コンデンサ1からの電界放出を抑制することも可能となる。
図9は、上記の構成を有する他の携帯の電子部品内蔵基板4として、グランド配線層2Aが薄膜コンデンサ1の下方の絶縁層40内に設けられている構成を示している。このような構成であっても、電子部品内蔵基板3に対して電流を流して電場を発生させた場合の第2導体62からの電界放出をさらに抑制することが可能となる。また、電子部品内蔵基板3では、薄膜コンデンサ1からの電界放出を抑制することも可能となる。
なお、図8,9に示す電子部品内蔵基板3,4において、薄膜コンデンサ1の周囲に設けられるビア導体75の数は特に限定されないが、ビア導体75の数が多くあり、複数のビア導体75が近接して配置される(例えば、20μm程度)と、ビア導体75による電界放出の抑制効果が高められる。また、ビア導体75に代えて、より幅広の導体板を上下方向に延びるように設けてもよい。この場合でも、この導体板をグランド電位とすることで、電界放出の抑制効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、上記の実施形態では、容量部10が8つの電極層(電極層11〜電極層18)及び7つの誘電体層20(20a〜20g)を有する場合について説明したが、容量部10が有する電極層及び誘電体層の層数は特に限定されず、任意に変更可能である。
また、上記の実施形態では、再配線層として、2層の配線層(第1配線層31及び第2配線層32)を有する場合について説明したが、再配線層の層数は複数であれば特に限定されず、任意に変更可能である。なお、再配線層の層数が変更された場合であっても、全ての再配線層において、グランド電位が与えられる第1導体61が、グランド電位とは異なる電位が与えられる第2導体62を囲う構成とすることで、第2導体62からの電界放出を好適に抑制することができる。
また、再配線層の各層における第1導体61及び第2導体62の形状は、薄膜コンデンサに求められる機能等に応じて適宜変更することができる。
1…薄膜コンデンサ、2…基材、3…電子部品内蔵基板、10…容量部、11〜18…電極層、20…誘電体層、31…第1配線層、32…第2配線層、40…絶縁層、50…外部端子、61…第1導体、62…第2導体、70…ビア導体。

Claims (5)

  1. グランド電位が与えられる第1電極層と、前記グランド電位とは異なる電位が与えられる第2電極層と、前記第1電極層及び前記第2電極層に挟まれた誘電体層と、を含む容量部と、
    前記容量部に対して積層され、前記第1電極層に対してビア導体を介して接続される第1導体と、前記第2電極層に対してビア導体を介して接続される第2導体と、を含む複数の再配線層と、
    を有し、
    前記複数の再配線層に含まれる各再配線層において、前記第2導体は、前記第1導体に囲まれる、薄膜コンデンサ。
  2. 前記第1電極層は、前記容量部において前記第2電極層よりも前記再配線層から離間する位置に設けられる、請求項1に記載の薄膜コンデンサ。
  3. 前記第2導体は、外周が全て前記第1導体により囲われている、請求項1又は2に記載の薄膜コンデンサ。
  4. 前記第1導体の端部に対して前記第2導体の端部が外方に突出していない、請求項1又は2に記載の薄膜コンデンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄膜コンデンサと、
    前記薄膜コンデンサの周囲に設けられ、前記薄膜コンデンサにおける積層方向に沿って延びると共に前記グランド電位が与えられるビア導体と、
    前記容量部に対して前記再配線層とは逆側に設けられて、導体材料からなり、前記グランド電位が与えられるグランド配線層と、
    を有する、電子部品内蔵基板。
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