JP2019008666A - 情報処理装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークフローを容易に作成することを可能とする情報処理装置を提供する。【解決手段】本発明の情報処理装置は、ワークフローを作成および編集するワークフロー作成画面201を表示し、ワークフロー作成画面201に対するユーザの操作を検知する。ワークフロー作成画面201に対して、ワークフローパーツ211〜220を配置し、配置されたワークフローパーツを実行する順序に従い接続線で繋げることによりワークフローを作成および編集するための編集領域202の表示を更新する操作が行われたと検知されると、情報処理装置は、配置されたワークフローパーツであって、連続する2つのワークフローパーツ501および703のうち、ワークフローパーツ501の出力情報が、ワークフローパーツ703の入力情報の条件と合致しない場合、空領域804を挿入する。【選択図】図8
Description
本発明は、情報処理装置、制御方法、およびプログラムに関する。
複数の操作や処理を一連の処理フローとしてコンピュータに実行させるワークフローシステムが知られている。ワークフローシステムを利用することによりオフィス業務における繰り返し実行される単純作業や定型化された作業を自動化し、作業にかかる負荷を省力化できる。
ワークフローシステムでは、所定の順序で所定の処理を実行するワークフローを構成する各処理をワークフローパーツ(アイコン)として表現する。ワークフローパーツを並べ、組み合わせることにより、ワークフローにおける処理とデータの流れを定義する。
特許文献1は、ワークフローのサブグループ化を行い、そのサブグループワークフローをエクスポートおよびインポートするワークフローエディタを開示している。さらに、特許文献1は、ワークフローエディタにおいて、インポートされたサブワークフローと入出力データとを接続する際に、サブワークフローと接続可能な入出力データであるかの接続性のチェックが行われることが記載されている。
しかしながら、特許文献1で行われる接続性のチェックでは、あらかじめ作成されたサブワークフローの入力および出力それぞれについて接続可能な入出力データの構造体を保持している。すなわち、特許文献1での接続性のチェックは、ワークフローパーツを一から並べ、組み合わせてワークフローを初めから作成する場合については考慮されていない。
ワークフローシステムは、複雑であり、ワークフローを作成するには数多くのスキルが求められる。例えば、ワークフローシステムで使用される数多くのワークフローパーツのそれぞれの機能を理解する必要がある。また、ワークフローパーツのそれぞれが何を入力データとして受け付け、何を出力データとして差し出すか、すなわち各ワークフローパーツの入出力インタフェイスを理解する必要がある。
また、ワークフローの作成において、ワークフローパーツの各処理をどのような条件を満たしていれば実行するかまたは実行しないかを示す条件分岐や、並列処理などを設定することもありうる。このように、ワークフローの作成は、プログラミングに類する行為であり、プログラミングスキルのない者には困難な作業である。
本発明は、ワークフローを容易に作成することを可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の情報処理装置は、所定の順序に従って所定の処理を実行するワークフローを作成および編集する画面を表示する表示制御手段と、前記画面に対するユーザの操作を検知する検知手段と、を有し、前記画面は、ワークフローを構成する各処理を表すパーツを配置し、配置されたパーツを実行する順序に従い接続線で繋げることにより前記ワークフローを作成および編集するための編集領域を含み、前記検知手段により前記画面に対して前記編集領域の表示を更新する操作が行われたと検知されると、前記表示制御手段は、前記配置されたパーツであって、連続する2つのパーツのうち、先に実行されるパーツの出力情報が、後に実行されるパーツの入力情報の条件と合致しない場合、該2つのパーツの間に、他のパーツが配置される必要があることを示す空領域を挿入する。
本発明の情報処理装置によれば、ワークフローを容易に作成することを可能とする。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。
図1に示す情報処理装置は、CPU101、メモリ102、表示部103、入力装置104、記憶装置(HDD/SDD)105、通信部106、およびバス110を備える。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。
図1に示す情報処理装置は、CPU101、メモリ102、表示部103、入力装置104、記憶装置(HDD/SDD)105、通信部106、およびバス110を備える。
CPU101は、情報処理装置の制御を司る制御部である。CPU101は、キーボードやマウス等の入力装置104等を介してユーザからの指示を受け付け、それに基づき後述するワークフローエディタ等の各種プログラムを実行し、表示部103の表示制御を行う。記憶装置105には、CPU101の動作処理手順、例えば、コンピュータの立ち上げ処理や基本入出力処理、後述するワークフローエディタ等が記憶されている。また、記憶装置105は、各種プログラムの実行により作成されたデータや、処理対象とするデータ等を記憶する。
メモリ102は、CPU101のメインメモリとして機能する。メモリ102は、各種プログラム実行中のデータやプログラムを一時記憶し、作業領域として用いられる。通信部106は、他のデバイスやコンピュータと通信するために用いられる。表示部103には、後述するワークフローエディタの画面が表示される。上述した情報処理装置の各構成要素は、バス110を介して相互に接続されている。
なお、本実施形態に係る情報処理装置は、例えば、PC、サーバ装置、複合機等のデバイスである。また、例えば、クラウドサーバが、後述するワークフローエディタによるワークフローの編集機能をサービスとして登録し、任意のクライアント装置である情報処理装置が外部ネットワークを介して該サービスを利用する形態であってもよい。また、ワークフローを作成する情報処理装置は、該作成されたワークフローを実行するワークフローシステムに含まれていてもよく、また含まれていなくてもよい。
図2は、本実施形態に係るワークフロー作成画面の一例を示す図である。
ワークフロー作成画面201は、ワークフローエディタを実行することにより表示される。ワークフローエディタでは、一連の処理を構成する各処理をパーツ(アイコン)として表現する。このパーツをワークフローパーツと呼ぶ。
ワークフロー作成画面201は、ワークフローエディタを実行することにより表示される。ワークフローエディタでは、一連の処理を構成する各処理をパーツ(アイコン)として表現する。このパーツをワークフローパーツと呼ぶ。
例えば、FAXを受信した際に、その受信データをある特定のファイルサーバの特定のフォルダにPDF形式のファイルとして保存する一連の処理を考える。また、この一連の処理では、ファイルに保存する際には、FAXを受信した日時をファイル名とする。上述した一連の処理は、以下の処理から構成される。
上述した一連の処理は、以下の5つの構成要素となる処理に分解できる。「FAXを画像データとして受信する」、「画像データをPDFファイルに変換する」、「受信日時を指定文字列として取り出す」、「指定文字列をPDFファイルのファイル名とする」、および「ファイルサーバの指定フォルダにPDFファイルを移動する」。
ワークフローエディタでは、これら構成要素がワークフローパーツとして表現される。このように、ワークフローパーツを並べ、組み合わせて、処理とデータの流れを定義したワークフローを作成する。ワークフローを実行することにより、一連の処理を構成する所定の処理が所定の順序に従って実行される。
ワークフロー作成画面201では、ワークフローパーツを一覧表示する領域202、およびワークフローパーツを並べ、組み合わせることによりワークフローを作成する編集領域203を備える。領域202では、スクロールや領域サイズの変更が可能であり、一覧表示するワークフローパーツの種類や個数を変更できる。ワークフローパーツ211〜217は、領域202に一覧表示されるワークフローパーツの一例である。
なお、図2に示したワークフローパーツは一例であり、これに限られるものではない。ワークフローパーツは、作成されるワークフローやワークフローシステムに応じて異なる場合がある。編集領域203では、ワークフローパーツを配置し、各ワークフローパーツを矢印(接続線)で繋ぐことにより、処理および各処理の順序を定義したワークフローが作成される。
各ワークフローパーツを繋げる矢印により、ワークフローパーツの示す処理を実行する順序が決まる。具体的には、矢印の始点から終点の向きに処理は実行される。図2に示す例では、スキャン221が一連の処理の起点となり、OCR222、特定文字座標検出223、の順に処理が実行されることを示している。矢印は、編集領域203に配置された各ワークフローパーツの座標に応じてワークフローエディタが自動的に繋げてもよく、また、ユーザが手動で所望の順番に繋げてもよい。
図3は、ワークフローエディタの動作を説明するためのフローチャートである。
詳細には、図3では、ワークフロー作成画面において、ユーザによる編集領域203の表示を更新する操作を検知した場合のワークフローエディタの動作を説明する。ワークフローエディタは、CPU101により実行される。なお、編集領域203の表示を更新する操作とは、領域202から編集領域203へワークフローパーツを追加した場合や、配置済みのワークフローパーツの配置を変更した場合、編集領域203からワークフローパーツを削除した場合などの操作を指す。
詳細には、図3では、ワークフロー作成画面において、ユーザによる編集領域203の表示を更新する操作を検知した場合のワークフローエディタの動作を説明する。ワークフローエディタは、CPU101により実行される。なお、編集領域203の表示を更新する操作とは、領域202から編集領域203へワークフローパーツを追加した場合や、配置済みのワークフローパーツの配置を変更した場合、編集領域203からワークフローパーツを削除した場合などの操作を指す。
ステップS301にて、ワークフローエディタは、編集領域203に配置済みのワークフローパーツを、矢印で繋がれた順にリストとして取得する。ステップS302にて、ワークフローエディタは、ステップS301にて取得したリストから処理対象として、先頭の、すなわちワークフローの起点となる位置に配置されたワークフローパーツを取得する。
そして先頭のワークフローパーツが、ワークフローによる処理の起点となりうるワークフローパーツか判定する。処理の起点となりうるワークフローパーツとは、該ワークフローパーツの処理により、ワークフローが示す一連の処理を開始できることである。各ワークフローパーツが処理の起点となりうるか否かの詳細については、図4を用いて説明する。
ステップS302にて先頭のワークフローパーツが処理の起点となりうると判定された場合、処理はステップS304に進み、処理の起点となりえないと判定された場合、処理はステップS303に進む。ステップS303にて、ワークフローエディタは、編集領域203に配置済みのワークフローパーツの先頭に空領域を挿入して表示する。
空領域とは、例えば、図6の602のようなワークフローパーツのことであり、編集領域203に表示されているワークフローでは、処理の起点となりうるワークフローパーツが欠けていることを表している。これにより、ユーザは、処理の起点となりうる何等かの処理をワークフローに追加する必要があることがわかる。
ステップ304にて、ワークフローエディタは、リストにおいて処理対象のワークフローパーツに続くワークフローパーツがあるか判定する。次のワークフローパーツがあると判定された場合、処理はステップS305に進み、次のワークフローパーツがないと判定された場合、処理はステップS309に進む。ステップS305にて、ワークフローエディタは、処理対象のワークフローパーツに続くワークフローパーツをステップS301にて取得したリストから取得する。
そして、ステップ306にて、ワークフローエディタは、処理対象のワークフローパーツと、該ワークフローパーツに続くワークフローパーツとの出力情報と入力情報のインタフェイスが一致するか判定する。詳細には、ワークフローエディタは、連続する2つのワークフローパーツのうち、処理の上流にあるワークフローパーツの出力情報と、処理の下流にあるワークフローパーツの入力情報のインタフェイスが一致するか判定する。
なお、出力情報と入力情報のインタフェイスが一致するインタフェイスが一致するとは、入力情報とするデータの属性(タイプ)と一致するデータが、出力情報として出力されることである。データの属性は、例えば、データのメタ情報としてデータに付与されるが、これに限られるものではない。
また、出力情報として出力されるデータが複数ある場合、入力情報とするデータの属性が一致するデータが少なくとも出力されていれば、他の属性のデータが出力情報に含まれていても、出力情報と入力情報のインタフェイスが一致するものとする。ただし、入力情報と出力情報の属性が完全に一致する場合のみ、出力情報と入力情報のインタフェイスが一致するとしてもよい。
連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスが一致すると判定された場合、処理はステップS304に戻る。そして、ワークフローエディタは、処理対象をステップS305で取得したワークフローパーツとして、それに続くワークフローパーツがあるか判定(ステップS304)し、以降、上述した各ステップの処理を繰り返す。一方、連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスが一致しないと判定された場合、処理はステップS307に進む。
ステップS307にて、ワークフローエディタは、連続する2つのワークフローパーツの間に空領域を挿入して表示する。これにより、ユーザは、ワークフロー作成画面201にて、連続する2つの処理として並べたワークフローパーツの、入出力インタフェイスが一致しておらず、直接繋げることができないことがわかる。そして、何等かの処理をワークフローに追加する必要があることがわかる。
ステップS307の処理が完了すると、処理は、ステップステップ304に戻る。そして、ワークフローエディタは、処理対象をステップS305で取得したワークフローパーツとして、それに続くワークフローパーツがあるか判定(ステップS304)し、以降、上述した各ステップの処理を繰り返す。
ステップS309にて、ワークフローエディタは、リストから処理対象のワークフローパーツがワークフローによる処理の終点となりうるワークフローパーツか判定する。これは、ステップS309で処理対象となるワークフローパーツが、ステップS304の判定において、続くワークフローパーツがないと判定されたことによる。処理対象のワークフローパーツが編集領域203に表示されたワークフローの最後尾の位置に配置されたワークフローパーツであることがわかる。
そこで、最後尾のワークフローパーツが処理の終点となりうるワークフローパーツか判定する。終点となりうるワークフローパーツとは、該ワークフローパーツの処理により、ワークフローが示す一連の処理を完了できることである。例えば、一連の処理の結果が所定の場所に出力されるような場合である。各ワークフローパーツが処理の終点となりうるか否かについての詳細は、図4を用いて説明する。
ステップS309にて最後尾のワークフローパーツが処理の終点となりうると判定された場合、処理はステップS311に進み、処理の終点となりえないと判定された場合、処理はステップS310に進む。ステップ310にて、ワークフローエディタは、編集領域203に配置済みのワークフローパーツの最後尾に空領域を挿入して表示する。これにより、ユーザは、処理の終点となりうる何等かの処理をワークフローに追加する必要があることがわかる。
ステップ311にて、ワークフローエディタは、ユーザの入力を受け付ける。ステップS312にて、ワークフローエディタは、ユーザの入力が完了入力であるか編集領域203におけるワークフローパーツの表示の更新かを判定する。ユーザの入力が完了入力の場合、図3に示す処理を終了する。また、ユーザの入力が編集領域203におけるワークフローパーツの表示の更新の場合、処理はステップ301に戻り、以降の処理を繰り返す。
図4は、各ワークフローパーツの動作とインタフェイスについて説明する図である。
ワークフローエディタは、図4に示すデータを有し、図3や図15に示す処理を実行する際に該データを参照する。ワークフローパーツのインタフェイスとは、そのワークフローパーツが必要とする入力情報およびワークフローパーツの処理が終了した際に出力される出力情報である。出力情報は、続くワークフローパーツに受け渡される。なお、図4に示す例は、動作やインタフェイスを単純化した例であり、実際にはより詳細に規定される場合がありうる。
ワークフローエディタは、図4に示すデータを有し、図3や図15に示す処理を実行する際に該データを参照する。ワークフローパーツのインタフェイスとは、そのワークフローパーツが必要とする入力情報およびワークフローパーツの処理が終了した際に出力される出力情報である。出力情報は、続くワークフローパーツに受け渡される。なお、図4に示す例は、動作やインタフェイスを単純化した例であり、実際にはより詳細に規定される場合がありうる。
図4に示す例では、各ワークフローパーツの「入力情報」を参照することにより、そのワークフローパーツがワークフローによる処理の起点になりうるか判定できる。例えば、本実施形態では、「入力情報」に、「起点」が含まれている場合に、そのワークフローパーツが処理の起点となりうる。
例えば、「1.1:スキャン」というワークフローパーツを用いることにより、コピー機や複合機を含むワークフローシステムにおいて、ユーザの操作によりスキャン処理が開始されたことを契機として開始されるワークフローを作成できる。なお、各ワークフローパーツがどのような条件で処理の起点となりうるか、またどのような種類のワークフローパーツが起点となりうるかは、ワークフローシステムの目的により変化するため、図4に示す例に限られるものではない。
また一方、図4に示す例では、各ワークフローパーツの「出力情報」を参照することにより、そのワークフローパーツがワークフローによる処理の終点になりうるか判定できる。例えば、本実施形態では、「出力情報」に、「終点」が含まれている場合に、そのワークフローパーツが処理の終点となりうる。例えば、「7.1:フォルダ保存」、「8.1:メール送信、および「10.1:FAX送信」というワークフローパーツを用いることにより、それぞれワークフローによる一連の処理を完了できる。
詳細には、「7.1:フォルダ保存」というワークフローパーツを用いることにより、「7.1:フォルダ保存」よりも上流のワークフローパーツが示す処理に応じて生成されたファイルを、所定のファイルシステムの所定のフォルダに保存することができる。すなわち、ワークフローによる処理の結果が電子データとして確定し、保存されたことを契機として完了するワークフローを作成できる。
なお、各ワークフローパーツがどのような条件で処理の終点となりうるか、またどのような種類のワークフローパーツが終点となりうるかは、ワークフローシステムの目的により変化するため、図4に示す例に限られるものではない。
図4において、入力情報に「起点」または出力情報に「終点」を含まないその他のワークフローパーツは、起点でも終点でもない処理を表す。これらのワークフローパーツは、自身よりも上流(入力側)において繋がる前のワークフローパーツから情報を受け取り、何等かの処理を実行し、その結果を自身よりも下流(出力側)において繋がる後ろのワークフローパーツに受け渡す。
例えば、「2.1:画像ノイズ除去」というワークフローパーツは、前のワークフローパーツから入力情報として「2.2:画像ファイル」を受け取る。また、「2.1:画像ノイズ除去」というワークフローパーツは、後のワークフローパーツへ出力情報として「2.3:処理済画像ファイル」を受け渡す。
なお、「入力情報」において「(設定)」を含むワークフローパーツは、該ワークフローを実行した際に、ユーザからの入力を受け付けることを表している。例えば、「7.1:フォルダ保存」というワークフローパーツの「入力情報」には、「7.2:任意のファイル、フォルダ位置(設定)」と記載されている。これは、前のワークフローパーツから入力情報として「任意のファイル」を受け取るとともに、受け取った「任意のファイル」を保存するフォルダ位置をユーザに指定させるためにユーザからの入力を受け付けることを表している。
ユーザからの入力は、ワークフローシステムのユーザインタフェイスを用いて行われる。言い換えると、「(設定)」という文言を含む入力情報は、自身の前に実行される処理に対応するワークフローパーツから入力される情報ではないといえる。なお、入出力情報の種類は、ワークフローシステムによってワークフローパーツごとに詳細に定義される。
また、上述した入力情報や出力情報は一例であって、これに限られるものではない。各ワークフローパーツがどのような入力情報を必要とするか、どのような出力情報を出力するか等の条件、およびどのような種類のワークフローパーツがあるかは、ワークフローシステムの目的により変化する。
図5〜図11は、ワークフローエディタが表示する画面の一例である。
ワークフロー作成画面201上にてユーザが操作を行うと、ワークフローエディタが図3に示した処理に従ってワークフロー作成画面201の表示を制御する。図5〜図11は、その様子を説明した図である。
ワークフロー作成画面201上にてユーザが操作を行うと、ワークフローエディタが図3に示した処理に従ってワークフロー作成画面201の表示を制御する。図5〜図11は、その様子を説明した図である。
図5は、ユーザがワークフロー作成画面201において、領域202からワークフローパーツ211(「スキャン」)を編集領域203に配置したときの図である。編集領域203に配置されたワークフローパーツ211をワークフローパーツ501とする。なお、領域202からワークフローパーツを編集領域203に配置するには、例えば、ワークフローパーツを領域202から編集領域203へドラッグアンドドロップすることにより可能であるが、これに限られるものではない。ここでは、操作方法を限定するものではない。
図6は、ワークフローエディタがユーザによる図5の操作に応じて図3の処理を実行した後の図である。図5において編集領域203に配置されたワークフローパーツ501は、「スキャン」であり、図4を参照すると、「スキャン」は、起点となりうるワークフローパーツであることがわかる。ワークフローエディタが、図3のフローチャートに従って処理を実行すると、ステップS302の処理において、先頭のワークフローパーツが処理の起点となりうると判定される。
このため、ステップS303の処理は実行されず、図6において、ワークフローパーツ501(「スキャン」)の前に空領域は挿入されず、ワークフローパーツ501は、先頭のワークフローパーツのままである。次に、ステップS304の処理において、ワークフローパーツ501に続くワークフローパーツがないと判定され、処理はステップS309に進む。
ステップ309の処理では、処理対象となる最後尾のワークフローパーツは、ワークフローパーツ501(「スキャン」)であり、図4を参照すると、「スキャン」は、終点となりえないワークフローパーツであることがわかる。このため、ステップS309の処理において、最後尾のワークフローパーツが処理の終点となりえないと判定される。このため、ステップS310の処理が実行され、図6において、ワークフローパーツ501(「スキャン」)の後ろ、すなわちワークフローの最後尾に空領域602が挿入される。
図7は、図6に続いて、ユーザが、編集領域203の空領域602に対して領域202からワークフローパーツ216(「墨消し」)を配置する際の図である。編集領域203に配置されたワークフローパーツ216をワークフローパーツ703とする。
図8は、ワークフローエディタがユーザによる図7の操作に応じて図3の処理を実行した後の図である。
ワークフローエディタが、図3のフローチャートに従って処理を実行すると、ステップS306において、連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスが一致しないと判定される。
ワークフローエディタが、図3のフローチャートに従って処理を実行すると、ステップS306において、連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスが一致しないと判定される。
詳細には、図7において編集領域203に配置されたワークフローパーツ703は、「墨消し」である。この場合、連続する2つのワークフローパーツとは、ワークフローパーツ501(「スキャン」)とワークフローパーツ703(「墨消し」)のことである。図4を参照すると、「墨消し」の入力情報は、「座標情報、画像ファイル」であり、「スキャン」の出力情報は、「スキャン済み画像ファイル」、すなわち画像ファイルのみである。
よって、ステップS306において、連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスが一致しないと判定される。このため、ステップS307の処理が実行され、図8において、ワークフローパーツ501(「スキャン」)とワークフローパーツ703(「墨消し」)の間に空領域804が挿入される。
また、ワークフローエディタが、図3のフローチャートに従って処理を実行すると、ステップS309において、処理対象となる最後尾のワークフローパーツは、ワークフローパーツ703(「墨消し」)である。図4を参照すると、「墨消し」は、終点となりえないワークフローパーツであることがわかる。このため、ステップS309の処理において、最後尾のワークフローパーツが処理の終点となりえないと判定される。以降の処理は、図6における空領域602が挿入される場合と同様のため、その説明を省略する。
図9は、図8に続いて、ユーザが編集領域203の空領域804に対して領域202からワークフローパーツ215(「特定文字座標検索」)を配置する際の図である。編集領域203に配置されたワークフローパーツ215をワークフローパーツ905とする。
図10は、ワークフローエディタがユーザによる図9の操作に応じて図3の処理を実行した後の図である。ワークフローエディタが、図3のフローチャートに従って処理を実行すると、ステップS306において、連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスが一致しないと判定される。
詳細には、図9において編集領域203に配置されたワークフローパーツ905は、「特定文字座標検索」である。この場合、連続する2つのワークフローパーツは、ワークフローパーツ501(「スキャン」)とワークフローパーツ905(「特定文字座標検索」)のことである。図4を参照すると、「特定文字座標検索」の入力情報は、「文字情報+座標情報、文字列フォーマット(設定)、画像ファイル」であり、「スキャン」の出力情報は、「スキャン済み画像ファイル」、すなわち画像ファイルのみである。
なお、上述したように、「(設定)」を含む項目は、矢印で繋がれた前のワークフローパーツから入力される情報ではないため、インタフェイスが一致するか否かの判定において考慮する必要はない情報である。しかし、「特定文字座標検索」の入力情報として「文字情報+座標情報」が依然不足しており、ステップS306において、連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスが一致しないと判定される。
このため、ステップS307の処理が実行され、図10において、ワークフローパーツ501(「スキャン」)とワークフローパーツ905(「特定文字座標検索」)の間に空領域1006が挿入される。なお、図3の処理を実行するにあたり、ステップS301にて、図9における編集領域203に配置済みのワークフローパーツが矢印で繋がれた順にリストとして取得されている。
このリストに従って図3の処理を順に実行すると、処理対象がワークフローパーツ905(「特定文字座標検索」)の際に、ステップS306において、連続する2つのワークフローパーツの出力情報および入力情報のインタフェイスは一致すると判定される。これは、処理対象がワークフローパーツ905(「特定文字座標検索」)の場合、連続する2つのワークフローパーツは、ワークフローパーツ905(「特定文字座標検索」)とワークフローパーツ703(「墨消し」)のことである。
そして、図4を参照すると、「特定文字座標検索」の出力情報は、「座標情報、画像ファイル」であり、「墨消し」の入力情報は、「座標情報、画像ファイル」であることからインタフェイスが一致するためである。そこで、2つのワークフローパーツの間には空領域が挿入されないままである。また、空領域602については、図8で説明した場合と同様であるため、その説明を省略する。
図11は、完成したワークフローの一例を示す図である。
上述したように、編集領域203の空領域に領域202からワークフローパーツを配置し、空領域を埋める操作を繰り返すことでワークフローは作成される。図11に示すように、矢印で繋がった2つのワークフローパーツ間の出力情報および入力情報のインタフェイスの整合性が取れると、ワークフローが完成する。
上述したように、編集領域203の空領域に領域202からワークフローパーツを配置し、空領域を埋める操作を繰り返すことでワークフローは作成される。図11に示すように、矢印で繋がった2つのワークフローパーツ間の出力情報および入力情報のインタフェイスの整合性が取れると、ワークフローが完成する。
なお、本実施形態では、1つのワークフローパーツが1つのワークフローパーツへ1対1で繋がるワークフローの例を図示したが、これに限られるものではない。例えば、複数のワークフローパーツが1つのワークフローパーツと繋がる場合、すなわち複数のワークフローパーツの出力情報を1つのワークフローパーツの入力情報とする場合にも本発明は適用できる。また、1つのワークフローパーツが複数のワークフローパーツと繋がる場合、すなわち1つのワークフローパーツの出力情報を複数の異なるワークフローパーツの入力情報とする場合にも本発明は適用できる。
(第2実施形態)
図12〜図14は、第2実施形態に係るワークフローエディタが表示する画面の一例である。
第1実施形態では、ユーザが領域202から編集領域203へワークフローパーツを配置する際のワークフローエディタの動作について説明した。本実施形態では、編集領域203において、ユーザが空領域を選択した場合のワークフローエディタの動作について説明する。
図12〜図14は、第2実施形態に係るワークフローエディタが表示する画面の一例である。
第1実施形態では、ユーザが領域202から編集領域203へワークフローパーツを配置する際のワークフローエディタの動作について説明した。本実施形態では、編集領域203において、ユーザが空領域を選択した場合のワークフローエディタの動作について説明する。
図12は、図6に示したワークフロー作成画面おいて、ユーザが空領域602を選択状態にしたときの図である。なお、編集領域203上の空領域602やその他のワークフローパーツを選択状態とする方法は、特に限定するものではない。本実施形態では、例えば、空領域602やその他のワークフローパーツに対してクリック等の操作を行うことにより選択状態とすることができる。
空領域602を選択状態とすると、図12に示すように、空領域602の周囲が太枠1201で囲まれ、選択状態であることを示す状態となる。また、空領域602を選択状態にすると、領域202の領域202の表示が更新され、図12に示すように、領域202上のワークフローパーツの表示の順番と各ワークフローパーツの表示状態とが変化する。
詳細には、選択状態の空領域602に配置することに適しているワークフローパーツが領域202の上部に配置され、各ワークフローパーツの枠線等の表示状態が変化する。なお、配置することに適しているワークフローパーツとは、編集領域203において、空領域にそのワークフローパーツを配置した場合に、入出力インタフェイスの整合性が取れた状態となるワークフローパーツのことである。
例えば、図12において、空領域602の前(入力側)において繋がるワークフローパーツ501は、「スキャン」であり、図4を参照すると、「スキャン」の出力情報は、「スキャン済み画像ファイル」、すなわち「画像ファイル」である。そこで、ワークフローエディタは、領域202において、空領域602に配置することに適しているワークフローパーツをユーザが選択しやすいように、画像ファイルを入力情報とするワークフローパーツを領域202の上部に配置する。
また一方、ワークフローエディタは、空領域602にそのまま配置するには適さない、すなわち画像ファイルを入力情報としないワークフローパーツを領域202の下部に配置する。また、下部に配置するワークフローパーツについては、例えば、目立たないような表示状態に変更してもよい。例えば、ワークフローパーツを薄く表示したり、図12に示すようにワークフローパーツの周囲を点線で表示したりしてもよい。これにより、ユーザは、選択状態の空領域602に配置するに適しているワークフローパーツか否かを領域202における表示の順番や表示の状態から判断できる。
さらに、図12に示すように、領域202において、各ワークフローパーツを選択状態の空領域に配置した際に、各ワークフローパーツの入力情報および出力情報が空領域と適合するか否かを、ワークフローパーツを囲む枠線で表してもよい。例えば、ワークフローパーツ213、214、217〜220は、それぞれ枠線の上部に太線が引かれている。これは、ワークフローパーツを選択状態の空領域602に配置した際に、該ワークフローパーツの入力側のインタフェイスが選択状態の空領域602の入力側のインタフェイスと一致していることを示している。
空領域602の入力側のインタフェイスとは、すなわち、空領域602の前(入力側))において繋がるワークフローパーツ(ここではワークフローパーツ501)の出力情報のことである。また、空領域602の入力側のインタフェイスが一致するとは、空領域602に配置するワークフローパーツの入力情報とするデータの属性と一致するデータが、空領域602の前において繋がるワークフローパーツにより出力情報として出力されることである。
なお、出力情報として出力されるデータが複数ある場合、空領域602に配置するワークフローパーツの入力情報とするデータの属性が一致するデータが少なくとも出力されていれば、空領域の入力側のインタフェイスが一致するものとする。ただし、入力情報と出力情報の属性が完全に一致する場合のみ、空領域の入力側のインタフェイスが一致するとしてもよい。なお、本実施形態では、1つのワークフローパーツが1つのワークフローパーツへ1対1で繋がるワークフローの例について説明するが、第1実施形態の場合と同様に、これに限られるものではない。
また一方、ワークフローパーツ218〜220は、それぞれ枠線の下部に太線が引かれている。これは、ワークフローパーツを選択状態の空領域602に配置した際に、該ワークフローパーツの出力側のインタフェイスが選択状態の空領域602の出力側のインタフェイスと一致していることを示している。
空領域602の出力側のインタフェイスとは、すなわち、空領域602の後ろ(出力側)において繋がるワークフローパーツの入力情報のことである。また、空領域602の出力側のインタフェイスが一致するとは、空領域602の後ろにおいて繋がるワークフローパーツの入力情報とするデータの属性と一致するデータが、空領域602に配置するワークフローパーツの出力情報として出力されることである。
図12に示す例では、空領域602の後ろに続くワークフローパーツはなく、空領域602は最後尾のワークフローパーツである。このため、空領域602の出力側のインタフェイスが一致するとは、空領域602に配置するワークフローパーツが処理の終点となりうることである。ワークフローパーツ218〜220は、処理の終点となりうるため、空領域602の出力側のインタフェイスが一致し、それぞれ枠線の下部に太線が引かれている。
なお、図12では、空領域602の入力側のインタフェイスが一致するワークフローパーツを領域202の上部に配置したが、入力側および出力側のインタフェイスが一致するワークフローパーツをより上部に配置されるようにしてもよい。すなわち、ワークフローパーツ218〜220を、ワークフローパーツ212、213、214、217より上部に配置されるようにしてもよい。
また、空領域602の後ろ(出力側)において繋がるワークフローパーツが、選択中の空領域602に加えて他のワークフローパーツからも矢印で繋がれている場合もありうる。この場合、空領域602の後ろ(出力側)において繋がるワークフローパーツの全ての入力情報が空領域602に配置するワークフローパーツから与えられる必要はない。例えば、空領域602の後ろ(出力側)において繋がるワークフローパーツの入力情報のうち少なくとも1つが、空領域602に配置するワークフローパーツから与えられればよい。
図13は、図8に示したワークフロー作成画面において、ユーザが空領域804を選択状態にしたときの図である。空領域804を選択状態とすると、図13に示すように、空領域804の周囲が太枠1301で囲まれ、選択状態であることを示す状態となる。そして、図12の場合と同様に、空領域804に配置することに適しているワークフローパーツが領域202の上部に配置され、領域202の各ワークフローパーツの表示状態が変化する。
図12と図13との違いは、空領域804の後ろ(出力側)にワークフローパーツ703(「墨消し」)が配置されていることである。図12では、ワークフローパーツ501(「スキャン」)とインタフェイスが一致するワークフローパーツが領域202の上部に配置されていた。図13では、それに加えて、ワークフローパーツ703(「墨消し」)とインタフェイスが一致するワークフローパーツが領域202の上部に配置される。
具体的には、図12で領域202の上部に配置されていたワークフローパーツに加えて、ワークフローパーツ215(「特定文字座標検索」)が領域202の上部に配置されている。ワークフローパーツ215の下部には、太線が引かれている。これは、ワークフローパーツ215を選択状態の空領域804に配置した際に、ワークフローパーツ215の出力側のインタフェイスが選択状態の空領域804の出力側のインタフェイスが一致しているためである。
なお、領域202における表示は、ユーザがワークフローを作成する際の自由な操作を妨げるものではない。すなわち、図12や図13において、領域202の下部に配置されたワークフローパーツであっても、ユーザは、編集領域203に自由にそれらのワークフローパーツを配置することができる。
図14は、図12に続いて、ユーザが編集領域203の空領域602に対して領域202の下部からワークフローパーツ216(「墨消し」)を配置する際の図である。
このように、ユーザは、空領域602のインタフェイスが一致しないワークフローパーツであっても、自由にそのワークフローパーツを編集領域203に配置することができる。図14の操作が行われると、ワークフローエディタは、図3の処理を実行し、上述したように、ワークフロー作成画面は図8に示した状態となる。
このように、ユーザは、空領域602のインタフェイスが一致しないワークフローパーツであっても、自由にそのワークフローパーツを編集領域203に配置することができる。図14の操作が行われると、ワークフローエディタは、図3の処理を実行し、上述したように、ワークフロー作成画面は図8に示した状態となる。
図15は、ワークフローエディタの動作を説明するためのフローチャートである。
詳細には、図15では、ワークフロー作成画面において、図12〜図14に示したように、ユーザによる編集領域203の空領域を選択状態とする操作を検知した場合のワークフローエディタの動作を説明する。
詳細には、図15では、ワークフロー作成画面において、図12〜図14に示したように、ユーザによる編集領域203の空領域を選択状態とする操作を検知した場合のワークフローエディタの動作を説明する。
ステップ1501にて、ワークフローエディタは、ユーザの入力を受け付ける。ステップS1502にて、ワークフローエディタは、ユーザの入力が編集領域203に配置済みのワークフローパーツの選択かを判定する。ユーザの入力が編集領域203に配置済みのワークフローパーツの選択でない場合、処理はステップS1501に戻り、ユーザからの入力があるまで待機する。一方、ユーザの入力が編集領域203に配置済みのワークフローパーツの選択の場合、処理はステップS1503に進む。
ステップ1503にて、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの前にワークフローパーツがあるか判定する。言い換えると、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの入力側において他のワークフローパーツが繋がっているか判定する。選択されたワークフローパーツの前にワークフローパーツがある場合、処理はステップS1504に進み、選択されたワークフローパーツの前にワークフローパーツがない場合、処理はステップS1505に進む。
ステップ1504にて、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの入力側において繋がっているワークフローパーツの出力情報の属性を、該選択されたワークフローパーツの「入力情報フィルタ」に設定する。ステップ1505にて、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの「入力情報フィルタ」に「任意」と設定する。これは、選択されたワークフローパーツには、入力側において繋がるワークフローパーツがないため、入力側において満たす条件はなく、どのような入力情報を有していてもよい、ということを示している。
なお、ここで、入力側において繋がるワークフローパーツがないということは、選択されたワークフローパーツがワークフローにおいて先頭のワークフローパーツとなりうる。このため、「入力情報フィルタ」を「起点」として、処理の起点となりうるワークフローフィルタを入力側において満たすべき条件としてもよい。
ステップ1506にて、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの後ろに続くワークフローパーツがあるか判定する。言い換えると、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの出力側において他のワークフローパーツが繋がっているか判定する。選択されたワークフローパーツの後ろに続くワークフローパーツがある場合、処理はステップS1507に進み、選択されたワークフローパーツの後ろに続くワークフローパーツがない場合、処理はステップS1508に進む。
ステップ1507にて、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの出力側において繋がっているワークフローパーツの入力情報の属性を、該選択されたワークフローパーツの「出力情報フィルタ」に設定する。ステップ1508にて、ワークフローエディタは、選択されたワークフローパーツの「出力情報フィルタ」に「任意」と設定する。これは、選択されワークフローパーツには、出力側において繋がるワークフローパーツがないため、出力側において満たす条件はなく、どのような出力情報を有していてもよい、ということを示している。
なお、ここで、出力側において繋がるワークフローパーツがないということは、選択されたワークフローパーツがワークフローにおいて最後尾のワークフローパーツとなりうる。このため、「出力情報フィルタ」を「終点」として、処理の終点となりうるワークフローフィルタを出力側において満たすべき条件としてもよい。
ステップS1509にて、ワークフローエディタは、設定された「入力情報フィルタ」および「出力情報フィルタ」の少なくとも一方が合致するワークフローパーツを、ワークフローに用いられる全てのワークフローパーツの中から選別する。そして、ワークフローエディタは、選別したワークフローパーツを領域202の上部に表示する。
なお、選別したワークフローパーツを領域202の上部に表示する際に、「入力情報フィルタ」および「出力情報フィルタ」の両方が合致するワークフローパーツをより上部に表示してもよい。すなわち、「入力情報フィルタ」または「出力情報フィルタ」の一方が合致するワークフローパーツよりも両方が合致するワークフローパーツをユーザより選択しやすくなるように表示を制御してもよい。
また、ステップS1509にて、ワークフローエディタは、選別したワークフローパーツのうち、「入力情報フィルタ」と合致するワークフローエディタについては、そのワークフローパーツの枠線の上部に太線を引く。なお、「入力情報フィルタ」が「任意」に設定されている場合は、選別したワークフローパーツのうち、処理の「起点」になりうるワークフローパーツについてのみ、枠線の上部に太線を引いてもよい。
同様に、ワークフローエディタは、選別したワークフローパーツのうち、「出力情報フィルタ」と合致するワークフローエディタについては、そのワークフローパーツの枠線の下部に太線を引く。なお、「出力情報フィルタ」が「任意」に設定されている場合は、選別したワークフローパーツのうち、処理の「終点」になりうるワークフローパーツについてのみ、枠線の下部に太線を引いてもよい。
また一方、ワークフローエディタは、選別されなかったワークフローパーツを領域202の下部に表示する。そして、ワークフローエディタは、選別されなかったワークフローパーツの周囲を点線で表示する。そして、処理はステップS1501に戻り、ユーザからの入力があるまで待機する。
なお、図12〜図14では、空領域を選択した場合について説明したが、図15の処理は、空領域に限らず、編集領域203に配置済みのワークフローパーツであれば実行される。選択されたワークフローパーツが空領域でない場合、選択されたワークフローパーツの代わりに配置可能なワークフローパーツが領域202の上部に表示されることになる。これにより、一度作成したワークフローの一部を差し替えて別のワークフローを作成する場合等、ワークフローのカスタマイズが容易に可能となる。
また、図12〜図14では、領域202においてワークフローパーツの一覧を縦に一列で表示しているが、これに限られるものではない。例えば、ワークフロー作成画面201の上部に領域202が表示され、ワークフロー作成画面201の下部に編集領域203が表示される場合、領域202においてワークフローパーツの一覧を横に一列で表示してもよい。
この場合、図15のステップS1509において、ワークフローパーツを「領域202の上部に表示する」際に、ワークフロー作成画面201の左上から右下の向きに従って配置するようにしてもよい。領域202におけるワークフローパーツの一覧の表示方法によって、どの位置を上部とするかは変わりうる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
201 ワークフロー作成画面
203 編集領域
804 空領域
203 編集領域
804 空領域
Claims (8)
- 所定の順序に従って所定の処理を実行するワークフローを作成および編集する画面を表示する表示制御手段と、
前記画面に対するユーザの操作を検知する検知手段と、を有し、
前記画面は、ワークフローを構成する各処理を表すパーツを配置し、配置されたパーツを実行する順序に従い接続線で繋げることにより前記ワークフローを作成および編集するための編集領域を含み、
前記検知手段により前記画面に対して前記編集領域の表示を更新する操作が行われたと検知されると、前記表示制御手段は、
前記配置されたパーツであって、連続する2つのパーツのうち、先に実行されるパーツの出力情報が、後に実行されるパーツの入力情報の条件と合致しない場合、該2つのパーツの間に、他のパーツが配置される必要があることを示す空領域を挿入する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記検知手段により前記画面に対して前記領域の表示を更新する操作が行われたと検知されると、前記表示制御手段は、
前記配置されたパーツのうち、先頭のパーツが、ワークフローによる処理の起点となる所定の条件を満たさない場合、前記先頭のパーツの前に、他のパーツが配置される必要があることを示す空領域を挿入する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記検知手段により前記画面に対して前記領域の表示を更新する操作が行われたと検知されると、前記表示制御手段は、
前記配置されたパーツのうち、最後尾のパーツが、ワークフローによる処理の終点となる所定の条件を満たさない場合、前記最後尾のパーツの後ろに、他のパーツが配置される必要があることを示す空領域を挿入する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記画面は、ワークフローに配置することが可能なパーツの一覧を表示する領域を含み、
前記検知手段により前記画面に対して前記編集領域に表示されたパーツを選択する操作が行われたと検知されると、前記表示制御手段は、
前記選択されたパーツの前に配置されたパーツの出力情報と、前記選択されたパーツの後ろに配置されたパーツの入力情報とに基づき、前記一覧を表示する領域において、前記選択されたパーツの位置に配置することが可能なパーツか否かを、表示の順番および表示状態を変えて表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記検知手段により前記画面に対して前記編集領域に表示されたパーツを選択する操作が行われたと検知されると、前記表示制御手段は、
前記一覧を表示する領域において表示されるパーツのうち、該パーツの入力情報の条件と、前記選択されたパーツの前に配置されたパーツの出力情報が合致するか、または、前記一覧を表示する領域において表示されるパーツのうち、該パーツの出力情報が、前記選択されたパーツの後ろに配置されたパーツの入力情報の条件と合致するかの、少なくとも一方を満たすパーツを、前記一覧を表示する領域において上部に表示する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記検知手段により前記画面に対して前記編集領域に表示されたパーツを選択する操作が行われたと検知されると、前記表示制御手段は、
前記一覧を表示する領域において表示されるパーツのうち、該パーツの入力情報の条件と、前記選択されたパーツの前に配置されたパーツの出力情報が合致するパーツに対して、前記一覧を表示する領域において、前記入力情報の条件と合致していることを示す第1の表示を行い、
前記一覧を表示する領域において表示されるパーツのうち、該パーツの出力情報が、前記選択されたパーツの後ろに配置されたパーツの入力情報の条件と合致するパーツに対して、前記一覧を表示する領域において、前記出力情報が合致していることを示す第2の表示を行う
ことを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。 - 所定の順序に従って所定の処理を実行するワークフローを作成および編集する画面を表示する表示制御工程と、
前記画面に対するユーザの操作を検知する検知工程と、を有し、
前記画面は、ワークフローを構成する各処理を表すパーツを配置し、配置されたパーツを実行する順序に従い接続線で繋げることにより前記ワークフローを作成および編集するための編集領域を含み、
前記検知工程にて前記画面に対して前記編集領域の表示を更新する操作が行われたと検知されると、
前記表示制御工程にて、前記配置されたパーツであって、連続する2つのパーツのうち、先に実行されるパーツの出力情報が、後に実行されるパーツの入力情報の条件と合致しない場合、該2つのパーツの間に、他のパーツが配置される必要があることを示す空領域を挿入する
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 請求項7に記載の制御方法をコンピュータにより実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017125523A JP2019008666A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 情報処理装置、制御方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017125523A JP2019008666A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 情報処理装置、制御方法、およびプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019008666A true JP2019008666A (ja) | 2019-01-17 |
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ID=65026044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017125523A Pending JP2019008666A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 情報処理装置、制御方法、およびプログラム |
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JP (1) | JP2019008666A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020155012A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 富士ゼロックス株式会社 | フロー生成装置及びフロー生成プログラム |
JP2021179857A (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | 株式会社日立製作所 | データ生成支援装置、データ生成支援方法、及びデータ生成支援システム |
-
2017
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JP2020155012A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 富士ゼロックス株式会社 | フロー生成装置及びフロー生成プログラム |
JP7331402B2 (ja) | 2019-03-22 | 2023-08-23 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | フロー生成装置及びフロー生成プログラム |
JP2021179857A (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | 株式会社日立製作所 | データ生成支援装置、データ生成支援方法、及びデータ生成支援システム |
JP7431100B2 (ja) | 2020-05-14 | 2024-02-14 | 株式会社日立製作所 | データ生成支援装置、データ生成支援方法、及びデータ生成支援システム |
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