JP2019020954A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】WFパーツ間で不具合が発生しないようにするとともに、WF実行者所望のWFパーツに所望の値が設定された状態でWFを実行することができる情報処理装置を提供する。【解決手段】この情報処理装置は、ワークフローを構成するパーツに関する不整合情報とパーツの設定項目及び設定値の情報とを取得する取得手段と、取得した設定項目が不整合情報に含まれる場合、設定項目における設定値で想定される組み合わせを算出する算出手段と、算出した組み合わせが不整合情報に含まれる場合、不整合情報に含まれる組み合わせを削除する削除手段と、削除した組み合わせを除く組み合わせを用いてワークフローのアプリケーションを作成する作成手段とを備える。【選択図】 図5

Description

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
コンピューターを利用して、定型的なデータ処理を行うワークフロー(以降、WF)技術が知られている。WFシステムを利用すれば、オフィス業務の単純な反復作業や定型作業が省力化できる。例えば、「FAXを画像データとして受信する」、「画像データをPDFファイルに変換する」、「ファイルサーバの指定フォルダにファイルを移動する」と要素処理に分解されたパーツをコンピューター上のエディタで並べ組み合わせる。なお、要素処理に分解されたパーツをWFパーツ、コンピューター上のエディタをWFエディタとする。このように、作業とデータの流れを表現することが、すなわちWFの作成である。作成したWFは、例えば、アプリケーション(以降、WFアプリ)として加工し、画像形成装置にインストールすることで、画像形成装置上で実行することができる。
従来技術として、2つのWFパーツを結合して1つの仮想WFパーツとして作成する技術も知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、仮想WFパーツの作成時に、結合する一方のWFパーツの設定値に合わせて、もう一方のWFパーツの設定値を変更する。仮想WFパーツを使用することにより、WF作成者は効率的にWFを作成できる。
特開2014−17879号公報
しかしながら、WFパーツの設定値を固定値として設定したWFを作成すると、ユーザ(以降、WF実行者)がWFアプリを使用する際に、他の設定値を選択することができなくなり、利便性が低下する。
また、固定値としてではなくデフォルト値として設定したWFを作成すると、WFアプリの使用時、WF実行者がデフォルト値を変更した際に、WFパーツ間で設定の不整合が発生してしまう可能性がある。例えば、「スキャン」と「画像変換(OCR)」といったWFパーツを持つWFアプリを実行する場合、文書をスキャンして文書画像を取得し、当該取得した文書画像内の文字画像を文字認識処理するためには、解像度を高く設定する必要がある。この制約を知らずに、WF実行者がWF実行時にスキャン解像度のデフォルト値を低く設定変更すると、文字認識処理のWFパーツにおいて不具合が発生してしまう。
本発明は、上記課題を鑑みて、WFパーツ間で不具合が発生しないようにするとともに、WF実行者所望のWFパーツに所望の値が設定された状態でWFを実行することができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、ワークフローを構成するパーツに関する不整合情報と、前記パーツの設定項目及び設定値の情報とを取得する取得手段と、前記取得した設定項目が前記不整合情報に含まれる場合、前記設定項目における設定値で想定される組み合わせを算出する算出手段と、前記算出した組み合わせが前記不整合情報に含まれる場合、前記不整合情報に含まれる組み合わせを削除する削除手段と、前記削除した組み合わせを除く組み合わせを用いてワークフローのアプリケーションを作成する作成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、WFパーツ間で不具合が発生しないようにするとともに、WF実行者所望のWFパーツに所望の値が設定された状態でWFを実行することができる情報処理装置を提供することができる。これにより、WF実行者が当該作成された複数のWFの中から所望のWFパーツに所望の値が設定されているWFを選択できるとともに、WFアプリ実行時にWFパーツ間で設定の不整合が発生しなくなる。
システム構成図を示す図である。 WFエディタでWFを作成する画面を示す図である。 WFエディタでWFを作成する画面を示す図である。 画像形成装置でWFアプリを実行する画面を示す図である。 WFエディタの動作を示すフローチャートである。 WFエディタの動作を示すフローチャートである。 フローチャートに沿ったWFエディタの動作画面を示す図である。 フローチャートに沿ったWFエディタの動作画面を示す図である。 フローチャートに沿ったWFエディタの動作画面を示す図である。 WFアプリを画像形成装置上で実行したときの画面を示す図である。 WFアプリを画像形成装置上で実行したときの画面を示す図である。 第2実施形態に係るWFエディタの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るWFエディタの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るWFエディタの動作画面を示す図である。 第2実施形態に係るWFエディタの動作画面を示す図である。 第2実施形態に係るWFエディタの動作画面を示す図である。 WFアプリを画像形成装置上で実行したときの画面示す図である。 WFアプリを画像形成装置上で実行したときの画面示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1(A)は、本実施形態に係るシステム全体の構成を示す。WFエディタの動作する情報処理装置100は、ネットワーク102を経由して、画像形成装置101と接続されている。なお、画像形成装置101は、WF(ワークフロー)を実行する情報処理装置の一例として示している。
図1(B)は、本実施形態に係るWFエディタの動作する情報処理装置100のシステム構成を示す。情報処理装置100は、WFエディタの制御を行うCPU201と、WFエディタのプログラムや、作成したデータ、処理するデータ等を格納するディスク装置205を備える。また、実行中のデータ類やプログラムを格納するメモリ202と、ネットワーク102を経由して、他のデバイスやコンピューターと通信するための通信モジュール206を備える。さらに、作成編集領域等を表示するための表示装置203と、作成作業を実施するための入力装置としてキーボードやマウス類の入力装置204を備え、それらをつなぐバス210からなる。
WFアプリを実行する画像形成装置101のシステム構成を図1(C)に示す。本実施形態では、画像形成装置上でWFアプリを実行する一例を示しているが、WFを実行することが可能な情報処理装置であれば画像形成装置でなくてもよい。画像形成装置101は、装置全体を制御するCPU300と、画像形成装置の機能を実施するための入力装置、および表示装置としてユーザインターフェース301を備える。また、画像形成装置101のスキャナで読み込んだデータや、FAXの宛先データ、処理するデータ等を格納するディスク装置302と、ネットワーク102を経由して、他のデバイスやコンピューターと通信するための通信モジュール303を備える。さらに、画像形成装置の基本機能であるスキャン機能、プリント機能を実現するためのスキャナ304、プリンタ305を備え、上記の構成部品を繋ぐバス306からなる。
図2(A)は、本実施形態に係るWFエディタでWFを作成する画面を示す。WFエディタは、ウィンドウ401内で動作している。ウィンドウ401は、メニューボタン402を有し、メニューボタン402を介して、WFパーツの追加、WFアプリの作成、WFの保存をはじめ、エディタとしての基本機能を実行することが可能である。WFに利用できるWFパーツがWFパーツ領域403の中に一覧表示されている。領域403は、スクロールしたり領域サイズを変更したりして、もっと多くのWFパーツを表示することも可能である。領域403に格納されているWFパーツの一例として、本実施形態では、WFパーツ411〜414のWFパーツを示す。フロー編集領域404では、WFパーツを配置すると矢印で処理順に繋がれる。矢印は、WFパーツの実行順を示している。矢印の上流が始点となる。本実施形態では、スキャン421から始まり、画像変換422と続いていくことを示している。矢印は、座標関係によってWFエディタが自動的に接続してもよく、手動で望む順に接続する方法でもよい。メニューボタン402を介して、WFアプリの作成が命令されたら、フロー編集領域404にあるWFパーツをWFアプリ(WFアプリケーション)として作成する。このWFアプリを画像形成装置101にインストールすることで、画像形成装置上で該WFアプリを実行することが可能になる。
図2(B)は、本実施形態に係るWFエディタでパラメータ設定する画面を示す。フロー編集領域404のWFパーツが選択されると、パラメータ設定領域501が表示される。そして、WFパーツの設定ファイルを読み込み、その設定内容を、パラメータ設定領域501に表示する。本実施形態では、スキャン421が選択され、スキャンの設定がパラメータ設定領域501に表示される。パラメータ設定領域501の中に、スキャンパーツの設定項目502が表示されている。本実施形態では、設定項目511〜513の設定項目を一例として示している。各設定項目には設定値503があり、各設定項目でパラメータとして設定することが可能な設定値が表示されている。この設定値503を修正することで、スキャンパーツのパラメータをカスタマイズすることができる。
図3は、本実施形態に係るWFエディタで不整合情報を表示する画面を示す。WFパーツの設定ファイルには、該WFパーツに関する不整合情報も含まれており、該不整合情報の内容が不整合情報表示領域602に表示される。本実施形態では、フロー編集領域404で画像変換422が選択され、画像変換の設定と不整合情報が、それぞれパラメータ設定領域501と不整合情報表示領域602に表示される。パラメータ設定領域501の中に、画像変換パーツの設定項目601が表示される。不整合情報表示領域602には、画像変換パーツに関係する不整合情報603が表示される。不整合情報603には、不整合になるような設定項目の組み合わせ情報が記される。
本実施形態では、2つのケース挙げている。1ケース目では、『ファイル形式が「PDF(高圧縮)」と設定される場合、解像度を「100*100」や「150*150」に設定されると不整合が発生する』を示す。WFの実行時、画像変換パーツの設定項目でファイル形式の設定値を「PDF(高圧縮)」に設定したい場合、変換前の画像の解像度が「100*100」や「150*150」である場合、画像変換パーツは、画像変換を十分に実行できない。そのため、不整合となる設定項目の組み合わせとして、予め不整合情報603に記されている。2ケース目では、『ファイル形式が「PDF(高圧縮)」と設定されている場合、カラーを「BW」にすると不整合が発生する』を示す。説明のため、例として2ケース挙げているが、実際は更にケースが多くても良く、逆に少なくても良い。また、不整合情報603は画像変換パーツに含まれるといった構成ではなく、他のWFパーツに含まれる構成や、WFエディタ内に含まれている構成を採ってもよい。
図4は、画像形成装置101でWFアプリを実行する画面を示す。図4(A)は、画像形成装置101のユーザインターフェース部301に表示される画面の一例を示す。画面700には、メイン画面701とサイド画面702が表示される。図4(A)のメイン画面701には、メインメニューが表示される。メインメニューには、基本機能であるコピーアイコン711や、FAXアイコン712、WFアイコン713が表示される。WFアイコン713は、WFエディタで作成したWFアプリを画像形成装置にインストールすることで、表示される。これらのアイコンが選択されることにより、各機能が実行され、各機能の画面をメイン画面701に表示することができる。サイド画面702には、メインメニューアイコン703や、ショートカットアイコン704が表示される。メイン画面701にメインメニュー以外の画面が表示されても、サイド画面702は常に表示される。なお、サイド画面702が常に表示されるため、メイン画面701に各機能の画面が表示されても、メインメニューアイコン703が選択されることで、メイン画面701にメインメニューを表示させることができる。また、ショートカットアイコン704が選択されることで、他の機能の画面を表示させることもできる。ショートカットアイコン704の選択で、どの機能の画面を表示するかは、予めユーザが登録した内容に従ってもよい。
図4(B)は、メインメニューでスキャン送信WFアイコン713を選択された場合の、WFパーツの画面を示す。本実施形態では、メイン画面701にスキャンパーツが表示する画面の一例を示している。スキャンパーツが表示する画面には、解像度800、用紙サイズ801、カラー802の設定項目がある。図4(B)は、各設定項目の設定値として、解像度について「100*100、600*600」が設定され、用紙サイズは「A4」のみが設定され、カラーは「CL、BW」が設定された場合のスキャンパーツの画面を示す。設定値が複数設定されているような解像度800やカラー802では、設定値の候補を表示することで、ユーザが候補の中から選択することができる。また、設定値が1つしかない用紙サイズ801では、設定値の候補が1つしかないため、選択する前から表示される。また、設定値が1つしかない場合、用紙サイズ801のように設定項目をグレーアウトして、ユーザ入力を受け付けないようにしてもよい。設定値の選択肢を減らすことは、“WFエディタ上で、スキャンパーツのパラメータ設定領域501に表示される用紙サイズ511の設定値をA4だけにする、すなわち、A3とB5を削除してスキャンパーツをカスタマイズすること”、で可能である。また、本実施形態では、プルダウン方式の選択を表示しているが、テキスト入力やボタンの選択など、他の方法を採ったWFパーツの仕様にしてもよい。同様に、設定値が1つしかない場合でも、グレーアウトして、入力を受け付けない方法を表示しているが、1つしかない場合は非表示にするなど他の方法を採ったWFパーツの仕様にしてもよい。
図5及び図6は、本実施形態のWFエディタの動作を示すフローチャートである。まず、ステップS901で、WFエディタは、フロー編集領域404でWFパーツとWFパーツが繋がれたか否かを判定する。次に、ステップS902で、ステップS901の判定がYESである場合、WFエディタは、繋がれたWFパーツに不整合情報が含まれているか否かを判定する。ステップS903で、ステップS902の判定がYESである場合、WFエディタは、不整合情報を取得する。次に、ステップS904で、WFエディタは、フロー編集領域404にある各WFパーツから設定項目と設定値の情報を取得する。次に、ステップS905で、WFエディタは、不整合情報に記されている設定項目が、ステップS904で取得した設定項目に該当するか否かを判定する。ステップS906で、ステップS905の判定がYESである場合、WFエディタは、各該当項目同士の設定値で想定される組み合わせを算出する。そして、WFエディタは、算出した各組み合わせに相当するように、それぞれの該当項目の設定値を1つにカスタマイズしたWF(以降、WF群)を作成する。例えば、該当項目の設定値が解像度(100*100、600*600)とカラー(CL,BW)の場合、WFエディタは、4つの組み合わせを算出する。本実施形態では、100*100/CL、100*100/BW、600*600/CL、600*600/BWの4つの組み合わせになる。そして、WFエディタはこれら4つの組み合わせにカスタマイズさせた4つのWF群を作成する。次に、ステップS907で、WFエディタは、ステップS906のWF群の中に、不整合情報に該当するWFがあるか否かを判定する。次に、ステップS908で、ステップS907の判定がYESである場合、WFエディタは、不整合情報に該当するWFを削除する。次に、ステップS909で、WFエディタは、WF群の中に、同じ設定項目で異なる設定値を持ったWFがあるか否かを判定する。次に、ステップS910で、ステップS909の判定がYESである場合、WFエディタは、WF作成者に、同じ設定項目で異なる設定値を持ったWFに関して、使用する設定値の選択を要求する。次に、ステップS911で、WFエディタは、ステップS910の要求の結果、使用しない設定値があるか否かを判定する。次に、ステップS912で、ステップS911の判定がYESなら、WFエディタは、使用しない設定値を持ったWFを削除する。
次に、ステップS913で、WFエディタは、WFアプリの作成命令があったかを判定する。次に、ステップS914で、ステップS913の判定がYESである場合、WFエディタは、WF群の中にどんな設定値でカスタマイズされたWFがあるか否かを記載したWFリストを作成する。次に、ステップS915で、WFエディタは、設定値選択パーツをWFの先頭に追加する。設定値選択パーツは、WFエディタに含まれるパーツであるが、WFパーツ領域403には表示されず、WFエディタがWFに追加するパーツである。なお、この設定値選択パーツは、WFアプリの実行時に、WF群内のどの設定にカスタマイズされたWFを実行するかを決定するためのパーツである。画像形成装置101でWFアプリが実行されると、WFの先頭にある設定値選択パーツが動作する。設定値選択パーツは、動作すると、WFアプリの実行者に設定値の選択を要求(WF群にあるどのWFを実行するかを決定できるような設定値の選択を要求)する。次に、ステップS916で、WFエディタは、この時点でWF群にあるすべてのWFと、WFリストを含むような1つのWFアプリを作成する。
図7〜図9は、本実施形態に係るWFエディタの動作画面を、図5及び図6のフローチャートに沿って示す図である。図7は、ステップS906で、不整合情報にある設定項目を、それぞれ1つの設定値にカスタマイズしたWF群の作成を示した画面である。本実施形態では、スキャンパーツと、画像変換パーツが図2(B)、(C)で示されている設定情報、不整合情報を持つものとする。画像変換パーツの不整合情報には、ファイル形式、解像度、カラーの設定項目がある。ステップS906で、WFエディタは、これらの項目で想定される設定値の組み合わせを算出する。スキャンパーツの解像度は、「100*100、600*600」、カラーは「CL、BW」、画像変換パーツのファイル形式は「JPEG、PDF(高圧縮)」、といった設定値がある。ここから、100*100/CL/JPEG、100*100/BW/JPEG、600*600/CL/JPEG・・・といったような全部で8つの組み合わせを算出する。そして、それぞれの組み合わせにカスタマイズしたWFを作成し、WF群領域1001に表示する。なお、本実施形態では、以降の図で説明しやすいように、各WFに(1)、(2)、(3)・・・と通し番号をつけている。
図8は、ステップS908で、不整合情報に該当したWFを削除した後を示した画面である。WFエディタは、S906で作成したWF群の中に、不整合情報に該当するWFがあるかを調べる。図7で示したWF群の中には、図3で示した不整合情報に該当するWFが3つある。その3つは、(5)100*100/CL/PDF(高圧縮)、(7)100*100/BW/PDF(高圧縮)、(8)600*600/BW/PDF(高圧縮)にそれぞれカスタマイズしたWFである。(5)は、ファイル形式が「PDF(高圧縮)」で設定しているのに対し、解像度が「100*100」に設定されているため、WFエディタは不整合を持ったWFと判断し、このWFをWF群の中から削除する。続いて、(7)も、ファイル形式が「PDF(高圧縮)」で設定しているのに対し、解像度が「100*100」、またカラーも「BW」に設定されているため、WF群の中から削除する。(8)も、ファイル形式が「PDF(高圧縮)」で設定しているのに対し、カラーが「BW」に設定されているため、WF群の中から削除する。このようにWFエディタはWF群の中から不整合情報に該当するWFを削除する。削除した後は図8の(5)、(7)、(8)に示すように、不整合となった設定項目を表示してもよい。また、残った方の(1)、(2)、(4)、(6)には、同じ設定項目で異なる設定値のものがあるため、WF作成者に使用する設定値の選択を要求し、使用しない設定値を持つWFをさらに削除してもよい。
図9は、ステップS914で作成するWFリストと、ステップS915で追加する設定値選択パーツを示した画面ある。ここでは、図8の状態から、新たに送信パーツ1101を追加した後にWFアプリの作成命令があって、その状態のWF群にあるWFのカスタマイズ情報を示す。説明を簡単にするため、本実施形態では、送信パーツ1101を追加しても、WF群にWFの追加や削除がなかったものとする。また、WF群1001も簡単のため、内容を非表示にしているが、WF作成者が“+”を押すことで、再び内容が表示される。WFリスト1101には、ステップS906で作成した8つのWFから、ステップS908で削除する3つのWFを除いたWFのカスタマイズ情報が記載されている。WFリストの作成後、設定値選択パーツをWFの先頭に追加される。WFアプリの作成時に、WFリスト1102をアプリの中に内包させることで、設定値選択パーツの実行時に、設定値選択パーツから参照が可能になる。
図10及び図11は、図7〜9で作成したWFアプリを、画像形成装置101上で実行したときの画面を示したものである。図10(A)、(B)は、設定値選択パーツが、WF群のどのWFを実行するかを決定するために、それぞれ別の方法で設定値の選択を要求しているところを示している。図10(A)では、WFリスト1102に記載された設定項目を順に表示して、設定値の選択を要求している。解像度として「100*100」と「600*600」の設定値を持つWFがあるため、どちらの設定値を選択するかを要求している。本実施形態では、「600*600」が選択された場合、WFがWFリストの(2)、(3)、(6)に絞られる。次に、(2)、(3)、(4)のWFにはカラーとして「CL」と「BW」の設定項目があるため、どちらの設定値を選択するかを要求している。本実施形態では、「CL」が選択された場合、WFが(2)、(3)に絞られる。続いて、(2)、(3)にはファイル形式として、「JPEG」と「PDF(高圧縮)」があるため、どちらの設定値を選択するかを要求している。ここで、ファイル形式を選択されると、設定値選択パーツはWF群内のどのWFを実行するか決定できる。本実施形態では、「PDF(高圧縮)」が選択されているため、(3)のWFを実行する。もし、カラーの設定値でBWが選択された場合、WFが(6)に決定できるので、設定値選択パーツはファイル形式の設定値選択を要求せずに、WFを実行することが可能である。
図10(B)では、WFリストにあるWFを一覧として表示し、どの設定のWFを実行するかの選択を要求している。選択されれば、設定値選択パーツはどのWFを実行するか決定できる。図10(A)、(B)は、WFリストにあるWFの設定情報を参考に設定値の要求をしている。WFリストには、WFパーツ間で設定の不整合となるようなWFは記載されていないため、WFリストの情報を基に設定値の選択を要求することで、ユーザが設定の制約を知らなくても不整合となるような設定の組み合わせを入力せずに済む。図10(A)、(B)のように、WF群のどのWFを実行するかを決定できれば、どちらの手段、もしくは図10(A)、(B)以外の他の手段を採ってもよい。
図11は、図10(A)で決定されたWFを、実行したときの画面を示している。図11(A)は、スキャンパーツ実行時の画面を示している。図10(A)で、WFリスト1102の(3)のWFに決定されたので、解像度1201は「600*600」、カラー1202は「CL」に、設定されている。解像度、カラーの設定値がすでにカスタマイズされたWFであるため、ユーザ入力も受け付けない。用紙サイズ1203は、このWFでは、不整合情報と関係のない設定項目であるため、通常のWFパーツ実行時通り、設定値の選択を要求される。図11(B)は、画像変換パーツ実行時の画面を示している。図10(A)で、WFリスト1102の(3)のWFに決定されたので、ファイル形式1301は「PDF(高圧縮)」に設定されている。図11(A)と同様に、ファイル形式の設定値がすでにカスタマイズされたWFであるため、ユーザ入力も受け付けない。本実施形態では、入力する設定がないので、画像変換の設定画面を表示せずに変換の実行を行うような、WFパーツの仕様にしてもよい。
以上のように、本実施形態では、不整合となる設定を除外したWF群をWFエディタで作成し、WFアプリとして画像形成装置101で実行し、WF群内のWFを選択して実行する。これにより、ユーザは設定の制約を知らなくても、不整合を発生させることなくWFパーツの設定を行えるようになる。
(第2実施形態)
図12及び図13は、本実施形態に係るWFエディタの動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる処理についてのみ説明する。ステップS1401で、WFエディタは、WF群のWFをまとめる命令(統合命令)があったか否かを判定する。ステップS1401でまとめる命令があったか否かは、メニューボタン402のメニューや、マウスの右クリックで表示されるメニューなどに、「WFをまとめる」という項目を用意しておき、その項目が選択されたか否かでWFエディタが判定すればよい。次に、ステップS1402で、ステップS1401の判定がYESである場合、WFエディタは、WF群のどのWF同士をまとめるか、選択を要求する。選択できるWFの数は、2つ以上であれば、いくつでも選択が可能である。次に、ステップS1403で、WFエディタは、ステップS1402の要求の結果、選択されたWFをまとめることは可能か否かを判定する。ここで、判定基準として、選択されたWF同士の相違点が、一つの設定項目だけであれば、選択されたWF同士をまとめることができるとWFエディタが判定する。ステップS1404で、ステップS1403の判定がYESである場合、WFエディタは、選択されたWF同士をまとめて、一つのWFとする。例えば、選択されたWFの相違点が解像度のみで、それぞれ、「100*100」と「600*600」という設定値を持つWFの場合、WFエディタは解像度の設定値を「100*100、600*600」とまとめたWFにする。
図14〜16は、本実施形態に係るWFエディタの動作画面を、図12及び図13のフローチャートに沿って示したものである。図14は、ステップS1404で、選択されたWFをまとめた後の画面を示している。ここでは、(2)と(6)のWFをまとめた後に、(3)と(4)のWFをまとめた後の様子を示している。ステップS1402で、まとめるWFとして(2)と(6)が選択された場合、ステップS1403の、(2)と(6)をまとめることが可能か判定を行う。(2)と(6)のWFの相違点は、画像変換パーツのファイル形式の一つの設定項目のみであるため、まとめることが可能である。そのため、選択されたWFを、(2)と(6)をまとめたWF、すなわち、ファイル形式の設定値を「JPEG、PDF(高圧縮)」と2つの設定値をまとめたWFにする。続けて、(3)と(4)のWFをまとめる要求があった場合、同様に、(3)と(4)のWFをまとめることが可能か判定する。(3)と(4)のWFの相違点は、解像度の一つの設定項目のみであるためまとめることが可能である。そのため、選択されたWFを、(3)と(4)をまとめたWF、すなわち、解像度の設定値を「100*100、600*600」と2つの設定値をまとめたWFにする。このように選択されたWFの相違点が一つの設定項目のみである場合、WFをまとめることができる。もし、(1)と(6)のWFをまとめる要求があった場合、これらのWFには相違点が二つ(解像度とファイル形式)あるため、まとめることができない。一方で、図15に示すように(1)+(2)、(3)+(4)を作成し、まとめたWF同士をさらにまとめて図16のような(1)+(2)+(3)+(4)といったWFにすることは可能である。
図17及び図18は、図16の状態から作成したWFアプリを、画像形成装置101上で実行したときの画面を示したものである。図17(A)で、WF群のどのWFを実行するか決定するため、設定値の選択を要求している。ここでは、ファイル形式の設定値が定まれば、(1)+(2)+(3)+(4)のWFと、(6)のWFのどちらを実行するか決定できる。ここでは「JPEG」が選択された場合を示しているため、(1)+(2)+(3)+(4)のWFを実行する。図17(B)は、スキャンパーツ実行時の画面を示している。(1)+(2)+(3)+(4)のWFを実行することで、図11(A)とは異なり、解像度1501、カラー1502をスキャンパーツが表示する画面で設定することが可能になる。図18は、画像変換パーツ実行時の画面を示している。(1)+(2)+(3)+(4)のWFを実行しているため、ファイル形式1601は「JPEG」に設定されている。ファイル形式の設定値がすでにカスタマイズされたWFであるため、ここでは、ユーザ入力も受け付けない。
以上のように、本実施形態では、WF群のWFをまとめることで、設定値選択パーツが表示する画面ではなく、各WFパーツが表示する画面で、設定項目の設定値を入力することができる。これにより、ユーザは、もとのWFパーツの操作感のまま設定を入力できる上に、設定の制約を知らなくても、不整合を発生させることなくWFパーツの設定を行える。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (8)

  1. ワークフローを構成するパーツに関する不整合情報と、前記パーツの設定項目及び設定値の情報とを取得する取得手段と、
    前記取得した設定項目が前記不整合情報に含まれる場合、前記設定項目における設定値で想定される組み合わせを算出する算出手段と、
    前記算出した組み合わせが前記不整合情報に含まれる場合、前記不整合情報に含まれる組み合わせを削除する削除手段と、
    前記削除した組み合わせを除く組み合わせを用いてワークフローのアプリケーションを作成する作成手段と
    を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記削除した組み合わせを除く組み合わせの中で、同じ設定項目で異なる設定値を有する組み合わせがある場合に、ユーザに対して前記設定値の選択を要求する要求手段
    をさらに備え、
    前記作成手段は、前記選択の要求をした組み合わせのうち、前記ユーザから選択された設定値を含む組み合わせを用いて前記アプリケーションを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記削除手段は、前記選択の要求をした組み合わせのうち、前記ユーザから選択されなかった設定値を含む組み合わせを削除する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記削除した組み合わせを除く組み合わせから実行する組み合わせを選択する選択手段
    をさらに備え、
    前記作成手段は、前記選択手段で選択した組み合わせを用いて前記アプリケーションを作成する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記削除した組み合わせを除く組み合わせのうち、まとめられる組み合わせがある場合に、前記組み合わせをまとめる統合手段
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記統合手段は、各組み合わせにおける相違点が1つの設定項目のみである場合に、前記相違点が1つのみの設定項目が含まれる組み合わせをまとめる
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. ワークフローを構成するパーツに関する不整合情報と、前記パーツの設定項目及び設定値の情報とを取得する取得工程と、
    前記取得した設定項目が前記不整合情報に含まれる場合、前記設定項目における設定値で想定される組み合わせを算出する算出工程と、
    前記算出した組み合わせが前記不整合情報に含まれる場合、前記不整合情報に含まれる組み合わせを削除する削除工程と、
    前記削除した組み合わせを除く組み合わせを用いてワークフローのアプリケーションを作成する作成工程と
    を有する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピューターを機能させるためのプログラム。

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