JP2019008605A - 情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】音声認識システムを利用して、住宅に関する仕様情報を住人に提供する。【解決手段】情報処理システム10は、情報処理装置12と、情報処理装置12と接続された装置メモリ13と、CADシステム30の中央サーバ31と、中央サーバ31と接続された記憶装置33とを備える。記憶装置33は、住宅をモデリングした住宅情報ファイルを記憶する。中央サーバ31は、情報処理装置12の要求に応じて、記憶装置33から住宅の仕様情報と、属性コード及び部材コードとを送信する。情報処理装置12は、受信した仕様情報、部材コード、及び属性コードを住宅情報ファイルごとに装置メモリ13に記憶させる。情報処理装置12は、音声認識システム20からリクエスト情報を受信する。情報処理装置12は、リクエスト情報に含まれる文字情報から検索コードを生成する。情報処理装置12は、生成した検索コードを用いて、仕様情報を検索して読み出す。【選択図】図1

Description

本発明は、音声認識システムの要求に応じて住宅に関する情報を出力する情報処理システムに関する。
住宅をモデリングした3次元CAD情報を住宅のメンテナンスに利用するシステムがある(例えば、特許文献1、2参照)。
また、音声認識デバイスを住宅に設置し、音声入力によって照明やテレビなどを操作したり、商品を購入したりする音声認識システムがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−3143号公報 特開2013−33386号公報 特開2016−27688号公報
発明者は、音声認識システムによって、住宅を構成する部材の仕様を示す仕様情報をユーザが自由に取得できれば、住宅のメンテナンスや、カーテンなどの住宅に関する商品の購入などに役立つと考えた。しかしながら、開発に当たり、仕様情報を有するCADシステムを即座に音声認識システムと連携させることは困難であるとの知見を得た。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、音声認識システムを利用して住宅に関する部材の仕様情報を住人に取得させることができる手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る情報処理システムは、音声を音声情報に変換するマイクロフォンを有しており、住宅に設置された音声認識デバイスを備えた音声認識システムと通信可能な情報処理システムである。上記音声認識システムは、上記音声情報に応じて選択された定型の質問を示す要求情報であって、複数のコードを特定するための複数の文字情報を含む当該要求情報と、上記住宅を特定するための識別情報とを出力するものである。本発明に係る情報処理システムは、上記要求情報及び上記識別情報を受け付けるコントローラと、上記コントローラと接続されており、上記文字情報と上記コードとを対応付けた第1テーブルが記憶された装置メモリと、上記コントローラと通信可能であり、複数の上記住宅ごとの住宅情報ファイルが記憶された記憶装置とを備える。上記各住宅情報ファイルは、上記住宅を構成する部材及び住宅に設けられる部材の仕様を示す仕様情報と上記コードとが対応付けられた第2テーブルとをそれぞれ具備する。上記コントローラは、選択する上記仕様情報と選択しない上記仕様情報との一方を示すコード表に基づいて、上記記憶装置に記憶された上記各住宅情報ファイルに含まれる複数の上記仕様情報の一部の仕様情報及び当該仕様情報を特定する上記コードを選択した第3テーブルを生成して上記装置メモリに記憶する記憶処理と、上記音声認識システムから上記要求情報及び上記識別情報を受け付ける受付処理と、上記第1テーブルに基づいて、受け付けた上記要求情報に含まれる上記文字情報にそれぞれ対応する複数の上記コードを抽出し、抽出した複数の上記コードを含む検索コードを生成する生成処理と、複数の上記コードに基づいて、上記識別情報に応じて選択した上記第3テーブルから上記仕様情報を選択する選択処理と、選択した上記仕様情報に応じた情報を出力する出力処理とを実行する。
コントローラは、コード表に従って、CADシステムの記憶装置から、住宅情報ファイルの一部の仕様情報及び複数のコードを選択し、第3テーブルを作成する。コントローラは、作成した第3テーブルを装置メモリに記憶する(記憶処理)。コントローラは、定型の質問を示す要求情報と、住宅を特定するための識別情報とを音声認識システムから受け付ける(受付処理)。要求情報には、「寝室」や、「窓」や、「幅」などの文字情報が含まれる。文字情報は、第1テーブルにおいて、コードと対応付けられている。コントローラは、第1テーブルから、入力された要求情報の文字情報に対応するコードを抽出し、抽出したコードから検索コードを生成する(生成処理)。コントローラは、識別情報と、生成した検索コードとを用いて、第3テーブルから仕様情報を選択する(選択処理)。すなわち、コントローラは、音声認識システムが出力した定型の質問の回答となる仕様情報を装置メモリから取得する。コントローラは、取得した仕様情報に応じた情報を回答として出力する(出力処理)。回答は、音声認識システムに対して出力されてもよいし、住人が所持する携帯端末やパーソナルコンピュータに対して出力されてもよい。
第1テーブル及び第3テーブルが装置メモリに記憶されることにより、音声認識システムを介した住人からの住宅に関する質問に回答することができる。
(2) 好ましくは、上記コントローラは、上記装置メモリが接続され、上記記憶処理、上記受付処理、上記生成処理、上記選択処理、及び上記出力処理を実行する情報処理装置と、上記情報処理装置と通信可能であり、上記記憶装置が接続された中央サーバとを備えていてもよい。上記装置メモリは、上記コード表を記憶する。上記情報処理装置は、上記コード表に示された上記コードを含む送信要求情報を上記中央サーバに送信する。上記中央サーバは、上記送信要求情報に含まれる上記コードを用いて選択した複数の上記仕様情報、及び当該仕様情報と対応付けられた複数の上記コードを上記情報処理装置へ送信する。上記情報処理装置は、受信した上記仕様情報及び複数の上記コードを、上記識別情報ごとに上記第3テーブルとして上記装置メモリに記憶する。
情報処理装置は、装置メモリと接続され、また、中央サーバと通信する。中央サーバは、住宅情報ファイルを記憶する記憶装置と接続されている。情報処理装置は、中央サーバを介して記憶装置から一部の仕様情報及び複数のコードを受け取り、第3テーブルを作成して装置メモリに記憶する。すなわち、情報処理装置は、装置メモリに記憶した仕様情報については、中央サーバと通信することなく、装置メモリから取得することができる。したがって、情報処理装置は、検索コードを生成して仕様情報を検索する際、中央サーバとの間の通信状態に拘わらず、仕様情報を取得することができる。すなわち、コリジョンの発生によるリトライやタイムアウトを行うことなく仕様情報を取得することができる。また、一部の仕様情報のみを装置メモリに記憶させるから、全ての仕様情報に対して検索を行う必要がなく、検索に要する時間が短縮される。その結果、音声認識システムからの要求に対して迅速に回答することができる。すなわち、迅速な回答が要求される音声認識システムに対して、迅速な回答を行うことができる。
(3) 好ましくは、上記第3テーブルは、部材コードをそれぞれ付与された複数の部材情報を備えていてもよい。上記各部材情報は、属性コードと対応付けられた複数の上記仕様情報をそれぞれ有する。上記コードは、上記部材コード、上記属性コード、及び上記仕様情報を示す文字コードを含む。上記コントローラは、上記選択処理において、複数の上記コードのうちの一部の上記コードから上記部材情報を特定し、特定した上記部材情報が有する複数の上記仕様情報のうち、他の一部の上記コードから上記仕様情報を特定して選択する。
(4) 好ましくは、上記第3テーブルは、上記仕様情報と複数の上記コードとが対応付けられたテーブルであってもよい。
回答となる仕様情報が、複数の上記コードと直接対応付けられることにより、仕様情報の検索が容易になる。
(5) 好ましくは、上記コントローラは、上記受付処理において、上記要求情報及び上記識別情報に加え、住宅内の部屋を示す部屋情報を受け付けてもよい。上記第1テーブルは、上記部屋情報と上記コードとをさらに対応付ける。
部屋情報がコードと対応付けられているから、「この部屋の窓の幅は?」など、部屋の名称を特定しない質問にも回答することができる。
(6) 好ましくは、上記装置メモリは閾値を記憶していてもよい。上記コントローラは、上記選択処理において選択した上記仕様情報の数が上記閾値未満であると判断したことを条件に上記出力処理を行い、上記数が上記閾値以上であると判断したことを条件に回答不能を示す情報を出力する。
音声認識システムから入力される質問が曖昧であって回答する仕様情報の数が多い場合、回答不能を示す情報が出力される。
回答する仕様情報の数が多いと、通信トラフィックを悪化させ、回答に時間がかかるおそれが生じる。また、回答を受け取る住人を混乱させるおそれがある。回答する仕様情報の数を閾値により制限することにより、回答までの時間を短縮し、また、住人の混乱を防止することができる。
(7) 好ましくは、上記出力処理において、上記仕様情報に応じた情報を文字情報と、画像情報と、音声情報との少なくとも1つにより出力してもよい。
音声情報が出力される場合、例えば、出力された音声情報がそのまま音声認識デバイスに入力され、音声によって住人に回答される。文字情報や画像情報が出力される場合、住人の所持する携帯端末やパーソナルコンピュータに文字情報や画像情報が入力される。
(8) 好ましくは、上記コントローラは、上記記憶装置に新たな上記住宅情報ファイルが登録されたか否かを監視する監視処理と、上記監視処理において新たな上記住宅情報ファイルが登録されたと判断したことを条件に、新たな上記住宅情報ファイルに対して上記記憶処理とを実行してもよい。
監視処理及び記憶処理が実行されることにより、新たな住宅情報ファイルが登録されるとすぐに、情報処理システムを利用可能となる。
(9) 好ましくは、上記コントローラは、オペレータの入力操作を受け付ける入力装置を有しており、上記コード表の上記コードの変更及び追加を上記入力装置により受け付けてもよい。
入力装置により、第3テーブルを構成する仕様情報の種類を自由に変更及び追加することができる。
本発明に係る情報処理システムによれば、音声認識システムを利用して住宅に関する情報を住人に取得させることができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システム10の概略構成である。 図2は、実施形態に係る情報処理装置12、装置メモリ13、及びCADシステム30の概略構成図である。 図3は、第2テーブル52を示す図である。 図4は、コード表54を示す図である。 図5は、第3テーブル53を示す図である。 図6は、第1テーブル51を示す図である。 図7(A)は、リクエスト情報を説明する説明図であり、図7(B)は、検索コードを説明する説明図である。 図8は、記憶処理を説明するフローチャートである。 図9は、メイン処理を示すフローチャートである。 図10は、監視処理及び記憶処理を説明するフローチャートである。 図11は、変形例1に係る図であり、(A)はリクエスト情報を示し、(B)は第4テーブル55を示し、(C)は第1テーブル51の一部を示し、(D)は生成した検索コードを示す。 図12は、変形例2に係る第3テーブル63を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本実施形態の情報処理システム10が図1に示される。情報処理システム10は、音声認識システム20を利用して、住宅に関する情報を住人に提供するシステムである。以下、詳しく説明される。
音声認識システム20は、テレビや照明器具やエアコンなどの機器の音声制御や、インターネットを通じた商品の購入に使用されるシステムである。具体的に説明すると、音声認識システム20は、複数の音声認識デバイス21と、音声認識デバイス21と通信可能なサーバ23とを備える。
音声認識デバイス21は、各住宅に1乃至複数個設置される。例えば、一の住宅では、居間にのみ音声認識デバイス21が設置され、他の一の住宅では、居間と寝室にそれぞれ音声認識デバイス21が設置され、さらに他の一の住宅では、居間と書斎と子供部屋にそれぞれ音声認識デバイス21が設置される。
音声認識デバイス21は、音声を音声情報に変換するマイクロフォン22を有する。音声認識デバイス21は、住人が発した音声を音声情報に変換する。
また、音声認識デバイス21は、インターネット99を介してサーバ23と通信する第1通信部と、テレビや照明装置やエアコンと通信する第2通信部とを有する。音声認識デバイス21は、変換した音声情報を第1通信部を用いてサーバ23に出力する。また、音声認識デバイス21は、第2通信部を用いてテレビや照明器具やエアコンと通信し、サーバ23から入力された情報に応じてこれらの機器を動作させる。
サーバ23は、例えば、インターネット99に接続された複数のサーバによって構成されるクラウドサーバである。サーバ23は、音声認識プログラムをメモリに記憶している。サーバ23は、入力された音声情報を音声認識プログラムにより解析し、解析結果に応じた情報を出力する。例えば、一の住宅に設置された音声認識デバイス21が、「テレビをつけて」との音声を音声情報に変換して出力すると、サーバ23は、「テレビの電源をオンにする」との命令を当該音声認識デバイス21に返信する。当該命令を受け取った音声認識デバイス21は、テレビの電源をオンにする制御信号をテレビに出力する。
サーバ23は、入力された音声情報に応じて、図7(A)に示されるリクエスト情報を情報処理システム10宛てに出力する。例えば、入力された音声情報が、「寝室の照明の品番は?」との質問である場合、サーバ23は、情報処理システム10にリクエスト情報を出力する。すなわち、サーバ23は、住宅に関する質問や、住宅を構成する柱や床などの部材に関する質問や、住宅に設けられた窓などについての質問、或いは、それらの情報が回答のために必要な質問を受け取ると、情報処理システム10にリクエスト情報を出力する。
リクエスト情報は、お客様コードと、回答コマンドと、要求情報とを有する。お客様コードは、音声認識デバイス21から音声情報とともに出力される。お客様コードは、例えば、情報処理システム10の所有者と住人との契約により、住人に付与される。付与されるお客様コードは、例えば、住宅をモデリングした住宅情報ファイル(後述)に付与されるお客様コードと同一のコードとされる。住人は、付与されたお客様コードを予め音声認識デバイス21に登録する。音声認識デバイス21は、音声情報を出力する際、音声情報とともに、登録されたお客様コードを出力する。なお、お客様コードに代えて、IPアドレスやMACアドレスやその他の識別コードが用いられてもよい。お客様コード、IPアドレス、MACアドレスは、本発明の識別情報の一例である。
回答コマンドは、回答の形態や、情報処理システム10が回答を出力する宛先などを指定するコマンドである。回答の形態とは、例えば、音声、画像、文字である。回答を出力する宛先は、サーバ23のIPアドレスや、質問を行った住人の携帯端末やパーソナルコンピュータのIPアドレスなどである。情報処理システム10は、回答コマンドが指定するIPアドレス宛てに、回答コマンドが指定する形態(音声等)で、回答を出力する。
回答コマンドが指定する回答の形態や回答を出力する宛先は、例えば、質問を行う際に住人が指定する。住人が音声による回答を指定する旨を質問とともに音声認識デバイス21に入力すると、サーバ23は、音声解析を行って住人の上記指定と質問とを解析し、サーバ23のIPアドレスと音声とを示す回答コマンドを生成し、リクエスト情報に含める。
要求情報は、「寝室の照明の品番は?」などの質問に応じた情報である。例えば、サーバ23は、入力された音声情報を音声認識プログラムにより解析し、解析した内容に応じた定型の質問を要求情報とする。具体的には、解析した内容の文字情報によって要求情報を生成する。例えば、要求情報は、文字情報「寝室」、「照明」、「品番」などによって構成される。
要求情報は、場所や部材を示す特定情報と、質問情報とに区分けされる。特定情報は、例えば、「寝室」や「リビング」や「キッチン」や「窓」や「照明」や「壁」などである。質問情報は、「品番」や「サイズ」や「色」や「材質」などである。なお、この区分けは、音声認識システム20のサーバ23ではなく、後述の情報処理装置12によって行われてもよい。
リクエスト情報は、インターネット99を介して情報処理システム10に入力される。情報処理システム10は、リクエスト情報の要求情報によって示される質問に対する回答を生成し、回答コマンドが指定する形態(音声等)で指定するアドレス宛に回答を出力する。以下、情報処理システム10について詳しく説明がされる。
情報処理システム10は、住宅をモデリングするCADシステム30の一部を含む。まず、CADシステム30について説明がされる。
図2に示されるように、CADシステム30は、各支店などに設置される複数のCAD端末32と、通信ネットワーク98を介してCAD端末32と通信を行う中央サーバ31とを備える。中央サーバ31は、本店などに設置される。通信ネットワーク98は、インターネットやイントラネットである。CAD端末32は、例えば、3次元CADソフトがインストールされたサーバと、入力操作を行うキーボードなどの入力端末と、モニタとで構成される。中央サーバ31は、モデリングされた住宅の住宅情報ファイルを記憶する記憶装置33と有線又は無線接続されている。各CAD端末32は、作成した住宅情報ファイルを中央サーバ31へ送り、或いは中央サーバ31から住宅情報ファイルを受け取る。
図3を参照して、住宅情報ファイルについて詳しく説明がされる。住宅情報ファイルには、お客様コードが付与されている。お客様コードは、例えば、設計者やオペレータによって入力され、各住宅情報ファイルにそれぞれ付与される。図示例では、第1住宅情報ファイルにお客様コード「1111」が付与され、第2住宅情報ファイルにお客様コード「1112」が付与されている。
各住宅情報ファイルは、複数の部材情報を備える。部材情報が示す部材は、天井や床や壁や窓や照明やテーブルなどである。各部材情報は、部材コードをそれぞれ付与されている。すなわち、各部材(部材情報)は、部材コードによって識別され得る。図示例では、「窓1」に対して部材コード「aaaa」が付与され、「窓2」に対して部材コード「bbbb」が付与されている。
各部材情報は、複数の属性コードをそれぞれ備える。属性コードは、種類や階層や場所や材質や色やメーカ名や品番や相対位置や横幅や縦幅や高さなどを示す。各属性コードは、識別コードによって識別される。図示例では、第1属性コードは、識別コード「BBBB」で識別され、第2属性コードは、識別コード「CCCC」で識別される。
第1属性コードは、「窓」や「照明」や「壁」や「天井」や「テーブル」など、部材の種類を示す。第2属性コードは、「1階」や「2階」や「3階」などの階層を示す。第3属性コードは、「寝室」や「リビング」や「キッチン」や「子供部屋」などの場所を示す。第4属性コードは、「アルミ」や「鉄」や「陶器」などの材質を示す。第5属性コードは、「黒」や「白」や「グレー」などの色を示す。第6属性コードは、「A社」や「B社」などのメーカ名を示す。第7属性コードは、「品番」を示す。第8属性コードは、「子供部屋に対する相対位置」を示す。第9属性コードは、「リビングに対する相対位置」を示す。
各属性コードが示す情報は、例えば文字コードで表されている。例えば、図3に示される第1部材の第1属性コードの示す情報「窓」は、文字コード「gggg」で表されている。各属性コードが示す情報は、本発明の仕様情報の一例である。
なお、各部材情報は、上述の属性コードの他、部屋内における場所、部屋内における他の部材との相対位置などを示す種々の属性コードと対応付けられている。
CAD端末32によって作成された各住宅情報ファイルは、中央サーバ31と接続された記憶装置33に住宅情報データベースとして記憶される。住宅情報ファイルの情報の一部は、情報処理システム10の装置メモリ13に複写される。以下、情報処理システム10について詳しく説明がされる。
情報処理システム10は、図1に示されるように、コントローラ11と、装置メモリ13と、上述の記憶装置33とを備える。コントローラ11は、情報処理装置12と、上述の中央サーバ31とにより構成される。すなわち、情報処理システム10は、CADシステム30の一部(中央サーバ31及び記憶装置33)と、情報処理装置12と、装置メモリ13とにより構成される。
情報処理装置12は、インターネットやイントラネットなどの通信ネットワーク98を介して中央サーバ31と接続されている。すなわち、情報処理装置12は、通信ネットワーク98を介して中央サーバ31と通信可能である。
情報処理装置12は、有線または無線により装置メモリ13と接続されている。情報処理装置12は、装置メモリ13に情報を書込み、装置メモリ13から情報を読み出す。
装置メモリ13は、図2に示されるように、第1テーブル51と、第3テーブル53と、コード表54と、閾値とを記憶する。第1テーブル51、コード表54、及び閾値は、予め装置メモリ13に記憶される。
第3テーブル53は、上述の住宅情報ファイルの一部を情報処理装置12が選択し、装置メモリ13に記憶させて生成するテーブルである。上述のように、情報処理装置12と中央サーバ31とは、通信ネットワーク98を介して通信を行うため、コリジョンの発生等が想定される。また、中央サーバ31の記憶装置33が記憶する住宅情報ファイルは、多数の情報を有している。第3テーブル53は、情報処理装置12が必要な情報を即座に入手するために生成される。すなわち、情報処理装置12が音声認識システム20に対して即座に回答できるように、回答に必要な情報からなる第3テーブル53を生成し、情報処理装置12と接続された装置メモリ13に記憶させておく。
回答に必要な情報であるか否かは、図4に示されるコード表54によって判別される。詳しく説明すると、コード表54は、図4に示されるように、部材コードや属性コードによって構成される。図示例では、コード表54は、「基礎型枠1」を示す部材コード「jklm」と、「発注日」を示す属性コード「FFFF」等を有する。
コード表54に示される部材コードや属性コードは、情報処理装置12の入力装置14を用いて、オペレータによって入力される。入力される部材コードや属性コードは、住人の質問を想定して決定される。例えば、部材コード「jklm」は、住人が基礎型枠1についての質問をしないと想定してコード表54に登録されている。オペレータは、情報処理システム10の運用が開始される前にコード表54に部材コードや属性コードを登録する。或いは、オペレータは、情報処理システム10の運用が開始された後、部材コードや属性コードをコード表54に追加し、或いは登録された部材コードや属性コードを変更する。
コード表54に示された部材コードや属性コードで示される情報を除く情報が住宅情報ファイルから選択され、選択された情報により、図5に示される第3テーブル53が生成される。図5に示される第3テーブル53は、第1テーブル51と異なり、第33部材及び第34部材の部材情報を有しない。また、第3テーブル53は、第1テーブル51と異なり、第22属性コードで示される属性情報を有しない。すなわち、第3テーブル53は、第1テーブル51よりも情報量が少ない。
図6に示される第1テーブル51は、音声認識システム20のサーバ23から入力されたリクエスト情報(図7(A))から検索コード(図7(B))を生成するのに用いられるテーブルである。詳しく説明すると、第1テーブル51は、特定情報(文字情報)及び質問情報(文字情報)と、生成コードとが対応付けられたテーブルである。図示例では、特定情報として、「1階」、「2階」、「3階」、「リビング」、「寝室」、「キッチン」、「天井」、「床」、「壁」、「窓」、「照明」等の文字情報が挙げられ、質問情報として、「高さ」、「幅」、「奥行」、「色」、「材質」等の文字情報が挙げられている。
文字情報「1階」、「2階」、「3階」、「リビング」、「寝室」、「キッチン」、「天井」、「床」、「壁」には、生成コード「qqqq」、「hhhh」、「lmnp」、「rrrr」、「iiii」、「pqrs」、「rstu」、「stuv」、「cdef」がそれぞれ対応付けられている。しかしながら、文字情報と生成コードとは、1対1の関係でない場合もある。すなわち、複数の文字情報に1つの生成コードが対応付けられ、反対に、1つの文字情報に複数の生成コードが対応付けられている場合もある。
具体的に説明すると、2つの文字情報「リビング」及び「居間」が、生成コード「rrrr」と対応付けられている。また、3つの文字情報「スイッチ」、「ボタン」、及び「操作パネル」生成性コード「tuvw」と対応付けられている。
反対に、1つの文字情報「サイズ」に対して、幅、高さ、奥行きをそれぞれ示す3つの生成コード「UUUU」、「VVVV」、「WWWW」がそれぞれ対応付けられている。
したがって、住人が同じ部屋を「リビング」と言ってたとしても、「居間」と言ったとしても、同じ生成コード「rrrr」が得られる。また、住人が、幅なのか、高さなのか、奥行なのかを特定せずに「サイズ」と言った場合、「幅」、「高さ」、「奥行」を示す3つの生成コード「UUUU」、「VVVV」、「WWWW」が得られる。なお、住人が同じ部屋を「リビング」と言ってたとしても、「居間」と言ったとしても、同じ生成コード「rrrr」が得られるとの言語解釈AI機能を音声認識システム20のサーバ23に持たせてもよい。すなわち、サーバ23は、音声情報「リビング」が入力されても、音声情報「居間」が入力されても、文字情報「リビング」として出力する。
生成された生成コードから、図7(B)に示される検索コードが生成される。具体的には、検索コードは、特定情報の文字情報から生成された生成コードからなる部材特定部位と、質問情報の文字情報から生成された生成コードからなる情報特定部位とから構成される。部材特定部位は、部材を特定する部分である。情報特定部位は、回答となる仕様情報を特定する部位である。部材特定部位のコードから、窓1などの部材(部材情報)が特定され、情報特定部位から、質問に対する回答となる仕様情報が特定される。詳しくは後述される。
装置メモリ13に記憶される閾値は、住人の質問に回答する情報の数の上限を決める。すなわち、住人の質問が「サイズ」などの曖昧な表現を使用しており、回答すべき情報の数が膨大となる場合に、回答を制限するために閾値が使用される。詳しくは後述される。
装置メモリ13に記憶された上述の第1テーブル51、第3テーブル53、コード表54、及び閾値は、情報処理装置12による回答の生成に用いられる。以下、詳しく説明がされる。
情報処理装置12は、例えばサーバであり、図1に示されるように、インターネット99を介して上述の音声認識システム20のサーバ23と接続されている。すなわち、情報処理装置12は、インターネット99を介してサーバ23からリクエスト情報を受け取ることができる。
情報処理装置12は、図2に示されるように、オペレータによる入力操作を受け付ける入力装置14と、内蔵メモリ或いは装置メモリ13に記憶された情報処理プログラム16を読み出して実行するCPU15とを備える。なお、装置メモリ13自体が情報処理装置12の内蔵メモリであってもよい。以下、情報処理装置12が行う情報処理について、図8〜図10を用いて説明がされる。
情報処理装置12は、情報処理システム10の運用が開始される前に、図8に示される記憶処理を実行する。記憶処理は、コード表54(図4)に従って第3テーブル53を作成し、作成した第3テーブル53を装置メモリ13に記憶させる処理である。
情報処理装置12は、コード表54に示されたコードを含む送信要求情報を中央サーバ31へ送信する(S11)。送信要求情報を受信した中央サーバ31は、住宅情報ファイルを記憶装置33から読み出す(S12)。情報処理装置12は、読み出した住宅情報ファイルが有する部材コードや属性コードや文字コードのうち、送信要求情報のコードが示すコードを除外し、残りのコードを情報処理装置12に送信する(S13)。
コードを受信した情報処理装置12は、受信したコードから第3テーブル53を生成し、生成した第3テーブル53をお客様コードごとに装置メモリ13に記憶させる(S14)。
記憶処理が実行された後、情報処理システム10の運用が開始されると、情報処理装置12は、音声認識システム20からの要求に応じて回答を出力するメイン処理を実行する。図9を参照して詳しく説明がされる。
情報処理装置12は、サーバ23からリクエスト情報が入力されるまで待機する(S21:No)。情報処理装置12は、リクエスト情報が入力されると(S21:Yes)、要求情報に含まれる特定情報及び質問情報を用いて、第1テーブル51から複数の生成コードを抽出する(S22)。ステップS21は、本発明の受付処理の一例である。
情報処理装置12は、抽出した複数の生成コードから検索コードを生成する(S23)。例えば、図7(A)の「1」に示されるように、特定情報が「寝室」、「照明」であり、質問情報が「品番」である場合、第1テーブル51(図7)を用いて生成コード「iiii」、「uuuu」が生成され、質問情報から生成コード「HHHH」が生成され、図7(B)の「1」に示されるように、部材特定部位が「iiii」「uuuu」であり、情報特定部位が「HHHH」である検索コードが生成される。
また、図7(A)の「2」に示されるように、質問情報が「サイズ」である場合、図7(B)の「2」に示されるように、情報特定部位がそれぞれ「UUUU」、「VVVV」、「WWWW」である3つの検索コードが生成される。ステップS23は、本発明の生成処理の一例である。
情報処理装置12は、検索コードを生成した後、リクエスト情報に含まれるお客様コードと一致するお客様コードが付与された第3テーブル53を選択する(S24)。例えば、お客様コードが「1111」である場合、お客様コード「1111」が付与された第1住宅情報ファイルの第3テーブル53(図5)が検索に用いるテーブルとして選択される。
次に、情報処理装置12は、第3テーブル53において、検索コードの部材特定部位が示すコードを有する部材(部材情報)を特定する(S25)。例えば、部材特定部位が示すコードが「iiii」「uuuu」である場合、「iiii」「uuuu」を属性コードとして有する第1部材(寝室の窓)が特定される。なお、寝室に窓が2つある場合などは、2つの部材が特定される。
次に、情報処理装置12は、特定した部材において、情報特定コードと一致する属性コードによって示される仕様情報(文字コード)を回答する回答情報として読み出す(S26)。ステップS24〜S26の処理は、本発明の選択処理の一例である。
次に、情報処理装置12は、読み出した回答情報の数が閾値未満か否かを判断する(S27)。例えば、18個の照明を有する住宅の住人が「照明の品番は?」との質問を行った場合、各照明について1個の回答情報が得られる。すなわち、18個の回答情報が得られる。この「18個」が「取得した回答情報の数」となる。
情報処理装置12は、取得した回答情報の数が閾値未満であると判断すると(S27:Yes)、回答コマンド(図7)が示す回答形態で、回答コマンドが示す宛先へ回答を出力する(S28)。例えば、情報処理装置12は、取得した回答情報を音声情報に変換し、サーバ23宛てに出力し、または、取得した回答情報を文字情報や画像情報に変換し、サーバ23や、住人の携帯端末やパーソナルコンピュータ宛てに出力する。なお、住人の携帯端末やパーソナルコンピュータ宛てに回答情報を送信する場合、「携帯端末(パーソナルコンピュータ)に回答を送信しました」との旨を示す音声情報をサーバ23を介して音声認識デバイス21に送信してもよい。ステップS28の処理は、本発明の出力処理の一例である。
また、情報処理装置12は、取得した回答情報の数が閾値以上であると判断すると(S27:No)、「回答不能」を意味する情報を、サーバ23や、住人の携帯端末やパーソナルコンピュータに出力し(S29)、メイン処理を終了する。「回答不能」を意味する情報とは、例えば、「質問を限定できません」、「お答えできません」などである。
なお、「回答不能」を意味する情報に加え、質問の内容を限定する情報が出力されてもよい。例えば、質問が「窓のサイズは?」である場合、「どの部屋の窓ですか?」を意味する情報や、「窓の幅ですか?」を意味する情報が出力される。
また、情報処理装置12は、図10に示される監視処理及び記憶処理を実行する。情報処理装置12は、所定の時間ごとに、新たな住宅情報ファイルが登録されたか否かを中央サーバ31に問い合わせる。所定の時間は、例えば、1時間や、6時間や、24時間である。
中央サーバ31は、例えば、住宅情報ファイルが登録された日時を日時情報として住宅情報ファイルのお客様コードと対応付けて記憶装置33に記憶し、かつ、情報処理装置12が問い合わせた日時を記憶装置33に記憶する。中央サーバ31は、前回の問合せ日時以降の日時情報を持つ住宅情報ファイルを新たな住宅情報ファイルとする。中央サーバ31は、情報処理装置12からの問合せを受けると、新たな住宅情報ファイルが発見されたか否かを示すフラグを有する返信を情報処理装置12に対して行う。
情報処理装置12は、中央サーバ31からの返信に含まれるフラグにより、新たな住宅情報ファイルが登録されたか否かを判断する。情報処理装置12は、新たな住宅情報ファイルが登録されていないと判断すると(S31:No)、処理を終了する。情報処理装置12は、新たな住宅情報ファイルが登録されたと判断すると(S31:Yes)、コード表54のコードを含む送信要求情報を中央サーバ31に送信し(S32)、その応答として、新たに登録された住宅情報ファイルについて選択されたコードを受信する(S33)。情報処理装置12は、受信したコードにより、新たな住宅情報ファイルについて第3テーブル53を作成し、監視処理及び記憶処理を終了する。
[効果]
本実施形態では、情報処理装置12は、装置メモリ13に記憶された第1テーブル51を用いて、複数の生成コードを含む検索コードを生成する。一方、第3テーブル53において、部材コード及び属性コードが各部材に付与されている。したがって、情報処理装置12は、住人の質問の回答となる回答情報を第3テーブル53から取得して出力することができる。その結果、音声認識システム20を用いて、住宅に関する情報を住人に自由に取得させることができる。
また、本実施形態では、回答すべき仕様情報が、情報処理装置12と有線または無線によって接続された装置メモリ13に記憶されるから、情報処理装置12は、コリジョンなどの通信障害に拘わりなく仕様情報を読み出すことができる。また、CADシステム30の記憶装置33に記憶された情報のうちの一部の情報のみが装置メモリ13に記憶され、記憶装置33に記憶された全ての情報が装置メモリ13に記憶されないから、装置メモリ13の容量が少なくてすみ、かつ、仕様情報の検索が速くなる。したがって、音声認識デバイス21に音声(質問)が入力されてから当該質問に対する回答がされるまでの時間が、情報処理装置12が記憶装置33から仕様情報を読み出す場合に比べ短縮される。その結果、ストレスを感じさせることなく、住宅に関する情報を住人に取得させることができる。
また、閾値により、回答される仕様情報の数が制限されるから、リトライの発生が抑制されて回答までの時間が短縮され、また、回答を受け取った住人を混乱させたりすることが防止される。
また、コード表54に示されるコードを変更したり追加したりすることができるから、これまで想定していなかった住人の新たな要求(質問)が生じたとしても、当該要求に即座に対応することができる。
また、監視処理及び記憶処理が実行されるから、新たな住宅情報ファイルが登録されるとすぐに、情報処理システム10を住人に利用させることができる。
また、中央サーバ31は、情報処理装置12が送信した送信要求情報に応じて住宅情報ファイルを出力するだけでよいから、既存のCADシステム30に大幅な変更を加えることなく、情報処理システム10を構築することができる。
また、部材情報は、「他の部屋との相対位置」を示す属性コードを有するから、「寝室の上の部屋の壁の色は?」との質問や、「子供部屋の西側の部屋の壁の色は?」との質問など、一の部屋を基準として他の部屋を特定する質問にも回答することができる。
[変形例1]
本変形例1では、図11(A)に示されるように、サーバ23から入力されるリクエスト情報に、音声認識デバイス21のIPアドレスが含まれる例が説明される。
図11(B)に示されるように、音声認識デバイス21のIPアドレスと住宅内の部屋とが対応付けられた第4テーブル55が装置メモリ13に記憶される。音声認識デバイス21のIPアドレスと住宅内の部屋との対応付けは、例えば、音声入力により行われる。具体的に説明すると、住人が、「この部屋は寝室です」との音声を音声認識デバイス21に入力する。音声認識デバイス21は、音声を音声情報に変換し、変換した音声情報と、自己のIPアドレスと、お客様コードとをサーバ23に出力する。サーバ23は、音声情報を解析し、「この部屋は寝室です」を意味する文字情報と、音声認識デバイス21のIPアドレスと、お客様コードとを情報処理装置12に出力する。情報処理装置12は、文字情報に含まれる部屋(寝室)と、音声認識デバイス21のIPアドレスと対応付けて、第4テーブル55を作成する。住宅内の部屋を示すIPアドレスは、本発明の部屋情報の一例である。
図示例では、第4テーブル55において、IPアドレス「192.168.2.160」と、リビングを示す属性コード「rrrr」とが対応付けられ、IPアドレス「192.168.1.168」と、寝室を示す属性コード「iiii」とが対応付けられている。
第1テーブル51では、図6に示される対応関係に加え、図11(C)に示される対応関係が示されている。具体的には、文字情報「この部屋」に、図11(B)で特定された部屋を示すコードが対応付けられている。また、文字情報「下の部屋」や「隣の部屋」に、図11(B)で特定された部屋に対する相対位置を示すコードが対応付けられている。
図示例では、文字情報「この部屋」に、「リビング」を意味する文字コード「rrrr」や、「寝室」を意味する文字コード「iiii」が対応付けられている。また、文字情報「下の部屋」に、「寝室の下」を示すコード「mnpq」が対応付けられ、文字情報「隣の部屋」に、「寝室の隣」を示すコード「npqr」が対応付けられている。
情報処理装置12は、上述の実施形態と同様に、文字情報から生成した複数の生成コードにより、図11(D)に示される検索コードを生成する。図示例の「1」では、検索コード「rrrr」「gggg」「VVVV」が生成され、図示例の「3」では、検索コード「mnpq」「gggg」「VVVV」が生成されている。図示例の「1」では、部屋の種類を示す第3属性コード「rrrr」が検索コードに含まれるのに対して、図示例の「3」では、第3属性コードが検索コードに含まれず、代わりに、寝室との相対位置を示す属性コード「mnpq」が検索コードに含まれている。
情報処理装置12は、上述の実施形態と同様に、生成した検索コードを用いて、回答となる仕様情報を取得する。
[効果]
本変形例では、第4テーブル55を用いて、音声認識デバイス21が設置された住宅内の部屋を特定することができる。したがって、「この部屋の窓のサイズは?」などの部屋の種類を特定しない質問に対しても、回答することができる。
また、他の部屋との相対位置を示す属性コードにより、「この部屋の下の部屋の窓の幅は?」や「この部屋の隣の部屋の壁の色は?」などの質問に対しても回答することができる。
[変形例2]
上述の実施形態では、CADシステム30の記憶装置33に記憶された住宅情報ファイルと同じデータ形式で第3テーブル53が生成される例が説明された。本変形例では、リクエスト情報に対する回答を検索し易いデータ形式に変更して第3テーブル63(図12)が生成される例が説明される。
図12に示されるように、第3テーブル63では、仕様情報と、仕様情報を特定するための属性コード及び文字コードとが対応付けられている。図示例では、寝室の窓の品番を示す文字コード「mmmm」に対して、品番の属性コード「DDDD」と、窓を示す文字コード「gggg」と、2階を示す文字コード「hhhh」と、寝室を示す文字コード「iiii」が対応付けられている。情報処理装置12は、中央サーバ31から住宅情報ファイルを取得した後、住宅情報ファイルの各データの対応関係を第3テーブル63に示す構成に変更して装置メモリ13に記憶させる。
第3テーブル64が生成されることにより、音声認識システム20が送信するリクエスト情報において、特定情報と質問情報との区分けが不要となり、かつ、検索コードにおいて、部材特定部位と情報特定部位との区分けが不要となる。
「寝室の窓の品番は?」との質問を例に詳しく説明する。音声認識システム20が送信するリクエスト情報には、要求情報として、「寝室」、「窓」、「品番」の文字情報が含まれる。情報処理装置12は、これらの文字情報から、3つの生成コード「iiii」、「gggg」、「HHHH」を含む検索コードを生成する。次に、情報処理装置12は、第3テーブル64において、3つの生成コード「iiii」、「gggg」、「HHHH」と対応付けられた第1情報「mmmm」を抽出する。「mmmm」は、寝室の窓の品番「CD−B」を文字示すコードである。
本変形例では、要求情報における文字情報を、部材を特定する特定情報と、回答となる仕様情報を特定する質問情報とに区分けする必要がない。その結果、音声認識システム側の負担を低減することができる。
[その他の変形例]
上述の実施形態では、リクエスト情報にお客様コードが含まれる例が説明された。しかしながら、お客様コードに代えて、音声認識デバイス21のIPアドレスやMACアドレスなど、音声認識デバイス21を特定する識別情報がリクエスト情報に含まれていてもよい。装置メモリ13には、当該識別情報とお客様コードとが対応付けられたテーブルがさらに記憶される。情報処理装置12は、当該テーブルを用いて、IPアドレスやMACアドレスからお客様コードを取得し、第3テーブル53の特定を行う。
上述の実施形態では、サーバ23が音声解析を行う例が説明された。しかしながら、音声認識デバイス21に音声解析プログラムがインストールされていてもよい。その場合、音声認識システムは、複数の音声認識デバイス21のみにより構成される。リクエスト情報は、インターネット99を介して、音声認識デバイス21から情報処理装置12に直接入力される。
上述の実施形態では、お客様コードごとに第3テーブル53が生成されて装置メモリ13に記憶される例が説明された。しかしながら、住宅ごとの第3テーブル53が1つにまとめられていてもよい。
上述の実施形態では、コード表54に示されたコードが除外された住宅情報ファイルが装置メモリ13に複写される例が説明された。しかしながら、コード表54には、記憶装置33から装置メモリ13に複写するコードが示されていてもよい。すなわち、情報処理装置12は、コード表54に示されたコードと一致する部材コードや属性コードをCADシステム30から受け取り、第3テーブル53として装置メモリ13に記憶させる。
また、上述の実施形態では、新たな住宅情報ファイルが登録されたか否かを情報処理装置12が中央サーバ31に問い合わせる例が説明された。しかしながら、新たな住宅情報ファイルが登録されたことを条件に、中央サーバ31がその旨を示す通知を情報処理装置12へ出力してもよい。情報処理装置12は、当該通知を受けると、新たに登録された住宅情報ファイルに対して、上述の記憶処理を実行する。
また、上述の実施形態では、回答コマンドにより、情報処理装置12が回答を出力する宛先、及び回答の形態(音声情報、文字情報、画像情報)が決定される例が説明された。しかしながら、リクエスト情報が回答コマンドを有さなくてもよい。この場合、情報処理装置12は、回答を文字情報や画像情報でサーバ23宛てに出力する。回答を受信したサーバ23は、例えば、文字情報を音声情報に変換して音声認識デバイス21に出力し、かつ、文字情報や画像情報を住人の携帯端末やパーソナルコンピュータに出力する。
上述の変形例では、住人の質問に対して回答する例が説明された。しかしながら、音声認識システムの補助として、情報処理システム10が利用されてもよい。例えば、「住人が子供部屋のエアコンをつけて」との音声をリビングに設置された音声認識デバイス21に入力すると、サーバ23は、文字情報「子供部屋」を含むリクエスト情報を情報処理装置12に出力する。リクエスト情報を受けた情報出力装置12は、第4テーブル55を用いて、「子供部屋」に対応する「IPアドレス」を抽出する。情報処理装置12は、抽出したIPアドレスをサーバ23に出力する。サーバ23は、入力されたIPアドレス宛てに、エアコンを付ける命令を出力する。当該命令を受けた音声認識デバイス21、すなわち、子供部屋に設置された音声認識デバイス21は、エアコンに対して制御信号を出力する。
10・・・情報処理システム
11・・・コントローラ
12・・・情報処理装置
13・・・装置メモリ
14・・・入力装置
20・・・音声認識システム
21・・・音声認識デバイス
22・・・マイクロフォン
23・・・サーバ
30・・・CADシステム
31・・・中央サーバ
33・・・記憶装置
51・・・第1テーブル
52・・・第2テーブル
53・・・第3テーブル
54・・・コード表

Claims (9)

  1. 音声を音声情報に変換するマイクロフォンを有しており、住宅に設置された音声認識デバイスを備えた音声認識システムと通信可能な情報処理システムであって、
    上記音声認識システムは、上記音声情報に応じて選択された定型の質問を示す要求情報であって、複数のコードを特定するための複数の文字情報を含む当該要求情報と、上記住宅を特定するための識別情報とを出力するものであり、
    上記要求情報及び上記識別情報を受け付けるコントローラと、
    上記コントローラと接続されており、上記文字情報と上記コードとを対応付けた第1テーブルが記憶された装置メモリと、
    上記コントローラと通信可能であり、複数の上記住宅ごとの住宅情報ファイルが記憶された記憶装置とを備え、
    上記各住宅情報ファイルは、上記住宅を構成する部材及び住宅に設けられる部材の仕様を示す仕様情報と上記コードとが対応付けられた第2テーブルとをそれぞれ具備しており、
    上記コントローラは、選択する上記仕様情報と選択しない上記仕様情報との一方を示すコード表に基づいて、上記記憶装置に記憶された上記各住宅情報ファイルに含まれる複数の上記仕様情報の一部の仕様情報及び当該仕様情報を特定する上記コードを選択した第3テーブルを生成して上記装置メモリに記憶する記憶処理と、
    上記音声認識システムから上記要求情報及び上記識別情報を受け付ける受付処理と、
    上記第1テーブルに基づいて、受け付けた上記要求情報に含まれる上記文字情報にそれぞれ対応する複数の上記コードを抽出し、抽出した複数の上記コードを含む検索コードを生成する生成処理と、
    複数の上記コードに基づいて、上記識別情報に応じて選択した上記第3テーブルから上記仕様情報を選択する選択処理と、
    選択した上記仕様情報に応じた情報を出力する出力処理とを実行する情報処理システム。
  2. 上記コントローラは、
    上記装置メモリが接続され、上記記憶処理、上記受付処理、上記生成処理、上記選択処理、及び上記出力処理を実行する情報処理装置と、
    上記情報処理装置と通信可能であり、上記記憶装置が接続された中央サーバとを備えており、
    上記装置メモリは、上記コード表を記憶しており、
    上記情報処理装置は、上記コード表に示された上記コードを含む送信要求情報を上記中央サーバに送信し、
    上記中央サーバは、上記送信要求情報に含まれる上記コードを用いて選択した複数の上記仕様情報、及び当該仕様情報と対応付けられた複数の上記コードを上記情報処理装置へ送信し、
    上記情報処理装置は、受信した上記仕様情報及び複数の上記コードを、上記識別情報ごとに上記第3テーブルとして上記装置メモリに記憶する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 上記第3テーブルは、部材コードをそれぞれ付与された複数の部材情報を備えており、
    上記各部材情報は、属性コードと対応付けられた複数の上記仕様情報をそれぞれ有しており、
    上記コードは、上記部材コード、上記属性コード、及び上記仕様情報を示す文字コードを含み、
    上記コントローラは、上記選択処理において、複数の上記コードのうちの一部の上記コードから上記部材情報を特定し、特定した上記部材情報が有する複数の上記仕様情報のうち、他の一部の上記コードから上記仕様情報を特定して選択する請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 上記第3テーブルは、上記仕様情報と複数の上記コードとが対応付けられたテーブルである請求項1または2に記載の情報処理システム。
  5. 上記コントローラは、上記受付処理において、上記要求情報及び上記識別情報に加え、住宅内の部屋を示す部屋情報を受け付け、
    上記第1テーブルは、上記部屋情報と、上記コードとをさらに対応付ける請求項1から4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 上記装置メモリは、閾値を記憶しており、
    上記コントローラは、
    上記選択処理において選択した上記仕様情報の数が上記閾値未満であると判断したことを条件に上記出力処理を行い、
    上記数が上記閾値以上であると判断したことを条件に回答不能を示す情報を出力する請求項1から5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 上記コントローラは、上記出力処理において、上記仕様情報に応じた情報を文字情報と、画像情報と、音声情報との少なくとも1つにより出力する請求項1から6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 上記コントローラは、
    上記記憶装置に新たな上記住宅情報ファイルが登録されたか否かを監視する監視処理と、
    上記監視処理において新たな上記住宅情報ファイルが登録されたと判断したことを条件に、新たな上記住宅情報ファイルに対して上記記憶処理を実行する請求項1から7のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. 上記コントローラは、
    オペレータの入力操作を受け付ける入力装置を有しており、
    上記コード表の上記属性コードの変更及び追加を上記入力装置により受け付ける請求項1から8のいずれかに記載の情報処理システム。
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