JPH11344993A - 音声認識装置および記憶媒体 - Google Patents

音声認識装置および記憶媒体

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JPH11344993A
JPH11344993A JP10166246A JP16624698A JPH11344993A JP H11344993 A JPH11344993 A JP H11344993A JP 10166246 A JP10166246 A JP 10166246A JP 16624698 A JP16624698 A JP 16624698A JP H11344993 A JPH11344993 A JP H11344993A
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JP
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word
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less
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JP10166246A
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English (en)
Inventor
Nobukimi Kobayashi
宣公 小林
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声認識によって求められた単語候補が所定
の数以下になった場合に単語候補を表示することによ
り、単語候補を表示する表示部の面積が小さい場合であ
っても単語候補の表示を可能とするとともに、単語候補
を選択する者の手間を省くことができる音声認識装置を
実現する。 【解決手段】 ステップ12で入力された単音節の認識
をステップ14で行い、その単音節の認識候補をステッ
プ16で表示し、その表示された単音節候補の確定をス
テップ20で行い、その確定した単音節と単語辞書との
照合をステップ24で行う。そして、その照合の結果出
された単語候補の数が所定数以下であるかをステップ2
6で判定し、所定数以下でない場合はステップ12へ戻
り、次の単音節を入力して単語候補の数を絞り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声を認識する音
声認識装置、およびその音声認識装置が音声認識を行う
ためのコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体で
あって、認識結果を表示するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声認識を行い、その認識結果を
表示する技術として、たとえば特開平1−191199
号公報に記載のものが知られている。このものは、入力
された音声の単音節の特徴パターンと、日本語の101
音節の標準パターンとの一致度を求め、たとえば、一致
度の高い上位の5位までの単音節候補を表示部に表示
し、その表示された単音節候補の中から正しい単音節候
補を操作者が選択して確定し、その確定された単音節
と、単語辞書に登録されている単語とのマッチング処理
を行い、マッチングを取れた単語を上記表示部に表示す
るという構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のは、操作者が確定した単音節とマッチングの取れた単
語を表示する構成であるため、その単語を表示する表示
部の面積が小さい場合は、マッチングの取れた単語を総
て表示することができないという問題がある。しかも、
表示された単語の数が多い場合は、操作者が単語を選択
する手間がかかるという問題もある。
【0004】そこで、本発明は、音声認識によって求め
られた単語候補が所定の数以下になった場合に単語候補
を表示することにより、単語候補を表示する表示部の面
積が小さい場合であっても単語候補の表示を可能とする
とともに、単語候補を選択する者の手間を省くことがで
きる音声認識装置および記憶媒体を実現することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、入力対象とす
る単語が記憶された単語記憶手段と、入力された音声の
音節を認識して前記音節の認識結果を求める音節認識手
段と、この音節認識手段によって求められた認識結果と
対応する音節を有する単語候補を前記単語記憶手段から
検索して求めるとともに、その求められた単語候補が所
定の数以下になるまで、次の音節を入力して前記音節認
識手段を繰り返し実行する検索手段と、この検索手段に
よって求められた前記所定の数以下の単語候補を表示す
る表示手段と、が備えられたという技術的手段を採用す
る。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の音声認識装置において、前記検索手段によって求め
られた単語候補が前記所定の数以下になった場合に、効
果音を出力する効果音出力手段が備えられたという技術
的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の音声認識装置において、前記検索手
段によって求められた単語候補が前記所定の数以下にな
った場合に、その単語情報を示す合成音声を出力する合
成音声出力手段が備えられたという技術的手段を採用す
る。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の音声認識装置におい
て、前記所定の数は、1つであるという技術的手段を採
用する。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の音声認識装置におい
て、前記検索手段によって求められた前記所定の数以下
の単語候補を表示可能か否かを前記表示手段の表示部の
大きさに基づいて判定する判定手段を備え、前記表示手
段は、前記判定手段が、前記所定の数以下の単語候補を
表示可能と判定した場合に、前記所定の数以下の単語候
補を表示するように構成されており、前記検索手段は、
前記判定手段が、前記所定の数以下の単語候補を表示可
能ではないと判定した場合に、前記音節認識手段を繰り
返し実行するように構成されているという技術的手段を
採用する。
【0010】請求項6に記載の発明では、入力対象とす
る単語が記憶された単語記憶領域と、入力された音声の
音節を認識して前記音節の認識結果を求め、この求めら
れた認識結果と対応する音節を有する単語候補を前記単
語記憶領域から検索して求めるとともに、その求められ
た単語候補が所定の数以下になるまで、次の音節を入力
して前記音節の認識を繰り返し実行し、この実行によっ
て求められた前記所定の数以下の単語候補を表示するた
めのコンピュータプログラムが記憶されていることを特
徴とする記憶媒体という技術的手段を採用する。
【0011】
【作用】請求項1ないし請求項6に記載の発明では、上
記音節認識手段は、入力された音声の音節を認識して音
節の認識結果を求める。そして、上記検索手段は、音節
認識手段によって求められた認識結果と対応する音節を
有する単語候補を、入力対象とする単語が記憶された単
語記憶手段から検索して求めるとともに、その求められ
た単語候補が所定の数以下になるまで、次の音節を入力
して上記音節認識手段を繰り返し実行する。そして、上
記表示手段は、検索手段によって求められた上記所定の
数以下の単語候補を表示する。つまり、音節認識手段に
よって求められた認識結果と対応する音節を有する単語
候補が所定の数以下になった場合に、その所定の数以下
の単語候補を表示することができるため、上記所定の数
を単語候補を表示する表示部の面積に対応させて設定す
ることにより、表示部の面積に対応した数の単語候補の
表示を行うことができる。したがって、単語候補の表示
部の面積が小さいことに起因して、単語候補の総てを表
示しきれないという事態をなくすことができる。しか
も、上記所定の数を単語候補の総てを表示する場合より
も少ない数に設定することにより、単語候補の総てを表
示するものよりも、表示された単語候補を選択するため
の手間を軽減することができる。
【0012】特に、請求項4に記載の発明のように、上
記所定の数を1つに設定することにより、単語候補を表
示する面積として、単語候補1つ分を確保するだけでよ
いため、単語候補を表示する面積を最小限に設定するこ
とができる。しかも、単語候補を選択する者は、表示さ
れた1つの単語候補を選択するだけでよいため、複数の
単語候補から1つの単語候補を選択する場合のような手
間が全く不要とすることができる。
【0013】特に、請求項2に記載の発明では、上記効
果音出力手段は、上記検索手段によって求められた単語
候補が上記所定の数以下になった場合に効果音を出力す
る。つまり、選択し易い候補数になったことを操作者に
対して効果音で知らせることができる。したがって、操
作者は、その効果音を聞いて即座に単語候補を選択する
作業に移ることができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明では、上記合
成音声出力手段は、上記検索手段によって求められた単
語候補が上記所定の数以下になった場合に、その単語情
報を示す合成音声を出力する。つまり、単語候補を選択
する者は、上記合成音声を聞くことにより、単語候補の
内容を知ることができるため、表示された単語候補を見
て確認する手間を省くことができる。
【0015】さらに、請求項5に記載の発明では、上記
判定手段は、上記検索手段によって求められた上記所定
の数以下の単語候補を表示可能か否かを上記表示手段の
表示部の大きさに基づいて判定し、上記表示手段は、判
定手段が、所定の数以下の単語候補を表示可能と判定し
た場合に、所定の数以下の単語候補を表示する。また、
上記検索手段は、上記判定手段が、所定の数以下の単語
候補を表示可能ではないと判定した場合に、上記音節認
識手段を繰り返し実行する。つまり、単語候補の種類に
よっては、長短があり、それを表示するための面積が異
なってくるため、検索手段によって求められた単語候補
の数が、所定の数以下であっても、その総てを表示しき
れない場合がある。そこで、検索手段によって求められ
た単語候補の数が、所定の数以下であっても、その総て
を表示できるか否かを表示手段の表示部の大きさに基づ
いて判定し、表示可能な場合は、上記所定の数の単語候
補を表示手段によって表示し、表示可能でない場合は、
次の音節を入力して単語候補の数をさらに絞って表示手
段に表示できるようにする。したがって、総ての単語候
補を表示しきれないことにより、表示されていない単語
候補を見ることができないという事態を防止できる。
【0016】そして、請求項6に記載の発明では、入力
対象とする単語が記憶された単語記憶領域と、入力され
た音声の音節を認識して前記音節の認識結果を求め、こ
の求められた認識結果と対応する音節を有する単語候補
を前記単語記憶領域から検索して求めるとともに、その
求められた単語候補が所定の数以下になるまで、次の音
節を入力して前記音節の認識を繰り返し実行し、この実
行によって求められた前記所定の数以下の単語候補を表
示するためのコンピュータプログラムが記憶されている
という構成であるため、その記憶媒体を用いることによ
り、上記請求項1に記載の音声認識装置を実現できる。
つまり、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載す
るように、上記音声認識装置を携帯電話機に適用した場
合は、音声認識処理は、携帯電話機に内蔵されたCPU
によって行われることから、上記記憶媒体としての記憶
部を携帯電話機に内蔵させることによって、上記請求項
1に記載の音声認識装置を実現できるからである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の音声認識装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
各実施形態では、本発明の音声認識装置として、電話を
かけたい相手の名前を音声で入力する機能を有する携帯
電話機を代表に説明する。図1は、第1実施形態の携帯
電話機の外観構成を示す説明図である。携帯電話機10
には、スピーカ11が備えられており、そのスピーカ1
1の下方には、入力した音声の認識結果や電話番号など
を表示するLCD(液晶表示装置)12が備えられてい
る。そのLCD12の下方には、オフフックボタン13
と、オンフックボタン14と、テンキー15とが備えら
れており、そのテンキー15の下方には、LCD12に
表示された認識結果を選択する際にカーソルを上方へ移
動させるための上方移動ボタン16と、カーソルを下方
へ移動させるための下方移動ボタン17と、LCDに表
示された認識結果を選択して確定するための選択ボタン
18とが設けられている。また、携帯電話機10には、
マイクロフォン19と、ロッドアンテナ20とが設けら
れている。
【0018】次に、携帯電話機10の主な電気的構成に
ついてそれを示す図2を参照して説明する。携帯電話機
10の内部には、音声認識処理や電話通信制御などを行
うCPU21が設けられており、CPU21には、RA
M22、EEPROM23およびROM24が接続され
ている。ROM24には、マイクロフォン19から入力
される音声の対象となる単語で構成される単語辞書24
aと、日本語の101個の単音節の標準パターンで構成
される単音節辞書24bと、CPU21が上記音声認識
処理や電話通信制御などを行うためのコンピュータプロ
グラム24cとが記憶されている。また、EEPROM
23には、通話先の電話番号および名称が対応付けて書
換可能に記憶されており、RAM22は、CPU21が
上記音声認識処理や電話通信制御などを行う際に、RO
M24から読出されたコンピュータプログラム24cを
一時的に記憶したり、CPU21の処理結果を一時的に
記憶したりする。
【0019】また、CPU21には、ロッドアンテナ2
0を介して通信を行うための通信モデム25と、マイク
ロフォン19から入力された単音節を単音節辞書24b
を参照して認識を行う単音節認識部26と、確定された
単音節と単語辞書24aに登録された単語とのマッチン
グ処理を行う単語マッチング部27と、マイクロフォン
19から入力された音声を電話通信可能なデータに変換
する音声入力回路28と、通信モデム25によって受信
された音声信号をスピーカ11から出力可能な信号に変
換する音声出力回路29と、種々のデータをLCD12
に表示可能なデータに変換する表示回路30と、各種操
作ボタン13〜18とが接続されている。
【0020】次に、マイクロフォン19から入力された
単音節の認識から電話番号の表示に至るまでに、CPU
21、単音節認識部26および単語マッチング部27が
実行する処理の内容について、それを示す図4のフロー
チャートを参照して説明する。なお、ここでは、携帯電
話機10を操作する者(以下、操作者と称する)は、入
力する単音節の順序を説明する図3(A)に示すよう
に、「こばやし ひとし」という人名を音声入力するも
のとする。まず、CPU21は、単音節入力のためのパ
ラメータiを初期化(i←1)すると(ステップ1
0)、単音節認識部26は、操作者が発声した単音節を
マイクロフォン19を介して入力し(ステップ12)、
その入力した単音節の特徴パラメータを抽出するととも
に、その抽出した特徴パラメータと近似する単音節標準
パターンの単音節候補の中の上位数個、たとえば「こ」
「ほ」「お」の3個を単音節辞書24bから選択し(ス
テップ14)、それら選択された単音節候補をLCD1
2に表示する(ステップ16)。
【0021】ここで、操作者は、LCD12に表示され
た単音節候補の中に発声した単音節と同じ単音節が存在
しない場合には、言い直しボタン(たとえば、テンキー
15の中の#キー)を押して単音節を再入力する。また
は、LCD12に表示された単音節候補の中に発声した
単音節と同じ単音節が存在する場合には、上方移動ボタ
ン16、または、下方移動ボタン17を操作してカーソ
ルを選択すべき単音節候補の位置へ移動させ、選択ボタ
ン18を押して単音節候補を選択する。そこで、CPU
21は、言い直しが指示されたか、あるいは、選択ボタ
ン18が押されたかを判定し(ステップ18)、言い直
しが指示された場合は(ステップ18:言い直し)、ス
テップ12へ戻り、単音節の再入力を行う。このように
して、単音節候補が選択されるまでステップ12からス
テップ18を繰り返す。
【0022】そして、CPU21は、単音節候補が選択
されると(ステップ18:選択)、その選択された単音
節候補を入力された単音節であると確定し(ステップ2
0)、LCD12の単音節を表示する表示領域の中のi
番目の位置に認識結果である上記確定された単音節を表
示するとともに、その単音節をRAM22に一時的に格
納する(ステップ22)。続いて、単語マッチング部2
7は、RAM22に一時的に格納した単音節と単語辞書
24aに登録されている単語との照合を行い、RAM2
2に一時的に格納した単音節を有する単語を単語候補と
して選択する(ステップ24)。本第1実施形態では、
単音節「こ」を入力したため、単語候補としては、たと
えば、単語候補の一例を説明する図3(B)に示すよう
に、「こばやし ひとし」を含めた「こくぼ としあ
き」から「こはら さだはる」までの15個の単語候補
が選択される。
【0023】続いて、CPU21は、上記選択された単
語候補の数(以下、候補数と称する)をカウントし、そ
のカウントした候補数が所定数、たとえば2以下である
か否かを判定する(ステップ26)。そして、CPU2
1は、候補数が所定数以下でなはいと判定した場合は
(ステップ26:No)、パラメータiに「1」をイン
クリメントし(i←i+1)、ステップ12へ戻り、次
の単音節を入力する。本第1実施形態では、候補数が1
5であり、所定数の2以下ではないため、ステップ12
へ戻り、次の単音節である「ば」を入力する。つまり、
候補数が所定数以下でない場合には、総ての単語候補を
LCD12に表示できないため、候補数が所定数以下に
なるまで次の単音節を入力して候補数を絞る。このよう
にして、ステップ26において、候補数が所定数以下で
あると判定されるまで、次の単音節を順次発声して単音
節の数を増やして行く(ステップ12からステップ2
6)。
【0024】そして、CPU21は、候補数が所定数以
下になったと判定すると(ステップ26:Yes)、そ
の所定数以下になった単語候補をLCD12に表示する
(ステップ30)。本第1実施形態では、たとえば、上
記所定数が2であるとすると、LCD12の表示内容を
説明する図3(C)に示すように、「1:こばやし ひ
とし」「2:こばやし ひろし」という2つの単語候補
が表示される。ここで、操作者が、前述の単音節候補を
選択した場合と同じように、上方移動ボタン16、また
は、下方移動ボタン17を操作してカーソルを選択すべ
き単語候補の位置へ移動させ、選択ボタン18を押して
単語候補を選択すると単語が確定され(ステップ3
2)、その確定した単語に対応付けられている電話番号
をEEPROM23から読出してLCD12に表示する
(ステップ34)。本第1実施形態では、「1:こばや
し ひとし」を選択すると、「こばやしひとし」に対応
付けられている電話番号がLCD12に表示される。
【0025】以上のように、本第1実施形態の携帯電話
機10を使用すれば、入力した単音節とマッチングした
単語候補の数が所定数以下になった場合に、その単語候
補を表示できるため、LCD12の表示面積が小さい場
合であっても、総ての単語候補を表示することができ
る。しかも、表示される単語候補の数が絞られているた
め、単語候補の数を絞らないで表示するものよりも、単
語候補の中から選択する手間を軽減できる。なお、LC
D12に1行で表示できない長い単語候補の場合は、そ
の単語候補は単語候補2つ分としてカウントするように
してもよい。また、たとえば、「こばやし ひとし」が
同姓同名で同音異字の場合に、漢字変換処理を行って
「小林等」「小林 仁志」と表示し、その中から操作者
に選択させるように構成することもできる。
【0026】また、CPU21、単音節認識部26およ
び単語マッチング部27が実行する処理の一部を説明す
る図5のフローチャートに示すように、候補数が所定数
以下になった場合に、スピーカ11から、たとえば「ピ
ー」という効果音を出力するように構成することもでき
る(ステップ29)。この構成を用いれば、選択し易い
候補数になったことを操作者に対して効果音で知らせる
ことができる。したがって、操作者は、その効果音を聞
いて即座に単語候補を選択する作業に移ることができ
る。
【0027】さらに、CPU21、単音節認識部26お
よび単語マッチング部27が実行する処理の一部を説明
する図6のフローチャートに示すように、表示された単
語候補を合成音声によって出力するように構成すること
もできる(ステップ31)。この構成を用いれば、操作
者は、上記合成音声を聞くことにより、単語候補の内容
を知ることができるため、表示された単語候補を見て確
認する手間を省くことができる。
【0028】ところで、単語候補の種類によっては、単
語の長短があり、それを表示するための面積が異なって
くるため、検索手段によって求められた単語候補の数
が、所定の数以下であっても、その総てを表示しきれな
い場合がある。そこで、CPU21、単音節認識部26
および単語マッチング部27が実行する処理の一部を説
明する図7のフローチャートに示すように、候補数が所
定数以下であるか否かの判定(ステップ26)を行った
後で、上記所定数以下の単語候補の総てをLCD12に
表示可能であるか否かを判定するように構成する(ステ
ップ27)。この判定は、たとえば、総ての単語候補に
よって占有される面積と、LCD12の表示面積とを比
較して行う。あるいは、総ての単語候補の文字数の合計
と、LCD12に表示可能な最大文字数とを比較して行
う。そして、表示可能であると判定された場合は(ステ
ップ27:Yes)、上記所定数の単語候補をLCD1
2に表示し、表示可能でないと判定された場合は(ステ
ップ27:No)、次の単音節を入力して単語候補の数
をさらに絞る(ステップ12からステップ27)。
【0029】以上のように、図7に示す処理を行うこと
により、総ての単語候補をLCD12に表示しきれない
ことにより、表示できなかった単語候補を見ることがで
きないという事態を防止できる。なお、所定数以下の単
語候補の総てを表示できない場合に(ステップ27:N
o)、その表示できない分の単語候補をLCD12の表
示画面をスクロールすることにより、あるいは、次の画
面へ切替えることにより表示するように構成することも
できる。
【0030】ところで、携帯電話機10のように、LC
D12の表示面積が特に小さい場合は、LCD12に表
示される文字が小さくなると見難くなるため、LCD1
2に表示する単語候補の数(所定数)は、1つであるこ
とが望ましい。また、上記各実施形態では、単語辞書2
4aおよび単音節辞書24bがROM24に記憶されて
おり、CPU21とは別個に単音節認識部26および単
語マッチング部27が設けられた構成を説明したが、単
語辞書24aおよび単音節辞書24bと、図4に示した
処理を行うためのコンピュータプログラムとを共にRO
M24に記憶した構成でもよい。この場合、その単語辞
書24aを記憶する領域が請求項6に記載の記憶領域に
対応し、ROM24が、請求項6に記載の記憶媒体に対
応する。さらに、上記各実施形態では、本発明の音声認
識装置として携帯電話機を代表に説明したが、ポケット
ベルなどの他の携帯通信機器、電子手帳、ポケットコン
ピュータ、あるいは、銀行のATMなどにも適用できる
ことは勿論である。
【0031】なお、単語辞書24aが本発明の単語記憶
手段に対応し、単音節認識部26が音節認識手段に対応
し、LCD12が表示手段に対応する。また、ステップ
14が音節認識手段として機能し、ステップ24からス
テップ28が検索手段として機能し、ステップ30が表
示手段として機能する。さらに、ステップ29が効果音
出力手段として機能し、ステップ31が合成音声出力手
段として機能する。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項6
に記載の発明によれば、音節認識手段によって求められ
た認識結果と対応する音節を有する単語候補を、入力対
象とする単語が記憶された単語記憶手段から検索して求
めるとともに、その求められた単語候補が所定の数以下
になるまで、次の音節を入力して上記音節認識手段を繰
り返し実行する検索手段を備えるため、単語候補を表示
する部分の面積が小さい場合であっても、上記所定の数
を上記面積に対応させて設定しておくことにより、単語
候補の数が多いことにより、表示しきれない単語候補が
発生するという事態をなくすことができる。しかも、上
記所定の数を単語候補の総てを表示する場合よりも少な
い数に設定することにより、単語候補の総てを表示する
ものよりも、表示された単語候補を選択するための手間
を軽減することができる。
【0033】特に、請求項4に記載の発明によれば、上
記所定の数を1つに設定することにより、単語候補を表
示する面積として、単語候補1つ分を確保するだけでよ
いため、単語候補を表示する面積を最小限に設定するこ
とができる。しかも、単語候補を選択する者は、表示さ
れた1つの単語候補を選択するだけでよいため、複数の
単語候補から1つの単語候補を選択する場合のような手
間が全く不要となる。
【0034】特に、請求項2に記載の発明によれば、上
記検索手段によって求められた単語候補が上記所定の数
以下になった場合に効果音を出力する効果音出力手段を
備えるため、選択し易い候補数に絞られたことを操作者
に対して効果音で知らせることができる。したがって、
操作者は、その効果音を聞いて即座に単語候補を選択す
る作業に移ることができる。
【0035】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記検索手段によって求められた単語候補が上記所定の数
以下になった場合に、その単語情報を示す合成音声を出
力する合成音声出力手段を備えるため、単語候補を選択
する者は、上記合成音声を聞くことにより、単語候補の
内容を知ることができる。したがって、表示された単語
候補を見て確認する手間を省くことができる。
【0036】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
上記検索手段によって求められた上記所定の数以下の単
語候補を表示可能か否かを上記表示手段の表示部の大き
さに基づいて判定する判定手段を備え、上記表示手段
は、判定手段が、所定の数以下の単語候補を表示可能と
判定した場合に所定の数以下の単語候補を表示し、上記
検索手段は、上記判定手段が、所定の数以下の単語候補
を表示可能ではないと判定した場合に上記音節認識手段
を繰り返し実行するように構成されているため、上記所
定の数以下の単語候補の総てを表示しきれない場合であ
っても、次の単音節を入力して再度音節の認識を繰り返
すことにより、さらに単語候補の数を絞り込んで、その
総てを表示可能な状態にすることができる。したがっ
て、総ての単語候補を表示しきれないことにより、表示
されていない単語候補を見ることができないという事態
を防止できる。
【0037】そして、請求項6に記載の発明によれば、
入力対象とする単語が記憶された単語記憶領域と、入力
された音声の音節を認識して前記音節の認識結果を求
め、この求められた認識結果と対応する音節を有する単
語候補を前記単語記憶領域から検索して求めるととも
に、その求められた単語候補が所定の数以下になるま
で、次の音節を入力して前記音節の認識を繰り返し実行
し、この実行によって求められた前記所定の数以下の単
語候補を表示するためのコンピュータプログラムが記憶
されているという構成であるため、その記憶媒体を用い
ることにより、上記請求項1に記載の音声認識装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の携帯電話機の外観構成を
示す説明図である。
【図2】図1に示す携帯電話機10の主な電気的構成を
示す説明図である。
【図3】図3(A)は、入力する単音節の順序を示す説
明図であり、図3(B)は、単音節「こ」を入力した場
合の単語候補のリストを示す説明図であり、図3(C)
は、LCD12の表示内容を示す説明図である。
【図4】CPU21、単音節認識部26および単語マッ
チング部27が実行する処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図5】CPU21、単音節認識部26および単語マッ
チング部27が実行する処理の一部を示すフローチャー
トである。
【図6】CPU21、単音節認識部26および単語マッ
チング部27が実行する処理の一部を示すフローチャー
トである。
【図7】CPU21、単音節認識部26および単語マッ
チング部27が実行する処理の一部を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 携帯電話機 11 スピーカ 12 LCD(表示手段) 19 マイクロフォン 21 CPU 24 ROM 24a 単語辞書(単語記憶手段) 24b 単音節辞書 26 単音節認識部(音節認識手段) 27 単語マッチング部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力対象とする単語が記憶された単語記
    憶手段と、 入力された音声の音節を認識して前記音節の認識結果を
    求める音節認識手段と、 この音節認識手段によって求められた認識結果と対応す
    る音節を有する単語候補を前記単語記憶手段から検索し
    て求めるとともに、その求められた単語候補が所定の数
    以下になるまで、次の音節を入力して前記音節認識手段
    を繰り返し実行する検索手段と、 この検索手段によって求められた前記所定の数以下の単
    語候補を表示する表示手段と、 が備えられたことを特徴とする音声認識装置。
  2. 【請求項2】 前記検索手段によって求められた単語候
    補が前記所定の数以下になった場合に、効果音を出力す
    る効果音出力手段が備えられたことを特徴とする請求項
    1に記載の音声認識装置。
  3. 【請求項3】 前記検索手段によって求められた単語候
    補が前記所定の数以下になった場合に、その単語情報を
    示す合成音声を出力する合成音声出力手段が備えられた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音声
    認識装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の数は、1つであることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の
    音声認識装置。
  5. 【請求項5】 前記検索手段によって求められた前記所
    定の数以下の単語候補を表示可能か否かを前記表示手段
    の表示部の大きさに基づいて判定する判定手段を備え、 前記表示手段は、前記判定手段が、前記所定の数以下の
    単語候補を表示可能と判定した場合に、前記所定の数以
    下の単語候補を表示するように構成されており、 前記検索手段は、前記判定手段が、前記所定の数以下の
    単語候補を表示可能ではないと判定した場合に、前記音
    節認識手段を繰り返し実行するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つ
    に記載の音声認識装置。
  6. 【請求項6】 入力対象とする単語が記憶された単語記
    憶領域と、 入力された音声の音節を認識して前記音節の認識結果を
    求め、この求められた認識結果と対応する音節を有する
    単語候補を前記単語記憶領域から検索して求めるととも
    に、その求められた単語候補が所定の数以下になるま
    で、次の音節を入力して前記音節の認識を繰り返し実行
    し、この実行によって求められた前記所定の数以下の単
    語候補を表示するためのコンピュータプログラムが記憶
    されていることを特徴とする記憶媒体。
JP10166246A 1998-05-30 1998-05-30 音声認識装置および記憶媒体 Pending JPH11344993A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012014042A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Mitsubishi Electric Corp 音声入力インタフェース装置及び音声入力方法
JP2019008605A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 積水ハウス株式会社 情報処理システム
US10282423B2 (en) 2017-01-30 2019-05-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Announcement system and speech-information conversion apparatus

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