JP2019008405A - 情報処理装置、および情報処理装置によって実行される方法 - Google Patents

情報処理装置、および情報処理装置によって実行される方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管理作業の負荷を軽減しつつ、データを適切に保護することができる情報処理装置を提供する。【解決手段】オペレーティングシステム(OS)によって管理された特定の権限を有する操作者のみが更新することができる記憶領域に、前記特定の権限を有する操作者のみが使用する画像を登録する登録手段と、前記OS上で動作し、前記特定の権限を有する操作者からの要求に応答して前記記憶領域に記憶された画像を読み出す読み出し手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子印鑑による承認処理を行うことが可能な情報処理装置、および情報処理装置によって実行される方法に関する。
従来からある紙媒体に押印することによる承認作業に変わり、電子印鑑によって承認作業を電子化することができる情報処理装置や記録システムが一般的に知られている。例として、帳票などの予め定義されたフォーマットを有するデータに、予め記憶された印影画像を重ね合わせて、押印された帳票を出力(記録)することである(フォームオーバレイ)。
印影画像は、本人以外が使用することができないように適切に保護する必要がある。データを適切に保護するために、そのデータにアクセスする者(操作者)のアクセス権限を制限すること、およびデータを暗号化することなどの手段が一般に考えられる。一方で、これらの手段は、操作者のアクセス権限の管理が必要となり、管理者への負担が大きい。
特許第5790469号公報
特許文献1は、ネットワークを介してユーザ端末と接続されたMFP(多機能プリンタ)が、文書データに印影画像データを重畳して合成した合成画像データを記録用紙に印刷する画像形成装置を開示している。特許文献1に開示された画像形成装置では、印影画像データがMFPに記憶され、ユーザのログイン認証を通じて合成画像データを出力している。しかしながら、特許文献1に係る技術では、ログイン認証を行うユーザのIDを管理する作業負荷が発生する。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、管理作業の負荷を軽減しつつ、データを適切に保護することができる情報処理装置、情報処理装置によって実行される方法および記録システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、オペレーティングシステム(OS)によって管理された特定の権限を有する操作者のみが更新することができる記憶領域に、前記特定の権限を有する操作者のみが使用する画像を登録する登録手段と、前記OS上で動作し、前記特定の権限を有する操作者からの要求に応答して前記記憶領域に記憶された画像を読み出す読み出し手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、管理作業の負荷を軽減しつつ、データを適切に保護することができる。
記録システム全体の構成を示す図である。 情報処理装置の物理構成要素を示す概略図である。 情報処理装置の論理構成要素を示す概略図である。 記録システムが実行する処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る印影登録処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る印影配置データを示す図である。 実施例1に係る合成データ記録処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る印影登録処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る印影配置データを示す図である。 実施例2に係る合成データ記録処理を示すフローチャートである。 記録された保険証券を示す図である。 実施例3に係る記録システム全体の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する。また、以下の実施例に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらにのみに限定する趣旨のものではない。本明細書において、用語「固定出力データ」(第1のデータ)とは、以下で説明する情報処理装置または周辺機器に予め記憶および定義されたフォーマット、背景、記号、文字または図形などを有するデータを意味するものとする。固定出力データは、画像、スプレッドシートファイル、またはドキュメントファイルなどを含む。
また、用語「オーバレイデータ」(第2のデータ)とは、固定出力データ内の所定の位置に重ね合わされて配置されるデータを意味するものとし、画像またはテキストなどを含む。オーバレイデータを、固定出力データ内の所定の位置に重ね合わせて配置することによって合成されたデータ(合成データ)が出力される。
図1は、本発明に係る記録システム全体の構成を示す図である。記録システムは、情報処理装置1、入力装置2、および出力装置3を含む。情報処理装置1は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータデバイスで実装され、入力装置2および出力装置3に接続される。情報処理装置1は、オーバレイデータを登録し、オーバレイデータを、予め記憶された固定出力データに重ね合わせて配置することによって合成データを生成する。情報処理装置1と入力装置2および出力装置3との接続は、SCSIケーブルおよびUSBケーブルなどを介したシリアル接続、またはEthernet(登録商標)ケーブルなどを介したネットワーク接続であってもよい。
入力装置2は、情報処理装置1に記憶するオーバレイデータを入力するための装置であり、データの入力部は、例えば、スキャナ、カメラまたはキーボードなどで実装される。入力装置2は、紙などに押印された印影などをスキャンまたは撮影することによって画像データを生成し、または入力された文字などからテキストデータを生成し、情報処理装置1に送信する。入力装置2から情報処理装置1に送信されるデータの形式は、特に限定されるものではない。
出力装置3は、情報処理装置1が生成した合成データを出力するための装置であり、例えば、プリンタまたはプロジェクタなどで実装される。出力装置3は、合成データに基づいて、紙などの情報記録媒体の表面に情報を形成し、またはそのような記録媒体を加工する(パターンを切り込むことによってなど)。情報処理装置1から出力装置3に送信されるデータの形式も同様に、特に限定されるものではない。
本実施例では、情報処理装置1において、オーバレイデータを固定出力データに重ね合わせて配置することによって合成データを生成する例を示すが、そのような構成に限定されない。例えば、合成データを記録および投影などにより出力する場合は、オーバレイデータおよび固定出力データを出力装置3に送信し、出力装置3でそれらを重ね合わせることによって合成データを生成してもよい。また、固定出力データは、出力装置3に記憶されてもよい。
次に、図2を参照して、情報処理装置1の物理的な構成要素を説明する。情報処理装置1は、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、入出力インタフェース(I/F)14、ネットワークI/F15、および表示部16を備える。制御部11は、プロセッサなどの処理装置で実装され、演算機能および上記構成要素の制御を実行する。主記憶部12は、RAMなどのメモリ、つまり揮発性記憶装置である。補助記憶部13は、ROMなどの不揮発性記憶装置であり、オペレーティングシステム(OS)を実装するプログラム、およびOS上で動作するプログラムを記憶している。
入出力I/F14は、入力装置2および出力装置3との接続がシリアル接続の場合に、それらの周辺装置とデータを交換するインタフェースである。ネットワークI/F15は、入力装置2および出力装置3との接続がネットワーク接続の場合に、それらの周辺装置とデータを交換するインタフェースである。表示部16は、ディスプレイなどの出力装置であり、制御部11が所定のプログラムを実行することによって生成されるマンマシンI/F画面を表示する。
制御部11が補助記憶部13に記憶されたOSプログラムを主記憶部12に読み出して実行することによって、OSが動作する。OSが動作すると、補助記憶部13には、OSが提供するプログラムであるAPIおよび関数などのOS提供プログラムが記憶された記憶領域(OS提供プログラム領域)が作成される。また、OS提供プログラムが参照するOS管理情報(設定情報など)が記憶された記憶領域(OS管理情報記憶領域)が作成される。
このOS提供プログラム記憶領域に記憶されたプログラムの一部は、情報処理装置1を操作する操作者(つまり、OSへのログインユーザ)が特定の権限(例えば、管理者権限)を有していないと実行することができない。OS管理情報記憶領域に記憶されたデータは、特定の権限を有する操作者のみが更新および削除を許可される。このOS提供プログラムの実行権限およびOS管理情報の更新・削除権限は、OSによって管理される。
本実施例では、OSがWindows(登録商標)で実装される場合は、OS管理情報記憶領域としてレジストリ領域が使用される。また、OSがLinux(登録商標)またはUNIX(登録商標)で実装される場合は、OS管理情報記憶領域として/etcで表記されるディレクトリの記憶された設定ファイルが使用される。いずれのOSでも、本実施例では、OS管理情報記憶領域に印影画像データを記憶させる。OS管理情報記憶領域のアクセス権限は、装置毎に設定されているため、そのアクセス権限を印影画像データの更新・使用権限と共通化させておくことで、印影画像データのアクセス権限を別途管理する必要がなくなり、管理作業の負荷を軽減させることができる。
次に、図3を参照して、情報処理装置1の論理的な構成要素を説明する。図3に示す構成要素の各々は、制御部11が、補助記憶部13に記憶された所定のプログラムを主記憶部12に読み出して実行することによって実装される。論理構成要素は、OS実行部21、オーバレイデータ登録部22、データ読み出し部23、配置パラメータ取得部24、配置位置算出部25、合成データ生成部26、および合成データ出力部27を含む。オーバレイデータ登録部22、データ読み出し部23、配置パラメータ取得部24、配置位置算出部25、合成データ生成部26、および合成データ出力部27は、OS実行部21によって動作するOS上で動作する。
OS実行部21は、OSプログラムを実行することによってOSを起動する。オーバレイデータ登録部(登録手段)22は、入力装置2から受信したオーバレイデータ(印影画像データ)をOS管理情報記憶領域に記憶する。データ読み出し部(読み出し手段)23は、固定出力データ識別子に基づいて、補助記憶部13の所定の領域に記憶された固定出力データを読み出す。また、固定出力データ識別子に基づいて、OS管理情報記憶領域から固定出力データ識別子と関連付けられたオーバレイデータ、基準配置位置、および配置方法を取得する。基準配置位置および配置方法の詳細は後述する。
配置パラメータ取得部(取得手段)24は、後述する追記データを取得するとともに、オーバレイデータを配置するパラメータを取得および算出する。配置位置算出部(配置手段)25は、入力された追記データを基準にオーバレイデータをシフトさせる量を算出することによって、オーバレイデータの配置位置を算出する。合成データ生成部(生成手段)26は、オーバレイデータおよび追記データを固定出力データに重ね合わせて配置することによって合成データを生成する。合成データ出力部(出力手段)27は、出力装置3に合成データを送信し、出力指示を出す。
次に、図4のフローチャートを参照して、実施例1に係る記録システムが実行する処理を説明する。本実施例では、帳票などの予め定義されたフォーマットを有するドキュメントデータ(固定出力データ)に、印影画像データ(オーバレイデータ)を重ね合わせて記録する例を示すが、本発明は、そのような例に限定されない。まず、情報処理装置の制御部11は、補助記憶部13に記憶された所定のプログラムを主記憶部12に読み出すことによって実行する。実行すると、表示部16には、合成データ記録画面(図示しない)が表示される。
合成データ登録画面では、情報処理装置1を操作する操作者に印影登録処理を実行するかの問い合わせメッセージが表示され、印影登録処理を実行するかを選択することができる(ステップS401)。操作者が印影登録処理を実行することを選択すると(ステップS402でYes)、ステップS403に遷移し、印影登録処理が実行される。印影登録処理の詳細は、図5で説明する。操作者が印影登録処理を実行しないことを選択すると(ステップS402でNo)、ステップS404に遷移し、合成データ記録処理が実行される。合成データ記録処理の詳細は、図7で説明する。
ステップS405では、合成データ記録処理を継続するか否かの問い合わせメッセージが表示され、合成データ記録処理を継続するかを選択することができる。操作者が合成データ記録処理を継続することを選択すると(ステップS406でYes)、ステップS404に戻り、合成データ記録処理が実行される。操作者が合成データ記録処理を継続しないことを選択すると(ステップS406でNo)、処理が終了する。
次に、図5のフローチャートを参照して、本実施例に係る印影登録処理の詳細を説明する。印影登録処理は、ドキュメントデータに重ね合わせて記録するための印影画像データをオーバレイデータとして情報処理装置1のレジストリ領域に記憶する処理である。印影登録処理では、OS実行部21がOSを起動することによってOSが動作する。また、OS上でオーバレイデータ登録部22によって印影登録処理が実行される。
情報処理装置1を操作する操作者が特定の権限を有しているか否かを判定する(ステップS501)。権限を有していない場合は、印影登録処理を実行することができない旨を操作者に通知して処理を終了する(ステップS511)。印影登録処理は、OS提供プログラム記憶領域に記憶されたレジストリエディタを使用して実行される。権限なき操作者がレジストリエディタを実行することを試みた場合、OSがその権限に有無を判定するので、OSがこの権限の判定を行うことになる。上述したようにレジストリエディタは、特定の権限を有する操作者しか実行することができない。よって、本ステップで実行権限の有無をチェックし、権限なき操作者の場合、印影登録処理を実行することができないようにしている。この権限有無のチェックをOSが実行する。
次に、制御部11が印影登録プログラムを実行することによって(ステップS502)、表示部16に印影登録画面が表示される(ステップS503)。印影登録画面は、操作者が印影登録画像を登録するためのマンマシンI/F画面である。印影登録画面が表示部16に表示されると、印影登録処理(オーバレイデータ登録処理)が開始する。印影登録画面では、印影画像データを重ね合わせるドキュメントデータに対応するドキュメント識別番号を入力または選択することができる。なお、ドキュメント識別番号を選択する場合は、オーバレイデータ登録部22が補助記憶部13に記憶された全てのドキュメントデータを読み出し、対象のドキュメント識別番号をドロップダウンメニューなどで表示することによって操作者の選択を受け付ける。
また、印影登録画面では、登録する印影画像データを入力装置2(本実施例では、スキャナ)から取得するか、または既に登録されている印影画像データを使用するかを選択することができる。なお、既に登録されている印影画像データを使用する場合、データ読み出し部23によって、レジストリ領域に記憶された全ての印影画像データが読み出される。読み出された印影画像データは、復号されて印影登録画面上にリスト形式で表示される。
ドキュメント識別番号が入力(選択)されると、オーバレイデータ登録部22は、ドキュメント識別番号を取得する(ステップS504)。次に、登録する印影画像データを入力装置2から取得するか、または既に登録されている印影画像データを使用するかの選択を受け付ける(ステップS505)。ステップS505で、登録する印影画像データを入力装置2から取得することを選択した場合、ステップS506に遷移する。既に登録されている印影画像データを使用することを選択した場合、ステップS507に遷移する。
ステップS506では、入力装置2によって印影がスキャンされると、その印影画像データが生成され、入出力I/FまたはネットワークI/Fを介して情報処理装置1に送信される。そして、情報処理装置1が印影画像データを受信する。ステップS507では、印影登録画面上で選択された印影画像データが取得される。次に、オーバレイデータ登録部22がその印影画像データを符号化する(ステップS508)。次に、配置位置入力画面が表示部16に表示される(遷移する)。配置位置入力画面は、操作者が、ステップS504で取得したドキュメント識別番号に対応するドキュメントデータに印影画像データを配置する配置位置を登録するためのマンマシンI/F画面である。
配置位置入力画面で配置位置が入力されると、オーバレイデータ登録部22は、配置位置を取得する(ステップS509)。ここで、配置位置とは、選択されたドキュメントデータにおいて印影画像データを配置する位置となる座標情報(X座標およびY座標)である。なお、配置位置を入力する際に、配置位置入力画面に、ステップS504で取得したドキュメント識別番号に対応するドキュメントデータを表示してもよい(画像など)。この場合、その表示されたドキュメントデータにおいて位置をクリックするなどにより、クリックされた位置をオーバレイデータ登録部22が読み取り、その位置に対応する座標を算出することによって配置位置の入力を受け付ける。
次に、オーバレイデータ登録部22は、ステップS503で取得したドキュメント識別番号、ステップS408で符号化された印影画像データ、ならびにステップS509で取得した配置位置をレジストリ領域に記憶する(ステップS510)。
図6は、ドキュメント識別番号と、それに関連付けられた印影画像データ、配置位置とを含む印影配置データを示す図である。図6に示すように、1つ目のドキュメントデータである「DOCUMENT1」、に「ImageData」および「Location」が関連付けられる。「DOCUMENT1」は、ドキュメント識別番号に対応する。「ImageData」は、符号化された印影画像データに対応する。「Location」は、配置位置に対応する。2つ目のドキュメントデータ乃至4つ目のドキュメントデータも同様である。このレジストリ領域に記憶されたデータは、後述する合成データ生成処理において、OS提供プログラム記憶領域に記憶されたプログラムを使用することによって読み込まれることになる。
次に、図7のフローチャートを参照して、本実施例に係る合成データ記録処理の詳細を説明する。合成データ記録処理では、OS実行部21がOSを起動することによってOSが動作する。また、OS上でデータ読み出し部23、配置パラメータ取得部24、配置位置算出部25、合成データ生成部26、および合成データ出力部27によって印影登録処理が実行される。
まず、制御部11が合成データ記録プログラムを実行することによって(ステップS701)、表示部16に合成データ生成画面が表示される(ステップS702)。合成データ生成画面は、操作者が、登録された印影画像データをドキュメントデータに重ね合わせて配置することによって合成データを生成するためのマンマシンI/F画面である。合成データ生成画面では、生成されるドキュメントデータに対応するドキュメント識別番号を入力または選択することができる。
ドキュメント識別番号が入力(選択)されると、データ読み出し部23は、ドキュメント識別番号を取得する(ステップS703)。次に、データ読み出し部23は、補助記憶部13の所定の領域に記憶されたドキュメントデータから、ステップS703で取得したドキュメント識別番号に対応するドキュメントデータを読み出す(ステップS704)。読み出しに成功した場合(ステップS705でYes)は、ステップS706に遷移する。データが破損されたなどの理由で読み出しに失敗した場合(ステップS705でNo)は、合成データ記録処理を実行することができない旨を操作者に通知して処理を終了する(ステップS714)。
次に、配置パラメータ取得部24は、レジストリ領域に記憶されたデータを読み出す(ステップS706)。読み出しに成功した場合(ステップS707でYes)は、ステップS708に遷移する。データが破損されたなどの理由で読み出しに失敗した場合(ステップS707でNo)は、合成データ記録処理を実行することができない旨を操作者に通知して処理を終了する(ステップS714)。
レジストリ領域に記憶されたデータは、OS提供プログラム記憶領域に記憶されたプログラム(関数)を使用することによって読み出される。取得した印影配置データは、印影画像データおよび配置位置を含む。なお、レジストリ領域に記憶されたデータを読み出すプログラムは、上述したレジストリエディタとは異なり、特定の権限を有しない操作者でも実行することができる。次に、ステップS706で読み出したデータから、ステップS703で取得したドキュメント識別番号に対応する印影配置データを取得する(ステップS708)。
次に、合成データ生成部26は、ステップS708で取得した配置位置の中心に配置されるよう、ステップS704で読み出したドキュメントデータに、ステップS708で取得した印影画像データをオーバレイする(ステップS709)。
次に、追記データ入力画面が表示部16に表示される(遷移する)。追記データ入力画面は、操作者が、印影画像データ以外にドキュメントデータの所定の位置に追加で表示するデータを入力するためのマンマシンI/F画面である。また、追記データ入力画面では、追記データのフォント、サイズ、ならびに追記データの開始位置(ドキュメントデータ内の垂直軸であるX軸上のX座標、および水平軸であるY軸上のY座標)を入力することができる。
追記データが入力されると、配置パラメータ取得部24は、追記データ、フォント、サイズ、および追記データの開始位置を取得する(ステップS710)。なお、追記データの開始位置を入力する際に、追記データ入力画面に、ステップS704で読み出したドキュメントデータを表示してもよい(画像など)。この場合、その表示されたドキュメントデータにおいて位置をクリックするなどにより、クリックされた位置を配置パラメータ取得部24が読み取り、その位置に対応する座標を算出することによって開始位置の入力を受け付ける。
次に、合成データ生成部26は、ステップS710で取得した追記データのフォント、サイズ、および開始位置に従って、ステップS704で読み出したドキュメントデータに追記データをオーバレイする(ステップS711)。この処理によって、合成データが生成される。合成データが生成されると、合成データ記録画面が表示部16に表示される(遷移する)。
合成データ記録画面では、合成データを記録するための選択ボタンが表示される。当該ボタンが押下されると、合成データ出力部27は、生成した合成データを入出力I/FまたはネットワークI/Fを介して出力装置3(本実施例では、プリンタ)に送信する(ステップS712)。出力装置3が合成データを受信すると、合成データ出力部27からの指示によって、図示しない内蔵した記録ヘッドを駆動することなどによって、合成データを出力(記録)する(ステップS713)。
以上のように、本実施例に係る情報記録装置を説明した。本実施例に係る情報記録装置は、固定出力データに重ね合わされて配置されるオーバレイデータおよびその配置位置をレジストリ領域に記憶することによって、特定の権限を有さない操作者による書き換えなどを制限している。
レジストリ領域は、OSによって更新権限および削除権限などが管理され、またOSによって提供されるプログラム(レジストリエディタ)を使用することでデータの追加および更新が可能となる。つまり、本実施例に係る情報記録装置によれば、オーバレイデータを適切に保護しつつ。参照および更新する操作者の権限管理が不要となる。また、オーバレイデータを追加および更新する追加のプログラムを開発することも不要となる。
また、オーバレイデータは、配置位置に従って配置されることになる。よって、同一の固定出力データとオーバレイデータとの組み合わせに対し、複数の配置位置を登録することによって、合成データを生成する際に、オーバレイデータの配置位置をより柔軟に変更することが可能になる。
なお、本実施例では、OS管理領域としてレジストリ領域を使用しているが、そのような構成に限定されない。OSによって操作者のアクセス権限および更新権限が管理され、補助記憶部13に記憶される任意の記憶領域であってもよい。レジストリ領域以外のそのような記憶領域をOS管理領域として使用する場合、当該領域にオーバレイデータを登録する際のエディタを別途作成してもよい。
なお、本実施形態では、ステップS710で追記データを入力する構成を説明しているが、そのような構成に限定されない。追記データの入力をせずに、ドキュメントデータに印影画像データを重ね合わせて配置し、合成データを生成してもよい。この場合、ステップS710およびステップS711の処理は実行されない。
次に、実施例2に係る記録システムが実行する処理を説明する。実施例2における処理は、実施例1で説明した処理と異なる部分のみを説明する。図8は、実施例2に係る印影登録処理を示すフローチャートである。図8におけるステップS801乃至ステップS808、およびステップS811の処理は、図5で説明したステップS501乃至ステップS508、およびステップS511の処理にそれぞれ対応する。
ステップS809では、基準配置位置・配置方法入力画面が表示部16に表示される(遷移する)。基準配置位置・配置方法入力画面は、操作者が、ステップS804で取得したドキュメント識別番号に対応するドキュメントデータに、印影画像データを配置する基準位置、および配置方法を登録するためのマンマシンI/F画面である。
基準配置位置・配置方法入力画面で基準配置位置および配置方法が入力されると、オーバレイデータ登録部22は、基準配置位置および配置方法を取得する(ステップS809)。ここで、基準配置位置とは、選択されたドキュメントデータにおいて印影画像データを配置する基準位置となる座標情報(X座標およびY座標)である。
配置方法は、基準配置位置から印影画像データをどのように配置するかを示し、行縦連動もしくは行横連動、追記データ末尾、または連動なしを含む。行縦連動または行横連動は、入力された基準座標位置を基準として、印影画像データを、後述する追記データの行に対して縦(行)に連動して配置するか、または横(列)に連動して配置することを意味する。追記データ末尾は、印影画像データを追記データの末尾に配置することを意味する。連動なしは、印影画像データを追記データと連動しないで配置することを意味する(つまり、基準配置位置が、印影画像データが配置される絶対位置となる)。
なお、基準座標位置を入力する際に、基準配置位置・配置方法入力画面に、ステップS804で取得したドキュメント識別番号に対応するドキュメントデータを表示してもよい(画像など)。この場合、その表示されたドキュメントデータにおいて位置をクリックするなどにより、クリックされた位置をオーバレイデータ登録部22が読み取り、その位置に対応する座標を算出することによって基準配置位置の入力を受け付ける。
次に、オーバレイデータ登録部22は、ステップS803で取得したドキュメント識別番号、ステップS408で符号化された印影画像データをレジストリ領域に記憶する。また、オーバレイデータ登録部22は、ステップS809で取得した基準配置位置および配置方法をレジストリ領域に記憶する(ステップS810)。
図9は、ドキュメント識別番号と、それに関連付けられた印影画像データ、基準配置位置および配置方法とを含む印影配置データを示す図である。図9に示すように、1つ目のドキュメントデータである「DOCUMENT1」、に「ImageData」、「Location」、および「LayoutMode」が関連付けられる。「DOCUMENT1」は、ドキュメント識別番号に対応する。「ImageData」は、符号化された印影画像データに対応する。「Location」は、基準配置位置に対応する。「LayoutMode」は、配置方法に対応する。2つ目のドキュメントデータ乃至4つ目のドキュメントデータも同様である。このレジストリ領域に記憶されたデータは、後述する合成データ生成処理において、OS提供プログラム記憶領域に記憶されたプログラムを使用することによって読み込まれることになる。
次に、実施例2に係る合成データ記録処理を、図10のフローチャートを参照して説明する。図10におけるステップS1001乃至ステップS1007、およびステップS1009の処理は、図7で説明したステップS701乃至ステップS707、およびステップS710の処理にそれぞれ対応する。また、ステップS1022乃至ステップS1025の処理は、図7で説明したステップS711乃至ステップS714の処理にそれぞれ対応する。
ステップS1008では、ステップS1006で読み出したデータから、ステップS1003で取得したドキュメント識別番号に対応する印影配置データを取得する。取得した印影配置データは、印影画像データ、基準配置位置、および配置方法を含む。
ステップS1010では、配置パラメータ取得部24は、取得した追記データの行数、1行あたりの行の高さ、1行あたりの行の長さ、追記データ全体のサイズを算出する。追記データの行数は、追記データに含まれる改行コードによって判定される。1行あたりの行の高さは、追記データの1行あたりの行のX軸上のX座標量に対応する。1行あたりの行の長さは、追記データの1行あたりの行のY軸上のY座標量に対応する。追記データ全体のサイズは、追記データの行全体のX軸上のX座標量×Y軸上のY座標量に対応する。
次に、ステップS1008で取得した印影画像データを配置する座標位置を入力するか否かの問い合わせメッセージが表示され、印影画像データを配置する座標位置を入力するかを選択することができる。ここで、操作者が座標位置を入力することを選択すると(ステップS1011で手動入力)、ステップS1012に遷移する。操作者が座標位置を入力しないことを選択すると、配置位置を自動で算出すると判定され(ステップS1011で自動判定)、ステップS1014に遷移する。
ステップS1012では、配置位置入力画面が表示部16に表示される(遷移する)。配置位置入力画面は、操作者が、印影画像データを配置する座標位置を入力するためのマンマシンI/F画面である。配置位置入力画面において操作者が配置位置(座標情報)を入力すると、配置パラメータ取得部24は、入力された配置位置を取得する。
なお、配置位置を入力する際に、配置位置入力画面に、ステップS1004で読み出したドキュメントデータを表示してもよい(画像など)。この場合、その表示されたドキュメントデータにおいて位置をクリックするなどにより、クリックされた位置を配置パラメータ取得部24が読み取り、その位置に対応する座標を算出することによって配置位置の入力を受け付ける。
ここで、ステップS1009で取得した追記データの開始位置、ステップS1010で算出した追記データの行数など、およびステップS1012で取得した配置位置を総称して、配置パラメータと称する。なお、本実施例では、追記データとしてテキストデータが入力される例を示すが、追記データのデータ形式はテキストに限定されず、画像などであってもよい。
次に、合成データ生成部26は、ステップS1012で取得した配置位置の中心に配置されるよう、ステップS1004で読み出したドキュメントデータに、ステップS1008で取得した印影画像データをオーバレイする(ステップS1013)。
ステップS1014では、配置位置算出部25は、ステップS1008で取得した配置方法を判定する。配置方法が行縦連動または行横連動であると判定した場合は、ステップS1015に遷移する。配置方法が追記データ末尾であると判定した場合は、ステップS1017に遷移する。配置方法が連動なしであると判定した場合は、ステップS1021に遷移する。
ステップS1015では、配置方法が行縦連動または行横連動であるか否かによって以下の処理を実行する。行縦連動であると判定した場合は、配置位置算出部25は、ステップS1010で算出した追記データの1行あたりの行の高さ(X座標量)を、ステップS1009で取得した追記データの開始位置で指定されたX座標に加算する。つまり、X軸上で追記データの開始位置から追記データの1行あたりの行の高さだけ印影画像データをシフトする縦シフト量を算出する。Y軸上の位置は、ステップS1008で取得した基準配置位置のY座標となり、加算したX座標とともに座標位置が算出される。
一方で、配置方法が行横連動であると判定した場合は、配置位置算出部25は、ステップS1010で算出した追記データの1行あたりの行の長さ(Y座標量)を、ステップS1009で取得した追記データの開始位置で指定されたY座標に加算する。つまり、Y軸上で追記データの開始位置から追記データの1行あたりの行の長さだけ印影画像データをシフトする横シフト量を算出する。X軸上の位置は、ステップS1008で取得した基準配置位置のX座標となり、加算したY座標とともに座標位置が算出される。
次に、合成データ生成部26は、ステップS1012で算出した座標位置の中心に配置されるよう、ステップS1004で読み出したドキュメントデータに、ステップS1008で取得した印影画像データをオーバレイする(ステップS1016)。
ステップS1017では、配置位置算出部25は、ステップS1010で算出した追記データの行数に1行あたりの行の高さを乗算することによって、追記データのX軸上の全体の高さ(X座標量)を算出する。
次に、配置位置算出部25は、ステップS1009で取得した追記データの開始位置に、ステップS1014で算出したX座標量を加算する(ステップS1018)。つまり、X軸上で基準配置位置から追記データの全行の高さだけ印影画像データをシフトする縦シフト量を算出する。次に、配置位置算出部25は、ステップS1009で取得した追記データの開始位置に、ステップS1010で算出した追記データの1行あたりの行の長さ(Y座標量)を加算する(ステップS1019)。つまり、Y軸上で基準配置位置から追記データの1行あたりの行の長さだけ印影画像データをシフトする横シフト量を算出する。
次に、合成データ生成部26は、ステップS718およびS719で加算した座標位置の中心に配置されるよう、ステップS704で読み出したドキュメントデータに、ステップS708で取得した印影画像データをオーバレイする(ステップS1020)。
ステップS1021では、合成データ生成部26は、ステップS1008で取得した基準配置位置の中心に配置されるよう、ステップS1004で読み出したドキュメントデータに、ステップS708で取得した印影画像データをオーバレイする。
本実施例では、指定された座標量を基準配置位置および追記データの開始位置からシフトさせて基準画像データを配置することによって、基準画像データを追記データに連動させている。例えば、保険会社の保険証券では、会社印および会社の代表者印が記録されることが多い。代表者が変わるときに(つまり、証券に表示される代表者表記が変わるときに)、代表者の氏名の文字数によっては、印影画像を表示する位置をずらす必要があり、従来技術ではそのような場合の対応が困難であった。本実施例に係る情報処理装置1によれば、そのようなケースにも容易に対応することができる。その例を図11に示す。
図11(a)は、本実施例に係る情報処理装置1によって記録された第1の保険証券1101を示しており、印影画像1102は、追記データ1103と連動なしで配置されている。一方で、印影画像1106は、追記データ1107と行横連動で配置され、網掛けで示された領域1104が基準配置位置を示し、領域1105が追記データの開始位置を示している。図11(a)に示すように、印影画像1106は、基準配置位置である領域1104と同一のX座標上で、追記データ1107の行の長さだけ領域1104からシフトしている。
図11(b)は、本実施例に係る情報処理装置1によって記録された第2の保険証券1108を示しており、図11(a)で示した第1の保険証券1101と同様に記録され、代表者表記が変わっている。図11(b)に示すように、印影画像1112は、基準配置位置である領域1111と同一のX座標上で、追記データ1113の行の長さだけ領域1111からシフトしている。
追記データ1113に示す代表者表記は、追記データ1107と比較して、行の長さが長くなっている。このような場合も、印影画像1112が、基準配置位置から行の長さだけシフトされて追記データ1113の末尾に重なり合って配置され、代表者表記が変わっても、図11(a)と同様に表記することができる。
例えば、官公庁で扱われるドキュメントデータは、編集および上書き保存が許可されない場合もある。よって、先行技術では、図11の例のように、印影画像データの配置位置を変更したい場合に容易に対応することができない。本発明は、基準配置位置から指定された量だけシフトさせて印影画像データを配置するので、上述したようなケースにも容易に対応することができる。
なお、本実施例では、ステップS1009で追記データを入力する構成を説明しているが、そのような構成に限定されない。例えば、追記データの入力をせずに、印影画像データをシフトさせるシフト量(X座標量(縦シフト量)およびY座標量(横シフト量))などの配置パラメータのみの入力を受け付けるようにしてもよい。この場合、ステップS1008で取得した基準配置位置を基準に、入力されたオーバレイデータ配置パラメータに基づいてシフト量を算出し、そのシフト量に基づいてオーバレイデータをシフトさせて配置する。
また、追記データの入力をせずに、ステップS1012の処理のように、印影画像データの配置位置の入力を受け付けるようにしてもよい。この場合、ステップS1012で取得した配置位置にオーバレイデータを配置する。
以上のように、本実施例に係る情報記録装置を説明した。本実施例に係る情報記録装置では、オーバレイデータが、基準配置位置および配置方法に基づいて算出されたシフト量に従って配置されることになる。よって、同一の固定出力データとオーバレイデータとの組み合わせに対し、複数の基準配置位置および配置方法を登録することによって、合成データを生成する際に、オーバレイデータの配置位置をより柔軟に変更することが可能になる。
なお、本実施例で示した行縦連動などの配置方法は、例示的なものにすぎず、説明した配置方法に限定されない。基準配置位置に基づいて、入力された追記データから算出されるパラメータ、または入力されたパラメータに基づいてオーバレイデータをどのようにシフトさせるかのいずれの配置方法も含まれる。
上記実施例1および2において説明した情報処理装置1を、印影登録処理および合成データ記録処理を実行するサーバコンピュータとして実装してもよい。そのように構成する場合の、記録システム全体および構成を図12に示す。
図12に示すように、情報処理装置1および出力装置3は、LAN4内部に配置され、LAN4の入口にはゲートウェイ5が配置される。情報処理装置1に処理を依頼するクライアントコンピュータ6および入力装置2は、LAN4の外部に配置される。クライアントコンピュータ6は、印影登録処理を情報処理装置1に依頼する印影登録依頼プログラム、および合成データ記録処理を情報処理装置1に依頼する合成データ記録依頼プログラムをそれぞれ実行する。
印影登録依頼プログラムおよび合成データ記録依頼プログラムは、情報処理装置1と通信する際に、例えば、TelnetまたはSSHなどのプロトコルを使用する。ゲートウェイ5は、情報処理装置1とクライアントコンピュータ6との間の通信において、Telnetに割り当てられたTCPポート番号(23番)(Telnetを使用する場合)を含むTCPヘッダを有するパケットのみを許可するよう設定される。
上記に代えて、ゲートウェイ5は、情報処理装置1とクライアントコンピュータ6との間の通信において、SSHに割り当てられたTCPポート番号(22番)(SSHを使用する場合)を含むTCPヘッダを有するパケットのみを許可するよう設定される。つまり、クライアントコンピュータ6は、情報処理装置1と通信を行う際に、TelnetまたはSSHを介した通信のみが許可される。
上述した構成によれば、クライアントコンピュータ6が情報処理装置1に処理を依頼する際は、情報処理装置1上で動作するOSへのログイン認証を経由することになる。よって、実施例1の構成と同様に、特定の権限を有する操作者のみが印影登録処理を実行することができる。また、OSへのログイン認証を経て処理を依頼することから、OSが操作者の権限を管理することになり、ひいては操作者の権限管理が不要となる。
実施例3では、ネットワークを介して情報処理装置1とクライアントコンピュータ6が通信する。ゲートウェイ5は、TelnetまたはSSHなどの通信のみを許可するので、情報処理装置1が管理していない操作者権限での情報処理装置1へのアクセスは遮断されることになる。この構成によって、オーバレイデータを保護しつつ、複数のクライアントコンピュータ6の各々が、情報処理装置1に処理を依頼することによって印影登録処理および合成データ記録処理を実行することができる。
最後に、上記実施例1および2では、情報処理装置1が合成データを生成する例を示したが、出力装置3が合成データを生成する構成であってもよい。この場合、情報処理装置1の合成データ出力部27がオーバレイデータ、印影配置データ、配置パラメータ、および追記データなどを出力装置3に送信する。そして、合成データ出力部27が出力装置3に対し、ドキュメントデータにオーバレイデータを重ね合わせて配置することによって合成データを出力するよう出力装置3に指示する。出力装置3は、この指示に応答して、図7および図10で説明したように、ドキュメントデータにオーバレイデータを配置して出力する処理を実行する。なお、ドキュメントデータは、情報処理装置1に記憶されてもよく、出力装置3に記憶されてもよい。ドキュメントデータが情報処理装置1に記憶される場合は、ドキュメントデータも出力装置3に送信されることになる。
21 OS実行部
22 オーバレイデータ登録部
23 データ読み出し部
25 配置位置算出部
26 合成データ生成部

Claims (5)

  1. オペレーティングシステム(OS)によって管理された特定の権限を有する操作者のみが更新することができる記憶領域に、前記特定の権限を有する操作者のみが使用する画像を登録する登録手段と、
    前記OS上で動作し、前記特定の権限を有する操作者からの要求に応答して前記記憶領域に記憶された画像を読み出す読み出し手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶領域は、レジストリ領域であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画像は印影画像であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶領域から読み出された画像を所定のテキストデータの末尾を基準に配置する配置手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. プロセッサとメモリとを備えた情報処理装置によって実行される方法であって、
    オペレーティングシステム(OS)によって管理された特定の権限を有する操作者のみが更新することができる記憶領域に、前記特定の権限を有する操作者のみが使用する画像を登録する登録ステップと、
    前記OSを使用して、前記特定の権限を有する操作者からの要求に応答して前記記憶領域に記憶された画像を読み出す読み出しステップと、
    を有することを特徴とする方法。
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