JP2019007886A - デューティ比検出回路及びデューティ比の検出方法 - Google Patents

デューティ比検出回路及びデューティ比の検出方法 Download PDF

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Abstract

【目的】2値信号の周波数に拘わらず、当該2値信号のデューティ比を高精度に検出することが可能なデューティ比検出回路及びデューティ比の検出方法を提供することを目的とする【構成】クロック信号のパルスの数をカウントし、カウント値をm(mは2以上の整数)ビットで表すカウントデータを生成する第1のカウンタと、2値信号が第1レベル及び第2レベルのうちの一方の状態にある間だけクロック信号のパルスの数をカウントする第2のカウンタと、カウントデータのうちの最上位ビットの値が変化した後に第1のカウンタ及び第2のカウンタ各々のカウント値を取り込み、取り込んだ第2のカウンタのカウント値を、取り込んだ第1のカウンタのカウント値で除算することによりデューティ比を求めるデューティ比算出部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、パルス信号のデューティ比を検出するデューティ比検出回路及びデューティ比の検出方法に関する。
ブラシレス直流モータの回転速度を制御する方法として、PWM(Pulse Width Modulation)方式が知られている。PWM方式を採用した場合には、モータの回転速度を指定する情報として、指定する回転速度をハイレベル及びローレベルの状態を周期的に交互に繰り返す2値信号のデューティ比で表すPWM信号を用いることがある。当該PWM信号を受けるモータ駆動装置は、PWM信号のデューティ比を検出し、当該デューティ比に対応した駆動電圧によってモータを駆動する。
尚、このようなPWM信号のデューティ比を検出する為に、PWM信号の1つの周期毎に、ハイレベル維持期間内でのクロックパルスの数と、ローレベル維持期間内でのクロックパルスの数を、カウンタで測定するようにしたデューティ比検出回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−93936号公報
ところで、PWM信号の周波数は、当該PWM信号の供給元によって異なる。よって、例えば上記したデューティ比検出回路が受けるPWM信号の周波数が低い場合には、高い場合に比べてPWM信号の1周期が長くなる。よって、カウンタがPWM信号の1周期分のカウントを行っている最中にそのカウント値が、自身でカウント可能な最大値を超えて、初期値に戻ってしまうという、いわゆるオーバーフローが生じる虞がある。このようなオーバーフローが生じると、そのカウント値はPWM信号の1周期分を表すものとはならないので、誤ったデューティ比が検出されてしまうという問題が生じる。
そこで、このようなカウンタのオーバーフローを防止する為に、カウンタに供給するクロック信号の周波数を低くすることが考えられる。
しかしながら、カウンタに供給するクロック信号の周波数を低くすると、デューティ比検出回路が受けるPWM信号の周波数が上述の場合とは反対に、高い場合に上記したハイレベルの維持期間又はローレベルの維持期間に対応したカウント値が小さくなるため、デューティ比の検出精度が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明は、PWM信号のような2値信号の周波数に拘わらず、当該2値信号のデューティ比を高精度に検出することが可能なデューティ比検出回路及びデューティ比の検出方法を提供することを目的とする。
本発明に係るデューティ比検出回路は、第1レベル及び第2レベルの状態を交互に繰り返す2値信号のデューティ比を検出するデューティ比検出回路であって、クロック信号のパルスの数をカウントし、カウント値をm(mは2以上の整数)ビットで表すカウントデータを生成する第1のカウンタと、前記2値信号が前記第1レベル及び前記第2レベルのうちの一方の状態にある間だけ前記クロック信号のパルスの数をカウントする第2のカウンタと、前記カウントデータのうちの最上位ビットの値が変化した後に前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタ各々のカウント値を取り込み、取り込んだ前記第2のカウンタのカウント値を、取り込んだ前記第1のカウンタのカウント値で除算することにより前記デューティ比を求めるデューティ比算出部と、を有する。
本発明に係るデューティ比の検出方法は、第1レベル及び第2レベルの状態を交互に繰り返す2値信号のデューティ比を検出するデューティ比検出方法であって、クロック信号のパルスの数をカウントして得た第1のカウント値をm(mは2以上の整数)ビットで表すカウントデータを生成し、前記2値信号が前記第1レベル及び前記第2レベルのうちの一方の状態にある間だけ前記クロック信号のパルスの数をカウントして第2のカウント値を得て、前記カウントデータのうちの最上位ビットの値が変化した後に得られた前記第2のカウント値を前記第1のカウント値で除算することにより前記デューティ比を求める。
本発明では、2値信号のデューティ比を検出するにあたり、クロック信号のパルス数をカウントして第1のカウント値を得ると共に、2値信号が第1及び第2レベルのうちの一方の状態にある間だけクロック信号のパルス数をカウントして第2のカウント値を得る。ここで、第1のカウント値をmビットで表すカウントデータのうちの最上位ビットの値が変化した後に得られた第1及び第2のカウント値にて、当該第2のカウント値を第1のカウント値で除算することによりデューティ比を求める。これにより、2値信号の周波数の高低に拘わらず、第1のカウント値は最低でも2(m-1)以上の値となる。
よって、本発明によれば、2値信号の周波数に拘わらず、この2値信号のデューティ比を精度良く検出することが可能となる。
モータシステム100の構成を示すブロック図である。 デューティ比検出回路20の内部動作を示すタイムチャートである。 デューティ比検出回路20の内部構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、モータシステム100の構成を示すブロック図である。モータシステム100は、制御部10、クロック信号生成部15、デューティ比検出回路20、モータドライバ40、及びモータ50を有する。
制御部10は、モータ50の回転速度を指定する回転速度情報INFを受ける。制御部10は、当該回転速度情報INFにて指定された回転速度(以下、指定回転速度と称する)に基づくパルス幅変調を、論理レベル1及び論理レベル0の状態を周期的に交互に繰り返す2値信号に施す。これにより、制御部10は、図2に示すように、各周期TC内において指定回転速度に対応した期間Thの間だけ論理レベル1の状態を維持するパルス幅変調信号PWMを生成し、これをデューティ比検出回路20に供給する。
クロック信号生成部15は、パルス幅変調信号PWMよりも高い周波数を有するクロック信号CLKを生成し、これをデューティ比検出回路20に供給する。
デューティ比検出回路20は、クロック信号CLKに基づき、パルス幅変調信号PWMにおける周期TCに対する期間Thの比率、つまりデューティ比を求め、当該デューティ比を表すデューティ比信号DURをモータドライバ40に供給する。
モータドライバ40は、デューティ比信号DURによって表されるデューティ比に対応した電圧値(又は電流)を有する駆動電圧(又は駆動電流)をモータ50に供給する。モータ50は、例えばブラシレス直流モータであり、この駆動電圧又は駆動電流に対応した回転速度で自身の出力シャフトを回転する。
図3は、デューティ比検出回路20の一例を示す回路図である。図3に示すように、デューティ比検出回路20は、DフリップフロップDF1及びDF2、アンドゲートAN1〜AN3、RSフリップフロップRS1、カウンタCT1及びCT2、データラッチLT1及びLT2、エラー信号生成部ERG、及びデューティ比算出部DYCを有する。
図3において、DフリップフロップDF1は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジのタイミングでパルス幅変調信号PWMを取り込み、その論理レベルを反転させた反転パルス幅変調信号をアンドゲートAN1に供給する。アンドゲートAN1は、パルス幅変調信号PWM及び反転パルス幅変調信号が共に論理レベル1を表す場合には論理レベル1、パルス幅変調信号PWM及び反転パルス幅変調信号のうちの一方又は双方が論理レベル0を表す場合には論理レベル0を有する立上エッジ検出信号EDを生成する。
すなわち、DフリップフロップDF1及びアンドゲートAN1を含むエッジ検出部EDJは、図2に示すように、パルス幅変調信号PWMから、その信号レベルが論理レベル0から論理レベル1に遷移する立ち上がりエッジ部を検出する。そして、エッジ検出部EDJは、検出した立ち上がりエッジ部を論理レベル1のパルスで表す立上エッジ検出信号EDを生成し、これをアンドゲートAN2及びRSフリップフロップRS1のセット端子Sに供給する。
RSフリップフロップRS1のリセット端子Rには接地電位が印加されている。RSフリップフロップRS1は、電源投入時はリセット状態に設定され、論理レベル0を有する第1のカウンタイネーブル信号EN1を生成する。また、RSフリップフロップRS1は、電源投入後、最初に供給された論理レベル1の立上エッジ検出信号EDに応じてセット状態に遷移し、このカウンタイネーブル信号EN1を論理レベル0の状態から論理レベル1の状態に切り替える。RSフリップフロップRS1は、かかるカウンタイネーブル信号EN1をアンドゲートAN3及びカウンタCT1のイネーブル端子ENに供給する。
アンドゲートAN3は、カウンタイネーブル信号EN1及びパルス幅変調信号PWMが共に論理レベル1を表す場合に論理レベル1、これらEN1及びPWMのうちの一方又は双方が論理レベル0を表す場合には論理レベル0を有する第2のカウンタイネーブル信号EN2を生成する。アンドゲートAN3は、このカウンタイネーブル信号EN2をカウンタCT2のイネーブル端子ENに供給する。
カウンタCT1は、2m(mは2以上の整数)進カウンタであり、カウンタイネーブル信号EN1が論理レベル1の状態にある間だけ、クロック信号CLKのパルスの数をカウントする。カウンタCT1は、そのカウント動作によって得たカウント値をmビットで表すカウントデータビットA1〜Amを生成し、データラッチLT1に供給する。尚、カウントデータビットA1〜Amのうちの「A1」が最下位ビットであり、「Am」が最上位ビットである。
また、カウンタCT1は、カウントデータビットA1〜Amのうちの最上位ビットであるカウントデータビットAmをアンドゲートAN2に供給する。尚、以降、カウントデータビットAmを最上位ビット(Am)とも称する。
更に、カウンタCT1は、そのカウント値がカウント可能な最大値に到った場合、つまり、(2m−1)になった場合には、キャリーアウト信号をエラー信号生成部ERGに供給する。エラー信号生成部ERGは、カウンタCT1からキャリーアウト信号が供給された場合には、デューティ比検出回路20が動作不良の状態にあることを表すエラー信号ERを生成してこれを外部に出力する。
カウンタCT2は、2m進カウンタであり、カウンタイネーブル信号EN2が論理レベル1の状態にある間だけ、クロック信号CLKのパルスの数をカウントする。カウンタCT2は、そのカウント動作によって得たカウント値をmビットで表すカウントデータビットB1〜Bmを生成し、データラッチLT2に供給する。
尚、カウンタCT1及びCT2の各々は、自身のリセット端子Rに論理レベル1のカウンタリセット信号RSTが供給された場合には、カウント値をゼロに初期化する。
アンドゲートAN2は、カウンタCT1の最上位ビット(Am)、及び立上エッジ検出信号EDのうちの一方又は双方が論理レベル0である場合には、論理レベル0のデータロード信号LODを生成する。また、アンドゲートAN2は、かかる最上位ビット(Am)及び立上エッジ検出信号EDが共に論理レベル1である場合には、論理レベル1のデータロード信号LODを生成する。アンドゲートAN2は、かかるデータロード信号LODを、DフリップフロップDF2と、データラッチLT1及びLT2各々のイネーブル端子ENとに供給する。
DフリップフロップDF2は、クロック信号CLKの立ち上がりエッジのタイミングでデータロード信号LODを取り込み、取り込んだ信号をカウンタリセット信号RSTとして、カウンタCT1及びCT2各々のリセット端子Rに供給する。
データラッチLT1は、論理レベル1のデータロード信号LODに応じて、クロック信号CLKのタイミングでカウントデータビットA1〜Amによって表されるカウント値を取り込む。そして、データラッチLT1は、取り込んだカウント値を表すカウントデータDAをデューティ比算出部DYCに供給する。
データラッチLT2は、論理レベル1のデータロード信号LODに応じて、クロック信号CLKのタイミングでカウントデータビットB1〜Bmによって表されるカウント値を取り込む。そして、データラッチLT2は、取り込んだカウント値を表すカウントデータDBをデューティ比算出部DYCに供給する。
デューティ比算出部DYCは、以下のように、カウントデータDBによって表されるカウント値を、カウントデータDAによって表されるカウント値で除算し、その除算結果を、パルス幅変調信号PWMのデューティ比を表すデューティ比信号DURとして出力する。
DUR=DB/DA
以下に、図3に示す構成からなるデューティ比検出回路20の動作について、当該デューティ比検出回路20の内部動作を表す図2のタイムチャートを参照しつつ説明する。
先ず、電源投入時は、カウンタCT1及びCT2のカウント値はゼロ、つまりカウントデータビットA1〜Am及びB1〜Bmの全ビットが論理レベル0の状態にある。そして、電源投入後、最初に表れたパルス幅変調信号PWMの立ち上がりエッジのタイミング(時点t0)で、カウンタCT1及びCT2が、初期値(ゼロ)からカウント動作を開始する。
カウンタCT1は、そのカウント値を表すカウントデータビットA1〜AmをデータラッチLT1に供給する。
カウンタCT2は、パルス幅変調信号PWMが論理レベル1の状態にある間だけ、クロック信号CLKのパルスの数をカウントし、そのカウント値を表すカウントデータビットB1〜BmをデータラッチLT2に供給する。カウンタCT2は、パルス幅変調信号PWMが論理レベル0の状態にある間は、カウント動作を停止し、この停止直前のカウント値を表すカウントデータビットB1〜BmをデータラッチLT2に供給する。そして、カウンタCT2は、パルス幅変調信号PWMが論理レベル0の状態から論理レベル1の状態に遷移した場合には、上記した停止直前のカウント値から、クロック信号CLKのパルス数のカウント動作を再開する。
ここで、カウンタCT1のカウント値が2(m-1)未満である場合、つまり最上位ビット(Am)が論理レベル0の状態にある間は、アンドゲートAN2は論理レベル0のデータロード信号LODを生成する。よって、この間、データラッチLT1及びLT2はカウントデータビットA1〜Am及びB1〜Bmの取り込みは行わない。
その後、例えば図2の時点t1にて、カウンタCT1のカウント値が2(m-1)に到ると、それに伴い最上位ビット(Am)が論理レベル0から論理レベル1に遷移する。そして、時点t1以降、最初にエッジ検出部EDJにて検出されたパルス幅変調信号PWMの立ち上がりエッジタイミング、つまり図2の時点t2で、アンドゲートAN2が論理レベル1のデータロード信号LODをデータラッチLT1及びLT2に供給する。
データラッチLT1は、かかる論理レベル1のデータロード信号LODに応じて、図2に示す時点t2でのカウンタCT1のカウント値(A1〜Am)を取り込む。そして、データラッチLT1は、その取り込んだカウント値を表すカウントデータDAをデューティ比算出部DYCに供給する。
データラッチLT2は、上記した論理レベル1のデータロード信号LODに応じて、図2に示す時点t2でのカウンタCT2のカウント値(B1〜Bm)を取り込む。そして、データラッチLT2は、その取り込んだカウント値を表すカウントデータDBをデューティ比算出部DYCに供給する。
ここで、カウントデータDAにて表されるカウント値とは、カウンタCT1が、図2に示す時点t0から時点t2までの期間(以下、デューティ比測定期間UCと称する)内でカウントしたクロック信号CLKのパルスの総数である。つまり、カウント値(DA)は、カウンタCT1がパルス幅変調信号PWMの立ち上がりエッジのタイミング(t0)で初期値(ゼロ)からカウントを開始してから、最上位ビット(Am)が論理レベル1に遷移した後に最初に表れるパルス幅変調信号PWMの立ち上がりエッジのタイミング(t2)までの期間長を表す。
これにより、デューティ比検出回路20が受けたパルス幅変調信号PWMの周波数が高いほどデューティ比測定期間UC内に含まれる周期TCの数が多くなる。つまり、パルス幅変調信号PWMの周波数が低いほどデューティ比測定期間UC内に含まれる周期TCの数は少なくなる。しかしながら、このパルス幅変調信号PWMの周波数に拘わらず、デューティ比測定期間UC内に含まれるクロック信号CLKのパルス数は2(m-1)以上の値となる。
また、カウントデータDBにて表されるカウント値とは、カウンタCT2が図2に示すデューティ比測定期間UC内において、パルス幅変調信号PWMが論理レベル1の状態となる、少なくとも1つの期間Th内でカウントしたクロック信号CLKのパルスの累積数を表す。すなわち、カウント値(DB)は、図2に示すデューティ比測定期間UC内においてパルス幅変調信号PWMが論理レベル1の状態となる延べ期間を表す。
デューティ比算出部DYCは、デューティ比測定期間UC内でパルス幅変調信号PWMが論理レベル1の状態となる延べ期間を表すカウント値(DB)を、デューティ比測定期間UCの長さを表すカウント値(DA)で除算することで、パルス幅変調信号PWMのデューティ比(DUR)を求める。
以上のように、デューティ比検出回路20では、カウンタCT1のカウント値を表すカウントデータビットA1〜Amのうちの最上位ビット(Am)の値が変化した後に得られたカウンタCT1及びCT2各々のカウント値(DA、DB)を用いてデューティ比を算出する。具体的には、最上位ビット(Am)が論理レベル0から1に変化(t1)した後に最初に表れるパルス幅変調信号PWMの立ち上がりエッジのタイミング(t2)で取り込んだカウンタCT1及びCT2各々のカウント値(DA、DB)を用いてデューティ比を算出する。
これにより、パルス幅変調信号PWMの周波数の高低に拘わらず、デューティ比の算出に用いられるカウント値(DA)は2(m-1)以上の値となる。よって、パルス幅変調信号PWMの周波数が低い場合でも、高い場合と同様な精度でデューティ比を算出することが可能となる。
尚、上記実施例では、カウンタCT1及びCT2は2m進カウンタであるが、当該「m」は、システムで要求されるデューティ比の精度によって決定するのが望ましい。
すなわち、システムで要求されるデューティ比の精度をEとすると、
E ≧(1/2)(m-1)
つまり、
m ≧ 1−log2(E)
となるように「m」を決定する。
例えば、許容誤差E=0.001(0.1%)であれば、「m」は「11」、つまり、カウンタCT1及びCT2として、11ビットのカウンタを用いれば良い。
この際、クロック信号CLKの周波数は、仕様で規定されている最低周波数を有するパルス幅変調信号PWMを受けた場合に、カウンタCT1が少なくともパルス幅変調信号PWMの1周期TC分のカウントを行ってもオーバーフローしない程度の周波数とする。すなわち、クロック信号CLKの周波数は、カウンタCT1がパルス幅変調信号PWMの1周期TC分のカウントを行った際のカウント値が、カウンタCT1でカウント可能な最大値、つまり(2m−1)より小さくなるように設定されている。
ところで、カウンタCT1の最上位ビット(Am)が論理レベル0から論理レベル1に遷移した後に、ノイズ等の影響により、エッジ検出部EDJがパルス幅変調信号PWMの立ち上がりエッジを検出不可となると、カウンタCT1がオーバーフローする虞がある。
そこで、デューティ比検出回路20では、カウントデータビットA1〜Amで表されるカウント値が上記した最大値(2m−1)に到った場合には、エラー信号生成部ERGがエラー信号ERを生成して出力することにより、不具合の発生を外部に通知する。
尚、デューティ比検出回路20では、エッジ検出部EDJにてパルス幅変調信号PWMの立ち上がりエッジを検出し、この立ち上がりエッジのタイミングでカウンタCT1及びCT2の動作を制御している。しかしながら、エッジ検出部EDJによってパルス幅変調信号PWMの立ち下がりエッジを検出し、この立ち下がりエッジのタイミングでカウンタCT1及びCT2に対する制御、つまりカウント動作の開始及びカウント値のリセットを行うようにしても良い。
また、カウンタCT2は、パルス幅変調信号PWMが論理レベル1の状態にある期間中にだけクロック信号CLKのパルスの数をカウントしているが、当該パルス幅変調信号PWMが論理レベル0の状態にある期間中だけでクロック信号CLKのパルスの数をカウントしても良い。
また、上記実施例では、モータシステム100のモータ50の回転速度制御用にデューティ比検出回路20を用いているが、他の用途で用いるようにしても良い。また、デューティ比検出回路20では、パルス幅変調信号PWMをデューティ比の検出対象としているが、パルス幅変調信号に限らず、第1のレベル及び第2のレベルの状態を周期的に交互に繰り返す2値信号をデューティ比の検出対象としても良い。
要するに、デューティ比検出回路20としては、第1レベル及び第2レベルの状態を交互に繰り返す2値信号のデューティ比を検出対象とした、以下の第1及び第2のカウンタ、及びデューティ比算出部を含むものであれば良い。
すなわち、第1のカウンタ(CT1)は、クロック信号(CLK)のパルスの数をカウントし、そのカウント値をm(mは2以上の整数)ビットで表すカウントデータ(A1〜Am)を生成する。第2のカウンタ(CT2)は、2値信号(PWM)が第1レベル及び第2レベルのうちの一方の状態にある間だけクロック信号のパルスの数をカウントする。デューティ比算出部(LT1、LT2、DYC)は、カウントデータ(A1〜Am)のうちの最上位ビット(Am)の値が変化した後に第1のカウンタ及び第2のカウンタ各々のカウント値(DAY、DB)を取り込み、取り込んだ第2のカウンタのカウント値(DB)を、取り込んだ第1のカウンタのカウント値(DA)で除算することによりデューティ比(DUR)を求める。
20 デューティ比検出回路
CT1、CT2 カウンタ
DYC デューティ比算出部
EDJ エッジ検出部
ERG エラー信号生成部
LT1、LT2 データラッチ

Claims (6)

  1. 第1レベル及び第2レベルの状態を交互に繰り返す2値信号のデューティ比を検出するデューティ比検出回路であって、
    クロック信号のパルスの数をカウントし、カウント値をm(mは2以上の整数)ビットで表すカウントデータを生成する第1のカウンタと、
    前記2値信号が前記第1レベル及び前記第2レベルのうちの一方の状態にある間だけ前記クロック信号のパルスの数をカウントする第2のカウンタと、
    前記カウントデータのうちの最上位ビットの値が変化した後に前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタ各々のカウント値を取り込み、取り込んだ前記第2のカウンタのカウント値を、取り込んだ前記第1のカウンタのカウント値で除算することにより前記デューティ比を求めるデューティ比算出部と、を有することを特徴とするデューティ比検出回路。
  2. 前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタは前記2値信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのうちの一方のエッジのタイミングでカウント動作を開始し、
    前記デューティ比算出部は、前記カウントデータのうちの最上位ビットの値が変化した後に最初に表れる前記一方のエッジのタイミングで前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタ各々のカウント値を取り込むことを特徴とする請求項1に記載のデューティ比検出回路。
  3. 前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタは、前記デューティ比算出部が前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタ各々のカウント値を取り込んだ直後に、自身のカウント値を初期値にリセットすることを特徴とする請求項1又は2に記載のデューティ比検出回路。
  4. 前記第1のカウンタのカウント値が、前記第1のカウンタでカウント可能な最大値に到った場合にエラー信号を生成して外部に出力するエラー信号生成部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のデューティ比検出回路。
  5. 前記mは、前記デューティ比の検出に要求される精度をEとした場合、
    m ≧ 1−log2(E)
    に設定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のデューティ比検出回路。
  6. 第1レベル及び第2レベルの状態を交互に繰り返す2値信号のデューティ比を検出するデューティ比検出方法であって、
    クロック信号のパルスの数をカウントして得た第1のカウント値をm(mは2以上の整数)ビットで表すカウントデータを生成し、
    前記2値信号が前記第1レベル及び前記第2レベルのうちの一方の状態にある間だけ前記クロック信号のパルスの数をカウントして第2のカウント値を得て、
    前記カウントデータのうちの最上位ビットの値が変化した後に得られた前記第2のカウント値を前記第1のカウント値で除算することにより前記デューティ比を求めることを特徴とするデューティ比検出方法。
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