JP2019007710A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】より効率的に結露を防止することが可能な空気調和機を提供する。【解決手段】室内熱交換器32と、室内熱交換器32の温度を測定するための温度センサ37と、膨張弁15と、湿度センサ38と、湿度センサ38の測定値に基づいて露点を計算し、露点よりも室内熱交換器32の温度が所定値以上低い場合に、膨張弁15の開度を上げるための制御部100と、を備える空気調和機1が提供される。【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機の技術に関し、特に室内機の結露を低減するための技術に関する。
一般に、空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器、切換弁等の部品が接続される冷凍サイクルを搭載する。このような空気調和機では、切換弁を切り換えることで、冷凍サイクルを冷房除霜運転サイクルおよび暖房運転サイクルに切り換えることができる。
そして、冷房除霜運転サイクルでは、圧縮機、切換弁、室外熱交換器(凝縮器)、膨張弁、室内熱交換器(蒸発器)、切換弁、圧縮機の順に冷媒が循環し、これにより、室内熱交換器で吸収した室内の熱が室外熱交換器で室外に放出される。
また、暖房運転サイクルでは、圧縮機、切換弁、室内熱交換器(凝縮器)、膨張弁、室外熱交換器(蒸発器)、切換弁、圧縮機の順に冷媒が循環し、これにより、室外熱交換器で吸収した室外の熱が室内熱交換器で室内に放出される。
そして、特開2015−59691号公報(特許文献1)には、空気調和機及び空気調和システムが開示されている。特許文献1によると、容量可変型の圧縮機を有する室外機と、室内熱交換器を有する室内機と、室内機の運転状態温度を検知する液管温度センサと、室内空気の温湿度を検知する温湿度センサと、冷房運転時において室内機に結露が発生すると予測される場合に室内機の結露を回避する結露回避制御を行う制御装置とを備え、制御装置は、冷房運転時に、温湿度センサにより検知された温湿度に基づいて室内機に結露が発生するか否かを判定するための判定値を設定し、液管温度センサで検知された室内機の室内熱交換器温度(液管温度)が判定値以下の場合、室内機の室内熱交換器温度が判定値を上回るように圧縮機周波数を制御する結露回避制御を行う。
また、特開平10−227508号公報(特許文献2)には、空気調和装置が開示されている。特許文献2によると、容量制御可能な圧縮機と、容量制御可能な室内送風機と、圧縮機および室内送風機の容量制御を行う制御部と、吸込み温度センサと、吹出し温度センサと、電算機室の冷却対象部分の温度および湿度を検出する温度センサおよび湿度センサとを備え、制御部は、温度センサと湿度センサの検出値から電算機室の冷却対象部分の露点温度を算出し、吹出し空気温度が露点温度を下回った場合、圧縮機容量と室内送風機容量を制御し、吸込み空気温度と吹出し空気温度および室内送風機容量から算出される冷却能力を一定に保ったまま吹出し空気温度が露点温度以上となるように制御する。
また、特開2014−20594号公報(特許文献3)には、空気調和機が開示されている。特許文献3によると、空気調和機は、圧縮機及び膨張弁を含む冷凍サイクルと、圧縮機及び膨張弁を制御する制御部とを備える。制御部は、冷房運転時、冷凍サイクルの冷媒の過熱度を決められた値となるように膨張弁の開度を制御するステップと、膨張弁の開度が、圧縮機の回転数により決まる膨張弁開度判定ラインより大なる開度で安定したか、どうかをもって室内空気の湿度の高低を判定するステップと、室内空気の湿度が所定値以上と判定された場合、圧縮機の最大回転数を制限するステップと、を順次遂行する。
また、特開2010−216761号公報(特許文献4)には、マルチ形空気調和機が開示されている。特許文献4によると、1台の室外機に対して、室内熱交換器および室内膨張弁を有する室内機が複数台並列に接続されているマルチ形空気調和機において、室内機には、冷房運転時、室内空気の条件が結露条件か否かを判定する結露判定手段と、該結露判定手段が結露条件と判定したとき、室内膨張弁を制御して室内熱交換器への冷媒循環量を減少させることにより結露を防止する結露防止手段とを備え、室内機毎に個別に結露を防止する制御部が設けられている。
また、特開2005−147490号公報(特許文献5)には、空気調和装置が開示されている。特許文献5によると、容量制御可能な圧縮機と、容量制御可能な室内送風機と、圧縮機および室内送風機の容量制御を行う制御部と、吸込み温度センサと、吹出し温度センサと、電算機室の冷却対象部分の温度および湿度を検出する温度センサおよび湿度センサとを備え、制御部は、温度センサと湿度センサの検出値から電算機室の冷却対象部分の露点温度を算出し、吹出し空気温度が露点温度を下回った場合、圧縮機容量と室内送風機容量を制御し、吸込み空気温度と吹出し空気温度および室内送風機容量から算出される冷却能力を一定に保ったまま吹出し空気温度が露点温度以上となるように制御する。
特開2015−59691号公報 特開平10−227508号公報 特開2014−20594号公報 特開2010−216761号公報 特開2005−147490号公報
本発明の目的は、より効率的に結露を防止することが可能な空気調和機を提供することにある。
本発明のある態様に従うと、室内熱交換器と、室内熱交換器の温度を測定するための温度センサと、膨張弁と、湿度センサと、湿度センサの測定値に基づいて露点を計算し、露点よりも室内熱交換器の温度が所定値以上低い場合に、膨張弁の開度を上げるための制御部と、を備える空気調和機が提供される。
以上のように、本発明によれば、より効率的に結露を防止することが可能な空気調和機が提供される。
第1の実施の形態にかかる空気調和機1の概略構成図である。なお、本図では、四路切換弁13が冷房運転状態および除霜運転状態となっている。 第1の実施の形態にかかる空気調和機1の概略構成図である。なお、本図では、四路切換弁13が暖房運転状態となっている。 第1の実施の形態にかかる空気調和機1の機能構成を表わす機能ブロック図である。 第1の実施の形態にかかる制御部100による第1の結露防止処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる制御部100による第2の結露防止処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる制御部100による結露防止処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる制御部100による結露防止処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる制御部100による第1の結露防止処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる制御部100による第2の結露防止処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる制御部100による第3の結露防止処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態にかかる制御部100による第1の結露防止処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態にかかる制御部100による第2の結露防止処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態にかかる制御部100による第3の結露防止処理を示すフローチャートである。 第6の実施の形態にかかる制御部100による第1の結露防止処理を示すフローチャートである。 第6の実施の形態にかかる制御部100による第2の結露防止処理を示すフローチャートである。 第7の実施の形態にかかる制御部100による結露防止処理を示すフローチャートである。 結露防止のための各種ユニットの制御のまとめを示す第1の表である。 結露防止のための各種ユニットの制御のまとめを示す第2の表である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<空気調和機の全体構成>
まず、本実施の形態にかかる空気調和機1の全体構成と基本的な動作概要とについて説明する。なお、図1は、本実施の形態にかかる空気調和機の冷房運転時および除霜運転時の概略構成図である。また、図2は、本実施の形態にかかる空気調和機の暖房運転時の概略構成図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる空気調和機1は、セパレート式の空気調和機であって、主に、室外機10と室内機30とから構成されている。空気調和機1は、室外機10と室内機30とが冷媒配管17および18を介して接続されることによって構成されている。以下、室外機10と室内機30とについて詳述する。
室外機10は、主に、筐体11、圧縮機12、四路切換弁13、室外熱交換器14、膨張弁15、室外ファン16、冷媒配管17、冷媒配管18、二方弁19、三方弁20、室外熱交換器温度センサ21、吐出温度センサ22、吸入温度センサ23、出口温度センサ24、外気温度センサ25および室外制御部29から構成されている。筐体11には、圧縮機12、四路切換弁13、室外熱交換器14、膨張弁15、室外ファン16、冷媒配管17、冷媒配管18、二方弁19、三方弁20、温度センサ21〜25および室外制御部29等が収納されている。
室外制御部29は、通信線を介して圧縮機12、四路切換弁13、膨張弁15、室外ファン16および温度センサ21〜25に通信接続されている。たとえば、室外制御部29のプロセッサは、随時、温度センサ21〜25の出力情報や、メモリに記憶される種々の制御パラメータ等を演算処理して適切な制御パラメータを導出し、その制御パラメータを、圧縮機12や、四路切換弁13、膨張弁15、室外ファン16に送信する。また、プロセッサは、必要に応じて、制御パラメータ等を室内制御部35に送信したり、受信したりする。
室内機30は、主に、筐体31、室内熱交換器32、室内ファン33、フラップ36、室内熱交換器温度センサ34、室内温度センサ37、室内湿度センサ38および室内制御部35から構成されている。室内機30は、一般的に室内の壁面に設置されている。筐体31には、室内熱交換器32、室内ファン33、室内熱交換器温度センサ34、室内温度センサ37、室内湿度センサ38および室内制御部35等が収納されている。フラップ36は、筐体31の一部を構成している。
室内熱交換器32は、3個の熱交換器32A、32B、32Cを、室内ファン33を覆う屋根のように組み合わせたものである。なお、各熱交換器32A、32B、32Cは、左右両端で複数回折り返された伝熱管(図示せず)に多数の放熱フィン(図示せず)が取り付けられたものであって、冷房運転時および除霜運転時(図1参照)には蒸発器として機能し、暖房運転時(図2参照)には凝縮器として機能する。
室内ファン33は、主に、クロスフローファンおよびモータから構成されている。クロスフローファンは、モータによって回転駆動され、室内の空気を筐体31に吸い込んで室内熱交換器32に供給すると共に、室内熱交換器32で熱交換された空気を室内に送出する。モータは、通信線を介して室内制御部35に通信接続されており、室内制御部35から送信される制御信号に従って動作する。
室内熱交換器温度センサ34は室内熱交換器32に配置されている。室内温度センサ37は、室内温度を測定するものであって筐体31内の吸込口付近に配置されている。温度センサ34,37は、通信線を介して室内制御部35に通信接続されており、計測された温度に関する情報を室内制御部35に送信している。
室内湿度センサ38は、室内の湿度を測定するものであって筐体31内の吸込口付近に配置されている。湿度センサ38は、通信線を介して室内制御部35に通信接続されており、計測された湿度に関する情報を室内制御部35に送信している。
室内制御部35は、通信線を介して室内ファン33、フラップ36および温度センサ34,37、湿度センサ38に通信接続されている。室内制御部35のプロセッサは、随時、リモートコントローラ50からの制御信号や、温度センサ34,37および湿度センサ38の出力情報等を演算処理して適切な制御パラメータを導出し、その制御パラメータ等を、室内ファン33や、フラップ36に送信する。また、プロセッサは、必要に応じて、制御パラメータ等を室外制御部29に送信したり、制御パラメータ等を室外制御部29から受信したりする。赤外線受光部35aは、リモートコントローラ50から発生される点滅赤外線を受光するものである。この赤外線受光部35aは、点滅赤外線を信号化処理し、生成した信号を室内制御部35に受け渡す。
室外機10の圧縮機12、四路切換弁13、室外熱交換器14および膨張弁15、ならびに室内機30の室内熱交換器32は、冷媒配管17,18によって順次接続され、冷媒回路を構成している。
<空気調和機の基本的な動作>
以下、本実施の形態にかかる空気調和機1の冷房運転、暖房運転、および除霜運転について詳述する。
冷房運転では、四路切換弁13が図1に示される状態、すなわち、圧縮機12の吐出管12aが室外熱交換器14に接続され、かつ、圧縮機12の吸入管12bが室内熱交換器32に接続された状態となる。また、このとき、二方弁19および三方弁20は開状態とされている。この状態で、圧縮機12が起動されると、ガス冷媒が、圧縮機12に吸入され、圧縮された後、四路切換弁13を経由して室外熱交換器14に送られ、室外熱交換器14において冷却され、液冷媒となる。その後、この液冷媒は、膨張弁15に送られ、減圧されて気液二相状態となる。気液二相状態の冷媒は、二方弁19を経由して室内熱交換器32に供給され、室内空気を冷却するとともに蒸発されてガス冷媒となる。最後に、そのガス冷媒は、三方弁20および四路切換弁13を経由して、再び、圧縮機12に吸入される。
暖房運転では、四路切換弁13が図2に示される状態、すなわち、圧縮機12の吐出管12aが室内熱交換器32に接続され、かつ、圧縮機12の吸入管12bが室外熱交換器14に接続された状態となる。また、このとき、二方弁19および三方弁20は開状態とされている。この状態で、圧縮機12が起動されると、ガス冷媒が、圧縮機12に吸入され、圧縮された後、四路切換弁13および三方弁20を経由して室内熱交換器32に供給され、室内空気を加熱すると共に凝縮されて液冷媒となる。その後、この液冷媒は、二方弁19を経由して膨張弁15に送られ、減圧されて気液二相状態となる。気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器14に送られて、室外熱交換器14において蒸発させられてガス冷媒となる。最後に、そのガス冷媒は、四路切換弁13を経由して、再び、圧縮機12に吸入される。
暖房運転時には、室外熱交換器14に霜が付き熱交換能力が落ちる場合がある。そこで、室外制御部29が、室外熱交換器用の温度センサ21からの温度に基づいて、室外熱交換器14に霜が付いたか否か(除霜が必要か否か)を判定する。室外制御部29は、霜が付いた(除霜が必要)と判断した場合に、四路切換弁13を切り換えて上述の冷房運転を行なうことによって除霜する(リバース除霜)。なお、室外制御部29は、室外熱交換器用の温度センサ21からの温度に基づいて、適切に室外熱交換器14の霜が除かれたか否かを判定する。
<空気調和機1の機能構成>
次に、図3を参照しながら、本実施の形態にかかる空気調和機1の機能構成について説明する。なお、図3は、第1の実施の形態にかかる空気調和機1の機能構成を表わす機能ブロック図である。
まず、上述したように、空気調和機1は、室外制御部29と室内制御部35とを含む。以下では、説明のために、室外制御部29と室内制御部35とを合わせて制御部100という。なお、室外制御部29と室内制御部35とは、配線によって通信可能である。そして、制御部100が実行する処理は、室外制御部29によって実行されてもよいし、室外制御部29によって実行されてもよいし、両者で役割分担することによって実行されてもよい。
また、空気調和機1が室内制御部35を有さずに、制御部100のほとんど全ての機能が室外制御部29に搭載されてもよい。あるいは、空気調和機1が室外制御部29を有さずに、制御部100のほとんど全ての機能が室内制御部35に搭載されてもよい。
制御部100は、例えば、各種演算処理を行なうためのプロセッサ110と、各種プログラムやデータを記憶するためのメモリ120と、タイマ130とを含む。プロセッサ110は、例えばCPU(Central Processing Unit)により構成される。プロセッサ110は、メモリ120内に格納されたプログラムに従って各種の処理を実行する。
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などによって実現される。本実施の形態においては、メモリ120は、温度と相対湿度と露点温度との対応関係、すなわち湿度露点関係、などを記憶する。
タイマ130は後述する第1の経過時間tおよび第2の経過時間tsを測定する。本実施の形態においては、タイマ130は、室内ファン33の回転数が変更されてからの第1の経過時間tや、膨張弁の開度が変更されてからの第2の経過時間tsなどを測定して、プロセッサ110に受け渡す。
本実施の形態においては、膨張弁15の開度は、ステッピングモータ39での相の励磁ステップ数として算出されることとする。ただし、膨張弁15はこのような形式のものには限られない。制御部100は、サイクルが効率よく熱交換を行うために、蒸発器の過熱度を所定値に保つように、膨張弁15の開度の制御を行う。なお、「過熱度」という文言は、ある圧力のもとにある過熱蒸気温度と飽和蒸気温度との間の温度差を表わす。
<制御部100による室内機における結露を防止するための処理>
室内熱交換器32は冷房運転時に露点よりも低い温度となりやすく、そのために室内熱交換器32などの室内機30の内部は結露しやすい。以下では、室内機30の結露の程度を低減するために、本実施の形態にかかる制御部100が、実行する処理について説明する。図4は、本実施の形態にかかる制御部100による室内機における結露を防止するための処理を示すフローチャートである。本実施の形態においては、冷房中に、制御部100が、図4に示す処理を繰り返し実行する。
まず、制御部100は、タイマ130を参照して、第1の経過時間tが第1の所定期間、たとえば5分など、に達したか否かを判断する(ステップS102)。なお、本実施の形態においては、タイマ130は、室内ファン33の回転数に変化があったときからの経過時間tを測定している。
タイマ130の第1の経過時間tが第1の所定期間に達していない場合は(ステップS102にてNOである場合)、制御部100は、数秒間待機してから再度ステップS102からの処理を実行する。
タイマ130の第1の経過時間tが第1の所定期間に達した場合(ステップS102にてYESである場合)、制御部100は、室内湿度センサ38から取得した湿度Hが所定の湿度、たとえば60%、を超えているか否かを判断する(ステップS104)。湿度Hが所定の湿度を超えていない場合(ステップS104にてNOである場合)、制御部100は、数秒間待機してから再度ステップS102からの処理を実行する。なお、所定の湿度は不快指数を元に計算し、決定する事が好ましい。そうする事で、適切な湿度を維持しながら、結露防止が可能となる。
湿度Hが所定の湿度を超えている場合(ステップS104にてYESである場合)、制御部100は、室内熱交換器温度センサ34から取得した温度Tinと湿度Hとに基づいて、あるいは室内温度センサ37から取得した室内温度と湿度Hとに基づいて、メモリ120の湿度露点関係を参照することにより現在の露点Tdを計算する。制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差、たとえば3℃、よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。Td−Tinが第1の所定の温度差以下である場合は(ステップS110にてNOである場合)、制御部100は、数秒間待機してから再度ステップS102からの処理を実行する。なお、所定の温度差は1〜6℃程度が望ましい。こうする事で、適切に結露防止する事ができる。
Td−Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合は(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%、上昇させる(ステップS112)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。なお、開度の所定量ΔSは30%以下が望ましい。そうする事で、急激な冷媒流動変化を抑える事ができ、その結果、冷媒音の防止、さらに、能力変動を小さくすることができる。
制御部100は、第2の経過時間tsが第2の所定時間、たとえば5分、に達したか否かを判断する(ステップS162)。制御部100は、第2の経過時間tsが第2の所定時間に達すると(ステップS162にてYESである場合)、タイマ130の第2の経過時間tsと第1の経過時間tとをリセットして(ステップS164、ステップS166)、ステップS104からの処理を繰り返す。
第2の所定時間は3分〜20分が望ましい。第2の所定時間が短過ぎる場合、熱交換器の温度が変動し安定しにくい。逆に第2の所定時間が長過ぎる場合、膨張弁制御を実施する間隔が長くなるため、結露してしまう、または、能力が低下するといった課題が生じる。望ましい第2の所定時間を設定する事で、適切に結露防止する事ができる。
このように、本実施の形態にかかる空気調和機300は、室内熱交換器32の温度が露点よりも所定値以上低くなると膨張弁15の開度を上げるので、室内熱交換器32の温度が下がりすぎず、通常の空気調和機よりも結露が生じにくくなる。
なお、本実施の形態においては、図4に示したように、制御部100は、第2の経過時間tsが第2の所定時間に達すると(ステップS162にてYESである場合)、そのままステップS164からの処理を繰り返すものであった。しかしながら、図5に示すように、制御部100は、第2の経過時間tsが第2の所定時間に達すると(ステップS162にてYESである場合)、膨張弁15の開度をステップS112の直前の開度に戻してから(ステップS163)、ステップS164からの処理を実行してもよい。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態においては、Td−Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合に膨張弁15の開度を所定量だけ上げるものであった。本実施の形態においては、制御部100は、以下のような処理を実行する。なお、第1の実施の形態と同様の処理についてはここではそれらの説明を繰り返さない。
図6を参照して、湿度Hが所定の湿度を超えている場合(ステップS104にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第2の所定の温度差、たとえば2℃、よりも大きいか否かを判断する(ステップS108)。Td−Tinが第2の所定の温度差以下である場合は(ステップS108にてNOである場合)、制御部100は、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ減少させる(ステップS114)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100は、ステップS162からの処理を実行する。
Td−Tinが第2の所定の温度差よりも大きい場合は(ステップS108にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差、たとえば4℃、よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。Td−Tinが第1の所定の温度差以下である場合は(ステップS110にてNOである場合)、制御部100は、ステップS104からの処理を繰り返す。
露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS112)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100は、ステップS162からの処理を実行する。
<第3の実施の形態>
第1の実施の形態においては、Td−Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合に膨張弁15の開度を所定量だけ上げるものであった。本実施の形態においては、制御部100は、以下のような処理を実行する。なお、第1の実施の形態と同様の処理についてはここではそれらの説明を繰り返さない。
図7を参照して、湿度Hが所定の湿度を超えている場合(ステップS104にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差、たとえば2℃、よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。Td−Tinが第1の所定の温度差以下である場合は(ステップS110にてNOである場合)、制御部100は、数秒間待機してから再度ステップS102からの処理を実行する。
露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、膨張弁15の開度の上昇量ΔSを計算する(ステップS116)。ΔSはTd−Tinを変数とする関数であらわされる。Td−Tinの変化量が大きいほど、ΔSの変化量も大きくすることが好ましい。たとえば、制御部100は、以下の式に基づいて膨張弁15の開度の上昇量ΔSを計算する。なお、αはたとえば10%などである。
ΔS=α(Td−Tin)・・・(1)
制御部100は、膨張弁15の開度を計算された上昇量ΔS%だけ上昇させる(ステップS118)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100は、ステップS162からの処理を実行する。
<第4の実施の形態>
第1〜第3の実施の形態においては、Td−Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合に膨張弁15の開度を上げるものであった。本実施の形態においては、制御部100は、Td−Tinに基づいて圧縮機12の回転数も調整するものである。より詳細には、制御部100は、以下のような処理を実行する。なお、第1の実施の形態と同様の処理についてはここではそれらの説明を繰り返さない。
図8を参照して、湿度Hが所定の湿度を超えている場合(ステップS104にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差、たとえば3℃、よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。Td−Tinが第1の所定の温度差以下である場合は(ステップS110にてNOである場合)、制御部100は、数秒間待機してから再度ステップS102からの処理を実行する。
露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、圧縮機12の回転数をΔNだけ、たとえば10%だけ下げる(ステップS122)。そして、制御部100は、合わせて、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS112)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100はステップS162からの処理を実行する。
あるいは、第2の実施の形態のように、第2の所定の温度差も利用してもよい。図9を参照して、湿度Hが所定の湿度を超えている場合(ステップS104にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第2の所定の温度差、たとえば2℃よりも大きいか否かを判断する(ステップS108)。Td−Tinが第2の所定の温度差以下である場合は(ステップS108にてNOである場合)、制御部100は、圧縮機12の回転数をΔNだけ、たとえば10%だけ上げる(ステップS124)。そして制御部100は、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ上げる(ステップS115)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100は、ステップS162からの処理を実行する。
一方、Td−Tinが第2の所定の温度差よりも大きい場合は(ステップS108にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差、たとえば4℃、よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。Td−Tinが第1の所定の温度差よりも小さい場合は(ステップS110にてNOである場合)、制御部100は、ステップS104からの処理を繰り返す。第1の所定の温度差は第2の所定の温度差よりも大きく、かつ、1〜6℃程度が望ましい。こうする事で、適切に結露防止する事ができる。
露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、圧縮機12の回転数をΔNだけ、たとえば10%だけ下げる(ステップS122)。そして、制御部100は、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ下げる(ステップS113)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100は、ステップS162からの処理を実行する。
あるいは、第3の実施の形態のように、温度差に応じて圧縮機12の回転数を調整してもよい。図10を参照して、湿度Hが所定の湿度を超えている場合(ステップS104にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差、たとえば2℃よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。Td−Tinが第1の所定の温度差以下である場合は(ステップS110にてNOである場合)、制御部100は、数秒間待機してから再度ステップS102からの処理を実行する。
露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、圧縮機12の回転数の低減量ΔNを計算する(ステップS126)。ΔNはTd−Tinを変数とする関数であらわされる。Td−Tinの変化量が大きいほど、ΔNの変化量も大きくすることが好ましい。たとえば、制御部100は、以下の式に基づいて圧縮機12の回転数の低減量ΔNを計算する。なお、βはたとえば5%などである。
ΔN=β(Td−Tin)・・・(2)
制御部100は、圧縮機12の回転数を低減量ΔN%だけ低減させる(ステップS128)。
本実施の形態においては、制御部100は、膨張弁15の開度の上昇量ΔSも計算する(ステップS116)。たとえば、制御部100は、式(1)に基づいて膨張弁15の開度の上昇量ΔSを計算する。制御部100は、膨張弁15の開度を上昇量ΔS%だけ上昇させる(ステップS118)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100は、ステップS162からの処理を実行する。
<第5の実施の形態>
第1〜第3の実施の形態においては、Td−Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合に膨張弁15の開度を上げるものであった。本実施の形態においては、制御部100は、Td−Tinに基づいて室内ファンの回転数も調整するものである。より詳細には、制御部100は、以下のような処理を実行する。なお、第1の実施の形態と同様の処理についてはここではそれらの説明を繰り返さない。
図11を参照して、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、圧縮機12の回転数をΔNだけ、たとえば10%だけ下げる(ステップS122)。そして、制御部100は、合わせて、室内ファン33の回転数を所定の量Rだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS132)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100はステップS162からの処理を実行する。
あるいは、他の組み合わせを採用することもできる。図12を参照して、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、室内ファン33の回転数を所定の量Rだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS132)。そして、制御部100は、合わせて、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS112)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100はステップS162からの処理を実行する。
さらには、図13を参照して、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、圧縮機12の回転数をΔNだけ、たとえば8%だけ下げる(ステップS122)。そして、制御部100は、室内ファン33の回転数を所定の量Rだけ、たとえば7%だけ上昇させる(ステップS132)。そして、制御部100は、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS112)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100はステップS162からの処理を実行する。
<第6の実施の形態>
あるいは結露防止のために、風向きを変更することによって風量を増加させてもよい。図14を参照して、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、圧縮機12の回転数をΔNだけ、たとえば7%だけ下げる(ステップS122)。そして、制御部100は、室内ファン33の回転数を所定の量Rだけ、たとえば7%だけ上昇させる(ステップS132)。そして、制御部100は、モータなどの風向変更機構40を制御して風向きを正面に向ける(ステップS142)。これによって、室内機30を通過する風量を増加させる。そして、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS112)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100はステップS162からの処理を実行する。
当然ながら、第3の実施の形態のように、温度差に応じて圧縮機12の回転数や室内ファン33の回転数や膨張弁15の開度を調整してもよい。図15を参照して、湿度Hが所定の湿度を超えている場合(ステップS104にてYESである場合)、制御部100は、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差、たとえば2℃よりも大きいか否かを判断する(ステップS110)。Td−Tinが第1の所定の温度差以下である場合は(ステップS110にてNOである場合)、制御部100は、数秒間待機してから再度ステップS102からの処理を実行する。
露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、制御部100は、圧縮機12の回転数の低減量ΔNを計算する(ステップS126)。ΔNはTd−Tinを変数とする関数であらわされる。Td−Tinの変化量が大きいほど、ΔNの変化量も大きくすることが好ましい。たとえば、制御部100は、式(2)に基づいて圧縮機12の回転数の低減量ΔNを計算する。制御部100は、圧縮機12の回転数を低減量ΔN%だけ低減させる(ステップS128)。
制御部100は、合わせて、室内ファン33の回転数の上昇量ΔRを計算する(ステップS136)。ΔRはTd−Tinを変数とする関数であらわされる。Td−Tinの変化量が大きいほど、ΔRの変化量も大きくすることが好ましい。たとえば、制御部100は、以下の式に基づいて室内ファン33の回転数の上昇量ΔRを計算する。なお、γはたとえば10%などである。
ΔR=γ(Td−Tin)・・・(3)
制御部100は、室内ファン33の回転数を上昇量ΔR%だけ上昇させる(ステップS138)。
制御部100は、モータなどの風向変更機構40を制御して風向きを正面に向ける(ステップS148)。
制御部100は、合わせて、膨張弁15の開度の上昇量ΔSを計算する(ステップS116)。たとえば、制御部100は、式(1)に基づいて膨張弁15の開度の上昇量ΔSを計算する。制御部100は、膨張弁15の開度をΔS%だけ上昇させる(ステップS118)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100は、ステップS162からの処理を実行する。
<第7の実施の形態>
なお、風向きに関しては、人感センサを利用して以下のような処理を実行してもよい。まず、図1〜図3に示すように、室内機30の正面には人感センサ35dが搭載される。そして、制御部100は、人感センサ35dからのデータによって、空気調和機300の室内機30からの、人が存在する方向を取得することが可能に構成されている。
そして、図16を参照して、露点Td−室内熱交換器温度Tinが第1の所定の温度差よりも大きい場合(ステップS110にてYESである場合)、圧縮機12の回転数をΔNだけ、たとえば10%だけ下げる(ステップS122)。そして、制御部100は、室内ファン33の回転数を所定の量Rだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS132)。
制御部100は、人感センサ35dからのデータに基づいて、人物が存在する方向を取得する(ステップS143)。制御部100は、風向変更機構40からのデータに基づいて、現在人物のいる方向に風が吹き出しているか否かを判断する(ステップS144)。
現在人物のいる方向に風が吹き出している場合(ステップS144にてYESである場合)、制御部100は、人物のいる方向の範囲の中で、風量が増える方向に風向変更機構40を制御する(ステップS145)。そして、制御部100は、膨張弁15の開度を所定の量ΔSだけ、たとえば10%だけ上昇させる(ステップS112)。このとき、制御部100は、タイマ130による第2の経過時間tsの測定を開始する。制御部100はステップS162からの処理を実行する。
一方、現在人物のいない方向に風が吹き出している場合(ステップS144にてNOである場合)、制御部100は、人物のいない方向の範囲の中で、風量が増える方向に風向変更機構40を制御する(ステップS146)。そして、制御部100はステップS112からの処理を実行する。
これによって、風向きが変わることによるユーザの不快感を低減しつつ、室内機30に結露が生じる程度を低減することができる。
<まとめ(1)>
上記の第1から第7の実施の形態のように、たとえば図17に示すように、露点Td−室内熱交換器温度Tinの温度差が大きい場合には、圧縮機12の回転数を下げることが好ましく、膨張弁の開度を上げることが好ましく、室内ファン33の回転を上げることが好ましく、風向きを中央に向けることが好ましい。そして、露点Td−室内熱交換器温度Tinの温度差が中程度たとえば2℃から4℃の場合には、圧縮機12の回転数を少しだけ下げることが好ましく、膨張弁の開度を少しだけ上げることが好ましく、室内ファン33の回転を少しだけ上げることが好ましく、風向きをやや中央に向けることが好ましい。
ただし、図18に示すように、露点Td−室内熱交換器温度Tinの温度差を元に変更した圧縮機12の回転数変化量が大きい場合、効果が大きい圧縮機12の回転数を下げつつ、効果が小さい膨張弁15の開度を下げてもよい。
<まとめ(2)>
上記の第1から第7の実施の形態においては、室内熱交換器32と、室内熱交換器32の温度を測定するための温度センサ37と、膨張弁15と、湿度センサ38と、湿度センサ38の測定値に基づいて露点を計算し、露点よりも室内熱交換器32の温度が所定値以上低い場合に、膨張弁15の開度を上げるための制御部100と、を備える空気調和機1が提供される。
好ましくは、空気調和機1は、圧縮機12をさらに備える。制御部100は、露点よりも室内熱交換器32の温度が所定値以上低い場合に、圧縮機12の回転数を下げる。
好ましくは、制御部100は、露点と室内熱交換器32の温度との差が大きいほど、膨張弁15の開度を上げる程度を大きくする。
あるいは、室内熱交換器32と、室内熱交換器32の温度を測定するための温度センサ34と、圧縮機12と、膨張弁15と、湿度センサ38と、湿度センサ38の測定値に基づいて露点を計算し、露点よりも室内熱交換器32の温度が所定値以上低い場合に、圧縮機12の回転数を下げて、膨張弁15の開度を下げるための制御部100と、を備える空気調和機1が提供される。
好ましくは、空気調和機1は、室内ファン33をさらに備える。制御部100は、室内ファン33の回転数が切り替わってから所定時間経過してから、露点よりも室内熱交換器32の温度が所定値以上低いか否かを判断する。
好ましくは、制御部100は、露点よりも室内熱交換器32の温度が所定値以上低い場合に、室内ファン33の回転数を上げる。
好ましくは、空気調和機1は、風向変更機構40をさらに備える。制御部100は、露点よりも室内熱交換器32の温度が所定値以上低い場合に、風量が増えるように風向変更機構40を制御する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :空気調和機
10 :室外機
11 :筐体
12 :圧縮機
12a :吐出管
12b :吸入管
13 :四路切換弁
14 :室外熱交換器
15 :膨張弁
16 :室外ファン
17 :冷媒配管
18 :冷媒配管
19 :二方弁
20 :三方弁
21 :室外熱交換器温度センサ
22 :吐出温度センサ
23 :吸入温度センサ
24 :出口温度センサ
25 :外気温度センサ
29 :室外制御部
30 :室内機
31 :筐体
32 :室内熱交換器
33 :室内ファン
34 :室内熱交換器温度センサ
35 :室内制御部
35a :赤外線受光部
35d :人感センサ
36 :フラップ
37 :室内温度センサ
38 :室内湿度センサ
39 :ステッピングモータ
40 :風向変更機構
100 :制御部
110 :プロセッサ
120 :メモリ
130 :タイマ
300 :空気調和機

Claims (7)

  1. 室内熱交換器と、
    前記室内熱交換器の温度を測定するための温度センサと、
    膨張弁と、
    湿度センサと、
    前記湿度センサの測定値に基づいて露点を計算し、前記露点よりも前記室内熱交換器の温度が所定値以上低い場合に、前記膨張弁の開度を上げるための制御部と、を備える空気調和機。
  2. 圧縮機をさらに備え、
    前記制御部は、前記露点よりも前記室内熱交換器の温度が所定値以上低い場合に、前記圧縮機の回転数を下げる、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記制御部は、前記露点と前記室内熱交換器の温度との差が大きいほど、前記膨張弁の開度を上げる程度を大きくする、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 室内熱交換器と、
    前記室内熱交換器の温度を測定するための温度センサと、
    圧縮機と、
    膨張弁と、
    湿度センサと、
    前記湿度センサの測定値に基づいて露点を計算し、前記露点よりも前記室内熱交換器の温度が所定値以上低い場合に、前記圧縮機の回転数を下げて、前記膨張弁の開度を下げるための制御部と、を備える空気調和機。
  5. 室内ファンをさらに備え、
    前記制御部は、前記室内ファンの回転数が切り替わってから所定時間経過してから、前記露点よりも前記室内熱交換器の温度が所定値以上低いか否かを判断する、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記制御部は、前記露点よりも前記室内熱交換器の温度が所定値以上低い場合に、前記室内ファンの回転数を上げる、請求項5に記載の空気調和機。
  7. 風向変更機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記露点よりも前記室内熱交換器の温度が所定値以上低い場合に、風量が増えるように前記風向変更機構を制御する、請求項1から6のいずれか1項に記載の空気調和機。
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