JP2019007599A - シリンダ装置 - Google Patents

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フンケ ヨアヒム
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ブルーンズ マティアス
ジョンストン ルシアン
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ジョンストン ルシアン
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Rottenwoehrer Stefan
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Abstract

【課題】ピストンロッドの行程反転後のオーバーシュートを抑制すると共に、静粛性を向上したシリンダ装置を提供する。
【解決手段】緩衝器1には、電界により流体の粘性が変化する作動流体2が封入され、内部にピストンロッド9が挿入されている。緩衝器1は、互いに異なる電位の電極となる内筒3および該内筒3の外側に設けられる電極筒18と、内筒3と電極筒18との間に形成され、ピストンロッド9の少なくとも伸び側の移動により軸方向の一方側から他方側に向けて作動流体2が流動する電極間通路19と、電極間通路19に設けられた隔壁20とを有している。電極間通路19には、電極間通路19の流路面積が大きな大流路部21Aと、大流路部21Aの流路面積よりも小さな流路面積となった小流路部21Bとが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車、鉄道車両等の車両の振動を緩衝するのに好適に用いられるシリンダ装置に関する。
一般に、自動車等の車両には、車体(ばね上)側と各車輪(ばね下)側との間に油圧緩衝器に代表されるシリンダ装置が設けられている。ここで、特許文献1には、作動流体として電気粘性流体を用いたダンパ(緩衝器)において、内筒と電極筒(中間筒)との間に螺旋部材を設け、螺旋部材間を流路とした構成が開示されている。
国際公開第2014/135183号
ところで、特許文献1に開示されたシリンダ装置では、ピストンロッドの伸び行程から縮み行程および縮み行程から伸び行程での行程反転後に、内筒から電極筒内に導入された電気粘性流体の流れが変化して、減衰力が目標値を越えるオーバーシュートが発生する虞がある。オーバーシュートが発生すると、ピストンロッドの加速度が変化して異音が発生する可能性がある。
本発明の目的は、ピストンロッドの行程反転後のオーバーシュートを抑制すると共に、静粛性を向上したシリンダ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、電界により流体の粘性が変化する電気粘性流体が封入され、内部にロッドが挿入されるシリンダ装置であって、互いに異なる電位の電極となる内筒電極および該内筒電極の外側に設けられる外筒電極と、前記内筒電極と前記外筒電極との間に形成され、前記ロッドの少なくとも伸び側の移動により軸方向の一方側から他方側に向けて前記電気粘性流体が流動する流路と、前記流路に設けられたシール手段と、を有し、前記流路には、前記流路の流路面積が大きな大流路部と、前記大流路部の流路面積よりも小さな流路面積となった小流路部とが設けられていることを特徴としている。
本発明のシリンダ装置によれば、ピストンロッドの行程反転後のオーバーシュートを抑制すると共に、静粛性を向上することができる。
実施形態によるシリンダ装置としての緩衝器を示す縦断面図。 内筒と電極筒とシール手段(隔壁)とを示す断面図。 内筒と電極筒とシール手段とを図2中の矢示III−III方向からみた断面図。 ピストンロッドのストロークに対する減衰力の関係を示す減衰力リサージュ波形図。
以下、実施形態によるシリンダ装置について、4輪自動車等の車両に設けられる緩衝器に適用した場合を例に挙げ、図1ないし図4に従って説明する。
図1において、シリンダ装置としての緩衝器1は、内部に封入する作動油等の作動流体2として機能性流体(即ち、電気粘性流体)を用いた減衰力調整式の油圧緩衝器(セミアクティブダンパ)として構成されている。緩衝器1は、例えば、コイルばねからなる懸架ばね(図示せず)と共に、車両用のサスペンション装置を構成する。なお、以下の説明では、緩衝器1の軸方向の一端側を「上端」側とし、軸方向の他端側を「下端」側として記載するが、緩衝器1の軸方向の一端側を「下端」側とし、軸方向の他端側を「上端」側としてもよい。
緩衝器1は、内筒3、外筒4、ピストン6、ピストンロッド9、ボトムバルブ13、および電極筒18等を含んで構成されている。内筒3は、軸方向に延びる円筒状の筒体として形成され、内部に機能性流体である作動流体2が封入されている。また、内筒3の内部には、ピストンロッド9が挿入されている。内筒3の外側には、外筒4および電極筒18が設けられている。なお、本実施形態では、内筒3を内筒電極としており、電極筒18を外筒電極としている。
内筒3は、下端側がボトムバルブ13のバルブボディ14に嵌合して取付けられており、上端側は、ロッドガイド10に嵌合して取付けられている。内筒3には、電極間通路19に常時連通する油穴3Aが、径方向の横孔として周方向に離間して複数(例えば、4個)形成されている。即ち、内筒3内のロッド側油室Bは、4個の油穴3Aによって電極間通路19と連通している。また、内筒3の外周側には、後述の隔壁20が螺旋状に巻回して設けられている。
図2、図3に示すように、内筒3の軸線O1−O1は、電極筒18の軸線O2−O2に対して左,右方向の一側(軸線O2−O2に直交する方向)に向けて寸法Eだけずらして配設されている。即ち、内筒3と電極筒18との間の隙間寸法は、左,右方向の一側が幅狭な隙間寸法Fとなり、他側が隙間寸法Fよりも広い隙間寸法G(F<G)となっている。これにより、作動流体2が流通する後述の螺旋流路21における流路面積に大小の変化を生じさせている。即ち、螺旋流路21は、作動流体2が流れやすい部分と流れにくい部分とが交互に形成されている。螺旋流路21の流路面積については、後述で詳しく説明する。
外筒4は、緩衝器1の外殻をなすもので、円筒体として形成されている。外筒4は、内筒3および電極筒18の外周に設けられており、該電極筒18との間に電極間通路19と連通するリザーバ室Aを形成している。この場合、外筒4は、電極筒18の軸線O2−O2と同軸に配設され、その下端側がボトムキャップ5により溶接手段等を用いて閉塞された閉塞端となっている。ボトムキャップ5は、ボトムバルブ13のバルブボディ14と共にベース部材を構成している。
外筒4の上端側は、開口端となっている。外筒4の開口端側には、例えば、かしめ部4Aが径方向内側に屈曲して形成されている。かしめ部4Aは、シール部材12の環状板体12Aの外周側を抜け止め状態で保持している。
ここで、内筒3と外筒4はシリンダを構成し、該シリンダ内には、作動流体2が封入されている。実施形態では、シリンダ内に充填(封入)される流体、即ち、作動油となる作動流体2として、機能性流体の一種である電気粘性流体(ERF:Electro Rheological Fluid)を用いている。なお、図1および図2では、封入されている作動流体2を無色透明で表している。
電気粘性流体は、電界(電圧)により性状が変化する流体(機能性流体)である。即ち、電気粘性流体は、印加される電圧に応じて粘度が変化し、流通抵抗(減衰力)が変化するものである。電気粘性流体は、例えば、シリコンオイル等からなる基油(ベースオイル)と、該基油に混ぜ込まれ(分散され)電界の変化に応じて粘性を可変にする粒子(微粒子)とにより構成されている。
後述するように、緩衝器1は、内筒3と電極筒18との間の電極間通路19内に電界を発生させ、該電極間通路19を通過する電気粘性流体の粘度を制御することで、発生減衰力を制御(調整)する構成となっている。なお、実施形態では機能性流体として電気粘性流体(ER流体)を例に挙げて説明するが、例えば、機能性流体として、磁界により流体の性状が変化する磁性流体(MR流体)を用いてもよい。
内筒3と外筒4との間、より具体的には、電極筒18と外筒4との間には、リザーバとなる環状のリザーバ室Aが形成されている。リザーバ室A内には、作動流体2と共に作動気体となるガスが封入されている。このガスは、大気圧状態の空気であってもよく、また圧縮された窒素ガス等の気体を用いてもよい。リザーバ室A内のガスは、ピストンロッド9の縮小(縮み行程)時に、当該ピストンロッド9の進入体積分を補償すべく圧縮される。
ピストン6は、内筒3内に摺動可能に設けられている。ピストン6は、内筒3内を第1室となるロッド側油室Bと第2室となるボトム側油室Cとに分けている。ピストン6には、ロッド側油室Bとボトム側油室Cとを連通可能とする油路6A,6Bがそれぞれ複数個、周方向に離間して形成されている。
ここで、実施形態による緩衝器1は、ユニフロー構造となっている。このため、内筒3内の作動流体2は、ピストンロッド9の縮み行程と伸び行程との両行程で、ロッド側油室B(即ち、内筒3の油穴3A)から電極間通路19に向けて常に一方向(即ち、図1中に二点鎖線で示す矢印Dの方向)に流通する。
このようなユニフロー構造を実現するため、ピストン6の上端面には、例えば、ピストンロッド9の縮小行程(縮み行程)でピストン6が内筒3内を下向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する縮み側逆止弁7が設けられている。縮み側逆止弁7は、ボトム側油室C内の油液(作動流体2)がロッド側油室Bに向けて各油路6A内を流通するのを許し、これとは逆向きに油液が流れるのを阻止する。即ち、縮み側逆止弁7は、ボトム側油室Cからロッド側油室Bへの作動流体2の流通のみを許容する。
ピストン6の下端面には、例えば、伸長側のディスクバルブ8が設けられている。伸長側のディスクバルブ8は、ピストンロッド9の伸長行程(伸び行程)でピストン6が内筒3内を上向きに摺動変位するときに、ロッド側油室B内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときの圧力を、各油路6Bを介してボトム側油室C側にリリーフする。
ロッドとしてのピストンロッド9は、内筒3内を軸方向(図1および図2の上下方向)に延びている。即ち、ピストンロッド9は、その下端が内筒3内でピストン6に連結(固定)され、その上端がロッド側油室Bを通って内筒3および外筒4の外部へ延出されている。この場合、ピストンロッド9の下端側には、ナット9A等を用いてピストン6が固定(固着)されている。一方、ピストンロッド9の上端側は、ロッドガイド10を介して外部に突出している。なお、ピストンロッド9の下端をさらに延ばしてボトム部(例えば、ボトムキャップ5)側から外向きに突出させた両ロッド形式の緩衝器としてもよい。
内筒3と外筒4の上端側には、これら内筒3と外筒4の上端側を閉塞するように段付円筒状のロッドガイド10が嵌合して設けられている。ロッドガイド10は、ピストンロッド9を支持するもので、例えば金属材料、硬質な樹脂材料等に成形加工、切削加工等を施すことにより所定形状の筒体として形成されている。ロッドガイド10は、内筒3の上側部分および電極筒18の上側部分を、外筒4の中央に位置決めする。これと共に、ロッドガイド10は、その内周側でピストンロッド9を軸方向に摺動可能に案内(ガイド)する。
ここで、ロッドガイド10は、上側に位置して外筒4の内周側に挿嵌される環状の大径部10Aと、該大径部10Aの下端側に位置して内筒3の内周側に挿嵌される短尺筒状の小径部10Bとにより段付円筒状に形成されている。ロッドガイド10の小径部10Bの内周側には、ピストンロッド9を軸方向に摺動可能にガイドするガイド部10Cが設けられている。ガイド部10Cは、例えば金属筒の内周面に4フッ化エチレンコーティングを施すことにより形成されている。
一方、ロッドガイド10の外周側で大径部10Aと小径部10Bとの間には、環状の保持部材11が嵌合して取付けられている。保持部材11は、電極筒18の上端側を軸方向に位置決めした状態で保持している。保持部材11は、例えば電気絶縁性材料(アイソレータ)により形成され、内筒3およびロッドガイド10と電極筒18との間を電気的に絶縁した状態に保っている。
ロッドガイド10の大径部10Aと外筒4のかしめ部4Aとの間には、環状のシール部材12が設けられている。シール部材12は、中心にピストンロッド9が挿通される孔が設けられた金属性の環状板体12Aと、該環状板体12Aに焼き付等の手段で固着されたゴム等の弾性材料からなる弾性体12Bとを含んで構成されている。シール部材12は、弾性体12Bの内周がピストンロッド9の外周側に摺接することにより、ピストンロッド9との間を液密、気密に封止(シール)する。
内筒3の下端側には、該内筒3とボトムキャップ5との間に位置してボトムバルブ13が設けられている。ボトムバルブ13は、ボトム側油室Cとリザーバ室Aとを連通・遮断するものである。このために、ボトムバルブ13は、バルブボディ14と、伸び側逆止弁15と、ディスクバルブ16とを含んで構成されている。バルブボディ14は、ボトムキャップ5と内筒3との間でリザーバ室Aとボトム側油室Cとを画成する。
バルブボディ14には、リザーバ室Aとボトム側油室Cとを連通可能とする油路14A,14Bがそれぞれ周方向に間隔をあけて形成されている。バルブボディ14の外周側には、段差部14Cが形成され、該段差部14Cには、内筒3の下端内周側が嵌合して固定されている。また、段差部14Cには、環状の保持部材17が内筒3の外周側に嵌合して取付けられている。
伸び側逆止弁15は、例えば、バルブボディ14の上面側に設けられている。伸び側逆止弁15は、ピストンロッド9の伸長行程でピストン6が上向きに摺動変位するときに開弁し、これ以外のときには閉弁する。伸び側逆止弁15は、リザーバ室A内の油液(作動流体2)がボトム側油室Cに向けて各油路14A内を流通するのを許し、これとは逆向きに油液が流れるのを阻止する。即ち、伸び側逆止弁15は、リザーバ室A側からボトム側油室C側への作動流体2の流通のみを許容する。
縮小側のディスクバルブ16は、例えば、バルブボディ14の下面側に設けられている。縮小側のディスクバルブ16は、ピストンロッド9の縮小行程でピストン6が下向きに摺動変位するときに、ボトム側油室C内の圧力がリリーフ設定圧を越えると開弁し、このときの圧力を、各油路14Bを介してリザーバ室A側にリリーフする。
保持部材17は、電極筒18の下端側を軸方向に位置決めした状態で保持している。保持部材17は、例えば電気絶縁性材料(アイソレータ)により形成され、内筒3およびバルブボディ14と電極筒18との間を電気的に絶縁した状態に保っている。また、保持部材17には、電極間通路19をリザーバ室Aに対して連通させる複数の油路17Aが形成されている。
内筒3の外側、即ち、内筒3と外筒4との間には、軸方向に延びる圧力管からなる電極筒18が設けられている。電極筒18は、内筒3と外筒4との間の中間筒となるもので、筒状の外筒電極に相当する。電極筒18は、導電性材料を用いて形成され、筒状の電極を構成するものである。電極筒18は、内筒3との間にロッド側油室Bと連通する電極間通路19を形成している。
即ち、電極筒18は、内筒3の外周側に軸方向(上下方向)に離間して設けられた保持部材11,17を介して取付けられている。電極筒18は、内筒3の外周側を全周にわたって取囲むことにより、電極筒18の内部(電極筒18の内周側と内筒3の外周側との間)に環状の通路、即ち、作動流体2が流通する流路としての電極間通路19を形成している。電極間通路19(即ち、内筒3の外周面と電極筒18の内周面との間)には、軸方向(軸線O2−O2)に対して傾斜角度をもった複数の隔壁20が形成されている。そして、隣り合う隔壁20間は、作動流体2が流通する後述の螺旋流路21となっている。
電極間通路19は、内筒3に径方向の横孔として形成した油穴3Aによりロッド側油室Bと常時連通している。即ち、図1で作動流体2の流れの方向を矢印Dで示すように、緩衝器1は、ピストン6の圧縮行程および伸び行程の両方で、ロッド側油室Bから油穴3Aを通じて電極間通路19内に作動流体2が流入する。電極間通路19内に流入した作動流体2は、ピストンロッド9が内筒3内を進退動するとき(即ち、縮み行程と伸び行程を繰返す間)に、この進退動により電極間通路19の軸方向の上端側から下端側に向けて流動する。
このとき、電極間通路19内の作動流体2は、各隔壁20によって案内されつつ各隔壁20間の螺旋流路21を流動する。即ち、ピストンロッド9の伸び側の移動と縮み側の移動とにより、作動流体2が内筒3内から電極間通路19に流入し、螺旋流路21内を軸方向の一方側(上端側)から他方側(下端側)に向けて流動する。そして、電極間通路19内に流入した作動流体2は、電極筒18の下端側から保持部材17の油路17Aを介してリザーバ室Aへと流出する。
電極間通路19は、外筒4および内筒3内でピストン6の摺動によって流通する流体、即ち、作動流体2となる電気粘性流体に抵抗を付与する。このために、電極筒18は、電源となるバッテリ22の正極に、例えば、高電圧を発生する高電圧ドライバ(図示せず)を介して接続されている。バッテリ22(および高電圧ドライバ)は、電圧供給部(電界供給部)となり、電極筒18は、電極間通路19内の流体である作動流体2、即ち、電気粘性流体に電界(電圧)をかける電極(エレクトロード)となる。この場合、電極筒18の両端側は、電気絶縁性の保持部材11,17によって電気的に絶縁されている。一方、内筒3は、ロッドガイド10、ボトムバルブ13、ボトムキャップ5、外筒4、高電圧ドライバ等を介して負極(グランド)に接続されている。
高電圧ドライバは、緩衝器1の減衰力を可変に調整するためのコントローラ(図示せず)から出力される指令(高電圧指令)に基づいて、バッテリ22から出力される直流電圧を昇圧して電極筒18に供給(出力)する。これにより、電極筒18と内筒3との間、即ち電極間通路19内には、電極筒18に印加される電圧に応じた電位差が発生し、電気粘性流体である作動流体2の粘度が変化する。この場合、緩衝器1は、電極筒18に印加される電圧に応じて、発生減衰力の特性(減衰力特性)をソフト(Soft)な特性(軟特性)とハード(Hard)な特性(硬特性)との間で連続的に調整することができる。なお、緩衝器1は、減衰力特性を連続的でなくとも、2段階または複数段階に調整可能なものであってもよい。
ここで、緩衝器の減衰力可変幅は、主に外筒と内筒との間で隔壁20(螺旋部材)によって形成される螺旋流路21の長さによって決まる。従って、より大きな減衰力可変幅を得るために、電極間通路19内に螺旋状の隔壁20を形成して流路長を長くしている。
シール手段(シール部材)としての複数本の隔壁20は、内筒3の外周側に位置して上下方向に延びる螺旋状に設けられている。各隔壁20は、例えば4本形成され、内筒3と電極筒18との間に後述の複数本(4本)の螺旋流路21を形成するものである。各隔壁20は、エラストマ等の弾性を有し、かつ電気的絶縁性を有する高分子材料、例えば合成ゴムにより形成されている。各隔壁20は、例えば接着剤等を用いて内筒3に対して固着(接着)されている。
図2に示すように、各隔壁20よりも上側の位置でかつ、各隔壁20の上端部と軸方向に対向(対面)する位置には、内筒3の油穴3Aが設けられている。即ち、内筒3の油穴3Aと各隔壁20の上端部は、軸方向に一致するように配置されている。なお、油穴3Aの位置は、これに限らず、例えば各隔壁20よりも上側の位置でかつ、各隔壁20間に設けられていてもよい。なお、緩衝器1をバイフロー構造とした場合には、油穴3Aに加えて各隔壁20よりも下側の位置にも油穴を設けることになる。
ここで、図2、図3に示すように、内筒3の軸線O1−O1と電極筒18の軸線O2−O2とは、寸法Eだけずれて(偏心して)いる。従って、各隔壁20は、左,右方向(軸線O1−O1方向に直交する方向)で厚さ寸法が異なっている。具体的には、各隔壁20は、内筒3と電極筒18との間の隙間寸法Fに嵌合する薄肉部20Aと、内筒3と電極筒18との間の隙間寸法Gに嵌合する厚肉部20Bとを含んで構成されている。
次に、各隔壁20により形成される作動流体2の各螺旋流路21について説明する。
各螺旋流路21は、隣り合う隔壁20間に形成されている。即ち、電極間通路19には、4本の隔壁20間に4本の螺旋流路21が形成されている。各螺旋流路21には、ピストンロッド9の進退動に伴って、軸方向の上端側から下端側に向けて作動流体2が流動する。図2に示すように、各隔壁20は、周方向に延びる螺旋状に形成されている。これにより、隣り合う隔壁20間に形成される螺旋流路21も、周方向に延びる螺旋状となっている。
各螺旋流路21は、内筒3の軸方向の上側(油穴3A側)から下側に見て時計回りの方向に作動流体2が流動する。これにより、軸方向に直線的に延びる流路と比較して、油穴3Aから保持部材の油路17Aまでの流路の長さを長くできる。そして、螺旋流路21には、螺旋流路21の流路面積が大きな大流路部21Aと、大流路部21Aの流路面積よりも小さな流路面積となった小流路部21Bとが設けられている。
大流路部21Aは、螺旋流路21のうち隔壁20の厚肉部20Bに対応する位置に設けられている。即ち、大流路部21Aは、内筒3の軸線O1−O1を電極筒18の軸線O2−O2から寸法Eだけ左,右方向の一側に向けてずらしたことにより、内筒3と電極筒18との間の隙間が広くなった隙間寸法Gの部分を構成している。大流路部21Aは、螺旋流路21のうち作動流体2が流通しやすい部分となっている。
一方、小流路部21Bは、螺旋流路21のうち隔壁20の薄肉部20Aに対応する位置に設けられている。即ち、小流路部21Bは、内筒3の軸線O1−O1を電極筒18の軸線O2−O2から寸法Eだけ左,右方向の一側に向けてずらしたことにより、内筒3と電極筒18との間の隙間が狭くなった隙間寸法Fの部分を構成している。ここで、各小流路部21Bは、電極間通路19の上流側から下流側に形成された各螺旋流路21のうち最も小さい(狭い)部分となっている。即ち、小流路部21Bは、螺旋流路21のうち作動流体2が流動しにくい部分となっている。
そして、内筒3に形成された油穴3Aの個数X、各油穴3Aの面積(断面積)S1、螺旋流路21の本数Y、各小流路部21Bの面積(断面積)S2とすると、下記数1の式の関係となっている。
Figure 2019007599
本実施形態では、油穴3Aの個数が4個(X=4)、螺旋流路21の本数が4本(Y=4)であることから、4S1>4S2の関係が成り立つように、油穴3Aの大きさ(面積S1)と内筒3のずらし寸法E(隙間寸法F)が設定されている。このように小流路部21Bを設定することにより、小流路部21Bは、螺旋流路21を流通する作動流体2の絞りとなっている。
図2に示すように、各螺旋流路21には、流路面積が大きい大流路部21Aと、流路面積が小さい小流路部21Bとが交互に配置されている。これにより、小流路部21Bは、ピストンロッド9の行程反転後における作動流体2の流れの変化を小さく抑え、急激な流れ変化を緩和することができる。その結果、ピストンロッド9は、急激な動きが低減されて滑らかに作動する。従って、ピストンロッド9の作動による異音の発生を抑制して、ピストンロッド9の作動時の静粛性を向上することができる。
バッテリ22は、正極が図示しない高電圧ドライバを介して電極筒18に接続されている。このバッテリ22は、電極筒18への電圧供給部(電界供給部)となっている。これにより、バッテリ22は、電極間通路19内を流通する作動流体2(電気粘性流体)に印加される電圧(電界)の大きさに応じて、発生減衰力の特性(減衰力特性)をソフト(Soft)な特性(軟特性)とハード(Hard)な特性(硬特性)との間で連続的に調整している。
本実施形態による緩衝器1は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
緩衝器1を自動車等の車両に実装するときは、例えば、ピストンロッド9の上端側を車両の車体側に取付け、外筒4の下端側(ボトムキャップ5側)を車輪側(車軸側)に取付ける。車両の走行時には、路面の凹凸等により、上,下方向の振動が発生すると、ピストンロッド9が外筒4から伸長、縮小するように変位する。このとき、コントローラからの指令によりバッテリ22を用いて電極間通路19内に電位差を発生させ、電極間通路19内の各螺旋流路21を通過する作動流体2、即ち電気粘性流体の粘度を制御することにより、緩衝器1の発生減衰力を可変に調整する。
ピストンロッド9の伸び行程時には、内筒3内のピストン6の移動によってピストン6の縮み側逆止弁7が閉じる。ピストン6のディスクバルブ8の開弁前には、ロッド側油室Bの油液(作動流体2)が加圧され、内筒3の油穴3Aを通じて電極間通路19内に流入する。このとき、ピストン6が移動した分の油液は、リザーバ室Aからボトムバルブ13の伸び側逆止弁15を開いてボトム側油室Cに流入する。
一方、ピストンロッド9の縮み行程時には、内筒3内のピストン6の移動によってピストン6の縮み側逆止弁7が開き、ボトムバルブ13の伸び側逆止弁15が閉じる。ボトムバルブ13(ディスクバルブ16)の開弁前には、ボトム側油室Cの油液がロッド側油室Bに流入する。これと共に、ピストンロッド9が内筒3内に進入した分に相当する油液が、ロッド側油室Bから内筒3の油穴3Aを通じて電極間通路19内に流入する。
従って、いずれの場合も(伸び行程時も縮み行程時も)、電極間通路19内に流入した作動流体2は、電極間通路19の電位差(電極筒18と内筒3との間の電位差)に応じた粘度で電極間通路19内を出口側(下側)に向けて通過し、電極間通路19から保持部材17の油路17Aを通じてリザーバ室Aに流れる。このとき、緩衝器1は、電極間通路19内の各螺旋流路21を通過する作動流体2の粘度に応じた減衰力が発生し、車両の上下振動を緩衝(減衰)することができる。
ところで、上述した従来技術では、ピストンロッドの伸び行程から縮み行程および縮み行程から伸び行程での行程反転後に、内筒から電極筒内(流路)に導入された作動流体の流れが変化する虞がある。この場合、図4の減衰力リサージュ波形31における二点鎖線31Aに示すように、減衰力が目標値を越えるオーバーシュートが発生する虞がある。オーバーシュートが発生すると、ピストンロッドの加速度が増加して異音が発生する可能性がある。
そこで、本実施形態では、螺旋流路21は、作動流体2が流れやすい大流路部21Aと、作動流体2が流れにくい小流路部21Bとを含んで構成されている。具体的には、小流路部21Bは、内筒3の軸線O1−O1を電極筒18の軸線O2−O2からずらす(偏心する)ことにより、内筒3と電極筒18との間の隙間寸法Fを小さく(狭く)することにより形成されている。これにより、各螺旋流路21は、上流側から下流側に向けて大流路部21Aと小流路部21Bとが交互に形成されている。
各螺旋流路21に形成された小流路部21Bは、各螺旋流路21の上流側から下流側のうち最も狭い部分となっている。そして、小流路部21Bの総面積(総断面積)4S2は、4個の油穴3Aの総面積(総断面積)4S1よりも小さく設定されている(4S2<4S1)。即ち、ロッド側油室Bから各油穴3Aを介して電極間通路19に流入する単位時間当たりの作動流体2の総流量は、各螺旋流路21の小流路部21Bを流通する単位時間当たりの総流量よりも大きく設定されている。これにより、各油穴3Aを作動流体2の絞りとすることなく、小流路部21Bを作動流体2の絞りとして形成している。
これにより、小流路部21Bは、ピストンロッド9の行程反転後における作動流体2の流れの変化を抑制することができる。その結果、図4の減衰力リサージュ波形31の二点鎖線31Aで示された過渡的な波形が、実線31Bに示すように滑らかになって連続し、オーバーシュートを抑制することができる。従って、ピストンロッド9の作動が滑らかになり、異音の要因となるピストンロッド9の加速度を低減することができるので、ピストンロッド9の作動時の静粛性を向上することができる。
なお、実施形態では、内筒3の軸線O1−O1を電極筒18の軸線O2−O2から寸法Eだけずらして螺旋流路21を大流路部21Aと小流路部21Bとを含んで構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば内筒3を電極筒18に対して傾斜させるようにずらして内筒3と電極筒18との間の隙間寸法を変化させて大流路部と小流路部とを形成してもよい。
実施形態では、隔壁20を直線状に内筒3の外周側に巻回して、螺旋流路21の幅寸法を一定にした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば隣り合う隔壁を互いに近付くように屈曲(湾曲)させて隣り合う隔壁間の寸法を小さくして小流路部を形成してもよい。
実施形態では、螺旋流路21を螺旋状の流路とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば流路を蛇行させてもよい。即ち、実施形態では、隔壁20は、螺旋状であり、内筒3の上端側から下端側にわたり一様に同方向に周回している。これに対して、例えば隔壁を途中で折り返す(周回方向が途中から逆転する、途中で時計方向から反時計方向にまたは反時計方向から時計方向に変化する)ように構成してもよい。
実施形態では、隔壁20を内筒3の外周側に巻回して、螺旋流路21を形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、内筒3の軸線と同方向に延びるように、隔壁20を設け、隣り合う隔壁の間隔を異ならせるようにしてもよい。
実施形態では、隔壁20を合成ゴムにより形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば合成樹脂等の合成ゴム以外の高分子材料を用いて形成してもよい。さらには、高分子材料以外にも、流路を形成することができる各種の材料を用いることができる。いずれの場合も、隔壁となるシール手段は、電気的絶縁性を有する絶縁材料により形成する。
実施形態では、隔壁20は、内筒3の外周側に固着して設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば隔壁を中間筒(電極筒)の内周側に固着して設ける構成としてもよい。
実施形態では、隔壁20を内筒3と電極筒18との間に設ける構成、即ち、螺旋流路21を内筒3と電極筒18との間に形成する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば流路を中間筒(電極筒)と外筒との間に設けてもよい。即ち、隔壁を中間筒(電極筒)と外筒との間に設けてもよい。この場合、隔壁は、中間筒(電極筒)の外周面または外筒の内周面に固着して設けることができる。この場合、例えば中間筒を外筒に対してずらすことにより、流路を大流路部と小流路部とを含んで構成することができる。
実施形態では、緩衝器1をユニフロー構造とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、緩衝器をピストンロッドの伸縮に応じて作動流体が流路内を往復動するようなバイフロー構造としてもよい。
実施形態では、緩衝器1を上下方向に配置する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばエアレーションを起こさない範囲で傾けて配置する等、取付対象に応じて所望の方向に配置することができる。
実施形態では、内筒3を内筒電極としており、電極筒18を外筒電極とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、電極筒を内筒電極としてもよく、外筒を外筒電極としてもよい。つまり、径方向に隣り合う筒が互いに異なる電位の電極となるようにすればよい。例えば、内筒と外筒との2つの筒によりシリンダ装置を構成し、これら内筒と外筒とをそれぞれ内筒電極と外筒電極としてもよい。
実施形態では、作動流体2は、軸方向の上端側(一端側)から下端側(他端側)に向けて流動する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、緩衝器1の配設方向に応じて、例えば下端側から上端側に向けて流動する構成、左端側(または右端側)から右端側(または左端側)に向けて流動する構成、前端側(または後端側)から後端側(または前端側)に向けて流動する構成等、軸方向の他端側から一端側に向けて流動する構成とすることができる。
実施形態では、機能性流体としての作動流体2を、電気粘性流体(ER流体)により構成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば磁界により流体の性状が変化する磁性流体(MR流体)を用いて機能性流体としての作動流体を構成してもよい。磁性流体を用いる場合には、中間筒である電極筒18を電極に相当する磁極とする(即ち、磁界供給部からの磁界を中間筒である磁極筒に付与する)構成とすることができる。この場合は、例えば磁界供給部により、内筒(内筒電極)と磁極筒(外筒電極)との間(の磁極通路)に磁界を発生させ、発生減衰力を可変に調整するときには、磁界を可変に制御する。また、絶縁用の保持部材11,17等は、例えば、非磁性材料により形成することができる。
実施形態では、シリンダ装置としての緩衝器1を4輪自動車に用いる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば2輪車に用いる緩衝器、鉄道車両に用いる緩衝器、一般産業機器を含む各種の機械機器に用いる緩衝器、建築物に用いる緩衝器等、緩衝すべき対象を緩衝する各種の緩衝器(シリンダ装置)として広く用いることができる。さらに、実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。即ち、シリンダ装置(緩衝器)は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更が可能である。
以上説明した実施形態に基づくシリンダ装置として、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様としては、電界により流体の粘性が変化する電気粘性流体が封入され、内部にロッドが挿入されるシリンダ装置であって、互いに異なる電位の電極となる内筒電極および該内筒電極の外側に設けられる外筒電極と、前記内筒電極と前記外筒電極との間に形成され、前記ロッドの少なくとも伸び側の移動により軸方向の一方側から他方側に向けて前記電気粘性流体が流動する流路と、前記流路に設けられたシール手段と、を有し、前記流路には、前記流路の流路面積が大きな大流路部と、前記大流路部の流路面積よりも小さな流路面積となった小流路部とが設けられていることを特徴としている。
第2の態様としては、第1の態様において、前記シール手段は、軸方向に対して傾斜角度をもって配置されることを特徴としている。
第3の態様としては、第1,第2の態様において、前記大流路部と前記小流路部とは、前記内筒電極の軸線と前記外筒電極の軸線とをずらすことにより形成されていることを特徴としている。
1 緩衝器(シリンダ装置)
2 作動流体(電気粘性流体)
3 内筒(内筒電極)
4 外筒
9 ピストンロッド(ロッド)
18 電極筒(外筒電極)
20 隔壁(シール手段)
21 流路
21A 大流路部
21B 小流路部
O1−O1 内筒の軸線
O2−O2 電極筒の軸線

Claims (3)

  1. 電界により流体の粘性が変化する電気粘性流体が封入され、内部にロッドが挿入されるシリンダ装置であって、
    互いに異なる電位の電極となる内筒電極および該内筒電極の外側に設けられる外筒電極と、
    前記内筒電極と前記外筒電極との間に形成され、前記ロッドの少なくとも伸び側の移動により軸方向の一方側から他方側に向けて前記電気粘性流体が流動する流路と、
    前記流路に設けられたシール手段と、
    を有し、
    前記流路には、前記流路の流路面積が大きな大流路部と、前記大流路部の流路面積よりも小さな流路面積となった小流路部とが設けられていることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記シール手段は、軸方向に対して傾斜角度をもって配置されることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 前記大流路部と前記小流路部とは、前記内筒電極の軸線と前記外筒電極の軸線とをずらすことにより形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダ装置。
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