JP2019006723A - ヨクイニンを含むプレミックスエキス及びその利用 - Google Patents

ヨクイニンを含むプレミックスエキス及びその利用 Download PDF

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【課題】1日当たりの服用錠数がより少ないヨクイニン単味の錠剤を提供することを課題とする。【解決手段】ヨクイニンエキスと、含水二酸化ケイ素とを含むプレミックスエキスであって、該含水二酸化ケイ素の含有量が、該ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であり、該プレミックスエキス1gが原生薬20〜48gに相当する、生薬としてヨクイニンのみが配合されたプレミックスエキスを含む錠剤により、上記の課題を解決する。【選択図】なし

Description

本発明は、生薬としてヨクイニンのみが配合されたプレミックスエキス及びその製造方法に関する。また、本発明は、該プレミックスエキスを含む内服用錠剤及びその製造方法に関する。
ヨクイニンは、イネ科(Gramineae)に属するハトムギ(Coix lacryma-jobi Linne var. mayuen Stapf)の種皮を除いた種子であり、日本薬局方に収載されている。ヨクイニンは消炎・鎮痛作用を有し、単味で又は他の生薬と配合されて漢方薬として用いられる。また、いぼや肌あれの治療にも用いられる。ヨクイニンの単味製剤としては、例えば「大峰ハトムギ錠」などが知られている(非特許文献1参照)。
日本医薬品集 一般薬 2013-14版、p.1249-1273、監修 日本医薬品集フォーラム、発行所 株式会社じほう、平成24年9月10日発行
漢方薬の主な剤型には散剤や顆粒剤があるが、これらの剤形では、服用時に漢方薬特有の匂いや苦味があり、継続的服用を困難にする場合がある。においや苦味を抑えるため、近年では種々の漢方薬が錠剤化されている。しかし、漢方薬を錠剤にするためには、散剤や顆粒剤に比べ、賦形剤や滑沢剤などの添加物を生薬成分に多く加えなければならない。その結果、1日当たりの服用錠数が多くなる。例えば、非特許文献1に記載されるヨクイニン単味の錠剤は、いずれも1日当たりの服用錠数が12〜18錠である。これは、1日3回服用する場合、1回当たり4〜6錠を服用することになり、嚥下機能の低い子供や高齢者にとっては服用が困難となり得る。
そのような事情に鑑みて、本発明者らは、1日当たりの服用錠数がより少ないヨクイニン単味の錠剤を提供可能にする手段を開発することを目的とした。
本発明者らは、鋭意検討の結果、高濃度のヨクイニンエキス及び含水二酸化ケイ素を含むプレミックスエキスを用いることにより、1日当たりの服用錠数がより少ないヨクイニン単味の錠剤を製造できることを見出した。
よって、本発明は、ヨクイニンエキスと、含水二酸化ケイ素とを含むプレミックスエキスであって、該含水二酸化ケイ素の含有量が、該ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であり、該プレミックスエキス1gが原生薬20〜48gに相当する、生薬としてヨクイニンのみが配合されたプレミックスエキスを提供する。
また、本発明は、上記のプレミックスエキスを、1日服用量として少なくとも0.6g含む、生薬としてヨクイニンのみが配合された内服用錠剤を提供する。
さらに、本発明は、ヨクイニンエキスに含水二酸化ケイ素を添加して噴霧乾燥することにより、プレミックスエキスを得る工程を含む、生薬としてヨクイニンのみが配合されたプレミックスエキスの製造方法を提供する。この方法において、該含水二酸化ケイ素の添加量が、該ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であり、該前記プレミックスエキス1gが原生薬20〜48gに相当する。
また、本発明は、ヨクイニンエキスに含水二酸化ケイ素を添加して噴霧乾燥することにより、プレミックスエキスを得る工程と、該プレミックスエキスに、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の溶液を添加して造粒することにより、造粒物を得る工程と、該造粒物と錠剤用添加物とを混合し、得られた混合物を成型して錠剤を得る工程とを含む、生薬としてヨクイニンのみが配合される内服用錠剤の製造方法を提供する。この方法において、該含水二酸化ケイ素の添加量が、該ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であり、該プレミックスエキス1gが原生薬20〜48gに相当する。
本発明によれば、高濃度のヨクイニンエキスを含むプレミックスエキスと、1日当たりの服用錠数がより少ないヨクイニン単味の錠剤とを提供できる。
[1.プレミックスエキス及びその製造方法]
本実施形態のプレミックスエキスは、ヨクイニンエキスと含水二酸化ケイ素とを予め混合してなる、生薬としてヨクイニンのみが配合されたエキスであり、後述の内服用錠剤の製造に好適に用いられる。ここで、「生薬としてヨクイニンのみが配合された」とは、単味生薬としてヨクイニンが配合されることを意味する。また、「単味生薬」とは、複数の生薬を組み合わせたものではなく、1種類の生薬単独を意味する。本実施形態のプレミックスエキスにおいては、生薬としてのヨクイニンは、ヨクイニンエキスの形態で配合されている。
本実施形態のプレミックスエキスは、含水二酸化ケイ素の含有量が、ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であること、及び、該プレミックスエキス1gが、ヨクイニン(以下、「原生薬」ともいう)20〜48gに相当することを特徴とする。本実施形態のプレミックスエキスは、粉末の形態にあることが好ましい。以下、プレミックスエキスに含まれる各成分について説明する。
本実施形態のプレミックスエキスに用いるヨクイニンエキスは、1日服用量として原生薬15〜30gから抽出した抽出物に由来するものであることが好ましい。より具体的には、ヨクイニンエキスは、原生薬から水性溶媒(水、親水性有機溶媒又はそれらの混合溶媒)を用いて抽出して得た抽出液を濃縮した軟エキス、又は、該抽出液又は該軟エキスを乾燥させたエキス粉末である。これらの中でも軟エキスが特に好ましい。なお、抽出に用いられる親水性有機溶媒としては、例えば1価の低級アルコール(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールなど)が挙げられ、混合溶媒としては、例えば30容量%以下のエタノール水溶液などが挙げられる。本実施形態では、ヨクイニンエキスは、原生薬からの収率が4質量%以上のものであることが好ましい。収率の上限は、抽出方法に応じて自ずと定まる。
ヨクイニンの具体的な抽出方法としては、例えば、原生薬の約1〜約200倍量(質量)の水性溶媒(好ましくは水)を加え、常温(室温)〜約100℃で撹拌下又は非撹拌下に約10分〜約24時間抽出する方法が挙げられるが、これに限定されない。抽出処理は、同一原料について1回だけ行ってもよいが、複数回、例えば2〜5回程度行うこともできる。必要に応じて、得られた抽出液を自然ろ過又は遠心ろ過してもよい。軟エキスは、抽出液を減圧及び/又は加温することにより濃縮して取得してもよい。また、エキス粉末は、抽出液又は軟エキスを、例えば噴霧乾燥、凍結乾燥、減圧濃縮乾燥、自然乾燥などにより乾燥させて取得してもよい。
含水二酸化ケイ素は、医薬品添加物規格に収載されたものであれば特に限定されない。本実施形態において、含水二酸化ケイ素は、固着防止剤として添加される。
本実施形態のプレミックスエキスは、含水二酸化ケイ素を、上記のヨクイニンエキス1質量部に対して、0.05〜0.2質量部、好ましくは0.08〜0.15質量部、特に好ましくは0.1質量部添加し、得られた混合物を常法により噴霧乾燥することで得ることができる。得られたプレミックスエキスは、乾燥エキス粉末の形態にある。本実施形態では、ヨクイニンエキスが、原生薬15〜30gに由来する抽出物であるとき、得られるプレミックスエキス1gは、原生薬20〜48gに相当し、含水二酸化ケイ素の質量を考慮しない場合、エキス1gは、原生薬25〜50gに相当する。
[2.内服用錠剤及びその製造方法]
本実施形態の内服用錠剤(以下、単に「錠剤」ともいう)は、上記のプレミックスエキスを1日服用量として少なくとも0.6g含む、生薬としてヨクイニンのみが配合された錠剤である。この錠剤において、生薬としてのヨクイニンは、プレミックスエキスの形態で配合されている。本実施形態において、1日服用量の錠剤に含まれるプレミックスエキスの上限は適宜決定できるが、好ましくは1.5g以下である。
特に好ましい実施形態では、錠剤の1日服用量は6錠である。上述のように、本実施形態のプレミックスエキス1gは、原生薬20〜48gに相当する。したがって、上記のプレミックスエキスを1日服用量として0.6g含む場合、本実施形態の錠剤6錠中には、原生薬12〜29gに相当するヨクイニンエキスが含まれる。
本実施形態では、1錠当たりの錠剤質量は380 mg以下であることが好ましい。錠剤質量は、例えば1錠当たり200〜380 mg、好ましくは250〜350 mgの範囲から適宜決定できる。
本実施形態の錠剤は、有効成分としてヨクイニン末をさらに含んでもよい。この場合、錠剤には、ヨクイニンとして、プレミックスエキス及びヨクイニン末が配合される。ヨクイニン末とは、ヨクイニンを粉末としたものであり、日本薬局方に収載されている。錠剤に含まれるヨクイニン末の量は、1日服用量として300〜500gであることが好ましい。
本実施形態では、錠剤は、上記のプレミックスエキスを有効成分として含む限り、その製造方法は特に限定されない。好ましい実施形態では、まず、プレミックスエキスにポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の溶液を添加して造粒することにより、造粒物を取得する。次いで、得られた造粒物と錠剤用添加物とを混合し、得られた混合物を成型して錠剤を得る。
ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体は、PVAコポリマーとも呼ばれ、医薬品の結合剤やコーティング剤などに用いられており、医薬品添加物規格に収載されている。プレミックスエキスを含む造粒物は、例えば、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体を水又は30容量%以下のエタノール水溶液で溶解した溶液(5〜20 w/v%)をプレミックスエキスに噴霧して、公知の造粒法、例えば噴霧造粒法、撹拌造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、転動流動造粒法、押出造粒法、圧密造粒法で造粒することにより得ることができる。好ましい実施形態では、噴霧造粒法により、プレミックスエキスを含む造粒物を得る。
本実施形態の錠剤は、例えば、上記の造粒物と錠剤用添加物との混合物を、打錠機を用いて圧縮成型することにより製造できる。錠剤は、コーティング製剤(例えば、糖衣錠、フィルムコーティング錠など)として製造してもよい。コーティング層は、パンコーティング法、流動コーティング法、転動コーティング法などの慣用法により、コーティング剤を薬物核(造粒物又は素錠)に付与することで得ることができる。なお、素錠とは、コーティングされていない錠剤を意味する。
錠剤用添加物とは、内服用錠剤に一般に配合され得る成分であり、例えば、賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、崩壊補助剤、安定(化)剤、可溶(化)剤、緩衝剤、吸着剤、硬化剤、抗酸化剤、光沢化剤、界面活性剤、分散剤、懸濁(化)剤、コーティング剤、充填剤、清涼(化)剤、甘味剤、咀嚼剤、静電防止剤、着色剤、糖衣剤、発泡剤、防湿剤、防腐剤、保存剤、流動化剤、矯味剤、矯臭剤などを挙げられる。各々の具体例は、日本薬局方又は医薬品添加物規格に収載されたものであれば特に限定されないが、下記のものが例示される。
賦形剤としては、例えば、結晶セルロース、粉末セルロース、糖アルコール(エリスリトール、マルチトール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、ラクチトールなど)、デンプン(トウモロコシ、バレイショ又はコムギ由来など)、多糖(白糖、トレハロース、乳糖、ブドウ糖、麦芽糖、果糖、マルトース、還元麦芽糖水アメなど)、デキストリン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸水素カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、乳酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、タルク、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素、二酸化ケイ素、カオリンなどが挙げられる。
結合剤としては、例えば、アラビアゴム末、セルロース及びセルロース誘導体(結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、ヒプロメロース、カルメロース、これらの塩など)、多糖、糖アルコール、ゼラチン、ポビドン、コポリビドン、ポリビニルアルコール、アクリル酸系高分子、プルラン、デキストリン、α化デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、トラガント末、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、クロスポビドン、デンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、部分α化デンプン、炭酸水素ナトリウム、カンテン末などが挙げられる。滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、グリセリン脂肪酸エステル、硬化油、マクロゴールなどが挙げられる。流動化剤としては、例えば、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素、カオリンなどが挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、アスコルビン酸及びその塩、トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、クエン酸などが挙げられる。保存剤としては、例えば、安息香酸、パラオキシ安息香酸エステルなどが挙げられる。pH調整剤としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなどが挙げられる。コーティング剤としては、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ポビドン、腸溶性基剤、胃溶性基剤、多糖などが挙げられる。
本実施形態において、錠剤用添加物の配合量は、製剤学において一般に採用される範囲から適宜決定できる。
以下に、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1:プレミックスエキスの製造例
ヨクイニンエキスを高濃度に含むプレミックスエキス(1日服用量)を、次のようにして製造した。日局ヨクイニン(15.0g、大峰堂薬品工業株式会社)をとり、約13倍量の日局常水を用いて95℃以上で約10分間抽出した。得られた抽出液を遠心ろ過し、ろ液を60℃以下で減圧濃縮した。得られた抽出物固形分の質量の10%に相当する含水二酸化ケイ素を添加し、噴霧乾燥してプレミックスエキス(乾燥エキス粉末)を約660 mg得た。なお、プレミックスエキスにおける原生薬からの収率は、4.4質量%以上であった(添加した含水二酸化ケイ素を考慮しない場合、収率は4質量%以上である)。
得られたプレミックスエキスは1g当たり、原生薬約22.7gに相当する(添加した含水二酸化ケイ素を考慮しない場合、該プレミックスエキスは1g当たり、原生薬約25gに相当する)。従来品である「大峰ハトムギ錠」に用いられるヨクイニンエキスは1g当たり、原生薬約10gに相当する。よって、本実施例のプレミックスエキスは、従来品に用いられるヨクイニンエキスよりも高濃度であることがわかる。なお、本発明者らは、原生薬30gから得たプレミックスエキスに含まれるヨクイニンエキスが、原生薬30gから得た水抽出物とほぼ同等であることを、薄層クロマトグラフィ及び高速液体クロマトグラフィにより確認した。
実施例2:錠剤の製造例
錠剤を、以下のようにして製造した。錠剤(6錠中)の組成を下記の表1に示す。表1において、実施例1で得たプレミックスエキス及びヨクイニン末(日本粉末薬品社製)以外の成分(錠剤用添加剤)は、日本薬局方又は医薬品添加物規格の収載品を用いた。
実施例1で得たプレミックスエキスに、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の溶液を噴霧して造粒することにより造粒物を得た。得られた造粒物と、ヨクイニン末と、表1に示す錠剤用添加物とを混合し、均一化した後、ロータリー打錠機(コレクト24、株式会社菊水製作所製)により圧縮成型して、錠剤を得た。
Figure 2019006723
本実施例では、1日服用量として原生薬約15g相当のヨクイニンエキスを、6錠の錠剤に含有させることができた。従来品の「大峰ハトムギ錠」では、1日服用量として原生薬約18g相当のヨクイニンエキスが12錠の錠剤に含有されている。このように、本実施例の錠剤によれば、従来品に比べて半分の錠数で、1日服用量のヨクイニンエキスを摂取できる。

Claims (8)

  1. ヨクイニンエキスと、含水二酸化ケイ素とを含むプレミックスエキスであって、前記含水二酸化ケイ素の含有量が、前記ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であり、前記プレミックスエキス1gが原生薬20〜48gに相当する、生薬としてヨクイニンのみが配合されたプレミックスエキス。
  2. 前記プレミックスエキスにおいて、原生薬からのヨクイニンエキスの収率が4質量%以上である請求項1に記載のプレミックスエキス。
  3. 請求項1又は2に記載のプレミックスエキスを、1日服用量として少なくとも0.6g含む、生薬としてヨクイニンのみが配合された内服用錠剤。
  4. 1日服用量が6錠である請求項3に記載の内服用錠剤。
  5. 1錠当たりの錠剤質量が380 mg以下である請求項3又は4に記載の内服用錠剤。
  6. 有効成分としてヨクイニン末をさらに含む請求項3〜5のいずれかに1項に記載の内服用錠剤。
  7. ヨクイニンエキスに含水二酸化ケイ素を添加して噴霧乾燥することにより、プレミックスエキスを得る工程を含み、前記含水二酸化ケイ素の添加量が、前記ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であり、前記プレミックスエキス1gが原生薬20〜48gに相当する、
    生薬としてヨクイニンのみが配合されたプレミックスエキスの製造方法。
  8. ヨクイニンエキスに含水二酸化ケイ素を添加して噴霧乾燥することにより、プレミックスエキスを得る工程と、
    前記プレミックスエキスに、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体の溶液を添加して造粒することにより、造粒物を得る工程と、
    前記造粒物と錠剤用添加物とを混合し、得られた混合物を成型して錠剤を得る工程と
    を含み、前記含水二酸化ケイ素の添加量が、前記ヨクイニンエキス1質量部に対して0.05〜0.2質量部であり、前記プレミックスエキス1gが原生薬20〜48gに相当する、
    生薬としてヨクイニンのみが配合された内服用錠剤の製造方法。
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