JP2019003579A - 交通情報報知装置、及び交通情報報知方法 - Google Patents

交通情報報知装置、及び交通情報報知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019003579A
JP2019003579A JP2017120179A JP2017120179A JP2019003579A JP 2019003579 A JP2019003579 A JP 2019003579A JP 2017120179 A JP2017120179 A JP 2017120179A JP 2017120179 A JP2017120179 A JP 2017120179A JP 2019003579 A JP2019003579 A JP 2019003579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lane
vehicle
signal
notification
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017120179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6967885B2 (ja
Inventor
鈴木 大介
Daisuke Suzuki
大介 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP2017120179A priority Critical patent/JP6967885B2/ja
Publication of JP2019003579A publication Critical patent/JP2019003579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6967885B2 publication Critical patent/JP6967885B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】交差点を走行する際に、運転者が困惑する状況になることを防止することができる交通情報報知装置、及び交通情報報知方法を提供する。【解決手段】優先車線認識部14は、特定交差点接近検知部13により特定交差点接近状態であることが検知されたときに、車両1の自車線が、特定交差点において、自車線側の第1時差式信号機と対向車線側の第2時差式信号機が共に進行許可表示から、第2時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる優先車線であるか、第1時差式信号機と第2時差式信号機が共に進行許可表示から、第1時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる非優先車線であるかを認識する。報知部16は、優先車線認識部14による認識結果に応じた所定報知を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、交通情報報知装置、及び交通情報報知方法に関する。
従来、設定ルートに沿った経路誘導を行う車載用ナビゲーション装置において、経路誘導中に車両が信号機に近づいたときに、信号機の種類を報知するようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。信号機の種類としては、標準の信号機、時差式信号機、矢印式信号機等が設定されている。
特開2007−232573号公報
上記特許文献1に記載された車載用ナビゲーション装置によれば、運転者は、これから走行する経由地点に設置された信号機の種類を事前に知ることができるので、交差点を走行する際の運転者の混乱を抑えることができる。
しかしながら、信号機の種類を事前に運転者に報知した場合であっても、交差点を走行する際に、自車両と他車両との間で支障が生じることがある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、交差点を走行する際に、自車両と他車両との間で支障が生じることを防止した交通情報報知装置、及び交通情報報知方法を提供することを目的とする。
本発明の交通情報報知装置は、車両において使用される交通情報報知装置であって、前記車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、信号機の種類を含む道路情報を取得する道路情報取得部と、前記現在位置検出部により検出された前記車両の現在位置と、前記道路情報取得部により取得された前記道路情報とに基づいて、前記車両が時差式信号機が設置された特定交差点に向かって走行し、且つ、前記車両と前記特定交差点間の距離が所定距離以下である特定交差点接近状態であることを検知する特定交差点接近検知部と、前記特定交差点接近検知部により前記特定交差点接近状態であることが検知されたときに、前記車両が走行している自車線が、前記特定交差点において、該自車線側の時差式信号機と対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、該対向車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる優先車線であるか、前記自車線側の時差式信号機と前記対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、前記自車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる非優先車線であるかを認識する優先車線認識部と、前記優先車線認識部による認識結果に応じた所定報知を行う報知部とを備えたことを特徴とする。
また、前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識されたときに、前記所定報知として、対向車線側の信号機が先に進行許可表示から進行停止表示に切り替わることを報知する構成としてもよい。
また、前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記非優先車線であると認識されたときに、前記所定報知として、自車線側の信号機が進行停止表示に切り替わった後も、対向車線側の信号機の進行許可表示が継続することを報知する構成としてもよい。
また、前記特定交差点における前記車両の進行方向を推定する交差点進行方向推定部を備え、前記報知部は、前記優先車線認識部による認識結果と、前記交差点進行方向推定部による推定結果とに基づいて、前記所定報知を行う構成としてもよい。
また、前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を直進すると推定された場合に、前記所定報知として、対向車線からの右折車両に対する注意喚起を促す右折車両注意報知を行う構成としてもよい。
また、前記道路情報取得部は、前記特定交差点に設置された前記時差式信号機の表示状態を示す信号表示情報を取得し、前記報知部は、前記信号表示情報に基づいて、前記自車線側の前記時差式信号機と前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機とが共に進行許可表示である状態から、前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機が進行停止表示に切り替わることを認識したときに、前記右折車両注意報知を行う構成としてもよい。
また、前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記所定報知として、対向車線側の信号機が先に進行許可表示から進行停止表示に切り替わることを報知する構成としてもよい。
また、前記道路情報取得部は、前記特定交差点に設置された前記時差式信号機の表示状態を示す信号表示情報を取得し、前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記信号表示情報に基づいて、前記自車線側の前記時差式信号機と前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機とが、共に進行許可表示である状態から、前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機が進行停止表示に切り替わることを認識したときには、前記所定報知として、右折を促す右折可能報知を行う構成としてもよい。
また、前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記非優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記所定報知として、対向車線側の信号機の進行許可表示が延長されることを報知する構成としてもよい。
また、前記道路情報取得部は、前記特定交差点に設置された前記時差式信号機の表示状態を示す信号表示情報を取得し、前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記非優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記信号表示情報に基づいて、前記自車線側の前記時差式信号機と前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機とが、共に進行許可表示である状態から、前記自車線側の前記時差式信号機が進行停止表示に切り替わることを認識したときには、前記所定報知として、右折の際の対向車線の直進車両への注意喚起を促す右折注意報知を行う構成としてもよい。
また、前記車両の走行予定ルートの情報を取得するルート情報取得部を備え、前記交差点進行方向推定部は、前記走行予定ルートの情報に基づいて、前記特定交差点における前記車両の進行方向を推定する構成としてもよい。
また、前記交差点進行方向推定部は、前記現在位置検出部により検出される前記車両の現在位置が、前記特定交差点における進行方向別区分車線のいずれに属するかを判断することにより、前記特定交差点における前記車両の進行方向を推定する構成としてもよい。
また、道路施設との間で通信を行う路車間通信部を備え、前記道路情報取得部は、前記路車間通信部による前記道路施設との通信によって、前記道路情報を取得する構成としてもよい。
次に、本発明の交通情報報知方法は、車両において使用される交通情報報知装置により実行される方法であって、前記交通情報報知装置が、前記車両の現在位置を検出する現在位置検出ステップと、前記交通情報報知装置が、信号機の種類を含む道路情報を取得する道路情報取得ステップと、前記交通情報報知装置が、前記現在位置検出ステップにより検出された前記車両の現在位置と、前記道路情報取得ステップにより取得された前記道路情報とに基づいて、前記車両が時差式信号機が設置された特定交差点に向かって走行し、且つ、前記車両と前記特定交差点間の距離が所定距離以下である特定交差点接近状態であることを検知する特定交差点接近検知ステップと、前記特定交差点接近検知ステップにより前記特定交差点接近状態であることが検知されたときに、前記車両が走行している自車線が、前記特定交差点において、該自車線側の時差式信号機と対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、該対向車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる優先車線であるか、前記自車線側の時差式信号機と前記対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、前記自車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる非優先車線であるかを認識する優先車線認識ステップと、前記優先車線認識ステップによる認識結果に応じた所定報知を行う報知ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の交通情報報知装置及び交通情報報知方法によれば、時差式信号が設置された交差点に車両が接近したときに、自車線が優先車線(対向車線側の信号機が先に進行許可表示から進行停止表示に切り替わる)と非優先車線(自車線側の信号機が先に進行許可表示から進行停止表示に切り替わる)とのうちのいずれであるかが認識される。そして、この認識結果に応じた報知を行うことにより、時差式信号の仕様に応じた他車両の状況を考慮しつつ、自車両が交差点を走行することをサポートすることができる。これにより、交差点走行時に、自車両と他車両との間で支障が生じることを防止することができる。
交通情報報知装置の構成図。 交通情報報知装置の第1のフローチャート。 交通情報報知装置の第2のフローチャート。 交通情報報知装置の第3のフローチャート。 時差式信号機が設置された交差点において、優先車線を直進する車両と非優先車線で右折待機する車両とを示した説明図。 時差式信号機が設置された交差点において、優先車線を直進する車両と非優先車線から右折する車両とが接近する状況の説明図。 時差式信号機が設置された交差点において、優先車線の車両が右折待機している状況の説明図。 時差式信号機が設置された交差点において、優先車線の車両が右折待機した状態で、非優先車線側の信号機が青信号表示から赤信号表示に切り替わった状況の説明図。
本発明の実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
[1.交通情報報知装置の構成]
図1を参照して、本実施形態における交通情報報知装置の構成について説明する。本実施形態の交通情報報知装置10は、車両1(自車両)に搭載された車載機(ナビゲーション装置30、図示しないオーディオ装置等を含む)の機能の一部として構成されている。
交通情報報知装置10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、メモリ、各種インターフェース回路等により構成された電子回路ユニットである。CPUは、メモリに保持された交通情報報知装置10用の制御プログラムを実行することにより、現在位置検出部11、道路情報取得部12、特定交差点接近検知部13、優先車線認識部14、交差点進行方向推定部15、報知部16、及びルート情報取得部17として機能する。
また、現在位置検出部11、道路情報取得部12、特定交差点接近検知部13、優先車線認識部14、及び報知部16により、本発明の交通情報報知方法における現在位置検出ステップ、道路情報取得ステップ、特定交差点接近検知ステップ、優先車線認識ステップ、及び報知ステップが、それぞれ実行される。
交通情報報知装置10は、タッチパネル20、マイク21、スピーカー22、ナビゲーション装置30、及びカメラ26と接続されている。タッチパネル20は、表示器20b(液晶パネル等)と表示器20bの表面に設けられたタッチスイッチ20aとにより構成されている。タッチスイッチ20aの操作信号が交通情報報知装置10に入力され、交通情報報知装置10から出力される制御信号によって表示器20bの表示画面が変更される。
ナビゲーション装置30は、車両1の現在位置(緯度、経度)を検出するGPS(Global Positioning System)ユニット31、地図情報が記録された地図データ32、及び車両1の角速度を検出するジャイロセンサ33を備えている。ナビゲーション装置30は、GPSユニット31及びジャイロセンサ33の検出信号と、地図データ32とに基づいて、車両1の運転者に対して、目的地までの設定ルート(走行予定ルート)に従ったルート案内を行う。ナビゲーション装置30は、表示器20bへの表示及びスピーカー22からの音声出力によってルート案内を行う。
また、マイク21による音検出信号、ナビゲーション装置30により検出された車両1の現在位置の情報(車両1が所在する道路上の位置情報)、及びカメラ26により撮像される車両1の周囲の画像のデータが、交通情報報知装置10に入力される。
交通情報報知装置10は、車両1に設けられた車両ECU(Electronic Control Unit)との間で通信を行い、また、外部通信ユニット23(本発明の路車間通信部の機能を含む)を介して、信号機50に設置された路側機51(本発明の道路施設に相当する)等との間で通信(路車間通信)を行う。なお、本実施形態では、信号機50に示したように、進行許可表示を青光源50bの点灯(青信号表示)で行い、注意表示を黄光源50yの点灯(黄信号表示)で行い、進行停止表示を赤光源50rの点灯(赤信号表示)で行う信号機を例示している。
さらに、交通情報報知装置10には、車両1に設けられた車速センサ24及びウィンカスイッチ25の検出信号が入力される。車速センサ24は、車両1の走行速度を検出する。ウィンカスイッチ25は、車両1の運転者によるウィンカーレバーの操作状態(右折又は左折)を示す信号を、交通情報報知装置10に出力する。
現在位置検出部11は、ナビゲーション装置30から出力される現在位置情報から、車両1の現在位置(地図上での現在の所在位置)を検出する。道路情報取得部12は、現在位置検出部11により検出された車両1の現在位置、及び地図データ32に含まれる道路情報(道路に設置されている信号機の種類、後述する優先車線及び非優先車線の設定等の情報を含む)に基づいて、車両1が走行している道路に関する情報を取得する。
特定交差点接近検知部13は、現在位置検出部11により検出された車両1の現在位置と、道路情報取得部12により取得された車両1が走行中の道路の情報とに基づいて、車両1が時差式信号機が設置された交差点である特定交差点に向かって走行し、且つ、車両1と特定交差点間の距離が所定距離以下である特定交差点接近状態であることを検知する。
優先車線認識部14は、特定交差点接近検知部13により車両1が特定交差点接近状態であることが検知された場合に、現在位置検出部11により検出された車両1の現在位置と、道路情報取得部12により取得された情報と基づいて、車両1が走行している車線(自車線)が、特定交差点において、優先車線であるか非優先車線であるかを認識する。
ここで、特定交差点における優先車線とは、特定交差点で対向した二つの車線のうち、各車線の信号機が共に青信号表示である状態から、対向車線側の信号機が先に赤信号表示に切り替わる(青信号表示→黄信号表示→赤信号表示)車線である。また、特定交差点における非優先車線とは、特定交差点で対向した二つの車線のうち、各車線の信号機が共に青信号表示である状態から、自車線側の信号機が先に赤信号表示に切り替わる車線である。
地図データ32には、特定交差点における優先車線と非優先車線に関する情報が記録されており、道路情報取得部12は、この情報を参照して特定交差点における優先車線と非優先車線を認識する。
ルート情報取得部17は、ナビゲーション装置30により設定されている目的地までのルートの情報を、ナビゲーション装置30との通信により取得する。交差点進行方向推定部15は、ルート情報取得部17により取得された目的地までのルートの情報に基づいて、特定交差点における車両1の進行方向(直進、右折、左折)を推定する。
また、交差点進行方向推定部15は、道路情報取得部12により取得された道路情報から、特定交差点における車両1の自車線が進行方向別区分車線(直進車線、右折車線等の進行方向が規定された車線)であると認識したときに、 車両1が所在している進行方向別区分車線に応じた進行方向を、特定交差点における車両1の進行方向であると推定する。
報知部16は、車両1が特定交差点に接近した際、及び車両1が特定交差点を通行する際に、車両1の自車線が優先車線であるか非優先車線であるかに応じた所定報知を、スピーカー22からの音声ガイダンスの出力によって行う。
[2.時差式信号機に関する報知]
次に、図2〜図4に示したフローチャートに従って、交通情報報知装置10により実行される時差式信号機に関する報知の処理について説明する。
図2のステップS1,S2,S6,S9は、現在位置検出部11、道路情報取得部12、及び特定交差点接近検知部13による処理である。特定交差点接近検知部13は、ステップS1で、ナビゲーション装置30によるルート案内が実行中(ルート案内中)であるか否かを判断する。そして、特定交差点接近検知部13は、ルート案内中であるときはステップS2に処理を進め、ルート案内中でないときには図4のステップS60に処理を進める。
ステップS2で、特定交差点接近検知部13は、現在位置検出部11により検出された車両1の現在位置と、道路情報取得部12により取得された車両1が走行中の道路の情報とに基づいて、車両1が、時差式信号機が設置された交差点(特定交差点)に向かって走行中であり、且つ、車両1と特定交差点間の距離が所定距離(例えば300m)以下である、特定交差点接近状態であるか否かを判断する。
そして、特定交差点接近検知部13は、特定交差点接近状態であると判断したときにステップS3に処理を進める。ステップS3は、交差点進行方向推定部15による処理であり、交差点進行方向推定部15は、設定されているルートに基づいて、車両1が特定交差点を直進するか否かを推定する。
交差点進行方向推定部15は、推定結果に基づいて、車両1が特定交差点を直進すると推定した場合は、続くステップS4からステップS5に処理を進める。また、車両1が特定交差点を直進すると推定しなかったときには、ステップS4からステップS15に処理を進める。そして、交差点進行方向推定部15は、車両1が特定交差点を右折すると推定したときはステップS15から図3のステップS30に処理を進める。また、交差点進行方向推定部15は、車両1が特定交差点を左折すると推定したときにはステップS12に処理を進め、この場合は、時差式信号機に関する報知は行われない。
ステップS5は報知部16による処理である。報知部16は、例えば「およそ300m先、時差式信号です。ご注意下さい。」との音声ガイダンスを、スピーカー22から出力する。次のステップS6は特定交差点接近検知部13による処理であり、特定交差点接近検知部13は、車両1が特定交差点にさらに接近したことを検知したときに、ステップS7に処理を進める。
ステップS7は優先車線認識部14による処理である。優先車線認識部14は、ステップ7で、道路情報取得部12により取得された車両1が走行している道路の情報に基づいて、車両1の自車線が、特定交差点において優先車線であるか非優先車線であるかを認識する。
そして、優先車線認識部14は、認識結果に基づいて、車両1の自車線が特定交差点における優先車線であると認識したときはステップS8に処理を進め、車両1の自車線が特定交差点における非優先車線であると認識したときにはステップS12に処理を進める。
続くステップS8は報知部16による処理であり、報知部16は、例えば「まもなく時差式信号です。」との音声ガイダンスを、スピーカー22から出力する。次のステップS9は特定交差点接近検知部13による処理である。特定交差点接近検知部13は、車両1が特定交差点内に進入したことを検知したときに、ステップS10に処理を進める。
ステップS10は、道路情報取得部12及び報知部16による処理である。道路情報取得部12は、外部通信ユニット23を介して、特定交差点に設置された時差式信号機の路側機との間で路車間通信を行って、対向車線側の信号機の表示状態を示す信号表示情報を取得する。
そして、報知部16は、道路情報取得部12により取得された信号表示情報から、対向車線の信号機がまもなく(所定時間以内)に黄信号表示になることを認識したときに、ステップS11に処理を進める。ステップS11は、報知部16による処理である。報知部16は、例えば「対向車線からの右折車両にご注意下さい。」との音声ガイダンス(右折車両注意報知)を、スピーカー22から出力する。
次に、図3を参照して、ルート案内中に、車両1が特定交差点を右折する場合の報知処理について説明する。図3のステップS30は、報知部16による処理である。報知部16は、ステップS30で、例えば「およそ300m先、右方向です。この交差点は時差式信号です。ご注意下さい」との音声ガイダンスを、スピーカー22から出力する。
続くステップS31は、特定交差点接近検知部13による処理である。特定交差点接近検知部13は、現在位置検出部11により検出される車両1の現在位置に基づいて、車両1が特定交差点にさらに接近(例えば100m以内まで接近)したことを検知したときに、ステップS32に処理を進める。
ステップS32は優先車線認識部14による処理である。優先車線認識部14は、車両1の自車線が、特定交差点における優先車線であるか非優先車線であるかを認識する。そして、優先車線認識部14は、優先車線であると認識したときはステップS33に処理を進め、非優先車線であると認識したときにはステップS50に処理を進める。
ステップS33は、報知部16による処理である。報知部16は、ステップS33で、例えば「まもなく時差式信号です。この交差点は対向車線の信号が先に赤になります。」との音声ガイダンスをスピーカー22から出力する。
続くステップS34は、特定交差点接近検知部13による処理である。特定交差点接近検知部13は、車両1が特定交差点内に進入したことを検知したときに、ステップS35に処理を進める。ステップS35は、報知部16による処理である。報知部1は、例えば「この信号を右です。」との音声ガイダンスをスピーカー22から出力する。
次のステップS36は、道路情報取得部12及び報知部16による処理である。道路情報取得部12は、外部通信ユニット23を介して、特定交差点に設置された時差式信号機の路側機との間で路車間通信を行って、対向車線側の信号機の信号表示情報を取得する。
そして、報知部16は、道路情報取得部12により取得された対向車線側の信号機の信号表示情報から、対向車線側の信号機がまもなく(所定時間以内)黄信号表示になることを認識したときに、ステップS37に処理を進める。ステップS37は、報知部16による処理である。報知部16は、例えば「対向車線の信号だけ赤になります。右折できます。」との音声ガイダンス(右折可能報知)を、スピーカー22から出力する。
次に、ステップS33で車両1の自車線が非優先車線であると認識された場合の処理である、ステップS50〜S54の処理について説明する。ステップS50は、報知部16による処理である。報知部16は、ステップS50で、例えば「まもなく時差式信号です。この交差点は対向車線の信号の青が延長されます。」との音声ガイダンス(対向車線の信号機が青信号表示を継続することの報知)をスピーカー22から出力する。
続くステップS51は特定交差点接近検知部13による処理である。特定交差点接近検知部13は、車両1が特定交差点内に進入したことを検知したときに、ステップS52に処理を進める。ステップS52は、報知部16による処理である。報知部16は、例えば「この信号を右です。」との音声ガイダンスをスピーカー22から出力する。
次のステップS53は、道路情報取得部12及び報知部16による処理である。道路情報取得部12は、外部通信ユニット23を介して、特定交差点に設置された時差式信号機の路側機との間で路車間通信を行って、対向車線側の信号機の信号表示情報を取得する。
そして、報知部16は、道路情報取得部12による取得された対向車線側の信号機の信号表示情報から、対向車線側の信号機がまもなく(所定時間以内)黄信号表示になることを認識したときに、ステップS54に処理を進める。ステップS54は報知部16による処理である。報知部16は、例えば「対向車線の信号は青のままです。右折の際、直進車両にご注意下さい。」との音声ガイダンス(右折注意報知)をスピーカー22から出力する。
次に、図2のステップS1でルート案内中でないと判断された場合の処理である、図4のステップS60〜S65、及びステップS70〜S73の処理について説明する。
図4のステップS60は、特定交差点接近検知部13による処理である。特定交差点接近検知部13は、現在位置検出部11により検出された車両1の現在位置と、道路情報取得部12により取得された車両1が走行している道路の情報とに基づいて、特定交差点接近状態であると検知したときに、ステップS61に処理を進める。
ステップS61は優先車線認識部14による処理である。優先車線認識部14は、車両1が走行している車線(自車線)が、特定交差点における優先車線であるか非優先車線であるかを認識する。そして、優先車線認識部14は、自車線が優先車線であるときはステップS62に処理を進め、自車線が非優先車線であるときにはステップS70に処理を進める。
ステップS62は報知部16による処理である。報知部16は、例えば「次の交差点は時差式信号です。対向車線の信号が先に赤になります。」との音声ガイダンスをスピーカー22から出力する。続くステップS63は交差点進行方向推定部15による処理である。交差点進行方向推定部15は、現在位置検出部11により検出される車両1の現在位置が、右折レーンであるときに、車両1が右折待機していると推定してステップS64に処理を進める。一方、車両1が右折待機していないと推定したときには、交差点進行方向推定部15は、ステップS66に処理を進める(報知処理の終了)。
次のステップS64は、道路情報取得部12及び報知部16による処理である。道路情報取得部12は、外部通信ユニット23を介して、特定交差点に設置された時差式信号機の路側機との間で路車間通信を行って、対向車線側の信号機の信号表示情報を取得する。
そして、報知部16は、道路情報取得部12により取得された信号表示情報から、対向車線側の信号機がまもなく(所定時間以内)黄信号表示になることを認識したときに、ステップS65に処理を進める。ステップS65は、報知部16による処理である。報知部16は、例えば「対向車線の信号だけ赤になりました。右折できます。」との音声ガイダンス(右折可能報知)をスピーカー22から出力する。
次に、ステップS70は報知部16による処理である。報知部16は、例えば「次の交差点は時差式信号です。対向車線の青信号が延長されます。」との音声ガイダンスをスピーカー22から出力する。
続くステップS71は、交差点進行方向推定部15による処理である。交差点進行方向推定部15は、現在位置検出部11により検出される車両1の現在位置が右折レーンであるときに、車両1が右折待機状態であると推定してステップS72に処理を進める。一方、車両1が右折待機していないと推定したときには、交差点進行方向推定部15は、ステップS66に処理を進める(報知処理の終了)。
次のステップS72は、道路情報取得部12及び報知部16による処理である。道路情報取得部12は、外部通信ユニット23を介して、特定交差点に設置された時差式信号機の路側機との間で路車間通信を行って、対向車線側の信号機の信号表示情報を取得する。
そして、報知部16は、道路情報取得部12により取得された信号表示情報から、対向車線側の信号機がまもなく(所定時間以内)黄信号表示になることを認識したときに、ステップS73に処理を進める。ステップS73は、報知部16による処理である。報知部16は、例えば「対向車線の信号は青のままです。右折の際、直進車両にご注意下さい。」との音声ガイダンス(右折注意報知)をスピーカー22から出力する。
[3.自車両が優先車線を直進する場合の報知の効果 ]
上述した図2〜図4のフローチャートによる処理を行って、時差式信号機が設置された特定交差点に対する報知を行うことによる効果について、図5〜図8を参照して説明する。
先ず、図5及び図6を参照して、車両1(自車両)が、時差式信号機が設置された特定交差点の優先車線を直進する場合の報知の効果について説明する。図5及び図6において、61〜64は時差式信号機であり、青光源を符号bを付して示し、黄光源を符号yを付して示し、赤光源を符号rを付して示している。例えば、時差式信号機61は、青光源61b、黄光源61y、及び赤光源61rを備えている。
また、青光源については点灯状態を複数の同心円表示で示し(時差式信号機61の青光源61b参照)、黄光源については点灯状態を格子線表示で示し(図6の時差式信号機63の黄光源63y参照)、赤光源については点灯状態を平行線表示で示している(時差式信号機62の赤光源62r参照)。各時差式信号機61〜64は、青光源、黄光源、及び赤光源のうちのいずれか一つのみが点灯した状態に制御され、以下では青光源のみが点灯した状態を青信号表示(進行許可表示)、黄光源のみが点灯した状態を黄信号表示(注意表示)、赤光源のみが点灯した状態を赤信号表示(進行停止表示)という。
図5及び図6では、車両1が特定交差点の上下方向の道路を走行する場合について説明しており、車線L1が優先車線に設定され、車線L2が非優先車線に設定されている。すなわち、時差式信号機61と時差式信号機63が共に青信号表示である状態(図5の状態)から、時差式信号機63が先に黄信号表示を経て赤信号表示に切り替わる設定となっている。
図5において、C1が自車両1であってC1が特定交差点の優先車線L1を直進し、対向車C2が特定交差点の非優先車線L2から右折する状況を想定する。この状況では、C1は自車線の時差式信号機61の青信号表示に従って、特定交差点を直進する。一方、対向車C2は、対向車が途切れるのを待って停止している(右折待機)。
そして、図6に示したように、非優先車線L2側の時差式信号機63が先に青信号表示から黄信号表示に切り替わった時に、対向車C2の運転者が、時差式信号機が設置された特定交差点であることを認識していない場合には以下の支障が生じ得る。
すなわち、対向車C2の運転者は、非優先車線L2側の信号機63が青信号表示から黄信号表示に切り替わったときに、同じタイミングで優先車線L1側の信号機61も黄信号表示に切り替わったと誤認識し、車両C1が停止すると思い込んで右折を開始する。しかしながら、実際には優先車線L1側の信号機61は青信号表示のままである。
そのため、車両C1は停止することなく特定交差点を直進し、非優先車線L2から右折してきた車両C2に接触するという支障が生じるおそれがある。そこで、車両C1(自車両1)において、交通情報報知装置10は、ルート案内中であるときは、上述した図2のステップS5で、例えば「およそ300m先、時差式信号です。ご注意下さい。」との音声ガイダンスを行う。また、交通情報報知装置10は、ステップS8で、例えば「まもなく時差域信号です。」との音声ガイダンスを行う。
さらに、交通情報報知装置10は、図2のステップS11で、自車線が優先車線であることに基づく、例えば「対向車線からの右折車両にご注意下さい。」との音声ガイダンスを行う。これらの音声ガイダンスによる報知により、車両C1の運転者に対して、対向車線からの右折車両への注意喚起を促して、車両C1と右折車両C2との接触を防止することができる。
また、ルート案内中でない場合にも、車両C1(自車両1)において、交通情報報知装置10は、上述した図4のステップS62で、例えば「次の交差点は時差式信号です。対向車線の信号が先に赤になります。」との音声ガイダンスを行う。この音声ガイダンスによる報知により、車両C1の運転者に対して、自車両1が時差式信号機が設置された交差点に接近していること、及び自車線が優先車線であることに基づいて、対向車線の信号機が先に赤になることを認識させることができる。そして、車両C1の運転者に、対向車線からの右折車両への注意喚起を促して、車両C1と対向車C2との接触を防止することができる。
[4.自車両が非優先車線から右折する場合の報知の効果]
次に、図5及び図6を参照して、車両1(自車両)が、時差式信号機が設置された特定交差点を非優先車線L2から右折する場合の報知の効果について説明する。
図5において、車両C2が自車両1であって、車両C2が非優先車線L2から特定交差点内に進入して、特定交差点を右折する状況を想定する。この状況では、車両C2の自車線である非優先車線L2側の信号機63が青信号表示になっているが、対向車線である優先車線L1側の車両の流れが途切れないため、車両C2は停車している(右折待機)。
そして、図6に示したように、非優先車線L2側の信号機63が先に黄信号表示になった時に、車両C2の運転者が、時差式信号機が設置された特定交差点であることを認識していない場合には、上記[3.優先車線を直進する場合の報知の効果]で説明したように、右折を開始した車両C2と直進車両C1とが接触するおそれがある。
そこで、車両C2(自車両1)において、交通情報報知装置10は、ルート案内中であるときは、上述した図3のステップS50で、例えば「まもなく時差式信号です。この交差点は対向車線の信号の青が延長されます。」との音声ガイダンスを行う。さらに、交通情報報知装置10は、図3のステップS54で、自車線が非優先車線であることに基づいて、例えば「対向車線の信号は青のままです。右折の際、直進車両にご注意下さい。」との音声ガイダンスを行う。
これらの音声ガイダンスによる報知により、車両C2の運転者に対して、これから右折する交差点が特定交差点であって、優先車線L1の直進車両C1に注意する必要があることを認識させることにより、直進車両C1との接触を防止することができる。
また、ルート案内中でない場合にも、車両C2(自車両1)において、交通情報報知装置10は、上述した図4のステップS70で、自車線が非優先車線であることに基づく、例えば「次の交差点は時差式信号です。対向車線の青信号が延長されます。」との音声ガイダンスを行う。
さらに、交通情報報知装置10は、図4のステップS73で、例えば「対向車線の信号は青のままです。右折の際、直進車両にご注意下さい。」との音声ガイダンスを行う。これらの音声ガイダンスによる報知により、車両C2の運転者に対して、これから右折する交差点が特定交差点であって、優先車線L1を直進する対向車C1に注意する必要があることを認識させることにより、直進車両C1との接触を防止することができる。
[5.自車両が優先車線から右折する場合の報知の効果]
次に、図7及び図8を参照して、車両1(自車両)が、時差式信号機が設置された特定交差点を優先車線から右折する場合の効果について説明する。
図7において、車両C1が自車両1であって、車両C1が優先車線L1から特定交差点に進入して、特定交差点を右折する状況を想定する。この状況では、車両C1の自車線である優先車線L1側の信号機61は青信号表示になっているが、対向車線である非優先車線L2側の信号機63も青信号表示であって、非優先車線L2の車両の流れが途切れないため、車両C1は停車している(右折待機)。
そして、図8に示したように、非優先車線L2側の信号機63が先に青信号表示から黄信号表示を経て赤信号表示に切り替わった時に、車両C1の運転者が、時差式信号機が設置された特定交差点の優先車線で右折待機していることを認識していないときには、非優先車線L2側の信号機63もまだ青信号表示であると誤認識する。
そして、この誤認識により、実際には車両C1が右折可能な状況に切り替わったにも拘わらず、車両C1の運転者が右折を開始せず、その結果、後続車C3からクラクションを鳴らされて、車両C1の運転者が困惑する等の支障が生じ得る。
そこで、車両C1(自車両1)において、交通情報報知装置10は、ルート案内中であるときは、上述した図3のステップS30で、特定交差点に接近したときに、例えば「この交差点は時差式信号です。ご注意下さい。」との音声ガイダンスを行う。また、交通情報報知装置10は、特定交差点にさらに接近したときに、ステップS33で、例えば「まもなく時差式信号です。この交差点は対向車線の信号が先に赤になります。」との音声ガイダンスを行う。
さらに、交通情報報知装置10は、車両C1が特定交差点に進入したときに、ステップS37で、例えば「対向車線の信号だけ赤になりました。右折できます。」との音声ガイダンスを行う。
これらの音声ガイダンスにより、車両C1の運転者に対して、これから右折する交差点が時差式信号が設置された交差点であることを認識させ、対向車線の非優先車線L2側の信号機が赤信号表示に切り替わったときに、速やかに右折することを促すことができる。そして、これにより、右折のタイミングが遅れることを防止することができる。
また、ルート案内中でない場合にも、車両C1(自車両1)において、交通情報報知装置10は、上述した図4のステップS62で、例えば「次の交差点は時差式信号です。対向車線の信号が先に赤になります。」との音声ガイダンスを行う。さらに、交通情報報知装置10は、ステップS65で、対向車線の信号が間もなく黄色になる場合に、例えば「対向車線の信号だけ赤になりました。右折できます。」との音声ガイダンスを行う。
これらの音声ガイダンスにより、車両C1の運転者に対して、これから右折する交差点が時差式信号機が設置された交差点であることを認識させ、対向車線の非優先車線L2側の信号機が赤信号表示に切り替わったときに、速やかに右折することを促すことができる。そして、これにより、右折のタイミングが遅れることを防止することができる。
[6.他の実施形態]
上記実施形態において、現在位置検出部11は、ナビゲーション装置30から出力されるGPSユニット31による位置検出信号、地図データ32、及びジャイロセンサ33の検出信号に基づいて、車両1の現在位置を検出した。車両1の現在位置を検出するための他の構成として、例えば、外部通信ユニット23を介した路側機51との路車間通信により、路側機51の設置場所の情報を取得することによって、車両1の現在位置を検出してもよい。
また、交差点進行方向推定部15により、車両1の進行方向を推定する他の構成として、例えば、ウィンカスイッチ25により検出されるウィンカレバーの操作状態に基づいて、特定交差点における車両1の進行方向を推定する構成を採用してもよい。或いは、カメラ26による車両1の前方の撮像画像を解析して、車両1が走行している車線の区分(右折車線、直進車線、左折車線等)を認識することによって、特定交差点における車両1の進行方向を推定する構成としてもよい。
また、報知部16は、音声ガイダンスをスピーカー22から出力して本発明の所定報知を行ったが、表示器20bへの表示により所定報知を行ってもよく、或いは音声ガイダンスによる報知と表示器20bによる報知を併せて行ってもよい。さらに、車両1の運転席に振動子を設けて、振動子の作動により所定報知を行ってもよく、振動子による所定報知と音声ガイダンス又は表示器20bの表示による所定報知とを組み合わせて行ってもよい。
上記実施形態では、交通情報報知装置10を、車両に搭載された車載機の機能の一部として構成したが、車両に持ち込んで使用されるポータブル型のナビゲーション装置或いはスマートフォン等の通信端末の機能の一部として構成してもよい。
また、上記実施形態では、車両1の運転者に対して、時差式信号機が設置された交差点を走行する際に、音声ガイダンスによる報知を行ったが、車両1が自動走行車(運転者の操作によらずに自立して走行を行う車両)である場合にも、本発明の適用が可能である。車両1が自動走行車であるときには、時差式信号機が設置された特定交差点に関する報知を、車両1の車両ECU2に対して行う。
例えば、図5の車両C1が自車両1であって車両C1が特定交差点を直進する場合に、車両C1が自動走行車であるときには、報知部16は車両ECU2に対して「対向車線からの右折車両に注意する」ことを報知する(報知信号を出力する)。この報知信号を受信した車両ECU2は、カメラ26による撮像画像、或いは車両1に設けられたレーダー(図示しない)による物体検出信号により、対向車線からの右折車両の有無を認識しながら、特定交差点内を自動走行する。
なお、図1は、本願発明を理解容易にするために、交通情報報知装置10の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、交通情報報知装置10の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
また、図1に示した交通情報報知装置10において、CPUで実行されるプログラムは、例えば、外部通信ユニット23及び通信ネットワークを介して外部サーバーからダウンロードされ、それからRAM等のメモリ上にロードされてCPUにより実行されるようにしてもよい。また、外部通信ユニット23及びネットワークを介して、外部サーバーからRAM等のメモリー上に直接ロードされ、CPUにより実行されるようにしてもよい。或いは、交通情報報知装置10に接続された記憶媒体から、RAM等のメモリー上にロードされるようにしてもよい。
また、図2〜図4に示したフローチャートの処理単位は、交通情報報知装置10による処理の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。交通情報報知装置10の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、同様の処理結果が得られえるのであれば、上記各フローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
1 車両(自車両)
10 交通情報報知装置
11 現在位置検出部
12 道路情報取得部
13 特定交差点接近検知部
14 優先車線認識部
15 交差点進行方向推定部
16 報知部
20 タッチパネル
20a タッチスイッチ
20b 表示器
21 マイク
22 スピーカー
23 外部通信ユニット
24 車速センサ
25 ウィンカスイッチ
26 カメラ
30 ナビゲーション装置
31 GPSユニット
32 地図データ
33 ジャイロセンサ
50 時差式信号機
51 路側機
61〜64 時差式信号機
L1 優先車線
L2 非優先車線
C1〜C3 車両

Claims (14)

  1. 車両において使用される交通情報報知装置であって、
    前記車両の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    信号機の種類を含む道路情報を取得する道路情報取得部と、
    前記現在位置検出部により検出された前記車両の現在位置と、前記道路情報取得部により取得された前記道路情報とに基づいて、前記車両が時差式信号機が設置された特定交差点に向かって走行し、且つ、前記車両と前記特定交差点間の距離が所定距離以下である特定交差点接近状態であることを検知する特定交差点接近検知部と、
    前記特定交差点接近検知部により前記特定交差点接近状態であることが検知されたときに、前記車両が走行している自車線が、前記特定交差点において、該自車線側の時差式信号機と対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、該対向車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる優先車線であるか、前記自車線側の時差式信号機と前記対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、前記自車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる非優先車線であるかを認識する優先車線認識部と、
    前記優先車線認識部による認識結果に応じた所定報知を行う報知部と
    を備えたことを特徴とする交通情報報知装置。
  2. 前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識されたときに、前記所定報知として、対向車線側の信号機が先に進行許可表示から進行停止表示に切り替わることを報知する
    ことを特徴とする請求項1記載の交通情報報知装置。
  3. 前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記非優先車線であると認識されたときに、前記所定報知として、自車線側の信号機が進行停止表示に切り替わった後も、対向車線側の信号機の進行許可表示が継続することを報知する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の交通情報報知装置。
  4. 前記特定交差点における前記車両の進行方向を推定する交差点進行方向推定部を備え、
    前記報知部は、前記優先車線認識部による認識結果と、前記交差点進行方向推定部による推定結果とに基づいて、前記所定報知を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の交通情報報知装置。
  5. 前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を直進すると推定された場合に、前記所定報知として、対向車線からの右折車両に対する注意喚起を促す右折車両注意報知を行う
    ことを特徴とする請求項4記載の交通情報報知装置。
  6. 前記道路情報取得部は、前記特定交差点に設置された前記時差式信号機の表示状態を示す信号表示情報を取得し、
    前記報知部は、前記信号表示情報に基づいて、前記自車線側の前記時差式信号機と前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機とが共に進行許可表示である状態から、前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機が進行停止表示に切り替わることを認識したときに、前記右折車両注意報知を行う
    ことを特徴とする請求項5記載の交通情報報知装置。
  7. 前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記所定報知として、対向車線側の信号機が先に進行許可表示から進行停止表示に切り替わることを報知する
    ことを特徴とする請求項4記載の交通情報報知装置。
  8. 前記道路情報取得部は、前記特定交差点に設置された前記時差式信号機の表示状態を示す信号表示情報を取得し、
    前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記信号表示情報に基づいて、前記自車線側の前記時差式信号機と前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機とが、共に進行許可表示である状態から、前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機が進行停止表示に切り替わることを認識したときには、前記所定報知として、右折を促す右折可能報知を行う
    ことを特徴とする請求項4記載の交通情報報知装置。
  9. 前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記非優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記所定報知として、対向車線側の信号機の進行許可表示が延長されることを報知する
    ことを特徴とする請求項4記載の交通情報報知装置。
  10. 前記道路情報取得部は、前記特定交差点に設置された前記時差式信号機の表示状態を示す信号表示情報を取得し、
    前記報知部は、前記優先車線認識部により前記自車線が前記非優先車線であると認識され、且つ、前記交差点進行方向推定部により前記車両が前記特定交差点を右折すると推定された場合に、前記信号表示情報に基づいて、前記自車線側の前記時差式信号機と前記自車線の対向車線側の前記時差式信号機とが、共に進行許可表示である状態から、前記自車線側の前記時差式信号機が進行停止表示に切り替わることを認識したときには、前記所定報知として、右折の際の対向車線の直進車両への注意喚起を促す右折注意報知を行う
    ことを特徴とする請求項4記載の交通情報報知装置。
  11. 前記車両の走行予定ルートの情報を取得するルート情報取得部を備え、
    前記交差点進行方向推定部は、前記走行予定ルートの情報に基づいて、前記特定交差点における前記車両の進行方向を推定する
    ことを特徴とする請求項4から請求項10のうちいずれか1項記載の交通情報報知装置。
  12. 前記交差点進行方向推定部は、前記現在位置検出部により検出される前記車両の現在位置が、前記特定交差点における進行方向別区分車線のいずれに属するかを判断することにより、前記特定交差点における前記車両の進行方向を推定する
    ことを特徴とする請求項4から請求項11のうちいずれか1項記載の交通情報報知装置。
  13. 道路施設との間で通信を行う路車間通信部を備え、
    前記道路情報取得部は、前記路車間通信部による前記道路施設との通信によって、前記道路情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1から請求項12のうちいずれか1項記載の交通情報報知装置。
  14. 車両において使用される交通情報報知装置により実行される方法であって、
    前記交通情報報知装置が、前記車両の現在位置を検出する現在位置検出ステップと、
    前記交通情報報知装置が、信号機の種類を含む道路情報を取得する道路情報取得ステップと、
    前記交通情報報知装置が、前記現在位置検出ステップにより検出された前記車両の現在位置と、前記道路情報取得ステップにより取得された前記道路情報とに基づいて、前記車両が時差式信号機が設置された特定交差点に向かって走行し、且つ、前記車両と前記特定交差点間の距離が所定距離以下である特定交差点接近状態であることを検知する特定交差点接近検知ステップと、
    前記特定交差点接近検知ステップにより前記特定交差点接近状態であることが検知されたときに、前記車両が走行している自車線が、前記特定交差点において、該自車線側の時差式信号機と対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、該対向車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる優先車線であるか、前記自車線側の時差式信号機と前記対向車線側の時差式信号機が共に進行許可表示から、前記自車線側の時差式信号機が先に進行停止表示に切り替わる非優先車線であるかを認識する優先車線認識ステップと、
    前記優先車線認識ステップによる認識結果に応じた所定報知を行う報知ステップと
    を含むことを特徴とする交通情報報知方法。
JP2017120179A 2017-06-20 2017-06-20 交通情報報知装置、及び交通情報報知方法 Active JP6967885B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120179A JP6967885B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 交通情報報知装置、及び交通情報報知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120179A JP6967885B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 交通情報報知装置、及び交通情報報知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019003579A true JP2019003579A (ja) 2019-01-10
JP6967885B2 JP6967885B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=65004903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017120179A Active JP6967885B2 (ja) 2017-06-20 2017-06-20 交通情報報知装置、及び交通情報報知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6967885B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111599178A (zh) * 2020-05-21 2020-08-28 知行汽车科技(苏州)有限公司 路口识别方法、装置及存储介质
JP2020204927A (ja) * 2019-06-18 2020-12-24 株式会社トヨタマップマスター 道路の案内装置、案内方法及びそのコンピュータプログラム
CN112874513A (zh) * 2019-11-13 2021-06-01 丰田自动车株式会社 驾驶支援装置
CN113838297A (zh) * 2021-10-13 2021-12-24 合肥工业大学 一种救护车辆优先通行方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005216086A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Nissan Motor Co Ltd 運転支援装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005216086A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Nissan Motor Co Ltd 運転支援装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020204927A (ja) * 2019-06-18 2020-12-24 株式会社トヨタマップマスター 道路の案内装置、案内方法及びそのコンピュータプログラム
CN112874513A (zh) * 2019-11-13 2021-06-01 丰田自动车株式会社 驾驶支援装置
CN111599178A (zh) * 2020-05-21 2020-08-28 知行汽车科技(苏州)有限公司 路口识别方法、装置及存储介质
CN113838297A (zh) * 2021-10-13 2021-12-24 合肥工业大学 一种救护车辆优先通行方法
CN113838297B (zh) * 2021-10-13 2022-07-01 合肥工业大学 一种救护车辆优先通行方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6967885B2 (ja) 2021-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4230341B2 (ja) 運転支援装置
US20180293889A1 (en) Directional traffic notifications of approaching priority vehicles
JP2019003579A (ja) 交通情報報知装置、及び交通情報報知方法
JP5691814B2 (ja) 運転支援装置
US20120188099A1 (en) Traffic signal preemption system and method
JP4548154B2 (ja) 運転支援装置及び運転支援方法
JP2013033324A (ja) 周辺車両情報通知装置
JP2020004333A (ja) 車両制御装置
JP2017062583A (ja) 危険情報報知システム、サーバ及びコンピュータプログラム
JP2016062443A (ja) 運転支援装置
JP4924320B2 (ja) 衝突防止支援車載器
JP5924395B2 (ja) 周辺車両情報通知装置
JP2006155319A (ja) 走行支援装置
JP2008021011A (ja) 車両用走行支援装置
JP5640576B2 (ja) 走行支援装置、及び走行支援システム
JP2006151014A (ja) 安全運転支援システム
JP2016224553A (ja) 車両用交通情報表示システム
JP2014044458A (ja) 車載機器、及び、危険報知方法
CN107985306B (zh) 驾驶员辅助系统
JP2008171201A (ja) 警告システム、車載装置、送信装置及び警告方法
KR101403014B1 (ko) 차량 탑재 장치 및 그것을 이용한 교통 정보 처리 방법 및 시스템
JP2016085712A (ja) 走行支援装置、走行支援プログラムおよび走行支援方法
JP2016181226A (ja) 運転支援装置
JP2006306164A (ja) 車両の走行制御装置
JP6443255B2 (ja) 信号通過支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6967885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150