JP2019003121A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価な構成で、良好な画像形成を保つことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置11は、静電容量センサー25と、トナー量検知部26と、判断部27とを備える。静電容量センサー25は、トナーコンテナ23から現像ユニット31に至るトナー29の供給路28に設けられており、供給路28を通過する際の電荷量およびトナー28の比誘電率を検知する。トナー量検知部26は、静電容量センサー25により検知された電荷量から、供給路28を通過するトナー29の量を検知する。判断部27は、静電容量センサー25により検知されたトナー29の比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成装置11は、静電容量センサー25と、トナー量検知部26と、判断部27とを備える。静電容量センサー25は、トナーコンテナ23から現像ユニット31に至るトナー29の供給路28に設けられており、供給路28を通過する際の電荷量およびトナー28の比誘電率を検知する。トナー量検知部26は、静電容量センサー25により検知された電荷量から、供給路28を通過するトナー29の量を検知する。判断部27は、静電容量センサー25により検知されたトナー29の比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する。
【選択図】図2
Description
この発明は、画像形成装置に関するものである。
複合機に代表される画像形成装置においては、画像データを基に、感光体に対して光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナーを供給して可視画像とした後、用紙に転写して定着させ、装置外に出力される。
画像形成装置においては、トナーといった現像剤を用いて現像を行う現像装置が備えられている。現像装置は、現像剤を回転体等により回転させて帯電させ、静電潜像に電気的に現像剤を付着させることにより現像を行う。現像装置には、現像により消費するトナーが、画像形成装置に着脱可能なトナーコンテナにより適宜供給される。トナーの供給に関する技術が、特開2013−20192号公報(特許文献1)、および特開平9−281786号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献1に開示の画像形成装置は、トナーコンテナと、前記トナーコンテナからトナーを補給される現像器と、前記トナーコンテナから前記現像器へ補給されるトナーの補給量を測定する磁気式流量センサーと、前記磁気式流量センサーにより測定されたトナーの補給量に基づいて、前記トナーコンテナから前記現像器へのトナー補給を制御するコントローラーとを備えることを特徴としている。
また、特許文献2に開示の電子写真装置に備えられるトナーエンド検知装置は、トナーを収納しているトナー収容室と、該トナー収容室内において回転され、該トナー収容室内のトナーを現像器に補給するアジテータと、前記トナー収容室に取り付けられ、該トナー収容室内におけるトナーの厚さを検出するトナーセンサとを有し、該トナーセンサのアナログ出力電圧が、前記トナー収容室内の前記アジテータの回転によって変動することを利用し、該アナログ出力電圧の変動よりトナーエンドを検知することを特徴としている。
画像形成装置においては、良好な画像形成を保つべく、現像により消費されたトナーの消費量を検知し、適切な量のトナーを補給する必要がある。また、画像形成装置においては、それぞれの画像形成装置に適した純正トナーが用いられる。純正トナーは、画像形成装置を製造する際に、画像形成装置と共に開発されるものであり、画像形成装置における良好な画像形成を保つ上で必要となる。すなわち、純正トナーではない非純正トナーを用いると、良好な画像形成を保つことができないばかりか、画像形成装置に悪影響を及ぼすおそれもある。したがって、非純正トナーがより多く用いられることをできるだけ排除することが望まれる。上記した特許文献1および特許文献2に開示の技術では、このような要望に対応することはできない。
なお、画像形成装置に着脱可能なトナーコンテナについて、予期せぬ開封を気圧センサー等により検知して、この検知に基づいて純正トナーと非純正トナーとを判別する技術もあるが、このような技術ではトナーコンテナ一つ一つに上記した気圧センサーを設けなければならず、コストアップの要因となり、好ましくない。
この発明の目的は、安価な構成で、良好な画像形成を保つことができる画像形成装置を提供することである。
この発明に係る画像形成装置は、画像を形成する。画像形成装置は、現像ユニットと、トナーコンテナと、静電容量センサーと、トナー量検知部と、判断部とを備える。現像ユニットは、トナー像を形成する。トナーコンテナは、画像形成装置に着脱可能に設けられており、現像ユニットにトナーを供給する。静電容量センサーは、トナーコンテナから現像ユニットに至るトナーの供給路に設けられており、供給路を通過する際の電荷量およびトナーの比誘電率を検知する。トナー量検知部は、静電容量センサーにより検知された電荷量から、供給路を通過するトナーの量を検知する。判断部は、静電容量センサーにより検知されたトナーの比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する。
このような画像形成装置によれば、静電容量センサーにより電荷量を検知し、トナー量を検知することとしている。そうすると、検知結果に基づいて、トナー補給量の算出に利用することができる。また、判断部は、検知されたトナーの比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する。そうすると、この判断結果を画像形成に反映させることができる。したがって、非純正トナーの混入による画像形成への影響を低減することができる。この場合、画像形成装置が上記した静電容量センサー等を備える構成であるため、画像形成装置に着脱可能なトナーコンテナ一つ一つに上記したセンサーを設ける必要はない。その結果、このような画像形成装置は、安価な構成で、良好な画像形成を保つことができる。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機11の外観を示す図である。図2は、図1に示す複合機11の構成を示すブロック図である。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
図1および図2を参照して、複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、給紙カセット16と、記憶部としてのハードディスク17と、ネットワークと接続するためのネットワークインターフェース部18と、トナー供給ローラー等を含むトナーコンテナ23と、複合機11内において一時的にトナーを貯蔵する中間ホッパー24と、静電容量センサー25とを備える。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。なお、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)等から構成されており、一時的にデータを記憶する主記憶メモリ19を含む。操作部13は、複合機11側から発信される情報やユーザーの入力内容を表示するタッチパネル型式の表示部としての表示画面21を含む。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件といった画像形成に関するユーザーからの入力を受け付ける。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。給紙カセット16は三つ設けられており、それぞれ複数枚の用紙をその内部に収納することができる。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データやネットワークを介して送信された画像データを基に、給紙カセット16のいずれかから搬送されてきた用紙に画像を形成する。ハードディスク17は、送信された画像データや入力された画像形成条件等、画像形成に関するデータを記憶する。
次に、画像形成部15周辺の構成について説明する。図3は、画像形成部15周辺の構成を示す図である。図3を参照して、画像形成部15は、感光体32と、感光体32を帯電させる帯電器33と、画像データを基に感光体32の表面に露光する露光器34と、感光体32の表面にトナー29を供給する現像ユニット31と、感光体32上に形成されたトナー像を用紙側に転写させる転写器37と、用紙への転写後、感光体32上に残留したトナー29等のクリーニングを行うクリーニングユニット38と、感光体32上に残留した電荷を除去する除電ランプ42と、一対の定着ローラーを含み、トナー像を用紙に定着させる定着器43とを備える。
感光体32は、図3中の矢印R1で示す方向に回転する。なお、トナー29の供給方向およびトナー像を転写させる用紙の搬送方向は、矢印D1で示される。帯電器33により感光体32を帯電させる。そして、露光器34により画像読み取り部14により読み取られた画像データ等に基づいて露光する。そうすると、感光体32の表面に静電潜像が形成される。現像ユニット31は、トナー29を収容する現像容器35と、回転によりトナー29を帯電させて感光体32にトナー29を供給する現像ローラー36とを含む。現像ユニット31により帯電されたトナー29が感光体32の表面に供給され、感光体32の表面にトナーによる可視画像、すなわち、トナー像が形成される。形成されたトナー像は、転写器37によって用紙側に転写される。トナー像が転写された用紙は、定着器43側に搬送され、定着器43によってトナー像が用紙に定着される。クリーニングユニット38は、感光体32上に残留したトナー29を回転により除去するクリーニングローラー39と、ゴム製の板状であって、感光体32の表面に当接するクリーニングブレード41とを含む。転写器37によって用紙側に転写されずに感光体32上に残留したトナー29は、クリーニングローラー39およびクリーニングブレード41によって除去される。また、感光体32上に残留した電荷については、除電ランプ42により除去される。
現像ユニット31において、現像、すなわち、感光体32側へのトナー29の供給により、現像容器35内のトナー29が消費される。消費されたトナー29の分量だけ、現像容器35内に供給される。トナーコンテナ23には、現像ユニット31に供給されるトナー29が充填されている。トナーコンテナ23から中間ホッパー24を介して、トナー29が通過する供給路28から現像容器35内にトナー29が供給される。すなわち、トナーコンテナ23は、トナー29を現像ユニット31に供給する。トナーコンテナ23は、複合機11に着脱可能に設けられている。
なお、トナーコンテナ23には、純正トナー、すなわち、複合機11の開発者が複合機11に適したトナー29として提供するトナー29が充填されている。このようなトナー29については、予め複合機11の開発者等によりトナー29の比誘電率が測定されているものである。しかし、交換用として市販されているトナーコンテナ23の中には、非純正トナー、すなわち、成分としては類似しているが、複合機11の開発者が提供するものではなく、成分の異なるトナーが充填されたトナーコンテナ23もある。このような非純正トナーは、画質を保証するものでもなく、非純正トナーの使用を続けると複合機11に対して悪影響を及ぼすおそれがある。
静電容量センサー25は、トナーコンテナ23から現像ユニット31、具体的には、現像ユニット31に含まれる現像容器35に至るトナー29の供給路28に設けられている。静電容量センサー25は、供給路28を通過する際の電荷量およびトナー29の比誘電率を検知する。
ここで、制御部12の構成について説明する。図2を再び参照して、制御部12は、トナー量検知部26と、判断部27とを備える。トナー量検知部26は、静電容量センサー25により検知された電荷量から、供給路28を通過するトナー29の量を検知する。判断部27は、静電容量センサー25により検知されたトナー29の比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する。具体的には、判断部27は、静電容量センサー25により検知されたトナー29の比誘電率が、設定された所定の範囲の上限値である第一の値以上であるか否か、および設定された所定の範囲の下限値以下であるか否かを判断する。これらの構成については、後に詳述する。
次に、複合機11において画像を形成する場合について説明する。図4は、複合機11において画像を形成する場合の動作を示すフローチャートである。図4を参照して、ユーザーからの操作部13の画像形成の要求の受付により画像形成を開始すると(図4において、ステップS11、以下、「ステップ」を省略する)、トナー29が消費されていく。そして、消費されたトナー29の分量だけトナー29の供給が開始される(S12)。すなわち、トナーコンテナ23から中間ホッパー24を介し、供給路28を通過させて、トナー29が現像容器35内に補給される。ここで、トナー量検知部26は、静電容量センサー25により電荷量を検知し、トナー量を検知する(S13)。また、静電容量センサー25は、トナー29の比誘電率を検知する(S14)。判断部27は、静電容量センサー25により検知されたトナー29の比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する。具体的には、判断部27は、トナー29の比誘電率が第一の値以上であるか否か、トナー29の比誘電率の下限値以下であるか否かを判断する(S15)。
ここで、静電容量センサー25によるトナー29の比誘電率の検知について説明する。図5および図6は、静電容量センサー25の構成の一部を示す断面図である。図5およびを参照して、静電容量センサー25は、一対の電極46a、46bを含む。プラス側の電極46aおよびマイナス側の電極46bはそれぞれ間隔dをあけて設けられている。間隔dは、電極46a、46bの対向するそれぞれの面47a、47bの間隔である。すなわち、供給路28の一部において、一対の電極46a、46bの間をトナー29が通過する際に、トナー29の比誘電率が検知される構成である。なお、図5においては、トナー29が電極46a、46b間に50%含まれている状態である。図6においては、トナー29が電極46a、46b間に100%含まれている状態である。
静電容量センサー25において、電荷量は、底面48aから積載されたトナー29の上面48bまでの高さh1に応じて変化し、これに基づいてトナー量が検知される。そしてトナー量の検知結果に基づいて、例えば、供給されたトナー量を積算することにより、トナー29の補給量が算出される。高さh1は、電極46a、46bの全体の高さに対して50%の高さである。また、高さh2は、電極46a、46bの全体の高さに対して100%の高さである。電極46a、46bのそれぞれの面積および間隔dは変わらないため、底面48aから積載されたトナー29の上面48bまでの高さh1、h2に応じて電極46a、46b間に含まれるトナー29の比誘電率が検知される。
ここで、純正トナーの比誘電率を3、第一の非純正トナーB1の比誘電率を5、第一の非純正トナーB1とは異なる第二の非純正トナーB2の比誘電率を2、大気の比誘電率を1とする。そうすると、静電容量センサー25により検知された電荷量の値に基づき、以下のようにしてトナー29の比誘電率が検知される。なお、Q=CV(Q:電荷量(C)、C:静電容量(F)、V:電極間電圧(V))とする。また、C=εr・ε0・S/d(εr:比誘電率、ε0:誘電率(Fm−1)、S:電極面積(m2)、d:電極間距離(m))とする。これらの式を用いてトナー29の比誘電率を検知する。なお、複合機11を開発し、市場にトナーコンテナ23を提供している者は、純正トナーの比誘電率を把握しているものである。また、上記した所定の範囲については、純正トナーの比誘電率である3に検知誤差を考慮した範囲、例えば、2.5〜3.5の範囲内とすることができる。
図5に示すように電極間のトナー量が50%であるとすると、トナー29が純正トナーだけであった場合、電極間の比誘電率は、3×0.5+1×0.5=2となる。トナー29が非純正トナーB1のみであった場合、電極間の比誘電率は、5×0.5+1×0.5=3となる。トナー29が非純正トナーB2のみであった場合、電極間の比誘電率は、2×0.5+1×0.5=1.5となる。また、電極間のトナー量が図6に示すように100%であるとすると、トナー29が純正トナーだけであった場合、電極間の比誘電率は、3×1+1×0=3となる。トナー29が非純正トナーB1のみであった場合、電極間の比誘電率は、5×1+1×0=5となる。トナー29が非純正トナーB2のみであった場合、電極間の比誘電率は、2×1+1×0=2となる。すなわち、トナー量が100%の際に、トナーコンテナ23に非純正トナーB1や非純正トナーB2が充填されていた場合においては、上記した比誘電率5や比誘電率2といった値が検知されることとなる。
ここで、トナー量が100%であった場合について考える。純正トナーが75%であり、これに非純正トナーB1が25%混入してトナー量が100%であった場合、比誘電率は、3×0.75+5×0.25=3.5となる。ここで、第一の値として3.5が設定されていた場合、判断部27によりトナー29の比誘電率は、第一の値以上であると判断される(S15において、YES)。すなわち、判断部27は、静電容量センサー25により検知されたトナー29の比誘電率が第一の値以上であれば、比誘電率の検知の誤差ではなく、非純正トナーが混入していると判断する。この第一の値は、画像形成を続行するが、非純正トナーが混入していることを表示により報知するレベルの値である。なお、この判断については、最初は純正トナーが充填されているトナーコンテナ23を用いていたが、途中から非純正トナーが充填されているトナーコンテナ23を用い出した場合、徐々にトナー29の比誘電率が変わっていくものである。すなわち、例えば、複合機11によるプリントを開始してから連続して数分を超えると所定の範囲内にならないことになる。
その後、判断部27は、検知されたトナー29の比誘電率が第一の値よりも高い第二の値以上であるか否かを判断する(S16)。この第二の値は、非純正トナーの含有割合が非常に高く、複合機11による画像形成を即時に停止しなければならないレベルの値である。第二の値として4を設定していた場合、判断部27により第二の値以上ではないと判断される(S16において、NO)。その後、画像形成をしながら、表示画面21は、非純正トナーである旨を表示する(S17)。これを画像形成が終了するまで行う(S18)。なお、第二の値として設定した4という値は、純正トナーが50%であり、これに非純正トナーB1が50%混入していた場合に相当する。
図7は、非純正トナーである旨を表示した表示画面21の一例を示す図である。図7を参照して、表示画面21には、「非純正トナーの混入を検知しました。」との文字51と、「OK」と示されており、押下を検知することにより別の画面へ表示画面21を遷移させる選択キー52とが表示されている。このようにしてトナー29に非純正トナーB1が含有されていることを報知する。
一方、S16において、トナー29の比誘電率が第二の値以上であった場合(S16において、YES)、判断部27は、画像形成を中止する。すなわち、画像形成の動作を停止する。また、非純正トナーB1が混入しており、トナーコンテナ23の交換を促す旨を表示画面21に表示する(S19)。この場合、例えば、図7に示す表示画面21において、文字51の代わりに「このトナーコンテナは、ユーザーサポート外のため、交換する必要があります。」との文字を表示することにより行う。
なお、S15において、検知された比誘電率が第一の値に満たなかった場合(S15において、NO)、画像形成が終了するまで、要求を受け付けた画像形成を続行し、電荷量、トナー29の比誘電率の監視を行う(S20、S18)。
このような構成の複合機11によれば、静電容量センサー25により電荷量を検知し、トナー量を検知することとしている。そうすると、検知結果に基づいて、トナー補給量の算出に利用することができる。また、判断部27は、検知されたトナーの比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する。そうすると、この判断結果を画像形成に反映させることができる。したがって、非純正トナーの混入による画像形成への影響を低減することができる。この場合、複合機11が上記した静電容量センサー25等を備える構成であるため、複合機11に着脱可能なトナーコンテナ23一つ一つに上記したセンサーを設ける必要はない。その結果、このような複合機11は、安価な構成で、良好な画像形成を保つことができる。
なお、このような静電容量センサー25は、トナー29と非接触で検知することができるため、取り付け位置に制限はない。この場合、トナー29による静電容量センサー25の汚染を防止することができ、検知精度の低下を防止することができる。さらに、トナーそのものを検知するため、トナーコンテナ23に純正トナーおよび非純正トナーを判断する機構が設けられなかった場合にも対応することができる。
この場合、判断部27は、トナー29の比誘電率が第一の値以上であるか否かを判断することとしている。そして、判断部27によりトナー29の比誘電率が第一の値以上であれば、非純正トナーが混入されている旨を表示画面21により表示する構成である。したがって、より適切に非純正トナーが混入しているか否かを視覚的に把握することができる。
また、この場合、判断部27は、トナー29の比誘電率が第二の値以上であると判断されれば、画像形成の動作を停止するよう制御している。こうすることにより、非純正トナーの含有割合が多く、複合機11に対する影響が大きい、例えば、複合機11の動作不良を引き起こす等が懸念される場合に、画像形成の動作を停止して、複合機11の動作不良や破損を防止することができる。また、表示画面21は、判断部27によりトナーの比誘電率が第二の値以上であると判断されれば、トナーコンテナ23の交換を促す旨を表示しているため、純正のトナーの使用を促して、複合機11の損傷を防止すると共に、高画質の維持を図ることができる。
また、この場合、判断部27による判断結果を表示する表示画面21を備える構成であるため、非純正トナーが混入してるかといった判断結果を視覚的に分かりやすく外部に報知することができる。
なお、以下のような構成としてもよい。図8は、この発明の他の実施形態に係る複合機に備えられる画像形成部15周辺を示す図である。図8を参照して、複合機は、帯電機構56と、除電機構57とを備える構成である。複合機に備えられる画像形成部15周辺には、供給路28のうち、静電容量センサー25に対してトナー供給方向の上流側に設けられ、トナーコンテナ23から供給されるトナーを帯電させる帯電機構56と、静電容量センサー25に対してトナー供給方向の下流側に設けられ、トナーを除電する除電機構57とが設けられている。
このように構成することにより、純正トナーと非純正トナーとの間で比誘電率の差が小さい場合であっても、帯電機構56により十分にトナーを帯電させた上で比誘電率を検知することができる。そうすると、より確実に非純正トナーが含まれているか否かを判断することができる。この場合、現像容器35内に供給される前に除電機構57により除電を行っているため、画質に影響を及ぼすことはない。
なお、帯電機構56においては、例えば、板状のブレードによりトナーを摩擦させることによりトナーを帯電させるようにしてもよい。例えば、ブレードとトナーコンテナ23のトナー補給ローラーとの間の摩擦によりトナー29を帯電させる。こうすることにより、物理的により確実にトナーを帯電させることができる。また、帯電機構56により帯電させたトナー29について、トナー29の帯電量が制御可能や帯電量が小さい場合には、特に除電せず、そのまま現像容器35内に供給することとしてもよい。
なお、上記の実施の形態において、第一の値、および第二の値については、仕向地やユーザー等に応じて、任意に定められる。すなわち、10%程度の非純正トナーの含有割合でも画像形成を停止させる制御としてもよい。また、含有割合に応じて、非純正トナーが混入している旨の報知のレベルを異ならせることとしてもよい。例えば、非純正トナーの含有割合が第一の値と第二の値との間の第三の値に達したときに、「このトナーは、ユーザーサポートの対象外です。」との表示を表示画面21に行って、画像形成を続けるようにしてもよい。また、制御部12による制御により、静電容量センサー25の検知精度を調整可能な構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、表示画面21に判断結果を表示することとしたが、これに限らず、判断部27による判断結果を音声により報知することにしてもよい。また、表示と併せて音声により報知することとしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、判断部27は、トナー29の比誘電率が第一の値や第二の値以上であるか否かを判断することとしたが、これに限らず、判断部27は、トナー29の比誘電率が所定の範囲内にあるか否かを判断することとしてもよい。こうすることにより、比誘電率が低い非純正トナーが混入していた場合でも非純正トナーが混入していると判断して、画像形成等に対応することができる。
また、上記の実施の形態において、静電容量センサー25は、複合機11に着脱可能に設けられている構成としてもよい。こうすることにより、複合機11が用いられる状況に応じて静電容量センサー25を複合機11に装着して、非純正トナーが含まれているか否かを判断することができる。
なお、上記の実施の形態において、複合機11は、中間ホッパー24を備えない構成としてもよい。また、静電容量センサー25は、トナー29の供給路28の一部となる中間ホッパー24に設けられる構成としてもよい。
また、静電容量センサー25において、トナー29の高さを測定する高さ測定センサーを別途設けることにしてもよい。こうすることにより、トナー29の高さを高さ測定センサーで測定することができる。なお、静電容量センサー25は、トナー29と接触させてトナー29の比誘電率を検知する構成としてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、安価な構成で、良好な画像形成の維持が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 給紙カセット、17 ハードディスク、18 ネットワークインターフェース部、19 主記憶メモリ、21 表示画面、22 ADF、23 トナーコンテナ、24 中間ホッパー、25 静電容量センサー、26 トナー量検知部、27 判断部、28 供給路、29 トナー、31 現像ユニット、32 感光体、33 帯電器、34 露光器、35 現像容器、36 現像ローラー、37 転写器、38 クリーニングユニット、39 クリーニングローラー、41 クリーニングブレード、42 除電ランプ、43 定着器、46a,46b 電極、47a,47b,48a,48b 面、51 文字、52 選択キー、56 帯電機構、57 除電機構。
Claims (7)
- 画像を形成する画像形成装置であって、
トナー像を形成する現像ユニットと、
前記画像形成装置に着脱可能に設けられており、前記現像ユニットにトナーを供給するトナーコンテナと、
前記トナーコンテナから前記現像ユニットに至る前記トナーの供給路に設けられており、前記供給路を通過する際の電荷量および前記トナーの比誘電率を検知する静電容量センサーと、
前記静電容量センサーにより検知された電荷量から、前記供給路を通過する前記トナーの量を検知するトナー量検知部と、
前記静電容量センサーにより検知された前記トナーの比誘電率が、所定の範囲内にあるか否かを判断する判断部とを備える、画像形成装置。 - 前記判断部により前記トナーの比誘電率が前記所定の範囲外であると判断されれば、前記トナーに非純正トナーが混入されている旨を表示する表示部をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記判断部は、前記トナーの比誘電率が前記所定の範囲の上限値である第一の値よりも大きい第二の値以上であると判断されれば、画像形成の動作を停止するよう制御する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記表示部は、前記判断部により前記トナーの比誘電率が前記第二の値以上であると判断されれば、前記トナーコンテナの交換を促す旨を表示する、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記供給路のうち、前記静電容量センサーに対してトナー供給方向の上流側に設けられ、前記トナーコンテナから供給される前記トナーを帯電させる帯電機構と、前記静電容量センサーに対してトナー供給方向の下流側に設けられ、前記帯電機構により帯電させた前記トナーを除電する除電機構とを含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記静電容量センサーは、前記トナーと非接触で前記トナーの比誘電率を検知する、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記静電容量センサーは、前記画像形成装置に着脱可能に設けられている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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