JP2938327B2 - トナーの帯電量の測定装置 - Google Patents

トナーの帯電量の測定装置

Info

Publication number
JP2938327B2
JP2938327B2 JP5305577A JP30557793A JP2938327B2 JP 2938327 B2 JP2938327 B2 JP 2938327B2 JP 5305577 A JP5305577 A JP 5305577A JP 30557793 A JP30557793 A JP 30557793A JP 2938327 B2 JP2938327 B2 JP 2938327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner particles
window
toner
electrode
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5305577A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07159466A (ja
Inventor
孝澄 和田
谷口  慶治
洋一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP5305577A priority Critical patent/JP2938327B2/ja
Priority to DE69431098T priority patent/DE69431098T2/de
Priority to EP94308770A priority patent/EP0657785B1/en
Priority to US08/349,663 priority patent/US5486900A/en
Publication of JPH07159466A publication Critical patent/JPH07159466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2938327B2 publication Critical patent/JP2938327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0848Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置で使用される現像剤におけるトナーの帯電量の測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トナーの帯電量の測定方法として、ブロ
ーオフ法が知られている。
【0003】ブローオフ法では、トナー粒子とキャリア
粒子からなる二成分現像剤を、トナー粒子の径より大き
くキャリア粒子の径より小さい網目を有する保持部材の
上に置き、乾燥気流(例えば窒素ガス)でトナー粒子の
みを吹き飛ばしている。そして、保持部材の上に残った
キャリアの帯電量を測定することにより、トナーの重量
当たりの帯電量を求めている。
【0004】ところが、ブローオフ法では、乾燥気流の
風量、計測に要する時間によって計測値が変わるので、
正確なトナーの帯電量を測定することは困難である。ま
た、帯電量の分布も得られない。さらに、一成分現像剤
はキャリアを含まないので、一成分現像剤では原理的に
トナーの帯電量を測定できない。
【0005】そこで、特開昭57−79958号公報で
は、一様な速度の空気層流を流すと共に一様な電界を形
成したチャンバー内にトナー粒子を導入し、電界を通過
したトナー粒子をシートの上に堆積させ、シート上のト
ナー粒子の分布を観測することにより、相対的なトナー
の帯電量の分布を求めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
では、トナー粒子が堆積したシートを測定毎に取り出す
必要があるので、連続測定ができないという問題点を有
している。また、個々のトナー粒子の帯電量を測定でき
ないという問題点を有している。
【0007】そこで、特開昭61−277071号公報
では、電界を形成した鉛直通路内にトナー粒子を自由落
下させ、測定位置を通過するトナーにレーザー光を照射
し、散乱光のドップラー周波数からトナー粒子の速度を
測定することにより、帯電量及び帯電量分布を求めてい
る。
【0008】しかしながら、この方法では、トナー粒子
の運動量が小さいため、トナー粒子が通路の壁面に付着
し、測定位置を通過しにくいという問題点を有してい
る。また、トナーは通常、黒色であるので、強いレーザ
ー光を照射しないと、測定に必要な強度の散乱光が得ら
れない。このため、He−NeレーザーやArレーザー
等の大型のレーザーが必要となるため、測定装置が大き
くなるという問題点を有している。
【0009】また、特開平4−25772号公報では、
電界中を一様流速で飛行するトナー粒子を拡大光学系に
よって観測し、観測データを画像処理することによりト
ナー粒子の粒子径および偏位を求め、トナーの帯電量を
得ている。
【0010】しかしながら、この方法では、観測範囲が
狭いので、すべてのトナー粒子を観測するためには、観
測域の走査が必要となる。このため、上記の方法と同様
に、測定装置が大きくなるという問題点を有している。
【0011】以上のように、上記のいずれの方法を用い
ても、測定装置が大きいので、複写機等の画像形成装置
への組み込みは困難であるという問題点を有している。
また、トナー粒子はサンプルとして採取され、サンプル
の帯電量が測定されるため、画像形成時のトナーの帯電
量は求められないという問題点を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るト
ナーの帯電量の測定装置は、上記の課題を解決するため
に、トナー粒子を加速するための電界を形成する対向し
た第1、第2の電極と、第1、第2の電極間に電圧を印
加する電圧発生器と、第1、第2の電極間を運動するト
ナー粒子を拡大する拡大光学系と、拡大光学系の焦点付
近を照明する光源と、拡大光学系で拡大されたトナー粒
子の像を受光し、画像信号に変換するCCDセンサー
と、トナー粒子が拡大光学系の焦点付近の所定位置を通
過するように電圧発生器からの電圧を画像信号に基づい
て制御し、その電圧値からトナー粒子の帯電量を求める
制御手段が設けられていることを特徴としている。
【0013】請求項2の発明に係るトナーの帯電量の測
定装置は、上記の課題を解決するために、請求項1のト
ナーの帯電量の測定装置であって、光源にトナー粒子が
付着することを防止する第1の窓と、トナー粒子が拡大
光学系に付着することを防止する第2の窓とが設けられ
ており、第1、第2の窓は透光性基板と透光性基板のト
ナー粒子側に形成された高抵抗の導電性被膜とからな
り、第1の電極は、第1の窓の導電性被膜を通して第2
の電極に接続されていると共に、第2の窓の導電性被膜
を通して第2の電極に接続されていることを特徴として
いる。
【0014】請求項3の発明に係るトナーの帯電量の測
定装置は、上記の課題を解決するために、請求項1のト
ナーの帯電量の測定装置であって、光源にトナー粒子が
付着することを防止する第1の窓と、トナー粒子が拡大
光学系に付着することを防止する第2の窓とが設けられ
ており、第1、第2の窓は透光性基板と透光性基板のト
ナー粒子側に形成された高抵抗の導電性被膜とからな
り、第1の電極と第1の窓の導電性被膜とが接続されて
おり、第2の電極と第2の窓の導電性被膜とが接続され
ていることを特徴としている。
【0015】請求項4の発明に係るトナーの帯電量の測
定装置は、上記の課題を解決するために、請求項1、2
または3のトナーの帯電量の測定装置であって、光源は
所定周期で発光する半導体レーザーであることを特徴と
している。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、拡大光学系の焦点付
近だけ照明すればトナー粒子の帯電量を求めることがで
きる。このため、小型の光源で充分である。また、広範
囲を観測するための走査系も不要である。これにより、
トナーの帯電量の測定装置がコンパクトになり、複写機
等の画像形成装置への組み込みが可能になる。
【0017】請求項2の構成によれば、第1、第2の窓
を設けたので、光源および拡大光学系がトナー粒子によ
り汚れにくくなる。さらに、第1、第2の窓の高抵抗の
導電性膜に電流が流れるので、第1、第2の電極の間に
一様な電界が形成される。また、第1、第2の窓にトナ
ー粒子が付着しても、電界の乱れを最小限に抑えること
ができる。これにより、トナーの帯電量を正確に測定で
きる。
【0018】請求項3の構成によれば、第1、第2の電
極間に交流電圧を印加することにより、トナー粒子によ
る第1、第2の電極の汚れを清掃できるだけでなく、第
1、第2の窓の汚れを清掃できる。これにより、トナー
の帯電量を正確に測定できる。
【0019】請求項4の構成によれば、トナー粒子の速
度とトナーの帯電量とを同時に計測できる。したがっ
て、測定を迅速に行うことができる。
【0020】
【実施例】本発明の第1の実施例について図1および図
2に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0021】本実施例の複写機(画像形成装置)は、図
1に示すように、ドラム状の電極41と、現像ユニット
5と、トナーの帯電量の測定部20とを備えている。
【0022】現像ユニット5は、非磁性のトナー粒子と
磁性を有するキャリア粒子とからなる二成分の現像剤を
攪拌する攪拌ローラー53と、攪拌された現像剤を電極
41に搬送するマグネットローラー51と、マグネット
ローラー51上の現像剤の層の厚さを一定にするブレー
ド52とから構成されている。
【0023】ドラム状の電極41は、マグネットローラ
ー51上の現像剤に近接して、もしくは接触するように
配置されている。
【0024】攪拌ローラー53、マグネットローラー5
1、電極41は、それぞれ、モーター等の駆動手段(図
示されていない)により回転するようになっている。
【0025】トナーの帯電量の測定部20は、電極41
に近接して配置されトナー粒子を採取するための採取口
3と、トナーの帯電量の測定用のチャンバー1と、採取
されたトナー粒子をチャンバー1に導くためにz軸方向
の空気流を発生させるポンプ2とを備えている。ここ
で、z軸は鉛直下方向に向いた軸である。
【0026】チャンバー1は、図2に示すように、z軸
方向に延びており、x軸に垂直で、かつ、互いに対向配
置された窓12a・12b(第1、第2の窓)と、y軸
に垂直で、かつ、互いに対向配置された電極11a・1
1b(第1、第2の電極)とを備えている。窓12a・
12bは、ガラス等の透光性材料でできており、その内
側の面には、透光性を有し、均一な抵抗値を示す高抵抗
の導電性膜が形成されている。
【0027】窓12a・12bの高抵抗の導電性膜にお
ける電極11a・11b側の両端には、窓12a・12
bの辺に沿って電極部が設けられている。窓12aの高
抵抗の導電性膜の電極11a側の電極部と電極11aと
は電気的に接続されており、窓12bの高抵抗の導電性
膜の電極11b側の電極部と電極11bとは電気的に接
続されている。さらに、窓12aの高抵抗の導電性膜の
電極11b側の電極部と電極11bとは、スイッチ(図
示されていない)により、電気的に接続することも、電
気的に絶縁することもでき、窓12bの高抵抗の導電性
膜の電極11a側の電極部と電極11aとは、スイッチ
(図示されていない)により、電気的に接続すること
も、電気的に絶縁することもできる。
【0028】トナーの帯電量の測定部20は、さらに、
チャンバー1の中を通過するトナー粒子に片側の窓12
aを通して光を照射する光源15と、もう一方の窓12
bからトナー粒子を観測する拡大光学系6と、拡大光学
系6で拡大されたトナー粒子の像を受光し、画像信号に
変換するCCD(電荷結合素子)センサー7と、CCD
センサー7で得られた画像信号からトナー粒子の運動の
軌跡を抽出する画像処理装置9と、電極41に電圧V1
を印加すると共に、チャンバー1の電極11aと11b
との間に電圧Vを印加する電圧発生器8と、画像処理装
置9で抽出されたトナー粒子の運動の軌跡に基づいてト
ナー粒子が拡大光学系6の焦点の位置を通過するように
電圧発生器8からの電圧Vを制御するCPU(中央演算
処理ユニット)10(制御手段)とを備えている。
【0029】上記の構成において、二成分の現像剤は、
攪拌ローラー53で攪拌され、マグネットローラー51
で電極41に搬送される。この過程で、現像剤は帯電す
る。
【0030】帯電した現像剤の極性とは逆の極性の電圧
を電極41に印加すると、マグネットローラー51上の
現像剤の中、トナー粒子だけが電極41に付着する。電
極41上のトナー粒子が採取口3の上に来たとき、電圧
発生器8から電極41に帯電したトナー粒子と同極性の
電圧V1を印加する。これにより、電極41上のトナー
粒子は静電気力(斥力)を受けて電極41を離脱し、ポ
ンプ2により採取口3に吸引される。吸引されたトナー
粒子は測定用のチャンバー1に導かれる。
【0031】チャンバー1の電極11aと11bとの間
には、電圧発生器8から電圧Vが印加されている。窓1
2a・12bの高抵抗の導電性膜の電極部と電極11b
・11aとは、電気的に接続される。これにより、高抵
抗の導電性膜に電流が流れるので、電極11aと11b
との間に一様な電界が形成される。また、チャンバー1
の壁面にトナー粒子が付着しても、電界の乱れを最小限
に抑えることができる。
【0032】トナー粒子は、空気流により速度v0でz
軸に沿ってチャンバー1内に入ってくる。チャンバー1
内では、y軸方向にqEの力を受け、z軸方向にmgの
力を受ける。ここで、qはトナー粒子の帯電量であり、
Eはチャンバー1内での電界であり、mはトナー粒子の
質量であり、gは重力加速度である。
【0033】トナー粒子の運動の軌跡は、拡大光学系6
とCCDセンサー7とで捉えられ、画像処理装置9とC
PU10とで解析される。そして、CPU10からの指
令に基づき、トナー粒子が拡大光学系6の焦点付近の所
定位置を通過するように、電極11aと11bとの間に
電圧Vが電圧発生器8から印加される。その電圧Vの値
からトナーの帯電量が求められる。
【0034】チャンバー1内を清掃する場合、窓12a
・12bの高抵抗の導電性膜の電極部と電極11b・1
1aとは、電気的に切り離され、電極11aと11bと
の間に交番電界が形成されるように、電圧発生器8から
交流電圧を印加する。これにより、窓12a・12bに
付着したトナー粒子等の埃がチャンバー1の内壁から離
脱し、空気流により取り除かれる。
【0035】なお、トナー粒子を採取するための電圧V
1は、電極41とグラウンドとの間に印加するが、採取
口3をグラウンドに接続し、かつ、採取口3の、電極4
1に対向する面に絶縁性膜を形成することが好ましい。
【0036】高抵抗の導電性膜を有する窓12a・12
bは、具体的には例えば、ガラス上に、膜厚が0.13μ
mの(SnO2 +Cr)を蒸着することにより得られ
る。この導電性膜の導電率は、3.0kΩ/cm2 程度で
ある。
【0037】以上のように、本実施例では、トナー粒子
が拡大光学系6の焦点付近の所定の位置を通過するよう
に、電極11aと11bとの間に電圧Vを電圧発生器8
から印加し、電圧Vの値からトナーの帯電量を求める構
成であるので、拡大光学系6の焦点付近だけ照明すれば
よい。このため、小型の光源15で充分である。また、
広範囲を観測するための走査系も不要である。これによ
り、トナーの帯電量の測定部20がコンパクトになり、
容易に複写機に組み込める。
【0038】さらに、トナー粒子を現像ユニット5から
採取してトナーの帯電量を測定する構成であるので、画
像形成時のトナーの帯電量を求めることができる。
【0039】本発明の第2の実施例について図3および
図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した部材と同一
の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説
明を省略する。
【0040】本実施例の複写機(画像形成装置)では、
図3に示すように、チャンバー1の構造が前記実施例と
は異なっている。
【0041】チャンバー1は、図4に示すように、x軸
方向に延びており、y軸に垂直で、かつ、互いに対向配
置された窓14a・14b(第1、第2の窓)と、z軸
に垂直で、かつ、互いに対向配置された電極13a・1
3b(第1、第2の電極)とを備えており、採取口3か
らのトナー粒子をチャンバー1内に導入するため、上側
の電極13bにはスリット状の開口部13cが設けられ
ている。
【0042】なお、光源15、拡大光学系6は、図示さ
れていないが、それぞれ、窓14b、14aに対向する
ように設けられている。
【0043】上記の構成において、採取口3から取り込
まれたトナー粒子は、電極13bのスリット状の開口部
13cを通ってチャンバー1内に落下する。チャンバー
1内には、ポンプ2の作用によりx軸方向に一定速度v
0の空気の流れがある。
【0044】まず、電極13a、13bを接地し、重力
のみの作用の下でトナー粒子の落下の速度を求めること
により、トナー粒子の質量を求める。次に、CPU10
からの指令に基づき、トナー粒子が拡大光学系6の焦点
付近の所定の位置を通過するように、電極13aと13
bとの間に電圧Vが電圧発生器8から印加される。その
電圧Vの値からトナーの帯電量が求められる。
【0045】すなわち、トナー粒子がx軸方向に運動す
るように電圧Vを印加したとき、mg=qEを満たすか
ら、qを求めることができる。さらに、拡大光学系6で
トナー粒子の形状および大きさも観測できるから、トナ
ー粒子の重量当たりの帯電量も求めることができる。し
かも、電圧Vを順次変化させると共に、定位置を通過す
るトナー粒子の個数をカウントすることにより、トナー
の帯電量分布も求めることができる。
【0046】なお、CCDセンサー7は、拡大光学系6
の焦点付近を観測できるエリアセンサーであることが好
ましいが、トナーの帯電量だけを求めるのであれば、z
軸方向に延びたラインセンサーであってもよい。
【0047】光源15としては、電球、蛍光灯、高輝度
LED(発光ダイオード)、レーザー等が使用される
が、これらに限定されるものではなく、CCDセンサー
7で検出できる程度の光量が得られるものであればよ
い。
【0048】CCDセンサー7としてエリアセンサーを
使用し、光源15として半導体レーザーを使用し、半導
体レーザーを所定の周期で発光させるようにすれば、上
記のトナー粒子の落下速度とトナーの帯電量とを同時に
計測できる。
【0049】以上の実施例において、トナー粒子を採取
するために、ドラム状の電極41を用いたが、これの代
わりに、感光体ドラムを用いてもよい。感光体ドラムを
用いる場合、帯電プロセスと露光プロセスにより感光体
層の一部を所定の電位とし、トナー粒子を付着させる。
次に、その部分を露光することによりその部分の電荷を
除去し、付着したトナー粒子を離脱させればよい。
【0050】現像剤は二成分現像剤に限らず、磁性体か
らなるキャリア粒子を含まない一成分現像剤であっても
よい。
【0051】さらに、以上の実施例では、画像形成装置
として複写機を例に挙げて、トナーの帯電量の測定につ
いて説明したが、レーザープリンター等の画像形成装置
におけるトナーの帯電量の測定にも本発明を応用でき
る。
【0052】請求項1の発明に対応するトナーの帯電量
の測定装置は、トナー粒子を加速するための電界を形成
する対向した電極11a・11b(あるいは電極13a
・13b)と、電極11a・11b(あるいは電極13
a・13b)間に電圧Vを印加する電圧発生器8と、電
極11a・11b(あるいは電極13a・13b)間を
運動するトナー粒子を拡大する拡大光学系6と、拡大光
学系6の焦点付近を照明する光源15と、拡大光学系6
で拡大されたトナー粒子の像を受光し、画像信号に変換
するCCDセンサー7と、トナー粒子が拡大光学系6の
焦点付近の所定位置を通過するように電圧発生器8から
の電圧Vを画像信号に基づいて制御し、その電圧Vの値
からトナー粒子の帯電量を求めるCPU10が設けられ
ている構成である。
【0053】これによれば、拡大光学系6の焦点付近だ
け照明すればトナー粒子の帯電量を求めることができ
る。このため、小型の光源15で充分である。また、広
範囲を観測するための走査系も不要である。これによ
り、トナーの帯電量の測定装置がコンパクトになり、複
写機等の画像形成装置への組み込みが可能になる。
【0054】請求項2の発明に対応するトナーの帯電量
の測定装置は、請求項1のトナーの帯電量の測定装置で
あって、光源15にトナー粒子が付着することを防止す
る窓12a(あるいは窓14a)と、トナー粒子が拡大
光学系6に付着することを防止する窓12b(あるいは
窓14b)とが設けられており、窓12a・12b(あ
るいは窓14a・14b)は透光性基板と透光性基板の
トナー粒子側に形成された高抵抗の導電性被膜とからな
り、電極11a(あるいは電極13a)は、窓12a
(あるいは窓14a)の導電性被膜を通して電極11b
(あるいは電極13b)に接続されていると共に、窓1
2b(あるいは窓14b)の導電性被膜を通して電極1
1b(あるいは電極13b)に接続されている構成であ
る。
【0055】これによれば、窓12a・12b(あるい
は窓14a・14b)を設けたので、光源15および拡
大光学系6がトナー粒子により汚れにくくなる。さら
に、窓12a・12b(あるいは窓14a・14b)の
高抵抗の導電性膜に電流が流れるので、電極11a・1
1b(あるいは電極13a・13b)の間に一様な電界
が形成される。また、窓12a・12b(あるいは窓1
4a・14b)にトナー粒子が付着しても、電界の乱れ
を最小限に抑えることができる。これにより、トナーの
帯電量を正確に測定できる。
【0056】請求項3の発明に対応するトナーの帯電量
の測定装置は、請求項1のトナーの帯電量の測定装置で
あって、光源15にトナー粒子が付着することを防止す
る窓12a(あるいは窓14a)と、トナー粒子が拡大
光学系6に付着することを防止する窓12b(あるいは
窓14b)とが設けられており、窓12a・12b(あ
るいは窓14a・14b)は透光性基板と透光性基板の
トナー粒子側に形成された高抵抗の導電性被膜とからな
り、電極11a(あるいは電極13a)と窓12a(あ
るいは窓14a)の導電性被膜とが接続されており、電
極11b(あるいは電極13b)と窓12b(あるいは
窓14b)の導電性被膜とが接続されている構成であ
る。
【0057】これによれば、電極11a・11b(ある
いは電極13a・13b)間に交流電圧を印加すること
により、トナー粒子による電極11a・11b(あるい
は電極13a・13b)の汚れを清掃できるだけでな
く、窓12a・12b(あるいは窓14a・14b)の
汚れを清掃できる。これにより、トナーの帯電量を正確
に測定できる。
【0058】請求項4の発明に対応するトナーの帯電量
の測定装置は、請求項1、2または3のトナーの帯電量
の測定装置であって、光源15は所定周期で発光する半
導体レーザーである構成である。
【0059】これによれば、トナー粒子の速度とトナー
の帯電量とを同時に計測できる。したがって、測定を迅
速に行うことができる。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明に係るトナーの帯電量の
測定装置は、以上のように、トナー粒子を加速するため
の電界を形成する対向した第1、第2の電極と、第1、
第2の電極間に電圧を印加する電圧発生器と、第1、第
2の電極間を運動するトナー粒子を拡大する拡大光学系
と、拡大光学系の焦点付近を照明する光源と、拡大光学
系で拡大されたトナー粒子の像を受光し、画像信号に変
換するCCDセンサーと、トナー粒子が拡大光学系の焦
点付近の所定位置を通過するように電圧発生器からの電
圧を画像信号に基づいて制御し、その電圧値からトナー
粒子の帯電量を求める制御手段が設けられているので、
拡大光学系の焦点付近だけ照明すればトナー粒子の帯電
量を求めることができる。このため、小型の光源で充分
である。また、広範囲を観測するための走査系も不要で
ある。これにより、トナーの帯電量の測定装置がコンパ
クトになり、複写機等の画像形成装置への組み込みが可
能になるという効果を奏する。
【0061】請求項2の発明に係るトナーの帯電量の測
定装置は、以上のように、請求項1のトナーの帯電量の
測定装置であって、光源にトナー粒子が付着することを
防止する第1の窓と、トナー粒子が拡大光学系に付着す
ることを防止する第2の窓とが設けられており、第1、
第2の窓は透光性基板と透光性基板のトナー粒子側に形
成された高抵抗の導電性被膜とからなり、第1の電極
は、第1の窓の導電性被膜を通して第2の電極に接続さ
れていると共に、第2の窓の導電性被膜を通して第2の
電極に接続されているので、光源および拡大光学系がト
ナー粒子により汚れにくくなる。さらに、第1、第2の
窓の高抵抗の導電性膜に電流が流れるので、第1、第2
の電極の間に一様な電界が形成される。また、第1、第
2の窓にトナー粒子が付着しても、電界の乱れを最小限
に抑えることができる。これにより、トナーの帯電量を
正確に測定できるという効果を奏する。
【0062】請求項3の発明に係るトナーの帯電量の測
定装置は、以上のように、請求項1のトナーの帯電量の
測定装置であって、光源にトナー粒子が付着することを
防止する第1の窓と、トナー粒子が拡大光学系に付着す
ることを防止する第2の窓とが設けられており、第1、
第2の窓は透光性基板と透光性基板のトナー粒子側に形
成された高抵抗の導電性被膜とからなり、第1の電極と
第1の窓の導電性被膜とが接続されており、第2の電極
と第2の窓の導電性被膜とが接続されているので、第
1、第2の電極間に交流電圧を印加することにより、ト
ナー粒子による第1、第2の電極の汚れを清掃できるだ
けでなく、第1、第2の窓の汚れを清掃できる。これに
より、トナーの帯電量を正確に測定できるという効果を
奏する。
【0063】請求項4の発明に係るトナーの帯電量の測
定装置は、以上のように、請求項1、2または3のトナ
ーの帯電量の測定装置であって、光源は所定周期で発光
する半導体レーザーであるので、トナー粒子の速度とト
ナーの帯電量とを同時に計測できる。したがって、測定
を迅速に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであり、複写機
の概略の構成図である。
【図2】図1の複写機のチャンバーの構成を示す説明図
である。
【図3】本発明の第2実施例を示すものであり、複写機
の概略の構成図である。
【図4】図3の複写機のチャンバーの構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
6 拡大光学系 7 CCDセンサー 8 電圧発生器 10 CPU(制御手段) 11a 電極(第1の電極) 11b 電極(第2の電極) 12a 窓(第1の窓) 12b 窓(第2の窓) 13a 電極(第1の電極) 13b 電極(第2の電極) 14a 窓(第1の窓) 14a 窓(第2の窓) 15 光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−238369(JP,A) 特開 平4−25772(JP,A) 特開 昭62−277564(JP,A) 特開 昭62−297758(JP,A) 実開 昭55−60149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 29/24 G01N 27/60 - 27/61 G03G 15/08 - 15/095

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー粒子を加速するための電界を形成す
    る対向した第1、第2の電極と、第1、第2の電極間に
    電圧を印加する電圧発生器と、第1、第2の電極間を運
    動するトナー粒子を拡大する拡大光学系と、拡大光学系
    の焦点付近を照明する光源と、拡大光学系で拡大された
    トナー粒子の像を受光し、画像信号に変換するCCDセ
    ンサーと、トナー粒子が拡大光学系の焦点付近の所定位
    置を通過するように電圧発生器からの電圧を画像信号に
    基づいて制御し、その電圧値からトナー粒子の帯電量を
    求める制御手段が設けられていることを特徴とするトナ
    ーの帯電量の測定装置。
  2. 【請求項2】光源にトナー粒子が付着することを防止す
    る第1の窓と、トナー粒子が拡大光学系に付着すること
    を防止する第2の窓とが設けられており、第1、第2の
    窓は透光性基板と透光性基板のトナー粒子側に形成され
    た高抵抗の導電性被膜とからなり、第1の電極は、第1
    の窓の導電性被膜を通して第2の電極に接続されている
    と共に、第2の窓の導電性被膜を通して第2の電極に接
    続されていることを特徴とする請求項1記載のトナーの
    帯電量の測定装置。
  3. 【請求項3】光源にトナー粒子が付着することを防止す
    る第1の窓と、トナー粒子が拡大光学系に付着すること
    を防止する第2の窓とが設けられており、第1、第2の
    窓は透光性基板と透光性基板のトナー粒子側に形成され
    た高抵抗の導電性被膜とからなり、第1の電極と第1の
    窓の導電性被膜とが接続されており、第2の電極と第2
    の窓の導電性被膜とが接続されていることを特徴とする
    請求項1記載のトナーの帯電量の測定装置。
  4. 【請求項4】光源は所定周期で発光する半導体レーザー
    であることを特徴とする請求項1、2または3記載のト
    ナーの帯電量の測定装置。
JP5305577A 1993-12-06 1993-12-06 トナーの帯電量の測定装置 Expired - Fee Related JP2938327B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305577A JP2938327B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 トナーの帯電量の測定装置
DE69431098T DE69431098T2 (de) 1993-12-06 1994-11-28 Vorrichtung zur Messung der Tonerladungsquantität und Bilderzeugungsgerät mit dieser Messvorrichtung
EP94308770A EP0657785B1 (en) 1993-12-06 1994-11-28 Measuring device for amount of charge of toner and image forming apparatus having the measuring device
US08/349,663 US5486900A (en) 1993-12-06 1994-12-05 Measuring device for amount of charge of toner and image forming apparatus having the measuring device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5305577A JP2938327B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 トナーの帯電量の測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07159466A JPH07159466A (ja) 1995-06-23
JP2938327B2 true JP2938327B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=17946823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5305577A Expired - Fee Related JP2938327B2 (ja) 1993-12-06 1993-12-06 トナーの帯電量の測定装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5486900A (ja)
EP (1) EP0657785B1 (ja)
JP (1) JP2938327B2 (ja)
DE (1) DE69431098T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101815327B1 (ko) * 2009-11-13 2018-01-04 뷔흘러 에이지 입자 크기 결정 장치

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3199993B2 (ja) * 1995-10-23 2001-08-20 シャープ株式会社 現像剤帯電量測定装置
KR100573662B1 (ko) * 2004-09-03 2006-04-26 삼성전자주식회사 액체 토너의 전기적 특성 평가시험장치 및 그 방법
US8218199B2 (en) * 2008-01-17 2012-07-10 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus capable of improving an image quality of a barcode while suppressing deterioration in a quality of an image
JP5650609B2 (ja) * 2011-08-15 2015-01-07 大成建設株式会社 帯電粒子の帯電量特定装置
JP5640049B2 (ja) * 2012-08-21 2014-12-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2019003121A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4375673A (en) * 1980-09-15 1983-03-01 Xerox Corporation Charge spectrograph
JPS61277071A (ja) * 1985-06-03 1986-12-08 Mita Ind Co Ltd トナ−粒子の電荷分布の測定法及び装置
US4633714A (en) * 1985-08-13 1987-01-06 University Of Arkansas Aerosol particle charge and size analyzer
JPS62287169A (ja) * 1986-06-06 1987-12-14 Tokai Univ 荷電粒子の帯電量測定装置
JPS6425154A (en) * 1987-07-22 1989-01-27 Fujitsu Ltd Instrument for measuring specific charge distribution of toner particle
JP3259022B2 (ja) * 1990-05-22 2002-02-18 株式会社リコー 荷電粉体粒子の帯電量測定方法及び装置
US5266900A (en) * 1990-09-21 1993-11-30 Epping Gmbh Method and apparatus for determining electrical charge characteristics of toner materials

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101815327B1 (ko) * 2009-11-13 2018-01-04 뷔흘러 에이지 입자 크기 결정 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US5486900A (en) 1996-01-23
DE69431098T2 (de) 2003-01-16
DE69431098D1 (de) 2002-09-05
EP0657785B1 (en) 2002-07-31
JPH07159466A (ja) 1995-06-23
EP0657785A1 (en) 1995-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4550998A (en) Toner concentration detecting device
JP2938327B2 (ja) トナーの帯電量の測定装置
US3777173A (en) Xerographic toner concentration measuring apparatus and method
JP2003337087A (ja) 浮遊粒子の捕集装置
US3791744A (en) Xerographic toner concentration measuring apparatus and method
US5530529A (en) Fluid sensing aparatus
EP0770879B1 (en) Measuring device for amount of charge of developer
US3872824A (en) Xerographic toner concentration control apparatus
JP4927193B2 (ja) トナー付着強度測定装置およびトナー付着強度測定方法
Yamaguchi et al. Measurement Technique for Electrostatic Charge on Single Toner Particles with Microelectromechanical-based Actuated Tweezers.
US5266900A (en) Method and apparatus for determining electrical charge characteristics of toner materials
JP3382483B2 (ja) 画像形成装置
Park et al. Real-time detection of airborne dust particles using paddle-type silicon cantilevers
JPH08220882A (ja) 現像装置
JPH0989754A (ja) 微粒子の計測装置
JP3021086B2 (ja) 現像装置
JPH055506Y2 (ja)
JP2006220470A (ja) 現像剤特性の測定方法
JPH03154878A (ja) トナー帯電量分布測定装置
Mizes et al. Optical measurements of toner motion in a development nip
JPS61128154A (ja) トナ−帯電特性の評価方法及び装置
JP2006251618A (ja) トナー分離装置
JPS6358175A (ja) トナ−帯電量分布の測定方法
JPH0422884A (ja) トナー帯電量分布測定装置
JPH05240751A (ja) トナー測定装置にトナーを供給する装置および供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees