JP2019002781A - 圧力センサおよび圧力センサの製造方法 - Google Patents

圧力センサおよび圧力センサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シールド膜による膜応力の影響を除去した圧力センサを提供する。【解決手段】基板10に設けられた第1導電型のウェル層12と、ウェル層12内に設けられた第2導電型の拡散層であって、第1拡散部分14aと、第1拡散部分14aと対向した第2拡散部分14bとを有する拡散層と、平面視で第1拡散部分14aおよび第2拡散部分14bの間に設けられ、金属以外の導電性材料を含む第1導電性膜16a、16bとを備え、拡散層の少なくとも一部の上方には第1導電性膜16a、16bが設けられていない。【選択図】図2

Description

本発明は、圧力センサおよび圧力センサの製造方法に関する。
従来、車載用途の圧力センサにおいて、帯電したガソリンが付着して誤動作することを防止するために、圧力センサ部の全面に金属薄膜やポリシリコン等のシールド膜を設けることが知られている。(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許文献1 特開1998−142089号公報
特許文献2 特開2009−075056号公報
特許文献3 特許第4421511号明細書
特許文献4 特許第5002468号明細書
しかしながら、従来の圧力センサでは、シールド膜にアルミニウム等の金属膜を用いると塑性変形を起こす場合がある。また、圧力センサ部の全面のシールド膜にポリシリコンを用いると膜応力の影響がある。
本発明の第1の態様においては、基板に設けられた第1導電型のウェル層と、ウェル層内に設けられた第2導電型の拡散層であって、第1拡散部分と、第1拡散部分と対向した第2拡散部分とを有する拡散層と、平面視で第1拡散部分および第2拡散部分の間に設けられ、金属以外の導電性材料を含む第1導電性膜とを備える圧力センサを提供する。拡散層の少なくとも一部の上方には第1導電性膜が設けられていなくてよい。
第1拡散部分および第2拡散部分は、互いに接続されてよい。
第1拡散部分および第2拡散部分は、ウェル層により分離されてよい。
第1導電性膜は、第1拡散部分と第2拡散部分との間に設けられたウェル層の上方で配線されてよい。
圧力センサは、ウェル層上に設けられ、平面視で第1導電性膜を囲む素子分離膜と、素子分離膜上に設けられ、第1導電性膜と同一の材料を含む第2導電性膜とを備えてよい。
第1導電性膜は、ポリシリコン膜であってよい。
圧力センサは、同一チップにMOSトランジスタを備えてよい。第1導電性膜は、MOSトランジスタのゲート電極と同一材料であってよい。
圧力センサは、ウェル層上および拡散層上に設けられた絶縁膜を備えてよい。絶縁膜は、MOSトランジスタのゲート絶縁膜と同一材料であってよい。
第1導電性膜は、拡散層の上方に設けられていなくてよい。
圧力センサは、第1拡散部分および第2拡散部分がウェル層により分離されて形成された蛇行パターンの抵抗部を備えてよい。抵抗部は、当該圧力センサのホイートストンブリッジの一部をなし、第1導電性膜は、蛇行パターンのウェル層上に形成されてよい。
本発明の第2の態様においては、基板に第1導電型のウェル層を形成する段階と、ウェル層内に、第1拡散部分と、第1拡散部分と対向した第2拡散部分とを有する第2導電型の拡散層を形成する段階と、平面視で第1拡散部分および第2拡散部分に挟まれ、金属以外の導電性材料を有する第1導電性膜を形成する段階とを備える圧力センサの製造方法を提供する。拡散層の少なくとも一部の上方には第1導電性膜が設けられていなくてよい。
拡散層を形成する段階は、第1導電性膜をマスクとしてイオン注入を行う段階を含んでよい。
圧力センサの製造方法は、圧力センサと同一チップにMOSトランジスタを形成する段階を更に備えてよい。第1導電性膜を形成する段階は、MOSトランジスタのゲート電極と同一プロセスにより実行されてよい。
圧力センサの製造方法は、ウェル層上に絶縁膜を形成する段階を備えてよい。絶縁膜を形成する段階は、MOSトランジスタのゲート絶縁膜と同一プロセスにより実行されてよい。
拡散層を形成する段階は、MOSトランジスタのソース又はドレインと同一のプロセスにより実行されてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
実施例1に係る圧力センサ100の上面図の一例を示す。 圧力センサ100の回路構成の一例を示す。 圧力センサ100の断面図の一例を示す。 圧力センサ100が有するMOSトランジスタの構成の一例を示す。 圧力センサ100の製造方法の一例を示す。 比較例に係る圧力センサ500の製造方法を示す。 比較例に係る圧力センサ500の構造の一例を示す。 圧力センサ500が有するMOSトランジスタの構造の一例を示す。 圧力センサ500が有する抵抗部の構造の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本明細書においては半導体基板の深さ方向と平行な方向における一方の側を「上」、他方の側を「下」と称する。基板、層またはその他の部材の2つの主面のうち、一方の面を上面、他方の面を下面と称する。「上」、「下」の方向は重力方向、または、半導体装置の実装時における基板等への取り付け方向に限定されない。本明細書では、X軸、Y軸およびZ軸の直交座標軸を用いて技術的事項を説明する場合がある。半導体基板の深さ方向をZ軸とする。また、直交座標系は、本例ではいわゆる右手系である。また、本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。
[実施例1]
図1Aは、実施例1に係る圧力センサ100の上面図の一例を示す。本例の圧力センサ100は、半導体基板のおもて面において拡散層14および導電性膜16を備える。圧力センサ100は、ホイートストンブリッジを構成する4つの抵抗部Ra〜Rdを備える。なお、圧力センサ100は、圧力を検出するためのダイアフラムを有する。圧力センサ100は、ダイアフラムに加えられた圧力を、抵抗部Ra〜Rdの抵抗変化として検出する。ダイアフラムおよび抵抗部Ra〜Rdは、圧力センサ100のセンサ部を構成する。
図1Bは、圧力センサ100の回路構成の一例を示す。抵抗部Raと抵抗部Rcとの間の端子の電圧をVaとし、抵抗部Raと抵抗部Rbとの間の端子の電圧をVbとし、抵抗部Rcと抵抗部Rdとの間の端子の電圧をVcとし、抵抗部Rbと抵抗部Rdとの間の端子の電圧をVdとする。圧力センサ100は、ダイアフラムに応じて変化する抵抗部Ra〜Rdの値を、各端子電圧Va〜Vdから読み取ることにより圧力センサ100に加えられた圧力を検出する。
図2は、圧力センサ100の断面図の一例を示す。本例の圧力センサ100は、基板10と、ウェル層12と、拡散層14と、導電性膜16と、素子分離膜18と、絶縁膜20と、層間絶縁膜22と、配線24と、パッシベーション膜26とを備える。なお、本明細書において、第1導電型をN型とし第2導電型をP型として説明するが、第1導電型および第2導電型はそれぞれ入れ替えられてもよい。
基板10は、一例において、SiおよびSiC等の半導体基板である。本例の基板10は、第2導電型の半導体基板である。本明細書において、基板10のおもて面側を上方と称し、基板10の裏面側を下方と称する。また、本明細書において、平面視とは、基板10のおもて面と垂直な方向(Z軸方向)からの視点を指す。
ウェル層12は、第1導電型を有する。ウェル層12は、基板10のおもて面に設けられている。ウェル層12は、基板10のおもて面にドーパントを注入することにより形成される。
拡散層14は、第2導電型を有する。拡散層14は、基板10のおもて面に形成されている。本例の拡散層14は、N型のウェル層12内に形成されたP型の不純物層である。本例の拡散層14は、拡散層14aおよび拡散層14bを含む。拡散層14aは、第1拡散部分の一例であり、拡散層14bは、第2拡散部分の一例である。拡散層14aおよび拡散層14bは、圧力センサ100のホイートストンブリッジを構成する4つの抵抗部Ra〜Rdの拡散抵抗の少なくとも一部である。
拡散層14aおよび拡散層14bは、互いに対向して設けられている。拡散層14aおよび拡散層14bとの間には、拡散層14aおよび拡散層14bと異なる導電型のウェル層12が設けられている。図2の断面図では、拡散層14aと拡散層14bとの間にウェル層12が設けられているが、拡散層14aおよび拡散層14bは、互いに接続されていてもよい。例えば、拡散層14aおよび拡散層14bは、基板10のおもて面において接続されている。また、拡散層14aおよび拡散層14bは、ウェル層12により完全に分離されていてもよい。
導電性膜16は、金属以外の導電性材料で形成されている。例えば、導電性膜16は、ポリシリコン膜である。導電性膜16は、基板10のおもて面の上方に設けられる。図2の断面図では、複数の導電性膜16が分離して図示されているが、平面視で、互いに接続されていてよい。本例の導電性膜16は、予め定められた基準電位に設定されている。例えば、導電性膜16は、ウェル層12がN型の場合に、チップ上の最低電位に接続される。一方、導電性膜16は、ウェル層12がP型の場合に、チップ上の最高電位に接続されてよい。これにより、導電性膜16は、電気的なシールド層として機能する。導電性膜16は、導電性膜16aおよび導電性膜16bを有する。
素子分離膜18は、圧力センサ100のセンサ領域と他の領域との間を絶縁する。本例の素子分離膜18は、基板10の酸化により形成されたLOCOS(Local Oxidation of Silicon)膜である。素子分離膜18は、ウェル層12上に設けられ、平面視で拡散層14を囲む。
導電性膜16aは、平面視で拡散層14aおよび拡散層14bの間に設けられる。導電性膜16aは、絶縁膜20を挟んでウェル層12上に形成され、平面視で拡散層14に挟まれている。絶縁膜20は、ウェル層12上および拡散層14上に設けられている。拡散層14の少なくとも一部の上には、導電性膜16aが設けられていない。例えば、導電性膜16をマスクとして拡散層14を形成することにより、拡散層14の上方に導電性膜16が設けられていなくてよい。但し、拡散層14の横方向への拡散部分については導電性膜16が形成されていてよい。導電性膜16は、ウェル層12の全面を覆う必要がない。これにより、導電性膜16による膜応力の影響が小さくなる。一例において、導電性膜16aは、拡散層14aと拡散層14bとの間に設けられたウェル層12の上方で配線される。導電性膜16aは、第1導電性膜の一例である。
導電性膜16bは、素子分離膜18上に形成されている。導電性膜16bは、導電性膜16aと同一の材料を含む。一例において、導電性膜16aは、導電性膜16bと同一の工程により成膜される。この場合、導電性膜16aおよび導電性膜16bの厚みが等しくなる。図2の断面図では、導電性膜16aおよび導電性膜16bが分離して図示されている。但し、導電性膜16bは、基板10のおもて面側において、導電性膜16aと接続されてよい。導電性膜16bは、第2導電性膜の一例である。
層間絶縁膜22は、導電性膜16、素子分離膜18および絶縁膜20上に形成される。層間絶縁膜22は、酸化膜等の絶縁材料で形成される。
配線24は、層間絶縁膜22上に形成される。ウェル層12、拡散層14および導電性膜16からの配線を引き出すための開口が、絶縁膜20および層間絶縁膜22に形成されてよい。配線24の材料は、絶縁膜20および層間絶縁膜22に形成された開口に埋め込まれる。例えば、配線24は、拡散層14と電気的に接続される。
パッシベーション膜26は、層間絶縁膜22および配線24の上面に形成される。パッシベーション膜26は、ポリイミド等の表面保護膜で形成される。パッシベーション膜26は、圧力センサ100を外部から保護する。
ここで、図1Aを参照すると、拡散層14は、抵抗部Ra〜Rdを形成する蛇行パターンを有する。抵抗部Ra〜Rdは、拡散層14の蛇行パターンに応じた抵抗値を有する。蛇行パターンは、拡散層14aがウェル層12で分離されることにより形成されている。よって、ウェル層12も蛇行パターンを有してよい。また、導電性膜16は、蛇行パターンのウェル層12上に形成されている。
一例において、圧力センサ100は、ウェル層12上であって、拡散層14を形成しない領域にのみ導電性膜16aを有する。これにより、導電性膜16aは、拡散層14を形成する際のマスクとしても機能する。即ち、拡散層14がセルフアライメントにより形成される。また、導電性膜16aがウェル層12上の全面に形成されないので、導電性膜16aがウェル層12上の全面に形成される場合よりも、導電性膜16aの膜応力の影響が小さい。したがって、圧力センサ100の信頼性が向上する。
後述する通り、圧力センサ100の表面にマイナス電荷が付着した場合、ウェル層12のおもて面に正孔が引き寄せられて反転する場合がある。この場合、ウェル層12のおもて面の反転により拡散層14aおよび拡散層14bが接続され、不良モードが生じる場合がある。本例の導電性膜16aは、マイナス電荷の付着による不良モードが生じる領域のみを選択的に覆うので、導電性膜16aを成膜する領域を最低限に抑えることができる。
また、導電性膜16がポリシリコン膜である場合、シールド膜としてアルミニウム等の金属薄膜を用いる必要がない。アルミニウム等の金属薄膜は、塑性変形やマイグレーションを生じやすく、センサ特性のヒステリシスや経時的な変化を引き起こす場合がある。本例の導電性膜16がポリシリコンの場合、シールド膜としてアルミニウム等の金属薄膜を用いる場合と比較して、塑性変形やマイグレーションが生じにくく、圧力センサ100の高精度化と高信頼性化が実現する。
なお、導電性膜16bがポリシリコン膜である場合、導電性膜16bに接続された配線24に故障検出用の回路を接続してよい。これにより、圧力センサ100に形成された絶縁膜の絶縁性を試験できる。
図3は、圧力センサ100が有するMOSトランジスタの構成の一例を示す。圧力センサ100は、センサ部と同一チップにMOSトランジスタ50を備える。一例において、MOSトランジスタ50は、CMOS回路を構成する。本例のMOSトランジスタ50は、nMOSトランジスタ50aおよびpMOSトランジスタ50bを有する。
nMOSトランジスタ50aは、ゲート51aと、ソース52aと、ドレイン53aとを備える。また、pMOSトランジスタ50bは、ゲート51bと、ソース53bと、ドレイン52bとを備える。pMOSトランジスタ50aは、N型のウェル層12に形成されている。
nMOSトランジスタ50aとpMOSトランジスタ50bとの間には、素子分離膜18が形成されている。本例の素子分離膜18は、ドレイン53aとドレイン52bとの間に設けられている。圧力センサ100に電荷が付着した場合に、ドレイン53aとドレイン52bとの間のウェル層12が反転してnMOSトランジスタ50aとpMOSトランジスタ50bとが接続されるのを防止する。なお、素子分離膜18は、隣接するMOSトランジスタの間であれば、ソース同士の間やドレインとソースの間に設けられてもよい。
絶縁膜20は、MOSトランジスタ50のゲート絶縁膜と同一材料である。また、絶縁膜20は、MOSトランジスタ50のゲート絶縁膜と同一のプロセスで形成されてよい。絶縁膜20の成膜プロセスを、センサ部と同一チップ上に形成されるMOSトランジスタ50のゲート絶縁膜と共通化することにより、圧力センサ100の製造プロセスを簡略化できる。
本例の圧力センサ100は、CMOS製造工程で用いられるセルフアライメント方式を、ピエゾ抵抗素子の形成にも転用して共通化する。例えば、圧力センサ100のセンサ部とMOSトランジスタ50とのプロセスを共通化することにより、製造工程を減らして、圧力センサ100の製造コストを低減できる。更に、本例の圧力センサ100は、MOSトランジスタ50のCMOS製造プロセスを共通化することにより、大幅な設計の変更を必要とせず、センサ部と回路部とを1チップに集積したモノリシック化を実現する。
図4は、圧力センサ100の製造方法の一例を示す。本例の圧力センサ100の製造方法は、一例であり他の方法により製造されてもよい。なお、圧力センサ100は、同一チップにMOSトランジスタ50を備えてよい。この場合、圧力センサ100のセンサ部とMOSトランジスタ50の少なくとも一部の工程を共通化してよい。
圧力センサ100の製造方法では、基板10を用意し、当該基板10のおもて面にN型のウェル層12を形成する。ウェル層12は、基板10のおもて面へドーパントを注入することにより形成される。その後、基板10のおもて面に素子分離膜18を形成し、ウェル層12上に絶縁膜20を形成する。素子分離膜18を形成する段階は、MOSトランジスタ50の素子分離膜18と同一プロセスにより実行されてよい。絶縁膜20を形成する段階は、MOSトランジスタ50のゲート絶縁膜と同一プロセスにより実行されてよい。
導電性膜16aが絶縁膜20の上面に設けられ、導電性膜16bが素子分離膜18の上面に設けられる。導電性膜16を形成する段階は、MOSトランジスタのゲート電極と同一プロセスにより実行されてよい。本例の導電性膜16aは、平面視で素子分離膜18に囲まれるように形成される。本例の導電性膜16は、ポリシリコンである。導電性膜16aおよび導電性膜16bは、互いに接続されていてよい。
次に、ウェル層12内に、拡散層14aと、拡散層14aと対向した拡散層14bとを有する拡散層14を形成する。拡散層14は、イオン照射によって形成されてよい。拡散層14は、導電性膜16、素子分離膜18およびレジスト30が形成されていない領域に設けられる。拡散層14は、導電性膜16をマスクとして形成される。これにより、拡散層14は、導電性膜16が形成されていない領域にセルフアライメントされ、導電性膜16と拡散層14との位置ずれが生じない。拡散層14を形成する段階は、pMOSトランジスタ50bのソース53b又はドレイン52bと同一のプロセスにより実行されてよい。本例の拡散層14は、ボロン等のP型のドーパントを注入することにより形成されたP+層である。
次に、層間絶縁膜22をウェル層12、拡散層14および導電性膜16上に形成する。層間絶縁膜22に開口を形成し、層間絶縁膜22の開口内に配線24を形成する。本例の圧力センサ100は、拡散層14の上方に導電性膜16を有さないので、拡散層14に接続するための開口の形成が容易である。配線24は、層間絶縁膜22の上面に形成されてよい。さらにパッシベーション膜26が形成される。本例のパッシベーション膜26は、ポリイミド等の表面保護膜である。
以上の通り、本例の圧力センサ100の製造方法では、導電性膜16をマスクとしたセルフアライメント方式で拡散層14を形成する。これにより、圧力センサ100のパターンを高精度に形成できる。即ち、圧力センサ100は、導電性膜16の位置ずれを考慮した寸法マージンを考慮する必要がないので、センサの構造を微細化できる。また、圧力センサ100のセンサ部の工程の少なくとも一部をMOSトランジスタ50の工程と共通化することにより製造プロセスが簡略化される。本例の圧力センサ100は、製造コストが安価で、且つ、信頼性が高い。
図5は、比較例に係る圧力センサ500の製造方法を示す。本例の圧力センサ500は、拡散層514aと拡散層514bとの間に素子分離膜518を有する。
圧力センサ500の製造方法では、基板510を用意し、当該基板510のおもて面にN型のウェル層512を形成する。ウェル層512は、基板510のおもて面へドーパントを注入することにより形成される。その後、基板510のおもて面に素子分離膜518を形成し、ウェル層512上に酸化膜520を形成する。
次に、ウェル層512内に、拡散層514を形成する。拡散層514は、素子分離膜518およびレジスト530をマスクとして形成される。層間絶縁膜522を形成し、シールド膜516がウェル層512の上方の全面に設けられる。シールド膜516は、素子分離膜518に対して位置合わせを行う事が望ましいが、シールド膜516と素子分離膜518との位置ずれを無くすことは困難である。したがって、圧力センサ500では、位置ずれが生じることを考慮してシールド膜516のパターンを設計する必要がある。シールド膜516は、ウェル層512の全面に形成されるものの、配線524をウェル層512やシールド膜516にもコンタクトさせる必要があるので、シールド膜516の一部が除去される。そして、配線524およびパッシベーション膜526が形成される。
ここで、シールド膜516がウェル層512の全面を覆う場合、圧力センサ500の製造コストが増加する場合がある。また、シールド膜516がウェル層512の全面を覆う場合であっても、実際は、ピエゾ抵抗やウェル層512への配線コンタクト部をシールド膜516で覆うことができない。そのため、ピエゾ抵抗とシールド膜516とに位置ズレが生じることは避けられず、位置合わせ精度分を考慮してシールド膜516のサイズを大きくする必要がある。さらに、シールド膜516がウェル層512の全面を覆う場合、膜応力の影響が大きくなる。
図6は、比較例に係る圧力センサ500の構造の一例を示す。本例では、圧力センサ500の表面に付着した電荷540が圧力センサ500に与える影響について説明する。
電荷540は、負側に帯電したガソリンである。圧力センサ500がガソリンの圧力を測定する場合、圧力センサ500の表面にガソリンが付着する。よって、電荷540がパッシベーション膜526の上面に付着する場合がある。この場合、素子分離膜518の下面のウェル層512は、マイナス電界の影響を受けて反転現象を引き起こす。ウェル層512の反転が生じると、元々分離されていた拡散層514間が反転層により接続される。したがって、分離されていた拡散層514間でリーク電流が生じ、センサ信号の大幅変動や誤作動を引き起こす場合がある。図中の領域Rは、マイナス電界の影響を受けて反転した領域を示す。
一方、圧力センサ100は、帯電により影響が生じる可能性の高い領域を選択的に導電性膜16で覆うので、帯電に対する耐量を向上させることができる。また、圧力センサ100は、導電性膜16を選択的に設けるので、導電性膜16を全面に設ける場合よりも導電性膜16による膜応力を低減できる。なお、パッシベーション膜26の上面にプラスに帯電した電荷が付着した場合、拡散層14が反転する方向の電界が加わるものの、拡散層14の濃度を高濃度にすることにより反転を防止できるので、実質的に問題となりにくい。
このように、圧力センサ100は、使用環境が過酷な車載用途として用いられ、帯電したガソリンが付着する場合があるものの、意図しない電流経路の形成を抑制する。これにより、圧力センサ100は、吸気系統の圧力や燃料タンクの圧力の計測に用いられた場合であっても誤動作しにくくなる。
図7は、圧力センサ500が有するMOSトランジスタの構造の一例を示す。図7は、圧力センサ500の表面に電荷540が付着する前後の様子を示している。本例の圧力センサ500は、隣接して設けられたnMOSトランジスタ550aとpMOSトランジスタ550bとを備える。
nMOSトランジスタ550aは、ゲート551aと、ソース552aと、ドレイン553aとを有する。また、pMOSトランジスタ550bは、ゲート551bと、ソース553bと、ドレイン552bとを有する。
nMOSトランジスタ550aとpMOSトランジスタ50bとの間には、素子分離膜518が形成されている。層間絶縁膜522の上面に電荷540が付着すると、素子分離膜518のウェル層512側が反転する場合がある。これにより、ドレイン553aとドレイン552bとが接続され、nMOSトランジスタ550aおよびpMOSトランジスタ550bが誤動作することがある。図中の領域Rは、マイナス電界の影響を受けて反転した領域を示す。
一方、圧力センサ100は、図2で示した通り、nMOSトランジスタ50aとpMOSトランジスタ50bとの間に基準電位に接続された導電性膜16を有する。これにより、導電性膜16のウェル層12の下方に反転層が形成されにくくなる。よって、圧力センサ100は、過酷な環境下であっても誤動作しにくく、高精度に圧力を検出できる。したがって、圧力センサ100は、自動車用、医療用又は産業用などの各種装置に用いられてよい。
図8は、圧力センサ500が有する抵抗部の構造の一例を示す。図8は、圧力センサ500の表面に電荷540が付着する前後の様子を示している。本例の圧力センサ500は、蛇行パターンの拡散層514からなる抵抗部を有する。圧力センサ500の表面に電荷540が付着した場合、素子分離膜518のウェル層512側に反転層が形成される。反転層が形成されると、拡散層514が1つの大きな拡散領域として機能し、拡散層514の蛇行パターンが実質的に蛇行パターンでなくなる場合がある。これにより、圧力センサ500にリーク電流が生じ、センサ信号が大幅に変動し、消費電流が増大する。図中の領域Rは、マイナス電界の影響を受けて反転した領域を示す。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・基板、12・・・ウェル層、14・・・拡散層、16・・・導電性膜、18・・・素子分離膜、20・・・絶縁膜、22・・・層間絶縁膜、24・・・配線、26・・・パッシベーション膜、30・・・レジスト、50・・・MOSトランジスタ、51・・・ゲート、52a・・・ソース、52b・・・ドレイン、53a・・・ドレイン、53b・・・ソース、100・・・圧力センサ、500・・・圧力センサ、510・・・基板、512・・・ウェル層、514・・・拡散層、516・・・シールド膜、518・・・素子分離膜、520・・・酸化膜、522・・・層間絶縁膜、524・・・配線、526・・・パッシベーション膜、540・・・電荷、550・・・MOSトランジスタ、551・・・ゲート、552a・・・ソース、552b・・・ドレイン、553a・・・ドレイン、553b・・・ソース

Claims (14)

  1. 基板に設けられた第1導電型のウェル層と、
    前記ウェル層内に設けられた第2導電型の拡散層であって、第1拡散部分と、前記第1拡散部分と対向した第2拡散部分とを有する拡散層と、
    平面視で前記第1拡散部分および前記第2拡散部分の間に設けられ、金属以外の導電性材料を含む第1導電性膜と
    を備え、
    前記拡散層の少なくとも一部の上方には前記第1導電性膜が設けられていない
    圧力センサ。
  2. 前記第1拡散部分および前記第2拡散部分は、互いに接続されている
    請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記第1導電性膜は、前記第1拡散部分と前記第2拡散部分との間に設けられた前記ウェル層の上方で配線されている
    請求項1又は2に記載の圧力センサ。
  4. 前記ウェル層上に設けられ、平面視で前記第1導電性膜を囲む素子分離膜と、
    前記素子分離膜上に設けられ、前記第1導電性膜と同一の材料を含む第2導電性膜と
    を更に備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  5. 前記第1導電性膜は、ポリシリコン膜である
    請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  6. 前記圧力センサは、同一チップにMOSトランジスタを備え、
    前記第1導電性膜は、前記MOSトランジスタのゲート電極と同一材料である
    請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  7. 前記ウェル層上および前記拡散層上に設けられた絶縁膜を更に備え、
    前記絶縁膜は、前記MOSトランジスタのゲート絶縁膜と同一材料である
    請求項6に記載の圧力センサ。
  8. 前記第1導電性膜は、前記拡散層の上方に設けられていない
    請求項1から7のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  9. 前記第1拡散部分および前記第2拡散部分が前記ウェル層により分離されて形成された蛇行パターンの抵抗部を備え、
    前記抵抗部は、当該圧力センサのホイートストンブリッジの一部をなし、
    前記第1導電性膜は、前記蛇行パターンの前記ウェル層上に形成されている
    請求項1から8のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  10. 基板に第1導電型のウェル層を形成する段階と、
    前記ウェル層内に、第1拡散部分と、前記第1拡散部分と対向した第2拡散部分とを有する第2導電型の拡散層を形成する段階と、
    平面視で前記第1拡散部分および前記第2拡散部分に挟まれ、金属以外の導電性材料を有する第1導電性膜を形成する段階と
    を備え、
    前記拡散層の少なくとも一部の上方には前記第1導電性膜が設けられていない
    圧力センサの製造方法。
  11. 前記拡散層を形成する段階は、前記第1導電性膜をマスクとしてイオン注入を行う段階を含む
    請求項10に記載の製造方法。
  12. 前記圧力センサと同一チップにMOSトランジスタを形成する段階を更に備え、
    前記第1導電性膜を形成する段階は、前記MOSトランジスタのゲート電極と同一プロセスにより実行される
    請求項10又は11に記載の製造方法。
  13. 前記ウェル層上に絶縁膜を形成する段階を更に備え、
    前記絶縁膜を形成する段階は、前記MOSトランジスタのゲート絶縁膜と同一プロセスにより実行される
    請求項12に記載の製造方法。
  14. 前記拡散層を形成する段階は、前記MOSトランジスタのソース又はドレインと同一のプロセスにより実行される
    請求項12又は13に記載の製造方法。
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