JP2019002577A - 空気調和機、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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浩彰 八代
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Abstract

【課題】汎用性があり、利便性が良好な空気調和機を実現する。【解決手段】空気調和機は、運転したときの空調設定とイベントまたは出席者とを関連づけた空調設定履歴情報を作成する履歴情報作成部(21b)と、空調領域でのイベントと同じ、空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または出席者と同じ、過去イベントの出席者と関連づけた空調設定により空気調和機の空調設定を行う空調運転制御部(21d)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば冷房や暖房等の空調運転を行う空気調和機、プログラムおよび記録媒体に関する。
従来、空気調和機の利便性を高めるために、音声認識を利用して空気調和機に対する制御情報を作成する技術が多数提案されている。
特許文献1に記載の構成では、空気調和空間に存在する個人を識別し、予め設定されている複数の個人用空気調和条件の中から該当する個人の個人用空気調和条件を選択し、選択した個人用空気調和条件に基づいて空気調和の動作を行わせるようにしている。この場合、空気調和空間に存在する個人の識別は、個人の音声を音声メモリに記憶している音声と比較することにより行っている。
特許文献2に記載の構成では、空気調和機に対してのユーザの音声発話による運転指示をスマートフォンにて認識し、空気調和機に対する運転制御情報として取得している。取得した運転制御情報は、時刻情報やカレンダー情報等の環境情報にて決定される補正パラメータにより、必要に応じて修正する。具体的には、取得した運転制御情報をスマートフォンの画面に表示し、補正パラメータにより修正するかどうかをユーザが決定する。その後、この手順を経て得られた運転制御情報をスマートフォンから空気調和機に送信し、空気調和機では、受信した運転制御情報に基づいて動作を制御する。
特許文献3に記載の構成では、例えば空気調和機が備えるマイクにて音声を取得して、予め登録されているユーザの音声を認識し、ユーザの音声の変化量に基づいてユーザの活動量の大小を判断し、ユーザの活動量の大小に基づいて空気調和機の運転制御を行うようにしている。
特開平9−145123号公報 特開2015−108464号公報 特許第5020222号公報
上記従来のように、空気調和機の運転状態の設定を自動的に行う構成では、例えば会社の応接室や自宅の居間など、空気調和機の設定がそれら部屋を使用するユーザの好みに応じて自動的に行われることが好ましい。また、会社の応接室や自宅の居間は訪問客が在室する場合が多く、それら部屋を使用するユーザは、特定の取引先の特定の担当者、あるいは家族やその友人などの限られた範囲の人々ではなく、特定の取引先の新たな担当者、あるいは家族やその友人および友人の友人などの広い範囲の人々である。
これに対し、特許文献1および3に記載の構成では、空気調和機の制御情報を作成する場合に、制御情報の作成の対象となるユーザを予め登録しておく必要がある。このため、予め登録されたユーザにしか対応することができない。また、追加の登録が可能であったとしてもその登録作業が非常に面倒である。このため、特許文献1および3に記載の構成は、汎用性の低い構成となっている。
また、特許文献2に記載の構成では、空気調和機に対してのユーザの音声発話による運転指示に基づいて運転制御情報として取得しているので、予めユーザが発話するキーワードとそのキーワードに対応する運転制御情報との関係を予め登録しておく必要がある。このため、予め登録されたキーワードにしか対応することができず、同様に汎用性の低い構成となっている。
また、従来の空気調和機は、一般に、前回運転時の設定内容を記憶しており、今回起動した場合に前回運転時の設定(例えば温度設定や風量設定)にて運転するようになっている。このため、例えば会社の応接室や自宅の居間の空気調和機では、それら部屋の使用者の好みに応じで、その都度設定をし直さなければならない。このため、利便性が悪いという問題点を有している。
したがって、本発明の一態様は、汎用性があり、利便性が良好な空気調和機、プログラムおよび記録媒体を実現することを目的としている。
本発明の一態様の空気調和機は、空気調和機を運転したときの空調設定とそのときの空調領域でのイベントまたは前記イベントの出席者とを関連づけた空調設定履歴情報を作成する履歴情報作成部と、空気調和機を運転するときに、前記空調領域でのイベントと同じ、前記空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または前記空調領域でのイベントの出席者と同じ、前記過去イベントの出席者と関連づけられた空調設定に基づいて、空気調和機を運転するときの空調設定を行う空調運転制御部とを備えている。
本発明の一態様によれば、汎用性があり、利便性が良好な空気調和機を実現することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の空気調和システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した情報端末装置が保持する応接室使用スケジュール情報を示す説明図である。 図1に示した空調機制御部が作成する応接室の空調設定履歴情報を示す説明図である。 図1に示した空調機制御部が作成する応接室の空調設定予定情報を示す説明図である。 図1に示した空調機制御部による自動運転モードでの空調ユニットの制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。 図1に示した空調機制御部による応接室の空調設定予定情報の作成動作を示すフローチャートである。 図1に示した空調機制御部の空調運転制御部によるユーザ選択モードでの応接室の空調ユニットの制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態の空気調和システムの構成を示すブロック図である。 図8に示した情報端末装置が保持するイベントスケジュール情報を示す説明図である。 図8に示した空調機制御部が作成する自宅の居間の空調設定履歴情報を示す説明図である。 図8に示した空調機制御部が作成する自宅の居間の空調設定予定情報を示す説明図である。 図8に示した空調機制御部による自動運転モードでの自宅の居間の空調ユニットの制御動作、および自宅の居間の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。 図8に示した空調機制御部による自宅の居間の空調設定予定情報の作成動作を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施形態の空気調和システムの構成を示すブロック図である。 図14に示した空調機制御部が作成する応接室の空調設定履歴情報を示す説明図である。 図14に示した空調機制御部による自動運転モードでの応接室の空調ユニットの制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。 図14に示した空調機制御部によるユーザ選択モードでの応接室の空調ユニット24の制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。 図14に示した空調機制御部が作成する応接室の空調設定履歴情報を示す説明図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。本実施形態では、空調設定の対象となる空気調和機が会社の応接室に備えられている空気調和機である場合、かつ空気調和機が自動運転モードで動作する場合を例に説明する。
図1は本実施形態の空気調和システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1に示した情報端末装置12が保持する応接室使用スケジュール情報を示す説明図である。図3は、図1に示した空調機制御部21が作成する応接室(空調領域)の空調設定履歴情報を示す説明図である。図4は、図1に示した空調機制御部21が作成する応接室の空調設定予定情報を示す説明図である。
図1に示すように、空気調和システムは、空気調和機11、情報端末装置12、サーバ13およびリモートコントローラ(以下、単にモコンと称する)14を備えている。
(空気調和機11の構成)
図1に示すように、空気調和機11は、空調機制御部21、通信部22、空調記憶部23および空調ユニット24を備えている。
通信部22は、例えばインターネット回線(通信回線)によりサーバ13を介して情報端末装置12と通信する。
空調機制御部21は、マイクロコンピュータからなり、スケジュール情報取得部21a、履歴情報作成部21b、予定情報作成部21cおよび空調運転制御部21dを備えている。
スケジュール情報取得部21aは、通信部22により情報端末装置12と通信して、情報端末装置12が保持する応接室使用スケジュール情報(図2参照)を取得し、空調記憶部23に記憶させる。
履歴情報作成部21bは、空気調和機11を運転したときの空調設定とそのときに存在した人(来訪者)とを関連づけた応接室の空調設定履歴情報(図3参照)を作成し、空調記憶部23に記憶させる。
予定情報作成部21cは、応接室使用スケジュール情報と応接室の空調設定履歴情報とを参照して、応接室の空調設定予定情報(図4参照)を作成し、空調記憶部23に記憶させる。
空調運転制御部21dは、予定情報作成部21cが作成した応接室の空調設定予定情報に従って、空調ユニット24の動作を制御する。これにより、空気調和機11は、応接室に対する空調動作を行う。
なお、応接室の空調設定予定情報の空調設定に基づいて、空調機制御部21が空調ユニット24の運転制御を行っている状態において、ユーザが操作するリモコン14から空調設定の変更が指示された場合、空調機制御部21は、リモコン14から空調設定の変更指示を優先して、空調設定を変更するようにしてもよい。この点は、以下の他の実施形態(実施形態2〜4)においても同様である。
空調記憶部23は、不揮発性のメモリからなり、空調設定履歴情報、応接室使用スケジュール情報および空調設定予定情報に加えて、その他の各種情報を記憶する。
空調ユニット24は、冷房、暖房、送風、除湿、脱臭および換気等の各機能を有し、空調機制御部21の運転制御により、適宜それら動作を行う。
(情報端末装置12の構成)
情報端末装置12は、例えばパーソナルコンピュータ、あるいはスマートフォン等からなり、端末制御部31、通信部32、表示部33、入力部34、スケジュール作成部35および端末記憶部36を備えている。
通信部32は、例えばインターネット回線(通信回線)によりサーバ13を介して空気調和機11と通信する。
表示部33は、端末制御部31に制御され、各種情報を表示する。入力部34は、ユーザ操作による各種入力を受け付ける。
スケジュール作成部35は、スケジュール作成用のアプリケーションソフトウエアを使用し、ユーザによる入力部34からの入力に応じて、応接室使用スケジュールを作成する。
端末制御部31は、スケジュール作成部35が作成した応接室使用スケジュールを応接室使用スケジュール情報として端末記憶部36に記憶させる。また、端末制御部31は、空気調和機11からの要求に応じて、端末記憶部36が記憶している応接室使用スケジュール情報を通信部32により空気調和機11へ送信する。端末記憶部36は、応接室使用スケジュール情報に加えて、その他の各種情報を記憶する。
(応接室使用スケジュール情報、空調設定履歴情報、空調設定予定情報)
図2に示す応接室使用スケジュール情報、図3に示す応接室の空調設定履歴情報、および図4に示す応接室の空調設定予定情報は、簡略化のため、来訪予定者をA社のみ限定し、かつ来訪の時期を夏の一定期間に限定して示している。
(空調設定予定情報に基づく空気調和機の運転、および空調設定履歴情報の作成動作)
上記の構成において、空調機制御部21による空気調和機11の自動運転モードでの運転制御動作について以下に説明する。図5は、空調機制御部21による自動運転モードでの空調ユニット24の制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。
空気調和機11は、運転モードとして自動運転モードまたはユーザ選択モードによる運転が可能であり、この運転モードの切り替えは、ユーザが操作する例えばリモコン14からの指示によって行うことができる。この点は以下の他の実施形態の空気調和機においても同様である。
空調機制御部21が空気調和機11の運転を制御する場合、図5に示すように、空調機制御部21の空調運転制御部21dは、空調記憶部23が記憶している応接室の空調設定予定情報を参照する(S11)
空調運転制御部21dは、応接室の空調設定予定情報に設定されている、応接室の使用時間の開始時刻になると(S12)、応接室の空調設定予定情報の空調設定に基づく空調ユニット24の運転を開始する(S13)。これにより、空気調和機11は、応接室に対して空調設定予定情報に基づく空調動作を行う。
その後、リモコン14からの空調設定の変更指示が無く(S14)、応接室の使用時間の終了時刻になると(S15)、空調機制御部21は、空調ユニット24に対する運転制御を終了し(S16)、今回行った空調設定に基づき、空調記憶部23が記憶している応接室の空調設定履歴情報を更新する(S17)。
一方、S14において、リモコン14からの空調設定の変更指示があれば、リモコン14からの空調設定に従って、空調ユニット24の運転制御を行い(S18)、S15の動作へ進む。
なお、空気調和機11の運転開始および運転終了は、応接室の使用時間に基づく空調機制御部21による制御によらず、リモコン14からの指示により行うようにしてもよい。
上記のように、応接室の空調設定履歴情報は、応接室の空調設定予定情報に基づいて空気調和機11の運転が行われるごとに更新され、履歴情報が蓄積されていく。
(空調設定予定情報の作成動作)
図6は、空調機制御部21による応接室の空調設定予定情報の作成動作を示すフローチャートである。
空調機制御部21の予定情報作成部21cが応接室の空調設定予定情報を作成する場合、図6に示すように、空調機制御部21のスケジュール情報取得部21aは、情報端末装置12と通信し、情報端末装置12から応接室使用スケジュール情報を取得する(S31)。取得した応接室使用スケジュール情報は、空調記憶部23に記憶させる。
次に、空調機制御部21の予定情報作成部21cは、空調記憶部23が記憶している応接室使用スケジュール情報および応接室の空調設定履歴情報を参照して、応接室の空調設定予定情報を作成する(S32)。作成した空調設定予定情報は空調記憶部23に記憶させる。
ここで、空調機制御部21による空調設定予定情報の具体的な作成動作を以下に示す。
(1)2017/08/09のa氏来訪の際の応接室の空調設定
応接室の空調設定履歴情報
・2017/07/05のa氏来訪時の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、a氏がそのような設定を好んだため)
・2017/07/19のa氏来訪時の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、上記に同じ)
そこで、応接室の空調設定予定情報では、2017/08/09のA社のa氏が来訪する時間帯(使用時間10:30-11:30)の空気調和機11の空調設定を「冷房:温度低め、風量:強め」とする。
(2)2017/08/16のb氏来訪の際の応接室の空調設定
応接室の空調設定履歴情報
・2017/07/12のb氏来訪時の空調設定履歴:「冷房:温度高め、風量:弱め」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、b氏がそのような設定を好んだため)
・2017/07/26のb氏来訪時の空調設定履歴:「冷房:温度高め、風量:弱め」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、上記に同じ)
そこで、応接室の空調設定予定情報では、2017/08/16のA社のb氏が来訪する時間帯(使用時間10:00-11:00)の空気調和機11の空調設定を「冷房:温度高め、風量:弱め」とする。
(3)2017/08/23のa氏およびb氏来訪の際の応接室の空調設定
応接室の空調設定履歴情報
・a氏来訪時の上記空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め」
・b氏来訪時の上記空調設定履歴:「冷房:温度高め、風量:弱め」
そこで、応接室の空調設定予定情報では、2017/08/23のA社のa氏およびb氏が来訪する時間帯(使用時間9:30-10:30)の空気調和機11の空調設定は、a氏およびb氏の空調設定履歴の中間値を採用し、「冷房:温度標準、風量:標準」とする。
なお、温度設定の標準温度(例えば冷房:温度標準)は、例えば、季節ごと、あるいは月ごとの標準温度として空気調和機11に設定されている標準温度である。また、温度設定の高め、低め(例えば、冷房:温度高め、冷房:温度低め)は、上記標準温度に対する高めの温度、低めの温度であり、それぞれ上記標準温度に対し、例えば、+1℃〜+2℃、−1℃〜−2℃といった温度である。この点は、以下に示す他の実施形態においても同様である。
なお、本実施形態において、履歴情報作成部21bは、応接室(空調領域)を使用した来訪者(イベントの出席者)とそのときの空調設定とを関連付けた空調設定履歴情報を作成する構成とした。しかしながら、履歴情報作成部21bは、応接室(空調領域)で行われたイベント(本実施形態では打合せ(あるいはA社との打合せ))とそのときの空調設定とを関連付けた空調設定履歴情報を作成する構成であってもよい。
この場合、予定情報作成部21cは、スケジュール情報に含まれる予定イベント(打合せ(あるいはA社との打合せ))と同じ、空調設定履歴情報に含まれる過去イベント(打合せ(あるいはA社との打合せ))と関連づけられた空調設定に基づいて、上記予定イベントでの空調設定予定情報を作成する。空調運転制御部21dは、空調設定予定情報の予定イベントの空調設定を上記予定イベントにて空気調和機11を運転するときの空調設定とする。この点は、以下の他の実施形態においても同様である。
(空気調和機11の利点)
上記のように、空気調和機11では、応接室使用スケジュール情報から、応接室で行われる予定のイベントまたは応接室の使用予定者(例えば応接室を使用する予定の来訪者)を特定し、応接室の空調設定履歴情報に記されている、上記イベントが過去に行われたとき、あるいは上記使用予定者が過去に応接室を使用したときの空調設定履歴に基づいて、応接室の空調設定予定情報の空調設定(上記イベントが行われる際、あるいは上記使用予定者が応接室を使用する際の空調設定)を自動的に行うようにしている。また、応接室の空調設定履歴情報は、何等かのイベントが応接室にて行われた場合、あるいは誰かが応接室を使用した場合に、そのイベントまたは使用者と空調設定との関係を示す履歴情報として蓄積されていく。
したがって、空気調和機11は、空気調和機11の使用者や空調設定を自動的に行う場合のキーワードを予め登録しておく必要がなく、幅広いイベントや使用者についての自動的な空調設定に対応可能である。これにより、空気調和機11は、高い汎用性および高い利便性を備えることができる。
(空気調和システムおよび空気調和機11のその他の構成)
図3に示した応接室の空調設定履歴情報の空調設定履歴および図4に示した応接室の空調設定予定情報の空調設定では、冷房の温度設定および風量設定のみについて示したが、設定対象として、その他、例えば暖房、除湿、脱臭あるいは換気の各運転を含んでいてもよい。
また、応接室の空調設定予定情報の空調設定では、複数の個人(例えばa氏およびb氏)の来訪者がある場合、それら複数の個人の空調設定の履歴から、中間値の空調設定を行うようにしたが、いずれかの個人の履歴を優先して空調設定を行うようにしてもよい。この場合、優先する個人は、例えば空調の設定に敏感な女性や高齢者、幼児などである。
また、空気調和機11と情報端末装置12の通信は、サーバ13を介して行う構成に限定されず、例えばペアリングを行うことにより、空気調和機11と情報端末装置12とが何らかのアクセスポイントを介して行う構成、あるいは空気調和機11と情報端末装置12とが直接通信を行う構成であってもよい。
また、空調機制御部21による空気調和機11に対しての空調設定による運転制御を変更する場合、リモコン14から変更指示を行う例について示したが、この変更指示は、情報端末装置12から行う構成であってもよい。
また、上記の実施形態では、空調設定予定情報の空調設定に基づいて空調ユニット24の運転制御を行う場合に(S13)、リモコン14からの空調設定の変更指示があれば(S14)、リモコン14からの空調設定に従って空調ユニット24の運転制御を行うようにした(S18)。しかしながら、これに代えて、次のような動作を行ってもよい。すなわち、空調設定予定情報の空調設定に基づいて空調ユニット24の運転制御を行う場合に(S13)、リモコン14からの空調設定の変更指示があれば(S14)、空調設定予定情報の空調設定に基づいて空調ユニット24の運転制御を行う予定である旨の情報(あるいは行っている旨の情報)を情報端末装置12に送信する。情報端末装置12では、空調設定予定情報の空調設定に基づいて空調ユニット24の運転制御を行う予定であること(あるいは行っていること)を示すメッセージ、およびリモコン14からの指示に従って空調設定を変更してもよいかどうかをユーザに問うメッセージを表示部33に表示する。その後、この問いに対する情報端末装置12の回答に従って、空気調和機11の空調運転制御部21dは、空調設定予定情報の空調設定に基づいて空調ユニット24の運転制御を行う。あるいは、リモコン14からの指示に従って空調設定を変更する。
なお、空気調和機11から情報端末装置12に対する上記の問い合わせ、およびその問い合わせに対する情報端末装置12から空気調和機11への回答は、情報端末装置12に代えてリモコン14が対応するようにしてもよい。この場合、リモコン14は、例えば図14に示すように、空気調和機11との通信機能、および情報の表示機能を備えた構成となる。
以上に説明した構成は、以下に示す他の実施形態の構成においても同様に適用可能である。
〔実施形態2〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態では、空調設定の対象となる空気調和機が会社の応接室に備えられている空気調和機である場合、かつ空気調和機がユーザ選択モードで動作する場合を例に説明する。
(空気調和機11の運転制御)
空調機制御部21による空気調和機11のユーザ選択モードでの運転制御動作について以下に説明する。図7は、空調機制御部61の空調運転制御部21dによるユーザ選択モードでの応接室の空調ユニット24の制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。
図7に示すS11〜S18の動作は、図5に示したS11〜S18と同じであるので、説明を省略する。
空気調和機11の空調運転制御部21dは、S12の判定において、応接室の空調設定予定情報に設定されている、応接室の使用時間の開始時刻になると(S12)、空調設定予定情報の空調設定による空気調和機11の運転の可否を問い合わせる(S21)。
この場合、空気調和機11の空調運転制御部21dcは、情報端末装置12に対して空調設定予定情報の空調設定を送信し、空調設定による空気調和機11の運転の可否を問い合わせる。これに応じて情報端末装置12では、端末制御部31は、空気調和機11から受信した空調設定、およびその空調設定による空気調和機11の運転の可否を問うメッセージを表示部33に表示させる。その後、ユーザの入力部34の操作により、上記空調設定による空気調和機11の運転を「可」または「否」とする入力が行われると、情報端末装置12は、その情報を空気調和機11へ送信する。
空気調和機11の空調運転制御部21dは、情報端末装置12から、空調設定予定情報の空調設定による空気調和機11の運転を「可」とする返信を受信すると(S22)、S13へ進み、空調設定予定情報の空調設定による空気調和機11の運転を開始する。
一方、空気調和機11の空調運転制御部21dは、情報端末装置12から、空調設定予定情報の空調設定による空気調和機11の運転を「否」とする返信を受信すると(S22)、S18へ進み、リモコン14からの空調設定に従って空気調和機11の運転を開始する。
(空気調和機11の利点)
本実施形態の空気調和機11では、応接室使用スケジュール情報から、応接室で行われる予定のイベントまたは応接室の使用予定者(例えば応接室を使用する予定の来訪者)を特定し、応接室の空調設定履歴情報に記されている、上記イベントが過去に行われたとき、あるいは上記使用予定者が過去に応接室を使用したときの空調設定履歴に基づいて、応接室の空調設定予定情報の空調設定(上記イベントが行われる際、あるいは上記使用予定者が応接室を使用する際の空調設定)を自動的に行うようにしている。また、応接室の空調設定履歴情報は、何等かのイベントが応接室にて行われた場合、あるいは誰かが応接室を使用した場合に、そのイベントまたは使用者と空調設定との関係を示す空調設定履歴として蓄積されていく。
したがって、空気調和機11は、空気調和機11の使用者や空調設定を自動的に行う場合のキーワードを予め登録しておく必要がなく、幅広い使用者についての自動的な空調設定に対応可能である。
また、空気調和機11を運転するときに、空調設定予定情報の空調設定による空気調和機11の運転の可否をユーザが選択することができる。これにより、空気調和機11は、高い汎用性およびさらに高い利便性を備えることができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態では、空調設定の対象となる空気調和機が自宅の居間に備えられている空気調和機である場合を例に説明する。
図8は本実施形態の空気調和システムの構成を示すブロック図である。図9は、図8に示した情報端末装置12が保持するイベントスケジュール情報を示す説明図である。図10は、図8に示した空調機制御部21が作成する自宅の居間(空調領域)の空調設定履歴情報を示す説明図である。図11は、空調機制御部21が作成する自宅の居間の空調設定予定情報を示す説明図である。
図8に示すように、本実施形態の空気調和システムは、空気調和機11、情報端末装置12、サーバ13およびリモートコントローラ(以下、単にモコンと称する)14を備えている。
(空気調和機11の構成)
図8に示すように、空気調和機11は、空調機制御部21、通信部22、空調記憶部23および空調ユニット24を備えている。
本実施形態において、空調機制御部21のスケジュール情報取得部21aは、情報端末装置12が保持する居間のイベントスケジュール情報(図9参照)を取得し、空調記憶部23に記憶させる。
履歴情報作成部21bは、居間が使用されたときの実際の空調設定に基づいて、空気調和機11を運転したときの空調設定と居間(空調領域)にて行われたイベントまたはそのイベントの出席者(そのときに存在した人)とを関連づけた居間の空調設定履歴情報(図10参照)を作成し、空調記憶部23に記憶させる。
予定情報作成部21cは、イベントスケジュール情報と居間の空調設定履歴情報とを参照して、居間の空調設定予定情報(図11参照)を作成し、空調記憶部23に記憶させる。
空調運転制御部21dは、予定情報作成部21cが作成した居間の空調設定予定情報に従って、空調ユニット24の動作を制御する。これにより、空気調和機11は、居間に対する空調動作を行う。
(情報端末装置12の構成) 本実施形態において、情報端末装置12のスケジュール作成部35は、スケジュール作成用のアプリケーションソフトウエアを使用し、ユーザによる入力部34からの入力に応じて、自宅の居間でのイベントスケジュールを作成する。
端末制御部31は、スケジュール作成部35が作成したイベントスケジュールをイベントスケジュール情報として端末記憶部36に記憶させる。また、端末制御部31は、空気調和機11からの要求に応じて、端末記憶部36が記憶しているイベントスケジュール情報を通信部32により空気調和機11へ送信する。情報端末装置12のその他の構成は、図1に示した情報端末装置12と同様である。
(イベントスケジュール情報、空調設定履歴情報、空調設定予定情報)
図9に示すイベントスケジュール情報、図10に示す居間の空調設定履歴情報、および図11に示す居間の空調設定予定情報は、簡略化のため、イベントの時期を夏の一定期間に限定して示している。
(空調設定予定情報に基づく空気調和機の運転、および空調設定履歴情報の作成動作)
上記の構成において、本実施形態の空気調和機11の自動運転モードでの運転制御動作について以下に説明する。図12は、空調機制御部21による自動運転モードでの空調ユニット24の制御動作、および居間の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。
図12に示すS41〜S48の動作は、図5に示した動作の「応接室」が「居間」に変わったこと以外、図5に示したS11〜S18と同じである。したがって、図12の説明は省略する。
(空調設定予定情報の作成動作)
図13は、空調機制御部21による居間の空調設定予定情報の作成動作を示すフローチャートである。
図13に示すS61〜S62の動作は、図6に示した動作の「応接室使用スケジュール情報」が「イベントスケジュール情報」に変わったこと以外、図6に示したS31〜S32と同じである。したがって、図13の説明は省略する。
次に、空調機制御部21による空調設定予定情報の具体的な作成動作を以下に示す。
(1)2017/08/06の長男の誕生会(長男の友達)の際の居間の空調設定
居間の空調設定履歴情報
・2016/08/06の長男の誕生会(長男の友達)の際の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め」(このような冷房、風量の空調設定となったのは、参加者である子供は動きが多く、暑がり易いため)
そこで、居間の空調設定予定情報では、2017/08/06の長男の誕生会(長男の友達)の時間帯(使用時間14:00-16:00)の空調設定を「冷房:温度低め、風量:強め」とする。
(2)2017/08/17のお茶会(S嬢)の際の居間の空調設定
居間の空調設定履歴情報
・2017/08/03のお茶会(S嬢,Y嬢)の際の空調設定履歴:「冷房:温度高め、風量:弱め」(このような冷房、風量の空調設定となったのは、参加者であるS嬢,Y嬢がそのような設定を好んだため)
そこで、居間の空調設定予定情報では、2017/08/17のお茶会(S嬢)の際の時間帯(使用時間15:00-16:00)の空調設定を「冷房:温度高め、風量:弱め」とする。
(3)2017/08/19の主人の飲み会の際の居間の空調設定
居間の空調設定履歴情報
・2017/07/22の主人の飲み会(主人の友達(H氏など))の際の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め、脱臭」(このような冷房、風量の空調設定となったのは、参加者である男性の多くがそのような設定を好んだため/脱臭を設定したのは、参加者であるH氏に喫煙習慣があり、また部屋にお酒の臭いが漂うため)
そこで、居間の空調設定予定情報では、2017/08/19の主人の飲み会(主人の友達(H氏など))の際の時間帯(使用時間16:00-19:00)の空調設定を「冷房:温度低め、風量:強め、脱臭」とする。
(4)2017/08/24の女子会(Y嬢など)の際の居間の空調設定
居間の空調設定履歴情報
・2017/07/20の女子会(私の女友達(Y嬢など))の際の空調設定履歴:「冷房:温度標準、風量:標準」(このような冷房、風量の空調設定となったのは、参加者であるY嬢は「冷房:温度高め、風量:弱め」を好むものの、参加者が多く、室温が上がり易いため)
そこで、居間の空調設定予定情報では、2017/08/24の女子会(Y嬢など)の際の時間帯(使用時間15:00-17:00)の空調設定を「冷房:温度標準、風量:標準」とする。
(5)2017/09/02のK家(K家夫妻)との食事会の際の居間の空調設定
居間の空調設定履歴情報
・2017/07/01のK家との食事会(K家夫妻)の際の空調設定履歴:「冷房:温度標準、風量:弱め、脱臭」(このような冷房、風量の空調設定となったのは、参加者であるK家夫妻がそのような設定を好んだため/脱臭を設定したのは、K氏に喫煙習慣があるため)
そこで、居間の空調設定予定情報では、2017/09/02のK家(K家夫妻)との食事会の際の時間帯(使用時間18:00-20:00)の空調設定を「冷房:温度標準、風量:弱め、脱臭」とする。
なお、本実施形態において、履歴情報作成部21bは、居間(空調領域)を使用した来訪者(イベントの出席者)とそのときの空調設定とを関連付けた空調設定履歴情報を作成する構成とした。しかしながら、履歴情報作成部21bは、居間(空調領域)で行われたイベント(誕生会、お茶会、飲み会、女子会あるいは食事会など)とそのときの空調設定とを関連付けた空調設定履歴情報を作成する構成であってもよい。
この場合、予定情報作成部21cは、スケジュール情報に含まれる予定イベント(例えば女子会)と同じ、空調設定履歴情報に含まれる過去イベント(例えば女子会)と関連づけられた空調設定に基づいて、上記予定イベントでの空調設定予定情報を作成する。空調運転制御部21dは、空調設定予定情報の予定イベントの空調設定を上記予定イベントにて空気調和機11を運転するときの空調設定とする。この点は、以下の他の実施形態においても同様である。
(空気調和機11の利点)
上記のように、本実施形態の空気調和機11では、イベントスケジュール情報から自宅の居間の使用予定者(例えば居間を使用する予定の来訪者)を特定し、居間の空調設定履歴情報に記されている、上記使用予定者が過去に居間を使用したときの空調設定履歴に基づいて、居間の空調設定予定情報の空調設定(上記使用予定者が居間を使用する際の空調設定)を自動的に行うようにしている。また、居間の空調設定履歴情報は、誰かが居間を使用した場合に、その誰か(使用者)と空調設定との関係を示す空調設定履歴として蓄積されていく。
したがって、空気調和機11は、空気調和機11の使用者や空調設定を自動的に行う場合のキーワードを予め登録しておく必要がなく、幅広い使用者についての自動的な空調設定に対応可能である。これにより、空気調和機11は、高い汎用性および高い利便性を備えることができる。
なお、本実施形態の空気調和機11のユーザ選択モードでの運転制御動作は、図7に示した先の実施形態のユーザ選択モードのフローチャートにおいて、「応接室」を「居間」に変更するだけであるので、フローチャートの記載および動作説明を省略する。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態では、空調設定の対象となる空気調和機が会社の応接室に備えられている空気調和機である場合、かつ空気調和機が自動運転モードで動作する場合を例に説明する。
図14は本実施形態の空気調和システムの構成を示すブロック図である。図15は、図14に示した空気調和機51の空調機制御部61が作成する応接室の空調設定履歴情報を示す説明図である。
図14に示すように、空気調和システムは、空気調和機51およびリモコン14を備えている。
(空気調和機51の構成)
図14に示すように、空気調和機51は、空調機制御部61、マイクロフォン(音声取得部)62、空調記憶部63、空調ユニット24および通信部25を備えている。
マイクロフォン62は、空気調和機51が空調を行う空間の音声を取得する。空調機制御部61は、マイクロコンピュータからなり、声紋認識部61a、履歴情報作成部61bおよび空調運転制御部61cを備えている。
声紋認識部61aは、マイクロフォン62が取得した各個人の音声から各個人の声紋を認識する。
履歴情報作成部61bは、図15に示すように、空気調和機51を運転したときの空調設定とそのときに存在した声紋とを関連づけた応接室の空調設定履歴情報を作成し、空調記憶部63に記憶させる。なお、図15に示す応接室の空調設定履歴情報は、簡略化のため、時期を夏の一定期間に限定して示している。
空調運転制御部61cは、空調設定履歴情報を参照し、空気調和機51を運転するときに存在する声紋と関連づけられた空調設定履歴に基づいて空気調和機を運転するときの空調設定を行い、その空調設定に基づいて空調ユニット24の動作を制御する。これにより、空気調和機51は、応接室に対する空調動作を行う。また、空調運転制御部61cは、通信部25によりリモコン14と通信する。
空調記憶部63は、不揮発性のメモリからなり、空調設定履歴情報に加えてその他の各種情報を記憶する。
空調ユニット24は、冷房、暖房、送風、除湿、脱臭および換気等の各機能を有し、空調機制御部61の運転制御により、適宜それら動作を行う。
(リモコン14の構成)
リモコン14は、リモコン制御部14a、通信部14b、入力部14cおよび表示部14dを備えている。
入力部14cは、ユーザからの各種キー入力を受け付ける。表示部14dは各種情報を表示する。リモコン制御部14aは、リモコン14の動作を制御し、通信部14bにより空気調和機51と通信する。
(空気調和機51の運転制御、および空調設定履歴情報の作成動作)
上記の構成において、空調機制御部61による空気調和機51の自動運転モードでの運転制御動作について以下に説明する。図16は、空調機制御部61の空調運転制御部61cによる自動運転モードでの応接室の空調ユニット24の制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。
図16に示すように、例えばリモコン14にて空気調和機51の運転開始が指示されると(S71)、空調機制御部61の声紋認識部61aはマイクロフォン62が取得した音声の声紋を認識する(S72)。
次に、空調運転制御部61cは、応接室の空調設定履歴情報を参照し(S73)、声紋認識部61aが認識した声紋に関連づけられた空調設定が空調設定履歴情報に存在するかどうかを判定する(S74)。
S74での判定の結果がYESであり、運転モードが自動運転モードであるので、空調運転制御部61cは、上記声紋に関連づけられた空調設定に従って空調ユニット24の運転開始する(S75)。これにより、空気調和機51は、応接室に対する空調動作を行う。
その後、リモコン14からの空調設定の変更指示が無く(S76)、例えばリモコン14にて空気調和機51の運転終了が指示されると(S77)、空調運転制御部61cは空調ユニット24に対する運転制御を終了する(S78)。また、履歴情報作成部61bは、今回行った空調設定に基づき、空調記憶部63が記憶している応接室の空調設定履歴情報を更新し(S79)、動作を終了する。
一方、S77において、空気調和機51の運転終了の指示がなければS75の動作へ戻る。
また、S76において、リモコン14からの空調設定の変更指示があれば、リモコン14からの空調設定に従って空調ユニット24の運転制御を行い(S80)、S77の動作へ進む。
また、S74において、声紋認識部61aが認識した声紋に関連づけられた空調設定が空調設定履歴情報に存在しなければ、S80へ進み、リモコン14からの空調設定が指示されるまで待機し、リモコン14からの空調設定が指示されると、それに従って空調ユニット24の運転制御を行う。
なお、空気調和機51の運転開始および運転終了は、リモコン14からの指示によらず、応接室の使用予定時間が設定されている場合に、その使用予定時間に基づいて自動的に行うようにしてもよい。
上記のように、応接室の空調設定履歴情報は、応接室の空調設定予定情報に基づいて空気調和機51の運転が行われるごとに更新され、履歴情報が蓄積されていく。
ここで、空調運転制御部61cによる、声紋認識部61aが取得した声紋および空調設定履歴情報に基づく空調設定動作について以下に示す。
(1)声紋aが存在する場合の空調設定
・声紋aが存在した2017/07/05の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め」
・声紋aが存在した2017/07/19の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋aの人がそのような設定を好んだため)
そこで、声紋aが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度低め、風量:強め」とする。
(2)声紋bが存在する場合の応接室の空調設定
・声紋bが存在した2017/07/12の空調設定履歴:「冷房:温度高め、風量:弱め」
・声紋bが存在した2017/07/26の空調設定履歴:「冷房:温度高め、風量:弱め」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋bの人がそのような設定を好んだため)
そこで、声紋bが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度高め、風量:弱め」とする。
(3)声紋aおよびbが存在する場合の空調設定
・声紋aおよびbが存在した2017/0/02の空調設定履歴:「冷房:温度標準、風量:標準」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋aおよびbの空調設定履歴の中間値を採用したため)
そこで、声紋aおよびbが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度標準、風量:標準」とする。
なお、空調設定履歴情報に、声紋aおよび声紋bが個別に存在する場合の空調設定履歴が存在する一方、声紋aおよび声紋bが同時に存在する場合の空調設定履歴が存在しない場合、声紋aおよびbが同時に存在する場合の空気調和機51の空調設定は、声紋aおよび声紋bが個別に存在する場合の空調設定履歴に基づいて設定してもよい。この場合の空調設定は、例えば、声紋aが存在した場合の空調設定履歴(空調設定)と声紋bが存在した場合の空調設定履歴(空調設定)との中間の空調設定、あるいはいずれか一方の声紋(例えば、女性の声紋、高齢者の声紋あるいは幼児の声紋など)に関連づけられた空調設定履歴(空調設定)を優先し、その優先した空調設定履歴(空調設定)に従った空調設定としてもよい。この点は以下の他の実施形態においても同様である。
(空気調和機51の利点)
上記のように、空気調和機51では、応接室を使用する人の声紋を認識し、応接室の空調設定履歴情報に記されている、上記声紋が存在したときの空調設定履歴に基づいて、応接室の空調設定を行うようにしている。また、応接室の空調設定履歴情報は、誰かが応接室を使用した場合に、その誰かの声紋とそのときの空調設定との関係を示す空調設定履歴として蓄積されていく。
したがって、空気調和機11は、空気調和機11の使用者や空調設定を自動的に行う場合のキーワードを予め登録しておく必要がなく、幅広い使用者についての自動的な空調設定に対応可能である。これにより、空気調和機11は、高い汎用性および高い利便性を備えることができる。
〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態では、空調設定の対象となる空気調和機が会社の応接室に備えられている空気調和機である場合、かつ空気調和機がユーザ選択モードで動作する場合を例に説明する。
(空気調和機51の運転制御)
空調機制御部61による空気調和機51のユーザ選択モードでの運転制御動作について以下に説明する。図17は、空調機制御部61の空調運転制御部61cによるユーザ選択モードでの応接室の空調ユニット24の制御動作、および応接室の空調設定履歴情報の作成動作を示すフローチャートである。
図17に示すS71〜S80の動作は、図16に示したS71〜S80と同じであるので、説明を省略する。
空気調和機51の空調運転制御部61cは、S74の判定において、声紋認識部61aが認識した声紋に関連づけられた空調設定が空調設定履歴情報に存在した場合に、ユーザに対して、履歴の空調設定による空気調和機51の運転の可否を問い合わせる(S91)。
この場合、本実施形態では、空調運転制御部61cは、リモコン14に対して履歴の空調設定(声紋認識部61aが認識した声紋に関連づけられた空調設定)を送信し、履歴の空調設定による空気調和機51の運転の可否を問い合わせる。これに応じてリモコン14では、リモコン制御部14aは、空気調和機51から受信した履歴の空調設定、および履歴の空調設定による空気調和機51の運転の可否を問うメッセージを表示部14dに表示させる。その後、ユーザの入力部14cの操作により、履歴の空調設定による空気調和機51の運転を「可」または「否」とする入力が行われると、リモコン制御部14aは、その情報を空気調和機51へ送信する。
空気調和機51の空調運転制御部61cは、リモコン14から、履歴の空調設定による空気調和機51の運転を「可」とする返信を受信すると(S92)、S75へ進み、履歴の空調設定による空気調和機51の運転を開始する。
一方、空気調和機51の空調運転制御部61cは、リモコン14から、履歴の空調設定による空気調和機51の運転を「否」とする返信を受信すると(S92)、S80へ進み、リモコン14からの空調設定に従って空気調和機51の運転を開始する。
(空気調和機51の利点)
本実施形態の空気調和機51では、応接室を使用する人の声紋を認識し、応接室の空調設定履歴情報に記されている、上記声紋が存在したときの空調設定履歴に基づいて、応接室の空調設定を行うようにしている。また、応接室の空調設定履歴情報は、誰かが応接室を使用した場合に、その誰かの声紋とそのときの空調設定との関係が空調設定履歴として蓄積されていく。
したがって、空気調和機51は、空気調和機51の使用者や空調設定を自動的に行う場合のキーワードを予め登録しておく必要がなく、幅広い使用者についての自動的な空調設定に対応可能である。
また、空気調和機51を運転するときに声紋認識部61aが認識した声紋に関連づけられた空調設定が空調設定履歴情報に存在する場合に、履歴の空調設定による空気調和機51の運転の可否をユーザが選択することができる。これにより、空気調和機51は、高い汎用性およびさらに高い利便性を備えることができる。
〔実施形態6〕
本発明のさらに他の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態では、空調設定の対象となる空気調和機が自宅の居間に備えられている空気調和機である場合、かつ空気調和機が自動運転モードで動作する場合を例に説明する。
本実施形態の空気調和システムの構成は、図14に示した空気調和システムの構成と同じである。図18は、図14に示した空気調和機51の空調機制御部61が作成する応接室の空調設定履歴情報を示す説明図である。
(空気調和機51の運転制御、および空調設定履歴情報の作成動作)
本実施形態の空気調和機51の自動運転モードおよびユーザ選択モードでの空気調和機51の運転制御および空調設定履歴情報の作成動作については、図16および図17に示した動作と同じである。
ここで、本実施形態の空気調和機51の空調機制御部61の空調運転制御部61cによる、声紋認識部61aが取得した声紋および空調設定履歴情報に基づく空調設定動作について以下に示す。
(1)声紋pが存在する場合の空調設定
・声紋pが存在した2016/08/06の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋pの人がそのような設定を好んだため)
そこで、声紋pが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度低め、風量:強め」とする。
(2)声紋kが存在する場合の空調設定
・声紋kが存在した2017/07/01の空調設定履歴:「冷房:温度標準、風量:弱め、脱臭」(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋kの人がそのような設定を好んだため/脱臭を設定したのは、声紋kの人に喫煙習慣があるため)
そこで、声紋kが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度標準、風量:弱め、脱臭」とする。
(3)声紋yが存在する場合の空調設定
・声紋yが存在した2017/07/20の空調設定履歴:「冷房:温度標準、風量:標準」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋yの人がそのような設定を好んだため)
そこで、声紋yが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度標準、風量:標準」とする。
(4)声紋hが存在する場合の空調設定
・声紋hが存在した2017/07/22の際の空調設定履歴:「冷房:温度低め、風量:強め、脱臭」
(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋hの人がそのような設定を好んだため/脱臭を設定したのは、声紋hの人に喫煙習慣があったため)
そこで、声紋hが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度低め、風量:強め、脱臭」とする。
(5)声紋sおよびyが存在する場合の空調設定
声紋sおよびyが存在した2017/08/03の空調設定履歴:「冷房:温度高め、風量:弱め」(このような冷房、風量の空調設定となったのは、声紋sの人がそのような設定を好み、かつ高齢者である声紋sの人の好みを声紋yの人の好みよりも優先したため)
そこで、声紋sおよびyが存在する場合の空気調和機51の空調設定は、「冷房:温度高め、風量:弱め」とする。
本実施形態の空気調和機51は、先の実施形態の空気調和機51と同じ利点を有する。
以上の実施形態に示した構成は、会社の応接室や自宅の居間に備えられた空気調和機に限定されることなく、種々の場所に備えられている空気調和機に適用可能である。
なお、応接室使用スケジュール情報やイベントスケジュール情報は、情報端末装置12が保持している場合に限定されず、何らかのサーバにアップロードされているものをダウンロードするようにしてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
空気調和機11,51の制御ブロック(特に空調機制御部21,61)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、空調機制御部21,61は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機は、空気調和機を運転したときの空調設定とそのときの空調領域でのイベントまたは前記イベントの出席者とを関連づけた空調設定履歴情報を作成する履歴情報作成部(21b,61b)と、空気調和機を運転するときに、前記空調領域でのイベントと同じ、前記空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または前記空調領域でのイベントの出席者と同じ、前記過去イベントの出席者と関連づけられた空調設定に基づいて、空気調和機を運転するときの空調設定を行う空調運転制御部(21d,61c)とを備えている。
上記の構成によれば、履歴情報作成部(21b,61b)は、空気調和機を運転したときの空調設定とそのときの空調領域でのイベントまたはイベントの出席者とを関連づけた空調設定履歴情報を作成する。この空調設定履歴情報は、空気調和機の空調領域において何等かのイベントが行われた場合に、そのイベントまたはイベントの出席者と空調設定との関係を示すものとして蓄積していくことができる。
空調運転制御部(21d,61c)は、空気調和機を運転するときに、空調領域でのイベントと同じ、空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または空調領域でのイベントの出席者と同じ、過去イベントの出席者と関連づけられた空調設定に基づいて、空気調和機を運転するときの空調設定を行う。
したがって、空気調和機は、空気調和機の使用者や空調設定を自動的に行う場合のキーワードを予め登録しておく必要がなく、幅広いイベントや使用者についての自動的な空調設定に対応可能である。これにより、空気調和機は、高い汎用性および高い利便性を備えることができる。
本発明の態様2に係る空気調和機は、上記態様1において、空調領域でのスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部(21a)と、前記スケジュール情報に含まれる予定イベントと同じ、前記空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または前記予定イベントの出席者と同じ、前記過去イベントの出席者と関連づけられた空調設定に基づいて、前記予定イベントでの空調設定予定情報を作成する予定情報作成部(21c)とを備え、前記空調運転制御部(21d)は、前記空調設定予定情報の空調設定を空気調和機を運転するときの空調設定とする構成としてもよい。
上記の構成によれば、スケジュール情報取得部(21a)は、空調領域でのスケジュール情報を例えば外部装置と通信して取得する。予定情報作成部(21c)は、取得したスケジュール情報に含まれる予定イベントと同じ、空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または予定イベントの出席者と同じ、過去イベントの出席者と関連づけられた空調設定に基づいて、予定イベントでの空調設定予定情報を作成する。空調運転制御部(21d)は、空調設定予定情報の空調設定を空気調和機を運転するときの空調設定とする。
したがって、空調運転制御部(21d)は、予定情報作成部(21c)が予め作成する空調設定予定情報に基づいて、空気調和機を運転する場合の空調設定を容易に行うことができる。
本発明の態様3に係る空気調和機は、上記態様1において、音声取得部(マイクロフォン62)と、前記音声取得部が取得した音声の声紋を認識する声紋認識部(61a)とを備え、前記履歴情報作成部(61d)は、空気調和機を運転したときの空調設定とそのときの前記空調領域での前記イベントの出席者の声紋とを関連づけた空調設定履歴情報を作成し、前記空調運転制御部(61c)は、前記空調領域に存在する前記声紋と同じ、前記空調設定履歴情報に含まれる声紋と関連づけられた空調設定に基づいて、空気調和機を運転するときの空調設定を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、声紋認識部(61a)は、音声取得部が取得した音声の声紋を認識する。履歴情報作成部(61d)は、空気調和機を運転したときの空調設定とそのときの空調領域でのイベントの出席者の声紋とを関連づけた空調設定履歴情報を作成する。空調運転制御部(61c)は、空調領域に存在する声紋と同じ、空調設定履歴情報に含まれる声紋と関連づけられた空調設定に基づいて、空気調和機を運転するときの空調設定を行う。
したがって、空調運転制御部(61c)は、声紋認識部(61a)が認識した音声の声紋と空調設定履歴情報とに基づいて、空気調和機を運転する場合の空調設定を容易に行うことができる。
本発明の態様4に係る空気調和機は、上記態様1から3のいずれか1態様において、前記空調運転制御部(21d,61c)は、設定した空調設定に従って自動的に空気調和機を運転する構成としてもよい。
上記の構成によれば、空調運転制御部(21d,61c)は、設定した空調設定に従って空気調和機の運転を自動的に行うことができきる。
本発明の態様5に係る空気調和機は、上記態様1から3のいずれか1態様において、外部装置と通信する通信部(22,25)を備え、前記空調運転制御部(21d,61c)は、設定した前記空調設定による空気調和機の運転の可否の問い合わせを通信部(22,25)から前記外部装置へ送信し、前記空調設定による空気調和機の運転を可とする返信を前記外部装置から受信したときに、前記空調設定に従って空気調和機を運転する一方、前記空調設定による空気調和機の運転の否とする返信を前記外部装置から受信したときに、前記外部装置または前記外部装置とは異なる外部装置からの空調設定に従って空気調和機を運転する構成としてもよい。
上記の構成によれば、過去の履歴に応じて設定された空調設定をユーザの意向に応じて適宜変更することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
11,51 空気調和機
12 情報端末装置
13 サーバ
14 リモコン
21,61 空調機制御部
21a スケジュール情報取得部
21b,61b 履歴情報作成部
21c 予定情報作成部
21d,61c 空調運転制御部
23,63 空調記憶部
24 空調ユニット
61a 声紋認識部
62 マイクロフォン(音声取得部)

Claims (7)

  1. 空気調和機を運転したときの空調設定とそのときの空調領域でのイベントまたは前記イベントの出席者とを関連づけた空調設定履歴情報を作成する履歴情報作成部と、
    空気調和機を運転するときに、前記空調領域でのイベントと同じ、前記空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または前記空調領域でのイベントの出席者と同じ、前記過去イベントの出席者と関連づけられた空調設定に基づいて、空気調和機を運転するときの空調設定を行う空調運転制御部とを備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 空調領域でのスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部と、
    前記スケジュール情報に含まれる予定イベントと同じ、前記空調設定履歴情報に含まれる過去イベント、または前記予定イベントの出席者と同じ、前記過去イベントの出席者と関連づけられた空調設定に基づいて、前記予定イベントでの空調設定予定情報を作成する予定情報作成部とを備え、
    前記空調運転制御部は、前記空調設定予定情報の空調設定を空気調和機を運転するときの空調設定とすることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 音声取得部と、
    前記音声取得部が取得した音声の声紋を認識する声紋認識部とを備え、
    前記履歴情報作成部は、空気調和機を運転したときの空調設定とそのときの前記空調領域での前記イベントの出席者の声紋とを関連づけた空調設定履歴情報を作成し、
    前記空調運転制御部は、前記空調領域に存在する前記声紋と同じ、前記空調設定履歴情報に含まれる声紋と関連づけられた空調設定に基づいて、空気調和機を運転するときの空調設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記空調運転制御部は、設定した空調設定に従って自動的に空気調和機を運転することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 外部装置と通信する通信部を備え、
    前記空調運転制御部は、設定した前記空調設定による空気調和機の運転の可否の問い合わせを前記通信部から前記外部装置へ送信し、前記空調設定による空気調和機の運転を可とする返信を前記外部装置から受信したときに、前記空調設定に従って空気調和機を運転する一方、前記空調設定による空気調和機の運転の否とする返信を前記外部装置から受信したときに、前記外部装置または前記外部装置とは異なる外部装置からの空調設定に従って空気調和機を運転することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 請求項1に記載の空気調和機としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記履歴情報作成部および前記空調運転制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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