図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施形態の説明においては、同一の機能および作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
以下で説明する実施形態では、本発明の電気機器制御装置について、電気機器制御システムに適用した例を挙げて説明する。電気機器制御システムは、ユーザの状態に応じて、電気機器、特に家庭内の電気機器の制御を行うシステムである。本発明の電気機器制御装置は、電気機器制御システムにおいて制御サーバとして実現される。制御サーバは、入出力装置に入力されたユーザの入力を解析して、当該ユーザの状態を判定し、その判定結果に応じて電気機器の制御を行う。電気機器制御システムの詳細は後述する。
〔第1の実施形態〕
(電気機器制御システムの概要)
本発明の第1の実施形態について、図2を参照して説明する。図2は、電気機器制御システム100の概要を示す図である。
電気機器制御システム100は、ユーザの状態に応じて、電気機器、特に家庭内の電気機器の制御を行うシステムである。図2に示すように、電気機器制御システム100は、電気機器制御装置としての制御サーバ1、外部情報サーバ2、管理サーバ3、および入出力装置としての掃除ロボット4を含む。管理サーバ3には、掃除ロボット4が無線通信接続されていると共に、他の電気機器が有線または無線にて通信接続されている。なお、図2では、電気機器が、空調装置6、照明装置7、およびテレビ8である例を示しているが、電気機器の種類および数には特に限定はない。
制御サーバ1は、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力を解析して、当該ユーザの状態を判定し、その判定結果に応じて電気機器の制御を行う。より具体的には、制御サーバ1は、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力を解析して当該ユーザの状態を判定し、その判定結果に応じた操作指示を管理サーバ3に送信することによって、掃除ロボット4または家電機器の動作を制御する。
管理サーバ3は、掃除ロボット4または家電機器と、制御サーバ1との間の情報の送受信を統括して制御する。具体的には、管理サーバ3は、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報、ならびに家庭内に配置されたセンサが生成したセンサ情報を制御サーバ1に送信する。また、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、掃除ロボット4または家電機器の動作制御を行う。外部情報サーバ2は、インターネットサーバ等の外部サーバであり、外部から様々な情報を取得する。
なお、統括的な制御の必要がない場合には、管理サーバ3を設けずに、掃除ロボット4が制御サーバ1と情報を送受信する構成としてもよい。あるいは、掃除ロボット4に制御サーバ1および管理サーバ3の機能を持たせてもよい。また、図2の例では、管理サーバ3は家庭内に設置されているかのように表示しているが、家の外部もしくは、制御サーバ1内にある構成としてもよい。
掃除ロボット4は、自動で床の掃除を行う自走式の掃除機である。また、掃除ロボット4は、掃除のための機能の他にも、音声等の入出力機能を備えており、入出力装置としても機能する。掃除ロボット4は、ユーザが発した音声等の入力を受け付ける。また、掃除ロボット4は、ユーザに対する音声等の出力も行う。なお、掃除ロボット4における入出力は、音声に限定されるわけではない。例えば、掃除ロボット4における入出力は、テキスト、および映像等であってもよいし、これらを組み合わせて行ってもよい。
空調装置6は、冷暖房等の空調を行う装置であり、いわゆるエアコンである。また、空調装置6は、温度センサを備えており、これによって検出した室温を管理サーバ3に送信する。照明装置7は、LED等の光源を備えた照明装置であり、管理サーバ3の制御によって点灯および消灯することができる。また、テレビ8はテレビジョン受像機であり、テレビ8についても、管理サーバ3によって動作制御することができる。なお、家庭内に配置されたセンサ5は、掃除ロボット4または家電機器に搭載されていてもよいし、家庭内に単独で設置されていてもよい。
(制御サーバ1の構成)
電気機器制御システム100の制御サーバ1の詳細な構成について、図1、図3、および図4を参照して説明する。図1は、電気機器制御システム100における制御サーバ1の要部構成を示すブロック図である。図3および図4は、それぞれ電気機器制御システム100において用いるテーブルを示す図である。
図1に示すように、制御サーバ1は、通信部11、入力情報取得部12、判定部13、制御部14、外部情報取得部15、推測部16、およびメッセージ生成部17を含む。通信部11は、外部との通信を行うための部材であり、外部情報サーバ2および管理サーバ3とネットワークを介して通信する。
入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。入力情報とは、ユーザが音声を発したり、ユーザがテキスト入力をしたり、ユーザが動作(ジェスチャ)を行ったりすることによって得られる音声データ、テキストデータ、映像データ等である。
判定部13は、入力情報取得部12が取得した入力情報を解析して、ユーザの状態を判定する。判定部13は、第1テーブルを利用して以上の判定を行う。第1テーブルとは、判定部13に記憶されたテーブルであり、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報と、それに対する判定結果(入力情報から導き出されるユーザの状態)とが対応付けられたテーブルである。図3に第1テーブルの一例を示す。図3に示した第1テーブルでは、ユーザが発した音声に含まれる単語と、それに対する判定結果とが対応付けられている。なお、判定部13に記憶される第1テーブルは、図3に示した第1テーブルに限定されるわけではない。
制御部14は、判定部13の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する。制御部14は、第2テーブルを利用して以上の決定を行う。第2テーブルとは、制御部14に記憶されているテーブルであり、判定部13による判定結果と、それに応じた制御対象機器およびその制御内容とが対応付けられたテーブルである。図4に第2テーブルの一例を示す。なお、制御部14に記憶される第2テーブルは、図4に示した第2テーブルに限定されるわけではない。
制御部14では、自身の決定内容に基づいて、制御対象とする電気機器を、定められた制御内容に従って制御する。具体的には、制御部14は、自身の決定内容に基づいて、制御対象とする電気機器の操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、制御対象となっている電気機器の動作制御を行う。
外部情報取得部15、推測部16、およびメッセージ生成部17の詳細については、後述する。なお、本実施形態においては、これらの部材を必ずしも有している必要はなく、省略することもできる。
(電気機器の制御)
以下に、本実施形態における電気機器の制御方法について、図5に沿って説明する。図5は、本実施形態において電気機器を制御する流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザによる入力が行われる(ステップ1;以下、S1と略記する)。ユーザによる入力とは、ユーザが音声を発したり、ユーザがテキスト入力をしたり、ユーザが動作(ジェスチャ)を行ったりすることである。掃除ロボット4は、ユーザが入力した情報(音声データ、テキストデータ、映像データ等)を管理サーバ3に送る。
入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。判定部13は、入力情報取得部12が取得した入力情報を解析して、ユーザの状態を判定する(S2)。具体的には、判定部13は、第1テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力に応じた判定結果を導き出す。例えば、図3に示した第1テーブルを用いる場合、ユーザが発した音声に「暑い」という単語が含まれていると、判定部13は、ユーザは現在「暑く感じている」状態にあると判定する。判定部13は、判定した結果を制御部14に送る。
制御部14は、判定部13の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する(S3)。具体的には、制御部14は、第2テーブルを利用して、ユーザの状態に応じて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する。例えば、図4に示した第2テーブルを用いる場合、ユーザが現在「暑く感じている」状態にあると判定されると、制御対象となり得る電気機器は「エアコン」、「扇風機」、「窓」がある。このように、制御対象となり得る電気機器が複数存在する場合には、複数の電気機器を一度に制御してもよいし、優先度を定め、最も高い優先度が設定された電気機器を制御対象に決定すればよい。優先度を定める方法に特に限定はなく、例えばユーザが設定した優先度に定めたり、利用頻度の高い順に優先度を定めたりすることができる。図4に示した第2テーブルを用いる場合において、仮にエアコンの優先度が最も高いとすると、制御部14は、制御対象とする電気機器を「エアコン」とし、その制御内容を「エアコンをつける」にする。
制御部14では、自身の決定内容に基づいて、制御対象とする電気機器を、定められた制御内容に従って制御する(S4)。具体的には、制御部14は、自身の決定内容に基づいて、制御対象とする電気機器の操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、制御対象となっている電気機器の動作制御を行う。
以上が、電気機器制御システム100における電気機器の制御の一連の処理である。このように、ユーザが感じていること(「暑い」、「眠い」等)を口にする等して発した情報が掃除ロボット4に入力されることにより、制御サーバ1は掃除ロボット4に入力された情報を解析してユーザの状態を判定する。そして、制御サーバ1は、判定結果に基づいて、電気機器の制御を行う。したがって、電気機器制御システム100では、ユーザが自発的に電気機器の操作指示を入力しなくても、ユーザの状態に応じて、電気機器の制御を制御サーバ1が自発的に行う。
ユーザの中には、自ら電気機器の操作指示を入力することを躊躇ったり、面倒くさがったりする者もいる。また、ハンディキャップを抱えているユーザとっては、家電機器の操作指示を入力すること自体が困難な場合もある。しかし、本実施形態に係る電気機器制御システム100では、ユーザが感じていることを口にする等して発するだけでよく、ユーザ自らが各電気機器の操作指示を入力する必要がないので、ユーザに複雑な操作を強いずに電気機器の制御を行うことができる。したがって、本実施形態に係る電気機器制御システム100は上述したようなユーザによっては最適である。
(電気機器制御の実施例1)
電気機器制御システム100が、電気機器の制御を行う方法の具体例を挙げる。なお、以下の実施例はあくまで一例であり、本発明に係る電気機器制御システム100は、以下の実施例のみに限定されるわけではない。
ユーザが寒く感じている場合の電気機器制御システム100による電気機器の制御を説明する。なお、掃除ロボット4には、音声による入出力機能が備えられているとする。
ユーザが「寒い」と口にすると、掃除ロボット4にはユーザが発した「寒い」という音声が入力される。掃除ロボット4は、入力された音声データを管理サーバ3に送る。入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。判定部13は、第1テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力に応じた判定結果を導き出す。例えば、図3に示した第1テーブルを用いる場合、ユーザが発した音声に「寒い」という単語が含まれているので、判定部13は、ユーザは現在「寒く感じている」状態にあると判定する。判定部13は、判定した結果を制御部14に送る。
制御部14は、第2テーブルを利用して、ユーザの状態に応じて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する。例えば、図4に示した第2テーブルを用いる場合、ユーザが現在「寒く感じている」状態にあると判定されたので、制御対象となり得る電気機器は「エアコン」、「扇風機」、「窓」である。制御対象となり得る電気機器が複数存在する場合において、優先度を定めて最も高い優先度が設定された電気機器を制御対象に決定する場合、仮にエアコンの優先度が最も高いとすると、制御部14は、制御対象とする電気機器を「エアコン」とし、その制御内容を「エアコンを消す」にする。
制御部14では、自身の決定内容に基づいて、エアコンを消す指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、エアコンを制御してエアコンを消す。
なお、図4に示した第2テーブルでは、夏場を前提にした制御内容になっているが、これに限定されるわけではない。例えば、冬場においては、「ユーザが寒く感じている状態」では、「暖房をつける」という制御内容が対応付けられていてもよい。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、制御サーバ1は、外部から取得した外部情報に基づきユーザの状態を推測し、その推測結果に基づきユーザの状態をユーザに対して問う。制御サーバ1は、ユーザからの返答を解析して、当該ユーザの状態を判定し、その判定結果に応じて電気機器の制御を行う。より具体的には、制御サーバ1は、外部から取得した外部情報に基づきユーザの状態を推測し、その推測結果に基づきユーザの状態を問う質問メッセージを掃除ロボット4に出力させる。制御サーバ1は、掃除ロボット4に入力されたユーザの返答を解析して当該ユーザの状態を判定し、その判定結果に応じた操作指示を管理サーバ3に送信することによって、掃除ロボット4または家電機器の動作を制御する。
(制御サーバ1の構成)
詳細な制御方法について説明する前に、制御に寄与する部材の詳細な構成について、図6〜図8を参照して説明する。図6〜図8は、それぞれ電気機器制御システム100において用いるテーブルを示す図である。
上述したように、制御サーバ1は、外部情報取得部15、推測部16、およびメッセージ生成部17をさらに有している。
外部情報取得部15は、通信部11を介して、外部情報を外部情報サーバ2から取得したり、管理サーバ3から取得したりする。外部情報取得部15は、例えば外部情報サーバから天気予報の情報、交通情報の情報等を外部情報として取得したり、家庭内に配置されたセンサ5が生成したセンサ情報(室内温度の情報、室内湿度の情報等)を外部情報として管理サーバ3から取得したりする。外部情報取得部15は、メンバーが外部情報サーバ2に記録しているスケジュール等の情報も外部情報として取得することができる。
推測部16は、外部情報取得部15が取得した外部情報に基づきユーザの状態を推測する。具体的には、推測部16は、外部情報取得部15が取得した外部情報が所定の条件を満たすか否かを判定する。そして、推測部16は、外部情報が所定の条件を満たしている場合には、その条件に応じたユーザの状態を、推測される現在のユーザの状態として導き出す。推測部16は、第3テーブルを利用して以上の推測を行う。第3テーブルとは、推測部16に記憶されているテーブルであり、外部情報取得部15が取得した外部情報と、あらかじめ設定された条件と、その条件に応じた推測結果(外部情報から推測されるユーザの状態)とが対応付けられたテーブルである。図6に第3テーブルの一例を示す。なお、推測部16に記憶される第3テーブルは、図6に示した第3テーブルに限定されるわけではない。
メッセージ生成部17は、推測部16の推測結果に基づいて、ユーザの状態を問う質問メッセージを生成する。具体的には、メッセージ生成部17には、推測部16による推測結果と、それに応じた質問メッセージとが対応付けられた第4テーブルが記憶されている。図7に第4テーブルの一例を示す。メッセージ生成部17は、第4テーブルを利用して、推測するユーザの状態に応じた質問メッセージを生成する。なお、メッセージ生成部17に記憶される第4テーブルは、図7に示した第4テーブルに限定されるわけではない。
制御部14は、メッセージ生成部17が生成した質問メッセージを掃除ロボット4に出力させる。具体的には、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した質問メッセージを出力する操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、掃除ロボット4に上記の質問メッセージを出力させる。出力方法に限定はなく、質問メッセージを音声で出力してもよいし、テキストで出力してもよい。
この場合、ユーザは、質問メッセージに対する返答を発する。掃除ロボット4は、ユーザが返答として発した音声、テキスト、動作等の入力を受け付ける。入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。
判定部13は、入力情報取得部12が取得した入力情報を解析して、ユーザの状態を判定する。本実施形態では、掃除ロボット4には質問メッセージに対する返答が入力されるため、掃除ロボット4は「はい」、「いいえ」等の肯定あるいは否定を意味する入力も受け付ける。そこで、判定部13には、掃除ロボット4に入力された肯定および否定を意味する入力も含めた入力情報と、それに対する判定結果(入力情報から導き出されるユーザの状態)とが対応付けられた第5テーブルが記憶されている。図8に第5テーブルの一例を示す。図8に示した第5テーブルでは、ユーザが発した音声に含まれる単語と、それに対する判定結果とが対応付けられている。判定部13は、第5テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの返答に応じた判定結果を導き出す。なお、判定部13に記憶される第5テーブルは、図8に示した第1テーブルに限定されるわけではない。
制御部14は、判定部13の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定し、その決定内容に基づいて、制御対象とする電気機器を、定められた制御内容に従って制御する。詳細な構成は、第1の実施形態と同様である。
なお、第1の実施形態では、制御対象となり得る電気機器が複数存在する場合には、優先度を定め、最も高い優先度が設定された電気機器を制御対象に決定する方法を一例として挙げたが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、本実施形態において、室内温度と天気予報による温度との差が所定の温度未満である場合には、制御対象とする電気機器を扇風機に決定し、両者の差が所定の温度以上である場合には、制御対象とする電気機器をエアコンに決定してもよい。このように、外部情報取得部15が取得した外部情報に応じて、制御対象とする電気機器を決定してもよい。
(電気機器の制御)
以下に、本実施形態における電気機器の制御方法について、図9に沿って説明する。図9は、本実施形態において電気機器を制御する流れを示すフローチャートである。
まず、外部情報取得部15が外部情報を取得する(S11)。そして、推測部16は、外部情報取得部15が取得した外部情報に基づきユーザの状態を推測する(S12)。具体的には、推測部16は、第3テーブルを利用して、外部情報取得部15が取得した外部情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する。例えば、図6に示した第3テーブルを用いる場合、外部情報取得部15が室内温度の情報と、天気予報による温度の情報とを取得すると、室内温度が天気予報による温度よりもX℃高いか、Y℃低いか判定する。もし室内温度が天気予報による温度よりもX℃高い場合には、ユーザは「暑く感じている」状態にあると推測する。逆に、室内温度が天気予報による温度よりもY℃低い場合には、ユーザは「寒く感じている」状態にあると推測する。推測部16は、推測した結果をメッセージ生成部17に送る。
メッセージ生成部17は、推測部16の推測結果に基づいて、ユーザの状態を問う質問メッセージを生成する。具体的には、メッセージ生成部17は、第4テーブルを利用して、推測するユーザの状態に応じた質問メッセージを生成する。例えば、図7に示した第4テーブルを用いる場合、ユーザが現在「暑く感じている」状態にあると推測されると、メッセージ生成部17は、「暑い?」という質問メッセージを生成する。メッセージ生成部17は、生成した質問メッセージを制御部14に送り、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した質問メッセージを掃除ロボット4に出力させる(S13)。具体的には、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した質問メッセージを出力する操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、掃除ロボット4に上記の質問メッセージを出力させる。
その後、ユーザによる入力が行われる(S14)。具体的には、ユーザは、掃除ロボット4が出力した質問メッセージに対する返答を入力する。そして、入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。
判定部13は、入力情報取得部12が取得した入力情報を解析して(S15)、ユーザの状態を判定する(S16)。具体的には、判定部13は、第5テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの返答に応じた判定結果を導き出す。例えば、図8に示した第5テーブルを用いる場合、ユーザが発した音声に「うん」という単語が含まれていると、判定部13は、ユーザは現在「暑く感じている」状態にあると判定する。判定部13は、判定した結果を制御部14に送る。
これ以降の処理(S17およびS18)は、図9におけるS3およびS4と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上が、電気機器制御システム100における電気機器の制御の一連の処理である。このように、制御サーバ1は、外部情報に基づいてユーザの状態を推測する。そして、制御サーバ1は、推測結果に基づいて、ユーザの状態を問う質問メッセージを掃除ロボット4に出力させる。これにより、ユーザが感じていること(「暑い」、「眠い」等)を自らが発する前に、ユーザの状態を推測してその状態を掃除ロボット4に問いかけさせることができる。掃除ロボット4から問いかけられることがきっかけとなり、ユーザはより抵抗なく自身の状態を掃除ロボット4に対して伝えることができる。特に、掃除ロボット4が出力する質問メッセージに対して、「うん」、「はい」等の肯定を意味する返答をするだけで制御サーバ1が電気機器の制御を自発的に行うので、極めて簡便である。
なお、図8に示した第5テーブルには図示していないが、掃除ロボット4が出力する質問メッセージに対して、ユーザが「ううん」、「いいえ」等の否定を意味する返答をした場合には、制御サーバ1はいずれの電気機器の制御も行わなければよい。また、推測部16が推測したユーザの状態とは、異なる状態を伝える返答がなされる場合もある。例えば、掃除ロボット4が発した「暑い?」という質問メッセージに対して、ユーザが「寒い」という返答をする場合もある。この場合は、判定部13は、ユーザの返答を解析して、ユーザが「寒く感じている」状態にあると判定し、制御部14は、ユーザが「寒く感じている」状態にある時の処理を実行すればよい。
(電気機器制御の実施例2)
電気機器制御システム100が、電気機器の制御を行う方法の2つ目の具体例を挙げる。なお、以下の実施例はあくまで一例であり、本発明に係る電気機器制御システム100は、以下の実施例のみに限定されるわけではない。
ユーザが急いでいる場合の電気機器制御システム100による電気機器の制御を説明する。なお、掃除ロボット4には、音声による入出力機能が備えられているとする。
推測部16は、第3テーブルを利用して、外部情報取得部15が取得した外部情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する。例えば、図6に示した第3テーブルを用いる場合、外部情報取得部15がユーザの起床時刻と、ユーザのスケジュールと、現在の交通情報とを取得すると、ユーザの起床時刻を出発時刻として、スケジュールに記載の場所に予定時刻のD分前までに到着可能であるか否かを判定する。もし到着不可能である場合には、ユーザは「急いでいる」状態にあると推測する。推測部16は、推測した結果をメッセージ生成部17に送る。
メッセージ生成部17は、第4テーブルを利用して、推測するユーザの状態に応じた質問メッセージを生成する。例えば、図7に示した第4テーブルを用いる場合、ユーザが現在「急いでいる」状態にあると推測されたので、メッセージ生成部17は、「急いでいる?」という質問メッセージを生成する。メッセージ生成部17は、生成した質問メッセージを制御部14に送り、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した質問メッセージを掃除ロボット4に出力させる。
その後、ユーザが「はい」と口にすると、掃除ロボット4にはユーザが発した「はい」という音声が入力される。掃除ロボット4は、入力された音声データを管理サーバ3に送る。入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。判定部13は、第5テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力に応じた判定結果を導き出す。例えば、図8に示した第5テーブルを用いる場合、ユーザが発した音声に「はい」という単語が含まれていると、判定部13は、ユーザは現在「急いでいる」状態にあると判定する。判定部13は、判定した結果を制御部14に送る。
制御部14は、第2テーブルを利用して、ユーザの状態に応じて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する。例えば、図4に示した第2テーブルを用いる場合、ユーザが現在「急いでいる」状態にあると判定されたので、制御対象となり得る電気機器は「サーバ」および「掃除ロボット」、「サーバ」および「テレビ」である。制御対象となり得る電気機器が複数存在する場合において、優先度を定めて最も高い優先度が設定された電気機器を制御対象に決定する場合、仮にサーバおよびテレビの優先度が最も高いとすると、制御部14は、制御対象とする電気機器を「サーバ」および「テレビ」とし、その制御内容を「ルート検索を行った結果をテレビに表示する」にする。
制御部14では、自身の決定内容に基づいて、スケジュールに記載の場所への最短ルートの情報を外部情報サーバ2から取得し、そのルート情報をテレビに表示する指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、テレビを制御してルート情報をテレビに表示する。
〔第3の実施形態〕
本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、制御サーバ1は、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力を解析して、当該ユーザの状態を判定し、その判定結果に応じて電気機器の制御を行うが、実際に電気機器の制御を行う前にユーザに対して当該電気機器の制御を行うことを提案する。制御サーバ1は、ユーザからの返答に応じて、上記の判定結果に基づく制御を行う。より具体的には、制御サーバ1は、判定部13の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定すると、当該電気機器の制御を行うことを提案する提案メッセージを掃除ロボット4に出力させる。制御サーバ1は、掃除ロボット4に入力されたユーザの返答に応じて、上記の決定内容に基づく操作指示を管理サーバ3に送信することによって、掃除ロボット4または家電機器の動作を制御する。
(制御サーバ1の構成)
詳細な制御方法について説明する前に、制御に寄与する部材の詳細な構成について、図10および図11を参照して説明する。図10および図11は、それぞれ電気機器制御システム100において用いるテーブルを示す図である。
判定部13が、入力情報取得部12が取得した入力情報を解析して、ユーザの状態を判定すると、制御部14は、判定部13の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する。メッセージ生成部17は、制御部14の決定内容に基づいて、電気機器の制御を行うことを提案する提案メッセージを生成する。具体的には、メッセージ生成部17には、制御部14が決定した制御内容と、それに応じた提案メッセージとが対応付けられた第6テーブルが記憶されている。図10に第6テーブルの一例を示す。メッセージ生成部17は、第6テーブルを利用して、ユーザの状態に応じた提案メッセージを生成する。なお、メッセージ生成部17に記憶される第6テーブルは、図10に示した第6テーブルに限定されるわけではない。
制御部14は、メッセージ生成部17が生成した提案メッセージを掃除ロボット4に出力させる。具体的には、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した提案メッセージを出力する操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、掃除ロボット4に上記の提案メッセージを出力させる。出力方法に限定はなく、質問メッセージを音声で出力してもよいし、テキストで出力してもよい。
この場合、ユーザは、提案メッセージに対する返答を発する。掃除ロボット4は、ユーザが返答として発した音声、テキスト、動作等の入力を受け付ける。入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。
対応決定部18は、入力情報取得部12が取得した入力情報を解析して、今後の対応を決定する。対応決定部18は、ユーザの返答が上記の提案に同意する返答、すなわち「はい」等の同意を意味する入力である場合には、提案に応じた制御を行うことを決定する。また、ユーザの返答が上記の提案に同意しない返答、すなわち「いいえ」等の非同意を意味する入力である場合には、提案に応じた制御を行わない。そして、ユーザの返答が上記の提案に同意する返答でも同意しない返答でもない場合、すなわち「何?」等の同意も非同意も意味しない入力である場合には、同じあるいは別の提案メッセージを出力することを決定する。
対応決定部18では、第7テーブルを利用して以上の決定を行っている。第7テーブルとは、対応決定部18に記憶されているテーブルであり、掃除ロボット4に入力された入力情報と、それに対する今後の対応とが対応付けられたテーブルである。図11に第7テーブルの一例を示す。図11に示した第7テーブルでは、ユーザが発した音声に含まれる単語と、それに対する今後の対応とが対応付けられている。なお、判定部13に記憶される第7テーブルは、図11に示した第7テーブルに限定されるわけではない。
制御部14は、対応決定部18の決定内容に応じて、自身の決定内容に基づく制御を行う。具体的には、対応決定部18が今後の対応として、提案に応じた制御を行うことを決定した場合には、制御部14は、自身の決定内容に基づいて、制御対象とする電気機器を、定められた制御内容に従って制御する。詳細な構成は、第1の実施形態と同様である。また、対応決定部18が今後の対応として、提案に応じた制御を行わないことを決定した場合には、制御部14は、自身の決定内容に基づく制御は行わない。あるいは、対応決定部18が今後の対応として、同じ提案メッセージを出力することを決定した場合には、制御部14は、同じ提案メッセージを出力する操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。
また、対応決定部18が今後の対応として、別の提案メッセージを出力することを決定した場合には、制御部14は、判定部13の判定結果に基づいて、制御対象とする他の電気機器、ならびにその制御内容を決定する。メッセージ生成部17は、制御部14の決定内容に基づいて、他の電気機器(例えば、制御対象となり得る電気機器が複数存在する場合には、次に優先度が低い電気機器)の制御を行うことを提案する別の提案メッセージを生成する。そして、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した別の提案メッセージを出力する操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、制御対象となっている電気機器の動作制御を行う。
なお、第1の実施形態では、制御対象となり得る電気機器が複数存在する場合には、予め優先度を定め、最も高い優先度が設定された電気機器を制御対象に決定する方法を一例として挙げた。この方法を採用する場合、例えば本実施形態において、提案メッセージに対するユーザの返答が、提案に同意しない返答であった場合には、今回提案した電気機器の優先度を次回には下げるようにしてもよい。
(電気機器の制御)
以下に、本実施形態における電気機器の制御方法について、図12に沿って説明する。図12は、本実施形態において電気機器を制御する流れを示すフローチャートである。
S21〜S23の処理は、図9におけるS3およびS4の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。以下では、S24以降の処理から説明する。まずS23で制御部14が、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定すると、メッセージ生成部17は、制御部14の決定内容に基づいて、電気機器の制御を行うことを提案する提案メッセージを生成する。具体的には、メッセージ生成部17は、第6テーブルを利用して、ユーザの状態に応じた提案メッセージを生成する。例えば、図10に示した第6テーブルを用いる場合、制御内容が「エアコンをつける」に決定されると、メッセージ生成部17は、「エアコンをつける?」という提案メッセージを生成する。メッセージ生成部17は、生成した提案メッセージを制御部14に送り、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した提案メッセージを掃除ロボット4に出力させる(S24)。具体的には、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した提案メッセージを出力する操作指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、掃除ロボット4に上記の提案メッセージを出力させる。
その後、ユーザによる入力が行われる(S25)。具体的には、ユーザは、掃除ロボット4が出力した提案メッセージに対する返答を入力する。そして、入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。
対応決定部18は、入力情報取得部12が取得した入力情報を解析して(S26)、今後の対応を判定する。具体的には、対応決定部18は、第7テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの返答に応じた対応を導き出す。例えば、図11に示した第7テーブルを用いる場合、ユーザが発した音声に「うん」という単語が含まれていると、対応決定部18は、今後の対応として、「提案に応じた制御を行う」ことを決定する。
ユーザの返答が上記の提案に同意する返答である場合、対応決定部18は提案に応じた制御を行うことを決定する。制御部14は、対応決定部18が提案に応じた制御を行うことを決定すると、自身の決定内容に基づく制御を行う(S27)。
以上が、電気機器制御システム100における電気機器の制御の一連の処理である。このように、制御サーバ1は、判定部13の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定すると、当該電気機器の制御を行うことを提案する提案メッセージを掃除ロボット4に出力させる。これにより、ユーザの返答が上記の提案に同意する返答である場合に、上記の決定内容に基づいて電気機器を制御することができる。この場合、ユーザの同意が得られた提案のみに応じた電気機器の制御が行われるため、ユーザにとって不必要な電気機器の制御を行わずに済む。
(電気機器制御の実施例3)
電気機器制御システム100が、電気機器の制御を行う方法の3つ目の具体例を挙げる。なお、以下の実施例はあくまで一例であり、本発明に係る電気機器制御システム100は、以下の実施例のみに限定されるわけではない。
ユーザが具合を悪く感じている場合の電気機器制御システム100による電気機器の制御を説明する。なお、掃除ロボット4には、音声による入出力機能が備えられているとする。
ユーザが「具合悪い」と口にすると、掃除ロボット4にはユーザが発した「具合悪い」という音声が入力される。掃除ロボット4は、入力された音声データを管理サーバ3に送る。入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。判定部13は、第1テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力に応じた判定結果を導き出す。例えば、図3に示した第1テーブルを用いる場合、ユーザが発した音声に「具合悪い」という単語が含まれているので、判定部13は、ユーザは現在「具合を悪く感じている」状態にあると判定する。判定部13は、判定した結果を制御部14に送る。
制御部14は、第2テーブルを利用して、ユーザの状態に応じて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する。例えば、図4に示した第2テーブルを用いる場合、ユーザが現在「具合を悪く感じている」状態にあると判定されたので、制御対象とする電気機器を「電話機」とし、その制御内容を「電話をかける」にする。
メッセージ生成部17は、第6テーブルを利用して、ユーザの状態に応じた提案メッセージを生成する。例えば、図10に示した第6テーブルを用いる場合、制御内容が「電話をかける」に決定されたので、メッセージ生成部17は、「電話をかける?」という提案メッセージを生成する。メッセージ生成部17は、生成した提案メッセージを制御部14に送り、制御部14は、メッセージ生成部17が生成した提案メッセージを掃除ロボット4に出力させる。
その後、ユーザが「うん」と口にすると、掃除ロボット4にはユーザが発した「うん」という音声が入力される。掃除ロボット4は、入力された音声データを管理サーバ3に送る。入力情報取得部12は、通信部11を介して、掃除ロボット4に入力されたユーザの入力情報を管理サーバ3から取得する。対応決定部18は、第7テーブルを利用して、掃除ロボット4に入力されたユーザの返答に応じた対応を導き出す。例えば、図11に示した第7テーブルを用いる場合、ユーザが発した音声に「うん」という単語が含まれているので、対応決定部18は、今後の対応として、「提案に応じた制御を行う」ことを決定する。制御部14は、対応決定部18が提案に応じた制御を行うことを決定したので、自身の決定内容に基づいて、電話をかける指示を、通信部11を介して管理サーバ3に送信する。管理サーバ3では、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、電話機を制御して電話をかける。ここで、電話をかける相手は、予め設定しておけばよい(例えば、身内、担当医等)。
なお、管理サーバ3は、家庭内にある電話機を制御して外部に電話をかける以外にも、掃除ロボット4にIP電話機の機能を持たせ、掃除ロボット4を介してVoIP(Voice over Internet Protocol)等を利用したIP電話によって外部に電話をかけてもよい。この場合、ユーザは掃除ロボット4に話しかけるようにして上記の相手先と話すことができる。
また、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせた実施形態も本発明に含まれ得るのは言うまでもない。例えば、ユーザの動作、活動量計、血圧計、体温計等の情報を外部情報として外部情報取得部15が取得し、ユーザの動作が所定の動作(例えば、横たわっている動作、咳をしている動作等)をしていたり、活動量計が所定値未満であったり、血圧計あるいは体温計が所定値以上であったりした場合に、ユーザは現在「具合を悪く感じている状態」にあると推測部16は推測してもよい。そして、「具合悪い?」という質問メッセージを掃除ロボット4から出力し、当該質問メッセージに対して、ユーザが「うん」、「はい」等の肯定を意味する返答をした場合に、「電話をかける?」という提案メッセージを掃除ロボット4から出力してもよい。
なお、電話をかけるシーンは、ユーザが具合を悪く感じている状態に限らず、ユーザが、機械が故障して困っている時に機械のサポートセンターに電話をかけたり、孫の状態を知りたい時に孫に電話をかけたり、出前を注文したい時にデリバリー業者に電話をかけたりしてもよい。
〔第4の実施形態〕
以上では、エアコン、扇風機等の電気機器に対する制御内容として、つけるか消すかの二者択一の制御例を挙げたが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、これらの電気機器の動作状態に応じて、制御内容を決定してもよい。動作状態とは、電源が入っているのか否かの駆動状態、現在の設定温度や設定風力等(電源が入っている場合)の設定状態等である。この場合、制御サーバ1は、電気機器の動作状態の情報を取得する動作情報取得部(図示せず)をさらに備えていればよい。制御サーバ1の制御部14は、動作情報取得部からの情報に基づいて、制御内容を決定する。具体的には、ユーザが暑く感じている状態にあると判定部13が判定したとすると、動作情報取得部がエアコンに関して「エアコンの電源が入っており、設定温度が28℃に設定されている」という情報を取得した場合、制御部14は「エアコンの設定温度を2℃下げる」、「エアコンの設定温度を現在の室内温度よりも2℃低い温度に設定する」、「現在の外気温度よりも3℃低い温度に設定する」等の制御内容に決定する。あるいは、動作情報取得部が扇風機に関して「扇風機の電源が入っており、設定風力が『低』に設定されている」という情報を取得した場合には、制御部14は「扇風機の設定風力を『中』に設定する」、「扇風機の設定風力を『強』に設定する」等の制御内容に決定する。このように、制御部14に記憶されている第2テーブルでは、制御対象とする電気機器と、当該電気機器の動作状態に応じた制御内容とが対応付けられていてもよい。
〔第5の実施形態〕
電気機器制御システム100の制御サーバ1は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御サーバ1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、以上では、第1テーブル〜第7テーブルで対応付けられている事項の具体例を挙げたが、必ずしもこれに限定されるわけではない。電気機器制御システム100の管理者が、第1テーブル〜第7テーブルで対応付けられる事項を適宜決定すればよい。
また、以上では、管理サーバ3は、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、電気機器の制御を行っているが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、管理サーバ3は、制御サーバ1から受信した操作指示に従って、掃除ロボット4から電気機器に制御信号を送信させることによって、当該電気機器の制御を行ってもよい。掃除ロボット4から電気機器に制御信号を送信する方法としては、例えば掃除ロボット4がリモートコントローラとして機能して、当該制御信号を赤外線送信する方法が挙げられる。あるいは、制御サーバ1が直接電気機器に制御信号を送信することによって、当該電気機器を制御してもよい。制御サーバ1が電気機器に制御信号を送信する方法としては、赤外線送信以外にも無線技術(Zigbee(登録商標)またはZ−Wave等)やネット家電技術(家電機器をネットワーク接続させる技術)等を利用した送信方法が挙げられる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、以上では、入出力装置として掃除ロボット4を用いる例を挙げたが、必ずしもこれに限定されるわけではない。例えば、入出力装置としてテレビやスマートフォンを用いてもよいし、入出力機能を備えるロボットを配置してもよいし、入力装置としてマイクを配置し、出力装置としてスピーカを配置してもよい。入力装置としてテレビやスマートフォンを用いる場合には、これらの表示画面にバーチャルなキャラクタを表示し、テレビやスマートフォンから質問メッセージや提案メッセージを出力する際に、当該キャラクタがあたかも上記のメッセージを発しているかのように見せることも可能である。また、入力装置としてマイクを配置し、出力装置としてスピーカを配置する場合には、家自体が質問メッセージや提案メッセージを発しているかのように見せることも可能である。このように、電気機器制御システム100における入出力方法には、様々な方法が考えられ得る。
また、上述したように、入力情報取得部12が取得する入力情報には、ユーザが音声を発することによって得られる音声データ以外にも、ユーザがテキスト入力をしたり、ユーザが動作(ジェスチャ)を行ったりすることによって得られるテキストデータ、映像データ等が含まれる。例えば、ユーザが感じていること(「暑い」、「眠い」等)を掃除ロボット4に直接テキスト入力したり、別の機器にテキスト入力したものが掃除ロボット4に送信されたりすることによって得られる入力情報を用いてもよい。また、ユーザが感じていることを表すジェスチャを行ったり、ユーザが感じていることを意味するカードを掲示したりした映像を掃除ロボット4がカメラで録画することによって得られる入力情報を用いてもよい。
〔まとめ1〕
本発明の態様1に係る電気機器制御装置(制御サーバ1)は、入出力装置(掃除ロボット4)に対するユーザの入力を解析して、上記ユーザの状態を判定する判定手段(判定部13、制御部14)と、上記判定手段による判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する決定手段(制御部14)と、上記決定手段による決定内容に基づいて、上記制御対象とする電気機器を制御する制御手段(制御部14)とを備える。
また、本発明の態様2に係る電気機器制御方法は、入出力装置に対するユーザの入力を解析して、上記ユーザの状態を判定する判定ステップと、上記判定ステップにおける判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する決定ステップと、上記決定ステップにおける決定内容に基づいて、上記制御対象とする電気機器を制御する制御ステップとを含む。
また、本発明の態様3に係る電気機器制御システムは、本発明の態様1に記載の電気機器制御装置と、入出力装置とを備える。
上記の構成によれば、ユーザが感じていること(「暑い」、「眠い」等)を口にする等して発した情報が入出力装置に入力されることにより、判定手段は入出力装置に入力された情報を解析してユーザの状態を判定する。そして、制御手段は、判定結果に基づいて、電気機器の制御を行う。したがって、本発明の一態様に係る電気機器制御装置では、ユーザが自発的に電気機器の操作指示を入力しなくても、ユーザの状態に応じて、電気機器の制御を制御手段が自発的に行う。
ユーザの中には、自ら電気機器の操作指示を入力することを躊躇ったり、面倒くさがったりする者もいる。また、ハンディキャップを抱えているユーザとっては、家電機器の操作指示を入力すること自体が困難な場合もある。しかし、本発明の態様1〜態様3に係る電気機器制御装置では、ユーザが感じていることを口にする等して発するだけでよく、ユーザ自らが各電気機器の操作指示を入力する必要がないので、ユーザに複雑な操作を強いずに電気機器の制御を行うことができる。したがって、本発明の態様1〜態様3に係る電気機器制御装置は上述したようなユーザによっては最適である。
例えば、ユーザが「暑い」と口にすると、入出力装置にはユーザが発した「暑い」という音声が入力される。判定手段は、入出力装置に対するユーザの入力(「暑い」という音声)を解析して、ユーザの状態を判定する。この場合、判定手段は、ユーザは現在「暑く感じている」状態にあると判定する。決定手段は、ユーザが現在「暑く感じている」状態にあると判定手段により判定されたので、当該状態に応じた制御対象ならびにその制御内容を決定する。例えば、決定手段が制御対象とする電気機器を「エアコン」とし、その制御内容を「エアコンをつける」に決定したとすると、制御手段は、決定手段による決定内容に基づいて、エアコンをつける。
また、本発明の態様3に係る電気機器制御装置においては、外部情報を取得する外部情報取得手段(外部情報取得部15)と、上記外部情報に基づいて、上記ユーザの状態を推測する推測手段(推測部16)とをさらに備え、上記判定手段は、上記推測手段による推測結果に基づいて、上記ユーザの状態を問う質問メッセージを上記ユーザに対して上記入出力装置に発信させ、上記入出力装置に対して上記ユーザが入力した、上記質問メッセージに対する返答を解析して、上記ユーザの状態を判定する構成であってもよい。
上記の構成によれば、推測手段は、外部情報に基づいてユーザの状態を推測する。そして、制御手段は、推測結果に基づいて、ユーザの状態を問う質問メッセージを入出力装置に出力させる。これにより、ユーザが感じていること(「暑い」、「眠い」等)を自らが発する前に、ユーザの状態を推測してその状態を入出力装置に問いかけさせることができる。入出力装置から問いかけられることがきっかけとなり、ユーザはより抵抗なく自身の状態を入出力装置に対して伝えることができる。特に、入出力装置が出力する質問メッセージに対して、「うん」、「はい」等の肯定を意味する返答をするだけで制御手段が電気機器の制御を自発的に行うので、極めて簡便である。
また、本発明の態様4に係る電気機器制御装置においては、上記制御手段は、上記決定手段による決定内容に基づいて、上記制御対象とする電気機器を制御することを提案する提案メッセージを上記ユーザに対して上記入出力装置に発信させ、上記入出力装置に対して上記ユーザが入力した、上記提案メッセージに対する返答が、提案に同意する返答である場合、上記決定手段による決定内容に基づく制御を上記制御対象とする電気機器に対して行う構成であってもよい。
上記の構成によれば、制御手段は、判定手段の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定すると、当該電気機器の制御を行うことを提案する提案メッセージを入出力装置に出力させる。これにより、ユーザの返答が上記の提案に同意する返答である場合に、上記の決定内容に基づいて電気機器を制御することができる。この場合、ユーザの同意が得られた提案のみに応じた電気機器の制御が行われるため、ユーザにとって不必要な電気機器の制御を行わずに済む。
本発明の各態様に係る電気機器制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記電気機器制御装置が備える各手段として動作させることにより上記電気機器制御装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
〔まとめ2〕
本発明の態様11に係る電気機器制御装置(制御サーバ1)は、入出力装置(掃除ロボット4)に対するユーザの入力を解析して、上記ユーザの状態を判定する判定手段(判定部13、制御部14)と、上記判定手段による判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する決定手段(制御部14)と、上記決定手段による決定内容に基づいて、上記制御対象とする電気機器を制御する制御手段(制御部14)と、外部情報を取得する外部情報取得手段(外部情報取得部15)と、上記外部情報に基づいて、上記ユーザの状態を推測する推測手段(推測部16)とを備え、上記判定手段は、上記推測手段による推測結果に基づいて、上記ユーザの状態を問う質問メッセージを上記ユーザに対して上記入出力装置に発信させ、上記入出力装置に対して上記ユーザが入力した、上記質問メッセージに対する返答を解析して、上記ユーザの状態を判定し、上記外部情報は、ユーザがいる室内の温度、およびユーザがいる室内の湿度の少なくとも何れかを含む。
また、本発明の態様12に係る電気機器制御方法は、入出力装置に対するユーザの入力を解析して、ユーザの状態を判定する判定ステップと、上記判定ステップにおける判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定する決定ステップと、上記決定ステップにおける決定内容に基づいて、上記制御対象とする電気機器を制御する制御ステップと、外部情報を取得するステップと、上記外部情報に基づいて、上記ユーザの状態を推測するステップと、を含み、上記判定ステップでは、上記ユーザの状態を推測するステップによる推測結果に基づいて、上記ユーザの状態を問う質問メッセージを上記ユーザに対して上記入出力装置に発信させ、上記入出力装置に対して上記ユーザが入力した、上記質問メッセージに対する返答を解析して、上記ユーザの状態を判定し、上記外部情報は、ユーザがいる室内の温度、およびユーザがいる室内の湿度の少なくとも何れかを含む。
なお、上記の外部情報は、天気予報による温度とユーザがいる室内の温度とを含む温度情報、および天気予報による湿度とユーザがいる室内の湿度とを含む湿度情報の少なくとも何れかを含むものであってもよい。
また、本発明の態様13に係る電気機器制御システムは、本発明の態様11に記載の電気機器制御装置と、入出力装置とを備える。
上記の構成によれば、ユーザが感じていること(「暑い」、「眠い」等)を口にする等して発した情報が入出力装置に入力されることにより、判定手段は入出力装置に入力された情報を解析してユーザの状態を判定する。そして、制御手段は、判定結果に基づいて、電気機器の制御を行う。したがって、本発明の一態様に係る電気機器制御装置では、ユーザが自発的に電気機器の操作指示を入力しなくても、ユーザの状態に応じて、電気機器の制御を制御手段が自発的に行う。
ユーザの中には、自ら電気機器の操作指示を入力することを躊躇ったり、面倒くさがったりする者もいる。また、ハンディキャップを抱えているユーザとっては、家電機器の操作指示を入力すること自体が困難な場合もある。しかし、本発明の態様11〜態様13に係る電気機器制御装置では、ユーザが感じていることを口にする等して発するだけでよく、ユーザ自らが各電気機器の操作指示を入力する必要がないので、ユーザに複雑な操作を強いずに電気機器の制御を行うことができる。したがって、本発明の態様11〜態様13に係る電気機器制御装置は上述したようなユーザによっては最適である。
例えば、ユーザが「暑い」と口にすると、入出力装置にはユーザが発した「暑い」という音声が入力される。判定手段は、入出力装置に対するユーザの入力(「暑い」という音声)を解析して、ユーザの状態を判定する。この場合、判定手段は、ユーザは現在「暑く感じている」状態にあると判定する。決定手段は、ユーザが現在「暑く感じている」状態にあると判定手段により判定されたので、当該状態に応じた制御対象ならびにその制御内容を決定する。例えば、決定手段が制御対象とする電気機器を「エアコン」とし、その制御内容を「エアコンをつける」に決定したとすると、制御手段は、決定手段による決定内容に基づいて、エアコンをつける。
さらに、上記の構成によれば、推測手段は、外部情報に基づいてユーザの状態を推測する。そして、制御手段は、推測結果に基づいて、ユーザの状態を問う質問メッセージを入出力装置に出力させる。これにより、ユーザが感じていること(「暑い」、「眠い」等)を自らが発する前に、ユーザの状態を推測してその状態を入出力装置に問いかけさせることができる。入出力装置から問いかけられることがきっかけとなり、ユーザはより抵抗なく自身の状態を入出力装置に対して伝えることができる。特に、入出力装置が出力する質問メッセージに対して、「うん」、「はい」等の肯定を意味する返答をするだけで制御手段が電気機器の制御を自発的に行うので、極めて簡便である。
また、本発明の態様14に係る電気機器制御装置においては、上記制御手段は、上記決定手段による決定内容に基づいて、上記制御対象とする電気機器を制御することを提案する提案メッセージを上記ユーザに対して上記入出力装置に発信させ、上記入出力装置に対して上記ユーザが入力した、上記提案メッセージに対する返答が、提案に同意する返答である場合、上記決定手段による決定内容に基づく制御を上記制御対象とする電気機器に対して行う構成であってもよい。
上記の構成によれば、制御手段は、判定手段の判定結果に基づいて、制御対象とする電気機器、ならびにその制御内容を決定すると、当該電気機器の制御を行うことを提案する提案メッセージを入出力装置に出力させる。これにより、ユーザの返答が上記の提案に同意する返答である場合に、上記の決定内容に基づいて電気機器を制御することができる。この場合、ユーザの同意が得られた提案のみに応じた電気機器の制御が行われるため、ユーザにとって不必要な電気機器の制御を行わずに済む。
本発明の各態様に係る電気機器制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記電気機器制御装置が備える各手段として動作させることにより上記電気機器制御装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
また、上述した入出力装置および電気機器、ならびに外部情報を送信するセンサについても、本発明の範疇に入る。
本発明の態様15に係る入出力装置(掃除ロボット4)は、メッセージまたは情報の入出力を行う入出力装置であって、外部情報を参照してユーザの状態を推測した推測結果に基づいて、上記ユーザの状態を問う質問メッセージを上記ユーザに対して出力し、上記質問メッセージに対する上記ユーザからの返答を受け付け、上記返答を示す入力情報を電気機器制御装置(制御サーバ1)に送信し、上記外部情報は、天気予報による温度、天気予報による湿度、ユーザがいる室内の温度、ユーザがいる室内の湿度、現在時刻、上記ユーザの睡眠時間を示す情報、上記ユーザのスケジュールを示す情報、上記ユーザの起床時刻、および交通情報の少なくとも何れかを含む。
また、本発明の態様16に係る電気機器は、操作指示に従って、自身の動作を制御する電気機器であって、上記操作指示は、外部情報に基づいて上記ユーザの状態を問う質問メッセージに対するユーザの返答を解析して、上記ユーザの状態を判定した判定結果に基づいて決定されたものであり、上記外部情報は、天気予報による温度、天気予報による湿度、ユーザがいる室内の温度、ユーザがいる室内の湿度、現在時刻、上記ユーザの睡眠時間を示す情報、上記ユーザのスケジュールを示す情報、上記ユーザの起床時刻、および交通情報の少なくとも何れかを含む。
また、本発明の態様17に係るセンサは、ユーザがいる室内の温度または湿度を検知し、本発明の態様11または14に記載の電気機器制御装置に、上記ユーザがいる室内の温度または湿度の情報を送信する。