JP2019002515A - 水素充填装置 - Google Patents
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Abstract
Description
燃料電池を駆動源とする自動車も、燃料電池乗用車(FCV)のみならず、燃料電池を駆動源とするバスや自動二輪車(オートバイ)も登場している。そのため、水素ステーションにおいては、燃料電池乗用車、燃料電池バス、燃料電池オートバイに対して、水素を充填する必要がある。
しかし、燃料電池乗用車、燃料電池バス、燃料電池オートバイでは充填タンクの容量が大きく異なっているので、水素が充填される車両の種類が誤判断されると(換言すれば、水素を供給している自動車がバスであるか、乗用車であるか、或いはオートバイであるかを間違えて認識してしまうと)、プロトコルに従った適正な水素充填は不可能となる。
ここで、水素を充填する車両におけるタンク容量その他の情報は、車両に存在する通信システムにより水素充填装置に伝達されるが、係る通信システムに不具合が生じた場合その他で、水素充填装置側に車両のタンク容量等の充填に必要な情報が伝達されなかった場合においても、一定量の水素は当該車両に供給して、車両が走行可能であることを確保する必要がある。
しかしながら、水素充填装置側に車両のタンク容量等の情報が伝達されない状態で水素を供給する場合には、水素が充填される車両の種類が誤判断されてしまう可能性が高くなり、プロトコルに従った水素充填が行なわれない可能性も高くなる。
そして前記領域(R)で表示されている車両の種類と、実際に水素を充填している車両の種類とが異なっている場合には、水素充填装置(20)は車両のタンク容量を誤って判断した上で充填しており、水素充填におけるプロトコルで定める昇圧率では充填されていないので、充填作業員は直ちに必要な措置を取ることが出来る。
係る措置を取ることにより、水素タンクの温度上昇や、適正でない昇圧率という危険を防止することが出来る。
そのため、車両内部の通信システムに異常が存在する場合であっても、水素充填装置(20)内の情報処理機構に異常が存在する場合であっても、水素タンクの温度上昇、適正でない昇圧率等の危険を防止することが出来る。その結果、車両内部の通信システム或いは水素充填装置(20)内の情報処理機構に異常がある場合でも、車両に対して安全に水素を供給することが可能となり、当該車両がいわゆる「ガス欠」で走行不能となってしまう事態を防止することが出来る。
そのため、既存の水素充填装置において、容易に本発明を適用することが可能である。
先ず図1を参照して、本発明の実施形態が適用される水素充填装置20の概要について説明する。
図1において、水素ステーション10は、水素ガス貯蔵機構11、圧縮機12、蓄圧機14、冷媒冷却装置16、水素ガス充填装置20(水素充填装置:ディスペンサ)を有しており、水素ガス貯蔵機構11に貯蔵(充填)された水素ガスHを、圧縮機12、蓄圧機14、水素充填装置20を介して、冷媒冷却装置16により冷却しながら、車両(図示せず)の水素タンクに充填する機能を有している。なお、水素ガス貯蔵機構11に貯蔵されている水素ガスHは、蓄圧機14を介さずに、圧縮機12から直接水素充填装置20へ供給することも出来る。
水素充填装置20は情報伝達ラインSL1を介してコントロールユニット40と、情報や信号が授受可能な態様で接続されている。コントロールユニット40は、各部に設けられた温度センサ61、62や圧力センサ63、ガス検知器64〜66、外気温センサ67等からの検出結果に基づき、水素充填装置20やその他の機器の動作を制御する。
図1ではコントロールユニット40は水素充填装置20と別体に示されているが、図示の実施形態においては、コントロールユニット40は水素充填装置20の一部を構成している。もちろん、図1で示すように、コントロールユニット40は水素充填装置20と別体に構成されていても良い。
明確には図示されていないが、車両の通信システム(図示せず)を介して、車両の情報(例えばタンク容量)を水素充填装置20側に伝達する場合には、例えば赤外線通信を用いている。
緊急スイッチ25は、充填作業中に、表示部24における領域24A(図2参照:水素充填重量を表示する領域)の中の領域R(図2参照)に表示される水素充填中の車両の種類と、実際の水素が充填されている車両の種類が異なる場合に、充填作業を行っている作業員により押し下げられる。
後述する様に、緊急スイッチ25が押し下げられた場合には、コントロールユニット40は異常処理の手順に基づく必要な制御を実行するための制御信号を発信する様に構成されている。
水素充填装置20により車両に充填する場合に、充填ノズルを車両側の水素タンク充填口に挿入した際に(或いは所定量を充填した際に)、コントロールユニット40は充填される車両の種類を判断して、燃料電池バス、燃料電池乗用車、燃料電池オートバイの何れに該当するのかを、表示部24の領域Rに表示する。
図2を参照して、表示部24の詳細を説明する。
充填量表示領域24Aに水素充填量を表示するに際して、水素は温度、圧力で容積が大きく変動するので、充填量を容積で表示したのでは、充填がどの程度行われているのかを把握することは出来ない。そのため、水素充填量は重量で表示される。
水素充填量を重量で表示した場合、最大のタンク容量を有するバスでも最大25kg程度であり、100kgにはならない。従って、充填量を表示するためには(充填量表示領域24Aには)6桁の数字を表示する必要は無い。換言すれば、充填量表示領域24Aにおいて、図2では左側の2桁(最初の2桁)くらいには、水素充填量の数値は全く表示されない。
図示の実施形態では、水素充填量の数値が表示されない領域、すなわち、充填量表示領域24Aにおける最初の2桁の領域Rに、バス、乗用車、オートバイの何れであるかを表示するアイコン或いは記号を表示する。
そして、3種類のそれぞれにおいて、水素を充填する車両の通信システムを介して車両の情報が水素充填装置20側に伝達される場合(以下、「通信充填」と記載する)と、当該車両の情報が水素充填装置20側に伝達されない場合(以下、「非通信充填」と記載する)とが存在する。
従って、図示の実施形態では、合計6種類のアイコン或いは記号が領域Rに表示される。
図示の実施形態では、水素を充填する車両の通信システムに異常が発生した場合と、水素充填装置20側に何らかの異常が発生した場合の双方において、車両に対して水素充填を行う様に構成しており、以て、水素電池で駆動する車両がいわゆる「燃料切れ」となり、走行不能になってしまう事態を防止している。
図2(a)における領域Rの表示(領域R下方の水平な棒状の記号或いはアイコン)は、車両の種類が乗用車で、通信充填の場合を示す。
図2(b)における領域Rの表示(記号或いはアイコンが何も表示されていない状態)は、車両が乗用車で、非通信充填の場合を示している。
図2(c)における領域Rの表示(数字のゼロの記号或いはアイコン)は、車両の種類がバスで、通信充填の場合を示している。
図2(d)における領域Rの表示(英小文字の「n」或いは数字のゼロの下方の水平部分を削除した記号或いはアイコン)は、車両がバスで、非通信充填の場合を示している。
さらに、図2(e)における領域Rの表示(数字のゼロの上方に縦の一本線を加えた記号或いはアイコン)は、車両の種類がオートバイで、通信充填の場合を示す。
図2(f)における領域Rの表示(英小文字の「n」の上方に縦の一本線を加えた記号或いはアイコン:または、数字のゼロから下方の水平部分を削除し、その上方に縦の一本線を加えた記号或いはアイコン)は、車両がオートバイで、非通信充填の場合を示している。
もちろん、図2(a)〜(f)のアイコン或いは記号のみに限定されるものではなく、種々のアイコン或いは記号を用いることが出来る。
温度表示領域24Cには、その瞬間における水素充填装置20内の水素の温度が表示される。当該水素温度は水素充填が開始される前(待機中、準備完了等等)は常温程度(図2の場合は24.5°C)であるが、水素充填中は冷媒冷却温度の−40°C近くまで低下する。
なお、充填量表示領域24A、状態表示領域24B、温度表示領域24Cの表示について、図5を参照して後述する。
図2及び図5において、充填量、車両の状態及び温度の表示は通常の数字、文字で表してされているが、電子的な表示装置に対応して、いわゆる7セグメントディスプレイにより表示させることも可能である。
図3において、コントロールユニット40は破線で囲まれた部分として包括的に表示されており、ノズル脱圧ブロック40A、充填許可ブロック40B、開始スイッチ押し下げ判定ブロック40C、充填開始信号発生ブロック40D、車両通信チェックブロック40E、容量推定ブロック40F、車両の種類特定ブロック40G、車両種類表示信号発生ブロック40H、プロトコル実行ブロック40I、異常処理ブロック40Jを有している。
なお図3では煩雑さを避けるため、各種外部スイッチ(ノズルスイッチ73等)からコントロールユニット40へ情報信号を送信する際に経由する入力側インターフェースと、コントロールユニット40から各種外部機構(充填部22等)へ制御信号を送信する際に経由する出力側インターフェースについても省略している。
ノズル内の圧力をパージしたならば(脱圧が完了したならば)、ノズル脱圧ブロック40Aは、情報ラインIL1を介して、脱圧終了の信号を充填許可ブロック40Bに送信する。
充填許可ブロック40Bは、ノズル脱圧ブロック40Aから脱圧終了信号を受信した場合に、情報ラインIL2を介して、充填許可信号を充填開始信号発生ブロック40Dに送信する機能を有している。充填許可ブロック40Bが充填許可信号を送信する条件には、ノズル脱圧の完了と、図3では明示されてはいないが、例えば図示しないPOSシステムからの許可信号(冷凍機が準備完了した旨の制御信号等)の受信がある。
そして、開始スイッチ72が押し下げられた(開始スイッチ72がON)と判断した場合には、開始スイッチ押し下げ判定ブロック40Cは、開始スイッチ押し下げ信号を、情報ラインIL3を介して充填開始信号発生ブロック40Dに送信する。
そのため充填開始信号発生ブロック40Dは、ノズル脱圧完了の信号及び充填開始スイッチ押し下げの信号を、情報信号ラインIL4を介してプロトコル実行ブロック40Iに送信する。
しかし、車両の通信システムに異常が発生した場合や、水素充填装置20側のシステムなどに何らかの異常が発生した場合には、当該情報(タンク容量等)が水素充填装置20側に伝達されない恐れが存在する。
また、車両通信チェックブロック40Eは、車両側の通信システムを介して前記情報が送信されている場合には、情報信号ラインIL5を介して、前記情報を車両の種類特定ブロック40Gに送信する機能を有している。
一方、車両通信チェックブロック40Eは、前記情報が送信されていない場合には、通信システムを介して充填に必要な車両の状態を示す情報(例えばタンク容量)が送信されていない旨の信号を、情報信号ラインIL6を介して容量推定ブロック40Fに送信する機能を有している。
また容量推定ブロック40Fは、情報信号ラインIL7を介して、推定結果(推定されたタンク容量)を車両の種類特定ブロック40Gに送信する機能を有している。
なお、車両の通信システムにより水素充填装置20側のコントロールユニット40に車両の状態を示す情報が伝達される場合には、容量推定ブロック40Fにより車両のタンク容量を推定する必要が無いので、容量推定ブロック40Fはバイパスされる。
従って、車両の水素タンク容量が分かれば、当該タンクを有する車両がバスであるのか、乗車であるのか或いはオートバイであるのかを、正確に判断することが出来る。
そして車両の種類特定ブロック40Gは、車両通信チェックブロック40E或いは容量推定ブロック40Fから受信した車両のタンク容量に関する情報に基づいて、水素を充填している車両がバス、乗車、オートバイの何れであるのかを判断して、車両の種類を特定する機能を有している。
また車両の種類特定ブロック40Gは、その特定結果(水素を充填している車両がバス、乗車、オートバイの何れであるかの判断結果)を、情報信号ラインIL8を介して車両種類表示信号発生ブロック40Hに送信し、且つ、情報信号ラインIL9を介してプロトコル実行ブロック40Iに送信する機能を有している。
その結果、表示部24の領域Rには、図2(a)〜(f)で示す様に、バス、乗用車、オートバイの何れに対応する記号或いはアイコンが表示される。ここで、図2を参照して上述した様に、領域Rに表示される記号或いはアイコンは、同一種類の車両であっても、通信充填であるか、非通信充填であるかにより異なる。換言すれば、領域Rには、通信充填であるか或いは非通信充填であるのかも表示される。
明示されていないが、プロトコル実行ブロック40Iにおいては、充填中に刻々と変化する水素充填装置20内の水素の温度、圧力、その他多数の情報に基づいて、適正なプロトコルが選択され、選択された適正なプロトコルに基づいて制御信号が発信される。
異常処理に必要な制御信号は、プロトコル実行ブロック40Iから制御信号ラインOL3を介して充填部22に送信される。
図4において、ステップS1では、充填ノズル71がノズル掛けから外されたか否かを判断する。当該判断は、ノズル掛けに設けられたノズルスイッチ73からの検出信号(ノズルスイッチ73のON信号)により、実行される。
図5(a)において、充填ノズル71がノズル掛けから外されていない状態における表示部24の表示内容(図4のステップS1が「No」におけるループの間の表示内容)を示している。係る状態では状態表示領域24Bには、例えば「IdLE」すなわち「待機中」であることが示され、充填量表示領域24Aには直前に充填した充填量(前回充填量)である「4.56」kgが表示されており、温度表示領域24Cには水素充填装置20内の水素の温度「24.5」°Cが表示されている。
充填ノズル71がノズル掛けから外されていなければ(ステップS1が「No」)、ステップS1に戻る(ステップS1が「No」のループ)。
ステップS2では、ノズル内の圧力をパージ(脱圧)して、ノズルが車両の充填口に挿入可能な状態にせしめる。そしてステップS3に進む。
ここで、ノズル内の脱圧制御は、ノズル脱圧ブロック40A(図3)により実行される。
充填ノズル内の脱圧が終了した場合には(ステップS3が「Yes」)、ステップS4に進む。一方、充填ノズル内の脱圧が終了していない場合(ステップS3が「No」)、ステップS2に戻る(ステップS3が「No」のループ)。
図5(b)はステップS3が「No」のループにおける表示部24の表示を示す。図5(b)において、充填ノズル内を脱圧中の表示部24を示している。状態表示領域24Bは「脱圧中」を示す表示「PUrGE」となっている。
水素充填ノズル71を車両の充填口に装着すると、ステップS5に進む。
「充填許可待ち」における表示が図5(c)で示されており、状態表示領域24Bは「充填許可待ち」である旨の表示「PrE」が表示されている。
充填許可がされた場合(ステップS5が「Yes」)、ステップS6に進む。
充填許可がなされていない場合(ステップS5が「No」)、ステップS5に戻る(ステップS5が「No」のループ)。
開始スイッチ72が押し下げられた場合(ステップS6が「Yes」)、ステップS7に進む。開始スイッチ72が押し下げられていない場合(ステップS6が「No」)、ステップS6に戻る(ステップS6が「No」のループ)。
図5(i)は水素充填が終了した時の表示部24の表示内容を示しており、状態表示領域24Bには「水素充填が終了」したことを示す様に、例えば「End」と表示される。
水素充填が終了し、作業者により水素充填ノズルが車両の充填口から抜かれ、ノズル掛けに掛けられると、表示部24は図5(a)の様に表示する。
車両の状態を示す情報が水素充填装置20側に送信されている場合(ステップS7が「Yes」)、ステップS8に進む。
一方、車両の状態を示す情報が水素充填装置20側に送信されていない場合(ステップS7が「No」)、ステップS9に進む。上述した通り、車両の状態を示す情報が水素充填装置20側に送信されていない状態は、車両側の通信システムに異常が存在する場合と、水素充填装置20内の情報処理系統に異常が存在する場合の双方を含んでいる。
ステップS9(車両の状態を示す情報が水素充填装置20側に送信されていない場合)では、車両側の通信システム経由では水素タンク容量の情報を取得することが出来ないので、容量推定ブロック40F(図3)により、車両の水素タンク容量を推定する。そしてステップS10に進む。
車両の種類の特定は、車両通信チェックブロック40E或いは容量推定ブロック40Fから受信した車両のタンク容量等の情報に基づき、車両の種類特定ブロック40G(図3)により実行される。
そしてステップS11に進む。
図2(a)〜(f)を参照して上述した様に、表示部24の領域Rには車両の種類に加えて、車両側の通信システムを介して車両情報が送信されている通信充填であるのか、車両側の通信システムを介して車両情報が送信されていない非通信充填であるのかが、併せて表示される。
そしてステップS12に進む。
表示部24の領域Rにおける表示と実際の車両の種類が一致していれば(ステップS12が「Yes」)、作業者はそのまま水素充填作業を継続する。そしてステップS13に進む。
ステップS13では、車両の種類に対応した所定のプロトコルに沿って(水素充填方式を選択して)水素充填を実行する。当該水素充填は、プロトコル実行ブロック40Iにより制御、実行される。
ステップS14では、表示部24の領域Rに表示された車両の種類と実際の車両の種類が相違しているという異常事態に対処する所定の手順に沿って、必要な処置が実行される。当該異常に対処する処理は、プロトコル実行ブロック40Iにより制御されて実行される。
例えば改造等によりタンク容量が車両の製造時とは異なっている場合等を考慮しているからである。
図6において、水素充填ノズル71の先端近傍(図6で左側近傍)には3つの突起71A、71B、71Cが設けられている。図6では明示されていないが、突起71A、71B、71Cは弾性手段(図示せず)により半径方向外方に付勢されているが、半径方向内方に容易に変位する様に構成されている。そのため、車両の充填口に突起71A、71B、71Cに対応する凹部が存在しない場合には、水素充填ノズル71を車両充填口に装着した際に、突起71A、71B、71Cは半径方向内方に引っ込む様に構成されている。
一方、図示しない車両の充填口には単一の凹部のみが形成されており、凹部の円周方向位置は、乗用車、バス、オートバイにより異なっている。
水素充填ノズル71を車両充填口に装着した際に、車両が乗用車、バス、オートバイの何れかであるかにより、水素充填ノズル71の3箇所の突起71A、71B、71Cのうち2箇所の突起が半径方向内方に引っ込み、1箇所の突起のみは引っ込むことなく、車両充填口に形成された凹部に嵌合する。
コントロールユニット40は、電気信号により突起71A、71B、71Cの何れの突起が半径方向内方に引っ込まなかったかを判断し、以て、車両が乗用車、バス、オートバイの何れかであるかを判断することが出来る。
そして前記領域Rで表示されている車両の種類と、実際に水素を充填している車両の種類とが異なっている場合には、水素充填装置20は車両のタンク容量を誤って判断した上で充填しており、水素充填におけるプロトコルで定める昇圧率では充填されていないので、充填作業員は直ちに緊急スイッチ25を押し下げ、それにより水素充填装置20(コントロールユニット40)は当該異常時に必要な措置を実行することが出来る。
係る措置を実行することにより、水素タンクの温度上昇や、適正でない昇圧率という危険を防止することが出来る。
そのため、車両内部の通信システムに異常が存在する場合と、水素充填装置20内の情報処理機構に異常が存在する場合において、車両に対して水素充填を行っても、水素タンクの温度上昇や、適正でない昇圧率という危険を防止することが出来る。その結果、車両内部の通信システムや水素充填装置20内の情報処理機構に異常がある場合においても、車両に対して安全に水素を供給することが可能となり、当該車両がいわゆる「ガス欠」で走行不能となってしまう事態を防止することが出来る。
加えて、領域Rには水素充填中の車両の種類に加えて、通信充填、非通信充填が表示されるため、車両内部の通信システムや水素充填装置20内の情報処理機構の異常を確認することが出来る。
例えば、本発明の実施に際して、コントローラ40(制御装置)は情報処理機能を有する機器であれば特に制約は無く、必ずしも図3、図4に示す形態の機器に限定する必要は無い。
24・・・表示部
24A・・・水素充填重量で表示する領域
25・・・緊急スイッチ
40・・・コントロールユニット(制御装置)
71・・・充填ノズル
R・・・領域
Claims (4)
- 水素充填中の車両の種類を表示する領域を有することを特徴とする水素充填装置。
- 水素充填中の車両の種類を特定する機能を有する制御装置を備え、赤外線通信を介して車両情報を前記制御装置へ送信する信号伝達機構を有する請求項1の水素充填装置。
- 水素充填中の車両の種類を特定する機能を有する制御装置と、充填ノズルを車両の充填口に装着する接続機構を有し、当該接続機構は充填ノズルと充填口との相対位置に対応した車両情報を前記制御装置へ送信する機能を有している請求項1の水素充填装置。
- 水素充填中の車両の種類を特定する機能を有する制御装置を備え、当該制御装置は、車両の種類に基づいて水素充填方式を選択する機能を有している請求項1〜3の何れか1項の水素充填装置。
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