JP2019000007A - 食肉盛付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外観よく盛り付けでき、かつ作業効率を向上させることができる食肉盛付装置を提供する。【解決手段】 食肉盛付装置1は、搬送される食肉91を掬い上げて保持する保持部2を有する装置である。保持部2は、軸方向が搬送方向に対向する方向を長手方向とし、その先端が基端に対して搬送方向の上流側に位置する保持棒21を備える。保持棒21は、その先端部分に少なくとも傾斜面を有する掬い上げ部23を有する。食肉盛付装置1は、保持棒21で食肉91を掬い上げることで、接触面積を低減して安定かつ容易に食肉91を保持棒21で保持することができ、保持した食肉91をトレー92に外観よく盛り付けでき、かつ作業効率を向上させることができる。【選択図】 図2
Description
本発明は、搬送装置で搬送される食肉を保持・盛り付ける装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、スライス肉片を折り曲げ手段によって二つ折り、鱗列状に積み重ねて、1パック分量のスライス肉片群を形成するスライス肉片のトレー盛付装置が知られている。また、特許文献2に示すように、コンベアにある肉片群を折りたたみ板により3つ折りに折りたたむ薄切肉片群の折りたたみ装置が知られている。
スライスされた食肉をパックに盛り付ける場合、一義的にはパックにきれいに折り畳む必要がある。また、食肉の両端に脂身部分が形成されることが多く、両端を下側に折り畳んだ3つ折りにすることが外観上、好ましい。特許文献1に記載の従来の2つ折りの折りたたみ装置ではこのような外観上好ましい盛付ができなかった。
また、特許文献2に記載の3つ折りの折り畳み装置では、搬送される食肉の両端を上側に折り畳むもので、その後に反転させる動作が必要となる。このような動作により、盛り付けた食肉の外観があまり良くない場合があった。また、コンベア上で折り曲げると、外観の主要部位となる食肉の搬送面との接触部位に皺などを生じやすく、外観があまり良くない場合があった。
そこで、両端を下側に折り畳み、食肉の外観をきれいに保つために、搬送される食肉をいったん保持して、折り畳む食肉盛付装置を提供することを目的とする。また、接触面積を低減して、トレーに盛りつけた複数の食肉の外観を向上させ、かつ作業効率を向上させることも目的とする。
本発明の食肉盛付装置は、上記課題に鑑み、搬送される食肉を掬い上げて保持する保持部を有する装置であって、保持部は、軸方向が搬送方向に対向する方向を長手方向とし、その先端が基端に対して搬送方向の上流側に位置する保持棒を備えることを特徴とするものである。
また、上述した構成に加え、保持棒は、その先端部分に少なくとも傾斜面を有する掬い上げ部を有することが好ましい。
また、上述した構成に加え、保持棒は、軸周りに回転することが好ましい。
また、上述した構成に加え、複数の並列する保持棒を有し、複数の保持棒のうち、一方の保持棒が軸周りに回転し、もう一方の保持棒が前記一方の保持棒と逆回転することが好ましい。
また、上述した構成に加え、複数の並列する保持棒を有し、複数の保持棒は、食肉を掬い上げて保持した状態で、両側に位置する保持棒が遠ざかる方向へ移動するスライド部を有することが好ましい。
また、上述した構成に加え、保持棒で掬い上げる位置よりも上流で搬送面ごと食肉を隆起させる隆起部を有する搬送装置を備えることが好ましい。
また、上述した構成に加え、複数の並列する保持棒を有し、複数の保持棒で掬い上げた食肉の左右両側を下方に折り曲げる折り畳み部を備えることが好ましい。
また、上述した構成に加え、折り畳み部は、軸方向が搬送方向に対向する方向を長手方向とする複数の円柱部からなり、保持された食肉の外側上方から食肉の下方へ円弧を描きスライドして折り畳むものであって、当該円弧スライドは、食肉の外側の円弧半径が内側の円弧半径より大きいことが好ましい。
また、上述した構成に加え、保持棒で保持した食肉を下流の第2搬送装置に供給する食肉供給部を備え、保持棒は食肉の供給時に軸周りに回転することが好ましい。
また、上述した構成に加え、下流の第2搬送装置にトレーを供給するトレー供給部を備え、食肉供給部による食肉の供給と、トレー供給部によるトレーの供給とが同期することが好ましい。
また、上述した構成に加え、食肉供給部は、食肉を第2搬送装置の搬送方向に沿って押し出し供給する食肉押出部を有し、トレー供給部は、トレーを第2搬送装置の搬送方向に沿って押し出し供給するトレー押出部を有し、食肉押出部は、トレー押出部に係合する係合部を有し、食肉押出部は、係合したトレー押出部を伴って押し出すことが好ましい。
本発明による保持棒は、搬送方向にその長手方向を対向するよう配置したことで、搬送される食肉を掬い上げて保持し易くすることができる。
また、本発明の食肉盛付装置は、保持棒の先端部分に掬い上げ部を有することで、保持棒と食肉との摩擦が軽減され、食肉を掬い上げて保持しやすくでき、食肉を効率よく保持することができる。
また、本発明の食肉盛付装置は、保持棒が軸周りに回転することで、保持棒と食肉との摩擦が軽減され、食肉を掬い上げて保持しやすくでき、食肉を効率よく保持することができる。
また、本発明の食肉盛付装置は、複数の保持棒により、食肉を安定して保持することが可能になり、複数の保持棒が互いに外側に逆回転することにより、保持した食肉を安定的に保持することが可能になる。また、スライド部を備えることで、食肉の弛みを解消でき、外観よく食肉を保持できる。
また、本発明の保持棒による保持では、隆起部を有する搬送装置を上流に備えることで、搬送面に保持棒を差し入れる段差を形成でき、保持棒で食肉を掬い上げやすくできる。
本発明による折り畳み部は、食肉を両端折り状態にでき、保持した食肉を外観よく3つ折りにできると共に、食肉の型崩れを抑制できる。
本発明による保持棒は、食肉の供給時に軸周りに回転することで、食肉の保持棒への付着や弛みを抑制して、保持した食肉を下流の装置に効率よくかつ外観よく供給できる。
また、本発明の食肉供給部は、供給動作とトレー供給部による供給動作とを同期して行うことで、食肉を載せながらトレーを第2搬送装置に供給でき、効率よく食肉を盛り付けたトレーを第2搬送装置に供給できる。
また、本発明の食肉供給部は、食肉押出部が係合部によりトレー押出部を伴って動作することで、食肉の供給動作(押出動作)とトレーの供給動作(押出動作)との同期を容易かつ簡素に行うことができる。
本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態の説明において、図1に示す食肉加工設備において、食肉盛付装置1を基準に搬送方向(図1中矢印A1参照)に沿って第1搬送装置81側を上流とし、第2搬送装置82側を下流とする。
また、食肉盛付装置1は、特に指定しない限り、第1搬送装置81に対向配置した姿勢を基準とし、第1搬送装置81に対向する側を前方とし、搬送方向に沿った反対側(第2搬送装置82側)を後方として説明する。
食肉盛付装置1は、図1に示すように、スライサーによるスライスなどの加工装置89で加工された食肉91を搬送する第1搬送装置81と、食肉91を載せたトレー92を搬送する第2搬送装置82との間に配置される。第1搬送装置81及び第2搬送装置82は、無端状態により搬送することができるコンベアである。本実施形態では、平ベルトコンベアを用いているが、丸ベルトコンベアや他のコンベアであってもよい。加工された食肉91は、例えば左右に幅広の短冊状にスライスされた単体のスライス肉だけでなく、当該スライス肉を複数重ねたスライス肉群を含むものであり、本件の食肉盛付装置1はこれらの食肉91を対象とする。
食肉盛付装置1は、図1および図2に示すように、食肉91を保持するための2台の保持ユニット11、11と、この2台の保持ユニット11、11を上下動させるために各々に配置された2台の昇降部12、12と、保持ユニット11、11および昇降部12、12を回転させる1つの回転台13と、トレー92を供給するトレー供給部6とを備える。
食肉盛付装置1は、保持ユニット11および昇降部12からなる組が互いに背中を向けて前後に並び配置される。保持ユニット11および昇降部12の組は前後で同じ構成である。この保持ユニット11が第1搬送装置側に向いている状態を第1状態、第2搬送装置側に向いている状態を第2状態として説明する。
回転台13は、前後一対(2組)の保持ユニット11および昇降部12を水平面上で回転させ、これらの向きを第1搬送装置81に臨む第1位置と、第2搬送装置82およびトレー供給部6に臨む第2位置とで互いに位置を入れ替えながら切り替える。回転台13は、保持ユニット11で保持した食肉91が落下しない程度であれば水平回転に限らない。回転台13は、例えば時計回りに回転させるが、反時計回りであってもよい。以下、特に指定しない限り、第1位置の状態(第1位置の保持ユニット11および昇降部12の組)を例に説明する。
昇降部12は、保持ユニット11を上下に昇降させる。保持ユニット11は、図3(a)に示すように、昇降部12による昇降で第1搬送装置81または第2搬送装置82に関連する下方位置と、図3(b)に示すように、回転台13により回転可能な上方位置とに切り替わる。
保持ユニット11は、図4に示すように、食肉91を掬い上げ、保持する保持部2と、保持部2をスライドさせるスライド部3と、保持部2で保持した食肉91を折り曲げる折り畳み部4と、保持した食肉91を第2搬送装置82に供給する食肉供給部5とを備える。
保持部2は、搬送された食肉91を掬い上げ保持する複数の保持棒21と、保持棒21を回転させる回転部22とを備え、回転部22は駆動源を有する。保持棒21は、前後に長い円柱状の棒体で、軸方向(長手方向)が搬送方向に対向する。また、保持棒21は、その先端に掬い上げ部23を形成し、その後端24が回転部22に接続する。
保持棒21の先端に形成される掬い上げ部23は、図5(a)に示すように、本実施形態においては先細りの略円錐形状となっている。その他の形態として、図5(b)に示すように、保持棒21の先端が板状になる所謂コテのような形態やその他の形態であってもよい。掬い上げ部23は先端に載った食肉91を保持棒21の軸部分25へとスライドさせるように傾斜面を有するものが好ましい。また、図示しないが、保持棒21は突出する部材であればよく、かならずしも棒状のものに限定されない。
また、保持棒21は、その軸方向・長手方向が搬送方向に対向するものであり、好ましくは両方向が平行する方向であることが好ましい。この対向するとは、保持棒21の長手方向と搬送方向が並行であることであるが、所定の誤差を含む。また、食肉91のサイズ、盛付時の折り畳みサイズを考慮して、両外側の保持棒21をハの字状に各々傾斜させたり、先端が開くように各々傾斜させてもよい。
本実施形態では3つ保持棒21a、21b、21cを用いる。保持棒21の本数は単なる例示であって、2本やそれ以外の本数であってもよい。本実施形態における3つの保持棒21は、中央に1つ、正面視右側に1つ、正面視左側に1つ等間隔に配置される。これらの複数の保持棒21は略同じ高さに配置される並列状態となる。両外側の保持棒21a、21c間の長さは、食肉91の左右幅よりも短くなるようにする。以下、3つの保持棒21を区別する場合、右側を右保持棒21a、中央を中保持棒21b、左側を左保持棒21cとする。右保持棒21aと左保持棒21cは中保持棒21bを基準として左右対称に配置される。
保持棒21は、回転部22により軸周りに回転する。3つの保持棒21のうち、左右の一方(本実施形態では右保持棒21a)が回転部22により軸周りに回転し、もう一方(本実施形態では左保持棒21c)及び中保持棒21bが回転部22により右保持棒21aと逆回転する。具体的には、右保持棒21aは、図4中の矢印A2の向きで軸周り(外回り)に回転し、中保持棒21bおよび左保持棒21cは、図4中の矢印A3の向きで軸周り(反対側の外回り)に回転する。なお、中保持棒21bは、右保持棒21aと同じ向きに回転させてもよい。
図5(c)に示すように、他の実施形態として、保持棒21の後端23から保持棒21を上下に傾ける傾斜形成部を有し、保持棒21を食肉91を保持する水平姿勢と、先端を下方に向けた傾斜姿勢とに切り替えるようにしてもよい。
図5(a)に示すように、保持棒21による食肉91の掬い上げ・保持について説明する。食肉盛付装置1の保持棒21は、第1搬送装置81で搬送される食肉91を、その下方から掬い上げて、保持棒21の軸部25で保持する。本実施形態において、保持棒21は水平姿勢をとる。
また、第1搬送装置81は、保持ユニット11で食肉91を掬い上げる位置に隆起部83を有し、搬送面81aごと食肉91を隆起させる。この隆起により、搬送面81aは当該隆起位置のすぐ下流側で段差が形成され、保持棒21の先端である掬い上げ部23が食肉91の下方に入り易くする。
食肉91が搬送される方向と対向する方向に長手方向を有する保持棒21により、搬送された食肉91を下方から掬い上げ、保持棒21の軸部25に食肉を保持することができる。このとき、保持棒21が軸周り(外回り)に回転することにより、掬い上げ部23の上にある食肉91を円滑に軸部25へと移動させて保持することが可能になる。また、一方の保持棒21と他方の保持棒21とを逆回転させることにより、掬い上げて保持する食肉91が皺寄らず、きれいに保持することができる。
次に折り畳み部4について説明する。折り畳み部4は、図6(a)に示すように、カム機構により左右内側に向けて保持棒21の下方を通り楕円状の円弧(図6(a)中の矢印A4参照)を描きスライドすることで、保持部2で保持した食肉91の両側が下方に折り畳まれるように折り曲げる。折り畳み部4は、例えば左右夫々に配置される。なお、左右の折り畳み部4、4は、ほぼ対称であるため、図6(a)の左側の折り畳み部4を例に説明する。
本実施形態における折り畳み部4は、楕円形状の孔41aを有するガイド板41と、ガイド板41の孔41aに沿ってスライドするスライド板42と、スライド板42に固定された複数の円柱部43と、スライド板42を動かす第3駆動部44とを有する。楕円形状の孔41aとは、図6における左右方向の内側が半径の小さくなり外側が半径の大きくなる円弧となるようにしたものであり、この楕円状の円弧を描きスライド板42および円柱部43がスライドする。
本実施形態における円柱部43は、軸方向が搬送方向と対向する方向にあるもので、保持棒21よりも短い円柱状のものである。左右各々4つ設けられた円柱部43は、左右に等間隔で並び、その先端は保持棒21と同じく傾斜面を有する。
円柱部43は、図6(a)に示すように、ガイド板41の孔41aに沿ったスライドにより、両側の保持棒21よりも外側でかつ保持棒21よりも上方に位置する解放位置から、図6(b)に示すように、両側の保持棒21よりも内側でかつ保持棒21よりも下方または保持棒21と略同じ高さに位置する曲げ位置との間を移動する。
曲げ位置の状態において、保持棒21の下方近傍を通る円柱部43を除く他の円柱部43が略一直線上に並び、保持棒21の下方近傍を通る円柱部43がこの直線よりも若干下方にずれた位置となることが好ましい。
折り畳み部4は、図7に示すように、各々の円柱部43が曲げ位置に移動することで、両側の保持棒21より外側にはみ出た食肉91の両側端91aを内側に折り曲げ、当該両側端91aが食肉91の下方になるように折り畳まれる。
これにより、食肉91は両端折り状態となる。折り畳み部4は、円柱部43が曲げ位置で待機することで、食肉91を両端折り状態で維持する。なお、両端折り状態は、実施形態では両側端91aが互いに重ならない観音折りと呼ばれる状態であったり、両側端91aの少なくとも一部が重なる三つ折り状態であってもよい。
本実施形態では図示しないが、折り畳み部4は左右の保持棒21、21を支点に食肉91の両端を折り畳むものであり、左右の保持棒21、21間の間隔を調整することにより、折り畳みサイズを調整することもできる。
また、折り畳み部4のガイド板41の孔41aは、真円ではなく図6における左右方向の内側が半径の小さく外側が半径の大きな円弧となるようにした楕円形状である。この外側が半径の大きな円弧とすることで、スライド板41に設けられた円柱部43が前記解放位置において保持棒21から遠ざかる位置であり、かつ、保持棒21の上方に位置することになり、円柱部43が食肉91の掬い上げ・保持を阻害しないようにしている。
次に、スライド部3について説明する。スライド部3は、中保持棒21bを中央(基準)として、両側の保持棒21の間の左右の距離を調節する。スライド部3は、例えば、図3および図4に示すように、右保持棒21aを左右に移動させる右スライド部3aと、左保持棒21cを左右に移動させる左スライド部3bとに分割して設けられる。なお、保持棒21を偶数設けた場合、最も内側の2つの保持棒21間の左右の中点が距離の基準となる。
右スライド部3aは、保持ユニット11の後部に配置される右駆動部31と、右駆動部31に駆動され、保持部2(右保持棒21a)を水平移動させる右機構部32と、この水平移動をガイドする右ガイド33とを備える。右機構部32は、例えば、ラックアンドピニオン機構であり、保持ユニット11の後部に配置される。右スライド部3aは、左右において、右保持棒21aを中保持棒21bに近づけたり遠ざけたりする。
左スライド部3bは、保持ユニット11の下部に配置される左駆動部34と、左駆動部34に駆動され、保持部2(左保持棒21c)を水平移動させる左機構部35と、この水平移動をガイドする左ガイド36とを備える。左機構部35は、例えば、ラックアンドピニオン機構であり、保持ユニット11の下部に配置される。左スライド部3bは、左右において、左保持棒21cを中保持棒21bに近づけたり遠ざけたりする。
両スライド部3は、保持棒21が食肉91を掬い上げて保持し、折り畳み部4で食肉91を折り畳んだ状態で動作する。スライド部3は、両側に位置する保持棒21(右保持棒21aおよび左保持棒21c)を互いに遠ざかる方向(左右外側)へ移動させる。これにより、食肉盛付装置1は、保持棒21で保持した食肉91を左右に引っ張り、食肉91の左右における弛みを除去できる。さらに、左右に引っ張ることで、食肉91の左右寸法を後述のトレー92の載置スペースに適した寸法に合わせることができる。なお、スライド部3は左右一対に限らず、例えば1つのスライド部3で両側の保持棒21を移動させてもよい。スライド部は、ラックアンドピニオン機構に限らない。
次に、食肉供給部5について説明する。図1に示すように、保持ユニット11が第1搬送装置81側に向いた状態(第1位置)で前述の保持棒21により食肉91を掬い上げおよび保持し、折り畳み部4により折り畳んだ状態で、回転し、第2搬送装置82に向いた状態(第2位置)で、食肉供給部5は作動する。
食肉供給部5は、例えば、図8に示すように、食肉91を押し出す食肉押出部51と、食肉押出部51を前後移動させる駆動部53と、食肉押出部51の前後移動を案内する押出ガイド54とを有する。
食肉押出部51は、駆動部53により、押出動作前の後退位置と、押出動作後の前進位置との間を移動する。後退位置は食肉押出部51の押出前の位置であって食肉押出部51がスライド板42のすぐ前方に位置する。前進位置は食肉押出部51が移動して円柱部43よりも前方に位置するようになる。この移動により、食肉91を押し出して第2搬送装置82に供給する。なお、本実施形態では、第2搬送装置82の搬送方向は、第1搬送装置81の搬送方向(図1中の矢印A1参照)と同じ方向である。
食肉押出部51は、下方に突出する複数のスクレーパー52、52からなる櫛状の形態であり、これらのスクレーパー52、52間には隙間55、55が形成される。この隙間55には保持棒21と曲げ位置における複数の円柱部43が位置するようにしている。これらのスクレーパー52の先端56は、保持ユニット11が上方位置から下方位置に移動することで、トレー供給部6に係合する。
食肉押出部51の各スクレーパー52は、右側に配置された櫛状の右スクレーパ群52aと、中央に配置された櫛状の中スクレーパ群52bと、左側に配置された櫛状の左スクレーパ群52cとが設けられる。3つのスクレーパ群52a、52b、52cは、連結部57により左右横並びで前後動するよう連結される。図6に示すように、右スクレーパ群52aは、隙間55に右側の保持棒21aおよび右端の円柱部43が位置し、左スクレーパ群52cの隙間55にも同様に位置する。また、中スクレーパ群52bは、隙間55に中央の保持棒21bが位置する。
トレー供給部6は、例えば、図9に示すように、第2搬送装置82に臨む供給台61と、供給台61に供給するトレー92を貯めるラック62と、供給台61の押出位置P1にトレー92を誘導するトレーガイド(後述参照)と、トレー92を押出位置P1から第2搬送装置82に押し出すトレー押出部63とを含む。なお、図9において、押出位置P1に示す点線枠は、押出位置P1にトレー92を配置した仮想の状態である。
ラック62は、供給台61にトレー92を供給する供給口を下端に有する箱状である。ラック62は、供給口の上方に複数のトレー92を積載・貯留する。ラック62は一側方または上方の少なくとも1以上を開放しており、この開放箇所からラック62内にトレー92を補給可能である。ラック62は、第2位置の保持ユニット11の左外方前方に位置する。なお、ラック62は、左外方前方に限らず、保持ユニット11や、昇降部12、回転台13の動作に干渉しない位置であればよい。
トレーガイドは、トレー92を誘導する誘導部と、トレー92を位置決めするガードとを備える。本実施形態では、図9および図10に示すように、例えば、第1誘導部64と、第1ガード65と、第2誘導部66と、第2ガード67とを備える。なお、誘導部は、ラック62を押出位置P1に誘導可能であれば、1つでもよく、3つ以上であってもよく、ガードは誘導部の誘導方法や数により適宜設定される。
第1誘導部64は駆動源を有する。第1誘導部64は、ラック62から供給されたトレー92を待機位置P2に向けて押し出し誘導する。第1ガード65は、第1誘導部64で誘導されたトレー92に接触して、トレー92を待機位置P2に位置決め・待機させる。なお、図9において、待機位置P2に示す点線枠は、待機位置P2にトレー92を配置した仮想の状態である。
第2誘導部66は駆動源を有する。第2誘導部66は、待機位置P2のトレー92を押出位置P1に向けて押し出し誘導する。第2ガード67は、第2誘導部66で誘導されたトレー92に接触して、トレー92を押出位置P1に位置決め・待機させる。
トレー押出部63は独自の駆動源を有しない。トレー押出部63は、第2搬送装置82の搬送方向に沿って前後にスライド移動する。トレー押出部63は、このスライド移動により、第2搬送装置82にトレー92を押し出し供給する。
トレー押出部63は、上部にスクレーパー52の先端56に係合する被係合部63aを有する。トレー押出部63は、例えば上端に係合溝を有した板状である。トレー押出部63の係合溝が被係合部63aに相当し、スクレーパー52の先端56が係合部に相当する。係合溝は、上方に開口し、トレー押出部63の左右全体に亘り形成される。
トレー押出部63は、図11および図12に示すように、係合溝の左右の寸法が右スクレーパ群52aの右端の歯から左スクレーパ群52cの左端の歯までの距離よりも長い。係合溝の前後の幅は、食肉押出部51の前後長と略同じである。トレー押出部63は、トレー92を押す平坦な前面を有する。
トレー押出部63は、第2位置の保持ユニット11が下方位置に位置することで、係合溝に各スクレーパー52の先端56が嵌り混み、被係合部63aと食肉押出部51の各スクレーパー52の先端56とが係合する。食肉押出部51と係合状態になったトレー押出部63は、図10および図13に示すように、食肉押出部51の前後動に連動して前後動する。すなわち、食肉盛付装置1は、食肉押出部51による食肉91の押し出し供給とトレー押出部63によるトレー92の押し出し供給とを同期して行う。
このように、食肉盛付装置1は、第1搬送装置81で搬送された食肉91を折り曲げた後トレー92に盛り付けて、第2搬送装置82に供給する。なお、食肉盛付装置1は、第1搬送装置81の一部や第2搬送装置82の一部を含んでもよい。
以下、食肉盛付装置1を用いた食肉保持・盛り付け方法(以下、単に盛り付け方法とする)の一例を、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
盛り付け方法は、掬い上げ工程S1、上昇工程S2、折り曲げ工程S3、弛み取り工程S4、反転工程S5、降下工程S6、トレー準備工程S7、押出工程S8、初期化工程S9を行う。これにより、第1搬送装置81で搬送された食肉91をトレー92と合流させ、第2搬送装置82で搬送できる。
盛り付け方法は、初期状態の食肉盛付装置1を用いて開始される。食肉盛付装置1の初期状態は、第1位置の保持ユニット11が下方位置で、保持部2が水平姿勢で両側の保持棒21の間の距離が第1搬送装置81で搬送される食肉91の左右幅よりも狭く、折り畳み部4が解放位置で、食肉供給部5が後退位置である。
掬い上げ工程S1は、食肉を掬い上げる動作を行う。工程S1は、図5に示すように、保持棒21を傾斜姿勢でかつ回転させながら、第1搬送装置81の搬送面81aと搬送される食肉91との間に差し入れる。このとき、保持部2は、隆起部83による段差に合わせて保持棒21を配置し、保持棒21の先端上部を隆起部83の搬送面81aと略同じ高さまたは若干低い高さに位置させる。
これにより、食肉91は搬送面81aから保持棒21に移動して、掬い上げられる。なお、保持棒21は食肉91の前方上部に次の食肉91を重ねた状態で複数の食肉91を保持することが好ましい。
複数の食肉91を掬い上げた後、保持棒21が水平姿勢に切り替わり、この姿勢で食肉91を保持し、工程S1が完了となる。盛り付け方法は、食肉91を保持したまま、上昇工程S2に移行する。保持棒21の回転は、掬い上げ完了時に停止する。
上昇工程S2では、昇降部12により、保持ユニット11を上方位置に上昇させる。盛り付け方法は、上方位置到着後、工程S2が完了となり、折り曲げ工程S3に移行する。
折り曲げ工程S3では、折り畳み部4およびスライド部3により、保持した食肉91を両端折り状態にし、この状態に食肉91を保持する。盛り付け方法は、食肉91の折り曲げ後、工程S3が完了となり、弛み取り工程S4に移行する。
弛み取り工程S4では、スライド部3により両側の保持棒21を互いに遠ざかる方向に移動させ、食肉91の弛みを解消させる。盛り付け方法は、食肉91の弛み解消により工程S4が完了となり、反転工程S5に移行する。なお、弛み取り工程S4は、折り曲げ工程S3よりも後で押出工程S8よりも前に行えばよい工程であり、この間であれば、反転工程S5の後などに行ってもよい。
反転工程S5では、回転台13により、食肉91を保持する第1位置の保持ユニット11を第2位置に移動させる。このとき、食肉91は、両端折り状態、すなわち両側端91aが折り曲げられ、かつ保持棒21と円柱部43とで挟持された状態で反転するため、安定して保持される。盛り付け方法は、第2位置到着で工程S5が完了となり、降下工程S6に移行する。
降下工程S6からは第2位置での動作となる。このため、以下、第2位置における前後で説明する。
降下工程S6では、昇降部12により第2位置の保持ユニット11を下方位置に降下させ、食肉押出部51(係合部)とトレー押出部63(被係合部63a)とを係合させる。盛り付け方法は、この係合後、工程S6が完了となり、トレー準備工程S7に移行する。
トレー準備工程S7では、ラック62から1つのトレー92が降下・供給され、このトレー92を第1誘導部64により待機位置P2に移動させ、さらに待機位置P2から第2誘導部66により押出位置P1に移動させる。
盛り付け方法は、トレー92が押出位置P1に位置することで、工程S7が完了となる。盛り付け方法は、降下工程S6およびトレー準備工程S7の両方が完了することで、押出工程S8に移行する。
なお、トレー準備工程S7は、掬い上げ工程S1から降下工程S6までの保持ユニット11の動作に依らない、トレー供給部6単体で行える工程である。このため、工程S7は、降下工程S6後に限らず、他の工程S1〜S6のいずれかの途中やいずれかの間に行ってもよい。
押出工程S8では、食肉供給部5により、押出位置P1のトレー92を伴って、保持する食肉91を第2搬送装置82に向けて押し出し、食肉91を下方のトレー92に載せながら(合流させながら)第2搬送装置82に供給する。食肉盛付装置1は、押出工程S8(押出動作)と同時に、保持棒21の回転を再開し、保持棒21と食肉91との摩擦を軽減し、押し出し完了時に回転を停止する。
これにより、盛り付け方法は、1つ分のトレー92における食肉91の保持・供給に関する一連の工程が完了となる。
盛り付け方法は、食肉91を載置したトレー92を継続して供給し続ける場合、第1搬送装置81から継続して搬送・供給される食肉91を掬い上げるため、押出工程S8完了後、第2位置の保持ユニット11を初期状態に戻す初期化工程S9を行う。
初期化工程S9は、例えば、食肉供給部5に、トレー押出部63を伴って食肉押出部51を後退位置に移動させ、トレー押出部63を初期状態に戻す。これにより、食肉供給部5およびトレー供給部6が初期化される。
次に、初期化工程S9では、上昇させた保持ユニット11を回転台13により回転させて、第2位置から第1位置に反転させて(第2反転動作)、第1位置に移動させる。工程S9では、第1位置に移動後、スライド部3を左右外側に移動させると共に、折り畳み部4を折り動作と反対向きに楕円軌道でスライドさせ、スライド部3および折り畳み部4を初期状態の位置に移動させ、これら夫々を初期化する。
初期化工程S9では、スライド部3および折り畳み部4の初期化後、保持ユニット11を昇降部12の降下動作により下方位置に移動させる。これにより、保持ユニット11の各部および位置が前述の初期状態となり、次の食肉91を掬い上げる準備が整い、工程S9が完了となる。盛り付け方法は、初期状態に戻った食肉盛付装置1により、次の食肉91に対して、掬い上げ工程S1(掬い上げ動作)が可能になる。
盛り付け方法は、掬い上げ工程S1から初期化工程S9までを繰り返すことで、継続して食肉91の盛り付け・供給を行うことができる。
また、食肉盛付装置1は、背中合わせで、前後一対の保持ユニット11および昇降部12を備える。以下、便宜上、前述の説明に用いた組の保持ユニット11を第1ユニット11a、昇降部12を第1昇降部12aとし、もう一方の組の保持ユニット11を第2ユニット11b、昇降部12を第2昇降部12bとして区別する。
食肉盛付装置1は、回転台13による回転により、第1位置で食肉91を保持した第1ユニット11aおよび第1昇降部12aが第2位置に移動した際に、第2ユニット11bおよび第2昇降部12bが第1位置に移動する。
食肉盛付装置1は、第1位置に移動した第2ユニット11bを第2昇降部12bにより降下位置に移動させ、かつ各部を第1ユニット11aと同じ初期状態にすることで、第1ユニット11aと同様に第1搬送装置81で搬送される食肉91を保持する(工程S1を行う)ことができる。なお、第2ユニット11bは、第1位置への移動や降下位置への降下の時点で予め初期状態に移行していてもよい。
すなわち、食肉盛付装置1は、第1ユニット11aおよび第2ユニット11bを備えることで、第1ユニット11aが第2位置で動作中に、第1ユニット11aが第1位置で行った動作と同じ事を第1位置の第2ユニット11bで行うことができる。このため、前後の両保持ユニット11で各位置での動作(工程)を平行して行うことで、一方の保持ユニット11のみで行う場合によりも作業効率を約2倍に向上できる。
以上のように、食肉盛付装置1は、複数の食肉91を重ねて搬送面81a(搬送装置)から保持棒21で掬い上げるため、搬送面81aよりも少ない接触面積で食肉91を保持できる。さらに、複数の食肉91を纏めて外観を整えるため、外観よく複数の食肉91を1つのトレー92に盛りつけることができる。
食肉盛付装置1は、保持棒21で掬い上げた位置で複数の食肉91を纏めて折り動作などを行うため、搬送中に個別に折り曲げる場合よりも作業効率を向上させやすくかつ省スペースに構成しやすくできる。
具体的には、食肉盛付装置1は、保持棒21が回転しながら掬い上げることで、保持棒21と食肉91との接触摩擦が軽減され、保持棒21に食肉91を載せやすくでき、作業効率を向上させることができる。さらに、保持部2は、異なる向きで回転する2以上の保持棒21により、食肉91の幅方向を平面視搬送方向に直交する向きに整えて保持できる。
食肉盛付装置1は、保持棒21を搬送方向に対向配置したことで、搬送位置や姿勢が若干ずれた食肉91であっても保持しやすくできる。さらに、保持棒21を搬送方向と平行にすることで、斜めに搬送された食肉91を真直ぐに補正して保持できる。
食肉盛付装置1は、折り畳み部4により折り動作を行うことで、折り曲げた両側端91aにより食肉91を安定して保持できる。これにより、食肉盛付装置1は、食肉91の型崩れを抑制して、押出などの各種動作を行うことができ、外観よくかつ円滑に食肉91を供給できる。
食肉盛付装置1は、折り動作時にスライド部3が連動することで、折り曲げ時の食肉91の過剰な伸びや切れなどを抑制できる。さらに、食肉盛付装置1は、重ねた食肉91を纏めて折り曲げることで、折り曲げた後の複数の食肉91の左右幅を揃えることができ、外観をよくできる。
食肉盛付装置1は、スライド部3により弛み取り動作を行うことで、皺などを解消して、保持した食肉91の外観をよくできると共に、重ねた食肉91の型崩れを抑制して、安定かつ円滑に食肉91を押し出せ、作業効率を向上させることができる。
食肉盛付装置1は、回転台13により反転動作を行うことで、コンベア長の増加を抑えて、装置をコンパクトに構成できる。食肉盛付装置1は、食肉供給部5により食肉91の供給動作を行うことで、効率よく食肉91を第2搬送装置82に供給できる。食肉盛付装置1は、トレー供給部6によりトレー準備動作(工程S7)を行うことで、人力よりも食肉91を載せるトレー92を正確かつ容易に準備できる。
食肉盛付装置1は、食肉供給部5による食肉91の供給動作(押出動作)とトレー供給部6によるトレーの供給動作(押出動作)を連動(同期)して行うことで、食肉91を載せながらトレー92を第2搬送装置82に押し出せ、外観よく食肉91をトレー92に盛り付けでき(載置でき)、かつ作業効率を向上させることができる。さらに、食肉盛付装置1は、食肉押出部51が係合部によりトレー押出部63を伴って動作することで、食肉91の押出動作とトレー92の押出動作との同期を容易かつ簡素に行うことができる。さらに、食肉盛付装置1は、押し出し時に、保持棒21を回転させることで、食肉91の保持棒21への固着による、型崩れ、絡まりや切れの発生を抑制できる。
1…食肉盛付装置、2…保持部、21…保持棒、22…回転部、23…掬い上げ部、3…スライド部、4…折り畳み部、41a…孔、43…円柱部、5…食肉供給部、51…食肉押出部、6…トレー供給部、63…トレー押出部、63a…被係合部、81…第1搬送装置、81a…搬送面、83…隆起部、82…第2搬送装置、91…食肉、92…トレー
Claims (11)
- 搬送される食肉を掬い上げて保持する保持部を有する装置であって、
保持部は、軸方向が搬送方向に対向する方向を長手方向とし、その先端が基端に対して搬送方向の上流側に位置する保持棒を備えることを特徴とする食肉盛付装置。 - 保持棒は、その先端部分に少なくとも傾斜面を有する掬い上げ部を有することを特徴とする請求項1に記載の食肉盛付装置。
- 保持棒は、軸周りに回転することを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の食肉盛付装置。
- 複数の並列する保持棒を有し、
前記複数の保持棒のうち、一方の保持棒が軸周りに回転し、もう一方の保持棒が前記一方の保持棒と逆回転することを特徴とする請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の食肉盛付装置。 - 複数の並列する保持棒を有し、
前記複数の保持棒は、食肉を掬い上げて保持した状態で、両側に位置する保持棒が遠ざかる方向へ移動するスライド部を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4のいずれか一項に記載の食肉盛付装置。 - 保持棒で掬い上げる位置よりも上流で搬送面ごと食肉を隆起させる隆起部を有する搬送装置を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のいずれか一項に記載の食肉盛付装置。
- 複数の並列する保持棒を有し、
前記複数の保持棒で掬い上げた食肉の左右両側を下方に折り曲げる折り畳み部を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6のいずれか一項に記載の食肉盛付装置。 - 折り畳み部は、軸方向が搬送方向に対向する方向を長手方向とする複数の円柱部からなり、保持された食肉の外側上方から食肉の下方へ円弧を描きスライドして折り畳むものであって、
当該円弧スライドは、食肉の外側の円弧半径が内側の円弧半径より大きいことを特徴とする請求項7に記載の食肉盛付装置。 - 保持棒で保持した食肉を下流の第2搬送装置に供給する食肉供給部を備え、
前記保持棒は前記食肉の供給時に軸周りに回転することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のいずれか一項に記載の食肉盛付装置。 - 下流の第2搬送装置にトレーを供給するトレー供給部を備え、
食肉供給部による食肉の供給と、前記トレー供給部による前記トレーの供給とが同期することを特徴とする請求項9に記載の食肉盛付装置。 - 食肉供給部は、食肉を第2搬送装置の搬送方向に沿って押し出し供給する食肉押出部を有し、
トレー供給部は、トレーを前記第2搬送装置の搬送方向に沿って押し出し供給するトレー押出部を有し、
前記食肉押出部は、前記トレー押出部に係合する係合部を有し、
前記食肉押出部は、係合した前記トレー押出部を伴って押し出すことを特徴とする請求項10に記載の食肉盛付装置。
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