JP2018538751A - 無線アクセスネットワークにおけるネットワークスライシングを実行するための方法及びシステム - Google Patents

無線アクセスネットワークにおけるネットワークスライシングを実行するための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

複数のサービスの各々を、ネットワークリソースの一意のセットが割り当てられたスライスと関連付ける段階と、少なくとも1つのサービスと関連付けられたスライスを用いて、サービスのうちの少なくとも1つに関して無線アクセスネットワークにおける情報を伝送する段階と、を含む、無線アクセスネットワークにおけるリソースを割り当てる方法及びシステム。

Description

[関連出願]
本出願は、2015年12月8日に出願された、米国仮特許出願第62/264,629号、及び2016年11月18日に出願された、米国特許出願第15/356,124号に対する優先権及び利益を主張し、これらの両方の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、無線アクセスネットワークのスライシング、及び無線ネットワークにおけるエンドツーエンドネットワークスライスの作成に関する。
モバイルネットワークの設計において、ネットワークが、コアネットワーク(CN)及び無線アクセスネットワーク(RAN)に分けられ得るアーキテクチャが生じている。RANは、ユーザ機器(UE)に無線通信チャネルを提供し、一方、CNは、典型的には、固定リンクを用いるノード及び機能で構成される。RANにおいて、(典型的には、固定ポイント間の)いくつかの無線接続が存在するが、フロントホール及びバックホール接続は、しばしば有線接続に依存する。RANは、CNとは異なる対処すべき要件及び課題を有する。
次世代ネットワークを計画し、そのようなネットワークを可能にし得る技術を研究することで、ネットワークスライシングが、それがCNにおいて提供し得る利点に関して注目を集めている。ネットワーク機能仮想化(NFV)及びソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)のような技術と組み合わされた場合に、ネットワークスライシングが、計算リソース、ストレージリソース、通信リソースの一般的なプールの上への仮想ネットワーク(VN)の作成を可能にし得る。これらのVNは、ネットワーク内トポロジーを制御して設計され得、トラフィック及びリソース分離で設計され得、これにより、1つのスライス内のトラフィック及び処理が、別のスライスにおけるトラフィック及び処理要求から分離される。ネットワークスライスを作成することにより、分離されたネットワークが、スライス向けのトラフィックフローのためのニーズに具体的に適した特性とパラメータで作成され得る。これにより、各スライスが、他のスライスによりサポートされるサービス及びデバイスの要求をサポートできることを要求することなく、リソースの単一のプールが、非常に具体的及び異なるニーズにサービス提供するように分けられることが可能になる。当業者であれば、スライシングされたCNが、複数のコアネットワークとしてRANに現れてもよく、又は、各スライスがスライス識別子により特定される、共通のインタフェースが存在してよいことを理解するであろう。スライスは、それが搬送することを意図されるフローのトラフィックパターンに合わせられ得るが、各スライス内で搬送される(典型的には、同様の要件を有する)複数のサービスが存在してよいことも理解されたい。これらのサービスの各々は、典型的には、サービス識別子により区別される。
スライシングされたコアネットワークを作成する際には、典型的には、スライスリソースのために引き出されているリソースプールが、幾分静的であることを理解されたい。データセンタの計算リソースは、短期的には動的であるとみなされない。2つのデータセンタ間の、又は単一のデータセンタ内でインスタンシエートされた2つの機能間の通信リンクにより提供される帯域幅は、典型的には、動的特性を有しない。
無線アクセスネットワーク内のスライシングのトピックは、いくつかの議論において生じている。RANスライシングは、CNにおけるスライシングでは遭遇しない課題を提起する。UEへの無線リンク上の動的チャネル品質、共通ブロードキャスト伝送媒体上の伝送のための分離の提供、及びRAN及びCNスライスがどのように相互作用するかと関連付けられる課題は、モバイル無線ネットワークにおけるRANスライシングを有用に可能にするために対処される必要がある。
第3世代及び第4世代(3G/4G)ネットワークアーキテクチャにおいて、基地局、ベーストランシーバ基地局、NodeB、及び発展型ノードB(eNodeB)は、ネットワークへの無線インタフェースを指すために用いられる用語であった。以下において、一般的なアクセスポイントを用い、ネットワークの無線エッジノードを示す。アクセスポイントは、伝送ポイント(TP)、受信ポイント(RP)、及び伝送/受信ポイント(TRP)の何れかであると理解される。APという用語は、上述のノード、及びそれらの後続ノードを含むと理解され得るが、それらに必ずしも制限されないことが理解されよう。
SDN及びNFVの使用を通じて、機能ノードが、ネットワークにおける様々なポイントで作成され得、機能ノードへのアクセスが、UE等のデバイスのセットに制限され得る。これにより、一連の仮想ネットワークスライスが作成され得る、ネットワークスライシングと称されてきたものが、異なる仮想ネットワークのニーズにサービス提供することが可能になる。異なるスライスにより搬送されるトラフィックは、他のスライスのトラフィックから分離され得、これは、データセキュリティとネットワーク計画決定を容易にすることとの両方を可能にする。
仮想化されたリソースが割り当てられ得る容易さと、トラフィックが分離され得る方法に起因して、スライシングが、コアネットワークにおいて用いられてきた。無線アクセスネットワークにおいて、全てのトラフィックが共通リソース上で伝送され、これは、トラフィック分離を実質的に不可能にしてきた。無線アクセスネットワークにおけるネットワークスライシングの利点は多いが、アーキテクチャを設計及び実施することに対する技術的な障害が、無線エッジでのネットワークスライシングの欠如をもたらしてきた。
例示的な態様によれば、本開示は、複数のサービスの各々を、ネットワークリソースの一意のセットが割り当てられたスライスと関連付ける段階と、少なくとも1つのサービスと関連付けられたスライスを用いて、サービスのうちの少なくとも1つに関して無線アクセスネットワーク(RAN)における情報を伝送する段階と、を含む、RANにおけるリソースを割り当てる方法及びシステムを説明する。
更なる態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)内のアクセスポイント(AP)による実行のための方法。方法は、
ユーザ機器(UE)への伝送のためのデータを受信する段階と、
受信されたデータと関連付けられたRANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、受信されたデータをUEに無線で伝送する段階と
を含む。いくつかの例示的実施形態において、受信されたデータと関連付けられたRANスライスは、APによりサポートされたRANスライスのセットから選択される。更に、RANスライスは、受信されたデータと関連付けられたRANスライス識別子に従って選択され得る。いくつかの構成において、伝送パラメータは、選択されたRANスライスに従って選択される。いくつかの実施形態において、伝送パラメータのセットは、RANとコアネットワークとの間のゲートウェイのアドレスに従って選択される。いくつかの実施形態において、伝送パラメータのセットは、受信されたデータと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って選択される。いくつかの例において、伝送パラメータのセットにおける少なくとも1つのパラメータが、
無線周波数/時間リソースと、
無線アクセス技術と、
伝送波形と、
フレーム長と、
ヌメロロジー(numerology)と
を含むリストから選択される。
更なる態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)における無線チャネルを介してデータをユーザ機器(UE)に伝送するためのネットワークアクセスポイント(AP)が提供される。APは、
データを無線アクセスネットワークから受信するためのネットワークインタフェースと、
データをUEに伝送するための無線ネットワークインタフェースと、
プロセッサと、
命令を記憶するための非一時的メモリと
を含む。命令は、プロセッサにより実行された場合に、ネットワークアクセスポイントに、ネットワークインタフェースを介してUEへの伝送のためのデータの受信に応答して、RANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、無線ネットワークインタフェースを介してUEにデータを伝送させる。いくつかの例示的実施形態において、非一時的メモリは更に、ゲートウェイからデータが受信されるゲートウェイのアドレスに従って、伝送パラメータを選択する命令を記憶する。いくつかの例示的実施形態において、非一時的メモリは更に、データと関連付けられたRANスライス識別子に従って、セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する。いくつかの構成において、非一時的メモリは更に、データと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って、セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する。いくつかの例において、伝送パラメータのセットにおける少なくとも1つのパラメータが、
無線周波数/時間リソースと、
無線アクセス技術と、
伝送波形と、
フレーム長と、
ヌメロロジーと
を含むリストから選択される。
別の態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるルーティング機能による実行のための方法であって、
ユーザ機器(UE)宛てのコアネットワークからデータトラフィックを受信する段階と、
受信されたデータトラフィックと関連付けられた選択されたRANスライス内の伝送ポイントに受信されたデータトラフィックを伝送する段階と
を含む
方法。いくつかの構成において、受信されたデータトラフィックと関連付けられたRANスライスは、
コアネットワークと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたコアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
のうちの1つに従って選択される。いくつかの例において、コアネットワーク及びコアネットワークのスライスのうちの1つと関連付けられた識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである。様々な例において、データトラフィックを受信する段階は、コアネットワーク内のゲートウェイ機能からデータトラフィックを受信する段階、及び/又はRANスライスが予め関連付けられ得るコアネットワークスライスから、データトラフィックを受信する段階のうちの1又は複数を含む。いくつかの例において、RANスライス内の伝送ポイントは、ネットワークトポロジーに関するUEの位置についての情報に従って、選択される。いくつかの例示的実施形態において、方法は、
UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択する段階と、
伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定する段階と、
を含み、
受信されたデータを伝送する段階は、構成アクセスポイントのセットに受信されたデータを伝送する段階を含む。いくつかの例において、伝送する段階は、伝送ポイントにデータを伝送する段階の前に、選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように受信されたデータを修正する段階を含む。
別の態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)における使用のためのルータであって、
データを受信及び伝送するためのネットワークインタフェースと、
プロセッサと、
命令を記憶するための非一時的メモリと
を含む、ルータ
。命令は、プロセッサにより実行された場合に、ルータに、ネットワークインタフェースを介してユーザ機器(UE)宛てのデータトラフィックを受信することに応答して、RAN内の選択されたRANスライスと関連付けられた伝送ポイントに、ネットワークインタフェースを介して、データトラフィックを伝送させる。いくつかの例において、命令は、ルータに、
コアネットワークと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたコアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
のうちの1つに従って、RANスライスを選択させる。いくつかの例において、コアネットワーク及びコアネットワークのスライスのうちの1つと関連付けられた識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである。いくつかの例示的実施形態において、命令は、ルータに、ネットワークトポロジーに関するUEの位置についての情報に従って、伝送ポイントを選択させる。いくつかの例において、命令は、ルータに、
UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択させ、
選択された伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定させ、
構成アクセスポイントのセットにデータを伝送することにより、伝送ポイントにデータを伝送させる。いくつかの例において、命令は、ルータに、伝送ポイントへの伝送の前に、選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように受信されたデータを修正させる。
少なくともいくつかの例示的実施形態において、説明されている方法及びシステムは、無線アクセスネットワークにおけるネットワークスライシングを容易にし得、RANリソースの効率的な使用、異なるサービスのRAN内での分離、RANリソースの仮想化、及びRANとコアネットワークとの間の仮想化されたリソースの調整のうちの1又は複数を含む利点を提供する。
本発明及びその利点をより完全に理解するために、ここで、添付の図面に関連する以下の説明を参照する。
本開示に記載の様々な例を実施するのに適した例示的通信システムの模式図である。 例示的な実施形態に係るサービス固有のRANスライスインスタンスのためのRANスライスマネージャにより定義されるパラメータの例示的なセットを示す模式図である。 RANにおけるスライスベースのサービス分離の例を示す模式図である。 例示的な実施形態に係る共通のキャリア上の異なるサービスに関する動的スライス割り当てを示す模式図である。 RANにおけるスライスベースのサービス分離の更なる例を示す模式図である。 異なるアクセス技術を介して複数のスライスに接続するUEを示す模式図である。 例示的な実施形態に係るスライスを用いて実施されるサービスカスタマイズされた仮想ネットワークを示す模式図である。 本開示に記載の様々な例を実施するのに適した例示的処理システムの模式図である。 開示されている実施形態に係るコアネットワークスライスからのトラフィックをRANスライスへルーティングするためのアーキテクチャを示す。 開示されている実施形態に係るコアネットワークスライスから受信されたダウンリンクトラフィックをAPへルーティングするための方法を示すフローチャートである。 開示されている実施形態に係るアクセスポイントによる実行のための方法を示すフローチャートである。 開示されている実施形態に係るコアネットワークスライスからのトラフィックをRANスライスへルーティングするための、図9のそれと同様のアーキテクチャを示す。 開示されている実施形態に係るネットワークコントローラによる実行のための方法を示すフローチャートである。
ソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)及びネットワーク機能仮想化(NFV)が、物理コアネットワークにおいてネットワークスライシングを可能にするために用いられてきた。ネットワークスライシングは、計算リソース、ストレージリソース、及び接続リソース等のリソースを割り当て、そうでなければ分離された仮想ネットワークを作成することを含む。スライス内のネットワークエンティティの観点から、スライスは、別個の含まれたネットワークである。第1のスライス上で搬送されるトラフィックは、第2のスライスに不可視であり、第1のスライス内の任意の処理要求も同様である。ネットワークを互いに分離することに加えて、スライシングが、各スライスが、異なるネットワーク構成で作成されることを可能にする。従って、非常に低遅延で応答し得るネットワーク機能を有する第1のスライスが作成され得、一方、非常に高いスループットで第2のスライスが作成され得る。これらの2つのスライスは、異なる特性を有し得、特定のサービスのニーズにサービス提供するために、異なるスライスの作成を可能にする。ネットワークスライスは、サービス固有の機能を有する専用の論理(仮想とも称される)ネットワークで、他のスライスと、共通のインフラストラクチャ上にホストされ得る。ネットワークスライスと関連付けられたサービス固有の機能は、例えば、地理的なカバレッジ領域、容量、速度、レイテンシ、堅牢性、セキュリティ、及び可用性を制御し得る。従来、ネットワークスライシングは、無線アクセスネットワーク(RAN)においてスライシングを実施することにおける困難さの観点から、コアネットワークに限定されてきた。しかしながら、ここで、RANスライシングを実施するための例示的実施形態が説明される。少なくともいくつかの例において、RANスライシング及びネットワークコアスライシングは、コアネットワーク全体及びRAN通信インフラストラクチャにわたって広がるサービス固有のネットワークスライスを提供するために用いられ得る、エンドツーエンドスライシングを提供するために調整される。
RANに割り当てられた無線リソースは、典型的には、例えば、1又は複数の地理的領域内の1又は複数の指定された無線周波数帯域幅を含み得る、ネットワーク事業者に付与された無線ネットワーク権利のセットである。ネットワーク事業者が、典型的には、ネットワーク事業者が提供しなければならないないサービスのレベルを指定する、サービスレベルアグリーメント(SLA)を顧客と締結する。ネットワーク事業者によりサポートされるサービスは、例えば、双方向音声及びビデオ通信等の基本的なモバイルブロードバンド(MBB)通信、メッセージング、ストリーミングメディアコンテンツ配信、高信頼・低遅延(URLL)通信、マイクロマシンタイプ通信(μMTC)、及び大規模なマシンタイプ通信(mMTC)を含む、カテゴリの範囲内に含まれ得る。これらのカテゴリの各々は、サービスの複数のタイプを含み得る。例えば、高度交通システム及びeHealthサービスは、両方URLLサービスのタイプとして分類され得る。いくつかの例において、ネットワークスライスが、顧客のグループ(例えば、モバイルブロードバンドの場合はスマートフォン加入者)のためのサービスのために割り当てられ得、いくつかの例において、ネットワークスライスが、単一の顧客(例えば、高度交通システムを提供している組織)のために割り当てられ得る。
図1は、本開示に記載の例が実施され得る、例示的通信システム又はネットワーク100の模式図である。通信ネットワーク100は、1又は複数の組織により制御され、物理コアネットワーク130及び無線アクセスネットワーク(RAN)125を含む。いくつかの例において、コアネットワーク130及びRAN125は、共通のネットワーク事業者により制御されるが、いくつかの例においては、コアネットワーク130及びRAN125は、異なる組織により制御される。いくつかの実施形態において、それらのうちの少なくともいくつかが異なるネットワーク事業者により制御される、複数のRAN125は、ネットワーク事業者のうちの1又は複数により、又は独立した組織により制御されるコアネットワーク130に接続され得る。コアネットワーク130は、スライシングされ、CNスライス1 132、CNスライス2 134、CNスライス3 136、及びCNスライス4 138を有するように示される。以下により詳細に説明されるように、複数のコアネットワークが同一のRANリソースを用い得ることも理解されたい。
コアネットワーク130とRAN125との間のインタフェースが、CN130からのトラフィックがアクセスポイント(AP)105を介してUE110に向けられることを可能にするために設けられ、ロングタームエボリューション(LTE)標準における発展型ノードB(eNB)、5Gノード、又は任意の他の好適なノード又はアクセスポイント等の基地局であり得る。伝送/受信ポイント(TRP)とも称されるAP105は、一般にUE110と称される、複数のモバイルノードにサービス提供し得る。上述したように、本説明において、アクセスポイント(AP)は、ネットワークの無線エッジノードを示すために用いられる。従って、AP105は、RAN125の無線エッジを提供し、これは、例えば、5G無線通信ネットワークであり得る。UE110は、AP'105から通信を受信し、AP'105に通信を伝送し得る。AP105からUE110への通信は、ダウンリンク(DL)通信と称され得、UE110からAP105への通信は、アップリンク(UL)通信と称され得る。
図1で示されている簡略化された例において、RAN125内のネットワークエンティティは、リソース割り当てマネージャ115、スケジューラ120、及びRANスライスマネージャ150を含み得、それらは、いくつかの実施形態において、RAN125を制御するネットワーク事業者の制御下にあり得る。リソース割り当てマネージャ115は、モビリティ関連操作を実行し得る。例えば、リソース割り当てマネージャ115は、他の機能のうち、UE110のモビリティ状態をモニタリングし得、ネットワーク間又はネットワーク内のUE110のハンドオーバを監督し得、UEローミング制限を実施し得る。リソース割り当てマネージャ115はまた、エアインタフェース構成機能を含み得る。スケジューラ120は、他の機能のうち、ネットワークリソースの使用を管理し得、及び/又は、ネットワーク通信のタイミングをスケジューリングし得る。RANスライスマネージャ150は、以下により詳細に説明されるように、RANスライシングを実施するために構成される。いくつかの実施形態において、スケジューラ120は、スライス固有のスケジューラであり、RANスライスに固有であり、RANには共通でないことを理解されたい。当業者であれば、いくつかの実施形態において、いくつかのスライスは、スライス固有のスケジューラを有するが、他のスライスは、共通のRANスケジューラを用いることを更に理解するであろう。共通のRANスケジューラはまた、共通RANリソースが、適切にスケジューリングされるように、スライス固有のスケジューラ間を調整するために用いられ得る。
例示的実施形態において、コアネットワーク130は、コアネットワークスライシングを実施する(及び任意で管理する)ためのコアネットワークスライスマネージャ140を含む。図1に示すとおり、コアネットワーク130は、4つの図示されたスライスCNスライス1 132、CNスライス2 134、CNスライス3 136、及びCNスライス4 138を有する。これらのスライスは、いくつかの実施形態において、別個のコアネットワークとしてRANに現れ得る。UE110は、任意のクライアントデバイスを含み得、例えば、移動局、モバイル端末、ユーザデバイス、クライアントデバイス、加入者デバイス、センサデバイス、及びマシンタイプデバイスとも称され得る。
次世代の無線ネットワーク(例えば、第5世代、又はいわゆる5Gネットワーク)は、異なる波形、及び波形の各々の異なる伝送パラメータ(例えば、サポートされた波形のうちのいくつかに関する異なるヌメロロジー)、異なるフレーム構造、及び異なるプロトコルの使用を可能にする、RAN125における柔軟なエアインタフェースをサポートする可能性が高い。同様に、異なる周波数帯で動作するマクロセルサイズ及びピコセルサイズの伝送ポイントの両方の形態をとり得る多数のAP105を利用するために、5Gネットワークが、一連のAP105をグループ化し、仮想伝送ポイント(vTP)を作成することが可能である。vTPのカバレッジ領域は、一部によりハイパーセルと称され得る。仮想TPにおけるAP105からの信号の伝送を調整することにより、ネットワーク125は、容量及びカバレッジを改善し得る。同様に、AP105のグループ化が形成され得、マルチポイント受信を可能にする仮想受信ポイント(vRP)を作成し得る。仮想グループにおけるAP105を変更することにより、ネットワーク100は、UE110と関連付けられた仮想TP及びRPが、ネットワークを介して移動することを可能にし得る。
ネットワーク事業者の観点から、ネットワークインフラストラクチャを配備することは、非常に高価であり得る。配備されたインフラストラクチャ、及び無線リソースの利用を最大化することは、ネットワーク事業者が彼らの投資を回収することを可能にするために重要である。以下の開示は、RAN125の無線エッジでネットワークスライシングを可能にするための、及び、また、スライシングされ得る、RAN125の無線エッジ及びコアネットワーク130のスライス間のトラフィックをルーティングすることを容易にするための、システム及び方法を提供する。いくつかの例において、これにより、エンドツーエンドネットワークスライスを可能にし得、ネットワーク事業者が、ネットワークを分け、単一のネットワークインフラストラクチャ内で無線接続におけるサービス分離を提供することを可能にする。
図2を参照すると、例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RANスライス152を作成及び管理するように構成される。RANスライス152の各々は、RANリソースの一意の割り当てを有する。割り当てに利用できるRANリソースは、次のように分類され得る:
AP'105及びUE110を含む
RANアクセスリソース;
無線ネットワーク周波数及び時間(f/t)リソース158と、
スライスと関連付けられたAP105の地理的配置に基づく、及び高度なアンテナ技術が適用された場合、伝送の方向性に基づく空間リソースとを含む
無線リソース;及び
無線リソース及びアクセスリソースが互いにどのようにインタフェースするかを指定する無線エアインタフェース構成160。
無線エアインタフェース構成160は、例えば、以下のカテゴリのうちの1又は複数における属性を指定し得る:
スライス(例えば、LTE、5G、WiFi(登録商標)等)のために用いられる無線アクセス技術162、
用いられる波形164のタイプ(例えば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、スパース・コード多元接続(SCMA)等)、
指定された波形(例えば、サブキャリア間隔、伝送時間間隔長(TTI)、サイクリックプレフィックス(CP)長さ等)のためのヌメロロジーパラメータ166、
フレーム構造165(例えば、TDDシステムのためのUL/DLパーティション構成)、
適用可能な複数の入出力(MIMO)パラメータ168、
多元接続パラメータ170(例えば、グラント/グラントフリースケジューリング)
符号化パラメータ172(例えば、誤り/冗長符号化方式のタイプ)、及び
AP及びUEのための機能パラメータ(例えば、APハンドオーバ、UE再伝送、UE状態遷移等を制御するパラメータ)。全ての実施形態が、上述の無線伝送機能のリスト全体を含み得ず、場合によっては、上述のカテゴリのうちのいくつかにおいて重複があり得る―例えば、特定の波形が、指定されたRATにより本質的に定義され得る、ことが理解されよう。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、特定のRANスライス152に関するRANリソースの割り当てを管理し、リソース割り当てマネージャ115及びスケジューラ120と通信し、サービス固有のRANスライス152を実施し、RANリソースの可用性についての情報を受信する。例示的実施形態において、RANスライスマネージャは、コアネットワーク130、特にコアネットワークスライスマネージャ140から受信されたスライシング要件に基づいて、RANスライス152に関するRANリソースを定義する。
RANスライスは、設定され、変動する時間の間維持され得る各インスタンスであり、設定され、無期限に維持され得る長期インスタンスから、指定された機能のために瞬間的にのみ存続し得る一時的なRANスライスインスタンスに及ぶ。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RANスライシングを実施し、以下の機能のうちの1又は複数をもたらすするように構成される:キャリア内のサービス分離、スライスを考慮した動的無線リソース割り当て、無線アクセスネットワーク抽象化のためのメカニズム、スライス毎ベースのセル関連付け、物理層におけるハンドオーバメカニズム、及びスライス毎のステートマシン。当業者であれば、このリストは網羅的でもなく、RANスライシングを提供するために全ての特徴を有することも必須ではないことを理解するであろう。ここで、これらの機能に関するRANスライシングが、より詳細に説明される。
少なくともいくつかの例において、RANスライス152は、特定のサービスとそれぞれ関連付けられる。別の実施形態において、RANスライス152の任意のもの又は全てのものは、サービスのセットと関連付けられたトラフィックを搬送し得る。同様のパラメータ及び特性を有するRANスライス152を必要とするサービスが、単一のスライス上に共にグループ化され得、別個のスライスを作成するオーバヘッドを低減する。良く理解されるように、異なるサービスと関連付けられたトラフィックは、サービス識別子の使用により区別され得る。図2に示すとおり、RANスライス152は、指定されたエアインタフェース構成160及び無線周波数/時間リソース158のセットを用いて、互いに通信してAP105ノードのセット(APセット154)及び受信UE110のセット(UEセット156)と関連付けられる。UEセット156内のUE110は、典型的には、スライス152内のサービスと関連付けられたUEである。スライスを作成することにより、リソースのセットが割り当てられ、スライスにおけるトラフィックは、RAN125を使用する異なるサービスが互いに分離され得るように含まれる。この点で、例示的実施形態において、分離は、それぞれの同時RANスライスで発生する通信が、互いに影響を及ぼさないことを意味し、追加のRANスライスは、既存のRANスライスにおいて発生する通信に影響を与えることなく追加され得る。以下でより詳細に説明されるように、いくつかの例示的実施形態において、各RANスライス152を構成することにより、分離が実現され得、(波形ヌメロロジー166を含む)異なるエアインタフェース構成160を用いる。スライスの要件に基づいてエアインタフェース構成160を選択することにより、スライスの性能を改善する、又はスライスのリソース使用の影響を低減することが可能になり得、これは、より良いスペクトル局在化を有する波形の使用を介して実現され得る。例えば、サブバンドフィルタリング/ウィンドウ化が、受信器で適用され得、異なるヌメロロジーを適用する隣接するサブバンド間の干渉を低減する。以下で更に説明されるように、異なるRANスライス152が、物理伝送及び受信ノードの異なるセットと関連付けられ得る。
従って、当業者であれば、スライスが、無線時間/周波数リソース158により割り当てられたものにより区別され得るが、それらがまた、割り当てられたエアインタフェース構成160により区別され得ることを理解するであろう。例えば、異なるコードベースのリソース172を割り当てることにより、異なるスライスが別個に維持され得る。スパース・コード多元接続(SCMA)等の異なる層を用いるアクセス技術において、異なる層が、異なるスライスと関連付けられ得る。スライスは、時間ドメイン、周波数ドメイン、コードドメイン、電力ドメイン、又は特殊ドメイン(又は上記の任意の組み合わせ)において互いに分離され得る。
いくつかの実施形態において、時間/周波数リソースペア158のセットをスライスに割り当てることが、スライス向けのトラフィックが専用の無線リソースを介して伝送されることを可能にする。いくつかの実施形態において、これは、一定の時間間隔で周波数帯全体をスライスへ割り当てることを含み得、又は、常に、利用できる周波数の専用のサブセットを、スライスへ割り当てることを含み得る。これらの両方がサービス分離を提供し得るが、それらは、幾分非効率的であり得る。このようなリソースのスケジューリングは、典型的には、予め定義されているので、その間に割り当てられたリソースが完全に用いられない、リソースの再定義の間には長い時間がかかり得る。長期間アイドル状態にあるデバイスがあった場合、再定義は頻繁に行われ得ない、そうでなければ、これらのデバイスは、この情報を取得するために頻繁にネットワークに再接続する必要がある。従って、例示的実施形態において、(例えば、同一のキャリア周波数内の)共通のキャリアを介するサービス分離は、同一のキャリア内の複数のサービスの独立した共存を可能にする。物理的及び他のリソースは、専用のスライスリソースのセット内でスライス単位基準で専用とされ得る。上述したように、5Gネットワークにおいて、それらのうちのいくつかがいくつかの異なるヌメロロジーを有し得る、いくつかの異なるプロトコル及び波形が、サポートされ得ることが予測される。
いくつかの例において、リソース割り当てマネージャ115は、RANスライスマネージャ150によりRANスライス152になされたエアインタフェース構成割り当てに基づいてAP105を制御する、スライス認識エアインタフェース構成マネージャ(SAAICM)116を含み、従って波形及びヌメロロジーがスライス152に専用にされることを可能にする。スライスにおけるデータを伝送する全てのノード(AP'105又はUE110)が、次に、RANスライスマネージャ150、割り当てられたAPリソース154及びUEリソース156内のノード伝送のうちの少なくとも1つにより割り当てられたネットワークf/tリソースパラメータセットに基づいて、ネットワークスケジューラ120により伝送リソースを割り当てられる。これは、以下でより詳細に説明されるように、ネットワークエンティティ又はRANスライスマネージャ150及びリソース割り当てマネージャ115等のエンティティが、リソース割り当てを動的に調整することを可能にする。リソース割り当ての動的調整は、このレベルのサービスを提供するために用いられたリソースが、排他的にスライスに専用にされることを必要とすることなく、スライス152が、最低レベルのサービス保証を提供されることを可能にする。この動的調整は、そうでなければ未使用となるリソースが、他のニーズに割り当てられることを可能にする。物理リソースの動的専用化が、ネットワーク事業者が、利用できるノード及び無線リソースの使用を増加することを可能にし得る。RANスライスマネージャ150及びリソース割り当てマネージャ115等の、ネットワークエンティティ又は複数のエンティティは、そのスライスによりサポートされたサービスの要件に基づいてパラメータを各スライスに割り当て得る。上述のサービス分離に加えて、サービス(又はサービスのクラス)に固有のスライスの生成は、RANリソースが、いくつかの実施形態におけるサポートされたサービスに合わせられることを可能にする。異なるアクセスプロトコルが、各スライスに関して提供され得、例えば、異なる確認応答スキーム及び再伝送スキームが、各スライスにおいて採用されることを可能にする。前方誤り訂正(FEC)パラメータの異なるセットがまた、各スライスに関して設定され得る。グラントフリー伝送をサポートし得るスライスもあれば、一方で、グラントベースのアップリンク伝送に依存するスライスもある。
従って、いくつかの例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、各サービス中心のRANスライス152に関してエアインタフェース構成160を区別することによりサービス分離を可能にするように構成される。少なくともいくつかの例において、RANスライスマネージャ150により異なるRANスライス152に割り当てられた異なるエアインタフェース構成160の属性間の区別は、他のRANスライスパラメータセット(例えば、APセット154、UEセット156、及びネットワークf/tセット158のうちの1又は複数)が同様である場合であっても、サービス分離を提供し得る。
図3は、キャリア内のサービス分離の例を示す。具体的には、図3の例において、3つのサービスS1、S2、及びS3は、RANスライスが、RAN125における隣接する周波数サブバンドを割り当てられている、共通の周波数範囲割り当て(共通のキャリア)における使用のために、RANスライスマネージャ150により、それぞれのRANスライス152(S1)、152(S2)、及び152(S3)をそれぞれ割り当てられる。図3の例において、3つのサービスS1、S2、及びS3に割り当てられたRANスライス152(S1)、152(S2)、及び152(S3)は、全てAPセット154及びUEセット156に関して同一の割り当てを含み、隣接するサブバンド割り当てと同様のネットワークf/tリソース158を有する。しかしながら、3つのサービスS1、S2、及びS3に割り当てられたエアインタフェース構成160は、サービスが、同様のキャリア周波数リソース(すなわち、ネットワークf/tリソース158において指定されたような隣接するサブバンド)を用いて動作するように意図されるとしても、サービス分離を提供するべく区別される。示されている例において、波形164及びヌメロロジーパラメータ166割り当てのうち一方又は両方において区別が提供される。ヌメロロジーパラメータは、指定された波形のパラメータを定義する。例えば、OFDMA波形の場合、ヌメロロジーパラメータは、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックスの長さ、OFDMシンボルの長さ、スケジューリングされた伝送時間の時間、及びスケジューリングされた伝送時間において含まれたシンボルの数を含む。
具体的には、図3の例において、RANスライス152(S1)及びRANスライス152(S2)には、同一の波形機能(OFDMA)がそれぞれ割り当てられているが、異なるヌメロロジーパラメータ(それぞれ、ヌメロロジーA及びヌメロロジーB)がそれぞれ割り当てられており、波形機能に適用する。例えば、ヌメロロジーA及びヌメロロジーBは、それぞれのOFDMA波形に関して異なるTTI長さ及びサブキャリア間隔を指定し得る。第3のRANスライス152(S3)には、異なる多元接続機能170(例えば、SCMA)、及び異なる多元接続機能(ヌメロロジーC)と関連付けられた波形に適したヌメロロジーパラメータのセットが割り当てられている。
いくつかの例において、異なるRANスライスに割り当てられた異なる伝送機能160パラメータは、RANスライスが、重なる時間において重なる周波数において実施され得るように、異なるサービスを十分に区別し得る。しかしながら、いくつかの実施形態において、時間区別がまた必要とされ得、それは、例えば、スケジューラ120により実施され得る。
いくつかの例示的実施形態において、サービス分離がまた、異なるRANスライスに割り当てられたアクセスリソースにおける区別を介して実施され得る。例えば、異なるRANスライス152に割り当てられたAPセット154は、十分に異なり得るので、地理的分離が発生する。また、上述したように、異なるネットワーク周波数/時間リソース158は、異なるRANスライスを分離するために用いられ得る。
例示的実施形態において、RANスライスインスタンスに関して設定されたパラメータは、リアルタイムネットワーク要求及び利用できるリソースに基づいて、動的に変更され得る。具体的には、例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RAN125及びRANスライス152にわたってリアルタイム要求及び利用できるリソースをモニタリングするように構成され、モニタリングされた情報及び特定のサービスに関して定義された性能要件(例えば、SLAにおいて述べられた性能要件)に基づいて、RANマネージャ150は、それがスライスに関して行った割り当てを再定義し得る。
図3は更に、RAN125におけるAP2 105の存在を示す。AP2 105は、AP105によりサービス提供されると示されているものとは異なるUE110をサービス提供し、スライス1 152(S1)(AP105によりサポートされるスライスのうちの1つ)、及びスライス4 152(S4)におけるサービスをサポートする。スライス4 152(S4)のパラメータは、図示されていないが、それらは、スライス1 152(S1)のパラメータとは異なると理解されるべきである。スライス1 152(S1)に接続するUE110は、従って、AP105及びAP2 105のいずれか又は両方によりサービス提供され得る。単一のRAN内の全てのAPがスライスの同一のセットをサポートする必要はないことも理解されたい。
図4は、共通のキャリアと関連付けられたRANリソースのセット(例えば、RAN125)、特に、無線周波数/時間(f/t)リソースを模式的に示す。図4の例において、リソース割り当てマネージャ115は、RANスライスマネージャ150から受信された命令に従って、特定のサービスS4、S5、及びS6とそれぞれ関連付けられたスライス152(S4)、152(S5)、及び152(S6)に、それぞれf/tリソースを割り当てる。サービスS4が、超低遅延信頼性通信(ULLRC)デバイスに向けられ得、ULLRCスライス152(S4)と関連付けられたリソースを割り当てられ、モバイルブロードバンド(MBB)のためのサービスS5が、MBBスライス152(S5)と関連付けられたリソースを割り当てられ、大規模なマシンタイプ通信(mMTC)のためのサービスS6が、mMTCスライス152(S6)と関連付けられたリソースを割り当てられる。図4に表すとおり、共通のキャリアRANリソース200内の相対周波数リソースの割り当てが、時間T1から時間T2に変化し得るので、割り当ては、動的であり得る。加えて、時間T1とT2との間に、各スライス152に関する異なるリソース割り当てが、各スライスに関する異なる無線エアインタフェース構成160を設定することによりなされ得、これは、ヌメロロジー、波形、及びプロトコルのうちの1又は複数を含む。例えば、物理アクセスリソース(APセット154及びUEセット156)を含む、他のRANスライスリソースパラメータがまた、時間T1とT2との間に、異なるスライスに異なって割り当てられ得る。周波数リソースは、図4において連続であるように示されているが、それぞれのスライスに割り当てられた周波数サブバンドは、連続である必要はなく、各スライス152内で、割り当てられた周波数サブバンドリソースは、非連続であり得る。図4において、1つのMBBスライス152(S5)が示されているが、複数のMBBスライス、並びに追加の非MBBスライスが存在し得る。上記の説明から理解されるように、異なるスライス152(S4)、152(S5)、及び152(S6)に関して異なるヌメロロジー、異なる波形、及び異なるプロトコルを用いることにより、各スライス152(S4)、152(S5)、及び152(S6)からのトラフィックは、実質的に分離される。各スライス内の機能及びノード(例えば、スライスと関連付けられたサービスをサポートするデバイス(UE110)又はエンティティ(AP105))は、それら自体のヌメロロジーを知るのみであり、これにより、それらのトラフィックの分離が可能になる。例示的実施形態において、異なるヌメロロジーで異なるスライスに割り当てられたチャネル周波数リソース間の干渉を低減するべく、サブバンドフィルタリング又はウィンドウ化が、受信AP105又はUE110で適用され、異なるヌメロロジーでの波形の局在化を更に高める。例示的実施形態において、AP'105及びUE110での機能の変動するレベルに対応するべく、RANスライスマネージャは、各RANスライス152に、代替的なエアインタフェース構成160のセットを割り当て得、リソース割り当てマネージャ115又はAP105が、伝送時に適切な伝送機能を選択する。
無線f/tリソースが、リソース格子において2つの次元とみなされ得る。図4において、ブロックの異なっている物理的サイズは、RANスライスマネージャ150によりなされ、リソース割り当てマネージャ115及びスケジューラ120により実施されるスライス割り当てにより決定されるようなサービスS4、S5、及びS6による、RAN125における無線リソースの相対的な使用を表す。格子割り当てにおける変動及び異なる波形が、格子における異なるリソースブロックにおいて伝送することを可能にするスケジューリング方法を用いることにより、リソースの動的割り当てが実行され得る。異なるヌメロロジーで異なる波形等の異なる伝送機能リソースを割り当てる能力と組み合わされる柔軟な格子が、制御の追加された次元を提供する。無線f/tリソース割り当てが、異なるスライスのローディングの変化に応じて動的に変更され得る。
当業者であれば、異なるスライスが有し得る非常に異なるトラフィックプロファイルを説明するために、リソースが、スライス152に割り当てられ得ることを理解するであろう。例えば、モバイルブロードバンド(MBB)接続は、散発的であるが、非常に高容量であり、一方、マシンタイプ通信(MTC)デバイスは、典型的には、一定の間隔で、又は、イベントに応答して、少量のデータを通信する多数のデバイスを有するトラフィックプロファイルを生成し、URLLCサービスに接続するデバイスは、限られた期間にわたって非常に一貫性があり得る高容量トラフィックを生成し、そのなかで、それらは、アクティブであり、低遅延及び信頼性の両方の必要性に起因してリソース集中型であり得る。 リソースを、ULLRC配備、又は大規模なMTC配備のいずれか専用にするのではなく、それらがトラフィックを生成していない場合に未使用のリソースをもたらし、MBB等の他のサービスに割り当てられたリソースは、URLLC及びmMTCサービスが、リソースのそれらの割り当てを消費していない間に、増やされ得る。割り当てにおけるそのような変更の例が、図2に示されており、その中で、MBBスライス152(S5)に割り当てられたリソース200の部分が、時間T1に対して時間T2で増加し、一方、ULLRCスライス152(S4)及びmMTCスライス152(S6)に割り当てられたリソース200の部分は、時間T1に対して時間T2で減少する。異なる波形が、異なるタイプの接続に関して選択され得、単一の波形に関する異なるヌメロロジーが用いられ得、同様の接続タイプをサービス提供する2つのスライス(例えば、2つのMTCサービスは、同一の波形を両方用い得るが、異なるヌメロロジーである)間を区別し、サービス分離及びスペクトルリソースの効率的な使用の両方を維持する。
少なくともいくつかの例において、RANスライスが、物理的なAP105からUE110を切り離し、無線アクセスネットワーク抽象化の層を提供するために用いられ得る。例えば、異なるRANスライス152に、異なるAPセット154が割り当てられ得、これにより、UE110は、第1のRANスライス152(S1)を用いて、第1のAP105と第1のサービスのための第1のセッションを維持し得、また、第2のRANスライス152(S2)を用いて、第2のAP105と第2のサービスのための第2のセッションを維持し得る。このような構成が、特定のサービスに最も適したAPが用いられることを可能にする。APのセットが、仮想アクセスポイントを形成するために共にグループ化され得ることを理解されたい。仮想アクセスポイントのサービスエリアは、構成APのサービスエリアの連合として表され得る。vAPは、AP識別子を割り当てられ得る。vAPは、それが伝送ポイント又は受信ポイント(vTP、vRP)のいずれかになるように特殊化され得る。複数の異なるvAPが、各vAPが複数の異なる物理的なAPからなるように、重なるメンバーシップを有し得、物理的なAPのうちのいくつかは、異なるvAPの一部である。いくつかのvAPが、他のvAPと同一のメンバーシップを有し得る。
いくつかの実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RANスライス152に論理アクセスリソース及び物理アクセスリソースの両方を割り当てるように構成され得る。例えば、図5を参照すると、いくつかのAP105が存在する。独立して動作する各AP105ではなく、それらは、上述のような仮想APを作成するために用いられ得る。仮想TP176及び仮想RP178が、APの、異なるが重なるセットで作成され得る。異なるvTP及びvRPが、各スライスに関して作成され得る。スライスに異なる物理リソースを割り当てることに加えて、RANスライスマネージャ150は、各スライスに、vTP176及びvRP178等の論理リソースを割り当て得る。参照により本明細書に組み込まれる、「System and Method for Non−Cellular Wireless Access」と題する米国特許公開第2015/0141002号、「System and Method for Radio Access Virtualization」と題する米国特許公開第2014/0113643号、及び「System And Method For User Equipment Centric Unified System Access In Virtual Radio Access Network」と題する米国特許公開第2014/0073287号は、UEが、仮想TP及びRPと関連付けられる無線ネットワークを説明する。例示的実施形態において、これらの特許公開において開示されている仮想化及び抽象化の方法の態様が、後述するようにスライス固有の仮想化及び抽象化を実施するためにRANスライスに関して実行され得る。
いくつかの実施形態において、無線ネットワーク(RAN125)に接続する様々なデバイス(UE110)が、1又は複数の異なるサービス(例えば、ULLRCサービスS4、MBBサービスS5、mMTCサービスS6)にそれぞれ参加し、各サービスに、異なるRANスライス152が割り当てられ得る。リソース割り当てマネージャ115は、各仮想TP176又はRP178に、要求に沿って調整される異なるスライスを割り当て得る。例えば、心拍数モニタリングサービスによって生成されたもの等の情報を中継するために用いられる、MBBサービス及びULLRCサービスの両方のような、複数のサービスをサポートするUE110は、異なるスライス上に、これらのサービスの各々と関連付けられたデータを伝送し得る。各スライスが、異なる符号化フォーマットを割り当てられ得、異なる仮想RP178を用いてそれぞれのスライスに伝送され得る。UE110は、伝送するデータが存在した場合に、RANスライス125に、用いられているスライス152の指示を提供し得る。
UE110が移動すると、それは、同一の仮想伝送ポイント/受信ポイントTP/RP176、178に接続されたままであり得るが、仮想アクセスポイントTP/RP176、178における物理的なアクセスポイント(AP105)が変化する。更に、UE110が、より大きな距離を移動するにつれて、最初に用いられた物理的なAP又は無線t/fリソースが、もはやRAN125に対して利用できない可能性があり得る。これは、UE110が十分遠くに移動したので、キャリアによりスライスに割り当てられたスペクトルが、もはや利用できない場合に起こり得、又は、それは、ネットワーク事業者が、1つのエリアにおける別のエンティティにより所有されるインフラストラクチャを用い、別のエリアにおける同一のリソースにアクセスし得ない場合に起こり得る。後者の場合、RAN125を介して伝送する間にUE110が用いるためにスライス152に割り当てられた特定の波形が、もはや利用できない場合もある。そのような場合、リソース割り当てマネージャ115が、伝送パラメータが、ある地理的ポイントで変化することをUE110に通知し得る。これは、いくつかの実施形態において、ハンドオーバ手順の一部として実行され得る。仮想TP/RP176、178又は他のvAPが、スライス毎基準でUE110と関連付けられた場合に、ハンドオーバが、1つのスライスに関して発生するが、別のスライスに関しては発生しないという場合があり得ることも理解されたい。これは、いくつかの異なる状況において発生し得、それらは、UE110が、定義されたスライスにおける第1のサービスのための第1のサービスプロバイダに接続し、別の定義されたスライスにおける第2のサービスのための第2のサービスプロバイダに接続するものを含む。このような状況において、AP又はvAP間の境界が、サービスプロバイダ間で変化する可能性が高い。両方のサービスが、同一のプロバイダを通じて提供される(又は少なくともアクセスサービスが、同一のプロバイダにより提供される)状況において、スライス固有であるAP間の境界が、整列し得ず、スライス毎のハンドオーバをもたらす。
いくつかの例において、UE110が、異なる周波数帯において動作する異なるTP170にハンドオーバされる(又はそうでなければ異なるTP170によりサービス提供される)場合に、波形パラメータ164が変更され得る。RANスライス152が、UE110にサービス提供するためにそれに割り当てられた2つの代替的なTP176を有し得、1つのTP176が、mm帯等の、高周波数帯において動作し、他のTP176が、より低い周波数において動作する。異なる周波数帯間の切り替え、及びスライス152のためにUE110にサービス提供するために用いられるAP間の対応する切り替えは、スケジューラ120でなされ、且つリソース割り当てマネージャ115により実施されるスケジューリング決定に応じて動的であり得る。
UE110を、仮想アクセスポイントTP/RP176、178に接続させることにより、UE110は、実際の物理インフラストラクチャから論理的に切り離され得る。これにより、セルラハンドオーバ及びセルエッジ干渉と関連付けられた課題を軽減し得る。物理的なAP105の異なるセットが、異なるスライスが、ハードウェアリソースの異なるセットによりサービス提供され得るように、仮想TP176及び仮想RP178に割り当てられ得る。これにより、ネットワーク事業者が、高価で高容量のアクセスポイントを、MBB等のサービス専用に、より低コストのAP105を、MTCサービス等のサービス専用にすることが可能になり得る。加えて、別個の論理エンティティとしてTP176及びRP178を割り当てることが、アップリンク及びダウンリンクデータ経路を切り離すために用いられ得、場合によっては、ネットワークインフラストラクチャのより良い使用を可能にし得る。所与のRANスライス152が、一定の間隔でアップリンクトラフィックを生成するが、いかなるダウンリンクトラフィックもめったに送信されないMTCデバイス専用であった場合、スライスは、仮想TP176よりも堅牢であるように設計された仮想RP178のセットによりサービス提供され得る。これにより、APが、(eNodeBが割り当てられ、双方向サービスを提供する従来のLTEネットワークにおいて必要とされるように)それらの全体で割り当てられた場合、リソース割り当てが、可能であるよりも細かいレベルまで、RANスライス152に割り当てられたサービスのためのニーズにサービス提供することを可能にする。
仮想TP176及びRP178の作成は、ハイパーセルの生成とも称され得る。ハイパーセルが、UE110にサービス提供するために、複数の物理的なAP105が、共に動作することを可能にする。ハイパーセルは、UE110及びRANスライス152の両方と関連付けられ得る。これにより、UE110が、各スライスにおける異なるハイパーセルと通信することが可能になる。次に、各ハイパーセルが、それが関連付けられたスライスの特定のニーズのために構成され得る。例えば、UE110が、1つの第1のサービス中心のRANスライス152(S4)に関して第1のハイパーセル(TRP)と通信し得、第2のサービス中心のRANスライス152(S5)と関連付けられたトラフィックに関して第2のハイパーセルと通信し得る。MTCサービスと関連付けられたトラフィックを搬送するスライスは、(UE110がMTCデバイスである場合に)静的MTCデバイスにサービス提供することを対象とし得る。静的MTCデバイス専用のスライスが、それらのメンバーシップにおいて安定し、比較的変化しないように設計され得る。高度交通システムデバイス等のモバイルMTCデバイス専用のもののような他のスライス、及び他のそのようなモバイルサービスが、より大きいモビリティに対応するように構成され得る。静的MTCデバイスをサポートするスライスはまた、サポートされるデバイスの限られたモビリティに起因して、モビリティ管理機能(例えば、モビリティ管理エンティティ)において限られた機能を有するように設計され得る。ハイパーセルの使用が、ハンドオーバの数の低減を可能にするが、ハンドオーバが、完全に排除され得ないことを理解されたい。ハンドオーバは、ハイパーセルにおけるスライスに割り当てられた波形及びヌメロロジーが、モバイルUEの経路に沿った全てのポイントで利用できない、又はサポートされない場合に起こり得る。新たなハイパーセルへのハンドオーバを要求することにより、ネットワークは、新たなスライス固有の情報が、UE110に伝送されるようにすることができる場合がある。
上述したように、異なるハイパーセルが、異なるスライスにサービス提供するために用いられた場合に、UE110が、必ずしも別のRANスライス152においてハンドオーバを受ける必要はなく、第1のRANスライス152においてハンドオーバを受け得る。いくつかの例において、RAN125は、複数のネットワーク事業者の間で割り当てられたネットワークリソースを含み得、異なるネットワーク事業者が、異なるハイパーセルをそれぞれサポートする。それらは、異なるハイパーセルによりサービス提供されるので、異なるネットワーク事業者が、異なるサービスベースのRANスライス152に関して同一のUE110にサービスサポートを提供し得る。これにより、ネットワーク事業者が、異なるサービスを提供し、顧客(ユーザ又はサービスオペレータのいずれか)が、コスト、カバレッジ、サービス品質、及び他の要因に基づいて異なるRANスライス152に関して異なるネットワーク事業者を選択することが可能になる。従って、いくつかの例において、UE110が、第1のネットワーク事業者によりサポートされる第1のRANスライス152を用いて第1のサービスにアクセスし、次に、同一のUE110は、第2のネットワーク事業者によりサポートされる第2のRANスライス152を用いて第2のサービスにアクセスし得る。
ここで、異なるスライス152への異なるアクセスリソースの割り当ての別の例が図6を参照して説明される。上述のように、及び図6に示すとおり、UE110等の単一のUEは、異なるサービスのために異なるアクセスポイント(物理的及び仮想両方)に接続し得る。AP602、604及び606は、物理的なAPとして示されているが、それらはまた、いくつかの構成APを有する仮想APを表し得ることを理解されたい。いくつかの例において、RAN125は、異なるタイプのAPを有する異種ネットワークであり、おそらく異なるRATをサポートしている。AP602は、広いカバレッジ領域を提供し得、典型的には、より低い周波数帯においてアクセスサービスを提供する、マクロセルとも称されるアクセスポイントである。AP602は、典型的には、コアネットワーク130に直接接続し、RATのセット(例えば、HSPA、LTE、5G)をサポートする。 アクセスポイント604及び606は、より小さいカバレッジ領域を提供することを対象とし、且つしばしば小セル、ピコセル、及び/又はフェムトセルと称されるAPであり得る。AP604及び606は、間接的に(例えば、インターネットを介して、中継デバイスとして機能するUE'を介して、又はAP602への固定無線接続を介して)コアネットワーク130に接続し得る。いくつかの実施例において、AP604及び606は、コアネットワークに直接接続し得る。AP604及び606は、mmWave等の、より高い周波数帯においてサービスを提供し得、及び/又は、それらは、異なるセットのRAT(例えば、より高い周波数のAPに専用のWiFi(登録商標)又はアクセス技術)をサポートし得る。異種ネットワークが利用できる図6に示すとおり、異なるアクセス技術、又は異なる波形が、異なるスライスへのアクセスのために、異なるアクセスポイントと併せて用いられ得る。UE110は、AP604のサービス範囲にあった場合に、MBBスライス152(S1)へのAP604をに依存し得る。これは、UE110に、より高速又はより低コストの接続性を提供し得、それは、AP602等のより大きなAPから高帯域幅接続を除去し得る。UE110はまた、MTC機能のためにIoTサービスに接続し得る。MTC接続が、(マクロセルカバレッジを提供する)AP602を通じてアクセスされるIoTスライス152(S2)によりサービス提供され得る。マクロセルカバレッジが、しばしばよりユビキタスであり、AP604等のより小さいAPより、所与の時間でより多くのデバイスをより良くサポートし得る。この増加したカバレッジ、及びより多くのデバイスをサポートする能力は、より小さいアクセスポイント604と比較してより低いデータレートを犠牲にして来る場合がある。MTCデバイスは、しばしば低帯域幅接続を必要とするので、それらの多くが、AP 602への接続を介してIoTサービススライス152(S2)においてサービス提供され得る。UE110はまた、URLLC接続を必要とするサービスに参加し得、これは、URLLCサービススライス152(S4)によりサポートされる。URLLCスライス152(S4)におけるダウンリンクトラフィックが、TPとして機能するAP606により高周波数帯において伝送され得る。しかしながら、アップリンクトラフィックが確実に配信され、より小さなカバレッジ領域を有する多数のAP間のハンドオーバを受けないようにするために、このスライスにおけるアップリンクトラフィックは、AP602に向けられ得る。各APが、各スライス内の仮想表現により表され得、これにより、スライス152(S4)におけるアップリンクトラフィック及びスライス152(S2)におけるアップリンクトラフィックは、それらの各々が同一の物理的なAPの表現である異なる論理vRPに送信されることを理解されたい。3G/4Gネットワークにおいて、UE110が、典型的には、一度に1つのRANアクセスポイントに接続され、全てのサービスが、同一の接続を介してルーティングされる。異なるアクセスポイント(現実及び仮想両方)への同時接続をサポートすることにより、異なるスライスが、共通のアクセス媒体にわたって分離され得る。当業者であれば、異なる波形が、異なるスライスにより用いられ得る(例えば、1つのスライスが、直交周波数分割多元接続(OFDMA)波形を用い得、一方、第2のスライスがスパース・コード多元接続(SCMA)波形等の別の波形を用いる)、又は、両方のスライスが、異なるヌメロロジーを有する同一のタイプの波形を使用し得る(例えば、両方が、OFDMAを使用し得るが、異なるスペクトルマスク、異なるリソースブロックサイズ等である)ことを理解するであろう。各スライスに関するTTIは、異なり得るが、いくつかの実施形態において、ベースTTI値の倍数となることも理解されよう。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、1つのAPセット(又はTP/RPセット)及び対応するRAT又はRATのセットを、第1のRANスライス152に割り当て、異なるAPセット(又はTP/RPセット)及び対応するRAT又はRATのセットを、第2のRANスライスに割り当てる。いくつかの例において、物理的な又は仮想アクセスポイントの重複するセットが、各RANスライスに割り当てられ得るが、異なる使用優先度である。例えばMBBサービススライス152(S1)に、そのプライマリRANアクセスとしてアクセスポイント604が、バックアップとしてマクロアクセスポイント602が割り当てられる。逆に、IoTサービススライス152(S2)に、そのRANアクセスのためにマクロアクセスポイント602のみが割り当てられる。
上述のように、少なくともいくつかの例において、各RANスライス152が、物理ネットワークからほとんどのネットワークノードまで区別がつかない、別個の仮想ネットワークとして実質的に動作する。いくつかの実施形態において、各RANスライス152が、その中で動作するサービスのニーズに合わせられたネットワークリソースを提供し得る。これは、ネットワーク100においてデータプレーン及び制御プレーンの両方を設けることを含み得る。各スライスには、ステートマシンとして動作し得るいくつかのネットワーク機能が付与され得る。スケジューラが、スライス内のステートマシンとして表され得、グラントベースの及びグラントフリーの伝送環境においてスケジューリングを提供する。スライスにおいて、グラントベースの伝送が、伝送のために用いられる(例えば、MBBをサポートするスライス)ことが決定され得、一方、別のスライスが、グラントフリーの伝送を可能にし得る(例えば、MTC又はモノのインターネット(IoT)デバイスをサポートするスライス)。スライスが、グラントフリー(又は競合ベースの)及びスケジューリングされるアップリンク伝送の両方に対応することも可能である。いくつかの実施例において、スケジューラに対する異なっている要求は、スライス間で非常に十分に異なるので、各スライスがそれ自体のスケジューリング機能(又は機能のセット)を有するのに有利であり得る、スケジューラに対する要求をもたらし得る。これは、各スライス内で論理スケジューリングステートマシンとして表される単一のスケジューラにより提供され得る。当業者であれば、アクセスパラメータ、波形、ヌメロロジー及び他のスライス固有のパラメータが、スライスと関連付けられたUE及びネットワークエンティティのいずれかにおける異なるステートマシンにより管理され得ることを理解するであろう。従って、複数のスライスに接続しているUEが、複数のステートマシンのためのプラットフォームとして機能し得る。
異なるスライスに接続するUE110が、それが接続する各スライスに関してステートマシンの異なるセットをサポートし得る。これらのステートマシンは、好ましくは、同時に実行され、UEにおける物理リソースへのアクセスのための競合が、処理されるようにする調停者が存在してよい。UE内の異なるステートマシンが、グラントフリー及びスケジューリングベースの伝送の両方を実行するUEをもたらし得る。UE内に、複数のステートマシンの動作を調整するためにサービス提供する機能が存在してもよい。
ステートマシン対応UE110及びネットワークをサポートすることの例が、「System and Method For Always On Connections in Wireless Communications System」と題する米国特許公開第2015/0195788号、「Apparatus And Method For A Wireless Device To Receive Data In An Eco State」と題する米国特許公開第2016/0227481号、及び「System And Method Of UE−Centric Radio Access Procedure」と題する米国特許出願第15/165,985号において説明され、それらの全ては、参照により本明細書に組み込まれる。例示的実施形態において、上記文書において説明されているステートマシン関連機能は、デバイスレベル基準ではなくむしろスライス単位基準で、UE110及びネットワークで実施される。例として、一実施形態において、RAN125及びUE110は、各RANスライス152(S1)及び152(S2)に関してUE110に関する異なる動作状態をサポートするように構成され、各動作状態は、異なるUE機能をサポートする。具体的には、一例において、UE110は、各RANスライス152(S1)及び152(S2)に関して2つの異なる状態、すなわち、第1の「アクティブ」状態、及び第2の、エネルギー節約、「ECO」状態、間で遷移し得るステートマシンを実施するように構成される。例示的実施形態において、無線アクセス機能の低減されたセットが、アクティブ状態と比較してECO状態においてサポートされる。RAN125への少なくともある程度の接続性が、両方の状態においてサポートされ、これにより、UE104が、RANスライス152(S1)及び第2のRANスライス152(S2)の両方に関して、RAN125への常時オン接続を維持する。いくつかの実施形態において、UE110は、「アクティブ」状態においてグラントフリー及びグラントベースの伝送の両方を受信するが、「ECO」状態においては「グラントフリー」伝送のみを受信するように構成され、UE110は、ECO状態に対して、より頻繁に、及びアクティブ状態における異なるチャネル上で、状態情報をアップリンクする。
従って、スライス毎ステートマシンをサポートするUE110が、RANスライス152(S1)及び152(S2)の両方に関して同一の状態(例えば両方のスライスに関してアクティブ状態、又は両方のスライスに関してECO状態)で、又は異なる状態(例えば、1つのスライスに関してはアクティブ状態、他方のスライスに関してはECO状態)で同時に動作し得る。例示的実施形態において、複数の状態又は異なる数の状態が、異なるRANスライス152に関してサポートされ得る。例示的実施形態において、スライスにおいて状態がサポートされるかどうか、及びどの状態がスライスにおいてサポートされるかを定義する情報が、AP/UE機能パラメータセット174において指定される(図2を参照されたい)。
別の実施形態において、UEが、異なるRANスライスに接続される。第1のスライスは、eMBB等のサービスをサポートし得、一方、第2のスライスは、MTCサービス等の、必ずしも同一レベルの接続信頼性を必要としないサービスをサポートする。第1のスライス内で、UEは、アクティブ又はアイドル状態のうちの1つにあり得るが、MTCスライス内で、UEは、アクティブ、アイドル、又はECO状態の何れかにあり得る。通常、MTCデバイスが、ECO状態からいくつかのグラントフリー又は競合ベースの伝送を実行し得、スケジューリングされた伝送ウィンドウ、又は予めスケジューリングされたダウンリンク伝送があった場合に、アクティブ状態に入るのみであり得る。物理的UEは、MTCスライスが、それがeMBBスライス内でアクティブ状態にあった場合、アイドル状態からの遷移を必要とすることなく、伝送を実行することを可能にし得る。これにより、UE内のMTCスライス又はプロセスが、UEの別の部分のアクティブ状態を利用することが可能になり得る。
上記の説明は、各サービスに関してスライスを有することを参照してきたが、ネットワークが、限られた数のスライスを提供することがより実用的であり得、各スライスが、十分に同様の特性を有するいくつかの異なるサービスをサービス提供することを理解されたい。一例において、様々な異なるコンテンツ配信ネットワークが、単一のRANスライスにおいて共存し得る。
コアネットワークにおいて、ネットワークサポートされたサービスの各々に、それら自体のスライスを提供し、このスライスを、対応するRANスライスと関連付けることが可能であり得、これにより、エンドツーエンドスライス管理が、スライスマネージャ130の制御下で実行され得る。この点で、図7は、スライス1〜スライス5が、コアネットワーク130及びRAN125を通って広がる仮想ネットワークとしてそれぞれ実施される、サービスカスタマイズされた仮想ネットワーク(SCVN)実施例を模式的に示す。例示的実施形態において、スライスマネージャ130は、コアスライスマネージャ140及びRANスライスマネージャ150の各々と情報を交換し、エンドツーエンドサービス中心のスライス1〜スライス5を作成する。スライス1〜スライス5の各々は、関連付けられたコアネットワークスライスを定義するコアネットワークのリソースセット、及び関連付けられたRANスライス152を定義するRAN125のためのリソースセットを含む。
コア及びRANスライシングの両方が発生する実施形態において、(スライスマネージャ130からの命令の下の)リソース割り当てマネージャ115は、RAN125からスライスにおいて受信されたトラフィックが、コアネットワーク130における対応するスライスに接続された仮想化されたデコーダに提供されるようにすることができる。これにより、データがUE110デバイスから受信されると、共通無線アクセスポイントではなく、適切なネットワークスライス内でデコーディングが行われ得るので、分離が維持されるようにする。
図8は、本明細書において開示されている方法及びシステム、及び後述の例示的な方法を実施するために用いられ得る、例示的な簡略化された処理システム400の模式図である。UE110、AP105、リソース割り当てマネージャ、スケジューラ120、スライスマネージャ130、コアネットワークスライスマネージャ140及び/又はRANスライスマネージャは、例示的処理システム400、又は処理システム400の変形形態を用いて実施され得る。処理システム400は、例えば、サーバ又はモバイルデバイス、又は任意の好適な処理システムであり得る。本開示に記載の例を実施するのに適した他の処理システムが、用いられ得、それらは、後述のものとは異なるコンポーネントを含み得る。図8は、各コンポーネントの単一のインスタンスを示しているが、処理システム400における各コンポーネントの複数のインスタンスが存在し得る。
処理システム400は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、専用論理回路、又はそれらの組み合わせ等の1又は複数の処理デバイス405を含み得る。処理システム400はまた、1又は複数の任意の入力/出力(I/O)インタフェース410を含み得、それ(ら)は、1又は複数の適切な入力デバイス435及び/又は出力デバイス440とインタフェースすることを可能にし得る。処理システム400は、ネットワーク(例えば、イントラネット、インターネット、P2Pネットワーク、WAN及び/又はLAN)、又は他のノードとの有線通信又は無線通信のための1又は複数のネットワークインタフェース415を含み得る。ネットワークインタフェース415は、有線ネットワーク及び無線ネットワークに対する1又は複数のインタフェースを含み得る。有線ネットワークは、有線リンク(例えば、イーサネット(登録商標)ケーブル)を用い得、一方、無線ネットワークは、それらが用いられた場合、アンテナ445等のアンテナを介して伝送される無線接続を用い得る。ネットワークインタフェース415は、例えば、1又は複数の伝送器又は伝送アンテナ、及び1又は複数の受信器又は受信アンテナを介して無線通信を提供し得る。この例において、伝送器及び受信器の両方として機能し得る単一のアンテナ445が示されている。しかしながら、他の例において、伝送及び受信のために別個のアンテナが存在し得る。処理システムが、SDNコントローラ等のネットワークコントローラである実施形態において、無線インタフェースは存在し得ず、アンテナ445が、全ての実施形態において存在し得ない。処理システム400はまた、1又は複数の記憶ユニット420を含んでよく、これは、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ及び/又は光ディスクドライブのような大容量記憶ユニットを含んでよい。
処理システム400は、1又は複数のメモリ425を含んでよく、これは、揮発性又は不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又はリードオンリメモリ(ROM))を含んでよい。非一時的メモリ425(及びストレージ420)は、本開示に記載のもの等の方法を実行するもののような、処理デバイス405による実行のための命令を記憶してよい。メモリ425は、オペレーティングシステム及び他のアプリケーション/機能を実施するためのもののような、他のソフトウェア命令を含んでよい。いくつかの例において、1又は複数のデータセット及び/又はモジュールが、外部メモリ(例えば、処理システム400と有線通信又は無線通信する外部ドライブ)によって提供されてよい、又は一時的又は非一時的コンピュータ可読媒体によって提供されてよい。非一時的コンピュータ可読媒体の例としては、RAM、ROM、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、CD−ROM、又は他のポータブルメモリストレージが挙げられる。
処理システム400のコンポーネント間の通信を提供するバス430が存在してよい。 バス430は、例えばメモリバス、周辺バス又はビデオバスを含む、任意の好適なバスアーキテクチャであってよい。任意で、入力デバイス435(例えばキーボード、マウス、マイクロフォン、タッチスクリーン、及び/又はキーパッド)及び出力デバイス440(例えばディスプレイ、スピーカ及び/又はプリンタ)が、処理システム400の外部に示され、任意のI/Oインタフェース410に接続されている。他の例において、入力デバイス435及び/又は出力デバイス440のうちの1又は複数が、処理システム400のコンポーネントとして含まれてよい。処理システム400がネットワークコントローラである実施形態は、物理I/Oインタフェース410を有していないことがあり、代わりに、ネットワークインタフェース415への接続を介して全てのインタラクションが実行される、いわゆるヘッドレスサーバであってもよい。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150を実施するように構成された処理システム400は、メモリ425又はストレージ420又はそれらの組み合わせにおいてRANスライス152の各々のためのリソース割り当てを指定する情報を維持するように構成され得る。
図9は、スライシングされたRANが、複数のコアネットワークスライスと相互作用するアーキテクチャ900を示す。RANスライシングマネージャ902が、トラフィックルートを確立し、CNスライスの少なくとも識別に基づいて、場合によっては、スライスにより搬送されたサービスと関連付けられたサービスIDに従って、トラフィックをCNスライスから適切なTPに向けるために用いられ得る。CN1 904が、スライシングされ、4つのスライス、スライス1−1 906、スライス1−2 908、スライス1−3 910、及びスライス1−4 912を作成する。CN1 904のスライスの各々は、トラフィックを搬送し、スライス1−1 906は、サービス1 914、及びサービス2 916と関連付けられたトラフィックを搬送するものとして示されている。CN2 918は、3つのスライス、CN2−1 920、CN2−2 922、及びCN2−3 924を有する。各スライスが、トラフィックを搬送し、スライス2−2 922は、サービス1 926及びスライス2 928のためのトラフィックを搬送するものとして示されている。サービス1 914及びサービス1 926は、必ずしも同一のサービスではないことを理解されたい。それらが、同一のサービスIDをそれぞれ搬送した場合、それらは、スライス、又はそこからそれらが到着するCNに基づいて区別され得る。RSM902が、図における説明を容易にする目的で別個の要素として示されている。当業者には明らかであるように、説明されている機能は、SDNコントローラによりルーティング命令が与えられたルータのセット等の他の要素に組み込まれ得る。
基地局等のような無線アクセスノードは、典型的には、無線インタフェースのスライシングを実行していない。せいぜい、時間ベースの又は周波数ベースのリソースの静的分割が、仮想チャネルを作成するために採用されている。上述のように、RANのスライシングはまた、異なる波形、ヌメロロジー、及び伝送パラメータの使用を通じて達成され得る。RANにおいて、複数のAPが、重複するカバレッジ領域を提供し得る。いくつかのAPが、全てのスライスと関連付けられ得、他のAPが、単一のスライスと関連付けられ得、更に他のAPが、スライスのサブセットと関連付けられ得る。図9は、RAN内の3つのAP、AP1 930、AP2 932、及びAP3 934を示す。理解されるように、異なるタイプのAPが、異なる目的のために用いられ得る。AP1 930は、4つの異なるRANスライス、RANスライス1 936、RANスライス2 938、RANスライス3 940、及びRANスライス4 942をサポートする。AP2 932は、4つのRANスライスのうちの2つ、RANスライス1 936及びRANスライス4 942をサポートする。AP3 934は、RANスライス1 936及びRANスライス3 940をサポートする。
2つのCNからのトラフィックが、RAN内で受信されると、RANスライシングマネージャ902は、CN、CNスライス、及びサービスに基づいて、トラフィックをそれぞれのRANスライスに向ける。示されているとおり、スライス1−1 906内のサービス1 914は、RANスライス1 936に向けられる。従って、このサービスからのトラフィックは、AP1 930、AP2 932、及びAP3 934の3つ全てに送信され得る。さらにスライス1−1 906からのトラフィックである、サービス2 916からのトラフィックは、RANスライス3 940を介して伝送され、そして、RANスライスマネージャ902は、このトラフィックを、AP1 930及びAP3 934に向ける。当業者であれば、前述したように、異なるサービスが、それらが異なるCNスライス内にあった場合、同一のサービスIDを搬送し得ることを理解するであろう。これは、他のスライスにおいて用いられたサービスID値を知らない異なるサービスプロバイダの結果であり得る。スライスID、及び場合によってはコアネットワークIDが、トラフィックと関連付けられ得るので、RANスライシングマネージャは、スライス2−2 922内で搬送されるサービス1 926が、RANスライス3 940にルーティングされ得るようにし得る。視覚的な区別を支援する方法として、CN1 904からのトラフィックが、実線で示される経路を通過して示されており、一方、CN2 918からのトラフィックが、破線で示される経路を通過して示されている。
スライス1−2 908からのトラフィックは、RANスライス2 938により搬送される。スライス1−3 910からのトラフィックは、RANスライス2 938により搬送される。スライス1−4 912からのトラフィックは、RABNスライス4 194により搬送される。スライス2−1 920からのトラフィックは、RANスライス2 938により搬送される。スライス2−2 922内のサービス926及び928の両方からのトラフィックは、RANスライス3 940により搬送される。スライス2−3 924からのトラフィックは、RANスライス2 938において搬送される。
図10は、RSMでダウンリンクトラフィックをルーティングする方法1000を示すフローチャートである。当業者であれば、この機能が、ソフトウェアデファインドネットワーキングコントローラ等のコントローラの命令の下でRANを有するルータにより実行され得ることを理解するであろう。示されているとおり、段階1002において、UEへの伝送のために、トラフィックが受信される。このトラフィックは、コアネットワークから受信され、CNスライス及びサービスのうち一方又は両方と関連付けられ得る。段階1004において、受信されたトラフィックと関連付けられた、CN、及び任意でCNスライスの何れかが、特定される。段階1006において、トラフィックと関連付けられたサービスIDが、任意で特定され得る。理解されるように、図9のネットワークにおいて、スライス1−1 906からのトラフィックのためのサービスIDは、それが異なってルーティングされ得るように特定される必要があり、一方、スライス2−2 922からのトラフィックのサービスIDは、両方のスライスからのトラフィックが、同一のRANスライスにルーティングされるので、必ずしも必要とされない。段階1008において、特定されたCN ID、CNスライスID、及びサービスID(必要に応じて)と関連付けられたRANスライスが、選択される。次に、段階1010において、UEへの伝送のためのデータが、特定されたRANスライスに従って、適切なTP(APであり得る)にルーティングされる。RANスライスIDが、TPを伝送パラメータの選択で支援するように、トラフィックと関連付けられ得る。他の実施形態において、TPは、それがトラフィックをサポートするRANスライスのどれが伝送されるべきかを決定するために残され得る。当業者には良く理解されるように、モバイルネットワークは、典型的には、接続されたUEのモビリティを可能にするために設計される。従って、RANスライスを選択した後、適切なTPにデータをルーティングすることは、ネットワークのトポロジーに関する、UEの位置を追跡するモビリティ管理機能により提供される情報に基づいてTPを選択することを含み得る。別の実施形態において、TPは、UEの位置を追跡するために選択される物理的なAPの変化するセットからなる論理エンティティであり得る。そのような実施形態において、TPは、UEと一意に関連付けられ得、TPにデータを転送することは、UEと関連付けられたTPを選択し、TPと現在関連付けられているAPのセットを決定する機能であり得る。次に、データが、選択されたTP内の構成APに(マルチキャスト伝送を含む任意の数の技術を用いて)伝送され得る。
図11は、AP(任意でTP)でダウンリンクトラフィックを処理するための方法1100を示すフローチャートである。1102において、APで、UEへの伝送のためのトラフィックが、受信される。1104において、任意で、受信されたトラフィックは、APによりサポートされるRANスライスと関連付けられる。これは、RANにおいて前に実行されていた場合があり、その場合、それは、再実行される必要はない。RANスライスとの関連付けは、コアネットワークID、コアネットワークスライスID、サービスID、又は図12において説明されるように、トンネルID又はゲートウェイアドレスを含む、任意の数の異なる識別子に従って、実行され得る。段階1106において、APは、RANスライスに従ってRAN伝送パラメータを選択し得る。APが単一のスライスをサポートするのみであった場合、この段階は、実行される必要はなく、パラメータがそうでなければAPに提供された場合も、実行される必要はない。段階1108において、データは、データが関連付けられるRANスライスと関連付けられたパラメータを用いて、UEに伝送される。上記の説明を参照して理解されるように、これらのパラメータは、f/tリソース、波形選択、ヌメロロジーパラメータ、及び他のそのような伝送特性の指定を含み得る。
図12は、図9において示されているネットワークと関連付けられたアーキテクチャ1200を示す。説明を容易にするために、単一のCNのみが示され、単一のAPのみが示されている。CN1 904が、AP1 930に接続するように示されている。RANは、図9において前に説明されたように、RANスライス1〜4を提供するようにスライシングされる。CNスライス1−1 906内に、ゲートウェイ機能1202があることを理解されたい。このゲートウェイ1202は、スライス1−1 906とRANとの間の接続ポイントである。これは、サービス1 914及びサービス2 916の両方と関連付けられたトラフィックを含む、スライス1−1 906からの全てのトラフィックが、GW1202を介してRANに送信されることを意味する。同様に、スライス1−2 908からのトラフィックは、GW1204を介して送信され、スライス1−3 910からのトラフィックは、GW1206を介して送信され、スライス1−4 912からのトラフィックは、GW1208を介して送信される。現在のLTEネットワークと関連付けられる用語法において、ゲートウェイからのトラフィックは、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)トンネルを用いてAP1 930に送信され、この場合、なぜなら、それが、ユーザプレーントラフィックGTP‐Uトンネルであるからである。このGTP‐Uトンネルは、それと関連付けられた識別子を有する。GTP‐Uトンネル、又はそれらのアナログの将来の世代のネットワークは、CNスライス及びサービスが向けられるRANスライスをサポートするAPに、トラフィックをルーティングするように設計され得る。このトンネルのセットアップは、SDNコントローラ1210等のコントローラにより実行され得、RAN内のルーティング機能へ命令を伝送することにより実行される。同様に、SDNコントローラ1210は、AP1 930に命令を提供し得、それが、トラフィックが受信されたトンネルと関連付けられたトンネルID、及びそこからトラフィックが受信されたゲートウェイのアドレスのうちの少なくともに従って、受信されたトラフィックのために適切なRANスライスを選択することを可能にする。GW又はトンネルが、異なるスライスにルーティングされるサービスをサポートするCNスライスと関連付けられた場合、APは、CNスライス及びサービスIDに基づいてトラフィックを関連付けるよう命令され得る(段階1104で図11において示されるように)。
アップリンクにおいて、UE110等のUEが、複数の異なる仮想マシンを有し得、それらの各々が、異なるRANスライスと関連付けられたサービスのために用いられることが理解されよう。これにより、UEが、各スライスのために異なるvAPと関連付けられることを可能にし、更に、ハンドオーバがスライス毎基準で起こることを可能にする。AP1 930等のAPが、RANスライスと関連付けられたトラフィックを受信する。このトラフィックはまた、それが関連付けられるCN又はCNスライスの指示を搬送し、また、それが関連付けられるCNサービスの指示を含み得る。この情報は、トラフィックが伝送されるトンネル、トラフィックが伝送されるGW、トラフィックが伝送される予定であるCN又はCNスライスの何れかを選択するためにAPにより用いられ得る。この宛先情報に従って、APは、受信されたデータを、関連付けられたCNスライスに伝送し得る。RANスライスとCNスライスとの間に1対1のマッピングが存在する状況において、APは、それが受信されるRANスライスに基づいて、CNスライスにトラフィックを向け得ることを理解されたい。RANスライスが、複数の異なるCNスライスからのトラフィックをサポートした場合、CNスライスID、又は一意のサービスID等の更なる情報が、決定を行うために用いられ得る。
当業者であれば、本発明の実施形態において、図13に示すような方法1300があることを理解するであろう。方法は、RANにおける無線通信に適用され得る複数のRANスライスの作成に関する。RANスライスの各々には、RANリソースの一意の割り当てが割り当てられ得る。一意の割り当ては、他のRANスライスにおける伝送からの分離を提供する。このリソースの割り当ては、伝送パラメータの一意のセットを含み得る。方法は、SDNコントローラ1202等のコントローラで実行され得る。段階1302において、RANの無線エッジにおいて複数のスライスを作成する命令が、APに伝送される。RANスライスによりサービス提供される、コアネットワーク、及びおそらくコアネットワークスライスについての情報が、1304において受信される。この情報は、そこからトラフィックが受信されるゲートウェイの識別を含み得、また、コアネットワークにおいて搬送されるサービスの識別を含み得る。この情報はまた、コアネットワークにおけるトラフィックの性質についての情報を含み得る。段階1306において、任意で、この情報は、伝送要件(例えば、無線エッジ伝送要件)を決定するために用いられる。1308において、コアネットワーク、又はコアネットワークスライスの各々は、RANの無線エッジの少なくとも1つのスライスと関連付けられる。コアネットワーク、又はコアネットワークスライス内で搬送される複数の異なるサービスが存在した場合、コアネットワーク又はコアネットワークスライスと関連付けられたRAN無線エッジの1つよりも多くのスライスが存在してよいことを理解されたい。1310において、コアネットワーク又はコアネットワークスライスのRANスライスとの関連付けに基づくルーティング命令が、無線アクセスネットワーク内のノードに伝送される。この情報は、無線エッジスライスとRANのスライシングされていない部分との間のインタフェースであるAPに伝送され得る。ルーティング情報はまた、RAN内のルーティング機能に伝送され得る。これらの命令はまた、コアネットワーク(又はコアネットワークスライス)のエッジでのゲートウェイ機能及びRANに送信され得る。ルーティング命令は、ゲートウェイとAPとの間の論理トンネルを確立するために用いられ得る情報を含み得る。これにより、コアネットワーク又はコアネットワークスライスからのトラフィックが、コアネットワークトラフィックに割り当てられた無線エッジスライスと関連付けられたAPに向けられるように、ネットワークを動作させることが可能になり得る。
任意の実施形態において、コアネットワーク(又はスライス)又は無線エッジスライスのいずれかに関する、変化するトラフィック要求又は要件と関連付けられた情報が受信される。任意の段階1312において受信されたこの情報は、無線エッジスライスにおいて余剰容量又は容量の余剰の要求があることを示し得る。この情報は、それぞれのノードに伝送され得る無線エッジスライスのための新たなリソース割り当てを決定するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、この命令は、APに、又はAPのサブセットに伝送されるのみであり得る。他の実施形態において、修正は、新たな無線エッジスライスを作成し得、又は既存の無線エッジスライスを除去し得、その場合、修正メッセージ(おそらくAPに送信された同一の修正メッセージではない)が、論理接続が作成され又は除去され得るように、RANにおける他のノードに送信され得る。
上述の方法の実施形態のうちのいくつかにおいて、RANリソースは、RANを物理コアネットワークに接続するネットワークアクセスリソース、RANの無線周波数及び時間リソース、及びネットワークアクセスリソースがRANの無線周波数リソースとどのようにインタフェースするかを指定するエアインタフェース構成、の任意のもの又は全てのものを含み得る。任意で、RANスライスのうちの少なくともいくつかは、ネットワークアクセスリソース及び隣接する無線周波数リソースの共通の割り当てを有し得、エアインタフェース構成を区別することが、RANスライスのうちの少なくともいくつかの各々に割り当てられ、RANスライスのうちの少なくともいくつかの無線通信を互いに分離する。エアインタフェース構成は、波形に適用するRANスライス及びヌメロロジーのための波形を指定し得る。複数のRANスライスは、エアインタフェース構成が、同一の波形であるが、異なるヌメロロジーを指定する第1及び第2のRANスライスを備え得る。このようにして、第1のスライスと関連付けられた受信器が、異なっている伝送ヌメロロジーに起因して第2のスライスにおいて伝送されたデータを適切にデコードすることができないので、ヌメロロジーが、スライス間のある程度の分離を可能にし得る。1つのそのような例において、共通波形は、OFDMA波形であり得、各スライスと関連付けられたヌメロロジーは、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックス長さ、シンボル長さ、スケジューリングされた伝送時間の時間、及びスケジューリングされた伝送時間に含まれたシンボルの数のうちの1又は複数の異なる組み合わせを有し得る。
別の実施形態において、異なるネットワークアクセスリソース、及び時間及び無線周波数リソースの異なる組み合わせが、分離を提供するRANスライスに割り当てられ得る。
当業者であれば、この方法は、RANスライスの、それぞれのコアネットワークスライス(又はコアネットワークスライス内のサービス)との関連付けを可能にし、サービスと関連付けられた通信が、RANスライス及びその関連付けられたコアスライスを用いることを可能にすることを理解するであろう。
他の実施形態において、RANスライスのうちの少なくとも1つに関して、ネットワークアクセスリソースは、ダウンリンク通信のための少なくとも1つの論理伝送ポイント、及びアップリンク通信のための少なくとも1つの論理受信ポイントを備える。TP及びRPは、物理的なアクセスポイントの異なるセットに基づき得る。いくつかの実施形態において、論理的TP及びRP内の物理的なアクセスポイントのメンバーシップ間に重複がある場合がある。他の実施形態において、重複がない場合がある。物理的なAPのメンバーシップが同一である場合であっても、スライスと関連付けられたTP及びRPへの異なる論理識別子の割り当ては、UEのための論理的な区別を作成する。1つのスライスにおけるTP又はRPへ割り当てられた物理的なAPのセットが、別のスライスにおけるTP又はRPへ割り当てられた物理的なAPのセットとは異なり得ることも可能であり得る。任意のスライスにおけるTP又はRPのメンバーシップは、論理的TP又はRP識別子が維持される限り、UEに通知することなく変更され得る。UEが、この重複を認識することなく、2つの異なるスライスにおける物理的なAPの同一のセットと通信し得る。
スライスの確立、及び各スライス内の論理的TP及びRPの定義の後、1つよりも多くのスライスに取り付けられたUE宛てのトラフィックが、受信され、トラフィックが関連付けられた、CN、CNスライス、又はサービスと関連付けられたAPにルーティングされ得る。次に、トラフィックは、RANスライスと関連付けられた伝送パラメータを用いてUEに伝送され得る。異なるスライスと関連付けられたトラフィックは、異なる論理的TPによりUEに伝送され得、これは、同一の物理的なAPを有してもよく、又は有しなくてもよい。
UEが、伝送するトラフィックを有した場合に、それは、それぞれのサービスと関連付けられたスライスと関連付けられたRPにトラフィックを伝送し得る。UEの識別、トラフィックが受信されたRP、伝送と関連付けられたサービス識別子、及び宛先アドレスの任意のもの又は全てのものに基づいて、受信されたトラフィックは、適切なコアネットワーク又はコアネットワークスライスにルーティングされ得る。
本発明は、例示的実施形態を参照して説明されているが、この説明は、限定的な意味に解釈されるようには意図されていない。この説明を参照すれば、当業者には、例示的実施形態の様々な変形形態及び組み合わせ、並びに、本発明の他の実施形態が明らかであるだろう。従って、添付の特許請求の範囲は、あらゆるそのような変形形態又は実施形態を包含することが意図されている。
[関連出願]
本出願は、2015年12月8日に出願された、米国仮特許出願第62/264,629号、及び2016年11月18日に出願された、米国特許出願第15/356,124号に対する優先権及び利益を主張し、これらの両方の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、無線アクセスネットワークのスライシング、及び無線ネットワークにおけるエンドツーエンドネットワークスライスの作成に関する。
モバイルネットワークの設計において、ネットワークが、コアネットワーク(CN)及び無線アクセスネットワーク(RAN)に分けられ得るアーキテクチャが生じている。RANは、ユーザ機器(UE)に無線通信チャネルを提供し、一方、CNは、典型的には、固定リンクを用いるノード及び機能で構成される。RANにおいて、(典型的には、固定ポイント間の)いくつかの無線接続が存在するが、フロントホール及びバックホール接続は、しばしば有線接続に依存する。RANは、CNとは異なる対処すべき要件及び課題を有する。
次世代ネットワークを計画し、そのようなネットワークを可能にし得る技術を研究することで、ネットワークスライシングが、それがCNにおいて提供し得る利点に関して注目を集めている。ネットワーク機能仮想化(NFV)及びソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)のような技術と組み合わされた場合に、ネットワークスライシングが、計算リソース、ストレージリソース、通信リソースの一般的なプールの上への仮想ネットワーク(VN)の作成を可能にし得る。これらのVNは、ネットワーク内トポロジーを制御して設計され得、トラフィック及びリソース分離で設計され得、これにより、1つのスライス内のトラフィック及び処理が、別のスライスにおけるトラフィック及び処理要求から分離される。ネットワークスライスを作成することにより、分離されたネットワークが、スライス向けのトラフィックフローのためのニーズに具体的に適した特性とパラメータで作成され得る。これにより、各スライスが、他のスライスによりサポートされるサービス及びデバイスの要求をサポートできることを要求することなく、リソースの単一のプールが、非常に具体的及び異なるニーズにサービス提供するように分けられることが可能になる。当業者であれば、スライシングされたCNが、複数のコアネットワークとしてRANに現れてもよく、又は、各スライスがスライス識別子により特定される、共通のインタフェースが存在してよいことを理解するであろう。スライスは、それが搬送することを意図されるフローのトラフィックパターンに合わせられ得るが、各スライス内で搬送される(典型的には、同様の要件を有する)複数のサービスが存在してよいことも理解されたい。これらのサービスの各々は、典型的には、サービス識別子により区別される。
スライシングされたコアネットワークを作成する際には、典型的には、スライスリソースのために引き出されているリソースプールが、幾分静的であることを理解されたい。データセンタの計算リソースは、短期的には動的であるとみなされない。2つのデータセンタ間の、又は単一のデータセンタ内でインスタンシエートされた2つの機能間の通信リンクにより提供される帯域幅は、典型的には、動的特性を有しない。
無線アクセスネットワーク内のスライシングのトピックは、いくつかの議論において生じている。RANスライシングは、CNにおけるスライシングでは遭遇しない課題を提起する。UEへの無線リンク上の動的チャネル品質、共通ブロードキャスト伝送媒体上の伝送のための分離の提供、及びRAN及びCNスライスがどのように相互作用するかと関連付けられる課題は、モバイル無線ネットワークにおけるRANスライシングを有用に可能にするために対処される必要がある。
第3世代及び第4世代(3G/4G)ネットワークアーキテクチャにおいて、基地局、ベーストランシーバ基地局、NodeB、及び発展型ノードB(eNodeB)は、ネットワークへの無線インタフェースを指すために用いられる用語であった。以下において、一般的なアクセスポイントを用い、ネットワークの無線エッジノードを示す。アクセスポイントは、伝送ポイント(TP)、受信ポイント(RP)、及び伝送/受信ポイント(TRP)の何れかであると理解される。APという用語は、上述のノード、及びそれらの後続ノードを含むと理解され得るが、それらに必ずしも制限されないことが理解されよう。
SDN及びNFVの使用を通じて、機能ノードが、ネットワークにおける様々なポイントで作成され得、機能ノードへのアクセスが、UE等のデバイスのセットに制限され得る。これにより、一連の仮想ネットワークスライスが作成され得る、ネットワークスライシングと称されてきたものが、異なる仮想ネットワークのニーズにサービス提供することが可能になる。異なるスライスにより搬送されるトラフィックは、他のスライスのトラフィックから分離され得、これは、データセキュリティとネットワーク計画決定を容易にすることとの両方を可能にする。
仮想化されたリソースが割り当てられ得る容易さと、トラフィックが分離され得る方法に起因して、スライシングが、コアネットワークにおいて用いられてきた。無線アクセスネットワークにおいて、全てのトラフィックが共通リソース上で伝送され、これは、トラフィック分離を実質的に不可能にしてきた。無線アクセスネットワークにおけるネットワークスライシングの利点は多いが、アーキテクチャを設計及び実施することに対する技術的な障害が、無線エッジでのネットワークスライシングの欠如をもたらしてきた。
例示的な態様によれば、本開示は、複数のサービスの各々を、ネットワークリソースの一意のセットが割り当てられたスライスと関連付ける段階と、少なくとも1つのサービスと関連付けられたスライスを用いて、サービスのうちの少なくとも1つに関して無線アクセスネットワーク(RAN)における情報を伝送する段階と、を含む、RANにおけるリソースを割り当てる方法及びシステムを説明する。
更なる態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)内のアクセスポイント(AP)による実行のための方法が提供される。方法は、
ユーザ機器(UE)への伝送のためのデータを受信する段階と、
受信されたデータと関連付けられたRANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、受信されたデータをUEに無線で伝送する段階と
を含む。いくつかの例示的実施形態において、受信されたデータと関連付けられたRANスライスは、APによりサポートされたRANスライスのセットから選択される。更に、RANスライスは、受信されたデータと関連付けられたRANスライス識別子に従って選択され得る。いくつかの構成において、伝送パラメータは、選択されたRANスライスに従って選択される。いくつかの実施形態において、伝送パラメータのセットは、RANとコアネットワークとの間のゲートウェイのアドレスに従って選択される。いくつかの実施形態において、伝送パラメータのセットは、受信されたデータと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って選択される。いくつかの例において、伝送パラメータのセットにおける少なくとも1つのパラメータが、
無線周波数/時間リソースと、
無線アクセス技術と、
伝送波形と、
フレーム長と、
ヌメロロジー(numerology)と
を含むリストから選択される。
更なる態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)における無線チャネルを介してデータをユーザ機器(UE)に伝送するためのネットワークアクセスポイント(AP)が提供される。APは、
データを無線アクセスネットワークから受信するためのネットワークインタフェースと、
データをUEに伝送するための無線ネットワークインタフェースと、
プロセッサと、
命令を記憶するための非一時的メモリと
を含む。命令は、プロセッサにより実行された場合に、ネットワークアクセスポイントに、ネットワークインタフェースを介してUEへの伝送のためのデータの受信に応答して、RANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、無線ネットワークインタフェースを介してUEにデータを伝送させる。いくつかの例示的実施形態において、非一時的メモリは更に、ゲートウェイからデータが受信されるゲートウェイのアドレスに従って、伝送パラメータを選択する命令を記憶する。いくつかの例示的実施形態において、非一時的メモリは更に、データと関連付けられたRANスライス識別子に従って、セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する。いくつかの構成において、非一時的メモリは更に、データと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って、セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する。いくつかの例において、伝送パラメータのセットにおける少なくとも1つのパラメータが、
無線周波数/時間リソースと、
無線アクセス技術と、
伝送波形と、
フレーム長と、
ヌメロロジーと
を含むリストから選択される。
別の態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるルーティング機能による実行のための方法であって、
ユーザ機器(UE)宛てのコアネットワークからデータトラフィックを受信する段階と、
受信されたデータトラフィックと関連付けられた選択されたRANスライス内の伝送ポイントに受信されたデータトラフィックを伝送する段階と
を含む
方法が提供される。いくつかの構成において、受信されたデータトラフィックと関連付けられたRANスライスは、
コアネットワークと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたコアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
のうちの1つに従って選択される。いくつかの例において、コアネットワーク及びコアネットワークのスライスのうちの1つと関連付けられた識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである。様々な例において、データトラフィックを受信する段階は、コアネットワーク内のゲートウェイ機能からデータトラフィックを受信する段階、及び/又はRANスライスが予め関連付けられ得るコアネットワークスライスから、データトラフィックを受信する段階のうちの1又は複数を含む。いくつかの例において、RANスライス内の伝送ポイントは、ネットワークトポロジーに関するUEの位置についての情報に従って、選択される。いくつかの例示的実施形態において、方法は、
UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択する段階と、
伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定する段階と、
を含み、
受信されたデータを伝送する段階は、構成アクセスポイントのセットに受信されたデータを伝送する段階を含む。いくつかの例において、伝送する段階は、伝送ポイントにデータを伝送する段階の前に、選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように受信されたデータを修正する段階を含む。
別の態様によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)における使用のためのルータであって、
データを受信及び伝送するためのネットワークインタフェースと、
プロセッサと、
命令を記憶するための非一時的メモリと
を含む、ルータ
が提供される。命令は、プロセッサにより実行された場合に、ルータに、ネットワークインタフェースを介してユーザ機器(UE)宛てのデータトラフィックを受信することに応答して、RAN内の選択されたRANスライスと関連付けられた伝送ポイントに、ネットワークインタフェースを介して、データトラフィックを伝送させる。いくつかの例において、命令は、ルータに、
コアネットワークと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたコアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
のうちの1つに従って、RANスライスを選択させる。いくつかの例において、コアネットワーク及びコアネットワークのスライスのうちの1つと関連付けられた識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである。いくつかの例示的実施形態において、命令は、ルータに、ネットワークトポロジーに関するUEの位置についての情報に従って、伝送ポイントを選択させる。いくつかの例において、命令は、ルータに、
UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択させ、
選択された伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定させ、
構成アクセスポイントのセットにデータを伝送することにより、伝送ポイントにデータを伝送させる。いくつかの例において、命令は、ルータに、伝送ポイントへの伝送の前に、選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように受信されたデータを修正させる。
少なくともいくつかの例示的実施形態において、説明されている方法及びシステムは、無線アクセスネットワークにおけるネットワークスライシングを容易にし得、RANリソースの効率的な使用、異なるサービスのRAN内での分離、RANリソースの仮想化、及びRANとコアネットワークとの間の仮想化されたリソースの調整のうちの1又は複数を含む利点を提供する。
本発明及びその利点をより完全に理解するために、ここで、添付の図面に関連する以下の説明を参照する。
本開示に記載の様々な例を実施するのに適した例示的通信システムの模式図である。 例示的な実施形態に係るサービス固有のRANスライスインスタンスのためのRANスライスマネージャにより定義されるパラメータの例示的なセットを示す模式図である。 RANにおけるスライスベースのサービス分離の例を示す模式図である。 例示的な実施形態に係る共通のキャリア上の異なるサービスに関する動的スライス割り当てを示す模式図である。 RANにおけるスライスベースのサービス分離の更なる例を示す模式図である。 異なるアクセス技術を介して複数のスライスに接続するUEを示す模式図である。 例示的な実施形態に係るスライスを用いて実施されるサービスカスタマイズされた仮想ネットワークを示す模式図である。 本開示に記載の様々な例を実施するのに適した例示的処理システムの模式図である。 開示されている実施形態に係るコアネットワークスライスからのトラフィックをRANスライスへルーティングするためのアーキテクチャを示す。 開示されている実施形態に係るコアネットワークスライスから受信されたダウンリンクトラフィックをAPへルーティングするための方法を示すフローチャートである。 開示されている実施形態に係るアクセスポイントによる実行のための方法を示すフローチャートである。 開示されている実施形態に係るコアネットワークスライスからのトラフィックをRANスライスへルーティングするための、図9のそれと同様のアーキテクチャを示す。 開示されている実施形態に係るネットワークコントローラによる実行のための方法を示すフローチャートである。
ソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)及びネットワーク機能仮想化(NFV)が、物理コアネットワークにおいてネットワークスライシングを可能にするために用いられてきた。ネットワークスライシングは、計算リソース、ストレージリソース、及び接続リソース等のリソースを割り当て、そうでなければ分離された仮想ネットワークを作成することを含む。スライス内のネットワークエンティティの観点から、スライスは、別個の含まれたネットワークである。第1のスライス上で搬送されるトラフィックは、第2のスライスに不可視であり、第1のスライス内の任意の処理要求も同様である。ネットワークを互いに分離することに加えて、スライシングが、各スライスが、異なるネットワーク構成で作成されることを可能にする。従って、非常に低遅延で応答し得るネットワーク機能を有する第1のスライスが作成され得、一方、非常に高いスループットで第2のスライスが作成され得る。これらの2つのスライスは、異なる特性を有し得、特定のサービスのニーズにサービス提供するために、異なるスライスの作成を可能にする。ネットワークスライスは、サービス固有の機能を有する専用の論理(仮想とも称される)ネットワークで、他のスライスと、共通のインフラストラクチャ上にホストされ得る。ネットワークスライスと関連付けられたサービス固有の機能は、例えば、地理的なカバレッジ領域、容量、速度、レイテンシ、堅牢性、セキュリティ、及び可用性を制御し得る。従来、ネットワークスライシングは、無線アクセスネットワーク(RAN)においてスライシングを実施することにおける困難さの観点から、コアネットワークに限定されてきた。しかしながら、ここで、RANスライシングを実施するための例示的実施形態が説明される。少なくともいくつかの例において、RANスライシング及びネットワークコアスライシングは、コアネットワーク全体及びRAN通信インフラストラクチャにわたって広がるサービス固有のネットワークスライスを提供するために用いられ得る、エンドツーエンドスライシングを提供するために調整される。
RANに割り当てられた無線リソースは、典型的には、例えば、1又は複数の地理的領域内の1又は複数の指定された無線周波数帯域幅を含み得る、ネットワーク事業者に付与された無線ネットワーク権利のセットである。ネットワーク事業者が、典型的には、ネットワーク事業者が提供しなければならないサービスのレベルを指定する、サービスレベルアグリーメント(SLA)を顧客と締結する。ネットワーク事業者によりサポートされるサービスは、例えば、双方向音声及びビデオ通信等の基本的なモバイルブロードバンド(MBB)通信、メッセージング、ストリーミングメディアコンテンツ配信、高信頼・低遅延(URLL)通信、マイクロマシンタイプ通信(μMTC)、及び大規模なマシンタイプ通信(mMTC)を含む、カテゴリの範囲内に含まれ得る。これらのカテゴリの各々は、サービスの複数のタイプを含み得る。例えば、高度交通システム及びeHealthサービスは、両方URLLサービスのタイプとして分類され得る。いくつかの例において、ネットワークスライスが、顧客のグループ(例えば、モバイルブロードバンドの場合はスマートフォン加入者)のためのサービスのために割り当てられ得、いくつかの例において、ネットワークスライスが、単一の顧客(例えば、高度交通システムを提供している組織)のために割り当てられ得る。
図1は、本開示に記載の例が実施され得る、例示的通信システム又はネットワーク100の模式図である。通信ネットワーク100は、1又は複数の組織により制御され、物理コアネットワーク130及び無線アクセスネットワーク(RAN)125を含む。いくつかの例において、コアネットワーク130及びRAN125は、共通のネットワーク事業者により制御されるが、いくつかの例においては、コアネットワーク130及びRAN125は、異なる組織により制御される。いくつかの実施形態において、それらのうちの少なくともいくつかが異なるネットワーク事業者により制御される、複数のRAN125は、ネットワーク事業者のうちの1又は複数により、又は独立した組織により制御されるコアネットワーク130に接続され得る。コアネットワーク130は、スライシングされ、CNスライス1 132、CNスライス2 134、CNスライス3 136、及びCNスライス4 138を有するように示される。以下により詳細に説明されるように、複数のコアネットワークが同一のRANリソースを用い得ることも理解されたい。
コアネットワーク130とRAN125との間のインタフェースが、CN130からのトラフィックがアクセスポイント(AP)105を介してUE110に向けられることを可能にするために設けられ、ロングタームエボリューション(LTE)標準における発展型ノードB(eNB)、5Gノード、又は任意の他の好適なノード又はアクセスポイント等の基地局であり得る。伝送/受信ポイント(TRP)とも称されるAP105は、一般にUE110と称される、複数のモバイルノードにサービス提供し得る。上述したように、本説明において、アクセスポイント(AP)は、ネットワークの無線エッジノードを示すために用いられる。従って、AP105は、RAN125の無線エッジを提供し、これは、例えば、5G無線通信ネットワークであり得る。UE110は、AP105から通信を受信し、AP105に通信を伝送し得る。AP105からUE110への通信は、ダウンリンク(DL)通信と称され得、UE110からAP105への通信は、アップリンク(UL)通信と称され得る。
図1で示されている簡略化された例において、RAN125内のネットワークエンティティは、リソース割り当てマネージャ115、スケジューラ120、及びRANスライスマネージャ150を含み得、それらは、いくつかの実施形態において、RAN125を制御するネットワーク事業者の制御下にあり得る。リソース割り当てマネージャ115は、モビリティ関連操作を実行し得る。例えば、リソース割り当てマネージャ115は、他の機能のうち、UE110のモビリティ状態をモニタリングし得、ネットワーク間又はネットワーク内のUE110のハンドオーバを監督し得、UEローミング制限を実施し得る。リソース割り当てマネージャ115はまた、エアインタフェース構成機能を含み得る。スケジューラ120は、他の機能のうち、ネットワークリソースの使用を管理し得、及び/又は、ネットワーク通信のタイミングをスケジューリングし得る。RANスライスマネージャ150は、以下により詳細に説明されるように、RANスライシングを実施するために構成される。いくつかの実施形態において、スケジューラ120は、スライス固有のスケジューラであり、RANスライスに固有であり、RANには共通でないことを理解されたい。当業者であれば、いくつかの実施形態において、いくつかのスライスは、スライス固有のスケジューラを有するが、他のスライスは、共通のRANスケジューラを用いることを更に理解するであろう。共通のRANスケジューラはまた、共通RANリソースが、適切にスケジューリングされるように、スライス固有のスケジューラ間を調整するために用いられ得る。
例示的実施形態において、コアネットワーク130は、コアネットワークスライシングを実施する(及び任意で管理する)ためのコアネットワークスライスマネージャ140を含む。図1に示すとおり、コアネットワーク130は、4つの図示されたスライスCNスライス1 132、CNスライス2 134、CNスライス3 136、及びCNスライス4 138を有する。これらのスライスは、いくつかの実施形態において、別個のコアネットワークとしてRANに現れ得る。UE110は、任意のクライアントデバイスを含み得、例えば、移動局、モバイル端末、ユーザデバイス、クライアントデバイス、加入者デバイス、センサデバイス、及びマシンタイプデバイスとも称され得る。
次世代の無線ネットワーク(例えば、第5世代、又はいわゆる5Gネットワーク)は、異なる波形、及び波形の各々の異なる伝送パラメータ(例えば、サポートされた波形のうちのいくつかに関する異なるヌメロロジー)、異なるフレーム構造、及び異なるプロトコルの使用を可能にする、RAN125における柔軟なエアインタフェースをサポートする可能性が高い。同様に、異なる周波数帯で動作するマクロセルサイズ及びピコセルサイズの伝送ポイントの両方の形態をとり得る多数のAP105を利用するために、5Gネットワークが、一連のAP105をグループ化し、仮想伝送ポイント(vTP)を作成することが可能である。vTPのカバレッジ領域は、一部によりハイパーセルと称され得る。仮想TPにおけるAP105からの信号の伝送を調整することにより、ネットワーク125は、容量及びカバレッジを改善し得る。同様に、AP105のグループ化が形成され得、マルチポイント受信を可能にする仮想受信ポイント(vRP)を作成し得る。仮想グループにおけるAP105を変更することにより、ネットワーク100は、UE110と関連付けられた仮想TP及びRPが、ネットワークを介して移動することを可能にし得る。
ネットワーク事業者の観点から、ネットワークインフラストラクチャを配備することは、非常に高価であり得る。配備されたインフラストラクチャ、及び無線リソースの利用を最大化することは、ネットワーク事業者が彼らの投資を回収することを可能にするために重要である。以下の開示は、RAN125の無線エッジでネットワークスライシングを可能にするための、及び、また、スライシングされ得る、RAN125の無線エッジ及びコアネットワーク130のスライス間のトラフィックをルーティングすることを容易にするための、システム及び方法を提供する。いくつかの例において、これにより、エンドツーエンドネットワークスライスを可能にし得、ネットワーク事業者が、ネットワークを分け、単一のネットワークインフラストラクチャ内で無線接続におけるサービス分離を提供することを可能にする。
図2を参照すると、例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RANスライス152を作成及び管理するように構成される。RANスライス152の各々は、RANリソースの一意の割り当てを有する。割り当てに利用できるRANリソースは、次のように分類され得る:
AP105及びUE110を含む
RANアクセスリソース;
無線ネットワーク周波数及び時間(f/t)リソース158と、
スライスと関連付けられたAP105の地理的配置に基づく、及び高度なアンテナ技術が適用された場合、伝送の方向性に基づく空間リソースとを含む
無線リソース;及び
無線リソース及びアクセスリソースが互いにどのようにインタフェースするかを指定する無線エアインタフェース構成160。
無線エアインタフェース構成160は、例えば、以下のカテゴリのうちの1又は複数における属性を指定し得る:
スライス(例えば、LTE、5G、WiFi(登録商標)等)のために用いられる無線アクセス技術162、
用いられる波形164のタイプ(例えば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、スパース・コード多元接続(SCMA)等)、
指定された波形(例えば、サブキャリア間隔、伝送時間間隔長(TTI)、サイクリックプレフィックス(CP)長さ等)のためのヌメロロジーパラメータ166、
フレーム構造165(例えば、TDDシステムのためのUL/DLパーティション構成)、
適用可能な複数の入出力(MIMO)パラメータ168、
多元接続パラメータ170(例えば、グラント/グラントフリースケジューリング)
符号化パラメータ172(例えば、誤り/冗長符号化方式のタイプ)、及び
AP及びUEのための機能パラメータ174(例えば、APハンドオーバ、UE再伝送、UE状態遷移等を制御するパラメータ)。全ての実施形態が、上述の無線伝送機能のリスト全体を含み得ず、場合によっては、上述のカテゴリのうちのいくつかにおいて重複があり得る―例えば、特定の波形が、指定されたRATにより本質的に定義され得る、ことが理解されよう。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、特定のRANスライス152に関するRANリソースの割り当てを管理し、リソース割り当てマネージャ115及びスケジューラ120と通信し、サービス固有のRANスライス152を実施し、RANリソースの可用性についての情報を受信する。例示的実施形態において、RANスライスマネージャは、コアネットワーク130、特にコアネットワークスライスマネージャ140から受信されたスライシング要件に基づいて、RANスライス152に関するRANリソースを定義する。
RANスライスは、設定され、変動する時間の間維持され得る各インスタンスであり、設定され、無期限に維持され得る長期インスタンスから、指定された機能のために瞬間的にのみ存続し得る一時的なRANスライスインスタンスに及ぶ。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RANスライシングを実施し、以下の機能のうちの1又は複数をもたらすように構成される:キャリア内のサービス分離、スライスを考慮した動的無線リソース割り当て、無線アクセスネットワーク抽象化のためのメカニズム、スライス毎ベースのセル関連付け、物理層におけるハンドオーバメカニズム、及びスライス毎のステートマシン。当業者であれば、このリストは網羅的でもなく、RANスライシングを提供するために全ての特徴を有することも必須ではないことを理解するであろう。ここで、これらの機能に関するRANスライシングが、より詳細に説明される。
少なくともいくつかの例において、RANスライス152は、特定のサービスとそれぞれ関連付けられる。別の実施形態において、RANスライス152の任意のもの又は全てのものは、サービスのセットと関連付けられたトラフィックを搬送し得る。同様のパラメータ及び特性を有するRANスライス152を必要とするサービスが、単一のスライス上に共にグループ化され得、別個のスライスを作成するオーバヘッドを低減する。良く理解されるように、異なるサービスと関連付けられたトラフィックは、サービス識別子の使用により区別され得る。図2に示すとおり、RANスライス152は、指定されたエアインタフェース構成160及び無線周波数/時間リソース158のセットを用いて、互いに通信してAP105ノードのセット(APセット154)及び受信UE110のセット(UEセット156)と関連付けられる。UEセット156内のUE110は、典型的には、スライス152内のサービスと関連付けられたUEである。スライスを作成することにより、リソースのセットが割り当てられ、スライスにおけるトラフィックは、RAN125を使用する異なるサービスが互いに分離され得るように含まれる。この点で、例示的実施形態において、分離は、それぞれの同時RANスライスで発生する通信が、互いに影響を及ぼさないことを意味し、追加のRANスライスは、既存のRANスライスにおいて発生する通信に影響を与えることなく追加され得る。以下でより詳細に説明されるように、いくつかの例示的実施形態において、各RANスライス152を構成することにより、分離が実現され得、(波形ヌメロロジー166を含む)異なるエアインタフェース構成160を用いる。スライスの要件に基づいてエアインタフェース構成160を選択することにより、スライスの性能を改善する、又はスライスのリソース使用の影響を低減することが可能になり得、これは、より良いスペクトル局在化を有する波形の使用を介して実現され得る。例えば、サブバンドフィルタリング/ウィンドウ化が、受信器で適用され得、異なるヌメロロジーを適用する隣接するサブバンド間の干渉を低減する。以下で更に説明されるように、異なるRANスライス152が、物理伝送及び受信ノードの異なるセットと関連付けられ得る。
従って、当業者であれば、スライスが、無線時間/周波数リソース158により割り当てられたものにより区別され得るが、それらがまた、割り当てられたエアインタフェース構成160により区別され得ることを理解するであろう。例えば、異なるコードベースのリソース172を割り当てることにより、異なるスライスが別個に維持され得る。スパース・コード多元接続(SCMA)等の異なる層を用いるアクセス技術において、異なる層が、異なるスライスと関連付けられ得る。スライスは、時間ドメイン、周波数ドメイン、コードドメイン、電力ドメイン、又は特殊ドメイン(又は上記の任意の組み合わせ)において互いに分離され得る。
いくつかの実施形態において、時間/周波数リソースペア158のセットをスライスに割り当てることが、スライス向けのトラフィックが専用の無線リソースを介して伝送されることを可能にする。いくつかの実施形態において、これは、一定の時間間隔で周波数帯全体をスライスへ割り当てることを含み得、又は、常に、利用できる周波数の専用のサブセットを、スライスへ割り当てることを含み得る。これらの両方がサービス分離を提供し得るが、それらは、幾分非効率的であり得る。このようなリソースのスケジューリングは、典型的には、予め定義されているので、その間に割り当てられたリソースが完全に用いられない、リソースの再定義の間には長い時間がかかり得る。長期間アイドル状態にあるデバイスがあった場合、再定義は頻繁に行われ得ない、そうでなければ、これらのデバイスは、この情報を取得するために頻繁にネットワークに再接続する必要がある。従って、例示的実施形態において、(例えば、同一のキャリア周波数内の)共通のキャリアを介するサービス分離は、同一のキャリア内の複数のサービスの独立した共存を可能にする。物理的及び他のリソースは、専用のスライスリソースのセット内でスライス単位基準で専用とされ得る。上述したように、5Gネットワークにおいて、それらのうちのいくつかがいくつかの異なるヌメロロジーを有し得る、いくつかの異なるプロトコル及び波形が、サポートされ得ることが予測される。
いくつかの例において、リソース割り当てマネージャ115は、RANスライスマネージャ150によりRANスライス152になされたエアインタフェース構成割り当てに基づいてAP105を制御する、スライス認識エアインタフェース構成マネージャ(SAAICM)116を含み、従って波形及びヌメロロジーがスライス152に専用にされることを可能にする。スライスにおけるデータを伝送する全てのノード(AP105又はUE110)が、次に、RANスライスマネージャ150、割り当てられたAPリソース154及びUEリソース156内のノード伝送のうちの少なくとも1つにより割り当てられたネットワークf/tリソースパラメータセットに基づいて、ネットワークスケジューラ120により伝送リソースを割り当てられる。これは、以下でより詳細に説明されるように、ネットワークエンティティ又はRANスライスマネージャ150及びリソース割り当てマネージャ115等のエンティティが、リソース割り当てを動的に調整することを可能にする。リソース割り当ての動的調整は、このレベルのサービスを提供するために用いられたリソースが、排他的にスライスに専用にされることを必要とすることなく、スライス152が、最低レベルのサービス保証を提供されることを可能にする。この動的調整は、そうでなければ未使用となるリソースが、他のニーズに割り当てられることを可能にする。物理リソースの動的専用化が、ネットワーク事業者が、利用できるノード及び無線リソースの使用を増加することを可能にし得る。RANスライスマネージャ150及びリソース割り当てマネージャ115等の、ネットワークエンティティ又は複数のエンティティは、そのスライスによりサポートされたサービスの要件に基づいてパラメータを各スライスに割り当て得る。上述のサービス分離に加えて、サービス(又はサービスのクラス)に固有のスライスの生成は、RANリソースが、いくつかの実施形態におけるサポートされたサービスに合わせられることを可能にする。異なるアクセスプロトコルが、各スライスに関して提供され得、例えば、異なる確認応答スキーム及び再伝送スキームが、各スライスにおいて採用されることを可能にする。前方誤り訂正(FEC)パラメータの異なるセットがまた、各スライスに関して設定され得る。グラントフリー伝送をサポートし得るスライスもあれば、一方で、グラントベースのアップリンク伝送に依存するスライスもある。
従って、いくつかの例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、各サービス中心のRANスライス152に関してエアインタフェース構成160を区別することによりサービス分離を可能にするように構成される。少なくともいくつかの例において、RANスライスマネージャ150により異なるRANスライス152に割り当てられた異なるエアインタフェース構成160の属性間の区別は、他のRANスライスパラメータセット(例えば、APセット154、UEセット156、及びネットワークf/tセット158のうちの1又は複数)が同様である場合であっても、サービス分離を提供し得る。
図3は、キャリア内のサービス分離の例を示す。具体的には、図3の例において、3つのサービスS1、S2、及びS3は、RANスライスが、RAN125における隣接する周波数サブバンドを割り当てられている、共通の周波数範囲割り当て(共通のキャリア)における使用のために、RANスライスマネージャ150により、それぞれのRANスライス152(S1)、152(S2)、及び152(S3)をそれぞれ割り当てられる。図3の例において、3つのサービスS1、S2、及びS3に割り当てられたRANスライス152(S1)、152(S2)、及び152(S3)は、全てAPセット154及びUEセット156に関して同一の割り当てを含み、隣接するサブバンド割り当てと同様のネットワークf/tリソース158を有する。しかしながら、3つのサービスS1、S2、及びS3に割り当てられたエアインタフェース構成160は、サービスが、同様のキャリア周波数リソース(すなわち、ネットワークf/tリソース158において指定されたような隣接するサブバンド)を用いて動作するように意図されるとしても、サービス分離を提供するべく区別される。示されている例において、波形164及びヌメロロジーパラメータ166割り当てのうち一方又は両方において区別が提供される。ヌメロロジーパラメータは、指定された波形のパラメータを定義する。例えば、OFDMA波形の場合、ヌメロロジーパラメータは、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックスの長さ、OFDMシンボルの長さ、スケジューリングされた伝送時間の時間、及びスケジューリングされた伝送時間において含まれたシンボルの数を含む。
具体的には、図3の例において、RANスライス152(S1)及びRANスライス152(S2)には、同一の波形機能(OFDMA)がそれぞれ割り当てられているが、異なるヌメロロジーパラメータ(それぞれ、ヌメロロジーA及びヌメロロジーB)がそれぞれ割り当てられており、波形機能に適用する。例えば、ヌメロロジーA及びヌメロロジーBは、それぞれのOFDMA波形に関して異なるTTI長さ及びサブキャリア間隔を指定し得る。第3のRANスライス152(S3)には、異なる多元接続機能170(例えば、SCMA)、及び異なる多元接続機能(ヌメロロジーC)と関連付けられた波形に適したヌメロロジーパラメータのセットが割り当てられている。
いくつかの例において、異なるRANスライスに割り当てられた異なる伝送機能160パラメータは、RANスライスが、重なる時間において重なる周波数において実施され得るように、異なるサービスを十分に区別し得る。しかしながら、いくつかの実施形態において、時間区別がまた必要とされ得、それは、例えば、スケジューラ120により実施され得る。
いくつかの例示的実施形態において、サービス分離がまた、異なるRANスライスに割り当てられたアクセスリソースにおける区別を介して実施され得る。例えば、異なるRANスライス152に割り当てられたAPセット154は、十分に異なり得るので、地理的分離が発生する。また、上述したように、異なるネットワーク周波数/時間リソース158は、異なるRANスライスを分離するために用いられ得る。
例示的実施形態において、RANスライスインスタンスに関して設定されたパラメータは、リアルタイムネットワーク要求及び利用できるリソースに基づいて、動的に変更され得る。具体的には、例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RAN125及びRANスライス152にわたってリアルタイム要求及び利用できるリソースをモニタリングするように構成され、モニタリングされた情報及び特定のサービスに関して定義された性能要件(例えば、SLAにおいて述べられた性能要件)に基づいて、RANマネージャ150は、それがスライスに関して行った割り当てを再定義し得る。
図3は更に、RAN125におけるAP2 105の存在を示す。AP2 105は、AP105によりサービス提供されると示されているものとは異なるUE110をサービス提供し、スライス1 152(S1)(AP105によりサポートされるスライスのうちの1つ)、及びスライス4 152(S4)におけるサービスをサポートする。スライス4 152(S4)のパラメータは、図示されていないが、それらは、スライス1 152(S1)のパラメータとは異なると理解されるべきである。スライス1 152(S1)に接続するUE110は、従って、AP105及びAP2 105のいずれか又は両方によりサービス提供され得る。単一のRAN内の全てのAPがスライスの同一のセットをサポートする必要はないことも理解されたい。
図4は、共通のキャリアと関連付けられたRANリソースのセット(例えば、RAN125)、特に、無線周波数/時間(f/t)リソースを模式的に示す。図4の例において、リソース割り当てマネージャ115は、RANスライスマネージャ150から受信された命令に従って、特定のサービスS4、S5、及びS6とそれぞれ関連付けられたスライス152(S4)、152(S5)、及び152(S6)に、それぞれf/tリソースを割り当てる。サービスS4が、超低遅延信頼性通信(ULLRC)デバイスに向けられ得、ULLRCスライス152(S4)と関連付けられたリソースを割り当てられ、モバイルブロードバンド(MBB)のためのサービスS5が、MBBスライス152(S5)と関連付けられたリソースを割り当てられ、大規模なマシンタイプ通信(mMTC)のためのサービスS6が、mMTCスライス152(S6)と関連付けられたリソースを割り当てられる。図4に表すとおり、共通のキャリアRANリソース200内の相対周波数リソースの割り当てが、時間T1から時間T2に変化し得るので、割り当ては、動的であり得る。加えて、時間T1とT2との間に、各スライス152に関する異なるリソース割り当てが、各スライスに関する異なる無線エアインタフェース構成160を設定することによりなされ得、これは、ヌメロロジー、波形、及びプロトコルのうちの1又は複数を含む。例えば、物理アクセスリソース(APセット154及びUEセット156)を含む、他のRANスライスリソースパラメータがまた、時間T1とT2との間に、異なるスライスに異なって割り当てられ得る。周波数リソースは、図4において連続であるように示されているが、それぞれのスライスに割り当てられた周波数サブバンドは、連続である必要はなく、各スライス152内で、割り当てられた周波数サブバンドリソースは、非連続であり得る。図4において、1つのMBBスライス152(S5)が示されているが、複数のMBBスライス、並びに追加の非MBBスライスが存在し得る。上記の説明から理解されるように、異なるスライス152(S4)、152(S5)、及び152(S6)に関して異なるヌメロロジー、異なる波形、及び異なるプロトコルを用いることにより、各スライス152(S4)、152(S5)、及び152(S6)からのトラフィックは、実質的に分離される。各スライス内の機能及びノード(例えば、スライスと関連付けられたサービスをサポートするデバイス(UE110)又はエンティティ(AP105))は、それら自体のヌメロロジーを知るのみであり、これにより、それらのトラフィックの分離が可能になる。例示的実施形態において、異なるヌメロロジーで異なるスライスに割り当てられたチャネル周波数リソース間の干渉を低減するべく、サブバンドフィルタリング又はウィンドウ化が、受信AP105又はUE110で適用され、異なるヌメロロジーでの波形の局在化を更に高める。例示的実施形態において、AP105及びUE110での機能の変動するレベルに対応するべく、RANスライスマネージャは、各RANスライス152に、代替的なエアインタフェース構成160のセットを割り当て得、リソース割り当てマネージャ115又はAP105が、伝送時に適切な伝送機能を選択する。
無線f/tリソースが、リソース格子において2つの次元とみなされ得る。図4において、ブロックの異なっている物理的サイズは、RANスライスマネージャ150によりなされ、リソース割り当てマネージャ115及びスケジューラ120により実施されるスライス割り当てにより決定されるようなサービスS4、S5、及びS6による、RAN125における無線リソースの相対的な使用を表す。格子割り当てにおける変動及び異なる波形が、格子における異なるリソースブロックにおいて伝送することを可能にするスケジューリング方法を用いることにより、リソースの動的割り当てが実行され得る。異なるヌメロロジーで異なる波形等の異なる伝送機能リソースを割り当てる能力と組み合わされる柔軟な格子が、制御の追加された次元を提供する。無線f/tリソース割り当てが、異なるスライスのローディングの変化に応じて動的に変更され得る。
当業者であれば、異なるスライスが有し得る非常に異なるトラフィックプロファイルを説明するために、リソースが、スライス152に割り当てられ得ることを理解するであろう。例えば、モバイルブロードバンド(MBB)接続は、散発的であるが、非常に高容量であり、一方、マシンタイプ通信(MTC)デバイスは、典型的には、一定の間隔で、又は、イベントに応答して、少量のデータを通信する多数のデバイスを有するトラフィックプロファイルを生成し、URLLCサービスに接続するデバイスは、限られた期間にわたって非常に一貫性があり得る高容量トラフィックを生成し、そのなかで、それらは、アクティブであり、低遅延及び信頼性の両方の必要性に起因してリソース集中型であり得る。 リソースを、ULLRC配備、又は大規模なMTC配備のいずれか専用にするのではなく、それらがトラフィックを生成していない場合に未使用のリソースをもたらし、MBB等の他のサービスに割り当てられたリソースは、URLLC及びmMTCサービスが、リソースのそれらの割り当てを消費していない間に、増やされ得る。割り当てにおけるそのような変更の例が、図2に示されており、その中で、MBBスライス152(S5)に割り当てられたリソース200の部分が、時間T1に対して時間T2で増加し、一方、ULLRCスライス152(S4)及びmMTCスライス152(S6)に割り当てられたリソース200の部分は、時間T1に対して時間T2で減少する。異なる波形が、異なるタイプの接続に関して選択され得、単一の波形に関する異なるヌメロロジーが用いられ得、同様の接続タイプをサービス提供する2つのスライス(例えば、2つのMTCサービスは、同一の波形を両方用い得るが、異なるヌメロロジーである)間を区別し、サービス分離及びスペクトルリソースの効率的な使用の両方を維持する。
少なくともいくつかの例において、RANスライスが、物理的なAP105からUE110を切り離し、無線アクセスネットワーク抽象化の層を提供するために用いられ得る。例えば、異なるRANスライス152に、異なるAPセット154が割り当てられ得、これにより、UE110は、第1のRANスライス152(S1)を用いて、第1のAP105と第1のサービスのための第1のセッションを維持し得、また、第2のRANスライス152(S2)を用いて、第2のAP105と第2のサービスのための第2のセッションを維持し得る。このような構成が、特定のサービスに最も適したAPが用いられることを可能にする。APのセットが、仮想アクセスポイントを形成するために共にグループ化され得ることを理解されたい。仮想アクセスポイントのサービスエリアは、構成APのサービスエリアの連合として表され得る。vAPは、AP識別子を割り当てられ得る。vAPは、それが伝送ポイント又は受信ポイント(vTP、vRP)のいずれかになるように特殊化され得る。複数の異なるvAPが、各vAPが複数の異なる物理的なAPからなるように、重なるメンバーシップを有し得、物理的なAPのうちのいくつかは、異なるvAPの一部である。いくつかのvAPが、他のvAPと同一のメンバーシップを有し得る。
いくつかの実施形態において、RANスライスマネージャ150は、RANスライス152に論理アクセスリソース及び物理アクセスリソースの両方を割り当てるように構成され得る。例えば、図5を参照すると、いくつかのAP105が存在する。独立して動作する各AP105ではなく、それらは、上述のような仮想APを作成するために用いられ得る。仮想TP176及び仮想RP178が、APの、異なるが重なるセットで作成され得る。異なるvTP及びvRPが、各スライスに関して作成され得る。スライスに異なる物理リソースを割り当てることに加えて、RANスライスマネージャ150は、各スライスに、vTP176及びvRP178等の論理リソースを割り当て得る。参照により本明細書に組み込まれる、「System and Method for Non−Cellular Wireless Access」と題する米国特許公開第2015/0141002号、「System and Method for Radio Access Virtualization」と題する米国特許公開第2014/0113643号、及び「System And Method For User Equipment Centric Unified System Access In Virtual Radio Access Network」と題する米国特許公開第2014/0073287号は、UEが、仮想TP及びRPと関連付けられる無線ネットワークを説明する。例示的実施形態において、これらの特許公開において開示されている仮想化及び抽象化の方法の態様が、後述するようにスライス固有の仮想化及び抽象化を実施するためにRANスライスに関して実行され得る。
いくつかの実施形態において、無線ネットワーク(RAN125)に接続する様々なデバイス(UE110)が、1又は複数の異なるサービス(例えば、ULLRCサービスS4、MBBサービスS5、mMTCサービスS6)にそれぞれ参加し、各サービスに、異なるRANスライス152が割り当てられ得る。リソース割り当てマネージャ115は、各仮想TP176又はRP178に、要求に沿って調整される異なるスライスを割り当て得る。例えば、心拍数モニタリングサービスによって生成されたもの等の情報を中継するために用いられる、MBBサービス及びULLRCサービスの両方のような、複数のサービスをサポートするUE110は、異なるスライス上に、これらのサービスの各々と関連付けられたデータを伝送し得る。各スライスが、異なる符号化フォーマットを割り当てられ得、異なる仮想RP178を用いてそれぞれのスライスに伝送され得る。UE110は、伝送するデータが存在した場合に、RAN125に、用いられているスライス152の指示を提供し得る。
UE110が移動すると、それは、同一の仮想伝送ポイント/受信ポイントTP/RP176、178に接続されたままであり得るが、仮想アクセスポイントTP/RP176、178における物理的なアクセスポイント(AP105)が変化する。更に、UE110が、より大きな距離を移動するにつれて、最初に用いられた物理的なAP又は無線t/fリソースが、もはやRAN125に対して利用できない可能性があり得る。これは、UE110が十分遠くに移動したので、キャリアによりスライスに割り当てられたスペクトルが、もはや利用できない場合に起こり得、又は、それは、ネットワーク事業者が、1つのエリアにおける別のエンティティにより所有されるインフラストラクチャを用い、別のエリアにおける同一のリソースにアクセスし得ない場合に起こり得る。後者の場合、RAN125を介して伝送する間にUE110が用いるためにスライス152に割り当てられた特定の波形が、もはや利用できない場合もある。そのような場合、リソース割り当てマネージャ115が、伝送パラメータが、ある地理的ポイントで変化することをUE110に通知し得る。これは、いくつかの実施形態において、ハンドオーバ手順の一部として実行され得る。仮想TP/RP176、178又は他のvAPが、スライス毎基準でUE110と関連付けられた場合に、ハンドオーバが、1つのスライスに関して発生するが、別のスライスに関しては発生しないという場合があり得ることも理解されたい。これは、いくつかの異なる状況において発生し得、それらは、UE110が、定義されたスライスにおける第1のサービスのための第1のサービスプロバイダに接続し、別の定義されたスライスにおける第2のサービスのための第2のサービスプロバイダに接続するものを含む。このような状況において、AP又はvAP間の境界が、サービスプロバイダ間で変化する可能性が高い。両方のサービスが、同一のプロバイダを通じて提供される(又は少なくともアクセスサービスが、同一のプロバイダにより提供される)状況において、スライス固有であるAP間の境界が、整列し得ず、スライス毎のハンドオーバをもたらす。
いくつかの例において、UE110が、異なる周波数帯において動作する異なるTP17にハンドオーバされる(又はそうでなければ異なるTP17によりサービス提供される)場合に、波形パラメータ164が変更され得る。RANスライス152が、UE110にサービス提供するためにそれに割り当てられた2つの代替的なTP176を有し得、1つのTP176が、mm帯等の、高周波数帯において動作し、他のTP176が、より低い周波数において動作する。異なる周波数帯間の切り替え、及びスライス152のためにUE110にサービス提供するために用いられるAP間の対応する切り替えは、スケジューラ120でなされ、且つリソース割り当てマネージャ115により実施されるスケジューリング決定に応じて動的であり得る。
UE110を、仮想アクセスポイントTP/RP176、178に接続させることにより、UE110は、実際の物理インフラストラクチャから論理的に切り離され得る。これにより、セルラハンドオーバ及びセルエッジ干渉と関連付けられた課題を軽減し得る。物理的なAP105の異なるセットが、異なるスライスが、ハードウェアリソースの異なるセットによりサービス提供され得るように、仮想TP176及び仮想RP178に割り当てられ得る。これにより、ネットワーク事業者が、高価で高容量のアクセスポイントを、MBB等のサービス専用に、より低コストのAP105を、MTCサービス等のサービス専用にすることが可能になり得る。加えて、別個の論理エンティティとしてTP176及びRP178を割り当てることが、アップリンク及びダウンリンクデータ経路を切り離すために用いられ得、場合によっては、ネットワークインフラストラクチャのより良い使用を可能にし得る。所与のRANスライス152が、一定の間隔でアップリンクトラフィックを生成するが、いかなるダウンリンクトラフィックもめったに送信されないMTCデバイス専用であった場合、スライスは、仮想TP176よりも堅牢であるように設計された仮想RP178のセットによりサービス提供され得る。これにより、APが、(eNodeBが割り当てられ、双方向サービスを提供する従来のLTEネットワークにおいて必要とされるように)それらの全体で割り当てられた場合、リソース割り当てが、可能であるよりも細かいレベルまで、RANスライス152に割り当てられたサービスのためのニーズにサービス提供することを可能にする。
仮想TP176及びRP178の作成は、ハイパーセルの生成とも称され得る。ハイパーセルが、UE110にサービス提供するために、複数の物理的なAP105が、共に動作することを可能にする。ハイパーセルは、UE110及びRANスライス152の両方と関連付けられ得る。これにより、UE110が、各スライスにおける異なるハイパーセルと通信することが可能になる。次に、各ハイパーセルが、それが関連付けられたスライスの特定のニーズのために構成され得る。例えば、UE110が、1つの第1のサービス中心のRANスライス152(S4)に関して第1のハイパーセル(TRP)と通信し得、第2のサービス中心のRANスライス152(S5)と関連付けられたトラフィックに関して第2のハイパーセルと通信し得る。MTCサービスと関連付けられたトラフィックを搬送するスライスは、(UE110がMTCデバイスである場合に)静的MTCデバイスにサービス提供することを対象とし得る。静的MTCデバイス専用のスライスが、それらのメンバーシップにおいて安定し、比較的変化しないように設計され得る。高度交通システムデバイス等のモバイルMTCデバイス専用のもののような他のスライス、及び他のそのようなモバイルサービスが、より大きいモビリティに対応するように構成され得る。静的MTCデバイスをサポートするスライスはまた、サポートされるデバイスの限られたモビリティに起因して、モビリティ管理機能(例えば、モビリティ管理エンティティ)において限られた機能を有するように設計され得る。ハイパーセルの使用が、ハンドオーバの数の低減を可能にするが、ハンドオーバが、完全に排除され得ないことを理解されたい。ハンドオーバは、ハイパーセルにおけるスライスに割り当てられた波形及びヌメロロジーが、モバイルUEの経路に沿った全てのポイントで利用できない、又はサポートされない場合に起こり得る。新たなハイパーセルへのハンドオーバを要求することにより、ネットワークは、新たなスライス固有の情報が、UE110に伝送されるようにすることができる場合がある。
上述したように、異なるハイパーセルが、異なるスライスにサービス提供するために用いられた場合に、UE110が、必ずしも別のRANスライス152においてハンドオーバを受ける必要はなく、第1のRANスライス152においてハンドオーバを受け得る。いくつかの例において、RAN125は、複数のネットワーク事業者の間で割り当てられたネットワークリソースを含み得、異なるネットワーク事業者が、異なるハイパーセルをそれぞれサポートする。それらは、異なるハイパーセルによりサービス提供されるので、異なるネットワーク事業者が、異なるサービスベースのRANスライス152に関して同一のUE110にサービスサポートを提供し得る。これにより、ネットワーク事業者が、異なるサービスを提供し、顧客(ユーザ又はサービスオペレータのいずれか)が、コスト、カバレッジ、サービス品質、及び他の要因に基づいて異なるRANスライス152に関して異なるネットワーク事業者を選択することが可能になる。従って、いくつかの例において、UE110が、第1のネットワーク事業者によりサポートされる第1のRANスライス152を用いて第1のサービスにアクセスし、次に、同一のUE110は、第2のネットワーク事業者によりサポートされる第2のRANスライス152を用いて第2のサービスにアクセスし得る。
ここで、異なるスライス152への異なるアクセスリソースの割り当ての別の例が図6を参照して説明される。上述のように、及び図6に示すとおり、UE110等の単一のUEは、異なるサービスのために異なるアクセスポイント(物理的及び仮想両方)に接続し得る。AP602、604及び606は、物理的なAPとして示されているが、それらはまた、いくつかの構成APを有する仮想APを表し得ることを理解されたい。いくつかの例において、RAN125は、異なるタイプのAPを有する異種ネットワークであり、おそらく異なるRATをサポートしている。AP602は、広いカバレッジ領域を提供し得、典型的には、より低い周波数帯においてアクセスサービスを提供する、マクロセルとも称されるアクセスポイントである。AP602は、典型的には、コアネットワーク130に直接接続し、RATのセット(例えば、HSPA、LTE、5G)をサポートする。 アクセスポイント604及び606は、より小さいカバレッジ領域を提供することを対象とし、且つしばしば小セル、ピコセル、及び/又はフェムトセルと称されるAPであり得る。AP604及び606は、間接的に(例えば、インターネットを介して、中継デバイスとして機能するUEを介して、又はAP602への固定無線接続を介して)コアネットワーク130に接続し得る。いくつかの実施例において、AP604及び606は、コアネットワークに直接接続し得る。AP604及び606は、mmWave等の、より高い周波数帯においてサービスを提供し得、及び/又は、それらは、異なるセットのRAT(例えば、より高い周波数のAPに専用のWiFi(登録商標)又はアクセス技術)をサポートし得る。異種ネットワークが利用できる図6に示すとおり、異なるアクセス技術、又は異なる波形が、異なるスライスへのアクセスのために、異なるアクセスポイントと併せて用いられ得る。UE110は、AP604のサービス範囲にあった場合に、MBBスライス152(S1)へのAP604をに依存し得る。これは、UE110に、より高速又はより低コストの接続性を提供し得、それは、AP602等のより大きなAPから高帯域幅接続を除去し得る。UE110はまた、MTC機能のためにIoTサービスに接続し得る。MTC接続が、(マクロセルカバレッジを提供する)AP602を通じてアクセスされるIoTスライス152(S2)によりサービス提供され得る。マクロセルカバレッジが、しばしばよりユビキタスであり、AP604等のより小さいAPより、所与の時間でより多くのデバイスをより良くサポートし得る。この増加したカバレッジ、及びより多くのデバイスをサポートする能力は、より小さいアクセスポイント604と比較してより低いデータレートを犠牲にして来る場合がある。MTCデバイスは、しばしば低帯域幅接続を必要とするので、それらの多くが、AP 602への接続を介してIoTサービススライス152(S2)においてサービス提供され得る。UE110はまた、URLLC接続を必要とするサービスに参加し得、これは、URLLCサービススライス152(S4)によりサポートされる。URLLCスライス152(S4)におけるダウンリンクトラフィックが、TPとして機能するAP606により高周波数帯において伝送され得る。しかしながら、アップリンクトラフィックが確実に配信され、より小さなカバレッジ領域を有する多数のAP間のハンドオーバを受けないようにするために、このスライスにおけるアップリンクトラフィックは、AP602に向けられ得る。各APが、各スライス内の仮想表現により表され得、これにより、スライス152(S4)におけるアップリンクトラフィック及びスライス152(S2)におけるアップリンクトラフィックは、それらの各々が同一の物理的なAPの表現である異なる論理vRPに送信されることを理解されたい。3G/4Gネットワークにおいて、UE110が、典型的には、一度に1つのRANアクセスポイントに接続され、全てのサービスが、同一の接続を介してルーティングされる。異なるアクセスポイント(現実及び仮想両方)への同時接続をサポートすることにより、異なるスライスが、共通のアクセス媒体にわたって分離され得る。当業者であれば、異なる波形が、異なるスライスにより用いられ得る(例えば、1つのスライスが、直交周波数分割多元接続(OFDMA)波形を用い得、一方、第2のスライスがスパース・コード多元接続(SCMA)波形等の別の波形を用いる)、又は、両方のスライスが、異なるヌメロロジーを有する同一のタイプの波形を使用し得る(例えば、両方が、OFDMAを使用し得るが、異なるスペクトルマスク、異なるリソースブロックサイズ等である)ことを理解するであろう。各スライスに関するTTIは、異なり得るが、いくつかの実施形態において、ベースTTI値の倍数となることも理解されよう。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150は、1つのAPセット(又はTP/RPセット)及び対応するRAT又はRATのセットを、第1のRANスライス152に割り当て、異なるAPセット(又はTP/RPセット)及び対応するRAT又はRATのセットを、第2のRANスライスに割り当てる。いくつかの例において、物理的な又は仮想アクセスポイントの重複するセットが、各RANスライスに割り当てられ得るが、異なる使用優先度である。例えばMBBサービススライス152(S1)に、そのプライマリRANアクセスとしてアクセスポイント604が、バックアップとしてマクロアクセスポイント602が割り当てられる。逆に、IoTサービススライス152(S2)に、そのRANアクセスのためにマクロアクセスポイント602のみが割り当てられる。
上述のように、少なくともいくつかの例において、各RANスライス152が、物理ネットワークからほとんどのネットワークノードまで区別がつかない、別個の仮想ネットワークとして実質的に動作する。いくつかの実施形態において、各RANスライス152が、その中で動作するサービスのニーズに合わせられたネットワークリソースを提供し得る。これは、ネットワーク100においてデータプレーン及び制御プレーンの両方を設けることを含み得る。各スライスには、ステートマシンとして動作し得るいくつかのネットワーク機能が付与され得る。スケジューラが、スライス内のステートマシンとして表され得、グラントベースの及びグラントフリーの伝送環境においてスケジューリングを提供する。スライスにおいて、グラントベースの伝送が、伝送のために用いられる(例えば、MBBをサポートするスライス)ことが決定され得、一方、別のスライスが、グラントフリーの伝送を可能にし得る(例えば、MTC又はモノのインターネット(IoT)デバイスをサポートするスライス)。スライスが、グラントフリー(又は競合ベースの)及びスケジューリングされるアップリンク伝送の両方に対応することも可能である。いくつかの実施例において、スケジューラに対する異なっている要求は、スライス間で非常に十分に異なるので、各スライスがそれ自体のスケジューリング機能(又は機能のセット)を有するのに有利であり得る、スケジューラに対する要求をもたらし得る。これは、各スライス内で論理スケジューリングステートマシンとして表される単一のスケジューラにより提供され得る。当業者であれば、アクセスパラメータ、波形、ヌメロロジー及び他のスライス固有のパラメータが、スライスと関連付けられたUE及びネットワークエンティティのいずれかにおける異なるステートマシンにより管理され得ることを理解するであろう。従って、複数のスライスに接続しているUEが、複数のステートマシンのためのプラットフォームとして機能し得る。
異なるスライスに接続するUE110が、それが接続する各スライスに関してステートマシンの異なるセットをサポートし得る。これらのステートマシンは、好ましくは、同時に実行され、UEにおける物理リソースへのアクセスのための競合が、処理されるようにする調停者が存在してよい。UE内の異なるステートマシンが、グラントフリー及びスケジューリングベースの伝送の両方を実行するUEをもたらし得る。UE内に、複数のステートマシンの動作を調整するためにサービス提供する機能が存在してもよい。
ステートマシン対応UE110及びネットワークをサポートすることの例が、「System and Method For Always On Connections in Wireless Communications System」と題する米国特許公開第2015/0195788号、「Apparatus And Method For A Wireless Device To Receive Data In An Eco State」と題する米国特許公開第2016/0227481号、及び「System And Method Of UE−Centric Radio Access Procedure」と題する米国特許出願第15/165,985号において説明され、それらの全ては、参照により本明細書に組み込まれる。例示的実施形態において、上記文書において説明されているステートマシン関連機能は、デバイスレベル基準ではなくむしろスライス単位基準で、UE110及びネットワークで実施される。例として、一実施形態において、RAN125及びUE110は、各RANスライス152(S1)及び152(S2)に関してUE110に関する異なる動作状態をサポートするように構成され、各動作状態は、異なるUE機能をサポートする。具体的には、一例において、UE110は、各RANスライス152(S1)及び152(S2)に関して2つの異なる状態、すなわち、第1の「アクティブ」状態、及び第2の、エネルギー節約、「ECO」状態、間で遷移し得るステートマシンを実施するように構成される。例示的実施形態において、無線アクセス機能の低減されたセットが、アクティブ状態と比較してECO状態においてサポートされる。RAN125への少なくともある程度の接続性が、両方の状態においてサポートされ、これにより、UE110が、RANスライス152(S1)及び第2のRANスライス152(S2)の両方に関して、RAN125への常時オン接続を維持する。いくつかの実施形態において、UE110は、「アクティブ」状態においてグラントフリー及びグラントベースの伝送の両方を受信するが、「ECO」状態においては「グラントフリー」伝送のみを受信するように構成され、UE110は、ECO状態に対して、より頻繁に、及びアクティブ状態における異なるチャネル上で、状態情報をアップリンクする。
従って、スライス毎ステートマシンをサポートするUE110が、RANスライス152(S1)及び152(S2)の両方に関して同一の状態(例えば両方のスライスに関してアクティブ状態、又は両方のスライスに関してECO状態)で、又は異なる状態(例えば、1つのスライスに関してはアクティブ状態、他方のスライスに関してはECO状態)で同時に動作し得る。例示的実施形態において、複数の状態又は異なる数の状態が、異なるRANスライス152に関してサポートされ得る。例示的実施形態において、スライスにおいて状態がサポートされるかどうか、及びどの状態がスライスにおいてサポートされるかを定義する情報が、AP/UE機能パラメータセット174において指定される(図2を参照されたい)。
別の実施形態において、UEが、異なるRANスライスに接続される。第1のスライスは、eMBB等のサービスをサポートし得、一方、第2のスライスは、MTCサービス等の、必ずしも同一レベルの接続信頼性を必要としないサービスをサポートする。第1のスライス内で、UEは、アクティブ又はアイドル状態のうちの1つにあり得るが、MTCスライス内で、UEは、アクティブ、アイドル、又はECO状態の何れかにあり得る。通常、MTCデバイスが、ECO状態からいくつかのグラントフリー又は競合ベースの伝送を実行し得、スケジューリングされた伝送ウィンドウ、又は予めスケジューリングされたダウンリンク伝送があった場合に、アクティブ状態に入るのみであり得る。物理的UEは、MTCスライスが、それがeMBBスライス内でアクティブ状態にあった場合、アイドル状態からの遷移を必要とすることなく、伝送を実行することを可能にし得る。これにより、UE内のMTCスライス又はプロセスが、UEの別の部分のアクティブ状態を利用することが可能になり得る。
上記の説明は、各サービスに関してスライスを有することを参照してきたが、ネットワークが、限られた数のスライスを提供することがより実用的であり得、各スライスが、十分に同様の特性を有するいくつかの異なるサービスをサービス提供することを理解されたい。一例において、様々な異なるコンテンツ配信ネットワークが、単一のRANスライスにおいて共存し得る。
コアネットワークにおいて、ネットワークサポートされたサービスの各々に、それら自体のスライスを提供し、このスライスを、対応するRANスライスと関連付けることが可能であり得、これにより、エンドツーエンドスライス管理が、スライスマネージャ130の制御下で実行され得る。この点で、図7は、スライス1〜スライス5が、コアネットワーク130及びRAN125を通って広がる仮想ネットワークとしてそれぞれ実施される、サービスカスタマイズされた仮想ネットワーク(SCVN)実施例を模式的に示す。例示的実施形態において、スライスマネージャ130は、コアスライスマネージャ140及びRANスライスマネージャ150の各々と情報を交換し、エンドツーエンドサービス中心のスライス1〜スライス5を作成する。スライス1〜スライス5の各々は、関連付けられたコアネットワークスライスを定義するコアネットワークのリソースセット、及び関連付けられたRANスライス152を定義するRAN125のためのリソースセットを含む。
コア及びRANスライシングの両方が発生する実施形態において、(スライスマネージャ130からの命令の下の)リソース割り当てマネージャ115は、RAN125からスライスにおいて受信されたトラフィックが、コアネットワーク130における対応するスライスに接続された仮想化されたデコーダに提供されるようにすることができる。これにより、データがUE110デバイスから受信されると、共通無線アクセスポイントではなく、適切なネットワークスライス内でデコーディングが行われ得るので、分離が維持されるようにする。
図8は、本明細書において開示されている方法及びシステム、及び後述の例示的な方法を実施するために用いられ得る、例示的な簡略化された処理システム400の模式図である。UE110、AP105、リソース割り当てマネージャ、スケジューラ120、スライスマネージャ130、コアネットワークスライスマネージャ140及び/又はRANスライスマネージャは、例示的処理システム400、又は処理システム400の変形形態を用いて実施され得る。処理システム400は、例えば、サーバ又はモバイルデバイス、又は任意の好適な処理システムであり得る。本開示に記載の例を実施するのに適した他の処理システムが、用いられ得、それらは、後述のものとは異なるコンポーネントを含み得る。図8は、各コンポーネントの単一のインスタンスを示しているが、処理システム400における各コンポーネントの複数のインスタンスが存在し得る。
処理システム400は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、専用論理回路、又はそれらの組み合わせ等の1又は複数の処理デバイス405を含み得る。処理システム400はまた、1又は複数の任意の入力/出力(I/O)インタフェース410を含み得、それ(ら)は、1又は複数の適切な入力デバイス435及び/又は出力デバイス440とインタフェースすることを可能にし得る。処理システム400は、ネットワーク(例えば、イントラネット、インターネット、P2Pネットワーク、WAN及び/又はLAN)、又は他のノードとの有線通信又は無線通信のための1又は複数のネットワークインタフェース415を含み得る。ネットワークインタフェース415は、有線ネットワーク及び無線ネットワークに対する1又は複数のインタフェースを含み得る。有線ネットワークは、有線リンク(例えば、イーサネット(登録商標)ケーブル)を用い得、一方、無線ネットワークは、それらが用いられた場合、アンテナ445等のアンテナを介して伝送される無線接続を用い得る。ネットワークインタフェース415は、例えば、1又は複数の伝送器又は伝送アンテナ、及び1又は複数の受信器又は受信アンテナを介して無線通信を提供し得る。この例において、伝送器及び受信器の両方として機能し得る単一のアンテナ445が示されている。しかしながら、他の例において、伝送及び受信のために別個のアンテナが存在し得る。処理システムが、SDNコントローラ等のネットワークコントローラである実施形態において、無線インタフェースは存在し得ず、アンテナ445が、全ての実施形態において存在し得ない。処理システム400はまた、1又は複数の記憶ユニット420を含んでよく、これは、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ及び/又は光ディスクドライブのような大容量記憶ユニットを含んでよい。
処理システム400は、1又は複数のメモリ425を含んでよく、これは、揮発性又は不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又はリードオンリメモリ(ROM))を含んでよい。非一時的メモリ425(及びストレージ420)は、本開示に記載のもの等の方法を実行するもののような、処理デバイス405による実行のための命令を記憶してよい。メモリ425は、オペレーティングシステム及び他のアプリケーション/機能を実施するためのもののような、他のソフトウェア命令を含んでよい。いくつかの例において、1又は複数のデータセット及び/又はモジュールが、外部メモリ(例えば、処理システム400と有線通信又は無線通信する外部ドライブ)によって提供されてよい、又は一時的又は非一時的コンピュータ可読媒体によって提供されてよい。非一時的コンピュータ可読媒体の例としては、RAM、ROM、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、CD−ROM、又は他のポータブルメモリストレージが挙げられる。
処理システム400のコンポーネント間の通信を提供するバス430が存在してよい。 バス430は、例えばメモリバス、周辺バス又はビデオバスを含む、任意の好適なバスアーキテクチャであってよい。任意で、入力デバイス435(例えばキーボード、マウス、マイクロフォン、タッチスクリーン、及び/又はキーパッド)及び出力デバイス440(例えばディスプレイ、スピーカ及び/又はプリンタ)が、処理システム400の外部に示され、任意のI/Oインタフェース410に接続されている。他の例において、入力デバイス435及び/又は出力デバイス440のうちの1又は複数が、処理システム400のコンポーネントとして含まれてよい。処理システム400がネットワークコントローラである実施形態は、物理I/Oインタフェース410を有していないことがあり、代わりに、ネットワークインタフェース415への接続を介して全てのインタラクションが実行される、いわゆるヘッドレスサーバであってもよい。
例示的実施形態において、RANスライスマネージャ150を実施するように構成された処理システム400は、メモリ425又はストレージ420又はそれらの組み合わせにおいてRANスライス152の各々のためのリソース割り当てを指定する情報を維持するように構成され得る。
図9は、スライシングされたRANが、複数のコアネットワークスライスと相互作用するアーキテクチャ900を示す。RANスライシングマネージャ902が、トラフィックルートを確立し、CNスライスの少なくとも識別に基づいて、場合によっては、スライスにより搬送されたサービスと関連付けられたサービスIDに従って、トラフィックをCNスライスから適切なTPに向けるために用いられ得る。CN1 904が、スライシングされ、4つのスライス、スライス1−1 906、スライス1−2 908、スライス1−3 910、及びスライス1−4 912を作成する。CN1 904のスライスの各々は、トラフィックを搬送し、スライス1−1 906は、サービス1 914、及びサービス2 916と関連付けられたトラフィックを搬送するものとして示されている。CN2 918は、3つのスライス、CN2−1 920、CN2−2 922、及びCN2−3 924を有する。各スライスが、トラフィックを搬送し、スライス2−2 922は、サービス1 926及びサービス2 928のためのトラフィックを搬送するものとして示されている。サービス1 914及びサービス1 926は、必ずしも同一のサービスではないことを理解されたい。それらが、同一のサービスIDをそれぞれ搬送した場合、それらは、スライス、又はそこからそれらが到着するCNに基づいて区別され得る。RSM902が、図における説明を容易にする目的で別個の要素として示されている。当業者には明らかであるように、説明されている機能は、SDNコントローラによりルーティング命令が与えられたルータのセット等の他の要素に組み込まれ得る。
基地局等のような無線アクセスノードは、典型的には、無線インタフェースのスライシングを実行していない。せいぜい、時間ベースの又は周波数ベースのリソースの静的分割が、仮想チャネルを作成するために採用されている。上述のように、RANのスライシングはまた、異なる波形、ヌメロロジー、及び伝送パラメータの使用を通じて達成され得る。RANにおいて、複数のAPが、重複するカバレッジ領域を提供し得る。いくつかのAPが、全てのスライスと関連付けられ得、他のAPが、単一のスライスと関連付けられ得、更に他のAPが、スライスのサブセットと関連付けられ得る。図9は、RAN内の3つのAP、AP1 930、AP2 932、及びAP3 934を示す。理解されるように、異なるタイプのAPが、異なる目的のために用いられ得る。AP1 930は、4つの異なるRANスライス、RANスライス1 936、RANスライス2 938、RANスライス3 940、及びRANスライス4 942をサポートする。AP2 932は、4つのRANスライスのうちの2つ、RANスライス1 936及びRANスライス4 942をサポートする。AP3 934は、RANスライス1 936及びRANスライス3 940をサポートする。
2つのCNからのトラフィックが、RAN内で受信されると、RANスライシングマネージャ902は、CN、CNスライス、及びサービスに基づいて、トラフィックをそれぞれのRANスライスに向ける。示されているとおり、スライス1−1 906内のサービス1 914は、RANスライス1 936に向けられる。従って、このサービスからのトラフィックは、AP1 930、AP2 932、及びAP3 934の3つ全てに送信され得る。さらにスライス1−1 906からのトラフィックである、サービス2 916からのトラフィックは、RANスライス3 940を介して伝送され、そして、RANスライスマネージャ902は、このトラフィックを、AP1 930及びAP3 934に向ける。当業者であれば、前述したように、異なるサービスが、それらが異なるCNスライス内にあった場合、同一のサービスIDを搬送し得ることを理解するであろう。これは、他のスライスにおいて用いられたサービスID値を知らない異なるサービスプロバイダの結果であり得る。スライスID、及び場合によってはコアネットワークIDが、トラフィックと関連付けられ得るので、RANスライシングマネージャは、スライス2−2 922内で搬送されるサービス1 926が、RANスライス3 940にルーティングされ得るようにし得る。視覚的な区別を支援する方法として、CN1 904からのトラフィックが、実線で示される経路を通過して示されており、一方、CN2 918からのトラフィックが、破線で示される経路を通過して示されている。
スライス1−2 908からのトラフィックは、RANスライス2 938により搬送される。スライス1−3 910からのトラフィックは、RANスライス2 938により搬送される。スライス1−4 912からのトラフィックは、RANスライス4 942により搬送される。スライス2−1 920からのトラフィックは、RANスライス2 938により搬送される。スライス2−2 922内のサービス926及び928の両方からのトラフィックは、RANスライス3 940により搬送される。スライス2−3 924からのトラフィックは、RANスライス2 938において搬送される。
図10は、RSMでダウンリンクトラフィックをルーティングする方法1000を示すフローチャートである。当業者であれば、この機能が、ソフトウェアデファインドネットワーキングコントローラ等のコントローラの命令の下でRANを有するルータにより実行され得ることを理解するであろう。示されているとおり、段階1002において、UEへの伝送のために、トラフィックが受信される。このトラフィックは、コアネットワークから受信され、CNスライス及びサービスのうち一方又は両方と関連付けられ得る。段階1004において、受信されたトラフィックと関連付けられた、CN、及び任意でCNスライスの何れかが、特定される。段階1006において、トラフィックと関連付けられたサービスIDが、任意で特定され得る。理解されるように、図9のネットワークにおいて、スライス1−1 906からのトラフィックのためのサービスIDは、それが異なってルーティングされ得るように特定される必要があり、一方、スライス2−2 922からのトラフィックのサービスIDは、両方のスライスからのトラフィックが、同一のRANスライスにルーティングされるので、必ずしも必要とされない。段階1008において、特定されたCN ID、CNスライスID、及びサービスID(必要に応じて)と関連付けられたRANスライスが、選択される。次に、段階1010において、UEへの伝送のためのデータが、特定されたRANスライスに従って、適切なTP(APであり得る)にルーティングされる。RANスライスIDが、TPを伝送パラメータの選択で支援するように、トラフィックと関連付けられ得る。他の実施形態において、TPは、それがトラフィックをサポートするRANスライスのどれが伝送されるべきかを決定するために残され得る。当業者には良く理解されるように、モバイルネットワークは、典型的には、接続されたUEのモビリティを可能にするために設計される。従って、RANスライスを選択した後、適切なTPにデータをルーティングすることは、ネットワークのトポロジーに関する、UEの位置を追跡するモビリティ管理機能により提供される情報に基づいてTPを選択することを含み得る。別の実施形態において、TPは、UEの位置を追跡するために選択される物理的なAPの変化するセットからなる論理エンティティであり得る。そのような実施形態において、TPは、UEと一意に関連付けられ得、TPにデータを転送することは、UEと関連付けられたTPを選択し、TPと現在関連付けられているAPのセットを決定する機能であり得る。次に、データが、選択されたTP内の構成APに(マルチキャスト伝送を含む任意の数の技術を用いて)伝送され得る。
図11は、AP(任意でTP)でダウンリンクトラフィックを処理するための方法1100を示すフローチャートである。1102において、APで、UEへの伝送のためのトラフィックが、受信される。1104において、任意で、受信されたトラフィックは、APによりサポートされるRANスライスと関連付けられる。これは、RANにおいて前に実行されていた場合があり、その場合、それは、再実行される必要はない。RANスライスとの関連付けは、コアネットワークID、コアネットワークスライスID、サービスID、又は図12において説明されるように、トンネルID又はゲートウェイアドレスを含む、任意の数の異なる識別子に従って、実行され得る。段階1106において、APは、RANスライスに従ってRAN伝送パラメータを選択し得る。APが単一のスライスをサポートするのみであった場合、この段階は、実行される必要はなく、パラメータがそうでなければAPに提供された場合も、実行される必要はない。段階1108において、データは、データが関連付けられるRANスライスと関連付けられたパラメータを用いて、UEに伝送される。上記の説明を参照して理解されるように、これらのパラメータは、f/tリソース、波形選択、ヌメロロジーパラメータ、及び他のそのような伝送特性の指定を含み得る。
図12は、図9において示されているネットワークと関連付けられたアーキテクチャ1200を示す。説明を容易にするために、単一のCNのみが示され、単一のAPのみが示されている。CN1 904が、AP1 930に接続するように示されている。RANは、図9において前に説明されたように、RANスライス1〜4を提供するようにスライシングされる。CNスライス1−1 906内に、ゲートウェイ機能1202があることを理解されたい。このゲートウェイ1202は、スライス1−1 906とRANとの間の接続ポイントである。これは、サービス1 914及びサービス2 916の両方と関連付けられたトラフィックを含む、スライス1−1 906からの全てのトラフィックが、GW1202を介してRANに送信されることを意味する。同様に、スライス1−2 908からのトラフィックは、GW1204を介して送信され、スライス1−3 910からのトラフィックは、GW1206を介して送信され、スライス1−4 912からのトラフィックは、GW1208を介して送信される。現在のLTEネットワークと関連付けられる用語法において、ゲートウェイからのトラフィックは、GPRSトンネリングプロトコル(GTP)トンネルを用いてAP1 930に送信され、この場合、なぜなら、それが、ユーザプレーントラフィックGTP‐Uトンネルであるからである。このGTP‐Uトンネルは、それと関連付けられた識別子を有する。GTP‐Uトンネル、又はそれらのアナログの将来の世代のネットワークは、CNスライス及びサービスが向けられるRANスライスをサポートするAPに、トラフィックをルーティングするように設計され得る。このトンネルのセットアップは、SDNコントローラ1210等のコントローラにより実行され得、RAN内のルーティング機能へ命令を伝送することにより実行される。同様に、SDNコントローラ1210は、AP1 930に命令を提供し得、それが、トラフィックが受信されたトンネルと関連付けられたトンネルID、及びそこからトラフィックが受信されたゲートウェイのアドレスのうちの少なくとも1つに従って、受信されたトラフィックのために適切なRANスライスを選択することを可能にする。GW又はトンネルが、異なるスライスにルーティングされるサービスをサポートするCNスライスと関連付けられた場合、APは、CNスライス及びサービスIDに基づいてトラフィックを関連付けるよう命令され得る(段階1104で図11において示されるように)。
アップリンクにおいて、UE110等のUEが、複数の異なる仮想マシンを有し得、それらの各々が、異なるRANスライスと関連付けられたサービスのために用いられることが理解されよう。これにより、UEが、各スライスのために異なるvAPと関連付けられることを可能にし、更に、ハンドオーバがスライス毎基準で起こることを可能にする。AP1 930等のAPが、RANスライスと関連付けられたトラフィックを受信する。このトラフィックはまた、それが関連付けられるCN又はCNスライスの指示を搬送し、また、それが関連付けられるCNサービスの指示を含み得る。この情報は、トラフィックが伝送されるトンネル、トラフィックが伝送されるGW、トラフィックが伝送される予定であるCN又はCNスライスの何れかを選択するためにAPにより用いられ得る。この宛先情報に従って、APは、受信されたデータを、関連付けられたCNスライスに伝送し得る。RANスライスとCNスライスとの間に1対1のマッピングが存在する状況において、APは、それが受信されるRANスライスに基づいて、CNスライスにトラフィックを向け得ることを理解されたい。RANスライスが、複数の異なるCNスライスからのトラフィックをサポートした場合、CNスライスID、又は一意のサービスID等の更なる情報が、決定を行うために用いられ得る。
当業者であれば、本発明の実施形態において、図13に示すような方法1300があることを理解するであろう。方法は、RANにおける無線通信に適用され得る複数のRANスライスの作成に関する。RANスライスの各々には、RANリソースの一意の割り当てが割り当てられ得る。一意の割り当ては、他のRANスライスにおける伝送からの分離を提供する。このリソースの割り当ては、伝送パラメータの一意のセットを含み得る。方法は、SDNコントローラ1202等のコントローラで実行され得る。段階1302において、RANの無線エッジにおいて複数のスライスを作成する命令が、APに伝送される。RANスライスによりサービス提供される、コアネットワーク、及びおそらくコアネットワークスライスについての情報が、1304において受信される。この情報は、そこからトラフィックが受信されるゲートウェイの識別を含み得、また、コアネットワークにおいて搬送されるサービスの識別を含み得る。この情報はまた、コアネットワークにおけるトラフィックの性質についての情報を含み得る。段階1306において、任意で、この情報は、伝送要件(例えば、無線エッジ伝送要件)を決定するために用いられる。1308において、コアネットワーク、又はコアネットワークスライスの各々は、RANの無線エッジの少なくとも1つのスライスと関連付けられる。コアネットワーク、又はコアネットワークスライス内で搬送される複数の異なるサービスが存在した場合、コアネットワーク又はコアネットワークスライスと関連付けられたRAN無線エッジの1つよりも多くのスライスが存在してよいことを理解されたい。1310において、コアネットワーク又はコアネットワークスライスのRANスライスとの関連付けに基づくルーティング命令が、無線アクセスネットワーク内のノードに伝送される。この情報は、無線エッジスライスとRANのスライシングされていない部分との間のインタフェースであるAPに伝送され得る。ルーティング情報はまた、RAN内のルーティング機能に伝送され得る。これらの命令はまた、コアネットワーク(又はコアネットワークスライス)のエッジでのゲートウェイ機能及びRANに送信され得る。ルーティング命令は、ゲートウェイとAPとの間の論理トンネルを確立するために用いられ得る情報を含み得る。これにより、コアネットワーク又はコアネットワークスライスからのトラフィックが、コアネットワークトラフィックに割り当てられた無線エッジスライスと関連付けられたAPに向けられるように、ネットワークを動作させることが可能になり得る。
任意の実施形態において、コアネットワーク(又はスライス)又は無線エッジスライスのいずれかに関する、変化するトラフィック要求又は要件と関連付けられた情報が受信される。任意の段階1312において受信されたこの情報は、無線エッジスライスにおいて余剰容量又は容量の余剰の要求があることを示し得る。この情報は、それぞれのノードに伝送され得る無線エッジスライスのための新たなリソース割り当てを決定するために用いられ得る。いくつかの実施形態において、この命令は、APに、又はAPのサブセットに伝送されるのみであり得る。他の実施形態において、修正は、新たな無線エッジスライスを作成し得、又は既存の無線エッジスライスを除去し得、その場合、修正メッセージ(おそらくAPに送信された同一の修正メッセージではない)が、論理接続が作成され又は除去され得るように、RANにおける他のノードに送信され得る。
上述の方法の実施形態のうちのいくつかにおいて、RANリソースは、RANを物理コアネットワークに接続するネットワークアクセスリソース、RANの無線周波数及び時間リソース、及びネットワークアクセスリソースがRANの無線周波数リソースとどのようにインタフェースするかを指定するエアインタフェース構成、の任意のもの又は全てのものを含み得る。任意で、RANスライスのうちの少なくともいくつかは、ネットワークアクセスリソース及び隣接する無線周波数リソースの共通の割り当てを有し得、エアインタフェース構成を区別することが、RANスライスのうちの少なくともいくつかの各々に割り当てられ、RANスライスのうちの少なくともいくつかの無線通信を互いに分離する。エアインタフェース構成は、波形に適用するRANスライス及びヌメロロジーのための波形を指定し得る。複数のRANスライスは、エアインタフェース構成が、同一の波形であるが、異なるヌメロロジーを指定する第1及び第2のRANスライスを備え得る。このようにして、第1のスライスと関連付けられた受信器が、異なっている伝送ヌメロロジーに起因して第2のスライスにおいて伝送されたデータを適切にデコードすることができないので、ヌメロロジーが、スライス間のある程度の分離を可能にし得る。1つのそのような例において、共通波形は、OFDMA波形であり得、各スライスと関連付けられたヌメロロジーは、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックス長さ、シンボル長さ、スケジューリングされた伝送時間の時間、及びスケジューリングされた伝送時間に含まれたシンボルの数のうちの1又は複数の異なる組み合わせを有し得る。
別の実施形態において、異なるネットワークアクセスリソース、及び時間及び無線周波数リソースの異なる組み合わせが、分離を提供するRANスライスに割り当てられ得る。
当業者であれば、この方法は、RANスライスの、それぞれのコアネットワークスライス(又はコアネットワークスライス内のサービス)との関連付けを可能にし、サービスと関連付けられた通信が、RANスライス及びその関連付けられたコアスライスを用いることを可能にすることを理解するであろう。
他の実施形態において、RANスライスのうちの少なくとも1つに関して、ネットワークアクセスリソースは、ダウンリンク通信のための少なくとも1つの論理伝送ポイント、及びアップリンク通信のための少なくとも1つの論理受信ポイントを備える。TP及びRPは、物理的なアクセスポイントの異なるセットに基づき得る。いくつかの実施形態において、論理的TP及びRP内の物理的なアクセスポイントのメンバーシップ間に重複がある場合がある。他の実施形態において、重複がない場合がある。物理的なAPのメンバーシップが同一である場合であっても、スライスと関連付けられたTP及びRPへの異なる論理識別子の割り当ては、UEのための論理的な区別を作成する。1つのスライスにおけるTP又はRPへ割り当てられた物理的なAPのセットが、別のスライスにおけるTP又はRPへ割り当てられた物理的なAPのセットとは異なり得ることも可能であり得る。任意のスライスにおけるTP又はRPのメンバーシップは、論理的TP又はRP識別子が維持される限り、UEに通知することなく変更され得る。UEが、この重複を認識することなく、2つの異なるスライスにおける物理的なAPの同一のセットと通信し得る。
スライスの確立、及び各スライス内の論理的TP及びRPの定義の後、1つよりも多くのスライスに取り付けられたUE宛てのトラフィックが、受信され、トラフィックが関連付けられた、CN、CNスライス、又はサービスと関連付けられたAPにルーティングされ得る。次に、トラフィックは、RANスライスと関連付けられた伝送パラメータを用いてUEに伝送され得る。異なるスライスと関連付けられたトラフィックは、異なる論理的TPによりUEに伝送され得、これは、同一の物理的なAPを有してもよく、又は有しなくてもよい。
UEが、伝送するトラフィックを有した場合に、それは、それぞれのサービスと関連付けられたスライスと関連付けられたRPにトラフィックを伝送し得る。UEの識別、トラフィックが受信されたRP、伝送と関連付けられたサービス識別子、及び宛先アドレスの任意のもの又は全てのものに基づいて、受信されたトラフィックは、適切なコアネットワーク又はコアネットワークスライスにルーティングされ得る。
本発明の例に従って、無線アクセスネットワークをスライシングするための方法が、開示される。
第1の例において、無線アクセスネットワーク(RAN)内のアクセスポイント(AP)による実行のための方法であって、方法は、
ユーザ機器(UE)への伝送のためのデータを受信する段階と、
受信されたデータと関連付けられたRANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、受信されたデータをUEに無線で伝送する段階と
を備える。
第2の例において、上記の例に係る方法が、APによりサポートされたRANスライスのセットから、受信されたデータと関連付けられたRANスライスを選択する段階を更に備える。
第3の例において、RANスライスは、受信されたデータと関連付けられたRANスライス識別子に従って選択される、上記の例に係る方法が、提供される。
第4の例において、上記の例に係る方法が、選択されたRANスライスに従って、伝送パラメータを選択する段階を更に備える。
第5の例において、伝送パラメータのセットは、RANとコアネットワークとの間のゲートウェイのアドレスに従って選択される、上記の例に係る方法が、提供される。
第6の例において、伝送パラメータのセットは、受信されたデータと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って選択される、上記の例に係る方法が、提供される。
第7の例において、伝送パラメータのセットにおける少なくとも1つのパラメータが、
無線周波数/時間リソースと、
無線アクセス技術と、
伝送波形と、
フレーム長と、
ヌメロロジーと
を含むリストから選択される、上記の例に係る方法が、提供される。
第8の例において、無線アクセスネットワーク(RAN)における無線チャネルを介してデータをユーザ機器(UE)に伝送するためのネットワークアクセスポイント(AP)が、
データを無線アクセスネットワークから受信するためのネットワークインタフェースと、
データをUEに伝送するための無線ネットワークインタフェースと、
プロセッサと、
命令を記憶するための非一時的メモリと
を備え、
命令は、
プロセッサにより実行された場合に、ネットワークアクセスポイントに、ネットワークインタフェースを介してUEへの伝送のためのデータの受信に応答して、RANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、無線ネットワークインタフェースを介してUEにデータを伝送させる。
第9の例において、非一時的メモリは更に、ゲートウェイからデータが受信されるゲートウェイのアドレスに従って、伝送パラメータを選択する命令を記憶する、上記の例に係るネットワークAPが、提供される。
第10の例において、非一時的メモリは更に、データと関連付けられたRANスライス識別子に従って、セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する、上記の例に係るネットワークAPが、提供される。
第11の例において、非一時的メモリは更に、データと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って、セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する、上記の例に係るネットワークAPが、提供される。
第12の例において、伝送パラメータのセットにおける少なくとも1つのパラメータが、
無線周波数/時間リソースと、
無線アクセス技術と、
伝送波形と、
フレーム長と、
ヌメロロジーと
を含むリストから選択される、上記の例に係るネットワークAPが、提供される。
第13の例において、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるルーティング機能による実行のための方法は、
ユーザ機器(UE)宛てのコアネットワークからデータトラフィックを受信する段階と、
受信されたデータトラフィックと関連付けられた選択されたRANスライス内の伝送ポイントに受信されたデータトラフィックを伝送する段階と
を備える。
第14の例において、上記の例に係る方法は、コアネットワークと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたコアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
のうちの1つに従って受信されたデータトラフィックと関連付けられたRANスライスを選択する段階を更に備える。
第15の例において、コアネットワーク及びコアネットワークのスライスのうちの1つと関連付けられた識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである、上記の例に係る方法が、提供される。
第16の例において、データトラフィックを受信する段階は、コアネットワーク内のゲートウェイ機能からデータトラフィックを受信する段階を含む、上記の例に係る方法が、提供される。
第17の例において、データトラフィックを受信する段階は、コアネットワークスライスからデータトラフィックを受信する段階を含む、上記の例に係る方法が、提供される。
第18の例において、RANスライスは、コアネットワークスライスと予め関連付けられる、上記の例に係る方法が、提供される。
第19の例において、上記の例に係る方法が、ネットワークトポロジーに関するUEの位置についての情報に従って、RANスライス内の伝送ポイントを選択する段階を更に含む。
第20の例において、上記の例に係る方法が、UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択する段階と、
伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定する段階と、
を更に備え、
受信されたデータを伝送する段階は、構成アクセスポイントのセットに受信されたデータを伝送する段階を含む。
第21の例において、伝送する段階は、伝送ポイントにデータを伝送する段階の前に、選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように受信されたデータを修正する段階を含む、上記の例に係る方法が、提供される。
第22の例において、無線アクセスネットワーク(RAN)における使用のためのルータが、
データを受信及び伝送するためのネットワークインタフェースと、
プロセッサと、
命令を記憶するための非一時的メモリと
を備え、
命令は、プロセッサにより実行された場合に、ルータに、
ネットワークインタフェースを介してユーザ機器(UE)宛てのデータトラフィックを受信することに応答して、RAN内の選択されたRANスライスと関連付けられた伝送ポイントに、ネットワークインタフェースを介して、データトラフィックを伝送させる。
第23の例において、非一時的メモリは、
プロセッサにより実行された場合に、ルータに、
コアネットワークと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたコアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
のうちの1つに従って、RANスライスを選択させる
更なる命令を含む、上記の例に係るルータが、提供される。
第24の例において、コアネットワーク及びコアネットワークのスライスのうちの1つと関連付けられた識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである、上記の例に係るルータが、提供される。
第25の例において、非一時的メモリは、
プロセッサにより実行された場合に、ルータに、
ネットワークトポロジーに関するUEの位置についての情報に従って、伝送ポイントを選択させる
更なる命令を含む、上記の例に係るルータが、提供される。
第26の例において、非一時的メモリは、
プロセッサにより実行された場合に、ルータに、
UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択させる命令と、
選択された伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定させる命令と、
構成アクセスポイントのセットにデータを伝送することにより、伝送ポイントにデータを伝送させる命令と
の更なる命令を含む、上記の例に係るルータが、提供される。
第27の例において、非一時的メモリは、
プロセッサにより実行された場合に、ルータに、伝送ポイントへの伝送の前に、選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように受信されたデータを修正させる
更なる命令を含む、上記の例に係るルータが、提供される。
本発明は、例示的実施形態を参照して説明されているが、この説明は、限定的な意味に解釈されるようには意図されていない。
この説明を参照すれば、当業者には、例示的実施形態の様々な変形形態及び組み合わせ、並びに、本発明の他の実施形態が明らかであるだろう。
従って、添付の特許請求の範囲は、あらゆるそのような変形形態又は実施形態を包含することが意図されている。

Claims (27)

  1. 無線アクセスネットワーク(RAN)内のアクセスポイント(AP)による実行のための方法であって、
    ユーザ機器(UE)への伝送のためのデータを受信する段階と、
    前記受信されたデータと関連付けられたRANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、前記受信されたデータを前記UEに無線で伝送する段階と
    を備える
    方法。
  2. 前記APによりサポートされたRANスライスのセットから、前記受信されたデータと関連付けられた前記RANスライスを選択する段階を更に備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記RANスライスは、前記受信されたデータと関連付けられたRANスライス識別子に従って選択される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記選択されたRANスライスに従って、前記伝送パラメータを選択する段階を更に備える、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 伝送パラメータの前記セットは、前記RANとコアネットワークとの間のゲートウェイのアドレスに従って選択される、請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
  6. 伝送パラメータの前記セットは、前記受信されたデータと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って選択される、請求項1から5の何れか一項に記載の方法。
  7. 伝送パラメータの前記セットにおける少なくとも1つのパラメータが、
    無線周波数/時間リソースと、
    無線アクセス技術と、
    伝送波形と、
    フレーム長と、
    ヌメロロジーと
    を含むリストから選択される、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
  8. 無線アクセスネットワーク(RAN)における無線チャネルを介してデータをユーザ機器(UE)に伝送するためのネットワークアクセスポイント(AP)であって、
    データを無線アクセスネットワークから受信するためのネットワークインタフェースと、
    データを前記UEに伝送するための無線ネットワークインタフェースと、
    プロセッサと、
    命令を記憶するための非一時的メモリと
    を備え、
    前記命令は、
    前記プロセッサにより実行された場合に、前記ネットワークアクセスポイントに、前記ネットワークインタフェースを介して前記UEへの伝送のための前記データの受信に応答して、RANスライスと関連付けられた伝送パラメータのセットを用いて、前記無線ネットワークインタフェースを介して前記UEにデータを伝送させる、
    ネットワークアクセスポイント。
  9. 前記非一時的メモリは更に、ゲートウェイから前記データが受信される前記ゲートウェイのアドレスに従って、前記伝送パラメータを選択する命令を記憶する、請求項8に記載のネットワークアクセスポイント。
  10. 前記非一時的メモリは更に、前記データと関連付けられたRANスライス識別子に従って、前記セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する、請求項8又は9に記載のネットワークアクセスポイント。
  11. 前記非一時的メモリは更に、前記データと関連付けられたコアネットワーク識別子、コアネットワークスライス識別子、及びサービス識別子のうちの1つに従って、前記セットにおける少なくとも1つの伝送パラメータを選択する命令を記憶する、請求項8から10の何れか一項に記載のネットワークアクセスポイント。
  12. 伝送パラメータの前記セットにおける少なくとも1つのパラメータが、
    無線周波数/時間リソースと、
    無線アクセス技術と、
    伝送波形と、
    フレーム長と、
    ヌメロロジーと
    を含むリストから選択される、請求項8から11の何れか一項に記載のネットワークアクセスポイント。
  13. 無線アクセスネットワーク(RAN)におけるルーティング機能による実行のための方法であって、
    ユーザ機器(UE)宛てのコアネットワークからデータトラフィックを受信する段階と、
    前記受信されたデータトラフィックと関連付けられた選択されたRANスライス内の伝送ポイントに前記受信されたデータトラフィックを伝送する段階と
    方法。
  14. 前記コアネットワークと関連付けられた識別子と、
    前記受信されたデータと関連付けられた前記コアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
    前記受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
    のうちの1つに従って前記受信されたデータトラフィックと関連付けられた前記RANスライスを選択する段階を更に備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記コアネットワーク及び前記コアネットワークの前記スライスのうちの1つと関連付けられた前記識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記データトラフィックを受信する段階は、前記コアネットワーク内のゲートウェイ機能から前記データトラフィックを受信する段階を含む、請求項13から15の何れか一項に記載の方法。
  17. 前記データトラフィックを受信する段階は、コアネットワークスライスから前記データトラフィックを受信する段階を含む、請求項13から16の何れか一項に記載の方法。
  18. 前記RANスライスは、前記コアネットワークスライスと予め関連付けられる、請求項17に記載の方法。
  19. 前記ネットワークトポロジーに関する前記UEの前記位置についての情報に従って、前記RANスライス内の前記伝送ポイントを選択する段階を更に含む、請求項13から18の何れか一項に記載の方法。
  20. 前記UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択する段階と、
    前記伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定する段階と、
    を更に備え、
    前記受信されたデータを伝送する段階は、構成アクセスポイントの前記セットに前記受信されたデータを伝送する段階を含む、
    請求項13から18の何れか一項に記載の方法。
  21. 伝送する段階は、前記伝送ポイントに前記データを伝送する段階の前に、前記選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように前記受信されたデータを修正する段階を含む、請求項13から20の何れか一項に記載の方法。
  22. 無線アクセスネットワーク(RAN)における使用のためのルータであって、
    データを受信及び伝送するためのネットワークインタフェースと、
    プロセッサと、
    命令を記憶するための非一時的メモリと
    を備え、
    前記命令は、前記プロセッサにより実行された場合に、前記ルータに、
    前記ネットワークインタフェースを介してユーザ機器(UE)宛てのデータトラフィックを受信することに応答して、前記RAN内の選択されたRANスライスと関連付けられた伝送ポイントに、前記ネットワークインタフェースを介して、データトラフィックを伝送させる、
    ルータ。
  23. 前記非一時的メモリは、
    前記プロセッサにより実行された場合に、前記ルータに、
    前記コアネットワークと関連付けられた識別子と、
    前記受信されたデータと関連付けられた前記コアネットワークのスライスと関連付けられた識別子と、
    前記受信されたデータと関連付けられたサービス識別子と
    のうちの1つに従って、前記RANスライスを選択させる
    更なる命令を含む、請求項22に記載のルータ。
  24. 前記コアネットワーク及び前記コアネットワークの前記スライスのうちの1つと関連付けられた前記識別子は、コアネットワークゲートウェイ機能のアドレス及びトンネル識別子のうちの1つである、請求項23に記載のルータ。
  25. 前記非一時的メモリは、
    前記プロセッサにより実行された場合に、前記ルータに、
    前記ネットワークトポロジーに関する前記UEの前記位置についての情報に従って、前記伝送ポイントを選択させる
    更なる命令を含む、請求項22から24の何れか一項に記載のルータ。
  26. 前記非一時的メモリは、
    前記プロセッサにより実行された場合に、前記ルータに、
    前記UEと一意に関連付けられた伝送ポイントを選択させる命令と、
    前記選択された伝送ポイントと関連付けられた構成アクセスポイントのセットを決定させる命令と、
    構成アクセスポイントの前記セットに前記データを伝送することにより、前記伝送ポイントに前記データを伝送させる命令と
    の更なる命令を含む、請求項22から25の何れか一項に記載のルータ。
  27. 前記非一時的メモリは、
    前記プロセッサにより実行された場合に、前記ルータに、前記伝送ポイントへの伝送の前に、前記選択されたRANスライスと関連付けられたRANスライス識別子を含むように前記受信されたデータを修正させる
    更なる命令を含む、請求項22から26の何れか一項に記載のルータ。
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