JP2018538518A - パーティクルモニタリング装置 - Google Patents

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Abstract

実施形態は、ウェハ処理ツール内のパーティクルを検出するための装置及び方法を含む。一実施形態では、ウェハフォームファクタを有するパーティクルモニタリング装置は、全ての圧力状況下(例えば真空条件下)で動作することができるいくつかのマイクロセンサを含む。パーティクルモニタリング装置は、ウェハ処理ツールのチャンバ内のパーティクルを受け取ることに応答してマイクロセンサのパラメータが変化するときに時間値を出力するクロックを含むことができる。マイクロセンサの位置、又は時間値を使用してパーティクルの供給源を決定することができる。他の実施形態も記載され権利請求される。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2015年11月6日に出願された米国特許出願第14/935,186号の利益を主張し、その全体の内容は参照により本明細書に援用される。
背景
1)分野
実施形態は、半導体処理の分野に関し、特に、ウェハ処理ツール内のパーティクルを検出するための装置及び方法に関する。
2)関連技術の説明
半導体装置の製造における主な懸案事項は半導体ウェハのパーティクル汚染である。このような汚染は、通常、半導体装置の製造中にウェハ処理ツールによって実行される1つ以上の作業の間に生じる。例えば、ウェハ処理ツールは、いくつかのインタフェース(例えばロードロックによって相互接続された幾つかのチャンバ)を含み、これらのシステムコンポーネントのいずれかの作動又は操作により、金属パーティクル又は非金属パーティクル(例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ジルコニウム又は他のパーティクルなど)が生成され、これらはツール内の半導体ウェハを汚染する可能性がある。
パーティクル汚染の汚染源、及び/又は根本原因を特定するために、半導体ウェハはウェハ処理ツールの1つ以上のチャンバを介して定期的に処理され、その後、パーティクル検査作業を受ける。パーティクル検査作業では、処理されたウェハを、光学検査装置によってパーティクルの位置及び一般的なサイズを識別する検査のために待機させ、次いで走査電子顕微鏡法、エネルギー分散分光法、又は他の検査技術によってウェハ上の粒子の存在、及び/又は組成を決定する検査のために待機させる必要がある。パーティクルの存在及び組成を検出した後、ウェハ処理ツールによって実行された作業のうちのどれが実際にパーティクル汚染に至ったのかを特定するために、追加のトラブルシューティングが必要となることがある。
概要
実施形態は、ウェハ処理ツール内のパーティクルを検出するためのパーティクルモニタリング装置を含む。一実施形態では、パーティクルモニタリング装置は、支持面を有する基板と、支持面上の所定の位置に取り付けられたマイクロセンサとを含む。マイクロセンサはパラメータを有してもよく、マイクロセンサがウェハ処理ツールのチャンバ内のパーティクルを受け取るとき、パラメータが変化してもよい。クロックとプロセッサを基板上に取り付けてもよい。クロックは時間値を出力するように構成することができる。更に、プロセッサは、マイクロセンサ及びクロックに動作可能に接続されてもよく、マイクロセンサのパラメータが変化するときに(例えば、パーティクルがマイクロセンサに接触するときに)、マイクロセンサの所定の位置及びクロックによって出力された時間値を記録するように構成されてもよい。
パーティクルモニタリング装置は追加の構成要素を含むことができる。例えば、メモリが基板上に取り付けられ、プロセッサがメモリに動作可能に接続され、所定の位置及び時間値をメモリに記録することができる。同様に、電源は基板上に取り付けられてもよく、電源は他の構成要素(例えば、マイクロセンサ、クロック、プロセッサ、又はメモリなど)の1つ以上に電気的に接続され、当該構成要素に電力を供給してもよい。
パーティクルモニタリング装置は、ウェハ処理ツールのチャンバ間を移動するように構成されてもよい。例えば、パーティクルモニタリング装置の基板は、ウェハフォームファクタを有する半導体材料を含むことができる。一実施形態では、ウェハフォームファクタは、95〜455mm(例えば、300mm)の直径を含む。
パーティクルモニタリング装置は、基板の支持面に亘って配置された多数のマイクロセンサを含むことができ、各マイクロセンサはそれぞれのセンサタイプのものであってもよい。一実施形態では、マイクロセンサはMOSFET及びコレクタを含む。マイクロセンサのパラメータは、MOSFETの閾値電圧であってもよい。更に、コレクタはMOSFETに電気的に結合されてもよく、コレクタに接触するパーティクルに応答して閾値電圧が変化する。
マイクロセンサは、パーティクルとセンサ間での接触以外のパーティクルの挙動を検出することができる。例えば、マイクロセンサは光路を有する光センサを含むことができる。一実施形態では、マイクロセンサのパラメータは光路を乱すパーティクルに応答して変化する。
一実施形態では、マイクロ共振器をパーティクルモニタリング装置の支持面に取り付けることができる。マイクロ共振器は特性周波数を有してもよく、マイクロ共振器がウェハ処理ツールのチャンバ内のパーティクルを受け取るときに、特性周波数がシフトしてもよい。特性周波数はマイクロ共振器の質量に反比例する。したがって、マイクロ共振器がパーティクルを受け取るとき(例えば、パーティクルがマクロ共振器に付着するとき)、マイクロ共振器の質量及び特性周波数が変化する。プロセッサは、特性周波数がシフトするとき、マイクロ共振器の所定の位置とクロックによって出力される時間値を記録するように構成することができる。
マイクロ共振器を有するパーティクルモニタリング装置は、マイクロ共振器機能を促進するための追加の構成要素を含むことができる。例えば、マイクロ共振器を励起するために、基板上に広域周波数源を取り付けることができる。更に、特性周波数のシフトを検出するために、検出器を基板上に取り付けることができる。従って、パーティクルモニタリング装置の電子回路は、基板に亘って配置されたマイクロセンサのタイプに適合させることができる。
一実施形態は、ウェハ処理ツール内のパーティクルの供給源を決定する方法も含む。一実施形態では、本方法は、パーティクルモニタリング装置をウェハ処理ツールの第1のチャンバから第2のチャンバに移動させることを含む。パーティクルモニタリング装置は上述したような構造を含むことができる。例えば、パーティクルモニタリング装置は、基板の支持面上の所定の位置に取り付けられたマイクロセンサと、当該基板上に取り付けられたクロックとを有することができる。マイクロセンサはパラメータを有してもよく、クロックは時間値を出力するように構成されてもよい。本方法は、マイクロセンサが第2のチャンバ内のパーティクルを受け取ったときに、パラメータの変化を検出することを含むことができる。パラメータの変化を検出することは、上述したように、MOSFET、光センサ、又はマイクロ共振器のパラメータの変化を検出することを含むことができる。一実施形態では、第2のチャンバのチャンバ圧力は、マイクロセンサが第2のチャンバ内のパーティクルを受け取る前に、真空条件に低下される。したがって、パーティクルモニタリング装置を使用してパーティクルの供給源を決定する方法は、全ての圧力状況において実施することができる。本方法は、パラメータの変化を検出することに応答して、マイクロセンサの所定の位置及びクロックによって出力される時間値を記録することも含むことができる。次に、記録された所定の位置、又は記録された時間値のうちの1つ以上に基づいて、パーティクルの供給源を決定することができる。
上記の要約には、全ての側面の網羅的なリストは含まれていない。上記に要約された様々な態様の全ての適切な組み合わせから実施することができる全てのシステム及び方法、並びに以下の詳細な説明に開示され、特に本出願と同時に提出された請求項で指摘される全てのシステム及び方法が含まれることが企図される。そのような組合せは、上記の要約で明確に記載されていない特定の利点を有する。
一実施形態によるウェハ処理ツールの図である。 一実施形態によるウェハ処理ツールのチャンバ内の半導体ウェハの断面図である。 一実施形態によるパーティクルモニタリング装置の図である。 一実施形態によるパーティクルモニタリング装置の電子回路のブロック図である。 一実施形態によるパーティクルモニタリング装置のトランジスタセンサタイプのマイクロセンサの概略図である。 一実施形態によるパーティクルモニタリング装置の光学センサタイプのマイクロセンサの概略図である。 一実施形態によるパーティクルモニタリング装置のマイクロ共振器タイプのマイクロセンサの概略図である。 一実施形態によるウェハ処理ツール内のパーティクルの供給源を決定する方法における動作を表すフローチャートである。 一実施形態によるウェハ処理ツールの例示的なコンピュータシステムのブロック図を示す。
詳細な説明
ウェハ処理ツール内のパーティクルを検出するために使用される装置及び方法は、様々な実施形態によって説明される。以下の説明では、実施形態を完全に理解するために、多数の詳細を具体的に説明する。これらの具体的な詳細なしに実施形態を実施できることは、当業者には明らかであろう。他の例では、周知の態様については、実施形態を不必要に分かり難くしないために、詳細な説明はしない。更に、添付の図面に示された様々な実施形態は例示的なものであり、必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解すべきである。
半導体ウェハ内のパーティクル汚染の存在、組成、又は汚染源を特定するための既存の技術は、時間がかかり、費用がかかり、困難である。ウェハ処理ツールと欠陥検査装置との間の距離及び検査装置の作業待機は、検査プロセスが1時間以上かかることを意味し、ウェハ処理ツールを修理するための平均時間を遅らせることになる。検査装置も購入するには数百万ドルのコストがかかり高価であり、付加価値のないウェハ検査装置の製造施設スペースが必要である。更に、パーティクル汚染の原因となった動作を正確に特定するために使用されるトラブルシューティングプロセスは、実行するのが面倒であり、各数百ドル以上のコストを要する多数のウェハが使用される。
一態様では、パーティクルモニタリング装置により、全ての圧力状況で、ウェハ処理ツール内でシステムレベルのパーティクル検出が可能になる。パーティクルモニタリング装置は、ウェハフォームファクタに組み込まれた多数のマイクロセンサを含むことができ、その結果、パーティクルモニタリング装置は、ウェハ処理ツールのチャンバ間を移動することができ、半導体ウェハと同じ処理動作を受けることができる。したがって、パーティクルモニタリング装置は、真空条件下で実行される処理動作中を含めて、ウェハ製造プロセス期間中にパーティクルがウェハ状の装置に付着するときの正確な時間(及び正確な位置)に関するリアルタイム情報を収集することができる。したがって、パーティクル汚染の汚染源及び根本原因を、高価な検査装置又は面倒なトラブルシューティングを必要とせずに迅速に決定することができる。これにより、ウェハ処理ツールを修理するための平均時間を短縮することができ、又はウェハ処理ツールを製造に適した状態にする時間を短縮することができる。更に、パーティクルモニタリング装置により、高価な欠陥検査装置に代わることができ、付加価値のあるウェハ処理装置用の製造施設スペースを確保することができる。
以下に説明されるパーティクルモニタリング装置及び方法は、パーティクルが歩留まりを制限することになる任意のフォームファクタ又はプロセスで使用され得ることが理解されるであろう。より詳細には、パーティクルモニタリング装置及び方法は集積回路の製造のためのウェハ処理に関して説明されるが、当該の装置及び方法は他の技術(エレクトロニクス産業におけるディスプレイ、及び/又はソーラー産業における光電池など)での用途にも適合させることができる。同様に、装置及び方法は、パーティクルを検出することに加えて、又はその代わりに、プロセスの均一性の判断に適用可能であり得る。例えば、以下に説明するようなパーティクルモニタリング装置は、ウェハ製造プロセス中におけるプラズマ、堆積、又は照射の均一性を判断するように適合されてもよい。
ここで図1を参照すると、一実施形態によるウェハ処理ツールの図が示されている。ウェハ処理ツール100は、1つ以上のロードロック106によってファクトリインタフェース104に物理的に接続されたバッファチャンバ102を含むことができる。更に、1つ以上の処理チャンバ108は、1つ以上のそれぞれのロードロック106によって、バッファチャンバ102に物理的に接続することができる。バッファチャンバ102は、本質的に、処理チャンバ108のそれぞれの容積よりも大きな中間容積としての役割を果たし、処理チャンバ108内の処理圧力よりも高い圧力であっても低圧のままである。したがって、半導体ウェハ(例えばシリコンウェハ)を半導体装置の製造中に真空条件下でウェハ処理ツール100のチャンバ間を移動させることができる。ウェハ処理ツール100に含まれる様々な装置(例えばロボットアーム、シャトルなど)によってこの移動を可能にしてもよい。
様々な製造作業を処理チャンバ108内で実行してもよい。例えば、処理チャンバ108の少なくとも1つは、プラズマエッチングチャンバ、堆積チャンバ、半導体リソグラフィツールチャンバ、又は任意の他の半導体プロセスツールチャンバであってもよい。そのようなものとして、処理チャンバ108は、真空条件下、大気条件下、又は他の圧力状況下での製造プロセスを実行するために使用されてもよい。
半導体ウェハは、ウェハがウェハ処理ツール100を通って移動するとき、異なる圧力条件に供されてもよい。例えば、半導体ウェハは、大気条件でファクトリインタフェース104に挿入されてもよい。次に、半導体ウェハがファクトリインタフェース104とバッファチャンバ102との間のロードロック106に入ると、ロードロック106を120mTorrの真空条件にする。次いで、半導体ウェハはロードロック106からバッファチャンバ圧力100mTorrのバッファチャンバ102へと通過することができる。
ここで図2を参照すると、一実施形態によるウェハ処理ツールのチャンバ内の半導体ウェハの断面図が示されている。半導体ウェハ202は、ロードロック106を介してバッファチャンバ102から処理チャンバ108の1つに移されてもよい。処理チャンバ108は、例えば真空ポンプ、及び/又はターボポンプを用いて真空条件に下げられたチャンバ圧力を有することができる。本説明の文脈において、真空条件は0.5atm未満のいずれの圧力であってもよい。一実施形態では、処理チャンバ108内の真空条件は、処理チャンバ108がバッファチャンバ102の圧力よりも低いチャンバ圧力(例えば100mTorr未満)を有する場合に存在する。したがって、処理チャンバ108内で実行される製造作業は真空条件下で行われてもよい。
処理チャンバ108内で実行される製造作業中に、1つ以上のパーティクル204が生成される可能性がある。例えば、パーティクル204は、特定の作業が生じたとき(例えばロードロック106の弁が開かれたとき、ロードロックドアがロックされたとき、リフトピンが動いているとき、又は他の何らかのツール作業が生じたときなど)に処理チャンバ108内に放出される金属パーティクル又は非金属パーティクルである可能性がある。放出されたパーティクル204は半導体ウェハ202上に付着する可能性があり、パーティクル204の付着の位置及び時間はパーティクル汚染源に対応する可能性がある。例えば、図2の半導体ウェハ202の上端近くに示されているパーティクル204は、ロードロック106に近い半導体ウェハ202上にロードロック106が閉じているときに付着する可能性があり、このことはロードロック106の構成要素、及び/又はロードロック106の作動がパーティクル204の供給源であることを示す。したがって、パーティクル204が半導体ウェハ202上に付着する位置及び時間に関する情報を提供するパーティクルモニタリングは、パーティクル汚染源を決定する上で有用であり得ることが分かる。
ここで図3を参照すると、一実施形態によるパーティクルモニタリング装置が示されている。パーティクルモニタリング装置300は、ウェハ処理ツール100のチャンバ(例えば、バッファチャンバ102、及び/又は処理チャンバ108)の間で移動するように構成されてもよい。例えば、パーティクルモニタリング装置300は、全体的なフォームファクタ、及び/又は半導体ウェハ202と同じ材料及び形状を有する基板302を含むことができる。すなわち、基板302は半導体材料(例えば、結晶シリコン材料)で少なくとも部分的に構成することができる。更に、基板302は本質的にディスク形状であり、直径306を有する支持面304を含むウェハフォームファクタを有することができる。支持面304はディスクの上面であってもよく、基板302の底面(図示せず)は支持面304から厚さ309だけ離間していてもよい。一実施形態では、基板302のウェハフォームファクタは、95〜455mmの間の直径306(例えば、直径306は名目上100mm、300mm、又は450mm)を含む。更に、基板302のウェハフォームファクタは1mm未満の厚さ309(例えば、525μm、775μm、又は925μm)を含むことができる。厚さ309は1mmよりも大きく(例えば、数mmから10mmまで)てもよい。したがって、パーティクルモニタリング装置300は、容易に入手可能なウェハ材料及び一般的なウェハ製造プロセス及び装置を使用して製造することができ、ウェハ処理ツール100によって処理されたとき本質的に半導体ウェハ202を模倣することができる。
パーティクルモニタリング装置300は、所定の位置で支持面304に取り付けられたいくつかのマイクロセンサ308を含むことができる。例えば、多数のマイクロセンサ308(例えば、数千から数百万のマイクロセンサ308)を支持面304上に構築することができる。各マイクロセンサ308は、既知の位置を有することができる。例えば、第1のマイクロセンサは第1の位置310に配置され、第2のマイクロセンサは第2の位置312に配置されてもよい。第2の位置312は、第1の位置310に対して、又はパーティクルモニタリング装置300上の他の基準点に対して、既知の位置を有することができる。
マイクロセンサ308は、支持面304に亘ってランダムに配置されてもよく、又は所定のパターンで配置されてもよい。例えば、図3に示すマイクロセンサ308は、それらの絶対位置又は相対位置が予め決定され既知であったとしても、支持面304に亘ってランダムに配置されているように見える。一実施形態では、マイクロセンサ308は、所定のパターン(例えば、グリッドパターン、同心円パターン、螺旋パターンなど)で配置される。このようなパターンは、パーティクルモニタリング装置300の支持面304上の正確な位置にマイクロセンサ308を構築するための既知のエッチングプロセスを用いて実現可能である。
一実施形態では、マイクロセンサ308は支持面304の表面領域の大部分に亘って広がっている。例えば、マイクロセンサアレイの最も外側のマイクロセンサ308を通って引かれた外側プロファイルは、支持面304の表面領域の少なくとも半分であるアレイ領域を描くことができる。一実施形態では、アレイ領域は表面積の少なくとも75%(例えば、支持面304の表面積の90%以上)である。
パーティクルモニタリング装置300のマイクロセンサ308は、1つ以上の電気コネクタを介して互いに又は他の回路と相互接続できる。例えば、マイクロセンサ308は、支持面304上を走る電気トレース314によって直列に接続することができる。これに代えて又は加えて、いくつかのマイクロセンサ308を、それぞれの電気トレース315によって電気的に並列に接続することができる。従って、マイクロセンサ308の間で電気的接続を行うことができ、及び/又はマイクロセンサ308は電気トレース、電気リード線、ビア、及び他の既知のタイプの電気コネクタを使用して、電子回路316に電気的接続を行うことができる。
パーティクルモニタリング装置300の各マイクロセンサ308は、パーティクル204がセンサと相互作用するときに所与のパラメータの変化を検知するように構成され得る。より詳細には、マイクロセンサ308はパラメータを有してもよく、マイクロセンサ308はウェハ処理ツール100のチャンバ(例えば、処理チャンバ108)内のパーティクル204を受け取ると、パラメータは変化する。ここで、「受け取る」という言葉は、所与のパラメータに影響を及ぼすパーティクル204とマイクロセンサ308との間の相互作用を示す。例えば、パラメータは、下記に説明するように、パーティクル204がマイクロセンサ308上に付着したとき、マイクロセンサ308の近傍を通過するか、又はマイクロセンサ308を貫通するとき、又はマイクロセンサ308に衝突するときに変化するマイクロセンサ308の電圧、電流、又は他の物理的又は電気的特性であってもよい。この説明を読めば、当業者は他のパーティクル−センサ相互作用を理解するであろう。
ここで図4を参照すると、一実施形態によるパーティクルモニタリング装置の電子回路のブロック図が示されている。パーティクルモニタリング装置300の電子回路316は、ハウジング402内に封入又は支持されてもよく、又は処理チャンバ108に露出されてもよい。ハウジング402、及び/又は電子回路316の電子構成要素は、基板302の支持面304上に取り付けられてもよい。一実施形態では、電子回路316の1つ以上の構成要素が、支持面304と反対側の基板302の底面(図示せず)に取り付けられる。それにもかかわらず、電子回路316は、基板302の反対側に取り付けられた場合であっても、1つ以上の電気トレース、電気リード線、又はビアを介してマイクロセンサ308と電気的に接続することができる。
パーティクルモニタリング装置300の電子回路316は、基板302上に取り付けられたクロック404を含むことができる。クロックは、当技術分野で知られているように、正確な周波数を有する電気信号を出力する電子発振器(例えば、水晶)を備えた電子回路であってもよい。したがって、クロック404は、電気信号に対応する時間値を出力するように構成されてもよい。時間値は他の動作とは無関係な絶対時間値であってもよく、又は時間値はウェハ処理ツール100内の他のクロックに同期させてもよい。例えば、クロック404をウェハ処理ツール100のシステムクロック404に同期させることができ、クロック404によって出力される時間値はシステムクロックによって出力又は制御されるシステム時間値、及び/又はシステム動作に対応する。クロック404は、特定の処理動作が生じたときに時間値の出力を開始するように構成することができる。例えば、電子回路316は、パーティクルモニタリング装置300がファクトリインタフェース104を離れるときに時間値を出力し始めるようにクロック404をトリガ始動させる加速度計405を含むことができる。したがって、時間値はパーティクルモニタリング装置300がいつウェハ処理ツール100の特定のチャンバ又はロードロックに入るか又はそこから出るかに関する情報を提供することができる。
パーティクルモニタリング装置300の電子回路316は、基板302上に取り付けられたプロセッサ406を含むことができる。プロセッサ406は、例えば、バス407及び/又はトレース314によって、1つ以上のマイクロセンサ308及びクロック404に動作可能に結合されてもよい。プロセッサ406は1つ以上の汎用処理装置(マイクロプロセッサ、中央処理装置など)を表す。より詳細には、プロセッサ406は、複合命令セット演算(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セット演算(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、他の命令セットを実装するプロセッサ、命令セットの組み合わせを実装するプロセッサであってもよい。プロセッサ406は、1つ以上の専用処理装置(特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサなど)であってもよい。
プロセッサ406は、本明細書で説明する動作を行うための処理ロジックを実行するように構成される。例えば、プロセッサ406は、マイクロセンサ308のそれぞれのパラメータが変化したときに、マイクロセンサ308の所定の位置及びクロック404によって出力される時間値を記録するように構成することができる。したがって、プロセッサ406は、パーティクル204がパーティクルモニタリング装置300に接触するときの正確な時間(及び位置)をモニタリング及び記録するように構成することができる。プロセッサ406は、マイクロセンサ308から受信した信号に基づいて他のタイプの情報を決定するように構成することができる。例えば、パーティクルがいつどこでパーティクルモニタリング装置300に接触したかを知ることに加えて、プロセッサ406はトリガ始動されたマイクロセンサ308から受信した信号を分析し、パーティクル204のサイズ、パーティクルモニタリング装置300上のパーティクル204の総数、パーティクル204のタイプ(金属性又は非金属性)などを決定するように構成することができる。
マイクロセンサ308のモニタリングは、プロセッサ406によって個別ベース又はグループベースで実行されてもよい。すなわち、プロセッサ406は、各マイクロセンサ308の個々のデータをモニタリングし記録することができる。したがって、各マイクロセンサ308は、例えば、位置又は他のセンサ固有のデータに関連する唯一のセンサ識別番号によって、個別に識別することができる。一実施形態では、センサをグループでモニタリングすることができる。例えば、プロセッサ406は1つ以上のマイクロセンサ308のグループ用のバンクデータをモニタリングし記録することができる。したがって、マイクロセンサ308グループは全体としてセンサグループに対応する位置又は他のグループ固有のデータに関連付けることができる。
パーティクルモニタリング装置300の電子回路316は、基板302上に取り付けられたメモリ408を含むことができる。メモリ408は、1つ以上の 主メモリ(例えば、リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、のダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)(シンクロナスDRAM(SDRAM)又はラムバスDRAM(RDRAM)など))、スタティックメモリ(例えば、フラッシュメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)など)、又は二次メモリ(例えば、データ記憶装置)であってもよい。プロセッサ406は、バス407又は他の電気的接続を介してメモリ408と通信することができる。したがって、プロセッサ406は、メモリ408に動作可能に結合されて、トリガ始動されたマイクロセンサ308の所定の位置及びクロック404によって出力された時間値をメモリ408に記録することができる。すなわち、メモリ408はマイクロセンサ308がパーティクル204と相互作用するときを記録することができる。より具体的には、メモリ408はマイクロセンサ308がパーティクル204を受け取る時間と場所とを記録することができる。
パーティクルモニタリング装置300の電子回路316は、基板302上に取り付けられた電源410を含むことができる。電源410は、バッテリ、コンデンサバンク、又は別の既知の電源を含むことができる。電源410は、バス407を介してパーティクルモニタリング装置300の1つ以上の構成要素に電気的に接続され、接続された構成要素に電力を供給することができる。例えば、電源410は、1つ以上のマイクロセンサ308、クロック404、プロセッサ406、又はメモリ408に電気的に接続され、1つ以上のマイクロセンサ308、クロック404、プロセッサ406、又はメモリ408に電力を供給できる。
パーティクルモニタリング装置300の電子回路316は、上述したパーティクルモニタリング装置300の構成要素に電気的に接続された追加の構成要素を含むことができる。より詳細には、電子回路316は周波数源412(例えば、広域周波数源)、又は検出器414を含むことができる。周波数源412及び/又は検出器414は、基板302上に取り付けられてもよい。周波数源412及び検出器414は、パーティクルモニタリング装置300のマイクロセンサ308の特定の実施形態に関して特定の用途を有することができる。したがって、周波数源412及び検出器414のさらなる説明は、以下の対応するセンサの説明のために残しておく。次に、マイクロセンサ308の様々な実施形態を説明する。
ここで図5を参照すると、一実施形態によるパーティクルモニタリング装置のトランジスタセンサ型マイクロセンサの概略図が示されている。一実施形態では、パーティクルモニタリング装置300の1つ以上のマイクロセンサ308は、トランジスタセンサ500を含む。トランジスタセンサ500は、1つ以上のトランジスタ(例えば、MOSFET 502)を含むことができる。MOSFET502は、ソース504、ドレイン506、及びゲート508を含むことができる。トランジスタセンサ500は、また、パーティクル204を受け取るためのコレクタ510を含むことができる。一実施形態では、コレクタ510はMOSFET502に電気的に接続される。例えば、コレクタ510は、電気トレース314を介してMOSFET502のゲート508に電気的に接続することができる。コレクタ510は、MOSFET502から物理的に分離することができるが、従属部品は互いに電気的に接続されていてもよい。したがって、MOSFET502は、コレクタ510がMOSFET502から離間した所定の位置に配置されている場合であっても、パーティクルがコレクタ510上に付着したことを検出するように構成することができる。
コレクタ510はパーティクル204を受け取るような大きさと構成とすることができる。例えば、パーティクル204の一般的なサイズは45nmから1ミクロンの範囲内であり、従って、コレクタ510は少なくとも直径1ミクロンの外側リム512を有する外側プロファイルを含むことができる。外側リム512の形状は、下方向に見て、円形、四辺形、又は他の任意の形状であってもよい。更に、コレクタ510は平坦であってもよく、すなわち、本質的に平坦な上面を有していてもよく、コレクタ510は図5に示すような円錐状上面を有してもよい。一実施形態では、コレクタ510はMOSFET502とは別の構造ではなく、代わりにMOSFET502に組み込まれる。例えば、コレクタ510は、MOSFET502のゲート508上の収集領域であってもよい。ゲート508は、パーティクル204を受け取るようなサイズ及びパターンにすることができる。
一実施形態では、トランジスタセンサ500のパラメータは、MOSFET502に対応する。より詳細には、トランジスタセンサ500のパラメータは、ゲート508に亘って測定されたMOSFET502の閾値電圧であってもよい。閾値電圧はコレクタ510上のパーティクル204の有無に直接対応することができる。例えば、パーティクル204がコレクタ510上にない場合、閾値電圧は第1の値を有し、そしてパーティクル204がコレクタ510上にある場合、閾値電圧は第2の値(第1の値とは異なる)を有することができる。したがって、コレクタ510のコレクタ領域上に収集されたパーティクル204は、トランジスタセンサ500の閾値電圧を変化させることができる、すなわち、コレクタ510に接触するパーティクル204に応じて閾値電圧が変化し得る。プロセッサ406は、閾値電圧の変化を検出するように構成することができ、したがって、閾値電圧の変化が検出されると、パーティクルモニタリング装置300は、その変化をパーティクルの接触として認識し、当該事象を検出したトランジスタセンサ500の時間及び位置を記録することができる。トランジスタセンサ500は、外部圧力とは無関係の電気的パラメータに基づいて動作するので、トランジスタセンサ500など1つ以上のマイクロセンサ308を有するパーティクルモニタリング装置300は真空条件下を含めて任意の圧力状況で動作することができる。
ここで図6を参照すると、一実施形態によるパーティクルモニタリング装置の光学センサタイプのマイクロセンサの概略図が示されている。一実施形態では、パーティクルモニタリング装置300の1つ以上のマイクロセンサ308は光学センサ600を含む。光学センサ600は、当技術分野で知られているように、マイクロオプトエレクトロメカニカルシステム(MOEMS)であってもよく、既知の半導体処理動作を用いて基板302上に直接に形成してもよい。MOEMSの複雑さ及び多様性の説明は、簡潔さ及び理解の容易さのために簡略化した説明を優先して、本明細書では説明しない。光センサ600は、基板302に亘って配置された多数のマイクロミラー又はレンズを含むことができる。詳細には言及しないが、光センサ600は光源604から発する光路602を含むことができる。光路602は光源604と光検出器606との間にあってもよい。一実施形態では、光センサ600のパラメータは光源604からの光が光検出器606で受信されるか否かに対応する。例えば、パラメータは光路602を乱すパーティクル204に応答して変化できる。すなわち、パーティクル204が光路602を通過又は静止し、光源604と光検出器606との間の光を遮ると、パラメータが変化する可能性がある。一実施形態では、パーティクル204が光センサ600を通過するとき、光源604からの光は、異なる光路602に沿って反射され別の光検出器606に向かう。 他の光検出器606による反射光の検出により、光センサ600のパラメータが変化する。このパラメータは、例えば、光検出に対応する光センサ600の出力電圧であってもよい。プロセッサ406は、出力電圧の変化を検出するように構成することができ、したがって、出力電圧の変化、及び/又は光路602の外乱が検出されたとき、パーティクルモニタリング装置300は、変化をパーティクルの接触として認識し、当該事象を検出した光センサ600の時間及び位置を記録することができる。
ここで図7Aを参照すると、一実施形態によるパーティクルモニタリング装置のマイクロ共振器タイプのマイクロセンサの概略図が示されている。一実施形態では、パーティクルモニタリング装置300の1つ以上のマイクロセンサ308はマイクロ共振器700を含む。マイクロ共振器700は、適切な共鳴質量センサ(水晶クリスタルマイクロバランス(QCM)、表面弾性波(SAW)、又は膜バルク音響共振器(FBAR)などで、その表面上に堆積した浮遊パーティクルの累積質量を定量化することで知られている)であってもよい。マイクロ共振器の複雑さ及び多様性の説明は、簡潔さ及び理解の容易さのために簡略化した説明を優先して、本明細書では説明しない。マイクロ共振器は基板302の支持面304に亘って所定の位置に配置されてもよい。各マイクロ共振器700は、当技術分野で知られているように、特性周波数(例えば、共振周波数)を有することができる。例えば、詳細には言及しないが、マイクロ共振器700は図7Aに示すような単純な質量−ばねシステムによって表すことができる。マイクロ共振器700の特性周波数はマイクロ共振器システムの質量702に反比例する。例えば、特性周波数は、マイクロ共振器システムの(k/M)の平方根に比例し、ここで「M」は質量702に対応し、「k」はマイクロ共振器システムの比例定数に対応する。したがって、マイクロ共振器700がパーティクル204を受け取るとき、特性周波数がシフトすることが認識されるであろう。より詳細には、パーティクル204がウェハ処理ツール100の処理チャンバ108内のマイクロ共振器700に付着すると、マイクロ共振器700の質量702が変化し、それに伴って特性周波数がシフトする。
ここで図7Bを参照すると、一実施形態によるパーティクルモニタリング装置のマイクロ共振器タイプのマイクロセンサの概略図が示されている。マイクロセンサ308として使用可能な特定のタイプのマイクロ共振器700は、MEMS共振質量センサ(例えば、熱起動高周波単結晶シリコン共振器など)である。このようなマイクロ共振器700は、シングルマスクプロセスを使用して個々の装置又はアレイとして製造することができる。マイクロ共振器は、対称面752の両側に2つのパッド750を含むことができる。変動する電流を2つのパッド750の間に通して、電流経路に交流(AC)抵抗損成分を生じさせることができる。一実施形態では、抵抗損の大部分は、パッド750を相互接続する薄いピラー756内で生じる。薄いピラー756は、中央に位置し、対称面752に直交する方向に、パッド750の間で延在することができる。ピラー756で発生した温度変動により、ピラー756にAC力及び交互の熱応力が生じ、マイクロ共振器700は面内共鳴モードで作動することができる。面内共鳴モードでは、質量「M」を有するパッド750は、反対方向に振動する。したがって、共振時に、マイクロ共振器700は、振動するパッド750の特性周波数を含み、ピラー756の抵抗は、ピエゾ抵抗効果による交互の機械的応力によって変調される。したがって、特性周波数に対応するマイクロ共振器700内に検出可能な小信号運動電流が存在する。
マイクロ共振器700の、特性周波数のシフトを検出するために、周波数源412及び検出器414をパーティクルモニタリング装置300の電子回路316に組み込むことができる。周波数源412は、マイクロ共振器700を励起するために使用される広域周波数源であってもよい。検出器414はマイクロ共振器700の特性周波数をモニタリングし、特性周波数のシフトを検出することができる。例えば、検出器414は、特性周波数(例えば、出力電圧又は電流)に対応する信号をプロセッサ406に出力することができる。プロセッサ406は、出力電圧を受信し、特性周波数のシフトを認識するように構成することができる。したがって、出力電圧の変化、及び/又はマイクロ共振器700の特性周波数が変化するとき、パーティクルモニタリング装置300は、その変化をパーティクルの接触として認識し、当該事象を検出したマイクロ共振器700の時間及び位置を記録することができる。マイクロ共振器700の質量702が増加すると(例えば、パーティクル204がマイクロ共振器700上に蓄積すると)、特性周波数が下がり、パーティクルモニタリング装置300は個々のパーティクル接触事象に加えてパーティクル204の蓄積の履歴を取り込むことができる。
ここで図8を参照すると、一実施形態によるウェハ処理ツール内のパーティクル源を決定する方法における動作を表すフローチャートの説明図が示される。動作802において、パーティクルモニタリング装置300は、ウェハ処理ツール100の第1のチャンバ(例えば、バッファチャンバ102)からウェハ処理ツール100の第2のチャンバ(例えば、処理チャンバ108)に移動される。パーティクルモニタリング装置300は、上述の構造及び構成要素を有することができ、例えば、マイクロセンサ308は支持面304上の所定の位置に取り付けられ、クロック404は基板302上に取り付けられる。マイクロセンサ308はパラメータを有してもよく、クロック404は時間値を出力するように構成されてもよい。
動作804において、第2のチャンバ(例えば、処理チャンバ108)のチャンバ圧力を真空条件まで低下させる。より具体的には、チャンバ圧力は0.5atm未満に低下させることができる。上述したように、パーティクルモニタリング装置300は、全ての圧力状況でパーティクルを検出することができ、したがって、ウェハ処理ツール100内の半導体ウェハ202によって通常見られる条件下でリアルタイムパーティクルモニタリングに使用することができる。
動作806において、マイクロセンサ308のパラメータの変化が検出される。より詳細には、マイクロセンサ308が第2のチャンバ(例えば、処理チャンバ108)内でパーティクル204を受け取るとき、パラメータの変化を検出することができる。一実施形態では、パラメータの変化を検出することは、トランジスタセンサ500内のMOSFET502の閾値電圧の変化を検出することを含む。一実施形態では、パラメータの変化を検出することは、光センサ600の光路602の外乱を検出することを含む。一実施形態では、パラメータの変化を検出することは、マイクロ共振器700の特性周波数のシフトを検出することを含む。したがって、マイクロセンサ308がパラメータの変化を検出すると、対応する信号が提供される。
動作808において、対応する信号は、パラメータの変化を検出することに応答してパーティクル事象に関する情報を記録するプロセッサ406によって使用される。例えば、プロセッサ406は支持面304上にマイクロセンサ308の所定の位置を記録することができる。したがって、パーティクル204が基板302と相互作用する正確な位置を記録することができる。プロセッサ406は、クロック404によって出力された時間値を記録することができる。したがって、パーティクル204が基板302と相互作用する正確な時間を記録することができる。
動作810で、記録された情報を使用して、パーティクル204の供給源を決定することができる。例えば、パーティクル204を受け取ったマイクロセンサ308の記録された所定の位置、及び/又はパーティクル事象に対応する記録された時間値は、パーティクル汚染に至ったウェハ処理ツール100によって実行される構成要素、及び/又は処理動作を決定するために使用されてもよい。
一実施形態では、記録された時間値は、ウェハ処理ツール100のログファイルと同期させることができるタイムスタンプとして機能する。例えば、ウェハ処理ツール100は、全ての処理動作が開始、及び/又は終了する時間を示すログファイルを維持することができる。したがって、(パーティクル204がマイクロセンサ308によって検出されたときに)クロック404によって出力された時間値をログファイルと比較することによって、パーティクル事象と並行した処理動作を決定することができる。例として、時間値出力はパーティクル事象がウェハ製造プロセスに入って5分に発生したことを示し、システムログファイルはゲートロックのスリットバルブドアが5分マークで開かれたことを示した場合、ゲートロックのスリットバルブドア、及び/又はゲートロックを開く動作がパーティクル汚染に寄与する汚染源504であると、合理的に結論付けることができる。
タイムスタンプ情報と同様に、パーティクルの接触位置に関する情報を用いてパーティクルの供給源を決定することができる。例えば、スリットバルブドアが閉じるときにリフトピンが上昇するなど、いくつかの処理動作が同時に行われるとき、パーティクル位置と能動的構成要素との間の相対距離を用いて、構成要素がパーティクルの供給源であるかを推測することができる。すなわち、記録された位置がスリットバルブドアよりもリフトピンに近い場合には、リフトピンがパーティクルの供給源であると推測することができる。
パーティクル汚染に関する情報は、ウェハ製造プロセス中に連続的に記録でき、したがって、リアルタイム又はほぼリアルタイムでの分析のために情報を利用可能にすることができる。すなわち、パーティクルモニタリング装置300は、無線ネットワークインタフェース装置を使用してネットワーク内の他の機械に無線で接続され、リアルタイムでパーティクルモニタリング装置300から遠隔に位置するコンピュータシステムを使用して、パーティクル汚染データをモニタリング及び分析してもよい。あるいは、パーティクルモニタリング装置300は、パーティクルモニタリング装置300がウェハ処理ツール100のウェハ製造プロセスを完了し記憶された情報をほぼリアルタイムで分析するとすぐに、データ転送ケーブルを介して他の機械に接続されてもよい。したがって、ウェハ製造プロセスの完了中又は完了後にパーティクル汚染源を迅速に特定し、適切な修理を行うことができる。パーティクルモニタリング装置300は、ウェハ処理ツール100のウェハ製造プロセスを介して半導体ウェハ202のバッチを実行する前に、プロセス適格性確認作業として使用することができる。あるいは、パーティクルモニタリング装置300は、半導体ウェハ202のバッチ内でパーティクル汚染が特定されたときに、ウェハ処理ツール100の適時の修理を容易にするためのプロセストラブルシューティングツールとして使用することもできる。したがって、パーティクルモニタリング装置300は、ウェハ処理ツール100内のパーティクル汚染源を特定し排除するための迅速で安価で簡単な方法を提供する。
ここで図9を参照すると、一実施形態によるウェハ処理ツールの例示的なコンピュータシステムのブロック図が示されている。図示されたコンピュータシステム900の1つ以上の構成要素は、パーティクルモニタリング装置300の電子回路316において使用されてもよい。更に、ウェハ処理ツール100はコンピュータシステム900を組み込むことができる。一実施形態では、コンピュータシステム900は、ロボット、ロードロック、処理チャンバ、及びウェハ処理ツール100の他の構成要素に結合され、それらを制御する。また、コンピュータシステム900は、上述したように、ウェハ処理ツール100用のシステムログファイルを提供してもよい。また、コンピュータシステム900は、パーティクルモニタリング装置300によって提供されるパーティクルイベント情報を受信し分析することもできる。すなわち、コンピュータシステム900は、ウェハ処理ツール100に実装されて、ウェハ製造プロセスの処理動作を制御し、処理に関連する時間及び動作を記録するログファイルを生成し、そのログファイルデータをパーティクルニタリング装置300によって記録されたデータと比較し、パーティクル汚染の汚染源504を決定できる。
コンピュータシステム900は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、イントラネット、エクストラネット、又はインターネットで他の機械に接続(例えば、ネットワーク接続)されてもよい。コンピュータシステム900は、クライアント−サーバネットワーク環境内のサーバ又はクライアント機械という資格で、又はピアツーピア(又は分散型)ネットワーク環境内のピアマシンとして動作することができる。コンピュータシステム900は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯電話、ウェブアプライアンス、サーバ、ネットワークルータ、スイッチ又はブリッジ、又はその機械がとるべき行動を指定する一連の命令(順次又はその他)を実行できる任意の機械である。更に、コンピュータシステム900のために単一の機械だけが示されているが、「機械」という用語は、本明細書で説明された任意の1つ以上の方法論を個々に又は共同で実施する1組の命令セット(又は複数のセット)を実行する任意の機械(例えば、コンピュータ)の集合を含むものとする。
コンピュータシステム900は、コンピュータシステム900(又は他の電子装置)が実施形態によるプロセスを実行するようにプログラムするために使用される命令を記憶した非一時的な機械可読媒体を有するコンピュータプログラム製品又はソフトウェア922を含むことができる。機械可読媒体は、機械(例えば、コンピュータ)によって読取り可能な形態で情報を記憶又は送信する任意のメカニズムを含む。例えば、機械可読(例えば、コンピュータ可読)媒体は、機械(例えば、コンピュータ)読取り可能な記憶媒体(例えば、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイスなど)、機械(例えば、コンピュータ)読取り可能な伝送媒体(電気信号、光学信号、音響信号、又は他の形式の伝播信号(例えば、赤外線信号、デジタル信号など))などを含む。
一実施形態では、コンピュータシステム900は、システムプロセッサ902と、主メモリ904(例えば、読出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)(例えば、シンクロナスDRAM(SDRAM)又はラムバスDRAM(RDRAM)など)、スタティックメモリ906(例えば、フラッシュメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)など)、バス930を介して互いに通信する第2のメモリ918(例えば、データ記憶装置)を含む。
システムプロセッサ902は、1つ以上の汎用処理装置(例えば、マイクロシステムプロセッサ、中央処理装置など)を表す。より詳細には、システムプロセッサは、複合命令セット演算(CISC)マイクロシステムプロセッサ、縮小命令セット演算(RISC)マイクロシステムプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロシステムプロセッサ、他の命令セットを実装するシステムプロセッサ、又は命令セットの組み合わせを実装するシステムプロセッサであってもよい。システムプロセッサ902は、1つ以上の専用処理装置(特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサなど)であってもよい。システムプロセッサ902は、本明細書に記載の動作を実行するための処理ロジックを実行するように構成される。
コンピュータシステム900は、他の装置又は機械(例えば、パーティクルモニタリング装置300)と通信するためのシステムネットワークインタフェース装置908を更に含むことができる。また、コンピュータシステム900は、ビデオディスプレイユニット910(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオードディスプレイ(LED)、又は陰極線管(CRT))、英数字入力デバイス912(例えば、キーボード)、カーソル制御デバイス914(例えば、マウス)、及び信号生成デバイス916(例えば、スピーカ)をも含むことができる。
第2のメモリ918は、本明細書に記載された任意の1つ以上の方法論、又は機能を具体化する1つ以上の命令セット(例えば、ソフトウェア922)が記憶される機械アクセス可能な記憶媒体931(又は、より具体的にはコンピュータ読取り可能記憶媒体)を含むことができる。ソフトウェア922は、コンピュータシステム900による実行中に、主メモリ904内及び/又はシステムプロセッサ902内に完全に又は少なくとも部分的に存在してもよく、主メモリ904及びシステムプロセッサ902も機械可読記憶媒体を構成する。ソフトウェア922は、システムネットワークインタフェースデバイス908を経由してネットワーク920によって送信又は受信することができる。
機械アクセス可能な記憶媒体931は、単一の媒体である例示的な実施形態で示されているが、「機械可読記憶媒体」という用語は、単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中型データベース又は分散型データベース、及び/又は関連するキャッシュ及びサーバ)を含むことができる。「機械可読記憶媒体」という用語は、機械による実行のための一連の命令を記憶又は符号化することができ、機械にいずれか1つ以上の方法論を実施させる任意の媒体を含むものとする。したがって、「機械可読記憶媒体」という用語は、ソリッドステートメモリ、光学媒体及び磁気媒体を含むが、これに限定されない。
前述の明細書では、具体的に例示的な実施形態について説明してきた。次の特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能であることは明らかである。したがって、明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味であるとみなされるべきである。

Claims (15)

  1. パーティクルモニタリング装置であって、
    支持面を有する基板と、
    前記支持面上の所定位置に取り付けられパラメータを有するマイクロセンサであって、前記マイクロセンサがウェハ処理ツールのチャンバ内のパーティクルを受け取ったとき前記パラメータが変化する前記マイクロセンサと、
    前記基板上に取り付けられ時間値を出力するように構成されたクロックと、
    前記基板上に取り付けられたプロセッサとを備え、前記プロセッサは前記マイクロセンサ及び前記クロックに動作可能に結合され、前記マイクロセンサの前記パラメータが変化したときに、前記所定の位置及び前記時間値を記録するように構成される、パーティクルモニタリング装置。
  2. 前記基板上に取り付けられたメモリを更に備え、前記プロセッサは前記メモリに動作可能に結合され、前記所定の位置及び前記時間値を前記メモリに記録する、請求項1に記載のパーティクルモニタリング装置。
  3. 前記基板上に取り付けられた電源を更に備え、前記電源は前記マイクロセンサ、前記クロック、前記プロセッサ、又は前記メモリのうちの1つ以上に電気的に結合され、前記マイクロセンサ、前記クロック、前記プロセッサ、又は前記メモリのうちの1つ以上に電力を供給する、請求項2に記載のパーティクルモニタリング装置。
  4. 前記基板はウェハフォームファクタを有する半導体材料を含み、前記ウェハフォームファクタは95〜455mmの間の直径を含む、請求項1に記載のパーティクルモニタリング装置。
  5. 前記マイクロセンサは、前記パラメータが閾値電圧であるMOSFETと、
    前記MOSFETに電気的に結合されたコレクタとを備え、前記閾値電圧は前記コレクタに接触する前記パーティクルに応じて変化する、請求項1に記載のパーティクルモニタリング装置。
  6. パーティクルモニタリング装置であって、
    支持面を有する基板と、
    前記支持面上の所定の位置に取り付けられたマイクロ共振器であって、前記マイクロ共振器は特性周波数を有し、前記マイクロ共振器がウェハ処理ツールのチャンバ内のパーティクルを受け取るときに前記固有周波数がシフトする前記マイクロ共振器と、
    前記基板上に取り付けられ、時間値を出力するように構成されたクロックと、
    前記基板上に取り付けられたプロセッサとを備え、前記プロセッサは前記マイクロ共振器と前記クロックとに動作可能に結合され、前記マイクロ共振器の特性周波数がシフトするとき前記所定の位置及び前記時間値を記録するように構成されるパーティクルモニタリング装置。
  7. 前記特性周波数は前記マイクロ共振器の質量に反比例し、前記マイクロ共振器が前記パーティクルを受け取るときマイクロ共振器の前記質量が変化する、請求項6に記載のパーティクルモニタリング装置。
  8. 前記マイクロ共振器を励起するために前記基板に取り付けられた広域周波数源と、
    前記特性周波数の前記シフトを検出するために前記基板に取り付けられた検出器とを更に備える、請求項7に記載のパーティクルモニタリング装置。
  9. 前記基板上に取り付けられたメモリを更に備え、前記プロセッサは前記メモリに動作可能に結合され前記所定の位置及び前記時間値を前記メモリに記録する、請求項8に記載のパーティクルモニタリング装置。
  10. 前記基板上に取り付けられた電源を更に備え、前記電源は前記マイクロ共振器、前記クロック、前記プロセッサ、又は前記メモリの1つ以上に電気的に結合され、前記マイクロ共振器、前記クロック、前記プロセッサ、又は前記メモリの1つ以上に電力を供給する、請求項9に記載のパーティクルモニタリング装置。
  11. 前記基板はウェハフォームファクタを有する半導体材料を含み、前記ウェハフォームファクタは95〜455mmの直径を含む、請求項6に記載のパーティクルモニタリング装置。
  12. パーティクルモニタリング装置をウェハ処理ツールの第1のチャンバから第2のチャンバに移動させるステップであって、前記パーティクルモニタリング装置は支持面を有する基板と、前記支持面上の所定の位置に取り付けられたマイクロセンサと、前記基板上に取り付けられたクロックとを備え、前記マイクロセンサはパラメータを有し、前記クロックは時間値を出力するように構成されるステップと、
    前記マイクロセンサが前記第2のチャンバ内のパーティクルを受け取ったときに前記パラメータの変化を検出するステップと、
    前記パラメータの前記変化の検出に応答して、前記所定の位置及び前記時間値を記録するステップと、
    前記記録された所定の位置、又は前記記録された時間値のうちの1つ以上に基づいて前記パーティクルの供給源を決定するステップとを含む、方法。
  13. 前記マイクロセンサが前記第2のチャンバ内の前記パーティクルを受け取る前に、前記第2のチャンバのチャンバ圧力を真空条件に低下させるステップを更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記パラメータの前記変化を検出するステップはMOSFETの閾値電圧の変化を検出するステップを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記パラメータの前記変化を検出するステップはマイクロ共振器の特性周波数のシフトを検出するステップを含む、請求項13に記載の方法。
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