JP2018538040A - バルーンカテーテル - Google Patents

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Abstract

バルーンカテーテルを含むシステム、装置、及び方法である。バルーンカテーテル組立体は、近位部と、遠位部と、近位部と遠位部間を延びるルーメンとを有する管状部材と、近位くびれ部と、遠位くびれ部と、両くびれ部の間の拡張可能領域とを有するバルーン部材であって、管状部材の遠位部の近位側に配置され、管状部材に接合されるバルーン部材とを備え得る。組立体は、管状部材の第1の部分及びバルーン部材の近位くびれ部の一部を覆う第1のスリーブ部材と、管状部材の第2の部分及び第1のスリーブ部材の一部を覆う第2のスリーブ部材とを備え得る。

Description

本発明は、バルーンカテーテル装置及びバルーンカテーテルの形成方法に関する。特に、本発明は、バルーンカテーテル装置及びカテーテルバルーンをカテーテルシャフトに接合する方法に関する。
カテーテルシャフト及びカテーテルバルーンを備える医療装置は、血管拡張、ステントの給送、薬剤の給送、並びに、センサやブレード等の手術器具の給送及び操作等、ますます幅広い様々な用途で使用されている。これらの装置で使用されるバルーンの所望の物理的特性プロファイルは、特定の用途に応じて様々ではあるが、多くの用途において、高強度の頑丈なバルーンが必要であり、しかも柔軟性と追従性が高く望まれる。高強度バルーン、特に、破裂圧力の高いバルーンが有効な用途は、狭窄の再開放、たとえば、反復的な血液アクセスのために採用された長期シャント、ポート又はグラフトで発生した狭窄を再度開放することである。
本発明は、医療装置構造体及び組立体を製造するいくつかの選択的な設計、材料及び方法と、その使用に関する。第1の例示の態様において、バルーンカテーテル組立体は、近位部、遠位部、及び近位部と遠位部との間に延びるルーメンを有する管状部材と、近位くびれ部、遠位くびれ部、及び両くびれ部の間の拡張可能領域を有し、前記管状部材の遠位部の近位側に配置されるとともに、前記管状部材に接合されるバルーン部材と、を備え得る。少なくともいくつかの追加の態様において、前記組立体は、前記管状部材の第1の部分及び前記バルーン部材の前記近位くびれ部の一部を覆う第1のスリーブ部材と、前記管状部材の第2の部分及び前記第1のスリーブ部材の一部を覆う第2のスリーブ部材と、をさらに備え得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、前記管状部材の前記第1の部分及び前記バルーン部材の前記近位くびれ部の前記一部と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、前記管状部材の前記第2の部分を覆わなくてもよい。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブ部材は、前記管状部材の前記第2の部分及び前記第1のスリーブ部材の前記一部と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材の融点は、前記第2のスリーブ部材の融点よりも高くてもよい。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブ部材は、前記管状部材の前記第1の部分の少なくとも一部を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記組立体は、前記バルーン部材に設けられる繊維層をさらに備えていてもよく、前記繊維層は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の少なくとも一部を覆っていてもよく、前記第1のスリーブは、前記繊維層の一部をさらに覆っていてもよい。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、前記繊維層と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記バルーン部材は、1000psi超の破裂圧力を有し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、前記管状部材の0.1mmから1.5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、前記管状部材の0.5mmの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の2mmから5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の少なくとも3mmの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、台形状の断面を有し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、0.25mmから1.75mmだけ、一方の縁が他方の縁よりも長くてもよい。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、0.75mmから1.25mmだけ、一方の縁が他方の縁よりも長くてもよい。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブ部材は、0.5mmから5mmまでの長さを有し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブ部材は、1mmから2mmまでの長さを有し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブは、前記管状部材の0.1mmから1.5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブは、前記管状部材の0.1mmから1.5mmまでの部分と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブは、前記管状部材の0.5mmの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブは、前記管状部材の0.5mmの部分と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブは、前記第1のスリーブ部材の0.1mmから1.5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブは、前記第1のスリーブ部材の0.5mmから1mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1のスリーブ部材は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料を含み得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブ部材は、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)材料を含み得る。
追加的に又は代替的に、前記第1の例示の態様に係るいずれかの態様において、第1のスリーブ及び第2のスリーブは、単一の共押出スリーブを備える。
第2の例示の態様において、バルーンカテーテル組立体は、近位部、遠位部、及び前記近位部と前記遠位部との間に延びるルーメンを有する管状部材と、近位くびれ部、遠位くびれ部、及び両くびれ部の間にある拡張可能領域とを有し、前記管状部材の前記遠位部の近位側に配置されるとともに、前記管状部材に接合されるバルーン部材と、を備え得る。いくつかの追加の態様において、第1の接合部が前記バルーン部材の前記近位くびれ部を前記管状部材に接合していてもよく、前記第1の接合部は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の上面にある第1の層と、前記第1の層の上面にある第2の層と、を備え得る。また、前記第1の層の少なくとも一部は、前記管状部材と接触していてもよく、前記第2の層の少なくとも一部は、前記管状部材と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層の少なくとも一部は、前記第1の層の近位端の近位側に延びていてもよい。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層の融点は、前記第1の層の融点より低くてもよい。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1の層は、前記管状部材及び前記バルーン部材の前記近位くびれ部と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層は、前記管状部材及び前記第1の層と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、組立体は、バルーン部材に設けられる繊維層をさらに備え、前記繊維層は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の少なくとも一部を覆い、前記第1の層は、前記繊維層の一部を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1の層は、前記繊維層と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記バルーン部材は、1000psi超の破裂圧力を有し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1の層は、前記管状部材の0.1mmから1.5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1の層は、前記管状部材の0.5mmの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1の層は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の2mmから5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第1の層は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の少なくとも3mmの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層は、0.5mmから5mmまでの長さを有し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層は、1mmから2mmまでの長さを有し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層は、前記管状部材の0.1mmから1.5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層は、前記管状部材の0.1mmから1.5mmまでの部分と接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層は、前記管状部材の0.5mmの部分を覆い得る。追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2の層は、前記管状部材の0.5mmと接触し得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブは、前記第1の層の0.1mmから1.5mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様に係るいずれかの態様において、前記第2のスリーブが第1の層の0.5mmから1mmまでの部分を覆い得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様にかかる別の形態において、前記第1の接合部の第1の層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料を含み得る。
追加的に又は代替的に、前記第2の例示の態様にかかる別の形態において、第1の接合部の第2の層が、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)材料を含み得る。
第3の例示の態様において、拡張式バルーンをカテーテルシャフトに接合する方法は、近位くびれ部、遠位くびれ部、両くびれ部の間の拡張可能領域を備える拡張式のバルーン部材にカテーテルシャフトの一部を挿入する工程と、第1のスリーブ部材を前記バルーン部材の前記近位くびれ部の少なくとも一部に配置する工程と、前記第1のスリーブ部材を加熱する工程と、を備え得る。いくつかの態様において、該方法は、第2のスリーブ部材を前記第1のスリーブ部材の少なくとも一部に配置する工程と、前記第2のスリーブ部材を加熱して当該第2のスリーブ部材を前記カテーテルシャフトに接合する工程と、をさらに備え得る。
追加的に又は代替的に、第3の例示の態様にかかる別の形態において、前記第1のスリーブ部材の第1の部分は、前記カテーテルシャフトの一部に直接配置されてもよく、前記第1のスリーブ部材の第2の部分は、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の前記一部に直接配置されてもよい。
追加的に又は代替的に、第3の例示の態様にかかる別の形態において、前記第2のスリーブ部材の第1の部分は、前記カテーテルシャフトの一部に直接配置されてもよく、前記第2のスリーブ部材の第2の部分は、前記第1のスリーブ部材の一部に直接配置されてもよい。
追加的に又は代替的に、第3の例示の態様にかかる別の形態において、第1のスリーブ部材及び第2のスリーブ部材は、単一の共押出スリーブ部材であってもよい。
いくつかの例示の態様の上述の概要は、本発明の側面の開示される各態様やあらゆる形態を記載することを意図したものではない。
本発明の諸態様は、添付図面を参照して各種実施形態の以下の詳細な説明を検討することでさらに理解を深め得る。
本発明に係る例示のバルーンカテーテルの斜視図。 バルーンの複数層を示す図1のバルーンの領域を示す断面図。 バルーンを図1のシャフトに固定する接合部を示す、図1のバルーンの別の領域を示す部分断面図。 バルーンを図1のシャフトに固定する別の接合部を示す部分断面図。 スリーブをバルーン及びシャフトに配置する工程を含む、本発明の接合部の形成工程におけるステップを示す図。 図5のスリーブを加熱して、バルーン及びシャフトのスリーブを収縮させる結果を示す図。 第2のスリーブをバルーン、シャフト、及び第1のスリーブの上に配置することを含む、本発明の接合部の形成工程における別のステップを示す図。 図7の第2のスリーブを加熱して、バルーン、シャフト及び第1のスリーブの第2のスリーブを収縮させ、若しくは溶融させ、又は、収縮させるとともに、溶融させた結果を示す図。 本発明の接合部のいずれかを形成するのに使用することができる例示の共押出スリーブを示す図。 図9Aの共押出スリーブのA−A断面図。
本発明の側面は様々な変更及び代替形態を適用することができるが、その細部を例示のために図面に示し、以下詳細に説明する。しかしながら、本発明の側面を記載される特定の実施形態に限定することを意図していないと理解すべきである。むしろ、意図は、本発明の趣旨と範囲に属するすべての変更、均等品及び代替品を対象とすることである。
以下定義される文言に関して、請求項又は本明細書の別の場所で異なる定義が成されない限り、これらの定義が適用されるものとする。
特定の文言の定義を以下に示し、請求項又は本明細書の別の場所で異なる定義が行われない限り、その定義が適用される。
すべての数値は、本明細書では、明示されているか否かにかかわらず、「約」という文言で修飾されるものと仮定する。「約」という文言は、一般に、記載される値と等価である(すなわち、同じ機能又は結果を有する)と当業者がみなす数値の範囲を指す。多くの場合、「約」という文言は、最も近い有効数字に丸められる数字を含むことを表す。
端点による数値範囲の記述は、その範囲内のすべての数値を含む(たとえば、1から5は1,1.5,2,2.75,3,3.80,4,及び5を含む)。
適切な大きさ、範囲、及び値の少なくともいずれか一方が、様々な構成要素、特性、及び仕様の少なくともいずれか一方に関して、いくつか開示されているが、当業者であれば、本発明に触発されて、所望の大きさや範囲や値が、明示される大きさ、範囲、値の少なくともいずれか1つから逸脱してもよいことを理解するであろう。
本明細書及び添付の請求項で使用されるとき、単数形「a」、「an」及び「the」は、他に明示されない限り、単数だけでなく複数も指す。本明細書及び添付の請求項で使用されるとき、「又は」という文言は通常、他に明記されない限り、「少なくともいずれか1つ」を含むように採用される。
以下の詳細な説明は、図面を参照して読むべきであり、異なる図面中の類似の要素には同一の符号を付す。詳細な説明及び図面は必ずしも等縮尺ではなく、例示の実施形態を示し、開示の範囲を限定することを目的としていない。図示される例示の実施形態は、単に例示することを目的とする。いずれかの例示の実施形態の選択される特徴は、異なるように明記されない限り追加の実施形態に組み込み得る。
図1は、例示のバルーン100を示す。バルーン100は、シャフト102に搭載することができ、バルーン100及びシャフト102はいずれも、より大型のカテーテル構造の一部であってもよい。いくつかの実施形態において、シャフト102は、所望の用途に応じて、約20cmから250cmの長さと、約1Frから10Fr(0.3mmから3.3mm)の外径を有し得る。いくつかの場合において、シャフト102は、患者の小さな解剖学的構造内での使用に合わせて適合され、若しくは構成され、又は、適合されるとともに、構成されるマイクロカテーテルの一部であってもよい。たとえば、シャフト102及びバルーン100は、曲がりくねった細い血管内の目標部位、たとえば、神経血管系内の部位、冠状血管系内の特定部位、又は、浅大腿動脈、膝窩動脈、若しくは腎動脈等の末梢血管系内の部位へ誘導するように構成されるカテーテルの一部であってもよい。いくつかの場合において、目標部位は神経血管部位であり、曲がりくねった血管路を経由してしか到達できない患者の脳内に配置され得る。しかしながら、シャフト102及びバルーン100は、患者の解剖学的構造内のその他の目標部位で使用されるように構成されるカテーテルと共に使用し得ると想定される。本明細書に記載される各種実施形態に従って利用することができる例示のカテーテルは、米国特許第8,182,465号明細書に図示及び記載されており、あらゆる目的のために参照により全文を本明細書に組み込む。
シャフト102は、1つ以上のルーメン、たとえば、ガイドワイヤルーメン及び膨張ルーメンの少なくともいずれか一方を含み得る。少なくとも一方のルーメンは、バルーン100を膨張させ収縮させるために膨張媒体をバルーン100との間で行き来させる通路を提供するべく、バルーン100内を終端としていてもよい。シャフト102がガイドワイヤルーメンを含む場合、当該ガイドワイヤルーメンは、バルーン100を貫通してもよい。いくつかの実施形態において、シャフト102及びバルーン100は、ガイドワイヤ上を摺動させることによって、ガイドワイヤにより患者内の目標部位まで給送することができる。
バルーン100は、通常、くびれ領域103,104、円錐領域106、108及び本体領域110を備え得る。いくつかの場合において、バルーン100は、狭窄した又はその他遮断された動脈、血管又はその他のルーメンの開放等の特定の処置において使用するため、非常に高い破裂圧力を有し得る。しかしながら、本発明のバルーンや技術の使用は、本明細書に記載される具体的な用途に限定されないと理解すべきである。開示されるバルーン及び技術は、様々な状況で有効である。
高い破裂圧力を実現するため、いくつかの実施形態において、バルーン100は、図2に示すように多層バルーンであってもよい。図2は、例示のバルーン100の構造のクローズアップを含む、図1に示される領域10の拡大図である。図示されるように、バルーン100は、複数の層を備え得る。
いくつかの実施形態において、バルーン100は少なくともベース層120を含み得る。ベース層120は、1つ以上のポリマー(その例を後述する)、金属ポリマー複合物又はその他の適切な材料等の典型的なバルーン材料から作製し得る。適切なポリマーの例は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレンテトラフルオロエチレン(FTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリオキシメチレン(たとえば、DuPont社から入手可能なDELRIN(登録商標)のようなPOM)、ポリエーテルブロックエステル、ポリウレタン(たとえば、ポリウレタン85A)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエーテルエステル(たとえば、DSM Engineering Plastics社から入手可能なARNITEL(登録商標))、エーテル又はエステル系コポリマー(たとえば、ブチレン/ポリ(アルキレンエーテル)フタレート及びDuPont社から入手可能なHYTREL(登録商標)等のその他のポリエステルエラストマーの少なくともいずれか1つ)、ポリアミド(たとえば、Bayer社から入手可能なDURETHAN(登録商標)又はElf Atochem社から入手可能なCRISTAMID(登録商標))、エラストマーポリアミド、ブロックポリアミド/エーテル、ポリエーテルブロックアミド(PEBA、たとえば、商標名PEBAX(登録商標)として入手可能)、エチレンビニルアセテートコポリマー(EVA)、シリコーン、ポリエチレン(PE)、Marlex高密度ポリエチレン、Marlex低密度ポリエチレン、線形低密度ポリエチレン(たとえば、REXELL(登録商標))、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリフェニレンスルファイド(PPS)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(たとえば、KEVLAR(登録商標))、ポリスルホン、ナイロン、ナイロン−12(たとえば、EMS American Grilon社から入手可能なGRILAMID(登録商標))、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)(PFA)、エチレンビニルアルコール、ポリオレフィン、ポリスチレン、エポキシ、ポリ塩化ビニリデン(PVdC)、ポリ(スチレン−b−イソブチレン−b−スチレン)(たとえば、SIBS及びSIBS 50Aの少なくともいずれか一方)、ポリカーボネート、アイオノマー、生体親和性ポリマー、その他の適切な材料、混合物、複合物、コポリマー、ポリマー/金属複合物等を含み得る。当然のことながら、これらは単なる少しの例示の材料である。一般にベース層120は、なんらかの適切なポリマー、コポリマー又は硬化材料を備え得る。いくつかの場合において、ベース層120は、単一の材料層を含み得るが、別の例では、複数の材料層を含む多層構造自体をさらに備え得る。たとえば、ベース層120は、いくつかの場合において、共押出又は三層押出として形成し得る。
いくつかの実施形態において、バルーン100は、繊維層121をさらに含み得る。繊維層121は、なんらかの適切な技術で形成して、網状パターンを生成し得る。たとえば、繊維層121は、なんらかの異なる方法で撚り合わせる、織る、又は巻くことで網状パターンを生成し得る。加えて、繊維層121は、1つの適切な材料、又は複数の異なる適切な材料で形成し得る。一般に、特定の選択された単一又は複数の材料は、特定の選択された網状パターンとともに、バルーン100の膨張特性に影響を及ぼす可能性がある。いくつかの実施形態において、繊維層121は、ベース層120とは別個に形成した後、ベース層120に積層され得る。しかしながら、他の実施形態において、繊維層121は、ベース層120に直接積層され得る。たとえば、繊維層121の選択材料は、織る又は巻く又はその他の方法で、ベース層120に直接ウェブパターンを形成し得る。
繊維層121に適した例示の材料としては、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、液晶ポリマー、ポリイミド、炭素、ガラス、鉱物繊維、又はそれらの組み合わせが含まれる。ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、及びポリトリメチレンテレフタレート(PTT)が含まれる。ポリアミドとしては、ナイロンとKevlar(登録商標)等のアラミドが含まれる。液晶ポリマーとしては、Vectran(登録商標)が含まれる。ポリオレフィンとしては、オランダのヘールレンに所在するDSM Dyneema BVm社から販売されているDyneema(登録商標)、Honeywell社から販売されているSpectra(登録商標)繊維、超高密度ポリエチレン等の超高分子量ポリエチレンや、ポリプロピレン繊維が含まれる。いくつかの場合においては、エラストマー繊維を使用できる。本発明のいくつかの特定の実施形態において、繊維は、アラミド、液晶ポリマー又は超高分子量ポリエチレン等の、伸び率及びクリープが非常に低い高強度材料である。炭素ナノチューブ又は炭素ナノ繊維を含む繊維が適切である。用途によっては、その他の炭素材料も適切である。これらは、繊維層121に使用するのに適した材料の例にすぎない。
いくつかの実施形態において、図2に示すように、バルーン100は、上層122を含み得る。しかしながら、上層122は、すべての実施形態に存在しなくてもよい。上層122が含まれる場合、上層122は、繊維層121を覆う保護層を備え得る。いくつかの実施形態において、上層122は、バルーン100を様々な体腔においてより容易な前進を許容し得る低摩擦層を備え得る。
繊維層の追加以外に、バルーン100の破裂圧力に影響を及ぼす可能性のあるもう1つの要因は、バルーン100とシャフト102との間の接合である。たとえば、いくつかの実施形態において、バルーン100は、シャフト102とは別個に形成された後に、シャフト102に接合され得る。いくつかの実施形態において、バルーン100は、通常、シャフト102の上を摺動する膨張性管状構造を備えることがある。いったん配置されると、バルーン100とシャフト102とを確実に接続するために、バルーン100のくびれ領域103,104がシャフト102に接合され得る。接合部を生成するために使用される具体的な材料は、接合部生成に選択される具体的工程と相俟って、バルーン100の破裂圧力に影響を与える可能がある。
図3は、高破裂圧力のバルーン100にするため、バルーン100をシャフト102に接合するために使用し得る例示の接合部を示す。具体的には、図3は、近位バルーンくびれ部103を含む図1の領域20のクローズアップを示し、バルーン100と接合部118の層131、132の部分断面を示す。バルーン壁130は、図1のバルーン100の断面を表す。バルーン壁130は、単一の層としてのみ示されているが、バルーン壁130は図2に示すような多層構造を表し得ると理解すべきである。すなわち、バルーン壁130は、図3では単一の層として示しているが、バルーン壁130は図2を参照して記載したように、少なくともベース層と繊維層とを含み得る。
本発明によるいくつかの実施形態において、接合部118は、バルーン壁103をシャフト102に装着するため、複数層を備え得る。第1の層131は、比較的高い融点を持つ材料から成り、バルーン壁130に直接接触し得る。第1の層131に適した例示的な材料は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料、ポリイミドを含む材料、ポリテトラフルオロエチレン(PFTE)、ペルフルオロアルコキシアルカン(PEA)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)等の各種フルオロポリマー、又はその他の材料である。
いくつかの実施形態において、第1の層131は、寸法141の部分だけ、近位バルーンくびれ領域103の近位で、バルーン壁130の少なくとも一部を直接覆い、接触し得る。別の実施形態において、寸法141は、約2mmから約5mmまでの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法141は、約2mm、約3mm、約4mm、約5mm又は、その他の何等かの適切な長さであってもよい。さらに別の実施形態において、寸法141は、約5mm超、たとえば約6mmから約10mmまで、又はそれより大きくてもよい。
追加的に、いくつかの実施形態において、第1の層131は、バルーン壁130の近位側に延びて、シャフト102の少なくとも一部を覆い、シャフト102の少なくとも一部と接触し得る。たとえば、第1の層131は、寸法142の部分だけ、シャフト102を覆い、若しくはシャフト102と接触し、又は、シャフト102を覆うとともにシャフト102と接触し得る。寸法142は、約0.1mmから約0.5mmの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法142は、約0.1mm、約0.2mm、約0.3mm、約0.4mm、約0.5mm、又はその他の何等かの適切な値であってもよい。さらに別の実施形態において、寸法142は、0.5mm超、たとえば約0.6mmから約2mmまでであってもよい。
別の実施形態において、接合部118は、第2の層132をも含み得る。第2の層132は、比較的低い融点を有し得る。たとえば、第2の層132は、少なくとも第1の層131の融点温度よりも低い融点温度を有し得る。第2の層132が含み得る材料の例は、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)材料である。具体的なPEBA材料の1つは、PEBAX(登録商標)7233の名称で販売されている。しかしながら、所望の特性を有するその他の材料を使用することもできると理解すべきである。少なくともいくつかの実施形態において、第2の層132を形成するのに使用される単一又は複数の材料は、バルーン100を形成するのに使用されるのと同一の単一又は複数の材料であってもよい。
いくつかの実施形態において、第2の層132は、第1の層131の少なくとも一部を覆い、第1の層131の少なくとも一部と直接接触し得る。たとえば、第2の層132は、寸法144だけ、第1の層131を覆い、若しくは第1の層と直接接触し、又は、第1の層131を覆うとともに第1の層と直接接触し得る。寸法144は約0.5mmから約2.5mmまでの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法144は、約0.5mm、約1.0mm、約1.5mm、約2.0mm、約2.5mm又は、その他の何等かの適切な値であってもよい。
第2の層132を含む少なくともいくつかの実施形態において、第2の層132は、近位バルーンくびれ領域103においてバルーン壁130の少なくとも一部も覆い得る。いくつかの実施形態において、第2の層132は、バルーン壁130と直接接触していなくてもよい。それに代えて、第2の層132は、バルーン壁130と直接接触する第1の層131の少なくとも一部に被さり得る。第2の層132がバルーン壁130の少なくとも一部を覆う場合、第2の層132は、寸法145だけバルーン壁130を覆い得る。寸法145は、約0.5mmから約2.5mmまでの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法145は、約0.5mm、約1.0mm、約1.5mm、約2.0mm、約2.5mm又はその他の何等かの適切な値であってもよい。
少なくともいくつかの実施形態において、第2の層132は、第1の層131の近位側に延び、シャフト102と直接接触し得る。たとえば、図3に示すように、第2の層132は、寸法143だけ、シャフト102を覆うとともにシャフト102と直接接触し得る。いくつかの実施形態において、寸法143は、約0.1mmから約0.5mmまでの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法143は、約0.1mm、約0.2mm、約0.3mm、約0.4mm、約0.5mm、又はその他の何等かの適切な値であってもよい。さらに別の実施形態において、寸法143は、0.5mm超、たとえば約0.6mmから約2mmまでであってもよい。一例において、第2の層132は、第1の層131の遠位でバルーン103を覆い、若しくはバルーン103と直接接触し、又は、バルーン103を覆うとともにバルーン103と直接接触し得る。いくつかの実施形態において、第2の層132は、約0.5mmから約2.5mmまでの範囲の長さだけ、第1の層131の遠位でバルーン103を覆い、若しくはバルーン103と直接接触し、又は、バルーン103を覆うとともにバルーン103と直接接触し得る。より具体的な実施形態において、第2の層132は、約0.5mm、約1.0mm、約1.5mm、約2.0mm、約2.5mm、又は、その他の何等かの適切な値の長さだけ、第1の層131の遠位でバルーン103を覆い、若しくはバルーン103と直接接触し、又は、バルーン103を覆うとともにバルーン103と直接接触し得る。
接合部118を生成するため、第1の層131及び第2の層132は、別々のステップで接合し得る。熱は、追加的にシャフト102の周囲で層131及び層132(及び近位バルーンくびれ領域103のバルーン壁130)の少なくともいずれか一方をシャフト102周りに収縮及び圧縮させ、若しくは層131や層132をシャフト102に溶融させ、又は、層131及び層132(及び近位バルーンくびれ領域103のバルーン壁130)の少なくともいずれか一方をシャフト102周りに収縮及び圧縮させ得るとともに、シャフト102に溶融させ得る。図4は、接合部118の別の構造例である接合部118aを示す。図4の例において、シャフト102及び第2の層132は、同等の融点を有し得る。接合工程の一環として、シャフト102及び第2の層132の融点より高い温度の熱を加え得る。この加熱は、シャフト102と第2の層132の材料が流れ合い、領域135に見られるように、バルーン壁130とシャフト102とに堅固な接続部を形成する原因となる。
図5から図8は、バルーン100をシャフト102に固定するために、接合部118及び接合部118aの少なくともいずれか一方を形成する例示の工程を示す。既述のように、バルーン100は、シャフト102とは別に形成し、その後、接合のためにシャフト102に滑らし得る。図5は、接合のためにシャフト102の適所に配置されたバルーン100を示す。バルーン100がシャフト102の適所に配置されると、スリーブ133は、シャフト102とバルーン100の少なくとも一部との双方のところに滑らされ得る。
いくつかの実施形態において、スリーブ133は、図3及び4に示した第1の層131を生成するために使用し得る。たとえば、スリーブ133は、第1の層131に関して記載される1つ以上の材料を含み得る。いくつかの特定の用途において、スリーブ133は、約2.2mmの内径と約0.013mmの壁厚を有し得る。しかしながら、これらは例示の値にすぎないと理解すべきである。他の実施形態において、シャフト102及びバルーン100の特定のサイズに応じて、スリーブ133の内径及び壁厚は、上述した値よりも大きくてもよく、小さくてもよい。
すべての実施形態で必須ではないが、スリーブ133は、傾斜縁、すなわち面取り縁136の反対側に第1の直線縁134を有し得る。これによりスリーブ133の輪郭は、図5に示すように台形状になる。いくつかの実施形態において、スリーブ133は、167で示す上縁に沿う寸法と、166で示す下縁に沿う寸法とが異なる長さを有し得る。いくつかの実施形態において、寸法167は、約2.5mmから約4.5mmまでであってもよい。より具体的な実施形態において、寸法167は約2.5mm、約3.0mm、約3.5mm、約4.0mm、約4.5mm、又はその他の何等かの適切な値であってもよい。寸法166は、約4.0mmから約8.0mmまでであってもよい。より具体的な実施形態において、寸法166は、約4.0mm、約5.0mm、約6.0mm、約7.0mm、約8.0mm、又はその他の何等かの適切な値であってもよい。
図5は、バルーン100の周囲、特に、バルーン100とシャフト102との周囲に配置されたスリーブ133を示す。たとえば、スリーブ133は、シャフト102の少なくとも寸法160の部分を覆うように配置されてもよい。寸法160は、シャフト102を覆い、かつ、シャフト102と直接接触する層131を形成するスリーブ133の一部を表し得るものであるから、図3を参照して説明した寸法142に相当し得る。
加えて、スリーブ133が傾斜縁、すなわち面取り縁136を含む場合、スリーブ133の他の諸部分は、異なる長さでバルーン100を覆い得る。たとえば、スリーブ133の上縁、すなわち短手部に沿って、スリーブ133は、寸法161だけバルーン100を覆うように配置されてもよい。寸法161は、約2.0mmから約4.0mmまでの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法161は、約2.0mm、約2.5mm、約3.0mm、約3.5mm、約4.0mm又はその他の何等かの適切な値であってもよい。
スリーブ133の下縁、すなわち長手部に沿って、スリーブ133は、寸法162だけシャフト102を覆うように配置されてもよい。寸法162は、約3.5mmから約7.5mmの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法162は、約3.5mm、約4.5mm、約5.5mm、約6.5mm、約7.5mm、又はその他の何等かの適切な値であってもよい。
適所に配置されると、熱線150で示されるように、熱がバルーン100、シャフト102、及びスリーブ133に加えられる。加えられる熱の温度は、約120℃から約140℃までの範囲であってもよい。所望温度の空気流をスリーブ133、シャフト102、及びバルーン100に当てることによって加熱し得る。いくつかの実施形態において、加熱は約40秒から約80秒までに終了し得る。これらの値は単に例であると理解すべきである。具体的な温度、加熱の時間、及び加熱の方法は、使用される具体的な材料とバルーン100の所望の特性に応じて異なっていてもよい。また、レーザ、放熱金属ジョー、高周波エネルギー、又はそれ以外の方法等、代替的な加熱方法も使用し得る。
一般に、加えられる熱は、スリーブ133の融点よりも低温であってもよい。溶融の代わりに、スリーブ133は、加熱下で収縮するように構成してもよい。たとえば、スリーブ133は、熱収縮性材料を含み得る。その場合、加熱されると、スリーブ133が収縮してバルーン100がシャフト102に抗して圧縮され、たとえば、図3のような接合部118の第1の層131が形成される。図6は、収縮し、シャフト102に抗してバルーン100を圧縮するスリーブ133を示す。
いくつかの追加の実施形態において、スリーブ133を収縮するために加熱した後、図3のような接合部118の第2の層132を形成するために、第2のスリーブである図7のスリーブ137が、第1のスリーブ133上に配置され、使用され得る。いくつかの実施形態において、第2のスリーブ137を使用して、図3及び4に記載されるような第2の層132を生成することができる。たとえば、スリーブ137は、第2の層132に関して記載された1つ以上の材料を含み得る。スリーブ137は、全長である寸法168を有し得る。別の実施形態において、寸法168は、約0.5mmから約5.0mmであってもよい。より具体的な実施形態において、寸法168は、約0.5mm、約1.0mm、約1.5mm、約2.0mm、約3.0mm、約4.0mm、約5.0mm、又はその他の何等かの適切な値であってもよい。
図7は、他の構成要素に関連して、バルーン100、シャフト102、及びスリーブ133の周囲に配置されるスリーブ137を示す。たとえば、スリーブ137は、少なくとも寸法165だけシャフト102を覆うように配置されてもよい。寸法165は、最終的な接合において、シャフト102を覆いシャフト102と直接接触するスリーブ137の部分を表し得るものであるから、図3を参照して説明した寸法143に対応し得る。加えて、スリーブ137は、寸法164だけスリーブ133を覆うように配置されてもよい。別の実施形態において、寸法164は、約0.2mmから約2mmの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法164は、約0.2mm、約0.3mm、約0.4mm、約0.5mm、約1.0mm、約2.0mm又はその他の何等かの適切な値であってもよい。
いくつかの追加的な実施形態において、スリーブ137は、バルーン100の一部をも覆い得る。たとえば、図7に示すように、スリーブ137は、バルーン100の寸法163の部分を覆い得る。一般に、いくつかの実施形態において、スリーブ137は、まずバルーン100を覆い得るスリーブ133を覆い得る。
他の実施形態において、寸法163は、約0.1mmから約1.0mmまでの範囲であってもよい。より具体的な実施形態において、寸法163は、約0.1mm、約0.2mm、約0.3mm、約0.4mm、約0.5mm、約0.6mm、約0.8mm、約1.0mm又はその他の何等かの適切な値であってもよい。しかしながら、さらに別の実施形態において、スリーブ137は、バルーン100を覆わなくてもよい。その場合におけるいくつかの実施形態においては、被さり得る寸法163がない。
スリーブ137が所望の位置に配置されたら、熱線151で示されるように、熱がスリーブ137の周囲の対応領域でスリーブ137に加えられる。いくつかの実施形態において、加熱は、2段階であってもよい。たとえば、第1の段階においては、スリーブ137が適所に配置されると、図5を参照して説明したものと同様に加熱した空気を再び加え得る。
第2の段階において、スリーブ137とスリーブ137の周囲の対応領域内のその他の構成要素は、高温ジョー装置内に配置されてもよい。高温ジョー装置は、重ね合わされたときにルーメンを形成する2つの半円形構成要素を備え得る。いくつかの特定の実施形態において、高温ジョー装置のルーメンは、約2.5mmの範囲の内径を有し得る。しかしながら、これは単に大きさの一例である。より小さい、又はより大きいシャフト及びバルーンと組み合わせて、他のサイズの高温ジョー装置も使用し得る。
次に、局所領域(たとえばジョーのルーメン内)に熱を与えるために、熱がジョーに加加えられ得る。スリーブ137が高温ジョーのルーメン内に配置されるように、シャフト102とバルーン100とは、高温ジョー内に配置され得る。このように、スリーブ137及びスリーブ137の周囲の領域に熱が局所的に加えられ得る。
いくつかの実施形態において、高温ジョー装置は、約220℃から約300℃まで加熱され得る。スリーブ137は、高温ジョー装置の半体の間に約15秒から約40秒間、配置され得る。少なくともいくつかの実施形態において、この温度は、スリーブ137の融点温度超であってもよく、加熱時間は、スリーブ137を溶融させるのに十分な時間であってもよい。この溶融により、スリーブ137は、シャフト102及びスリーブ133に確実に固着され得る。
少なくともいくつかの追加の実施形態において、高温ジョーの温度は、シャフト102の融点温度超であってもよい。その場合におけるいくつかの実施形態において、高温ジョー内に置かれる間、シャフト102も溶融し得る。このシャフト102とスリーブ137の両方のリフローにより、シャフト102とスリーブ137との間の材料を混合して、スリーブ137とシャフト102との間に強力な接合部を生成し得る。
すべての実施形態で必須ではないが、スリーブ137とスリーブ137周囲の対応領域を加熱する前に、図7の破線ボックス170で示すように、保護熱収縮層をスリーブ137上に配置し得る。いくつかの実施形態において、高温ジョー装置による加熱後、この保護熱収縮層は除去され、図8に示す構造の結果物となる。いくつかの実施形態において、結果物である図8に示す接合部は、寸法191と、幅、すなわち径193とを有し得る。いくつかの実施形態において、寸法191は、約2.0mmとし、幅193は、約2.0mmであってもよい。しかしながら、他の実施形態において、寸法191及び幅193の少なくともいずれか一方は、シャフト102及びバルーン100のサイズとバルーン100の最終的な所望の特性に応じて2.0mmよりも大きくてもよく、又は小さくてもよい。
図8及び本発明のその他の図面に示す接合部は、バルーン100が500psiから1500psiまでの範囲、特に、750psiから1250psiまでの範囲の高い圧力に耐え得る。この範囲の圧力において、バルーン100は、血管又は体腔の特定の種類の構造の開放等、より低い圧力下で破裂するバルーンでは適さない様々な用途での使用に適する。
加えて、図2から図8は、近位バルーンくびれ部103に沿ってシャフト102に接合されるバルーン100のみを示しているが、いくつかの実施形態において、バルーン100は、遠位バルーンくびれ部104に沿って同様にシャフト102に接合し得る。このようにして、高い内圧に耐え得るバルーンを生産可能となるように、バルーン100の両端は、本明細書に開示される技術に従ってシャフト102に接合し得る。
図9A及び9Bは、本発明に記載される接合部のいずれか、たとえば、接合部118を形成するために使用し得る例示の共押出スリーブ233を示す。少なくともいくつかの実施形態において、スリーブ233は、図5を参照して説明したスリーブ133と同様であってもよい。たとえば、スリーブ233は、スリーブ133と同様の形状を有していてもよく、しかもスリーブ133と同様のサイズ及び長さであってもよい。しかしながら、図9A及び9Bの例では、スリーブ233は、単一の材料層を備える代わりに複数の異なる材料層を備える共押出スリーブである。図9Bに示すように、スリーブ233は、少なくとも2つの別々の層である外層201及び内層203を備え得る。内層203は、スリーブ133に関して記載された材料と同様の材料を含み得る。外層201は、図7のスリーブ137に関して記載された材料と同様の材料を含み得る。
スリーブ233が接合部118のような接合部を形成するように使用される実施形態において、単一のスリーブであるスリーブ233を使用して接合部を形成し得る。たとえば、図5を参照して、バルーン100が所望位置でシャフト102の周囲に配置されると、図5に示すように、スリーブ233は、バルーン100に配置され得る。スリーブ133の場合と同様、スリーブ233を加熱して、バルーン100及びシャフト102の上でスリーブ233を収縮し得る。その後、バルーン100、シャフト102、及びスリーブ233は、高温ジョー装置内に置く等して、さらに加熱され得る。高温ジョー装置による追加的な加熱によって、内層203が溶融しないまま、外層201は、溶融し得る。外層201が溶融するにつれ、外層201の一部は、スリーブ233の近位縁Pを超えてシャフト102上を近位に流れ得る。いったん冷めると、外層201の溶融部分は、内層203の近位点でシャフト102に固化して当該シャフト102を覆う結果、図3及び図4の少なくともいずれか一方に示される接合部118ができる。このように、単一のスリーブは、接合部118を形成して、接合部118の形成に使用される工程の複雑度を低減することができる。
スリーブ223の少なくともいくつかの実施形態において、スリーブ233の一部のみを共押出であってもよい。たとえば、外層201及び内層203は、スリーブ223の近位部206に沿ってのみ共押出されてもよく、内層203のみが遠位部208に沿ってスリーブ223の遠位縁Dに向かって延び得る。少なくともいくつかの実施形態において、近位部206は、スリーブ137に関して記載した長さと同様の長さを有し得る。
当業者であれば、本発明の側面が、本明細書に記載及び企図される具体的な実施形態以外の様々な形状で実現できることを認識するであろう。したがって、添付の請求項に記載されるような本発明の範囲と趣旨から外れることなく、形状や細部から逸脱することができる。

Claims (15)

  1. 近位部、遠位部、及び前記近位部と前記遠位部の間を延びるルーメンを有する管状部材と、
    近位くびれ部、遠位くびれ部、及び両くびれ部の間の拡張可能領域を有し、前記管状部材の前記遠位部の近位側に配置されるとともに、前記管状部材に接合されるバルーン部材と、
    前記管状部材の第1の部分と前記バルーン部材の前記近位くびれ部の一部とを覆う第1のスリーブ部材と、
    前記管状部材の第2の部分と前記第1のスリーブ部材の一部とを覆う第2のスリーブ部材と、
    を備えるバルーンカテーテル組立体。
  2. 前記第1のスリーブ部材は、前記管状部材の前記第1の部分及び前記バルーン部材の前記近位くびれ部の前記一部と接触している、請求項1に記載のバルーンカテーテル。
  3. 前記第2のスリーブ部材は、前記管状部材の前記第2の部分及び前記第1のスリーブ部材の前記一部と接触している、請求項1又は2に記載のバルーンカテーテル。
  4. 前記第1のスリーブ部材の融点は、第2の融点よりも高い、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
  5. 前記第2のスリーブ部材は、前記管状部材の前記第1の部分の少なくとも一部を覆う、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
  6. 前記バルーン部材に設けられ、前記バルーン部材の前記近位くびれ部の少なくとも一部を覆う繊維層をさらに備え、前記第1のスリーブ部材は、前記繊維層の一部をさらに覆う、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
  7. 前記第1のスリーブ部材は、前記繊維層と接触している、請求項6に記載のバルーンカテーテル。
  8. 前記バルーン部材は、1000psiよりも大きな破裂圧力を有する、請求項6又は7に記載のバルーンカテーテル。
  9. 前記第1のスリーブ部材は、前記管状部材の0.1mmから1.5mmまでの部分を覆う、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
  10. 前記第2のスリーブ部材は、0.5mmから5mmまでの長さを有する、請求項1ないし9のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
  11. 前記第1のスリーブ部材は、ポリエチレンテレフタレート(PET)材料を備える、請求項1ないし10のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
  12. 前記第2のスリーブ部材は、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)材料を備える、請求項1ないし11のいずれか一項に記載のバルーンカテーテル。
  13. 拡張式のバルーンをカテーテルシャフトに接合する方法であって、
    近位くびれ部と、遠位くびれ部と、両くびれ部の間の拡張可能領域とを備える拡張式のバルーン部材に、カテーテルシャフトの一部を挿入する工程と、
    第1のスリーブ部材を前記バルーン部材の前記近位くびれ部の少なくとも一部に配置する工程と、
    前記第1のスリーブ部材を加熱する工程と、
    第2のスリーブ部材を前記第1のスリーブ部材の少なくとも一部に配置する工程と、
    前記第2のスリーブ部材を前記カテーテルシャフトに接合するために、前記第2のスリーブ部材を加熱する工程と、を備える方法。
  14. 前記第1のスリーブ部材の第1の部分が前記カテーテルシャフトの一部の上に直接配置されるとともに、前記第1のスリーブ部材の第2の部分が前記バルーン部材の前記近位くびれ部の前記一部の上に直接配置される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第2のスリーブ部材の第1の部分が前記カテーテルシャフトの一部の上に直接配置されるとともに、前記第2のスリーブ部材の第2の部分が前記第1のスリーブ部材の前記一部の上に直接配置される、請求項13又は14に記載の方法。
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