JP2018536548A - 手持ち式、手誘導式の切断装置 - Google Patents

手持ち式、手誘導式の切断装置 Download PDF

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Abstract

手持ち式、手誘導式の切断装置(10)であって、回転する切断ホイール、サポートハウジング部(36)、出力軸(40)に回転可能に支持された出力シャフト、駆動源、前記駆動源を前記出力シャフトへ接続する伝達機構(19)、フランジそして、カバー領域で前記切断ホイールを覆うセーフティーガード(24)を含んでいる。前記切断ホイールは前記フランジによって前記出力シャフトに確実に取付けられて回転可能であり、またピボット軸に枢動可能なセーフティーガード(24)によって囲まれている。前記セーフティーガード(24)、サポートハウジング部(36)、そして伝達機構(19)が、アウトカット角(θ)で出力軸(40)から、最大距離を有しており、それはフランジのフランジ直径の半分以下である。
【選択図】 図5A

Description

本発明は、請求項1の種の定義に従っている、手持ち式、手誘導式の切断装置に関する。
切断装置は手持ち式、手誘導式の電動工具であり、これは回転切断ホイールの形態に設計された加工手段を含むものである。切断装置の重要な構成には、前記回転切断ホイールに加えて、サポートハウジング部、出力軸に回転可能に支持された出力シャフト、駆動源、前記駆動源から前記出力シャフトまでを接続する伝達機構、フランジ、カバー領域で前記回転切断ホイールを覆うセーフティーガードを、含んでいる。前記回転切断ホイールは、前記フランジによって前記出力シャフトに確実に取付けられて回転可能であると共に、ピボット軸(枢軸)に枢動可能に保持された前記セーフティーガードにより囲まれている。前記セーフティーガードの前記ピボット軸は、前記回転切断ホイールの前記回転軸に対応している前記出力軸に同軸で配置されている。特許文献1はこのタイプの手持ち式、手誘導式の切断装置を開示している。
独国特許 第10 2005 049 766 B4号明細書
ヨーロッパ規格EN ISO 19432:2012そしてアメリカ合衆国規格ANSI B175.4−2013は手持ち式、手誘導式の切断装置の構造的設計を検査することについての安全要求とその測定について定めている。この装置は一人で操作できるようにビルトインの内燃機関を含み、例えばアスファルト、コンクリート、石そして金属のような建築材料を切断するようにデザインされている。そして、結合研磨材料および/またはダイヤモンド或いはCBN研磨材料を有する研磨工具によって製造される切断ボディを有している回転切断ホイールを扱うように提供された切断装置に適用される。それはスピンドルシャフトを中心にして取り付けられ、それによって駆動され、回転する切断ホイールの前面はユーザから遠ざかる方向に向いている。この規格は、切断ホイールのタイプ及びホイール直径に基づいて、フランジに関して最小フランジ直径を規定している。切断ホイールのタイプに関し、ダイヤモンド切断ホイールと研磨切断ホイールとの間に区別が設けてあり、それは切断ホイールのホイール直径Dに関し、区別は4つの範囲(D≦250mm、250mm<D≦300mm、300mm<D≦350mm、そして350mm<D)の間に設定されている。前記ヨーロッパ規格EN ISO 19432:2012は400mmの最大ホイール直径を有する切断ホイールに適用され、前記アメリカ合衆国規格ANSI B1175.4−2013は406mmの最大ホイール直径を有する切断ホイールに適用される。
ヨーロッパ規格EN IEC 60745-2-22:2011そしてアメリカ合衆国規格ANSI/UL 60745-2-22-2012は切断装置の形態の、手誘導式、モータ動作式の電力ツールに適用され、それは金属、コンクリート、石積み、ガラスそしてタイルのような材料を切断するホイール直径55mmから410mmの回転切断ホイールを伴って提供される。この規格は、切断ホイールのホイール直径Dと孔直径φにより、フランジのための最小フランジ直径を規定する。切断ホイールのタイプに関して、ダイヤモンドの切断ホイールと、41或いは42タイプの結合、強化された切断ホイールとの間で区別がある。最小フランジ直径dminは、55mm≦D≦410mmのホイール直径Dを有するダイヤモンド切断ホイールについて、dmin=0.15*Dである。41或いは42タイプの結合、強化された切断ホイールに関しては、ホイール直径Dについての4つの範囲(55mm≦D<80mm、80mm≦D<105mm、105mm≦D<230mmそして230mm≦D≦410mm)の間で区別があり、そして80mm≦D<105mmであるホイール直径Dについて、10mmと16mmの孔直径φの間で区別がある。
切断ホイールにより達成し得るワークピース(加工製品)中での最大切込み深さは、切断ホイールのホイール直径とフランジの所定最小フランジ直径との間の差分の半分により規定される。実際には、300mmと350mmのホイール直径を有するダイヤモンド切断ホイールは、内燃機関を含んでいる切断装置において主に使用される。300mmのホイール直径を有するダイヤモンド切断ホイールにより達成し得る最大切込み深さは127.5mmであり、350mmのホイール直径を有するダイヤモンド切断ホイールにより達成し得る最大切込み深さは148.75mmである。
公知の切断装置により達成し得るワークピース中での実際の切込み深さは、前記ホイール直径と前記最小フランジ直径との間の差分の半分により規定され、特定された最大切込み深さよりも浅い。機器製造会社のスチール(Stihl)社は、異なるガス駆動式の切断装置を提案し、とりわけ切断装置TS400、TS410そしてTS420を含んでいる。前記切断装置TS400はダイヤモンド切断ホイールが適用され、300mmと350mmによる異なるホイール直径で操作することができる。この製造会社の情報によると、300mmのホイール直径での切断装置TS400により可能な切込み深さは100mmであり、この製造会社の情報によると350mmのホイール直径での切断装置TS400により可能な前記最大切込み深さは125mmである。
前記切断装置TS410は300mmのホイール直径を有するダイヤモンド切断ホイールが適用され、そして、前記切断装置TS420は350mmのホイール直径を有するダイヤモンド切断ホイールが適用されている。この製造会社の情報によると、切断装置TS410により可能な切込み深さは100mmであり、そして、この製造会社の情報によると、切断装置TS420により可能な前記最大切込み深さは125mmである。
300mmのホイール直径で前記切断装置TS400と前記切断装置TS410とにより可能な切込み深さは、127.5mmの最大切込み深さよりも20%少なく、そして350mmのホイール直径で前記切断装置TS400と前記切断装置TS420とにより可能な切込み深さは、148.75mmの最大切込み深さよりも16%少ない。前記TS400、TS410そしてTS420研磨切断装置でスチール社が使用するフランジは少なくとも103mmのフランジ直径を有している。300mmと350mmとの異なるホイール直径で操作できる、前記切断装置TS400において、少なくとも103mmの同じフランジ直径がその異なるホイール直径について提供されている。使用されるフランジの直径は最小フランジ直径dminよりも極めて大きく、前記ヨーロッパ規格EN ISO 19432:2012そしてアメリカ合衆国規格ANSI B175.4−2013は300mm(dmin≧45mm)のホイール直径と350mm(dmin≧52.5mm)のホイール直径を有するダイヤモンド切断ホイールに要求している。この規格は、この規格の発行日或いはその後に製造された切断装置に適用され、そしてこの規格の発行日前に製造された切断装置には適用されない。この規格の以前のバージョンは、300mmと350mmのホイール直径を有するダイヤモンド切断ホイールについて、45mmと52.5mmの同じ最小フランジ直径についても規定している。
本発明の目的は、以下のような手法で、手持ち式、手誘導式の切断装置を更に改良することであり、ワークピースでの切断ホイールによる可能な切込み深さは、公知の切断装置のものを超えて増加され、そして、好ましくは最大切込み深さが達成され、それは、切断ホイールのホイール直径とフランジの最小フランジ直径との間の差分の半分によって規定されるものである。
本発明によると、この目的は独立の請求項1の特徴点により最初に述べられている手持ち式、手誘導式の切断装置によって達成される。好都合な改良点は従属請求項において示される。
本発明による、手持ち式、手誘導式の切断装置は、フランジのフランジ直径が最小フランジ直径に対応し、そしてセーフティーガードが第1の角度範囲において出力軸から最大距離を有し、サポートハウジング部は第2の角度範囲において出力軸から最大距離を有し、そして伝達機構が第3の角度範囲において出力軸から最大距離を有し、それらが前記最小フランジ直径の半分以下であることにより、特徴づけられている。前記フランジ直径は、詳細にはそのフランジについてより低いリミット値が特定されており、適用可能な規格が最小フランジ直径として規定されている。特に、前記最小フランジ直径は、駆動源のタイプ、切断ホイールのタイプ、そして切断ホイールのホイール直径によって決定する。
本発明による切断装置において、前記セーフティーガードが前記出力軸から第1の最大距離を有している第1の外側輪郭を有し、そして、前記セーフティーガードの前記第1の外側輪郭が、前記最小フランジ直径の半分以下である、前記出力軸からの距離を有している、角度範囲が前記第1の角度範囲として規定される。前記サポートハウジング部が第2の最大距離を有している前記第2の外側輪郭を有し、そして、前記サポートハウジング部の前記第2の外側輪郭が、前記最小フランジ直径の半分以下である、前記出力軸からの距離を有している、角度範囲が前記第2の角度範囲として規定される。前記伝達機構が前記出力軸から第3の最大距離を有している第3の外側輪郭を有し、そして、前記伝達機構の前記第3の外側輪郭が、前記最小フランジ直径の半分以下である、前記出力軸からの距離を有している、角度範囲が前記第3の角度範囲として規定される。前記第1、第2、第3の外側輪郭の設計は、切断ホイールのホイール直径と本発明の切断装置による前記最小フランジ直径との間の差分の半分として規定され、前記最大切込み深さを達成することを可能にする。特に、前記最大切込み深さは、駆動源のタイプ、切断ホイールのタイプ、そして切断ホイールのホイール直径によって決定する。前記最大切込み深さは前記切断装置の操作角で達成され、この場合に、前記第1、第2そして第3の外側輪郭は前記出力軸から最大距離を有し、それらは前記最小フランジ直径の半分以下である。前記最大切込み深さは、前記第1、第2および第3の角度範囲の重なり部分がゼロではない場合に達成し得る。
ひとつの詳細な実施形態において、前記セーフティーガードは前と後のピボット位置との間で調整可能であり、前記第1、第2そして第3の角度範囲の間の重なり部分として形成された、アウトカット角が前記セーフティーガードの少なくとも1つのピボット位置に関してゼロではない。前記セーフティーガードは前記ピボット軸に枢動可能であると共に前ピボット位置と後ピボット位置との間で調整可能であり、それは個別のピボット位置あるいは前記前ピボット位置または後ピボット位置の間での任意のピボット位置において、前記セーフティーガードの位置を定めることが可能とされている。前記セーフティーガードの外側輪郭は前記ピボット軸回りに調整可能に設計されている。そして、前記サポートハウジング部の第2の外側輪郭と前記伝達機構の第3の外側輪郭は、調整不可能に設計されている。前記セーフティーガードが前記ピボット軸回りに動かされたとき、前記第1の角度範囲が、前記第2そして第3の角度範囲との関係が変化する。前記アウトカット角において、本発明による前記切断装置の3つの構成部は前記セーフティーガード、サポートハウジング部そして伝達機構として設計され、前記出力軸から前記最小フランジ直径の半分以下の距離を有している。本発明による前記切断装置の前記操作角が前記アウトカット角内にあるとき、前記最大切込み深さが達成可能であり、それは前記切断ホイールのホイール直径と前記最小フランジ直径との間の差分の半分として規定される。
前記アウトカット角は特に好ましくは、前記前と後のピボット位置との間での前記セーフティーガードの全てのピボット位置に関して、ゼロではない。前記アウトカット角において、前記セーフティーガード、サポートハウジング部そして伝達機構として設計された3つの構成部は、前記出力軸から距離を有し、それは前記最小フランジ直径の半分以下である。本発明による前記切断装置において、前記アウトカット角が前記セーフティーガードの全てのピボット位置についてゼロでない場合、前記最大切込み深さはセーフティーガードの各々のピボット位置で達成可能である。前記切断装置は、前記操作角が前記アウトカット角内にあるように、操作者によって位置合わせされなければならない。
前記セーフティーガードのピボット軸は特に好ましくは前記出力シャフトの出力軸について、前記セーフティーガードのカバー領域へ距離Δをもって変位されている。前記セーフティーガードは、前記切断ホイールを覆う前記カバー領域と、ワークピースを加工するための切断ホイールを露出している加工領域とを含んでいる。切断装置によって好ましい切込み深さを達成するため、好ましくは小さいフランジ直径を有するフランジが使用される。本発明による前記切断装置において、最小フランジ直径を有するフランジが使用される。そして、その最小フランジ直径は、前記規格に従った可能な最小のフランジ直径に対応している。より小さいフランジ直径が選択されるほど、構成部(出力シャフトのベアリング、セーフティーガード、サポートハウジング部そして伝達機構)の配列そして支持のためのレシーブ領域を小さくなり、前記セーフティーガードの支持は特に重要となっている。セーフティーガードのピボット軸が出力シャフトの出力軸と一致する場合、締付けフランジの直径は前記最小フランジ直径によって制限される。前記締付けフランジの直径は可変であり、摩擦の関係を介して調整可能な枢動可能なセーフティーガードの寸法と重さによって必然的に規定される。前記セーフティーガードの前記カバー領域への前記ピボット軸の変位によって、前記締付けフランジの直径は使用されたフランジのフランジ直径よりも大きくすることを選択することができる。前記出力軸についての前記ピボット軸の変位は、仮に締付けフランジの直径が前記セーフティーガードの寸法と重さに最適に適用される場合に、特に有利である。
前記第1の角度範囲のサイズは特に好ましくはセーフティーガードのピボット位置に基づく。セーフティーガードはピボット軸回りに調整可能であり、前記サポートハウジング部の第2の角度範囲と前記伝達機構の第3の角度範囲とに関連して枢動している間に、第1の角度範囲の位置は変化する。前記ピボット軸が前記出力軸について変位された場合、前記第1の角度範囲のサイズは枢動の間に変化できる。
本発明による前記切断装置のひとつの好ましい実施形態では、伝達機構が出力シャフトに配置された出力ディスクそして前記出力ディスクへ前記駆動源の動作を伝達する伝達要素を含み、前記第3の角度範囲で前記出力ディスクと前記伝達要素が前記出力軸から最大距離を有し、それらは前記最小フランジ直径の半分以下である。前記伝達機構は、前記レシーブ領域に位置している前記切断装置の構成部のひとつである。前記出力軸からの前記伝達機構の前記最大距離が、前記第3の角度範囲において前記最小フランジ直径の半分以下という条件は、前記伝達機構の全てのサブ構成部について、一致されていなければならない。これらは、前記出力シャフトに配置された出力ディスクと、前記出力ディスクに配置された前記伝達要素を含んでいる。前記出力ディスクは前記出力軸から第4の最大距離を有している、そして前記伝達要素は前記出力軸から第5の最大距離を有している。
前記伝達機構は特に好ましくは、前記出力ディスクと伝達要素を覆うカバーを含み、このカバーは前記第3の角度範囲で出力軸から最大距離を有し、それは前記最小フランジ直径の半分以下である。前記伝達機構のサブ構成部は、出力ディスクと伝達要素は回転する構成部として設計されており、これらは安全要求を満たすように覆われなければならない。このカバーは前記出力軸から第6の最大距離を有している。
本発明による前記切断装置の第1の変形例において、前記駆動源は内燃機関として設計され、そして前記切断ホイールはダイヤモンド切断ホイール或いは研磨切断ホイールとして設計される。前記ヨーロッパ規格EN ISO 19432:2012はヨーロッパにおいて、ガス駆動式の切断装置に適用され、そして前記アメリカ合衆国規格ANSI B175.4−2013は、アメリカ合衆国においてそれに適用される。類似するような規格がヨーロッパやアメリカ合衆国以外の国々や領域において適用されており、そして前記ヨーロッパ規格はヨーロッパの国々において国の規格で施行することができる。内燃機関とダイヤモンド切断ホイールを含む本発明による切断装置において、最小フランジ直径dminは、D≦250mmについてdmin=37.5mm、250mm<D≦300mmについてdmin=45mm、300mm<D≦350mmについてdmin=52.5mmそして、350mm<Dについてdmin=60mmである。内燃機関や研磨切断ホイールを含む切断装置において、最小フランジ直径dminは:D≦250mmについてdmin=63.5mm、250mm<D≦300mmについてdmin=75mm、250mm<D≦350mmについてdmin=87.5mmそして、350mm<Dについてdmin=100mmである。
内燃機関とダイヤモンド切断ホイールを含む本発明による切断装置は、250mmのホイール直径で、106.25mm(1/2*(250mm−37.5mm))の最大切込み深さを、300mmのホイール直径で、127.5mm(1/2*(300mm−45mm))の最大切込み深さを、350mmのホイール直径で、148.75mm(1/2*(350mm−52.5mm))の最大切込み深さを、そして、400mmのホイール直径で、170mm(1/2*(400mm−60mm))の最大切込み深さを、達成する。内燃機関と研磨切断ホイールを含む本発明による研磨切断装置は、250mmのホイール直径で、93.25mm(1/2*(250mm−63.5mm))の最大切込み深さを、300mmのホイール直径で、112.5mm(1/2*(300mm−75mm))の最大切込み深さを、350mmのホイール直径で、131.25mm(1/2*(350mm−87.5mm))の最大切込み深さを、そして、400mmのホイール直径で、150mm(1/2*(400mm−100mm))の最大切込み深さを、達成する。
本発明による前記切断装置の第2の変形例において、前記駆動源は電気モータとして設計され、そして前記切断ホイールはダイヤモンド切断ホイール或いは41或いは42タイプの結合、強化された切断ホイール(gebundene verstaerkte trennschleifscheibe)として設計される。前記ヨーロッパ規格EN IEC 60745-2-22:2011はヨーロッパにおいて電気モータを含む切断装置に適用され、そして、アメリカ合衆国規格ANSI/UL 60745-2-22-2012はアメリカ合衆国においてそれに適用される。類似するような規格がヨーロッパやアメリカ合衆国以外の国々や領域において適用されており、そして前記ヨーロッパ規格はヨーロッパの国々において国の規格で施行することができる。電気モータとダイヤモンド切断ホイールを含む本発明による切断装置について、最小フランジ直径dminは、55mm≦D≦410mmについてdmin=0.15*Dである。電気モータと41或いは42タイプの結合、強化された切断ホイールを含む本発明による切断装置について、最小フランジ直径dminは、55mm≦D≦80mmでdmin=19mmであり、80mm≦D<105mmで孔直径φ=10mmではdmin=19mmそして孔直径φ=16mmではdmin=28mmであり、105mm≦D≦230mmでdmin=40mmであり、そして、230mm<D≦410mmでdmin=0.25*Dである。
本発明の好適な実施形態例が図面に基づいて以下で説明される。図面は寸法に忠実な具体例を説明することを必ずしも意図しておらず、むしろ図面で示される図式的な、及び/または、わずかに歪曲された形が説明のために有効となる。形に関連する種々の改善や変更、また本発明の概念から外れることなく、実施例の細部が実施されるということについて考慮されるべきである。以下で示され、そして記述される実施例の精密な形や細部によって、本発明の概念は制限を受けることはなく、また請求項に記載された目的との比較において、本発明の概念における目的が制限されるということもない。所定の測定範囲において、所定制限内の数値は数値を制限して開示されたもので、任意に使用され、また主張されることができる。簡易化のため、同一あるいは類似の部分または同一あるいは類似の機能を有する部に、同じ参照番号が以下で使用されている。
切断ホイールを含む、手持ち式、手誘導式の切断装置について示している図である。 切断ホイールを含む、手持ち式、手誘導式の切断装置について示している図である。 図1A、1Bで示す切断装置のセーフティーガードと駆動ベルトについて示した図で、カバーがある場合について示している図である。 図1A、1Bで示す切断装置のセーフティーガードと駆動ベルトについて示した図で、カバーがない場合について示している図である。 切断装置のセーフティーガードが前ピボット位置にある場合について示している図である。 切断装置のセーフティーガードが後ピボット位置にある場合について示している図である。 切断装置のサポートハウジング部について示している図である。 切断装置の伝達機構について示している図である。 セーフティーガードの前ピボット位置での切断装置について示している図である。 セーフティーガードの後ピボット位置での切断装置について示している図である。
図1Aと図1Bは、切断装置の形態に設計された、本発明による手持ち式、手誘導式の動力工具10を示している。切断装置10は切断ホイール11として設計された加工手段を含み、切断ホイール11は、回転軸14について回転方向13で駆動ユニット12により駆動される。切断ホイール11についての全ての駆動構成部は駆動ユニット12として組付けされている。図1Bで示される切断装置10では、駆動ユニット12における少なくとも幾つかの構成部を視認できるようにするため、カバー15が外されている。カバー15はシングルパートまたはマルチパートによる設計とすることができ、ネジによって切断装置10に締付けられている。
駆動ユニット12は、モータハウジング16に配置された駆動源17、サポートアーム18内に配置されてベルト駆動部19として設計された伝達機構、そして切断ホイール11が取付けられている出力シャフト20を含んでいる。駆動源17とベルト駆動部19との間には必要により追加の伝達構成部を接続することができる。遠心クラッチを駆動源17とベルト駆動部19との間に配置することができ、遠心クラッチは切断装置10のアイドリング時或いは始動時のような、低回転スピードでは切断ホイール11を回転させないことを保証できる。前記遠心クラッチはクラッチベルトを含み、遠心力により、操作中、遠心荷重が外向きの圧力がクラッチベルトに作用する。駆動源17は駆動軸22回りに駆動シャフト21を駆動させる。前記遠心クラッチのクラッチベルトは、駆動シャフト21に回転可能に支持された、駆動ディスク23に確実に接続されて回転可能とされている。
内燃機関或いは電気モータが、切断装置10のための駆動源17として使用される。モータ作動の電動工具についての全ての駆動源は「電気モータ」として総称する。、前記電動工具は、ケーブルによって電力グリッドに直接接続されてもよいし、ワイヤレスにより直接接続されなくてもよい。内燃機関を含む切断装置は切断ホイール11の異なるタイプで使用される(すなわち、ダイヤモンド切断ホイールと研磨切断ホイール)。ここで、前記切断ホイールは、固めた研磨材料により製造された切断ボディ及び/又はダイヤモンドとCBN研磨材料とを有する研磨手段を含んでいる。電気モータを含む切断装置は、異なるタイプの切断ホイール11としてダイヤモンド切断ホイールそして41或いは42タイプの結合、強化された切断ホイールを使用することができる。
切断ホイール11はセーフティーガード24によって囲われており、作業者を舞い上がる塵片から守るため、また切断装置10の操作中に作業者が切断ホイール11に巻込まれて怪我をするリスクを低減するために、セーフティーガード24が使用される。セーフティーガード24は切断ホイール11のハブ領域に取付けられており、そして約200°のカバー角で切断ホイール11を覆うカバー領域25と、ワークピースを加工するため160°の加工角で切断ホイール11が露出している加工領域26とにより構成されている。セーフティーガード24は枢動可能に設計され、所望のピボット位置のピボット軸27(図2A,2B)で枢動される。前記ピボット位置のセットのため、把持要素28がセーフティーガード24に固定されており、セーフティーガード24はピボット軸27で枢動するために必要な力を適用できるようになっている。
操作ユニット32を有すると共に上部ハンドルとして設計されている、第1ハンドル31が切断装置10の操作用に設けられている。モータハウジング16の上方に配置されているハンドルが、上部ハンドルである。代替として、前記第1ハンドルは、切断ホイール11から離れて対面しているモータハウジング16の側部に配置されており、後部ハンドルとして設計することができる。第1ハンドル31に加えて、第2ハンドル33が切断ホイール11と第1ハンドル31との間に配置され、切断装置10を誘導するために設けられている。好適な実施形態例を示す図1A、1Bにおいて、第2ハンドル33はセパレートグリップチューブとして設計され、或いは、その代わりに、モータハウジング16に付属の一片部また他のハウジング部として設計されてもよい。
図2A、2Bは、図1A、1Bにおける切断装置10のセーフティーガード24とベルト駆動部19を拡大表示して示している。ベルト駆動部19は、固定されたサポートハウジング部36そしてカバー15を含んでいる、サポートアームハウジング35内に配置されている。図2Aはカバー15が取付けられたときのベルト駆動部19、図2Bはカバー15を除いたベルト駆動部19を示している。
切断ホイール11の駆動は、駆動源17、ベルト駆動部19そして出力シャフト20を介して、行われる。駆動源17は内燃機関或いは電気モータとして設計することができる。駆動源17は駆動シャフト21を駆動し、駆動軸22回りに駆動ディスク23を駆動する。駆動ベルトとして設計された伝達要素38は、駆動ディスク23と出力シャフト20に支持されている出力ディスク39を介してガイドされる。出力シャフト20は出力軸40回りに回転可能であり、出力軸40は切断ホイール11の回転軸14と一致している。駆動ディスク23、駆動ベルト38、そして出力ディスク39はベルト駆動部19を形成する。これにかえて、伝達機構19は例えばチェーン駆動の形式に設計することができ、この場合には、駆動ディスク23と出力ディスク39の間の伝達要素がチェーンとして設計することができる。切断ホイール11はフランジ41によって出力シャフト20に配置されており、出力シャフト20に確実に接続されて回転可能である。フランジ41と切断ホイール11は出力シャフト20に取付けられ、切断ホイール11はフランジ41の2つのフランジ半体の間に配置されている。
ワークピースは、セーフティーガード24の加工領域で切断ホイール11が位置した領域で、切断装置10によって加工される。セーフティーガード24は切断ホイール11のハブ領域に締付けフランジ42を含み、好適な実施形態において、それはセーフティーガード24の側壁43についての一片部として設計されている。これにかえて、前記締付けフランジは分離した部分として、そしてセーフティーガード24に接続されるように設計してもよい。締付けフランジ42は固定されたサポートハウジング部36の適合しているカウンター輪郭44に取付られ、ハウジング部36のカウンター輪郭44に関して調整可能に設計されている。
ガス駆動式の切断装置に関して、前記ヨーロッパ規格EN ISO 19432:2012、前記アメリカ合衆国規格ANSI B175.4−2013、そして対応する規格が他の国々で、フランジ41についての最小フランジ直径dminを規定しており、切断ホイール11のタイプ(ダイヤモンド切断ホイール或いは研磨切断ホイール)に依存しており、また切断ホイール11のホイール直径D(D≦250mm、250mm<D≦300mm、300mm<D≦350mmそして350mm<D)に依存している。ダイヤモンド切断ホイールに関して、最小フランジ直径dminは、D≦250mmについてdmin=37.5mm、250mm<D≦300mmについてdmin=45mm、300mm<D≦350mmについてdmin=52.5mmそして、350mm<Dについてdmin=60mmである。研磨切断ホイールに関して、最小フランジ直径dminは:D≦250mmについてdmin=63.5mm、250mm<D≦300mmについてdmin=75mm、300mm<D≦350mmについてdmin=87.5mmそして、350mm<Dについてdmin=100mmである。
切断ホイール11により達成できるワークピースにおける最大切込み深さtmaxは、フランジ41のフランジ直径dが最小フランジ直径dminに対応し、更に切込み深さを付加的に制限する切断装置10の構成要素がない場合に、達成される、最大切込み深さtmaxは切断ホイール11のホイール直径Dとフランジ41の最小フランジ直径dminとの間の差分の半分で規定され、tmax=1/2*(D−dmin)である。ガス駆動式の切断装置10とダイヤモンド切断ホイールについて、最大切込み深さtmaxは、D=250mmでtmax=106.25mm、D=300mmでtmax=127.5mm、D=350mmでtmax=148.75mmそしてD=400mmでtmax=170mmである。ガス駆動式の切断装置10と研磨切断ホイールについて、最大切込み深さtmaxは、D=250mmでtmax=93.25mm、D=300mmでtmax=112.5mm、D=350mmでtmax=131.25mmそしてD=400mmでtmax=150mmである。
図3A,3Bは前ピボット位置(図3A)そして後ピボット位置(図3B)でのフランジ41とセーフティーガード24を示している。セーフティーガード24は前ピボット位置と後ピボット位置との間のピボット軸27に枢動可能に設計されている。典型的な実施形態において、セーフティーガード24の枢動範囲(ピボットレンジ)は、約60°の角度範囲に制限されている。典型的な実施形態として、セーフティーガード24は前ピボット位置と後ピボット位置との間の任意のピボット位置に配置することができ、そして二者択一的に、前ピボット位置と後ピボット位置との間でセーフティーガード24に個別のピボット位置を提供することができる。
セーフティーガード24のピボット軸27は出力シャフト20の出力軸40とは異なっている。ピボット軸27は出力軸40について距離Δをもってセーフティーガード24のカバー領域25へと変位されている。切断ホイール11の360°の全角度は、セーフティーガード24によってカバー角と加工角に分割されている。セーフティーガード24のカバー領域25は前記カバー角を決定し、セーフティーガード24の加工領域26は前記加工角を決定する。典型的な実施形態において、前記カバー角は約200°であり、前記加工角は約160°である。
セーフティーガード24は第1の外側輪郭45を有している。セーフティーガード24の第1の外側輪郭45の、出力軸40からの距離が最小フランジ直径dminの半分以下であるような、角度範囲が第1の角度範囲θとして規定されている。第1の外側輪郭45が有する第1の角度範囲θにおける最大距離は、第1の最大距離bとして規定される。第1の最大距離bは最小フランジ直径dminの半分に対応する。第1の角度範囲θの位置とサイズは、ピボット軸27へのセーフティーガード24の枢動の間で変化する。図3Aはセーフティーガード24の前ピボット位置での第1の角度範囲θを示し、図3Bはセーフティーガード24の後ピボット位置での第1の角度範囲θを示している。
図4A、4Bは、出力シャフト20の領域で、サポートハウジング部36(図4A)そして伝達機構19(図4B)を示している。切断ホイール11によって最大切込み深さtmaxを達成することを可能にするべく、セーフティーガード24だけでなく、サポートハウジング部36および伝達機構19が、それらの外側輪郭がフランジ41の外に飛出さないように、設計されていなければならない。
サポートハウジング部36は第2の外側輪郭46を有している。サポートハウジング部36の第2の外側輪郭46が、最小フランジ直径dminの半分以下である、出力軸40からの距離を有している、角度範囲が第2の角度範囲θとして規定されている。第2の外側輪郭46が有する第2の角度範囲θにおける最大距離は、第2の最大距離bとして規定される。第2の最大距離bは最小フランジ直径dminの半分に対応する。
伝達機構19は、出力シャフト20に配置されている出力ディスク39、駆動源17の動作を出力ディスク39に伝達する伝達要素38、そして出力ディスク39と伝達要素38を覆うカバー15を含んでいる。出力ディスク39と伝達要素38は回転する構成部であり、これは安全要求を満たすようにカバー15により覆われなければならない。伝達機構19の外側輪郭は、これによりカバー15によって決定される。伝達機構19は第3の外側輪郭47を有している。伝達機構19の第3の外側輪郭47が、最小フランジ直径dminの半分以下である、出力軸40からの距離を有している、角度範囲が第3の角度範囲θとして規定されている。第3の外側輪郭47が有する第3の角度範囲θにおける最大距離は、第3の最大距離bとして規定される。第3の最大距離bは最小フランジ直径dminの半分に対応する。
伝達機構19が回転する構成部を全く含まない場合、カバー15は除くことができ、或いは異なるデザインとすることができる。出力軸40からの伝達機構19の最大距離が第3の角度範囲において前記最小フランジ直径の半分以下であるという条件は、伝達機構19のそれぞれのサブ構成部について一様に適用されなければならない。これらは、出力シャフト20に配置された出力ディスク39、そして出力ディスク39に配置された伝達要素38を含んでいる。出力ディスク39は第4の最大距離bを有し、伝達要素38は第5の最大距離bを有し、そしてカバー15は第6の最大距離bを有する。典型的な実施形態において、カバー15の第6の最大距離bは伝達機構19の第3の最大距離bと対応する、伝達機構19の第3の外側輪郭47はカバー15によって決定されるからである。
図5A、5Bは、セーフティーガード24の前ピボット位置(図5A)とセーフティーガード24の後ピボット位置(図5B)における、セーフティーガード24、サポートハウジング部36そして伝達機構19を含む本発明による切断装置10を示している。
セーフティーガード24は第1の角度範囲θにおいてフランジ41の外に飛出しておらず、サポートハウジング部36は第2の角度範囲θにおいてフランジ41の外に飛出しておらず、伝達機構19は第3の角度範囲θにおいてフランジ41の外に飛出していない。第1の角度範囲θ1、第2の角度範囲θ及び第3の角度範囲θの間の重なり部分が、アウトカット角θとして規定される。アウトカット角において、セーフティーガード24、サポートハウジング部36そして伝達機構19は、出力軸40から最小フランジ直径dminの半分以下の距離を有している。本発明による切断装置10の操作角がアウトカット角θ内であるとき、最大切込み深さtmaxが達成可能であり、それは切断ホイール11の直径Dと最小フランジ直径dminの間の差分の半分として規定される。
セーフティーガード24がピボット軸27回りに枢動可能であるので、サポートハウジング部36の第2の角度範囲θと伝達機構19の第3の角度範囲θに関連して、第1の角度範囲θの位置が変化する。図5Aはセーフティーガード24の前ピボット位置におけるアウトカット角θを示し、図5Bはセーフティーガード24の後ピボット位置におけるアウトカット角θを示している。典型的な実施形態において、前ピボット位置でのアウトカット角θは約62°であり、そして、後ピボット位置でのアウトカット角θは約55°である。前ピボット位置と後ピボット位置との間のセーフティーガード24の全てのピボット位置において、アウトカット角θはゼロではない。セーフティーガード24の全てのピボット位置についてアウトカット角θがゼロではないので、セーフティーガード24の各々のピボット位置で最大切込み深さtmaxが達成可能である。切断装置10は、前記操作角が前記アウトカット角内にあるように、操作者によって位置合わせされなければならない。

Claims (9)

  1. 手持ち式、手誘導式の切断装置(10)であって、
    サポートハウジング部(36)と、
    ホイール直径(D)を有する切断ホイール(11)と、
    ベアリング要素(45)によって、前記サポートハウジング部(36)の出力軸(40)に回転可能に支持された、出力シャフト(20)と、
    駆動源(17)と、前記出力シャフト(20)へ前記駆動源(17)を接続する伝達機構(19)であって前記サポートハウジング部(36)に配置されている前記伝達機構(19)と、
    フランジ直径(d)を有しているフランジ(41)と、前記フランジ(41)によって確実に回転可能として前記出力シャフト(20)に配置されている前記切断ホイール(11)と、
    前記切断ホイール(11)を少なくとも部分的に覆うカバー領域(25)及び前記切断ホイール(11)を露出させる加工領域(26)を有するセーフティーガード(24)とを含み、
    前記セーフティーガード(24)が前記ハウジング部(36)のピボット軸(27)に枢動可能に支持されている装置において、
    前記フランジ(41)の前記フランジ直径(d)が最小フランジ直径(dmin)に対応し、前記セーフティーガード(24)が第1の角度範囲(θ)で前記出力軸(40)からの最大距離(b、b、b)を有し、前記サポートハウジング部(36)が第2の角度範囲(θ)で前記出力軸(40)からの最大距離(b、b、b)を有し、前記伝達機構(19)は第3の角度範囲(θ)で前記出力軸(40)からの最大距離(b、b、b)を有し、それらは前記最小フランジ直径(dmin)の半分以下であることを特徴とする、切断装置。
  2. 前記セーフティーガード(24)は前ピボット位置と後ピボット位置との間で調整可能であり、前記第1、第2及び第3の角度範囲(θ1、θ2,θ)の間の重なり部分として形成されたアウトカット角(θ)が、前記セーフティーガード(24)の少なくともひとつのピボット位置についてゼロではないことを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
  3. 前記アウトカット角(θ)は、前記前ピボット位置と前記後ピボット位置との間で前記
    セーフティーガード(24)の全てのピボット位置についてゼロではないことを特徴とする、請求項2に記載の切断装置。
  4. 前記セーフティーガード(24)のピボット軸(27)は前記セーフティーガード(24)のカバー領域(25)へ距離(Δ)をもって、前記出力シャフト(20)の前記出力軸(40)について、変位していることを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
  5. 前記第1の角度範囲(θ)のサイズは、前記セーフティーガード(24)の前記ピボット位置に基づくことを特徴とする、請求項4に記載の切断装置。
  6. 前記伝達機構(19)は、前記出力シャフト(20)に配置された出力ディスク(39)と、前記駆動源(17)の動作を前記出力ディスク(39)へ伝達する伝達要素(38)とを含み、前記第3の角度範囲(θ)で前記出力軸(40)から、前記出力ディスク(39)と前記伝達要素(38)が最大距離(b、b)を有しており、それらが最小フランジ直径(dmin)の半分以下であることを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
  7. 前記伝達機構(19)は出力ディスク(39)を覆うカバー(15)と伝達要素(38)を含み、前記カバー(15)は前記第3の角度範囲(θ)において前記出力軸(40)から最大距離(b)を有し、それは前記最小フランジ直径(dmin)の半分以下であることを特徴とする、請求項6に記載の切断装置。
  8. 前記駆動源(17)は内燃機関とされ、前記切断ホイール(11)はダイヤモンド切断ホイールまたは研磨切断ホイールとされていることを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
  9. 前記駆動源(17)は電気モータとされ、前記切断ホイール(11)はダイヤモンド切断ホイールまたは結合、強化された切断ホイールとされることを特徴とする、請求項1に記載の切断装置。
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