JP2018535854A - ハニカム体のための押出ダイ - Google Patents

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Abstract

ハニカム体のための押出ダイ(100)であって、該ダイ(100)は、入力面(102)、対向する出力面(104)、入力面(102)から出力面(104)の方へと延在する供給孔(108)、スロット幅(SW)及びスロット長(SL)を有し、出力面(104)から入力面(102)の方へと延在する、排出スロット(106)、並びに、供給孔(108)と排出スロット(106)とを流体接続するプレナム(130)を含む。プレナム(130)は、供給孔(108)に接続されており、かつ、排出スロット(106)に接続されているテーパ状出口(134)を備えた、チャンバ(132)を含みうる。プレナム(133)は、供給孔(108)に接続されており、かつ、第1のテーパ状出口(134A)を含む、第1のチャンバ(132A)と、第1の出口に接続されており、かつ、排出スロット(106)に接続された第2のテーパ状出口(134B)を備えた、第2のチャンバ(132B)とを含みうる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容が依拠され、その全体がここに参照することによって本願に援用される、2015年11月20日出願の米国仮特許出願第62/258,137号の優先権の利益を主張する。
本開示の態様は、押出ダイ及びその使用方法に関する。
内燃機関からの排ガスは、一般的には、高度の内部表面積を有するハニカム体上の触媒を使用して処理される。これらのハニカム体は、典型的には押出成形を介して製造される。
前述の概要及び以下の詳細な説明はいずれも、本開示のさまざまな実施形態を提示しており、特許請求の範囲の性質及び特徴を理解するための概観又は枠組みを提供することが意図されていることが理解されるべきである。添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に取り込まれてその一部を構成する。図面は、本開示のさまざまな実施形態を例証しており、その説明とともに、本開示の原理及び動作を説明する役割を担う。
本開示の例示的な実施形態は、例えばハニカム押出ダイなどの押出ダイ、及びその使用方法を提供する。本発明のさらなる特徴は、以下の説明に記載され、一部には、その説明から明らかとなり、あるいは、本発明の実践によって知得することができよう。
さまざまな実施形態によれば、入力面と、対向する出力面とを有する押出ダイが提供され、該押出ダイは、入力面を形成し、かつ、該入力面から出力面の方へと延在する供給孔を含む、供給孔プレート;供給孔プレートから延在し、かつ、出力面の少なくとも一部を形成する、略平行なピンのアレイ;隣接するピンの対向する第1の表面によって少なくとも部分的に画成された排出スロットであって、スロット幅(SW)及びスロット長(SL)を有し、かつ、出力面から入力面の方へと延在する、排出スロット;及び、供給孔と排出スロットとを流体接続する、相互接続されたチャンバであって、隣接するピンの対向する第2の表面によって少なくとも部分的に画成され、チャンバ幅(CW)及びチャンバ長(CL)を有する、チャンバを備えている。CW/SW比は、約3〜約5の範囲であり、スロット幅SWは、約0.056mm以下である。
さまざまな実施形態によれば、入力面と、対向する出力面とを有する押出ダイが提供され、該押出ダイは、入力面を形成し、かつ、該入力面から出力面の方へと延在する供給孔を含む、供給孔プレート;供給孔プレートから延在し、かつ、出力面の少なくとも一部を形成する、略平行なピンのアレイ;隣接するピンの対向する第1の表面によって少なくとも部分的に画成された排出スロットであって、スロット幅(SW)及びスロット長(SL)を有し、かつ、出力面から入力面の方へと延在する、排出スロット;及び、供給孔と排出スロットとを流体接続するプレナムを備えている。プレナムは、隣接するピンの対向する第2の表面によって少なくとも部分的に画成される第1のチャンバであって、供給孔から延在し、第1のチャンバ幅(CW1)及び第1のチャンバ長(CL1)を有する、第1のチャンバ;及び、隣接するピンの対向する第3の表面によって少なくとも部分的に画成された第2のチャンバであって、第1のチャンバから排出スロットへと延在し、第2のチャンバ幅(CW2)及び第2のチャンバ長(CL2)を有する、第2のチャンバを備えている。第1のチャンバ幅CW1は、第2のチャンバ幅CW2より大きい。
前述の概要及び後述する詳細な説明はいずれも例示的及び説明的であって、特許請求される本発明のさらなる説明を提供することが意図されていることが理解されるべきである。
本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に取り込まれてその一部を構成する添付の図面は、本発明の例示的な実施形態を示しており、その説明とともに、本発明の原理を説明する役割を担う。図面において、層及び領域の大きさ及び相対的な大きさは、明確にするために誇張される場合がある。図面における同様の参照番号は、同様の要素を意味する。
本開示のさまざまな実施形態に従う押出ダイの斜視図 図1Aのダイの入力面の断面図 本開示のさまざまな実施形態に従う、押出ダイの一部の斜視図 図2Aのダイ部分の断面図 図2A及び2Bのピンの一部の側面図 本開示のさまざまな実施形態に従う図2Cのピンの修正バージョンの側面図 本開示のさまざまな実施形態に従う押出ダイの一部の断面図
本明細書で述べるように、本開示のさまざまな態様は、例示的な実施形態、及び/又は、本発明の例示的な実施形態を示す添付の図面に関して記載される。しかしながら、この開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、図面に示される又は本明細書に記載される例示的な実施形態に限定されると解釈されるべきではない。さまざまな開示される実施形態は、その特定の実施形態に関連して記載される特定の特徴、要素、又は工程を包含しうることが認識されよう。特定の特徴、要素、又は工程は、1つの特定の実施形態に関して記載されているが、さまざまな図示されていない組合せ又は順列での代替的な実施形態と交換又は組み合わせることができることもまた認識されよう。
要素又は層が、別の要素又は層の「上」に配置される、若しくは、別の要素又は層に「接続」されると称される場合には、他方の要素又は層に直接配置、若しくは、直接接続されてもよく、あるいは、介在する要素又は層が存在してもよいこともまた理解されよう。対照的に、要素が別の要素又は層の「上に直接」配置、若しくは、別の要素又は層に「直接接続」されると称される場合には、介在する要素又は層は存在しない。本開示の目的では、「X、Y、及びZのうちの少なくとも1つ」は、Xのみ、Yのみ、Zのみ、又は項目X、Y、及びZのうちの2つ以上の任意の組合せ(例えば、XYZ、XYY、YZ、ZZ)と解釈することができることが理解されよう。
本明細書で用いられる場合、名詞は、「少なくとも1つ」の対象を指し、そうではないことが明確に示されていない限り、「1つのみ」の対象に限定されるべきではないこともまた理解されよう。よって、例えば、「スロット」についての言及は、文脈上他に明白に示されていない限り、2つ以上のスロットを有する例を含む。
本明細書では、範囲には、範囲の所与の端点、及びその端点間のすべての値が含まれる。範囲の各々の端点は、他方の端点との関係においても、他方の端点とは独立しても、重要であることがさらに理解されよう。測定値が「約」特定の値又は値の特定の範囲であると記載される場合、その測定値は、加工公差、誤差の一般的な測定マージン、及び/又はそれらの等価物を包含することが意図されている。
明示的に記載されない限り、本明細書に記載される任意の方法は、その工程が特定の順序で行われることを必要とすると解釈されることは、決して意図されていない。したがって、方法の請求項が、その工程が従うべき順序を明示的に列挙していない場合、又は工程が特定の順序に限定されることが特許請求の範囲又は明細書に特に記載されていない場合には、特定の順序が推定されることは決して意図されていない。
特定の実施形態のさまざまな特徴、要素、又は工程が、移行句「含む」を使用して開示されることがあるが、移行句「からなる」又は「から実質的になる」を使用して記載されうるものを含む代替的な実施形態が含意されることが理解されるべきである。よって、例えば、A+B+Cを含む構造に含意される代替的な実施形態は、構造がA+B+Cからなる実施形態と、構造がA+B+Cから実質的になる実施形態を含む。本明細書では、要素又は特徴が別の要素又は特徴に「流体接続」されている場合、1つの要素又は特徴内の流体は、他の要素又は特徴内へと流れうる。
ハニカム基材は、自動車用触媒コンバータなどのさまざまな用途のために製造されている。しかしながら、自動車の排出規制は、ますます厳しくなってきており、コールドスタート特性などの改善された特性を有する触媒コンバータの必要性が強調されている。コールドスタート特性を改善するための1つの方法は、ハニカム基材のウェブ厚(例えば、セル壁厚)を低減することである。ウェブを薄くすることで、このようなハニカム基材を含む触媒コンバータのコールドスタート特性を改善することができる、熱質量の減少及び熱交換面積の増大がもたらされる。
ハニカム基材を形成するための押出ダイプロセスは、ハニカムウェブ厚が減少すると、プロセスの制約を被りうる。例えば、約0.045mm(1.8ミル)未満、又は約0.038mm(1.5ミル)未満など、約0.056ミリメートル(mm)(2.2ミル)未満のウェブ厚の生成には、対応するサイズの押出スロットを有するダイが必要とされうる。しかしながら、約0.05mm(2.0ミル)未満の押出スロットを有するダイを使用する押出プロセスは、過度に高い押出圧力(例えば、2500psi(約17.24MPa)超)を必要とする可能性があり、及び/又は、望ましくない低い押出速度を示す可能性がある。
0.05mm未満の超薄型のウェブ基材及び押出物(900/1.5)に関しては、ピンの長さを短くすると、押出圧力の上昇を緩和するのに役立てることができる。0.05mm(2.0ミル)〜0.075mm(3.0ミル)のスロットを有するダイの場合には、この短縮されたピンの長さは、ウェブの膨らみが許容される(20%)基材を生成するように設計されうる。ウェブの膨らみとは、例えば、ダイスロット幅よりも厚いウェブ壁を結果的に生じる、ダイスロットを出たときの押出成形物の膨張を指す。しかしながら、スロット幅が0.05mmより小さくなると、圧力を管理するためにピン長さを短縮することにより、0.038mmのウェブを製造するために約0.025mmのオーダーの実際のスロットを必要とする、許容できないウェブの膨らみを生じる。その結果、押出プロセスに大きな圧力及び塞栓の問題が生じる。さらには、このような押出プロセスは、押出ダイがプロセスに与える圧力に起因して、約25.4mm/秒を下回る押出速度を有しうる。
本開示の例示的な実施形態に従うダイは、スロット長を管理し、かつ、より狭いスロットの圧力負担を軽減するがウェブの膨らみの低減に必要とされる長さと幅を保つ、新しい階段状のスロット設計を導入することによって、ウェブの膨らみを大幅に低減する。本発明にかかる例示的な実施形態はまた、例えば、上流の流れの乱れに対する感度が低いなど、低いバッチ流れ感度も提供する。
本開示の例示的な実施形態は、例えば、超薄型のウェブハニカム基材のための押出ダイなど、押出ダイに関する。さまざまな実施形態によれば、押出ダイは、供給孔プレートの入力面から供給孔プレートの対向する出力面へと供給孔プレートを通って延在する供給孔を備えた供給孔プレート;及び、供給孔プレートの出力面上に配置されたピンを含むピンアセンブリを含みうる。
押出ダイの例示的な実施形態は、図面に示される例示的な実施形態を参照することによって、さらに容易に認識されよう。
図1Aは、本開示のさまざまな実施形態に従うハニカム押出ダイ100の斜視図である。図1Bは、図1Aのダイ100の入力面の平面図である。
図1A及び1Bを参照すると、押出ダイ100は、入力面102と、対向する出力面104とを含む。出力面104は、そこを通じてバッチ材料をダイ100から押出成形することができる、排出スロット106のマトリクスを含む。排出スロット106は、以下に詳細に論じられるように、ダイ100のピン間に形成されうる。バッチ材料は、例えば、ハニカム体の形成に用いられるセラミック材料でありうる。しかしながら、本開示は、特定のタイプのバッチ材料に限定されない。ダイ100はまた、出力面104の少なくとも一部を覆うように構成されたマスク109も含みうる。特に、マスク109は、押出成形された生成物の全体的な形状を制御するように構成されうる。円形のマスク109が示されているが、本開示は、特定のマスクの幾何学形状に限定されない。マスク109は、バッチをウェブのマトリクスの周囲の外皮へと形成することができる。外皮バッチは、出力面104の上流の表面においてダイから出ることができる。
入力面102は、そこを通じてバッチ材料をダイ100内へと供給する1つ以上の供給孔108を備えている。供給孔108は、例えばマトリクスなど、いかなる方法で配置されてもよい。供給孔108は、チャンバと交差して、バッチを排出スロット106へと供給しうる。供給孔108は、排出スロット106及び/又は排出スロット106の交点に面していてよい。さまざまな実施形態では、供給孔108は、適切な幾何学形状を有していてよく、例えば丸みを帯びていても丸みを帯びていなくてもよい。さまざまな実施形態では、例えば略正方形の供給孔108、丸みを帯びた隅部を有する略正方形の供給孔108、丸みを帯びた隅部を有する多角形の供給孔108等、丸みを帯びていない供給孔108が選択されうる。しかしながら、本開示は、供給孔108の特定の配置又は幾何学形状に限定されない。
押出ダイ100は、金属のブロックを、ワイヤ放電加工(WEDM)、プランジEDM、パルス電解加工(pECM)、ECM、又は砥石車切断(AWS)を使用して切断することによって製造することができる。しかしながら、本開示は、特定の製造方法に限定されない。
図2Aは、本開示のさまざまな実施形態に従う図1のダイ100の一部の斜視図を示している。図2Bは、図2Aのダイ部分の断面図を示している。
図2A及び2Bを参照すると、ダイ100は、供給プレート110と、供給プレート110から延在するピン120とを備えている。供給プレート110及びピン120は、単一基材から一体的に形成されうる。例えば、ダイ100は、基材をワイヤ放電加工(WEDM)、プランジEDM、又は砥石車切断(AWS)し、それによって、供給プレート110上にピン120を形成することによって形成されうる。あるいは、ピン120は、別個に形成されて、供給プレート110に結合されてもよい。例えば、ピン120は、供給プレート110に、ろう付け、溶接(例えば電気溶接)、又は接着剤を用いて接着されうる。ひとたび切断されると、ダイ100は、耐摩耗性材料でコーティングされうる。
供給プレート110は供給孔108を備えており、ダイ100の入力面102を形成する。供給プレート110及び/又はピン120は、ダイ100を通じたバッチ材料の押出成型の間の湾曲(bowing)及び/又はクラウニングに抵抗するのに十分に強い材料から形成されうる。供給孔108は、例えば、穿孔又は直接金属レーザー焼結によって供給孔プレート110に形成されうる。供給孔108は、供給孔プレート110を通ってピン120内へと延在しうる。ピン120は、供給孔プレート110上に配置されたテイル122と、排出スロット106を画成するヘッド124とを含む。例えば、供給孔108は、各々、1つ以上のテイル122内へと少なくとも部分的に延在しうる。供給孔108は、直線、略直線、又は、例えばさまざまに湾曲又は屈曲したワーム状でありうる。供給孔108は、横断面において、矩形、三角形、多角形、円形などでありうる。
本明細書では、押出ダイの要素の「長さ」は、入力面102から出力面104へとダイを通って供給されるバッチ材料の流れ方向Aに沿って取られる。加えて、このような要素の「幅」は、流れ方向Aと略直交する方向に取られ、該要素は、その長さ及び幅の両方に対して直交する方向に延在してよく、例えば、ある幅及び長さを有するスロット106は、出力面104に沿って延在しうる。本明細書におけるすべての寸法は、最終的な寸法である(例えば、コーティングが施される場合には、コーティング後の寸法)。加えて、所与の寸法は、ダイ全体を通して略同一であってよく、例えば、寸法は、一般的な製造公差内で変化しうる。例えば、ダイのスロットはすべて、加工代の誤差内の略同一のスロット幅を有しうる。しかしながら、幾つかの実施形態では、所与の寸法は、ダイの異なる部分で変化してよく、例えば、所与の範囲内で変化しうる。例えば、ダイの縁部のスロットは、ダイの中央のスロットとは異なる幅を有してよく、あるいは、スロット幅は、ダイの面全体にわたって徐々に変化してもよい。
さまざまな実施形態によれば、供給孔108は、約1.00〜約1.15mmなど、約0.95〜約1.20mmの範囲の直径FDを有しうる。供給孔108は、約21〜約23mmなど、約20〜約25mmの範囲の長さを有しうる。しかしながら、本開示は、特定の供給孔寸法に限定されない。
ダイ100は、任意選択的に、供給孔108よりも多くのピン120を含みうる。例えば、幾つかの実施形態によれば、ダイ100は、供給孔108の1〜2倍多くのピン120を含みうる。幾つかの実施形態では、ダイ100は、1:1又は2:1のピン120の供給孔108に対する比を含みうる。ピン120は、耐摩耗性を提供しうる、例えばハードコーティングなど、任意選択的にコーティングされうる。非限定的な例として、ピンは、窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、炭窒化チタン(TiCN)、窒化チタン(TiN)、硬質クロム、又は超高分子量(UHMW)プラスチック材料でコーティングされうる。
ピン120は、各々、テイル122、ヘッド124、及び、テイル122とヘッド124との間に配置されたネック126を含みうる。ヘッド124は、テイル122より幅広くなっていてよく、ネック126は、該ネック126の幅がテイル122の幅からヘッド124の幅へと増大するように、テーパ状になっていてよい。
ヘッド124は、概して矩形の横断面を有しうる。しかしながら、本開示は、特定のヘッドの幾何学形状に限定されない。例えば、ヘッド124は、横断面において、所望の押出成形された生成物のセルの幾何学形状に応じて、三角形、六角形、多角形、円形、卵形などでありうる。
ヘッド124は、ダイ100の出力面を形成しうる。ヘッド124は、ダイ100の出力面104の少なくともマトリクス部分を形成することができ、より短いピン及び/又は供給孔出口は、例えばマスク109の下に配置されたダイ100の外皮形成領域において、出力面を形成しうる。ヘッド124は、例えば約0.75mm〜約1.25mmなど、約0.50mm〜約1.40mmの範囲のヘッド幅HWを有しうる。幾つかの実施形態によれば、ヘッド幅HWは、約0.90mm又は約1.00mmでありうる。しかしながら、幅HWは、押出成形されるバッチ材料の特性又は押出成形体の企図される構造に従って調整することができるため、本開示は、特定のヘッド幅HWに限定されない。ヘッド幅HWは、押出成形された生成物の所望のセル密度に従って決定されうる。例えば、ダイ100は、1つのダイ100上にさまざまな幅及び形状のヘッド124を有するピン120を含みうる。例えば、ダイは、ハニカム体の大小のチャネルを押出成形するために大小の交互のヘッド124を有していてもよい。例えば、ダイは、ハニカム体の正方形と八角形のチャネルを押出成形するために、正方形と八角形の交互のヘッド124を有していてもよい。下記表1は、ヘッド幅HWと押出成形された生成物の対応するセル密度についての例示的な値を含む。
Figure 2018535854
ピン120の対向する第1の表面107は、排出スロット106を少なくとも部分的に画成しうる。例えば、ヘッド124の側壁は、排出スロット106を少なくとも部分的に画成しうる。排出スロット106は、スロット長SL及びスロット幅SWを有しうる。スロット長SLは、約0.51mm〜約1.0mmなど、約0.25mm〜約2.0mmの範囲でありうる。スロット長SLが約2mmより大きい場合には、押出圧力は、不必要に増加しうる。スロット長SLが約0.25mm未満の場合には、排出スロットの閉塞、過度の圧力損失、及び/又は過度のウェブの膨らみが生じうる。
排出スロット106のスロット幅SWは、押出成形された生成物の所望の壁厚に従って設定されうる。スロット幅SWは、約0.051mm未満でありうる。例えば、スロット幅SWは、約0.045mm〜約0.055mmなど、約0.051mmから約0.025mm、0.038mmから約0.064mmの範囲でありうる。しかしながら、スロット幅SWは、押出成形された生成物の所望のセル壁厚に従って決定されうる。
排出スロット106は、約15〜約30の範囲のSL/SW比を有しうる。したがって、排出スロット106は、通常の排出スロットと比較して、相対的に高いアスペクト比を有しうる。
ピン120は、プレナム130を少なくとも部分的に画成しうる。プレナム130は、供給孔180と排出スロット106とを流体連結しうる。特に、供給孔108は、プレナム130内へと延在していてもよい/プレナム130と長さ方向で重なり合っていてもよい(例えば、供給孔108は、少なくとも幾つかのピン120間及び/又は内へと延在していてもよい/重なり合っていてもよい)。例えば、供給孔の重なり合う長さOLは、約1.0〜約0.5mmの範囲でありうる。しかしながら、幾つかの実施形態では、供給孔108は、プレナム130内へと延在しなくてもよい。
プレナム130は、相互接続されたチャンバ132を含みうる。隣接するピン120の対向する第2の表面131は、チャンバ132を少なくとも部分的に画成しうる。例えば、隣接するテイル122の対向する表面は、チャンバ132を少なくとも部分的に画成しうる。チャンバ132は、隣接するピンネック126の対向する表面によって少なくとも部分的に画成されたテーパ状出口134を含みうる。出口134は、チャンバ132を対応する排出スロット106に流体接続するように構成されうる。幾つかの実施形態によれば、チャンバ132は、テーパ状又は丸みを帯びた端部を有する円柱の形態でありうる。しかしながら、本開示は、特定のチャンバ形状に限定されない。例えば、チャンバ132は、テーパ状又は丸みを帯びた端部及び/又は実質的に平坦な端部を有する多角柱の形態でありうる。チャンバ132は、略同一の大きさ及び形状でありうる。そのようなものとして、プレナム130は、「単段プレナム」と称されうる。
チャンバ132は、チャンバ長CL及びチャンバ幅CWを有しうる。本明細書では、チャンバ長CLは、チャンバ132とその出口134の両方の長さを含み、チャンバ幅CWは、チャンバ132の最大幅に相当しうる。
チャンバ長CLは、約1.7mm〜約2.0mmなど、約1.6mm〜約2.1mmの範囲でありうる。チャンバ幅CWは、約0.10mm〜約0.40mmの範囲でありうる。CL/CW比は、約10〜約20の範囲でありうる。CW/SW比は、約3〜約5など、約2〜約6の範囲でありうる。
さまざまな実施形態によれば、ダイ100の寸法の幾つかは、ダイ100から押出成形されるバッチ材料の特性とは独立して設定されうる。例えば、CW/SW比は、バッチ材料特性とは独立して設定されうる。
ダイ100の幾つかの寸法は、バッチ材料の降伏応力、コンシステンシー指数、フローインデックス、壁抵抗係数、及び/又は壁抵抗べき乗則指数など、バッチ材料特性に応じて設定されうる。例えば、ダイ100の寸法は、バッチ材料が、約8〜約18(psi.(sq./in))の範囲の高〜中程度の壁抵抗係数を有するか、あるいは、約1〜約8(psi.(sq./in))の範囲の中程度〜低い壁抵抗係数を有するかどうかによって決定されうる。
高〜中程度の壁抵抗係数のバッチ材料については、ダイ100は、約15〜約20の範囲のSL/SW比、及び約10〜約15の範囲のCL/CW比を有しうる。中程度〜低い壁抵抗係数のバッチ組成物については、ダイ100は、約20〜約30の範囲のSL/SW比、及び約15〜約20の範囲のCL/CW比を有しうる。
上記のように、いずれかのバッチ組成物についてのCW/SW比は、約3〜約5の範囲でありうる。チャンバ132及び/又は出口スロット106の比較的高いアスペクト比によって、圧力損失、ウェブの膨らみ、及びダイ感度が低減されうる。
テーパ状出口134は、隣接するピン120のネック126によって少なくとも部分的に画成されうる。そのようなものとして、隣接するピン120のネック126は、出口134の最小幅が対応するスロット106のスロット幅SWと略同一であり、かつ、出口134の最大幅が対応するチャンバ132のチャンバ幅CWと略同一になるように、対応する出口134の幅を縮小するように構成されうる。
特に、ネック126の一又は複数の外面は、湾曲していてもよい。しかしながら、幾つかの実施形態によれば、一又は複数の外面は、例えば、略平面など、実質的に平坦であってもよく、あるいは、平坦と湾曲の組合せであってもよい。例えば、図2Cに示されるように、ネック126の外面は、テイル124の隣接する表面に対して平行な(例えば、ピン120A又は隣接するチャンバの長手方向軸に対して平行な)第1の線L1と、ネック126の対応する表面の対向する端部を接続する第2の線L2(例えば、割線)との間に形成される出口角度αが、約25°〜約40°、又は約27°〜約33°など、約20°〜約45°の範囲になるように、テイル124の隣接する表面に対して傾斜していてもよい。
図2Dは、本開示のさまざまな実施形態に従う修正されたピン120’の一部の側面図を示している。ピン120’は、ピン120と類似しており、よって、その相違点のみを詳細に論じる。
図2Dを参照すると、ピン120’は、ネック126の湾曲した外面と比較して、実質的に平坦な外面を有するネック126’を含む。ネック126’の外面は、テイル124の隣接する表面に対して平行な(例えば、ピン120’又は隣接するチャンバの長手方向軸に対して平行な)第1の線と、ネック126’の外面に対して平行な第2の線L2との間に形成される、出口角度αを形成する。本明細書において、「実質的に平坦」とは、概ね平面である、又は平面的であるという一般的な加工公差内にある、表面のことを指す。本明細書において、表面に関して用いられる「湾曲」とは、0より大きい曲率半径を有する表面のことを指す。
図3は、本開示のさまざまな実施形態に従う押出ダイ300の一部の断面図である。ダイ300はダイ100と類似しており、よって、その相違点のみを詳細に説明する。例えば、特に明記しない限り、図3における要素及び寸法は、図2A及び2Bにおける同様の要素及び寸法と同一でありうる。
図3を参照すると、ダイ100とは対照的に、ダイ300は、第1のテイル122A、第2のテイル122B、テーパ状の第1のネック126A、テーパ状の第2のネック126B、及びヘッド124を備えたピン120Aを含む。第1のネック126Aは、第1のテイル122Aと第2のテイル122Bとの間に配置される。第2のネック126Bは、第2のテイル122Bとヘッド124との間に配置される。ヘッド124は、第2のテイル122Bよりも幅広くなっていてよく、第2のテイル122Bは、第1のテイル122Aよりも幅広くなっていてよい。
したがって、ダイ300は、隣接するピン120Aのそれぞれ対向する第2及び第3の表面によって少なくとも部分的に画成された第1のチャンバ132A及び第2のチャンバ132Bを有する、プレナム133を含みうる。例えば、第1のチャンバ132Aは、隣接する第1のテイル122A及び第1のネック126Aの対向する表面を含む対向する第2の表面によって少なくとも部分的に画成されてよく、第2のチャンバ132Bは、隣接する第2のテイル122B及び第2のネック126Bの対向する表面を含む対向する第3の表面によって少なくとも部分的に画成されうる。第1のチャンバ132Aは、供給孔108と第2のチャンバ132Bとを流体連結しうる(例えば、第1のチャンバ132Aは、供給孔108から第2のチャンバ132Bへと延在しうる)。例えば、第1のチャンバ132Aは、第2のチャンバ132Bに接続されたテーパ状の第1の出口134Aを含みうる。
第2のチャンバ132Bは、第1のチャンバ132Aと排出スロット106とを流体連結しうる(例えば、第2のチャンバ132Bは、第1のチャンバ132Aから排出スロット106へと延在しうる)。例えば、第2のチャンバ132Bは、押出スロット106に接続されたテーパ状の第2の出口134Bを含みうる。
第1のチャンバ132Aは、第1のチャンバ幅(CW1)及び第1のチャンバ長(CL1)を有しうる。第2のチャンバ132Bは、第2のチャンバ幅(CW2)及び第2のチャンバ長(CL2)を有しうる。さまざまな実施形態によれば、第1のチャンバ長CL1は、約1.0mm〜約1.5mmの範囲でありうる。第1のチャンバ幅CW1は、約0.15mm〜約0.25mmの範囲でありうる。
第2のチャンバ長CL2は、約0.25mm〜約1.0mmの範囲でありうる。第2のチャンバ幅CW2は、約0.1mm〜約0.2mmの範囲でありうる。しかしながら、本開示は、任意の特定のチャンバ長又は幅に限定されない。チャンバ132Aは、略同一の大きさ及び形状を有していてよく、チャンバ132Bは、略同一の大きさ及び形状を有していてよい。そのようなものとして、プレナム130Aは、「二段プレナム」と称されうる。
さまざまな実施形態によれば、第1のチャンバ長CL1は、第2のチャンバ長CL2と同等又はそれより大きくてよい。第1のチャンバ幅CW1は、第2のチャンバ幅CW2よりも大きくてよい。
CW1/CW2比は、約1.2〜約1.5の範囲でありうる。CW2/SW比は、約3〜約5の範囲でありうる。CW1/CW2及びCW2/SWの比は、バッチ組成物の特性とは無関係でありうる。
ダイ300の幾つかの寸法は、バッチ組成物の降伏応力、コンシステンシー指数、フローインデックス、壁抵抗係数、及び/又は、壁抵抗べき乗則指数など、バッチ組成物の特性に従って設定されうる。例えば、ダイ300の寸法は、バッチ組成物が、約8〜約18(psi.(sq./in))の範囲の高〜中程度の壁抵抗係数を有するか、あるいは、約1〜約8(psi.(sq./in))の範囲の中程度〜低い壁抵抗係数を有するかどうかによって決定されうる。
高〜中程度の壁抵抗係数のバッチ組成物については、ダイ300は、約15〜約20の範囲のSL/SW比を有しうる。CL1/CW1比は、約6〜約8の範囲であってよく、CL2/CW2比は、約2〜約4の範囲でありうる。
中程度〜低い壁抵抗係数のバッチ組成物については、ダイ300は、約15〜約20の範囲のSL/SW比を有しうる。ダイ300はまた、約8〜約10の範囲のCL1/CW1比、及び約4〜約6の範囲のCL2/CW2比も有しうる。上記のように、いずれかのバッチ組成物についてのCW/SW比は、約3〜約5の範囲でありうる。チャンバ132A、132Bの比較的高いアスペクト比によって、圧力損失、ウェブの膨らみ、及びダイ感度が低減されうる。
上で論じた単段及び二段のプレナムを有するダイを製造し、特性が下記表1に示される第1のバッチ材料(バッチ1)及び第2のバッチ材料(バッチ2)を押出成形することによって試験した。
Figure 2018535854
バッチ1及び2の材料を押出成形して、0.051mm未満のウェブ厚を有するハニカム基材を生成した結果が、下記表2に示されている。
Figure 2018535854
表2に見られるように、ダイはいずれも、毎秒1及び2インチ(約2.54cm及び約5.08cm)の押出速度について、2500psi(約17.24MPa)を下回る圧力損失を示した。さらには、ダイはいずれも、2%未満のダイ感度及び最小のウェブの膨らみを示した。これらの結果は、本発明にかかるダイの構成が、低下した圧力損失、低いダイ感度、及び最小のウェブの膨らみを予想外に、もたらしたことを示している。
本開示の例示的な実施形態に従う、本明細書に記載される画期的なダイ設計は、1.0〜4.0インチ/秒(25.4〜101.6mm/秒)の押出速度で2500psi(約17.24MPa)未満の圧力損失を有する、0.051mm未満の超薄型のウェブハニカムの押出成形を可能にする。ウェブの膨らみは、バッチをプレスクイズする押出スロットよりも相対的にはるかに長い全長を有する、単段又は二段のプレナム段によって緩和される。
本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示に対してさまざまな修正及び変形がなされうることは、当業者にとって明白であろう。本開示の精神及び実質を組み込む本開示の実施形態の修正、組合せ、部分組合せ、及び変形が当業者に想起されうることから、本開示は、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物の範囲内に入るすべてを包含すると解釈されるべきである。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
入力面と、対向する出力面とを有する押出ダイであって、該押出ダイが、
前記入力面を形成し、かつ、前記入力面から前記出力面の方へと延在する供給孔を含む、供給孔プレート;
前記供給孔プレートから延在し、かつ、前記出力面の少なくとも一部を形成する、略平行なピンのアレイ;
隣接するピンの対向する第1の表面によって少なくとも部分的に画成された排出スロットであって、スロット幅(SW)及びスロット長(SL)を有し、かつ、前記出力面から前記入力面の方へと延在する、排出スロット;及び
前記供給孔と前記排出スロットとを流体接続する、相互接続されたチャンバであって、隣接するピンの対向する第2の表面によって少なくとも部分的に画成され、かつ、チャンバ幅(CW)及びチャンバ長(CL)を有する、チャンバ
を備えており、
CW/SW比が約3〜約5の範囲であり、
前記スロット幅SWが約0.056mm以下である、
押出ダイ。
実施形態2
SL/SW比が約15〜約20の範囲であることを特徴とする、実施形態1に記載の押出ダイ。
実施形態3
SL/SW比が約20〜約30の範囲であることを特徴とする、実施形態1又は2に記載の押出ダイ。
実施形態4
CL/CW比が約10〜約15の範囲であることを特徴とする、実施形態1〜3のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態5
CL/CW比が約15〜約20の範囲であることを特徴とする、実施形態1〜4のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態6
前記スロット幅SWが、前記隣接するピンの対向する第1の表面間の最小距離であることを特徴とする、実施形態1〜5のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態7
前記スロット幅SWが約0.025mm〜約0.051mmの範囲であることを特徴とする、実施形態1〜6のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態8
前記チャンバが、前記排出スロットと流体連通して配置されたテーパ状出口を含み、かつ
前記出口が、対応するチャンバの長手方向軸に対して約20°〜約45°の範囲の出口角度を形成する
ことを特徴とする、実施形態1〜7のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態9
前記出口角度が約25°〜約35°の範囲であることを特徴とする、実施形態8に記載の押出ダイ。
実施形態10
前記供給孔と前記チャンバとが、長手方向に重なり合うことを特徴とする、実施形態1〜9のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態11
入力面と、対向する出力面とを有する押出ダイであって、該押出ダイが、
前記入力面を形成し、かつ、該入力面から前記出力面の方へと延在する供給孔を含む、供給孔プレート、
前記供給孔プレートから延在し、かつ、前記出力面の少なくとも一部を形成する、略平行なピンのアレイ、
隣接するピンの対向する第1の表面によって少なくとも部分的に画成された排出スロットであって、スロット幅(SW)及びスロット長(SL)を有し、かつ、前記出力面から前記入力面の方へと延在する、排出スロット、及び
前記供給孔と前記排出スロットとを流体接続するプレナム
を備えており、前記プレナムが、
隣接するピンの対向する第2の表面によって少なくとも部分的に画成された第1のチャンバであって、前記供給孔から延在し、第1のチャンバ幅(CW1)及び第1のチャンバ長(CL1)を有する、第1のチャンバ、及び
隣接するピンの対向する第3の表面によって少なくとも部分的に画成された第2のチャンバであって、前記第1のチャンバから前記排出スロットへと延在し、第2のチャンバ幅(CW2)及び第2のチャンバ長(CL2)を有する、第2のチャンバ
を備えており、
前記第1のチャンバ幅CW1が、前記第2のチャンバ幅CW2より大きい、
押出ダイ。
実施形態12
SL/SW比が約15〜約30の範囲であることを特徴とする、実施形態11に記載の押出ダイ。
実施形態13
CL1/CW1比が約6〜約10の範囲であることを特徴とする、実施形態11又は12に記載の押出ダイ。
実施形態14
CW2/SW比が約3〜約5の範囲であることを特徴とする、実施形態11〜13のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態15
CW1/CW2比が約1.2〜約1.5の範囲であることを特徴とする、実施形態11〜14のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態16
CL2/CW2比が約2〜約6の範囲であることを特徴とする、実施形態11〜15のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態17
前記スロット幅SWが約0.025mm〜約0.056mmの範囲であることを特徴とする、実施形態11〜16のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態18
前記第1のチャンバが、前記第2のチャンバと流体連通してそれぞれ配置された第1のテーパ状出口を含み、
前記第2のチャンバが、前記排出スロットと流体連通してそれぞれ配置された第2のテーパ状出口を含み、かつ、
前記第1の出口及び前記第2の出口が、前記対応する第1及び第2のチャンバの長手方向軸に対して約20°〜約45°の範囲の出口角度を形成する
ことを特徴とする、実施形態11〜17のいずれかに記載の押出ダイ。
実施形態19
前記出口角度が約25°〜約35°の範囲であることを特徴とする、実施形態18に記載の押出ダイ。
実施形態20
前記第1のチャンバ長CL1が、前記第2のチャンバ長CL2と同等又はそれより大きいことを特徴とする、実施形態11〜19のいずれかに記載の押出ダイ。
100 押出ダイ
102 入力面
104 出力面
106 排出スロット
107 第1の表面
108 供給孔
109 マスク
110 供給プレート
120 ピン
120’ 修正されたピン
120A ピン
122 テイル
122A 第1のテイル
122B 第2のテイル
124 ヘッド
126,126’ ネック
126A テーパ状の第1のネック
126B テーパ状の第2のネック
130,130A プレナム
131 第2の表面
132 チャンバ
132A 第1のチャンバ
132B 第2のチャンバ
133 プレナム
134 出口
134A テーパ状の第1の出口
134B テーパ状の第2の出口
300 押出ダイ

Claims (5)

  1. 入力面と、対向する出力面とを有する押出ダイであって、該押出ダイが、
    前記入力面を形成し、かつ、前記入力面から前記出力面の方へと延在する供給孔を含む、供給孔プレート;
    前記供給孔プレートから延在し、かつ、前記出力面の少なくとも一部を形成する、略平行なピンのアレイ;
    隣接するピンの対向する第1の表面によって少なくとも部分的に画成された排出スロットであって、スロット幅(SW)及びスロット長(SL)を有し、かつ、前記出力面から前記入力面の方へと延在する、排出スロット;及び
    前記供給孔と前記排出スロットとを流体接続する、相互接続されたチャンバであって、隣接するピンの対向する第2の表面によって少なくとも部分的に画成され、かつ、チャンバ幅(CW)及びチャンバ長(CL)を有する、チャンバ
    を備えており、
    CW/SW比が約3〜約5の範囲であり、
    前記スロット幅SWが約0.056mm以下である、
    押出ダイ。
  2. CL/CW比が約15〜約20の範囲であることを特徴とする、請求項1に記載の押出ダイ。
  3. 前記チャンバが、前記排出スロットと流体連通して配置されたテーパ状出口を含み、かつ
    前記出口が、対応するチャンバの長手方向軸に対して約20°〜約45°の範囲の出口角度を形成する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の押出ダイ。
  4. 前記相互接続されたチャンバが、
    隣接するピンの対向する第2の表面によって少なくとも部分的に画成された第1のチャンバであって、前記供給孔から延在し、第1のチャンバ幅(CW1)及び第1のチャンバ長(CL1)を有する、第1のチャンバ、及び
    隣接するピンの対向する第3の表面によって少なくとも部分的に画成された第2のチャンバであって、前記第1のチャンバから前記排出スロットへと延在し、第2のチャンバ幅(CW2)及び第2のチャンバ長(CL2)を有する、第2のチャンバ
    を備えており、
    前記第1のチャンバ幅CW1が、前記第2のチャンバ幅CW2より大きい
    ことを特徴とする、請求項1に記載の押出ダイ。
  5. CW2/SW比が約3〜約5の範囲であることを特徴とする、請求項4に記載の押出ダイ。
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